2.jeff beck [blow by blow]1975年 ソニー 初の全曲インストアルバムで最高傑作といえる作品。 70年にはもうストラトキャスターをメインとして使用しており、しかもジャケットではレスポールを弾いているイラスト(裏が写真)であることから、テレキャスのイメージはあまりないが、「cause we`ve ended ~]で聴くことができるあの美しいメロディを奏でているトーンは、セイモアダンカンがハムバッカーを2個マウントしたテレキャス(通称テレギブ)である。 必聴曲 cause we`ve ended as lovers http://www.youtube.com/watch?v=ATu5ZVUO0KI
3 :
期待
4 :
3.blind faith [blind faith]1969年 ユニバーサル スーパーグループと騒がれながらも1年足らずで幕を閉じた、クラプトンが音楽的にも悩んでいた時期の作品。 ES335やファイヤーバード等も使用し、ストラスキャスターに辿りつく直前の使用ギターを試行錯誤していた頃で、カスタムのテレキャスに50年代のストラトのネックを取付けたギターもライヴ、レコーディングでもよく使用していた。 トレブルを強調せず、歪みは控え目のナチュラルサウンドでプレイしている。 必聴曲 well all right http://www.youtube.com/watch?v=s-UZ2uE18ws Do What You Like http://www.youtube.com/watch?v=LyRWboKYqyE
4.Ian Hunter/Mick ronson [YUI ORTA]1989年 ユニバーサル どうしてもレスポールカスタムのイメージが強いミック・ロンソンだが、キャリア後半のメインはテレキャスだった(しかもピックから指弾きに転向している)。 本盤は元モット・ザ・フープルのイアン・ハンターとのデュオ名義の作品で、全曲アメリカン・スタンダード・テレキャスターで録音。 ロンソンは92年のフレディー・マーキュリー追悼コンサートでもテレ+E-Bowで「Heroes」「All the young Dudes」を演奏している。 必聴曲 How Much More Can I Take http://www.youtube.com/watch?v=bAU2QvU-hKE sweet dreamer http://www.youtube.com/watch?v=OZHnzA235as
8 :
5.Fairport Convention [nine]1973年island NY生まれで渡英して現地のフォークロックシーンで活動後、73年にフェアポートコンヴェンションに参加。エレクトリックトラッドの名門グループに、アメリカンサウンドを持ちこんだテレマスター、ジェリードナヒュー。 英フォークファンからは不当に評価が低いが、驚くべきベンディングテクニックを持った達人だ。帰米後はヘルキャスターズなどで活動。ギターファンには高い評価を得ている。 必聴曲 Polly On The Shore http://www.youtube.com/watch?v=Yy707Dj4lnc Pleasure and Pain http://www.youtube.com/watch?v=Bv6miU6X6n4
9 :
6.Eric Clapton [from the cradle]1995年 ワーナー アルバム発売に前後して行われたブルースツアーでは、豪華絢爛なギターたちを無敵のブルースアンプであるヴィンテージのツインにプラグインし、極上のギターサウンドを聴かせてくれた。 スタジオではさらに様々な楽器が用意されたのは想像に難くないが、1975年の2回目の日本公演で使われ、1999年のギターオークションで競売された白いテレキャスターがこのアルバムでも使われたというのは意外だった。 必聴曲 Five Long Years http://www.youtube.com/watch?v=JKTdd7awuMU
14.Pink Floyd [the piper at the gate of down]1968年 EMI 彼らの記念すべき1stアルバム。 デイヴギルモア加入前のバンドのリーダー、シドバレットが全面参加している唯一のアルバムである。 そのアーティスティックな感性や独特な詞の世界、R、奇行等ばかり取り上げられることが多いシドではあるが、自分の感性を表現するギタリストとしてのプレイスタイルは天性と言えるもので、スーパーテクニックで太刀打ちできない表現力の豊かさに圧倒される名盤である。 必聴曲 Astronomy Domine http://www.youtube.com/watch?v=6M-UtlpvBWk Interstellar Overdrive http://www.youtube.com/watch?v=sUHMltEOLds
20 :
15.The Pirates [out of their skulls]1977年 Zircon ビートルズの登場以前から変わらぬ不良っぷりを見せつけ2010年に他界したミックグリーンのぶっきらぼうでがちゃがちゃとしたテレキャスターサウンドは、バッドボーイR&Rの魂を無骨なまでにストレートに伝えてくれる。 本盤は77年発売のパイレーツのデビューアルバムと同名ながら、オリジナルアルバム3枚からの曲を編集した51曲入りCD2枚組のコンピ。永遠の不良ここにあり。 必聴曲 that's the way you are shake hands with the devil
21 :
The Police [Regatta De Blanc]1979年 ユニバーサル 78年のデビューアルバム『outlandos d'amour』はパンキッシュで粗削りなところもあったが、このセカンドアルバムでアンディーサマーズは完璧に自分のスタイルを確立したといっていいだろう。 特徴的なのがイントロやバッキングでのアルペジオで、普通のコードフォームではなく音の響きやヴァイシングまで完璧に計算に裏打ちされている。 コーラス、ディレイ等のエフェクターの使い方さも特筆。 必聴曲 Message In A Bottle n a bottle http://www.youtube.com/watch?v=MbXWrmQW-OE Walking on the moon http://www.youtube.com/watch?v=zPwMdZOlPo8
18.The Pretenders [Get Close!]1986年 ワーナー テレキャス女王といえば、YUI嬢でも奥居香嬢でもなく、やはり、クリッシーハインド。 「嬢」というより「姐さん」と呼ぶべき貫禄だが、彼女の愛器ネイビーのテレキャスがこれまた貫禄たっぷりにあしなわれた86年の本作からは、バンドの代表曲に挙げられるオールドファッションなロックンロール曲「don't get me wrong」の大ヒットが生まれた。カントリータッチの軽快なリフが伸びやかに響く。 必聴曲 don't get me wrong http://www.youtube.com/watch?v=r9-FmwxV0N4
24 :
19.Queen [The Game]1980年 EMI 世界的にも人気が絶頂期の、ある意味バンドとして変身を遂げメガヒットしたアルバム。 ブライアンメイと言えば自宅の暖炉の木を使用したオリジナルギターのイメージであるが、本作では一部のソロとシャープなカッティングでテレキャスターを使用しているようだ。 特にロカビリー作品「Crazy little thing called love」は、当時のサウンドを求めたのか、典型的なテレキャスサウンドでソロを披露し、サウンドの幅を広げている。 必聴曲 Crazy little thing called love http://www.youtube.com/watch?v=hFWbF0Kp-_4
21.Status Quo [Rock'til you drop]1991年vertigo 60年代から活躍しているイギリスNo1のブギーバンド。 リードギター/リードボーカルを担当するフランシスロッシを核にした疾走感溢れる小気味のよいサウンドが持ち味だが、楽曲の良さもステイタスクオーを語る上で欠かせない重要なポイントのひとつだ。 フランシスロッシはテクニカルなプレイヤーではないのだが、歌心が素直に伝わったくるフレージングは充分すぎる存在感がある。 必聴曲 Fakin' The Blues http://www.youtube.com/watch?v=0BHoc07ns-8
23.The Yardbirds [five live Yardbirds]1965年ビクター エリッククラプトン在籍時の記念すべき彼らのファーストアルバムは大胆にもライブアルバムで、当然実力と人気が既にあったバンドであったからこそ実現できたものだ。 この時期は他のギターも使用していたが、本作は当時の愛器で62年頃のカスタムカラー(レッド)、ローズ指板のテレキャスターであろう。 まだ、テクニックは成長期ながらも、開花するブルースギターの片鱗を窺わせるフレーズを聴くことが出来る。 必聴曲 five long years http://www.youtube.com/watch?v=UBmfDQAhmSM
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24.The Yardbirds [Roger the engineer]1966年 Diablo ヤードバーズの最高傑作と言われるジェフベック時代の作品。あのジョンウォーカーから譲り受けたエクスワイアのシャープなサウンドをほぼ全曲堪能出来る。 「lost women」でのキースレルフとのハーブVSギターソロは今聴いても緊張感のある名演だし、ジェフの代名詞とも言える「Jeff's Boogie]のソロはテクニックの宝庫。 スティールベックと呼ばれたジェフの初期のエネルギッシュなプレイは圧巻である。 必聴曲 lost women http://www.youtube.com/watch?v=OS9c6ks58PI Jeff's Boogie http://www.youtube.com/watch?v=bNsZNPyn23Y
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25.The Yardbirds [Little Games]1967年 EMI ジェフベックが脱退し、ギタリストがジミーペイジひとりとなって制作した意欲的な作品。 人気バンドの重圧、マネージメントやレコード会社の意向もあって制約はありながらも、ヴァイオリンの弓、オリエンタルなサウンドの導入等、ZEPファーストへの確実な進歩を遂げている。 とてもテレキャス一本で作り上げたと思えぬ程、多彩でパワフルでエモーショナルなトーンを披露。ペイジの本領が発揮された作品である。 必聴曲 little games http://www.youtube.com/watch?v=0Gvt0Mz3hEQ smile on me http://www.youtube.com/watch?v=kPTjC5dYB0o
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2005年以降の録音で頼む
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26.Pete Anderson [Working Class]1984年 little dog ドワイトヨーカムに不可欠な専任ギタリスト兼プロデューサーにして僚友。ストラト系も弾くが、ヴィンテージテレ+古いダンカンピックアップ+チューブアンプというコンビネーションが基本だ。 ビート感の効いたプレイとトワンギーなサウンドを身上とする名プレイヤーだ。 自身のレーベルからソロ作も出しており、これはその1作目。 ナチュラルに歪んだ音で、ロッキンカントリー魂を炸裂させた痛快なアルバム。 必聴曲 Working Class stateside charlie http://www.youtube.com/watch?v=h1k7FnTdMpw
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27.Dan Braid [Buffalo Nickel]1996年 BMG ジョージサテライツ脱退後にリリースしたソロ2ndアルバム。 リックリチャーズとのツインギターだったジョージサテライツでは、ヴォーカリストに比重を置いてギターはリックリチャーズに任せていた感じもあったが、このアルバムではギタリストとしての本領を発揮した存在感溢れるプレイを聴かせている。 ヴィンテージのチューブアンプに直プラグインしたようなテレキャスターのトーンも良い。 必聴曲 Cumberland river http://www.youtube.com/watch?v=0iJg5CpyMCs i want you bad, Li'l bit
35 :
28.The Band [Rock of ages]1972年 EMI ロニーホーキンスやボブディランのバックバンドからデビューし、『music from big pink』でマスコミ、ミュージシャンからも大絶賛されたザバンドの活動時に唯一発売されたライブアルバム。 ホーンセクションも加え音楽的に頂点を極めた彼らのステージの全貌を捉えた作品。 ロビーロバートソンはテレキャスとストラトで、職人も唸らせるあの絶妙なピッキングハーモニクスを随所で披露している。 必聴曲 The weight http://www.youtube.com/watch?v=ghF-dg5JvqE Unfaithful servant http://www.youtube.com/watch?v=XOQaz32gkHo
29.MIke Bloomfield [Live at the old waldorf]1998年 ソニー ポールバターフィールドブルースバンドのメンバーであり、ボブディランの「Highway61]への参加、アルクーパーとの『Super Session』『The live adventure of~』でも知られるホワイトブルースギタリストの代表格。 本作は76~77年(一部74年)、定期出演していたクラブでのライブ音源を集めたもの。 リラックスして、楽しみながらブルースを演奏している様が窺える好アルバム。 必聴曲 The Sky Is Clyng http://www.youtube.com/watch?v=glRnkDANTw8
43 :
30.Booker T. & The MG'S [Green onions]1962年Atlantic オーティスレディング、サム&デイブ等を筆頭に、スタックスレコード所属のアーティストのバックで数多くの名演を残しているブッカーT. & The MG'S が、初めてのバンド名義でリリースしたアルバム。R&Bのバッキングスタイルを確立したと言えるスティーヴクロッパーのカッティングは絶品で、コード弾きにパッシングノートを巧みに加えたりしているので、コピーしてみると奥が深いが実感できるはず。 必聴曲 Green onions http://www.youtube.com/watch?v=ZLfQ9SIRPP0 Mo'onions http://www.youtube.com/watch?v=W26JFBxveLs
44 :
31.Booker T & the MG's [The best of Booker T and the MG's]1968年 Stax ブッカー T &the MG's、スタックスのハウスミュージシャンとして活躍したスティーブクロッパーはまさにサザンソウルサウンドを作ったギタリストだ。 一貫してテレキャスターを使用し、テレのイメージ作りにも一役買ったのでは。 シャキっとしたリズムカッティング、野太い低音弦などテレの旨味満開のプレイぶり。 オーティスレディングなどの歌の伴奏も必聴。MG'Sでは意外にブルージーな味も出している。 必聴曲 Red beans and rice http://www.youtube.com/watch?v=b9dquWDfepA Hip hug her http://www.youtube.com/watch?v=uJbjke7Ps2Q
45 :
32.Roy Buchanan [Roy Buchanan]1972年 ユニバーサル テレキャスターと言えば、欠かせないのがロイブキャナンだろう。ラリーカールトンに「素晴らしいブルースギタリストがいる」といって教えてもらったのが、ロイだった。 この72年のデビューアルバムがCD化されたのは20年後だが、当時のまだカントリー色の強いプレイが堪能できる。 「Sweet Dreams」や「The Messiah Will Come Again」といった名曲はもちろん収録。 しかし、「Hey Good Look'in」を始め、全てが必聴だ。 必聴曲 Sweet Dreams http://www.youtube.com/watch?v=swX9oq6TVAU The Messiah Will Come Again
46 :
33.Roy Buchanan [A street called straight]1976年 ユニバーサル ジェイムズバードンの知り合いだったことから、テレキャスターの達人が始まったのであろう。 彼ほどテレキャスターでカラフルなトーンを奏でたギタリストは他にいない。 ナチュラルな渋いトーン、絶妙なピッキングでドライブさせたトレブリーなトーンでのプレイは彼ならではのもの。 本作は1作目とはヴァージョン違いの名バラード「The Messiah~ 」を収録した名盤で、ブルースナンバーでの創造的なプレイも素晴らしい。 必聴曲 the messiah will come again http://www.youtube.com/watch?v=deeBQZ8Aklc
47 :
34.Roy Buchanan [When a guitar plays the blues]1985年 Alligator 何枚かレスポールを弾いたアルバムもあったりするが、世界最高の無名ギタリスト、ロイも、ミスターテレキャスターと呼ぶに相応しいギタリストの一人。 本作は、薬物、アルコール中毒などで中断していたキャリアを再び軌道に戻した85年の復帰作。 レーベルが名うてのブルースレーベルだけに、ブルースオリエンテッドな内容だが、特にタイトル曲は、硬質な音、ハーモニーピッキングなど、これぞロイなり。 必聴曲 When a guitar plays the blues http://www.youtube.com/watch?v=ACE8gxJK-Cg
48 :
35.Johnny Burnette And The Rock'n Roll Trio [Johnny Burnette And The Rock'n Roll Trio]1956年 Hip-O セクシー過ぎたキングエルヴィスは横目に、男気ロカビリーという意味ではこのジョニーバーネットのトリオ時代こそが最高最強。ヤードバーズもカヴァーした「Train Kept A Roll'in」や永遠の名曲「Rockabilly Boogie」で有名なこの盤のエレキギターサウンドはポールバーリソンによる55年製テレキャスター。 当時のリアルタイムのテレキャスターサウンドが聴ける珍しい一枚でもある。 必聴曲 Train Kept A Roll'in http://www.youtube.com/watch?v=ufzRV3xspYA Rockabilly Boogie http://www.youtube.com/watch?v=6LUGNC8miRo
49 :
36.James Burton [The Guitar Sounds Of James Burton]1971年 A&M プレスリーのバックで知られるペイズリーテレキャスターの達人、ジェームズバートンのソロアルバム。 発売当時は単なるBGMと揶揄されることもあった。 しかし、プレスリーを始めとするスターのバッキングで培った職人芸は一聴の価値があり、彼らの持ち歌をインスト化したアレンジも大いに参考となる。 基本はフラットピック+指のカントリーチキンピッキングだ。 必聴曲 Polk salad annie http://www.youtube.com/watch?v=TcqqONPRCLU mistery train http://www.youtube.com/watch?v=0cH5RGirn0k
50 :
37.James Burton & Ralph Mooney [Corn pickin' and slick slidin']1968年 EMI リッキーネルソン、エルヴィスプレスリー、マールハガート、グラムパーソンズからエルヴィスコステロまで、ジェームズバートンの聴くべき歌伴演奏は数多いが、自己名義のアルバムでお勧めしたいアルバムの一枚が本作。 スティール奏者ラルフムーニーとの共演盤で、ドブロやアコギを弾くトラックも多いのだが、とりわけ「your cheatin' heart」はテレによる100%濃厚バートン節。 超快感のチキンピッキングだ。 必聴曲 your cheatin' heart moonshine http://www.youtube.com/watch?v=QkL5hu7PkmQ
51 :
38,The Byrds [Untitled/Unissued] 2000年 ソニー クラレンスホワイト在籍時のバーズのアルバムはどれを聴いても失望しないが、70年にライブ&スタジオ録音の2枚組みLPとしてリリースされた本作は、最強のライブバンドとしての姿が記録された定番的名盤。 現行盤はさらに未発表のライブトラックをたっぷり収め、CD2枚組となった超拡大バージョン。その追加分は本編をしのぐ出来ばえだからなおさら必聴。 ホワイトのストリングベンダープレイがほぼ全編で炸裂。 必聴曲 eight miles high http://www.youtube.com/watch?v=uyZq6lIV-Eg nashville west
52 :
39.The Byrds 2000年 ソニー バーズ68年の名盤でありクラレンスホワイトが重要な位置を占めてはいるが、大々的にフィーチュアされているのはペダルスティールであって、彼のベンダー付きテレキャスターはどちらかというと控えめ。しかし、「The Christian life」(マスター/リハーサル)や「Blue Canadian Rockies」での渋いプレイや、ボーナストラックとして入っているインストの「All I Have Memories」でのソロは是非聴いておきたい。 必聴曲 The Christian life http://www.youtube.com/watch?v=so72VdB8KVA All I Have Memories http://www.youtube.com/watch?v=OKZJP2pT1jk
53 :
40.Chris & Herb [Bakersfield Bound]1996年 Sugar Hill クリスヒルマンとハーブぺターゼンが、デザートローズバンド以降に制作した本格的なカントリーアルバム。 ベイカーズフィールドは大御所バックオウエンズの本拠地だが彼に敬意を表してテレキャスターサウンドを大々的にフィーチュア。 リードギタリストはセッションマンのラリーパークとジムモナハンで、いずれも鮮やかなカントリーフレーズとベンダーを使用したスティールギターリックを連発する。 必聴曲 Which One Is To Blame close up the honky tonks http://www.youtube.com/watch?v=nsuxDIvMieg
54 :
41.Clarence Gatemouth Brown [The Original Peacock Recording]1990年 Rounder ゲイトマウスは、ジョニーギターワトソンやアルバートコリンズの師匠筋にあたるギタリスト。 70年代以降はフィドルも多用したが、もともとは細かい符割りで、畳み掛けるように弾く、元祖テキサスアグレッシブギタリストだ。 本作は最初の全盛期に当たる、50年代のピーコック録音を集めたもの。 フルアコも弾いていたが、ジャケのようにテレキャスもしばしば用い、シャープかつトリッキーに攻める。 必聴曲 Midnight Hour http://www.youtube.com/watch?v=4k072v-urtA Okie Dokie Stomp http://www.youtube.com/watch?v=79N007dFBwg
55 :
42.Albert Collins [Frostbite]1978年 Pヴァイン テキサスの生んだ最凶ギタリスト、アルバートコリンズ。50年代末のデビュー時から、ほぼ一貫してテレキャスを弾いている筋金入り。 激しく突っ込んでくる第一音に全てを賭けたかのようなアグレッシブなスタイルで、出音一発で、アルバートだと分かるほどの個性の持ち主だ。 本作は不遇時代にピリオドを打ち、第一線に躍り出た78年のカムバック作。 初期のものよりも、音色自体が激しく、また太くなっている。 必聴曲 if you love me like you say http://www.youtube.com/watch?v=cVEXa7VbSWU
44.Sheryl Crow [The Very Best Of Sheryl Crow]2008年 ユニバーサル ギターだけでなく曲によってはベースも弾きこなす彼女の音楽は基本的にギターミュージックだ。 ソロを取るわけではないがリズムプレイは中々のもので、サウンドの要となっている。 2007年のクロスロードフェスでは赤いテレキャスターを手に、一時浮き名をながしたクラプトンと久々の共演を果たしている。 02年の来日公演では50年代のブラックガードのテレキャスターを弾いたりと、本当にギターが好きだ。 必聴曲 My Favorite Misteke http://www.youtube.com/watch?v=D0zq_jmfsYE
58 :
45.Daryl Hall And John Oates [Live at the apollo]1985年 BMG ホール&オーツバンドのギタリストGEスミスは、長らく米国の名物番組『サタデーナイトライブ』の音楽監督を担った人物でもあり、彼の功績を称えてフェンダー社はGEスミス・シグネチュアテレキャスターが発売された(ボディーマウントされたリアPUが特徴)。 そんな彼の激渋なフィンガーリックとトゥワンギーサウンドが堪能できるホール&オーツの85年のアポロシアターでのライブ。 必聴曲 Everytime You Go Way http://www.youtube.com/watch?v=5O-HUG5VUvQ
59 :
超がんがれ
60 :
46.Jesse Ed Davis [Jesse Davis]1970年 ワーナー 売れっ子セッションギタリストとして数多くのアーティストから絶大な信頼を寄せられていたジェシエドディヴィスの1stソロアルバム。 エリッククラプトンをはじめ豪華なゲストが参加していることもあって、やや全体の統一感に欠ける気がしないでもないが、元祖レイドバック的なシンプルながらツボを心得たプレイは実に味わい深い。 薬物の過剰摂取により88年に43歳という若さでなくなったのが残念。 必聴曲 Reno Street Incident http://www.youtube.com/watch?v=L1oNsVKpyfw Crazy Love http://www.youtube.com/watch?v=Li11ZWwlVhk
61 :
47.Michael Dinner [The Great Pretender]1974年 Fantasy ボブウォーフォードはクレランスホワイト亡き後、正当な後継者と目されたストリングベンダーテレ使いだが、参加セッションは意外に少なく、やがて活動も下火になっていったことが惜しまれる。 この西海岸シンガーソングライターの表題曲に残した痛快ソロは、ベンダーファンの語り草となる名演。 他にリンダロンシュタット「Willin'」やハーブぺダーセン「Easy Ride」でのソロがよく知られる。 必聴曲 The Great Pretender http://www.youtube.com/watch?v=lsuVFd-hiDg
49.Cornell Dupree [Teasin']1974年 ワーナー パイプの煙をくゆらせながら、クールなフレーズをキメまくるグルーヴマスター。 この人ほどリズムギターのカッコ良さを教えてくれた人はいない。 スタッフでの来日公演が印象深い。 カージナルのデカールが印象的なナチュラルのテレキャスターはピックガードが外されデュアルモンドのPUがセンターに追加されていた。 憧れてテレキャスターを3ピックアップに改造した方も少なくないはず。 必聴曲 How Long Will It Last http://www.youtube.com/watch?v=tsx0bcqofto
64 :
50.Bob Dylan [Live 1966-The Royal Albert Hall Concert]1966年 ソニー のちにザバンドとなるホークスを従えて轟音のエレクトニック演奏を行い、観客の度肝を抜いたディランの英国ツアーライブ(アルバートホールではなく、実際はマンチェスター公演)。 ロビーロバートソンのリードもディランのリズムもテレキャスターによる。 ロバートソンはザバンド初期にもテレをメインにしていたが、本作での切り裂くようなテレサウンドは、その後のプレイに聴かれない印象的な音だ。 必聴曲 Baby,Let Me Follow You Down http://www.youtube.com/watch?v=LGumo3rQbms Leopard Skin PillBox Hat
65 :
51.EAGLES [EAGLES]1972年 ワーナー フライングブリトウブラザースを経てイーグルスに参加、4作目まで在籍してカントリーロック的側面を担ったのがバーニーリードン。 特にこの1作目では彼がリーダーだった。バンジョーやマンドリンなど、アコースティック楽器も得意だが、ストリングスベンダー装着のテレキャスターにフェイザーを絡ませ、爽快な初期イーグルスサウンドを決定付けた。 ウエストコーストファンには忘れられない音だ。 必聴曲 take it easy http://www.youtube.com/watch?v=46T1r_tetgA peaceful easy feeling http://www.youtube.com/watch?v=44A9iDQNrss
66 :
52.EAGLES [Hotel California]1976年 ワーナー 当時はステージにずらりとヴィンテージギターを並べていたのが懐かしいが、レコードでの使用楽器の判別は難しい。 ドンフェルダーのギブソンに対して、イーグルスにおいてはテレキャスターのイメージが強いジョーウォルシュは、名演中の名演のタイトル曲でもやはりテレキャスターを使ったようだ。 コンプレッサーが深くかかったディストーションサウンドを駆使し、ハーモニクスを自在に操るフレージングは驚異的だった。 Hotel California http://www.youtube.com/watch?v=lXT1h3Ags94&feature=related
67 :
53.Tommy Emmanuel [The Journey]1993年 ソニー アコースティックギター片手にショーマンシップ満載の超絶プレイを繰り広げるトミーエマニュエルが、テレキャス(カスタムショップ製とバルトリーニで3PUに改造したモデル)に持ち替え、ロスで録音したスピード感溢れるロック風フュージョンインストアルバム。 伸びやかで軽く歪ませた音が素晴らしく良く、その巧みさに舌を巻く。 なお、「Train The Invisible Man」のスライドは、ジョーウォルシュだ。 Train The Invisible Man http://www.youtube.com/watch?v=R7lq7DKV8do
55.Aretha Franklin [Live at Filmore]1971年 ワーナー コーネルデュプリーは60年代半ばから、数え切れない量の録音をこなしてきたセッションマン。中でも特筆すべきは70年代初頭のアレサフランクリンのバック。 本作は71年、アレサのフィルモアウェストでのライブ録音で、バーナードパーディー他ニューヨークの精鋭が磐石のバック。 地味ながら、まさに歌伴の鏡となる盛り立て方、味付けが冴える。 「Bridge Over Troubled Water」でのヴァイオリン奏法など、実にぐっとくる。 Bridge Over Troubled Water http://www.youtube.com/watch?v=Jhilej8W4Rs
58.Amos Garrett [Third Man In]1994年 パイオニアLDC ジェフ&マリアマルダーや、ポールバターフィールド、エミリーハリスなどとの名演も多い彼は日本では根強いファンが多い。いわゆるミュージシャンズ・ミュージシャンの一人だ。 収録曲にはボビーチャールズや、パーシーメイフィールド、トニージョーホワイトなどのついギターが弾きたくなる名曲が目白押しだが、そこは名人、しっかり抑制の効いた大人なフレージングを聴かせてくれる。 What A Fool I Was
73 :
59.Vince Gill [Vince Gill and Friends]1994年 BMG カントリースターのヴィンスギルを『クロスロードギターフェスティバル』に呼んだクラプトンはさすがと言わざるを得ない。 プレイスタイルやサウンドはカントリーそのものだが、とにかくセンスが良いのだ。 ブルーグラス出身のため、早弾きも完璧にこなす。 本作は豪華なゲストが参加しているが、「Oklahoma Borderline」1曲だけでも聴く価値あり。 Oklahoma Borderline http://www.youtube.com/watch?v=RhxjQELOrvk Let's Do Something
62.Merle Haggard [Okie From Muskogee]1969年 Capitol マールハガードはバックオウエンズと並ぶ60年代ベイカーズフィールドサウンドの大物中の大物だが、そのハガードのバンド、ストレンジャーズで長年リードギターを務めたのがロイニコルズ。 スタジオ録音ではジェームズバートンが弾いてたりもするのだが、ライブでは100%ニコルズが担当。 この全盛期ライブ盤では代表曲満載の一方、ニコルズのテレによるカントリーベンディングも満載だ。 Mama Tried Workin' Man Blues http://www.youtube.com/watch?v=fbEstJ98TcM
64.Hellcasters [Essential Listening 1]2002年 High Tone デザートローズバンドで著名なジョンジョルゲンソン、米英で多くのセッションをこなすジェリードナヒュー、それにウィルレイというテレキャスターマスターから成るバンドのベスト盤。 最近はジュリー以外G&LのASATスペシャルを愛用のようだが、サウンドは紛れもなくテリーそのもの。 天才的ギタリストが3人集まって、カントリーからハードなロックまでノンジャンルで弾きまくるインストは凄まじい。 disintonation Valley of The Pharohs http://www.youtube.com/watch?v=Bcpofztr19E
84 :
65.Eddie Hinton [Very Extremely Dagerous]1978年 Capricorn ジミージョンソンと並ぶマッスルショールズリズムセクションが誇るギタリストにして、名ソングライターでもあったエディヒントン。 目立ったソロは一切とらないが、テレによるシュアなリズムキープとオブリガードは絶品だ。 スタジオ界ではつとに有名な人だったが、78年にこのソロ作を発表し、白人とは思えないソウルディープな歌が聴くものを圧倒した。 さり気ないプレイに潜む、米国南部の核心。 You Got Me Singing http://www.youtube.com/watch?v=XvUHJ-MLZy0 I want it all
67.Bill Kirchen & Too Much Fun [Tombstone Every Mile]1993年 Demon コマンダーコディのバンドを経て渡英、ムーンライダーズに参加したり、ニックロウのセッションで活動したテレキャスター派。 ほとんどエフェクトなしの生音テレを、シンプルに朗々と響かせるこだわりのギタリスト。 カントリー、ロックンロール、ウェスタンスウィングなど、ベイシックなアメリカンリックを得意とし、この93年盤でもアルバム全編、古典的テレキャス美学を掲げる。今や貴重な存在と言えるかも。 Tombstone Every Mile http://www.youtube.com/watch?v=dtlBBNvtSvY Without Love
87 :
68.Greg Koch [Radio Free Gristle]2003年 ビクター スティーヴヴァイに見い出され、ヴァイのレーベルFavorted Nationsからリリースされた、グレッグコッチの同レーベルからの2枚目のソロアルバム。 スタジオミュージシャンとして長い間活躍しているだけあって、ロック、フュージョン、カントリー、ブルース、ニューエイジ系など何でも器用にこなすテクニックは圧巻。 特にカントリースタイルのプレイやアコースティックギターのテクニックは圧巻。 Ila Rose