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2013年10エロパロ695: 【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ9球目 (909)
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【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ9球目
- 1 :2008/10/22 〜 最終レス :2013/08/18
- マターリエロエロでやっていきましょう。
前スレ
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ8球目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204891687/
ログ保管庫
ttp://sky.geocities.jp/loghokan_oparo/index.html
新保管庫
ttp://www14.atwiki.jp/okieroparo/
- 2 :
- 過去スレ
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ7球目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195391926/
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ6球目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190286468/l50
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ5球目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187097023/
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ4球目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185204480/l50
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ3球目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1182592504/l50
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ2球目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1170159013/
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124256095/
- 3 :
- このスレでのお約束事
・基本sage進行(メール欄に半角でsage)
・気に入らないカプやシチュ及び荒らしには爽やかにスルーで対応
・パクリ作品駄目絶対
・マターリエロエロやっていきましょう
- 4 :
- 乙バッチー!
- 5 :
- 1乙!
たくさん投下があるといいな
- 6 :
- いちおつ
- 7 :
- 11巻でチアもキャラ立ってきたし、ダンス部・姉妹ズも出たし、新カップリングにwktk
- 8 :
- 現時点でも新キャラの女の子バリエーション豊富だよね
そのうち、野球部員とも仲良くなるだろうから楽しみ
友井紋乃:
7組絡みでアベアヤ、ミズアヤ、ハナアヤ
応援団絡みでハマアヤ、ウメミア、カジアヤ、マツアヤ
小川美亜:
7組絡みでアベミア、ミズミア、ハナミア
応援団絡みでハマミア、ウメミア、カジミア、マツミア
深見智花:
応援団絡みでマツチカ、ハマチカ、ウメチカ、カジチカ
野々宮翔子:
応援団絡みでマツショコ、ハマショコ、ウメショコ、カジショコ
越智先輩
ハマオチ
友利先輩、双子姉妹、栄口姉、も誰かとカップリング
- 9 :
- 紋乃ちゃんはショートカットで髪縛ってるから田島の好みストレートっぽいなと思った。背も低いしね
双子は双子同士でいかが? さすがに高2→小学生?はきついかww
- 10 :
- 前スレうめてからに…て、過疎だしなあ…
- 11 :
- 前スレが埋まっていませんが、スレを跨ぐと読みにくいのでこちらに投下します。
・前スレ>>642-646の続きスヤチヨです。
・巣山がやや手フェチ?だったり、篠岡が妄想気味だったりします。
苦手な方はスルー願います。
- 12 :
-
練習を終えると、巣山は一足先に部室を抜け出した。
真っ暗な階段を一段ずつ上がる。
足元でスニーカーの靴底が、静まり返った校内にぎゅっと耳障りな音を立てる。
誰もいない校内に響くラバーの摩擦音は、どうにも居心地が悪い。
巣山は思わず身を聳やかせて、静寂を破らないよう足音を忍ばせた。
目的の階で顔を上げると、廊下にはどこからも明かりは洩れていなかった。
巣山は、静まり返っているいくつも並んだ教室の扉を前に、深い溜め息を吐いた。
今日の朝練終わり、ベンチで荷物を纏めていると、篠岡からそっと話しかけられた。
「あれ」以来、できるだけ近付かないよう、目を合わせないよう努めていたからか、
篠岡からも殆ど話しかけられることはなくなっていた。
それが突然、話がある、という。
『練習後に七組の教室で待ってる』
篠岡はそれだけ囁いて、何もなかったように巣山の傍を離れた。
他の部員に気付かれるどころか、巣山の返事すら待たなかった。
あの時以来、随分露骨に接触を避けてきたから、きっとそのことだろう。
どうして、そんなことをするのかと、問われるのに違いない。
巣山は気が重くなった。
いつか、こういう日が来るだろうとは思っていた。
その時がずっと来なければいいと思い、同時に、来るなら一刻も早く来てくれた方がいいとも思った。
覚悟を決めなければと思いながら、けれど実際、篠岡に話があると切り出されると、
差し込む暗鬱は拭えなかった。
七組の教室にも、明かりは点いていない。
男子部員より先に上がった篠岡は、もう軽く一時間は一人で待っているはずだった。
暗がりで、一体なにを思っているのだろう。
一体どんなことを言われるのだろう。
巣山は細く息を吐くと、扉に手を掛けた。
*
篠岡は窓際の一番後ろの席に座っていた。
巣山が教室に入ると、振り向いて立ち上がる。
「上がったんだ。お疲れさま」
「お疲れ。――待たせて悪い」
「ううん、私が誘ったんだもん。巣山くんこそ、皆と用があったりしなかった?」
「いや。別に」
「ならよかった」
少し笑ったようだった。
窓の外から差し込む淡い光が逆光になって、表情はよく見えない。
篠岡の輪郭だけが描き出され、白いシャツの袖が青白く光る。
- 13 :
-
篠岡はしばらくなにも言わず、両手を自分の前でやんわりと組んだ。
指先同士が重なり、覚束ない様子で爪を擦って落ち着かない。
躊躇いが手に取るようにわかった。
けれど待たされる分だけ、巣山は居た堪れなさに苛まれることになる。
止めを刺されるなら早い方がいい。
いっそ一思いにやってくれ。
巣山は半ば自棄だというように、自分から訊いた。
「話があるんだろ。なに」
篠岡が弾かれたように顔を上げる。
言い掛けて、篠岡がどう切り出せばいいのか考えてまた俯く。
「あの…」
篠岡が口を開くのを黙って待つ。
かすかに傾げられた小首と、小さく揺れた髪の影を見ながら、巣山は内心で思う。
なにを思われていても、どんな言葉を投げつけられても、それが篠岡から向けられる言葉なら、
自分は黙って受け止める。
実際、それだけのことを、篠岡にしたのだから。
「あの時。…少し前に、私が指を切った時のこと、覚えてる?」
「ああ」
「巣山くん、私の手取って、…舐めた…よね。…どうして?」
「……」
「私、あの時、すごくびっくりして」
「そう」
「…すごく怖くて、…痛くて…」
篠岡の両肩が小さく震えて見えた。
両手を胸元で握り合わせ、顔を上げてこちらを見る。
「どうして、あんなことしたの?」
「悪い」
「謝って欲しいんじゃない。私は理由が知りたいの」
ああ。どうしてだろうな。
理由なんか、多分ない。ただ、そうしたかったからだ。
でも、そんな答えじゃ篠岡は納得しないだろう。誰より自分がそうだ。
「ねぇ。教えて」
「わかんねぇ」
「どうして?」
篠岡は、困惑から、子供のようにどうしてを繰り返す。
巣山は暗澹とするあまりに、この場のことがかえって他人事に思えた。
現実味を失って、感情まで淡々と凪いでいく。
答える声は、妙に落ち着いた響きになった。
「どうしてか、オレが一番知りてぇよ」
「そうやって、またはぐらかすの?」
「はぐらかす?」
「だってそうでしょ。巣山くん、全然答えてくれない!」
篠岡は急に声を荒らげた。握り締められた掌が、小さく震えている。
巣山は驚いて、思わず言葉が出なくなった。
- 14 :
-
「あの時も『おかしいんだ』なんて言って笑って。全然答えになってなかったよ。
私、わからなくて、あれからすごく考えて、悩んで」
篠岡はままならない感情にゆるゆると首を振る。
下ろした髪が肩口で揺れる。
薄闇の中で俯く佇まいは、酷く頼りない。
「頭の中がめちゃくちゃだよ。なのに巣山くんは全然平気な顔してて。
なんにもなかったみたいな顔して、みんな忘れちゃったみたいにしてて。
私のことなんか全部無視で…。そんなの、ずるい…」
声はどんどん小さくなり、今にも落ちそうな木の葉のように揺らいでいる。
「どうして、巣山くんは平気なの。どうして、私ばっかり巣山くんのこと考えるの?」
電流が走ったように、身動ぎも出来なくなる。
巣山は思わず目を瞠って篠岡を見た。
篠岡は泣く寸前の小さな子供のように、肩で息を継いだ。
「あんなに驚いたのに、…怖かったのに、どうしてこんなに巣山くんのことで頭がいっぱいになるの?」
「……」
「どうして、私、こんなにおかしくなるの?」
「篠岡…」
「巣山くんがおかしくしたんだよ。ねぇ、どうして?」
篠岡が両手で顔を覆った。
巣山は鳩尾が痺れたようになって、しばらく篠岡を見つめていた。
動揺に震える篠岡はいたいけで、今すぐにもこの腕に閉じ込めてしまいたくて、
巣山は突き上げる衝動に喉が渇いてゆく。
「教えてよ…」
問い続ける声が涙で揺らぐ。
巣山は取り乱す篠岡に、内心で問い返す。
――なぁ篠岡。篠岡こそどうして、オレのあの行為にそんなにも乱される?
怒るのでも気味悪がるのでもなく、動揺するのは、どうして。
窓辺で立ち尽くす篠岡の方へ、巣山はゆっくりと足を運んだ。
一歩一歩、近付くごとに心臓がうるさく脈打つ。
掌をきつく握り、声に妙な抑揚が表れないように、巣山は慎重に言葉を継いだ。
「…確かめてみるか? 篠岡」
「え…?」
「どうして、そんな風にあのことばかり考えるのか。もう一度――」
そんなに知りたいというのなら。
自身の内側に起こる感情が、一体なんなのか。
あの時と同じように手を重ね、指を絡めて。掌に唇を、舌を這わせて、確かめてみればいい。
もっとも、そうしてみた後で自身の内に呼び起こされるだろう衝動を、
もう一度抑えられる自信は、巣山にはない。
確かめたら最後、引き返すことはできないだろう。
それでも、自身の心の奥底を覗いてみる勇気が、もし篠岡にあるのなら。
- 15 :
-
篠岡の中にある感情が、一体なんなのか。オレも知りたい。
ゆっくりと歩いて、篠岡に近付く。あと数歩。手を伸ばすにはきもち遠い。
僅かな距離を残して立ち止まる。
「――どうする?」
乾いた唇で呟くと、篠岡はゆっくりと顔を上げ、躊躇いながら手を伸ばして来た。
巣山の手に、指先が覚束なく重ねられる。
いいのかと問う前に、篠岡が手指を深く絡めた。
潤んだ目が静かに揺れている。
篠岡が小さく頷く。潤んだ目が静かに揺れていた。
かすかに怯えながら、しかしそこにはなにかを待っている従順さが湛えられている。
巣山は組み合わせて捉えた指の先に、小さく口付けた。
篠岡が小さな吐息を零した。
戯れるように啄み、手を解きながら甲に唇を落とす。
浮いた骨に弱く歯を当て、表情を見ながら指の付け根に舌を捻じ込むと、
篠岡は息を飲んでかすかに眉根を寄せた。
手を返して、掌を開かせる。
柔らかい中心に大きく口を開いて噛む真似をし、それから音を立てて吸った。
「……っ」
あの日の、乾きかけた血の跡を思い出して、軽く舐める。
脳裏に鉄錆の感覚が蘇って、巣山はあの日と同じように舌を這わせ、ゆっくりと指へと進んだ。
中指の先。薄暗い教室では、跡が残っているのかもよくわからない。
けれど、あの日、確かにここから血が流れ、巣山を逆上させた。
舌先を尖らせ、抉るようにそこを舐める。
口内に指全体を誘い込み、舌全体で包むようにすると、篠岡が小さく呼気を零した。
「ん…」
静かな教室に、かすかな水音が大きく響く。
わざと音を立てて舌を使うと、篠岡は羞恥に顔を伏せて額を巣山の肩に押し付けた。
寄せた小さな肩が自分の胸に納まる。
「巣山くん、私、おかしいよ…」
「なにが」
「怖いのに、…すごく怖いのに、続きが…知りたくて…」
確かめるように顔を覗くと、篠岡の長い睫毛が淡い影を作って震えていた。
苦しそうにかすかに乱れた息を継ぐ。
「…触って欲しくて…、もっともっと、って…」
「……」
「こんなの、おかしい」
篠岡は泣きそうに表情を崩して言う。
巣山が黙って見つめて続きを促すと、篠岡は今にも涙の零れそうな目で、縋るように見つめ返した。
「こんなの変だってわかってるけど、自分でもおかしいって思うけど、でも…、
私、巣山くんのことが、好き」
- 16 :
-
自分はおかしいのだ、と自嘲したあの日から、巣山の日常は感情をすことで過ぎた。
きっと篠岡に気味悪く思われているだろう、蔑まれるのならそれもいい。
皮肉な諦めで心を満たして、けれどそれを誰にも悟られないように、平静を努めた。
話があると呼び出された時も、最悪の結果をばかり思ったのだ。
なのに、篠岡は巣山のことが好きだという。
「おかしいのは、私の方だよ…」
よく出来た冗談みたいだ。
しゃくりあげる篠岡を見つめたまま、巣山は確かめるように思う。
空いていた手で篠岡は何度も涙を拭っている。
好きで、もっと触って欲しいと思う自分に戸惑って、篠岡は泣く。
こんなのは卑怯だ。かわいくて、堪らなくなる。
思わず手を伸ばして、ぎゅっと抱きしめた。
篠岡は、かすかな声でもう一度、好き、と言った。
教室の窓に背中を預けて、篠岡が小さく喘いだ。
唇を合わせながら、胸をまさぐる。
シャツの裾から掌を忍び込ませて背中を辿ると、篠岡は意を悟って凭れていた背を心持ち浮かせた。
ブラのホックを外し、その下の肌を探る。
胸のふくらみをやんわりと包むと、肌が掌に吸い付いてくる。
柔らかい胸が手の中で形を変える。
シャツをはだけさせて、その頂きに唇を落とすと、篠岡は苦しそうに息を止めた。
舌の先で舐め、転がすように愛撫する。
先が反応してかたくなり、篠岡はかすかに身悶えするように身じろいだ。
「ん…」
巣山の後ろに回された手が、何度もシャツを握り締めるのがわかる。
足元で小さく、きゅっと音がした。
靴の爪先が床を踏み、踵が不自然に浮き上がってはまた下ろされる。
篠岡が自分を抑えようと、無意識にしているのだろう。
巣山はその仕草に一気に昂ぶり、身体中が熱くなるのを感じた。
スカートの中に手を滑り込ませると、篠岡はにわかに怖じた様子で腰を引いた。
巣山はそれを追うように身体を密着させると、下着の上から指を這わせた。
「あ…っ」
湿りを帯びたそこに、指を強く押し付けるように愛撫する。
やがて小さく硬いそれの感触を見つけ、指の先で優しく撫でた。
「や…っ、そこ…、や…ぁ」
身体は与えられる刺激に素直に反応を返し、細い腰が揺らめいている。
篠岡が擦り合わせるようにして閉じた両膝に、巣山は半ば無理やり足を割り入れた。
足を開かせ、下着の隙間から指を差し入れる。
「や、…」
わざとぬかるむ中心に触れず、ぬめる指で芯の周りを誘うように辿る。
粘膜のくぐもった濡れ音が耳を打ち、篠岡の声が更に甘く高まった。
「はぁ…、あ…ん」
乱れていく篠岡がかわいくて、少しだけ意地悪がしたくなる。
巣山は篠岡の耳に口を寄せ、乾いた声で低く囁いた。
- 17 :
-
「どうする?」
「…巣山…くん?」
「今ならまだ引き返せる」
上目遣いに巣山を見る篠岡の頬は、薄闇の中でもはっきりと紅潮しているのがわかる。
近くで目を見合わせると、篠岡の目にはそれまでになかった色が浮かび、
零される乱れた熱い吐息には、あきらかな艶を帯びている。
「…ずるい…よ、そんなの…。もう…」
「もう…?」
巣山は先が欲しくて焦る気持ちを抑え込み、篠岡の言葉のままを聞き返して追い詰める。
篠岡は巣山が先に進まないことを悟ると、視線を揺らしてくしゃりと表情を歪めた。
わずかな逡巡の後、乱れた息を吐き出し、篠岡は巣山にきつく抱き付いた。
篠岡から唇を合わせ、深く口付けられた。
差し入れられた舌がたどたどしく巣山を誘い、懸命に巣山の官能を煽ろうとしている。
目尻に溜まった涙がかすかに光って、理性は音を立てて切れた。
恥ずかしがる篠岡を無理やり、机に押さえ込む。
指を中に差し入れる。指を増やし、動かして奥をほぐすと、篠岡は胸を喘がせた。
「は…」
いやらしい水音が巣山の興奮を煽る。
張り詰めたものを宛がうと、篠岡は息を飲んだ。
そのかすかな呼気さえ、甘く溶けて巣山を刺激する。
圧し掛かるように侵入すると、中は狭くて、そのきつさに眩暈がする。
「――っ」
篠岡の顔が歪む。痛みに、掌が肩を掴んで握り締められている。
巣山は動きを止めて、掌をそっと重ねる。
ゆっくりと解き、篠岡の手を口許に運ぶと、その右手にキスをする。
「ふ…」
中指を咥え、舌で柔らかく包む。口腔全体で優しく吸うと、篠岡は小さく息を吐いた。
次第に身体の緊張が解ける。巣山は身体を奥まで進めた。
締め付けられて、今にも達しそうだった。
熱くて、頭が真っ白になる。
「篠岡」
呼ぶと、篠岡が重そうに瞼を上げた。
大丈夫と答えるように、巣山の首に腕を伸ばす。
篠岡の中は溶けそうに熱く、肌は身体の奥の熱を伝えるように火照った。
「あぁ…あ、…んっ」
粘膜が擦れる音に、篠岡の堪えきれない嬌声が交じる。
奥を突き、身体を引くと、篠岡の柔らかい中が絡みつくように応える。
まるでそこが蠢き、飲み込まれるようで気が遠くなる。
徐々に高まる射精感を堪えて、巣山は何度も篠岡を突く。
篠岡の細い体はがくがくと揺さぶられながら、欲望を受け入れ、その熱を飲み込み、更に増幅して応えた。
- 18 :
-
「ふぁ…、あ…っ」
喘ぐ声が跳ね上がり、篠岡の限界に近いことを教える。
快感に支配されているのか、篠岡はもう目を瞑ったまま、ただ意味を成さない声だけを零している。
その声が、更に巣山を追い上げる。
「は、あ、あ、あぁ…」
篠岡の身体が、髪が、胸が、巣山の律動で揺れ、思考に白く靄がかかる。
「や…ぁ、ん…んんっ」
足元からぞくりと官能が這い上がり、巣山は身震いする。
欲しいまま貪り、果てなく昂ぶる。
「はぁ、あ…、もう…っ」
篠岡の身体がぶるぶると震え始め、足が巣山に纏いついた。
もっと深くと求めるように、腰をきつく絡めた。
「も…う…っ」
「篠岡…っ」
「あぁ…、あ、あ…、――っ」
*
- 19 :
-
「ふぁ…、あ…っ」
喘ぐ声が跳ね上がり、篠岡の限界に近いことを教える。
快感に支配されているのか、篠岡はもう目を瞑ったまま、ただ意味を成さない声だけを零している。
その声が、更に巣山を追い上げる。
「は、あ、あ、あぁ…」
篠岡の身体が、髪が、胸が、巣山の律動で揺れ、思考に白く靄がかかる。
「や…ぁ、ん…んんっ」
足元からぞくりと官能が這い上がり、巣山は身震いする。
欲しいまま貪り、果てなく昂ぶる。
「はぁ、あ…、もう…っ」
篠岡の身体がぶるぶると震え始め、足が巣山に纏いついた。
もっと深くと求めるように、腰をきつく絡めた。
「も…う…っ」
「篠岡…っ」
「あぁ…、あ、あ…、――っ」
*
- 20 :
-
動きを止めると、篠岡は堪えていた息を吐き出した。
しばらく首筋に顔を埋めていた篠岡が、掠れた声で囁く。
「巣山くん、好き…」
巣山は咄嗟に言葉が出なくなった。
「好き…」
言われるたび、胸がいっぱいになる。
鳩尾が痺れていく。巣山は奥歯をきつく噛み締めて、細く息を吐いた。
「大好き」
篠岡は歌うように言う。
巣山は、汗が浮いて張り付いた篠岡の前髪をそっと払った。
篠岡が蕩けそうな表情で目を細める。巣山の手を取り、指先を優しく絡めた。
巣山は取られた手を逆に引き寄せて、指先に口付ける。
やがて好きにさせていた篠岡が、その手をするりと解いた。
指先をそっと伸ばし、辿るように巣山の頬を撫でる。
「この間、叩いちゃってごめんね。痛かった?」
巣山は首を振って答える。
「あれはオレが悪い。篠岡こそ、怖かっただろ」
「少し。でも手に触れられるのはすごく好き。
巣山くん、前に私の手褒めてくれたことがあったでしょ。あの時も、すごく嬉しかった。
だからこの間のことも、私の手心配してくれたのかなって思うと、怖かったけど、今は嬉しいの」
一方的に怖い思いをさせられたのに、篠岡はそんな風に言う。
巣山は覚えず目を瞬き、篠岡をまじまじと見た。
そもそも以前、篠岡の手を褒めたことを、覚えていてもらえるとも思っていなかった。
篠岡の底のない優しさに、巣山は眩暈にも似た、いとおしさが突き上げる。
「…篠岡。好きだ」
「うん」
「もうずっと前から…、本気で、おかしくなるくらい」
血を吐くような気持ちで呟いたあの日。
篠岡は、巣山の告白に凍り付いたように言葉を失っていた。
けれど。今、目の前にいる篠岡は、同じ言葉を聞いて、表情を綻ばせた。
「おんなじだね」
「同じ?」
「私もあれからずっと、巣山くんのことばっかり考えて、おかしくなりそうだったもん」
「……」
「ううん、多分、今もずっとおかしいままだよ、私。もっと巣山くんのこと知りたくて、
もっともっと巣山くんに触って欲しくて、今でもずっと苦しい」
「篠岡…」
「私達、きっとお似合いだよ」
まだ紅潮の残る頬を柔らかく笑ませ、篠岡は静かに言葉を継ぐ。
潤んだ目で巣山をみる篠岡がかわいくて、巣山は胸の底にあたたかい感情が滲むように溢れた。
巣山はやっと心の底から穏やかな気分で、篠岡を抱き締めた。
- 21 :
-
終わりです。
過疎の埋め草のつもりだったのだが、
19の重複投下など、色々gdgdですいませんでした。
最後に、投下途中にレスくれた方、ありがとうございました!
- 22 :
- GJGJGJ! 惜しみなくGJ!
巣山最後まで気持ち伝えないつもりかとちょっとハラハラしてたら
最後グっと締めてた! もう超GJ!
- 23 :
- GJ!
久々に潤った感!
ありがとでした。
- 24 :
- うぃき管です。
スヤチヨを手フェチとしてまとめさせてもらいました。
タイトルも判別のためこちらで振らせてもらってます。
不都合あればお知らせ下さい。
- 25 :
- >>24
管理人さんいつも乙です
スヤチヨ職人も超GJ!いいエンドで良かった・・・
埋め草と言わずこれからも投下してくだされ!
- 26 :
- 感想レスくれた人ありがとう
嬉しかったですー
>>24
すばやい更新作業乙です
タイトルやシリーズ名付記など、問題ないです!
関連SS、すごく見易くまとまってると思います
ありがとうございます!
- 27 :
- 保守
- 28 :
- pixivで「おおきく振りかぶって R-18」と検索してみたがモモカン以外の女子勢には出合えなかった
……絵はスレ違いですね
- 29 :
- 訂正、見直したらそんなこともなかった
再度スレ違いごめん
絵スレ……は無いみたいですね
- 30 :
- 保守
- 31 :
- 個人的には絵も見たいからロダ借りて来てそこにうpってのもいいと思うけど
絵は身バレの可能性があるからなぁ
投下する絵師はあんまりいなそうだね
- 32 :
- うん。絵も見てみたいけど、難しいだろうな・・・。
というよりも、絵師さんがいるスレってかなり珍しいっていうか。
それと前スレをどうにかしないとな。まだもうちょっと容量残ってる。
- 33 :
- 誰でもいいから何か書いて
- 34 :
- ほしゅ
- 35 :
- やっぱアフタ出て、何か動きが無いと過疎っちまうな…
- 36 :
- スレ住人もそろそろ年末に向けて忙しいんだな
と前向きに?解釈することにした。
年明ける頃には投下も…コンスタントにあるといいな
- 37 :
- 8球目消えたー
誰か何か書いて読みたい
- 38 :
- 書きたい人はブログやサイトで個人的にやってるんじゃないかな
- 39 :
- どんなのが読みたい?
- 40 :
- 水谷が
↓
- 41 :
- 千代と
↓
- 42 :
- 部員の前で公開プレイ
結局乱交
- 43 :
- いや、そこは衆人環視のままの方がおいしい
- 44 :
- パンツ脱いでご近所さんにツーホーされるんですね。
わかります。
- 45 :
- >>43
賛成
- 46 :
- ニーズを無視して保守代わりにシガモモ。ただやってるだけ。
----------
「くっ……!」
鎖骨をなぞるように唇を滑らされて思わず声が出てしまう。
その間も無骨な指が脇の下を辿りながら乳房には触らずにそのすぐ下、
肋骨の上を薄い肉と皮膚が覆うだけの場所をゆっくりと何度も撫ぜる。
平生の長い講釈が鳴りを潜めたかのようにこんな時この男はいつも無口だ。
その代わりに愛撫は長く、そしてしつこい。
「ん、あふっ」
今まで寝たことのある男達は決まって私の大きな胸ばかりを攻めてきた。
しかしこの男にはそういう様子があまりない。
鎖骨、背筋、鼠頚部、足首、耳の裏。
普段の生活では触られることがほとんどないために慣れてない、
しかも肉付きが薄い場所から触れていく。
そうして私の体が出来上がった頃になってようやく両胸を揉み、先端を弄るのだ。
「んはぁ、ふ、あ」
もう既にとろとろになって溢れ出しそうな私の中に触れるにも、
この男は周辺であちらこちらへ指を遊ばせ、私がたまらなくなって腰をくねらせてから
ようやく芯を捉え、そして内壁へと触れていく。
殊更に指を動かさなくてもくちゅくちゅと音を立てて迎え入れる私の中は、
もう男のものを待ち望んで涎を垂らしている。
眼鏡を外すといかつさが更に増す男の顔が、ふ、と笑みで崩れた。
ここに至りようやく愛撫から開放され、のぼせながら荒く息を吐くけれど
スキンをつけ終えた男はすぐに私の中へと体を沈めてきた。
「は、あ、あっ、あ」
抱えられた腰を揺らされ、男の腰の動き以上に私の膝が跳ねる。
激しい動きではないのに全身が熱を持ったように熱く、口から喘ぎがこぼれるのは
それまでに体がすっかり出来上がっているからなのだろう。
終わってからならばそう分析できるのに、最中にはそんな理論的な思考など出来ない。
ただ体が欲する快楽のために腰を動かし、嬌声を上げ、
何もかもわからなくなるまでそれを繰り返す。それしか出来ない。
「志賀先生」
情事が終わり、ようやく口を開けるようになってから呼びかけると
既に眼鏡を掛けて身支度を整え始めた男が顔を向ける。
「なんですか、百枝監督」
「今日も私だけ先にいかせて、ご自分はいってらっしゃらないんじゃないですか?」
一瞬怪訝な顔をすると、男は静かな微笑で口を開いた。
「それは大した問題にはなりませんよ。自分でいくのは二の次ですし、
いつも部のために頑張ってもらっている監督に少しでも悦んでもらえるなら、ね」
その余裕ある態度をいつか崩してやりたいとは思いながら、
いつも崩されるのは私の方だということを再確認しただけだった。
恋愛などではなくただ体だけの情事ではあるけれど、崩されるだけなのは性に合わない。
次こそ私が翻弄してやる。
- 47 :
- えろーいワクワク (0゚・∀・) テカテカ
- 48 :
- おお、シガモモ投下乙!
ありそうで、意外に見ない組み合わせだな。
大人のエロいいよー!また是非!
- 49 :
- ほしゅ
- 50 :
- 書いてみたくなったんだが、浜チヨとか微妙かなー?
- 51 :
- >50
需要大
- 52 :
- 望む所だ
- 53 :
- 読みたい
- 54 :
- 越智の下の名前って出た?なんと呼ばせればいいんだかわからん
- 55 :
- 越智先輩は名字しかでてないよ。
ほっしゅ
- 56 :
- 「越智・・・」って苗字で呼んだほうがエロイ
- 57 :
- ほしゅ
- 58 :
- 阿部の誕生日も何もなかったのでクリスマスに期待してます。
それとも年末のイベントに向けて職人様忙しい?
- 59 :
- ここは阿部スレじゃねーよ
- 60 :
- 浜田の誕生日も何事もなく済んだしね
- 61 :
- 前もそうだったけど「阿部以外で」とか書かれたらやりにくい
- 62 :
- ttp://dl.illusion.jp/question/blog_question.php?question=2&mode=1&find=%91%97%81%40%90M
- 63 :
- 書きたいように書いて読みたいのだけ読めばいい
- 64 :
- >>61
わざわざ浜田の誕生日に>>58みたいなこと書くから
叩かれたんだと思うが
- 65 :
- 誕生日まで気にして書き込みしろってことですね
- 66 :
- なんかよく分からないけど阿部にやたら厳しい人いるよね。
とりあえず書き手さんの邪魔はして欲しくないな。
- 67 :
- 浜田誕生日だったのか
それはおめでとう
- 68 :
- >>65
阿部の誕生日がどうのと書かなければ、気にしなくていいんじゃない?
- 69 :
- 誕生日とかクリスマスとか期待しちゃうけど
雑談も難しいんですね……
- 70 :
- これだけ指摘されてるのに何がダメだったか理解しないんだな
阿部厨頭悪すぎ
- 71 :
- もう投下する職人様いないんじゃないの?
- 72 :
- 書いてはいるけど、投下までたどりつけない
やっぱり年末は忙しいよな
- 73 :
- まったりと待とうね。とにかくさ。
- 74 :
- 阿部厨を目の敵にしてるやつももうすこし空気よめ
- 75 :
- >>43
衆人環視のママ?
やっぱり水谷×ママンが一番だよな
- 76 :
- 今年一年、SS投下してくれた職人さん達ありがとう
来年もよい年になって、スレにぼちぼち投下がありますように
と保守
- 77 :
- 流れを読まずに投下。
チヨ→アベ
キャラ崩壊注意。
一応コミックス未読者は退避願います。
- 78 :
- 今日はミーティングのみだったため普段より早い時間に
野球部の面々は校門へと自転車を押し進めていた。
そのうちの一人がケータイの画面を見たまま固まっている。
「どーしたのー? メール?」
「え、あ、うん。友達が待ってるみたいだから私戻るね。
じゃあみんな、また明日」
「うーい、おつかれー」
「おつかれっすー」
もと来た方へと向かった篠岡は9人の姿が見えなくなるのを確認してから
もう一度ケータイを開いた。
『話がある。部室で待ってる』
用件だけの簡潔なメールの差出人は、データ整理のために残ると言っていた阿部だった。
話って何だろう……
阿部くんのことだからデータのことだよねきっと。
でも二人きりになることなんて滅多にないからちょっとラッキーだね。
「おつかれさまでーす」
はやる気持ちを抑え、明るい声を出して部室へ入って行くと
阿部は畳の上にノートを数冊広げ、あぐらに頬杖をついて見入っていた。
背中を向けたまま「おつかれ、悪いな」と一言。
篠岡は慎重に戸を閉めたあと、阿部の肩越しにノートを覗き込んだ。
「どこか間違えてた?」
「んー、いや……」
……、
……?
髪が肩にかかりそうなくらい近くにいるのに
阿部はどこかを見つめたまま動く気配を見せない。
「あのー阿部君? 話って?」
阿部君のことだから野球の話なんだろうけど。
篠岡は阿部の正面に回って座った。
「あ〜〜〜、あのさ」
一度顔を上げたもののまたすぐに視線を落として言った。
「その……付き合ってるヤツとか、いる?」
!!
- 79 :
- え、え、え、それって、それってどういう意味?
まさか阿部君も……?
ううんでも阿部君に限ってそんなことはない。ないない。
それはいつも見てる自分が一番よく知っている。
「ど、どうしてそんなこと聞くの?」
チ、と小さく舌打ちしてから横を向いたまま答えた。
「三橋が……篠岡のこと好きみてーなんだけど」
…………はい?
「オレの勘なんだけど確かだと思う。
ほら、あいつって何かってーとすぐグルグルすっけど
そばにいて支えてやれる人間がいたら男としての自覚もできて
もう少し安定するんじゃないかと……」
阿部の御託を篠岡はもう聞いていなかった。
足元が音をたてて崩れるような感覚を覚え、畳に両手をついた。
そう、私が一番よく知っていた。
この人の頭の中には野球しかないんだってこと。
どうして、どうしてこんな人のことが好きなんだろう!
うなだれたまま動かない篠岡の手元に、パタッと何かが落ちる音がした。
「お、おい篠……、!?」
歯と歯が当たりガチッと音がすると
次の瞬間には押し倒された阿部の上に篠岡が馬乗りになっていた。
阿部は状況を理解しきれずただ押し付けられる身体と唇とを受け止めていた。
かすかに血の味がする。
「!? !?」
「阿部君……」
耳元で篠岡が囁く。息がかかる。
「……いいよ、三橋君とお付き合いしても。
でもね、そういう関係になってこういうことするようになった時、
私がうまくリードしてあげなくちゃいけないよね……?
自信をなくして投球にまで支障をきたすようになっちゃ困るでしょ」
静かな低い声と密着する身体から感じる熱。心地よい重さ。
どこか現実味がない。
「だから阿部君も協力して……」
「な……」
言葉を遮るようにもう一度、今度は優しく口づけをした。
絡ませる舌と受け止め応える舌。
身体が中心から少しずつ熱くなってくる。
「ん……」
かすかな息遣いだけが部室に広がった。
どうしてこんなことをしているんだろう……
ぼうっとした頭の片隅でそんなことを思うがもうどうでもよかった。
二人は考えることを放棄した。
- 80 :
- 篠岡は黙って阿部のベルトに手をかけた。
カチャ、という金属音がやけに響く。
取り出したモノを前に逡巡している彼女の手を取り彼は自身を握らせる。
「こう動かして、そっちの手はこっち」
2人ともとても冷たい手をしていたが それ はとても熱かった。
ゆっくりと手を動かすとだんだん硬度を増していき
先端から透明な液体が滴ってきた。
舌をのばしてペロッと舐めてみる。
「ぅわっ」
「えっ」
「……ワリ。続けて」
全体を口に含むとさらに硬くなる。
「ん、……ふ」
ぎこちない篠岡の手の上に右手を重ね
左手で後頭部を押さえ逃げられないようにしてから扱きだした。
「んっ、ん、ぅ……」
「く、」
だんだん速くなる動きに、歯を立てないようにするのが精一杯だった。
「〜〜〜〜〜〜!!」
口中に発射されたそれを篠岡は必で受け止め、涙目になりながらもなんとか嚥下した。
「……わりぃ」
「いいの。大丈夫」
頬をほんのり上気させ微笑んだ彼女の顔は、初めて見る顔だった。
部活もクラスも同じで毎日顔を合わせているのに。
また俯いて先端に残る液体を舐めながら言った。
「阿部君が気持ちよかったら嬉しい」
- 81 :
- 阿部はなおもくわえようとする篠岡をひきはがし畳に押し倒した。
無茶苦茶にリボンを外しブラウスをたくし上げブラジャーをずらすと胸を隠す手があった。
「やだ、見ないで……」
「なんで」
「〜〜〜胸、ないから、恥ずかしいっ」
「大きさなんて関係ねーだろ」
抵抗する両手を頭の上で左手でひとつにして押さえると
彼女のささやかな胸があらわになった。
抜けるように白く、頂はピンクに色付いている。
「うまそう……」
「えっ」
阿部は吸い寄せられるように先を口に含んだ。
「あ……っ」
もう片方も愛撫しながら舌を転がすとまた声があがる。
肌理細やかな肌を堪能しつつ右手をゆっくり降下させ
スカートを捲り下着の中まで到達するとビクッと身体が揺れた。
しかし抗議はなさそうなのでさらに進める。
割れ目にそって指を入れるとそこは濡れてはいたが
未だ固く侵入者を拒んでいるようだった。
阿部はチ、と小さく舌打ちをして身体を起こすと
おもむろに下着を抜き去り、篠岡の太腿を抱え上げた。
「え、やぁ……っ、あぁっ」
抗う隙を与えず花芯に舌を絡ませ目の前の蕾を揉みしだいた。
「や、あ……やめ、てぇ……あっ」
言葉とは裏腹に声は熱を孕み蜜を溢れさせる。
指を這わせ刺激を与えるたびにピクンと身体が跳ねる素直な反応が可愛くて
ずっと続けていたかったがこんなうまそうなモノを前にしてそう我慢できるはずもなかった。
いただきます、と心の中で呟きながら篠岡の中に自身を沈めていった。
「! た……」
「わりぃ」
「いいよ……気に、しないで、好きなように、動い……て」
涙を浮かべ辛そうな顔をしながらも笑顔でそう言った。
篠岡のそこは狭くきつく締め上げられ阿部も痛かったがもう止められなかった。
再奥に到達して一度息を吐いてからゆっくりと動き始める。
「ん、ん、はぁ、あ……」
篠岡の甘い声と結合部から漏れる卑猥な水音が蛍光灯に照らされる。
- 82 :
- やべー、すげぇ気持ちいい
オレ……何でこんなことしてんだっけ
篠岡ってこんな、顔も、するんだな
阿部君と、しちゃってるんだよね、私……
たぶんこれが、最初で最後
ちゃんと切り替えるから、お願い、
今だけは私を見ていて
「痛いか?」
篠岡の頬を伝う涙を親指で拭う。
柔らかな微笑を浮かべ首を振ると手をのばし阿部にキスをねだった。
融けてしまいそうなキスだった。
限界が近い。
動きが早まるにつれ嬌声も高くなる。
「あっ、あっ、は、……ん、」
「篠岡、オレもう」
「あ、阿部く、ん、あべくん、……き……」
「篠岡、しの、おかっ……、……あぁあッ!!」
直前で引き抜くと篠岡の腹の上に派手に欲望をブチ撒いた。
荒い息遣いが部屋を支配する。
「……………ごめん」
「あはははっ」
「?」
「さっきから謝ってばかりだよ」
「そうか?」
手早く後始末と着替えを済ませた篠岡はもういつもの篠岡だった。
のろのろと服を着ている阿部の前に立つとさっと右手を差し出す。
反射で手を出し握る阿部。
「約束は守るよ。じゃあね、また明日! おつかれ!」
にっこり笑って踵を返し鍵を開け颯爽と部室を去っていった。
「なんだ鍵閉めてあったのか、
じゃねー、約束って何だ? ……」
『いいよ、三橋君とお付き合いしても』
「あれか? そもそもどうしてそんな話に……あ」
最初に馬鹿なことを言ったのはオレか。
でもあいつ三橋と付き合うって?
オレとこんなことしといて?
練習台は数のうちに入らねェってか!
クソ、女って、女ってわっかんねェ!!
阿部は身体の奥と掌に残る熱を握りしめて盛大に舌打ちをした。
- 83 :
- 以上です。
読んでくださった方、ありがとうございました。
- 84 :
- >>77
ごめんコミックス未読者じゃなくてアフタ未読者だった
- 85 :
- >>77-83
GJ!いいもん読めた
エロいし、うまそうといただきますで笑った。こんな時にもそれ言うか
- 86 :
- アベチヨ好きだから、読めて嬉しかったよ
でも、ちょっとストーリーが性急やな……
- 87 :
- 慌ただしい年末年始に投下してくれるなんて乙すぎる!
積極的な千代いいな
いい年始になった。ありがとう!
今年もいろんな作品が読めますようにー
- 88 :
- ほしゅ
- 89 :
- エロ少なめなのにやたら長いアベチヨ前提の水谷失恋話を投下してもいいでしょうか?
- 90 :
- OK待ってる!
- 91 :
- サイトでやれば?
- 92 :
- >>89
超待ってる
- 93 :
- 是非お願いします!
- 94 :
- 89です。
大変申し訳ない。不快にさせてしまう方もいるみたいなので、今回は自重します。
待ってると言ってくださった方にもすみませんでした。
またいつかちゃんとスレの主旨に添ったものを投下します。
- 95 :
- 書きたいものをただ書いて、無心で投下するのが吉。
お伺いを立てる必要はなし。
受ければ絶賛のレスがついて、ダメならスルーされる。
カモーン
- 96 :
- >>94
あなたみたいに投下するそぶりを見せておきながら少し批判されたぐらいで投下止めますーってのが一番ガッカリする
- 97 :
- >>94
SSの内容の問題じゃなく、
〜の需要はあるか?みたいな「誘い受け」レスが
嫌がられたんじゃないのかと思う。
元々いろんな人の集まる場所だから、
〜ってアリ?と聞けば、
アリとナシ、両方の意見が出るのは当たり前。
趣味や嗜好の違う全員に楽しんでもらえるSSなんて多分ない。
だから、どんな内容でも注意書き添えた上で突然投下でいい。
またなにか書いたら、次は意向とか聞かず
ガンガン投下してくれると嬉しい。
- 98 :
- もう二度とこなくていいよ
- 99 :
- カリカリしてる人が多いなあ。みんなカルシウム摂れよ。
人を選びそうなものを落とすぜ。ケダモノ注意。
----------
ご主人様がお風呂から出てきたので尻尾を振って待っていたのに、
「あーハイハイ、アイちゃんいい子だねー」って頭をおざなりに撫でただけで
ベッドに寝そべって何かをぱらぱらめくっている。
ご主人様は「やきゅう」というのに熱心なのはいいのだけど、
最近私のことを構ってくれない。
何度か連れてってもらった外で見た「やきゅう」は確かに楽しそうだったけど、
それでご主人様が私を邪魔にするのはなんだか気に入らない。
ベッドに前脚をかけてよじ登り、ご主人様の足の裏をぺろりと舐める。
「っひゃっ! あ、アイちゃん、だめよ、メっ!」
ご主人様は起き上がると私を抱き上げてくれたけど、
ここんとこずーっと私、ほうっておかれたんだから。勘弁してあげないんだから。
前脚でご主人様の胸をつんつんと軽くつつく。
身を捩じらせたご主人様は私を落っことした。ひどーい。
「ああ、ゴメンゴメン」
私の頭を撫でようとしたその手を舐める。
指の間を何度も舐めると、ご主人様が上げた声がなんだかさっきと違う響きになってきた。
私もご主人様も女の子ですからね、気持ちいいところはお見通しなんですよ。
ご主人様が油断している隙に再びベッドへと上がりこみ、ご主人様のキャミソールの中へ潜った。
ご主人様、出かけない日のお風呂あがりはブラつけませんものね。
「あ、ちょっと、アイちゃん、ダメよ、あぁっ」
おっきなおっぱいをぺろぺろ舐め回しながら時々前脚でたしたしっと叩くと
ご主人様の声がどんどん甘くなって、下からはオンナの匂いがしてきた。
ご主人様、気持ちいーんだ。
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