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優等生を堕落させたい4


1 :2013/09/16 〜 最終レス :2013/10/04
優等生を堕落させたい
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1286460576/
優等生を堕落させたい2
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1347119596/
優等生を堕落させたい3
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1367422079/

2 :
1( ゚ω^ )ゝ 乙であります!
優等生を堕落させたいスレ 避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/15851/
も天プレに入れるのがいい!

3 :
>>1
乙です。めでたく前スレもちょうどいっぱいになりました。
最後のキャラ設定は、若干のネタバレを含んでます。後からで申し訳ありませんが、
読んでくださっている方、ご注意ください。

4 :
>>1

5 :
>>1
やっぱりよくない方へ変えられていくというか
堕落させられる感ってのがそそってエロいよのぅ
まぁ今更っていうかそういうスレなんだけどもさ

6 :
乙。
体たらくや自堕落とかだけじゃ、なんかパンチないな。
むしろそういうのとは無縁の優等生だからこそいい。
好きな同人なんかも徹底的に堕落させられているのばっかだw

7 :
「こころのすきま」作者です。
過去分のアップとともに、こっちも少しずつ続けます。
力量不足で、スッキリさせるのが難しいのですが、どうでもよさそうなところは読み飛ばして、
引っかかってもらったりするといいかな、と思います。
それでは、今日の分を落とします。

8 :
>>6
俺はそういうのだけでもイケるクチだな
>>7
今日も乙!楽しみにしてます

9 :
「夏菜子センセ、ありがとう、よく分かったよ。やっぱりすげえなぁ」
「どういたしまして、ササちゃんも最近頑張ってるから、教えがいがあるよ」
11月になって、立冬を迎えて暦の上では冬となったが、もちろん季節はようやく秋の色が濃くなってきた頃である。
夏菜子が、中学時代通っていた進学塾でチューターのバイトを始めてから1か月が過ぎた。
夏菜子が相手をするのは主に中学1年生と2年生であったが、
この辺りの公立中学の中間テストの問題をズバズバと当てたことで、生徒たちの評判は良かった。
人当たりもいいし、かわいいし、しっかりしているし、頭はすごくいい。
高校帰りに制服のままやってくる夏菜子は塾に通う中学生たち、特に女子にとってはまさに、
年の近いお姉さんという感覚で、人気が出ないはずがなかった。
男子からは、その美貌に注目が集まった。女子から見た夏菜子に比べれば、あまりにかわいすぎて、
近寄りがたい存在だったが、男子も中間テストを機に少しずつ打ち解けてきた。
そんな中で、ちっちゃな女の子であるが、アヒル口のもうしっかり小悪魔している笹井もえは、
「あたしが最初に夏菜子センセに目をつけたんだからね」と言わんばかりに夏菜子を慕っていた。
聞くところによると、1年生の頃に比べて、2年になったら成績が随分と下がったらしい。
それが、中間テストでは夏菜子の張ったヤマが見事なまでに的中したとはいえ、
中学の学年で2番、女子で1番まで躍進したという。
これはちょっとありえない数字であったが、それだけもえが一所懸命に勉強したということである。
そのことで、ますますもえは夏菜子に傾倒していった。
「センセって、そんなにかわいかったらすごいモテるでしょ。なのによくまじめに勉強する気になるね。
アタシの知ってるかわいい娘なんて、みんな男に媚びることしか考えてないよ」
「えっ?そ、そんなことないよ。先生全然モテないんだから」
今まで勉強の話だったのが、突然あらぬ方向へと話を展開するので、夏菜子は焦ってしまった。

「うっそお?そんなん絶対嘘だよ」
「そんなことないって。塾頭に聞いてみてよ。中学生のころなんて、ちんちくりんさんだったんだから。
あたしが中学生だった頃なんかより、ササちゃんの方が全っ然かわいいから」
「ええ?ウチなんて、全然かわいくないし。それに、ウチ、もう男には懲りたから」
「へえ、そんなこと言ってられるうちはまだまだなんじゃない?先生なんて、
3年間ずっと女の子だけの学校にいて、それこそ勉強するために行く学校だから、男の子なんて全然だもん」
「マジで?やっぱり女子高って灰色の青春なの?」
「そんな、灰色なんて思わないけど、女の子たちしかいないから、いいこともいっぱいあるよ。
みんな男の目がないから適当にしてるし、いじめも少ないし、あたしは女子高好きだよ」

10 :
最近は、こういう雑談のようなことも増えてきた。もえは、本当に夏菜子に興味があるようで、
メアドを最初に教えたのも、もえだった。なにもなくても、些細な事をメールで送ってくる。
かわいい妹ができたようであった。
「ふうん、そんなもんなんだ。それじゃあ、ウチに向いてるかもね。
ウチみたいなギャルでも浮かないような女子高にいけば、楽しいかな」
「えっ、ササちゃんって、ギャルなの?」
「うん、ウチらはさ、男に媚びることしか考えないバカ女とは違うの。
もっと、ほんとうの意味でカワイイ女の子を目指してるんだ」
「なあに、それ」
「うん、ウチらギャルだけど、日曜日とかは3人でカワイイかっこして出かけるけど、
それは男の眼を気にしてカワイくするんじゃないってこと。
よく、ギャルだからやらせてくれるだろうとか思ってウチらに声かけてくる男がいるけど、そういうのお断りってこと」
「ギャルだと男の子が声をかけてくるの?」
「そりゃそうだよ。男に媚びた清楚系メイクとかすると渋谷じゃすぐだよ。でもアタシら、そんなに軽くないけどね」
「ふうん」
夏菜子は、その時初めて、「ギャル=ヤラせてくれそう」という図式を描く男の頭の中がわかったような気がした。
そういえば、北の街でギャルの格好を初めてした時に、男の子たちの眼が明らかに変わったのは、
自分が可愛くなったからではなくて、「ギャル=ヤラせてくれそう」というだけのことだったのか、と初めて思った。
「ギャルはさ、男に媚びるんじゃなくて、純粋に女の子としてカワイくなるのが楽しいからやるもんなんだよ。
そのことを分かってないバカ男はお断りっしょ」
「……」
夏菜子はそれ以上コメントするべき言葉がなかった。自分が夏休みにギャルをやっていた時には、
ギャルとしての自分を磨く理由が、「かわいくなりたいから」ということと、
「男の子が気さくに話しかけてくれるから」ということがいつの間にかごちゃまぜになっていたことに初めて気がついた。
自分がかわいいとおもうようなギャル。単に先生やママといった人たちの、
夏菜子には「こうあって欲しい」と望む姿から逃れるとか、そういう大人への反抗とも違う、
純粋に、自分がかわいいと思う自分になる、という言葉を聞くと、
北の街にいた時に美容師の友梨が教えてくれた「ギャル道」のほんとうの意味がようやくわかった気がした。
その王道をもえ、さつき、まゆたちは歩いているのだ、と思った。
それはそれで、結局いまは大人たちが望む「石田夏菜子」になってしまっている自分には、
とてもうらやましいと思えることであった。

11 :
「さあ、無駄話はそれくらいにして、もう授業がはじまる時間だよ」
一瞬、時間が止まった夏菜子だったが、すぐに、そんなどうでもいいことは忘れて、現実に帰ってくる。
「ええ?夏菜子センセが授業やってくれればいいんだけどな」
「それ以上言わないで、また何かあったら聞きに来てね」
「はーい」
しぶしぶと、自習室の一角に区切られた夏菜子のスペースから立ち去る「ササちゃん」こと笹井もえの集中力には、
夏菜子は心から感心していた。
突然、勉強に集中し始めて大きく成績を上げた彼女のストーリーがどんなものなのか、
夏菜子はそこまで頭がまわらない。だが、もえだけでなく、彼女の周りにいた君原さつき、吉川まゆといった、
どちらかと言うとギャル系の女の子たちが3人揃って大きく成績を上げたことについては、
ベテランの塾講師たちからは何故か評判がよろしくなかった。
「あんなもの、劇薬ですよ。ヤマがあたって成績が伸びて、本人たちが勘違いする」
と、公然と夏菜子がテスト問題をズバズバと的中させたことに批判を加える者もいた。
夏菜子は、何も特別なことをしているつもりはなかった。ただ、中学での授業の様子やノートのか枯れ方を見て、
問題を出す先生がどんなことを考えているのか、を考えればいい、というアドバイスを前提にして、
中学の先生の気持ちになって英語や国語や数学の問題を考えてみただけのこと、であった。
夏菜子が優等生だったのは、常に先生がなにを考えているのか、
なにを求めているのかを意識して行動していたから、という要素が大きかった。特別なことではない。
すこしはねっ返りの少女たちに、先生たちの言うことを素直に聞いてみればいい、と教えた。
それだけなのである。その夏菜子のアドバイスを信じて、
夏菜子の張ったヤマに乗っかったということは、彼女たちは学校の先生たちの言うことを素直に聞いて、
求めるとおりのことを身につけていったからこそ彼女たちは揃って成績を上げた、
というのが夏菜子の考えであった。
この塾の経営者でもある、塾頭の渡辺香苗は全面的に夏菜子を擁護してくれたから、
事なきを得ているが、正直なところそういった批判はショックであった。
世の中には、どうでもいいことに難癖をつけて、
自分の本来の仕事を忘れてまでも人の足を引っ張ろうとする大人がたくさんいるということを、
夏菜子は身を以て学んだのである。
生徒たちの成績が急上昇して同僚の講師に文句を言われるとは、全く想像していなかった。

12 :
「夏菜ちゃん、いつもありがとう。さっそく中間テストの件のおかげで、問い合わせがすごく増えてるの。
やっぱり、夏菜ちゃんはすごいわね。お願いしたかいがあった」
夜10時、仕事の終わりの時間に塾頭の香苗が一番に声をかけたのは夏菜子であった。
なにしろ、弱小の塾だったWK進学アカデミーがこの2年半で一気に生徒を増やしたのは、
事実上の一期生である夏菜子たちの世代が高校受験で出色の難関校合格率を叩きだしたからである。
なかでも高校から入れる私立の名門では最難関に当たるT女子学園高校に、
夏菜子ともう一人の合格者を出したことは大きかった。
絶対的に縮小傾向にある高校受験の史上に切り込んだ香苗に何より自身を与えたのは夏菜子たちの世代である。
一足先に一流大学への進学を決めて帰ってきた夏菜子は、
そのあとで雇ったプロの塾講師などより、遥かに信頼出来る、というのが偽らざる香苗の本音であった。
「いえ、そんな、あたしがなにかしたわけじゃないですよ。みんなが頑張ったからじゃないですか」
優等生の答えでああった。控えめに、申し訳なさそうにそのあいさつを受けると、夏菜子はさっさと帰路につく。
今日は、自分の家になかなか帰ろうとしない中学3年生の男の子が夏菜子の家にお泊まりに来る予定である。
少し肌寒い。待ち合わせは家の近くの公園だから、急いであげないといいけない。
塾から夏菜子の家まで歩けば10分はかかる。夏菜子は、走った。
その男の子に会うのをわかりやすく待ちわびて、全力で走った。
「よっくん、ただいま♪」
「夏菜子……すげえ汗かいてるけど、大丈夫?」
「うん。走ってきたから。よっくんに早く会いたかったの」
わざわざそんなことを言わなくても、
夏菜子を待っている時からすでにその男の子の股間はぎんぎんに盛り上がっている。
「あれえ?今日もお元気さんだね」
夏菜子は暗闇に紛れて、13時間ぶりに会ったその男の子の股間のものが硬くなっているのを確認すると、
イタズラっぽい笑顔でそう言った。
「いや、早く帰らないと、身体、冷えるよその汗じゃ」
寒空を走ってきたことで、逆にその男の子に心配されてしまった。
最近、その男の子は夏菜子に対してとても優しい。
「あ、ありがとう。そう、だね。うん。行こう。2人の愛の巣へ!」

13 :
善矩は、夏菜子が「愛の巣」という言葉を使ったことに驚いた。
「愛」というものが二人の間にある、ということを意味するからである。
というより、夏菜子が善矩に向ける感情が「愛」であるというふうに聞こえて、そのことに驚いた。
最初は、セックス中でも、フェラをしている時でも、上から目線でツンツンしていた夏菜子が、
エッチの後にデレデレになるようになり、フェラの最中もデレデレになるようになり、
家に入るとデレデレになるようになり、今はその男の子に会った瞬間からデレデレになっていた。
この10日間ほど、夏菜子のセックスパートナーである中学3年生の高瀬善矩は、
エッチの時にとてもとても夏菜子のことをかわいがってくれた。
なんとかして、もっと気持ちよくさせてあげようと一所懸命になってくれていた。
”朝の部”は時間がなければもちろんフェラだけで終わってしまうし、
”夜の部”の開始の儀式であるフェラ抜き顔射は変わらなかったが、
フェラした分だけ夜は夏菜子にクンニリングスで報いてくれるようになったのも嬉しかった。
ねっとりと、丁寧にクリトリスを舐られると、それはこの世のものとは思えない極楽にいるようであった。
「今日はね、シチューが用意してあるから、あとで一緒に食べようね」
「うん、朝、美味しそうな匂いがしてた。楽しみだぁ」
公園でいったん分かれた2人が、夏菜子の家の勝手口で再会するのは5分ほど後のことである。
今日は、まだセックスできるが、おそらく明日か明後日には夏菜子の生理が始まるから、
また5日間くらいセックスできなくなってしまう。
そのことが善矩にも分かっているから、今日は真剣で、
なんとか今日こそ夏菜子をイかせられるように、と気合が入る。
その気持が伝わるから、夏菜子も、そろそろ本気でいってあげたい、と思う。
今日も、ふたりきりの長いようですぐに過ぎ去ってしまう夜が始まろうとしていた。
同じ時刻、同じようにアルバイトから帰宅した、
夏菜子にとって"一番大好きな人"である高瀬善彦、
すでに今日も弟・善矩が帰ってこないことを知らされているので、
両親が寝るまで息を潜める。そのあとは明後日の夏菜子とのデートに向けて高鳴る気持ちを収めるための、
「フィーバー」が始まる。
善矩がいないので、オナニーはしやすい。特に今はとても気持ちが昂っていた。
明後日で5度目の渋谷での放課後デートである。そろそろ、決めなければ、と告白のプランを練りに練っていた。

14 :
天に神様がいるとしたら、なんとも残酷な神様もいたものである。
いくらでも、夏菜子を即落として、ラブラブなカップルになることができるチャンスがあったのに、
この10日間というものの、夏菜子の中で善矩ラブの比率は急速に上がっている。
善彦に失策があったわけではない。善矩の株があらゆる意味で急上昇しているのである。
今でもおそらく夏菜子に本心を聞けば善彦が一番なのだろうが。
ものすごい勢いで気持ちの面でも善矩は夏菜子をしっかりと捕まえつつあった。
加えて、夏菜子の予定通りであれば、明後日は生理の2日目である。
女の子の身体のサイクルで1か月の間でもっとも機嫌の悪くなる日、
それを理由にデートを断るのもおかしいと思うから夏菜子は誘いを受けたが、内心は重かった。
結局は、女の子のことを、女の子の身体のことをよく知っている方が、恋愛でも勝者になるのだろう。
夏菜子の気持ちも知らず、身体のサイクルも知らず、そんなことでは、この10日間あまり、
進んで夏菜子に献身的につくし、身体のことも前回の生理のことでよく知っている善矩に敵うはずもないだろう。
明後日は最悪のタイミングである。そのことを善彦は知らない。
純情な少年がまたしても笑いものになる日が、近づいている。
さて、石田夏菜子である。
善矩を招き入れると、まずは風呂を入れる。そして台所に戻ってシチューに火を入れた。
リビングの方を見ると、善矩が布団を敷いていた。
「あ、ありがとう」
家についたらいきなりがっついていた頃とはちょっと違う。
善矩も、お客さんというより、進んで夏菜子との"愛の巣"を作ることに協力するようになった。
徐々に、善矩と夏菜子はセックスパートナーとして様々な意味で協力しあうようになっていた。
「あれ、夏菜子、このパソコン、夏菜子って少数派だったんだ」
善矩はリビングの片隅に置かれた、果物のマークのノートパソコンに気づいた。
「ああ、これね、テレビ電話用なの。なんか、お父さんが少数派なんだよね。
で、両親が日本を発つときに、これを一台置いていって、たまにメールで、テレビ電話しようって」
「へえ、すっげえ、なんかCMみたいだな」
善矩は、自分の家にも、少数派が一台あるな、と思ったが口にはしなかった。
そのときはまだ、そんなことはどうでもいいと思ったからである。

15 :
「よくないよ。なんかさ、うるさく部屋が片付いてるかどうか回してみろとか、
悪いことしてないかとか、そういうこと聞いてくるんだよ。まあ、わるいことは……してるけどさぁ……」
「あはは、親なんてどこも一緒なんだよな。うちもうるさいよ」
「うん……ねえ、よっくんはさぁ、ほんとにこんなにいつも帰らなくて大丈夫なの?」
「なんだよ、夏菜子、突然」
「だって、あたし、責任とれないよ?」
「じゃあ、帰ろっかな」
「……もう……いじわる……あっ、呼んでる」
風呂のお湯がたまった時に鳴る音が聞こえた。まだ、シチューの方は煮立っていない。
「あっ、夏菜子、俺、先に入ってるよ」
「うん、あたしもすぐに行く」
こうやって、善矩は少しずつ、お客様というより、
夏菜子にとって家の中のことすら協力するパートナーになりつつあった。
服を脱いで、シャワーの温度を確認すると、善矩は先に頭を洗って、
次に後で夏菜子にフェラ抜きをしてもらう、大きくなりっぱなしのペニスを綺麗に洗った。
この頃、夏菜子を気持よくさせる、夏菜子をイかせる、ということに心を砕き始めてから、
格段に増えたのがクンニリングス、つまり夏菜子の女性器を主に下で慰める行為である。
時にはふとんやソファに座った夏菜子の脚を開いてその真ん中に顔を埋め、
時には顔の上に夏菜子をまたがらせて、夏菜子を気持ちよくさせることにこだわった。
そうなって以来、1日股間に溜め込んだ汗の匂いや垢の匂いが、どんなものかを考えようになっていた。
だから最初のフェラ抜き顔射の前にもまず亀頭のカリにたまった一日分の汚れをしっかり洗って、
股間周りだけでも綺麗にしておく。ちょっとした気遣いである。
最初のうちは、夏菜子がいきなりしゃぶってくれたし、それを強要するようなこともあったが、今は違う。
夏菜子が気持ちよくフェラ出来るように気を払っている。

16 :
「ああ、あったかい」
夏菜子が髪をアップにまとめて風呂場に入ってきた。初めて会った時は短かった夏菜子の髪も、
1か月で随分のびて、先が肩につくくらいにはなった。
だが、お風呂にはいるのに髪をまとめてきたのは、善矩の前ではその日が初めてだった。
「ん、どうしたの?」
善矩は、ちょっとだけ固まった。風呂の扉を閉めた時にあらわになった夏菜子のうなじと、
細い首から放たれる美少女のオーラに、また少しガマン汁が出てしまう感覚があった。
「ほら、夏菜子、身体を流して温まろう」
「えっ?どうしたのぉ……?」
善矩は、これ以上、最初のフェラ抜き顔射の前に、
硬くなった自分のペニスの味を変えたくないと思ったたら、意味不明な照れ隠しのようになってしまった。
「だって、夏菜子に風邪でもひかれたら困るだろ」
「うん、ありがと。じゃ、お風呂の中でね」
夏菜子は、1日の汗と垢にまみれた善矩の肉棒をいきなりしゃぶるのも、その匂いも、
味も別に嫌だということはなかった。それでも、先に洗ってくれる善矩の態度の変化は嬉しかったし、
フェラ抜き顔射の前に湯船に入ろう、というのも善矩が言ったのは初めてのことで、
すごく、大切にされている実感が湧いてきてうれしかった。
北の街での「宴」の間も、そのあとの夏休みを淫乱ギャルとして過ごした時も、
考えてみれば夏菜子とセックスをする相手は皆、今日は俺が相手だ、
夏菜子を荒々しく犯してやろうというような男ばかりで、それはそれで嫌いではないのだが、
今の善矩のように、いつも同じ相手が優しく扱ってくれるほうが、もっと好きなようだった。
「ああ、あぁん……」
善彦はシャワーを夏菜子に浴びせると、まずは股間に手を差し伸べた。
「ふふ、濡れてるね」
「うん、もうバッチリ」
「それじゃあ、ゆっくり楽しもう」
というと先にキスを求めてきた。
シャワーを浴びながら、1分くらい舌を絡ませる濃厚なキスをして、
「さ、風呂に入らなきゃ」
と善彦が夏菜子を湯船に誘った。

17 :
湯船に浸かって2人で腰を下ろすと、にっこりと口元を結んで、目をとろんとたらして、
夏菜子が善矩の顔をまじまじと見つめる。
「なに、どうしたの?」
「よっくん、ってなんかかっこいいね」
夏菜子に対して優しく接してくれているからだろうか、それとも夏菜子とセックスするようになって、
痩せたからだろうか、とにかく、初めてあったときは、善矩がかっこいいなんてこれっぽっちも思わなかったのに、
今は、とてもかっこよくて、善矩の顔が大好きだった。
自分で染めただらしのない茶髪に、チャラさ全開、下心丸出しのしまらない顔、
という初見の時のイメージは、どこかへ消えてなくなってしまった。
「なに?そんなことないよ」
「ううん、そんなことなくないの」
「ああ、夏菜子……」
お湯の中で夏菜子は、ずっと勃ちっぱなしの善矩のペニスをきゅっ、と握る。
フェラ抜き顔射も、最初の頃は、自分が汚されること、自分がこんなに汚らしいギャルにすぎないことを、
男としてはともかく、友人としてはどうでもいい、善矩に魅せつけて晒したくて、
被虐的なって楽しんでいた。
今は違う。今は毎日の朝フェラと夜のフェラ抜き顔射で、善矩が気持良っくなってくれるのが、
喜んでくれるのが、とてもうれしい。男なんて射精させておけば楽勝、なんていう思いはなかった。
そして、顔射のあとも、善矩が一緒に丁寧に顔を、髪を洗ってくれる。だから、そんな行為が大好きだった。
「さ、始めよぅ」
善矩を立つように促す。にっこりと笑って上目遣いのフェラを始める。
「ねえ、やっぱり、よっくんのおちんちん、大きくなったね」
夏菜子の正直な感想である。それもまた、嬉しかった。
「そうかな?おっきいの、好き?」
「うん。よっくんのおっきなおちんちん、大好き♪」
お分かりのことだろう。善矩と夏菜子の間には、単なるセックスパートナーとーとしてのカラダの関係を超えた、
愛が育ちつつあることを。
他方で、まだ何も知らない、善矩の兄・善彦はそのころ、両親の目を気にしながら、風呂に入る支度をしていた。
善矩は相変わらず家には寄り付かなかったが、中間テストの結果は思いのほか良かったし、
もう、親がうるさく言うことも少なくなっていた。彼は反抗期なのだろう。というくらいのものであった。

18 :
夏菜子のフェラも、最初の頃とはだいぶ変わった。特に最初のフェラ抜き顔射のときには、
善矩を屈服させるような激しいフェラで、夏に培ったテクで速攻でイカせていたが、
最近は、ねっとり、まったりとスローなフェラが好きになっていた。
愛しい愛しい、善矩のおちんちんを大切に大切に、優しく舐めるのが好きだった。
それでも、パンパンになっている善矩は長持ちしない。
「ああ、夏菜子……もう……」
「うん、いいよ。よっくんの白いの、いっぱいかけて♪」
「ああ、でる、でる!」
いつもと同じように急激に肉棒の中を温かいものが逆流してきて、勢い良く夏菜子の顔を汚す。
少しずつ、形を変えながら、でも変わらないものも残しながら、夏菜子と善矩の営みは続いていた。
時に激しく、時に優しく、二人のセックスはこの日も朝まで続いた。
結局今日も夏菜子がイク、ということはなくて、予定通り、次の日の昼間には生理が始まった。

19 :

「ねえ、夏菜ちゃんセンセ、先生はカレシいるの?」
「えっ……?んと、それ勉強と関係ある?」
「ないけど、ねえ、いるの?」
「い、いないわよ。言ったじゃない。女子校生活だから」
「そんなにかわいいのに?ホント?」
「もう、やめなさい」
自動車学校の教習を終えてからバイトにやってきた夏菜子に、本来なら勉強の質問のために区切られた場所で、
さつき、まゆ、もえの3人の中学2年生のギャル系女子3人組が個人的な質問をぶつけてきた。
「それじゃあさあ、気になってるオトコとかいんの?」
「えっ……」
「あっ、夏菜ちゃんセンセ、赤くなった」
「ちょっと、もう、いい加減にしてよ」
さて、その時夏菜子が思い浮かべたのは、善彦だったか、善矩だったか。
それはいずれ、結論が出るだろう。
それそうと、このギャル系女子中学生3人組に恋愛の話で攻められると、さすがの夏菜子もたじたじになる。
「ふうん、気になってる人がいるんだぁ」
「夏菜ちゃんセンセ、超かわいいから絶対落ちるのにね」
「そんな、簡単にいくもんじゃないよ」
夏菜子は、近くの書棚に立って、何かを取り出そうとする。
もう、一見してわかるくらい動揺していた。が、3人はそれを突っ込むことはせずに、微妙に話題を変えた。
「夏菜ちゃんセンセでも、恋愛は簡単じゃないんだね。なんだか安心したな」
「よかったな、もえ」
「なあに、3人で、どうしたの?」
「うん、ササちゃんがね、最近気になるオトコができたんだって」
「ふうん」
夏菜子は書棚にある、どこかの高校の入試問題を閉じたファイルを手にとって意味もなく眺めていた。
彼女たちの話を聞き流してるふうを装うためであった。

20 :
「でも、望み薄くてさぁ、ウチ、やっぱ勉強に邁進するしかねえかな?」
「さあ、それはわからないけど」
「しかもね、こいつね、元カレともまだ切れてないの」
「ちょ、それは言うな!サツキ」
「だって、ヨリ戻そうって言われて、この前のテスト前の日にヤっちゃったんでしょ?」
「だから言うなって!」
キャハハハ、と、まゆとさつきは大笑いする。
「ちょっと静かにしなさい!」
「はい!」
夏菜子が一喝すると、静かになった。
「3人とも、よく聞きなさい」
「なに?」
「恋愛だって、お勉強と同じなんだよ。好きな人ができたら、その人の気持ちになって、
どういうふうに自分が振る舞ったら喜んでくれるか、よく考えて、その通りやってみる。
そうすれば、きっとうまくいくよ」
「ふぅん。そうなの?」
「うん、きっとね」
「じゃあ、どうしてカレシいないの?」
3人が真顔で夏菜子を見つめている。
「それは……お勉強と同じようにうまくはいかないから、かな……」
「ああ、なるほどぉ」
3人は、妙に納得したようであった。夏菜子と3人のギャル中学生、4人の間に笑いが起こった。
「そっかぁ、夏菜ちゃんセンセでもうまくいかないことがあるんだね。なんだか安心した」
もえはホッとして胸をなでおろした。
美人で、かわいくて、すっぴんのままでもまだ中学生のように幼くて、よくよく見ると胸も大きいし、
頭もすごくいいし、正確もいいし、声もかわいらしい。
笹井もえの眼には、夏菜子は何から何まで完璧なように映ったが、そういうわけではない、
夏菜子は超人でも、神様でもない。自分たちとおなじ女の子なのだ、とわかって嬉しかった。

21 :
「でもセンセ、こいつみたいに自分で振ったカレシとまたヤッちゃうのってやばいよね」
「もう、やめてよ」
「そ、それは確かに良くないわね」
夏菜子は、もちろん心臓にグサグサとナイフか何かを刺されているような気分であった。
「ううん……なんか、同情しちゃったんだよね。あんまり泣いてもう一回チャンスをくれ、って頼むからさぁ……」
「で、終わったらヤリ捨てだったと」
「もう、だからやめてよ!」
「あらら、それは大変なのに捕まっちゃったわね」
「うん、でももう前向きに生きていくことにしたんだ。やっぱり、ウチはオトコじゃなくて勉強に邁進する」
「センセも気をつけたほうがいいよ。あいつ、この辺すんでるっしょ」
「なあに?気をつけるって」
「O大付属のヨシノリってやつなんだけどさ、最近あんまり見ないけど、
ウチらの中学の女子、4、5人ヤッちゃったらしいよ」
「で、こいつがその内の一人」
夏菜子は、心臓が爆発するほど驚いた。
「で、噂だと今は年上のオンナのとこに入り浸ってるっていうんだけどさ」
「まあ、あんなのに引っかかるのは大したオンナじゃないよ。先生には関係ないって」
「ササも大したことないって、自分で言っちゃったよ」
3人が軽妙なやりとりをしているが、夏菜子は茫然自失であった。思い直す。
べつにヨシノリという読みのO大附属中の生徒は他にもいても全くおかしくない。
だが、近くに住んでるとか、年上のオンナのところに入り浸っているという噂があるとか、
その他の情報からすると、彼女たちが話題にしているのは、
今日も夏菜子が朝まですっとセックスして、最後に朝フェラで送り出した、
高瀬善矩のことだと考えるのが、自然だろう。
「うん、やっぱりウチは女どうしの友情と勉強に生きるよ」
「ああ、そう、それがいいわよ。もう、そんな男のことは、忘れちゃいなさいよ」
夏菜子は適当に応えることしかできない。

22 :
3人の女の子は、くるくると話題を変える。もう、この話題に飽きたのか、さつきが
「先生はお休みの日はなにしてんの?日曜日とか」
「う、うん。まあ基本的にお家でのんびりかな」
「ええ、もったいない。センセ、渋谷に定期でいけるんでしょ」
「まあ、そうだけど……」
「ねえ、センセ、こんどウチらと遊ぼう、たまにはお勉強ばっかじゃなくて、外で遊ばないと、健康に悪いよ」
「あ、そ、それはいいわね。うん」
夏菜子は、はっきり言って何も聞かずに返事をしていた。善矩のことが頭でグルグルと回っていたのだ。
「じゃあ、決定。やったぁ」
「今度の日曜日でいい?」
「あっ、うん、ほら、あの、もう授業に行かないといけない時間じゃない?」
「あっホントだ。じゃあね、センセ。またメールするから」
「うん、それじゃあ」
優等生モードの夏菜子はこういう時に表情をしっかりと作って、動揺を隠すのがうまい。
3人とも、特に不審に思うこともなく出て行った。
ただ、善矩のことが気になるのもそうだが、夏菜子はひとつとんでもない約束をしてしまったことに、
彼女たちが出て行ってからしばらくして、気づいた。
そして、その日は夏菜子は9時にはバイトが終わり、すぐに帰宅することができた。
今日も、善矩が家の近くまで来て待っているはずだ。2日連続でのお泊りは、久しぶりであった。
しかし、本来なら、ウキウキとしているはずの夏菜子の足取りは、すこぶる重かった。
夏菜子の頭を巡っていた感情は、怒りでも、悲しみでもない。
なにか、もっと、心をえぐられるような、自分の世界を根底からひっくり返されるような、
切なくて、そしてどきどきとした気持ちであった。

23 :
もえ、さつき、まゆの3人が言っていたことを、夏菜子は頭の中で今一度整理する。
O大附属中の生徒である、ヨシノリという男子がいて、比較的この近くに住んでいる。
その男はもえと付き合っていたが、もえが振った。
振られたその男は、この前の中間テストの前の日に、もえとよりを戻そうと言い寄り、そしてヤッた、
つまりセックスした。
ところが、セックスすると、こんどはその男のほうからもえを捨てた。
その男は、もえたちの中学校の女の子4,5人と関係をもっていた。
今は、年上の女のところに入り浸っているという噂がある。
それと、善矩側から得た情報としては、善矩の元カノ、というのは中学2年生の女の子だったという。
中には、夏菜子には全く知らないことや、ホントかどうか解らないような話もあったが、
断片的な情報をつなぎ合わせると、どう考えてもヨシノリという男は、
今から自分が会いに行く高瀬善矩のことであるとしか思えない。
それは、善矩は自分に対して一途だと勝手に信じていた夏菜子にとって、ショックなことではあった。
だが、それで、どうするのかというと、よくよく考えて見れば、善矩を責める要素がなにも見当たらない。
大体、善矩は夏菜子にとって、彼氏でもなんでもない。
少なくとも、夏菜子はそういう認識で生きていた。
ただ、セックスするだけの仲、そんなことが許されるかどうかはともかくとして、
二人の間に、彼氏・彼女という約束ごとがないのは事実であったし、
それに、夏菜子だっていまだに善矩の兄である善彦といい感じが続いていて、
付き合うかどうかというぎりぎりの一線まで来ていることはよく分かっていた。
と、なれば仮に善矩の振られたという彼女が笹井もえであったとして、
ちょっと前に萌えとよりを戻そうと言ってセックスに持ち込んだ挙句、ヤリ捨てたとしても、
夏菜子には善矩を責める理由がない。
もし、夏菜子と善矩の間に、いつのまにか彼氏・彼女という関係ができているとしても、
それならば、浮気をした、浮気をしているのは夏菜子も同じだった。
セックスはしていないが、毎朝一緒に電車に乗って、この1か月で4回も放課後デートをした。立派な浮気である。

24 :
支援

25 :
もし、笹井もえとよりを戻そうと口先三寸で丸め込み、ヤリ捨てしたというのが善矩であったとしても、
夏菜子は、彼女としてではなくて、ただ、一人の人間としてもしくは笹井もえの塾の先生として、
善矩に対して「そんなことをしてはいけない」と、とても一般的な言葉で叱ることが出来るだけである。
だが、この40日近くのあいだ、特に何という関係でもないのに、
120回も善矩とセックスした夏菜子が、どの口でそんなことを言えるというのだろうか。
もえたちの中学校の4、5人と関係をもったからといって、北の街で夏休みの間、
全部で16人もの男とヤリまくった夏菜子が、そのことにいったいどんな文句を言えるだろうか。
と、なると、このざわめき立つ感情を説明する答えは、一つしかない。
「あたし……よっくんのこと……こんなに好きだったんだ……」
ということである。
だからといって、ここまでセックスに溺れきった夏菜子と善矩の間で、いまさら告白や正式に付き合う、
なんてことがあるのだろうか。3つも年下の男の子と、正式に付き合うなんて、考えられない……
夏菜子が、自分の気持に正直になるには、もう少しだけ、時間が必要なようであった。

26 :
「あ、夏菜子、おかえり」
「よっくん、ただいま」
もう、待ち合わせの公園についてしまった。夏菜子は、こんな時でも、善矩の顔を見ると落ち着いてしまう。
自分の気持ちに正直になって、善矩に告白することはできなかったが、
一方で、エッチな欲望を言葉にすること、相手の欲望を引き出すことは、淫乱美少女女子高生・夏菜子にとって、
水道の蛇口をひねるよりも簡単なことであった。
「今日ね、生理はじまっちゃった。だから……あの……」
「うん、わかった。仕方ないよ」
「そうじゃなくて」
「そうじゃなくて、何なの?」
「もちろん、お口ではいっぱいしてあげるけど、あの、お風呂でなら、できるから。
それに、生理がちゃんと来てるから、絶対大丈夫だから……あの……今日は、ゴムとかなしで……」
ざわざわと騒がしい、女の子の心を、善矩に鎮めてほしかった。
善矩は目を丸くしていたが、断らせなどしない、と夏菜子は決意していた。
善矩とセックスに溺れ、一方で善彦とのぬるま湯に浸かったような関係を続ける時期は、
もう終わりが近いことがはっきりしていた。
そして、その一方で、生返事でもえ、さつき、まゆという3人の中学生の誘いを生返事で受けたこと
――そんなことは、今は忘れてしまっていたが――が、思わぬ方向に夏菜子の人生を回し始めようとしていた。
次の日の金曜日からの5日間、夏菜子にとっても、善矩にとっても、そして善彦にとっても、
激動の日々が始まろうとしていた。

27 :
作者です。
今日はここまでにします。
ちょっとペースが早くて申し訳ないです。過去分はノクターンになるべく早く載せますので、まずはご容赦ください。
それでは、また、近いうちに。

28 :
乙です
金髪にして黒染めして一月もしたら色落ちして汚らしい茶髪になっている夏菜子とか想像しちゃいました

29 :
お疲れ様です
あっちでもこっちでも楽しみにしています。

30 :
あっち漁ると結構堕落もの多いっぽいね
ただ「堕落」で検索するよりも、「調教」とか手段とか方法的なので検索した方が
これはもしや…ってスレ的なものが見つかったりするけど

31 :
あ、でも堕落象徴するガングロビッチ化みたいなのとかまぁないしオチがやっぱりチョット違うかな

32 :
一度でも金髪にすると髪がとんでもなく傷むからなぁ
舞台裏で傷みきった髪を涙目で必にセットしようと奮闘する夏菜子とか興奮する

33 :
>>31, >>32
作者です。
ありがとうございます。この視点は正直いって欠けてました。
若干のネタバレですが、次の会で夏菜子は微妙に髪が黒ではなくなります。
今言ってもらえてすごく助かりました。

夏菜子の髪が容易に傷まないことについては、髪質がよかったことと、美容師・友梨の技術でごまかしてしまった
のですが、ちょっと、豊饒な表現に出来るかもしれません。
あと、引き続きですが、ノクターンに評価を……
なんか、PVがすごく多いのにポイントが低いから、すっげえつまんない小説と思われてるような気がします(笑)

34 :
>>6
萓九∴縺ー菴輔※蜷御ココ��
繧ソ繧、繝医Ν謨吶∴縺ヲ

35 :
ノクターンはやはり受けるジャンルじゃないとポイントは難しいのかな。
今後エロが多くなれば増えるかもしれません。
ただまとまって読めるので私は非常にありがたいです。
こころのすきまの方も心まで善矩に取られそうで興奮してます。
またの投稿を楽しみにしてます。

36 :
あんまり気にすることはないとおもうよ
まだまだ描かれていないところがいっぱいある段階での評価だしね
まあそこに期待というかその見せ場こそ勝負どころでしょ

37 :
これってユーザー登録しないと評価できない?

38 :
優等生が堕落するのは外見の変化があるからわかるのであって、
その一番の変化が髪型(髪色)や服装=ケバくなること!
まじめな眼鏡の女子高生がコンタクトにして茶髪から金髪に、
スカートの丈を折り上げて短くして、そのうちに改造して極ミニにしたり、
三つ折りの靴下がルーズソックスになったり、
こういうのがいいんだ
夏菜子もまたギャルに戻るのか、
世間体を気にして昼の顔(優等生)と夜の顔(ギャルビッチ)をするのか
期待が膨らむな
個人的には夜や休みの日に変身してギャルになるタイプがそそられるけど

39 :
ノクターンのまとめ、読みやすくて乙です
作者さんの過去作品もあれば是非UPしてください
コメントは登録が必要なのでしにくいかも?

40 :
>>35
ありがとうございます。
ページビューは割と順調に伸びてるんですけど、ポイントはとれませんね。
まあ初めからマイナーなのはわかりきってるんで、ゆっくりやります。
ギャルがどうこう金髪がどうこうっていうのを外せばそれこそ一気に伸びるのかもしれないけど(笑)
>>38
難しいです。優等生ってたぶん世間体の覆いが厚いんでしょうね。
>>39
過去作は……いずれにせよ夏菜子のあとに見せられるような代物ではないです。
これから、新しい部分を落とします。

41 :
激動の5日間の幕開けは、善矩をいつものように朝フェラで送り出すこと、だった。
「んふぅ……」
「ああ、夏菜子、きもちいい。もう、出るよ……あああ!」
夏菜子は、口を善矩の肉棒から離そうとしなかった。
「ああ、夏菜子、夏菜子ぉ!」
夏菜子は、善矩が出した起き抜けの白濁液を、喉の奥で受け止めた。
昨日の夜、生理の始まってしまった夏菜子と善矩は、いつもの様にフェラ抜き顔射をしたあと、
お風呂で、ナマで、血をだらだらと垂れ流しながら、セックスした。
そのあとは、ずっと、夏菜子が善矩を何度も何度もフェラで昇天させた。
そのまま眠ってしまって、6時に起きて、一応の身支度を整えて、朝食の後、朝のフェラであった。
「おいしい。よっくんのせーえき……おいしいよ」
最後の一滴まで、善矩の精液を絞りだすと、夏菜子は口に含んだものを、ごくんと飲み込んだ。
「夏菜子……」
「おいしい。ありがとう」
どういうことなのかはわからなかったが、夏菜子がこういうふうに全部飲み込んでくれたのは、初めてのコトだった。
善矩は驚いたが、すぐに嬉しさがこみ上げてきて
「うん。生理がおわったら、また、いっぱいしような。ありがとう。いっぱい気持よくしてくれて」
「えっ?そんなぁ、だっていつもよっくんが夏菜子のこといっぱいいっぱい気持よくしてくれるじゃん。
生理の時は、しかたないよ。終わるまでは、いっぱいいっぱいフェラしてあげるからね」

42 :
生理を無視してのお風呂場でのセックスは、あまり楽しいものではなかった。
やはり血まみれでは気分が出なかった。集中できなかった。
暗黙のうちに、もう2度としないだろうということは2人とも分かっていた。
そんなことはする前から分かっていたのだが、
それでも夏菜子が生理中にもかかわらずセックスしようとしたのは、
昨日、気づいてしまった自分の気持を確かめようとおもったからである。
夏菜子は、善矩のことを、誰よりも、いちばん、愛していることに気がついた。
だから、身も心も、善矩のオンナになりたかった。ちょっと頭に血が上っていたのは否定しないが、
血まみれでセックスしたのも、ナマでしたのも、その決意を善矩に示そうと思ったからである。
そして、朝フェラでは、善彦の出した精液を全部飲み込んだ。
自分は、善矩のオンナだ、とカラダに刻印を押すような気持ちだった。
善矩を送り出すと、夏菜子はいつものように駅に向かう。
もちろん歯は磨いたが、善矩の精液を飲み干して30分も経っていない。
善彦と、いつも会う時間、いつも会っている場所に向かった。
だが、もう、善彦に対して感じていたいつものときめきは、すっかり消えてしまっていた。
「それじゃあ、後でまた」
「うん、じゃあね、またね」
学校に行くときの夏菜子は、"優等生モード"である。ときめきはなくても、善彦の前で明るい美少女でいることは出来る。2日目の生理は重かったが、そんなことをおくびにも出さない用に、振る舞ったつもりである。
夏菜子は、善矩の彼女になりたい、とはっきり意識していた。真実を問い詰めるようなことはしなかったが、他の女の子と善矩が寝たという話は、夏菜子の、善矩に対する気持ちをはっきりと意識させることになった。
ならば、善彦とのぬるま湯に浸かったような関係も、きっぱりとやめなければいけない。その方法が、問題だった。

43 :
学校に行くと、ちょっとした変化に、夏菜子は気づいた。
夏菜子と同じようにW大学の文学部への指定校推薦入学を決めている遠藤美雪が、
髪の色をほんのりと抜いていた。
それを見た時の夏菜子の第一印象は、「あ、色抜いてもいいんだ」というものだった。
もともと、不文律としてT女子学園には進学が決まった後は髪型等に関しては、
多少の「逸脱」が許されるという慣わしがあった。
そのことを夏菜子が知らなかっただけというのが、美雪に聞いたところから導き出した結論であった。
考えてみれば、ちょっとやそっと髪の色を抜いたくらいのことで、
指定校推薦を与えた生徒を罰するわけにもいかないし、
T女子学園のような黒髪ばかりの女の子たちの中にいるとなかなか気づかないが、
一足先に受験を終えて、残った時間で受験勉強とは違う社会経験をつもうという生徒に対しても、
髪の色すらぎちぎちの校則を適用するわけにもいかないのも道理であった。
アクセサリーや化粧はムリだったが、ちょっと髪を染めたり、パーマをかけたりというのは、
よくよく見てみると他のクラスにもちらほらと現れつつある。
「ああ、いいんだ」と思ったし、もちろん夏菜子のココロは動いた。
だが、とりあえず、今日の重い体調と、重い心では、いきなり美容室にいこうという気持ちにもならなかった。
放課後、いつもの通り4時に、いつもの改札で善彦と待ち合わせである。
"優等生モード"の夏菜子は、自分を優等生たらしめた、明るい笑顔と、相手の気持ちに答える、
というスキルをフルに動員して、いつもの夏菜子を装って、何時間かのデートを乗り切るしかない。
だが、善矩のことを思うと、それはとてもとても気の重いことであった。
善彦の気持ちを気遣うような余裕はもう、なかった。
待ち合わせの時間まであと2分という時、高瀬善彦は、ようやくあとひとつ階段を登るというところにまできていた。
待ち合わせの改札口にまだ夏菜子は来ていなかった。
善彦にとって、今日は勝負をかけることを決めている、勝負の日である。
夏菜子から、少し遅れるとメールがあったのに気づいたのは改札口に着いた時であった。
とはいえ、3分ほどで、夏菜子はやってきた。
善彦は、夏菜子が現れると、いつも通り、かわいさ、美しさ、しとやかさ、といった、夏菜子のすべてに目を奪われた。

44 :
いつもどおりのすっぴんでもパッチリとした瞳、整った顎のライン、すましたように締まっている口元。
秋冬用の制服のジャケットの上からでもわかる、スレンダーな、女の子らしいライン、
そして、腰の細いくびれから急激に盛り上がるヒップライン、
長すぎず、短すぎずでハイソックスとスカートの間に覗くふともものみずみずしいことと言ったら、
その辺の女子高生の比ではない。告白をしても希望を持てる程度にまで来たことだけでも、
善彦にとっては夢のようである。
彼女を好きにならない男なんていない。そんな少女が自分と5度目のデートを迎えてくれた。
勇気の足りなかった善彦の、勝負の時が、訪れた、と思っていたのである。
「さあ、行こうよ」
今日は、渋谷にある美術館に行く予定であった。
「うん、あっ、荷物持つよ」
「あ、ありがとう」
きゅん、と夏菜子の心が痛んだ。いつものときめきとは違う感情だった。
日常でつけることはなかったのだが、このところずっと、
善矩からもらった初めてのプレゼントであるあのネックレスをカバンの隅に忍ばせていた。
一度、善矩との待ち合わせの公園に、そのネックレスをつけたまま現れたことがあって、
カバンに入っているのはその名残なのだが、ここ何日かは、夏菜子にとって、お守りのような意味を持っていた。
だが、善矩からもらったプレゼントを、善彦に持たせるのは、なにかとってもいけないことをしている気がして、
心が、とても痛い。
美術館も、その後のウィンドウショッピングも、十分に楽しいものだった。
食事ははじめてのデートの時と同じ、チェーンのパスタ屋だった。
いつもと同じデート、いつもどおり楽しいデート。
だからこそ、夏菜子は、心がずっと痛んだままだった。優等生のスキル、美少女の笑顔で、乗り切った。
ようやく、帰るという時、渋谷の駅にさしかかる歩道橋の上で、善彦は少し夏菜子を先に歩かせる。
きれいな後ろ姿に引かれるように、いよいよ意を決して、
「夏菜ちゃん!」
と声をかけた。夏菜子がスカートを風に泳がせて振り返ると、
2人分のカバンと、小さな花束と、明らかに小物の入った紙袋を持って、善彦が立っていた。
「善彦くん……」
最悪のタイミングで、最悪のことを、善彦はしでかしてしまった。
2度めのデートのときに、夏菜子がデパートの一角で「かわいい」と言ったことのある、
オープンハートのネックレスだということは、察しがついた。
実際に、善彦のプレゼントの中身は夏菜子が考えたとおりであった。
バイトの初めての給料で買った、プレゼントであった。

45 :
「え、あの……」
「プレゼントです。受け取ってください」
「あ、ありがとう……」
「そのプレゼントは、あの、僕が今まで、夏菜ちゃんと毎朝会って、元気をもらってきたことの、
お礼なんだ。僕は、夏菜ちゃんがずっと、ずっと好きだった。
だから、改めて、夏菜ちゃん、ぼくと、僕と付き合ってください」
突然の告白である。もうすこし、スマートに出来なかったものだろうか。
「あ、ありがとう、嬉しいよ」
今の夏菜子が、善彦にしてあげられることは、そんなふうに優しい嘘をつくことだけであった。
「ねえ、これ、開けていいかな?」
ちょっと緊張した顔で夏菜子が聞く。笑顔を作るためのきっかけが、必要だった。
「わあ、このネックレスだぁ。覚えててくれたんだ」
夏菜子は笑顔になる。わざとらしく、嬉しそうに振る舞う。そうやって、どんどん罪を大きくしていく。
「うん、きっと似合うよ」
「うん、そうかな、かわいい?」
暗いところだったので、うまくつけられなかった。だから、首にあてがってみただけだったが
「うん、夏菜ちゃんはなんでもかわいいよ」
「ふふ、ありがとう」
こんな時でも、夏菜子の手すら握れない、ネックレスをつけようともしない、
それは夏菜子の荷物も含め2人分のカバンを持っているからだとしても、この勝負の遅い男が、
今になって勝負をかけてきたことを、本気で夏菜子は本気でうらめしく思った。
ネックレスは、値段で言えば善矩からもらったものの20倍もするものである。
高校生にとっては簡単な出費ではない。
宝石の証明書もきちんと着いたもので、善矩からもらった安物とはちがって、確かに善彦の心はこもっていた。
だが、値段がどんなに高くて、どんなに心がこもっていても、
それだけでは女の子のハートを揺さぶることはできない。

46 :
せめて、そのことだけを知って、この恋の結末だけを告げられていれば、善彦の傷は、
ずっと、ずっと浅くてすんだだろう。だが、そうはならなかった。
「あの、どうすればいいかな。返事とか」
「うん、いつでもいいよ」
「あ、あたしも、ずっと、善彦くんと朝会うと、元気をもらってた。
地元にはさ、あたし、友達があんまりいないし、ほら、少し引っ越したからちょっと離れただけでも、
あんまり中学校の人とは会わないんだよね。
それに、男の子と話す機会も他になかったし。だからその、返事とか関係なく、
まず、ほんとうに、こっちこそ、今までありがとう……」
夏菜子は、この場で”ケリ”をつけてしまおうかと思ったのだが、そこまで残酷にはなれなかった。
どこまでも、善彦には悲惨な運命が待っていた。
ここで夏菜子が微妙な優しさを見せたことで、彼の初恋は、
この後、これ以上ないほどボロボロに打ち砕かれることになるのであった。
「それで、返事は、ちょっと考えてからにさせて。
せっかく、告白されたのに、なんかすぐに答えちゃったらもったいないから。だから、今日は、帰ろう」
「うん、分かった。ごめん、突然で驚いた?」
驚きなどはなかった。むしろ、遅すぎたことに怒りすら感じていた夏菜子だったが、
「うん、びっくりしたよ」
と、また優しい嘘をついた。
いつもと同じように、善矩は夏菜子を家まで送り、そして、
駅をまたいで10分ほど歩いたところにある自宅へと帰っていった。
そして、いつもと同じように、夏菜子は善矩を迎えに、いつもの公園へ向かう。
いつもと違うのは、一度家に上がって、花びんにささっと善彦からもらった花束をさして、
それをリビングに置き、そして、プレゼントのネックレスを、
紙袋とケースに入れたままリビングのテーブルの上に置いて、風呂のお湯を入れ始めて、
鍵と携帯電話だけを持って、もう一度家を出たことである。
よっぽど集中力が欠けていたのだろう。プレゼントを分かりやすい位置においてしまったことは、不用意であった。
「あっ、夏菜子。おかえりなさい」
「よっくん、ただいま……」
夏菜子は、今日初めて、安心しきった、子どものような、笑顔を見せた。

47 :

ちょうど同じ頃、もえ、さつき、まゆの3人は明後日の予定について、さつきの家で会議をしていた。
夏菜子も、その直前に笹井もえと善矩の言を聞いて、
ショックすぎてはっきりとは覚えていなかったが、確かに3人は日曜日に、
夏菜子と遊ぶという約束をした。
なぜ、もえが率先して夏菜子を誘ったかというと、もえは心から夏菜子に心酔していたからである。
とても、単純な思いとして、夏菜子と友だちになりたくて、
おそらく、ファッションやかわいい物にあまり進んで興味を持ちそうではない、
夏菜子に、女の子としての楽しい時間を、与えてあげたかった。楽しい世界を教えてあげたかった。
言ってみればおせっかいである。
というのは、はっきりとした遊ぶあてが会ったからである。
その日、渋谷で、彼女たちの好きなファッション雑誌のイベントがある。
その入場券が合わせて4枚あるのだ。3人でいってもいいのだが、せっかくだから誰か1人連れて行きたかった。
とはいえ、3人がいつも一緒にいるのは、この3人が一番、気が合うからである。
だから、同級生を1人加えるのは、ちょっと微妙なのである。だから、さつきやまゆも
「しかし、夏菜ちゃん誘うとは、もえもいいところに目をつけたね」
「うん、確かに。うちたちのこと、あの先生にはちょっと知ってもらってもいいよね」
と、関心する。
もえは得意気に
「うん、そう思うっしょ?夏菜ちゃんセンセはさ、超可愛いし、超若いし、幼いし、
ウチラに混ざってもまだ中学生で通せると思うんだよね」
「ああ、たしかに、全然いけるね」
「でも、あのままで連れてくわけにもいかないけど、どうする?」
「そうだね、あのさ、うちんとこ、日曜日両親いないから、朝の10時くらいにまずうちに来てもらえばいいんじゃね?」
「ああ、それでいいんじゃない?夏菜ちゃん、さつきの服か、まゆの服ならはいるのあるっしょ」
「そうだね、それ賛成」
と、いうふうになんとなく日曜日の夏菜子の予定は決まったことになってしまっていた。
そのあと、もえから明後日の時間について夏菜子に尋ねるメールが届いたとき、
夏菜子と、もえの元カレでもある善矩は、ソファでいちゃつきながら、恋愛観の話をしていた。

48 :

ちょっとだけ、40分くらい、話は遡る。

時計は、10時をちょうど過ぎた頃、善矩は、公園で、向かい合って、キスをした。
「ねえ、よっくん、今日は、すぐ帰るよね。またせてごめんね」
「うん、いいんだよ。早く、いこうよ」
「まあ、もうこんなに硬くなって!」
夏菜子は上目遣いでいやらしいほほ笑みを浮かべて、そうやって喜んだ。善矩が、
今日はセックスできないことを知っているのに、そういうことになっていたことに素直に驚いた。
「ねえ、早く帰ろ。いっぱい、いっぱい、気持よくしてあげるから」
善彦とは、ついに一度も手も握れなかったのに、善矩には会った瞬間、胸に飛び込むことができた。
いつも、家まで送ってくれても、お茶の一杯も飲んでいこうともしない善彦と、
一晩中夏菜子の相手をしてくれる善矩では、愛しさが違い過ぎた。
夏菜子は、アニメのキャラクターではない、生身の女の子だということを、善彦には分かって欲しかった。
でも、通じなかった。
「夏菜子、今日はなんだか疲れてるみたいだね」
「えっ、そんなことないよ。よっくんの笑顔を見れば、元気百倍だよ」
事実上、疲れてるということを否定していない。こんな夏菜子を見たことはなかった。
「あれ、今日はこのまま行くの?」
「うん、今日は一緒に玄関からはいろう」
「うん、分かった」
夏菜子と善矩は、ぎゅっと手をつないで、家まで並んで歩いた。
善彦が自転車を車の横に止めて、それを夏菜子が玄関で待っていた。
その短い間に、夏菜子は、心を固めた。あまりに違いすぎる。善彦と善矩では、あまりに違いすぎるのだ。
「さあ、行こう」
玄関でもう一度手を握ると、夏菜子と善矩はそのまま扉の中に消えていった。
「ねえ、よっくん」
「なに?夏菜ちゃん」
「よっくんは、夏菜子のこと、好き?」
「えっ?好きだよ、決まってるじゃない」
「うふふ、よかった。それじゃ、さっそくいくね」
「えっ……?ここで」
「うん。ここで」
夏菜子は制服のジャケットを脱いでブラウスをはだけさせる。内玄関の照明は、それほど明るくはない。
しかし、それが却って夏菜子のカラダに影と明るい部分の凹凸をくっきりと浮かび上がらせて、妖艶だった。

49 :
「うふふ、さあ、いくよ」
善矩がベルトを外すと、夏菜子はズボンの上から善矩を口で刺激しだした。
「ああ……きもちいい」
夏菜子はこの一言が聞きたかった。玄関を開けて1分もたたないうちに、玄関でのフェラ抜きが始まった。
いきなりのフェラは、夏菜子の善矩に対する、精一杯の愛情表現であった。
言葉ではなく、カラダをつかってしか愛情を表現できない、
そんなふうに育ってしまった淫乱優等生の歪んだ末路が見え始めたようである。
しかも生理の一番重い日に、夏菜子ができることは口をいっぱい使うことしかない。
「あ、ああ!イク、イくぞ!」
「あぁん、いっぱい出してぇ!夏菜子にかけてぇ!」
いつもの様に、顔にいっぱい、温かい、白い液体が勢い良く発射された。
「ああぁん……うれしい……よっくんのあったかいの、かけてもらって、嬉しい」
「へえ、そんなにうれしいの」
「お風呂……お風呂いこう?」
実は、善彦は明日から2泊3日の学校行事の研修旅行であった。
生理中でちょうどいいとも言えるのだが、いずれにしても明日、明後日おそらくは3日後までは会うことができない。
携帯電話も取り上げられるそうなので、連絡も取れないだろう。
だから、今日は本当はおもいっきり、たくさん愛しあいたかった。
でも、そうはならなかったのである。
お風呂の中で、夏菜子はもう一度、善矩をフェラ抜きした。
上がって、まったりとしていたが、夏菜子は善彦のプレゼントの紙袋を、いつの間にかソファの後ろに隠していた。
何かが、おかしい。端的に言えば、男の匂いがする。善矩がそう思うのも当然だった。
いつもの夏菜子とはすべてが違った。
公園に善矩を迎えに来たときの表情も、そのあと手をつないで帰って来て、玄関から2人で家に入ったことも、
玄関でいきなりフェラ抜きを始めたことも……そして、あの紙袋の中身はなんだったのだろう、この花束はいったい……

50 :
その瞬間、テーブルの花の近くに置かれた、夏菜子の携帯が、光った。
「あっ、ごめん」
夏菜子はメールが届いたことに気がつくと、携帯をいじりだした。
「なに、男から?」
善矩は、自分の中に生まれた真っ黒な疑念をストレートに口に出す。
「違う。日曜日に約束してる女の子の友だちから。疑うなら、見てもいいよ」
「い、いいよ。そんな人の携帯みてもいいことなんかないし」
「じゃあ、ちょっと返信する」
「おお、いいよ」
夏菜子は、明後日のことについて、笹井もえからの連絡に返事をした。
笹井もえがもし夏菜子が疑っているとおり、善彦の元カノであれば、それはそれでまずいとは思ったが、
携帯を覗き見するような善矩ではないと信じていたから、
『日曜日の件、わかりました、どこに連れて行ってくれるのかはびっくりさせようとしてくれてるんだよね。
楽しみにしてるよ』
という内容の返事をした。
「うふふ、よく我慢したね。えらいえらい」
返信している間、善矩はなにか怪訝そうな眼をして夏菜子を見つめていた。
複雑な空気が、2人を包んでいた。
「そろそろ、俺、帰るよ。明日朝早いし。」
「あっ、そうだね。うん、もう遅くなるもんね」
帰るといった善矩を、夏菜子も引き止めはしなかった。
自転車に乗って帰る善矩の後ろ姿を見送ったあと、自分の部屋に戻って、机に突っ伏して、泣いた。
この1か月とちょっとの間、夏菜子は毎晩のように善矩と激しく求め合って、
週3回のペースで一晩中エッチな事をして、そうではない日も心の中は善彦のことでいっぱいだったから、
その間、とてもおだやかな気持で過ごすことができた。
プラトニックな関係の善彦とは、その先にもっと仲良くなってゆく楽しみがあったし、
エッチなことをしまくる関係の善矩とは、毎朝、毎晩、けもののように求め合ったころから、
最近のとても優しいセックスまで変化はあったが、淫らな思いをいつも存分に果たすことができた。
だが、「善矩が他の女の子とセックスした」という疑念を抱くようになってから、
突然、夏菜子の世界は変わった。その日まで、初めての彼氏は善彦にと決めていた夏菜子が、
本当に一番好きなのは善矩だと、気づいてしまってから、全てが変わった。

51 :
怖い。
ひょっとしたら、今日のおかしな態度で、善矩を失うことになってしまうかもしれない。
3日前までの夏菜子だったら、もし善矩を失っても善彦をそのポジションに据えればいい、と軽く考えていたが、
今はそんなことは思いもよらなかった。
もしかしたら、全てを失ってしまったかもしれない。
でも、もしそんなことがあっても、それは客観的に見て、善彦と善矩、
二人の男の子を手のひらの上で踊らせていい気になっていた自分の犯した罪に対しては、
当然というよりもむしろ、軽すぎる報いである。
だが、それでも、善彦を失いたくなかった。でも、どうにもならないかもしれない。
だから、泣いた。制御できない感情を吐き出すには、泣くしかなかった。
不安な気持ちを抱えるのは、一つ屋根の下に暮らす二人の男の子、善彦と善矩も同じことだった。
その日、善彦は、はじめて想像だけで夏菜子を犯す妄想でオナニーした。
夏菜子が処女であることを、いまだに信じて疑わない、そして自らも童貞である善彦は、
はじめてのセックスでイきまくる、というありえない夏菜子の乱れっぷりを想像しながら抜く。
もちろん、夏菜子の裸など見たことがないから、服を着たままの夏菜子の残像と、耳に残るかわいい声と、
想像だけが頼りであった。
最初は、夏菜子を想像することすら心の中で咎めていた。最初、というのはオナニーを覚えた時から、ずっとである。
ところが、この2か月あまり、徐々にオナニー中に浮かぶ夏菜子をリアルな存在として受け入れられるようになり、
ようやく好きな女の子を想像の中で犯せるようにまでなった。
この、善彦の童貞オナニーライフは、4日後にはとんでもない方向へと進展を遂げることになる。
それはまたもう少し後の話である。今日はまだ、一人で想像して抜くだけであった。
――知らぬが仏――知らなければ、善矩の恋は、ただのうまくいかなkった初恋で終わっただろう。
息を潜めて、オナニーするだけであった。隣の部屋でもう眠ったであろう弟・善矩が、
善彦が想像するしかない夏菜子のハダカを、誰よりもよく知っていることも、
もう130回以上もセックスしたことも、毎朝毎晩、フェラ抜きしてもらっていることも、まだ何も知らない善彦だった。

52 :
今日はここまでにします。
「こころのすきま」も、いよいよ佳境にきたかな、と思ってください。次はまだ種まきですが、
その次ぐらいから、なかなk面白い展開に鳴ると思ってます(自己申告)。
それでは、また、近いうちに。

53 :
> もう130回以上も
ここでものすごく興奮したわ…
乙でした!

54 :
前スレで話題に上がってた「俺の彼女が風俗嬢になった理由」のサークルが新作出してたけど、
今回はケバ化要素がとくにない催眠陵辱モノだったのでそのジャンルに興味ない人はスルーでもいいかも
>>52
乙でした! この筆の早さには慄くぜ

55 :
pixivでギャル化物書いてたRyu-ouさんまた復活しないかなぁ

56 :
その人初耳だな
漁ってこよ

57 :
pixiv縺ァ譖ク縺�※縺滉ココ驕斐∵怙霑第峩譁ー縺励↑縺上↑縺」縺溘°繧峨↑
蟇ゅ@縺...

58 :
土曜日、夏菜子は自動車学校のあと、美容室へいった。11月の前半、秋もいよいよ深まってきた頃のことである。
そこで、ほんのりと茶色くなるように、まずは一度黒くなった髪の色を、夏の名残の金髪に戻し、
肌に近い部分だけが3か月分黒くなっている部分含めて、自然な色に染めてもらう。その上から、
髪の長さは変えずに、緩めのウェーブもかけてもらった。そろそろ肩までか掛かりそうだった髪は、またショートになった。
女の子は、心境の変化があった時に髪型を変える。
それは、気分を変えるためだったり、今までの自分との訣別のためだったり、いろいろと理由があろう。
夏菜子は、もやもやとした気持ちを吹っ切るためにちょっとだけ髪型を変えた。
学校で問題ないことは、もう確認済みである。
夏菜子の、「激動の5日間」の2日目である。そのあとはバイトだった。清楚なお嬢様仕様の私服で出かけた。
まっしろのブラウスの上にピンク色のニットのカーディガン、
ブラウンのコーデュロイの温かいスカートが秋らしい。靴下は短めで、薄手のハーフコートを羽織っていた。
だが、体幹を温める代わりに脚は大胆に晒した。
ただし、この日の夏菜子が少し変身したのはギャルになるためでもなければ、男の気を引くためでもない。
自分が世間知らずのお嬢様女子高生丸出しで、バイトに行くのを止めるためだ。
大学への進学が決まって、塾でのバイトを始めた時点で夏菜子は社会に出たのである。
上から求められたことをやっているだけでは戦えないこともある。
この塾でベテランの講師たちと渡り合うためには、まず、外見であまりなめられてはいけない、と思ったのである。
ベテラン講師と戦うための、茶髪であった。制服ではない格好で行くことに意味があった。
そして、その本来の目的にどのくらい効果があったか、すぐには分からないが、ベテラン講師たちが眼を丸くして、
「おはようございます」
と挨拶してきたので、何らかの効果はあったのだろう。
もちろん、生徒たちには別の効果があった。
「夏菜子センセ、超可愛いじゃん!髪染めたんだ!超似合うよ!」
「うふふ、ありがとう。それで、今日は何?」
「質問は、これ。英作文なんだけど」

59 :
「ああ、これね。うん、これは、これじゃ間違いだ。ここは完了形にしないと」
「ふうん、つか現在完了形ってどういうことなの?あたしよくわかんなかったんだけど」
「うーん、そうだね。日本語じゃあまり語感がないかな。たとえばね、"風が吹いた"って日本語で言ったら、
それって何系かわかる?」
夏菜子は、丁寧に生徒たちからの質問に答える上に、性格がよくてかわいいので、
生徒からの評判はすごく良かったが、中でも夏菜子に心酔していた笹井もえは、
夏菜子がいるときには毎日質問にやってくる。
「さて、それじゃ、次の人の時間になるから、そろそろ終わりかな?」
「ちょとまって、あの、明日のことなんだけどさぁ」
「塾でその話はしないでよ。女の子どうしだからいいけど、本当はあんまりいいことじゃないしね」
「うん。分かってる。だから、バレないように、いろいろ考えてるんだ。
明日、夏菜ちゃんセンセ一番かわいいと思う格好で来てね」
「それって、あなた達に合わせろってことかしら?」
夏菜子は、笹井もえといつもつるんでいる、君原さつき、吉川まゆの
「ギャル3人組」と呼ばれる中学2年生の3人の生徒と、明日遊ぶ約束をしている。
彼女たちがとてもよく夏菜子を慕ってくるので誘いを受けたのだが、
そのことが、夏菜子にとって一つの大きな転機になるとは、まだ夏菜子も知らないし、
もえ達にもそんなつもりはなかった。
「うん、まあそういうこと。でもセンセ、ギャル系の格好なんか出来ないでしょ」
その時、夏菜子のギャルごころに、ほのかな灯りがともった。
故郷の北の街で過ごした夏休み、わずか2週間のギャル生活。
その北の街に、に置き去りにしてきたつもりのギャルごころだったはずなのに、
こころの何処かに、まだ、かけらがあったようだ。
「うん、まあ、期待に添えるかわからないけど、一応努力はしてみるね。10時に、向こうの駅前でいいのね」
「うん、楽しみにしてるから」
こころは、かけらが残っていれば、もう一度大きく育てることもできれば、その存在を忘れ去ることも出来る。
夏菜子のギャルごころは、すごく小さな欠片だったはずなのに、
いったん明かりが灯ったら、割りと見つけやすくなっていた。

60 :
10時にバイトが終わる。今日は、善矩とは会えない。それはしかたのないことだった。
家に帰ってしばらく小説でも読みながら時間を潰していたのだが、日付が変わる頃、お風呂に入った。
いつも、善矩と戯れたり、フェラをしたり、そんな空間で一人お湯に使っていると、
まだ生理中のカラダが、うずきだしてきた。
「あぁん……もう……」
湯船の中で、右手で充血したクリトリスをいじり始める。左手は胸に当てる。
久しぶりのお風呂でのオナニーが始まった。
夏菜子は自分自身に呆れ果てた。考えてみれば、この前の生理から昨日まで、
セックスしなかった日は1日もなかった。
それに、フェラも含めれば、夏菜子は、初めて善矩をこの家に上げて、5回のセックスとフェラが2回、手コキで1回、
善矩を合わせて8回射精させた9月30日から数えて、40日になろうという期間、
わずか1日を除いて毎日一度は善矩を一度はイカせてきた。
しかも朝だけの日もあるし、昼に来たこともあるし、夜だけのこともあるし一晩中のこともあったが、
朝の一発は必ずフェラ抜きだったし、昼や夜の時は一発目は必ずフェラ抜き顔射だったから、
ほぼ毎日善矩をフェラ抜きでイカせていたのだった。
体が疼くのも当然だった。なにか、大きな喪失感があった。
「あぁ、あああん」
夏菜子は大好きな善矩に、アソコをいじられている妄想で、オナニーする。
もちろん、善矩を想像してのオナニーは初めてだった。
こんなに長い時間――といっても、まだ24時間をようやく過ぎたところなのだが――善矩と会えなかったのも、
抱き合えなかったのも、エッチなことをしなかったのも、しばらくぶり、ほとんど初めてに近いことだ。
「よっくん、よっくぅん……」
でも、自分で指を入れてかき回す気にはならなかった。
「夏菜子のおまんこ……夏菜子のおまんこは、よっくんの指と舌と、
それからおちんちんが入るところなの……他の誰も入れさせないの……」
と、大好きな善矩に対して操をたてて、一人で興奮していた。
初めてこの家に善矩を上げてセックスして以来、オナニーするのは初めてだった。
その前は、頭の中で善彦とセックスする妄想でオナニーしていたが、今はもう、善彦が登場する余地はなかった。

61 :
日付がかわって、夏菜子の「激動の5日間」の3日目が、始まった。

その日、いつもと同じ6時半には起きて、朝食、掃除、選択、庭の花の手入れ、と終わると9時になった。
さて、そこからが難しい。
例によって「ギャル系中学生3人組」に合わせられるような服がない。
古い服を引っ張ってきても、新しい服を組み合わせても、どうにもならない。
とりあえずできることは、夏休みの北の街で身につけた「ギャルメイク」くらいのものであった。
それも、彼女たちがどういうふうなメイクをするのかよくわからなかったので、白系のファンデーションを厚塗りして、
あとはマスカラアイラインビューラーアイシャドウで眼を茶色系にした。
つけまつげはなしで、ブラウンのカラコンを入れた。髪は横髪を耳の前に流して、
中学生に合わせるために幼さを出すために後ろはツインテールにした。
うなじが丸出しになるので、首裏にもファンデーションを塗って、
「まあ、こんなもんでしょ」
ずいぶんギャルっぽく出来た。あとはサングラスでも上にかけておけば、と思ってバッグの中に入れた。
服装は……困ったが、女の子らしいブラウスに、黄色のカーディガン、
それにジャラジャラとしたベルトを撒いてアクセントにした。
靴はローカットのブーツで、黒のライトダウンのベストを羽織った。
さて、最後に……
ネックレスをどうしようか、迷う。
おそらくは笹井もえにプレゼントするつもりで買った、善矩からもらったネックレスを見て、
夏菜子は複雑な気持ちになる。このネックレスは一体、どういう道を辿って自分のもとにやってきたのか。
あのネックレスがもえの目に触れたことのあるものであったら、とんでもないトラブルになる可能性がある。

62 :
だからといって、善彦からプレゼントされたオープンハートのネックレスをつける気にはなれなかった。
「ああ、もう、首はいいや!」
結局、首には何もつけなかった。
こんな格好……というかこんな顔で外に出るのは、東京では初めてのことである。
ご近所の目を気にするのはこのところ毎日のことではあるが、こそこそと住宅街を抜けると、
いつもは使わない道を歩いた。
「センセ、こっちだよ」
「あっ、みんなそろってる。ごめん遅くなって」
夏菜子が、いつも使っている地元の駅ではなく、急行の止まらないとなりの駅前に、
いつもより少し長く歩いてたどりついた。その時まだ9時55分にもなっていなかったのであるが、
3人すでには揃っていた。
3人ともそれぞれに顔はバッチリのギャルメイクで、髪はエクステで青かったり赤かったりである。
「夏菜ちゃんセンセ、スゴイじゃん。こんなにギャルっぽく出来るんだ!」
「っていうか、センセ、ハーフ?」
「うん、見直しちゃった」
「あはは、ありがと。頑張っちゃった。あ、あと、今日はみんなの友だちとして来たんだから、先生、は禁止ね」
相変わらず、ルールの徹底は夏菜子らしい。
「それじゃ、どこいくの?」
と改札の方に向けて歩き出したら、
「あっ、夏菜ちゃん、そっちじゃないよ」
とさつきが呼び止めた。
「えっ?乗らないの?」
「うん、その前に、ちょっと、さつきんちにいこう」
「はあ。いいけど、なに?」

63 :

2時間後、同じ駅に現れた4人の女の子。中学生のギャルのグループとしか見えなかった。
「ひなちゃん、渋谷着いたらまずはマック行こうね」
「えっ、マックだったらそこでいいじゃん」
「わかってないな、日菜子は。渋谷で行くからいいんだよ」
「そうそう。日菜子も今日からあたしたちの仲間なんだから、そのくらい分かってね」
「う、うん。わかった。そうだね。渋谷の雰囲気がいいんだよね」
さつき、もえ、まゆの3人と一緒にいる女の子は、「ひなこ」と呼ばれていた。
2時間前、待ち合わせに現れた石田夏菜子と顔の形も、背丈も、
それから短いスカートから伸びるすらりと長い上にみずみずしい脚も全部が同じだったが、
少しメイクがギャルっぽく、幼く、派手になって、服も少し違う。
髪には3本か4本の白や黄色のエクステが止められていて、耳の上でまとめられたツインテールは、
ゴムではなく赤いリボンでまとめられていた。
肩を露出させたギャルらしい暖かそうなすこしつやのある赤……
ワインレッドというくらいのニットのワンピースの上に、夏菜子と同じライトダウンのベスト。
靴も一緒だが、善矩からもらったネックレスをしっかり首に巻いている。
さて、この夏菜子と同一人物と仕方思えない「ひなこ」という少女はどこから現れたのか?
答えはこの2時間のあいだに、18歳の夏菜子が、中学生ギャル3人組の仲間として、
またひとつ、新しい自分に目覚めて、生まれ変わったということだった。

「夏菜ちゃん、この服入るかどうか着てみて」
「えっ、これ、あたしが着るの?」
赤い、薄手のセーター地のワンピースを、もえが手持ちの袋から取り出したときに、
夏菜子は面食らっているようだった。
「うん、あたしが着るとダボダボなんだ。買ったときはそれでいいかなと思ったんだけどさ、
ちょっと変だって2人が言うから」
「えっ、もえちゃんの?あたしじゃちょっと小さくないかな……」
「でも多分ちょうどくらいじゃないかな。あたしでも大きいくらいだったから」
まゆが追い打ちをかける。
ちなみに、夏菜子の身長は163センチ、さつきは150センチ台前半、もえはまだ150センチにのらないくらいである。
「あたしでも入ったから、夏菜ちゃんでも大丈夫だよ」
次に口を挟んできたまゆは、167センチある。中二女子としては大きいのであるが、華奢で手足が長い。
周りからは羨ましいと思われているが、本人は細く長く伸びすぎたとコンプレックスを持っていた。

64 :
「でも、さつきだと胸がねえからあんまり似合わねえんだよね」
「うっさいなもう」
肩が大きく開いていて、袖からわきのラインはルーズだが、
腰のくびれからヒップのラインが丸出しになるニットワンピースは、夏菜子の持っていない種類の服であった。
もちろん、夏菜子はなにを着ても似合う。
「うわあ、ちょうどいい、ぴったりじゃん」
「すげえ、やっぱり夏菜ちゃんかわいいね」
「う、うん。でもちょっと、どう思う?」
苦しいというわけではないのだが、バストも腰もヒップもしっかりと収まっている感じで、
カラダのラインがはっきり出ているはずである。背中も大胆に開いていて、すこし恥ずかしい気分だった。

こんなに似合うんだから、文句いわねーの。うわー、夏菜ちゃんいいなぁ。ウチもこんな身体になりたい」
「あたしも……」
「まゆも……」
「もう、ちょっと、恥ずかしいじゃない。じろじろ見ないで。だいたい、これじゃちょっとなんていうか、
あたし浮くんじゃない?」
その時の夏菜子の全体像は、いかにもギャルという有り様、
それも13や14の少女たちと友だちには見えないような、20歳にもなろうかというギャルのそれであった。
夏菜子は、この家に、着替えとメイクのために連れて来られたのに、
来た時よりも歳の差を広げてどうする、と思った。
「それはこれからなんとかするっしょ。えーと、つけまつげと、あと顔に貼るシールと……」

65 :
「もう、そんなものまで……」
「今日はさ、夏菜ちゃんあたしたちの仲間なんだから、文句いわないで。
それに、激しくメイクしたほうが、知り合いにあっても夏菜ちゃんだってきづかれないよ」
「まあ、それはそうかもしれないけどさ、でも逆に」
「いちいちうるさいなぁ。だまってあたしらの言うとおりにしてよ」
「ねえ、こうしない。自分が夏菜ちゃんだって思うからダメなんだよ。夏菜ちゃんじゃなくて、違う呼び方にしようよ。
アケミとかヒトミとか、そういうやつ」
「うわ、ベタすぎ」
「でもさ、アイディアとしてはいいんじゃん?」
こうして、夏菜子があっけにとられているうちに、つけまつげとアイラインとアイシャドウで、
眼はあっというまに2倍くらいに大きくなっていた。
「うん、やっぱり映えるなぁさすが夏菜ちゃん」
「だから、違う名前つけるんでしょ」
「なんなのよ、違う名前ってぇ。ちょっと眼、大きすぎじゃない?」
「これくらいでいいんだって。あたしなんておっきくしようとしてもこんなに大きくならないんだから」
「ねえ、もえ、それより名前つけてあげないと」
「うん、それじゃあ、ひなこちゃん、ってどう?」
「は?」
夏菜子は、4つも年下のギャル3人組にいいようにされていると、
恥ずかしいともなんともいいようのない気持ちにつつまれる。
冗談かと思っていたのに、なんだか本当に名前を変えられてしまいそうだ。
「ああ、いいね、ひなちゃんか。苗字はどうする?」
「うん、いしだ……いしかわ……にしだ……」
「そうだね、覚えやすい奴がいいよ。西田でいいじゃん」
「よし、決定。夏菜ちゃんは、今日からあたしらの友だちの時は、西田日菜子ね」
「えっ?」
手元にあったメモ用紙に、ささっと5つの文字をもえが書いてみせた。
「にしだ……ひなこ……?」
夏菜子がまだあっけにとられていると、
「ベタベタだけど、かわいいし、覚えやすくていいじゃん。ひなちゃん。でいいじゃない」
「どう?センセ」
「はぁ……たしかに、かわいいけどまあ、そういうことなら」
内心は、少し楽しくなってきていた。

66 :
「それじゃ自分のなまえ、書いてみて」
まゆが夏菜子に促す。
「わかった」
夏菜子は、意識を改める。さっき誰かに言われたとおり、文句ばっかり言ってても始まらない。
今日はこの3人の友だちとして遊びに来たし、これから遊びに行くのだから、3人が望むなら、
名前を2文字かえるくらい別に構わないではないか。
それに彼女たちだって、それに自分だって、塾では先生と生徒、今日は友だちなんて、やりにくいだろう。
夏菜子はすらすらと、「西田日菜子」と同じメモ用紙に書いてみせた。
「よし、じゃあ今から日菜ちゃんね」
こうして、夏菜子は今日一日を「日菜子」として過ごすことになった。
そして、派手で、男受けの悪そうなメイクは、確かに、お嬢様で美少女の夏菜子を、
"中学生の日菜子"といってもおかしくないように見せた。
メイクを子どもっぽくいじってみるだけで、そして、上からライトダウンの黒いベストを羽織るだけで、
夏菜子はすっかり”ギャルに憧れる女子中学生”っぽくなった。
女としてよく発育した身体で、本来の顔は大人っぽい面もあるが、肌は綺麗で、幼いとも言える。
そんな夏菜子だったからこそ、身体のラインを強調するようなニットのワンピースに身を包んでも、
まだ中学生で通るような不思議な若さも兼ね備えていた。
「うわ、派手……じゃね?」
鏡を見ると、夏菜子は、口調も3人をマネてみる。
「大丈夫だって。こんなんばっかりのところに行くんだから。さあ、お昼には出るからちょっと休もうよ」
「あと、日菜ちゃん、アクセサリーとか貸してあげるよ」
「あっ……いっこ、あるんだ。つけようかどうか迷ったけど」
夏菜子はクリーム色の小さな肩掛けから、例の、善矩からもらったネックレスを取り出した。
「ああ、いいじゃん。かわいいじゃない」
「日菜ちゃん、こんなの持ってたんだ」
夏菜子は、雰囲気につられてこんなものを出してしまったが、特にそれが問題になることもなかった。
ただ、思わず気分が盛り上がっていることをそのおかげで自覚した。

67 :
ただし、自覚したからといって紅葉する気持ちを止められるわけではない。
夏菜子は、女子高に通う女子高生である。だから、女の子ばかりの空間は慣れていた。
だが、この日、渋谷で女子中学生の日菜子になりきって、覗いた世界は、女子高のHRとも、
夏祭りで再会したギャル友たちと遊んだ日々とも、全く違う世界であった。
まさに、日菜子と「同じようなのばっかり」であった。
少し幼く見えるように化粧して、はでんギャルメイクをしてきて良かった、と思った。

「キャー、つばさちゃーん」
「みいちゃーん!!!!」
クラブスペースで行われたファッション雑誌主催のギャルファッションショー。
メイク用品の会社やブランドショップの新作の要するに宣伝である。
だが、まさに、可愛らしく着飾って、激しくメイクを重ねた女子中学生・女子高生くらいの女の子たちの、
黄色い歓声と熱気に包まれて、次から次へと登場する、読者モデルたちのかわいさに気がつくと魅了されていた。
いつの間にか、
「うわー、あの娘カワイー!あの娘もあの娘も!キャー!!!」
と、すっかり周りに馴染んでしまっていた。
次から次へと、手の届きそうなステージに上る女の子たちのかわいいこと、といったら、
いつもかわいいかわいいとちやほやされていた自分などとはレベルが違う。
素直に、夏菜子も「ああいうふうになりたい」と思える女の子が本当に次から次へと出てくるのだ。
顔形のかわいさというよりも、なにより彼女たちのドヤ顔に魅了されてしまっていたのかもしれない。
優等生としての夏菜子の、型にはまった毎日が、いかに外の世界から隔絶され、
息を潜めた存在であったかを思い知らされた。
いや、そんな仰々しい話ではない。理屈ではない。本能の話である。
もっと単純に、「世の中に、こんな楽しい空間があったんだ」「あたしもあんな女の子に生まれたかった」
「今からでもあんなふうになってみたい」という、女の子ならばだれでもが持つ「キレイになりたい」「かわいくなりたい」
という、本能が解放されるようになった瞬間だった。
翻ってみれば、今の自分は優等生を演じながら、夜は年下の男の子にハマっている。
学校では今でも優等生の美少女で、
夏休みに目覚めたはずの「ほんとうのあたしらしいあたし」を封印して生きていた。
だが、今日の自分は夏菜子ではなくて、女子中学生の日菜子だ、
だから、こんなふうに熱狂しても、何も恥ずかしいことはない。
日菜子は、ギャルに憧れる、幼い女子中学生なのだから……

68 :
そんなフィクションを言い訳にして、夏菜子はギャルとしての自分にはまっていく。
普通の女の子が、そういう道に嵌り込んでいくとすればもう少し、あと2年か3年早いものだが、
今からでも遅くはないのだろう。なにしろ、自分は今日、こんなにもギャルたちに溶け込んでいるのだから。
イベントが終わったら、そのあとはファッションビルでお買い物である。
「日菜ちゃん、これ似合うんじゃない?」
「えー、カワイイ!これいいね!でも、あれもいいし、ああん、まよっちゃうぅ〜」
「ねぇねぇ日菜子、次はあそこのショップ行こうよ」
「うん、行く行く。みんなかわいくて、いいなあ」
「ねえねえ、日菜子、プリクラとろうよ」
「うん、とるとる!」
4人でとったプリクラ、なんパターン化とったが、一番気にいいたのは、目の横で横向いにピースサインに、
目尻に星のシールを付けた笑顔の少女。3人の友だちにかこまれて、ウィンクをしているカワイイギャルの自分だった。
手書きの文字で「祝!ひなちゃんギヤルデビュー」と書かれていて、"日菜子"の上に矢印が付いている。

2年と7か月、毎日のように通学で乗り換えてきた渋谷の街。
今まではなにか「覗いてはいけない」ような気がして、立ち入ることのできなかったギャル御用達のファッションビル、
雑貨屋、クラブスペース。それは、楽しい楽しい時間であった。
少なくとも、激しい三角関係が大詰めに来ている夏菜子にとって、
息苦しくなるほど不安な感情に支配された時間から、自分を解放してくれる、最高の時間だった。
夏菜子にとっては遅すぎたギャルの季節が、今、塾の教え子であるはずの「ギャル系女子中学生3人組」によって、
夏菜子、いや日菜子の眼の前に現れた。
こうして、夏菜子は、自分のことを「日菜子」と少し違った名前で呼ぶ、を新しい友だちとを得たのである。

69 :
こうして、3人が今日出発した駅に帰って来たのは8時半過ぎであった。
夏菜子も、皆とおなじく、さつきの家においてきた自分の服を取りに行くために、普段よりも一つ前の駅で降りた。
「あっ、ヤバイのがいるなぁ」
「日菜子、左見ないで歩きな」
「う、うん」
ヤバイやつってなんだろう。まさか善矩か?いや、善矩はまだ研修旅行のはずだ。
「おい、笹井、おい、君原」
どうやら、夏菜子にとって最悪ではないようであった。
「みつかっちゃった」
さつきが振り返る。
「おう、久しぶりだな。今日は随分楽しそうだな」
「まあね。ギャルイベントに行ってきた帰りだから」
「へえ、ところで、ちょっと付き合わない?」
男の子の二人組が声をかけてきた。この辺りには珍しいバリバリのヤンキー少年で、
一人は丸坊主のB系統の大柄な……はっきりいえばデブで、もう一人は金髪をツンツンに尖らせた、
ジャージにシルバーをジャラジャラとつけたイケメン風であった。声をかけてきたのはイケメン風である。
「あれ、この娘は?」
その金髪男は、夏菜子を始めてみた瞬間、品定めをする。
ケバいメイクの舌に隠れた白い素肌、不自然なパッチリ眼、そして女らしい身体のライン……
こんな女の子がいたのか、と思った。
「この娘ね、あたしたちのお友達の西田日菜子ちゃん。まあ、今日はあたしたちもう疲れたからさ、今度ね」
「ああ、そう。それじゃあ、ええと、俺こういうものだけど」

70 :
そう言うとその男の子は名刺らしきものを"日菜子"に手渡そうとした。
「あんた、なにやってんのよ。あんたみたいなのに紹介しないからね」
「おいおい、そうまで言うなよ」
もえとその少年は喧嘩を始めそうだった。さつきもまゆも警戒感をあらわにしている。
「あっ、はじめまして、西田です。」
日菜子はその場の空気を収めるべく、ペコリと頭を下げてその名刺らしきものを受け取った。
「真剣恋愛党総裁
〇〇中学3年2組
原田翔一」
とあって、その下に携帯の番号、メアド、SNSのアカウント、そしてQRコードが張ってあった。3人組の中学校とはちょっと離れたところにある。この辺りでは有名なヤンキーだが、この路線の駅前で見かけることは珍しい。
「ほら、行くよ、日菜子。それじゃあ、またね」
駅前であったし、それ以上その男の子たちも日菜子たちにしつこくすることはなかった。
「日菜子、あいつら札付きだから。とくに原田の女好きはヤバイって噂だからさ、気をつけなよ」
「そんなふざけた名刺とか捨てちゃえよ」
「でも、もし拾われちゃったらみんながこまるでしょ」
そう言って鞄の中にしまいこんだ。人知れず後でゴミ箱の藻屑ときえるだけだろう。
「あっ、ちょっと待って、みんな」
夏菜子は、さつきの家に近づくと、さっきファッションビルで買った3人それぞれへの「プレゼント」を手渡した。
「わあ、日菜子、ありがとう」
「さっき買ってたのかあ。すげえ、さすが日菜子」
「今日すごく楽しかったから、みんなにお礼。また、遊ぼうね」
「それじゃ、その服も、日菜子にあげるよ」
もえが言った。
「えっ、そんな。洗って返すよ」
「いいって、だって、すげえにあってるし。あたしじゃ持ってる意味ねえもん」
「日菜子、もらっとけよ。友情の証だよ」
「うん、じゃ、じゃあ」
4つも年下の女の子に服をプレゼントされるなんて、なんだか気恥ずかしかったが、今の自分は女子中学生の日菜子だから、と割りきって好意に甘えることにした。

71 :
遅すぎる告白を善彦から受けたことで、いま夏菜子は一人の友だちを失おうとしている。
善矩の方だってうまくいくかどうかわからない。
だが、人間が生きていれば別れもあれば出会いもある。
さつきの家につくと、日菜子は夏菜子にもどって、誰も待つもののいない自分の家に帰っていった。
これも、立派な出会いの一つである。
善矩と善彦のことを考えると、気が重い。だが月曜日は目前であった。
次の日、夏菜子は電車の時間をずらして、かつ女性専用車両を使って学校に行った。
むろん、善彦と合わないように、である。
月曜日は、何事も無く過ぎていったようであった。
バイトにも行ったが、普段とかわること無くもえもさつきもまゆも夏菜子に接してきて、
日曜日のことなど一言も口に出さなかった。
改めて信用できる友だちを得たような気がした。
研修からの帰りが遅くなった善矩がかなこの家に姿を見せることもなく、
夏菜子は一人の夜を、悶々としながらもある決意を固めて過ごした。
その日の最後に、善彦にメールをした。内容は「明日の朝は、一緒に学校にいこうね」
というものであった。
すぐに、笑顔入りの承諾メールが帰ってきた。
ほぼ同時に善矩からもメールが来た。内容は、「明日は休みだから朝は行かない」というものだった。
夏菜子は少しがっかりしたがしかたのないことである。よほど疲れているのだろう。
「お疲れ様でした。ゆっくり休んでね」と労りのメールを返した。
その返信を見ること無く、善矩がぐっすりと眠ってしまった頃、日付が変わった。
そして、運命の日、11月16日が始まった。

72 :
作者です。
今日のところはここまでにします。感想くれた方々、ありがとうございます。
今回は種まきでエロなしですが、次はエロい回になると思います。
それではまた。

73 :
夏祭りの時は確かシールだったけど今後は本物のタトゥー入れたりするかなぁ今後も楽しみだ
今回もお疲れした

74 :
大量投下大変乙でした
続きもワクワクです

75 :
作者です。
>>73, >>74
ありがとうございます。
連投規制がうるさいので、1日7レスずつくらいにわけて投下します。今までの半分くらいですが、
それでも十分長いですね。
それでは、夏菜子と高瀬兄弟の運命の日をお楽しみください。

76 :
ほんとうは、朝のうちにすべてすませるつもりであった。
「おはよう、夏菜ちゃん。髪の色、かわいいよ」
「ありがとう、似合うかな?」
ずっと黒髪だった夏菜子が少し茶色の髪で現れた時に、善彦はなにを思ったか。
似合ってるとかかわいいとか、夏菜子らしいとからしくないとか、そういうことよりも、
夏菜子が髪の色を変えたことと、自分の告白に対する返事にどんな関わりがあるか、
ということばかり考えてしまう。
夏菜子と善彦が会うのは、告白以来、4日ぶりだった。
善彦のすこしだけわざとらしい態度が気になって、意識してしまって、結局当たり障りのない会話をしてしまう。
「昨日、お相撲見た?」
その日の話題はどこでもこれ一色だった。ずっと連勝を続けていた横綱の連勝が60を超えたところで止まった。
「うん、日本人もちょっとは頑張って欲しいよなぁ」
「そうだよ。今からでも遅くないんじゃない?」
「ええっ、それはちょっと……でもやってみようか」
こんな軽い会話がすんなりはまるのも、長い時間をかけて築いてきた関係の賜である。
夏菜子は、その関係が変わってしまうような言葉を、どうしても、言葉にすることができなかった。
いっそのこと、あの告白をなかったコトにしてほしい、と言いたかった。
だが、そんなことをいっても、問題を先延ばしにしても仕方がない。
夏菜子の気持ちはすでにしっかり固まっていたので電車が渋谷につくと、いつもの改札を過ぎたところで、
「今日、夕方5時ってどうしてる?」
と切り出した。
「うん、もう、帰ってる時間じゃないかな」
「わかった。それじゃあ、5時に、駅前のマックに来て」
「駅前って、地元の方……?」
「うん。地元の方。来られるかな?」
地元の方、と夏菜子が言ったことの意味も、いくらでも解釈のしようはある。
夏菜子の意図は、そこから一緒に帰るこということは気が重い、ということが主であった。
今日、夏菜子はバイトもないし自動車学校もない。放課後の時間はほとんどまるまる空けていた。
それは善彦との待ち合わせを考えてのことではない。善矩と4日ぶりの逢瀬を楽しむためである。

77 :
今日学校が休みの善矩はいつもよりちょっとだけ早く、夜8時に待ち合わせであった。
夕ごはんのあと、というくらいの意味である。
夕方5時は、それぞれの思惑が交差した時間になった。
善彦は一度家に帰ってから荷物を軽くして出かけた。弟・善矩は部屋でまだ寝ていたようだった。
実際には善矩は起きていた。普通の15歳でも、3日間も貯めれば精液はパンパンであろう。
頭の中も夏菜子のことでいっぱいである。
夏菜子のカラダ、夏菜子の喘ぎ顔、夏菜子のアへ顔……溜め込んだ欲望をたっぷりとぶつけてやろう。
いたわってもらおう。そして、今日こそは夏菜子をイカせてやろう。ならばどうやってイカせようか、と想像が膨らむ。
兄・善彦が学校から一度帰って来た時には寝ていて、その後起きたら善彦が出て行く音がした。
夏菜子は、5分早く待ち合わせの場所について、熱いコーンスープを冷ましていた。
辛いことが終わった後には楽しいことが待っている。生理も終わったし、今日は思う存分……
そう思ってこの時間を耐えるほかはない。
店に入ってくる善彦と目を合わせないように、夏菜子は壁の方を向いて椅子に座っていた。
コーヒーを注文して、善彦が夏菜子の前に現れたのは、5時ちょうどのことであった。

夏菜子がその場所で並べ立てた綺麗事は、おそらくは読者諸氏の想像とそう違うことはあるまい。
告白をしてくれたことへのお礼、毎日の朝が楽しかったことへの感謝、だが、
「今回は、お断りさせていただきます」
と言って深々と頭を下げたのが5時20分過ぎのことであった。

「そうかぁ……」
善彦の態度は、平静を装いながらもショックを隠せない様子がありありであった。
もちろん、夏菜子の号の深さ、自分勝手な言動は、は読者の期待を裏切らない。
「でも、これからも友だちとして、仲良くやっていきたい……」
などと都合の良いことを言ってくるのである。そして、善彦も
「うん。それはもちろん」
と、それが辛いことだとも知らずに答える。
その後は、かすかな可能性を見出そうとする善彦が夏菜子への突破口を探ろうとする会話ばかりが続いた。
曖昧なやりとりに終止符を打つべく、夏菜子が
「実は、好きな人がいるの……」
と言って逃げようとしたのは6時にもなろうという時間だった。

78 :
「そ、そうかぁ。じゃ、あの。応援するよ」
「うん。ありがとう。でもいいんだよ。無理なんかしなくても」
「いいや、僕は夏菜ちゃんの友だちだからさ、応援するよ」
このやりとりもしばらく続いた。もちろんその「好きな人」がどこの誰かは言わなかったし、善彦も聞こうとしなかった。
そんなものである。善彦は善彦で何処かに救いを見出そうとするし、夏菜子は善彦の傷をなるべく浅くしようと努める。
話に詰まったときに、ようやく
「もうそろそろ、帰ろうか」
と、夏菜子が口にしたころには、夜7時にもなろうかという時間であった。
実際に夏菜子と善矩が外に出たのは、7時15分くらいのことである。こんなに時間がかかるとは思っていなかった。
夏菜子は、自分が犯した罪の大きさにようやく少しづつ気付き、悔みながらも、
心はすでに善矩との逢瀬に飛んでいる。
「夏菜ちゃん、送るよ」
善彦の申し出に、夏菜子は正直言って「かんべんしてくれ」と心の中でつぶやく。
「いいよ。まだ早いし。あたしそこまで恥知らずじゃない」
と、言って断った。まだ、善彦の中に住む、優等生で清楚なお嬢様の夏菜子のイメージを壊せない。
その時、偶然に、2人が話している近くを、善矩が通りかかった。
「あれは……夏菜子と兄貴……なんで……?」
夏菜子と善彦が会っていた店は、地元の駅の南口にあり、線路と並行している駅前の道沿いにある。
一方、善彦は線路と垂直の道を自転車で走っていた。むろん、夏菜子と待ち合わせの公園に向かうためである。
その道は、善彦・善矩兄弟の家から夏菜子の家への最短距離ではないし、まだ待ち合わせには早い。
だからまさか善矩がその時間にその場を通ろうとは夏菜子も想像しなかった。
なにしろ、駅の南口から考えても、夏菜子が歩いてきた方向は遠回りなのである。
善矩はただコンビニで時間をつぶそうとしていただけなのだが、思わぬ場面に遭遇してしまった。
善矩は身を隠して二人の方を伺っていた。
夏菜子と善彦は、その場で、同時に後ろを向いて歩き始めた。
下を向きながら夏菜子がこちらの方へ歩き出し、兄・善彦がもう一度振り返って夏菜子の後ろ姿を見送るのを確認すると、
弟・善矩のほうはは自転車を漕ぎ始めた。
彼は、駅の向こう側まで行ったところで、夏菜子を待った。
いったい、なぜ兄・善彦と夏菜子が会っていたのか。なぜ善彦はずっと夏菜子の後ろ姿を見送っていたのか。
それを問いたださなければ、4日ぶりとはいえ、セックスどころではない。
善矩の心の中に、真っ黒な不安の雲が広がり、赤い怒りの火が灯り、緊張の糸が、ピンと張った。

79 :
「やあ、夏菜子」
駅を超えた最初の交差点で、善矩は夏菜子に声をかけた。
「よっくん……」
夏菜子はといえば、通学カバンを抱えて、暗い顔で歩いていたのが、
4日ぶりに善矩と会った瞬間に口元が一気に緩んだ。
夏菜子が髪の色を少し変えたことは知っていたし写メも見ていたが、
髪の色のことに触れるほどの余裕は持てなかった。
ただ、そのときは、その、ふやけた顔を見たときは、善矩も、それ以上問い詰めることはするまいと思ったのだ。
だが、一緒に歩いていると、やはりそういうわけにはいかなかったのである。
理由は、善矩と目があった次の瞬間、明らかに人影を気にいて後ろを向いたからだった。
まったく兄・善彦のことなど意に介していないのであればともかく、
後ろを向いて善彦がいないことを確認したとしか思えない夏菜子の一瞬の動きが、
善矩をして、兄・善彦と夏菜子の関係を問い詰めさせる十分な動機になった。


本篇、「こころのすきま」は、ここまでもっぱら、優等生の美少女である石田夏菜子の恋する、
普通の高校生・高瀬善彦に同情的な立場から描かれてきた。
夏菜子のほんとうのすがたが、どのようなものであるかということについては、
第一篇「夏菜子のなつ」で描かれたことを前提にしているので、
少なくとも9月に2人が急接近した時点で、善彦は夏菜子という小悪魔の罠に落ちたという他はない。
一方で弟・善矩の内心については軽く扱ってきた。
家によりつかず夜遊びを続ける不良弟、兄のことをオナニーばかりしている、とバカにする憎むべきヤリチンである。
しかし、9月30日に起きたことは、夏菜子が勝手に勘違いして善矩を連れ込んだというのが事実である。
兄に関しての言動はともかくとして、善矩の気持ちに立って見るならば、自分が最初の時点で、
兄・善彦へのあてつけとして連れ込まれたことを知ったら、一体どう思うであろうか。
毎朝、夏菜子にフェラさせて、一発スッキリしてから学校に行っていたとはいえ、
その後毎朝夏菜子が笑顔で善彦と連れ立って電車に乗っていたことを知ったらどう思うだろうか。
善矩のしらないところで、5回もデートを重ね、告白をその場で断らなかったことについてはどう思うだろうか。

80 :
善矩は、初めて夏菜子と会い、たまたま家の方向が同じだからという理由で夏菜子を送り、
そこで誘われて家に連れ込まれ、その夜、朝まで6回セックスして8回射精した。
そのときに固く口止めされたのが、このことは「兄・善彦にだけは」いわないで、ということであった。
それを中学の同級生に対する自分のイメージを守ろうとしたくらいのことにしか思っていなかった善矩は、
それこそ夏菜子のイメージを守り、夏菜子を他の男に渡したくないからこそ、誰にも秘密を一切漏らさなかった。
恩着せがましい言い方が許さるなら、たとえ多少の疲れがあっても毎朝、毎晩のように夏菜子の家に通い、
精液を吸い尽くされるまで、夏菜子が求めるままセックスしたのである。
彼は彼なりに、精一杯夏菜子に尽くしてきたのである。
その善矩の疑問に対して、夏菜子の態度はといえば、善彦との間にあった出来事を、
時系列とは逆に述べるだけであった。つまり、
「なぜ兄貴と会っていたのか」
と聞かれれば、
「実は、告白を受けた」
ことを正直に話しはした。そうなると善矩は次に
「いつ告白を受けたのか」
と聞く。夏菜子は
「この前の金曜日」
と答える。どこで告白されたのか、と聞かれると
「渋谷の路上で」
という答えが返ってくる。嘘ではないのだが、それでは善矩の頭の中の妄想はいくらでも膨らむ。当然、、
「その花束とあの時ソファの後ろに隠した紙袋は兄貴からもらったのか」
という話になる。
善矩と夏菜子が連れ立って家に入ったのが7時45分ころ。
それから、10分くらいしてから、善矩が質問を始めて、1時間たっても何も納得する様子がなかった。
ようするに、彼が夏菜子に問いただしたかったことの第一の要点は、
「俺だけじゃなくて、兄貴ともセックスしたのか!」
ということであった。その質問をようやく善矩が発したのは、9時過ぎであった。
それで、ようやく、夏菜子も合点がいったようで、
「してない、なにもしてない。キスもしてないし、手だって握ったこともないよ」
と、潔白を訴える。
だが、それでも納得しない善矩を納得させるのは実に骨の折れることであった。

81 :
ようやく、全てを話したのが9時20分くらいのことである。
「それまでも、通学の方向が一緒だし、同級生だったからたまにお話しながら電車に乗ってたんだけど……
お互い進学が決まって、9月になってから急に仲良くなって……
それで……はじめてのデートを約束したんだけど……」
「それがいつなんだよ」
「……あの、9月30日……9月30日にデートの約束をしてたんだけど、
なんか5時半くらいに断りのメールが来て、それが、あの、これ」
夏菜子は観念して核心を正直に話した。「家の都合で行けなくなった」というだけのメールであった。
「それで、あたしは振られたか、善彦くんに他に女がいるかと思って、
怒りが収まらなくて、お散歩に出かけたの。それで、よっくんたちと、偶然あって、
それでカラオケ行ったじゃない。その時に、よっくんが彼女に振られたとかいってたじゃない。
でも、あたし的には、家の都合で善彦くんが来られないのに、
なんでよっくんはこんなところでカラオケとかしてんの?って思ったの。
それで、絶対他に女がいると思って、それで、その」
「ちょっと待ってよ。兄貴に他に女がいるとなんで怒るわけ?」
「あっ……あの……それは……」
夏菜子は、袋小路に嵌り込んでいった。要するに、夏菜子は善彦を好きでありながら、
善彦の弟と知って善矩をこの家に連れ込んで朝までセックスしたのである。
「あの……そこは、言い訳できない……でも、今はよっくん一筋だよ。だから、断ったんだよ」
まっすぐに善矩の目を見て、必で訴えるが、
「金曜日に告白されて今日断ったのに?」
と、善矩は収まる様子がない。
「でも今はよっくん一筋だもん!」
と、夏菜子もようやく対抗した。
この押し問答、痴話喧嘩はそこからなお1時間ほど続いた。
夏菜子がようやく善矩を説得できたのは、
善矩への愛を証明するためならば、「どんなことでもする」という約束で、ようやく矛をおさめてもらったのである。

82 :

その日の夜、11時半のことである。
善彦は、夏菜子に振られたという現実を受けとめることができず、諦めることができず、
食事はなんとかとったし、風呂にも入ったものの、悶々としていた。
――他に好きな人がいる――善矩は夏菜子の言葉を信じることができなかった。
夏菜子の処女性を盲信している彼は、「夏菜子は、男の子と付き合うのが怖いのだ。
怖いから、迷った末に断ってしまったのだ。もっと、強く誘わないといけないのだ」と、思い直す。
そのくらいしか、気持ちを鎮める理屈が思いつかない。
だが一方で、他に好きな男がいると言って自分を振った女である。
もはやオナニーのおかずにすることになんのためらいもなかった。
「……」
両親が寝静まるのを確認すると、善矩はPCにさっき借りてきたAVを入れた。
もちろん、レンタル店の棚に並んでいた女の中で、一番夏菜子に近い女を選んだ。
普段は、無料動画を検索するのだが、その日は確実に夏菜子に似ている女を選びたかった。
まどろっこしいインタビューやイメージはどうでもいい。
善矩はそのDVDで女の子が最初に服を脱ぐ所から見始めた。
ティッシュを用意して、「フィーバー」する用意は万端だった。
そこに、突然、ピピピピピ、とPCをが鳴った。テレビ電話アプリの着信があった。
「えっ?」
知らないアカウントからのものだった。
だが、そのアカウントの文字列のアットマークの前に"ishida"という部分を見つけると、
おそるおそる着信を受け付けた。
「よお、兄貴。元気?」
予想は裏切られた。だが、さっぱり事情は理解できなかった。
「えっ、善矩?おまえどこからかけてんの?」
あてが外れた。まさか、"友達の家に"いるはずの善矩が携帯ではなく、
わざわざテレビ電話をかけてくるとは予想もしていなかったからである。しかも、人の家のアカウントを使って。
「兄貴、悪いなオナニー中だった?それとももう終わった?」
善矩は、画面の兄・善彦がヘッドホンをつけているのを見て、オナニー中と確信した。
「な、なに言ってんだよおまえ、なんの用だよ」
「まあ、一回くらいだったら、終わっててもいいや。ところで、さぁちょっと小耳に挟んだんだけど」
「なんだよ」
「兄貴、女に告白して振られたんだって?」
「はぁっ?」
善彦は、驚いた。なぜそんなことを善矩が知っているのか、全く心当たりがなかった。

83 :
作者です。いいところですけど、連投規制にイライラしたくないので、
もう単純にレス数で切って、ここまでにします。
また明日来ます。

84 :
実況プレイかな、これは期待される展開ですね
続きを楽しみしています。

85 :
GJ
髪を染め優等生の夏菜子からちょっとギャルになったところを想像するとたまらねえ
スカートとかも短くしたのかな?
恥ずかしがって媚びるシュチエーションもいいな
淫乱ギャル姿を見た善彦がギャル好きになって堕落していく
ふぅ

86 :
>>84
ありがとうございます。まあ、お察しのとおりです。
>>85
ありがとうございます。こっちの筆力不足でもうしわけありませんが、一応……
夏菜子は、まだ外では制服のスカートを短くしたりとかはしてません。それは、これからです。
とまあ、それでは今回もお楽しみください。

87 :
「まったくさ、あんな美人によく告白したよな。まあ、ダメだったのは残念だけど、落ち込むなよ。
そのうち兄貴にちょうどいい女が出てくるって」
「おい、ちょっと待てよ。いったいどうして、そんな……」
「まあ、兄貴こそ落ち着けよ。そんな頑張った兄貴にさ、俺から努力賞をあげるよ」
「なに……努力賞って、いったい、お前なにを言ってるんだ?」
善矩は横を向いて顎を使う。すると、女の子のひじが見えて、ピンク色のタンクトップが見えて、
水色のスカートが見えた。顔は両手で覆っていて隠れているが、造形に見覚えがある。
女の子は、善矩の隣りに座って、善矩がその娘の腰に手を回す。
「兄貴に、この女と俺がヤってるところを見ながらオナニーする権利を上げるよ」
「えっ……」
「ほら、自己紹介しな。夏菜子」
「はい……」
善矩は思わず、テレビ電話の画面を最大化した。
横長の画面いっぱいにソファに腰掛けた善矩とピンクのタンクトップに水色のひらひらのミニスカート、
首に金色の安っぽいネックレスを撒いて、頭には大きな赤いリボンを付けた、
一見して"ギャル"風の女の子が大映しになる。顔は見えないし、ギャルっぽいが、どう見ても石田夏菜子である。
「こんばんは……善矩くんの……彼女の、夏菜子です。あの、お兄さん、よろしくお願いします」
夏菜子を名乗る女の子は、なかなか正面を向こうとしない。
下を向いて、髪で顔を隠すようにして、なかなか顔を見せない。
石田夏菜子であるかそうでないか、怖いながらも確認しないわけにもいかないではないか。
この状況から見て、間違いなく彼女は石田夏菜子であるが、それでも、
はっきり確認するまでは信じることができない。
「ほら、ちゃんと前を向いて挨拶しろよ。俺の兄貴だぞ」
「は、はい……」
夏菜子はようやく少し顔を上げて、前に下りた髪を耳の後ろにかきあげた。
いつも、学校に行くときのすっぴんではなく、一言で言うと、バッチリとギャルメイクを決めた、
夏菜子らしき女の子がそこにいた。
分厚く塗られたファンデーション、マスカラを持ったまつ毛、紫色のまぶた、きらきら光る目尻、グロスで光る唇、
どれも、善彦の知っている夏菜子ではない。そこら辺のギャルにも見える。だが、どう見ても石田夏菜子なのだ。

88 :
「ほら、まだ終わってないだろ」
「はい……あの、先ほど、善矩さんの彼女になることができました。それで、その記念に、
今日からお兄さんには、あたしと善矩さんとがエッチなことをするのをこのテレビ電話アプリで生中継して、
それを見てもらって、それでオナニーする権利をお兄さんに差し上げることになりました。
あたしたち……あの、いっぱい、いっぱい……エッチなことするので、心ゆくまで、オナニーしてください……」
善矩は、打ち合わせと少しだけ違うことを夏菜子が言ったことに気づいたが、とりあえずその場は流した。
画面の向こうであっけにとられている兄・善彦の姿に早くも勝ち誇った気分になった。
「ほら、彼女もそう言ってるし、今日はなにで抜いてたの?AVかな?漫画かな?まあなんにしても、
こっちのほうがいいだろ」
兄・善彦は画面を凝視する。夏菜子らしき女の子は、カラダを弄られても抵抗しようともしない。
「あぁん……」
善矩は、腰に回していた手をピンクのタンクトップのわきの下から胸に滑らせた。
「さあ、いつも、最初はどうするんだっけ?」
「はい……いつも、まずは最初に……」
「最初になんだっけ?ほら、兄貴に教えてあげてよ。兄貴、俺達がいつもどういうエッチしてんのかしらないからさ」
夏菜子らしき女の子が、また少し目線を舌にむけて、恥ずかしそうに答える。それは、普通なら萌える仕草だったし、
実際善彦は、その仕草でぴん、と童貞の肉棒を勃起させた。
「最初は……夏菜子がフェラチオで、よっくんをいかせて、それからはじまるんです」
「それだけじゃないだろ。いかせて、それでどうするんだっけ」
「あ、あぁん……よっくんの出した精液を……お顔にかけてもらうの……いっぱい、かけてもらうの……」
信じられない言葉が続く。だが、一度盛り上がった善彦の股間は萎える気配がないようだ。
「ふうん、それじゃ、始めようか」
「あぁん!いきなり!」
画面の中で、善矩は惜しげも無くタンクトップを脱がせた。
善彦は、画面のむこうに、何度も何度もその形や大きさや乳輪の形や色を想像した、
石田夏菜子の形の良い2つの乳房をはじめて見た。
「ほら、しっかり頼むぞ」
「はい……ねえ、まだ敬語じゃなきゃだめ?」
「えっ、もう、いいよ。ほら、もう3日も我慢したんだから、早くしてよ」
「ほら、よっくん、そこじゃ映んないよ」
「えっ、じゃ、ちょっとカメラを動かしてよ」
「うん……」
夏菜子はそういうとwebカメラの位置をずらした。ノートパソコンの角度を変えたのが、すぐに分かった。
そして、画面に大写しになった少女は、ギャルメイクに顔を汚してはいたが、
紛れも無く石田夏菜子その人だとはっきりわかった。

89 :
「うん、このくらいで、見えるかな」
画面の左下に映る自分たちの姿で、カメラ位置を確認しているようだった。
「さあ、いただきます」
夏菜子は善矩の、もうパンパンにテントを張っている短パンをおろして、
惜しげも無くカメラの向こう側から手を回して、善矩の肉棒を手もつかわずにぱっくりと咥えた。
「ほら、夏菜子。見ろよ、兄貴のアホヅラ」
「もう、よっくん、そんなこと言わないのぉ」
夏菜子は、なかなかカメラの方を見ない。善彦となるべく目を合わせないようにしているかのようだった。
「おっ、そうだ、夏菜子、ちょっと待って」
「なに?どうしたの?」
善矩が座ると、画面から切れていた顔がまた写った。
まだ上半身は服を着たままの善矩と、裸の夏菜子が、見つめ合って会話をしている。
それだけでも善彦の頭はどうにかなりそうなのに、屈辱はまだまだ序の口だった。
「なあ、この前夏菜子と、兄貴から借りてきたAV見た時にさ」
「な、なんの話するの!いきなり!」
「ああ、そうだ。兄貴、この前ちょっと兄貴のAV借りたから。
本棚の後ろにある、「美少女コレクションみたいなやつ。それ見て、夏菜子なんか言ってたよな」
「な、なに?なんだっけ」
夏菜子は少し困ったような顔をする。
「うん、おちんちんとかおまんこにモザイクがかかってるの見て、なんか言ってたよな」
「あぁ……うん。なんか言った……」
「なんて言ったんだっけ」
「もう、それ、今ここで言うの?」
夏菜子は、目を伏せて、向こう側を向いてしまった。
「そうだよ。言ってよ」
「うん。あの……AV見る男の人って、やっぱり他人のおちんちんなんか、見たくないのかな、
それでモザイクかけてるのかな……って」
「なんで見たくないと思ったんだっけ、それも言ったよね」
「言ったけど……」
「ほら、言ってよ」
夏菜子はもじもじとしながら、
「人のおちんちんなんて、見ても不愉快になるだけなのかもって言った」
「その前になんかつけたよな」
「……なんでそんなこと言うの?」

90 :
「言いたくないの?じゃあ俺が教えてやろうか」
「いい。自分で言う。あたしは、おちんちん大好きだけど、男の人はべつに珍しくもないし見たくもないんだろうな、
よく見たら綺麗じゃないし、って言ったよ」
夏菜子が、あの清純で綺麗でかわいい夏菜子が……
処女だと信じて疑わなかった夏菜子が、「おちんちん大好き」だって、自分で言っている。
信じられない光景だった。戸惑いながらも興奮を抑えられない善彦は、まだ眼を丸くして見ているだけだった。
「それじゃ、やっぱり、兄貴は見たくないと思う?」
「そんなの、知らないよ。わからないよ」
「でもさ、これじゃ器用にモザイクもかけられないよな。だからさぁ」
「だから、なに?」
夏菜子は善矩に対してツンツンとしている。泣き出しそうなほどツンツンしている。
まだつけ込む好きがあるかもしれない、と善彦が希望を抱くほどツンツンしている。
「ネックレスか何かで、せめてこの凶暴な俺のチンポをさ、綺麗に見せてやろうかな、って」
「……」
「ほら、聞こえただろ?」
善矩は目配せをした。画面の外になにがあるのか、わからないが、なにか目配せをした。
「うん。わかった。」
「兄貴、夏菜子にプレゼントしてくれたんだってな。このネックレス。
まあ、夏菜子に兄貴からもらったネックレスつけさすわけにはいかないから、
今日はこのネックレスはモザイクのかわりに、俺の凶暴なチンポの醜いのを、
和らげるために活躍してもらうよ」
「ちょっと、よっくん、本気?」
「本気だよ。ほら、兄貴は手が届かないんだから、夏菜子、それとってよ」
「もう……」
いやいや、という顔をしながらも、夏菜子は善矩の言葉に従う。
「ほら、はやく」
夏菜子は、それ以上逆らわなかった。再び善矩は仁王立ちになって夏菜子の目の前に肉棒を差し出す。
夏菜子は、その肉棒の根本に、4日前の金曜日に善彦が夏菜子にプレゼントした、
オープンハートのネックレスのようなものを、かけた。
「これで少しは見やすくなっただろ。ほら、続けよう」
「うん」
初めてのバイト代をはたいて買った、大好きな夏菜子へのプレゼントが、
善矩のそそり立つ肉棒のためのネックレスになったのを見ても、まだ善彦は現実感がわかない。
わなわなと震えながらも、まだ初めて目にする夏菜子のハダカに眼は釘付けだった。

91 :
夏菜子は、またぱっくりと善矩を咥えて、目を閉じて、ゆっくりと首を前後に動かす。
「兄貴は、フェラじゃ抜かないみたいだから、さっさと出しちゃってよ」
「なによ、もう出そうなの?どうせすぐ出しちゃうんでしょ?お兄さんのせいにしないでよ」
さっきまではツンツンとしていた夏菜子が、一度口を善矩の生々しくて猛々しい肉棒から離すと、
にっこりと笑顔になって画面の外の善矩を見上げて、左手でいたずらするようにしこしこ、と遊んでいた。
「ああ!手は使うなよ!」
「ちょっとは我慢しなさい!」
そう言うと、また夏菜子は見たくもない善矩の肉棒をぱっくりと咥えた。
今度は目を閉じない。笑った時に下がったままの目尻が善彦にもわかる。
本当に、これがあの石田夏菜子なのか……善彦はまだ現実を受け止めることがまだできない。
自分の眼で見た紛れも無い真実を見ようとしない。
双子の妹とか、そんなありえないことを本気で一瞬夢想する。だが、どう考えても、夏菜子にしか見えないし、
双子の妹だとしても、どうして善矩とこんなことをしているのかという疑問、
なぜ今日自分と夏菜子の間にあったことを知っているのか、という疑問が変わるわけではない。
「ほら、もう、すぐ出るぞ」
「ああ、くる、くる、いっぱい出してぇ!」
「ああ、いく、いくぞ!」
次の瞬間、勢い良く善矩のペニスから飛び出した精液が、
ギャル風にメイクした夏菜子の顔を更に汚すのがはっきりと見えた。
「すごい、今日は……こんなにたくさん出たの初めて……ちょっと勢いが……予想より……」
夏菜子は髪まで精液をかぶってしまった。
「ほら、兄貴に見せてあげろよ」
「うん……こんなに、よっくんの、いっぱい出ちゃったね。わかりますか……?ほら、こんなにいっぱい」
夏菜子は白い液体を落とさないように、上を見上げたまま、目も開けられないまま、善彦に語りかけた。

92 :
「兄貴、見てただろ?」
「善矩……お前……夏菜ちゃんになんてことを……」
「えっ?夏菜ちゃんって、それはこっちのセリフだよ。俺の女に手ぇ出そうとして、
まあ兄貴は知らなかったのかもしれないから許すけどさでも、
こっちだって、引っ込むわけにいかないだろ。兄貴は兄貴で想像の中で夏菜子を犯してんだろ?
そんなの嫌だからさ、俺の夏菜子を兄貴の想像で好き勝手に犯されたくないからさ。
それだったら、直接見せてやった方がいいと思ったんだよ。
で、どうする?おっぱい見れたから満足した?でも、これからがすごいぜ、夏菜子がどんな乱れ方するか、
どんな声であえぐか、見たいし、聞きたいだろ?」
「……」
「ほら、兄貴、俺の出したザーメンで汚れたままの夏菜子と、それとも綺麗に顔を洗った夏菜子とどっちがいい?」
「……」
「ねえ、ちょっとティッシュとって、よっくん」
「ああ、ごめん、うん」
善矩から受け取ったティッシュ数枚で、夏菜子は目の周りの精液をまず拭きとった。
髪や鼻や口周りには、まだ拭き取れていない精液がのこる。
そのままの状態で、夏菜子も善彦に聞く。
「どっちがいいかな?」
ギャルの下品なメイクの上に、頭についたリボンにまで精液をいっぱい浴びた夏菜子らしき女……
いや、はっきり認めよう、精液を浴びた石田夏菜子その人が、にっこりと笑って、
善彦が見たこともないほど幸せそうに笑って、小首を傾げて、そんな質問をしてくる。
もっと、夏菜子を汚したいと思うか、それとも素直に、綺麗な顔の夏菜子に戻ったところでオナニーしたいとおもうか、
善彦は、考えるよりも早く直感で、
「綺麗に、洗った方……」
と、悔しそうにそうつぶやいた。
「だってさ。夏菜子、顔洗ってきてよ。」
「ええっ?よっくんが拭いてくれないの?」
「ああ、拭いてあげるよ。でも、兄貴はすっぴんの夏菜子が見たいと思うよ」
「んもう……善彦くん、すっぴんの夏菜子のほうがいいですか?」
善彦はまた、頷いた。
「それじゃ、せっかくメイクしたけど落としてきまーす」
ちょっと不機嫌そうな態度で、夏菜子が、上半身だけで画面から消えた。
夏菜子が消えると、最初は無言のまま黙っていた2人だったが、
「善矩、いつからだ?いつからこんな?」
と、口火を切ったのは善彦であった。
「えっ?それはさ、夏菜子が帰って来てから教えてやるよ」
「なんで、こんなことするんだよ……」
「なんでって……兄貴に真実を教えてやるためさ。いろいろ聞いたけどさ、兄貴、夏菜子の手も握れないし、
初めてデートに誘ったのも夏菜子だし、この前の金曜日まで告白できなかったんだろ?
そんな兄貴に、いくら言葉で、夏菜子は俺の女だ、毎晩何回も、10回もヤってるっていったって信じないだろ。
だから、実物を生中継してやろうと思ったんだ。兄貴の大好きなオナニーをしながら、
夏菜子がどんな女か見てもらおうとね」
「よっくん、ただいま」
「おかえり、夏菜子、それ、脱いでよ。せっかく暖かくしたんだから」
「うん。わかった」

93 :
「な、なにを……いうんだ」
「兄貴は夏菜子のこと、どう思ってるのかわからないけど、事実はさぁ、夏菜子は俺のチンポが大好きで、
俺が何度イッてもイッても、眠らせてくれないような女なんだよ。
まあ、夜じゅうずっと見ててもらうわけにもいかないから、とりあえず次が終わったら、切るよ。
どうせ、兄貴もビンビンなんだろ?ほら、準備出来たみたいだ」
善矩は夏菜子が画面に入る位置に戻ったとき、スカートしか着ていない、
肩から上の見えない女が映った。その女がソファに座りなおして、顔が見えるのが早いか、
手がスカートにかかるのが早いか、というくらいいきなり、水色のひらひらのミニスカートがめくられた。
顔からは下品なメイクはなくなっていたが、前髪を真っ赤なゴムで縛り上げていた。
善矩の精液を洗い流した部分をまとめていたのだが、
清楚なお嬢様の夏菜子が出てくると思っていた善彦の希望からは少し遠くなる要素だった。
「ほら、座れよ」
「うん。もう、ああっみえちゃうよぉ……」
スカートの中に善矩の手が差し入れられる。夏菜子はノーパンだった。
「それじゃ、ご開帳ぉ〜」
「ああ、そんな、いきなりぃ……」
善矩は優しく夏菜子の脚を大股開きにする。
「うわ、夏菜子、ずぶ濡れだな」
「ああ、そんなこと、言わないでぇ……」
「なんで、兄貴にみえないだろ、それじゃ。ほら、もっと脚開いてよ」
さっきのソファの上に夏菜子が座ると、今度は善矩はスカートを脱がせて、さっとそこら辺に投げて、
夏菜子の脚をもっと開く。
「ほら、夏菜子、あっちだよ。あっちを見るんだ。
「もう……よっくん……たらぁ……あぁん……」
最近のWebカメラは質がいい。光回線はかなり精密な画像をしっかりと遅れること無く届けてくれる。
照れながら、手を顔に当てて、困った顔になっている夏菜子は見たこともないくらい艶っぽい。
その時、善矩は2人の全体像を撮っていた、ノートPCの近くに寄せて、夏菜子の女の子の部分がよく見えるように、
調整した。一瞬何も見えないような状態になった。
しかし次の瞬間には、白い肢体の真ん中に、ピンク色の裂け目から生々しいびらびらが顔を出したそうに、
ひくひくと自律運動をしながら泡を吹いている。そこに指が映る。指は裂け目に分け入る。

94 :
「あぁん、あぁん!」
「ほら、こんなに濡れてる。夏菜子、見られていつもより興奮してるんじゃないか?」
「あぁん、そんなこと……ああぁん!」
画面の外から、夏菜子の甲高い喘ぎ声がはっきり聞こえていた。
兄・善彦の見えないところで弟・善矩が思っていたのは、夏菜子をすっぴんにして正解だ、ということだった。
ぴちゃ、ぴちゃ、と音を立てて夏菜子の女の子の部分を弄ると、
夏菜子の息は激しくなり、そして顔は紅潮する。厚いギャルメイクでは、この感じはでなかっただろう。
イヤというほど善彦に見せつけてやろう。
画面にはそんな夏菜子の女の子の部分が大写しになっている。生々しい光景である。
夏菜子の女性器がいやらしく泡を立てているところを、口を半開きにして見入っていた善彦は、
また一瞬暗闇を見たと思うと、次の瞬間には、目を閉じて顔を紅潮させ、
いつもは固く締まっている唇をいやらしく半開きにして、喉の奥から喘ぎ声を上げる美しい顔を見せつけられた。

「あぁん、きもちいい……すごい……よっくん、すごい」
「まったく、こっちにいないうちに誰かさんにとられなくて良かったぜ。
ところでさ、兄貴が、いつからこういうことになったか、教えて欲しいってさ」
「ああん、それ、夏菜子が答えるの?」
「教えてやれよ、夏菜子がどうやって、こんなふうに、兄貴に俺とのセックスを生中継するような女になったのかさ、
あれは、いつだっけ?初めて俺とセックスしたのって」
「ああぁ……ん、ふぅ……ぅん、いやぁん」
そういうと、善矩はカメラを定位置に戻す。夏菜子を後ろから抱きかかえるようにした善矩が、
細い首筋をあらわにしてのけぞる夏菜子の左足を自分の太腿に乗っけて、さっきアップで見たのと同じように、
女性器を攻め立てて、まだまだねっとりとした液体を溢れさせているのがよく分かる。
夏菜子はこっちを見ないようにしているのか、首から上を後ろにのけぞらせている。
時に全身が、ぴく、と痙攣する。そして絶え間なく
「ああん、あぁん」
と喘ぎ声だけは続いていた。
善矩の指は、夏菜子の女の子の部分を優しくなでたと思うと、
じゅぶ、じゅぶ、といういやらしい音をたてて十分に愛液を溢れさせる。
二本の指が、手慣れたように夏菜子のカラダの中に吸い込まれていく。吸い込まれたかと思うとするりと抜ける。
そしてまた入っていく。そのさまが、はっきりと画面に映っていた。
善彦は、画面を凝視したまま、もうぎんぎんに盛り上がったペニスに手を当てることすら、まだできていなかった。

95 :
作者です。
今日はここまでにします。
また明日来ますので、よろしくお願いします。

96 :
おつかれさまー
エロエロですね
次回も楽しみにしてます。

97 :
GJ!GJ!GJ!
ギャルメイクの夏菜子ちゃんの描写最高
エロいギャルにしゃぶられたい

98 :
>>96, >>97
ありがとうございます。
この部分は、このスレたまに出てくる、「俺がお前の大好きな優等生を
「こころのすきま」は今の生中継の部分を佳境にして、その後は次の部分への橋渡しにして、
第3篇に移ろうと思います。
ただ、生中継とその後始末はもうちょっと続きます。
今日も投下します。

99 :
うわあ間違えて途中で書き込んでしまった。
この部分は、たまにこのスレででてくる、「お前の大好きな優等生を堕落させてやるから、指をくわえて見てろ」
的な流れを意識してます。うまくいってるかどうかわかりませんが、お楽しみいただければ幸いです。
それでは。

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