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2013年10エロパロ412: 【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合43 (769)
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合43
- 1 :2011/02/27 〜 最終レス :2013/09/14
- _ ここは「ゼロの使い魔」「グリーングリーン」に代表される
〃 ` ヽ ヤマグチノボル氏の作品のエロパロを書くスレなのよ。
l lf小从} l / 荒らし、それに反応する輩はシ……あたしの虚無で一発なんだから!
ノ=(*゚ヮ゚ノハ / ご・・・ご主人様が好きならSSを書いてみなさいなのねー!
((/} )竜({つ′ あと、次スレは480KBか、970レスを過ぎたら立ててね。
/ '"/_jl〉` j 立てないとお仕置きだかんね!
. ヽ_/ノヘ.)〜′ 分かったら返事するのねーっ!きゅいきゅい!
前スレ
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合41
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1285249502/
過去スレ
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合40
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1266853935/
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合39
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1263049943/
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合38
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1244386525/
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合37
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1236733145/
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合36
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230205708/
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合35
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1224087980/
これより古い過去スレ(34スレ以前)については、下記のまとめサイトを参照するといいのね!
まとめサイト ゼロの保管庫wiki
http://zerokan.g.ribbon.to/
- 2 :
- ぬるぽの使い魔
- 3 :
- >2
「いいいいいぬうううううう!」ガッガッガッ!
- 4 :
- 海母素敵すぎる。ババア結婚してくれ!
- 5 :
- ふと思ったんだが、ノーヴォル=ヤマグッティの「グリーングリーンに代表される」ってフレーズ、
ゼロ使のほうがメジャーになったよな…? 逆に今、アニメやエロゲのグリーングリーンを細かく覚えている人って
いるのかと疑問に…おや、玄関に誰かきたようだ。続きは客が帰ったあとでな。
- 6 :
- テンプレの保管庫へのリンクがつながらないんだけどね
- 7 :
- >>6
最後の方が抜けてるみたいですね すみません
http://zerokan.g.ribbon.to/wiki/
正しいURL貼っておきます。次スレを立てる方はこちらのをテンプレに貼り直してください
>>515
大人才人の作者様埋めネタ乙でしたw
あぁ…シルフィがどんどん腐っていく…w
- 8 :
- いあ、もともとシル子は腐ってるじゃないk…あれ? なんかきゅいきゅい外がうるさいな
- 9 :
- 前スレのURLテンプレに入れ忘れてた…orz
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合42
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1290347331/
初スレ立てはやっぱり上手くいかないものだな
ちょっと修行してくるお
- 10 :
- 鉄血うんたらに対抗してハルケギニア貧乳同盟を、と考えたがナイチチキャラが少なくて頓挫した
- 11 :
- ルイズとカリンとモンモンとタバサとジョゼットだけ?
- 12 :
- エレ姉ェ…
- 13 :
- 前々回のミシェルの話読んで彼女が哀れでたまらなくなった。
誰か幸せにしてあげて!ほんとはいい子なんだから。
- 14 :
- イルククゥでシルフィードなのね〜
きゅいきゅい
シエスタが妄想爆裂したせいで、大いなる意思は疲れたって言ってるのね
では注意事項なのね
・才人年齢上昇
・事件発生
・でも、やっぱりレモンちゃんは、色々あれです
・8レス前後、30分以上空いたら寝落ち
では、反映次第投下開始なのね〜
- 15 :
- アルビオン大陸が接近し、曇りの日が多くなる
アルビオンが接近する際、大量の雲を伴い、雨を降らす
アルビオン大陸は、川から落ちた水が雲になり、恵みの雨をもたらすのだ
当然夜も、星々と双月は雲に隠れ、闇が深くなる
そんな中、トリステイン王宮の夜番の門衛が何故かうつらうつらし始め、はっと目覚め辺りを見回すが、特に何も感じなかったのだろう、夜番を再開する
一組の男女が通り過ぎた事を、門衛は気付かなかった
コンコン
アンリエッタの寝室にノックが入る
アンリエッタは酒に濁った目を向け、推何する
「どなた?お母様?マザリーニ?アニエスですか?‥‥まさか‥‥もしかして、ジェラールですか?」
『ジェラールがとうとう分別を失ったかも。でも、隙間を埋めてくれるなら、誰でも良いか』
「僕だ、開けてくれ。アンリエッタ」
アンリエッタは大きく眼を見張り、首を振る
「嫌だわ、とうとう幻聴迄聞こえて来る様になってしまったのね。其とも誰かの悪戯かしら?ジェラールならやりそうよね。悪戯してるのはジェラールでしょう?怒らないから、正直におっしゃって」
「何を言ってるんだ?僕だ、ウェールズだよ、アンリエッタ」
今度こそ硬直するアンリエッタ
「嘘‥‥嘘!?だって、サイト殿が最期を看取って、遺髪と遺品迄持って来てました。あれは紛れも無い本物です。私のウェールズ様は、既に亡くなっております。冗談も過ぎると、人を呼びますよ?」
「あぁ何て事だ、僕の可愛いアンリエッタ。でも仕方ないね、僕が僕だと言う証拠を見せないと。此ならどうだい?『風吹く夜に』」
「‥‥『水の誓いを』‥‥そんな、まさか本当にウェールズ様?」
三年前の園遊会で、お互いに示し合わせた合言葉である
当然誰も知り得ない、知り得る筈が無いと、アンリエッタは思った。嫌、思ってしまった
酒に濁った思考では、信じたくなった
冷静に考えれば、手段は考えられる筈だ
だが、アンリエッタは酔っている
自分自身を、安らぎに導いてくれる男性を切に求めていたのも災いしたのだろう
アンリエッタは立ち上がり、部屋の扉をアンロックし、開けると確かにウェールズが立っている
「おぉ、おぉ、ウェールズ様‥‥良くぞご無事で‥‥」
アンリエッタは涙を流しウェールズを抱き締め、直ぐに部屋の中へ招き入れる
「ご免よアンリエッタ。んだのは影武者の方だ。ほとぼりが冷める迄、行動出来なかったからね。遅れて済まない」
- 16 :
- 「いえ、良いのです。生きて‥‥生きてさえ居て下されば(先程感じたのは、酔ってるせいです。絶対に酔ってるせいです)」
ウェールズはそんなアンリエッタの仕草に気付く素振りも見せず、アンリエッタに話しかける
「其でねアンリエッタ。僕に力を貸して欲しい」
「力‥ですか?」
「あぁ、僕独りじゃ、レコンキスタからアルビオンを取り戻せない。君の力が要るんだ」
「そういう事なら喜んで。トリステインは、アルビオン王党派の復活を全力で支援致しますわ」
「嫌、今直ぐだ。僕には時間が無い。協力してくれた皆が危ないんだ。一緒に来てくれないか?」
「ですが‥‥私は女王ですし‥‥」
「なあに、此からは、アルビオン=トリステイン連合王国になるんだ。僕達は、栄え有る初代王夫婦になるんだ。さぁ、アルビオンで挙式を上げよう。そうすれば、散々になった王党派と、トリステイン王国が結びつくかすがいになる」
胸をどんと叩き、ウェールズは太鼓判を押し、アンリエッタの両肩に手を置く
「来てくれるね?僕の愛しいアンリエッタ」
そのまま、背中に手を回し、片手で顎を上げ、アンリエッタに口付けを交わす
アンリエッタは夢見心地のまま、キスを受け入れ、そのまま眠りの園に落ちて行く
酷く楽しく、非常に寒々しい、何故か違和感しか浮かばない夢の中へ
自身にかけられた、強力な眠りの魔法に気付きながら
* * *
- 17 :
- コンコン
「お早うございます、陛下」
ガチャッ
着替えを手伝う為に、メイドが部屋に入ると、ベッドがもぬけの殻である
メイド達の顔から血の気が引く
「だ、誰かぁ!!陛下が、陛下がぁ〜!?」
腰を抜かし、その場に留まる者と、連絡する為に走り去る者
一気に王宮が騒然となる
バタバタバタ、ひっきりなしに足音と怒号が響く
「んだぁ?五月蝿ぇな。折角の遅番最終日だってのに」
メイドの寝室で、ジェラールは喧騒で目が覚め、毒づく
「んもぅ、放って置きましょうよ。私達は遅番でしょ?」
「それもそうだな。それじゃ、もう一戦」
「きゃあ!?」
ガバリとメイドに被さるジェラール
嬉しい悲鳴を上げながら、女はジェラールを迎え入れる
「はぁ、あっあっあっ、素敵。ジェラール様」
「セリア、君は最高だ」
パンパンパン
毛布の中でジェラールが腰を打ち付け、セリアがジェラールを抱き締める
ダダダダダ、ガチャ
「セリア起きて!!大変よ!!」
同僚のメイドが部屋を開けると、ベッドで男女が真っ最中であり、目が合ってしまう
「「「あっ……」」」
「ち、ちょっと待ってね〜。後、三擦り半で終わらせるからね〜」
いち早く我に返ったジェラールは、腰の動きを再開させる
「きゃあ〜〜〜〜〜!?」
ドカッ!!
「アガッ!?」
セリアがジェラールを蹴り飛ばし、その拍子にジェラールが発射し、精が飛び散り、セリアと同僚のメイドにかかる
ドロリ
知らせに来たメイドが、自身に降りかかった精を確認すると、わなわなと震えだし、蹴り出されたジェラールをギロリと睨む
「ちょ、ちょっと待て。不幸な事故だよ、事故」
「……言いたい事は其だけ?」
「待て、落ち着いて。話せば解・・・ギャアァァァ!?」
ドカドカドカドカ!!
ボコボコにされたジェラールが復活する迄に、無駄な時間を浪費するハメになった
「…陛下が居なくった?」
起きたジェラールが着替えながら、連絡に来たメイドに事情を聞いている
「はい、今は何処に居るか伝令を総動員して、捜索中です」
「解った。近衛は?」
「ゼッザール殿が先程来城しました。ミラン殿が出発準備で早く来城してた為、指揮を取ってます」
「了解した。近衛の詰所で良いのか?」
「はい」
「解った。直ぐ行く」
ジェラールはセリア達に手を振ると、そのまま詰所に向かう為、部屋を出る
パタン
セリアは着替えずに、まだベッドの上だ
- 18 :
- 「……で、セリア」
「何よ?クロエ」
「あの人、昨日は私の寝室に来てたんだけど?」
「………らない?」
「やらいでか」
二人は拳同士を突き合わせ、更に腕の前で交差させる
此処に、ジェラール討伐同盟が結成された
* * *
ガチャ
「どの様な状態だ?」
ジェラールが詰所のドアを開けるなり、詰問する
アニエスとゼッザールは報告を受け取りながら、場内の見取図に×を付けている
「場内は全滅だ。後は抜け道と街道。空は特に知らせは入ってない」
アニエスが見取図に視線を泳がせたまま、答える
ジェラールが更に詰問する
「只の家出か?」
「さて、今はアリバイの無い時間帯の夜番の兵士達にも、事情聴取している。今の所、変わった話は出てない」
「誘拐の可能性も考慮して、現在各街道に検問と封鎖を指示している」
ゼッザールが後に繋げる
ガチャ
「報告します」
伝令が詰所に入って来る
「申せ」
「はっ、昨日の夜半過ぎに門衛や場内巡回警備に、一時的に睡魔が襲う現象があった模様。本人達が職務怠慢を恐れて、報告を怠っておりました。魔法による襲撃の可能性も有ると言った所、やっと事情が取れました」
「場所は?」
「はい、此所から此方にかけてです」
伝令が、報告の有った場所に×印を書き込んでいく
門からアンリエッタの部屋迄、全て繋がる
「やられた!!襲撃だ!!」
ジェラールが言い、詰めて居た近衛が全員引き締まる
「って事は、相手は……今はアルビオンの最接近日に近い……アルビオンか?」
「妥当だな。だが、他の可能性も捨てきれん」
「先ずはラ=ロシェール方面は封鎖だ。伝令」
「はっ」
「竜騎士隊と国軍でラ=ロシェール方面を封鎖、並びに検問だ。人数と規模が不明だから、片っ端からひっくり返せ。後で謝れよ。行け!!」
「はっ!!」
ゼッザールが指示を下し、伝令が出て行く
「しかし、ラ=ロシェールなんか使うか?発光信号使えば、直ぐに封鎖されるなんざ、向こうも承知だろう?」
アニエスが疑問を呈す
「他に方法なぞ有るか?空船なんぞ使ってみろ、見付けて下さいって、言ってる様なもんだぞ?」
ゼッザールが答える
「何かこう、もっと意表を付く手段が有りそうだが」
「……竜騎士だ」
ジェラールが解答を捻り出す
「竜騎士でも見付かるぞ?」
- 19 :
- 「別に見付かっても構わないんだよ。風竜の帯空時間と飛行速度と距離に匹敵出来るのは、同じ風竜だけだ。しかも此方は、ベテランの風竜は竜騎士と一緒に前回の戦で失った。練度は向こうが上だ」
アニエスはハッとする
「ちっ、竜騎士なら、アルビオンもトリステインも港湾関係無い。してやられた!!」
ダン!!
机を叩き付けるアニエス
「こうなりゃ、ラ=ロシェールとアルビオンの周回軌道中心にトリステイン全土だな。ゼッザール殿、グリフォン隊貸してくれ。マンティコア隊は、場内で予備戦力として待機をお願いする。マンティコアの足が一番遅い。俺がヒポグリフ隊で出る」
「承知した。銃士隊は、各部隊との伝令役をお願いする。全員騎乗以外の使い魔は置いて行け。指揮系統は、今から私だ。指示を此方から行う」
「了解。アニエス殿は、無冠の騎士を迎えに行って、竜の羽衣出して貰え。あれなら、空戦でも圧倒出来る」
「承知!!では先に出る」
言うなりアニエスは長銃を掴んで飛び出し、続いてジェラールも飛び出す
伝令が先に走っていた為、既にグリフォン隊とヒポグリフ隊、其にルネの操る風竜が待機している
「グリフォン隊!!済まないが、一時的に指揮を預かるジェラールだ。俺じゃクラスが足りないが、何とか荒れない様に頼む!!」
ジャガ
声を受け、グリフォン隊がランスを掲げる
「良し、ヒポグリフ隊並びにグリフォン隊。今回は三騎一小隊で主要街道を個別に虱潰しだ、俺には一個中隊付いて来い。分担は各中隊長と決める、来い」
中隊長がジェラールに集まる中、アニエスは風竜に乗る
「新人、出るぞ。急げ!!」
「ウィ!!行くぞ!!ヴァルカン」
「きゅい!!」
バサァ
一足先に風竜が離陸し数テンポ置いて、グリフォン隊とヒポグリフ隊が離陸し、主要街道に向け、散開していく
その様を窓から見ながら、ゼッザールは呟いた
「ジェラールも様になっている。あれでスクウェアなら。後は息子が近衛になれば、トリステインも安泰なのだがな。ミシェル殿」
「此処に」
最後迄詰所に残っていたミシェルに、ゼッザールが指示を下す
「銃士隊三個分隊を伝令役として、中継手を置いて、散開した各部隊に走らせろ。連絡手段は魔法信号弾二種、当たり外れだけで良い。後は国軍を走らせる」
「ウィ。第一から第三迄、馬で走らせます」ミシェルが退出し、ゼッザールが詰所に残された
* * *
- 20 :
- ルイズは明け方早くに目が覚める
やっぱり、使い魔の居るベッドは非常にキモチイイ
自分の身体を点検すると、ネグリジェが捲れ、脚が才人に絡まり、腕も才人を抱いて、完全に抱き枕にしている
しかも、股間はぬるぬるして才人の下着に染みを作って、太ももは才人の朝勃ちを無意識に撫でている
才人の眠りは深い事が多い。特に訓練を始めてから、眠りを取る時間が長い
モンモランシーが頻繁に部屋に訪れ、秘薬を置いて行き、使った小瓶を回収している
モンモランシーが何時も心配そうな顔で、才人を見ているのが印象に残っている
いつか言ってた言葉を、思い出すルイズ
『其も此も全部あんたの為だからよ。正直あんたの立場に嫉妬するわ。それでふざけ半分で迫るなら、止めてくれない?』
「ふ、ふざけ半分じゃないもん。あたし……本気だもん」
『私は才人の考えが好き。才人がこのまま出世すれば、多分上手くいく』
「サイトを出世させたいけど、サイト自身が興味ないんだもん」
傍らに眠る自身の使い魔。世間と隔絶された魔法学院内で目立つ格好と行動してるのに、主人の知らない所で一体何をしてるか、いまいち把握出来ない変な男
でも一番大事なのは、この身体の熱りだ
『う〜、サイトの添い寝は何で何時もこうなるの?』
「あああたしが早起きしたのは、その、したいからよね?うん、まぁ、この犬はあたしのモノだから、全部使ってしまって良いのよね。ぜぜぜ絶対に、そうに決まってる」
そう言うと、ルイズは才人のパンツから勃起したものを取り出すと、馬乗りになり才人の息子に自身の牝をたっぷりと押し付け、腰を振り始める
「ハッハッハ、サイト、サイト、ハッハッ、いっ、いい。は、敏感な所にサイトのが当たって、良いの」
たっぷりとサイトに押し付け、ゆるゆると振り、痙攣する
「〜〜〜〜〜!!」
ビクッビクッ
くてりと才人の上に倒れるルイズ
そのまま才人の唇に唇を重ね、舌を侵入させる
才人は意識が無い為、反応が無いがルイズは構わない
そのまま、また腰をうねらせる
クチュックチュックチュッ
一度イッた身体はまた容易に高ぶり、また絶頂する
「〜〜〜〜!!サ・イ・トッ!!ハァッハァッハァッ」
やっぱり才人の身体は、ルイズにとって最高だ
男なのにキメ細かい肌。肌を合わせるだけで非常に心地よい
「サイト、早く起きて、続きしよ?サイトなら、全部イイヨ?」
ハフンと艶の有る溜め息を付き、一向に収まらない逸物に注目するルイズ
- 21 :
- 「あたしばっかじゃ、悪いよね?」
寝てる才人の顔に自らの花弁を唇に押し付け、マジマジと才人の物を観察する
「ん〜おっきい……のかな?凄く硬いけど、どうなんだろ?誰かと比べ………やだ、サイト以外のなんか、見たくない」
才人が舐めてくれたみたいに、ルイズも舐めてみる
ぺろ、ピチャ、ぬる
才人の牡は、ルイズの愛液と唾液でびちゃびちゃだ
「ん〜男の人のって、喰わえられそ……こうかな?」
ルイズは小さい口腔にサイトの牡を喰わえ込む
ぬる
そのまま歯を当てないように気を使い、もごもご舐めながら上下に動かしてみる
何時も自分でやる時は勝手に腰が動くので、才人にも同じ様にしてみる
ぬる、ぬる、ちゅぽ
「ん、含むの大変」
そのまま才人を熱心に喰わえ、暫く上下する
流石に顎が疲れて来た時、盛大な足音が近寄り、扉代わりにしてたカーテンがばさりと払われ、アニエスが顔を出す
「才人起きろ!!緊急事態だ………何?」
ドクン
ルイズとアニエスの眼が合い、その瞬間に才人から射精され、びくりとしながらも、才人の精を飲んでいくルイズ
こくんこくん
喉を鳴らして精を飲み込むルイズを、アニエスは暫く呆然と立ち尽くしながら見る
ルイズは喰わえ込んでた物を離すと、気まずそうに顔を横に向ける
「つつつ使い魔の体調管理も主人の仕事よ」
ムカッ
アニエスが珍しく怒気を見せる
「そういう事は、公爵家三女たるミスヴァリエールはやらなくて良い。只のシュヴァリエの私がやろう」
「何それ?ここここの犬が欲しいの?」
「あぁ、欲しいね。でも今は痴話喧嘩してる場合じゃない。才人は起きてるんだろ?」
「寝てるわよ。まだ早いじゃない」
聞くやいなや、アニエスは才人の傍に寄り、ルイズを退かし、揺さぶって起こす
「才人、起きろ。緊急事態だ。ほら、起きろ!!」
「才人は眠り深いわよ」
「仕方ない」
短銃に薬包を開いて火薬を詰め、朔杖で詰め、上に向け引金を引く
ダアァァァン!!
「うわぁっ!?」
ビクンと跳ねて才人は起きる
「な、何だ何だ?」
「起きたか才人。緊急事態だ。陛下が拐われた。竜の羽衣出してくれ。追跡する」
「へ、陛下が?」
ルイズが真っ青になり、才人が真顔になる
「無理だよ」
「何だと?」
「今はエンジンのオーバーホール中だ。飛べない」
「ちっ、役立たずめ。貴様だけでも来い」
「あいよ〜」
- 22 :
- 「あたしも行く。あたしは陛下の女官よ。あたしには陛下と同じ権限が有るの。問題無いでしょ?」
「なら早く支度しろ」
ルイズは飛び降りて、着替えを出す
「全く、相手の見当は」
「10中8,9アルビオン。後は家出、誘拐の可能性」
「家出なら良いんだがな………あり?」
「どうした才人?」
「嫌、何で俺下半身露出してるんだ?しかも、えらくベトベトしてるし」
「ふん、スケベな夢でも見てたのだろう?」
「げっ、夢精かよ。ちょっと凹むな、おい」
ハァッと溜め息を付いた才人は濡らした手拭いで股間を拭いた後、着替えて村雨とデルフを掴む
ルイズはそんな才人に背を向けながら、舌をぺろっと出した
* * *
- 23 :
- 投下終了なのね〜
良かった、予想通り投下終了したのね
きゅいきゅい
大人才人タクティクスなのね〜
今回はアニエスなのね
「あ〜なんだ?使い魔の性欲処理も主人の仕事なのか?」
「全く、どうしても、好きって言えないのだな」
「私から見ると道化なんだが、大丈夫かね?」
有り難うなのね
では次回の更新迄さよならなのね
きゅいきゅい
- 24 :
- GJ!
ついにルイズも実力行使に入ってきたなw
サイトくらいの知識があればリボルバー拳銃にボルトアクションライフルくらい作れそうだな
- 25 :
- ルイズのてへぺろhshs
- 26 :
- >>23
乙&GJ!!!
いつも面白い話ありがとうございます
>>24
確かにシングルアクションのリボルバーなら構造は簡単だけど
ハルケギニアの製鉄技術と製造技術ではたぶん無理
リボルバーのシリンダーは鋳鉄がやっとの技術ではたとえ作れたとしても
サタデーナイトスペシャルよりも酷い物にしかならないよ
- 27 :
- ヘタなハイテク兵器より毒塗った武器や毒ガスのほうが怖い
- 28 :
- 強い武器談義になるから、そろそろやめて投下をまとうぜ?
- 29 :
- 俺はいつも全裸で待ってるぜ
- 30 :
- ちっぱいが最強の武器に決まってるだろ
- 31 :
- わしをしたいなら核ミサイルでも持ってくるがいい!
- 32 :
- 俺を倒したくばテファのおっぱいを持って来い!
……あ、俺だけダケじゃなくみんなぬか
- 33 :
- テファのおっぱいもいで持ってくるのか
- 34 :
- >>33
んなスプラッター見たくねぇ!!
でも>>32の俺の書き込み見たらそう思われても仕方ねえか
では訂正しよう
俺を倒したくば全裸のテファをつれて来い!
- 35 :
- テファのおっぱい顔に押しつけられたら十中八九窒息するわな
- 36 :
- でも天国にはいけるな
- 37 :
- †ザーメン
- 38 :
- そういえばテファはいつ出るんだろうか
- 39 :
- 胸より尻を愛する漢はおらんかね?
- 40 :
- イルククゥでシルフィードなのね
本日も仕事だった大いなる意思なのね
では、注意事項なのね〜
・才人年齢上昇
・誘拐犯との攻防
・コンビ、成立
・13レス前後、30分以上開いたら多分寝落ち
では、反映次第投下開始なのね〜
- 41 :
- 才人達が待機してたルネに駆け寄って、風竜に乗り込む
「ルネ、頼む」
「解った才人、今指示が来た。ラ=ロシェール方面外れ。グラモン、モンモランシ方面に向かえ」
「良し、行け新人」
バサァ
風竜が離陸し、一気に速度を上げて飛行する
飛行高度は500メイル、雲が出てる為、雲下で捜索ついでだ
街道に沿って飛ぶルネ達に、白い信号弾が飛ぶのが見える
「ありゃりゃ、あちこち外れだなぁ」
「ちっ、海に向かう積もりか?」
ルネが言うとアニエスが返す
すると、進行方向から、赤い信号弾が打ち上げられるのが見える
「当たり!!速度上げるよ。ヴァルカン!!」
「きゅい」
下では、馬に乗った銃士が走るの見えるが追い越し、銃士が手を振る
相手は恐らく馬だ。馬では追い付けない
竜騎士とのランデブーポイントに到達前に、捕捉する必要が有る
風竜の速度なら、先行する、飛行で速度を上げたヒポグリフとも合流出来る
ルネは顔に真剣な表情を浮かべ、鞍に掛けてるロングランスに触れ、手綱と一緒に左手に逆手に持ったレイピア状の軍杖を、しっかりと握り直す
上手く行けば一番槍も有り得る。みるみる緊張していくのがアニエス、才人、ルイズに伝わる
「新人、落ち着け。才人より強い相手はそうは居ない。お前はその才人と稽古した実績が有る。後はチャージを決めるだけだ」
「は、はい!!」
「アベル=ガイドを越えたいか?」
「はい!!」
「なら落ち着け。先ずは深呼吸だ」
言われた通り、すーはーと深呼吸するルネ
「良いか?新人は、栄え有るトリステイン竜騎士隊の一人だ。勇敢と無謀は違う。冷静に考え、自らの騎竜と、杖とランスを信じろ。がむしゃらに突撃しても、結果は出ん」
「はいっ!!」
「敵を見付けたら、本丸ではなく最後尾を狙え。本丸は凶悪だ。竜騎士と言えど、一合で撃墜されかねん」
「はいっ!!」
「順序を踏めば、後はブレスと速度を上手く使えば、竜騎士は本当に強い。だから、冷静に落ち着いて対処しろ。仮に敵竜騎士が出たら、無理するな。撤退も視野に入れろ。衛士隊が此方に向かっている」
「はいっ!!」
更に一時間程飛行を続けると、馬車と馬で20騎程の連中が西に向かって爆走してるのが見え、更に上空にはヒポグリフ隊が11騎見える
丁度射程に捉えたのだろう、錐の陣型になり、突撃を敢行しようとしている
「構わん、新人追い越せ、一番槍決めてみせろ!!」
「ウィ!!全員衝撃に注意!!」
- 42 :
- そのまま追い越し、一気に降下し、槍を構えてチャージを敢行する
ヒュッ
風切り音を残し、最後尾の騎馬から人が消え、影が騎馬に落ち、空から奇襲されたのを察知し振り向くと、ヒポグリフが続いて降下してくる
対処の時間は、残されていなかった
ドシュドシュドシュ
次々にチャージに捕らえられ、あっさり12騎から人影が消える
「やった、一番槍だ。やったよ僕」
竜の背で歓声を上げ、喜びに打ち震えるルネ
竜騎士はブレスが基本攻撃だが、風竜のブレスは火竜に比べて弱く、しかも今回はアンリエッタが居る
チャージを決めないといけない場面で、一発で決めたのだ
ルネは完全に舞い上がる
敵を刺したロングランスを、震える手だけでは支えられないので、脇に挟んで何とか支持する
だが、驚愕の事態が起こる
刺された敵は、ランスをがしりと掴み、振り向くとにぃっと陰湿な笑みを浮かべ、杖を構える
「マズイ!?ルネ、ランスを離せ!!」
ドカッ!!
才人がランスを後ろから蹴り飛ばし、ランス事敵が落下していく
ヒポグリフ隊も貫いた敵が魔法を放とうとした為、思わずランスを離し敵を落下させる者、ランスを振って上空から叩き落とす者
そして、間に合わず、防御魔法をしつつ被弾する者が出る
「何だこいつ等?致命傷与えたのに、反撃するだと?」
ジェラールが驚き、被弾したヒポグリフが不時着を始め、騎士が落馬する
「くっ、ランスを失っては錐は無理だ。錬金じゃ、俺以外は強度が保てんし、材料が必要だ。全員降下」
敵も逃げられ無い事を悟り、下馬したヒポグリフ隊と才人達が合流する
「新人、貴様はエアカバー」
「ウィ」
バサァ
竜騎士がエアカバーの為にアニエス達を降ろして離陸する
「使い魔。竜の羽衣はどうした?」
「あんた誰だ?」
才人は見た事有るような無いような、微妙な相手だったので尋ねる
「ヒポグリフ隊隊長、ジェラール=ド=グラモン」
「あぁ、ギーシュの兄貴殿か。零戦は整備中。飛行出来ないよ」
「ち、使えん使い魔だな」
「言ってろ。其より気付いたか?」
「あぁ。連中、痛みを感じてない。傷を見てみろ。そのまんまだ」
皆で、ランスが刺さったまま落下し、レビテーションで着地した敵を見据える
更に敵はそのままガランとランスを抜き捨てた
腹に大穴が空いているが、全員構わない
「ゾンビだな。でもメイジだ。なら無力化するには、杖を折るか」
「喉を潰すか、だな」
- 43 :
- 「アニエスさん」
「何だ?」
「長銃で牽制。俺が突っ込む」
「承知」
「デルフ」
「あいよ」
「見せ場だ、気合い入れろ」
「おうともよ」
「ルイズ」
「何?」
「エクスプロージョン。数は撃たなくて良い、狙い済まして使え。相手は動く体だ。胸を爆発させろ。下半身は無視で良い」
「うん、解った」
「成程、此がアイツが惚れた男か。くっく」
ジェラールが才人の指示を聞き、笑いの発作が起きる
「兄貴殿」
「何だ?弟よ」
「はい?」
「気にするな」
「はぁ、被害は?」
「三騎。戦闘可能は俺含めて8人は動ける」
「魔法戦は実は素人だ。指示してくれ」
「ふん。自身の限界を素直に認めるか。良いな、実に良い」
バタン
馬車から人が降り、ルイズ達に大声を上げる
何時までも発車しないので、降りて来たのだろう
「ルイズ!!アニエス!!ジェラール!!」
「「「陛下!?」」」
「行かせて下さい!!この通り、ウェールズ王子が生きていたのです!!私達が結婚すれば、アルビオン=トリステイン連合王国が出来るのです!!ですから、行かせて!!」
「ウェールズ王子。生きて……居たのか?」
ジェラールとアニエスが、驚愕に目を見開く
「デルフ。俺達が看取ったよな?」
- 44 :
- 「あぁ。でも、ありゃ確かにあの王子様だぜ。髪見ろ髪」
髪が一部、切り取られたままであり、才人は其を見て唸る
「ちっ、確かに本物だ。俺が遺髪切った部分が、そのままだ」
「本物だと!?」
ジェラールが口を挟む
「だが、確実にんでた。つまり、あの王子様も」
「動く体か。ならば、ウェールズ王子の遺体損壊もやむを得ないな。使い魔、突撃して陛下を回収出来るか?援護する」
「了解。ルイズを頼む」
ダッ!!
才人がジャケットの前を閉め、デルフを抜き一気に突撃し、衛士隊とルイズが詠唱を始め、才人の脚に力が乗ると、アニエスがしゃがみ、長銃を構えて発砲する
ダアァァァン!!
銃声が、アンリエッタ誘拐事件の戦闘の開始を告げる
才人の脚力で、すれ違い様にデルフでゾンビメイジを斬るが、全く意に介さず、そのまま詠唱し才人に杖を向ける
その横からブレットが直撃し、ゾンビ兵が吹き飛ばされる
更にゾンビ兵が才人に攻撃を集中させるが、持ち前の機動力で一気に突破し、その隙に衛士隊の魔法が着弾し、次々にゾンビ兵が吹き飛ばされる
ダアァァァン!!
ビスビス
才人に向け魔法を唱えてたゾンビ兵の胸に二つ穴が開き、肺が絞んでいき詠唱が中断される
「ふぅ、二つ弾、上手くいったな」
アニエスは胸を撫で下ろす
危険な為、実戦で使うのは久々だ。しかも二発共命中
「今日の私は、運が良い」
すかさず、朔杖で火薬を詰め、弾を銃口から二つ落とし込み、構え引金を引く
ダアァァァン!!
今度は外れ、単騎じゃ、中々銃も当たらない
火薬を注ぎ、朔杖で詰め、弾を込めているとジェラールの怒鳴り声が聞こえて来る
「アニエス避けろ!!狙われてるぞ!!」
火球がアニエスに向かって飛び、アニエスは長銃を手放して、ダンと飛び退く
バアァァァァン!!
火球に呑まれた長銃の火薬に引火し、長銃が暴発する
長銃は銃身が赤熱した時点で火薬に引火した為、爆発に耐えられず破裂する
「…カノ・オシェラ」
ルイズの詠唱が完成し、目標に向けて杖を振り下ろす
光が発生し、次いで爆発音が周囲に鳴り響く
ドオォォォン!!
だが、狙いが甘かったせいで、周りを吹き飛ばすだけで終わり、戦闘不能にするのは至らない
吹き飛んだ相手が傷そのままで、続々とムクリと起き出し、ルイズは戦慄する
「動いてる相手を狙うの、難しいよサイト。サイトの言う通り、もっと良く狙わないと」
- 45 :
- 右手に杖を構え、始祖の祈梼書を左手に持ち、初めての自身も戦力としての実戦で、身体が震えながら何とか立つ
何せ自身の使い魔が、攻撃をかわしながら、何とか突破しようと身体を張っている
主人が泣いては居られない
「サイトを、あたしが助けるんだ。見てて、サイト」
また狙う為、ルイズは詠唱を始める
「デルフ、何とかしやがれ!!」
「やってんだろうが!!相棒こそ、心震わせやがれ!!」
魔法を吸い込みながら、攻囲を突破する為に一個々々かわし、アンリエッタに近付く
遂に突破し、アンリエッタの前に立つ才人
「やっと抜けた。さぁ、姫様。皆が心配してます。帰りましょう」
「帰って。帰って下さい!!貴方にトリステインは、どうでも良いのでしょう?」
「そう言われちゃ、返す言葉がねぇな」
才人は悪びれず、苦笑する
「嘘つき、ウェールズ王子は、きちんと生きてたじゃないですか。私を今まで騙してたんですね?」
傍らのウェールズを見る才人
「う〜ん、そういや攻撃来ないな。ウェールズ王子、久し振り」
「久し振りだな、使い魔君。アンリエッタの傍に居るからだよ。流れ弾で、被弾されちゃ堪らないからね」
「姫様を返して貰うよ」
すこぶるご機嫌なジョークだと、ウェールズは肩をすくめる
「何でだい?アンリエッタは僕のモノだよ。君には関係無いだろう?」
「生前のアンタなら、黙って渡したんだけどな。でも、んでるアンタじゃ駄目だ」
「言わないで!!」
アンリエッタが大声を上げる
「やっぱり、知ってたんだね。姫様」
「私は水メイジです。水の流れで直ぐに気付きます。でも、私も、夢を‥‥‥夢を見たいの!!何で私は、見てはいけないんですか?」
才人は溜め息をしながら、優しく諭す
「駄目だ、ソッチに行くのは、夢は夢でも、カタチある悪夢だ。体との間に、子供を作る気かい?俺は、不幸になるのを解ってて、女のコを見捨てる事なんざ、出来ない」
「嫌です!!私を拒否した方になんか、言われたく有りません!!帰ってぇぇぇ!!」
首を振り、アンリエッタは顔を手で覆う
「と、言う訳で、お引き取り願おうか。使い魔君」
才人に対し、杖を向けるウェールズ
「ちっ、仕方ねぇ。王子様、アンタを真っ二つにするわ」
デルフを左手に逆手に持ちながら鞘に手をかけ、鯉口を切り、右手で一気に抜刀
アンリエッタが顔を上げた時にはウェールズの身体が真っ二つになって・・・・いない
チイィィ
- 46 :
- 「くっ、何だこりゃ?」
ウェールズの身体から数サントの所で、霧を巻き散らした村雨の刃が、斬撃と別の力で拮抗する
「まさか…エルフのカウンターか?」
デルフが驚愕の声をあげる
ブワッ!!
「おわっ!?」
力と力の拮抗が破れ、才人に力が全て流され、威力が才人を空中に吹き飛ばす
ジェラールが才人に遠距離から弱くレビテーションをかけ、才人が着地すると、一気に才人に魔法が飛び、才人はバク転から側転し、更に反動を付けて後方に身体を跳ねさせ回転しながらかわし、ジェラール達の所迄退避する
ザッ
「体操ニッポンここに健在。日本代表才人選手のムーンサルト、極まりましたぁ!!」
「…アホウ」
「良いじゃねぇか、デルフ。くそっ、まだ別に居やがる」
「失敗か、使い魔」
ジェラールが確認する
「何か変なの居るんだよ。斬撃が跳ね返された」
「にしても、あんな軽業師みたいな動きも出来るのか。化物め」
「ゼロの使い魔はこんなもんよ」
言いながら立て直しの為、攻撃に対し魔法障壁を張る衛士隊と、デルフで魔法を吸う才人
「ありゃ、エルフのカウンターだ。見ろ」
デルフが促すと、ウェールズの後ろに黒装束の、胸の非常に大きい女が控えている
その女がヴェールを脱ぐと、長い耳がぴょこんと現れた
「エルフだと!?」
ギリリと奥歯を噛み締めるジェラール
「ちっ。まさかアルビオンに、エルフが与してるとはな」
アニエスが短銃を構えながら舌打ちする
「どうだ?デルフ?」
「あぁ、どうやらあのエルフは余り高位じゃねぇな。カウンターの力も弱い。だが、エルフはエルフだ。はっきり言って、洒落にならん。こういう時に、打開策合ったと思うんだがなぁ」
「打開策?」
ルイズがエクスプロージョンを命中させる事が出来ず、デルフに聞く
「そうだ嬢ちゃん。祈梼書開いてみな。もしかしたら、打開策有るかも知んねぇぞ?」
「あ、そうか」
- 47 :
- 支援!!
- 48 :
- 言われてルイズは祈梼書をパラパラと捲り、とあるページで止まる
「初歩の初歩、ディスペルマジック(解除)」
「其だ、娘っ子」
ポツッポツッ
雨が滴り落ちてくる
「ちっ、雨か。足場が悪くなるから、俺には鬼門だ。早く決着つけないと」
才人が苦々しく言うと、対面のアンリエッタが歓声を上げる
「雨‥‥雨です!!行かせて下さい!!雨の中で、水使いに勝てる訳有りません!!帰ってぇ!!」
「出来ねぇ相談だ!!絶対にひっ捕まえて、お尻ぺんぺんだ!!覚悟しとけ!!」
才人が怒鳴り返すと、アンリエッタはウグッと声を詰まらせる
「ヒュ〜〜〜。俺でも流石に言えんわ」
ジェラールが苦笑し、流石に衛士隊が眉を潜める
「無冠の騎士殿、言い過ぎです!?」
「言い過ぎなもんか!!一度お仕置きしなきゃ、また過ち繰り返す!!絶対にやったる!!アンタ達が、腫れ物扱う様にすっからこうなるんだ!!」
才人の剣幕に衛士隊が鼻白み、ジェラールが呆れて問い正す
「……陛下を何だと思ってるんだ?」
「そこら辺に居る、只の夢見る少女だよ。ちょっと、王様の仕事してるだけだ」
才人は答える
才人の言葉に何か考えさせられたのだろう、ジェラール達は黙ってしまう
ルイズは、自身の使い魔の剣幕に反応せず、ひたすら詠唱を研ぎ澄ませる為に集中する
その集中力と魔力は、降り始めた雨も避けて降る様に見えた
「仕方有りません!!ウェールズ様」
「良いだろう。アンリエッタ」
アンリエッタとウェールズが同士に詠唱を始め、更にエルフの女が助力を行い始める
「我と共にある水と風よ、古の盟約に基づき、この者達の力と成れ」
二人の詠唱は王家の血と言う絆で結ばれ、巨大な一つの詠唱となる
更にアンリエッタの持つ王家の杖の水の力、雨と言う天候
水と風に先住の助力が加えられる
風,風,風、水,水,水
余程の才と訓練を重ねない限り、他人同士では通常有り得ない完全なる六乗
王家の血だからこそ為しうる一つの偉業。巨大な水の竜巻になる
「うっわ、またヘキサゴンスペルかよ。しかも規模が、隊長殿軽く越えてるわ。デルフ」
「わり、先住混じってるから、俺っちでも無理」
「絶対絶命じゃねぇか」
「ウル・スリサーズ」
ピクン
才人がルイズの詠唱を聞き、覚悟を決める
「総員聞け。デルフ」
ザク!!
デルフをルイズの3メイル前に突き立てる
- 49 :
- しえん
- 50 :
- 「出来る限り吸え。衛士隊は残りを全開防御。流せ。アニエスさんは、後方で被害負った衛士隊の退避」
「おうよ!!」
「「「ウィ!!」」」
「承知!!」
「兄貴殿は騎乗で俺に付き合え。残りの雑魚をチャージで俺と一緒に仕留める」
「解った。ピュイ」
ジェラールが口笛を吹くと、ジェラールのヒポグリフが駆けて来る
「イル・アース・デル」
ジェラールが土からランスを錬金し騎乗すると、才人が後ろにしゃがんだ状態で乗り込む
「行くぞ!!」
「おうさ!!」
ダンッ!!
ヒポグリフの地上での圧倒的な加速での突撃と、その場から動かないルイズ達に対しての竜巻の衝突が重なる
「アンスール・ケン・ギョーフー・ニィド・ナウシズ」
ルイズは自身の使い魔が打開する為に動く事を確信し、詠唱に完全にトランスする
ゴオォォォ!!
水の竜巻にデルフが拮抗し、可能な限りで吸い込み、その後ろを衛士隊が全開で魔法障壁を展開し、左右に分断し、流す
「御婦人すら守れず何が衛士隊だ!?俺達の真価は此処で発揮しろ!!」
「「「「うおぉぉぉ!!」」」」
中隊長の発破に隊員達が雄叫びを上げ、感情を高め限界を限界で無くす
更に追撃の魔法が来たら、恐らく全員精神力が切れただろうが、ヒポグリフ隊隊長ジェラールはやる時はやると全員が確信し、しかも無冠の騎士と組んでいる
目の前に対処すれば後は何とかなると、全員が脇目も振らず集中する
突撃したジェラールと才人は、ジェラールが才人に指示を出す
「俺から身体を出すなよ」
「ん?解った」
一気に突撃を開始したジェラールと才人に攻撃が集中する
雨が急角度で真横になり、全弾ジェラールとヒポグリフが被弾する
「ちっ、ウォーターバレット」
「平気だ、硬化してる」
そのままランスを構えたジェラールは、最初の一人の口をランスで貫き、そのまま裂き上空に飛び上がる
才人は交叉した瞬間に飛び降り、別の相手の首を一振りで落とした反動でブレーキをかけ着地すると、返す刀で別のゾンビ兵の杖を切り、更に擦り足で移動し杖を切るか、首を落とす
詠唱による力で懐に入ったガンダールヴの速度には、回避を念頭に置かないゾンビ兵はあっさり刈り取られ、更に頭上からヒポグリフを駆るジェラールが、真上からチャージを叩き付け、先程の魔法でボロボロになってた身体が完全に損壊し、動けても意味が無くなる
剛の攻撃と瞬の攻撃のコンビネーション
- 51 :
- ジェラールは笑いっぱなしだ
「こいつは最高だ!!女より良いぜ!!此だから軍人は辞められねぇ!!」
「兄貴殿!!」
才人が叫ぶと、ジェラールが空中で一回転し才人の傍を通過し、才人を拾い上げる
「雑魚は無力化した。エルフに向けて急降下。仕留める」
「出来るのか?」
「やってみる。俺が離れたら離脱しろ」
「了解」
ヒポグリフが上昇し、才人がジェラールの肩にしゃがんで乗ると急降下を始め、才人が村雨を両手で構えながら、瞬動を小さく唱える
「イル・ウォータル・デル・パース・ウィアド」
飛行の風切り音と雨の音で、ジェラールには聞こえない
ダン!!
才人がジェラールの肩を瞬動を用いて蹴り、反動を食らったジェラールが悲鳴を上げる
「グァッ!!」
痛みに耐えながらジェラールは急上昇し、才人は急降下に蹴り脚の威力を乗せ、一気にエルフに村雨を叩き付ける
「エイワズ・ヤラ・ユル・エオー・イース」
才人が自身の被害を省みない急降下斬撃と、ルイズのディスペルマジックの発動が重なる
ダァン!!
精霊の力を助勢に注力したせいで、迎撃出来なかったエルフはカウンターで受けるが、才人の捨て身の斬撃の方が威力が高く、カウンターを切り裂き、服が切り裂かれ、才人が着地する
カウンターを切り裂いた際にエネルギーが減衰された為、自にならずに済んだ
「ぐうぅぅぅ、こんだけやっても、布一枚かよ………でけぇ」
衝撃で、両手両足から悲鳴が上がっている
衝撃に耐えきれず、ヒビが入ったのだろう
だが、才人は目の前に有るたわわなメロンに、釘付けになってしまった
戦場をルイズのディスペルマジックが包み、肉片となっても動いていた体が魔力を解除され、動かなくなる
当然エルフやウェールズに掛ってた分も解除され、糸が切れた様に崩れ、ヘキサゴンスペルが瓦解し、魔力が象を失い拡散する
思わず才人は、エルフの女性を抱き止めてしまう
ルイズと防御に専念した衛士隊は、ヘキサゴンスペルが治まった途端、崩れ落ちる
「……見たか、衛士隊の……底力」
中隊長は台詞を残して気絶する
「おぉおぉ、てぇしたもんだ。相棒の代わりに、俺っちがはなまるくれてやらぁ」
アニエスは障壁が解除されると、衛士隊員達に礼を言う
「ふぅ、大丈夫か、お前達。逆に助けられた」
- 52 :
- 「いえ、ミラン殿に傷でも負わせたら、無冠の騎士殿に刻まれますので」
アニエスが落馬した衛士隊隊員を退避させようとして、流されたヘキサゴンスペルの進路に逢い、何とか身体を起こした隊員達が障壁を張り、自分達とアニエスを守った
ヒポグリフ達は、空中に逃げている
才人は動かぬエルフの女性の胸を凝視しつつ、顔も見る
非常に美しい。才人はつい魅入られる
「はぁ、本物のエルフって、スゲー綺麗だな」
ピクン
エルフの女性の眼が開き、才人は優しく声をかける
「生きてるのか?大丈夫か?」
「……少しだけ、水の精霊にお願いしました。彼方の方にも。私と一緒で、心残りが有りそうですので」
才人はエルフの女性が寂しそうに微笑むのを見て、真剣な顔をする
「遺言か?」
「…はい。アヌビス」
「…」
「……では、イーヴァルディ」
「…あぁ」
そしてエルフの女性は、直接、ある言葉を話した
「あなたにおねがいがあります。わたしは、いつかこうなるとかくごはしてました。でも、むすめにはおなじようになってほしくない。きっと、あなたなら」
才人は翻訳せずに、直接届いた発音に驚愕する
「……何故、その言葉を知っている?」
「あなたとおなじ、くろかみできいろいはだの、とのがたにおそわりました」
「……佐々木……武雄」
「はい。あなたなら、きっと……はるけぎにあでもなく、えるふでもないあなたなら……わたしのむすめをしあわせに……」
そう言うと、才人のジャケットのファスナーを弱々しく開き、細い腕を回し、胸を押し付け、才人に口付けする
舌の侵入を才人は黙って受けいれ、絡める
「ん、あんなくずより、ずっとじょうず。わたしのあいしたおっとよりも」
「光栄だ」
「くろむうぇるに……あんどりばりのゆびわにきをつけて」
満足そうに微笑み、エルフの女性は眼を閉じる
「名前は?」
エルフの女性は返事をしない
才人は女性の遺体を優しく横たえ、両手を合わせた
「ウェールズ様、ウェールズ様!!」
才人がエルフの女性と最期のやり取りをしている時、アンリエッタは倒れたウェールズを抱え、号泣している
ピクン
ウェールズの指が動き、眼を見開く
「おぉ、ウェールズ様、良くぞご無事で」
「嫌、違う。僕の叔母上が、僕に最期の時間を与えてくれた」
「叔母‥‥上?」
「モード叔父上の妾さ。モード叔父上と叔母上の粛正が、僕達の破滅の始まりだった」
「そうなの‥‥‥ですか」
- 53 :
- 「アンリエッタ、良く‥‥聞いて欲しい。最期の頼みだ」
ウェールズの身体から血がにじみ、本当に最期の言葉になるのを、アンリエッタも自覚する
「最期だなんて、言わないで下さいまし」
「あぁ‥君は何時まで経っても‥‥我が侭だな。僕の可愛い‥アンリエッタ。大事なお願いだ‥‥僕を忘れて‥‥他の人を‥愛して欲しい」
「そんな‥‥ウェールズ様以外をだなんて」
「僕を‥‥安心して‥ヴァルハラに向かわせて欲しい‥叔母上も‥気付いたから‥時間をくれたのさ‥誓って‥くれるね?」
アンリエッタは涙を流しながらウェールズの手を取り、言う
「誓います。誓いますから、最期だなんて言わないで下さいまし。アンリエッタ=ド=トリステインは、他の殿方を愛す事を、ウェールズ様に誓います。今、治癒をおかけします。イル・ウォータル・デル」
だが、奇跡の力たる魔法も、先住の力でかろうじて支えられたウェールズの肉体を、癒すには至らない
どんどん、精気を失っていくウェールズ
「そんな、ウェールズ様」
「何一つ‥‥自由に出来なかった‥‥人生だけど‥‥君に逢えて良かった‥‥ヴァルハラから‥‥君が幸せになる様を‥‥見させて‥‥も‥ら‥う‥‥よ‥‥‥」
静かに眼を閉じるウェールズ。顔には、満足の笑みが浮かんでいる
「ウェールズ様?ウェールズ様ぁぁぁぁぁ!!」
ピィィィィ!!
上空からホイッスルが鳴り響く、竜騎士の警告だ
「ちっ、新手か?」
- 54 :
- 才人が痛む手足を引きずり、瞬動で酷使した全身は既にズタボロ
そんな才人にヒポグリフが降り立ち、才人は後ろに乗る
「デルフを拾ってくれ」
「解った…手前ぇ、戦闘終わったら覚えてろよ?」
「…何かしたか?」
「人の鎖骨折っておいて、何かしたかだと、おい?」
「俺は両手両足逝ったが?」
「あんな墜落するからだ。普通はんでるぞ」
「俺もそう思う」
そのままヒポグリフはデルフに向かって走り、走りながら才人がデルフをパシッと握ると、一気に上昇する
「さてと、単騎じゃ竜騎士相手は流石に無謀だな」
「そんな事ねぇな。出鼻だけなら砕けるぞ。デルフ、出してねぇだろうな?」
「わり、腹一杯だったから、3割位出した」
「このやろ」
「でぇじょ〜ぶだって。この前の王宮の時よりあっから」
「成程な、使い魔、歳は?」
「26、兄貴殿は?」
「23。年上の弟かよ。俺の事はジェラールと呼んでくれ、才人」
「わぁったよ、ジェラール」
「俺達もとうとう年貢の納め時だな、見ろ」
ジェラールに促された先には風竜が6騎、此方に向かっている
軍装から、アルビオンとジェラールは断定している
ランスを戦闘空域に携行しないトリステイン竜騎兵は居ない
ランスを戦闘空域に携行しないトリステイン竜騎兵は居ない
タルブ戦で、有効と判断された為だ
「迎えに来た連中か。失敗を知れば撤退する筈」
「さあて、どうかな?ぬ前に教えろ。カトリーヌはどうだった?佳い女だったろ?」
「佳い女だ。控え目で芯を持って。感度も最高。グラモンの教育は大したもんだ」
「だろ?妹じゃなければ、口説いてたっての。さて、待ってる女達の為に色男はねん。やるぞ、才人」
「あいよ、肩貸せ」
「右肩にしろ、左は折れてる」
言われると才人はデルフをジェラールの右肩に峰側を乗せ、狙いを定める
「デルフ、射程内に入ったら全力開放」
「あいよ。開放迄、5・4・3・2・1、開放!!」
一気に吸い込んだヘキサゴンスペルとその他の魔力を開放し、敵竜騎士に向かうが、竜騎士は散開して全騎避ける
「デルフ!!だから、言ったろうがぁ!!」
「わり、こうなるとは思って無かった」
だが上方に散開した竜騎士に、上空から急降下で竜騎士の背後から一騎、チャージを仕掛ける竜騎兵
アルビオン竜騎士が回避軌道を取り、ロングランスが外れると同時に、すかさずブレスの追撃で一騎、撃墜する
「ルネか?やるじゃねぇか!?」
- 55 :
- 「ほう、俺も負けて……おい才人、降りろ。重くて叶わん」
才人を突き飛ばして、落とそうとするジェラール
「無茶言うな!!幾ら俺でもぬ。絶対にぬ!!」
「うるせぇ!!ごちゃごちゃ言ってねぇで、さっさと降りろ!!唯一の利点の小回りが効かねぇんだよ!!ほら来たぞ!!」
「避けろ、ジェラール!!」
「だぁぁぁぁぁ!!」
その時、戦場にもう一騎、才人には見慣れた、幼い風竜が現れる
「きゅいっ、きゅいっ、きゅいっ」
弾む様に歌いながら風竜は声を出し、その背に乗るは二人
赤髪と青髪の少女達だ
「ん〜もう、雨だなんて最悪。私の熟れた身体のラインが、ダーリン以外に見られちゃうじゃない」
「ラグース・イング・ハガラース」
「もうやるの?せめて、前口上させてよね?ウル・カーノ・ソウイル・イーサ・ウィンデ」
水系統も使えるタバサが天候を利用し、ウォーターバレットを雨天下だからこそ出来る三乗で乗せ、一気に雨が水弾と化し、広範囲にアルビオン竜騎士達に襲いかかる
アルビオン竜騎士達はブレスを吐き、水弾を蒸発させると、その影から炎の矢が飛来、至近で爆発する
バババババン!!
「を〜〜〜ほほほほ!!ウォーターバレットは囮。フレイムアローが本命よ。見たかしら?微熱と雪風の空中サーカス!!」
顎下に斜めに手を当て、高笑いをするキュルケ
「…撃墜出来てない」
「……やっぱり、雨の中じゃ威力弱いわぁ」
タバサが突っ込み、キュルケがぽりぽり頬をかいてとぼける
「…撤退」
「はいな」
直ぐに踵を返して離脱する、キュルケとタバサ
「……援軍かと思ったら、何やってんだ?二人共?」
「一撃離脱……判断は的確だな……」
ジェラールと才人は、助けて貰ったにも関わらず、ぽかんとしている
だが、そんなジェラール達を尻目にアルビオン竜騎士達は、踵を返して撤退を始める
「あれ?撤退始めたぞ?」
「まさか……本当に援軍か?」
後ろを振り返ると、衛士隊が飛んで来ている
「ふぅ、終わったな」
「あぁ」
ジェラールが溜め息を付き、才人が頷く
事件はどうやら終わりそうだ
* * *
- 56 :
- 支援したほうがいいのかな?
- 57 :
- 投下終了なのね〜
では大人才人タクティクスなのね
今回はギトーなのね
「では画面の前の生徒諸君、この疾風ギトーの授業を公聴出来る事を、光栄に思う様に。授業を始める」
「使い魔君がムーンサルトをやってるが、あれにはきちんと理由が有る。射撃系の魔法を回転力で弾き、火炎系の熱量への暴露を防ぐ目的なのだよ。好きで、派手に動いている訳ではないそうだ」
「次にオリジナルスペルがまた出たな。フレイムアローはウィンディアイシクルに対を成す、火炎系の炎と風のラインスペルだ」
「特徴は多弾の炎の矢を形成し、着弾又は対象の至近距離で爆発させる。比較的長射程の特徴も有る」
「今回は雨天の為、下手なドットスペルより威力が落ちている。逆に水系魔法の威力の上乗せがしやすい為、タバサ君は慣れない水の三乗を敢えて行使している。雨天下でないと無理だろう」
「オリジナルスペル系は、原作の法則に則り、作成されている」
「フレイムアローは『炎よ、太陽の様な矢となりて、風に乗れ』ウォーターバレットは『水よ、沢山の礫となれ』瞬動は………大いなる意思から突っ込みが入ったな。まだネタバレするなと言われてしまった」
「此れからもオリジナルスペルがちょくちょく出る
- 58 :
- 「君達も優秀なメイジとなる為に、勉強を欠かさぬ事だ。では授業を終了する」
有り難うなのね〜
オリジナルスペルで補完されまくりな大人才人
メイジ達の明日はどっちだ?なのね
きゅいきゅい
タクティクス投下時に、文章切れちゃったので2レスです
- 59 :
- 一番槍GJ!
これだからオトナサイトはおもしれぇ・・・垂れたよだれすらふきわすれちまったぃw
- 60 :
- あぁ………やべぇガチで面白いわ
- 61 :
- 文字数ギッシリなのにテンポ良くてあっという間なんだよな〜
ありがとうございましたぁ!
- 62 :
- >>58
乙&GJでした!!
カタチ有る悪夢3-12の23-24で同じ文章がきてるのはコピーミス?
なんか気になったんで
ここ最近のラノベの主人公にはいないカッコいい大人の男に才人がなっているんで読んでます
続き期待してますんで頑張ってください
- 63 :
- >>62
何ですと?………本当だ。コピペミスッてる
orz
- 64 :
- そこらへんは脳内変換でカバーした。
- 65 :
- 乙
読みながら雨の中で戦う方法考えたら、雨に錬金かけて放射能の雨を作るとかろくでもないこと考えてしまった
- 66 :
- ゼロ魔の世界では避妊はどのようにしているのですか?
参考にします
- 67 :
- >>66
魔法の避妊法がある
- 68 :
- >>66
専用の魔法薬(ポーション)ある
- 69 :
- 案外、歴史に忠実で羊の腸とか?w
- 70 :
- クロムウェルがアンドバリの指輪ですき放題してるけど、アレ使いすぎると消滅するんじゃなかったっけ
- 71 :
- それはテファの母親の形見の指輪だと思う。
そちらも先住の魔法の力が込められた指輪らしいからほぼ同じ物である可能性もあるけれど、
エルフが人工的に作った指輪だと仮定するならば、水精霊自身が所有していた本家本元の
先住の指輪とはその効果や使用回数の上限において自ずと差が出てくるんじゃないかな?
- 72 :
- いや、原作でもアンドバリの指輪の宝石は小さくなっていた。
シェフィールドがまともに管理させてた原作でさえそうなんだから、大人才人の指輪はもう限界なんじゃないか。
- 73 :
- マジか!? 適当なこと言ってすまん。
じゃあ、テファの母親の指輪も元々は精霊からもらった物なのかもしれんね。
ちなみに、どのあたりの巻にアンドバリの指輪の宝石が小さくなっているという描写がありました?
- 74 :
- 7巻の107ページだな
あそこでビビってるクロムウェルがたいした成り上がりなもんだ
- 75 :
- イルククゥでシルフィードなのね〜
カタチ有る悪夢3-12
二重コピペされてるので、修正お願いしますのね、きゅい
では、注意事項なのね〜
・才人年齢上昇
・カタチ有る悪夢、最終更新
・5レス前後
では反映後、投下開始なのね〜
- 76 :
- 後続の衛士隊と合流し、ジェラールが点呼を行う
「戦一名か・・・奴の遺体は遺族に届ける。保存を頼む」
「ウィ」
後続で精神力と魔力を消耗してない隊員が保存の為、固定化と冷気魔法をかける
精神力が尽き、気絶した隊員達は手当てを受けている
ジェラールはそのままアンリエッタに近寄り敬礼、報告を行う
「報告します。陛下誘拐犯は、無冠の騎士の助力と陛下の女官ミスヴァリエールの活躍により壊滅。迎えの竜騎士の軍装から犯行はアルビオン政府と断定しました」
「‥‥」
アンリエッタは、ウェールズの遺体を抱えたまま、動かない
「陛下、お言葉ですが申し上げます」
「‥‥」
「者より、生者の事をお考え下さい」
アンリエッタは顔を上げ、キッと睨む
「常に恋にうつつを抜かす貴方にだけは‥‥言われたく有りません」
「だからこそです。者に操を立てるのも結構ですが、誰も幸せになりません。陛下の事を受け止める男が、この先現れる筈です。今は泣いて構いませんが、立ち直って頂きたく」
「‥‥ラグドリアン湖へ、ウェールズ様を埋葬致します」
「ウィ」
敬礼し、ジェラールは指示を下す為に戻る
「グリフォン隊、捕虜と負傷兵と戦者の護送だ。ヒポグリフ隊、ラグドリアン湖迄、陛下とウェールズ王子の御遺体を護送する。アニエス殿は銃士と合流してくれ。才人はどうする?」
「最後迄付き合うさ」
「そうか」
才人はデルフをしまい、村雨を抜くと握ったままルイズを抱き上げ、降りて来たキュルケとタバサに預ける
「頼む。どうして此処に?」
「あらやだ。あんな銃声で起こしておいて、そんな事言うの?窓から外見たら竜騎士に乗って離陸するのが見えたから、タバサ起こして追跡したの」
キュルケはケラケラ笑いながら答える
「助かったよ」
「良いのよ。ね、タバサ」
タバサはコクリと頷き、ルイズをレビテーションで受け取り、シルフィードに乗せる
そのまま才人はエルフの女性の遺体を抱き上げ、着陸したルネに向かう
「一騎撃墜、お見事」
「才人が上手く眼をそらしてくれたからね………エルフ!?」
ルネが驚き、思わず杖を向ける
「仏に何考えてる?ラグドリアン湖だ。それと、胸見るなよ。故人に欲情したらぶっ飛ばす」
「わ、解った」
才人が遺体抱えたまま、竜に乗り上げるのを竜が喰わえ、手伝う
準備が出来たヒポグリフ隊と竜は一路ラグドリアン湖へ赴く
- 77 :
- * * *
アンリエッタ達がラグドリアン湖に着陸すると、アンリエッタはウェールズの遺体を受け取り、自ら湖畔に沈める
「水の精霊に‥‥守って頂きます。もう二度と‥‥こんな事に利用されない様に」
そのままアンリエッタは祈りを捧げる
そんな様を見ながら、才人は思い出した
「あっ、そうだ。ちょっと報告が有る。水の精霊、聞こえてるか?依頼を受けた者だ。聞こえてるなら姿を見せてくれ」
才人がエルフの遺体を抱えたまま、水の精霊に呼びかける
ザザザザザ
暫くすると、水の精霊が姿を表し、アンリエッタ含めて衛士隊達が驚く
その姿はエルフを象取っていた
「依頼を受けし人の子よ。承けた品を持って来たのか?」
「いや、違う。報告だ。だけど、何でこの女性の姿?」
「我はそなたの今一番の好みに姿を変えている。依頼を果たしたと思ったので、サービスだ」
聞いた瞬間、周囲の温度が下がり視線が幾つも、才人に突き刺さる
「あ、いや、そんな事しないで良いから」
「人の子の繁殖行為もしてみせようか?擬似行為だが可能だぞ?」
「だぁあ!?あんた俺をからかって面白いか?」
「面白いが?」
才人はカクンと頭を垂れる
「勘弁してくれ。現在のアンドリバリの指輪の所在が解った。アルビオン浮遊大陸。持ち主はクロムウェルだ」
「では、取り返して来い」
「一国の元首だぞ?どうやって?」
「其を考えるのが、人の子の仕事では無いのか?」
才人は溜め息をつく
「確かにそうだが、きっつい依頼だよ、本当に」
「……ふむ、水の精霊の加護が必要か?」
「どういうの?」
「何、水の精霊の力の干渉を無効化する様に、人の子の水を操作する事も出来るが?」
「……それって、治療も出来なくならないか?」
「鋭いな、その通りだ」
「絶対に負傷でぬな、俺」
「ふむ」
するすると精霊が近寄り、エルフの女性の遺体に侵入し、ぱちりと眼を開け、喋り出す
「ならば、この様にするか?我も外の世界を見聞をしてみるのも一興だ」
「……者への冒涜だ。止めてくれ」
「難儀な人の子よの」
クスクス才人の腕の中で笑い、一つキスを唇にした後、才人の身体をそのまま癒し、遺体から離れる
「……あ、済まん、治療してくれて助かった」
「我の依頼を実行するのに必要だからな。感謝の必要は無い。それに、接吻と言うのも初めて味わった。肉の身体も乙なものだな」
- 78 :
- すると、象を崩しながら精霊は喋る。帰る準備だろう
「事情はあい解った。また何かあれば呼べ」
「待って下さい!!」
アンリエッタが叫び、水の精霊が象を戻しながら振り返る
「どうした契約の者よ?我とそなたの更新迄、まだ先の筈だが?」
「いつ、サイト殿と知り合いに?」
「少し前に我から依頼を交した仲だ。そなたとの契約に関係は無い」
機嫌が悪くなる前兆を感じ、アンリエッタは慌てて応じる
「も、申し訳ありません。ですが、一つ頼みが有りまして」
水の精霊がアンリエッタの話の先を取る
精神に干渉出来る水の精霊が、濡れた状態の人間達の思考を読み取っているのである
「先程沈めた遺体か?契約に基づき、きちんと我の管理下においておこう。自然に朽ちるに任せる」
「あ、有り難うございます」
すると才人に振り向き、問い正す
「そちらのエルフの遺体もそうするか?」
「いや、出来るだけ美しい場所に埋めてやりたい。墓が無いと駄目な人なんだ」
「ならば案内しよう、依頼を受けし者のみ付いて来い」
言われて、才人、キュルケ、タバサのみ付いて行く
ルイズはまだ目が覚めてないのでアンリエッタに任せる
才人達が着いた場所は、確かに美しい場所だった
才人は無言で女性を横たえ、デルフを抜く
「相棒、まさか……」
「悲鳴上げたり文句言ったら、この場で湖底に沈めてやる」
デルフは黙り、才人が黙々とデルフで土を掘り返し、キュルケとタバサがレビテーションで周囲の土を大雑把にえぐり、才人が形を整える
非常に重労働なのだが、身体を癒された事でガンダールヴの力を使い切った才人でも行えた
エルフの女性を横たえ、土を被せる
ザッザッ
才人が埋め終わると、タバサが土から墓石を錬金し、墓にレビテーションで置く
「名前は?」
エルフは敵との認識が二人共有るが、才人が故人に礼儀を正してるのを尊重し、何も言わずに手伝う
「知らないが、こうしよう。『娘の幸せを願い、エルフと人の運命に抗った美しき人、此所に眠る』」
こくりとタバサは頷くと、風魔法で文字を刻み、才人は村雨で日本語で同じ文章を刻んだ
「佐々木少尉に会ったら、宜しく伝えてくれ」
水の精霊はそんな才人達を眺めながら、語りだす
「人の子の習慣とは奇妙なモノだな。世代が代わり、やり方が変わろうとも、根底は一緒だ」
「そりゃ良かった。俺も人の路からまだ外れてないか」
「そうか、何れ踏み外すか」
「物騒な事、言わないでくれ」
- 79 :
- 「何、大いなる意思の基に集う者が増えるだけだ。問題無かろう」
「ちょっと待て、どういう事だ?」
もう、水の精霊は姿を消している
「一体何が有るんだよ?この世界には……」
キュルケとタバサは顔を見合わせ、才人は仕事が増えた事と、謎が増えた事に頭を悩ませる事になる
才人達が戻ると、アンリエッタ達が待っていた
「終ったか?才人」
「あぁ」
「「さてと」」
ジェラールと才人が同調し、二人共身体を軽く動かし、コキコキと関節をならし、いきなり互いに拳を振るった
ジェラールの右と才人の左のクロスカウンター
ドゴッ!!
二人して顎にモロに喰らい、たたらを踏み後退する
いきなり殴り合いを始めた二人に、周りは呆然とする
「テメェ!!よくも人の骨折った挙句、謝罪も無しだと!?」
「ウルセ〜!!テメェこそ、俺の事上空から突き落とそうとしやがって!!」
「「ぜってぇ、泣かしたる!!」」
ドゴッバキッドカッ
二人の拳と脚の応酬に、誰も彼もポカンとしする
すると、ヒポグリフ隊員達が賭けを始めた
「さぁさぁ、張った張った。どっちが勝つ?」
「俺、無冠の騎士」
「俺、隊長」
「勿論ダーリンよね」
「…才人」
「ああ見えて、隊長拳の喧嘩も得意だぞ?良し、隊長だ」
「あの‥‥」
「陛下、野暮は言いっこ無しですよ?」
「‥‥引き分けで」
「おっと、陛下も参加だぁ!!」
「「「「おぉ〜〜!!」」」」
さっき迄のしんみり感が二人の喧嘩で吹き飛び、外野がやんやと騒ぎ出す
ドゴッバキッ
二人してボロボロになりながら拳を構え、最後の一撃
右と右のカウンター
ドカッ!!
- 80 :
- 二人してクリーンヒットし、同時に崩れ落ちる
決着が着いた様だ
「…両者ノックダウン。引き分け」
タバサが無情に宣告し、衛士隊員から悲鳴が上がる
「やられたぁ〜〜〜!?」
「陛下の総取りかよ!?」
「くっそ〜〜〜!?」
場に合った金貨を巻き上げ、胴元をやった隊員がアンリエッタに渡す
「あの‥‥宜しいのでしょうか?」
「良いんですよ。こういう遊びはきちんとけじめ付けないと」
「‥‥はぁ」
「………お前ら、ちったぁ隊長の心配しやがれ」
「何時もの事じゃないっすか」
「今回は刃物持って無いだけマシだよなぁ?」
どっと笑う隊員達
「いや、コイツマジ強ぇわ。アニエス殿が鍛えただけ有るわ」
「そりゃ、こっちの台詞だっての」
ムクリと起き出し、才人が言う
二人共顔がパンパンに腫れている
アンリエッタが慌てて駆け寄り、二人に治癒をかけ、小言を言い出す
「二人共、余計な手間をかけさせないで下さいまし!!」
その台詞に、才人とジェラールは顔を見合わせ、ニヤリとする
「さて、少しは気分が晴れた様ですな、陛下」
「良かった良かった」
「まさか‥‥演技ですか?」
「んな訳無いでしょう?俺は才人が嫌いだ」
「俺もジェラールが嫌いだ」
- 81 :
- 二人して相手を指しつつ撫然と言い、アンリエッタから笑いを取り出す
「中々良いコンビですね、二人共」
「「ご冗談を」」
二人して肩をすくめて同時に言い出し、余りのシンクロぶりに、とうとうアンリエッタは吹き出した
「ぷっ、クスクスクスクスクス。本当に面白い殿方達」
アンリエッタが笑うのを見て、二人は笑みを浮かべ、才人はポンと手を叩く
「さてと、一つやり残しが有ったなぁ」
ゆらりとアンリエッタの前に進み、アンリエッタが思わず後退る
「あ、あの?」
「まさか、お前、本当にやる積もりか?」
「有言実行は俺のモットーだ。さて、お仕置きの時間ですよ。姫様」
「ご、ご免なさい。って、駄目ですか?」
「駄目」
「せ、せめて、人の居ない所で‥‥」
アンリエッタがじりじり後退し、才人がその分詰める
「総員回れ〜〜右。耳と眼を塞げ!!」
「「「ウィ!!」」」
衛士隊がジェラールの命令に従い、目と耳を塞ぎ、アンリエッタがダッシュを始める前に才人が捕獲し、杖を取り上げる
「キャア!?」
そのまま抱え上げ、尻をひっぱたき始めた
パァン!!
「痛い!?ご免なさい!!」
パァン!!
「ご免なさぁい!!」
パァン!!パァン!!パァン!!
「…見るの……二回目」
「普通、女王陛下にやらないわよ?」
タバサとキュルケは才人の行動を呆れてみる
「ゆ、許してぇ!?」
涙目でアンリエッタが訴える
「もうしない?」
「しません!!しません!!も、許してぇ!!」
その時、才人は背後に気を感じる
「………ななな何やってんのよ?馬鹿犬」
沸々と怒りを溜めて、わなわな震えるルイズ
「見ての通り、お仕置きだ」
「……しししして良い事とわわわ悪い事の区別もつかないの?」
「付いてるからやってんだ」
「して言い訳………無いでしょうがぁぁぁぁぁ!!」
ドカン!!
ルイズは今迄で一番早く詠唱し、エクスプロージョンの花火が才人を華麗に吹き飛ばした
放物線を描いて湖に飛んだ才人を見送り、ジェラールは呟く
「落ち迄付けるたぁ、心底芸人だな、アイツ」
* * *
- 82 :
- 投下終了なのね〜
今回はちと短めなのね
では大人才人タクティクスなのね
今回はお姉さまなのね〜
「…こちらの水の精霊。随分フランク」
「…雨は上がってたけど、全員濡れてるから水の精霊の勢力範囲に入っている。だから全員の思考を先読み出来ている」
「つまり、明らかに才人をからかう為に動いている。そもそも姿を現す事自体異例なのに、更に特定人物に執着を見せている」
「…使い魔の刻印と関係?」
有り難うなのねお姉さま
では、またの更新迄さよならなのね
きゅいきゅい
- 83 :
- >>82
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ!
- 84 :
- Gooooood Joooooob !!!!!!!!!!!!!!!
- 85 :
- お前ら地震大丈夫か
- 86 :
- >>85
全く問題なし@千葉
- 87 :
- 電車はんだ@神奈川
- 88 :
- 都心、輪姦停電するらしいぞ@超さいたま
ttp://news.nicovideo.jp/watch/nw40825
- 89 :
- 投下しようか悩むな
不謹慎かも知れんし、こういう時だからこそ、多少の慰めとなるならやるべきか
@どうやら作者
- 90 :
- 個人的にはすごく読みたいが
西の人間なので関東以北の方々のご希望に沿いたい
- 91 :
- 読みた〜い、読みた〜い
休日に出かけたものの軒並み臨時休業だったってだけで
被災地って言っても一番端っこだけど…
@神奈川
- 92 :
- 輪姦停電って書いた人間ですが、超よみたいです@さいたま
家に帰ってきたら、CRTディスプレイが堕ちて転がってた。
- 93 :
- 頼むから投下してくれや
@山形
- 94 :
- イルククゥでシルフィードなのね〜
被災地住民の皆様、お見舞い申し上げますのね
そして、災害にて亡くなった方々の、ご冥福をお祈り致しますのね
では、一分間の黙祷なのね〜
…大いなる意思も、親戚と未だに連絡つかない状態ですのね
このスレを覗いて下さる方々に、せめてもの気晴らしになれば、嬉しいと思いますのね
と、言う訳で、投下させて頂きますのね
では注意事項なのね〜
・才人年齢上昇
・シエスタのターン
・シエスタって、こんな娘です
・15レス前後、要支援。30分以上レスが無い場合、恐らく連投規制
では、反映後、投下開始なのね〜
きゅいきゅい
- 95 :
- シエスタの日記
〇月×日
や、やった〜〜〜〜!!
私、才人さんの女になれた〜〜〜〜!!
初体験って、ちょっと痛かったけど、それ以上に感動がおっきい!!
才人さんがすんごく優しくしてくれて、あぁ、あれが女の幸せなのねって、ひしひしと感じちゃいました
えへへ〜えへへ〜
もうシエスタには怖いモノなんか無い!!
才人さんを堂々と、旦那様って呼んじゃうんだから!!
ライバルなんて気にならない。だって、私が一番可愛がって貰えば良いんだ!!
ミスグラモンが言ってた意味が、今こそ実感出来ます!!
よ〜し、シエスタの初体験を、憶えてる限り詳細に書いちゃうぞっと
キャッキャッ、ウフフ。やだもう恥ずかしい
きゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!
…………はっ、テンション上がり過ぎて意味不明な羅列になってるよ
もう、まだ才人さんが中に入ってる感じがして、あぁ才人さんが、ほ、欲しいよう
こんなに私ってエッチだったのか
鳥女とは仲良くしなきゃ駄目だよね?そして、あの赤い実をお裾分けして貰わないと。良し決めた、カチュアとラクチェとは思い切り仲良くなろ
もう、一緒でも何でもばっち来い!!
…あれ?そだそだ、初体験を書かないと
私の記念すべき大好きな人との初体験なんだ
- 96 :
- 戦争とかで貴族や兵隊に無理矢理される人達だって、沢山居るのに、私は一番大好きな人と出来たんだ
私って、凄く運が良い女のコだ。この幸せを、文章で残さないとね、えへ
えっと、昨日は〜うん、お風呂の所からだ
お風呂入って気合い入れて無駄毛処理して、もう隅々迄丹念に洗ってから出て
そしたら火の番をしてたジュリアンから
「姉さん長すぎ。何やってんの?」
「ふん、女の一大事なんだから、野暮な事言わないでよ」
「こんな事なら、ちびっ子達のお風呂頼むんだった」
「今日だけは頼まれてもしないわよ。ジュリアンお願いね」
「何だよそれ?才人兄さんが居るだけで、姉さん違う人になったみたいだね」
そしたら才人さんが弟妹達をぞろぞろ風呂場に連れて来て
「じゃ、おぢさんと一緒に入ろうか?」
「「「うん、入る〜〜♪」」」
「あ、才人兄さん良いです。僕がやります」
「任せとけ。こういうの好きなんだよ」
うっわ、ちょっと良いのかしら?
「シエスタ、悪いけど脱衣所で待機してて。洗い終わったら放り出すから」
「あ、はい」
脱衣所で才人さんが私が居るにも関わらずばさりと脱いで、さっさと子供達をすぽんすぽんすぽんとあっさり脱がせて行きます
凄い手際、私もジュリアンも感心しちゃいました
あ〜もう弟妹達は脱がされて大喜び
そのままガラって引き戸を開けて、蒸し風呂に皆で入って行きます
あ、風呂場から凄く楽しそうな声
「はい、ばんざ〜い」
「ばんざ〜い!!キャッキャッ、アハハハハ」
「それ、そのまま洗うぞ〜」
「きゃははははは」
「はい一人め〜」
「きゃあ〜〜」
「はい二人め〜」
「あははは、おちんちんくすぐったい〜」
「はい三人め〜」
「あははは、お兄ちゃんくすぐったいよう」
「はい、じゃあ数を数えて〜30数えたら出るよ。解った?」
「「「はぁい」」」
「い〜ち、に〜い」
「「「い〜ち、に〜い」」」
「〜〜さんじゅう。それ、シエスタ姉ちゃんにとつげき〜〜〜!!」
「「「キャハハハハハハハ」」」
ガラ、ドタドタドタ
「うわ、三人一辺?」
三人が私に一気に到しちゃって
「シエスタお姉ちゃん、はやくふいて〜〜」
「はいはい」
うわ、この子達をあっさり洗っちゃった
ジュリアンもぽかんとしてる
「あ、鮮やかだね」
「ほら、ちょっと大人しくして。皆綺麗になってるわ」
「シエスタお姉ちゃん。サイトお兄ちゃん、あらうのじょうずだよ〜」
「そうね、ほら、皆着替えて」
- 97 :
- ああもう、皆裸で遊び始めちゃった
ガラ
あ、もたもたしてたら才人さんが出て来ちゃった
思わず股間をチェック
うん、あれが今日私に、きゃっ
思わず赤面してたら、才人さんが子供達捕まえて
「ほうら、さっさと着替えないと夕食の後で遊ぶの無しだぞ?」
「「「はぁ〜い」」」
素直に言う事聞いて、皆大人しく着替えちゃいました
ジュリアンも私もポカンとしちゃった
「才人兄さん、何でそんなにあっさり?」
「何時も苦労してるのか?」
「えぇ、まぁ」
「皆素直で良い子じゃないか。簡単だよ簡単」
違う。ぜ〜〜〜〜ったいに違う
何でか知らないけど、才人さんの扱い方は私達とは違う、だからあんなにあっさりなつくんだ
お母さんでも、あんなにあっさりは出来なかったと思った
やっぱり、人生経験の差なのかなぁ?其とも、子供居るのかなぁ?
この人が旦那様かぁ
も、最高
興奮し始めて、心臓が早くもばっくんばっくん
お、落ち着け私の心臓、まだ本番迄先だぞ?
まだ、お父さんお母さんとの、顔合わせが終わってないんだから
才人さんが子供達連れて行くのに私も慌てて付いて行くと、私の妹が部屋からもじもじと才人さんを見てる
年長組の12歳、もうお年頃な小生意気
「おや、ジュリーも一緒に風呂入りたかった?」
才人さんが聞くと、かぁって赤くなって引っ込んじゃって、また顔出したらコクリだって
ちょ、ちょっと待ったぁ!!
お父さんの言ってた事まんまじゃないかぁ!!
「ちょっとジュリー、貴女も年頃なんだから、もう気軽に殿方とそういうのしちゃ駄目よ?」
「シエスタお姉ちゃんには言われたくないもん」
なんですと?はははこやつめ、まさか知ってるとでも?
「私は話にしか聞けないひいお爺ちゃんそっくりの人を独り占めなんて、シエスタお姉ちゃんずるい」
むぅ、そういう理由なら仕方ない………かな?我慢だ我慢
「本当に、それだけでしょうね?」
「シエスタお姉ちゃんには教えない」
ぷいって頬膨らませて首振った
アハハハハ
血は争えないですよ、ぐすん
「もう入ったけどまた入るか?」
「うん行く」
「才人さん!!」
全力阻止だ、ばかぁぁぁぁぁ!!
「ジュリーは一人で入れますから大丈夫ですよ」
「入れないもん」
「ジュリー!!」
あ、今度はあっかんべだと?許すまじ
「あ〜!!シエスタ姉ちゃんとジュリー姉ちゃんがけんかしてる〜〜〜」
あらら、ちびっ子達が私達見て囃したてちゃった
- 98 :
- 「困ったお姉ちゃん達だねぇ」
「「「そうだねぇ」」」
ちょっとそこ!!カルテットで肩すくめないでよ!!
何か凄く泣きたい!!
「原因は才人さんでしょっ!!」
ドカッ!!
思わず才人さんの顎にパンチを突き上げちゃった
才人さんを綺麗に宙に浮いてKOしちゃいました
「…シエスタお姉ちゃんのアッパーカット、久し振りに見た。流石、元タルブのガキ大将」
ははは、タルブ時代に喧嘩で鍛えて封印してたフィニッシュブローを放ってしまった
ひいお爺ちゃん、こんなの迄教えないでよ!?
思わず使っちゃったじゃない!!
暫くするとムクリと起きた才人さんが
「つ〜〜〜効いた。拳闘士になれるよ」
だって
腕力褒められても嬉しくないやい!!
何で才人さんとは、とろける様な恋にならないの?
ううう、泣きたい
だ、大丈夫、離れに行けば甘々のとろとろが待ってる。今はちょっとお酢が効いてると思うんだ、シエスタ
お、落ち着け〜終着点はすぐそこだぁ〜!!
「ジュリー、貴女も食らってみる?」
「…入って来る」
とたとたと、妹連れて行っちゃった
ほっ、最初からこうすれば良かった
「怖いお姉ちゃんですねぇ」
「「「そうですねぇ〜〜」」」
今度はカルテットで肩をすくめて首迄振られた
がっくしと、脱力しちゃったよ
皆がお風呂に入った後、一番最後がお父さんとお母さんで、二人はいっつも一緒に入ってる
まぁ年頃の私としては、堂々とやってるのを知ってる訳でして。一日何回やってんだか?
確か、以前聞いたら最低3回で、とにかくお母さんが積極的にやるとか、お父さん苦笑してたっけ?
俺の因は親父と一緒で、絶対に腎虚だとか言ってたもんなぁ
勿論、年長組も知っている
お母さん若いからなぁ、まだ31か32だっけ?
あれ?才人さんと6つしか違わない、まかり間違えば才人さんを不倫相手……
ないない絶対にない
お母さんはお父さんにべた惚れだ。タルブ一のバカップルと、皆から冷やかされてる位だから大丈夫
どうも、お爺ちゃん夫婦もそうだったと、スカロン叔父さんが言ってたっけ
私もああなりたいなぁ
やっと全員の身繕いが終わって全員集合
さて、顔合わせイベントだ
そしたらお父さん、部屋をいつの間にか片付けてて
才人さんの肩をぽんって叩いて
あ、やるんだ、才人さん溜め息ついちゃった
私の才人さんは強いぞ〜。幾らお父さんが畑仕事で鍛えてると言っても、勝てないぞ〜
バキッ
え、嘘!?
- 99 :
- 才人さんが殴られた!?何でぇ?
才人さんは女のコはともかく、男の人には容赦ないのに!?
「てめぇ、わざと受けやがったな?」
「殴られる必要を感じたもので」
「そういう所が爺さんそっくりでムカつく。本気出せ、こらぁ!!」
「えっと」
あぁ、才人さん、お父さんに華を持たせてくれたんだ
本当にひいお爺ちゃんみたい
あ、お母さんがやっちゃえって、ジェスチャーしてる
うん、私もやっちゃって欲しい
だって、私の恋した人は、誰よりも強くて優しくてカッコイイって、お父さんに見せて欲しい
私も一緒にジェスチャーだ
「まぁ、そういう事なら」
才人さんが何時もの訓練の時みたいに、あっさりお父さんの懐に入って、お腹に一発
ドスッ
「ごふっ」
お父さん、一発で青褪めて、垂直に倒れちゃった
はぁ、何時も見てた稽古って、こんなに凄かったんだ
お父さんは、腕っぷしでも鳴らしてたからなぁ
やっぱり、才人さんは強い!!
武器持った才人さんは、今よりもっと強い!!
才人さんが倒れたお父さんを助け起こして、あ、お父さん笑い出して才人さんの肩を叩いてる。やった!!
お父さんに気に入られた!!
「お前ら、喜べ、新しい兄さんだ」
「「「「はい、サイトお兄ちゃん」」」」
や っ た ー !!
私、この感動を一生忘れない
絶対に忘れるもんか
こんなに嬉しいだなんて、好きな人がお父さんお母さんに認められる事が、こんなに感動出来るだなんて
思わずグッと来ちゃった
あぁ、お母さんが自分の父母に挨拶出来る様になるまで大変だったって意味が、今理解出来た
うん、お父さんの罪作り〜〜〜!!
お陰でシエスタは幸せです!!
さぁ、新しい私達家族の出発だ!!
食卓に移動して
「それじゃお前達、新しい家族に乾杯!!」
「「「「かんぱ〜い!!」」」」
くいくい
何よ?服引っ張らないでよ
くいくい
今感動に浸ってんだから、放っておいてよ
「シエスタお姉ちゃん」
呼ばれたから仕方ない
「何よ?ジュリー」
「ずるい」
「何が?」
「あんな強くて優しい人、ずるい」
「言っておくけど、大変よ?命掛けで、貴族と取り合いする覚悟が有るなら、貸してあげる」
流石にジュリーも青ざめたみたい
「シエスタお姉ちゃん、貴族と恋の戦してるの?」
「そうよ。しかも複数。その上、私達メイドに絶大な人気よ?妹でいた方が、ずっと楽よ?」
「……妹で良いや。その代わり、ずっと妹でいさせてよ?」
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