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2013年07月創作発表78: 【褒めて】優しい感想を付けて貰うスレ【伸びるよ】 (100)
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【褒めて】優しい感想を付けて貰うスレ【伸びるよ】
- 1 :2010/08/08 〜 最終レス :2013/06/12
- 批評を抜きに優しい感想を貰うスレです
貼り付ける作品は他スレからの持ち込みでも大丈夫です
URL貼り付けでも直貼りでも構いませんが外部作品を晒すときは
このスレに晒したと分かるようにどこかにそう書いておけばスルーされずに済むと思います
作品の出来や上手い下手は気にせず感想欲しいよーという人は晒してください
絵でも漫画でも文章でも立体でもジャンルは問わず受け付けます
【投下する人は】
感想が短かったり遅かったり少なかったりしても許してください
同じ人が短期間に何度も投下すると感想を言いにくいので控えてもらえると有り難いです
【反応する側は】
きつい言葉さえ避けて貰えれば大丈夫です
たった一言になってしまってもその優しい言葉を欲しい人は必ず居ます
作者さんが気付きやすいように感想age推奨です
投下する人も反応する人もなるべく優しくお願いします
■前スレ
【褒めて】優しい感想を付けて貰うスレ【伸びるよ】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1249643694/
- 2 :
- >>1乙
でもこのままだと即死コースですよ
- 3 :
- 即死回避カキコ
- 4 :
- 感想なんてどうせ付きやしない
- 5 :
- それは晒してみないと分からんぜよ
ただ即レスは期待するな、今夏の祭典やらお盆やら規制やらで人が少ないから。
- 6 :
- 保守
- 7 :
- 保守
- 8 :
- ほっしゅーと
- 9 :
- 即死回避ほしゅ
- 10 :
- あご
- 11 :
- 保守
- 12 :
- >>11
これはいい保守ですね!
主張することは主張しつつ、サラッと読めるところが凄いと思いました!
- 13 :
- タイトル:
「人vs神」
舞台:
ある新興宗教の施設
その施設の入り口
登場人物:
出家信者の少女と、彼女を連れ戻しにきた父親
構成:
主に2人の会話。心理戦。
娘を力ずくではなく、自らの意思で家に帰すため
少女の心の中の神と戦う
- 14 :
-
娘との会話は全くかみ合わずに失敗
父親がナイフを取り出す
自分の左手首を深く切る
父親は、自分をこのまま見殺しにするか、命を救って家に帰るかの選択を迫る
娘の信仰心に勝つために、娘の仏心を利用しようとする
父親を助ければ良心によって信仰を捨て
父親を見捨てても、良心の呵責によって信仰を捨てさせる
- 15 :
-
父親に近づく娘
父親は、自分を助けようとする娘に安心して
命がけの賭けに勝ったと確信する
手を差し伸べる娘に、父親も手を差し出す
手と手が触れ合いそうになったとき
娘が袖をめくる
娘の手首には無数のリストカットの傷
娘 「大丈夫、その傷の深さだと30分はもつから」
娘の傷だらけの左腕を見て
娘の冷静な言葉を聞いて
父親は意識が薄れていくのを感じた・・・
1話・おわり
- 16 :
- なんか精神的にくるモノがありますな
- 17 :
-
タイトル:
「人vs神」
舞台:
あるマンション
登場人物:
自殺志願の少女と、彼女を殺しに来た異常者
構成:
主に少女の心理描写
- 18 :
-
マンションの一室
少女が自殺をしようと、風呂場で剃刀を持っている
左腕には無数のリストカットの傷痕
なかなか自殺できない
どうして人間は自由にRないのか考え始める
自分の意思は死のうとするのに
自分以外の何かが、それを邪魔する
つまり自分の中には、自分以外の意思が存在するのだろうか?
本能と呼ばれるものだろうか?
「Rない」 ということは、生きるしかない
では生きていることも自分の意思ではないのだろうか?
- 19 :
-
もしかして、自殺の仕方が悪いのか?
もっと一撃で確実なものを選ぼうと
台所をうろうろしていると
玄関のチャイムが鳴る
玄関に行き、ドアを開けると
異常者が包丁を持って立っていた
運の良い(悪い?)ことに少女も無意識に包丁を持っていた
玄関をはさんで、いつ死んでも良い少女と
誰でもいいから殺したい男が、お互い刃物を持って立っていた
2話・つづく
- 20 :
- >>13-19
>>1
>同じ人が短期間に何度も投下すると感想を言いにくいので控えてもらえると有り難いです
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
- 21 :
- つまり一気に投下すればいいんだよね?
- 22 :
-
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1284090735/l50
- 23 :
- いくらなんでも酷すぎると思うのですが
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1283681093/29-31
- 24 :
- 短文で5人も紹介するのはなかなか凄いなぁ
一人称っぽい文章だけど一人称ではないのかな。誰が喋ってるかわからないから、ちょっと読みづらい
- 25 :
- すみません、他板なんですが
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/streaming/1269508852/93
元はこの板で書いていたものです。全く需要のない作品だと
自覚はあるのですが、どなたか読んでいただけたら……
- 26 :
- 規定を守ってないから本人なのか悪戯晒しなのか分からない
- 27 :
- >>26
申し訳ありません。規定というのは↓でよろしかったでしょうか?
>URL貼り付けでも直貼りでも構いませんが外部作品を晒すときは
このスレに晒したと分かるようにどこかにそう書いておけばスルーされずに済むと思います
見ていただきたいのはこちらです
http://piapro.jp/content/4jlbu2hxpixtze54 (1/4)
http://piapro.jp/content/98tmb7p9ubew0dpo (2/4)
http://piapro.jp/content/4ls5gfwdgnr7f3lp (3/4)
http://piapro.jp/content/uiux8h8jh14opm2f (4/4)
↑「2ch創作発表板に投稿したものを加筆修正したもの」という文言を入れています
>>25はもともと
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281666568/9-
でして、↑のスレはスレ違いということでYouTube板のスレ↓
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/streaming/1269508852/89
へ移動しました
分かりにくくてすみません。ピアプロに上げたものが最終稿です
- 28 :
- 安易にミクとの恋愛物になるのかと思ったらそうでなく
ミクから昔の恋人への思いを自覚するという流れが
雰囲気良く書かれていておもしろかったです
二次創作としてよりもオリジナルに近い印象で楽しめました
- 29 :
- たいへいようでしにました
- 30 :
- .
- 31 :
- 一応保守投下
- 32 :
- kitai
- 33 :
- ___
'´,,==ヽ
|´iノハルト〉
j l| ゚ー゚ノ| 唐突に急浮上!
;⊂リ;春jリつ
( (ノ爻爻○
`~i_ラ ̄
ノ /
- 34 :
- kasouage
- 35 :
- どうも。はじめまして、通りすがった詩人です。
白い雪が舞う。
見える景色はじわじわ歪み、
嫌味なぐらい煌きを放つ。
こないだまでの幸せ、返してよ。
心のきずに、雪は積もらない。
どうですかね?
- 36 :
- 全然優しい感想じゃねえけど、
・読んだ時、リズムがあんまりよくないかな? 散文詩にも読みやすい読みにくいはあるからさ。
・失恋の傷が癒えるのと雪が道路を覆うのを引っ掛けてる工夫は買いたいけど、
表現の意外性というか目新しさはさほどでもない、かも。
・「雪だって積もるには時間が掛かる」→「傷だってそのうち癒える」
→「そのはずなのにまだ癒えない(のは、未練がましく「返してよ」なんて思い出し泣きしているからだ)」
ってなってくのかなと深読みしてみたが、なんか表現の若さを見るにそんな雰囲気でもない。
逆にそういうのを意図的に暗喩で出せるなら強力な武器になるだろうけど、今のきみには難しそう。
・表現に面白味がない。むしろ短いのに救われてる感じ。
以上。何か文句があるなら聞いてやる。
- 37 :
- 優しい感想スレだって分かっててそのレスをする根性に驚いた
- 38 :
- 先にツッコまれたぜw
- 39 :
- 正直すまんかった
- 40 :
- >>35
はじめまして。
景色と感情の対比がいいなと思いました
この詩の雪景色は暖かいイメージなんですね
- 41 :
- はじめまして。超殴り書きですがよろしかったら。
あー、はいはい。そんなにひっつくなって。いい加減うざったいよあんた。
なにさいっつも私の周りで金魚の糞みたいにくっつきまわって。迷惑だよ。
あー、もう、そんなに握ったら手が汚れるだろ、そんなに抱き締めたりしたら服が汚れるって。
大体あんた駄目なんだよ。ほら、今も全然行動出来てないじゃん。いっつも私にくっついてた弊害だね。
あー、はいはい。そんなに泣くなって。ちょっと言い過ぎたよ、ごめんよ。
……これでいい?まだ駄目?駄目っぽいね。はいはい、私が悪うござんしたよ、ったく。
あー、もう、今度はなんか喚き始めたし。五月蠅いからちょっと黙れよ。
今ぐらい静かにしててもいいじゃん。もう、折角人生に一度しかないイベントなんだから私の好きにさせてよ。
あー、はいはい。そんなこというなって?別にいいじゃん、さっき……というか今いったばっかだよね。好きにさせろって。
うーん、それにしても臭いなぁ。ほら、あんたからも漂ってんだよこの臭い。くさい。
あー、もう、だからそんなにひっつくなっていったのに。バカじゃないか?
うーん、にしても今日はまぶしいなぁ。いや理由は分かってるんだけどさぁ。五月蠅いのはこいつの声だけじゃなかったのか。
あー、はいはい。もう忘れていいから。私のこと忘れていいよ。なんか私まで泣けてきたじゃんか。
ほら、泣きつかれて後はおやすみなさい、寝て覚めたら私のことはすっかり忘れてました。別にそれでいいよね。
あー、もう。駄目なんていわないでよ、私の望みなんだよこれが。別にいーじゃん、それであんたが損することはないよ?
ほら、最後にちょっとだけデレてあげる。私の貴重なデレ、存分に楽しみなよ?
目を閉じてぐっすり眠る。私が闇に落ちる直前、おまえの声が聞こえた。……ありがとう。
- 42 :
- age
- 43 :
- 500字以内で何か書こうと思って書いた話
「とある美食家の独白」
甘味といえば野苺である。
甘すぎてもいけない。酸味と甘みが七対三の割合で混ざり合っているものこそが至高である。それに獲れたての蜂蜜をたらりとかけるのもまた良い。苺の薫り高い風味と、ただ甘いだけではなく深みのある、蜂蜜の独特の甘さが舌の上で三拍子の優雅なワルツを踊る。
魚といえば鮭である。
朝焼けのような美しいピンクが目を楽しませる。
口に入れ、咀嚼するたびに鮭独特のさっぱりとした脂が舌を優しく撫でる。その様は伸びやかなラジオ体操のようである。
本当に美味い鮭は皮まで美味い。皮ごと豪快にかぶりつくのが通の食し方である。
注意すべきは鮮度である。必ず獲れたてでなくてはならない。鮮度の落ちたそれを食すことは、腐った鹿肉をそれと分かって食すのと同じくらい愚かなことである。
欲望のままに、美味くもない動物を目の前にいるからという理由で食す輩がいる。人間の肉は酸っぱくていけない。あんなものを食す輩は、熊として終わっている。
- 44 :
- 熊かよw
なんか力技で納得させられた気がするw
- 45 :
- age
- 46 :
- 間違えた、age
- 47 :
- 苺には蜂蜜より練Rの方がいいな…と思ったら最後にクスリとしましたww
シャケがたべたくなった!
- 48 :
- age
- 49 :
- なんかセイラさんに引っぱたかれそうなスレタイだな。
- 50 :
- 軟弱者!
「女ですけど」って最初につければ良いんじゃね?
- 51 :
- 仮題「さようなら、たっくん」
「ピンポーン!」
「ひさしぶりだね。」
とつぜん、たっくんがうちに遊びにきた。
ぼくはちょっとびっくりしたけど、たっくんといっしょに遊ぶことにした。
せっかくだから、おおぜいで遊ぼうっておもって、友だちにでんわして、みんなをうちによんだんだ。
さいしょは外でサッカーをした。
それから部屋でトランプをしたし。
ブロックのロケットで、うちゅうせんそうごっこもした。
たくさんレールをつなげて、どこまでもつづくせんろに電車をはしらせた。
とちゅうでおかあさんが、
「あら大ぜいで遊んで楽しそうね。おやつをどうぞ」
といって、ケーキとジュースをもってきてくれた。ぼくたちはぜんぶで11人いたのに、なぜか10こしかもってきてくれなかった。でも、みんなで少しずつわけあったから、だいじょうぶ。
みんなで大きな絵もかいた。
どしん、どしん、きょうりゅうごっこもした。
たっくんがきゅうにいった。
「ぼく、もういかなきゃ・・・。たのしかった。それじゃあね。」
ぼくらはじゅんばんにお別れをのあいさつをした。
「さよなら、たのしかったよ」
「たっくん、バイバイ」
「さらばじゃ」
「バイバイ」
「グッバイ、たっくん」
「サイナラ」
「ばいちゃ」
「ばはは〜い」
「じゃあね」
「さようなら」
たっくんはみんなとあくしゅをすると、すうっといなくなった。
しばらくしておかあさんが、はしってきてこういった。
「みんな、よくきいて。さっきたっくんのおかあさんから電話が来て、ずーっとにゅういんしてた たっくんがさっき・・・・」
おかあさんはそれいじょういえなかった。でもなにがおこったのか、ぼくたちはしっていた。
ぼくたちは泣かなかった。
だって、さっきみんなできめたから。きょういちにちはわらってすごそうって。
そして、ねるまえにふとんのなかで、すこしだけ泣こうって。
「さようなら、たっくん。」
- 52 :
- age
- 53 :
- age
- 54 :
- あるところに、「祈りの泉」といわれる場所があった。
その泉へ行くと泉の精が出てきて願いを一つだけ叶えてくれるという。ただ、代わりに一年間泉の精の元で働かなければならなかった。それでも、泉の力を欲する者は多かった。
そこへ、強欲で有名な男がやってきた。
すると泉の精が現れた。
「あなたの願いは何ですか」
男は答えた。
「俺には欲しい物が沢山ある。願い事を叶える回数を百回に増やしてくれ」
泉の精は言った。
「いいですよ」
彼は嫌々ながらも働いた。やがて一年が過ぎた。
「一年経った。もういいだろう」
泉の精は言った。
「いいえ。まだ九十九年残っています」
- 55 :
- >>41
デレ可愛いですね!
>>43
熊ですね!
>>51
切ないですね
>>54
教育的ですね
- 56 :
- a
- 57 :
-
- 58 :
- >>54
これはアメリカンジョーク的なやつか
- 59 :
-
- 60 :
- 保守あげ
- 61 :
-
- 62 :
- カラage
- 63 :
- 何だかんだで普通に評価できる作品が多いな
人vs神と熊の奴は気に入った
- 64 :
- 熊の人でごわす
新しいの書いたのであげてみる
「寝耳に水」
夜中に目が覚めた。
ひゃ、と声を上げそうになったがその音はのど仏辺りでひっかかったようで、出てこなかった。代わりにゲッとガマガエルの様な声が飛び出した。
耳が冷たい。いや、耳の中が冷たい。ひやりとした何かが、とろりと耳の奧へと入ってくる。私はそれがきんきんに冷えた水だと理解するのに数秒を要した。
両耳を塞ごうとしたが腕が動かない。それどころか全身が動かない。
目を開けようとする。
「あ、だめですよ開けちゃ」
甲高い声が耳の中でする。開こうとしていた目蓋が吸い寄せられるように閉じる。
「あなたに寝耳に水な知らせを持って参りました」
お前は誰だ。というか何なんだ。
「どうも、寝耳の水です」
そいつがしゃべる度に、耳の中でチャプチャプと水音がする。
「あなたは明日の朝死にます」
え。と言いそうになるがまたしても声はのど仏で止まる。
「死にたくなければ、明日の朝枕元に置いてある水を飲みなさい」
翌朝、目を覚まし枕元を見るとそいつの言う通り、水が一杯置いてあった。恐る恐る飲む。そこで俺の視界は真っ暗になった。
再び目を覚まし、立ち上がると俺の口は勝手に動いてこう言った。
「ふははは、まんまと騙されやがったな、寄生大成功・・・」
(500字)
- 65 :
- オチが予想外だった
- 66 :
- .
- 67 :
- ノート1
俺は今刑務所にいる。
別に犯罪を犯した訳じゃない。
俺は刑事だ。話しはある囚人が妙な死に方をした事から始まる。
「白木丈一」
こいつはガキの頃から鑑別所とシャバを行ったり来たりの所謂札つきのワルで、三年前に強盗と傷害の罪でムショ行きになっていた。
最近はおかしな言動と行動が目立ち、精神科医に
「重度のストレスによる
虚言、幻覚を伴う躁鬱状態」と診断され、所内の隔離施設に移された。
その四日後、牢の中で死体となって発見されたのだ。
続
- 68 :
- ノート2
職務室で「一課の丸山だけど」と言うなり、
「ああ、マルちゃんこっちだよ」と馴染みの声が帰って来た。
この男は名前を片桐欣嗣といって、俺の同期で友人だ。今は現場を離れて
この刑務所で事務を担当している。
「ちょっとここじゃ何だからさ..」
解ってるよ、なんか嫌な予感がしてたんだ。
多分、あっちの方の件だろう。俺は殺人課の人間なんだが..などと心の中で思いつつ、片桐の案内で応接用の部屋へと入る。
部屋に入るなり、
「いや、こんな変な話はマルちゃん位しか相談できないからさ..」
俺は溜息をつく。
「やっぱりか、俺は霊媒師でもなけりゃイタコでもねえぞ。」
「まあ、そう言うなよ」
そう言って一冊のノートを机の上にほうり投げる。
続
- 69 :
- ノート3
「これは?」
「白木の遺したノートだよ。」
俺はそのノートを見るなり背筋に寒い物を感じた。
「いやだな、見たくない」
俺は所謂、霊感持ちだ。
その俺の六感が
「危険」
と脳内で警告を発する。
躊躇している俺に、コーヒーを二杯入れながら片桐はこのノートに纏わる
話を淡々と口にする。
「..まだ精神科医に診断される前の話だよ。
白木の奴、急にノートと鉛筆が欲しいなんていいやがる。俺はてっきり両親や被害者に対して謝罪の手紙でも出すのかね?
なんて思ってたんだが、
...まあ、中を見てみてくれよ。」
と、俺の前にコーヒーを出す。
情けないが受け取った腕が奮えている。
あのノートから伝わる黒い気配。忌まわしい空気。
俺の全身が拒絶する。
今まで色んな物を見てきたがこんな強烈なモノは初めてだ。
だが不思議と興味もあった。
続
- 70 :
- ノート4
「..俺に何かあったら
カミさんと子供を頼む。」
「?何を大袈裟な、たかがノート位。」
片桐、お前は何も解ってない。こいつはどエラい
もんだ、例えるなら人の邪念や後悔、嫉妬やらの負の念が、このノートに纏わり付いている。
「冗談で言ってるんじゃない、本気だよ。こいつぁいわば呪いのノートだよ。」
「止めとくかい?」
俺の本気の顔を見て奴は少し怯えてるようだ。
「見てやるよ、怖い物見たさって奴だ。何か惹かれるモノもある。」
と、覚悟を決めてノートを手に取った。
痛い。
鋭利な刃物で手の平をズタズタにされるようだった。
見たい。
見たくない。
心の中で何度となく繰り返す。
奮える指でページをめくる。
続
- 71 :
- ノート5
「×月×日
....昨日留置所であいつを見た。九十村に棄てて来たあいつだ...
何故だ。奴はもう...
幻でも見たのか..?」
「×月×日
夢にあいつが出て来た。
真っ黒な目で俺を探している...うまく隠れる事が出来た。夢の中なのに...まるで現実みたいだった」
次のページは真っ白で真ん中に小さな黒い点が書いてある。
「×月×日..自由時間にまた奴を見た。黒い目で俺を探している。
裏側の通路から遠回りしてやり過ごす。」
「×月×日
俺は幻を見てるんだ!
奴がここにいる訳がない。今日も奴を見た。幻だ。だけど今日も見たんだ」
次のページはまた真ん中に黒い点。以前のページのものよりやや大きい。
「×月×日
奴と目が合った気がする。見つかったのか?」
「×月×日
作業中に奴が部屋に入って来た。他の奴らの顔を一人一人確認するように見ていた。聞こえたんだ
違う。こいつじゃない。
こいつも違う。
俺の所に来る前に作業終了の合図。走って作業場を出た。どうやら助かったようだ」
続
- 72 :
- ノート6
次のページ、やはりページの中央に黒い点、ちいさな人影にも見える 。
「×月×日
就寝時間直前に奴が俺の牢の前に立っていた。
完全に見つかった。
俺を見ながらうすら笑いして
み つ け た
「×月×日
俺を見ている。俺を見て笑ってやがった。
あの歯もない、舌もない真っ黒な口で。
あの笑い声が今も耳から離れない。じじじじじじじじじじじじじじじじじじじじじじじじじじじじ
奴は今俺の隣にいる。」
次のページ、今度ははっきり人影と解る。黒い人影。少し顔の輪郭が右向き。
「見つかった見つかった見つかった見つかった見つかった見つかった見つかった見つかった見つかった連れて行かれる。
海へ海へ海へ黒い黒い黒い黒い黒い黒い黒い黒い黒い。」
- 73 :
- ノート7
「歌が聞こえる。奴らが俺を見下し、嘲笑し、
十の海は黒い海よ。
我らケガレの一族
父は愚者、母はR売
糞尿と蝿の父よ。
今こそ漆黒のケガレの風を。
俺も....そっちに行きたい。まだ、だ、
だって恐いんだ。
まだ行けないまだ行けられたないまだ行けない
次のページ
かなりはっきりした人影の絵。なぜか目は黒く塗り潰されている。
俺はここまでよんでかなり疲弊した。疲弊と言うより魂を吸い取られたような虚脱感があった。
深く溜息を付く。身体は汗で冷たくなり、まるで真冬の海に投げ込まれたかのようだった。
正直、もう止めたい。
しかし、まだ数ページほど残っている。
「な、異常だろ?精神を病んでいたとしても。」
片桐は今だにコーヒーに手を付けてない。
続
- 74 :
- ノート8
「タスケテタスケテタスケテ....(ノート2ページ分この文字で埋め尽くしてある。)
次のページ。かなり写実的な人の形の生き物(?)の絵、まるでノートごしに俺を見てるように感じる。次のページ見開きで大きく
殺される!!
最後の1ページ....
これが悍ましい。
目も口も真っ黒な化け物の絵。正面を向いた絵だが、目が真っ黒に塗り潰されているにも関わらず、俺と完全に目が合っている。俺を見ている。
と言うより見られているという感覚を受けて、
俺は急いでノートを閉じた。
「なんなんだよ、これは...」
続
- 75 :
- ノート9
全てを読み終えた。
「寿命が完全に縮んだよ」
片桐はようやく温くなったコーヒーを飲み始めた。一言「どう思う?」
と。
「推論だが..この白木って奴は人を殺してるよ。」
「推論?きっぱり殺人て俺には聞こえたよ。」
..疲れた。あの文体、
奇妙な生物の絵。子供の頃、海水浴で全力で泳いでクタクタになった事があった。次の朝の筋肉痛はかなり酷かったが、今はそれよりも酷い状態だ。
「絵?」片桐が首を捻る。
「俺が見た時にはそんなもんなかったぞ。」
そんなはずはない。確かに描いてあった。
「お前、見落としてんじゃないか?」
俺の発言が気に食わなかったのか、ノートを手に取って、俺の目の前でページをこれみよがしにめくっていく。
確かにあの絵はなかった。
身体を駆け巡る今まで感じた事のない悪寒。
まさか俺も見られたのか?
頭の中を不安が駆け巡る。
続
- 76 :
- ノート10
「もう一度、白木の周りを当たってみたほうがいいんじゃないか?死人に口無しって言うけどな」
俺は話を逸らした。これ以上この件には関わりたくない。本気で殺される。そう思ったからだ。
「それはマルちゃんの仕事だろう、ムショの事務員の俺に捜査権はないよ。それともう一つみょうな事があってな..」
うんざりしながら
「なんだ」と言うと。
「白木の死因なんだがな...溺死なんだよ。」
「なんだって?」
「解剖の時、胃の中から
海水が大量に検出されたんだ。それも墨汁みたいな黒い海水が。」
完
- 77 :
- 夏向きのお話ですね
- 78 :
- 誰が書いたかわからないメモ
個人的には例の四人を殺害したのは、
「小野寺順一」であると確信している。
すでにこの世にいない男が人をR−−−
こんな馬鹿げた話を真面目にしたら、俺は間違いなく精神科行きになるな。
しかし、間違いなく、四人の変死はある法則に乗っ取って行われている。
小野寺順一殺害に関わっている事。
四人全ての死因が溺死、
しかも、黒い海水が胃の中から大量に出てきた事。(余談だが、色が黒いだけで、成分はただの海水となんら変わらないと言う事である。)
奴は自分を殺した奴らに復讐したと言う訳だ。
続
- 79 :
- 誰が書いたか解らないメモ2
ところで、小野寺殺害から、白木死亡までの間には、三年ほどの開きがある。
思うにこの間は、小野寺幽霊が、自分を殺した犯人を捜し、さ迷っていた期間ではなかったのか。
本題だ。俺は白木が残したノートを見た。
その中であの悍ましい絵を見た。
俺はその後、小野寺に付かれていたのではないだろうか?
他の三人を捜し出す為に。
事実、俺がノートを見た後から、連続的に残った三人は変死していった。
俺が三人の住所を調べ、
小野寺幽霊がそれを元に殺害を実行していった−−−−−−。
九十村で出会った少女の霊が俺に言った。
「あなた、見られている」あの時は何の事か解らなかったが、もし、この仮説が事実ならば。
俺は知らず知らずの内に小野寺幽霊の復讐に協力していた。
もちろん、裏付けは全くない。
ただの思い過ごしならばいいのだが.....。
全ての復讐が終わった後、小野寺の幽霊は何処へ行ったのだろう。
俺から離れたのか..
それともまだ俺の近くに........
(このメモ帳の切れ端はクシャクシャに丸められ、ゴミ箱に捨てられていた。誰かが興味を持ち、このメモを見たが、何の事かさっぱり解らず、再び捨てられた)
- 80 :
- ああ、前の話の続きだったのか、投下乙
幽霊になっても復讐相手のところまで飛んでいけないなんて地味に不便やな
- 81 :
- >>80
ありがとうございます。ちなみにこのエピソードの前日談がホラースレに投下してあります。この話は連作の中の一つです。この板の他のスレにもこれら連作の一部をばらまいてます。
よかったら探し出して読んでみて下さいね。
- 82 :
- 相談1
結城君の協力は得られなかった。
私と丸山さんは再び「喫茶アイアンメイデン」で
九十岬にどうやって侵入しようかと相談を始めていた。
「ルートは二つです。
郷土史料館側から入る方法、もう一つは途中まで作られて、工事が延期された道路側。」
そう、これは村民らに無断で九十岬へと侵入する相談だった。
「郷土史料館側からは無理だ、人の目に付き過ぎる。」
煙草を吸いながら地図を指す丸山さん。
煙草煙ったいから止めてくれないかな。
「..結城君の話方だと、井塚村長に相談すれば、とか。」
続
- 83 :
- 相談2
「だが果たしてよそ者の俺達に何の理由もなく許可するか?」
...と、なるとやはり道路工事予定地からか。
「...ところで例の櫛必ず持ってこいよ。」
あの幽霊が残していった櫛。
丸山さんはお守りだって言ってたけど。
「どうやら生身の人間は
歓迎されない土地らしいぞ、お払いの事件、聞いているだろう。」
あの、神主だか、宮司様の首が飛んだ事件。工事に関わった人間が何らかの霊障にあったとか..
「丸山さんこそ大丈夫なんですか、その、丸山さんを襲ったという、小野寺って人の死体が見つかった場所でしょう。」
私は本当に丸山さんが心配だった。
九十村で初めてあった時よりも窶れている。
続
- 84 :
- 相談3
丸山さんはライフルを構える仕種をして、
「わかるか、いつも見られている、いつ狙撃されてもおかしくない気持ちが」
そうだ。丸山さんは今でも見られているんだ。
その小野寺って人の幽霊に。
「でも、今回は助かった、こいつのおかげさ」
と、例の少女の霊にもらったという櫛を見せる。
「どうやら、魔よけらしい。過信は禁物だが、ある程度は護ってくれるらしい。だから、君もあの櫛を必ず身につけておけよ。」
少し緊張して来た。
丸山さんは櫛で護られたけど、
私の持っている櫛は果たして私を護ってくれるのだろうか。
続
- 85 :
- 相談4
「ところで早苗君は九十岬に偉い関心があるんだな。」
「私が興味あるのは、九十村の信仰がキリスト教と、どこまで関連があるかなんです。」
丸山さんはああ、と
「例のレポートみたよ。
面白い仮説、いや推理だな。」
確かに私の仮説は想像の域を出ない。
しかし、九十岬で一揆の首謀者として斬首された牛田五郎ェ門、その時に吐いたと言われる呪いの言葉...。
「とにかく、九十岬がどんな所か見てみたいんですよ。」
丸山さんには私の仮説が、すでに確信に変わっている事は言わないで置こう。
それは九十村の、闇に葬られた歴史...
完
- 86 :
- >>85
>1
>同じ人が短期間に何度も投下すると感想を言いにくいので控えてもらえると有り難いです
やる気は買うけど、連載したいなら余所で書いてまとめてから持ち込んでもらえるかな
- 87 :
- ageとこう
- 88 :
- .
- 89 :
- はっきり言ってこのスレ、馬鹿じゃないかと思う。基地外スレ。
キツイ事言って申し訳ありませんが。
評価ってのは、キツイ評価や厳しい評価があってこその評価でしょう?
なのに、『優しい感想を貰う』とか、『褒めて伸びるよ』とか、ハッキリ言って馬鹿の極み。ガキなのか?ガキ以下なのか?と思う。
褒められなければ伸びないの?「ここがツマラナイ」「面白くない」「訳分からない。自己満足な駄文を小説なんて言うな」とか、そういう物もあるでしょう?それを、何故無理に褒めてあげないといけないのか解からない。
酷評が付いたら、それを改善すれば良いだけの事。ただ褒めて欲しいとか、そんなんだったら小説なんて一生書くな。書く価値も資格も無し。甘えすぎ。死んで欲しい。マジで。
ネタスレにマジレスしたなら一応謝る。
でも。ツマランものはツマラン。クダラナイ物はクダラナイ。価値が無い物は価値がない。クズはクズ。ゴミはゴミ。
- 90 :
- お前の価値観が浅はかなのは解ったが
- 91 :
- 「酷評が付いたら、それを改善すれば良いだけの事」はよくわかる。この板、酷評すら付かない過疎地でして。
褒めて貰えればモチベーション上がるのは上がるよ。
- 92 :
- ちなみに使い分けできるよう厳しい感想がもらえるスレもある。気分でどちらかどうぞ。
- 93 :
- 厳しい感想が欲しいなら創作文芸板に行くのが当たり前だが?
ここがストレスフリーの仲良しこよしの創作発表板だって分からない批評家様が多いから、
わざわざスレタイにまで付けてんじゃないの?
まあでも過疎でストレス溜まるんだけどなw
ここだってそんなに機能してるわけじゃないしー。
- 94 :
- そんな最近のスレでもないだろ。普通にボロクソ書かれるよ。使う人がめっきり減っただけで。なんならお前行ってみろ。
てかまだ残ってるかわからんけどw
- 95 :
- ?
この板の(厳しいほうの)感想スレについて言っているのか?
俺はそういう話をしたつもりはないんだが
- 96 :
- ん?
- 97 :
- あれ?
オーケー
よく分からないのでこの話は終わりにしよう
悪かったな
- 98 :
- >>89
L.マイケル・ホールの『メタ・コーチング』という本を読みなさい
考えが変わりますよ
- 99 :
- 。
- 100read 1read
- 1read 100read
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