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2012年11月エロパロ676: 【はいぱあ】森生まさみ作品でエロパロ【小林クン】 (649) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【はいぱあ】森生まさみ作品でエロパロ【小林クン】


1 :2007/05/29 〜 最終レス :2012/10/02
職人さん、どうかよろしくお願いします。

2 :
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!
.         ,:::-、       __     >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーにで潰しちまうぞ。
    ,,r   〈:::::::::)    ィ::::::ヽ    >3 >>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
  〃   ,::::;r‐'´       ヽ::ノ     >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
  ,'::;'   /::/  __            >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
.  l:::l   l::::l /:::::)   ,:::::、  ji     >6 いまさら>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
  |::::ヽ j::::l、ゝ‐′  ゙:;;:ノ ,j:l     >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
  }:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;!     >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
.  {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/      >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
  ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/      >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
.   `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ       >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
        `ー-"

3 :
森生先生スレだ!
1さんありがとう!

4 :
1乙!

5 :
期待

6 :
1さんおつです!
大人になったミモザとカイルの話なんかを
期待してみたり…

7 :
はいぱあ警備隊が好きなのでうれしいがエロは難しい。

8 :
森生スレ!楽しみ。
はいぱあ高屋敷×つぶらものを激しく希望しているのだが
自家発電すら難しいよ…

9 :
コンクリートノイズとか昔の短編はありなのか?

10 :
少女漫画スレで十分だったのでは、相談すべきだったのでは、という気がしつつも保守。

11 :
結婚して半年、新婚生活を順調に送っていたはずの高屋敷つぶらは悩んでいた。
どれほど悩んでいたかというと、あの紅咲小町に相談するほどだった。
「それで、相談っていうのは何なんだい?わざわざあたしに相談しに来るなんてよっぽどの事じゃないのかい?」
今年ピー才で絶賛独身中の紅咲は、
つぶらに呼び出された喫茶店で紅茶を飲みながらつぶらに聞く。
「その、こういうことは、先生にしか、相談できなくて…」
下を向いたままのつぶらは暗い声で言う
「新婚ほやほやだって言うのにそんな暗い顔して…ほら、言ってごらん」
やさしく紅咲が先を促す。
「あの、タカヤシキがね、最近、その……」
「?何だって?」
「だから、あの……」

12 :
肝心のところで小声になってしまうので紅咲は身を乗り出して耳を傾ける。
「…Hしてくれないの」
「……あ、そう」
真剣な顔をしているから心配していた紅咲だが、
大したことのない悩みに力が抜ける。
「な!本気なんだから!いつもはいくら疲れていてもタカヤシキの方から求めてくるのに、
最近はぜんぜんしようとしないんだよ!こんなこと、
始めてだから私、どうしていいかわからなくて……」
そんなことか、と脱力した紅咲の様子を感じ取ったつぶらがテンションを上げてまくし立てる。
エキサイトしすぎて声が大きい。
「わかった!わかったから落ち着け。……それで、どれくらいしてないんだ?」
つぶらの声の大きさに周りを気にしつつ、つぶらを落ち着かせる。
「結婚してからはタカヤシキ、ほとんど毎日求めてきたの。
二日連続でしなかった日は無かったのに、それが今日で一週間も何にもなくって…」
うつむいて手元のコーヒーを見つめる。
「それは倦怠期ってやつだよ。結婚してから毎日やりまくってりゃ高屋敷も飽きるってもんだよ。」
「!」
ハッとつぶらが顔を上げる。
「そんな、じゃあ先生どうすればいいんですか。このままじゃ、うっ、ううっ…」
飽きられたという言葉にショックを受けたつぶらが涙ぐむ。
「ああもう、泣くんじゃないよ。この紅咲センセに任せときな。とっておきのを教えてやるよ」
「あんた、裸エプロンてのをやったことはあるかい?」
………………
……………
…………
………
……

高屋敷家の長い一日が今始まる。

13 :
軽いエロなしでした。

14 :
乙です!。
毎日求めてくる高屋敷wwwすごい想像出来てしまうwww

15 :
新婚高屋敷家www
めちゃめちゃ笑わせてもらいました。GJ!

新婚半年で裸エプロンすか。鼻血が見えるようです。

16 :
いつの間にかスレたったんだ

17 :
このスレは、2ちゃんを初めて一番の良スレになる予感…

18 :
「はいぱあ警備隊」の黒峰とアニー
ゲイの描写は正直よく分からないので、違っていたらごめんなさい。
10レス借ります。
『少女漫画・少女小説全般スレ4』>>816の続き(下はコピー)
大学の図書館でレポートの資料を探していたアニーは、資料室の奥の座席に
黒峰の背中を発見する。
今までの憂鬱だった気持ちが、ぱっと花が咲いたかの様に朗らかになった。
この広いカレッジで彼に偶然会える機会は少なく、いつもアニーが追い掛け回しては
煙のように消えてしまう。
だから、ゆっくりゆっくりと近づいて囁きかけようと耳元まで口を寄せたときに初めて
彼が肘を突いたまま眠っているのだと気付いた。
こんなチャンスは滅多に無い。
隣の席に座ったアニーは、じっくりと黒峰を観賞することにした。
降ろした方が格好が良いと思える髪、神経質を表した眉間の皺、人を見透かす目は
閉じられていて少し残念。
そして綺麗だけれど、骨ばった掌は左手は頬に右手は机の上にあり、アニーは自分の
右手を添えようとするが、あと三センチのところで手が震えて動かない。
演技でエスコートされたときは、容易くこの手を取れたのに……
やはり止めようと手を引こうとしたとき、急に温もりに包まれた。
「何をしている」
しっかりと目を開いた黒峰が、アニーの手をギュッと握りこんでいた。
「起きていたの!?…意地悪ね」


19 :
 大学の図書館で調べ物をしていたら、つい眠ってしまった。
珍しい失態ではあるが、気配をして近づいてくる人物に気付き目を閉じたままでいた。
バレバレだ。その女は気付かれないように注意している様だが、資料室の床は板張りで
彼女の高いヒールの音が響いている。
だが、いくらゆっくりと歩いているとは言えいつも軽やかに歩く彼女にしては足取りが
重そうな事が気にかかった。
そういえば、同じ大学に通うようになってからはストーカーの如く付き纏われていたのに
ここ数週間はその姿を見なかった。
別に気になったわけではないが、彼女の友人から聞いた話によると祖父の手伝いで大事な
会議を任されていたらしい。
孫を可愛がると評判の男だが、仕事に対しては容赦ないことでも有名なので彼女は
その大役を全うする為に大学を休んでいたのだ。
来たと言う事は、また付き纏われるのか……
彼女が頬に近づいてくる気配を感じて、キスでもされるかと目を開けようとしたが、何も
せずに隣の席に腰掛けている。
てっきり起こされると思ったのに、完全に起きるタイミングを逃してしまった。
すると彼女が動いた。
戸惑いがちに手を触れ様としている?
その手が引かれた時、狸寝入りを終わらせた。
「何をしている」
しっかりと目を開き、アニーの手をギュッと握りこんでいた。
「起きていたの!?…意地悪ね」
驚いて目を見開きながらも、諦めにも似た表情だった。

20 :
 その手が以前パーティの時に臨時パートナーとしてエスコートした時より格段に細く
なっていて驚いた。
元々彼女は美と知性を兼ね揃えた非常に利用価値のある女だが、自分を最も美しく見せる
為に体重のコントロールや肌の手入れには専門家がついていると以前に聞いた事がある。
だが、この細さは異常だ。
マジマジと顔を見てみれば、いつもよりも厚化粧で隠しているつもりだろうが目元には
クマがあり、肌も荒れている。
そんなにも仕事にてこずったのだろうか。優秀な彼女にしては珍しいと感じた。
「何だ、その顔は……」
えっと手で顔を覆った彼女は、何でも無いのと話を逸らそうとバッグから封筒を取り出した。
見ればそれは彼女の祖父の誕生日パーティーの招待状であった。
「祖父のパーティには今後知り合っておいた方が為になる人物が大勢来るわ。
 コネクションも必要でしょ。それに祖父が貴方と話をしたがっているの。
 もちろん出席よね」
取り繕った態度でありながらも、自分のペースで話続ける女だ。
まぁ正直に言えば面倒くさいが、有難い話でもある。
「女性の知り合いなどいないでしょうから、仕方なく私がパートナーで許して頂戴ね」
無理ににっこりと微笑む彼女の手を乱暴に離しながら、席を立った。
「……当日までにそのクマを直しておく事だな」
そしてその場を離れた。


21 :
 パーティー当日、普段はざっくりと胸元の開いた体のラインを強調するようなドレスを
選ぶアニーが、シースルーの長袖で胸下にリボンのポイントがあるAラインの服装で
首元にはラメのついたスカーフが巻かれていた。
髪は上げているがサイドの髪を下ろして顔のコケを隠している。
どうやら体調は戻っていないのだろう。
「いらっしゃい。祖父が待ちかねていたのよ」
いつもは服装の感想を求める彼女が一切そこに触れていない。
些か強引に腕を引っ張られ、彼女の祖父に挨拶を述べて話し込んでいると他の男が彼女を
ダンスの誘いに来た。俺の方をじっと見つめていた彼女だが祖父が一曲お相手しなさいと
いえば、その男の手をとってダンスフロアへと移動していった。
「黒峰君、最近アニーの体の調子が思わしくなくてね。今のあの子には荷が重い仕事を
 頼んでしまったせいでどうやら不眠症になってしまったらしい。医師にも見せたのだが
 薬で眠らせる影響で体重は落ちる一方……精神的なものだから、どうかあの子の心が
 安心できるように話し相手になって貰えないだろうか」
黙って聞いていたが、無理だ。
彼女は私と話をしていてリラックスできるはずが無い。
だっていつも彼女は緊張しながら仮面を付けて話をしているのだから……
私にとって必要となる利用価値のある女としての仮面。
だが、彼からの話を断るわけにもいかないと考えているとダンスフロアからざわめきが
聞こえた。

22 :
 どうやらアニーが倒れたらしい。
すぐに彼女の元へ駆け付け、その細い体を抱き上げるとあまりの軽さに驚いた。
男に比べれば軽いのは当たり前だろうが、この軽さは異常としか言いようが無い。
使用人に案内されてパーティ会場から少し離れた来賓室へ運ぶとベッドへ寝かせた。
するとすぐに目を覚ませた彼女は、使用人にたいしたことは無いから医師は呼ばなくて
良いと告げた。
「運んでくれたの?ごめんなさいね。貴方は会場に戻って頂戴」
「パートナーを置いて戻ったら、私は最低の男ではないか?気にする必要はないから寝ろ」
困った表情でベッドに横たわる彼女が眠る気配が全く無い。
本当に眠れないのだろう。
彼女の首に巻き付いているスカーフを外すと私はベッドへ上がり彼女の首筋に口付けた。
「きゃっ!な、何をするの!黒峰」
「眠らせてやろう、アニー」


23 :
 話をして彼女に安らぎを与えるなど無理なのだ。
眠るためには疲れればいい。適度な運動で……ただ女を抱いた事がないので上手く行くか
分からないが……
下肢を弄って何度かイかせれば眠るだろうと考えていたが、彼女の涙に濡れた瞳を見て
いたら考えが変わった。
「貴方、女に興味ないって…んっ……」
彼女の言葉を遮ってその唇を塞ぐ、合わせた後に舌を差し入れるが不思議な事に不快感が
ない。女を相手にしているのに……相手がアニーだからだろうか?
彼女の抵抗を押さえつけ、纏められた髪を解きその頭を枕に押し付けながらキスを続ける。
「ふっ……やぁ……」
彼女の細い指が私の頭を押しのけ様とするが、セットした髪が乱れるくらいでたいした
事など無い。

24 :
 背中を少し持ち上げファスナーを下ろし、ドレスを腰辺りまで下ろすと随分と肋骨が
目立っていた。ブラジャーを外そうとしたが、外し方が分からなかったので上に
ずらしたらその拍子にあっさり外れた。
男と違って丸みのある胸に手を伸ばすと初めて触れるそれはとても柔らかかった。
「くろみね……止めて……ああ!」
彼女の泣き顔に何故か興奮しているようだ。胸の先端に舌を這わせると彼女は
一際高い声を発した。
胸を吸いながら、手はドレスを脱がせてベッドの下に落とす。
彼女の下肢に指を這わせると薄っすらと濡れていた。
さっさと下着を脱がせると遠慮無く濡れた部分に指を入れる。
多少の抵抗はあったが、男とするよりは比較的簡単にことが進んで行く。
しかし、男と女では勝手が違うなと思っていると指先に突起が当たり、アニーの
体が跳ねた。
「あああっ……ひゃぁ……」
ここが弱いのかと集中的に指で擦ったり、摘んでみたりすると体液が手全体を濡らし
フッと彼女の体から力が抜けた。
どうやらイったらしい。

25 :
 呆然としながら荒い息を吐くアニーを見ていたら、己の体に異変が起きている事に
気付いた。……女相手なのに反応している。
彼女を素っ裸にしておきながら、自分は正装を崩さずにいたことを今更気づいた。
まさかアニー相手に立つと思っていなかったのだ。
大分彼女を疲れさせたから、きっともう眠る事は出来るだろう。
このまま眠らせて、これの始末は自分でつけるかとベッドから離れ様とした時に
アニーが首筋に抱き付いてきた。
「黒峰……少しだけでもいいの。私の事、好き?」
彼女にしてみれば行き成り体を弄ばれたと思うだろう。
最初のきっかけは彼女の祖父の言葉だったが、辛そうなアニーを見ていられなかったのは
黒峰自身だ。
彼女の姿が見えなかった数週間に何かが変わっていた。
「……嫌いではないな」
正直に自分の変化を告げる事など出来なくて、捻くれた物言いになったが彼女は
嬉しそうに微笑んだ。
「じゃあ、最後までして?欲しいの、黒峰が」
そのまま彼女の方から口付けてきた。
女を可愛いなどと感じたことは、今まで一度もなかったのだが、目の前にいる存在は
言葉で表せないが大事に思えた。


26 :
 ズボンから取り出したそれを充分に準備が整った彼女に挿入して行く。
「あ……あっ……あぁぁ……」
彼女の声がより一層自身を高ぶらせる。
私に抱き付こうとさ迷った指先が頬に当たり、僅かに傷を作った。まるで猫に
引っ掻かれたかのように……
彼女の手を自分にしがみ付かせると全てを入れるために腰をぐいっと押し付けた。
彼女の目から涙がポロポロ零れる様を見るのは、嫌いじゃない。
「……好きよ……私は…すき……なの……」
腰を動かすと彼女はうわ言の様に繰り返す。
もう我慢の限界に来て、彼女がキュッと締め付けてきたのを合図に一気に注ぎ込んだ。
「    」
その時言った言葉は、アニーには聞こえなかっただろう。


27 :
 彼女を裸のまま寝かせておくわけにもいかないので、洗面所で濡らしたタオルで体を
拭いてから、またドレスを着せた。思い返せば男相手にこんな後始末をしてやったことは
なかったな。そんなことを考えながら己の身支度を整え、グシャグシャにされた髪を
手櫛で整えていると半分寝ぼけたままのアニーがまた髪を撫でてきた。
「……本当は分かっているのよ。御爺様に何か言われたのでしょ?このことを盾に
 迫ったりしないから安心してね。これは二人だけの秘密。顔…傷付けてごめんなさい」
顔の傷をペロリと一舐めして、言う事は言ったと安心したのか再び眠りについた。
きっと彼女は次に会った時、本当に今夜の事について触れないのだろう。
こんな時まで仮面を被らなくても……だが、そう仕向けたのは自分だった。
男が好きな事に変わりは無い。でもアニーを抱けたのも事実。
分かった事は、彼女だけが特別だという事。
先程言った言葉に嘘はない。
クリスマスの天使は今宵ベッドの上で女となったが、黒峰の中に占める割合は大きく
なっていた。
『おやすみ、アニー。良い夢を』
終わり


28 :
GJ!
少女小説スレから楽しみにしてたよ!
黒峰×アニー萌え

29 :
素晴らしい!

30 :
GJ!!
鬼畜と自覚のない優しさの絶妙なバランスに萌えた。
カコイイな黒峰!

31 :
GJ!
黒峰×アニー萌え〜

32 :
GJ!
何故か、何だかとっても切ない気分に…

33 :
GJ!!!
結局、Hはしても片思いのままだから物悲しいのかなぁ
アニーからすれば好きな男と体だけの関係になったってことでしょ?

34 :
アニー切なす。体だけの関係と割り切るにはまだ純粋すぎるよね。
黒峰の複雑すぎる胸中を察するには恋愛経験値足りなさそうだし。
続き期待してもいいですか?
自分がはいぱあで気になるのは
高屋敷が地下室で兵藤センセの目を逃れるシーン。
「…野暮ですよ先生」
先生が居なくなった後エロパロ的展開はなかったのか。

35 :
やっぱり両想いになって欲しい…
クロアニ続編キボン!

36 :
『感嘆符』の二人がいいな〜
個人的にみつぐ君は小学生の方がカッコイイと思うショタジャナイヨ
エロパロなら高校生みつぐ君かな?

37 :
「はいぱあ警備隊」の黒峰とアニー
>>27の続きを書いてみました。
勝手に作ったキャラクターが出てきます。
文庫書き下ろしを読んだら、黒峰とアニーは同じ国にいても大学は違うようですが
その辺りは許して下さい。
7レス借ります。

 先日、アニーは黒峰に抱かれた。
それは何があっても変わらない事実。でも、アニーには何故ゲイである黒峰が女である
自分を抱いたのかが分からなかった。
これが愛を囁かれた後の行為だったら、今ごろ幸せの絶頂だっただろうが彼は強引に
行為を進め「嫌いではない」と言っただけだった。
あの時のアニーは、精神的にも肉体的にも追い込まれていた為に体を許してしまったが
体調が戻り心も安定してきて考え始めれば、後悔に似た感情が生まれてきた。
愛してはくれない人とあんなことをしてはいけなかったのに……


38 :
 久しぶりに大学へ行けば、目当ての講義が休講だとホワイトボードに張り出されて
アニーは残念に思いながら歩いていると自然と黒峰のいそうな場所に向かっていた。
彼の事が好きでしつこく誘い続けているが、あまり色好い返事を貰えたことがないの
だが会えるだけでも嬉しいので、彼の講義の時間割を調べつくして空き時間にいそうな
場所もチェック済みだった。
でも今のアニーは、黒峰に会いたい気持ちもあるが会っても平静でいられる自信がない。
やはり行くのは止めようと立ち止まり急に振り返ったら、後ろを歩いていた人物と
ぶつかってしまった。
「ごめんなさい。私の不注意で……」
慌てて誤った彼女の肩に手を置いた男は、彼女と同じ講義を取っているケイン。
「僕の方こそごめんね。君に見てもらいたいレジュメがあって探していたんだ。
 今、時間いいかな?」
緩いパーマをあてた髪を書き上げながら資料を手渡してきたので、受け取ると彼女が
向かおうとしていたカフェテラスへと歩き出す。
一緒に歩いていると妙に体の距離を近づけてきたので、アニーはさり気なくバックを持ち
替えて彼との間にバリケードを作った。


39 :
「第一に要点がまとまっていないわ。それに利点ばかりに目が言っていて根本的な
 問題を誤魔化していては、成果を得られないでしょ?もう一度見直した方が良いわ」
ざっと資料に目を通して言ったが、スペルミスが多くて話にならないレジュメだった。
確かそこそこの家の坊ちゃんであるケインは、親から用意された会社で学生社長を
していると聞いたが、これでは使えないとアニーは冷静に判断していた。
黒峰なら完璧な資料を作るのにと考え、慌てて首を振った。
どんなときでもつい彼の事を思い出してしまう。
そんなことに気を取られていて、隣の席に座っていたケインがアニーを抱き寄せようと
していたことに気付かなかった。
「やあ、アニー。用があるから彼を借りて行くぞ」
二人の間に割って入ってきたのは、黒峰だった。
彼はアニーの返事を聞く間も無く、ケインの腕をとって歩いて行ってしまった。
黒峰の方から声をかけてくれて嬉しかったのに、彼はケインに用事があったと思うと
アニーは寂しい気分になる。
そういえばケインは日本にいた彼の部下?寒椿に似た感じである。
それに気付いたアニーは、ケインが黒峰の恋人の中の一人なのだろうと考えてやはり
自分との事は、彼の気紛れに過ぎなかったのだと落胆して涙が出そうになった。


40 :
 その後、何度か黒峰がケインと一緒にいる姿を見る事になり想像は現実の事なのだと
打ちのめされ、それでも彼を好きな自分がいて滑稽に思えた。
せめて彼に疎まれないように賢く使える女でいようと祖父の仕事の手伝いを更に
頑張るようになり、周囲の評価も上々だった。
 前回休講だった講義が今回は無事に終わり、教材をしまおうとした時にするりと
手紙が落ち、何だろうと拾ってみればケインからでアニーは不思議に思いつつも
呼び出された学生の集まるエントランスへと向かった。
そこには真っ赤なバラの花束を抱えたケインが待っていて、アニーへ片膝をつきながら
捧げた。
「アニー、君は僕の女神だ。知的で類稀なる美貌を持つ君と平凡な僕では釣り合わない
 かもしれないけど、君が好きなんだ。僕と結婚を前提にお付き合いしてください!」
あら?ケインは黒峰の恋人ではないの。とアニーが混乱している隙にケインが花束を
受け取らせてOKの返事を貰おうと必になっている。
「貴様は馬鹿だと思っていたが、言っても分からない程とはな」
ケインの花束を横から毟り取り地面へ叩き付けたのは、黒峰だった。
アニーは目の前の黒峰の背中に戸惑いを隠せない。
「馬鹿とはなんだ。お前こそ何なんだ!僕がアニーに近寄るたびに邪魔して失礼だぞ。
 アニーの恋人でもないくせに!」
ケインが放った一言がアニーに深く突き刺さった。確かに黒峰は恋人になどなってくれる
はずがない。
「アニーは私のものだ。貴様の出る幕は無い。来い、アニー」
黒峰の言葉がアニーには理解できなかった。でも呆然としながらも強い瞳で手を差し
出され、その手をとることに戸惑いは無い。
二人が手を繋いで去って行くとその場に残されたケインはガックリと両膝を落とし
周囲の人々からは溜息と喚声が上がった。


41 :
 黒峰に連れられて来たのは、研究室の一室。ここは教授が研究旅行に出掛けているため
今日は使われていないのだ。
「クロミネ?あの……んっ」
先程の言葉の意味を聞こうとしたアニーの唇が黒峰によって塞がれる。
必に離そうと両手で押し返そうとするが、その手を壁に押し付けられて口内を黒峰に
犯され続けた。
休み無く施されるキスに体の力が抜けた頃、いつのまにやら机に押し付けられていた
アニーの耳に背後から黒峰が囁いた。
「あの馬鹿に隙を見せるなんて、お仕置きが必要だな」
「何故?私は……」
貴方にとって何なの?と尋ねる前にワンピースの上から胸を鷲掴みにされ、強く揉まれ
その痛さに彼女の口から悲鳴があがる。
「いいのか?この部屋は使われないが、廊下には学生が歩いているぞ。大きな声を出せば
 人が来るかもしれないな?」
背後で笑う気配を感じながら、アニーは震えた。
黒峰が本気で怒っているのが伝わってきたから、恐ろしくて仕方が無い。
表情が目で確認出来ないことが更に不安を増大させた。
ワンピースのファスナーを下ろされ、下着をずらして彼の指が素肌に触れると声が我慢
出来なくて、自分の指を噛んだ。すぐにそれに気付いた黒峰は、アニーの指を口から
離して自分のハンカチを噛ませた。そして彼女の両手を黒峰が脱いだシャツで後ろ手に
縛りアニーの体の自由を奪う。
それが彼女の体を傷つけない為だと彼女に分かるはずも無いのだが……


42 :
 そこまでされて、アニーはもういいと諦めてしまった。
黒峰の態度の理由はよく分からないけれど、どうせ一度彼に抱かれているのだし
彼がしたいなら、別に構わない。一度目も今回も無理やりだけど最初にキスをくれた
のが彼の優しさなのかもしれないと思いこみ、彼から好かれなくても彼のものにして
くれるなら、きっと好きで居る事は許してくれるのだろう。それならもういい。
そう結論を出したアニーは、抵抗を止めて黒峰に体を任せた。
黒峰の手がアニーの性感帯以外の場所にも伸ばされ、彼女の肉付きが前回よりも良く
なっている事を確かめていた。
 押し上げられたブラジャーは、鎖骨辺りで捻れて痛いがそれ以上の快楽を黒峰は
アニーの胸に与え、膝上まで下ろされたショーツは伝った液体で汚れてしまったけど
今はどうでも良かった。
ただ早く黒峰が欲しい。
アニーは自分でも気付かないうちに誘うように腰を振っているとその誘いにのるように
後ろから黒峰のものがアニーに挿入された。
考える事を放棄して、快楽に身を任せても見えない黒峰に不安ばかりのアニーは掌を
力の限り強く握りこんで爪をくい込ませていると黒峰は、すぐに彼女の拘束を解いて
爪のせいで血の滲んだ掌に舌を這わせて、その傷を癒そうとした。
そして彼女の体を横向けに机へ乗せ、ぐいっと足を持ち上げて互いが向き合うようにした。
黒峰の表情はアニーが想像していたものと違って、切羽詰りながらも少し困ったような
微妙な表情だった。
そして彼は彼女の口からハンカチを取り出し、柔らかに唇を合わせる。
もうそれだけで、アニーは幸せだと感じる事が出来て黒峰に向かって微笑みかけた。
「クロミネ、好きよ。……大好き」
その安心感の中、黒峰が中に注ぎ込んでくるものを感じてアニーは意識を手放した。


43 :
 あの後、何も無い研究室に寝かせていてはアニーがまた体を壊してしまうので彼女を
抱えてタクシーに乗った黒峰は自分のアパートメントへ運んだ。
黒峰家が所有している家では息が詰まるから、一人で生活するために借りた部屋で
今まで誰も入れたことはなかった。したがって、彼女が初めての客人だ。
眠ったままの彼女をそっと自分のベッドに寝かせて、優しくその髪を撫でた。
アニーは何も知らない。
ケインが親の金で得た会社の経営に失敗した為、アニーのバックグラウンドに頼ろうと
したこととそれを見破った黒峰の計略によって、その会社の社長職を奪われていたことも
知らないままだった。
でもそれでいいと黒峰は、ほくそ笑み彼女の腹部を撫でた。
終わり

努力はしましたが、まだ両思いになっていない…
続きを書きたいとは思っていますが、エロなしでも投下させて頂けないでしょうか?

44 :
投下前に注意書きありなら全然OKだと思う
つかぜひ書いてほしい!
続き楽しみ〜!
GJ!

45 :
脳内ストーリー重視でエロは御座なりなのがミエミエ
エロパロの意味ないじゃん
自分でサイト作ってウプしたら?

46 :
 

47 :
>>43 待ってます。
微ェロがあれば嬉しいけど。
できればアニーがセクロスに開眼するまでを見たいですね…
高屋敷ものを書いて下さる方おられませんか〜

48 :
セクロス開眼(・∀・)イイ!!

49 :
直接のエロがなくても、エロい雰囲気さえあればいいと無問題なんじゃね?
そういうスレもあるし

50 :
保守

51 :
高屋敷とつぶらの初体験を激しく希望するなり。

52 :
>>51
なまちち見て鼻血吹く高屋敷とか。
いや意外におっぱい星の人か…?

53 :
『はいぱあ警備隊』より、まったく初ではない 高屋敷×つぶら で投下します。
さらも補足するなら Sな眼鏡の高屋敷×Mなつぶら です。

54 :
そっと…下着の上から尖りに触れる。
「ん……」
軽く爪を立てて、触れるか触れないかの優しさで。
焦らされてるような――そう、いつもの彼の指のタッチを思い起こす。
「ぁ、ん…たかやし、きぃ…っ」
意地悪っ、もっと、もっと強く、触って?
でないとほら、こんな風に腰、動いちゃうよぉ…
『梨本、どうした?』
高屋敷のからかうような声がアタマの中で響く。
「んっ、はぁっ…んんっ!」
『言えよ、どうしてほしい?』
意地悪、意地悪っ…わかってるくせに、いつも、わざと、言わせるなんて。
今日という今日は、絶対、言わないんだからっ…
ぎゅっと目を閉じて、必にこらえて。
スライドさせた指が湿った布ごしに何度も押し込まれると、中でくちゅくちゅといやらしい音がした。
「ん…ぁあ、あっ、ゃああっ」
『またずいぶんと…』
「あっ、ぃやっ、ち、違うのっ」
駄々をこねるように首を振って否定する。
恥ずかしくてたまらなくて…きっと私の顔、真っ赤になってる。
恥ずかしすぎて、涙まで出てきて…
『違う?じゃあどうして欲しいんだ、梨本つぶら?』
「ん、んんっ!」
い、言わないん、だから…っ
『そうか、わかった…じゃあ…やめてやるよ…』
「ぁああっ、い、いやぁっ、さ、触って?もっと、触ってぇ」
『どこを?』
「…く、くり……す…さわ…て…?」
「しょうがないな、まったく……」
一瞬アタマの中の高屋敷かと混乱した私の正面で、彼――本物の高屋敷は、ドアにもたれかかって、眼鏡越しにじっと私を見ていた。

55 :
「ななな…な、な、なんで、どうしてぇ!?」
「どうしてって、自分の家に帰ってきて悪いか?」
確かに――私たちは今、一緒に住んでいる。
一緒に朝を迎えて、一日を過ごしたら同じ場所に帰って、同じベッドで眠るの。
でも、だけど…!
高屋敷はここのところ帰りが遅くて、おまけに朝起きるともういなくて。
淋しくて淋しくて、だけど意地っ張りな私は淋しいの一言も言えなくて。
どうせ今日も遅いんだ、って思って、ベッドで高屋敷のことを考えてたらヘンな気持ちになってきて…。
我慢できなくなって、始めた行為。
「お前は…いつもそうやってひとりでやってたのか?」
「ち、ちがうもん!こ、これは…初めて、だもの…高屋敷、電話もくれないし…私に会えなくても、平気、なん…ふぇ…」
「わかった、わかったから泣くなっ!」
久しぶりの、高屋敷の温もり。
ぎゅうっと抱きしめられて、心にぽっかり空いていた穴があっさりと埋まっていくような、温かい気持ちになる。
「やばい…梨本、そろそろ離れろ」
「え?どうして?」
「…いいから」
「やだよぉ…どうして?やっぱり私のこともう…」
飽きちゃった?もう嫌いになった?
アタマの中でぐるぐると悲しい気分が渦巻いて、再び涙が溢れてきそうになった私を見て、高屋敷は困った顔をして大きなため息をついた。
「だから…しばらくお前のこと抱いてないから…まずい、暴走しそうだ」
高屋敷の言葉に、またカァっと顔が熱くなる。
なんてこと言うのっ…でも…つ、つぶら、たまには意地を捨てて、素直にならないと!
「いい、よ…?」
「え?」
聞き返されて、ますます顔が熱くなったけど、私は震えながら勇気を振り絞って、高屋敷を見上げて言った。
「暴走、して?高屋敷が…いっぱい、欲しいよ…」
言い終わらないうちに、高屋敷の顔が下りてきて、唇をちゅうっと強く吸われた。

56 :
ダメなの、高屋敷の鋭い視線に射抜かれたら最後、もう私の心臓は破裂しそうに跳ね上がっちゃって、高屋敷のなすがままになっちゃうの。
「ん…んぅ、んっ」
息を吸おうと口を開くと、そこからまた高屋敷の舌が伸びてきて、口の中を這うように撫でられる。
そうやって私の息を荒くしながら、伸びてきた手が乳房に触れる。
円を描くように、軽く、なぞるように……
触ってほしい箇所にはなかなか触れてくれない。
背筋にぞくぞくと震えが走って、私の体温がまた少し、上がる。
触ってよぉ、高屋敷…苛めないで、よ…
望むことを焦らされて、それでも望んでいることを、言えなくて。
アタマがぐちゃぐちゃになってきて、涙がぽろぽろと零れ落ちる。
「バカ、泣くなよ…」
「だって、だってぇっ」
「言えばいいだろ?なんだって、してやるから」
高屋敷の瞳は優しくて…だけどその奥底にちょっとだけ、苛めたがりやの本性がのぞく。
こんな高屋敷を知ってるのはきっと、私だけだよね?
それは嬉しいの…嬉しいんだけど。
「い、言えないっ」
「ったく…しょうがない、特別サービスは一回だけだからな」
高屋敷はそう言って、胸の突起に歯を押し当てた。

57 :
「あっ、はぁあっ!」
「ん…こうして、欲しかった?」
「んっ、はぁ、んぁっ」
舌の先でちろちろと尖りを転がされて、深く口に含んで、咥内でしゃぶられる。
高屋敷の言葉に、舌の動きに翻弄されて、知らず身体が揺れてしまう。
おまけに指先は臍下、太腿、と這い回って、もう頭がおかしくなっちゃいそうで、私は今までになく我を失い始めていた。
久しぶりだから?
それとも私、すごくいやらしい女になっちゃったの?
恥ずかしい、恥ずかしくてたまらない、なのにもっと…もっとして欲しくて、たまらない。
「すごいな梨本…腰を揺らして…いやらしい」
「ぃゃあ…」
「ん…」
足の間に身体を入れ込んだ高屋敷。その舌が下腹部へと滑り降りていく。
「あ、だ、ダメ高屋敷っ、電気消して、恥ずかしいっ」
「あぁ、これはたしかに…恥ずかしいかな」
耐え切れなくて、私は両手で顔を覆い隠す。
「見ないでよぉ…ばかぁ…」
膝を大きく広げられて…きっと高屋敷は、濡れてしまっている私の下着をじっと見ている。
「梨本、下着、」
「い、言わないでっ」
「――びしょびしょ、だ」
私の体温がまた、上がる。
無意識なのかもしれないけれど…きっと高屋敷は、私を苛めるのが、好きなんだ。
そして私は――…
「たかやし、き…」
「なんだ?」
「…っと……もっと、して…気持ちよく、して…ぇ…」
苛められるのがきっと、好きなんだと、思う。

58 :
「梨本、もっとよく見るんだ、ほら」
「いや、い、やぁ、やだぁ」
明るさの元で、高屋敷は繋がった部分を見せ付けるように私の手を引き顔を向けさせた。
高まっていく快感に比例して私の理性もまた、いけないと思いながらも薄れていく。
目の前には高屋敷の中心のそれ、が、私の中に出し入れされていて。
明かりに照らされていやらしく光っていて、それを濡らしているのは間違いなく私、で。
卑猥な光景に加えて、聴覚を満たすのはぐちゅぐちゅと愛液がかき出される音と、高屋敷が身をぶつける音。
「…っ、見え、る?俺と梨本が、繋がってる、ところ」
「んっ、あっ、み、みえ、るぅっ」
「あぁ…梨本、すごく、いやらしくて…綺麗、だ」
「ぁああんっ…き、嫌いっ…高屋敷ぃっ、なんて、大っキライっ、んぁああっ」
――ずるいよ…いつもこんな時に、そんな台詞…!
「嫌い、か…激しいのも、嫌いか?」
「はあぁっ、き、嫌いよっ、ゃああっ、いゃああっ」
――嘘よ、スキ、大好きなのっ、もっと…もっともっと、いっぱい激しく、して欲しいの!
「そうか、じゃあ梨本の、希望どおりに」
「ゃああっ、ああっ、ぃぁああっ…!」
――嫌い…全部お見通しで、わかってるくせに意地悪ばっかりな高屋敷なんて…大っキライよ…
高屋敷の身体が下りてきて、止まらない私の涙をそっと舐め取る。
――だけど好きなの、アタマがヘンになりそうなくらい、大好きなの……
薄れていく意識の端で、"ごめん…明日はもっと、早く、帰るから"って、あったかくて優しい声が静かに響く。、
私はそれを夢とも現実とも区別がつけられぬまま、狂わされるように……
彼の体温に、その言葉に…与えられる全てに溶かされていくのだった。

59 :
以上です。
やり手のビジネスマン高屋敷、スーツ姿でネクタイを緩めてつぶらに迫る図、を想像するとなんか萌えます。
ぜひこのスレでふたりのエロエロな未来図を妄想していきたいです。

60 :
うわー、朝から幸せ!ありがとう>>59さん!
同棲?に至った経緯もなんか萌えそうですよね。
ブラザーズの反対を押し切ってとか。
私は母校の教師をしてる高屋敷を妄想しました。
小町先生の後輩になってる。
担当は…社会?数学?
国語は細やかな情緒を読み取るのが苦手な気がしてw
つぶらは昔のコスプレが忘れられず看護師に。
たまに洗濯で持ち帰って夫に着てみせる…と。

61 :
落ちる?保守

62 :
浮上

63 :
保守

64 :
こんなスレあったんだ!w
森生作品、好きで集めてたこと思い出したよ。原作をまた読みたくなってきた・・・けど、全部実家に置いてきたんだよな〜(;´д`A
クロミネ×アニーは原作でも非常に好きだったから、続きに期待。

65 :
こんなスレあったんだ
そう皆が思ってしまうクオリティ

66 :
こんなスレがあったんですね。
おまけの小林クン好きだった。
健×吹読みたいなぁ

67 :
俺もおまけの小林くん好きだった、って男なのに少女漫画読む俺は、異常?

68 :
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1177274141/

69 :
>>68
速攻でお気に入りに加えた

70 :
いちいち知らんがな

71 :
泥酔仮面に迫られて、拒み切れずに関係しちゃって、
これは1回目とカウントすべきか迷うつぶらが読みたいです。

72 :
age

73 :
落ちなかったんだね。よかった

74 :
今回ララで書いたの、連載になるかな。
あの二人でエロが見てみたい。

75 :
ほす

76 :
今4人ぐらいしかいない?w
はいぱあ文庫版1,3を古本屋でゲト。
『大迷惑!』で「早く会いにこいよ〜」って
ボロボロ泣いてるつぶらに萌。

77 :
つぶらはまじかわええ

78 :
そんなに少なけりゃ、書ける人もいねぇかぁ…。

79 :
勢いで唐突にエロだけ書いてみた。
「小林くん」の健吾と吹雪。
ぶっかけ&フェラ注意。


80 :
「健吾、けんごぉ……っ」
 甘い声音で呼ばれて、健吾の胸がどきりと高鳴る。
 淡く色づく胸の先端を左手でつまみながら、膝立ちになった吹雪の下肢に右手を伸ばす。
 そこはもう、熱くどろどろに蕩けていた。
「ん、んんっ、そこ……あっ」
 外壁をなぞると、身体を支える吹雪の膝ががくがくと震える。
「ぅんっ、やだ、あ、あああっ……」
 いつになく高い声を上げる吹雪に、健吾は気をよくした。もっとこの声を聞きたいと、筋張った指をさらに小刻みに揺り動かす。
 赤子のように胸に吸い付いて、ちゅうと音を立てた。
 柔らかな鎖骨にも、甘い香りのするくびすじにもくちびるを落として舐めあげる。
 そのたびに吹雪の細くしなやかな身体が、びくびくと震えた。
「けん、ご……」
 名を呼ばれて指を引き抜き、手のひらを腰に回して、くちびるを重ねた。
 まるで獣のように舌を絡めあう。
 溢れだした唾液が、健吾のあごを伝った。
 この体勢はまるで吹雪に襲われているようだと、健吾は思った。
 健吾の首に回っていた吹雪の白い腕が視界の端で動く。
 細い手がくびすじを伝い、胸板をさすり、はちきれそうにたぎった自身にそっと触れると、ぴくりとそれが反応した。
「んんん、あ……ふっ」
 くちびるを重ねたまま吹雪が声を漏らす。
 ふと自身に違和感を覚えて、目を開ける。
 吹雪のかたちのよい眉が、ゆるく切なげに中央によっていた。
 首を軽く振りくちびるを離してうつむくと、あろうことか吹雪が健吾自身に手を添えて己の蜜壷に挿入を果たそうとしていた。


81 :
 すでに半ばほどまで埋め込まれたそれが、あまりの出来事にますます質量を増す。
「ちょ、吹雪っ」
「んんん、な、に?」
「なにじゃないっ、待てっ、まだつけてない!」
 ああ、と吐息のようにかつての委員長、元恋人、現在の世間的呼称・新妻は答えた。
「いいじゃん、せっかく結婚したんだし」
 それって俺のせりふじゃないか、と言おうとしたくちびるを軽く塞がれた。
「それに今日は、たぶん大丈夫……中に出さなければ、たぶん、あんっ」
 言いながらどんどんと自分の中に健吾を埋め込んでいく。
 熱い。
 熱くぬめる吹雪の中は、これまでに感じたことがないほど刺激的だった。
 まるで別の生き物のようにきゅうきゅうと健吾を締め付け、かと思えば奥のほうではやわやわと先端を刺激して健吾を求める。
 ――やばい。
 やばすぎる、と健吾は思った。
 一度奥までくわえ込んだ吹雪は、ぶるると犬のように背を震わすとすぐに腰を持ち上げて健吾の快感を誘った。
 かと思えばまた情熱的に腰をおろし、律動を繰り返す。
 あわててがっちりと腰を掴んでその動きを止めると、吹雪が潤んだ眼差しで不満げに健吾を睨んだ。
「ちょ、ヤバイから」
「なにが、」
「ちょっと待て。な?」
「い・や」
 健吾の腕を振りほどいて強引に吹雪は腰を下ろす。
「うあっ、ふ、吹雪っ」
「はあ……んっ!」
 もう一度、といわんばかりに、腰を浮かす。
 もどかしげに腰を揺らして、健吾を締め付ける。
 熱い両手で顔を挟まれて、くちびるを奪われた。
 理性が遠くなる。
 本当に襲われているようだ。
 燃えるように熱い舌が絡み合う。


82 :
「ん、まて、って……んん」
 くちびるの隙間から漏れた声が、薄闇に溶けた。
 結合部がくちゅくちゅと、卑猥な音を響かせる。
「う……ぶき、んあ、だめだっ」
 あわてて吹雪の腰を持ち上げ、間一髪引き抜いた。
 自身から放たれた白い精液が、滑らかな吹雪の腹を勢いよく汚す。
 上向きに放出したそれは、眼鏡のない彼女の顔や髪にも絡まった。
「…………あ、」
 吹雪の腰から手を離し、後ろ手で気だるい身体を支えた。
 はぁと熱い吐息をもらし、呼吸を整える。
 二・三度深呼吸を繰り返したところで、あわてて吹雪に向き直った。
 ぼんやりとうつろな瞳で自分の腹を見つめている吹雪の頬に、そっと触れる。
「あの、すまん……」
 頬と顎に飛んだ白濁液を掬い取って拭う。
 ベッドサイドに備えておいたタオルに手を伸ばして、穢れた吹雪の身体を拭おうとした。
 うつむいた妻の肩が、小刻みに震えている。
「吹雪、ほんと、悪かった」
 ダメとか待てとか言っただろう、などという正論は、この際捨て置いた。
 吹雪を怒らせるとロクなことにならないし、今回の半分は健吾が悪い。
 何より吹雪の涙は心臓に悪いのだ。
「シャワー浴びよう、な?」
 前髪をくしゃりとなで上げて、優しく問いかける。
「………………ひどい」
「ああ……ごめん」 
「ひどい、ひどいひどいずるいっ」
「え?」
「自分だけ、気持ちよくなってぇぇっ!」
「はっ!?」
 顔を上げた吹雪の目が据わっている。
「もっかい、するのっ」
 たまに目にする駄々っ子モードだ。


83 :
 いやあの、という健吾の叫びもむなしく、吹雪は身をかがめるとあろうことかしょんぼりとした自身にくちびるを寄せた。
「ま、まてっ、まてまて!! うっ!」
 抗議間に合わず、ぱくりと熱い口内にくわえ込まれてのけぞった。
 放ったまま清めてもいないそこを咥えられて、健吾の胸のうちは罪悪感でいっぱいになる。
 引き離そうと肩を掴んでも、身をよじって吹雪はその手を振りほどいた。
 ちゅうと音を立てて吸い付かれて、背筋にびくりと電流が走る。
 唾液を絡めた舌がやわやわと側面を撫で回し、自身は質量を緩やかに取り戻す。
「吹雪、も、いいから、」
「ふぁめっ」
 咥えたまま抗議の声を上げる。
 さてどうしたものかと健吾は逡巡する。
 この状態は気持ちいいことは気持ちいいのだが、どちらかというとくすぐったいし、何より後ろめたい。
 そっと背を撫でる。
 好きにさせてやりたいのは山々なのだが、無理してないわけがないだろうと想像に難くないので止めさせたいのも本音だ。
「……吹雪」
 身を引きながら手触りのよい肩を両手で掴み、彼女の身体を起こさせる。
 不満たっぷりに眉間にしわをきつく寄せる吹雪のくちびるを、強引にふさいだ。
「んんっ」
 火照ったままの身体が、びくりと震える。
 柔らかな乳房を、つんと尖った先端を、背中を、白い太ももを、体中を熱い手のひらで撫で回す。
 重ねたくちびるから漏れる熱い吐息が、だんだんと余裕のないものに変わっていく。
 背に手を回して、丁寧にベッドに寝かせると、額をなで上げてその瞳を覗きこんだ。
「健吾ぉ……」
「……ん?」
「欲しいの、健吾……お願い」
「ん、判った」
 いつもこのぐらい素直だと扱いやすいのに、と思うと同時に、扱いやすい吹雪なんてらしくないと思う。
 サイドボードから避妊具を取り出した視界の端に、雑然と転がるビールの空き缶がうつる。
 手早く装着しながらとっさにその数を数えた。
 1、2、3……4本だ。


84 :
 こいつ、酔っ払っていたのかと少々げんなりする。
「……健吾?」
 吹雪が両手の伸ばして健吾を待つ。
 まぁいいか、と健吾は彼女に覆いかぶさった。
 両足を開かせて、蜜を絡めて自身を進める。
「あ、あんっ……健吾、んんっ!」
 細い肢体が、弓なりにそれた。
 漏れた甘い声を掻き消すかのように、くちびるを覆った手のひらを握ってシーツに縫いとめる。
「やだぁ、けんごォ……っあ!! んあう!」
 ずん、と突き上げる度に、白い喉をのけぞらせて吹雪が喘ぐ。
「あっ、んっ、だめ、まって、ふ、だめだめ!」
 抗議の声を無視して、さらに腰を揺らす。
「まって、も、やだ……やだぁ、あっ、ああっ――」
 身体全体をのけぞらせて、吹雪の裸体がびくびくと震える。
 動きを止めた健吾をぎゅうぎゅうと締め付け、秘部が絶頂を知らせた。
 やがてぐったりと力を抜き、荒い呼吸を吐き出すくちびるにそっと触れる。
 ぺろりと耳朶に甘く噛み付き、吐息混じりに耳元で低く囁く。
「――――あのな、」
「……んー?」
「おれ、二回目だから、ちょっと時間かかるぞ?」
「え?」
「動くぞ、いいな」
「まってまって、ちょっと、あ、ああっ」
 返事を待たず再び律動を開始する。
「ひぁっ! むり、むりむり、やだ、やっあ……あんっ、んんんぅ!」 
 身を捩って逃れようとする吹雪の肩を押さえつけ、片ひざを持ち上げて更に深く貫く。
 先ほどのお返しだと言わんばかりに、何度も何度も腰を打ちつけた。
 性急な刺激に幾度となく吹雪は絶頂に達し、敏感になりすぎた身体をもてあまして何度も健吾に懇願を繰り返したが、もちろん健吾が聞き入れるはずもなく、果てのない快感に、吹雪はついにぽろぽろと真珠のような涙をこぼした。
 ベッドサイドに置かれたランプシェードが、二人の影を寝室の白い壁に映し出し、まるで獣のようなその影絵に健吾はますます興奮を深くし――――


85 :
*
「ねーみてこれ、素敵! やっぱ千尋ってセンスいいよね。おかーさん譲りかな」
 繊細なガラス細工のランプシェードを手に、にこにこと嬉しそうな吹雪をちらりと見やり、健吾は深い深いため息をついた。
「お祝いなんていいって言ったのにね。小林クンってやっぱり律儀だよね」
 大和の話題には相も変わらず蕩けそうな微笑で、ランプシェードにほお擦りを繰り返す。
「そっちは何だった?」
「……何でもない。手紙のようなもの」
 不自然にならないよう最新の注意を払いながら、急いで千尋から健吾への結婚祝い「健吾&吹雪 愛の軌跡 Count98」を茶封筒にしまいこむ。
 まずこの98が大変に気に喰わない。
 97個の軌跡が存在するのか。
 するとしたらどこに。
 誰の目に触れた?
 悶々と疑問が沸き起こる。
 何より最後まで一気に目を通してしまい、最終ページにクセの強いけれど読みやすい千尋の字で『健吾クンの早漏☆ 鬼畜♪ ヘンタイ〜!』と書かれていてげんなりした。
 官能小説まがいのコレに、少しだけ、興奮したのも事実だ。
「あ、カードも入ってる! えーと『健吾クン吹雪チャン本当におめでとう! こんど新居にお呼ばれしたいのっ。大和・千尋』だって! ふふ、ホントに来てくれるかな〜」
「…………大和はともかく千尋は嫌だ」
「何言ってるの! 千尋を仲間はずれにしたら小林クンにとばっちりが行くでしょ!」
 それはそうなのだが、いまはマトモに千尋の顔を見る自信がない。
 巧妙なワナだと判っているのに、どうしても本能がアイツを嫌う。
 第一、もう少し落ち着かないと吹雪の顔だってマトモに見られないのだ。
「千尋め…………」
 額に手を当てて、深く深くため息を落とす。
 どうしたの、と言いかけた吹雪が近づいてくる。
 頼むから今の獣のようなおれに寄らないでくれ、と胸のうちで叫んだその時。
 ――ピーンポーン。
 インターホンが鳴った。
 はーいと高い声を上げて吹雪が駆け出す。
 健吾も立ち上がってその後についた。

 二人の感情の異なる絶叫まで、あと三十秒。
 

86 :
以上です。お付き合いありがとうございました。
このスレの発展を願って!

87 :
>86
ちょw千尋ww
おもろかった。GJ

88 :
神降臨
ありがとう!

89 :
待ちに待った健×吹が読めてぬほど幸せだ!!
ありがとう神!
千尋サイコー!これはおまこば史上最大の罠じゃなかろーかw

90 :
ホントに4人か……笑える

91 :
いやまて、自分もいるぞ(汗
GJでした。
健×吹の大学生編とかも見てみたいと希望をぽとり。

92 :
ノシ はい!
ここにも一人いるよんGJ
> まずこの98が大変に気に喰わない。
> 97個の軌跡が存在するのか。
> するとしたらどこに。
> 誰の目に触れた?
> 悶々と疑問が沸き起こる。
私の脳内にも悶々と疑問が沸き起こる(笑)
あるなら私の目にも触れさせて〜v

93 :
活性化を祈り、健吾×吹雪を投下いたします。
エロなしで申し訳ない。

94 :
>>93だが、pc不調につき書き込めない。せっかく書いたのにorz
復帰したらまた書くから、今日のところは勘弁して。

95 :
ゆっくり待ってます。
6人はいるらしいね、なんか嬉しいw

96 :
健吾×吹雪「ごほうび」(エロなし)
付き合って間もない頃こそ「部屋にふたりきり」というシチュエーションに
どこか悶々としていたが、高校3年の2学期ともなると、そうもいかない。
図書室や自習室、教室にも勉強する生徒が溢れかえる秋にもなると
健吾と吹雪も、おのずと「お互いの部屋」で机に向かう機会が増えていた。
10月のある日曜日。
その日もふたりは健吾の部屋で、過去問集を挟んで向き合っていた。
基礎ばかりやっていても仕方ないだろう、という吹雪の提案で
2週間に1回はこうやって、過去問を解くことに決めている。
解き終わり、プリントを交換して答え合わせをする。
吹雪が採点する健吾の答案は、空欄や誤答が日に日に減ってきていた。
さらさらと点数を出すと、机の向こうの回答者に渡してよこす。
「結構いい線いってるじゃん、健吾。最初は数学以外はボロボロだったのにさ。」
「まあ、頑張ってるからな。」
知ってる、と吹雪はくすくす笑う。
デートと勉強の中間みたいな、こんな時間が吹雪にとっては何より幸せで。
こんな日がずっと続けばいいのに、と思ってしまう。

97 :
「行けるといいな、K大。一緒に。」
健吾がぼそりと呟いた。
「あとは頑張り次第だねー。特に健吾の。」
「うるせぇ。」
「ちょっと。」
吹雪は、拗ねて横を向いてしまった恋人の隣に座り直す。
「本当のこと言うとね、健吾がこんなに頑張るとは思ってなかったんだ。
だから正直すごいと思うよ。ここまで成績伸びてるの。」
だから、と彼のほうに向き直す。
「合格したら、何でも好きなものあげる、っていうのはどう?」
「はあ?!」
健吾はびっくりしたように、吹雪に向き直った。
「だから、好きなものあげるって言ってるの!
さすがに海外旅行プレゼントとかはできないけどさ。
ちょっとくらいごほうびがあったほうが、頑張れるでしょ?」
ね、と微笑む吹雪に、健吾は動揺を隠せない。
ごほうびにオレが一番欲しいものって。
こいつ、わかっててわざと言ってるのか?
それとも天然なのか?
健吾の動揺にまったく気付かない吹雪はなおも健吾に近付く。
「ねえ、何がほしい?教えてよ?」
甘い香りが、健吾の鼻先をくすぐった。
―――このバカ女。
健吾は覚悟を決め、吹雪の肩を抱き寄せると、彼女の耳元に唇をよせ囁いた。
「委員長。」
「―――えっ?」
「欲しいもの、だろ?」

98 :
びっくりして固まっていた吹雪が、その意味を理解した瞬間
彼女の色白の頬は真っ赤に染まっていた。
吹雪ほどではないが、健吾の耳元も赤く染まっている。
「―――バカっ!」
「ごほうびとか言うからだ。」
「それにしたって。」
「嫌なら、別にいい。」
これ以上、この話題を引き摺るのは体に悪い。
健吾だって、そういう気持ちはもちろん持っている。
けれど、何も吹雪に無理をさせてまで抱きたいとは思っていなかった。
こういうことはタイミングだとも思うし、彼女のペースで構わないとも思っている。
「ほら、続きやるぞ。」
吹雪の頭をぽん、と叩くと甘いムードを断ち切った。
これ以上この話題を続けるのは、体に毒だ。
しかし、次の問題を引っ張り出す健吾の腕は、吹雪にがしっと掴まれた。
「ちょっ、委員長?」
慌てた健吾の声を無視して、吹雪は彼の唇をふさいだ。
うなじに手を回し、自分から舌を差し込んでくる。
あっけにとられていた健吾が、吹雪の背中に手を回す。
長く甘いキス。
今までとはまったく違うその味に、酔いしれそうになったとき―――。

99 :
吹雪が健吾の胸元をどん、と突いて離れた。
見れば彼女の顔は、さっきよりも真っ赤で。
「か、考えとくから。」
目を伏せたまま、怒ったように言い放った。
そのあまりの可愛さに、健吾はつい意地悪く「何の話?」と切り返す。
信じらんない!もうやだ帰る!と叫んだ吹雪は荷物をまとめ
健吾の部屋のドアで振り返って健吾を睨む。
そして、その迫力に似つかないか細い声で
「嫌じゃないからね。」と囁き、部屋を出て行った。
取り残されたのは、悶々とした思いを抱えた男子高校生ひとり。
(なんだ、あの破壊力は―――)
大好きな彼女からの、あの甘いキス。そして帰り際の囁き。
健全な(というよりムッツリな)男子高校生には、刺激が強すぎる。
キスの感触、抱きしめた体の柔らかさ、
慎吾の「あの姉ちゃん、おっぱいでかいよな」発言までもが脳内をクロスし
よからぬ妄想に火がつきそうになる。
(い、いかん。オレは受験生だぞ!)
健吾はモヤモヤした思いを打ち消すべく、走るかわりにノートに向かうと
に物狂いで勉強を始めた。

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