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2013年10エロパロ241: 戦国BASARAでエロパロ 信者10人目 (147)
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戦国BASARAでエロパロ 信者10人目
- 1 :2012/12/02 〜 最終レス :2013/09/25
- 戦国BASARAのエロパロを読みたい人、書きたい人のスレでございます。
エロに限らず本番無しの話、ほのぼの甘々な話、小ネタも歓迎しておりまする。よしなに。
話を投稿する場合は名前欄にて以下の旨を明記してくだされオヤカタサムァー。
・カップリング
・陵辱、強姦などの話
・その他、特殊な設定で話を創作した場合
ウホッ! な話は数字板の「ビデオ棚」スレに投稿してくだされオヤカタサムァー。
史実嫁ネタ、オリキャラを中心とした話はご勘弁下さい。
荒らしは「するぅ」ですぞ! それとsage推奨でござる。
女体化やその他の特殊な設定を使った場合は下記の避難所に投下するでござる!
えしどののさんせんもずいじぼしゅうちゅうですよ。
いくらexcellentな作品でも無断転載は御免だぜ。まぁ常識だがな。
前スレ
戦国BASARAでエロパロ 信者9人目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1284745106/
過去スレ
戦国BASARAでエロパロ 信者8人目 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1266230131/
戦国BASARAでエロパロ 信者7人目 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1247841960/
戦国BASARAでエロパロ 信者6人目 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1241161410/
戦国BASARAでエロパロ 信者5人目 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1218640918/
戦国BASARAでエロパロ 信者4人目 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1181545589/
戦国BASARAでエロパロ 信者3人目 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1160419654/l50
戦国BASARAでエロパロ 信者二人目 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156098217/l50
戦国BASARAでエロパロ ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1123869802/l50
保管庫
戦国BASARA-エロパロ保管庫 ttp://www12.atwiki.jp/bsr_e/
※落ちたときの避難所 兼 女体化等特殊設定投下スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/6047/1283058085/
※保管が間に合わない時の緊急ログ置場 ttp://65.xmbs.jp/bsrshelter/
- 2 :
- 住人の心得
一、ルールを制すること2chを制するが如し
一、荒らしに構うこと厨房の如し、初心者は半年ROMれ!
一、バカに構うこと大バカの如し、構わず鼻で笑っとけ
一、発言すること責任が伴う如し、荒れそうな発言は控えい!
一、スルーすることマナーの如し、苦手キャラやカプ、シチュは即効スクロール又は透明あぼーんじゃ!
一、新米職人を見守ること母の如し、新芽を摘むという無粋な行為は愚かなり
一、GJを惜しまぬこと職人を育てるが如し
一、マターリ維持すること神スレの如し
一、「自分は大丈夫」と慢心するでないぞユキムルァ!
職人の心得
一、慣れ合いを求めること初心者の如く
一、リク受付すること慣れ合いを求めるが如く、程々にせい!自分の好きなように書かんか!
一、投下すること職人の如く、できれば完結済み作品推奨、無理な場合は最低2,3レス分の文章を書き溜めておけ!
一、コテハン名乗ること覚悟の表れが如く
一、自己主張することうつけの如く、物書きならば作品で語らんか!
一、躊躇することチキンの如く、堂々と投下せい!
一、推敲を怠ること愚か者の如く
一、忠告すること師の如く、カプや特殊シチュの場合、名前欄で警告。注意書きもあれば尚良いぞ!
一、去り際の美しいこと神職人の如く、自分語りなど興味は無いわ!
一、言い訳することヘタレの如く、腕を磨かんか!
一、平常心を保つこと勝負を制するが如く、頭を冷やせ! 煽りに構った奴が負けじゃ!
一、学習すること常識人の如く、人の振り見て我が振り直せ、怠れば明日は我が身
一、謙虚なこと好印象の如く、だが行き過ぎた慰め待ち・卑屈な姿勢は出直してこい!
一、GJもらえない・批判・パクリ認定厨・粘着電波など、転んでも泣くでないぞユキムルァ!
一、女体化は避難所へ投下、他どこに投下すればわからないときも避難所へ投下せい!
一、謙信SSの投下場所(本スレか避難所か)は全て職人の判断に任せるが如く、
軍神の性別は…え、ええいっ!どちらでもよいわ
じゃが、投下時には必ず名前欄に性別記入(男、女、両性等)を忘れるでないぞ!情けは味方、仇は敵なりじゃ
次スレは>>980を踏んだ貴殿、またはスレ容量が490kbになったら立てて下され!
- 3 :
- >>1乙
キャラ口調のテンプレだけで面白いスレだからなくなるのは寂しいと思ってた
- 4 :
- >>1乙です
スレ立ててから10いかないで放っておくと落ちるという話を聞いたので保守代わりに投下します
西の巨大要塞、大阪城
豊臣秀吉が徳川家康に討たれ今は豊臣の後継者とされる秀吉の左腕にして凶王・石田三成の居城となっている
主が失われた今もその姿は雄大で見るもの全てを圧巻する正に覇王の城だ
「…大阪城か…もう来る事はないと思っていたが…」
かすがは大阪城より離れた森の大木に身を寄せ、満月に照らし出される大阪城をじっと見つめた
かすがが謙信により課せられた任務
それは豊臣の後継者である凶王・石田三成の腕を確かめてこいというものだった
長らく中立を維持して来た上杉軍だが東西両軍の戦いが激化し日ノ本の武将達がほぼ西か東かに分かれている現状
いよいよ上杉軍もその選択を迫られる事となった
「よいですかつるぎよ…西の凶王、石田三成の力をそなたの腕で確かめてくるのです…
彼が我が上杉軍に相応しい同盟相手かを判断する為…」
てっきり虎の魂を継いだと言われている東軍大将、徳川家康につくかと思っていたのだが
謙信も三成に何か思う所があるのだろう、主の真意を追求するなど愚かな事は考えずかすがは速やかに任務に付いた
大阪城を見て思い浮かぶのは豊臣秀吉ではなく天才軍師と謳われた竹中半兵衛の姿
ぬ事に先走っていた自分に生きる意味を教えてくれた敵ながら恩人の男
豊臣秀吉に先立って病没したとの知らせが入ったのは数ヶ月前だった
「…あいつは…どんな思いで最期を迎えたのだろうか…」
半兵衛の在りし日の姿が浮かび上がってくるがかすがは目を瞑り忘れる様に頭を振った
「感傷に浸ってる余裕なんかないな…今は謙信さまから課せられた任務を遂行するのみ…」
一息軽く深呼吸をし、風の様な早さで木々を伝い、大阪城へと向かった
「…やけに静かだな…」
かすがは一流の忍びだ、例え難攻不落の大阪城といえど彼女の手にかかれば侵入など造作な事でもない
しかし今回はあまりにも簡単過ぎた、護衛の忍びも今ひとつ手応えがない、まるでかすがをわざと導いているかの様だ
忍びの勘だろうか、胸がざわつく、余計な詮索などせず凶王の元へと向かおうと狭い通路に足を踏み入れた
次の瞬間、辺りに白い煙が一斉に噴射する、臭いを嗅いですぐわかった、これは催眠の効果をもたらす煙だ
「っ!しまっ…!」
罠だと気付いた時は既に遅く、かすがは意識が遠のきばたりと倒れた
- 5 :
- 「おお気がついたか上杉の軒猿よ」
心に響く不気味なしゃがれ声でかすがの意識が戻る、うっすらと目を開けるとそこには石田三成の懐刀である大谷吉継がいた
大谷を象徴する奇妙な浮遊する輿に乗り、かすがを見つめていた
「きっ…貴様は大谷吉継…!」
戦闘態勢を整えようと瞬時に飛び上がろうとしたがそれは叶わなかった、何故なら壁に打ち付けられた鎖で両手を塞がれていいたからだ
そして自分がいる場所もおそらく地下牢だろうという事も把握できた
「まさかとは思ったがこうも簡単にひっかかるとはな…軍神の目はどうなっておるのやら」
「黙れっ!謙信様を侮辱するなっ!」
「ヌシが忍び込んだ理由は察しておる、大方軍神に石田軍の力を確かめてこいと言われたのであろう」
的確すぎる言葉にかすがは口を紡ぐ、さすがは半兵衛に継ぐ悟性といった所か
「まあそう敵意を露にするな、実はヌシに頼まれたい事があってな」
「…?」
予想もしてなかった言葉にかすがは眉をひそめる、大谷はそんなかすがの反応を面白がったのかヒヒッと不気味に笑う
「実は我が友人であり西軍総大将である凶王…石田三成の事なのだ、知っての通り三成は主君である豊臣秀吉を
憎き徳川家康にされ奴の恨みつらみは日々重なりその心を狂気へと駆り立ててな…そして恨みが募りに募った結果…」
バァン!!!
大谷が言い終わったと同時に地下牢を固く閉ざしていた扉が
勢いよく吹き飛んだ
- 6 :
- 「なっななっなっなんだ!?」
爆発でも起こったのかとかすがは錯覚したが倒壊した扉の前に一人の男が…いや人間なのだろうか…
口から白い煙を吐き目は爛々と赤く輝き焦点を失っている、まるで獣の様に背中を丸めながらのらりのらりとこちらへ向かって来た
正体不明の物体は近くで見るとまぎれも無く西軍総大将・石田三成だ
「それがこの結果よ」
「こっ…こ、こいつは…これが凶王、石田三成…?」
「勘違いしてもらっても困るが普段はこんなナリではないのだ、先ほどの説明通り徳川への恨みとついでに世間への恨みが爆発した結果…こうなった」
「そっそんな簡単にこの異様な雰囲気を片付けるなっ!」
「まあそれは気にするな…そしてヌシに頼みたい事はな、なに簡単よ、ヌシのそのご立派な身体で三成の猛りをちょいと沈めてはもらえぬか」
「は…はあぁ!?」
くのいちな以上色事には精通しているとはいえ突拍子もなく言われるとやはり赤面はするものである
その上かすがは見た目は「ご立派」だといえ身も心も謙信に捧げる乙女、こんな獣の様なナリの男の為に捧げる身体など持ち合わせていない
「ふっ…ふざけるなぁぁぁ!そんな馬鹿な事がでるきわけないだろ!!!!!」
「やれヌシの置かれた立場がどうも今ひとつ解っておらぬな…まあどのみちヌシに拒否する権利などありもしない
おぅい三成、ここにヌシの肉欲を満たしてくれる淫乱くのいちがおるぞ、さあ遠慮せず猛りをぶつけるがよい」
「誰が淫乱くのいちだっ…あぐっ…!!!!」
抗議しようとしたかすがの目の前に先ほどの大谷の言葉に反応したのか瞬時に移動した三成が飛び込み身体を乱暴に掴んだ
間近でみるとその形相は最早普通の人間ではない、数々の悲惨な人間の遺体を目にしてきたかすがでさえもそのおぞましい姿に一瞬ひるむが
その意識は三成の暴走状態によるものであろう人間離れした力によって引き裂かれ露にされた己の下半身へと向き耳まで真っ赤になった
「やっやめろっ…離せっ!!!私の身体は謙信さまのもの…ひっ!!!ひぎぃっ…!!!」
かすがの抵抗など当然聞きもしない、いや聞く事さえ不能な状態に陥った三成に届く筈もなくいつの間にか腰を覆っていた鎧が脱ぎ捨てられ
恐煌状態によっていつもの数倍に膨張した肉棒を勢いよくかすがの秘部に突き入れた
何の前戯も施されていない肉壺は侵入してきた猛りにひどく驚いたのかぎゅううときつく三成の肉棒を締め付ける
- 7 :
- 「かはっ…!あ…あぁ…うぇっ…やっ…やめっ…」
「ウオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!」
締め付けに興奮したのか三成の腰は激しく揺れ地下牢に響く位に結合部に挿入される音が響き渡る
「ヌシの目的は三成の力を確かめる事だったのだろう?ホレ好きなだけ堪能するがよい」
「わっ…私が確かめたかったのはこの力でなくてっ…んああっ…!!!」
ニタニタと笑う大谷に言葉を返す事もできずかすがは三成のされるがままに身体を犯されていく
三成に腰を抱きかかえられる状態になっているかすがはあまりの刺激の強さに呼吸が荒くなり可憐な唇から止めどなく喘ぎ声が漏れる
そして痛みしか与えられなかった三成の行為に次第に快感が沸き上がってくるのをかすがは否定出来なかった
(こっ…これが凶王の力だというのか…!くっ…くうっ…こ…こんな力…み、認めたくない…!で…でも…身体が…熱くて…たまらない…!)
「イィィィエヤスゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!」
「こっ…こんな時にまで…その叫び声かぁーーーー!!」
犯されながらも全力でツッコミを入れるかすがだがもちろん暴走状態の三成の耳に届く筈もなく乱暴に腰を打ち付ける
いつの間にか三成によって破壊された手枷が無くなっておりかすがは床へと乱暴に叩き落とされそのままぐるりと身体を回され四つん這いの姿勢にさせられた
三成はかすがの身体に覆いかぶさり首筋をかぶりつく、まるで獣が性行為をするかの様に
「いっ痛い…!やめ…!!!」
しかしその行為すらも快感に変わり始めていると感じたかすがはこれ以上の快楽を与えられると自分が壊れてしまうと心の片隅で恐怖を覚える
「はっはぁん…い…いやだ…!!!…も…もう…これ以上は…!!!そっ…そんなに激しく突かれたら…っ!!!おっ…おかしくっ…!!!!」
「ウウウウウウウウウ!!!グウウウウウウウ!!!!」
獣の様に唸りながら肉棒を打ち付ける速度を最大にする三成、それに呼応するかの様にかすがの肉壺もぎりぎりと締め付ける
「あっ…ああぁーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
「グッ…グオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!」
快楽の頂点を突き抜けたのは2人ほぼ同時だった、ドクドクと脈打つ様に三成の精液はかすがの膣に吐き出され
三成もかすがも糸が切れたかの様に崩れさった
- 8 :
- 大阪城の外れの深い森の中、かすがは大木の根元にもたれかかり乱れた息を整えていた
あの後果てた2人の処理をしようと大谷と石田軍の兵士達が2人を引き離した瞬間
かすがが飛び上がり隠し持っていた煙玉で辺りをくらませ、そのまま風の様な早さで地下牢を脱出、大阪城を抜け出た
(屈辱だ…あんな化け物に身体を…!でも…なんだこの滾りは…あれが…凶王の…)
先ほどの乱暴な行為を思い出しながらかすがは濡れた秘部に指をそっと滑らした
後日、上杉軍から西軍へと書状が届いた
内容は凶王・石田三成の力を認めた上杉謙信が西軍への加盟を申し入れたものであった
「見やれ三成、軍神が我らに味方するとの事…ヒヒッ頼もしい事よ」
「ふん下らん」
何に対しても興味を示さない男…石田三成は大谷の綻んだ顔とは対照にいつもと変わらぬ仏頂面を晒す
「これもぬしの働きのお陰よなァ、三成よ」
「…私は上杉軍に対して何の力も示してない」
「何そうでもない、ぬしは実によく働いた」
「…?」
親友の不可解な言葉に眉をひそめるが大谷の言葉に裏が隠されてると疑わない三成はすぐさま意識を別の方向にそらす
「さぞかし溺れたのであろうなあ…上杉の軒猿よ…」
大谷はかすがの顔を思い浮かべニタリと笑いを浮かべた
================================
以上です、ギャグなのかシリアスなのかよく解らなくなった…
スーツ破かれて下半身丸出しのまま上杉領へ帰還するのもあんまりなので
大阪城を抜け出す際倒した下忍からはぎ取った忍び装束を着たとでも思って下さい
- 9 :
- GJ!シリアスだと思ったら「イィィィエ(ryで吹いたw
- 10 :
- GJ!
凶王マジ暴走初号機w
三成は突っ込んだ途端果てそうなイメージ
即回避ありがとうございます
できれば前スレ埋めにもご協力頂けると助かります
- 11 :
- 連投失礼
>8
前スレで既に書き込みは頂いてました、済みません
投下直後にまたSSをお願いする訳にも行かないので、
埋めレスだけでも、という意味で申し上げたつもりでしたorz
- 12 :
- 即落ち防止の為拙いですが投下します
「うえぇん…また三成くんにぶたれたよお…もうぶたれるのは嫌だぁ…」
おいおいとうつぶせで泣いているのは名門小早川家の大将である小早川秀秋…通称金吾である
その目の前には海神の巫女である可憐な少女、鶴姫が少し困った顔で金吾を見つめていた
「金吾さん泣かないで下さい…それで、どうして私の所に来たのですか?」
「だって天海様が…ひっく…姫巫女さまの所へいけば慰めてくれるって…」
「な、慰めるって…私はお母さんじゃないんですよ、それに泣いてしまわない様にもっと強くならないと…」
軽く説教をしようと思った矢先、金吾がうわああんと泣きながら抱きつく、鶴姫は思わず身体が強ばった
「きゃっ!き、金吾さん!?」
「ぼ、僕を慰めてよおおお姫巫女さまあああ!!!女の子ならできる事があるでしょおおおおおお!!!」
「そ…そんないきなりっ…」
あまりにも唐突なお願いに鶴姫は大いに困ったが、泣きじゃくる金吾の情けない面をみて
母性本能というやつが動いたのであろうかやがて大きく息を吸い、覚悟した様で腕組みをする
「わかりました!ここで泣き虫金吾さんを見捨てては巫女の名が泣きます!私が慰めてあげましょう!」
「えっ…あ、ありがとう姫巫女様!それじゃよろしく!」
金吾は嬉しそうに袴を勢いよく降ろした、金吾の猛りがぶるんっと揺れながら鶴姫の前に姿を現す
- 13 :
- 「きゃっ!金吾さん…!そんな立派なものをお持ちならそれで勝負してみては…?」
「えっホント?立派だなんて嬉しいよ!そうだよ力や体型では勝てなくてもこっちなら勝てるかも…
三成くんああ見えて祖チンっぽいし…ああでもひがんだ三成くんが僕のイチモツを斬滅しちゃったらどうしよう!
僕女の子になっちゃうよ!!!」
「おちんちん切られても女の子にはなりませんよ…」
内股でガクガクする金吾に冷静なツッコミを入れる鶴姫
「それよりも金吾さん、そのご立派なものを…は、はやくこちらへ…」
「えっああうん、はいどうぞ!」
「ううん臭いですぅ…ちゃんと洗ってますか?」
「ん〜多分奇麗に洗ってると思うよ、そんな事よりほらほら早くっ」
目をキラキラさせながら鶴姫の頭をぐいぐいと淫棒に近づけさせる
イカ臭い…いやどちらかというと鍋くさいとも言える金吾の淫棒をかぷりとくわえた
鶴姫の口は尖端と裏スジを交互に丁寧に舐めていく、その舌使いに金吾は興奮し淫棒が肥大化していく
「ううんもう我慢できないっ、姫巫女さまおもいきりしゃぶって!」
「もがっ!?」
尖端を丁寧に舐めていた所に金吾が後頭部をがしりと掴み一気に喉へと押し入れた
突然の事に鶴姫はもがくが金吾の両手に掴まれた頭は抗う事もできず左右へと激しく揺さぶられる
「んぐっ…んんっー!んむぅ…!」
「姫巫女さまのお口とろけるよおお…あーもう駄目だ!出すよ!」
「んむぐぅっ!?」
金吾の体が震えたと同時に淫棒から勢いよく精液が吹き出し、鶴姫の口の中にぶちまけられた
- 14 :
- 「げほっ…うぇっ…喉にまとわりつきます…」
精液を大量に吐き出され鶴姫はごほごほと咳き込み精液をだらりと床に吐き出す
「うう〜ん何だか体が熱いよ…というわけで姫巫女さま!次は下でもよろしく!」
「えっ?金吾さ…」
鶴姫が名前を呼び終わらない内に彼女の体は床に押し倒される、金吾は起用に下帯をするする外し
露になった秘部にぴたりと淫棒を押し付けた、
「ち、ちちちちょっと待って下さい!あの…そのいきなりは…!!!」
「あっそうか、いきなりは確かに痛いもんね…じゃあほぐしてあげるよ!下準備は大事だもんね!お鍋と同じで!」
「そ、その様な意味でなく…ひゃあああんっ!!!」
金吾の口が彼女の秘部にぴたりと吸い付く、そしてまるで汁物を吸うかの様にじゅるじゅると音をたて食いついた
「ああんっ…いやっそんなところぉ…!」
息を荒げ頬を紅潮させる鶴姫、声が大きくなればなるほど興奮した金吾が秘部を乱暴に舌でかき回していく
「んぶぶぅ…まぐまぐ〜美味しい〜!」
「ひっ…ああっ…!」
鶴姫の身体がびくんと跳ねる、秘部から離した金吾の口は愛液まみれになっていた
「ふう〜姫巫女さまのお汁すっごい美味しかったよ!海辺で暮らしてるから海産物の味だったかな〜さてと入れるよお〜!えいっ!」
「きゃ…あああああっ!」
ずぶりと勢いよく入れられた淫棒は鶴姫のよく慣らされた秘部へなんなく侵入していく
- 15 :
- 「すごいよ姫巫女さま!可愛い顔に似合わずこんな名器を持っていたなんて!」
鶴姫の腰を掴みながら激しく腰を揺らす金吾、その顔は今にも昇天しそうなだらしない顔になっていた
「あっ…あんっ…金吾さんっ!できればもっと優しくっ…!」
「駄目だよそれじゃ僕が満足しないんだから、もっともっと慰めてもらうんだ!それに姫巫女さまだって気持ちいいでしょ?」
「そっそれは…!ああん駄目ですそこは弱いんですっ…!」
膣に入っていた淫棒を鶴姫の感度が最高になる所へズンズンと突いて来たので思わず声があがってしまう
それに伴い内部が引き締まり金吾の淫棒をぎゅうぎゅうと締め付ける
「うおおん気持ちいいよおおおっ!」
「あああんんっ!金吾さんっ…激しい…!もっ…もっと突いて下さい!」
「ひ、姫巫女さまの口からそんな淫乱な言葉が聞けるなんてっ…僕もうどうにかなりそうだよおおおおっ!」
興奮した金吾は普段の行動の遅さからは考えられない程の猛烈な速さで淫棒を出し入れする
「あっ…ああん!あああ…もう…いっちゃいます……!!!」
「ぼっ僕もいきそうだよ…!出すよ姫巫女さま……!!!」
ぶるりと金吾の身体が震えた瞬間、鶴姫の体内に熱い精液がびゅるるると吐き出された
「ああああああぁーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
「はうううううううんんーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
2人とも絶頂に達し、ぜえぜえを息を荒げる
「はっ…はぁ…金吾さん…よかったですか…?」
「うん最高だったよ…ありがとう姫巫女様、じゃあ落ち着いたらもう一回ね?」
「…は?」
「僕こっちでも大食らいみたいなんだよね、自分でもびっくりだよ!」
紅潮した顔が一気に青ざめる鶴姫の顔色など知らぬかの様に金吾はとびきりの笑顔だった
この後何回身体を重ねたかは解らないが鶴姫が暫く立てない程であったという事だけは伝えておく
=======================================
以上です、お目汚し失礼しました
金吾ははらべこキャラというエロネタでも使い易そうな特性のキャラなのに
使われないのは勿体ないなと思い鶴姫に協力してもらいました
余談ですが冒頭部分の「僕を慰めてよ〜」の台詞はとあるアニメで金吾の中の人が演じる主人公が
鶴姫の中の人の演じるヒロインに言った台詞です、ちょっとしたお遊びで入れてみました
- 16 :
- GJです
金吾わりと旺盛ww
- 17 :
- GJです
前スレの埋めも乙です
即回避は一定時間内に30レス突破だったかな
- 18 :
- 三孫
- 19 :
- 松永先生がバッタバッタと女キャラを食っていく夢を見た
鶴姫といつきは先生それ犯罪ですってくらい変態ロリ姦
- 20 :
- 三孫の人はもう意地でやってるとしか思えんな
そんなに見たきゃピク支部行けば
- 21 :
- あと2週間弱でクリスマス…
クリスマスといえば、松永先生の出番だよな!
- 22 :
- 性なる夜の開幕まであと少しか…
- 23 :
- 三孫
- 24 :
- 三成×孫市
前半甘い、後半酷い、とにかく酷い、グロ表現有り
幸せな三孫が見たい人は前半で読むのを止めるのを推奨
「んん…ああっ!」
月明かりが照らす室内、男女が絡み合う妖艶な影が踊る
男は凶王と呼ばれる豊臣の忘れ形見、石田三成
女は先頭集団雑賀衆の頭領、雑賀孫市である
三成に腕を買われ西軍に所属した孫市はいつしか三成に惹かれ
三成もまた孫市を自分に欠かせない存在として認識する様になっていった
「はぁ…あ…」
震える孫市の体内から三成の肉棒がずるりと抜かれる
この女が己の物だと証明するように大量の精液がどくどくと溢れていた
「…孫市…」
まるで子供が甘える様に三成は孫市の胸に顔を埋める
孫市もそんな三成を愛おしく思い頭を抱きしめ静かに頭を撫でる
その仕草は戦場で雄々しく戦い抜く女頭領の姿はなく、男を包み込む一人の女であった
「…明日は決戦だな…」
「…ああ…」
「…怖いか…?」
「…貴様がいれば何も怖いものなどない…」
「ふふっ…頼りにされてるものだな…石田、お前は私がなせない…」
「…貴様は私が守る…」
2人はきたる決戦を前に互いの体を重ね合い、確かな繋がりを体に刻み込んでいた
憎き家康を醜く斬滅した後、秀吉の遺志を受け継ぎ世界へと赴く計画を密かに立てていた
そしてその傍らには一番愛おしい存在である孫市の姿を思い描いていたのだ
孫市をその胸に抱きながら、三成は初めて興味と希望を抱いた未来へと胸を踊らせながら眠りについた
そして天下分け目の決戦、関ヶ原の戦いにおいて
西軍は敗北した
西軍の要である小早川軍の総大将、小早川秀秋による突然の裏切りによって
布陣は総崩れとなり西軍側の旗は次々と無惨にも倒されていった
西軍総大将である石田三成は徳川家康との勝負に破れ去り、捕縛された
家康との戦いの後、三成は瀕の最中しきりに雑賀の女頭領の名前を呼んでいたという
- 25 :
- 合戦の後処理が行われ西軍に所属した武将達の処分が次々と決定したその最後
最大の目玉であろう戦犯、石田三成の処刑が開かれた
東軍総大将、徳川家康と東軍に所属した武将達に囲まれ、三成は縛られ筵の上に座らされていた
三成を軽蔑の眼差しで見る伊達政宗、その隣には西軍を裏切り東軍を勝利に導いた小早川秀秋が
同じく西軍を裏切り北条軍の客将となり、東軍の軍師として活躍した黒田官兵衛の後ろに
真っ青な顔をし体をガクガクと奮わせながら小さく隠れていた
三成はこの日まで一切食物を口にせず、小性が運んだ食事を悉くはね除けていたので
ただでさえ細い体と決して健康ではない顔色が、病人の如くやせ細りその顔は生気を失っていた
しかし二つの目はギラギラと滾り、眼光だけで人一人せそうな程の強さを秘めていた
そしてその眼光に意が最大に芽生えたのは主君の秀吉をした張本人、徳川家康の登場だった
「…三成、最後まで飯を食べなかったのか…」
かつての友人の落ちぶれた様を哀れな目でみる家康、その偽善ともとれる態度に三成は怒り、狂乱した
「黙れ!貴様はこの場に及んでまだ私を哀れむのか!罪を重ねた貴様がなにを言う!」
この痩せきった体の何処にこの様な力があったのかと思う位、傍らの護衛が数人掛かりで押さえつけても
今にも振りほどいて家康に飛びつきその喉元を食い破りそうな勢いをみせていた
「…刑部の件なんだがな、残念ながら体は見つからなかった、刑部の亡骸を埋めた大谷軍の者は
頑に口を割らなかったんだ…親友の最後の姿をお前に見せられなくてすまない…」
「…っ!刑部…刑部が…家康、貴様だ、貴様のせいだ!刑部が自害せざるを得なかったのも全ては貴様の…!」
三成に尽くした親友、大谷吉継を失った事で三成は増々狂乱する、家康は仕方なく護衛達に三成を
力で静まらせる様目で指示し、御影達は三成を数発殴った、三成は最初こそ抵抗したが体力の限界に屈しがくりと膝を落とす
「…いちは…」
「?」
「孫市は何処だ…奴は…何処にいる…」
息も絶え絶えに三成は孫市の名前を口にする、関ヶ原で突如行方不明となった彼女がここに現れ
この場をかく乱してくれれば再起の可能性はある、三成はわずかな望みをかけていたのだ
「…いいもんみせてやるよ、石田」
今までの一連の流れを黙ってみていた政宗はそう言って後ろに控えている片倉小十郎に目線を送る、察した小十郎は一人の女と共に政宗の傍らに歩み寄った
段々と近づく女の形、その姿をはっきり捉えた時、三成は驚愕の事実に目を見張った
「…久しいな石田、関ヶ原以来か…」
みるとそこには孫市がいた、西軍の主力部隊として共に戦場を駆け回り、そして三成にとってかけがえの無い
愛しい存在となっていたあの孫市が、事もあろうに東軍の武将達の中に居たのだ
「…ま、孫市…な、何故だ…何故貴様が…!そう…か…貴様も…捕らえられ…」
「違う」
「…!?」
予想外の言葉に三成は孫市の顔を見つめた、孫市はいつもどおりの冷静な態度で淡々と三成に説明する
「西軍の要が崩れた瞬間、我らは最早西軍に勝機は訪れないと察し、東軍に降伏した
…雑賀を潰すわけにもいかなかったのでな、幸い我らと親交の深かった伊達が手を差し伸べてくれたのだ
我らは今伊達軍に身を寄せている…つまり東軍側だ」
「…!!!ぁ…うぁ…あ…!!!」
あまりの事態に三成は言葉を失った、信じていたものが音をたてて崩れ去り、目の前が暗闇に覆われる
ガクガクを全身を奮わせ、視界は虚ろになり、衝撃のあまり胃液をげえげえを吐き出した三成の姿は最早誰の目にも覇王豊臣の忘れ形見に映らなかった
絶望に晒される三成の姿を様々な感情が入り交じった瞳で見つめる家康は、覚悟を決め護衛に手を向け切り落とす動作をした
護衛達は頷き、震える三成を押さえつけ、勢いよく三成の首をめがけ刀を振り下ろした
この世の者とも思えぬ醜い悲鳴を短くあげ、三成の首はぼとりと地面に落ちた
「…さらばだ石田三成、お前は素直で馬鹿で本当にいい男だったよ…」
感情の籠らない声で孫市は愛しい男の名前を吐き捨てた、それはまるで抱かれた過去を捨てるかの様な呟きだった
ドライな孫市と可哀相な三成が書きたかった
ラブラブハッピーエンドとな三孫は他の職人に期待する
- 26 :
- GJGJ
契約本位な孫市好きだ
- 27 :
- GJです
- 28 :
- 家康×市
お市→長政表現あり
無理矢理が苦手な人はスルーしてください
彼女は何を聞いてもすぐ忘れてしまう
深い森の中、小鳥のさえずりや木々の揺らめき、川のせせらぎ
自然の織りなす心地よい音に混ざり動物の性を興奮させる様なうめき声が聞こえる
「んうっ…ん…」
ごつごつした岩場にもたれかけ座っている家康の股間に、お市は顔を埋めていた
ちゅぱちゅぱといやらしい音が森の中に響き渡る
「んっ…」
家康は顔を少し歪ませ、一瞬震えた後、お市の口に精液を吐き出した
「…すまないなお市殿、口を汚してしまって…」
「ううん…いいの…市ね…ひかりいろさんに沢山気持ちいい事したいの…」
市はそう言って膝で立ち上がり、子供をあやすかの様に家康の頭を抱きかかえ撫でる
「…お市殿は優しいな…いい子だよ…」
「そう…市いいこなの…はんっ…嬉しいっ…」
お市を包んでいた鎧を脱がし、着物の襟をぐいと横に広げると
隠されていた乳房が露出する、細い身体に不釣り合いな
豊満な乳房を舐め回し、時には赤い尖端に唇を寄せちゅうと吸い付く
夢見心地な顔のお市を眺めながら、家康は彼女の尻を揉みながら
そっと秘部へと指を運ぶ、その瞬間お市の顔つきが変わった
- 29 :
- 「駄目っ…そこは…!」
彼女の目の色にほんの少し生気が戻る、先ほどまで虚ろな目をして
家康の悦ぶままに身を任せていたお市が拒絶を示した
この瞬間、実は初めてではない
以前からお市は家康と何度もこの様な行為を重ねてきた
しかし気持ちが昂った家康がお市の性器に手を触れる度、お市はそれを拒否してきた
口や乳房は他の男に汚されても女の花びらは汚したくない
操を捧げたたった一人の愛しい男の猛りしか受け入れたくないのだ
女というものは純粋だ、純粋過ぎてその姿が時には滑稽にも見える
男の家康はそんな姿をとても可笑しくそして愛おしくみえた
普段の彼なら彼女の気持ちを汲み取り、それ以上何もしないのだが
目壊れた人形だったお市の目に以前の様な「光」がほんの少し宿り
羞恥や怯えという今の彼女にない「感情」が溢れ出す様をもっとみたいと思った
彼女を一時の間支配してみたい感情がドス黒く涌き出てきたのだ
- 30 :
- 家康はお市の言葉を無視し、下帯の中へと指を滑り込ませお市の性器に触れた
「…っ!ひかり…いろさん…駄目って…!」
いつもなら止めてくれる動作を続ける家康にお市はぞくりと体を振るわせる
そしていいなりの人形の状態であった体が抵抗の姿勢を見せ始め、家康から離れようともがき出した
家康はほんの少し驚き、その次の瞬間言い知れぬ興奮と嗜虐心が襲ってくた
離れようとするお市の体をその太い腕で抱え込み、身動きがとれない様にする
反対側の手は触れていただけの性器に指を一本ずつ増やしながら奥へとまさぐり出す
「はぁん…!あぁ…やっ…やめっ…!!」
激しい指の動きにお市は耐えきれず逆に家康にへばりつく形をとってしまう
肉壁の圧縮が家康の指を包み込みその気持ち良さが家康の指を加速させていく
「あっ…やぁっ…!!!」
びくんとお市の体が跳ね、愛液が彼女の性器から吹き出した
ゆっくりと指を抜き出す、ぬめりけを帯びた液は家康の指をたっぷりと汚した
荒い息を吐き出し頬を紅潮させているお市の体を離し、そのまま地面へと降ろした
お市の体を回転させ、うつぶせの状態にさせる、そして腰を高く持ち上げ
尻だけ突き出した格好にさせた、元とはいえ名門の姫君としてはあまりにもはしたない格好だ
「やっ…嫌…恥ずかしい…」
じたばたする彼女の腰を抱きかかえたまま家康は片手で器用に下半身の鎧を外し、袴と下着を下げた
その下から荒ぶった家康自身が姿をみせる、先ほどの行為で興奮したその猛りは
ビクビクと震えまるで天まで届くかの様にいきりたっていた
「だっ駄目…!ひかりいろさん…!お願いそれはっ…!」
「大丈夫だよお市殿…こわくないから」
懇願するお市を笑顔でかわす家康は下帯を強引にずらし、濡れそぼった性器へと猛りを沈めた
- 31 :
- 「はぁっ!あっ…!!!あぁっーーっ!!!」
動物が交尾するかの如く、家康はお市の腰を乱暴に掴み激しく出し入れをする
夫以外の猛りを受け入れてしまった性器は汚されてしまった屈辱と羞恥心と
それを上回るかの様な快楽が入り交じり変則的な締め付けで家康の猛りを弄ぶ
「いっ…嫌っ!!いやっ!!ぬ…抜いてっ…!!!」
「気持ち良いよお市殿…もっと締め付けてくれないか」
「はあっ!そ…んな…あくっ…はっ…あぁんっ…!!!」
息を荒げ涎を垂らし涙を浮かべるお市の耳元で家康は優しくしかし有無を言わせない声色で市に囁く
「 もこんなに気持ちよかったか?」
「!!!」
お市の顔色が一気に強ばる、その言葉は忘れたはずの、しかし忘れられない遠い記憶の中に潜む言の葉
「あっ… さ…まは…違う…の…」
「どう違う?」
更に激しく打ち付ける、地面に垂れ下がる乳房をわしづかみにし、家康はお市の形の整った耳に舌を入れ
「名前」を囁き続ける、その度にお市の性器がぎゅうぎゅうと締めあげる
「だって… さまは…あぁっ…はんっ… さまぁ…」
「 は見てるかもしれないよ…お市殿のこんなに可愛い姿を…」
「!!!嫌ぁっ!駄目っ!!! さま!!みないで!みないで…!!!お…お願…い…!!!」
真珠の様な涙を白い頬に流し、何も見えない筈の方向へと必に訴えかける
そんな拒絶とは裏腹に彼女の性器は絞まりを強め家康の猛りをぎりりと締め上げた
「あっ…はあああああああああああああああっ!!!」
ドクリとお市の体内へと熱い精液が流れ込む、契りを交わした夫以外の男の液が
全てが終わった後のお市の顔は汗と涙と涎で汚れ、その目は失望の色を浮かべていた
- 32 :
- 「…さあ、お市殿、皆が心配してる…そろそろ戻ろうか」
「うん、そうね…心配させたらいけないものね…」
精液で汚れた身体を拭き取り、お市の呼吸が整ったのを確認した家康は
いつも通りの優しい笑みをお市に投げかけていた
まだ先ほどの行為が引いているのか上手く歩けないお市を両腕に抱きかかえ歩き出す
お市は家康の両腕に優しく包まれて心地よい安らかな顔を浮かべた
「ねぇひかりいろさん」
「ん?どうした」
「市ね…ひかりいろさんの事大好きよ…」
「そうだな、ワシもお市殿の事が好きだよ」
二人は森を後にし、仲間の待つ場所へと向かった
立ち去った場所は、小鳥のさえずり、木々のざわめき、小川のせせらぎが
何事もなかったかの様にそれぞれの音色を奏でていた
彼女は何を聞いてもすぐ忘れてしまう
___________________________________________
台本全集によると3のお市は心が壊れているので何を聞いてもすぐに忘れてしまうそうです
こんな強引プレイしても暫く経ったら忘れていつも通り家康に懐いてそうだなと思い書いてみました
- 33 :
- 三孫
- 34 :
- 三孫
- 35 :
- 三孫
- 36 :
- >>32
ノイズにかき消された呼びかけが悲しい……
エロ切なくて乙です
- 37 :
- 三孫
- 38 :
- 下らんモン書く暇あったら三孫書けや
- 39 :
- んなこと言ってりゃ書いてもらえるモンももらえなくなるわwwww
- 40 :
- わかっててやってるんだろ
- 41 :
- 三孫厨装った三孫アンチか
- 42 :
- 三蔵法師×孫悟空
- 43 :
- 三孫サイコー
- 44 :
- >>42
その発想は無かったwww
だから三孫見たかったらピク渋行きなよ
孫市が妊娠したり三孫の子供が活躍したり
純粋な三成を頂いちゃう痴女孫市がいたり盛りだくさんだよ
- 45 :
- 三孫レイプ物
- 46 :
- 家市GJでした
市切ない
- 47 :
- >>32
乙でした
切なくて最高です
- 48 :
- 三孫
- 49 :
- 三孫
- 50 :
- 三孫
- 51 :
- >>41
これだな
- 52 :
- >>42
三蔵法師=敬虔な仏教徒で性別不詳の麗人=謙信様
孫悟空=怖いもの知らずの暴れん坊=武蔵
猪八戒=力持ちでお人好しな大食漢=利家
沙悟浄=斜に構えたクールな皮肉屋=筆頭
まで思いついた
牛魔王は外見的にお館様が似合いそうだけどやっぱり信長公で
骨夫人は濃姫様
- 53 :
- 保守
- 54 :
- 過疎だねえ…
このスレ立ててくれた伊達いつの人どうしちゃったんだろ
無理はいけないけどまた立ち寄って欲しいな
- 55 :
- あまり続くのもとやかく言われそうだから様子みてるとか
- 56 :
- 三孫
- 57 :
- うふ〜ん
- 58 :
- うふ〜ん
- 59 :
- ここに張り付いてる三孫連呼の人は三孫好きを騙った荒らしなのかマジキチなのか…
- 60 :
- 三孫
- 61 :
- 三孫なんざババアの自己投影しかなくてきもちわりーわ
- 62 :
- 三孫
- 63 :
- 三孫はNGワード入り
- 64 :
- 伊達いつの人別の場所で公開してたか
どこででも作品が読めるのは有難いことだ
- 65 :
- 済みません1レスお借りします
御無沙汰しております、ここの>1こと「伊達いつの人」本人ですorz
ちょっと最近色々新しいことを始めたのと、
文章がスランプ気味だったことで
エロ話が全く書けなくなっておりました
こんな自分の消息をご心配頂いて大変恐縮ですし、
作品を楽しみにして下さる方がいらっしゃることは
こちらこそ有難く存じます
3メインの職人様は筆が速く多彩な話を多数投下されてスレを盛り上げて下さり
感謝の言葉もございません(恐らく同じ方ではと思ったのですが、もしそれぞれの
作品の作者様が別人でいらっしゃいましたら申し訳ございませんorz)
>64
仰る通り、外部でも活動を始めました
単一カプでのエロ無し話しか書けなくなっていたので、
そういう話ばかりをこちらに投下してスレ内容を
偏らせる訳にいかないとの判断の上でしたが、
他職人様をお待ちする間の保守代わりとして、
宜しければこちらでも投下させて頂きたいと存じます
他カプ話でちゃんとエロのある話も修行中ですので何卒ご容赦を……
- 66 :
- ※事情により、今回より僭越ながら「七夕(仮)」というコテハンを使わせて頂きます
タイトル字数制限が厳しくなるのでSS本編の名前欄には入れませんが、この前書きで
名乗ることになるかと思いますので、御容赦の程お願い致します
注意事項
・某所へ投下したものの再録
・いつきちゃんがチート(中の人ネタです)
・エロどころか恋愛要素すら「まだ」ない
・野郎の出番ばかり多い(書いてる人間がF向非常に苦手なのでソレ系の要素は一切
含んでいないつもりですが)
・囲碁の描写がかなりいい加減(書いてる人間がさっぱりルールを理解できていない為)
以上でもAllおk!な方は無聊の慰みにして頂ければ幸いでございます
―――――――――――――――――――――――
長月。盆地の残暑も収まり、夕方には冷んやりとした風が吹き始める。
月も半ばを過ぎれば、立冬すら近い。
近隣の山も微かに色付き始める中、城の周りに在る田の脇では刈り取られた大量の
稲束が杭棒に干され、豊作の喜びを誇っていた。
故郷の稲刈りを一足早く終えたいつきは、この米沢を訪れていた。
そしてここで顔馴染みとなった地元の農民――いつきは未だこの時は知らなかったが、
実はその殆どが城勤めの侍でも下位の者達の家族――の作業を手伝い、その見返りとして
一時的に城に世話になっている彼女は今、茶と菓子付きで畳敷きの客間に陣取っている。
城主の政宗に後ろから抱えられる形で座る己の状況も気にかけない程に精神を集中する
彼女の目前には重厚な碁盤、そしてそれを挟んで座るのは城主の右目にして右腕としても
名高い、頬傷の侍。
「……驚いたな、短期間でここまで腕を上げるとは。」
顎に手をやり、伊達の軍師、片倉小十郎景綱は呟いた。
いつきに対する感心の言葉ではあったが、盤上は小十郎の白が優勢、しかも対局は
いつきが黒を持っての置碁、星目風鈴からの開始である。
とは言うものの、当初は碁の打ち方など全く知らぬいつきが二十五子もの置き石を
置いて、政務と鍛練の合間を縫った政宗に文字通り手取り足取り教えられての対局で
あったのが、初日に規則や用語の初歩を覚え、更には農作業の片手間程度にしか碁盤に
触れぬ数日の内に、定石の幾つかを実践と活用はともかく暗記はこなしてみせた。
胡坐をかいた脚の上にいつきを乗せながら形勢を見守る政宗は、この対局の彼女の
石運びに手は勿論、口も出してはいない。
「村で、似たような遊びでもやってたのか?」
頭の真上から投げかけられた政宗の問いに、次に小十郎が打って来るであろう手の
予測と、それに対抗するべき自身の次の手を思考していた童女は暫く間を置いてから
答えた。
「……そんなことねえだよ。
こんな遊びができる道具も時間も相手も、おらには無かっただ。」
農村とは言っても、囲碁自体はそう珍しい物ではない。それどころか囲碁を通して、
多くの農民の子は数を学んでいるくらいである。
- 67 :
- しかし、親を早くに亡くした一人身の女児であるいつきは家のことと農事のことで
精一杯で、親のある男児のようには囲碁を覚えることができなかった。
碁石一つとっても、都に近い村ではいざ知らず、辺境の最北端の村には今扱っている
ようなしっかりと蛤で拵えられた上等な物が在った訳ではなく、河原でそれらしく見える、
滑らかな丸い石を集めて使っている者が殆どであった。
やがて小十郎が次の手を打つと、いつきはすぐに打ち返す。
搗き手が杵を上げた隙にさっと餅をこねる合いの手か、はたまた真っ赤に焼けた鋼に
槌を打つ刀鍛冶かという素早さに、小十郎は眉を上げ、政宗は口笛を吹く。
「Hey, 随分と自信たっぷりだな。」
「自信なんて無えだ。おら、きっと負けるもの。」
いやに冷静に言い切った少女の言に、竜の主従は碁盤から目線を上げて互いの顔を
見合わせた。
「……何故そう思う?」
小十郎が問えば、いつきは碁盤を睨んだまま答えた。
「目をいくら数えても、絶対おらの方が足りねえだ。」
「まだ盤上は埋まり切ってないぜ? これから逆転できるかも知れねぇぞ。」
実はいつきと同様の見立てをしながらも、政宗が素知らぬ風に言ってみせる。
「最初におらが十三子も置き石をしたのに、もうこれだけ押されてるべ、無理だ。
小十郎さが多分打って来るはずの場所をおらが防ぐうちに、囲みが足りなくなるべ。」
つまりは一つ一つの手の先を読んだ上でいつきは己の敗北を予想したのだ。
「そこまで読めていながら、小十郎に水を開けられたって訳か?」
「仕方ねえだよ。実力が違い過ぎるべ。
碁を教わったばかりの農民の子供のおらなんかに負けるような竜の智将じゃねえべさ。」
卑屈さや自嘲とは色の違う透徹なる客観の言葉が、少女の可愛らしい唇から、居合で
鞘走る刃の如く鋭く滑らかに放たれ、碁盤の上に並ぶ円く小さな烏と鷺の群を打った。
――結局は五目半差でいつきが負けた。
然程悔しがる様子も見せずに碁笥に碁石を仕舞い「夕餉の支度を手伝って来る」と腰を
上げて厨へと向かったいつきを送り出した後、今度は碁盤を挟んで差し向かった双竜が
対局を始める。
「……どう思う? 小十郎。」
「棋力自体は本人の言う通り、まだまだです。
何せ碁を始めてから数日しか経っておりませぬ故。
……ですが、あの娘には経験から来る物だけではない、先と状況を見通す力があるかと。」
置き石こそ無いが、政宗が先手の黒、小十郎が後手の白を持つ。
伊達の頭脳とも呼ばれている小十郎の棋力は『伊達』ではない。
いつきが碁笥に戻して行った烏の石を再び手に取り、政宗は小十郎の置いた定石の隣に
ツケるでもなく、盤上を大胆に切り込む。
「アイツ、自分が打った棋譜を全部覚えていやがるんだよな。
オレの名は中々覚えねぇくせによ。」
政宗の猛攻を冷静にあしらいつつ、小十郎は着実に布石を打っていく。
「この小十郎の手に対する終盤からの読みも、的確なものでした。」
- 68 :
- 晩秋を迎え、傾くのが随分と早くなった夕陽の投げかける橙の光が、開け放した障子の
間から差し込み、畳の上に双竜の影を長く形作った。
中庭を通る風は、厨から漂う米炊きや芋煮といった秋の恵みの匂いを惜しみなく運んで
来る。
竜の主従が俎上に載せる少女も、そこで下女達に交じり忙しく立ち働いているのだろう。
真っ直ぐな気性で己に出来ることを率先して手伝い、知らないことでも積極的に学ぼう
とする働き者の上に、老若男女を問わず惹き付ける力を持ったあの少女は、米沢城の女衆
連中にも早速気に入られていた。
「覚えてるか、小十郎、あの雪の中の戦い。」
「地の利も上手く活かし、罠や伏兵すら置いておりましたな。
戦いの腕こそ烏合の衆に過ぎぬ農民達と言うべきでしたが、結束力と士気は
侮れぬものが御座いました。」
盤上を白と黒が複雑に埋めていく。
その一角に白を一子打ち、生じたハマの黒い石を小十郎が取り去るのを見て政宗が
「Shit.」と小さく呟き、「あまり奔放に攻められるからです。」と右目が淡々と諌めた。
よもや右の角がこの狭い盤上の石運びにまで影響する訳ではあるまいが、単騎での
特攻とそれによる窮地を招き易い戦場での悪癖は、こういった場にも表れるらしい。
「碁の打ち方でまで小言を聞くのは御免だぜ。」
政宗はぼやくと脚を崩して片膝を立て、盤上を睨んで策を練り直す。
「あれを全部あの小娘が考えたんだとしたら、大したものだがな。」
主が言わんとしていることを、聡い竜の右目は酌んだ。
「……見よう見まねで侍の策を学んだ、と申されますか。」
「Ha! テメェらが苦しめた農民に、テメェらの策でやられちゃ洒落にならねぇな。」
一揆衆に直接の弾圧を加えた侍達と、農民達の苦しみに瀬戸際まで気付かなかった
己自身に対し吐き捨てた政宗は、孤立していた石を繋ぎ、続いて小十郎が打ち返した手が
己の予想通りの場所だったことに心中で密かに安堵する。
「でもまぁ、かなり泥臭い戦い方だったから、概ね我流だろうが。」
碁は右手で打つ。武士の剣術も亦た然り。それどころか武家に於いて左利きは禁忌と
され、左利きに生まれついても右手を使うよう幼いうちから強制的に躾けられる。
その極めて稀なる例外である小十郎は左の指に鷺の石を挟み、主君が相手であろうと
一切の遠慮も容赦もなく戦局を詰めていく。
左利きの人間には潜在的に距離や方向を把握し、脳裏にものの形を描くことを得手と
する者が多い。
小十郎の棋力は、その頭脳と経験だけでなく、利き手が影響している可能性も否め
なかった。
「幼子は、こと物覚えの良さと発想の柔軟さに於いて大人を遥かに凌ぐと云いますが……」
「幼子っつっても、そりゃ精々両の手に足りないぐらいの歳までの話じゃねぇのか。
オレ自身も確かにうんとガキの頃は一度読んだ書の内容は苦労しなくても全部頭に
入ったが、元服した辺りから急に学問がhardになってきたような覚えが有るんだがな。
アイツ、ガキだ小娘だとは言っても、もし武家に生まれてたとしたら、
もう裳着はとっくに済ませてるような歳だろ。」
「御尤もですが、貴方様の御辛苦は、御成長に伴う吸収力の低下だけが原因に在らず、
御成人後に修められる学の分量と難度が飛躍的に増した為に御座います。」
政宗は盤上の戦局に加え、今は亡き父輝宗の意向で武家の嫡男として多くの事柄を
学ぶべく大量の書を読まされた記憶に呻いた。
- 69 :
- その記憶の苦さは、学問自体の苦労に加え、未だ彼が梵天丸と呼ばれていた頃から
武術に加え、勉学も指導してきたこの眼前に座る傅役の、鬼の如き厳しさにも起因して
いる。
「あの娘の場合、神に選ばれるくらいですから、何かしらの天性の才も有ったのでしょう。」
左の眉と眼帯の間に年齢に見合わぬ程深い皺を刻み、片手で口を覆って碁盤を見据えた
まま黙りこくってしまった主を余所に、小十郎は次の手を打つ。
終局が近付けば盤上の余地が埋まる分、手の選択肢が少なくなってくる。碁を始めて
間もないいつきが終盤になって小十郎の手を的確に読めたのもそれ故だ。
逆に開始直後は棋力差のある相手の戦術を読み切れず、自身が選べる手も多過ぎる為、
序盤早々置き石による優位を容易く覆されたとしても、それも亦た無理からぬことである。
無論、いつきに経験と棋力で遥かに勝る政宗も当然に流れの先を読み、形勢の不利を
踏まえた上で打ち込みの余地を探る。
混戦に乱入し、相手が隙を見せればそこを抜け目なく突くのが彼の戦い方だ。
尤も相手は、まず隙など見せることがない上に、彼の癖を知り尽くしている右目で
あったが。
「或いは、その才こそが神に授かったものやも知れませぬが。」
「アイツの小娘に有るまじき馬鹿力はまず間違いなく神様からの授かり物とやらだろうが、
あの根性とか覚悟とか、色々抜けてるようで妙に敏い所は自前のもんだろ。
そうでなきゃ胸糞悪過ぎるぜ。
『平凡な』ガキが神様に選ばれて人並み外れた力を持たされ、勝ち目の薄い戦いに
『放り込まれる』なんざよ。
戦う為の力は借り物だったとしても、物事を決める心と考える頭は本人の物でなきゃあ、
無知なガキを生贄に仕立てるなんて所業を、テメェんちの守護神がやるたぁ
思いたくねぇよ。
この戦乱の世を何もかも作り物の傀儡人形が戦い抜いて行けるものか。」
沈思黙考から舞い戻った政宗が一気に捲し立てた。
神仏や縁起と云った形が無く御利益の定かでないものの名を出すと、大抵彼の機嫌は
下降する。
小十郎に対しても「仏様に祈ったりするな」と釘を刺すことがままある政宗だが、元々
宮司の父を持つ小十郎の方は理論的で現実的な性分でありながらも神仏への畏敬は捨てて
いない。
ただ、神仏への畏怖の念や、それに類した存在の異名をとる他国の名将への敬意よりも、
竜と渾名される主君への忠誠心が小十郎の中で絶対の位置を占める為、主同様に神をも
畏れぬ気性と周りから見られがちなことは否めない。
「……何れに致しましても、市井に置いたままにしておくには危険な程、あの娘が
類稀なる力と才を持つことは事実。
その点を鑑みれば、貴方様の御判断は正しいと言えましょうな。」
暗に政宗のいつきに対する処遇を『手懐けている』と評し、小十郎が終局へと向けて
仕上げにかかる。
「Damn it!」
政宗の悪態は、腹心の容赦の無い指摘か、投了を認めざるを得ない状況になったか、
その双方に対するものとも取れる拍子で放たれた。
- 70 :
- ざらざらと、碁笥に黒と白の円い石の群が落とし込まれる。
日は既に山の稜線にかかり、最後の輝きで空を茜に染め上げていた。
「言っとくがな、小十郎。」
「はい。」
「オレはあの小娘を『利用』しようなんて気は更々ねぇぞ。」
「それはこの小十郎が申し上げることに御座います。
貴方様のことですから、あの娘の心根、振舞い、備える力の全てに
『惚れ込まれた』のでは御座いませぬか。」
二つの碁笥を乗せた碁盤を部屋の隅に片付けてから戻って来た小十郎が、開け放した
障子に背を凭せ掛けて庭を眺めながら呟いた主君に言葉を返す。
「農民の手は田畑を耕す為にあるもの。
貴方様が、『利用』するとまで申されずとも、あの娘を正式に我等が戦力とする事を
望まれるのであれば、この小十郎、お引き留めせずには居りませぬ。」
正座の形から開いた両の膝に拳を乗せ、小十郎が政宗の心中を見透かして先手を打つ。
「……ったく、つくづくやりづれぇな、テメェは。」
同じ姿勢、同じ視線のまま、若い主君は溜息と共に声を押し出した。
「『伊達』に永く御側に控えさせて頂いては居りませぬ故。」
山の端に沈む夕日が、閃くような最後の光を鱗雲に投げかける。
夏と違い、日が沈めば星も少なくなる秋の空は直ぐに暗くなる。
本物の烏の群と何羽かの白い鷺の飛ぶ空が、橙から紅、そして藤色から濃紫へと色を
変えて行く様を、双竜は暫くその姿勢のまま、言葉も無く見詰めていた。
やがて暗くなった庭を通り厨から漂う豊かな香りが、夕餉の気配を運んで来た。
そこに聞こえて来る、廊下にぱたぱたと響く軽い足音。
すり足で歩く作法を知らぬその足音を聞けば、その主は言わずと知れた。
夕餉の時間を告げに来た銀髪の『神の童』に、双竜は先程までその顔に浮かべていた
能面の無表情を崩す。
小十郎はいつきが見せる才について原因と理由を求めて現状を評する。
政宗は細かい理屈はどうあれ、それが齎す未来の可能性に着目する。
そして少女が彼等自身の何を変えるのかは、慧眼の小十郎でさえも、未だこの時は
しかとは量り切れていないのであった。
―終―
- 71 :
- GJです
あっちでも読ませていただきましたがやっぱ文章の流れが好きです
萌えてさらに勉強になるって凄いなぁ
- 72 :
- 三成×鶴姫
- 73 :
- >>65-70
激しくGJ!
- 74 :
- 三成は攻め
- 75 :
- 三成は攻め
- 76 :
- 三成は攻め
- 77 :
- >>74-76
これどっかで流行ってるの?
- 78 :
- 毎日同じ時間帯に
- 79 :
- 三成は攻め
- 80 :
- 三成は攻め
- 81 :
- ここノーマル用だし男が攻めなのは当たり前だからわざわざ主張しなくてもいいのに
とは言いつつ女性主導も好きだが
- 82 :
- 三成関連のノマカプは腐女子の圧力で三成が翻弄される受の役割になってる場合が多いから
攻めを主張したいのかとも思うが(三孫は殆どが実質孫三になってる)そこはかとなくスレチの臭い
まあしつこく三成攻めを主張したいならまずは作品投下するべきだな
- 83 :
- 七夕(仮)です。改めて、明けましておめでとうございます(旧暦ベース)
・正月(旧暦 (ry)なので目出度い名前の人達で姫はじめ
・何せ他武将達と色々世代が違い過ぎなので史実の引用は整合性皆無で支離滅裂です
・大雑把に年齢を仮定(3の時点で毛利30鶴ちゃん16)してみたらオクラがロリk(ry
毛利家の家督も何歳で継いでんだよって感じです
・長いので一旦切ります。前編にエロは有りません
以上でもおkでしたら宜しくお願いします。駄目そうならNGかスルー願います
多分規制に引っ掛かるので、切れ切れ投下になると思われますorz
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「対岸に着いたら船は戻す。退却は許さぬ。各々決の覚悟を以て当たれ。」
氷と評される端整な顔を毛筋程も動かさず、自軍の数倍近い敵勢の撃退を部下に
命じた将が優雅と言って良い足運びで踵を返す。
控える家臣者皆、主の決定に異は唱えない。
自身が領土と家を護る為の捨て駒と理解している故。
また敵のみならず、身内に対しても逆らう者、無能な者に一切の容赦を持たない
主への畏怖の為であった。
瀬戸内、厳島。
日の本でも特に景色の風雅なことで知られるこの海を、物々しい軍船が埋める。
普段は穏やかに見える海面も、戦となれば血で赤く染まり夥しい屍が浮く凄惨な
場と化す。
しかし希代の策士にとってはその地獄絵図も冷徹な計算によって律される盤面に
過ぎない。
その駒として動かされる兵達も、周囲を敵に囲まれたこの地で生き延びるには、この
一見血も涙も無い主の振るう采配に従うが最善の道と、続く苦境の中で悟っていた。
確かに彼は、安芸国内に限っては、安寧を齎す名君であったのだ。
- 84 :
- 瀬戸内に浮かぶ島の一つ、大三島。
北は安芸、南は四国に挟まれた、後の瀬戸内の両雄となる毛利、長曾我部双方の
領地の間に在る島である。
千歳の古より神の住まう地とされるこの島には、日の本を覆う戦乱とは一見無縁とも
思える穏やかな時が流れていた。
正月を迎え、梅の蕾も綻びかけるこの時期。
大山祇の社に、安芸からの客人が詣でていた。
小柄で華奢ではあるが、すっきりと切れ長の瞳には、並みの大人を一瞬で平伏させる
程の怜悧な聡明さを宿す、齢数え十五の若者。
毛利少輔次郎元就。
後に安芸を統べる毛利の当主、詭計智将と呼ばれる希代の策士もしかし、この時は
未だ元服を漸く終え、少年の歳を脱しかけたばかりであった。
兄の名代として社への参拝と大宮司への年始の挨拶を済ませ、元就は社の背後に
位置する鎮守の森の木々を眺めていた。
温暖な瀬戸内の、そのただ中にあるこの社を抱え込む森。その多くを占めるのは、
冬でも枯れぬ常盤の緑を誇る松である。
元より細い目を更に眇め、元就は松の葉と社殿の柱の丹が作る色彩の対比美を、暫し
堪能する。
彼はこの頃より冷静な気性であったが、同時に美しい物を見出す目もまた確かで
あった。
ふと、厳粛なこの場にそぐわぬ筈の物音を聞いたように感じ、元就は首を巡らせた。
幼子、それもまだ赤子と思しき泣き声である。
見れば、社の陰で母親、いや乳母と思しき女がおくるみを抱え、懸命に『それ』を
あやそうとしている。
産まれた赤子を初めて参拝させるという『宮参り』か。
しかし、それにしては女の服装も様子も、如何にもこの場に慣れた風情である。
- 85 :
- 自身が関心を持ち、不可思議に思ったこと、知らぬことは追求せずにはいられない
性質の元就である。
普段であれば幼子など気にもかけなかったところであろうが、彼は衣の裾を新春の
風に靡かせながら、優雅な足取りでその興味の対象に近付いた。
「そこの女。」
「は、はい?」
驚いたように女は振り返ったが、同時に赤子をしっかりと抱き込み護るようにする
その姿を見れば、いよいよその腕の中の存在に興をそそられる。
「社に赤子とは不似合いだが、その赤子は何者か。」
元就の口ぶりで、名乗らずとも彼の素生を察したか、女は赤子を抱えたままで礼を
取るという器用な事をやってのけた。
「これは御客様にお見苦しいところをお見せ致しました。何卒御容赦頂きたく……」
「詫びも前置きも要らぬ。その赤子は何者かと聞いておる。
宮参りであれば、未だ穢れが落ちぬ母親は社には来られぬ筈。
かと言ってそなたは祖母にしては歳が若く見える故、なればその赤子の素生を
訝しく思ったまでのこと。」
冷静さを崩さぬ口調で元就は重ねて問うた。
それを受け、女も唇を引き締め、この大山祇に仕える者としての威厳を顔に宿らせて
元就に相対する。
「こちらの姫君は、大祝鶴様。この大山祇の宮の、姫御前に在られます。」
赤子が急に大きく一つしゃくりあげてから、泣き止んだ。
女の腕の中から栗色の愛らしい瞳が、はたと元就の顔を見据えた。
そして、触れずとも柔らかい感触がわかりそうな桃色の頬で、彼に向ってにっこりと
笑んでみせた――
- 86 :
- 時は流れる。
世を脅かした魔王が倒れ、そしてまた毛利の頭上を豊臣の脅威が過ぎ去った今、
天下は東と西、二つに分かたれていた。
そしてその戦乱は、またも普段は戦と無縁な大三島を荒波に引き込んでいたのである。
否、引き込んでいるというのは正しくはない。
今や大三島の伊予河野軍を率いる身となった姫御前は、その溢れるばかりの純真さと
使命感によって瀬戸内の平穏と安寧を取り戻そうと、自らその荒波に飛び込むような
御転婆へと成長していたのであった。
屋内であっても、潮の香りが風に乗って辺りを満たす、ここは厳島神社の客間。
眼前に座る少女に、元就は冷たい光を宿す怜悧な瞳を刺すように向けたまま問うた。
「我に聞きたいことがあると言ったな。」
「はい! ……大谷さんのことなんです。」
栗色の髪の可愛らしく闊達な娘は、大きな瞳で欠片の邪気も無く、また恐れ気も無く
元就の視線を受け止め、正面から彼を見詰めていた。
その純粋さが、元就の常に張り詰めている心に微かな苛立ちを与える。
「大谷さんは、本当に良い人なんですか? みんな、違うって言うんです。
それでわたし、不安になって……」
愛らしく首を傾げ、困ったような表情で、駆け引きも何もなくそのままの問いを
娘は口にした。
元就の心中の苛立ちが、はっきりと怒りに変わる。
――余計な疑いを持ち、それを隠そうともせず表に出す者は手駒に向かぬ。
消すか。
元就がそう思いかけた時、大山祇の姫御前が言葉を続けた。
「西の大御所で、昔わたし達のお社を救って下さった毛利さんなら、本当のことを
教えて下さると思って……」
――大三島を救った?
冷徹な元就の心が、一瞬過去に飛んだ。
- 87 :
- 厳島を巡る戦い。
自軍に数倍する戦力の敵軍への奇襲をかけた毛利軍は、海上を敵船が埋め尽していた
ことが逆に功を奏し、複雑で狭い海域の中に敵船を誘い込むことで相手の退却を防ぎ
つつ、次々と戦力差を覆していった。
地形、天候、敵の布陣全てを計算に入れた策を練る智将、毛利元就の面目躍如である。
「敵軍は厳島に籠ったか。退路を塞ぐ。狼煙を上げよ。水路の要所に軍船を向かわせる。」
「元就様、……畏れながら、背後のみ、手勢が足りぬかと……」
高い矜持と、己の策に対し絶対の自信を持つ主は手駒に意見されることを好まない。
それを知る家臣が慄きながらも進言する。
しかし、元就はその家臣を咎めるでもなく、海岸に敷いた陣から海の彼方を見遣った。
「なんだ……あれは。」
「まさか、敵の援軍か!?」
「いや、あれは……」
厳島の背後に迫る、数十の船団。
掲げるは薄紅色の、折敷三文字紋の旗。
「伊予河野の軍だ!」
「我等の援軍だ! 来てくれたんだ!!」
普段は気難しい主を恐れて畏縮しがちな毛利家の家臣達から、喝采が飛んだ。
「も、元就様、これで!」
感極まった家臣の一人が、本来ならとても恐ろしくてできないような、満面の笑みで
主を振り返り言葉を賜ろうとするという行動に出た。
「ふん……全ては我の計算通りよ。」
答える元就の薄い唇に上った笑みも、しかし満更では無さそうなのであった。
毛利家が厳島を制し、そして安芸を完全に掌握する足掛かりとなった戦。
そしてその最大の助勢となったのが、大三島の伊予河野家であった。
- 88 :
- 「伊予に援軍……ですか。」
「二度は言わせるな。河野の伊予支配に口を出す国人勢を平らげれば、勢力図は自ずと
収斂される。その最大勢力となる河野を毛利の手勢とすれば、いずれは四国平定の
足掛かりともなろう。」
やはり、この主は単純に恩返しなどと言い出すタマではなかった。
毛利の家臣、それも元就の怒りに触れること無く彼の側に仕え続けられる者となれば、
それなりに見通しのきく者は多数いた。
「鎮西の大友は如何致しましょうか。」
「あれらは当分、島津との睨み合いが続くであろう。
こちらの出方を牽制はしても、実際に手は出さぬ筈。無論、斥候は放つがな。」
「我らが土佐を攻めることによって、結果的に長曾我部の利になりはしませぬか。」
「それこそ、伊予が良い緩衝地となる。今は長曾我部も迂闊には動けぬ故、横槍の入る
虞は無い。四国全土に長曾我部が台頭して来るまでに、山陽の海岸線の掌握を
播磨まで拡げる。畿内への海運を制すれば、四国に対する睨みも効く。」
元就はそれだけを言うと、苦境に立たされた河野への援軍として遣わせる兵の人数、
兵種、具足等の概要のみを家臣に伝える。
元就は滅多なことでは兵を名で呼ばない。
使い捨てる駒と割り切っている為であった。
故に軍事に於いては主に彼等の数、能力、特徴のみが彼に認識される。
その布陣の「中身」に肉を付ける――実際に兵の指名を行なうのは、元就に「使える」
と評価を受けた重臣である。
しかし、彼等はこの冷血の主君に従い続ける。
安芸を囲む外敵を全て退け、この中国の平定を成したのが、この駒をつまむ冷たき
手であるが為、只それ故に。
- 89 :
- 伊予への援軍を差し向け、戦に勝利した翌年の正月。
厳島神社の客間に伊予河野の当主とその一家を迎え、毛利家は珍しく祝宴の明るい
空気の中に在った。
しかし客を歓待するその華やかで豊かな饗応すらも、この智将の計算の内であったが。
伊予に対する救援への礼を、河野の当主が恭しく述べる。
そしてそれは同時に、伊予河野が完全に毛利の軍門に降った事を示していた。
元就は普段滅多に浮かべぬ穏やかな――と言っても精々、相手を射るが如きの眼光の
鋭さを抑える程度の――表情でそれを受け、ふと河野一族の最後列に控える者に目を
向けた。
「その娘は……」
「この場に幼子、しかも女子を連れて来るなど無礼は重々承知。
ですが、この娘だけはどうか同席をお認め頂きたく……」
平伏する河野の当主からは最早関心は失せ、元就の切れ長の瞳はその少女に注がれて
いた。
「手前共の一門、大山祇の大宮司を務めます、大祝の娘に御座います。
この娘、少々不可思議な力が御座いまして、それ故に外に出さず社にて育てて
参りましたが、この度は何かしら毛利様の御役に立てることがあればと……」
河野当主の言葉は半分、元就の意識の表層を滑って流れて行った。
そうか、この娘、あの時の赤子か。
元就の脳裏に、家督を継ぐ前に大山祇の社で見かけた赤子の姿が蘇る。
周囲の強豪に比して家自体の力は決して優勢とは言えぬ河野は、あらゆる手札を
用いてでも毛利の庇護を求めたいのであろう。
「娘、顔を上げよ。」
元就の声に応じ、少女は肩口で切り揃えた栗色の髪を揺らし、顔を上げた。
その無垢なる瞳は、あの時の赤子の面影を確かに宿していた。
- 90 :
- 何の気紛れか、宴の後、元就は館の自室にその幼い少女を招いていた。
河野の当主が言った「不可思議な力」とやらに興をそそられたことも一因であった。
「娘、そなたの持つ不可思議な力とは何だ。」
聞けば齢数え九つだという少女は、大抵の人間が震え上がる元就の視線にも、全く
臆した様子は無かった。
「わたしには、鶴という名前があります! 鶴とよんでください!」
元就は言葉を失うという、これまでの人生でも極めて珍しい部類に入る反応を
強いられた。
この毛利の当主に、ものを問われてこのように返す者など、少なくとも彼が家督を
継ぎ、冷徹なる希代の智将として恐れられるようになってからは只の一度も出会った
ことはない。
「……では改めて問う。鶴よ、そなたの持つ力とは何だ。」
元就は、普段であれば持ち合わせない、こういう場に於いての忍耐力を奇跡的に
発揮し、幼い少女に重ねて訊ねる。
すると、栗色の髪の愛らしい少女は、先程までの膨れた頬をもう笑顔で一杯に
満たし、快活に答えた。
「わたし、ずっと先のことが『見える』んです。」
一瞬で得心が行った。
神に仕える者ならではの、預言の力か。
日輪を崇める元就であったが、それ以外の神仏とそれに対する他人の信仰心もまた、
彼にとっては計算、謀略の材料でしかない。
伊予の当主と大祝の一家が隠し巫女として育てる以上、単なる幼子の戯言では
あるまいが。
――試してみるか。
「鶴よ、では我の行く先は見えるか。」
少女は愛らしく首を傾げ、元就の切れ長の瞳の奥まで見透かすように、その栗色の
視線をひたと向ける。
「……あなたは……ずっと、長生きをされて、そしてあなたの子どもの人たちも、
うーん……色々あるけれど、ずっとずっと先まで『つながり』があります。」
- 91 :
- 幼子ならではの稚拙な語彙とたどたどしい物言いではあったが、元就の頭脳がそれを
補って解釈した。
――つまりは、我自身も長寿、そして越えるべき災難はあろうとも、子々孫々まで
この毛利の家系が続くということか。
冷徹ではあっても、自身とそれに付随するものに対する高評価には弱いという一面を
元就は持っている。
滅多には呑まぬ酒が入っているせいもあったか、元就は平素であれば心の奥底に
押し込めて強固に封じている「情」を、少しだけ解放する。
「そなたの力が真のものであれば、それは朗報だな。」
未来のことなど、現在の己自身の振舞いで、いくらでも変わり様はある。
心ではそう評しながらも、元就は幼い少女の預言に対し、彼なりの形で礼を言った。
先は読めても人の心の奥底までは読めぬのか、少女はぱっと愛らしい顔を輝かせる。
「よろこんでいただけて、よかったです。」
その笑顔の残した光が、元就の固く閉ざした心中の扉の隙間に、僅かに差し込む。
「あの……」
少女の言葉で、元就は己が彼女の顔に視線を合わせたまま、暫しの時間を過ごして
いたことに気付く。
――何だ、今我は何を見ていた。
元就は己に対し僅かな不快感を覚えながらも、少女の物問いたげな風情に応じる。
「何か言ったか。」
「はい。毛利……さま? のお名前は、なんとおっしゃるのですか?」
通常、武家や公家に於いては目下の者が目上の者の諱――本名を直接呼ぶのは不敬に
当たる。
それ故に様々な二人称、相手の座す場所であるとか官職名、更には通称として用いる
字が使われる。
この場合に於いては、本来元就はこの少女に対し、己を呼ばせるには姓でなければ
字である「少輔次郎」を使わせるべきであった。
しかし、何度めの気紛れか、元就はこう答える。
「そうだな……。そなたが『鶴』であれば、我を『松寿丸』と呼ぶが良い。」
- 92 :
- 「しょうじゅまる……?」
ぱちくりと、愛らしい瞳を瞬いて少女は反復する。
元就は背後の屏風を示してみせる。
「松に鶴。目出度きものの例えぞ。」
少女は切れ長の瞳の智将の後ろに置かれた屏風に目を向けた。
緑青で力強くも繊細に描かれた松の枝。
それに沿うようにすっくと立つ凛々しく美しい丹頂鶴が二羽。
「実際には鶴は松に巣をかけぬ。
飽くまで縁起を担ぎ様式の美を求めた組み合わせであるがな。」
日輪以外の物事に対しては徹底して現実を見詰め合理を求める彼らしい補足を加え、
元就は眼前の少女に説明する。
「松寿丸は我が幼名。
松の葉の常盤なる如く、その寿が永劫に続かんが為の想いを込め我が親がつけし名ぞ。
そなたの言う我が毛利の繁栄が永く続く予見が真であれば、これ程相応しい
名も無かろう。」
少女の瞳は、松の緑の鮮やかさと、鶴の清廉な美しさから暫く逸らされることは
なかった。
「そなたの名と予見に免じ、我が幼名を呼ぶことを許してやっても良い。」
全く以て、酒とは人を蝕む毒に他ならぬ。
元就は、この宵のやり取りを、再び心の扉の奥にしっかりと仕舞い込み、冷たく重い
閂と錠前にて固く閉ざしてしまったのであった。
- 93 :
- 「大谷さんは、わたしのこと、褒めてくれたんです。
……でもそれも全部、嘘だったとしたら……」
世の汚いもの、悲しいものから遠ざけられ、箱庭の中で育てられた幸せな姫君。
幼少の頃より苦労を重ね、常に外敵の脅威と戦ってきた元就とは、あまりにも異なる
その境遇。
無知は罪であるという。
それならば、この千歳の先まで見通すという力を神に授かりながら、容易く他人の
甘言に乗せられる小娘の、なんと罪深いことか。
元就の瞳が一層細く鋭くなり、その冷たい輝きを増した。
「お願いです、本当のことを教えて下さい、毛利さん……
いえ、松寿丸さま。」
そしてその細い瞳が見開かれる。
「……覚えておったのか、貴様。」
意図せず言葉を漏らすなど、智将の名に相応しからぬ屈辱であった。
そしてその屈辱は、またしてもこの眼前の小娘によって、己自身が封印した心中の
扉を開く切欠を齎されたことにも起因していた。
「はい。わたしは、この瀬戸海を護りたいんです。
ここには綺麗な海のままであってほしいんです。
……でも、ここを護るわたしが、汚いことに手を染めてしまっては、
綺麗な海は護れないでしょう?
わたし、正しくない人には、手は貸せません。」
――どこまでも、この小娘は我を苛立たせる!
元就の鋭い瞳が、怜悧な冷たさよりも寧ろ、苛烈な熱を帯びた。
- 94 :
- 聞けば聞く程、この世間知らずの小娘の綺麗事には悪心を催す。
国、或いは地方一つを護るに当たり、どれだけの謀略や姦計に手を染めねばならぬと
思っているのか。
元就の細い身の内で、地獄を一つ呑むかという炎の柱が瞬時に沸き起こり、そして
上辺だけ鎮まった。
「……わかった。それだけ言うのであれば、貴様には真実を伝えよう。」
栗色の瞳が、明るさを取り戻す。
「本当ですか!? ありがとうございます! 毛利さん!」
再び氷の冷たさを取り戻した瞳が、その栗色の瞳を射抜く。
「……ただし、この場でという訳にはゆかぬ。我が館の一室を貸し与える故、
詳しい話は宵に語ろう。」
「わかりました!」
あの頃と少しも変わらぬ笑顔で、伊予河野の姫御前は答えた。
空にあった日輪は傾きかけていた。
厳島神社の壮麗なる丹の柱の映える海が、その輝きを受けて複雑な反射の光を辺りに
散らす。
彼方に見える島々も、遠く青く夕の空気に霞む。
まだ先のように思えていた宵は、すぐそこまで迫って来ていたのだった。
- 95 :
- 七夕さん毎度ありがとうございますー!
後編もすごく期待してます
鶴と松…確かに縁起いい組み合わせだ
- 96 :
- リアルタイム来てたw
GJ!
- 97 :
- 三市
- 98 :
- 鶴ちゃんかわいいのう
- 99 :
- >>83
乙です
続き全裸で待機してます
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