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2013年10エロパロ486: ギャラクシーエンジェルでエロパロZ (138)
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ギャラクシーエンジェルでエロパロZ
- 1 :2011/03/10 〜 最終レス :2013/08/14
- というわけで 前スレが落ちてしまっていたので立ててみる
前スレ:ギャラクシーエンジェルでエロパロ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237928068/
- 2 :
- というわけで即回避も兼ねて 前スレで二作ほど投下させて頂いた
アニメ版ちとせのSS三作目を 景気づけに投下させて頂きます
シチュは相変わらずのどノーマルです
16レスほどお付き合い下さい
- 3 :
- 僕の名は……タクト・マイヤーズ。くどいようだがこれは仮の名前。そしてまたそれで通させて貰おう。
さてこれまで二度、僕の恋人である烏丸ちとせとの逢瀬をお話ししたかと思う。今日は、その続きである。
ちとせとの二回目の逢瀬の数日後、何故か巨大なすき焼きの具がエンジェル基地内であふれ出すと言う、文字に
すると何だかよく判らない事件があった。幸い軍施設内の被害だけで収まってはいたのだが、僕の居る庶務課が
ある区画には当然被害があり、僕も巨大な焼き豆腐の下敷きにされていた。
これはエンジェル隊がロストテクノロジーでしでかしたせいらしく、ちとせもその後始末に駆り出されていた
そうなのだが……すき焼きの具に押しつぶされるという事態にも驚いたが……そのすき焼きの具の圧力で潰れた
はずの機械設備等が、気が付いたら全部きれいに、元通りに直っていた事にも驚いた。
いつだったかは、巨大なエイリアンと巨大なウォルコット中佐らしき人物が突如基地内で格闘戦、なんて事が
あって、基地内も結構な被害を受けたのだが、それも気が付いたら元通りに直っていた事も……
まあ、それはまた関係ない話ので、ここらでやめておこう。
とにかくそんな事件があった後、愛するちとせからのメールが届いた。それは僕に月のものが来た事を伝えると
共に……急な依頼が併記されていた。
なんと「二日後に会いたい」である。その日は平日だが、幸い僕は普通にシフトの関係で非番の日である。
まだ一月も経っていないのに、会いたいと言って来たのだ。しかも、その前には「励まして欲しいので」と。
励まして欲しい……またも、意味深な言葉。だが、今回は日帰り。
――交わる気……なのかな?
しかし、今までの事を思うと……今回は違う気がした。でも、交わろうと思えば時間的には十分可能ではある。
避妊薬は多分前回の事でやめているだろうし、初夜の時の事を思えば……二日後はちとせの安全日ではないはず。
――なら、ついにアレの出番かな?
僕は、買ったもののまるで出番がない「アレ」の存在を軽く思い出しつつ……ちとせに了解のメールを送った。
そして、一応……「とあるお願い」を書き添えておいた。
しかし、その後当日までそれに対する返事はなかった。そしてその当日には「今から伺います」とだけメールが
来たので……僕は到着時間を予測して、一応体を洗ってから愛車にてちとせを迎えに行った。
――今回は、何だか色々と違う。
流石に少し心配になっていた。
そして約二週間ぶりに再会したちとせは、僕が着衣&脱衣プレイを楽しませて貰った、その絶対領域が眩して
相変わらず美味しそうな……いつもの私服で現れた。別に私服がそれしかないわけではないらしいのだが。
「タクトさん……すみません、急に」
それが、今回のちとせの第一声であった。
「で……何があったんだい」
前回のように10分程度のタンデムの後、相変わらず人気のない集合住宅の一室にある、僕の部屋にちとせを招き
入れた後、麦茶を出しながら僕はそう問いかける。
「その、仕事の方で……ちょっといろいろとありまして……」
前回同様に、ちゃぶ台の横に敷いた座布団にちょこんと座ったちとせが、そう切り出した。
――なるほど、仕事の悩みか。
僕も庶務に配属されてしばらくは、色々悩んだものだ。
「でも、メアリー少佐やペイロー兄弟とは上手くやってるんだろう?」
「ええ、あの方達とはそうなんですが……その、エンジェル隊の方達が……」
――そっちか。
エンジェル隊は実績もかなりあるが、失態もかなり多い。先日のすき焼き騒動が良い例だ。あれの後始末には
ちとせも駆り出されていたそうなので、その辺りで含むものがあるのかも知れないな……
とまあ……そんな感じでしばらく相談に応じていたのだが。
「なので……タクトさんっ!」
途中でちとせがいきなり、ベッドに座っていた僕に抱きついてきた。
「わたくしを慰めて下さい。お願いします……」
「唐突だなあ、ちとせは……わかったよ」
抱きついてきたちとせの後頭部を軽く撫でながら、僕はちとせの願いを了解した。
何はともあれ、ちとせが僕を求めてここに来ているのは判ったので……僕は遠慮無く、ちとせを抱かせて貰う
事にした。
- 4 :
- ――しかし交わって忘れさせる……と言うのが、果たして良いのかどうか。
しかし折角愛しのちとせがやって来て求めてくるのに抱かない、と言う選択肢は僕としても、一人の男としても
ない。
――ん? と言う事は……あの「お願い」が、叶っていると言う事か?
「ちとせ。じゃあその……僕がメールに書いておいたあの件は」
「あ、それはあの中に用意してありますわ。では……」
「ああ、なら風呂場使って。序でに、体も洗ってね」
「はい」
そう言い、ちとせはやって来た時に手にしていた少し大きめの鞄と共に、風呂場と入っていった。
――そうか、いよいよ実現するんだな……。
風呂場から僅かに聞こえ始めたシャワーの音を聞きながら、僕は期待に胸を躍らせていた。
そして、数分後。部屋を整えて待っていると……体を洗い、そして着替えたちとせが現れた。
「おお……!」
僕は思わず歓喜の声を上げた。そこには、僕達が再会していた時のちとせ……つまり、トランスバールの制服を
身に纏った「烏丸ちとせ少尉」がいたのだから。
そう、僕が頼んでおいた事とは……「制服を持って来てくれないか」と言う事であった。
もちろん、一度じっくりと制服を着たちとせをしっかりと見ておきたい、と言うのが目的であったが……究極の
目的は、制服を着せたままのちとせを抱く事である。
で……体を洗ったと言う事は、ちとせ的にもいつも通りに交わっても良いですよ、と言う事でもあるわけだ。
「こういう場所で制服を着るのは……何だか変な気分ですわね」
出会った時のちとせと違うのは……室内なのでブーツを履いておらず、素足と言う点だけである。
「それにしても、やっぱりかわいいよなあ。じゃあじっくりと……見せて貰おうかな」
「は、はい」
慰めて欲しいという理由で、わざわざ日帰りで僕に抱かれにやって来たちとせを焦らすつもりは毛頭なかったのだ
が……まずは部屋で棒立ちになっている制服姿のちとせを、明るい所でしっかり楽しませて貰う事にした。
「制服着てると……胸が大きく見えるんだよね」
「な、何を仰るんですか……」
少し赤くなるちとせを傍目に、僕はそのちとせの胸元を見た。そして、何故胸元が大きく見えるかがわかった。
胸元の下辺りで、制服が彼女の体の線に合わせるかのように締め付ける形になっていて、狭くなっているのだ。
逆に胸元には余裕があるので、その対比で胸が大きめに見えているのだ。
――しかし……この胸元が大きく見えて、その下で体の線がわかるデザインって……そそるな。
そう思うと……またちとせの双丘を、制服の上からでも手で弄り回したくなってきた。
ちとせをずっと棒立ちにさせておくのも悪い。早く、楽しませてあげたいし……
――行かせて貰おう。
僕は、その双丘の感触をまずは味わわせて貰う事にした。しかし……今回は少し趣向を変えて。
「ちとせ」
後ろからちとせに抱きついて、体を密着させる。
「あっ、タクトさん……」
その後の事を想像してか、ちとせが少し身を強張らせた。
「愛してるよ」
僕はそう言いながら、制服の関係で大きく見えているちとせの胸元に手を移動させて、まさぐり始めた。
「やあっ……あん、ああ……はぁん、ああっ……あっ……」
やはりというか……制服の生地は割と厚手なので、双丘のその柔軟な感触はやや伝わっては来にくかった。
だからこれは、今後の為にむしろちとせの羞恥心を刺激する為の作業と言えるかもしれない。
「はあっ……あっ……ああ……あっ……」
後ろからその双丘を制服越しにまさぐられてるちとせは、大人しめではあるが快楽を得始めていた。
僕は双丘だけでなく、締め付けられる形になっている脇腹の部分なども撫でてみる。
「はっ……ううん、あん……はぁ、あっあっ……あっ……」
更には……その腹部、下腹部、更には秘部がある部分にまで手を移動させていく。
特に秘部の辺り……この辺りは制服のコートが閉められていない部分で、布地の薄いスカートの部分を直接
触れられる。よって、ちとせの反応が大きくなった。
「やっ、やぁん……! はあっ……ああっ……ああ……あっ……ああんっ、ふぅ、んぅっ……」
たとえスカート越しとは言え、制服姿のちとせの下半身をまさぐって好きに出来るという状況は、僕にとっては
思った以上に興奮してしまい、それを続けていると……
- 5 :
- 「たっタクトさん、だ、ダメです……! これ以上は……その、汚れてしまいますから……」
少し顔を赤くしたちとせに制止された。その言葉を聞いて僕は行為を停止した。制服を汚してしまうのはまずい。
――しかし……あの状態で汚れる、と言う事は……既に、秘部はもうかなり……って事か。
行為を止めた僕は、冷静に次の手を考えていた。
極力、明るい状態でちとせの艶姿を楽しみたい。だから当然、脱がせに掛かるのは出来ない。でも……
「ちとせ。ベッドに腰掛けて」
抱きつくのをやめながらに僕がそう言うと……ちとせはその通りに、ベッドに腰を下ろしてくれた。
それに倣い、僕は座っているちとせの前で腰を下ろした。
――脱がせるといっても……ここは大丈夫のはず。
そして座った事により、スカートの裾から覗くようになった白い足を片方、そっと手で持ち上げる。
そして舌を使ってまんべんなく……指の間、足の裏、甲の部分と愛撫していった。
「ああっ……あうっ……」
おそらく、そのまだまだ未知の感覚に身を静かに震わせているちとせ。それを楽しむのも目的だったが……
次への布石でもあった。
僕はそっと足先への愛撫を徐々に足首から脹ら脛へと移行させつつ、ちとせのその長く青いスカートを左手で
少しずつ脚を這うようにめくって行き……スカートの影に隠れているその白く美しい長い脚を、徐々に露わに
させ始めた。それと同時に、今まで持ち上げていた脚も元のように下ろしていく。
「ああっ……あっ……やっ……あっ……」
僕の舌が触れている部分がどんどん登ってくるにつれ、ちとせの声色も次第に色を帯び始めてきていた。
そんなちとせのスカートに隠れている脚は、タイツなどで覆われてもいない生の足である。
座ったままでめくり上げられている濃い色のスカートと、めくり上げたところから覗く白い均整の取れた脚との
コントラストが、一段とその脚の美しさを引き立てていた。
これこそ……普段はまず見る事の出来ない光景だろう。
――堪らないな。これは……そそる。
それは本当にとても良い眺めだった。僕はその美脚を舌を使ってゆっくりと伝いつつ、空いている右手で
なで回して軽い刺激を与えながらその景色をも堪能する。
左手でめくり上げているスカートが、膝小僧が見えるところまでめくり上げられても……ちとせから制止はない。
――どこまで行かせてくれるかな……
遂にその魅力的な太ももまで露わになり始めた。そこは今まで幾度か眼で、そして肌で確かめている場所なのだ
が……その時とは、また違った怪しい魅力が漂っていた。
――しかし……ただスカートの中からのぞいている言うだけで、どうして脚はこんなにも性的なものに見える
のだろう……。
別に脚フェチの気はなかったと思うのだが……僕はそんな事を思った。
遅れてやって来た僕の舌と右手も、ついにその柔らかい太ももへと達する。
「ああっ……くすぐった……はん、ううん……ああっ、やあっ……やんっ……」
ちとせの声も、さらに色艶を帯び始めて……ますます僕は堪らなくなる。そしてスカートをめくり上げている
僕の左手がついに彼女の腹部に当たろうかと言う所で……
「たっ、タクトさんっ。そっ、その、それ以上は部屋を……」
ちとせの手が僕の左手を阻んだ。
――ここまでか。でも……
「でも、ここまでなら……いいんだよね」
僕はそう言いながら、止められた箇所で左手を止めたまま……露わになっている太ももに対して口や頬による
愛撫の他、手による愛撫を続けた。
手ではその太ももの全ての箇所の感触を確かめるように動かしてちとせに軽い刺激を与えつつ、顔では頬でも
太ももを撫でるようにしながら、時折唇を添えてみたり、そこから軽く舌を出してみたり、時には舌全体でその
太ももを文字通り味わってみたりしながら……既に漂い始めている、女の匂いを鼻からも味わいつつ、更には……
「ああ……はあっ、やあ……ふああ……はああ……ああっ……」
明るい中スカートをめくり上げられた状態で太ももをまさぐられて顔を紅潮させているちとせの表情と、その
何とも艶めかしい太ももそのものをしっかりと目で堪能し続けた。
- 6 :
- ――さて、そろそろ次の段階へ行きますか。
そう思い、その魅惑の空間から顔と手をどけた僕は、更にめくっていたスカートも元に戻した。
そして、ちとせご指定の暗い部屋へと……つい先日、遮光用の素材の物を増設&位置調整したロールカーテンを
下ろして変化させた。
「あっ……カーテン、変えられたんですね」
「君と楽しむ為に、ね。流石に毎回あんな作業するのは面倒だからさ」
ちなみにこれも地味に痛い出費だったが……ちとせとこうして楽しめる事を思えば、安いものだ。
「で、これでいいかな?」
「あ、はい」
OKが出たので……いよいよ、ちとせへの攻めを本格化させる事にした。
僕は、先程から座ったままのちとせに口づけを開始する。彼女も、快くそれに応じてくれる。そしてそのまま
体を密着させながら、ベッドにゆっくりと倒していく。
「んんっ……ふぅん……むぅう……」
ちとせの唇を味わいつつ、自ずと伝わってくるちとせの温もりと匂いを楽しみながら……僕はその体の各部を
少しずつ、制服越しにじっくりとなで回す。
「ちとせ、これ……ここに置くから」
その課程で、ちとせの胸元の上に付いている赤いブローチ……確かこれは、通信機にもなる大事な物のはず。
僕はそれを丁寧に外してベッドの横の台の上に置く。
そうしてから、ちとせの制服のカラーを外した。そしてそこから徐々に、固く閉ざされていたその制服の前面の
封印を解いていく。
腰の近くまで封印を外した僕は、制服の前面が完全に開いてしまわないように、その胸元を広げた。
そこには……以前にも見た、白い胸当てが彼女の双丘を覆い隠していた。
「脱がすよ」
ちとせの双丘を目でも楽しみたい僕は、すぐにそれを外しに掛かった。両脇から手を入れて背中にある留め金を
外し……頭の方へとずらす。
「あっ……」
白い胸当てが外れ……仰向けな事もあってか、やや控えめに見えるちとせの双丘が、開かれた制服の間から
ようやくお目見えした。
――良い眺めだ。
早速露わになったその双丘を……まんべんなく手で愛撫し始めた。
「あっ……やっ、ああ……はあっ、ああ……んっ……」
制服の間から覗いている双丘が、僕の手の中で次々と形を変えていく様、そしてそれに合わせてちとせが軽く
喘ぐ様は……何ともそそる光景だった。
ただ先程摺り上げたその白い胸当てが、双丘をまさぐる上では少々邪魔な感じである。しかしその構造上、
ちとせの腕を通さない限りは今の状態ではどうやってもずらす事しか出来ないので、それは我慢する。
ある程度正面からの愛撫を目と手で楽しんだ後、僕はちとせを横向きに寝かせると……自分はその後ろに寝転ぶ
様に体を移動させる。
そして軽く抱きつくようにして体を絡めた後、今度は後ろからちとせの双丘を手でなで回し始めた。
「やあっ……ああっ……はぁっ、んんっ……んんぅ……」
そう快感を味わっているちとせのスカートを、僕は片手で少しずつ、時間を掛けてめくり上げて行き……
ちとせの秘部を覆っている下着に軽く触れてみた。
「っ! やあっ……!」
――湿っている。
そう言えば……これは前回着衣のままさせて貰った時にわかったのだが、どうもちとせは「下着が濡れて
しまった事」を僕に知られるのが、たまらなく恥ずかしいらしいのだ。
別に濡れているのを知られるのは構わないらしいのだが、快感のあまりに下着を濡らしてしまう、と言う事が
「はしたない」と感じるようで……
これで前回会った時の初回、僕が下着越しに秘部を弄ろうとしてちとせに泣いてまで拒絶された理由が判った。
そんなわけなので……もう濡れているとわかっている以上、その下着を弄りまわす事はしない。
「ちとせ……その、これ。脱がすよ」
「はっ、はい……」
僕はちとせの双丘への行為を取りやめ、かなり湿り気を帯びているであろう彼女の下着の腰の部分にそれぞれ
そっと手を掛けて、そのままそっと丁寧に下ろしていった。そして、太ももの辺りまで到達すると……
「あ、あの……後は、自分で……」
ちとせが自分で脱ぐと言い出した。これも……前の着衣プレイをした時と同じである。
濡れてしまった下着を、脚から抜いて貰うところまでしてもらうのは恥ずかしいようだ。
――なんかこう……いじらしいよなあ。
- 7 :
- 「後……これも外しますね」
僕が邪魔だと思ったのを感じ取ってくれたのか、それとも彼女自身が邪魔だと感じたのか……自分の首辺りに
ずり上げられたままの白い胸当てに手を掛けながら、そう言ってくれた。
――有り難い。
一旦、僕がちとせから体を離すと彼女は体を丸めた。まずは下着から脱ぎ始めたようだ。そして十秒もしない
うちに丸めていた体を元に戻す……下着を脱ぎ終えたようだ。
これで、ちとせと交わる上での物理的な障害はなくなった。
そして……次にちとせは上半身を起こし、自分の制服の前をもう少し大きく開けると……制服の袖に通している
両腕を片方ずつ抜き始めた。
そうして両腕が制服から抜けたところで白い胸当てを完全に取り外して、その双丘を完全に露わにさせた後……
再び、制服の袖に片腕ずつ通し、先程の状態になるように先程開けた制服の前を少し閉めた。そして……
元のようにベッドに身を横たえた。
これでちとせはその裸体に、制服のコートとスカートだけを着ている状態になったわけだ。
その一連の光景は、一つ一つに女の子独自の動きというべき何ともそそる動作が含まれていて……僕は何だか
思った以上に興奮してしまった。
ちょっとした、ストリップショーとでも言えばいいのか……こんな色っぽい光景も、僕にしか見られないの
だろう。特に……その白い胸当てを外す時に見せてくれた、上半身は裸で下半身は制服のままという姿が僕には
強烈だった。
そんな感じでなんだか興奮してしまった僕は再びちとせに後ろから抱きついて、まさぐる上での障害物が無く
なった双丘を再度後ろから手で味わわせて貰う事にした。
「ああっ、あっ……やあっ、あっ……ああんっ、ふぅ……んんっ……」
――しかし、何度触らせて貰っても……気持ちいいよなあ。
ちとせの温もりと匂いを体全体で感じ取りつつ、双丘のその温かく柔らかい感触と持ち主の反応をしっかりと
味わいながら、僕は思った。
――こんな可愛い少女をこうして好きに出来るなんて、ちょっと前まで想像さえ出来なかったよなあ。
そんな感じで、ちとせの双丘を弄り回しながら幸せな気分に浸っていたのだが……
「やあっ……! だ、ダメですタクトさん……このままだと、その……制服にっ」
突然、ちとせが慌てたように僕にそう訴えかけてきた。
「あ、それはまずいね」
僕はそう言いながら手を止めて一旦体を離す。
――と言うか、もうそこまで濡れてしまっているのか……
さて……少し考える。このままだと、これから行為によって生じるであろうちとせの秘部から溢れた液体が、
直接スカートやコートに染みこんでしまい痕が残ってしまうと言う事なので、それに対して手を打たなくては
いけない。簡単なのは脱がせてしまう事だが……それだといつもと変わらない。折角制服を着てくれたちとせを
楽しんでいるのに、その選択は僕としては絶対にない。
なら……その液体が制服に落ちないようにすればいい。
――ああするしかないな。
「じゃあさ。その……立ってさ、壁に向かってこう……してくれる? それなら多分大丈夫だから」
僕はその場で万歳をするジェスチャーをしてみせた。
「あ、はい……」
ちとせはゆっくりとベッドから降りると、僕の言った通り、近くの壁に軽くもたれかかる体勢を取ってくれた。
ただ万歳の体勢は気が引けたのか、手は顔の同じ高さで壁に付けていた。
この体勢ならば、ちとせの秘部から出る体液は下へ落ちるだけなので、制服が汚れる心配はない。
しかしその体液でフローリングを痛めてはまずいので……僕は、今の季節は使っていないタオルケットを
クローゼットから引っ張り出して二つ折りにすると、立っているちとせの下に敷いた。
これでまた、洗濯物が増えるが……これからの事を思えば、些細な事だ。
「これでよしと。お待たせ、じゃあ行くよ」
そう言いながら背を向けているちとせの臀部を覆い隠している、制服のスカートとコートを捲り上げてそこから
両手を中へと入れる。ちょっと、コートの後ろ部分が邪魔になる感じだが……まあ、問題はない。
僕は再び後ろから抱きつくようにしながら、今度は後ろからちとせの秘部弄りを開始した。
「あやっ、ああんっ……やあん、ああっ……はあっ……」
ちとせは声を上げ、また身を少し震わせ始めた。僕も単調にならないよう、秘部にある秘裂や肉芽、肉襞を
変則的に、強弱を付けて弄りまわしていく。
「ああっ……はぁっ、ああっ……やあ、そこは……タクトさっ、やっ、あああっ……!」
- 8 :
- 敏感なところを弄られ続けて、だんだんと快感で体に力が入らなくなってきたのか……そのままちとせは崩れ
落ちるように膝を付いた。僕も同じように膝を付いて、更に秘裂の中の敏感な部分を攻め続けた。
「あっ、やん……そこはっ、ううん……! だ、だめですわ……あっ、ああんっ……! いやっ、だめで……
はあっ、やああっ……!」
快感が強まって来た為か、ちとせの声がより潤いを帯び始めた。そして、その秘部自体の潤いも一段と増し
始めていた。
「気持ちいいかい、ちとせ?」
僕の行為で快感を味わっているちとせを愛おしく思い、その敏感な部分を刺激しながらそう問いかけてみる。
「はっ、はいっ……すごく……ああっ……あはあっ! やあっ……うぅん……あっ……ああっ、はあっ……あ、
やあ、んっ……! やあっ、はあっ……」
弄り回していたちとせの秘裂の中の潤いがかなりのものになってきた事と、その声色から判断して……僕は
ゆっくりと手を止めてちとせから離れた。
――これくらいでいいだろうか。
これならもう、僕の受け入れには十分なはずだ。
「そろそろ……行けそうだね、ちとせ」
「は、はい……」
いよいよ、ちとせの中へ挿れさせてもらう事にしたが……しかし今日はちとせにとっては、安全日でもなんでも
ないはず。よって僕と生で交われば、普通に妊娠してしまう可能性がかなり高い。
だから今日ばかりは、いくら彼女がそのままで……と言っても断る。僕はそう心に決めていた。
「だけど流石に今日は……わかってるよね。だからアレを使うよ。いいね」
「……は、はい」
彼女も今日の状況が特殊なのは判っているのか、彼女も素直に了解してくれた。
「絶対に生でないといやです」と言われたら今回はこれで終わりにするつもりだったので……内心、安心する。
もっとも付けたからと言って……絶対に安全、と言う事ではない。
ちとせが基礎体温の計算をしっかりして僕を安心させていたように、僕もアレの装着をちゃんとして、ちとせに
少しでも安心して貰おう。それが僕に出来る事だ。
僕は箱の中に二つ残っていた内の一つを開封して、手早くアレを装着した。
――よし、完璧だ。
きっちりと、隙間なく装着出来た。これなら、最中に外れてしまったりはしないだろう。そして、穴が空いて
いない事も確認する。一応、以前から練習はしていたのだ。装着で待たせるのはみっともない故に。
一人で装着の練習するのは、ちょっと虚しくもあったが……こうして役に立った。これも最初はなんだか中々
上手く行かなくて、かなりの数を無駄遣いしてしまったのだが。
さて、これで念願の挿入が出来る……僕はどうちとせと交わろうか、既に決めていた。このまま……後ろから
行けばいい。
「じゃちとせ、さっきの体勢になってくれるかな」
「ま、待って下さい。この体勢のままはその……辛いので。ベッドを、使わせて下さいますか」
ちとせはそう言い、ゆっくりとベッドに四つん這いのままで移動すると、その上半身だけをベッドの上に、
俯せの体勢で乗せた。
「その、これで……お願い出来ますか」
ちらりと僕の方を見ながらちとせがそう言った。
「ああ、別にいいよ。じゃあ、この体勢でいこうか」
僕はちとせに近づいて、ベッドに上半身だけをうつぶせにしている彼女の臀部を覆い隠している、スカートと
コートを後ろからめくり上げた。ちとせの、その白く美味しそうな桃尻が露わになる。
――これも、なかな凄い光景だ……。
思わずその桃尻から脚の先までを、僕は舐めるように見つめてしまう。
「あの、タクトさん……? その……」
ベッドに上体を伏せた状態で、桃尻を突きだした上に丸出しになっている状態が恥ずかしいらしく、ちとせが
少し戸惑ったような口調で僕を急かす様にそう言ってきた。
「ああ、ごめん。じゃあ、ちとせ……挿れるからね」
ちとせは少し不安そうな表情を浮かべていたが……
「はい……」
そうとだけ言い、顔を元の向きに戻した。
――そう言えば、後ろから挿れるのって今回が初めて……なんだよな。
僕はちとせの桃尻の中心に目を向ける。やはり暗いので細部は判らないが……小さな菊穴の下に僅かに開いて
いる秘裂が、そしてそのさらに奥には淡い叢があるのは判った。
――いつもと逆……なんだよな。これもまた……凄い眺めだ。
お互い、後ろから初めてと言う事も有り……僕は少し迷いながらもゆっくりと、アレを被った状態の怒張した
男の欲望をいつもと違う向きのちとせの秘裂の中へ……そして、肉襞の入り口へとその先端を当てた。
- 9 :
- 「あっ、タクトさん……当たってますわ……」
ちとせが、不安げな声でそう言う。
「ああ……行くよ」
僕は、そんな不安が和らぐようにいつもよりもやや遅めに、ちとせの肉襞の中へと己の男の欲望を差し込んで
いった。
「ああっ……はあっ……ああ、あああっ……!」
「うっ……こ、これは……」
いつもとはやや違う感じではあるが……ちとせの肉襞の内部はぬるりとしているので、進んで行くにはやはり
問題ない。僕の男の欲望は、ちとせの肉襞の中の肉の壁を擦るようにしながら、ゆっくりと進んでいく。
「ああっ、ああっ……! ううんっっっ! ああああああっ……! は、あぁぁ……っ!」
やがて、僕の股座とちとせの桃尻が密着し……挿入は完了した。
「ふうっ……よし。じゃ、動かすからね」
そう告げて、僕はゆっくりとちとせの中での活塞を開始した。
「はぁん、やぁん……タクトさぁんっ、あんっ……! これっ、何だか、すごく……感じて……! やっ、
やあっ……うあんっ……!」
初めての後背位での挿入感に、何か特別な物を感じているのか……ちとせはいつもと感じ方が少し違うようだ。
特に活塞で差し込む際に肉襞の中の、背中側の壁に僕の男の欲望の先端が擦れる瞬間に……特に感じているよう
だった。
――今まで刺激される事のなかったところだからか?
事実、僕もちとせへの活塞を行っていて、今までとは違う部位を刺激されている気がした。
生物学的には、後ろから挿れるのが正しい体位だとか聞いた事もある。だから……かも知れない。
僕としては、その今までとはまた違う快楽に酔っているちとせの女の表情がなかなか見られないのが、ちょっと
残念だが……
お互い、刺激が強い事もあって……僕はしばらく緩やかに後ろからのちとせに対する活塞を続けた。その
緩やかな快感を味わいながら、眼下にある桃尻をじっくりと目で、そして時折手で撫でて楽しませてもらう。
「はあっ……ああっ、ううん……! やはあっ、あああ……! はっ、ああうっ……!」
快感に耐える為か……ちとせは身を伏せているベッドのシーツをぐっと握りしめていた。
――あっ……いつの間にか……
どうも活塞でちとせの体が後ろにずれていたようで……ベッドの上に乗っていたはずの、制服のはだけた胸元が
自由に触れられる状態になっているのが目に入った。
なので僕は一旦活塞を止めて、そこへ手を伸ばす。と……
「やっ、やあっ」
ちとせがびくっと身を震わせた。続けて僕はその先端を手のひらで転がすように触れてみる。
「いやっ、ああっ……!」
再びちとせが身を震わせる。それと同時に、ちとせの肉襞が僕の男の欲望を軽く締め上げてきた。
――よし、良い反応だ。
僕はそのままちとせの双丘への攻めを続けつつ、活塞を開始した。
「ああん、はあっ……うんんっ……やあっ、あはあっ……やああっ……!」
ちとせも二箇所から攻めを受ける形となった為か、先程よりも声が色づいていた。僕はそのまま活塞を強めよう
と思ったのだが……
――あっ……これだと、腰が……
今更気が付いた。この体勢では、殆ど僕は腰を動かせない事に。
緩やかに攻める分には良いのだが……勢いを付けようとすると、ちとせの体も一緒に動いてしまう。
僕がちとせの双丘を手で触れる為に体を密着させるような形になっているのがダメなようだ。
――くっ……この手の感触と状況は名残惜しいけど……仕方が無いな。
僕は元のようにちとせの尻辺りに手を戻す。そして、先程よりも少し強めにちとせへの活塞を開始した。
「はああっ、ああっ……! ひうう、ふああっ、やあっ……! ああっ、やあっ、ああああ……っ!」
ちとせはベッドに顔を両腕を突っ伏したまま、僕から与えられている女の快楽をひたすら味わっていた。
僕は更にちとせを攻め立てるべく、勢いを付ける為に腰を引こうとした、その時だった。
――ち、ちとせが腰を……使ってきている?
後ろからと言う状況にもかかわらず……ちとせは自分の腰を動かして、僕の男の欲望に様々な角度から刺激を
与えようとしている事に気が付いた。
今まではされるがままか、動いても単純な動きしかいなかったちとせの突然の変化に僕は驚くと同時に……
そんな彼女に対する強い愛情を抱いた。
「……あの、タクトさん……どうかなさいましたか?」
僕の動きが急に止まった事を不思議に思ったのか、気が付くとちとせが振り返って僕の顔を見ていた。
「いや、ちょっと……そろそろ本気で行こうかと思ってね。覚悟してくれよ?」
言葉に詰まった僕は、思わずそんな事をちとせに告げてしまう。するとそのちとせは……
- 10 :
- 「は……はい。でも、お手柔らかにお願いしますね……」
そう恥ずかしそうに……答えてくれた。
――くっ……本当に可愛いよ。君という娘は……
「行くぞ」
僕は止めていたちとせへの活塞を開始する。要望通り、最初はやや緩やかに始めたが……彼女への愛しさもあり、
僕はすぐに活塞を強めてしまっていた。
「ああっ、タクトさっ……ああっ、ふああっ……! やあっ、激しっ……わたし、いっ、いやぁ、やぁぁぁ……
あっ、んんうっ……!」
たちまち活塞による快楽の虜になったちとせは、ベッドに身を伏せたまま色を帯びた声を上げて女の快感を貪り
始めていた。
そんなちとせをがんがんに後ろから攻め立てていると言う状況が、何だか僕のオスの本能というべきものを刺激
するのか……僕は大いに興奮していた。そして、ちとせはそんな状況にもかかわらず微妙に腰を動かしている
事も判り……僕は更に興奮してしまう。
「うぐっ、ちとせっ……ちとせ……っ!」
「ああっ、だめぇっ……! やぁっ、タクトさぁぁぁぁっ……! はあっ、あはあんっ……! そろそろ、
私い……っ!」
その声から……僕はちとせの絶頂が近い事を悟った。
「いっ、いいぞちとせっ、僕もそろそろだ……!」
愛しいちとせを絶頂に導くべく、僕は仕上げとばかりにその肢体を後ろから、もっともっと激しく攻め立てた。
「ちとせっ、好きだっ……! 僕のちとせっ……!」
「あんっ、やぁん、ああっ……! ぃああっ! やあっ、だっ、くっ……んんんんっ! はぁん……!
タクトさぁぁん! 私も、やっ……あああっ!」
ちとせの可愛くも艶めかしい喘ぎ声がどんどん強くなっていき、そして……
「タクトさぁんっ! やっ、ああっ……! あっ、ああああああああああーーーーーっ……!!!!」
「ううっ、あああ……っ!」
僕達は、ほぼ同時に絶頂を迎えた。その瞬間ちとせがその体を仰け反らせるのとほぼ同時に、僕は愛しい
ちとせに背中から抱きついてしまっていた。
そのせいでちとせの上半身はベッドからずり落ちてしまい、下に敷かれていたタオルケットに上体をうずめる
形になっていた。
「はああ……ああっ……ふうぅ……はああ……っ!」
そして絶頂に達したちとせがその余韻で身を震わせているのをしっかりと感じ取りながら、僕はちとせの胎内へ
快楽の証を……
――ん……?
快楽の証を吐き出している感覚が、いつもとは少し違う事にふと疑問を抱いたが……すぐに思い出した。
僕は、今回アレを装着してちとせと交わっているのだった。
――だから、今回は注ぎ込めないんだった……
これまで過去、ちとせとは全て生で交わっていたせいだろうか……すっかりそれで体が慣れてしまったようだ。
――最初の計画じゃ、こっちが当たり前になるはずだったんだけどなあ。
しかしちとせが「生で交わりたい」と、器具に頼らない避妊方法をその都度提示して来た事も有り……ちとせ
主導の避妊方法が使えない今回、ようやくそれを体験する事になった。
思えば、交わっている最中はあまりアレを付けていると言う事を実感する事が、僕はほとんど無かったのは……
ちょっと意外だった。
――今後の事を考えると、この事後の感覚にも慣れないといけないのかな……さて。
僕に上から抱きつかれたまま、まだやや荒く息をしているちとせに、僕は声を掛ける。
「……大丈夫かちとせ?」
「は、はい。ちょっと力が入らないだけですので大丈夫ですわ……それよりも、タクトさん……」
「な、何だい?」
「いえ……最後にタクトさんのを中に頂けないのが……その、妙な感じで……」
――ちとせもか……
「それは……仕方が無いよ」
思えば……初夜の時から先月の時を合わせて、交わる事のべ七回。全て最後にはちとせの胎内に僕が快楽の証を
注ぎ込んでいる。
しかし今回のアレを使っての初回と言う事で、僕も違和感を覚えたわけだが……僕としてはいつも通りに放つ
動作はしている。一方で受け取る側のちとせ側は全く何も注ぎ込まれて来ないのだから、僕よりも多分違和感は
強いのかもしれない。
まあだからこそ、避妊が成立しているわけだが……
生物学的に言えば、やはり交わっていて最後に何も来ない方がおかしいのだろうから、彼女の言っている事は
動物としてはある意味、正しい……のかもしれない。
ある意味、ちとせが僕で生で交わりたがっている理由が判ったような……。
- 11 :
- ――おっと……こんな事を考えている場合では。
「その、ちとせ。悪いけど、小さくなる前にちゃんと抜かないとまずいから……抜くよ?」
「あ……は、はいっ……」
ちとせから体を離すと、それと同時にちとせの中から僕の男の欲望が抜ける。
そして絶頂に達した反動で収縮が始まっていたそれからその先端に快楽の証を溜め込み、そしてその外側は
ちとせの肉襞の中に満ちている体液によってぬめっているアレを取り外した。
どうやら漏れてはいないようだ……安心する。そしてアレの口を僕は縛り上げた。
「これでよし……と」
さて、これでひとまず終わったが……まだまだ、僕の体は余力を残していた。
何より、先程からちとせが愛しくて堪らない。だからまたその美しい肢体を抱いて味わいたくて仕方がなかった。
「ちとせ。まだ……行けるかな?」
「はい……ちょっ、ちょっと休めば大丈夫です。まだ、行けますわよ」
「わかった。じゃあ、ちょっと次の準備をしてくるから……休んでて」
「は、はい……」
ちとせを休憩させる目的もあり……僕は一人部屋を出て、風呂場へと向かった。
そして風呂場で僕は……今はすっかりいつも通りの大きさの男の欲望を洗っていた。
――少しばかり、情けない光景だな。
でもしっかり洗って、ぬめりを取っておかないと……安心して、また事に及べない。
まだちとせを妊娠させてしまうわけにいかないのだ。ちゃんと、結婚出来るまでは……。
しばしの休憩を経て、僕達は再び交わる事になった。
「タクトさん。また……抱いて下さいますか」
ベッドの上で女座りでいるちとせが、僕にそう言って来たので……僕は早速始める事にする。
「ああ、頂かせて貰うよ」
僕はそう言い、愛しいちとせの体を抱きしめて……いつものように口づけから始める。
「んうっ……タクトさん。愛してますわ……むうっ、ふうっ……」
そしてそのまま首筋へと舌を這わせながら……後ろからでは少ししか触れなかった、はだけた制服の胸元から
覗いているちとせの双丘を手で弄り始めた。
「やああっ……ああっ、ふああ……! やっ、ああっ、あ……はああ……」
可愛い声を上げて快感を味わうちとせ。僕はそんなちとせを更に快感を味わって貰うべく、そのその敏感な
先端を念入りに弄り回し始めた。
「うっ、ああっ……ひゃあっ、やだっ……あっ、あっ、ああっ……ああっ、そんなの……あっ、やあっ……!」
いつも以上に感じているようだ。おそらく、一度は達しているせいだろうか。
――じゃあ、これはどうかな?
僕はさっきの時にはやろうと思ってしていなかった、その敏感な先端に対する口による行為を開始した。
「やあっ……! た、タクトさん、それはダメです……! あっ、やああっ、そんなの……やっ、あんっ……!」
相変わらずこれには弱いらしく……たちまち、ちとせの反応が激しくなり、身を捩らせ始めた。
「これに本当に弱いよなあ、ちとせは」
「だ、だって……タクトさんにそんな事されてると思うと……どうしても……」
顔を紅潮させているちとせが恥ずかしそうに言う。
「可愛いなちとせは」
僕はそう言い、更にそんなちとせの双丘を口を使って愛撫していく。
「やああっ、ああんっ……! あんっ、タクトさん、本当にダメです……! このままだと私……そのっ……」
「もしかして……いっちゃいそうなんだ?」
「……」
ちとせは何か言いたそうだったが言葉は発さず、恥ずかしそうに少し潤んだ瞳で僕を見つめていた。
「一度さ……このままちとせを胸だけでいかせられるか、試してみたいんだけどな」
何気なく、そんな事をお願いしてみる。
「だ、ダメです! 嫌ですわ、一人だけなんて……恥ずかしいですもの……」
断られた。ダメか……
「判った。それはまたいつか別の機会にさせて貰うよ」
僕はちとせの胸元から顔を離す。そして、再びちとせと視線を合わせ、告げる。
「じゃあ……そろそろまた挿れさせて貰っても良いかな?」
「は、はい……挿れて下さい……」
「よし……ちょっと待ってて」
僕は最後に一つ残っていたアレを、先程の様に手早く、かつきっちりと装着した。これで……準備は出来た。
「よし……ちとせ。ベッドにさ、背中だけ乗せてくれないかな」
「……え?」
――今回はこれで最後……だからな。
- 12 :
- 実は風呂場で考えていたのだ。次はどうやって交わろうか……と。
折角制服姿のちとせを抱いているのだから、一度は制服を着たままで女の快感を味わっている彼女の表情を
じっくりと見ておきたかった。
なので、次は何とかちとせの顔を見ながら出来る体位が良い、そして出来れば僕の手が自由にちとせの肢体に
触れられる体位が……と思っていたのだ。
となれば普通は正常位だが……制服のスカートとコートの丈が長いので、避けておくのがかなり難しい。丈が
短ければ行けたとは思うのだが……よって正常位は無理。
なら、ちとせが上に来る体位を……と思ったのだが、ちとせが上に居る状態での挿入は、以前にちとせが失敗
して一気に挿入されてしまった経験があったので、ちょっと避けたかった。最悪、そこで僕だけ達してしまって
終わり……なんて事になったら悔やみきれないし。
だったらどんな体位なら……と考えだが、僕の知識では思いつかなかった。やっぱり騎乗位で行くしかないか……
と思った時、名案が浮かんだのだ。
途中で変えれば良いじゃないか、と……。
……というわけで最初の体勢をちとせに指定したのだが、流石にちょっと説明不足だったのか……ちとせの顔に、
僅かに戸惑いの色が浮かんでいだ。
が……
「それって、こんな感じ……でしょうか、タクトさん」
戸惑いながらも一度ベッドを降りたちとせは、ベッドの縁に斜めにもたれかかるような体勢……僕が思っていた
体勢を取ってくれた。
「ああ、それでいいよ。脚、広げてね」
僕はその広げられた脚の間へと移動する。
「背中から落ちないようにしててね」
そしてスカートを軽くめくり上げて、露わになったその太もものあたりをそれぞれの腕で抱え込むようにして
軽く持ち上げた。そしてちとせの上半身だけを、背中から滑り落ちてしまわないような位置へとしっかり
ベッドに乗せる。
「え……? その、一体どうなさるんですか……?」
何だか妙な格好になってきたので、ちとせが不安そうに聞いてきた。
僕は何だか言葉で説明しづらい事もあり……返事代わりにちとせに軽く一瞥だけして、無言のまま続けた。
僕はちとせの脚を抱えた体勢のまま中腰になって、右手でちとせのスカートを更にめくり上げた。それで
露わになった僕の眼下にあるちとせの秘部と、アレを被せた状態の自分の怒張した男の欲棒の高さを調整する。
……ふと、ちとせの秘部から分泌されてあふれ出した液体が、その艶めかしい太ももを無数に伝っていった跡が
あるのを確認出来た。
――そうか。ちょっと粘りがあるから……素直に下には落ちていかないんだな。
そんな事を思いつつ、彼女の秘部から漂ってくる「女の匂い」を感じ取りながら、今度はちとせの細い腰の
辺りに手を回す。そしてその秘部の下にある空間を隔てた床の上に少し残っている、制服のコートとスカートの
布地をベッドの下の空間に右手を使って押し込んで、一時的に避難させた。
この体勢なら……正常位だが、ちとせの下半身の下には制服がない状態となる。
ちなみにこの不安定な体勢は、挿れるまでで……その後は、騎乗位へと移行させるつもりだった。そのくらいの
時間なら、ちとせも大丈夫のはずだ。
「あ、あのっ。これで……?」
「じゃあ……挿れるからね」
今回は光の微妙な加減か位置の関係か……僅かにではあるが、ややその位置と形が確認出来た肉襞の入り口へと、
僕は己の怒張した男の欲望を再び差し込んでいった。
少し変わった体勢なので、最初は少し入れにくかったが……
「あっ、ううんっ……やっ、やあっ……! はあああ……うぅぅぅぅ……あうんっ……!」
一度入ってしまえば後はぬるりとした感触と共に……ちとせの肉襞の中の温かい壁を擦るように、やや上向きの
僕の男の欲望がゆっくりと進んでいった。
そして僕とちとせの股座が密着し……挿入は完了した。
「ああっ、タクトさん……ふああ……あはあっ……」
ちとせは挿入の快感を味わい始めていたが……このままの体勢では続けられない。次の体位まで移行しなければ。
「ちとせ、ちょっとそのままで動かないで」
僕はそう言うと、ちとせのその細い腰にしっかりと手を回すと……少し後ろに倒れるような感じで、中腰のまま
ちとせの体を抱えるようにしてベッドから持ち上げた。
「あっ、やあっ、あんっ……! タクトさん、ふ、深っ……やあああっ……!」
持ち上げた関係で、僕の男の欲望がより深く自分に突き刺さる事になったちとせが喘ぎ声を上げる。
- 13 :
- ――何だっけこの体勢……駅弁?
そんな事を思いながら、僕は中腰でちとせを抱えたままそのままその場で180度ぐるっとターンして、ベッドに
一旦腰を下ろした。そして……
「よっと!」
ちとせをかかえた体勢のまま少し後ろに座り直してから、ベッドと体の向きが同じになるような感じで、今度は
斜め後ろに勢いよく倒れ込んだ。
――よし、上手く行った。
これにより、僕の上にちとせが乗っている体勢……そう、「騎乗位」になった。
これならスカートを広げている限りはちとせから溢れる液体が衣類に付く事はまずない。全て下にいる僕の肌の
上に落ち、そしてベッドの敷き布団に至るだけだ。
「これでいい……さ、始めよう」
一方、ちとせは何故こんなアクロバティックな事をしたかわからない、という感じの顔をしていたので……
簡単に補足する。
「いや、ほら。前の事があったじゃないか。君の方が力抜けちゃって、ずぼって一気に」
「……あっ」
「何しろ、あと一回しか出来ないし。だからさ……じゃ、行くよ」
何となく理由が判ったようだったので、僕はちとせの肉襞の感触を楽しむべく下から腰を突き上げて攻め始めた。
「やああっ、あんっ……そんな、はぁ、はあっ……あうっ、ううん……あんっ……! やっ……深あいっ……!」
更に下から手を伸ばしてちとせの双丘をまさぐりながら、適度に腰を突き上げてちとせの肉襞の中を刺激し……
先程の時には出来なかった、二箇所攻めでちとせを攻め立てた。
しかしこの体勢だと完全に結合部分がスカートの中に隠れる形にはなっているので、結合部分はまるで見えない。
故に視覚的に楽しめるのが、制服を纏い目を閉ざして僕と交わっているちとせのその色っぽい女の表情と、僕の
手で形を変えていく柔らかい双丘だけと言うのは、多少物足りない……と、思っていたが。
――まただ。ちとせが僕のを刺激している。腰を巧みに使って……
さらに、ちとせが時折その目を開けて僕の表情を伺っているのにも気が付いた。そんな僕と目が合うと……
ちとせが少し嬉しそうな表情を浮かべた。
――これはやはり明らかに、意図的に行っている事なのか……
ちとせのそんな行動と、その腰の動きによって僕の男の欲望が大いに刺激された事もあり、かなり限界が近く
なってきた。
「ちとせ」
僕が声を掛けると、目を閉じて快感を貪っていたちとせが目を開けた。
「あっ……そろそろ、あはっ……! なっ、なんでしょう……?」
「あ、君も……かな?」
「では……んんっ……! 参りましょうタクトさんっ。んんうっ……」
そう言うと……ちとせが急にその上体を僕に向けて倒してきて、上半身を密着させてきた。
それに合わせて結合部分の摩擦の角度がほぼ垂直から、ほぼ水平にまで変化する。そしてその双丘が接触し……
そのやや固くて敏感な先端も、その柔らかな感触と共に僕の胸板に当たった。
これだけでも結構な刺激だというのに……さらにちとせはそのまま、僕にその上体をこすりつけるようにして
動き始めたのだ。
――こっ、これは……
「やあっ、はっ、んんっ……! はあっ、やっ、やんっ……タクトさん、あぁっ……! はぁん……
うううん……ああっ、あっあっ……やぁっ……!」
多分、ちとせは自分の肉襞の中と僕の男の欲望が擦れる刺激だけではなく……その双丘の先端が、僕の胸板で
擦れる際の刺激も味わっているのだろう。
僕にもちとせの肉襞の感触だけでなく、自分の胸板が彼女の双丘の先端で刺激されている何とも言えない感覚に、
かなり強い快感を得ていた。
――ちとせの裸の胸が僕の胸板を……た、たまらない。
ちなみにちとせが倒れ込んできて双丘への攻めが出来なくなった僕は……自然にスカートの下からちとせの
桃尻へと手を伸ばし、なで回していた。
「きっ、気持ちいいですか、タクトさん……ああんっ、ああっ……! やんっ、いいっ……ああっ、
んんうっ……!」
ちとせはその女の表情で快感を得ながら、僕にそう問いかけてきた。
――ちとせが、自分からこんな事を……
こんな可憐な年下の美少女が、自分に快楽を与えようとそんな事をしてくれているかと思うと……先程から腰を
使ってきていた事もあり、僕はそれだけで精神的に一気に高まってしまった。
そして……
「ちとせっ……! も、もう出る……! ぐっ……ううっ! うっ……」
僕は程なくして、絶頂の時を迎えていた。
- 14 :
- 「タクトさっ、ああっ……私もきっ、やああああああああ……っ! ああ……っ!」
そして制服姿のままのちとせも、僕と上体を密着させたまま……少し遅れて絶頂の時を迎えていた。
そんなちとせの肉襞の中は、既に快楽の証を大量に吐き出して始めている僕の男の欲望を、お礼とばかりに
きつく締め上げて来ていた。
――うっ……搾り取られるって、こんな感じの事を言うのかな。
「はあっ、ちとせ……良かったよ……」
自分に上体を密着させたまま、絶頂の快感を存分に味わって身を震わせて小さく喘いでいるちとせを僕は愛しく
思い、軽く抱きしめた。
「ああっ……満足して、頂けました……? あああ……はあ……いぃ……」
ちとせはそう言い、僕に軽く口づけをしてくれた。
とにかく……こうしてちとせとの二度目の制服プレイが終わった。
僕としては満足出来た事も有り、これで終わる事になった。まあ、アレのストックがないからもうしたくても
出来ないのだが……
また収縮を始めていた男の欲望を覆っていたアレを取り外し、破損が無い事を確認してから口を縛った僕は、
まだ小さく喘いでいるちとせに声を掛ける。
「ちとせ……その、カーテン開けるけど、いい?」
「ど、どうぞ」
一応ちとせの許可を取って、窓のロールカーテンを元に戻して、部屋を明るくする。差し込んでくる光に今は
まだ日中である事を思い出す。そして、問う。
「ちとせ、制服……汚れてないよね?」
今回、僕のアレが行為中に外れるのと同じぐらい注意していた、制服への被害がないか聞いてみる。
「大丈夫……みたいですわ。その……着替えるついでにちゃんと確認して参りますので、お風呂場を貸して
頂けますか」
着替える。その単語を聞いて、僕は思わず声を上げてしまった。
「いや、ちとせ。そのまま制服で……」
「……わかっておりますわよ。わたくしはただ……そ、その……外してしまったのを……」
ちとせは、僕が制服のままでいて欲しいという思いを理解してくれていたようで……そう反論されてしまった。
――そういう意味で言ったのか。これはとんだ早とちりだ。
「ああ、そういう意味だったんだね、ごめん。なら別に遠慮しなくていいよ」
「では……失礼します」
ちとせは、床に落ちていた自分の胸当てと下着を僕の眼から隠すように拾って持ち、部屋から出て行った。
――まあ、今回はこれでおしまいだな……
僕は二回の行為で両方とも使用済みとなり、その内部には僕が吐き出した快楽の証がたまっているアレを
見ながら、そう思った。
――そしてこれ、どうやって処分すればいいのやら……
さて今回はかなり急な事だったので、以前の約束の通りちとせが夕食を……というわけには行かず、結局僕が
用意した。彼女の手料理は、次回にお預けである。
ただ今回、前回泊まりに来た時には眠りこけてしまった故、仕込みの時間が足りなくて彼女に振る舞えなかった、
特製の美味しいご飯を出す事が出来たのは幸いだった。
「このご飯、何だか美味しいですわね……どうしてですか?」
「前回と違って、鍋で作ったからね。火力が違うんだよ。だからほら……お焦げもあるだろ? 炊飯ジャーじゃ
こうはいかないよ」
「すっ、炊飯ジャー……っ!」
「ん、どうかした?」
「い、いえ、何でもございませんわ。あははははは」
明らかに態度がおかしいのだが……まあ、追求するのはやめよう。
――何か炊飯ジャーにトラウマでもあるのだろうか。
ひとまず、元気にはなってくれたようだ。その点は安心する。
しかし、制服姿のちとせとこうして自室で晩ご飯を食べられるとは……
――幸せだなあ。
僕はしばし幸せな気持ちに浸るのであった。
そして夕食後。まだ門限までには時間があるというので、片付けをした後にまた少し話し込んでいたのだが……
(きっ、気持ちいいですか、タクトさん……)
先程交わっていた時に、ちとせが自分の双丘を僕にこすりつけるように押し付けながら口から出たこの言葉。
これが、妙に僕の頭に引っかかっていた。ちとせが自らあんな気持ちいい事をしてくれたというのが、僕に
とっては強烈な出来事だったのだ。
- 15 :
- しかも……ちとせは僕の希望もあって、ずっと制服姿である。その制服姿のちとせとつい数時間前まで僕は熱く
交わっていたわけで……
――そんなちとせをまた……抱きたい。
男として、ついそんな事を考えてしまい……つい、男の欲望を怒張させ始めてしまった。
そして、それをちとせに気が付かれしてしまった。
「やっ、やだタクトさんったら……ならその、また……なさいます? もう一回ぐらいでしたら……」
「いや、それがね……その……」
――もう、アレが残っていないのだ。
僕は空になったアレの箱を、彼女に振って見せた。
「これがなきゃ、今日だけは絶対にダメだ。だから、ね」
ちとせはまたさせてくれると言うのに……これは備えを怠ってしまった僕のミスである。
今から新しいのを買いに行くような時間は、ちょっとない。折角の機会、また目の前の可愛いちとせとしっかり
交わりたいのだが……今回ばかりは、仕方がないよな。
そもそも、一月も空けずにまたちとせと二度も交わる事が出来た今回が、特別なのだ……。
僕がそう、諦めかけた時だった。
「そうですか……でもタクトさん、良い方法がありますわよ」
「えっ」
それは実に意外な言葉だった。
「タクトさんに心配を掛けさせず……お互いに満足出来る方法。ありますわよ」
ちとせが近づいてきた。自信ありげな顔で……。
「本当? 一体、どうするんだい」
「それはですね……」
近づいてきていたちとせが、ベッドに座っていた僕の前で立ち止まった。そして……
「えっ、ちょっと……!」
しゃがみ込んで、なんと僕のズボンを弄り始めた。そして留め金を外して開き、その下の僕の下着の中で
怒張して存在を主張し始めていた男の欲望を取り出すと……
「はむっ……」
「なっ……う、嘘っ! うわっ……!」
信じられなかった。ちとせが僕の怒張していた男の欲望に対して口を近づけ……なんと、いわゆる尺八を開始
したのだ。
――まさかちとせが、そんな事を知っていて……しかもそれをこんなに大胆に実行に移すだなんて……!
あまりの出来事に、そして初めてその部分で味わう事になったちとせの舌と口、そしてその吐息の生暖かい
感触に、僕は思わず腰が抜けそうな程の感覚を味わう事になった。
「や、やめろ、ちとせっ……ううあっ! こ、こんな事はっ……いくらなんでも……っ、うあっ……」
そんな僕の言葉に、ちとせは行為を中断して僕を見上げた。
「そんな……」
少し上気した様な顔でそうとだけ言うと、ちとせは奉仕を再開した。
「わたくしが……むうっ……満足させて差し上げますわ……」
「い、いや、うあっ……その、ち、ちとっ、ぐっ! ……うっ!」
ちとせは熱心に僕への奉仕を続けている。やはりと言うか、どこかたどたどしいが……それでも確実に、
少しずつ確かめるように。その舌先、そしてその細い指なども使って男の欲望を見事に刺激し、それを通じて
僕に強い快感を提供してくれていた。
――制服を身に纏った、まだ幼さを残す美少女の少尉殿が、下士官の僕のものをその口で愛おしそうに……
それはもうものすごい背徳感であった。なので僕も敏感になってしまう。故にちとせが与えてくる快感に対して
僕はほとんど抗えない。
――尺八って言う行為自体、好きじゃなかったはずなのになあ……
しかしちとせにされ始めてしまうと、僕はその快感で何だか体に力も入らず、ちとせを強制的にどけて奉仕を
中断させる事も出来ないとは……
――てか……なんだこの状況。何かの特殊プレイか?
先程から、見事なまでにちとせに一方的に嬲られているような……まるで、犯されてしまっているような。
そんな状況に恐怖を覚える一方で、僕は今までにない快感も覚えていた。
――僕って、実はいわゆるMだったのか?
そんな事も考えてしまった。そんな中でお互いの視線が合い、ちとせがその奉仕を停止した。
僕の眼から、行為を中断して欲しいという意志が伝わったのか……?
「タクトさん……そんなに感じて頂けるなんて。わたくし、とても嬉しいですわ」
ちとせは完全に思い違いな、そんな言葉を投げかけつつ僕に対して微笑んでいた。しかし……その青緑色の
虹彩を持つ眼は、全く笑ってないように見えて……僕は何だか寒いものを感じる。
「ですから、もっと気持ちよくして差し上げますわ。ふうんっ……」
- 16 :
- しかしその僅かな間、奉仕が中断された事により、僕の全身を金縛りにしていたその快感が途絶えた。これで
一瞬体に力が入るようになり……僕は動けるようになったので、慌てて後ずさる。
「もっ、もういいっ、ちとせっ。僕はそんな所を、君の口でなんて……」
僕が慌ててそう言うと、ちとせは実に意外そうな顔をしながら、反論してきた。
「そんな事って……これは、タクトさんがわたくしにもなさっている事ですわよ?」
――ま、まあ、確かに言われてみればそうだが……
「いや、でも」
「タクトさん、わたくしが女として……こうしてでも殿方を悦ばせたいと思う事は、間違ってますか?」
「え!? そ、それは……」
僕にとっては、意外な問いだった。その言葉に何とか反論して、ちとせにこの行為をやめさせたかったが……
僕はなかなか反論出来なかった。
むしろそこまで僕に尽くしてくれようとするちとせの好意を、僕は受け入れるべきではないのか?
――いやしかし……
時間にすれば数十秒だったと思うが……僕はぐちゃぐちゃになっていた考えを何とかまとめ、話しかける。
「わ、わかった……それは確かに間違ってない。僕が……間違ってた。ごめんよ」
「では……」
「ただ、今回だけにして欲しいんだ。正直……これは恥ずかしい。君だってその……明るい所でするのは嫌なの
と一緒だよ」
「……わかりました。今回はもうタクトさんと直接交われませんから……その代わりと言う事で、いいですか?」
「ああ、そうしてくれ。それとあと……」
「なんです?」
「その、歯だけは……気をつけて欲しいんだ。男にとっては、そこに歯を立てられたりするとすごく痛いし、
命の危険さえ感じるから……」
「わかりました、気をつけます……ではタクトさん」
「ああ……」
僕は再び、ちとせからの奉仕を受ける事にした。正直、もういろいろ勘弁して欲しかったが……やむを得ない。
僕の体が元の位置に戻ってくると、ちとせは一度深呼吸し……再び、そのまとわりつくような奉仕を開始する。
再び僕の体に、得体の知れない快感が走り抜ける。
「ぐっ……ううっ、ううっ……はあっ……うあっ……」
部屋に聞こえているのは、僕の男の欲望に与えている快感によって分泌されている液体とそのちとせの口から
分泌される唾液が混じり合い、それがちとせの奉仕の動きによって生じる、どこか淫らな液体の音と……そして
誰が聞いてもありがたくないであろう、僕の喘ぎ声である。
――それにしてもやはり……この刺激は強すぎる。
「ぐっ、ああっ……くうっ……ああああうっ、うおうっ!」
僕はちとせに与えられる刺激についに耐えられなくなり、遂に情けない声を出してしまった。
「感じていらっしゃるのですね。うれしいですわ……では、もっとよくして差し上げますわ」
そう言うとちとせは僕の男の欲望を、その口で一気に銜え込んだ。そしてさながら自分の口を、肉襞に見立てる
かのように活塞を始めた。
すなわち、僕の男の欲望を上下になぞる様にしながらの奉仕。
「ぐあっ……ああっ、おああっ……あっ、あうっ……おああっ……」
肉襞の摩擦の感触はまた違う感覚が、僕の男の欲望を強烈に刺激して……その情けない声が止まらなくなる。
上体も立てていられなくなり、僕はベッドに背中から倒れ込んでしまう。
そしてちとせは上下の時にはその舌全体を使い、男の欲望を舐め尽くすようにしてみたり、焦らすように舌先を
使って違う刺激を与えてきたりする。更には……
「ここが……弱いんですよね。ふふっ」
「う、うあうっ!」
ちとせが男の欲望の先端の鈴口の部分を、舌先で軽く突いてピンポイントで刺激を与えてきた為、僕は思わず
そんな声を上げてしまう。
色々試して反応を見ながら、僕がどうすれば快感を得られるか……確実に学習している。その辺は僕もちとせに
散々今までしてきた事ではあるのだが……
――何だか、泣きたくなってきた……
それは気持ちよすぎるからか、はてまたちとせに一方的にされている為か。
「そろそろ……頂けそうですわね……」
そんな僕の声の変化を見たちとせが、静かにそう告げると……仕上げとばかりに、奉仕を加速させてきた。上下
運動を幾度か繰り返し、そして鈴口を軽く舌で突いた後……
「頂きますわ」
とつぶやいて……軽く吸い上げてきた。
- 17 :
- 「あああっ……うぉああっ! はうっ、あうっ、ううっ……!」
とうとう、その時が来た。来てしまった。僕は全身の力が抜けるような快感と共に、絶頂を迎えてしまった。
そしてちとせの口によって弄ばれていた、僕の男の欲望から……みるみる快楽の証が吐き出され始める。
ちとせの口の中へと……
「んんっ……ふぅん! ううん……ん……」
そのちとせは、その口に僕の男の欲望の先端を銜え込んで離さぬまま、しっかり全てを口で受け止めていた。
まるで、自身の子宮で僕の快楽の証を受け止めている時のように。
そして、僕の男の欲望から吐き出しが終わった事を確認すると……
「うおあっ……!?」
ちとせは最後にもう一度僕の男の欲望の先端にある鈴口を軽く吸い立てて、おまけとばかりに僕を刺激してから
……静かに口を離した。
その口と、怒張を収束させつつある男の欲望の間には……長く透明な糸がしばらく伸びていた。
その背徳感からか……三度目のはずなのに僕は結構な量の快楽の証を、ちとせの口へと吐き出してしまっていた。
――もしかして、今日で一番多いんじゃ……?
そして、最後は吸い出しで絶頂まで持って行かれるとは。これじゃまるで、初夜の時のちとせと同じじゃないか……
――ま、まさか、それを狙ったのか……?
そこまで僕の感情の高ぶりを観察して、それを操っていたと言うのなら……お、恐ろしい。
ふと見ると、そのちとせは自らの口の中に放たれた快楽の証を口から少しだけ出して左手の掌に乗せて、興味
深そうに見つめていた。そして、右手の指で軽く触れたりしている。
……そう言えばちとせは、直接見た事はなかったっけ。
するのは暗い部屋と決まっているので、交わった直後に見る事は出来ないし、布地の上に落ちた物は時間が
経てば染みこんでしまうし。
あ……そう言えば、快楽の証は彼女の口の中に溜め込まれたままだった。
「ほら……ちとせ。これ」
僕はベッドの傍らに置かれていた塵紙箱から、数枚を抜いてちとせに差し出した。
が、ちとせは掌に落とした快楽の証を再び口に入れると……
「って、ちょっと!?」
こくり……なんと、全部そのまま飲んでしまった。
「……?」
僕の快楽の証を全部飲み込んだちとせは、その後に少し不思議な顔をするだけに留まったが……最後に一言、
こう漏らした。
「ふふっ」
そんなちとせに……僕は思わず言った。
「そ、そんな物……飲まなくてもいいのに。美味しくなんかないだろうに、全く」
「そんな物だなんて……これはタクトさんから頂いた、大切な物ですわ。ですから、ちゃんと全部頂きました」
――もう、何なんだろうこの娘は。
と、こう思うのも……もう何度目だろう。
一途で、とても可愛いのだけれど……どこか怖いところもあるよな、やっぱり……
彼女に「エンジェル隊に復讐を企んでいる」と言う黒い噂が立ってしまうのが、少しだけ納得出来た気がした。
なんにしても……今までは僕にほぼされるがままだったちとせが、その美しい肢体を使って逆に僕を「攻める」
事を覚えてくれたようだ。
――これは次回が楽しみなようで、怖くもあるな。
とにかく、僕の沸き上がってしまった性欲はこうしてちとせの奉仕によって満たされた。故に、次第に冷静に
なってきた。
「そうだちとせ。早く戻らないとまずいんじゃないのか。その、門限」
「あっ、そうでしたわ! お風呂場、お借りします」
そして風呂場で元の私服へと着替えたちとせを、僕は最寄りのステーションまで送っていった。
「ありがとうございました。お陰で、元気になれましたわ。またお会いしましょう」
それが今回の、別れ際の言葉だった。
- 18 :
- まあ、元気になったようで……良かった。予定通りなら、次はまた二週間後には会えるはずである。
ちとせの乗った電車を見送った後の僕は……いろんな意味で疲れてしまっていた。
あのときのちとせの眼……今思い出すだけでも、少しだけ身震いしてしまう。女は魔物……誰が言った言葉なのか
は覚えてないが、それが事実だと思い知らされた気がした。
まあ……そう言うのも含めた「烏丸ちとせ」と言う、一人の少女を僕は愛しているのだけれど。
さて……念願の制服プレイを堪能させてもらった僕は……次も、ちとせにとある服を来て貰った上で楽しませて
貰う事になったのだが……その話は、また今度の機会にするとしよう。
- 19 :
- 乙!
- 20 :
- いつの間にか落ちてたのか…。
前スレのカズヤとアニス書いた人の続きの投下あった?
- 21 :
- >>20
あったよ、おまけのイラスト付きで
そう言えば保管庫ないんだよね……古いのはまだ残ってるけど
エロSSって18禁扱いだよね?
- 22 :
- あは〜ん
- 23 :
- ごめん。>>21だった。
- 24 :
- 保守。
やっぱり全然人いないな。
- 25 :
- >>24
本当に……たまには雑談とかしたいよ……
- 26 :
- ども 一月ほど経ちましたが盛りあがる様子がない事に無力さを覚えつつも
アニメ版ちとせのSS四作目を dat落ち防止のageついでに投下させて頂きます
シチュは相変わらずのどノーマルです
今回も15レスほどお付き合い下さい
- 27 :
- タクト・マイヤーズ(偽名)だ。いつものように、以後この名で通す。
さて、過去に三度、僕の恋人であり、幼なじみでもあるツインスター隊所属の烏丸ちとせ少尉との逢瀬をお話し
したと思うが……今日もまたその後の話をさせて貰おうと思う。
前回は唐突な訪問ながらも、二度制服姿で交わり、最後にはなんと尺八までしてくれたちとせ。
その後に届いたメールを読んでいても特に落ち込んだ様子はなく、どうやらスランプ状態は脱したようであった。
――いろんな意味で……良かった。
さて。その後の休日に、パソコン用のパーツを見に電気街へ趣いた時だが……街角にあったテレビにて僕が驚く
べきものを見てしまった。
なにしろ歌手デビューしたという触れ込みの「エンジェル隊」と共に、「ツインスター隊 feat.烏丸ちとせ」と
して、ちとせが歌手デビューしていたのだから……
最も、それ以後はそんな話は全く聞かなくなっていた。あれは……手の込んだいたずらだったのだろうか。
その事をちとせ本人に聞いても良かったが……何だか聞かない方がいい気がして、それはやめておいた。
まあ、そんな事はあったが、次に会えるまでの約二週間の間、僕はそれなりに平穏に過ごしていた。
さて、話は更に少し遡るが……
「そうだ……これだ!」
前回ちとせと逢瀬した日の翌日。仕事を終えて帰宅した僕は、パソコンを前に思わずそう叫んでいた。
――そうだ、これだ。次は……これで行こう。
そして、すぐさまその単語をキーにして検索を掛け……僕はとある購入代行のサイトに辿り着いていた。
そしてその価格を確認し……たっ、高い。
少し悩んだが……僕はちとせから聞いていたスリーサイズからサイズを指定し、購入手続きを済ませた。
まあ、高いのは仕方がない……文化として残ってはいるが、今も使われているのはトランスバールの僅かな地域
だけなのだから。
――でもこんな代行業があると言う事は、それなりに需要はあるって事だよな。
まあ所謂「なんちゃって衣装」であれば、ちょっと探せば簡単に手に入るが……何せ、愛するちとせへの、大切な
プレゼントである。そんな安っぽいものをあげるわけにはいかない。いかないのだ。
――男って、こう言う時辛いよなあ。
そしてそれは、ちとせと会う予定の前日、僕の家へと届けられたのだった。
――間に合って良かった……!
それが僕の正直な感想だった。そして僕は手元に届いた小包の中身を確認して、これを着たちとせの姿を夢想
するのであった……。
そして翌日。体を洗って臨戦態勢にしてから向かったいつもの待ち合わせ場所に、いつもの私服でちとせは現れた。
相変わらずとても可愛くて、安心する。
「こんにちはタクトさん! 今回も、よろしくお願い致します!」
これが今回の第一声であった。
――やっぱり、ちとせはこうでないとなあ。
そしていつものように愛車でのタンデムの直前、彼女用のジェットヘルメットを手渡しながら僕は予告した。
「実は、プレゼントが用意してあるんだ」
「えっ……なんですか?」
「着いてのお楽しみだよ」
そして数分のタンデムの後、着いた僕の部屋。いつものようにちゃぶ台の横に座ったちとせに、僕は件の
プレゼントの入った紙箱を差し出した。
ちとせがおそるおそるその箱を開けて、その中身を確認した。そして、声を上げる。
「こ、これって……巫女装束ですか!?」
そう、巫女装束であった。出身が出身だけに、ちとせもそれが何であるかはすぐにわかってくれたようだ。
ちとせに着て貰いたい服は色々とあるが……やはり、所謂和風の美少女である彼女に着て貰いたく、かつ素直に
着て貰えそうな衣装……となればこれしかなかった。
「でもタクトさん、こんなもの、どこで……?」
「まあ、探せばあるもんだよ。ネットで探してね、見つけたんだ」
「そうなんですか。ありがとうございます……大切にしますわ」
ちとせは嬉しそうにそう言った。以前に、こういう所謂「和服」的なものをちょっと集めてはいる……と聞いて
いたのが幸いしたようだ。
- 28 :
- 「でも……これ、高かったでしょう? だってわたくしの使っている弓道衣だって、結構高かったですし……」
「ま、まあ。でも、ちとせに喜んで貰えるなら大した事ないよ、ははは」
確かに高かった。でも、ちとせに喜んで貰えたし……この後、これを着て貰えてかつそのままさせてくれるならば、
僕的にはもう十分元が取れてしまう。
「で……これをわたくしが着ればいいんですよね?」
――察しがいいなあ。
まあ、前回に制服でのプレイを頼んでいるので……ある意味、当然の反応かもしれない。
「う、うん。まあ……嫌でなければ、だけどね」
一応、そう断った。こればっかりは、彼女の意思を尊重しないといけない。
「そんな。是非、着てみますわ」
そう言い、巫女装束一式を手にとって立ち上がったのだが……
「でも……ちょっと着方が特殊でしたので、上手く着られないかも」
――そう言うと思っていた。
「それなら心配ない、ほら」
と、僕はそれを予見して用意しておいた、巫女装束の着方を説明したサイトを見やすく印刷したものを手渡した。
「もう……準備がよろしいんですから」
「まあね。見たかったから」
僕はニヤリとしながら、そう答えた。
「ではお風呂場、お借りしますね」
そう言い、部屋を出るべく背を向けたちとせに、僕は声を掛ける。
「ああ。ついでに体も洗っておいてくれると……」
そう、間接的に巫女装束プレイを申し込んでみた。
「……はい」
振り返って少し恥ずかしそうにそう頷いたちとせを見て、僕は「OK出た!」と、心の中でガッツポーズをして
いたのであった。
そして数分後。シャワーで体を清めて、巫女装束を身に纏ったちとせが部屋に入ってきた。
「お待たせ致しました」
そう言い、部屋に入ってきたちとせの姿に……僕はしばらく、言葉が出なかった。
――何と美しい……やはり……似合う。ものすごく。ああ、生きてて良かった……!
デザイン的には、本物志向と言う事で白衣には紅い掛襟もない。白衣の下の襦袢だって、紅色ではなく白である。
そして袴はスカート状の行灯型である。馬乗型も選べたが、ちとせの持っているであろう弓道衣がそれのはず
なので、こちらを選んだ。まあ、個人的にこちらの方が好き、というのもあったけど。
そしてその中身……ちとせの事だ、多分和装と言う事でいつものは付けてなければ履いてもいないはずだ。
イラスト等で見られる巫女に比べれば、ぱっと見は色々と地味ではあるが……ちとせという愛しい美少女が着て
いるという相乗効果でその姿はとても美しく、そして可愛かった。
――ああ、早く全身でもこの可憐な巫女を味わってしまいたい。
極上の獲物を前にした心境の僕は、思わずそのまま押し倒してしまいたくなる衝動を抑えつつ……僕は巫女装束を
纏ったちとせの美しい姿を存分に鑑賞した。
「あ、あの……似合ってますか?」
「ああ、もう似合いすぎてるよ。本当に最高だよ。すごく可愛いよ、ちとせ」
嬉しくなった僕は、思いつく限りの賛美の言葉をちとせに掛けていた。
「まあ……そう言って頂けると、着た甲斐がありますわ。タクトさん」
そう言い、軽く微笑むちとせ。本当に、可愛い……この姿を楽しめるのも、僕だけの特権なんだ。そう思うと……
ますます愛しくてたまらない。
「あの……いいですよ、タクトさん。もう、好きにして頂いても……」
そんな可憐なちとせが、少し顔を赤らめながら僕にそう促してきた。
「わかった。じゃあ、遠慮無く……抱かせて貰うよ」
「はい……今日も、たっぷりと愛して下さい……」
そんな可愛い台詞を聞いて、僕は一気にちとせを押し倒してしまおうと思ったが……いざそうなると、巫女姿の
ちとせが何だか神々しい感じがして気後れしてしまい、なんだかそれは出来なかった。
結局、いつも通り……まずは全身でちとせの温もりを確かめるように、しっかりと抱きついた。
そして口づけを交わす。
「んんうっ……タクトさん……」
そしてちとせとの口づけを味わいながら、早速巫女装束越しにちとせの双丘に触れて、その柔らかくて気持ちの
良い感触を僕は確かめ始める。
「はあっ、んうっ……」
――ん?
- 29 :
- 手にちょっとした違和感を覚えた僕は、双丘をまさぐられて気持ちよさそうにしているちとせに声を掛ける。
「その、ちとせ……その、胸なんだけど。ちょっと、大きくなってない?」
「……え? そ、そんな事はないと思いますわ」
「そ、そう? じゃあ勘違いかな……」
気のせいだろうか。以前の時より、手応えが良くなっているような……そんな気がした。
胸の話題を続けると怒られそうなので、僕はそこで話を切り上げて……口づけを中断し、今度は舌をちとせの
その首筋に這わせつつ、両手では引き続き双丘の柔らかい感触を楽しませて貰う。
「ああっ……やっ、はあっ……あはっ、あっ……んんうっ」
ちとせは少し顔を赤くしながら、快感を味わい始めていた。
しかし巫女装束越しに双丘の感触を味わう、と言うシチュエーションがまた何とも……個人的に興奮する。
――なんだか……いけない事をしている気分だな。
そんな事を思いながら、僕はその手を今度は白衣の下へと滑り込ませて、白衣の下にある襦袢越しにちとせの
双丘の感触を楽しみ始めた。
「あっ、はああっ……」
先程よりも僕の手とちとせの胸の間にある布の数が違うので、当然僕の手にはより暖かく柔らかい感触が
伝わってきた。ちとせも、僕の手の感触がより近くなった事を感じているのだろう。
しばし襦袢越しに双丘の感触を楽しんだ後、僕はいよいよ最後の一枚である襦袢の下へと、手を滑り込ませた。
「やっ、やあっ……!」
――やっぱり、付けてないな。有り難い……
白衣越しの感触でも、その存在が確認出来なかったのである程度確信はあったが……襦袢の下に滑り込ませた
僕の手に伝わって来たのは、ちとせの素の双丘の暖かくて柔らかい感触であった。
久し振りにその感触が伝わってくると同時に……僕は少し幸せな気持ちになっていた。
「かわいいよ。僕の……ちとせ」
直接胸に触れられたせいか、恥ずかしそうに俯いているちとせに僕はそう声を掛けて、いよいよ生の双丘の
感触を堪能させて貰うべく、手をじっくりと動かし始めた。
「ああっ、はああ……っ!」
それに合わせて、ちとせも少し身を強張らせつつそう声を上げた。
僕は巫女装束がはだけてしまわないように、そこからはあまり腕は動かさずに指先だけを動かすようにして、その
暖かく柔らかくなめらかな生の感触を味わいながら、その敏感でやや固い先端にも指を使って刺激を与えていく。
「あっ……はあっ! ああ……ああっ……やっ……はぁっ! やっ……や、あっ、だっ、だめです……!」
胸元に手を入れられた状態で、そんな声を上げながら顔を赤らめて恥ずかしがりながらも、僕の手の動きによって
もたらされている快感に身悶えている巫女装束の美少女……ちとせ。
それは僕にとってとても淫靡で、背徳的でもある光景であった。
「はあっ、あ、やあっ……! た、タクトさん。そ、その……ベッドに」
しばらくするとちとせが少しよろけるようにして、僕へと軽く身を預けるようにしながらそうお願いしてきた。
どうやら、気持ち良くてしっかりと立っていられなくなってきたようだ。
「わかったよ。よっ……と」
一旦ちとせの胸元から手を抜くと、僕はこれまたいつものようにちとせをお姫様だっこして、ベッドまで運んで
から丁寧にベッドの上へと下ろした。
お姫様だっこの状態でベッドに下ろしたので、いわゆるちとせは三角座りの状態になっているのだが……座って
いる状態でも、これまた美しい。
――立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花……って所かな。
座った事により、足袋と袴の僅かな間からではあるが、今までの立った状態では完全に隠れていたちとせの生脚が
見えていた。
袴の下から、と言う補正もあるのだろうけど……相変わらずその脚は色っぽくて、僕の心にはそこに触れたいと
いう欲求が沸き上がり始めていた。
「好きだよ、ちとせ」
僕はそう言いながら、ベッドの上に腰を下ろした体勢のちとせの肩に手を置くようにしながら、口づけをする。
「んんっ……タクトさん、私もですわ……んうぅ……」
もう何度、こうして唇を交わしたのだろうか……僕との口づけにこうして積極的に応じてくれるちとせを愛しく
思いながら、僕はふと視線を下に向けた。
――え……!?
僕は思わず動きが止まってしまった。なんと先程僕が手を入れた関係で、ややはだけていたちとせの巫女装束の
胸元から、ちとせの片胸の先端が、しっかりと見えていたのだ。
これまでに幾度も僕の行為を受け入れながらも、まだ初々しさを失わないその先端は……これまでのように暗い
所で見る以上に、それは美しい桃色をしていた。
- 30 :
- ――こ、これは、素晴らしい……
「あの、タクトさ……えっ、やっ、いやああっ!」
僕の動きが止まった事で、何を見ているのか気が付いたのか。ちとせは慌てて服を直してそれを隠しつつ、顔を
真っ赤にしながら僕から離れた。
「たっ、タクトさん! その、明るい所では見ないで下さいっ!」
そしてそう、抗議されてしまった。
「い、いや……そう言われても。わざとじゃないから……」
僕はそう返すのが精一杯だった。
「それは判ってますけど……今度見たりしたら、今回はお預けですわよ?」
「わ、判った。気をつけるよ。だから、機嫌直してよ」
ちとせは意外とこういう所には厳しい。ここでお預けを食らってしまうのは辛いので、僕は素直に謝る。
「べ、別に怒ってはいませんから……その、続けて下さいますか」
その言葉を聞いて怒っている訳ではないと判り、僕は安心する。
――照れ隠し、なのかな。
さて……先程までは、この後はその脚を堪能しようと思ったが……しかし先程見えた、あの桃色の美しい先端を、
僕はとにかく弄りたくなってしまっていた。
よって、その双丘への行為を継続する事にした。
「見るのはダメでも……触るのは良いよね」
僕はそう言いながらちとせに近づいて、先程慌てて整え直した巫女装束の胸元をまた少しだけ開けて、手だけを
差し入れる。そして再度、その双丘を指先を使って温かく柔らかいその感触を確か始める。
「やっ……また、本当に、あっ……む、胸がお好きなんですから、タクトさんはっ……やあっ……!」
「確かに好きだよ。前にも言ったじゃないか」
僕はそう言いながらちとせの双丘への愛撫を続ける。ほんのちょっとだけムキになって。
「やっ……ああっ、はあっ……んんっ! やぁっ、ああっ……んんう、やんっ……! はあっ、ああっ……!」
その為か、途中で体の力が抜けてしまったらしいちとせは、起こしていた上体を途中からベッドへ横たえていた。
そして僕の手の指の動きに合わせるように小さく喘ぎながら、顔を赤くしながらも気持ちよさそうにしている。
――でも……こればっかりしているわけにも行かないよなあ。
確かにこうしていると気持ちが良いのだが、さっきから胸ばかり触っているのも確かである。男女の交わりたる
もの、お互いに楽しむべきと言うのが僕のちょっとしたポリシーなので……僕は程なくして、ちとせの胸元で
その双丘をねちっこく攻めていた手を抜いた。
「はあっ、はあっ……」
僕の執拗な双丘の攻めから解放されたちとせは、少し荒い息をしながら僕の方を見つめていた。
次は何をしてくるのか……といった面持ちで。
さて、まだ部屋は明るいので、それまでにやれる事は限られてくる。何せ、ある程度脱がせてしまうとちとせ
から「部屋を暗くして欲しい」と言われてしまうのだから。
――まあ、色々制限がある方が新しい発見があるとは言うけど。
そんなわけで僕も単調にならないよう、色々と頭を使う事になる。が……今回は良い案が思いつかない。
――やっぱり……ここは脚に行くか。
そう思い僕は先程楽しもうとしてやめた、その……今は緋袴の下へと隠れている脚へと目をやった。
先程ちとせが上体を倒した時に、左脚だけは伸ばした状態へと脚の形は変化していた。僕は、未だ三角形を維持
している右脚へと手を伸ばす。
そして、ゆっくりと三角形の頂点となっている膝を隠している緋袴の裾を、付け根側へとめくって落とした。
現れたのは……緋袴と同じ形でちとせの膝を隠している白衣だった。おそらく、その下には襦袢も同じ形で膝を
隠しているに違いない。
――巫女姿の美少女に、こんな事を出来るってだけでも結構……来るものがあるな。
そこで一旦、その白衣と足袋の隙間から覗いている、素肌に手を伸ばし触れてみる。
「んっ……」
ちとせが軽く身を震わせた。そして、そこから手を膝へと移動させて白衣と襦袢をずらしていき……と、襦袢の
下に、更に一枚薄い布が隠れているのに気が付いた。
――これは……ちゃんと、裾よけも身につけてくれているのか。
さすがちとせ。本格志向で揃えた甲斐があるというものである。
その裾よけも一緒に、頂点の膝まで白衣と襦袢の裾を移動させる。そして、更に脚に沿うように手をずらして
いくと……ふぁさっ、と白衣から裾よけがちとせの脚の付け根まで太ももを滑るように落ちていった。これで
ちとせの右の太ももが、一気に露わになった。
- 31 :
- しかしこうしてみるちとせの脚は……何と言うか、美味しそうである。先日の、制服の青いスカートのときも
そうだったが……今また、赤い袴と白衣からその脚が伸びているという状況で見ると、また違った色香があって
……実に良い。
もちろん私服の時の、あの「絶対領域」からのぞいている太ももも、これまた美味しそうなのだが。
――とにかく、こんな美味しそうな太ももをいろいろな状況で好きに味わえる僕は、果報者なのだろうな……
そう思いながら……僕はその白い太ももに、まずはそっと頬を寄せた。
「やっ……」
太ももに顔が近づいた来た為だろう。ちとせはすぐさま手で、今は脚の付け根に位置している白衣の裾を掴んで、
自分の股座を覆い隠した。
まあいつもの下着のように、秘部を覆い隠すものを今は身につけていないのだから、この後の動きではまともに
見えてしまう可能性があるので……当然の反応だろう。
――あまり秘部に顔を近づけると、止められるな。
僕はそうならないよう注意しながら……ちとせの太ももの感触を手で、そして頬や舌で味わいながら……目でも、
その白い太ももを楽しみ始めた。
「ああっ……んんっ、んんぅ……やっ、はあっ……んぅ……!」
主に羞恥からくる感覚を得始めてか、色を帯びた声を上げるちとせ。巫女装束をやや乱した状態で、顔を赤らめ
ながらそんな声を出している美少女を、その艶めかしい太もも越しに見られるとは……
――これは僕的には堪らないな。
そして右手では、今は伸びた状態となっている左足の、未だその脚を隠している緋袴から裾よけもまとめて、
股座まで10cmといった辺りまで、ずり上げて行った。
そしてそのまま、右手で左足の太ももをまさぐる。
「ああっ……やっ、だっ、だめぇ……やあっ、ううん……はああっ……!」
秘部の手前まで、緋袴諸々をずり上げられてその白い両脚を露わにさせている巫女装束姿のちとせが、僕の
愛撫によって与えられている羞恥と快楽の感情に、顔を赤らめて耐えながら喘いでいる……。
――これも凄い光景だ……
何だかそのまま、ちとせの下半身を露わにさせてしまって一気に挿入しまいたい……そんな考えが思わず浮かんで
しまうほど、それは僕にとっては淫靡な光景であった。
しかし流石にこの明るい状況でそれをやってしまったら、間違いなくちとせに嫌われてしまう。ならばせめて……
――見せなくても、触らせるぐらいはさせてくれないものか。
ちとせの太ももを色々と堪能出来てきたところで、僕は試しに右手を一気に秘部の辺りまで滑り込ませてみた。
僕の手には淡い叢の感触と、その中にある秘裂の独特の感触が伝わってきた。すると……
「やっ、やあっ……! あっ、あのタクトさんっ……こっ、これ以上はダメ……です……」
――ああ、やっぱり駄目か……
以前そうしたようにちとせはその肢体を丸めつつ、僕に行為の停止を要求してきた。なので僕は、手を秘部から
抜き取りつつ、ちとせに尋ねる。
「そっか……じゃあ、暗くすればいい?」
「……はい」
もう少し明るいままで巫女装束のちとせを色々と楽しみたかったが……これ以上着せたままで続けるのは、僕の
知識では難しい。
――惜しい。実に惜しいけど……
僕は、先程まで見ていたちとせのその淫靡な姿を少しでも目に焼き付けるように鑑賞した後……ロールカーテンの
リモコンを手に取ってスイッチを入れる。
カーテンが下り始め、部屋がいつもちとせと交わる時の暗さに変化して行く中で、僕は着ていた服を脱いでいた。
やがて部屋が真っ暗になる。次第に暗さに目が慣れてくると、ベッドに座っている……流石にあの状態のままは
恥ずかしかったのか、最初にベッドに下ろした時と同じ体勢になって服も整えていた巫女装束のちとせがしっかり
確認出来た。白と紅と、色彩がはっきりしているせいだろう。
――これなら、視覚的に楽しむにもあまり問題は無さそうだ……
僕は一安心する。と同時に……ちとせがいつの間にか服を整えていたのを見て、さっきまでの状況は結構ちとせ的
には頑張って僕の為に耐えていてくれていたのでは……と思った。
――ちとせも、僕の為に色々してくれてるんだ。もう本当、可愛いよなあ……
まあ、これは僕の勝手な思い込みの可能性もあるが……
これで状況は変わったが……部屋が暗くなった事もあり、あの双丘の先端が頭に残っていた僕は、まずはそこを
味わわせて貰う事にした。
「ちとせ……もう胸、見てもいいよね?」
先程の事も有り、一応ちとせに尋ねてみた。
「はい……好きにして頂いて構いません」
- 32 :
- そんなちとせの回答を聞いた僕は、ちとせに近づくと巫女装束の正面をゆっくりと広げた。
ちとせの裸の双丘が少し揺れながら露わになると同時に……僕は両手でそれぞれの双丘を下から抱え込むように
して掴んだ。
「あっ、やあっ……!」
そうやって掴んだ事によってその存在が強調されるような形になった、双丘の右の先端に口を付けると同時に、
手を動かしてそれぞれの胸をもみしだき始めるのと同時に、舌でその先端を舐るように味わい始めた。
「やあっ、くすぐった、やああっ……! そんないきなり、だっ、だめっ……そこはっ、ああぁ……!」
相変わらずここを攻められるのは刺激が強いらしく、ちとせは体をくねらせるようにしながら身を捩らせ始めた。
「はぁ、やああっ……やっ、あはあぁ……!」
僕自身、こうしてちとせの双丘の先端を直接口で味わうのが、何ともそそる感じで好きなのだが……今の所、
明るい状態でこれが出来ないのが個人的には辛いと思っていた。
そして暗い状態でも、刺激が強い上に恥ずかしいという理由でこれを続けるとちとせに本気で嫌がられるので……
僕はある程度満足したところで、手だけによる愛撫へと移行した。
そして口はちとせとの口づけへと使い、その可憐な唇をまた味わう事にする。
「んんっ、ふはぁ……ううんっ……! むうう……やっ、ううん……むうっ! ふうぅっ……!」
口づけをしているので、その最中に双丘を弄られて感じる度にちとせの呼吸が乱れるのがはっきりと判る。
それが何だか、堪らなかった。
――さて、次はどうしようか……そうだ。
僕は口づけと双丘への愛撫を続けながら、先程広げた巫女装束の胸元を更に少し広げた。正直、あまり脱がせ
たくはないのだけれど……このくらいは仕方がない。
そしてちとせの上体をベッドに押し倒すようにしながら口づけを終了させた後、口を胸元を広げた事によって
見えるようになった……その右腋へと移動させ、舌で触り始めた。
「えっ、やあっ……!? そ、そんなところ……ううんっ……あはあっ、やっ、あっ……」
ちとせはくすぐったそうにしながらも、少し身を震わせていた。腋は感触としてはあまり面白みはないが……
それによってちとせが恥じらいを未知の感覚を得ているという事実が、僕の心をくすぐっていた。
続けて左腋にも同様に舌による愛撫を行いながら、手は相変わらず双丘に対して愛撫を続けた。
「ああっ……はあっ、ふうっ……んんっ、ああっ……!」
ちとせの方も、次第にこの状況に慣れてきたようなので……僕はそこで口と手の愛撫を止めて、腋への行為に
及ぶ為に広げた巫女装束の前面をある程度、元に戻した。あくまでも着衣の状態には拘る。
「はあっ、はあ……タクトさん。もっと、して下さいますか……」
ちとせはその青緑の瞳で僕を見据えながら、そう切なそうにお願いしてきた。
「ああ、もちろんそのつもりだよ」
僕はそんなちとせの頬を軽く撫でながら、次の手を考えていた。
――となると次は……先程出来なかった、アレだな。
僕はちとせの望み通り、もっとするべく……ちとせの下半身へと照準を移す。僕はまずちとせに上から抱きついた。
「ああっ……」
ちとせが可愛い声を上げて、僕の体を受け止めてくれる。しばしそのままでちとせの温もりを全身で味わった後……
僕はちとせの上からどいて、左側に寄り添う様な形に体を移動させる。
そして、左腕をちとせの首の下へ通した後、右手で彼女の脚を覆っている巫女装束を少しずつ捲り上げながら、
ちとせに口づけを開始する。
「んん……はぁっ、タクトさん……ん、んんっ……」
ちとせも幸せそうに、積極的に僕の唇を求めてくる。それに応じながらちとせの脚にも視線をやり、遂に
ちとせの太ももが殆ど露わになったところで、右手をちとせのその脚の根元……秘部へと滑り込ませた。
そして秘裂の中にある肉襞や肉芽を、じっくりと手探りで弄り始めた。
「やっ、ああ、あっ……! んんうっ、んうっ……! きゃ……やあんっ、あはあっ……!」
ちとせの秘部は既にかなり潤っていた。そんな秘部の、敏感な各所を弄りまわす僕の指には、その潤いを作り
出している粘りを帯びた液体がまとわりつく。
それを確認して僕は一旦秘部から手を離し、その液にまみれたままの手を、今度はその双丘が隠れている胸元へ
滑り込ませた。そしてその液体を潤滑油のようにして、双丘の先端を軽く弄りまわし始めた。
「ああ……やっ! な、何を……やっ、あ、タクトさん……んんっ、やっ……!」
そしてある程度先端を弄ったところで、再び右手を秘部へと移動させて……再度、その潤いに満ちた秘部の肉芽や
肉襞を弄りまわす。
- 33 :
- 「やあっ……! ああっ、あ、んっ……ふうんっ……! んやぁ、やっ、んうう……っ!」
そしてまた指に粘りを帯びた液体がまとわりついたところで、再びそれを双丘の先端に塗りつけるようにして
弄り回して……と、交互にちとせの胸と秘部とを、僕は口づけも交えつつじっくりと攻め続けた。
「やあ……ああ、んんうっ! あっ、やっ……やああああっ……! あっ、はあぁ……!」
どんどんちとせの声が女の快楽に酔う、何とも色を帯びた声に変化していく。そしてちとせの胸元もその繰り
返しによって秘部から僕が運んできた液でぬめり、いつもとやや違った感触を僕に提供し始めていた。
特に考えがあったわけではない思いつきでの行動ではあったが……思ったよりも楽しくて、そして何だか淫靡で。
また思ったよりもちとせが感じてくれているようなので、しばらく続けていたが……流石にそれだけでは、僕の
男としての本能が満足出来ない。
先程から怒張を続けている男の欲望が、愛するちとせの秘部へ入りたくてうずうずしている……そんな気がした。
――もう受け入れ準備は十分出来てるし、そろそろ行くか。
そう思い、僕は寄り添っていた体勢から上から覆い被さる体勢へと移行しながら、ちとせに問いかける。
「ちとせ。その、そろそろ一つになりたいんだけど……いいかな?」
「は、はい……私も、欲しいです。どうぞ……」
ちとせからお許しが出たので、僕はすぐさまちとせへと挿入すべく、体を動かそうとしたが……ふと、ある事を
確かめたくなったので、尋ねてみた。
「ちとせ。その……今日は安全日だよね?」
ちとせの事だから抜かりは無いと思ったが……万が一があっては拙い。
「あ、あの、タクトさん。実は……」
何故かちとせが、少し申し訳なさそうな表情で話し始めた。
――ま、まさか……日付がずれているのか?
「な……なんだい?」
「その、基礎体温はやめたんです。タクトさんがいつも私のミスを心配なさってましたし、私も……確かに不安
でしたから」
ちとせが、申し訳なさそうにそう言った。え、と言う事は……先日念のため補充しておいた、アレの出番かな?
「で、実は先月から、その……避妊薬を。だ、だって、いつも心配されてたじゃないですか。わたくしが妊娠
してしまう事」
――まあ、それは。
薬、と言う単語が出てきて思わず不安になってしまった。
「で、でも薬は……」
「今度のはちゃんとお医者さまにも行って、処方して貰ったものなんです。ですから、副作用とかも……心配
要りませんわ」
――おいおいおいおい。何を言い出すかと思えば……
「だ、だって。わたくし、タクトさんに余計な心配を掛けさせたくなかったんです。それに……やっぱり、毎回
タクトさんのものをちゃんと中に頂きたくて……ですからっ」
しばらく言葉を発しようとしない僕に、ちとせは少し焦ったようにそう言葉を続けていた。
――本当にもう……なんだろう、この娘は。何故僕なんかの為に、そこまでしようと思うのだろう……
ある意味、一途で可愛いが……また、恐ろしくもあった。とんでもない行動力だ。
――しかし……何ともえらく生臭い話になったなあ。
まあフィクションのように、男女の交わりはただお互いに気持ちよくなっておしまい……と言うのは、現実には
あり得ないと言う事なのだろうか。
当然いろいろな危険を孕んでいるのだ。だから、僕達がこの関係を続けていくのなら、ちゃんとそれに備えなく
てはならない。それを彼女が僕の事を思って、自らしてくれたのだ。
「んー……」
突然の事に、僕はまたしばらくいろいろな思案を巡らせていたが……やがて結論が出た僕はゆっくりとちとせに
話しかけた。
「わかったよ、ありがとうちとせ。正直、そこまでしてくれるなんて、ちょっと驚いたけど……」
そこまで言って、そっとちとせを抱きしめた後……ちとせの青緑の瞳を見つめるようにして、続けた。
「僕の為に、そこまでしてくれたなら。僕はその好意に甘えさせて貰うよ。ただ……」
「ただ……なんです?」
「くれぐれも体には気をつけて。何か異常があったらすぐにやめよう。僕は怒ったりしないから。いいね?」
どこか自分でも、薄っぺらい言葉だとは思ったが……今の僕には、そうとしか言えなかった。
「は、はいっ!」
でも、ちとせはとても嬉しそうにそう答えてくれた。
――勝てないよなあ、この笑顔には……
「タクトさんは何も考えず、わたくしを抱いて下されば……ちとせはそれで幸せですから」
ちとせは僕にそう言いながら、にっこりと微笑んでくれた。
- 34 :
- ――いやいや、何も考えないのはまずいだろう……
そう心では思わず突っ込んでしまったが、もちろんそんな事には口にも表情にも出さない。
「大好きだよ、ちとせ」
僕はそう言いながら、その愛しい少女の肢体を再度抱きしめて、またその温もりを全身でしばらく確かめつつ……
考えていた。
さて、一つになるべく挿入させて貰う事はいいが……今回、ちとせは巫女装束を纏っている。
挿入するにあたってそれがちょっとした障害になるが、それを脱がせる……という選択肢は、僕にはない。
当然である。折角着せたのだから、脱がせてしまうなんてのは愚の骨頂。それは覆面レスラーが、その覆面を
いきなり前触れもなく外してしまうような物だ。
――いや、これはちょっと違うかな……
ちょっと思考が脱線してしまった……。
まあ、もし脱がせるならば、ちゃんと一度は着衣のままで楽しんだ後で、脱がせていくその過程をじっくりと
楽しみながらでなくてはならない……それは以前、私服のちとせと着衣のままで交わった時に、僕が実感した
事でもあった。
次に僕は巫女装束の注意点を思い出していた。確か緋袴は折り目などの事もあり、洗うといろいろ面倒らしい。
だが、白衣はそうでもなかったはず。だから、袴さえ何とかすれば他が汚れる事には問題はない。それに前回の
制服の時程、汚してしまった時のリスクは高くはない。
ただ単に後始末が面倒なだけなので、そこまで神経質にならなくてもいいと言えばいい。
何にしても……緋袴を始めとした巫女装束を纏ったままで、しかも緋袴を汚さないように交わるとなると……
出来る体位は限られてくる。
――となれば……やっぱりアレかな。
「そうだちとせ……この間失敗したの、今回再挑戦してみる?」
ようやく結論が出た僕は、ちとせの体を離し……その横で仰向けになった。
「……え?」
どうすれば良いか判らない、と言った感じのちとせに補足するように……僕は天井に向けて両腕を掲げつつ、
言葉を続けた。
「こうやってね」
僕がそうすると、ちとせは少し考え込んでいたが……やがて理解出来たようだ。
「あ、わたくしが上から……ですか?」
「そうだよ」
以前に失敗したのは対面座位での時の事だが、あれはそれなりに服を脱いでいる状態でないとお互い服が邪魔に
なる。だとすれば、ここは同じような状況になる騎乗位しかない。
それを理解したちとせは、膝立ちの状態になると巫女装束の裾に留意しながら僕の太もも辺りで一旦跨がり……
緋袴の下にある白衣の前を少し緩めた後、緋袴の裾を僕の腹部から膝辺りまでを覆うようにふぁさっ、と広げた。
そしてそこから僕と結合しやすい位置……腰の辺りへと体を移動させてきた。
そしてそこで一つ深呼吸をして……話しかけてきた。
「今度は……ちゃんと出来るよう、頑張ってみますわ」
ちとせはそう言うと、今はその緋袴の下に隠れ、仰向けの僕の股座でやや後ろに倒れながらもしっかりとそそり
立っている男の欲望を、緋袴の横の隙間から入れた右手でそっと手に取った。
「おおっ……」
ややひんやりとしたちとせの指の感触が自分の男の欲望を通して伝わってきた時、僕は思わずそんな声を上げて
しまった。
一方でちとせは調整しながら自身の肉襞の入り口へ、僕の男の欲望の先端をしっかりと当てていた。そして……
「行きますわ……ん、んんぅ……は、はあぁ……!」
「ん、おおっ……」
ちとせがゆっくりと腰を下ろし始めると同時に、お互いが一つになる際にもたらされる快感を味わい始めていた。
以前はここでその力が抜けてしまったちとせだが、今回は大丈夫なようだ。
「はああぁ……ううん、はああ……っ!」
やがて僕の男の欲望はしっかりと、そしてゆっくりとちとせの肉襞の中へと埋まり、ちとせの桃尻が僕の股座の
上にしっかりと鎮座した。
「で、出来ましたわタクトさん……ああっ、やぁあ……っ!」
ちとせが今回は、見事に最後まで挿入を終わらせた。
「ううっ……やれば出来るじゃないか。くっ……」
自分の股座の上へ座り込む形になりながら、挿入された快感で少し顔を歪めながらも嬉しそうなちとせに、僕は
そう声を掛ける。
「じゃあ、動くよ」
もっとちとせと深く交わって快感を得たい僕はそう言って、活塞を開始した。
「はい。あっあ……やっ、ああっ……はぁ、あ……ああああっ……!」
- 35 :
- 活塞によって、自分の中を刺激され始めたちとせはそんな声を上げながら、次第に彼女自身も体をゆっくりと
揺すり始めていた。
――あ、相変わらず、微妙に腰の動きを調整してるな。
前回同様ちとせは単純な動きではなく、やや変化をつけながら僕を刺激してくれていた。僕達はしばし緩やかに
腰を使いながら、その状況で交わり続け……巫女装束を纏った年下の美少女と一つになった状態で分かち合う、
性の快感を堪能していた。
――ああ、やっぱり気持ちいいなあ。ちとせの中は……
相変わらずちとせの肉襞の中は暖かくて、そして絡みつくような何とも言えない感触をその秘部を通して、僕に
強い快感をしっかりと味わわせてくれていた。
今回は緋袴を僕に覆い被せるようにしている為、結合している部分はその下に隠れてしまい見る事は出来ない。
――そう言えば、制服プレイの最初の時と、同じ状況になってるんだな。今回は……
僕がふと、そう思った時だった。
「あっ……タクトさん。ちょ、ちょっと待ってくださっ……あっ、ああっ……!」
ちとせが急に制止を掛けてきた。突然の事に、僕もその通りに動きを止めた。
「な、なんだい急に。まさか……何か体に異常でも?」
「い、いえ。そういう事ではなくて……そ、その……まず、一度抜いてもいいですか?」
そう言いちとせは腰を浮かせ、一旦挿入された僕の男の欲望を抜いた後、更におずおずと言葉を続けた。
「ん……そ、その、ちょっとさっき、思ったんですけど。こうしてみたら……いいんじゃないでしょうか」
そう言いながら、ちとせは少しだけ広がっている状態になっていた僕の脚を両手でそっと、少し広げると……
そのまま自分の体を少し後ろに下げ、巫女装束の裾を整えながら僕の脚の間に出来た場所へ腰を下ろした。
そして、今までは曲げた状態だった自身の脚を、僕の方へと伸ばして来た。
「タクトさん……わたくしの脚を抱える感じで、起き上がって頂けますか……?」
「あ、ああ。こう……かな?」
ちとせに言われるまま、僕は上体を起こしながら自分の左右に伸びてきたちとせの脚を下から抱えるようにして
起き上がる。そうなる事で、ちとせは必然的に後ろへと上体を倒す事になるが……彼女は後ろ手を付いて僕と
同様に、完全には垂直ではない、上体を斜めにした状態で固定された。
「おお」
――なんだっけ、この体位。何かで見た覚えはあるのだけど……
ちとせが知っていたのか、はてまた偶然なのかは判らないが……何かの体位になった。
そして、ちとせの着ている巫女装束も脚を上げている関係で自ずと裾がずり下がって……その奥に隠れていた
秘部の辺りが、ほぼ見えるような状態になっていた。
――まさか……こうなる事を狙ったのか?
ちなみに僕とちとせは、ほぼ同じ視線の高さで向き合っていた。
「これ……ど、どうですか?」
自分から秘部を晒す形になったせいか、少し恥ずかしそうにしながらちとせが僕に問いかけてきた。
――全く、頑張るじゃないか今日のちとせは。
「これは……なかなかいいんじゃないの。じゃ、挿れ直すよ」
そう言いながら……僕は一旦ちとせによって抜かれてしまった男の欲望を、再びちとせの肉襞の中へと押し込む
べく、その入り口に先端をあてがうと……ぐっと腰を突き出すように、一気に押し込んだ。
「んんっ……っ! やああああ、やっ、はああっ……!」
ぬるりと男の欲望は再びちとせの肉襞の中に入り込み……再び挿れられたちとせがそう声を上げる。
それと同時に僕にも、再びちとせの中の生暖かく絡みつくような感触が伝わり始めた。
「じゃ、動くからね」
そう声を掛けて、僕はちとせへの活塞を再度開始した。
「やぁ……ああっ、あっ……! はあっ、やっ、やあっ……んんぅ、ああぁっ……!」
そう色っぽい声を上げて僕の活塞を受け入れながらも、ちとせもまた腰を動かし出し、僕にさらなる快感を提供
してくれていた。
そんな僕の視線は、ほぼ眼下にあるちとせとの結合部分……僕の怒張した男の欲望を、しっかりとその肉襞の中で
ぬめった液体を伴いながら銜え込んでいるちとせの肉襞へ集中していた。
と言っても……部屋が暗いので、相変わらずはっきりと見えるわけではない。しかし今回は快楽によって分泌
された液体によって、ぬめった部分に僅かな光が反射し……時折ちとせの秘部にあるその秘裂や肉襞の、その
独特な形が垣間見えた。そしてすっかりぬめりを帯びた僕の男の欲望が、何度もちとせの秘部にあるその肉襞の
中へと、独特の音を立てながら出たり入ったりする様も……それは何とも、淫靡な光景であった。
- 36 :
- ――明るい所だったら、これは凄い光景が見られるよな。そしてこれがちとせの提案であるというのが、また……
お互いの体を密着させる事は出来ないが、それ故にちとせの裸の肢体の各部をしっかりと見ながら交われるのが
実に良い。
「はあっ、やっ……ひゃあん! あっ、あっ……はっ、あふうん……んんう、ああぁ……あはぁぁ!」
巫女装束をまとい、ややはだけた胸元からときおりその美しい双丘をちらつかせながらも、女としての快楽を
しっかりと味わいつつを喘ぎ声を上げ、そのやや幼さも残る肢体を快感でくねらせつつ、妖艶な女の表情を
浮かべて少しずつ絶頂の時へと近づいている……そんな、他の人間は見る事が叶わないであろう淫らなちとせの
姿をだ。
しかも、巫女装束の裾はちとせの後ろに移動されており、その結合部分の下には巫女装束が来ていない。よって、
ちとせの秘部から出てくる液、そして僕が注ぎ込むものが溢れても巫女装束はまず汚れないと言う、まさに理想
的な体勢だった。
そして、結構腰が動かせる上に深くまで挿入出来るのも良い。まあ腰が動く分、あまり勢いを付けようとすると
抜けてしまいそうでもあるけれど。
――なんか、とてもいいぞ。これ……
何となく、ちとせが明るい所でさせてくれるようになったら、また是非やってみてじっくりと視覚的に楽しみ
たい体位だ……と僕は思いながら、活塞を続けていた。
「はあああ……っ! ああっ、あ、やぁっ……! はあっ、ひゃっ……! ああああ、あっ、ああぁ……!」
普段ならこの状況なら目を閉じている事の多いちとせも、今回は目を開けて僕との結合部分を見ているようだ。
そしてその表情はいつもの妖艶な女の表情の中に、少し戸惑いの感情が混じっているような気がした。
――ちとせも初めて見るし、見られてるって意識してるんだ。こんな光景を……
まあ、僕のモノは自慢出来るほどは立派ではないと思うが……それでも、ちとせにも見られていると言うのを
実感出来たのは、今回が初めてかも知れない。
――あ、この体位だと……手も使えないのか。
腕をちとせの脚を下から支えるのに使っている関係で、手でちとせの他の箇所をまさぐって同時に攻める、と
いう芸当は出来ない。それは後ろ手を付く形になっているちとせも同様だが。
――つまり、触感はここだけで勝負……って事か。
お互いの秘部同士が淫らな水音と共に交わり会い、怪しくぬめっているその結合部分を見つめながら、僕はそう
思った。
――なら、多少は強めに行かないとな。
僕は抜けてしまわないようにちとせの腰の動きを見計らいながら、腰を引いては勢いを付けてちとせの肉襞の中
へと己の男の欲望をねじ込む事を繰り返し始めた。
「ああっ、あはぁ……っ! たっタクトさぁん、あっ、ひゃあっ! つっ、強くてっ……! ああっ、ああぁ!」
お互いの下半身が離れては接触する……その際にお互いの弾力のある皮膚同士の衝突で生じるやや間の抜けた音と、
お互いの性器より分泌されるやや粘りのある液体が生じさせる淫らな音が、ちとせの喘ぎ声と共に聞こえる。
「ああっ、タクトさんっ、だめですっ……! 私、わたしぃっ、やっ、やあっ……!」
ちとせはかなり感じているようで……今まで後ろ手で立てていた上体を立てていられなくなったのか、途中から
は上半身を完全にベッドに埋めていた。
「ああっ、あはあ……っ! だっ、だめぇっ……! そんなの……っ!」
僕自身もちとせの肉襞と自身の男の欲望が速い速度で幾度も触れあう、その何とも言えない感触を味わって
かなり高まっていた。
更にちとせの上体がベッドへと倒れた事もあり、僕は逆にベッドに垂直に座る体勢になりちとせを更に攻めやすく
なった事、そして動きを激しくしてからちとせがかなり感じている事でオスの本能というべき物に火が付いたの
か……僕はもっと活塞を加速させて、ちとせを激しく攻め立てていた。
「くっ、うっ……ど、どうだい、ちとせっ」
思わず普段なら聞かない、こんな事を問いかけていた。
「ああっ……はい、すごく……激しくてっ、あっ、や、はぁっ……! あっ、やんっ、ふあっ、ひああっ……!」
ちとせはやや辛そうながらも気持ちよさそうな表情で、僕にそう答えてくれた。
――くっ、そろそろ来そうだな。
ちとせの肉襞の中から受ける生暖かい感触を、男の欲望で何度も味わって高まって僕もそろそろ限界が近づいて
いた。
「ちとせっ、そろそろ……行けそうか? くうっ……!」
「はい、タクトさ……やっ、はああっ……!」
ちとせもそろそろなようなので、僕は更に活塞を加速させた。
- 37 :
- 「ああっ、タクトさん、タクトさぁぁぁん……! 私、もっ、もぉ……いっ、やぁっ、きっ、来たぁ……!」
「ちとせ……ちとせっ……! 好きだ……くうっ……!」
そして……
「ああっ、タクトさん……! やああっ、ああああああああああああぁぁぁぁぁ……っ! ああっああ……!」
ちとせがついに絶頂へと達した。そして……
「ぐっ、ううっ……うあっ……!」
僕も遅れて絶頂を迎えたと同時に、肉襞の感触をまんべんなく受け取り快楽を貪っていた男の欲望からちとせの
胎内目がけて、大量の快楽の証を吐き出していた。
――これで前回の礼は、させて貰った……
前回、最後に尺八でやられたからだろうか……ちとせから得た絶頂の快感をしっかりと味わい、久し振りに
彼女の胎内へと遠慮無く快楽の証を注ぎ込みながら何となく、僕はそんな事を無意識に思っていた。
「はあっ、ああっ……! ああっ、はあぁ……あぁ……」
そしてちとせは僕に脚を抱えられた体勢で体を折りたたんだまま、僕が放った快楽の証をその胎内で受け止め
つつ、絶頂の余韻に浸っていた。
――っと、このままの体勢ではちとせが辛そうだな……
自分の快楽の証の吐き出しが終わったところで僕は体を引いて、ちとせの肉襞の中で汁まみれになっている
己の男の欲望を引き抜いた。
そして今まで両腕で抱えていたちとせの白い両脚も下ろした後、僕はちとせの横に移動しつつ寝転んで……
先程までは触りたくても触れなかったちとせの双丘を、手で軽くなで始めた。
「やっ、はあっ……たぁ、タクトさぁん……今日、いきなり、激し過ぎ……です……私、ちょっと……はあっ、
はあっ……ああ……」
ちとせは軽く身と声を震わせながら、僕にそう言ってきた。
――む、少々やり過ぎたかな……
激し過ぎ、と言う単語がちとせの口から初めて出た事もあり、僕は少し反省もしていた。
「ああ……でも、やっぱり……タクトさんのをここに頂いたこの感じが……いいです……」
僕の快楽の証を、その胎内に久々に大量に受け取ったのを感じ取ってか……ちとせはその腹部に手を当てながら
僕にそう言った。
巫女装束を身に纏った、愛してやまない可憐な美少女のそんな言動。僕は心の何かを、激しく揺さぶられた気が
して……
「ち……ちとせっ!」
思わずそのままちとせに覆い被さり、思いっきり抱きついてしまった。
「やっ……やだっタクトさん! まっ、待って下さい、まだ私っ、そのっ……」
間髪を置かずに二回目が始まると思ったのだろう、まだ快楽の余韻で体が動かしづらくなっているのであろう
ちとせが、必で僕を止めようとした。
「い……いや、まだしないよ。でも、ちょっと……こうさせてくれないか?」
「あ、は、はい……」
ちとせは僕の言葉を聞くと、僕を止めようとして動かしていた手や足を元に戻し、僕の抱擁を受け入れてくれた。
自分の腕にある……か細い年下の可愛い少女の肢体から伝わってくる、温もり、匂い、感触……それを全て、
僕は自分の素肌で受け止めていた。
――こうして僕を愛してくれているちとせの全てが……愛おしい。本当に。
「ふぅ……タクトさん。愛してますわ……」
ちとせはそう言い、僕の背に手を回してきた。そして、目を閉じて……幸せそうな顔をしている。
――もう、本当に何だろうこの娘は。やっぱり、可愛すぎる。愛しくて堪らない……
僕達はしばらく抱き合ったまま、お互いの温もりを感じ取り合っていた。
そして一分くらい経ったであろうか。
「タクトさん……そろそろ、わたくしも大丈夫ですわ。また……抱いて下さいますか?」
ちとせが、そう僕を促してきた。
「ああ……その、ちょっと、さっきは激しかったかな。だから、次は……もっとゆっくり、ね?」
「あ……はい。今度もじっくり、愛して下さい……」
少しはにかみながらそう答えたちとせの言葉を聞き、僕は再びそんな愛しい恋人を抱くべくその肢体に絡めていた
両腕を解き、上体を起こした。すると……
「ねえ、タクトさん」
ちとせはそう言いながら起き上がった僕の右腕をそっと掴むと、自分の巫女装束の緋袴を留めている帯の結び目の
辺り……つまり腹部の辺りへと持って行った。
「その、いつかは……ここに子供、ちゃんと作って下さいますよね……?」
「ち、ちとせ……!?」
思わぬ行動と言葉に、僕は思わずちとせの顔を見た。そんな彼女の表情はとても穏やかで……その青緑の瞳は、
しっかりと僕を見据えていた。
- 38 :
- それを見て、僕はしばし動きも思考も止まってしまったが……ちとせが僕との子を本当に欲しがっていると言う
事が判ると、僕の心にはちとせに対する強い愛情が一気に溢れてきた。
「ちとせ。本当に僕の子……その時が来たら、産んでくれる?」
一呼吸置いて、僕もちとせから視線を外さずにそう問いかけた。
「はい。タクトさんとの子供をこの中に宿せる日を、私、待ち望んでいますから……」
ちとせも僕から視線を外さず、また少しはにかむようにしながらそう答えてくれた。
「ありがとう。愛してるよ」
――本当に、今日のちとせはいつにも増して可愛らしい……
僕はそんな愛しい年下の恋人である美少女に、しっかりと口づけをする。
「んんう……タクトさん、ああぁ……」
僕達はしばし、舌を絡め合うような濃厚な口づけを交わし続けた後……いよいよ二回目を始める事にした。
今度はちとせを反対側から攻める事にしていた。前回の時に良い反応を示した、後ろからの攻めでじっくりと
可愛いちとせを味わい、楽しませてあげよう。まずは……
「あ、ちとせ。少し……脱がせてもいい?」
「え? でも……いいんですか? タクトさんは」
「まあ、一度はさせて貰ってるから。ほら、特に袴は汚すと洗濯が大変だし、跡が付いても面倒だからね」
何だかちとせにはコスプレマニアみたいに思われているようだ。まあ、仕方がない事ではあるが。
「わかりました。そういう事でしたら……」
「じゃあ……上に来てくれるかな」
僕は、ちとせと体勢を入れ替える。つまり、ちとせがベッドに手と膝をついて、僕に覆い被さるような位置に
付けた。
「じゃあ……まず袴を」
僕を、見下ろす体勢になっているちとせの腰に垂れ下がっている、緋袴の結び目に手を掛けると、ゆっくりと
それをほどき始めた。
程なく、結び目をほどいたのだが……殆ど、変化はない。
――ここで縛ってるのは、背中側の部分だもんな……当然だ。
着付けの手順を印刷した際にもちろんしっかり目を通していたので、その辺りの事は覚えていた。
続けて、僕はその背中側に手を回すと、前の結び目をほどいた事で固定されていない「へら」を手で探す。その
ついでにちとせの桃尻の感触を、緋袴越しにではあるが少しだけ触れてみたりする。
程なくして「へら」を見つけたのでそれを尻側へと払うように退け、その下にあるもう一つの緋袴の結び目に
手を掛けて、そちらも解いていく。
それが解き終わると、先程まで結び目を構成し、今もちとせの腰に巻き付いている紅の紐に手を掛けて、その
拘束を緩めていく。そうしていくと、やがて緋袴の前半分が落ちてきた。
「ちとせ」
僕はそう声を掛けて、軽く身を起こそうとする。
それを見てちとせは今まで手と膝を付いていた体勢から、膝立ちの体勢を取ってくれたので、僕も同じように
膝立ちの体勢へ移行する。
「ちとせ、脚を……」
そしてちとせが膝立ちになった際にベッドの上へと落ちた緋袴を、破れてしまわないように注意しながら、
ちとせに手伝って貰いつつその両脚から抜き取った。
――緋袴はこれで良し、か。
そして次は白衣「だけ」を脱がせる事にする。僕はまず膝立ちになっているちとせを抱きしめ、そして口づけを
交わした。
「んっ……んんう……」
ちとせの唇の感触を確かめながら僕はちとせのその細い腰に手を回し、そこで白衣を止めている帯を探し出した。
――結んではいないんだな。
結び目がない事を確認した僕は、どこかでねじ込む形になっているはずの帯の先端を探す。程なくして、それが
見つかったので……そこから、帯を緩めていく。
そして、緩まった帯が帯としての役目を果たさなくなったのを確認し、ちとせとの口づけを一段落させて今まで
抱きしめていたその体を離すと……ふわっ、と白衣の前が開いた。
「あっ……」
まだ下には襦袢を着てはいるのだが……やはり脱がされるのは恥ずかしいのか、ちとせが軽く羞恥の声を上げた。
――そんなところが良いんだよなあ。
僕は今度は白衣と襦袢の間に手を通すようにしてちとせを抱きしめて、襦袢越しにちとせの温もりを確かめながら、
その白衣を慎重に脱がせていった。
「タクトさん……んう……」
ちとせも僕の温もりを確かめるように、その身を預けてくる。そんな中でちとせの両腕を上手く白衣から抜いて
いき、無事に白衣も脱がせる事が出来た。
- 39 :
- これでちとせは襦袢と足袋だけになった。襦袢は布地か薄いので、抱きついていて伝わってくる温もりもより
温かくなっていた。
僕は愛しいちとせを抱きしめたまま、ベッドへと倒れ込む。
さて、二回目はいつもそんなに時間をおかずに挿入してしまう事が多いのだが……じっくりちとせを楽しむと
言った手前、今回はそれはまだ早い。
――だったら……
抱きついた状態からその首筋に唇を這わせ……時折舌を出して、強い刺激を与えていく。
「はあっ……ああ、うんっ……」
いつもなら舌を使うところを、敢えて唇を使う事で……僕は敢えて、焦らすように唇の感触でちとせの全身を
味わってみる事にしたのだ。
そして、今度は普段はあまりこういう事をしない……髪に隠れた耳にも、同じ事をしてみた。
「んっ……ううん……ふうう……」
ここは普段はあまり反応がない場所なのだが……やはり、一度達しているので敏感になっているのか、良い反応
をしてくれた。
――だったら、ここはどうかな?
僕は次に……襦袢の下に隠れている、ちとせの双丘へと移動した。軽く襦袢の前を開けて……その先端に唇を
這わせる。
「あっ、や……やっ、ああ……! あっ……」
そのそれぞれの固い部分が僕の唇に触れる度、ちとせは色を帯びた声を上げる。なんだかそのまま吸い立てたく
なってしまったが、それは刺激が強過ぎると思うので……僕は軽く先端だけをそれぞれ、ぺろっと舐めてみた。
「きゃっ、やああっ! あっ、やあっ……!」
ちとせは体をびくっ、とさせるほどにいい反応をそれぞれで一回ずつ、返してくれた。
――これは良い反応だな。これはまた違う機会にやりたいかも……
そんな感じで……僕は太もも、そして足袋を脱がせて足の裏へと、各所に唇による軽い刺激を与えていった。
そして、再度首筋を刺激しようとしたら……
「あの、タクトさん……その、そろそろ……い、頂けませんか……? 私……」
流石に焦らしすぎたのか……ちとせが、恥ずかしそうに僕のものを求めてきた。
「素直だね。判ったよ。じゃあ……」
嬉しくなった僕はちとせに軽く口づけし、襦袢にだけ包まれた体を撫でながら横向けに寝かせる。そして、僕は
その後ろに同じようにベッドに身を横たえる。そして、ちとせの下半身を覆っている襦袢と裾よけを後ろから
めくり上げて、その下半身を露出させた。
――これで後ろから挿入出来る。
先日の時のように、後ろから覆い被さるようにして挿れるのもいいが……後ろから挿れるにしても少し変化が
欲しくなっていたので、敢えて横向きの状態で挿れてみたいと思ったのだ。
「じゃあこっちの脚をさ……上げてくれるかな?」
「は、はい」
お互い、左半身を下に向けて横向きに寝ているので……ちとせは右脚を軽く上へと上げる。その脚を支える
ように、僕は自分の右脚をちとせの右脚の下へと滑り込ませて膝を立て、半ばちとせの脚を固定するような形に
した。これで準備は整った。
「行くよ……」
僕は、脚が上げられた事により広がった状態になっている、ちとせのその秘裂へ男の欲望の先端を当て……さらに
その中にある肉襞の入り口を探し出す。
「は、あああ……ん、んっ……」
僕の男の欲望の先端が、自身の肉襞の入り口に辿り着くと……少し喘いでいたちとせも声を止め、その時を待つ
体勢に入った。
「挿れるよ」
そう告げて、ぐっ……と挿入を開始した。
「ああっ、やあっ……! ああ、やっぱり……これ、あっああっ……んんうっ、やっ、あん……!」
やはりいつもと少し違う感じ方をしているのか、そしてようやく自分の望んでいたものが入って来た事からか……
いつもより色っぽい声を上げるちとせ。そんな艶姿を間近で見て、僕の心も否応なく興奮する。
そして挿入は程なく完了し、僕は再びちとせの肉襞の中から伝わってくる、暖かくそして絡みついてくるような
気持ちの良い感覚を味わっていた。心なしか、その中は先程よりもより暖かくなっている気がした。
「ふうう……気持ち良さそうだね。じゃあ、動くよ」
「はっ、はい……して下さい……」
羞恥の表情でそうお願いしてきた再びちとせに性の快感を与え、そして自分自身にも快楽を与えるべく……僕は
体を揺すって活塞を始めた。そして更にはそれぞれの手で緩やかにちとせの双丘と秘部を弄りまわし始めた。
「ああっ……! やあっ、ああっ、はああっ……! やああああっ……! あっ、ああん……あはぁ……!」
一回目の時と違い、複数箇所から女としての快楽を与えられている上、妙に感じ方の良い後ろからの活塞という
事もあり……ちとせはみるみる高まっているのが、その声色からも判った。
- 40 :
- ――さっきの体勢も良かったけど、こうやってちとせの体を弄りながら出来るのも捨てがたいよなあ……
僕はそんな事を思いながら、ゆるめのペースでちとせを攻め続けていたのだが……
「ああっ、タクトさぁん……好きです、いああ……あっ、あっ、やっ、来たっ……!」
――って、え、嘘!?
まだ大丈夫だと思っていた矢先にそんな言葉がちとせの口から出てきたので、僕は焦って行為を止めようとした
が……
「あっ、やあっ、ああああああっ……! はああああ……っ」
いつものようにやや大きな声ではないが……確かに絶頂を迎えた恍惚の声をちとせは上げて、襦袢だけを纏った
その身を軽く痙攣させ始めた。
それは、その瞬間に僕の男の欲望を肉襞の中でしっかりと締め上げてきた事でもはっきり判った。
――そう言えば、二回目だったんだ。
「はあっ……ああ、ああん……はああっ……!」
ちとせは、本日二回目の絶頂を迎えた。一方で僕は……それなりに高まってはいたが、まだ到底絶頂までには
遠い状態であった。
――ちとせを焦らしすぎたのも失敗だったか……な。
「そ、その、タクトさんのが……きっ、気持ちよくて……ふううっ……」
絶頂の余韻から少し落ち着いたちとせが、僕の方を向きながら申し訳なさそうにそう言った。
「何だか、あっという間に……その、すみません。さっ、先に……」
「い、いやいや、僕こそ……二回目だって事を忘れてたよ」
僕は達してしまったちとせを少し休ませようと、男の欲望を抜いて一旦身を離そうとした。が、ちとせがそれを
止めてきた。
「あっ、あの、抜かないで下さい。そのままで続けて下さいますか……さっきみたいに」
「え……でも、ちとせは大丈夫なのか?」
「あのくらいの強さなら……大丈夫です。タクトさんは、さっきみたいに私を抱いていて下さいますか。き、
気持ちいいんです……さっきの……」
「あ、ああ」
可愛いちとせがそう言うので……僕は再びちとせを後ろから、先程よりも更に緩やかに攻め始めた。
――本当に大丈夫だろうか。ちとせは今日結構頑張ってるから、これも無理してるんじゃ……
そんな思いがあり、僕は少し心配であった。
「はあっ……んんっ、はあっ……ああ……んんうっ、ふうう……ううう……」
まだ余韻の残る中で僕からの攻めを受け始めて、最初はやや粗めに息をしていたちとせだったが……
「ああっ……はあっ、ん……はあ、んんっ……んうっ……」
次第に、緩やかに快感を得ている時の声へと変化してきた。どうやら、落ち着いてきたらしい。
「あぁ……あっ、タクトさん。あの、もう少し強くして下さいますか……もう、大丈夫ですから」
そう言われた事もあり……僕は遠慮無く、ちとせへの行為を加速させた。
「ああっ、やっ……あはあっ、やっ、ああっ……! やああっ、んんう……! はあっ、あんん……!」
「ううん……ぐっ……!」
三箇所で僕の攻めを受けているちとせは、みるみる高まっているようだった。そんなちとせを攻めながら、その
色を帯びた声と肉襞の中の感触を男の欲望で味わっている僕も、次第に高まってきた。更に攻め続ける。
「はぁぁ……やっ、ああっ、んうぅ! ああっ、やっ……はあっ、ひゃぁっ、んんう……! はぁん……っ!」
既に三回目なのでちとせも、相当に高まっている。僕もこの調子でいけば問題なく達せそうな感じになってきた。
「ふうぅ……ちとせ、その……行けそうか?」
「はっはい……来て下さい、また出して下さい、タクトさぁん……!」
そんな年下の愛しい少女の願いを叶えるべく……僕は、一気に後ろからの攻めを加速させた。
「ああっ、やっ……! ああっ、あぐぅ……! はあああっ、やああっ……! たっ、タクトさん……ああっ、
んんぅ、くぅっ……!」
その細い体を震わせながら、僕と交わっている悦びを精一杯に伝えてくれている愛しい少女……ちとせ。
僕はいつものようにちとせを強く、愛しく思う気持ちが溢れてきて……僕は手による双丘と秘部の攻めをやめて、
襦袢を着乱した状態のちとせの肢体を、後ろからしっかりと強く抱きしめていた。
「くっ、下さいタクトさぁん……! ああっ、はあっ、あっ……! ああああっ、あああ、やあああっ……!」
「ちとせ、好きだっ……! ちとせっ……!」
そして、活塞を続ける事ものの数秒後……
「たっ、タクトさぁんっ……! やっ、あっ、ああああああああああーーー……っ!」
「ちとせぇ……! ぐっ、うう……!」
これでちとせにとっては、三度目の絶頂を……そして僕は二度目の絶頂を、ほぼ同時に迎えた。
――やっぱり、こうやってお互い気持ちよくなれるのって……いいな……。
- 41 :
- 最初に共に達した時のような幸福感を味わい、体を痙攣させながら絶頂の快感を味わっているちとせの胎内に
再び大量の快楽の証を注ぎ込みながら……僕はぼんやりとそう考えていた。
「はああぁぁぁぁ……ああ……あ、ああっ……あ、ふう……」
ちとせも続けて三度目の絶頂を味わった為か、心地よさそうにして絶頂の余韻を味わいながらも、今まで以上に
ぐったりとしていた。
――まだ先は長い。とりあえず……今回はここまでかな。
快楽の証の吐き出しが終わって落ち着くと、自分も結構体が疲れている事を感じ……僕はそう思った。ちとせは
多分それ以上に疲れているだろう。
しかし、始める前ならもっと回数を重ねられると思っても……今の所はお互い、連続では二回が精一杯のようだ。
まあ、数をこなせばいい物でもないけど。
――やっぱり質が、大事だよな。
そう思いながら、ちとせの温もりを感じつつ気持ちよくベッドに身を横たえて余韻に浸っていると……いつの間
にか余韻から回復して、僕に背を向ける体勢から向かい合う体勢に代わっていたちとせが、やや微睡みかけていた
僕に声を掛けてきた。
「その、タクトさん。少し……お話ししません?」
――おっ、寝物語か……悪くない。
「ああ。なんだい?」
「その、避妊薬の事を……今のうちにと思いまして」
「あ……そうだね」
と言うわけで……ちとせが使っていると言う避妊薬については、僕は寝物語にて教わる事になった。
ちとせ曰く……この薬を使っていればほぼいつでも、何日間でも安全に僕と生で交わる事が出来るとの事だった。
が、話し合って今まで通り、基本は月一回の周期を維持する事にした。
まあお互い、いつも気軽に出会える環境ではないし、あまり頻繁に密会して体を重ねるのも周囲に気付かれる
危険が増すだけなので……無理に回数を増やす必要はないだろう、と言う事でそうなった。
それもいつの日か僕と彼女と堂々と正式な夫婦になれる、その日までの辛抱なのだから。
ちなみに医者には、当然ながら「烏丸ちとせ」とはわからないように色々やってから行ったそうだ。まあ……
ちとせの計算高い所を思う限り、身バレについては大丈夫だろう。
……そんな感じで寝物語をしながらお互い、体を休めているうちに……時間は夕方になろうかとしていた。
そして、夕食。今日こそは、ちとせに料理を振る舞って貰う事が出来た。
流石に巫女装束では色々と差し支えると言うので、今は私服姿に戻っていた。まあ、ある意味当然だけど。
食事の時にわざわざ巫女装束に着替え直して貰うのも気が引けたので、食事も私服姿のちとせとする事になった。
しかしその料理内容……
鰻丼に豚バラ肉のすき焼き風煮、そして無臭ニンニクのオリーブオイル揚げ、山芋卸しである。
――一昨日、ちとせから材料の指示を貰って買いに行った時から思っていたけど、明らかにこれは……
一人暮らしを始めて自炊をするようになって一時期、料理に嵌っていた事もあり……無駄にその辺りの知識が
あった僕には、ちとせのそんな無言のメッセージが読み取れた。
ちとせも、今までの僕との会話でその事は知っている。だからであろう。
――今日は、まだまだやる気満々だな。
そしてこの辺りも、多分ちとせなりの計算なのだろう。もちろん、僕としては大歓迎である。
ならばたっぷりと、この後もその美しい肢体を抱かせて貰い、そして楽しませてあげよう。
僕はそんな事を考えながら……ちとせと共に、その手料理を有り難く頂くのであった。
――う、旨い。
……こんなに可愛くて、料理も床も上手、性格も悪くないってならば……もう、言う事無いよなあ。
私服姿のちとせとの夕食を楽しみながら、僕は正式に夫婦になった時の暮らしを夢想するのだった。
あと……この豚バラ肉のすき焼き風煮、作り方を教えて貰おう……
で、その後。就寝の際には当然再び二回ほど激しく交わった後、眠りに就き……そして翌日の昼に別れる直前にも
また二回ほど事に及び……今回は、都合3セット6回、別れるまでにちとせと愛し合った。
ちとせに朝食も作って貰ったり、愛し合い方にも色々新しい発見があったりして……楽しく過ごす事が出来た。
そしてちとせをいつものように最寄りの駅まで送っていき、そこで別れた後……僕は次回の事を考えていた。
――次回は……いよいよあの計画を実行に移す時だな。
僕の頭には、とある計画が既に出来上がりかけていた。そしてその計画は無事に実行に移される事になり、
僕達はまた新しい段階へと進む事になったのだが……それはまた、別の機会に。
- 42 :
- 保守
- 43 :
- ほ
- 44 :
- ここって百合とかBLはおkなのか?
- 45 :
- >>44
「エンジェル隊」という特殊性を鑑みれば、百合は需要があるだろうしいい気もするけど……
BLはどうかな
- 46 :
- 保守。
>>44
BLの種類によらないか?
カズヤが男の娘的扱いならまだなんとか…
- 47 :
- どっかにタクト×レスターならあった気が…。
- 48 :
- ほ
- 49 :
- ほ
- 50 :
- _,,...,,/: : : : : : : : : : : : : : : : : / |''i´i_,. |
. l'´/´;,: : : : : : : : : : :、: : : : : : ヾ、 i'''´〉'、 〈
,i'´;,.'7゙:,;-; : / ; :i'、ヽ: :ヾ:、: : ヽ: : :ヽ、''''7 ヾニ゙i-' .ヽ
//i''/,.イ /: /;|:i|:| ヽ,,ト、-ヾト‐- l.,; ; i ヽ'、 /:l:ヽ-、' リコ…男の人嫌いだけど…
'//,.i'/ l| ;l.i-|‐|l |l. l:| l ゞ_i,,iヾ、:ト; :l:|ヽl'' l: :|: : :トヽ 全裸で保守してあげるね…
///',く .|i: :|;:|,.-,..、l.l .l '´/、::`ヾ,|:ト.l|: l7-i''i'l: :ト: ヽ、,ヘ
i :ィ/ |:l:゙i'、l:|ヘ'' .i.';::l i゙'';;;;:::ノ|:|l|' 〉/ .|'.|ト :|.l: :| ト、.i
. l:/|| .||: :l∧ |.l ゙-' , ゙‐-''゙ |:| |/,イ i |ト,:| |l: |:| ヾ
. |l ||. |: / ||丶 ヽ'''''i ./|l:||:| / | .||:l ゙| |l`゙'´
. | | ゙:| .| |ト:l`''.-,、._ _,,.-''´l~7'l'''|' |,,.-..、l_ |´""''' ‐- ...,,__ ::
_,,.-‐''" ヽ
_,,.-‐''" }
, -'"::; , ★ ヽ〜""''' ‐- ...,,___ノ
{,;;;::: _,,-‐'i|;: ★ Y }
. ヽ,;;;;; _,,..-‐'' l;;;::: '' .t
ー'''" _,..、-―-、l,;;;;:;:::'' ヽ、 /. ヽ
/ 'ヽ、 ヽ, -'." \
/ ヽ、 , -'" \
/ /;;;:,, `゙''ー 、, ;;,、 ヽ;;;;::.. ."' 、.
/;; /\;;;::, tl:)i j ノヽ,;;;::,,, "' 、
. /;;; / ヽ、;;;,.,,. u, `' u / ヽ、;;;;;;:;,,, ヽ,
|;;::: |i. \;;;;;;;; u J / ゝ、;;;;:;,;,,;, _,.--''"
|;;;;;; |l 〜"‐-..,,_____ノjー-‐'"  ̄ ̄ ̄
`;、;;;;;;;;;; _ノ
"'-―''
- 51 :
- ほしゅ
もっと増えて欲しいけどあんま増えなさそうだな…。
ちとせの人にも感想言いたいけどアニメのちとせ全然知らないからどう言えばいいのか…orz
- 52 :
- >>51
いえいえ、読んで頂けているのが判るだけでも書き手としては有り難いものですよ
最近スレを独占気味なので投下を控えて他の方を待っていたのですが、
スレが落ちてしまってもアレなので近々第5弾を投下予定です
- 53 :
- 保守
- 54 :
- さて前回から三ヶ月、他の方の登場を待ったりしていたのですがこのままではスレが落ちてしまいそうなので
アニメ版ちとせのSS五作目の前編を、dat落ち防止のageついでに投下させて頂きます
シチュはやはりどノーマルです
今回は13レスほどお付き合い下さい
- 55 :
- 念願のボーナスが出た。と言うわけで……自宅のパソコンの表計算ソフトにて作成した、独自の家計簿へ今後
しばらく必要になりそうな諸々の経費を、大まかに入力していく。
その中には貯金、そして最近始めた……いつ出来るかわからないが、ちとせとの結婚資金の積み立ても含まれて
いる。
いろいろな生活の経費を入力しながら、綿密にパターンを変えて計算していく。
その中で、やや厳しめの計画を前提とした上で収入から支出を差し引いた上で出た額を見て……確信した。
――よし、これなら問題ない。行ける。
……おっと、自己紹介を忘れていた。僕の名はタクト・マイヤーズ。例によってこれは偽名だが、また今回も
これで通させて貰おう。
また僕と恋人であるちとせとの逢瀬の事を、お話しさせて貰おうと思う。
さて、そのボーナスである。額としてはまあそれなりだが、今回のボーナスは僕にとってはとても重要な意味を
持っていた。
ここで得られるまとまったお金を使い、とある計画を実行しようとしていたのだから。
その計画とは……「愛するちとせと本星へ行ってのお泊まりデート」である。
僕とちとせが暮らしているここ「エンジェル基地」の中でデートというのは、秘密の交際を続けている僕達には
現状、どうしても出来ない。故にここ最近会える時はずっと、僕の部屋で過ごしていた。
まあ、ちとせと一時を過ごせる事には変わりはないので、それでも良いのだが……やはり、また二人で堂々と
デートをしたいと言う思いも、日々強くなっていた。
しかし、本星に行くには結構な資金が必要になる。下っ端士官なので大した給料を貰っていない僕が、ちとせの
分も含めてその費用を賄えるのは……今回のような、ボーナスの時ぐらいしかない。
ちとせと恋人同士になった前回の旅行の時は、可愛い昔馴染みのちとせと再会した嬉しさのあまり、後先考えず
旅行計画を立てて実施してしまった為、その後の生活がかなり大変だったのだ。
というわけで……僕は今度会う予定の日に、久々に本星に一泊旅行にでも行かない? とメールを送った。
が、なんとちとせから「上手く休暇が取れたので」と言う事で、なんと一泊追加しての二泊旅行の提案が返って
来たのだ。
そしてこう追記してあった。「旅費でしたら、わたくしも負担しますので」と。
- 56 :
- どうやら、自分の目で確かめた僕のこの生活状況から、その辺りを察してくれたらしい。中々気が利く娘である。
いい奥さんになれるよな。
最も、年下の女の子に支出をさせると言うのがどうにも僕は気が引けたのだが、ここは素直に彼女の好意を受け
入れる事にした。背に腹は変えられない。
二泊旅行なんて、宮仕えして働いている身としては、そうそう出来る事じゃない。
例によって僕の休暇の方はどうとでもなるので、すぐさま計画を練り直してちとせに返信する。それにもやがて、
了解が帰って来た。
――二泊旅行かぁ……その間に何度、ちとせと交わっちゃうんだろうなあ。
僕はそんな事を思った。もちろんどうやって愛しいちとせと交わろうか……とも考えながら。
そして当日。例によって別々にトランスバール本星へと降り立った後、僕達は現地で合流した。
ちなみに今回のちとせはいつもの私服ではなく……髪型もポニーテールっぽく変え、赤紫色のハイネックに白の
ジャケット、そして黄土色の長ズボンという、これまた何とも可愛らしい姿であった。
「やあこんにちは。今日もまた可愛いなあ、ちとせは」
「うふふ、お上手なんですからタクトさんは。今回も、よろしくお願いしますね」
そんな最初の一言を言いながら、ちとせは僕にぺこりと頭を下げる。
「ああ。それにしても、旅費の件は……その、ありがとう」
「構いませんわ。だって、わたくしとタクトさんの仲ですもの……あまり無理、なさらないで下さいね?」
と言うわけでちとせには、自身の往復分の交通費と宿泊費は負担して貰う事にした。食費などは今まで通り僕が
負担する。それでも一番重い交通費と宿泊費の負荷が軽くなったので、僕的は相当楽になった。改めてちとせに
感謝する。
「では参りましょう、タクトさんっ」
ちとせが嬉しそうに、僕と腕を組んできた。僕の腕には、どうにもまた少し成長して気がする……彼女の双丘の
柔らかな感触が伝わってきた。
――楽しい旅行になりそうだ。
- 57 :
- と言うわけで、楽しいデートが始まったのだが……まあ、この部分は長くなるので省かせてもらおう。
とにかく、久々のデートを一日楽しんだ僕達は外で夕食を済ませた上で、予約していた宿へと入った。
追加で取った宿と言う事もあって、今回はごく普通の、いわゆるビジネスホテルに近い感じの宿である。
一応、大浴場があったりはするが。ちなみに明日は最初の旅行の時と同じ、温泉宿である。
部屋に入った僕達は、ひとまず明日の行動予定を確認しつつ体を休めた後、お互い揃って大浴場へと行った。
そして数十分後部屋に僕が戻り、そして更に十分程経ってちとせも戻ってきた事で、お互い「その時」の準備が
整った。
「タクトさん……その、そろそろ」
いつもの髪型に戻し、椅子に座って軽くその美しい長髪を櫛で解いていたちとせが、僕にそう問いかけてきた。
当然「そろそろ抱いて欲しい」と言う問いかけである。
「そうだね。じゃ、今日は『普通』に行こうか」
「はい」
というわけで……今日はごく普通に交わる事になった。ちなみに僕達の「普通」と言うのは「暗い部屋でお互い
全裸で始める」の事である。
部屋の明かりを消して、僕達は着ていた服を脱ぎ始めた。その時、僕はベッドの傍らで脱衣するちとせをそれと
なく見ていた。
――この一瞬が、また中々色っぽくてなあ……
暗がりの中とは言えど……衣服を脱いたせその下から現れる、まだ多少未完成な少女の肢体が備えている双丘や
細い腰がシルエットとして見えた瞬間は、男としての本能を強く刺激され……それだけで、僕としては心も体も
臨戦態勢になっていた。
ちとせが下着も全て脱ぎ終えて全裸になったのを確認して、僕はちとせにしっかりと抱きついた。
「やあっ」
ちとせはそう小さく声を上げる。そしてその肢体に僕の体と怒張して上向きとなっている男の欲棒が触れる。
「もう……いきなりお元気なんですから。タクトさんは……」
ちとせが自身の下腹部に当たっている僕の怒張しきった男の欲棒に軽く触れながら、挑発するようにそう言って
きた。
「そりゃ、ちとせは最高だからね。君みたいな子をこうやって好きに抱けるなら、こうなるよ」
約一月振りに味わう、裸のちとせの肢体の感触。その桃尻に手を回して、軽くなで回しながらそう答えた。
「ふふっ。今日も、しっかりと愛して下さいますか?」
「もちろん。しっかりと味わわせて貰うよ」
- 58 :
- そう言いながら、裸で抱き合ったまま横にあるセミダブルのベッドへと、押し倒すようにして倒れ込んだ。
「好きだよ」
ベッドに倒れ込んだ為に少しだけ跳ね上がったお互いの体が落ち着いたところで、僕はそう言いながらちとせに
しっかりと口づけをした。
口づけが終わった後、ちとせはその青緑の瞳でしっかりと僕を見据えながら、女の顔で僕を求めてきた。
「抱いて……下さい」
――もちろんたっぷりと抱かせてもらうよ、今日も。
内心でそう答えながら僕は頷く。そしてまずはその双丘の感触を楽しむべく、ちとせに跨がった状態で軽く身を
起こして、その双丘へ手を掛けた。
「やっ、あ、タクトさん。そう言えば……」
その瞬間、何かを思い出したようにちとせが話しかけてきた。
「ん、何だい?」
「その、胸なんですけど……この間、試しに計ってみたんです。そうしたら……」
「あ、もしかして……やっぱり大きくなってた?」
ちとせは小さく頷く。
「はい……少しだけ、ですけど。驚きましたわ」
「やっぱり大きくなってたのか。それはやっぱり……僕がよくこうしてたからかな」
何だか嬉しくなった僕はそう言いつつ、その僅かに大きくなったというちとせの双丘を満遍なく弄り回し始めた。
「し、知りませんわ。そんな事……やっ、あぁ、ああっ」
相変わらず僕の大好きな程よく柔らかくて温かい手応えが伝わってくると当時に、ちとせが小さく喘ぎだした。
「かわいいよ、ちとせ」
そんな言葉を掛けながら、僕はちとせの双丘を好きに触れる事を幸せに思いつつ、少し考えを巡らせていた。
――実際の所……大きくなったのはどうしてなんだろうな。
本当かどうかは知らないが、まあ揉まれると大きくなる……というのは、割とよく聞く。後は……
男性ホルモンを注ぎ込まれる……つまり、男の精液を注ぎ込まれると大きくなる、なんてのも聞いた事がある
ような。これもかなり嘘くさいけど。
- 59 :
- と、そこで……僕は一つの可能性を思いつき、双丘を揉みしだいていた手を止めて尋ねてみた。
「あの、ちとせ。一応聞くけど……まさか妊娠してる、って事はないよね?」
「え? いえ、月のものはちゃんと来てますから、それはないかと……」
「ああ、ならいいんだけど。いや、妊娠すると胸が大きくなるって言うからさ」
そう。今の所、僕達は愛し合ってはいても、子供を作ってはいけない関係なのだ。
「そのついでに確認するけど、例の薬。忘れずに飲んでるね?」
「はい、もちろんです。ですから好きなだけ……わたくしの中へ、タクトさんのを注いで下さい」
「ああ、そうさせて貰うよ」
そう言い、僕はちとせの双丘を手で再びじっくりと弄り回し始めた。
「ああっ、やあっ……! ああっ、ううんっ……きゃうぅ!」
――やっぱり……揉み応え、ちょっと良くなってるよな。
その手応えの変化を感じながら、時折、その双丘にある敏感な先端を僕は指で弄る。
「はあ……あぁ! やっ、あぁ……! やあっ、あはああ……!」
するとちとせはそんな羞恥の声を上げて、身をくねらせる。
「ここ、気持ちいい?」
そう尋ねると、ちとせは少し困ったような顔をした後……何か言おうとする。
「答えなくても判ってるよ」
と僕は制し、その双丘の先端に軽く口づけする。
「あ、やあっ……!」
一瞬だけとはいえ、弱いところを口で触れられたちとせは大きく身を震わせた。
僕としては、このままその先端をじっくりと味わいところだったが、今回はそれはまだしない。
僕は起こしていた上体を再び下ろして、ちとせの肢体を抱きしめる。そしてそのまま、ごろっ……と体を少し
回転させて、お互いが横向きで抱き合う体勢へ移行した。そして……
「愛してるよ」
そんな事を言いながら、ちとせと再び口づけを交わす。
「私もです、んふぅっ……」
そう応じてくれるちとせと抱き合ったまま口づけを交わしつつ、僕は閉じられたちとせの両脚の間……脛の辺り
から自分の脚を差し込んでいった。そして手はその桃尻へと持って行き、滑るようになで回しつつ、なめらかで
肉厚の感触をしっかりと味わわせてもらう。
- 60 :
- 「はあっ、んんぅ……あああ……」
気持ちよさそうなちとせの吐息を感じながら、自分の脚をちとせの両脚の間に差し込めたところで……僕はその
脚を曲げながら、ちとせの脚の間を登るように大腿部を秘部へと近づけていった。
「ああっ……!」
そして僕の大腿部が、ちとせの秘部に当たった。僕はそこから脚を小刻みに動かし始めて、ちとせの秘部全体に
緩い刺激を与え始める。
「ああっ、やっ……やっ、あっ、ああっ……ふうん、んんっ、あっ、やあっ……!」
適度に口づけを交わしつつ、それを続ける。ちとせの秘部に密着している僕の大腿部には、その秘裂の中にある
肉襞の感触の他にも、肉襞の上にある肉芽のやや固い感触も時折伝わって来る。
「やああっ……! だっ、ダメです、そこはあんまり……んんうっ、んう……っ!」
そのやや固い感触が伝わってくる度、ちとせには強い快感が伝わるのか……大きく身を震わせるようにして声を
上げる。そして次第に、僕の大腿部には粘りを帯びた液体が付着してくるのが判った。当然、それはちとせが
快感を得た事で、秘部から溢れてきた液体である。
「はあ……ああん、んぅ……! あうぅっ」
ちとせの秘部がやや潤って来たか、というところで僕はちとせの股座から脚を抜いた。
――まあ、導入としてはこんなものかな。
僕は抱いていたちとせの体を離して、少し上体を起こした。そして、今までちとせの唇を味わっていた口づけの
場所を、口から首筋を伝うようにしてその腋へと移動させていった。
「ああ……うう、ん……ふうっ」
おそらく、くすぐったいような感覚を味わってそんな声を上げるちとせを余所に、更に僕は腋から脇腹を経由し、
腹部へと移動していった。そしてその腹部にあるすっと通った臍の周りを、舌先で幾度か触れてみる。
「んう、んんっ……はあっ、ああ……んんっ……」
ちとせの呼吸、そして発生と共に僅かに収縮しているその腹部を見ていた僕は何となく、そっと頬を置くように
顔を埋めてみた。双丘や太ももとはまた違った、温かく柔らかい感触が頬に伝わってくる。
そこでふと……僕は、前回の事を思い出していた。そう、ちとせが「いつかは、ちゃんと妊娠させて下さい」と
言って来た時の事だ。
- 61 :
- ――僕との子を妊娠してくれたら、ちとせのここにその子供が宿るんだよな……こんな、か細いところに。
僕はちとせのその腹部の感触をしっかりと頬で感じ取りながら、ふとそんな事を思っていた。
思えば、妊娠って大変な事なんだろう……一年近くその体の中に自分以外の命を宿し、そしてそれに伴う体の
変化にも耐えて、そして出産。医療が進んでいるとは言えど、その際には命の危険だって伴うのだ。
でも、ちとせは僕相手にそうなる事を望んでくれているのだ。
「タクトさん……その。どうかなさいましたか?」
僕の動きが思わぬ所で止まったからか、ちとせが僕にそう声を掛けてきた。
「あ……いや、何でも無いよ」
僕はそう言い、体をちとせと普通に抱き合える位置まで戻した。そして眼下のちとせと目を合わせた後……再び
しっかりと抱きついた。ちとせもその脚を僕に絡めるようにして、しっかりと肢体を密着させてきた。
「あああ……」
嬉しそうに、そんな吐息を漏らすちとせ。その柔らかい双丘を始めたとした肢体の感触を自分の全身でしっかり
受け止めて味わいつつ、右手では様々な箇所を軽く撫でながら、ちとせの持つ、女の肢体というものを確かめる。
そして軽い口づけを繰り返したりしつつ、僕はちとせと言う一人の美少女を味わえる幸せを噛みしめていた。
――頑張らなくちゃな。
こんな可愛い年下の恋人に「いつかは妊娠させて下さい」等と言われては、そう思わざるを得なかった。
必ず、立派な男になって堂々とちとせを娶り、夫婦となる。それが……こんなに可愛いちとせの純潔を頂いて
しまった僕の責任でもあるのだから。
ちとせを全身の触覚と嗅覚でしっかりと感じ取り、彼女を愛しく思う気持ちがより高まったのを感じ取った僕は
「攻め」を再開する事にした。
再度ちとせに口づけをしつつ、僕は自分の体を徐々に下へ……つまり、ちとせの下半身に向かってずらしていく。
当然、口が触れる部分もちとせの口から顎、そして双丘の間へと移動していった。
このまま双丘を口で攻められると思ったのか、ちとせが僅かに身を強張らせるのが判った。
――それもいいけど……
僕は少し顔を上げるとそこから一気に、体を動かした。目標は……ちとせの秘部。先程から僕に脚を絡めていた
関係で、ちとせのその脚は開かれている。故に、下半身にまで体を動かした僕の目の前には、その口を半開きに
している、ちとせの秘部があった。僕はそこに顔を近づけて、舌で秘裂の中を弄り回し始めた。
- 62 :
- 「やっ、やあっ! そんなぁっ、いきなり……いや、あぁ……!」
僕のいきなりの攻撃に、ちとせはその両脚を内側に閉めるようにして抵抗してきた。
だがその力は弱く僕の動きを止められる程ではない。僕は両手でちとせの脚を掴んで少しずつ広げつつ、快感に
よって潤いに満たされ始めているちとせの秘裂の中を、じっくりと舌で味わうように更に弄り続ける。
「だ、だめですって……あっ、やあああっ……あっ、んぁはぁ……! あああっ……」
言葉とは裏腹に、ちとせはそんなに強く抵抗してこない。とは言えいきなりだったのは確か。なので僕は速度を
すぐに緩める。そして舌ではなく指を使う事でちとせの秘部へ与える刺激と、その心に与える羞恥を弱めつつ、
様子を伺った。
「やっ……あっ、ああ……やっ! んんぅ、やっ……あっ、やっ、ひゃっ……! ああん、んんうっ……」
ある意味、焦らすように続けていると……ちとせは羞恥と快楽の混じった声を出しながらも、静かに僕の攻めを
受け入れるようになっていた。
その後も指を主体としつつ稀に舌による行為を交えて、僕は潤いに満ちた秘裂の中にある肉襞を。そして双丘の
先端のように敏感な小さな肉芽を執拗に攻めつつ……暗い中ではあるが、じっくりと目でも楽しんだ。
僕の指が動く事によってその秘部に満たされたぬめりを帯びた液体と、秘裂の中にある様々な形の「女」の器官
が絡み合う。その際には生物的な、なんとも淫らな音がそこから発せられる。
「あはあっ、ああー……っ! いやああっ、それはっ、ひゃああ……! だっ、ダメです……んううっ!」
この際には、こんなより色っぽくなったちとせの声も共に聞こえてくる。
秘部はその潤いをますます増していき、そしてそこから発せられる「女の香り」も、より強くなってきていた。
「はあっ、ああ……ああっ、はあぁ……!」
僕はやがて手を止めて、ちとせの様子をうかがった。その声や体の様子から察するに、相当に高まっている。
そして秘部は、もう十分すぎるくらいに潤っていた。
――ではそろそろ、行きますか。
- 63 :
- 僕はちとせの秘部への攻めを終わらせると、体を動かしてぐいっ、とちとせの上に覆い被さるような体勢を取る。
そしてちとせを見下ろす。
「準備は良さそうだね。そろそろ、いいかな?」
僕はそう問いかける。秘部への攻めで受け続けた快感ですっかり女の顔になっているちとせは、少し間を置いて
軽く頷いて応じてくれた。
――では早速。
僕は眼下のやや下にあった、ちとせの双丘の向かって左の先端へと顔を一気に移動させ、口で吸い立て始めた。
「えっ、やはああっ……! やっ、タクトさん……そ、そっちなんですかっ!?」
流石にこれには意表を突かれたらしく……ちとせは自身の弱い場所をいきなり攻められて身悶えし始めた。
「いや、挿れるとは言ってないし」
僕はそうとだけ告げて、その先端を再度吸い立てると同時に、右側の先端は右手の指を使って刺激を与え始めた。
「そ、そんなのず、ずるいです……やっ、ああっ……! す、吸うのやっ、だっ、ダメですっ……!」
自分の弱いところを音を立てて吸い立てられている、と言う状況が嫌なのか。ちとせは必にそう言って、僕に
抗議してきた。
「吸わなかったらいいんだね? じゃあ」
僕はそう言い、吸い立てるのをやめると、今度は舌全体でその先端を舐めるようにして刺激を与え始めた。
「やあっ……あああ、はあああっ……! あっ、ひゃあん……!」
――いいなあ、実にいいなあ。
「あっ、やあっ……! やっ、それもだめです……っ! あやっ、ああっ!」
女の象徴である双丘から与えられている性の刺激に身悶え続けるちとせを眺めながら、僕は自分の舌から伝わる
その桃色の先端のやや固い感触を弄ぶようにして味わい続けた。しかしここへの口による攻めはあまり続けると
ちとせが本気で嫌がるし、下手すると達してしまう可能性もあるので、あまり続けるわけには行かない。
故に、ある程度満足したところで僕はちとせの敏感な双丘の先端から口を離し、元の体勢に戻って声を掛ける。
「焦らしてごめんね。今度こそ、挿れさせてもらうよ」
僕はちとせの頬に軽く手を当てて撫でながら、そう告げた。
「ああっ、はあっ……もう、タクトさんったら……」
強い刺激を受け続けた為か、すこし涙目になっているちとせが少し呆れた風にそう言った。
――では、挿れさせて貰いますか。
- 64 :
- 「ほら、ちとせ」
ちとせの横に並ぶように、僕もベッドに仰向けに寝転びながら、そのちとせにはベッドから起き上がるように、
手振りでそれとなく伝える。
「え……わたくしが上から、ですか?」
「ああ。でも、いつもとは逆向きでね」
「逆……ですか?」
その裸の肢体をベッドから起こしつつ、ちとせが僕に補足を求めてきた。
「そう、僕に背中を向けた状態でね。そうすれば、ちとせが好きな後ろからの挿入になるだろ?」
「べっ、別にそんなに好きというわけでは……」
少し戸惑うようにそう言いつつ、ちとせは仰向けの僕に対してその桃尻を突き出すような形で四つん這いの体勢
で跨がると、その体勢で僕の足元へと移動していく。
その際僕の目には、ちとせの秘裂とその奥にある淡い叢のシルエットが見えて……また少し興奮する。
そしてちとせは膝立ちになると、自分の下でそそり立ち結合の時を待っている僕の男の欲棒をそっと手で掴んで、
その先端を自分の秘部の秘裂の中にある肉襞の入り口へと接触させた。
「ああっ……で、では参りますわよ」
「ああ。焦らなくていいからね」
「はいっ……」
そう言い、ちとせは一度深呼吸をして……ゆっくりと、腰を下ろし始めた。
「んんっ、やっ、ああああ……っ! やあっ、あはあっ……!」
「ぐっ、ああ、いいよちとせ……!」
僕の怒張した男の欲棒が、背を向けているちとせの秘部の肉襞の中へと、ゆっくりと埋もれていく。それと同時
に、お互いに一月振りに味わう事となった挿入に伴ってもたらされる性の快感が伝わり始めていた。
「ああっ……あっ、やっ、これっ、はぁあ……! やっ、はあっ……! あああっ……」
そんな声を上げつつちとせはその身を震わせながら、ゆっくりと挿入を継続する。
「ああっ、はああ……! んんっ、んんう……っ! あはああ……っ」
そして無事に僕の股座の上にちとせの桃尻が下りてきて、無事に挿入は完了し、僕達は一つになった。
- 65 :
- ――やっぱり、こうして一つになる瞬間って、達した時と同じくらい気持ちいいよな……
久し振りにちとせと一つとなる過程で、中に入り込む瞬間からその中を進んで行き、最後にその奥にしっかりと
納まるまでの間、様々な気持ちいい感覚を味わい……そして今は温かくて、そして絡みついてくるような感覚を
しっかりと味わって、僕は強い快感と幸福感に浸っていた。
「タクトさん……はあっ、あはぁ……その。ちょ、ちょっと、待って下さいますか……」
一方のちとせは何だか達してしまいそうな感じだったので、僕はしばらくそのまま待つ事にする。
「ああ、判ってる。待つから心配しないで」
――こうやって待つのは……最初の時以来かな。
こうしてしばし、僕はちとせが落ち着くのを待つ。ちとせは今、後ろを向いているのでその顔を見られないのが
残念だが……でも自分の股座の上に、裸の美女が背を向けて跨がっているという状況は、なかなか悪くない……
等と、僕は自分の股座に座っている事によってか、いつもよりもその重量感が増してより色っぽく見えている
ちとせの桃尻を見ながら、そんな事を考えていた。
「ああ……タクトさん、お待たせしました。もう、いいですわよ」
ちとせがこちらを振り返りつつそう言った。どうやら落ち着いたようだ。
――さて、どうしようか。
休んだとはいえ、ちとせは結構高まっているのは間違いない。一つになったままもう少し楽しみたかったのだが、
ここは一気に行くのが得策と判断した。
「じゃあ、ちとせ。このまま、こっちに倒れてきてくれるかな」
僕は自分の手をちとせの脇腹の辺りに移動させ、軽く引くようにしながらそう言った。
「え……このままではないんですか?」
「僕としては、ちとせの体をしっかりと触っていたくてね。ちとせがこのままがいいってなら、別にいいよ」
僕がそう理由を告げると、ちとせは少し微笑んだ。
「ふふ、タクトさん。わたくしの胸を……の間違いでしょう?」
そしてそう断言された。まるで内心を見透かされたかのように、ちとせに真の目的を言い当てられた僕は、少し
だけ動揺してしまう。
「ははは。ま、まあね。否定はしないよ」
「ふふ。別に胸を触って頂くのは構わないのですけど……その、大丈夫ですか?」
続けてちとせが、今度はやや不安げに僕にそう問いかけてきた。
- 66 :
- 「な、何が?」
「いえ、その……このまま後ろに倒れるとタクトさんに全体重を乗せてしまうような気がしまして。それと……
抜けてしまいそうですし」
「ちとせくらいの体重なら大丈夫。でも抜けるのはまずいな……抜けそうなら、別の方法を考えよう」
「わかりましたわ。では……」
そう言うとちとせは膝立ちの状態の時から、僕の頭の方へと足先を向けて曲げていた脚を、それぞれ僕の足先と
同じ方向に向くように脚の置き方を変えた。
丁度、僕の股座の上で後ろ向きに所謂「M字開脚」をしている状態、と言えば良いのか……。それによって、
僕の股座にはよりちとせの重みが伝わり始める。
そしてちとせは、その状態からゆっくりとその女の肢体を寝ている僕の体へと倒してきた。
「ぐっ……」
――流石に、ちょっと重いかな。
ちとせの体を僕は自分の体全体で受け止める事になり……ちとせが懸念していた通りに、確かに少し苦しい感じ
になった。だが、耐えられないほどではない。そもそもちとせはその開いた両足をベッドにつけてはいるので、
全体重を僕に乗せて来ているわけではないのだ。
「だ、大丈夫ですかタクトさん」
仰向けで寝ている僕の上に背を向けて倒れ込んで来ているちとせが、少し不安そうに僕に尋ねてきた。
「大丈夫だよ」
僕はちとせの体を下から軽く抱きしめながら、そう返す。
これで……僕が想定していた「寝転んだ状態で、ちとせを後から抱いたままで挿入している体勢」になった。
- 67 :
- 心配していた結合部分の抜けも、ちとせが体を倒す際に位置を微妙に調整してくれたお陰で、抜けていない。
ちなみにさっき、挿入の前に僕がちとせの双丘を口で味わわせてもらったのは……この体勢になったら、それが
出来ないからだったのだ。
「それよりちとせは? 苦しくない?」
自分の顔の上に掛かってしまったちとせの髪を丁寧に除けながら、倒れ込んできた事で今は僕の頭の横に、その
頭を置いているちとせに問いかける。
「私は別に……あ、ならタクトさん。枕をわたくしの頭の下に入れて下さいますか。首が、ちょっと……」
「ああ。これでいい?」
どうやら首がちょっと辛いらしいちとせの言葉を聞いて、僕は一つ残っていた枕を彼女の頭の下に差し入れた。
ちとせはそこに頭を置き直して、その位置を確かめるように少しずつ動かす。
「ん……これで楽になりましたわ。わたくしも大丈夫です」
良い位置が見つかったのか、ちとせが少しだけ僕の方を向きながらそう言ってくれた。
「よし。じゃあ、行くよ」
僕は下からちとせの体を自分の腰で持ち上げるようにしつつ、ちとせの肉襞の中へと再度男の欲棒をねじ込む
ようにして活塞を開始した。
「あっ、やっ……ああっ、や、ああっ、あああ……はあぁっ……!」
そして僕は空いている両手で……いつかのように下から、それぞれの手でちとせの双丘と秘部にある肉芽を弄り
始めた。
「やあっ、ああっ……! やあっ、タクトさん、それはだめっ……だめですっ! これじゃ私、すぐに……」
ちとせのその言葉を聞いて、僕は動きを止めた。
「ちとせ、その。もう……いっちゃいそう?」
「は……はい」
横にいる僕の方を向きながら、小声でそう言いながら恥ずかしそうにこくり、と頷いた。
「それは……参ったな」
「え?」
「いや……僕、まだちょっといけそうにないんだよ」
そう。ちとせはやはり絶頂が近いらしい反面、僕はまだそうでもないのだ。久々にちとせを抱けるという嬉しさ
故に、挿入する前にちとせを攻め過ぎたのが災いしたようだ。
「いや、心配しないで。ちょっと、考えるから……」
僕は少し不安げなちとせにそう断って、少し思案を巡らせた。
- 68 :
- 何にしても、僕がもう少し高まらないと同時に……と言うのは難しい。
おまけに、ちとせが上に乗っているので大きく腰を動かすのが困難な上、一つになる為の部分の位置関係も有り、
動かせたとしてもそこで抜けてしまう可能性が高いので強い活塞で強引に行く、と言うのも難しい。
ちとせが達しても僕が達するまでは強引に攻め続ける……というのは、僕的にはあまりしたくない。
やるならば、それなりに高まってからでないとちとせが可哀想だ。
いっそ、ちとせに尺八して貰うと言うのもありかと思ったが……アレは恥ずかしいので僕的には遠慮したい。
ならば……そうだ。
「ちとせ……その、体を動かさずに、しばらくこのままちとせの体を触っててもいいかな?」
「え? ええ……それなら……」
ちとせは少し戸惑いがちにそう答えてくれた。
「わかった。じゃあしばらくゆっくり、ちとせの体を味わわせてもらうよ」
「判りましたわ。どうぞ……」
ちとせからお許しを貰えたので、僕はちとせの肢体をじっくり、そしてゆるゆると味わう事にした。
僕は目を閉じて……ちとせが与えてくれている快感を、フルに感じ取ろうと意識を研ぎ澄ませてみた。
――快感を感じるのは脳だ。なら、多少の高まりは想像で補えても良いはずだ。
僕は両手を使ってゆっくりと、重なるように僕の上に身を寝かせているちとせの裸の肢体の形をなぞるように
しながら、その形を頭の中で思い描いていく。
顔から始まり、首、肩、胸と僕の手は移動していく。今はあくまでなぞるのが目的なので、揉みしだいたりする
事はしない。胸のその特に柔らかい感触を掌で感じ取りながら、僕の手は腹、脇腹、桃尻を経由して、今は男の
欲棒が差し込まれている秘部へと辿り着く。ここでも手で秘部を触れたりはせずに、秘部の周辺に茂る淡い叢の
感触だけを確かめて、僕の手はついに届く範囲で一番下になる太ももまで達した。
――派手さはないけれど……本当に、素晴らしい体だ。
僕は先程までの手触りで得た、ちとせの女の肢体の形を思い描きながらそう思った。
未だ明るいところでは見る事の叶わない、愛しいちとせの裸。暗いところで見ても、その肢体は均整の取れた、
素晴らしいものであると判る。明るいところで見る事が叶ったならば、いったいどれほど美しく見える事か。
- 69 :
- ――愛してやまない年下の美少女の裸の肉体を、こうして好きに出来るって……果報者だよな。
そう思いながら、今度は特に考えなく、それぞれの手をちとせの肢体に滑らせるようにして、その肌触りを堪能
しながら、ちとせに緩い刺激を与えていく。
「ああっ……ふぅっ、ううん……はっ、あ……んん、んはあっ……」
僕の手によって体をまさぐられて、ゆるやかに快感を得ているちとせの喘ぎ声が、定期的に聞こえてくる。その
ちとせの体から漂ってくる、なんとも甘い香り。そして僕の上に体を重ねている事も有り、ちとせの息づかいも
はっきりと感じ取れている。そしてしっかりと触れあっている肌から伝わってくる、何とも気持ちの良い温もり。
さらには、一糸纏わぬちとせの肢体を好きに触っていられる事に対する幸福感と、手から伝わってくる柔らかい
感触。そして……動かしていないとは言えど、ちとせの肉襞の中に埋もれた男の欲棒から伝わってくる、何とも
言えない、絡みついて来るような、妙に癖になる感覚。
思わず活塞を開始してしまいたくなる気持ちを抑えながら、僕はちとせと肌を触れ合わせる事によって伝わって
くる、緩やかな快感を味わっていた。
――思えば……随分、ちとせと体を重ねてきたもんだ。
会えるのは月に一回、多くても二回のペースだったが……その分だけ会った時は熱烈に求め合い、そして一組の
番としてそれぞれの性の快楽を心から分かち合った。そして、いろいろな方法で求め合い、交わった。そして
その最後、お互いに性の快感の絶頂に上り詰めた後、僕がちとせの胎内へと快楽の証を注ぎ込むと……それを、
彼女はとても幸せそうに、その小さな体で受け止めてくれているのだ。
その度にちとせが僕を健気に愛してくれている気持ちを感じ取り……僕も、ちとせを愛しく思う気持ちを強くして
いったのだ。だからこそ、今もこうして……
「やっ、タクトさんっ、そ、そんなのダメです……!」
突然そんなちとせの声が耳に入り、僕は我に返った。
「え!? ご、ごめん。何かまずかった?」
焦った僕は、まずちとせに詫びながらその理由を問いただした。
「え。そ、その……」
するとちとせは、少し返答に詰まっていたが……やがて、小声で答えてくれた。
「な、中で、動いたんです……その、タクトさんのが……」
- 70 :
-
どうやらちとせを愛しく思う気持ちの高まりに、僕の男の欲棒が無意識に反応してしまい、ちとせを刺激して
しまったらしい……。
「あっ、やっ、また……! ダメですわ、そんなに動かしたら……!」
「い、いやいや。わざとじゃないよ!?」
そんなちとせの反応を見て興奮してしまい、また無意識に欲棒が反応してちとせを刺激してしまったらしい。
このままでは堂々巡りなので、僕は両腕でちとせの腰の辺りをしっかりと抱きしめつつ、ちとせに言う。
「と、とにかく好きにさせてくれてありがとう。その、僕もいけそうな感じになってきたよ。ちとせは……問題
ないよね?」
「わたくしは……別に、問題ありませんわよ」
そんなちとせの返事を聞き、僕は仕上げに入る事にする。
――しかし、たまには想像も必要って事か。やれば出来るもんだな……
先程までとは打って変わって、大いに性的に高ぶっている自分の精神状態を感じ取りながら、僕は自分の左腕を
動かしてちとせの首の下辺りで彼女を抱え込むようにする。
こうして、その肢体が大きく動かないようにしながら、右手は再びちとせの双丘へと手を掛けた。
「じゃあ、待たせたね。行こうか」
「やっ……はい、お願いします」
その言葉を聞いて、僕は下から一気にちとせを攻め始めた。
「ちとせ……好きだっ……!」
「ああっ、やああ、あぁん……! やっ、ひゃ、あはあぁっ……!」
攻めを受け始めたちとせが、その肢体をくねらせて声を上げながら快感を味わい始める。体を密着させているの
で、僕はそんなちとせの肢体の動きを、しっかりと感じ取る事が出来ていた。
「ひあぁ、あはぁ……いぃ、やああぁ……!」
そして手でしっかりとその双丘を揉みしだいてちとせを、そして自分自身を刺激しながら、下からは結合部分の
活塞を、うっかり抜けない範囲で鋭く突き上るようにしつつ、加速させていく。
「やあぁタクトさん……! いああ、私っ……! あっあっ、だ、だめっ……もうっ、タクトさぁんっ!」
それに併せて、みるみる高まっていくちとせ。元々もう達しそうな感じだとは言っていたので、その声は相当に
潤んでいた。そして……
- 71 :
- 「やっ、ひあっ、はああああああああーーーーっ……! ああっ、やああっ、タクトさぁん……っ!」
ちとせが先に達し、体を反らせながら痙攣させると同時に……自分の肉襞に埋もれた僕の男の欲棒をぎっちりと
締め上げてきた。それにより、僕の気持ちも一気に高まる。
しかし……まだ少し、達するには足りない。よって、そのまま達したちとせへの活塞と双丘への行為を続けた。
「はっ、はあんっ!? やっ、私、まだ……だっ、だめですタクトさん、だめっ、やっ、ふやあああっ……!」
「ごめん、少しだけ我慢してくれちとせっ……! うっ、ぐぅぅぅ……!」
既に達したにもかかわらず、僕に攻め続けられて戸惑うちとせの肢体を利用してやや強引気味にではあるが……
「よし、行くよちとせ……うあああっ……!」
少し遅れて、僕も絶頂を迎える事が出来た。
「あはあぁぁ、やはあぁ……いあっ、あふあぁ……!」
絶頂の後も攻め続けられてやや苦しそうなちとせの双丘に手を掛けた状態で動きを止めたまま、僕はその肉襞の
中に埋もれた男の欲棒から、波打つように快楽の証を大量に注ぎ込んでいた。
「ああっ……あはああっ、入ってくる、はあぁ、タクトさんの……あはあぁ……」
肉襞の奥にある子宮で僕から放たれた快楽の証を受け止めながら、ちとせは震えるような声でそう漏らしていた。
ようやく、共に性の絶頂を味わえた僕達はそのまま、しばらくはその体勢で余韻を味わっていたが……ある程度
落ち着いたところで、僕は上にいたちとせをゆっくりと下ろして横に寝かせると、横によけていたシーツを手に
とって、お互いの体に掛ける。
そしてちとせに軽く抱きついて口づけをしながら、その肢体のあちこちを軽く愛撫した。
「さっきはごめん……その、苦しかった?」
大分息が整ってきていたちとせに、先程の事を詫びる。
「はい、少し……でも、それ以上に気持ちが良かったですから。気になさらないで下さいませ」
ちとせは穏やかな表情で、僕に軽く微笑みかけながらそう答えてくれた。
「お慕いしておりますわ、タクトさん……」
更にちとせはそう言い、身を起こしてから僕に口づけしてきた。僕もそれに応じて、ちとせの唇を味わいながら
その肢体をそっと抱きしめる。やがて僕の上に重なるようにして身を任せてきたちとせの肢体から伝わってくる
重みと、甘い香りを味わいながら……僕はそのまま、心地よい眠りに就いていた。
- 72 :
- ――んん……
僕は目を覚ました。外が明るい事を確認し、ベッドに据え付けてある時計を見ると……7:00を少し過ぎたところ
だった。
――ふう、そろそろ起きる時間か。
愛するちとせとの、心地よい眠りから目覚めたくない思いはあったが……起きなくてはしょうがないので、僕は
身を起こす。
部屋にあるのは遮光でも何でもないカーテンなので、直接日が差さないとは言え……部屋は割と明るい状態。
横でまだ寝ているちとせの顔も、よく見える。そして、薄いシーツ越しにではあるが……その美しい、女として
の体の線もよく見えた。
――あ。もしかしたら、ちとせの裸体をこっそり拝むチャンスでは……?
ふと、そんな思いが過ぎり……僕は思わず、自分とちとせがかぶっているシーツを、ゆっくりとめくり始めた。
そしてやがて……その双丘が作り出している、色っぽい谷間が見えた。
――相変わらず良い眺めだ。そしてもう少しで、いよいよちとせの胸を……
「やっ、タクトさん! なっ、何してるんですかっ!?」
シーツがめくられてる事を、寝ていても感じ取ったのか……いつの間にか起きたちとせのこの声と同時に、その
体がシーツに隠れた。
「え、いや、その……」
「判ってますわ。駄目ですわよ、そんなの……いつかはちゃんとお見せしますから、こっそり見ようとしないで
下さいますかっ! もう……」
「……ごめん」
ちとせにそう少し怒ったように言われては、僕にはそうとしか言えなかった。
――「いつかはお見せします」……とりあえず、この言葉を信じるしかないな。
シーツ越しに見えるちとせの女の体の形を目に焼き付けながら、僕はそんな事を思っていた。
まあそんな感じで朝を迎えつつ……朝食を食べた後、僕達はチェックアウトした。
そして、デートしながらある意味今回の旅行のメインイベント会場となる、温泉宿へと向かっていた。
ちなみにその温泉宿……かなり前に、エンジェル隊も来た事があるんだとか何とか。
- 73 :
- そしてチェックイン可能時間とほぼ同時に温泉宿に入った僕達は、午前中のデートで疲れた体を部屋でしばらく
休めていたが……ある程度休めたところで僕はいよいよ決意し、ちとせに誘いを掛ける。
「なあちとせ、その……これから一緒に家族風呂なんか、どうかな?」
「えっ。で、でも……」
ちとせは返答に困ったようで、しばらくもじもじしていた。
「いや、まあ……無理にとは言わないよ。恥ずかしいなら」
「あの、その……」
やがて、ちとせが口を開いた。
「わたくしの言う条件を、守って下さるのなら……いいですわよ」
で、そのちとせが出してきた条件は……脱衣と着衣は別々にする。湯船の外では、お互いに体を見ない。という
ものであった。
要するに……湯船の中以外でお互いに裸を見るのは駄目、と言う事である。
でも、それでもちとせと明るい場所で一緒に入浴出来ると言うだけで、僕的にはうれしかった。
「それでいいよ、わかった。じゃあ」
僕はすぐ受付に連絡を取り、家族風呂に空きがある事を確認した。
「じゃあ、早速行こうか」
「……はい」
そんな感じで支度をしてから、フロントで鍵を受け取った僕らはいよいよ家族風呂の部屋へと入った。
まあ、そんなに高い温泉宿ではない事もあり……家族風呂の部屋は休憩所を兼ねた脱衣所とやや広めの浴室だけ、
と言う実にシンプルな構成であった。
「じゃあ、タクトさんからどうぞ……」
ちとせはそう言いくるりと背を向けたので、僕は着ていた服を脱ぎ始めた。
――本当に、これからちとせと一緒にお風呂に入れるんだな……
そう思うと、ついその後の事を想像してしまって……僕の男の欲棒は、既に怒張を始めていた。
「じゃあ、先に」
そう言って僕は浴室とを隔てている引き戸を開けて、中へと入った。
浴室は……檜風呂をイメージしたような、やや風情のある感じであった。外からではやや狭い感じもあったが、
二人で入る分には十分過ぎる広さである。
- 74 :
- ――少なくとも、僕の部屋の風呂とは比べ物にならない広さだよな。
そんな事を思いつつ、かけ湯をして体を軽く洗った後、僕はゆっくりとやや濁った湯に満たされた湯船へと身を
沈めた。そして……呼びかける。
「ちとせ、いいよ」
「はい」
ちなみに浴室と脱衣所を隔てているのは、模様の入ったいわゆる「型板ガラス」の引き戸だけである。そして
浴室内は湯気で曇っているので、流石に湯船からでは脱衣所にいるちとせの姿は良くは見えない。
しかしそれでも、いざちとせが脱衣所で服を脱ぎ始めてその裸体を露わにし始めるのは、はっきりと判った。
そしてかなりぼかされているとは言えど……ちとせのその肢体を明るい場所で見られた、と言う事実は僕の心を
激しく興奮させていた。
「入りますわ。ちゃんと、向こうを向いていて下さいね?」
引き戸の向こうで、前にタオルを当てて体を隠しているらしい状態のちとせが、中の僕にそう声を掛けてきた。
「あ、ああ。もちろん。いいよ」
――ああ、どきどきする……
そして引き戸を開ける音がして……ちとせが浴室に入ってきた。
続けて引き戸を閉める音がして、ゆっくりと足音が、ちとせが近づいてくる。そして湯船の近くで音が止まり、
僕の居る湯船から手桶で湯を掬い、二度三度とかけ湯をした後……僕の背後に、入ってきた。
「もう……いいですわよ」
お許しが出たので、僕はゆっくりと振り返った。
そこには……髪をまとめ、肩までとはいえ素肌を晒した状態で湯に浸かり、心なしか少し顔を赤らめた状態の
ちとせがいた。
――しかしこれまた……色っぽいなあ。
これまたいつもと違う、なんとも妖艶な姿に、思わず見入ってしまった僕。
「そ、そんなに見ないで下さいますか……」
「見ちゃ駄目なのは湯船の外だけなんだろ? 湯船の中でぐらい、じっくり綺麗なちとせを見せて欲しいなあ」
「い、いやですわ。タクトさんったら、お上手なんですから……」
そう言い、顔を背けてしまうちとせ。そんないじらしいちとせに、思わずそのまま抱きついてしまいたくなった
が……入って速攻でそれは、いくら何でも早すぎる。
やはり少しは共に入浴しているという状況を楽しまないと……。
- 75 :
- 「その……ありがとう。一緒に入ってくれて」
「いえ、そんな……大した事ではありませんわ」
「いやいや。ちょっと前だったら、恥ずかしくて受けてくれなかったでしょ」
「それは……そうですけど」
そんなとりとめのない会話をしながら……その後、交代で僕達は洗い場で体を洗った。もちろんその間はお互い
湯船と洗い場とで背を向けたままである。
――ここでお互いの体を洗い合ったり出来れば、尚良かったんだけどなあ。
ちとせが洗い場で体を洗っている間、僕はそんな事を思っていた。まあ、こうして同じ浴室にお互い裸で居ると
いう状況になれただけでも、今回は進展があったと言える。少しずつではあるがちとせも、明るい場所で素肌を
僕にさらせるようにしてくれているようだし……まあ、焦る事はないな。
そして、体を洗い終えたちとせが湯船に再び入ってきた。
――そろそろ……味わわせて貰っても良いよな。
しばし間を置いてから、僕は湯船に入ってきたちとせの方を向いた。そして、尋ねる。
「ちとせ。その……口づけ、してもいいかな?」
「……は、はい」
やや戸惑い気味にではあるが、ちとせがOKを出してくれたので、僕はちとせに近づいて行く。そしてゆっくりと、
自分の唇とちとせの唇を重ねた。
「むうっ……ううん、はぁ……ふむぅ……」
――しかし、本当に色っぽいなあ……
ちとせとの口づけを交わしながら見えるちとせの表情が、今までに見た事のない表情なのを見て興奮した僕は、
更に口づけを続ける。
そしてその最中に僕が思わず、その裸の肩に手を掛けると……
「あっ、や……!」
ちとせが短い悲鳴を上げて、びくっと驚いたように体を震わせた。
――さすがにいきなり触るのはまずかったか。
「あ、ごめん。その、触っても……良かったかな?」
一応聞いてみようと思い、ちとせに許しを請うてみる。
しばしちとせは固まっていたが……やがてやや恥ずかしそうに、こくりと頷いてくれた。
それを受けて僕は再度口づけをしながら、湯の中に隠れているちとせの上半身を、両手を使ってまさぐり始めた。
- 76 :
- まあ、何というか……男の悲しい性か、殆ど触っていたのは湯に隠れて殆ど見えない、その双丘だったが。
「んんぅっ……! やあっ、タクトさん、あふっ……! むうう、んんぅー……! あっ、あむっ……!」
――湯の中にあるからか……微妙に手応えが違うような。
僕はいつもと違うその双丘自体の触感を堪能しつつ、時折その先端を指で摘み上げたりしてその反応も楽しむ。
このくらいの事は、既に何度かベッドの上ではしているが……今は明るい中、しかも入浴中というかなり特殊な
状況で快楽を得て、恍惚と羞恥の表情を浮かべ喘ぐちとせの顔がもうさっきから色っぽくて堪らない。
そんなちとせを見ている僕はどんどんエスカレートしていき、口づけをやめて湯の中に隠れているちとせの裸の
肢体をまさぐる事に集中し始めた。
「あああ……はぁ、やっ! や……んんっ、あああんっ……! はぁん……やぁっ、ああ……んうっ……!」
湯の中で僕の手は、ちとせの太ももや秘部、そして桃尻などを這い回るように移動させて刺激を与えていった。
手と体で触られているだけなのに……ちとせはかなり高まってしまっているようで、かなり息が荒くなっていた。
そんな色っぽいちとせの艶姿を見続けていて、ついに堪らなくなった僕はちとせに抱きついた。
「やっ……! そんな、こんなところで、はああ……」
抱きつかれたちとせはそうとだけ言って、動かなくなった。そして抱きついた事により、僕の胸板へと密着した
ちとせの双丘越しに、彼女の高ぶっている鼓動が伝わって来ていた。
そんなちとせに抱きついた状態の僕は、そのまま挿入して一つになりたくてたまらなくなっていた。
――でもこのまま、湯船の中で、ってのは流石にまずいよな……多分、心臓にも良くないだろうし。
「はあっ、タクトさん……ふうぅ、ああ……はあっ……」
僕からの攻めが止み、抱きつかれた状態でやや息を荒くして休んでいる状態のちとせを余所に……僕はしばし、
考えた。
――あ……これなら、行けるな。
やがて一つのプランを思いつき、僕はそれを実行する事にした。
「ちとせ……」
僕はそう言いながら、ゆっくりちとせを抱きしめたままの体勢でお互いの体を湯船から少しずつ引き上げ始めた。
「えっ……やっ、タクトさん!? ちょっと……待って下さい、そのっ……何を」
「湯の中ではほら、いろいろとまずいだろ。だから、ね」
- 77 :
- そしてゆっくりと、擦り傷が付いてしまわないような場所を選んで、ちとせのその白い裸身を、風呂場の床へと
そっと寝かせた。僕はそんなちとせに抱きついたまま、体をきっちり密着させた状態である。
――ここの湯船が風呂桶をそのまま置いたタイプだったら、こんな事は出来なかったよなあ。
いくら僕からは見えていないとは言えど、突然湯船の外へ僕と共に全裸で出てしまう事になったちとせは、相当
戸惑っているようだった。
「で、でもっ……わたくし、そのっ……」
「わかってる。だから、ちとせを見ないようにして最後まで終わらせるから。いいね?」
かなり慣れてきたとはいえ、ちとせが明るい場所で僕に裸体を晒すのがまだまだ恥ずかしいのはわかっている。
だから、裸を見ないようにしてこの場は最後まで行ってしまおう。僕はそう決めたのだ。
もちろん、これを機にちとせの裸体を全部、見てしまいたい気持ちはあったが……それはちとせに対する裏切り
なので、流石にそれは我慢する。
「あ……その、タクトさん……」
「じゃ、挿れるからね」
僕は自分の脚を使って、まだ戸惑っている風のちとせの脚を徐々に広げるようにしながら、挿入の準備を進めた。
そして一気にちとせの肉襞の中へと、自分の男の欲棒をねじ込むべく腰を動かす。しかし当然、その場所を直接
見る事が出来ない為、場所は山勘である。
「えっ、んっ……あっ、やっ……や、あっ、やああっっっっ……! あはぁ、ああっ……!」
四度目に、見事にちとせの肉襞の中へと……僕の怒張した男の欲棒がゆっくりと入り込んでいった。
「やっ……ああっ、あっあっ……や、ああああん……!」
ちとせは恥じらいながらも、僕との結合によって受ける事になった女の悦びに身を振るわせ始めていた。
先程までは湯に浸かっていた為か、それともこんな予想しない形で僕と交わる事になった為か。ちとせの肉襞の
中は、いつもより熱くなっていた。そう……まるで、結合部分が溶けてしまいそうな感じであった。
「ああ……いつも以上に熱いよ、ちとせの中……」
「やっ! そんな事、知りませんわよ……やあっ」
- 78 :
- そう言い、恥ずかしがっているちとせの裸体を眼に入れないよう、僕は体を密着させたままで活塞を始めた。
こうなれば、お互いの性器が交わり絡み合う快感だけでなく……いつかのようにちとせの双丘の柔らかい感触と
その先端のやや固い感触を僕は胸板で感じながらも、ちとせには双丘の先端を刺激される事によって生じるので
あろう、さらなる快感を与える事が出来るのだ。
「やあっ、あっ、ああっ……はあっ、はあっ……ああ、ああぁーっ……!」
いくら僕の視線には晒されていないとは言え、明るい場所にて裸体を晒しながら僕と交わっている、という状況
がそうさせるのか……
「ひゃんっ……あ、や、やあっ! だめぇぇ……だめですぅ……! タクトさぁん……!」
ちとせは、いつも以上に敏感に快感を受け、それを味わっているようだった。
僕自身も、明るい場所でちとせと交わっている、という状況に大いに興奮しており……ちとせの艶姿を見る事が
叶わないという、視覚的に高まる要素を欠いているにもかかわらず、既に絶頂を迎えられそうなくらい、かなり
心は高まっていた。
「タクトさぁん……やっ、やあ……! いやあ、あぁ……はやあっ……! 私ぃ、私ぃっ……ああっ!」
ちとせもその時が近いようだ。僕は声を掛ける。
「よし、そろそろ行こうか」
「はあっ……ああんっ! タクトさん、タクトさぁん……! いやああっ……! き、来てっ……!」
僕は仕上げとばかりに一気に活塞を加速させ、そしてお互い触れあっている部分をより強くこすりつけるように
触れあわせた。そして……
「す、好きですタクトさんっ……! やっ、はあああああああああーーーー……っ! やああ……」
「僕もだちとせっ……うあっ……!」
ちとせがやや先に、絶頂に達し……遅れて僕も絶頂を迎えた。ちとせの熱い胎内へ僕の快楽の証が、どくどくと
波打つように注ぎ込まれて行くのが判った。
「ふうう……」
お互いにほぼ同時に絶頂に達せた事で、心の高ぶりが幾分か収まった僕は、ちとせの中に自分の快楽の証を注ぎ
込んでいる事を実感しながら、大きく息をついていた。
――しかし今回は……かなり興奮したなあ。
ちとせを殆ど見ずに交わったにもかかわらず、かなりの量の快楽の証をちとせに注ぎ込んでいるのを実感して、
僕は思っていた。
- 79 :
- 「ああぁ……はあっ、はぁ……ああぅ……はあ、ああ、あぁ……」
一方でちとせも、今回はかなり余韻が長引いているようだ。僕の下でしばらく体全体で荒く息をしていたが……
やがて、口を開いた。「もう……ずるいですわよタクトさんは。ふぅぅ……こんな形で、なさるなんて……」
少しあきれたような、そんな口調でちとせが言う。
「いや、約束は守っただろう? ちとせの裸は一度も見てないし、何もルール違反はしてないよ」
「それはそうですけど……ああっ、ふうぅ……」
「でも気持ちは良かったんだよね? ちとせ」
「そ、それは……もうっ」
さて、ちとせとの楽しい浴場プレイが済んだのは良いが……この後どうしよう。
浴室の温度は高いとは言え、このままじっとしていては湯冷めしてしまうかも知れない。
「あー……このまま湯船に戻ろうか、ちとせ」
「いえ、わたくしはもうしばらくは湯船には……タクトさんのを、中にたくさん頂いてしまいましたし。流して
しまうなんてそんな勿体ない事は、わたくしには出来ませんから……」
――しまった、そうだった。
別に僕のくらいならば頼まれれば、いくらでも注ぎ直して……いや、流石にいくらでもというのは無理か。
まあとにかく、ちとせが流したくないと言っている以上、その意思は尊重しなくては。なら……
「……上がろうか」
「はい」
そういう事になった。
「じゃあタクトさん、目を閉じてて下さい。先に上がりますから……」
「ああ」
――まあ、お風呂は楽しんだし体も洗い終えているし……これで良かったのかも知れない。
目を閉じた僕の下からするりと抜け出し、浴室から出て行くちとせの気配を感じながら、僕はそう思った。
- 80 :
- 今回はこれまでです
忍法帖の字数制限を忘れていまして、ほぼ倍のレス数になったり、また途中でレス数のカウントを
誤ったりしてしまいました……
後編はまた近いうちに
- 81 :
- 保守
- 82 :
- 保守
- 83 :
- 保守
- 84 :
- 守
- 85 :
- 保守
- 86 :
- ほっしゅほしゅ☆
- 87 :
- 保守
- 88 :
- 保守
- 89 :
- ちょっとテスト
- 90 :
- さて前回からまたも三ヶ月、やはり他の方の登場を待ったりしていたのですが相変わらず
このままではスレが落ちてしまいそうですし、忍法帖のレベルもようやく10まで上がった
ようなので、アニメ版ちとせのSS五作目の後編を投下させて頂きます
シチュはやはりどノーマルです
今回は13レスほどお付き合い下さい
- 91 :
- さて、その後。家族風呂を出た僕達は、しばし部屋で寛いでいた。具体的には……将棋をしていた。
ちとせはチェスは無理だが将棋なら出来るとの事だったので、受付で借りて来たのだ。
ちとせも僕がチェスをよくやっているのは知っているので、勉強はしているらしいのだが……まだ不慣れなので、
ハンデ代わりに将棋での対戦を申し込まれたと言うわけである。
僕も別にチェスしかやっていないわけではなく、将棋や囲碁もそれなりにやるので受けた。
で、結果は……対戦を申し込むだけあって、ちとせは結構手強かったが……僕が勝った。まあ、やるからには
全力で相手するのが僕の流儀なのだ。
その後は適当にはさみ将棋やら山崩しをしつつ、遊んでいたら夕食の時間になった。
僕達が夕食を美味しく頂いた後、部屋に戻ってみると……そこには一組の布団に二つの枕が。
そう、初夜の時と同じ状況になっていた。それを見た僕達は思わず見つめ合い、何となく軽く笑ってしまった。
しかし流石にまだ二回戦を始めるには早いので、しばらく会話しながら食休みをした後、いよいよ僕達は準備と
して、それぞれ再度風呂へと向かった。
そしてしっかりと温まった僕が部屋に戻ると……ちとせの姿はなかった。今回は僕の方が早かったようだ。
なので、いつかのちとせのように僕は窓際の椅子に座って、窓の外を眺めていると……
「お待たせしました」
ちとせが戻ってきた。湯上がりで浴衣姿のちとせは、部屋に備え付けのタオル掛けに手にしていたタオルなどを
掛けると、部屋の真ん中にある布団の掛け布団をめくって、敷き布団の上に正座した。
「もうわたくし……準備は出来ておりますわ」
ちとせがそう声を掛けてきたので、僕は窓のカーテンをさっと閉めると、ちとせの待つ布団へと移動した。
そして、ゆっくりと腰を下ろしてちとせと見つめ合う。
――相変わらず、浴衣姿が似合ってて色っぽいよなあ……
浴衣だけを身に纏った姿で、その深緑の瞳で僕をうっとりと見つめている和風の美少女。
――何度見ても……堪らなくなる光景だ。
そしてこれはわざとなのかは判らないが……その浴衣の胸元から、成長して色っぽさを増したちとせの胸の谷間
が、しっかりと見えていた。
「思い出しますわね。あの日の時の事を」
ちとせがそんな言葉と共に、僕にそっとその身を預けてきた。そんなちとせの発する何とも甘い匂いが僕の鼻に
伝わってくる。
「ああ、僕も昨日の事のように覚えてるよ」
場所こそ違うが、同じような状況で半年ほど前に僕達はこうして一組の番……男と女として愛し合うようになり、
お互いに戸惑いながら、初めての「男女の契りの快楽」を味わいあったのだ。
「ではあの時のように今日も……抱いて下さいませ。そして、女の喜びを味わわせて下さい。タクトさん」
「ああ、しっかりと抱かせて貰うよちとせ」
可愛いちとせの求めに応じて、僕はその浴衣に包まれたうら若き女の肢体をまた存分に楽しむ事にした。
まずはいつものように、軽く、口づけを交わす事から始める。
「んんっ……はあ、むうぅ……」
柔らかい感触、そして吐息……こうしてちとせと交わした口づけの回数は、もはや数え切れない程である。
僕との口づけに喜んで応じてくれるちとせの肢体を抱きしめつつ、そして軽くその胸を浴衣越しにまさぐりつつ、
ゆっくりと布団へと寝かせた。
そして僕はいきなりちとせの浴衣の前を広げる。そして僅かに揺れながら露わになったその双丘の先端を、すぐ
さま手と口を使って丹念に弄り回し始めた。
「えっ、やあっ……! いきなりそんな、はああっ! ああぁ、いやあっ! だめ……あっ!」
いきなり急所を攻められたちとせは、身を捩らせながら快感と羞恥に身を震わせつつ、僕にそう抗議する。
「いきなり胸の谷間を見せつけられたからね、こうしたくなったんだよ。それに家族風呂の時にはこれ、したく
ても出来なかったしね」
僕はそう言いながら、念願のちとせの双丘のそれぞれの先端をしっかりと舌全体で味わっていた。
「だからって、いきなりなんて、んんっ……! やっ……あっ、だから吸わないでくだ……ひゃっううっ!」
相変わらずここが弱いらしく、僕の舌の動きによって敏感な先端部分を弄り回される度に、ちとせはその肢体を
大きく捩らせるようにしながら喘ぎ声を上げている。
- 92 :
- 「あ、あはあ……んんうっ……! やあっ、んんっ、タクトさあん……!」
そんなちとせが可愛いので続けたいのだが、前にも言った通り、あまり続けるとちとせが本気で嫌がるので……
いつものように、先端を口で弄り回すのは程ほどに留め、これ以後は手で双丘全体の様々な感触を楽しみつつ、
口はちとせと口づけをしたり首筋や耳に這わせるなどして、ちとせに強弱を付けた快感を与えていく。
「はあっ……はあ、ああ、やっ……んんっ、はああ、ああぁ! やああ……あぅ、ううぁ……」
次第に……静かに快感を味わい、僅かに身を震わせながらちとせは僕の行為を受け入れてくれていた。
――本当に可愛いなあ……
そんな思いが過ぎり、僕はちとせに強めに口づけをする。ちとせもそれに応じてくれて、僕達はしばし抱き合い
ながら舌を絡め合うような、深い口づけを交わした。
「はあぁ、タクトさん……本当に、胸がお好きなんですから」
口づけが終わると、ちとせはそんな言葉を恥ずかしそうにしながら僕に投げかけてきた。
「子供が出来るまでは、ちとせのここは僕だけのものだからね。これからも味わわせて貰うよ。いろいろと」
僕はそう言い、唾液で先端が怪しく光っているちとせの双丘に軽く手を触れた。
「もう……でも、そこばかりじゃ嫌ですわ。もっと他の所も……その……」
「判ってるよ。愛してあげる」
僕はそう言い、再び抱きついてちとせの温もりを感じ取りながら、その長髪の下に隠れているちとせの耳に再び
舌で触れる。
「はあっ、ああ、あぁ……」
微妙に抱きしめ方を変えて、ちとせの肢体の抱き心地と香りもしっかりと味わいながら……僕は、次第に耳から
首筋へと、舌が触れる箇所を変えていく。
そして今度は腋に触れようと、ちとせの浴衣に手を掛けた時……ある事に気が付いた。
「あれ、ちとせ。この浴衣……」
――僕が着ている物と……違う?
今さら、それに気が付いた。身を起こし、ちとせが着ている浴衣を確認する。
青と水色を基調に、鳥の羽根をあしらった模様がいくつもある浴衣。いかにもといった感じの浴衣とは違って、
何ともセンスのあるデザインの物だった。
「あ……これですか? 自前のですわ」
「あ、そうだったんだ。いいね、似合ってるよ」
僕はそう言いながら、先程はだけさせたちとせの浴衣の前を元のように戻した。そして、問いかける。
「もしかして……もう少し早く気が付いて欲しかった?」
「いえ、別にそんな事は。それより、どうしてここ……元に戻されたんです?」
ちとせは僕が元に戻したその浴衣の胸元をさらに整えながら、そう尋ねてきた。
「いや、ただちゃんと愛用の浴衣を着たちとせを見たかっただけだよ」
そうは答えたが……別の理由もあった。まあ、折角の浴衣なんだからいきなりはだけさせるのは風情がないな、
と言う個人的嗜好なんだけれども。
「見るのも良いですけど……ちゃんと、抱いて下さいね?」
ちとせはそんな言葉を口にして、暗に行為の早期継続を要求してきた。
――何だか今日は積極的だな。
「もちろん。楽しませて貰うよ」
僕はそう言いながら、布団に身を横たえている状態のちとせを抱き起こした。そこから今度は浴衣越しに双丘の
感触を確かめようとしていたのだが、上体を起こしたところでちとせが僕の両肩に手を掛けると、ぐっと押して
きた。まるで、今度は僕を布団に寝かせようとしているように……。
ちとせが何かしたいのだ、と感じた僕はそれに倣って布団の上で仰向けになった。
そんな僕の上へ、ちとせが覆い被さるようにして体を移動させて来る。これにより今度はちとせが僕を見下ろす
ような形となる。
色を帯びた女の表情で微笑みを浮かべながら僕を見下ろしていたが、やがて僕の胸板へ顔を埋めるようにそっと、
その身を預けてきた。
浴衣越しにではあるが、ちとせの双丘の柔らかい感触を腹部あたりに感じた後、ちとせの頭が僕の胸元へやって
来て……何とその舌を使って僕の胸板を弄り始めた。
「あ、ち、ちとせ……」
まあ、こうされるのは今回が初めてではないが……久々にちとせが積極的になっているのを感じ僕は嬉しく……
と思っていた刹那だった。
そんなちとせの体が、ずずいっと僕の足元へ大きく動いた。そして……
「!? うああっ……!?」
急に下着をズリ下ろされたと思った瞬間、なんと僕の男の欲棒がちとせの舌と指に捕まっていた。
そう……ちとせがいきなり僕の男の欲棒に対して、尺八を始めたのだ。
たちまち、僕の全身に何とも言えぬ強い快感が走り抜け始め、僕は悶える事になった。
- 93 :
- 「ああっ、ちとせっ……いきなりそんな……や、やめっ、おああ……ううっ……!」
そんな僕の声を聞いて、ちとせが勝ち誇ったような声で告げてきた。
「ふふ、驚きました? お風呂の時と、さっきのお返しですわ……覚悟して下さいタクトさん。むうっ……」
――そ、そういう事か……!
どうやら風呂で不意打ちされたのと、今回いきなり急所である胸を口で攻められた事が悔しかったらしく、僕に
対する逆襲の機会を伺っていた……と言う事らしい。
「うああっ、あああ……あっ、うあっ……!」
そんなちとせは以前よりもより的確に、僕の男の欲棒に対して舌と指を使って確実に強い快感を与えてきていた。
相変わらず僕はされるがままで、時折情けない声を上げつつも、ちとせの奉仕をひたすら受け続けていた。
最も今回は、体は動かそうと思えば何とか動かせる状態ではあったが……とにかくやめて欲しい、とまでは思わ
なくなっていたので、敢えてされるがままにしていた。
――この快感に僕も慣れてきたって事なんだろうか。
時間にしておそらく一分か二分程度であろうが、僕の男の欲棒をその口で隅々まで弄り回すように味わっていた
ちとせが、最後の仕上げとばかりに、男の欲棒の鈴口を吸い上げつつその口を離した。
「うっ、おああっ……!」
思わずそんな声を出してしまった僕に、また勝ち誇ったような声でちとせが尋ねてきた。
「まあ、今日はこんなところで勘弁して差し上げます。それとも、まだ続けて欲しいですか?」
ちとせの方に顔を向けると……声同様、何とも勝ち誇ったような表情を浮かべていた。
「いや……もう勘弁して下さい」
僕は情けない声でそう返した。そう言うと、ちとせはやや満足そうな表情を浮かべ、今まで僕の股座を口で刺激
する為に伏せるような体勢になっていた体を起こし始めた。
――今だ!
「よくもやったなちとせ、このっ!」
その瞬間、僕は跳ね起きるとそのまま押し倒す勢いでちとせに抱きついた。そしてすかさず倒れ込んだちとせの
浴衣の下半身に手を潜り込ませて秘部に手を差し入れると、既に潤い始めていた秘裂の中身を軽く弄りまわした。
「やっ、やあぁ……! なっ、何を言うんですか、お互い様ですっ!」
そう言いつつちとせも僕の男の欲棒を手で掴み、弄り回そうとする。そんなところでお互いので目が合った。
その途端、
「ふ、うふふ……」
「ふ、ははは……」
何だかおかしくなった僕達は、体の動きを止めてしばし笑い合っていた。
「ふふ、何してるんでしょうね。わたくし達」
そう言いながら、覆い被さる形で抱きついている僕も一緒に起こすようにして、ちとせがその身を起こす。
「そりゃ何って……夜の営み、C、まぐわい、メイクラブでしょ」
僕毎身を起こし始めたちとせに負荷が掛からないよう、布団に手を置いてからちとせより早く身を起こしつつ、
頭の中にあった余計な知識からそんな単語を掘り起こして、そう返す。
「し、しい……?」
どうやらちとせは「C」だけは判らなかったらしい。
まあ、僕だって昔はそういう呼び方もあった、と言う事しか知らないけれど。
「とにかくタクトさん。今後はいきなりああいう事をなさると、わたくしだって黙っていないですわよ?」
「ごめん、わかったわかった。気をつけるよ……それにしても」
僕はそう言いながら、上体を起こして所謂「三角座り」になっているちとせに視線を向けた。
僕の視線の先には……浴衣という服装で、しかも軽く揉み合った事で乱れていて、しかもそんな服装で三角座り
をしている故に、殆ど隠れていないその何とも白く美しい両脚。その付け根にある、ちとせの女の秘部に向けて
いた。そして言う。
「もう結構……濡れてたね」
最も、いつも通りに暗い部屋なので、その部分は影になっていて全く見えてないけれど。
「なっ……いっ、いやですわ、そんな事はいちいち言わないで下さいます!?」
僕の視線に気が付いて、そして僕の言葉に羞恥を覚えたちとせはさっと脚を閉じると横座りになりつつ、そう言う。
「恥ずかしい?」
「あ、当たり前ですわっ」
視線をそらす為に、顔を背けつつちとせがそうやや強い口調で僕にそう言う。
「判ったよ。じゃあもう言わない」
そう告げながら、ちとせに近づいて右手でその顔を僕の方に向ける。
「ちとせ、その。だから、挿れちゃっていい?」
ちとせの尺八のおかげですっかり高まってしまっていた僕は、そう言いながら左手を、先程閉じられてしまった
脚の付け根の間にある秘部の近くにそっと添えつつ、ちとせにそう訪ねてみる。
- 94 :
- 「え、あ……その。それはもう少し後で……」
そう言いながら、僕の手を振り払って恥ずかしそうに顔を背けるちとせ。どうやらまだ、そこまでは高まっては
いないらしい。
「わかった。じゃあ、挿れずに続けよう」
別に挿入を急いでいるわけではないので、僕はちとせの願い通りにする事にした。
「……はい。お願いします」
――最初の時に比べるとちょっとお互いの態度は変わったけど……やっぱり、お互いに深く愛し合っている事に
は変わりはないよな。
僕はちとせにズリ下ろされてから、ずっとそのままになっていた下着を全部脱ぐ。
そしてちとせを布団に寝かせつつ正面から抱きついて、その気持ちの良い温もりと香りを味わいながら、右手を
その股座へと滑り込ませていき、ちとせの秘部に再び触れた。
そしてしっかりと、ゆっくりとその濡れた秘裂の中を優しくかき回し始めた。
「あはあっ、いいです……きゃあっ! ああ……んんっ、やぁ……あっ、はああ……っ!」
僕に抱かれた状態その肢体をくねらせながら快感を味わっているちとせが、僕に口づけをしてきた。
僕はそれに応じて左腕でちとせの体を支えながら、右手でしっかりとその濡れた秘部を弄りまわし続ける。
「んんぅ……やあっ、はあ……むうう、んんっ……はぁっ、いやぁ……ああん、ふむぅっ……!」
ちとせは喘ぎ声を上げながらも、何度もねだるように、その唇を僕の唇と合わせて来る。
僕もそんなちとせの唇の感触を存分に味わいつつ、彼女の秘部を丹念に弄り続ける。秘裂の中にある肉襞の周り
を、そしてその肉襞そのもの。そしてその中に半ば隠れている、これまた敏感な桃色の先端部分を。
「あ、やっ、はあっ、あ、はああ、や、や、あ……んああっ!」
そんな秘すべき部分を僕に弄られる事で女としての羞恥と快楽にその肢体を震わせ続け、そしてその秘部の中を
やや粘りのある液体で潤し続けながら、性の快楽に喘いでいる彼女の艶姿を楽しみ、そしてその美しい肢体から
得られる様々な感触を、そして女として最も大切な部分をこうして思う存分に弄り続けられる幸福を堪能し続けた。
――やっぱり可愛いなあ、ちとせは。
「はあっ、あはあっ、ああ……やっ、ああん、タクトさぁん……!」
秘部責めを続けていて、かなりちとせの呼吸が荒くなったのを感じて、僕は一旦体を離した。
「はあっ、やあ……タクトさん、もっと……もっとして下さい。はあぁ……」
「いや、その……僕はそろそろ、ね」
そう言いながら、僕はちとせの奉仕を受けて高まったはいいが、その後はしばらく怒張し続けたまま何事もなく
空気にさらされ続けている男の欲棒を、ちとせの体に軽く当てた。
「あ……は、はい。お願いします……」
お許しが出た。そしてちとせはよろよろと身を起こし、僕を布団に寝かそうとしてきた。
「あ、その、わたくしにやらせて下さいませんか」
「あ、ああ。いいよ」
それを承諾した僕は、布団の上に仰向けになると、そこへゆっくりとちとせが跨がってきた。そして浴衣の裾を
広げ、その潤いにより時折光を反射させている秘部を露わにすると、僕の怒張した男の欲棒をそっと手に取り、
自身の腰を落とし始めた。
「では、頂きますわ」
僕の男の欲棒の先端を、先程までその僕に弄り続けられていた秘部に当てた後、ゆっくりとそう言ってちとせは
その瞳を閉じてからそこから更に、ゆっくりと腰を落とし始めた。
「あはぁん、んんんんぅっ……! やっ、あっ、あやあぁっ……!」
みるみる、ちとせの熱い肉襞の中へと僕の怒張した男の欲棒が入り込んでいく。
「あ、ぐうっ、ちとせっ……」
欲棒から伝わってくる、温かくて絡みつくような性の結合の快感を受けて、僕の口からはそんな言葉が漏れる。。
かなり間が空いたとは言えど……ちとせの直接の奉仕を受けてかなり高まっていた僕は、久々に挿入時に我慢を
強いられる事になった。
「はあああ、ああっ、うはあっ……や、はああああぁ……っ!」
ちとせはその体を震わせながらも、ペースを乱す事無く腰を落とし終えて、無事に挿入が終わった。
と思った瞬間、ちとせが僕の肩に手を掛けてその肢体を前後に揺らし始めていた。
「はっ、やああっ……深いっ、はあっ! やあっ、あああぁ……! いやっ、はああっ……!」
ちとせはその目を開いたり閉じたりしながら、自分の中に差し込まれた僕の怒張した男の欲棒との摩擦によって
もたらされる、さらなる性の快感を潤んだ声を上げつつ貪り始めた。
- 95 :
- 同時に僕も、ちとせの肉襞の中の感触と怒張した男の欲棒が、音を立てて擦れ合う肉体的な快感を、そして上に
またがっているちとせが一人の女として、性の快楽を貪っている艶姿を鑑賞出来る精神的な快感を、強く味わい
始める。
――う……まずい、もう出そうだ……
先程からちとせが積極的に快感を味わわせてくれている事も有り、あまり我慢が続きそうにない僕は、とにかく
ちとせを高める事に決めた。
その肢体の前後運動によって浴衣の下で緩やかに揺れている、その双丘の先端に口による愛撫を開始しようと、
僕は身を起こそうとしたのだが……
「やっ! それはダメですタクトさん!」
それに気がついたのか、ちとせはその前後運動を止めると、僕の肩に置いていた手に力を込めて、胸に吸い付く
べく身を起こし始めたた僕の体を押し戻そうとしてきた。
「いや、ちとせ。ごめん、もう僕は持ちそうにない。だから胸をね」
「なら、私だってもうそろそろです。だから、それはなくても大丈夫ですからっ」
ちとせが、その潤いを帯びたどこかうつろな感じの青緑の瞳で僕を見据えてつつ、はっきりとそう言った。
「わ、わかった……なら」
ちとせにそう言われては、引き下がるしかない。僕は起こそうとした身を元に戻す。
「ではタクトさん。参りましょう……」
ちとせははにかみながらそう言い、再びゆっくりと前後運動を開始した。
「はああっ、ああん……んっ、やっ、あっ、やあああっ……! はあああっ、んううう……!」
ちとせは身を捩らせながらも、しっかりと体を動かしつつ……その肉襞の中でも、僕の男の欲棒を都度強く締め
付けてきていた。
僕が先程口で吸い立てようとしたその双丘も、その前後運動によって再び浴衣の下で色っぽく揺れ動いていた。
「あはあっ、やああっ、ふあああ……! はあああっ、ああっ、あっ、はああっ……! いいっ……!」
次第にちとせの前後運動と反応が早く激しくなり、いつもの限界が近い感じの声が出始めていた。
「よし……ちとせっ」
達してしまいそうになるのを我慢しながら、僕は今まで動かしていなかった自分の腰も動かし始めた。
上に乗られているのでそんなに大きく動かせないが、それでも自分自身とちとせに対する刺激は強くなった。
そして更に、僕は先程からその動きで僕を興奮させていたその双丘に手を伸ばして、鷲掴みにした。
「あっ、やあああっ……!」
浴衣越しとは言えその確かな柔らかさと重量感が僕に伝わってくると同時に、ちとせも大きく身を震わせつつ、
嬉しそうにそう声を上げながら、更に体を揺すり続ける。
「タクトさぁん、私、もっ、もう……あっ、やあっ、あはっ、ああん……!」
「ちとせっ……う、ぐうっ……っ!」
ちとせが与えてくれる性の快楽に僕はついに我慢出来なくなり、先に絶頂を迎える事になった。
ちとせの胸を鷲掴みにしたまま、強烈な快感と共に男の欲棒から快楽の証が波打つように飛び出し始めた。
「ああっ、タクトさんのぉ……はっ、やっ……やあっ、はああああああああーーーーー……っ!!!!」
そして遅れてちとせも絶頂を迎えた。いつものように上体をのけぞらせつつ、その肉襞の奥では既に快楽の証を
吐き出し続けている男の欲棒から快楽の証を更に絞り上げるかのように、ぎっちりと締め上げてきた。
「はああっ、あああ……あっ、ふはあぁぁ……っ!」
達した後、しばらくして全身の力が抜けたらしいちとせは、ゆっくりとやや斜め後ろへと倒れ込むようにして、
布団に身を横たえた。
その為、肉襞の中に入り込んでいた男の欲棒がちとせの肉襞の中からずるりと抜け……まだ快楽の証を吐き出し
きっていなかった男の欲棒は、やや脈打ちながらも僕の腹に少し残っていた分を落として……やがてその動きを
止めた。
「ふう……」
久々に我慢を強いられた上で絶頂を迎えた僕は、布団に仰向けの状態のままでしばらく体を休めていた。
――思えばこれだけ我慢を強いられたのは、最初の時以来だよなあ……。
そんな事を思いながら……やがて身を起こそうとして、自分の腹部に僅かに落ちた快楽の証を、軽く手で拭って
から身を起こした。
そして近くに置いてあった塵紙箱から塵紙を抜いて、手を拭こうとすると……
「あ……ま、待って下さいタクトさんっ」
まだ寝ている状態で荒く息をしていたちとせが、少し焦ったように声を掛けてきた。
「え、何?」
「あ……折角のタクトさんのが」
遅れて身を起こしたちとせは残念そうに、塵紙で拭った僕の手に視線を向けていた。
- 96 :
- ――え、まさか……残っていた僕のを欲しがって……?
「いやいやちとせ。そんなものまで別に……」
「そんな、折角頂いたものなのに……もったいないですわ」
どうもちとせは、僕の快楽の証……精液に対して結構な価値を持って捉えているらしい。
男の僕からしてみれば、定期的に出してはいるものなので価値なんてほとんどないのだが……そりゃ、女である
ちとせからすればそうではないのかも知れない、とは言っても。
「いやその……そんなに欲しいなら、またあげるからさ」
僕は何の気なしに、冗談交じりにそう言う。
「じゃあ下さい。今すぐ」
するとちとせが、まっすぐな瞳で僕を見ながら直ぐにそう言った。
「私なら、まだ大丈夫ですから……もう一度、して下さい」
早々にちとせからの二回戦の申し込み。
「今日は、なんだかタクトさんのが欲しくてたまらないんです……ですから」
――時々、とんでもない事を言うよな、この娘は……。
僕自身、まだまだちとせと男女の性の交わりを楽しめるだけの体力はある。精神的にも、もっと愛するちとせの
美しい女の肢体を、しっかりと味わいたい。故に、ちとせの願いを断る理由はない。
「わかった。じゃあ遠慮無く、行かせて貰うよ」
「タクトさんっ!」
僕の返事を聞いたちとせが僕に飛びつくようにして抱きついてきた。そしてそのまま、押し倒されたような形に
なった。ちとせが、その青緑の瞳で僕を見下ろしていた。
「好きですタクトさん。離さないで下さい……」
物欲しそうな瞳でそう言い、僕に強く抱きつきながら僕に深く口づけを交わしてきた。
僕は愛しい年下の美少女からの熱い口づけとその女の肢体を全身で味わいながら、両手で浴衣越しにその肉厚な
桃尻の感触を味わう。
「ああっ、はあっ……!」
するとちとせは軽く身を震わせるようにしてから口を離して、再び僕を見下ろした。
「大丈夫。離したりしないから」
そう言い僕はちとせの頭をそっと手で掴んで、ゆっくりとその頭を自分の頭に近づけて……唇を交わす。
「んんう……!」
ちとせが再び僕に強く抱きついてきた。
僕はちとせと口づけをしつつ、ちとせの体を抱きしめる。そして、ゆっくりと体を横に180度回転させる。
これにより、僕とちとせの位置が逆転する。
「ちとせ」
上下が逆になったところで、僕は彼女の名を呼びつつ、上半身を起こした。
「なんです……?」
「離さない、って言った後で悪いんだけど。ちょっと、体を離してくれないかな?」
「は、はい……別にそれは」
ちとせはそう言い、僕を抱きしめていたその腕を外してくれた。
それを確かめて僕は身を起こすと、ちとせの浴衣の全面に手を掛けて、少しだけ開く。
「ちとせ。胸……口でしてもいい?」
先程、しようと思って拒否された「ちとせの胸を口で味わう事」をしたくなっていた僕は、そう問いかけた。
「だめです」
しかし、あっけなくちとせに拒否されてしまった。
「ど、どうして」
「だって、もう為さったじゃないですか。それに最近タクトさん、胸ばかりじゃないですか」
「いや、好きなんだから仕方ないじゃないか」
「でも……ダメです」
――くっ、計算外だ。
まさかこうもあっさり拒まれるとは。無碍に願いを却下されたので、少しむかっともしたが……嫌な事をしない
のは、お互い様。
――ならば……あ、そうだ。
僕は今度は、素早くちとせの下半身の浴衣をばっと開いた。そして浴衣の下に隠れていた白い両脚も広げさせた。
そしてその広げた脚の根元へと、自分の下半身を近づけた。
「えっ、タクトさん……もうっ!?」
戸惑いの声を上げながらその両脚を閉ざそうとしつつ、ちとせが僕に問い質してきた。
「僕のが欲しいんじゃなかったのかな?」
そう言いつつ、僕は閉ざされようとしていたちとせの脚に手を掛ける。
「それにさ、ちとせと一つになったままで、じっくりと一度、楽しんでみたくなったんだ。いいだろう?」
- 97 :
- これまで、何度もちとせと愛し合ったが、一つとなるのはお互いある程度、高まってからだった。
それはもちろん、そうでないと挿入が困難であるという理由からである。
しかし思えば、一度交わった後ならば、別に挿入に関しては困らないのだ。
「で、でも……」
多分そういう状況で今まで挿入を求められた事が無いからだろう、ちとせは戸惑っていた。
「さっきまであんなに出入りしてたんだ、挿れるのは問題ないはずだけど」
「それは、そうですけど……」
その後、しばらく悩んでいたちとせだったが……
「……判りました」
ちとせはそう言うと、閉ざそうと脚に込めていた力を抜いてくれた。これにより、僕は挿入出来るようになった。
僕は広げた脚の付け根にある、ちとせの秘部に目をやる。ちとせの秘部はその秘裂の中だけでなく、周囲にある
淡い叢にもお互いの粘液がびっしりとまとわりついているのが、暗い中でも判った。
つい先程にあれだけ派手に交わっていたのだから、当然と言えば当然だが。
「いっ、嫌です。そんなじっと見ないで下さい……」
自分の秘部を凝視されたちとせは、今度はその手で秘部を隠すように覆ってしまった。
「いやちとせ、隠したら挿れられないから」
僕はそう言ってちとせの手をどかしつつ、そのぬめりが怪しい輝いているちとせの秘裂へと、熱く怒張している
男の欲棒を近づけた。
「ほら、お待たせ。行くよ」
その声から一息置いて、僕は自分の体をぐっと押し出すようにしてちとせの中へ男の欲棒を差し込んでいった。
「あ、はあっ、あああ……はああぁ……!」
そんな嬉しそうなちとせの声と共に、ぬるりとした感覚を伴いながら僕の怒張しきった男の欲棒が彼女の中へと
埋もれていく。
「おおあっ……」
それと同時に、僕の全身に強い快感が走り抜ける。毎度の事だが、達した時と同じくらい、癖になる感覚だ。
先程一度お互いに達している事も有り、挿入自体はあっけなく完了した。
「はあああ、あはああっ……」
脚を大きく広げた体勢で僕と一つとなり、奥までしっかりと挿れられた後しばらくはそう喘ぎ続けていたちとせ
だったが……
「ふふっ」
やがて喘ぐのをやめ、僕に向かって紅潮した顔で軽く微笑みながら、小さくそう漏らした。
「タクトさん。早く、また頂けませんか」
そして、その紅潮した顔でそんな挑発的な言葉を掛けてきた。
「気持ちはわかるけど、急かさない。ゆっくり楽しみたいって言ったからね」
そう言いながら、床に身を横たえているちとせの体を抱き起こした。そして向き合ってから、口づけを交わす。
「んんっ……ああっ、いいです……はああっ、あやあ……」
そしてゆっくりと腰を動かして活塞を始めると、ちとせは気持ちよさそうにしてそんな声を上げ始めた。
そんな年下の美少女の姿を口づけをしながら見ていて、僕は興奮してしまう。
するとちとせが、僕の方に体を寄せてきた。そして、その唇でそっと僕の耳に触れ始めた。まるで、僕が今まで
ちとせにしていたように。
「お……おお……」
ちとせにそんな事をされ、また何とも言えない感覚が全身を駆け抜けた僕は、思わずそう漏らしていた。
「ふふ。気持ちいいですか?」
ちとせはそう言いながら、今度は僕の首筋の辺りをゆっくりと舌を使って触れ始めた。
そして時折、僕に抱きつくようにしながらしっかりと首筋の周りへと口づけをしてくる。
その際には当然、ちとせの体が僅かに動く。僅かであっても動いた事で彼女の子宮までの道である器官の角度が
僅かに変わり……当然、その中を貫いている器官から受ける感覚が変化する。
「あはあっ……あっ」
故にその際には、ちとせは小さくそうつぶやくように声を上げる。
そしてその貫いている器官の持ち主である僕も、同じようにちとせの体の僅かな動きからもたらされる、微妙な
感覚の変化に伴う快感が伝わってきていた。
「ふふっ。こうしてると……タクトさんが感じているの、よく判るんですね」
幾度目かの首筋への口づけを終えた後、ちとせが僕に軽く身を寄せるようにしながらそう言った。
具体的にどう判るのかは口にしないが、そんなのは判りきっている事なので、ちとせも言わないし僕も言わない。
「それはちとせも同じ」
僕はそう言いながら、寄せてきていたちとせの体を元のように離し、浴衣越しにちとせの双丘を両手でそれぞれ
掴んで、軽く揉みしだき始めた。
- 98 :
- しかし、目線は浴衣の下からも存在を主張しているその双丘ではなく……ちとせの顔に向けていた。
「ああっ、やんっ……いっ、嫌です、そんな。顔を、じっと見ないで下さい……」
ちとせはいつもこうである。故に、僕から視線を外して横を向いた。僕は片方の手をそんなちとせの顎に添える
ようにしながら顔を正面に向けようとするが、ちとせは首を振って抵抗する。
「ダメです、タクトさん。ああっ、やあ……恥ずかしい、ですからっ」
「そんな、可愛いんだから。恥ずかしがらないで、顔を見せて。ほら」
――まあ、恥じらいをなくして貰ったら困るけどね……
心の中ではそう思いながらも、僕は顔を正面に向けさせようとするがちとせは相も変わらず首を振って抵抗する。
しばらくそうし続けていたが、お互いに本気でやっているわけではない。それも既に何度もこうして愛し合って、
お互いに判りきっている事なのだ。
「ふふ、もう。タクトさんったら……そんなにわたくしの胸を弄るだけで、興奮するんですか?」
やがて、ちとせが自分の胸を浴衣越しにまさぐり続けていた僕の腕を掴んで胸から離し、しっかりと僕と視線を
合わせながら、そう言ってきた。
「そりゃ……君みたいな可愛い子のを自由に触る事が出来て、しかもとても嬉しそうにされればね」
僕はそう言い、腕に力を込めて先程ちとせによって離された手を、再びちとせの双丘に触れさせた。
「そしてちとせの方こそ。こうやって触られるだけで、すごく気持ちよさそうにしてるけど」
「だって、それは……やあっ、もう。だって、タクトさんが……やっ」
しばらくそんな感じで僕達はいろいろと戯れ合っていたが、やがてちとせがその両脚で僕の腰を絡め取るように
して組むと、そのまま後に倒れ込んで、挿入した時の体勢に戻して来た。
「タクトさん。その、そろそろ……下さいません?」
ちとせは何とも物欲しそうな瞳と顔で、僕に「仕上げ」を求めてきた。
じっくりとちとせと戯れあって、精神的に満たされていた僕は、その求めに応じる事にした。
「そうだね。そろそろいいかな」
僕はちとせに微笑みかけつつ、その白い両脚を両手でさらに広げるかのようにしながら自分の体を押し出して、
ちとせの中に埋もれた男の欲棒を一旦一番奥まで押し込んだ。
「ああっ、ああぁ、んうぅ……!」
そして、そこから一気に活塞を開始する。
「やぁっ、はああ……! ああっ、んんう、タクトさぁん、いい……っ! も、もっと、はあぁ……!」
ちとせは嬉しそうな声と上げながら、僕の活塞によってもたらされる性の快感を味わい始めていた。僕はそんな
ちとせを更に悦ばせるべく、脚を広げていた手を離してその浴衣の上からちとせの双丘にあてがった。
「いやあっ、そんなに、強くっ、ああん、やはああっ、あっ……! ああっ、ふぁ……!」
僕に双丘も揉みしだかれて、ちとせは更に強く悶え始めた。僕は浴衣越しにちとせの双丘を強く揉みしだきつつ、
結合部分の活塞も加速させていく。
「ああっ、あはああっ、やあぁ……! ああんっ、んあはぁ! ああっ、はあぁっ……!」
一人の女として、身を捩らせながら気持ちよさそうに喘ぎ続けているちとせを見ていて、僕は既に頂点間際まで
上り詰めていた。
「ぐっ……いっ、行くぞちとせ……っ!」
僕はちとせの肩に両手をかける。そしてその後程無くして絶頂に達した僕は、肉襞の中に埋もれ続けていた男の
欲棒から、再び快楽の証を放ち始めた。
「あはああ……! タクトさんのがっ……ああっ、熱いぃ……はあっ、ああ……」
それを感じ取ってかちとせは軽く身を震わせつつ、彼女が欲しがっていた僕の快楽の証を嬉しそうにその胎内で
受け止めていた。
やがて快楽の証の吐き出しが終わり、可憐な美少女と交わって得られる至福の快楽に埋められていた僕の脳に、
冷静な思考能力が次第に戻ってくる。
大きく脚を広げさせた上にのしかかるような体勢のままだったので、僕は一旦ちとせから離れた。
「ふう……」
そして一息ついた。ふとちとせを見ると、広げられていた脚を閉ざしつつどこか物欲しそうな顔で僕を見つめて
いた。
そこでちょっとした違和感を覚えて……やがて、僕はある事に気が付いた。
「あっ……ちとせ。もしかして……いけてなかった?」
そう問うとちとせは言葉を発さず、小さく頷いて肯定した。
そう。僕は達したにもかかわらず、ちとせはまだ達していなかったのだ。いつものように、ちとせが大きく身を
震わせながら僕の男の欲棒を締め上げてこなかったし、事後の「女の顔」をしていなかったので、何か違和感が
あったのだ。
- 99 :
- 「ご、ごめん……気が付かなかった」
「そんな。気になさる事はないですわ」
謝る僕に、ちとせはそう優しい口調で答えてくれた。そして続けて……少し恥ずかしそうに言う。
「もう一度、わたくしとして下されば……」
「……え、もう一回?」
――本当に、今日のちとせは積極的だな。
「いや。そろそろ僕のは、打ち止めっぽいんだけど……今日だけで次で4回目だし」
「なら……今日は最後の一滴まで、わたくしの中に出して下さいますか」
相変わらずの、どこか物欲しそうな表情のまま、ちとせがそう求めてきた。
どうやら、今日のちとせは僕のを最後まで搾り取る気らしい……
多分、明日はこうして男女の交わりを愉しむ時間が無いので、今、この時が今回の旅行で交わりあえる最後の時
だからだろうか。
ちとせのような美少女が僕に抱かれたがってくれているのは、男としてはうれしい限りなのだが……絶倫でも、
体力に自信があるわけでもない僕は体力の限界が近い。
「その……体力的に、ちょっと厳しそうなんだけど」
途中で力尽きては申し訳ないので、正直に僕はそう言う。
するとちとせはゆっくりと体を起こして、座り込んでいた僕に抱きつくようにしながら、覆い被さるように押し
倒してきた。
「でしたら……わたくしに任せて下さい。気持ちよくして差し上げますから……」
そう言い、その肢体を僕に絡めるようにしながら、ゆっくりと僕の首筋に唇を這わせてきた。その瞬間、体に
ちょっとした刺激が走る。
――どうするつもりだろう。
今までちとせが僕に対して「攻め」を行ってきた事は、何度かあるが……あっ!
「あっ、ちとせ、その……口で僕のを、ってのはなし!」
最初にされた事もあり、“ちとせが僕を気持ちよくさせる=尺八”の公式が頭に浮かんだ僕は、怒張が始まって
いた男の欲棒を手で守るようにしながら、慌ててちとせにそう言った。
「しませんわよ」
しかしちとせはあっさりと否定した。そして、補足するようにその理由を言う。
「だって、もし口の中に出されたら……頂けませんもの。ですから、安心して下さい」
――そういう理由か。
「ならいいんだけど……」
安堵、そして納得した僕は、ちとせにしばらく身を任せる事にした。
「そんなに嫌なんですか?」
ちとせは相変わらず僕にその肢体を絡めつけるようにしながら、そして僕の胸板にその舌を這わせるように
しながら、そう訪ねてきた。
「ちょっとね……」
そう言うと、ちとせは僕に絡めてつけるようにしていたその肢体をゆっくりと起こし、四つん這いになって僕に
覆い被さる体勢を取った。
「そうですか。タクトさんが気持ちよさそうにしているのを見るの、好きなんですけれどね……」
そんなちょっと怖い事を言いながら、ちとせはゆっくりとその両腕を曲げるようにしながら、下に居る僕へその
顔と肢体を近づけてきた。
そしてその口で、ゆっくりと僕の唇を味わうような何とももどかしい口づけを始めた。
「んっ……はむっ……」
ちとせの口づけも気持ちがいいが、僕は中途半端に自分の胸板の上に乗っているちとせの双丘からもたらされる、
これまたもどかしい感じの接触感にも快感を覚えていた。
それ故か、ちとせが口づけの合間に顔を上げた時に、思わずその胸元に視線が行ってしまう。
「ふふ……ここ、ご覧になりたいですか?」
そんな僕の視線に気がついたちとせはそう言うと、口づけを中止して上体を起こし、完全に僕にまたがる体勢に
移行した。
そして、そこでその裸の双丘を僕に見せつけるように、その浴衣の全面を大きく広げた。
――いくら暗い部屋だからと言っても、ちとせが自分から見せつけるようにするなんて、珍しいな……
「ふふ。ほら、タクトさんのお好きなの」
そして自らあらわにさせたその双丘の先端を、下に居る僕の胸の先端に触れるように、ちとせはゆっくりと先程
のように、その肢体を僕に近づけてきた。そして……
「お……おおっ」
いつもは指で触れて弄んでいるちとせの敏感な先端が自分の先端に触れると、何とも言えない感覚が全身を走り
抜けて、僕は思わずそんな声を出してしまった。
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