アトピー性皮膚炎患者のかゆみなどのアレルギー反応は、カビ由来のタンパク質が 人間の汗に溶け込むことが原因であることを、広島大の秀道広教授らのグループが突き止め、6日発表した。 アトピー患者のうち、約8割は汗アレルギーが原因とされる。 このタンパク質は、皮膚に常在するカビ「マラセチア菌」の一種が分泌する「MGL―1304」。 汗に溶け皮膚にしみこむと、皮膚の細胞の一種と反応、アレルギーを引き起こすとしている。 秀教授によると、マラセチア菌が悪化因子であることはすでに報告があったが、 具体的な物質が特定されたのは初めてで、新たな治療法の開発につながると期待される。 ソース:共同通信(2013/06/06 22:49) http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013060601002076.html 関連リンク:論文要旨(英文) 「Fungal protein MGL_1304 in sweat is an allergen for atopic dermatitis patients」 http://www.jacionline.org/article/S0091-6749(13)00587-3/abstract