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2013年10エロパロ736: ■■男のオナニー小説 Part2■■ (212)
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■■男のオナニー小説 Part2■■
- 1 :2012/03/19 〜 最終レス :2013/10/05
- 純情オナニーから変態オナニーまで、ショタから大人の男性まで
男のオナニーを描いた話のスレです
【注意】
・sage進行推奨
・荒らしは各自でスルー対処
・次スレ立てはレス数980、スレサイズ480KBを目安に
・BLや二次創作、人を選ぶ要素のある作品は、前書きにその旨を明記してください
【前スレ】
■■男のオナニー小説■■
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1232090875/
- 2 :
- これから大体8レスほどの短編を投下します。
・親しい女友達へのオナ見せ二発目、前スレ>>660の続きです。
・ちょっと女友達がターボ入りすぎな気がしますが、そこはご容赦を
それから、いつも読んでもらってる方々、ありがとうです!
ただ、短編よりこっちの方が良い人にはすみませんが、次は短編になるかもしれません。
- 3 :
-
少し休憩をとって、荒れた息を整えた後。
「じゃあ、離すね…」
「はいっ…」
精液が垂れないよう注意しながら、勃起の先端に被せたティッシュを離そうとする。
「せぇのっ…っ!」
「んっ…!…」
いきなり外気へ触れるシロップ塗れの牡幹は、未だに半勃ちのまま緩い角度を保っていた。
(…あんなに興奮したの…初めてだ……)
凄まじいまでの昂ぶりに、頭の血が沸騰して、全ての思考が真っ白に焼け付くような熱狂。
最後の方は、自分の全てを曝け出したいとまで思ってしまった。
(あんまり声出なくて良かった…)
もしも普段の自慰行為のように、『オチンチン気持ちいい』だの『イグゥ!』と言った淫語まじりのよがり声を上げていたら、
流石に引かれただろう。
(それに…ティッシュ越しだけど、オチンチン触られちゃった…)
厚い束を通してとは言え、異性による初めての接触。手が触れたのを機に弾けた絶頂感は、今も鮮烈に心に刻まれている。
だが、相手が男性恐怖症である事に至り、申し訳ない気持ちが少年の心中に湧いてきた。
「あの…ごめん。準備なしに出しちゃって……」
「ううん、大丈夫。ティッシュも間に合ったし…」
少年の謝罪に、強張った感じもない自然な声が返ってきた。
「でも、ティッシュ越しだったけど、あの…僕のに…」
「大丈夫だったから、うん、大丈夫…」
少し早口になった言動に、拒絶の響きは感じない。どうやら怒っている訳ではないらしい。
ティッシュの中の精液を見ながら、どこか心ここに在らずと言った雰囲気だ。
(これが…精液……)
その時エミは、ティッシュの中のザーメンに釘付けだった。
(見た目は練乳みたい…よく見ると、濃いのと薄いとこが分かれてる)
粘り気たっぷりの黄ばんだ乳白色は、確かにコンデンスミルクにそっくりかもしれない。
(こんなにいっぱい出るなんて、思わなかった…)
手に感じるズッシリとした重さは、彼女の予想を上回るボリュームだ。
そして見た目以上に存在感を示すのが、ザーメンが放つ独自の臭気だった。
(家の漂白剤みたい……何と言うか、青臭いと言うか…)
スゥ…ッ……
お世辞にも良い香りとは言えない異臭を、だが積極的に鼻腔に吸い込んでいく。
(これが全部…私への……)
自分に欲情して、解き放たれた牡の白濁…私への熱情。
これ以上ない自分への思いをぶつけられた気がして、彼女もどこかおかしくなっていた。
(私、何か変になっちゃってる…)
普段とは違う自分、きっと今の自分は変なスイッチが入ってる…
このスイッチが、また切り替わったら…いつもの自分に戻ったら、こんな事出来なくなる。
元に戻る前に……もう一度。
- 4 :
-
「………」
熱心に精液を観察するエミ。まるで自分の欲望を、詳細に調べられている様で恥ずかしい。
「…精液が出る瞬間を、見たかったけど…仕方ないよね」
少し早いテンポの、緊張と興奮を織り交ぜた声が、ふとそんな事を呟く。
「う、うん…」
少年も何と言えば良いか分からず、曖昧な答えを返すだけに留める。
だがこのまま何もしないのもバツが悪い。股間を拭こうとティッシュに手を伸ばすと…
「ま、待って!」
それを見咎めたエミが、少しだけ大きな声でストップをかける。
慌てて手中のティッシュの塊をゴミ袋に捨てると、自分でティッシュを数枚抜き取った。
「私が…私が拭く」
妙な雰囲気の相棒から放たれた言葉は、予想以上の内容だった。
「でも…」
だが、濡れ光る欲望の汁が付着しているのは、少年の牡幹だけ。
「大丈夫、これもリハビリ、練習、慣らしの一環と言うか……ね?」
返事をしかけた少年の言葉を、エミの妙に強いプッシュが遮って、反論を許さない。
彼自身願っても無いシチュエーションだが、彼女の事を考えると無理はさせられない。
(でも、自分でやりたいって言ってるし、これも訓練…大丈夫だよね…?)
結局、ティッシュ越しでも良いから触って欲しいと言う欲望が、理性を説得してそれらしい理由を作らせた。
- 5 :
- シュッ…シュルッ…
数枚重ねのティッシュが、六割勃起の若茎の表面を行き来し、粘つく残滓を拭っていく。
「………」
「………」
掃除の間、沈黙を保つ二人。ティッシュの擦れる微かな音だけが車内に流れる。
だがそんな静寂の世界に在っても、少年の心は平穏ではいられなかった。
(オチンチン、触られてる…!)
ティッシュ数枚越しとは言え、年上の可愛い女性にペニスを触られる…
客観的に見てもかなり危ない行為に、若い牡が冷静でいられる訳はなかった。
ググゥッ…
特別濃厚な一発を放った後にも関わらず、再び股間に力が漲り始める。
「あっ…」
密やかな驚きの声。これで清掃も終わりかと思った少年だったが…
(えっ…!?)
シュッ…シュッ…
彼女の手が、止まらない。尚も硬さを増す高まりを、ティッシュで清めていった。
(………)
精液の残りもあらかた拭き取れたようで、もう掃除を終えても良い頃合だろう。
だがエミの『清掃』は止まらず、敏感な亀頭の表側をティッシュで優しく撫でていく。
「んっ……っ、くっ…」
半開きの口から小さな呻き声が上がるが、声に込められた色は、心地よさそうな喜悦だけ。
これはもう掃除ではない。ティッシュによるペッティングだ。
(私、ティッシュ越しに愛撫してる……オチンチンを、気持ちよくしてる)
捻じれて突起のようになったティッシュの先を使い、裏スジをくすぐり責める。
(オチンチン、さっきと同じぐらいにカチカチになっちゃった…)
既に勃起率九割にまで達した少年器官。その先端には新たな我慢汁が滲み出し、遂には…
ツゥ…
先端から伝い落ちた精液混じりの汚濁が、清めたばかりの勃起を再び汚す。
だが彼女の操るティッシュは、新たな先走りへは向かわずに愛撫を続ける。
なぜならこの薄汁は、彼女が望んだ物。少年のオナニーに潤滑を与える、大切な物だから。
- 6 :
-
(エミ…さん…!?……っ…!)
すっかり屹立して引き攣った感覚を訴える肉棒へ、尚もティッシュの先を這わす彼女。
牡幹への淫らな悪戯が、こそばゆい性感を少年に与え、若茎をさらに硬くさせた。
「ん、くっ……ん…っ…」
明らかにおかしいエミの様子に、少年もどう判断すればよいか分からない。
普通に考えればOKサインと受け取れなくも無いが、彼女は軽いながらも男性恐怖症持ち。
(変な事なんて、できないよ…っ)
変な事をされながら、どんどん崩れゆく理性の砦の中でじっと耐え忍ぶ。
やがて持て余し気味の興奮は、一度射精をした肉棒を再びフル勃起にまで復活させる。
(もう…っ…僕、もうっ…!)
少年の自制心に限界が見え始めたその時、ティッシュの軽い感触が無くなった。
(お、終わったの……?)
自制心が欲望を抑えるギリギリで、エミの悪戯が終わってくれたらしい。
彼女の真意を測ろうと顔に目を向けると、そこには今まで見たことの無い表情があった。
「………」
酔っぱらいのように惚けた表情を浮かべる、真っ赤に染まった顔。
そして自分を見返す瞳には、興奮と好奇、そして今までに無かった喜びの色があった。
「また…大きくなっちゃったね」
熱の篭った声。何かを期待するキラキラした瞳が少年を見つめてくる。
『…精液が出る瞬間を、見たかったけど…仕方ないよね』
先ほどの彼女の言葉。唐突に理解する。相棒の過激な行動の理由を。
少年の逃げ場を無くし、一つの結論にならざるを得なくさせる、用意周到な策謀。
(もう、一度……)
だが彼にも、抵抗する理由は無かった。
「あ、あの……!」
股間へ右手が伸び、切なさの詰まった高まりを軽く握る。
半分ずつの恥ずかしさと欲情を秘めた眼差しが、助けを求めるようにエミに向けられた。
「うん」
それに対する彼女の反応は早かった。
素早くティッシュを箱から数枚抜き取ると、両手を前にかざし、熱い迸りをどこに飛ばせば良いかを行動で伝える。
無邪気な探究心に、僅かな色情のエッセンスを加えた瞳。そして慈母のように優しげな微笑を湛えた口元から、一言だけ。
「いいよ」
少年の右手が、再び上下に動き始めた。
- 7 :
-
シュッ…シュッ…
再び自慰行為を始めた少年。
相変わらずの異常な状況にも多少は慣れ、色々な技巧を駆使して自分を責めるぐらいの余裕は出てきた。
まずは左手を陰嚢へ伸ばし、大切な玉の入った袋をムニムニと揉みしだく。
「ん…っ、ふぅ……ん……」
日夜過労気味の精子製造工場を、優しく掌の中で労わり、鈍い心地よさで癒していく。
昂ぶりが身体を火照らせたせいか、軟体動物のように伸び広がった皮袋は容易に形を変え、
中に納まっている睾丸のコリコリとした感触を、殊更に強調する。
そして上下に動かすだけだった右手も、しなやかにスナップを利かせ、扱き方一つとっても多彩なやり方があることを、
見守る彼女に教えた。
「うん…っ!…んんっ!」
射精直後の為、突っ張る様な鈍痛は残るが、それを上回る肉悦がマイナスを帳消しにした。
今度は左掌を亀頭に軽く被せると、手首を回して過敏な皮膚を擦り始める。
「あくっ…っ!…はっ…はぁっ……んぁ!」
血の色を見せる先端の赤みが増し、苦痛一歩手前の鋭い喜悦が少年を悶えさせた。
しかし先走りが出始めたばかりの表面は、未だ乾いた部分が大半。少しでも加減を誤れば、
途端に傷口に塩を塗り込むような苦しさが襲い掛かることになる。
「ん…っあづ!ん、うぁ…!」
案の定、乾いたままの表側に掌を引っかけてしまい、蕩けた表情を瞬時に引き攣らせるが、それでも手を止めない。
生まれたての赤子を撫でる慎重さで、綱渡りの愛撫を続けた。
(全部、見られてる…シコシコしてるとこも、亀さん弄りも、全部……っ!)
自分がどんなオナニーをしてきたか、過去の恥ずかしい戦歴を見られてしまった様な気分。
だが、それが少年には堪らなかった。堪らなく興奮して、気持ちよくなってしまう。
自分を苛める淫戯を披露することに、アブノーマルな昂ぶりを感じ始めていた。
- 8 :
-
その興奮をさらに煽る生オカズも、彼女自身が気づかない間に過激になっていた。
ティッシュを構えた両腕が、胸に左右から圧力を掛け、服の上からでも分かる谷間を作る。
(すごい…服の上からでも、あんなにタプタプしてる…)
そしてホットパンツの隙間から、明るい色の布切れを僅かにだが覗くことができた。
(…!?パンティが見えてる…!)
豊かな胸の谷間と、生パンチラ。より強力になったオカズでヒートアップした自慰行為は、
一回目の射精から10分も経っていないのに、牡幹を中心に堪らない快感を生み出す。
「ふっ…!ん、んっ…くっ!」
そして、再び少年器官の付け根の奥から昇ってくる熱い感覚。
二発目早撃ちの自己新記録を打ち立てるスピードで、射精感が迫ってきた。
「あ、あのっ…!」
切羽詰った一言で全てを理解したのか、エミの顔が股間から10cm程にまで寄ると、
ティッシュを持った両手を肉棒の正面に構えて、少年の射精に備える。
(来る、来ちゃう……くるぅ…っ!)
相棒の発射への備えを見計らった様に、ボーダーラインを超え、肉柱の中を駆け上る精液。
絶頂前の最後の膨張と共に、突っ張った感じの鈍痛がグイグイと増していく。
もう出ちゃう、ミルク出ちゃう…エミのパンティに釘付けだった顔を上げ、
射精前の昂ぶりと締め付けるような痛みに歪んだ顔を見せて、発射の時を伝える。
「いいよ……出して」
その一言と、肉棒への至近距離からの熱い吐息が、少年を二回目の昇天に追い上げた。
ドピュウーッ!!
尿道口が一際大きく開き、中から薄めの白濁が勢いよく飛び出した。
「んぐ、うぅっ!!…っ!」
二度目の噴射は、量や濃さは一度目より少ないが、元気だけは微塵も衰えていない。
薄くなったことで粘りが減り、かえって勢いが増した迸りが、銃弾の様に飛び出し続ける。
パタッパタタッ…
エミの掌へ、少年の獣欲を込めた速射が次々と命中して、ティッシュを汚していく。
「く…っ!…はぁっ…んっ!」
最初の射精でひりついた尿道を、高速度の二発目が通り、焼け付いた感触が肉棒を走る。
突っ張った感触も、白い樹液を吐き出す度に締め付けるような感覚が増して、鋭い快感とのバランスは拮抗しつつあった。
トクッ……ピュル……
だが射精回数が六回を過ぎると、早くも数滴の雫が出るだけにまで量が減ってしまう。
牡幹の下にたゆたうミルク袋も、キュッと身を引き締めて牡汁を絞り出すが、限界だった。
シェイクを緩めながら、握りに少し力を入れて尿道の中の残りを搾り出すと、
先端のおちょぼ口から、我慢汁並みに薄くなった最後の精液が垂れ出てきた。
- 9 :
-
二回目の射精が終わった後。気恥ずかしい空気が車内を満たす。
ここまでの事をしておいて、今更恥ずかしいも何も無いとは思うが、
ドギマギして何を話せば良いか分からない雰囲気が二人を包んでいた。
「窓……空けよっか」
「う、うん」
車内に篭った、二回分の若い子種汁の臭いを換気する。
(おしっこの穴がグワって開いたら、そしたら…)
慣れた動きでパワーウィンドウを操作しつつ、彼女の頭は射精の瞬間を反芻していた。
(中から真っ白な精液が出る度に、先っぽが風船みたいに膨らんで…)
窓の隙間から天然の漂白臭が出て行き、代わりに新鮮な空気が車内を満たし始めると、
一緒に淫気も抜け出たように彼女のスイッチも切り替わって、普段の自分を取り戻した。
(私、一体何てことを…)
まるで痴女の如き振る舞いで、年若い少年を興奮させ、自慰行為へと導く…
普段の自分では、考えることすら出来ない破廉恥なことを、嬉々として行っていた。
(これも、男の人に少しは慣れたってことなのかな…)
男性恐怖症を、何か別の性嗜好で上書きしただけの気もするが、そこは考え様なのだろう。
「あ、あの…」
思い悩む間に少年がティッシュを手に取り、後片付けを始めるのを見て、声を掛ける。
「大丈夫、自分でやります…」
彼女の変化に気づいたのだろうか。掃除を強請るようなことはせず、既に縮みきった性器に付着した精液を黙々と拭い取る。
一通り簡単な掃除をすると、ズボンに手を掛けた。
(これで…終わりなんだ)
じっと見られながらの着替えは恥ずかしいのだろうか、少年の顔には少しの照れが見える。
だが気を取り直してパンツごとズボンを上げると、手早くベルトを締めた。
- 10 :
-
「今日は……ありがとう。こんな変な事聞いてもらって…」
羞恥に顔を染めた彼女の、申し訳なさそうな感謝の言葉。
「いえ…でもこんなので、訓練になったんでしょうか?」
「それは……きっと多分いい練習になったんじゃ…ないかなぁって…」
方向性はともかく、予想以上の成果である事には少年も同感だった。
「でも……あっ」
「何かあります?」
何事か思いついた風のエミに、少年が問い返す。
「……その、アッ君の、ねっ……射精…する時の顔を、もっとよく見たかったなぁ…って」
肝心なところは小さくて聞き取れにくいが、確かに『射精』と聞こえた。
「ずっと、下ばかり見てたから……ごめんね、忘れてっ、今の無し!」
自分の破廉恥な要望を、慌てて取り消そうと声を上げる彼女に…
「……あの、また次の時だったら…」
少年の口は、遠回しにだが承諾を返した。
「…えっ……また、してくれるの……本当に良いの?」
「はい、でもエミさんが良ければ…ですけど…」
思わず返事してしまったが、先ほどまでの淫らな行為は、彼にとっても夢の世界の出来事のように甘美なものだった。
次を願うのも無理はない。
「私は大丈夫っ、OKっ、問題無しっ……本当に、お願いできる?」
興奮を隠さぬ声で、相棒が二つ返事を返す。
(今度は…僕のイキ顔を、じっと見られちゃう……)
未来に起こるであろう淫事に、思いを馳せ…
ムクッ
「…あっ……」
二連続発射をこなした後にも関わらず、若さ溢れる少年器官に血が巡り始める。
つい動揺の声を漏らす少年に、エミも勘付いて股間に視線を送ると、
そこには柔らかいスラックスを押し上げる若い高まりが、小高い鉄塔を作っていた。
(二回も出したのにおっきくしちゃったら、変態って思われちゃうかも…っ)
まだ半勃ちの域を超えないが、明らかな欲情の証しを前にしては、言い逃れは難しい。
「あ、あの…」
とにかく何か喋って誤魔化そうと口を開いた少年に…
ウィーン…
空気を入れ替える為に開いていた車の窓が、全て上がっていく。
やがて全ての窓が完全に閉まりきり、再び二人だけの密室が出来上がる。
「あの……?」
パワーウィンドウのスイッチから目を離し、こちらへ振り向く相棒の顔は。
「…アッ君……」
好奇と興奮に染まった、『スイッチ』の入った表情だった。
再び車の窓が開き、寂しい僻地から走り去るのは、さらに数十分経った後だった。
続く
- 11 :
- 以上です。
- 12 :
- イイ!
- 13 :
- >>1乙&GJ!!
- 14 :
- 抜いた
- 15 :
- 前スレ落ちたな
まさか生きてこのスレのpart2を見るとはww
- 16 :
- 良スレあげ
- 17 :
- これから大体11レスほどの短編を投下します。
・ひょんなことから、男友達と一緒にオナニーをすることに。
・こんな内容ですが、コンセプトは「BLっぽさ、ホモっぽさを極力排したBL向け作品」。
エロ体験談でよくある、ホモじゃないけど男同士でオナっちゃった…的内容を目指しました。
…のはずだったんですが、思ったよりソッチ系っぽくなっちゃったかなぁ。
・次回は一緒にオナ射君の続きになる予定です。
それから、いつも読んでもらってる方々、ありがとうです!
- 18 :
-
夜の住宅街。巨大な墓標のようにそびえ立つ、コンクリート作りの集合住宅の群れ。
一軒のマンションの、とある一室。
もうすぐ日付の変わる時間帯にあって、そこはまだ明かりが灯っていた。
「違うって那緒、これこれ、この二番目のヤツ」
「分かったよ…ってか、那緒って呼ぶな」
まだ明るい部屋の中では、二人の少年がパソコンの前に座って、マウスを操作していた。
那緒と呼ばれた少年は、毎度お馴染みの我らがオナ射君。
そして少年を那緒と呼んだのは、彼の幼馴染で同級生の星太(せいた)だ。
相方の少年よりも少しだけ背の高い、ほんのり日焼けした肌の持ち主で、大きく意志の強そうな目としっかりした顎、そしてあちこちに飛び跳ねている短髪は、スポーツ少年のような精悍な印象を見る者に与えた。
仲の良い星太の家に遊びに来て、時間も遅いからとそのまま泊まることになった少年。
今はパソコンを使い、二人して夜のオカズを教え合ったり、探したりしているところだ。
「そうそうこれこれ、さすがオナニーエリート仕事はえーっ」
「だからぁっ」
少年が嫌う『那緒』と言う呼び方。
実は小学生の頃、性関連に精通している少年に対して、星太が付けたあだ名だった。
オナニーから文字を抜き取って順番を変え、当て字まで考えた呼び名が、那緒。
どうやら少年は、小学生の頃から相当なやり手だったようだ。
- 19 :
-
日付を跨いだ深夜。
暗闇に沈んだ星太の部屋の中、ベッドで寝る幼馴染と、床に布団をひいて横たわる少年。
床に就いてから既に30分…しかし眠気はなかなか訪れない。
(…まいったなぁ…収まらないよ…)
寝る前に二人で見ていたアダルト動画が、どうやら彼のストライクゾーンに入ったらしい。
少年の高まりがパジャマを突き上げて、なかなか収まる気配を見せてくれない。
…ッ……
布団を被り、静まり返った世界で一人悶々とする彼の耳に、小さなノイズが入ってきた。
ギシッ…
星太が身じろいでいるのだろうか、ベッドの木材が軋む音がする。
ギギッ……ギッ…ギシッ…
直ぐに終わると思われた音だが、定期的な間隔で雑音は続く。
布団から顔を出して目を開けると、ベッドの掛け布団の一部が、小刻みに揺れていた。
(……まさか、星太…)
就寝前のオカズ巡りで催したまま、床に就いた二人。そして夜中に軋むベッド。
同じ性少年として、何が起こっているのか容易に想像できた。
(オナニーしてる…)
間違いない。小さい頃から良く知る幼馴染が、男の秘密の行為をすぐ近くで行っている。
ドクン…ドクン…
少年も、別にホモっ気がある訳ではない…とは断言できない気もするが、少なくとも現時点では、明確に男好きと言うわけでは無い。
一種の群集心理、自分のオナニーへの欲求が、そうさせるのだろうか。それとも親しい同性の痴戯に、何かいけない昂ぶりを感じてしまったのか。
幼馴染の密やかな手慰みに、胸の鼓動を早めてしまう。
「…っ、うっ……」
さらに、気まずさに耐え切れず、とにかく何か動こうと腰の位置を変えた際に、大きくなったままの少年器官を、布団に押し付けてしまう。
「んっ……」
予想以上に昂ぶっていた肉棒から、心地よい性感のレスポンスが返って来て、少年に事態を解決する別の選択肢が残っていることを教えた。
- 20 :
-
視線の先には、相変わらず夜の行為を続ける星太が、乾いた音の欠片を撒き散らしている。
(星太もしてるんだから……僕も…)
友人のいけない行為に、少年も少し大胆な気持ちになってしまったらしい。
アクロバティックな論理で自分を強引に納得させると、左手を枕元に伸ばし、履いてきたズボンのポケットから、ポケットティッシュを抜き取る。
既に2枚ほど使っているが、枚数はギリギリ足りるだろう。
両手を腰にやると、そろそろと音を立てないように、寝巻きのズボンを下着ごと下ろす。
ッ、サァッ…
そのまま膝まで静かに下ろすと、中から勃起した若茎が飛び出るように現れる。
肥大化した牡茎は、既に扱くには十分な硬さで、包皮も亀頭の中程まで後退していた。
(星太の部屋でしちゃうなんて、変な感じ……)
裸の少年器官の先端に感じる、いつもとは違う布団の肌触り。
ここが自分の家ではなく、幼馴染の部屋であることを、敏感な部位への感触で伝えてくる。
身体を横に向け、肉棒に右手を添えて準備を整えると、最後にもう一度だけ耳を澄ます。
ギッ…ギッ…ギシッ…
相変わらず聞こえるベッドの軋み。少しだけ前よりピッチが短くなった気がする。
(星太も…堪んなくなってきてるんだ…)
友人の昂ぶりが生み出す乾いたBGMに耳を傾けながら、少年も右手を動かし始めた。
- 21 :
-
シュッ…シュッ…
静かに音を立てないよう、周りを気にしながらの自慰行為。
自らの若茎を、欲望のままに触ることができないもどかしさの中、牡の快感を汲み出す。
(もっと、大きく動かしたいけど…)
大っぴらにはできない。鳴り続ける軋んだ音が、幼馴染の存在を忘れさせない。
しかし静寂の空間内での控え目な刺激も、性欲溢れる若い牡には十分なようだ。
「…っ……」
右手が半勃ちの若茎を這い、まだ余裕のある皮の上から緩やかに扱き上げる。
そこから生まれる仄かな喜悦は、年若い血潮を滾らせ、更なる牡の膨張を引き起こす。
グゥッ…
手の内で、どんどん硬さを増しながら大きくなる牡幹。
反り具合は浅く、ほぼ真っ直ぐな伸びの肉棒だが、手で扱き上げるには丁度良い。
(本格的に、のってきちゃったな…)
こうもあからさまな自分自身の変化が、気恥ずかしくもあり、頼もしくもあった。
手の動きに沿って肉棒を這う包皮を使い、硬くなった竿やカリ首の段差を扱き上げる。
ほぼ戦闘態勢を整えた牡幹を握り、上下に動かす様は慣れた手つきで、全く澱みない。
「ん……っ……」
徐々に調子の出てきた行為に、股間の高まりも八割以上の充血度にまで達している。
包皮を押し退けた先端には、まだ我慢汁の湿りは無いが、若さ溢れる色艶を覗かせていた。
「…っ……ふぅ…っ……」
密やかな吐息と共に、包皮越しに勃起を締め上げ、擦り続ける右手。
しかし、彼の頭の中を占めるのは、先ほど見たオカズ代わりのアダルト映像ではない。
(こんな、星太の部屋で…星太の隣で、しちゃってる…)
まだまだオカズが無くても、本能から来る昂ぶりだけで十分な年頃。
そんな彼を熱くさせているのは、普通ではない環境、普通ではない状態の隣人だった。
(二人で一緒に…オナニーしちゃってる…)
幼馴染が自慰行為をする近くで、自分もこっそりと牡の欲望を発散させる…
もどかしさと同時に感じる、いけない事をしている時特有の息苦しい緊張感。
だがそれが、性的興奮に繋がることもあると言うことを、少年は身体で理解していた。
- 22 :
-
着実にヒートアップする行為。だが、ふと気がつくと、ベッドの軋みが止んでいる。
(星太、出しちゃったのかな)
お楽しみを中断し、こっそり様子を確認しようと、被った布団から顔を覗かせると…
「!!」
少年の身体が、布団の上からでも分かるほど、大きく跳ね上がる。
その視線の先には、ベッドに横たわったまま、自分を見つめる幼馴染の顔があった。
(ぇえっ!?み、見られちゃった!?)
食事中の獣は、周囲の敵をとかく気にする。あれだけ音を発していた星太が、周りを警戒しない道理は全く無い。
音はしなくとも、小刻みに揺れる掛け布団をみれば、少年が何をしていたかは明確だろう。
オナニー自体ではないが、明らかな証左を見られた…軽い絶望に少年は打ちひしがれる。
だが視線を合わせる星太からは、なかなか次のアクションが来ない。
外から差し込む満月の蒼い光が、二人の少年の顔を照らし出す中、奇妙な睨み合いは続く。
(どうしよ、何か言ったほうが良いのかな…)
次の手を考えあぐねる少年に、幼馴染の静かな声が掛かる。
「那緒、さぁ…」
少し固い、言葉を選びながら喋るような、おどおどした口調。
「……何」
普段の快活な星太とは全く違う語り口に、違和感を覚えながらも先を促す。
「…ずっと、起きてた?」
その一言で、即座に合点がいった。
「うん…全然寝付けなくって…」
星太は、危惧しているのだ。少年が、自分の行為に気づいていないかと。
だから自分は起きていたと返答し、ずっとベッドの軋む音を聞いていたと暗に伝える。
これで立場は対等。こっそりと淫らな一人遊びに浸っていた、哀れな性少年が二人。
(でも、ここからどうしよう…)
自分から見なかった事にしようと、妥協を提案するのは、何か負けた気がする。
何よりも、いかがわしい行為をしていた事実を、先に認めることになる。
それがどんな危険性を持つか…数多の暗い未来の光景が頭を過ぎる。
このまま布団を被って、寝てしまおうか…そう思い始めた時だった。
ギシッ…
先ほどまで何度も聞いた、乾いた音色。
ギッ、ギシッ…
聞き間違いでは無い。今度は続けざまにベッドが軋み、フレームが小さな悲鳴を上げる。
さらに、小さく一定のペースで上下に動く、星太の掛け布団。もう間違いない。
(星太、まさか…始めちゃったの!?)
何と少年と顔を合わせたまま、オナニーを再開してしまった。
- 23 :
-
(本当に…しちゃってる…)
行為自体は見えないが、甲高い音と布団の動きが、彼の上下運動のペースを教えてくれる。
月明かりによる蒼い顔も、よく見ると少し目が潤み、鼻息も何時に無く荒い気がする。
(どうしよう……どうしたら…?)
少年の目をしっかり見つめながら、恥ずかしい痴戯から来る快感に身を任せる星太。
その真意を測りかねる少年には、どうすれば良いか分からなかった。
前提条件は、布団に包まる発情した少年二人。一方は自慰行為を、一方は何もしていない。
だが解決不可能と思われた難問に、意外な第三勢力が一つの答えを少年に示した。
ムクゥ…
快感を貪る星太を羨ましいと思ったのか、それとも幼馴染のオナニーに、いけない興奮を感じてしまったのか。
半勃起にまで萎えていた肉棒に、再び血が集まってその身を勃ち上げた。
(えっ…っ)
思いもよらない反応に、驚愕が表情に出る寸前まで驚く少年。だが、股間の肉棒が何を求めているかは考えるまでも無い。
(で、でも…)
男友達と見つめ合いながらオナニーなんて…目の前には実際に『そうしている』星太の顔。
こんな状況じゃ、しようにもできないよ…ひくつく肉棒が、臨戦態勢をアピールする。
詰め将棋の如く、少年の反論を一つずつ潰していく現実。
時々しゃくり上げる勃起が、皮に守られたカリを布団に擦り付け、快楽で彼を誘惑した。
「…っ……」
星太の口から、僅かに漏れ出る呻き声。彼の昂ぶりがどんどん高まっているのが分かる。
このまま何もしなければ、少年を悩ます夜は、何事も無かったように終わるかもしれない。
(…今、しか……)
星太の心中は分からないまま、時間に背中を押された欲望が、一つの決断を下す。
(…別に、星太もしてるんだし……これでお互い平等で…秘密…だよね…)
結局、本能から来る欲求には勝てなかった。
- 24 :
-
再び牡幹を掴むと、早速とばかりに上下に扱き始める。
手の動きに合わせて開閉を繰り返す包皮は、餌をねだる鯉の口を思わせた。
「んっ…」
男とはいえ、実際に初めて見る、他人の淫らな行為。しかも相手は親しい幼馴染。
そんな異常な状況に興奮した高まりからは、普段より高電圧の性電気が流れ出して、彼の心と身体を痺れさせる。
「…ふ…っ……」
少年がオナニーを始めたのを見て、星太の布団の揺れが、徐々に大きくなっていく。
声が出るのを必に我慢して、それでも漏れてしまう呻きが、彼の昂ぶりを体現する。
快感にのめり込む表情も、澄ました表情を保とうと力を込めるが、心の芯が腑抜けてしまったように惚けている。
(まずっ、来ちゃいそう…)
腰の奥が、グイグイと収縮する感覚。射精前の兆候だ。
特異な状況に加え、自慰の途中だったこともあり、かなり早めの前触れが訪れる。
「っふ…っ、んっ…!」
絶頂を先延ばしして、もっと快楽を楽しみたいという気持ちと、星太よりも先に射精して早漏と思われたくないという意地。
二つの男の性分が、のっぴきならなくなる前に手を離させて、ひとまず窮地を脱する。
(今のうちに、ティッシュ用意しておこう)
この小休止の間にポケットティッシュの紙を全て取り出すと、股間の前に敷き詰め始める。
亀頭の下と射線に沿って二枚重ねのティッシュを置き、両サイドにも紙を敷いておく。
射精時は掛け布団に注意する必要があるが、一通り準備は整った。
シュ…シュゥ……
右手が熱い高まりを包むと、再び上下に動き始める。
だが、その動きは優しいを通り越して、もどかしい程ゆっくりとしたフェザータッチだ。
「っ…んんっ…」
それは牡の迸りを遅らせて、自分自身を焦らす為の、射精をコントロールする手管。
ギリギリまで我慢して快感成分を溜め込み、ありったけの気持ちよさを一気に解き放とうと言う、浅ましい算段だった。
一時停止と再開を反復する少年の様子に、彼が射精寸前なことに気づいたのだろうか。
少年の絶頂に追いつこうと、星太の動きがより早く、大きなストロークになる。
「っ…ふっ、んぅっ…」
先にイキたくはないが、大きく遅れて一人だけオナニーを続けるのも恥ずかしい…
申し合わせたように二人同時の発射を目指し、痴態に浸る顔を互いに注視する。
「…っ…ふ……」
無様な喘ぎ声は絶対に出したくない…口を閉じて声を押しし、鼻息だけが二人の興奮を相手に伝えた。
- 25 :
-
射精感を一先ずやり過ごすと、快楽の上下運動を再開するが、たった数回の扱きで、すぐに欲望の間欠泉が身体の奥から昇り始めてしまう。
「ふ、ぅくっ……んん!」
早々に湧き出す絶頂感に、慌てて手を離すが、少年にも回復の余白はあまり多くはない。
尻穴を締め付け、今にも尿道へ雪崩れ込みそうな精液を、腰の奥で懸命に食い止める。
(まずい…オチンチン、イキそうなのが収まらないよ…っ)
ビクビクと危険なひくつきの止まらない肉棒から、なかなか射精感が引いてくれない。
何とか決壊を防ごうと、藁にもすがる気持ちで星太の顔を見つめて、気を逸らそうとした。
「ん、う…っ、んっ…」
見つめ合う瞳。時々恥ずかしそうに少年から目を逸らしては、しかしすぐに視線を戻して、いけない快感に酔う姿を窺う。
フッ、フー…フゥーッ…
口を結んで破廉恥な声を封じ、代わりに小鼻を膨らまして、淫気に溢れる吐息を吹き出す。
(いつもと全然違う感じだな…)
恥ずかしがり屋の小動物のように、痴態を晒すのを必に我慢する初々しい反応。
凛々しい顔立ちとのギャップは滑稽ではあるが、それ故に年相応の可愛らしさを強調する。
相手は男、それも日頃顔を合わせている幼馴染…それが分かっていても、演技無しの生の媚態と、共にオナニーで気持ちよくなるという状況は、少年を奇妙な興奮に染め上げ、遂には…
ビクッ!
一際大きくおののく少年器官。それを合図に、下半身の奥底から白いマグマが火口目指して流れ始める。
「く、うぅっ…!」
一瞬開いた口から、堪えていた喘ぎ声が弾けるのと同時に、射精感が境界を跨いだ。
(ダ、ダメッ、まだダッ、メェ…っ…!)
絶頂寸前とはいえ、全く肉棒に触れていないにも関わらず、自慰の快感に歪む幼馴染の表情で興奮し、若茎をイキつかせてしまう。
「んんぅ、っ!ぁむぅ…っふ!」
漏れ出た声を合図に、口を閉じていても、勝手にくぐもった喘ぎ声を喉で鳴らしてしまう。
普段からよがり声を出して昂ぶってしまう、少年のいけない性癖は、自身をさらに熱くさせ、絶頂感を後戻りできないところまで滾らせてしまった。
勝手に昇り来る性感に悶える少年を見て、対面の幼馴染は…
ギ、ギギッ、ギッギッギッ…
ベッドが、ピッチの短い喘ぎ声のような音を上げる。
フッ、フウゥ…フゥーッ…!
途切れ途切れの、猛々しい鼻息。
「…っ…!…ぁ…ふ、くっ!」
声にならない悦びの迸り。そして、驚愕と興奮で目を見開き、イキつく少年を凝視するギラついた目には、月明かりの元でも分かる明らかな欲情。
星太は、少年の痴態に、興奮していた。
- 26 :
-
(星、太……!?)
幼馴染の、自分の身体を苛めるような激しい上下運動。
絶頂の階段を二段飛ばしで駆け上って、発射寸前で踏み止まる少年に追いつこうとする。
(星太、ホントに…僕で興奮してるの…?…オチンチン…おっ勃てちゃったの…?)
それ以外に考えられない幼馴染の反応。だがそれをおかしいとは、異常とは言えない。
「ん、んっ!…んうぅ……くっ!」
なぜなら、少年も同じ熱を抱え込んでいるから。
ビクッビクッ…!
大量の先走り汁が、玉となって尿道口からダラダラと溢れ出した。
(星太と一緒に、オナニーして…オチンチン、気持ちよくしちゃってる…っ…!)
まだ胸の内で整理出来ていない、もやもやした感情と正体不明の動悸。
それが友達同士でオナニーをするという、ある種の一体感から来るものなのか、それとも…
自分を不安にさせる妖しい高鳴りに、どう向き合えば良いか分からないでいた。
しかし、葛藤に乱れる心が結論を出す前に、終わりの時はやって来る。
絶頂へひた走る友人の表情を見て、我慢のできなくなった右手が下肢に伸びていく。
「んっ…!」
淫熱の源を軽く五指で摘むように添えると、それだけで腰椎を蕩かす灼熱が走る。
しばらく放置していた高まりに沿って、スッと手を軽く動かすと…
ビクビクッ!
手指を弾き飛ばさんばかりに、首を振って暴れる若茎。子犬を撫でるような優しい一撫でで、収まりかけていた射精感が、あっという間に昇り来る。
騙し騙し引き伸ばしてきた牡の最期だが、もう誤魔化しきれなかった。
指先だけでなく掌全体で握り込み、猛然と扱き始めると、三往復もいかないでホットミルクが牡幹の中を昇り始める。
「ん、んっ…づっ!イッ…ヴゥ!!」
喉奥で唸る様な喘ぎ声を合図に、焦らしに焦らした喜悦を、幼馴染の目の前で解き放った。
- 27 :
-
ブピュルウゥッ!!
布団に敷いたティッシュに、少年の元気の証が迸る。
若さに裏打ちされた量と濃さは、最初の数射でティッシュの半分を黄ばんだ粘液で覆い尽くすほどで、改めて牡の欲望の深さを思い知らされる。
二枚重ねのティッシュをも突き破らんばかりの勢いも、正に白濁の銃弾と言った雰囲気だ。
勢い、量、濃度。三拍子の揃った射精は、吐き出す少年に堪らない悦びを与え、快楽のフラッシュが全ての思慮や理性を一時的に麻痺させる。
「んぐっ!んむううぅっ!!」
それでも、脈動を続ける勃起を右手で扱きつつ、左手で掛け布団を上げて、精液が付かないよう調整するのも忘れなかった。
自分より先にイキついた少年を前にして、遂に星太も感極まってしまう。
「…っふ!!…ん!!」
甲高い呻き声を漏らすと、ベッドの軋みと布団の小刻みな揺れがピタリと収まり…
フッ!フゥーッ!!…フゥー!!
今までに無いぐらいに小鼻が膨れ上がると、ジェット排気のような息が噴き出す。
自分とは違うやり方だが、何が起こったか少年も感づいた。
(星太、イッたんだ…!)
見たい、星太のイク時の顔、見てみたい…好奇心以上のドロドロした何かに急き立てられ、射精の最中は著しく落ちる視覚認識に鞭打って、牡の愉悦に浸る幼馴染に目を向けた。
どうやら星太は、射精の時は扱かずにジッとしているタイプらしい。
若さ溢れる筋肉の蠢きが、熱い獣欲の塊を吐き出す感触を、じっくり楽しんでいるようだ。
時折跳ね上がる身体と、噴き出す鼻息だけが、身を焦がすオーガズムの確かな証し。
こってりとした粘液が尿道を押し通り、欲望を思うがままに吐き出す悦び。あの感覚を知る人が、感じている人が、すぐ傍にいる…奇妙な一体感と安心、そして…
「っ!…っくっ!……ぅう!」
少年を惑わせる、紛れも無い情欲。
ビュルッ、ビュルゥツ!
「…んぅっ…!…っ、ふっ!」
「っん!……むぁ、ぁ…!」
互いのイキ顔を曝し合う、二人の少年による射精の競演。
禁断の興奮が生み出した、いけない絶頂汁の迸りが、彼らの表情をより淫らに彩る。
(星、太ぁ……っ…!)
快感で意識を飛ばしかけながら、それでも懸命に惚けた目を合わせ続ける二人。
しかし、生物としての限界が、二人の時間に終わりを告げる。
未だに鈴口からは、白い粘液が未練たらしく滲み出て来るが、既に頭の半分は賢者モード。
大量の精液と共に獣欲を吐き出して、勢力の衰えた本能に理性が取って代わると、急激に後悔の念が台頭する。
(…なんか…とんでもない事、しちゃった…のかな…)
星太に欲情したかのような、少年の行為。
良く知る幼馴染の顔が快感に歪む様子に、どこか背徳的な興奮を感じていたのは確かだ。
しかし同時に、それが同性愛的な欲求や、恋愛感情とは違う気もしていた。
(きっとさっきまでのは、群集心理がどうとか、そういうやつだよ…ね)
喜悦に染まりきった幼馴染から目線を外すが、なかなか踏ん切りのつかない悩み。
結局、難解な問題は一先ずスルーして、当面の問題である後始末を始めた。
- 28 :
-
布団に包まったままの二人。だが今は、解き放った欲望の後始末に忙しかった。
「……っ…」
七分立ちを保つ牡幹を握る手が、尿道に残ったザーメンを搾り出していく。
雫となった粘りつく白濁が、糸を引きながら下に敷いた薄紙へと垂れ落ちた。
中を綺麗にしたら、次は外側。精液の掛かっていないティッシュで、慎重に濡れた尿道口や亀頭表面を拭っていく。
「……ふ、ぅっ…」
亀頭を清めるのに使っていたティッシュが、敏感な表面に張り付いてしまう。
このまま包皮を戻したら、後処理が大変だ…ふやけて弱くなった薄紙を、指の腹で擦り落とすように、慎重に剥がして行く。
「っ、んっ……っ」
ただでさえ脆弱な亀頭表面、さらに射精直後で感度が高まっている状態では、僅かな接触でも悶絶級の苦しみとなる。
火傷のようにひりつく赤熱色の穂先を、一苦労で綺麗にすると、次はティッシュの処分だ。
敷き詰めた紙を丸めて固め、パルプ素材の精液団子を一個作り出す。
(あっ、少し染みちゃってる)
重ねたティッシュの許容量に収まらなかった白濁が、布団に少し付いてしまっている。
紙を一枚取って表面を軽く拭き取ると、薄紙の塊を包んで近くのゴミ箱へ落とし込んだ。
ギッ…ギギッ……………
ベッドの上の作業を告げる軋みが完全に止む。星太の後片付けも終わったらしい。
(何か…話した方が……いいのかな………)
考える頭とは裏腹に、少年の目頭がフゥッ…と閉じかける。
慌てて瞼を開くが、すぐに意識が飛びかけ、目の前を暗幕が覆っていく。
どうやら射精後特有の眠気が、深夜の時間帯も相まって強烈な睡魔を生み出したようだ。
(……星太…は……)
三大欲求の苛烈な奇襲攻撃に抗うことも出来ず、膝を折る直前。
星太は、まだ起きてるのかな…ふとそんな事に思い至ると同時に、夢の世界へと旅立った。
終幕
- 29 :
- 以上です。
- 30 :
- 抜いた GJ
- 31 :
- すごく分かるわこの感覚
扱きながら読み切ってしまった
俺もホモじゃないけど同性のオナニーには興味津々だった
- 32 :
- これは力作
GJ
- 33 :
- これはギリギリBLじゃないと思う
gj
- 34 :
- 興奮したし萌えた
ごちっす
- 35 :
- これから大体15レスほどの中編を投下します。
・>>2の続きです。
・男性恐怖症気味の女友達を助ける為に、オチンチンに慣れてもらおうと頑張る少年の話です。
・今回はあまりオナニーっぽくないかも。
- 36 :
-
周辺地域のターミナルである駅前から、歩いて十五分。
通勤通学で使うには、何とか及第点をあげられる立地にあるマンション。
とある上階の通路を歩く、二人の姿があった。
「でね、そのお店がねっ…」
仲良さそうに並んで歩く二人は、毎度お馴染みオナ射君と、彼の『相棒』であるエミ。
会話の弾む二人の間に架かった吊り橋。指先だけが、絡むように繋がっていた。
車中での淫事の後も逢瀬を繰り返し、遂には指先だけだが手を繋げる様にまでなった二人。
第三者が彼らを見たら、どんな関係を連想するか…十中八九が同じ答えになるだろう。
「なるほどね…だからあの店だったんだ」
聞き役に徹する少年。車に乗ってから此処に至るまで、彼女の口が閉じることは無い。
見る分には辟易してしまう光景だが、当事者である彼にとってはそうでもなかった。
人の話し相手になるのは嫌いではないし、何よりも左手の指先に感じる、暖かい感触。
幼児が大人の指を握るのに近いやり方だが、初々しい雰囲気の二人には良く似合っていた。
(これって何と言うか……こ、恋人…みたいだよね…)
少し浮かれ気味の少年の足が、マンションのとある一角で歩みを止める。
二人の目的地、エミの自宅前。
- 37 :
-
「散らかってるから、あまり見ないでね」
中に入ると、1DKの小奇麗な部屋が年若い客人を迎えた。
「そんなことないよ、綺麗に整理されてると思う」
社交辞令ではなく、小物に至るまで整頓された部屋からは、隅々まで清潔な印象を受けた。
「男の人を部屋に上げるの初めてだから、どうすれば良いのか分からなくて…」
少年の方も、女性の部屋に二人きりで上がるのは初めてだった。
「とりあえず何か飲み物持ってくるから、ちょっと待っててね」
「あっ、お構いなく」
以前より大分砕けた語り口になった、二人の間の会話。
こんなやり取りを女性の部屋ですることになるなんて…妙な感動に浸っていると、微かな匂いが香ってくる。
(なんか…いい匂いがする)
軽い芳香剤の香りも感じるが、少年が気になったのは香りに隠れた匂いだった。
元々化粧の薄い彼女の部屋だけあって、化粧品特有の化学臭は感じない。
食べ物や体臭のブレンドと掃除の頻度が、部屋の主の在り様を表す匂いを作り出していた。
スーッ…ハーッ……
ほんわかしてしまう、柔らかで仄かな匂いが、少年の鼻腔を満たしていく。
また一つ大人の階段を上ったと、一人ご満悦の彼の元に、エミが飲み物を持って来た。
その時、ふと少年の目が部屋の隅にある物体に留まる。
近くまで来ていた彼女の目も、釣られてそちらを向き…急に顔を赤らめる。
二人の視線の先に在るのは、シングルのパイプベッド。二人の今日のメインステージだ。
- 38 :
-
ベッドの上に膝を崩して座る二人。だがその装いは随分と差異がある。
服を着たままのエミに対して、少年は完全に全裸で股間の牡幹も半勃ちに近い。
その素肌を曝す股間の至近距離に、彼女の右手が伸びていた。
「んっ…」
そのまま若茎へ触れると思われた手は、寸前で止まってしまい、滞空したままになる。
「無理は良くないよ……今日はもう…」
少年の気遣わしげな声に、しばらく彷徨っていた手指が自身の胸元に引っ込む。
「…ふぅ…っ、やっぱり……駄目みたい…」
以前のように険しい顔にはならないが、少し硬い表情を浮かべていた。
だが、彼女が懸命にがんばるのには訳があった。
色々と無理を聞いてもらっている少年に、何か恩返しをしたい…そのお礼の中には、性的な礼も含まれていた。
幾度にも及ぶ逢瀬を重ね、彼女の中の友情が恋慕に変わるのに、時間は掛からなかった。
(アッ君が、私のことをどう思っているのか分からないけど…)
お礼と言っても、所詮は自分がしたい事なだけかも知れない…でも、それでもいい。
とりあえず身体ごと当たって砕けろと、その身体を使える様にする為のリハビリなのだが…
「でも、今日はオチンチンは始めてだし…最初は仕方ないよ」
愛しの少年器官へのアタック第一回目は、彼女の敗北に終わりそうだ。
医師によると、彼女の恐怖症は接触への拒否感の他に、男性器への恐れが大きいらしい。
少年も、男性恐怖症の原因について聞こうとした事はない。
古傷を抉る様なことはしたくないし、時が来れば彼女の方から語ってくれると考えていた。
(やっぱり、いきなり完治したりはしないか…)
身体への軽い接触程度ならできる様になったが、やはり総本山攻略を急ぎ過ぎたようだ。
(だけど、今日はまだっ…)
しかし、二人ともすぐに股間へ触れるようになれるとは思っていない。本命は別にある。
少年が背後に振り向いて両手を伸ばすと、何かを取り出してきた。
現れたのは、オナホールと小型のローションボトル。
少年のオナホ童貞を奪った、お気に入りの東京名器ではなく別の種類のようだ。
透明な素材を使ったストレートのシンプルな形で、複雑な形の物より内部の視認性は高い。
このオナホールが、今日の本命だった。
- 39 :
-
「そ、それじゃあ…いくよ」
「うん、大丈夫……来て」
短くも艶っぽい会話を交わし、少年の腰が徐々に前へと進む。
だが、その先にあるのは彼女の膣ではなく、両手に握られたシリコン素材の淫具。
まずはペニスを近くに感じてみようと色々考えた結果が、オナホール越しの接触だった。
オナホコキでは、エミ自身が積極的に動く必要がある為、心理的にも負担が大きいと判断し、
結局手に持ったオナホへ少年がピストンを繰り出す形をとった。
ジュプッ…
「んっ…んあぁ……っ…」
柔らかさよりも弾力や締め付けに重きを置いた、硬めの感触が亀頭を包んでいく。
中の構造は非貫通型で、中段まで細かいヒダが並び、奥に配置された大きめのイボとの二段構えが、
侵入する高まりを縦横無尽に嬲り責めるようになっていた。
(入ってきた…)
シリコンで出来た筒の中へ、少しずつ侵入していく少年の肉幹を、自分の手の中に感じる。
透明な素材のおかげで、肉筒の中を突き進む肉棒の姿をはっきりと確認できた。
グプッ…
「えっ」
中の空気が押し退けられて出た珍妙な音に、少し驚いてしまう。
「大丈夫。中の空気が抜けただけだから」
少年の言葉に、コクンと頷いて大丈夫と伝えると、再び彼の腰が動き始めた。
中へと進み行く高まり。肉圧がグイグイと掌を押し返す。
やがて、牡幹が根元までスッポリと埋まり切ると、そこで一息付く。
(あんなに中でビクンビクンしてる…)
透ける肉壁の向こうに、首を上下に振る少年器官が見える。
「それじゃあ、動くよ?」
コクン…エミの無言の承諾を始まりの合図に、緩やかなピストン運動が始まった。
- 40 :
-
(オチンチン…グイグイ入ってきてる)
前後する腰に合わせてホールの中を肉棒が行き来し、細かいヒダやイボが肉棒を責め嬲る。
グポッ…ブポッ…
(何か、少し間抜けな音…でも……エッチな音)
シリコン素材が腰捌きに引かれてへこみ、その都度空気が入り込んで大仰な音を立てる。
「はっ…ふ、んっ…」
いつかのオナニーとは違い、口を閉じて鼻で荒い息をしながら、一心に腰を打ち込む。
穴にペニスを突き入れて腰を使うという行為が、牡の本能を刺激するのか、熱中度は前回より高いように見える。
快楽を貪ろうと必になって腰を振る姿は、少し滑稽で、どこかいじらしくもあった。
(アッ君、精一杯腰を振ってる…一生懸命になるぐらい興奮して、とても気持ちいいんだ…)
もっと彼の硬さを、勢いを感じようと、指を動かして握りを変えてみる。
「ん、はぁ…っ…!っ、んあっ!」
圧迫箇所が変わり、責められる部位の変わった締まりに、上擦った声が吐き出された。
前回は彼女の前で三回も精を迸らせ、少しはオナ見せ行為にも耐性がついたと思っていた。
しかしいざ事を始めると、それが間違いであることを少年は思い知らされた。
「あっ…ん、んうぅっ…っ!」
正座で座るエミの両側に手を置き、膝前に構えたオナホに向かってヘコヘコと腰を使う。
(一人でっ、腰振ってるところ、見られちゃってる…っ…!)
自分の高まりを手で扱くより遥かに惨めな姿を、至近距離からじっと見られる。
透明素材のせいで、人口膣の中で悶える勃起まで観察され、正に逃げ場のない状態だ。
(…恥ずか、しい…のにぃ…っ…!)
しかしこの状況に、彼は性的な興奮を感じていた。
行為を見られるのにも多少は慣れたおかげか、以前より素直に興奮を性感に上乗せできた。
グプッ、グポッ、グプッ…
調子の出てきた少年のピストン。牡の愉悦を紡ぐ、逞しい腰突きのリズムの最中。
「あ、くうっ!」
予期しない感触が肉棒を襲い、口から調子を乱す不協和音が放たれる。
音の原因は、オナホを支え持つ彼女の手。細く白い指が、僅かに動いていた。
ゆっくりと、だが着実に。少年の肉棒をオナホの上から愛撫するように蠢いていた。
- 41 :
-
(アッ君…私の指で気持ちよくなってる…)
束ねたティッシュの先で、くすぐる様な愛撫を見舞った時よりも、はっきりした喘ぎ声。
自分の指の蠢きに合わせて、少年が気持ち良さそうに腰を震わせた。
「っふ…んっ……あぅっ!」
肉棒の突入に合わせて手を握り締めると、スイッチを入れたように淫らな音色が鳴り響く。
(指をうにうにさせると、うっううっ…って。何だか…可愛い)
当初の目的も忘れて指を動かす彼女の目が、ふと少年の両手に行き着く。
見てる分にも辛そうな体制で、もう少し身体を寄せて何かに掴まった方がやり易そうだ。
(何か、掴まれそうなもの……)
スイッチの入りかけていた彼女の目が、ついと自分の胸元を見た。
「アッ君、あの、その体制じゃやり辛い…よね?」
彼の様子を慮ってか、エミから声が掛かる。確かに手を広げての前傾姿勢は少し辛い。
「だから………ここに、掴まって?」
そう言って手で指し示した先は、彼女自身の胸元。
「……え?」
思わず腰を止めて、間抜けな声を出してしまう。
(そこって、オ、オッパイだよ…ね?)
Eカップに届きそうな豊かな乳房。
ただ歩くだけでもプルンプルンと牡を誘う堪らない動きに、少年も何度目を奪われただろうか。
「大きさは少しはあるから、掴みやすいと思うし…ね?」
確かに、鷲掴みにしても手に収まりそうにない程の巨塊なら、その役目を果たせるだろう。
「でも、あの…」
手で持って支えるだけなら肩もある。何より、そんな所へ触って大丈夫なのか…
コクン
彼女の小さな頷き。それだけで、少年の全ての疑問に大丈夫と答える。
「……そ、それじゃあ……お願い、できる?」
結局あの膨らみに手を伸ばし、柔らかさを感じたいと言う、根源的誘惑には勝てなかった。
- 42 :
-
「ちょっと待ってね」
片手を背中に伸ばして何かを弄り始めると、パチっと言う微かな音が聞こえた。
(ブラ、外しちゃった…!?)
白いカーディガンの下、黒のワンピースを押し上げる胸は、ノーブラ…
オナホールの中の肉棒へ更に血が集まり、大きさを、硬さを、そして熱さを増していく。
スウッ…
後ろ手に、水色をしたフルカップのブラジャーを抜き取り、背後に軽く投げた。
「それじゃあ、あの……どうぞ」
流石に恥ずかしいのか、少し俯き加減な火照り顔を見せながら、それでも捧げるように胸を少しだけ突き出す。
「う、うん……」
彼女の求めに応じ、その胸元へと両手を伸ばす。
これからオッパイを触るんだ……その認識一つだけで、頭に興奮と血が上ってしまう。
心臓の激しい鼓動は、胸だけでなく頭にも響いて、重低音のドラムを鳴らしているようだ。
(オッパイ…本物のオッパイ……)
やがて緩く広げられた十本の指先が、二つのマシュマロへと降り立った。
フニュウッ…
薄いワンピースの布地越しに感じる、蕩けそうな柔らかさ。
軽く触れただけの指先は、少し力を入れただけで、簡単に少年の指先を柔肉の中へと誘う。
(すごい…こんなに柔らかいのか…!)
ただ柔らかいだけではない、指を仄かに押し返す弾力は、若い瑞々しさのおかげだろう。
下側から手を添えて支え持つと、乳房の重みが腕に圧し掛かってくる。
(意外と重いな…)
母性の重さを体感しながら、指でマッサージをするように優しく揉み始める。
「んっ…」
吐息のような彼女の声。エミが初めて発した、性感への素直な反応の歌声。
そして俯き加減な彼女の潤んだ瞳に、険しい拒絶の色は見当たらない。
(エミ…感じてる…!)
そのまま乱暴にならないよう慎重を期して、ねちっこく乳肉を解していった。
- 43 :
-
(アッ君に、胸揉まれちゃってる…!)
自ら進んで双球を触らせたエミだが、内心は激しく混乱していた。
年下の少年に、自慰行為をさせながら胸を触らせると言う破廉恥すぎる行為。
傍目には痴女にしか見えない状況の中で、紛れも無い興奮と心地良さを感じていた。
「っ…ぁっ…」
自分の乳房に初めて触れる、男の手。だけど嫌な感じはしない、大好きな彼なら大丈夫…
初体験故にぎこちなさを残しながらも、たわわに実った果実を一皮残さず味わおうとする、ねっとりとした愛撫は、
エミの官能へ確実に楔を打ち込んでいた。
やがて乳房をたっぷり味わった指が、胸の先に息づく頂点へと走る。
自然な動きで頂上に辿りついた人差し指は、そのまま乳首の周りを這いだした。
「ん、んっ…!」
乳肉の、マッサージの心地良さにくすぐったさを足した様な愉悦とは異なる、鋭敏な快感。
(アッ君の指、エッチすぎ…っ…!)
徐々に大きくなり始めた蕾を、今度は二本の指で挟み、クリクリと交互に擦りたてる。
「あっ、んぅっ……んっ……!」
少年の巧みな乳首責めに、彼女の快感と熱情の篭った鳴き声が、部屋の中に流れていった。
(乳首が勃ってきた…!)
指の間の愛らしい蕾が、急激に膨らみ始める。
柔らかい突起は、あっと言う間にコリコリとした弾力に変化し、その身を指に押し付けてくる。
自分の乳首開発で鍛えた愛撫の技を、まさか女性相手に使うとは夢にも思わなかった…
すっかり育った肉の芽に追撃を掛けようとすると、オナホを握る彼女の手に力が入る。
「んうっ…!」
彼女のもたらした締め付けを合図に、忘れられていた少年の腰がピストンを再開した。
グプゥ…ッ グポッグポッ…
盛んに突き入れられる高まりを、蛇腹の数々が迎え撃ち、侵入者に淫らな反撃を繰り返す。
さらに、深い部分に生えたイボは、少し硬めの弾力で快感のツボを突いてくる。
普段なら硬過ぎと感じる内部も、興奮しきった牡幹には丁度良い具合だった。
「はっ、ふあぁっ…!はぅ…っ…!」
豊満な肉に指を埋めながら腰を振る。本能を直撃する柔らかさが触覚からも興奮を煽った。
喜悦に喉を反らして顔を上げた先には、恥ずかしそうに頬を赤らめたエミの顔。
意外な程近くにある表情は、快感に瞳を泳がせ、唇からの熱い溜息が少年の頬を撫でた。
(感じてる…僕の指で気持ちよくなってる…!)
自分の愛撫が彼女を悦ばせている…これまで経験した事のない、責める側の興奮。
初めての熱情が頭をダイレクトに刺激し、ピストンをより早く、より激しくさせた。
- 44 :
-
(アッ君、じっと見てる…んっ)
欲情した牡の不躾な視線を感じながら、快感に乱れる自分の痴態を止められなかった。
恍惚に染まった二人の貌が、相手の媚態に誘われる様に少しずつ距離を縮めていく。
肉悦を含んだ吐息が絡み合い、その息吹の熱さや勢いがはっきりと感じられる間合い。
遂には僅か数cmの距離にまで近づき、二人で昂ぶりを分かち合う。
「ふぁっ、くっ…うっ!」
その時、少年の突き込みが自身の良いところを擦ったのだろうか。
一際甲高い声と共に上半身が大きくしなると、僅かだった二人の距離が零へと近づき…
チュッ…
唇同士が触れ合った。
「っ!!」
途端に、ビクっと電気ショックを受けたように身体を跳ねさせ、慌てて仰け反る少年。
「あの、ごめん!」
狼狽した口調で謝る彼に、だがエミの内心を占めるのは、ときめき色の昂ぶりだけだった。
(チュって…しちゃった……キス)
唇の先端同士が一瞬触れただけの、キスと呼べるかどうかも怪しい触れ合い。
だが効果は覿面で、瞬く間に彼女の表情が、熱に浮かされた様な惚けた顔に変わっていく。
(けど…嫌じゃない、怖くなかった…ううん……嬉しかった)
コンマの世界で感じた、柔らかい肉感。少し濡れた感触。体温の温かさ。
淡い恋愛感情を抱く相手との口付けが、真実であることの何よりの証。
「その、つい当たっちゃって…」
一生懸命に謝る彼を見て、嫌じゃないと、嬉しいと伝えたかった…言葉よりも、明確に。
「…ん……」
瞼を閉じ、頤を少しだけ突き出して、自らの唇を目の前の少年に捧げた。
- 45 :
-
目を瞑って口を突き出すエミの姿を見て、少年の自制心は遂に瓦解した。
「んっ…」
彼女の口に顔を近づけると、自分も目を瞑って、しっかりと唇を合わせる。
(キスしちゃった…!…ちゃんとした、キス…!)
確かに重なる唇同士。今度こそ正真正銘のファーストキスだった。
彼女も興奮しているのだろうか、火照った鼻息が吹きかけられて、少しこそばゆい。
チュッ…ンチュ…ッ…
初めて同士故にぎこちないが、それ故にひたむきな熱い交わり。
プニプニした柔らかな感触をもっと感じたくて、夢中になって唇を這わし始めた。
(柔らかくて、なんか気持ちいい…)
一組の濡れた柔肉が互いに捏ねくり合う、唇同士の愛撫…
初めての経験に興奮した少年の欲望は、止まっていた腰に再び火を入れた。
(キス…キスしてる。アッ君と、キスしちゃってる…!)
貪るように唇を合わせる二人。やがて少年の腰と手が再び動き出して性感を分かち合った。
「ん、はむっ…んぅ……ふぅ…っ」
異性に胸を愛撫されながらのファーストキスと言う、初めてづくしの行為の連続。
キスはイチゴ味とはいかないが、無味無臭のそれは強いて言うなら少年の肉の味だろうか。
(アッ君…アッ君……んっ…)
自身の想いと火照りを伝えたい…口を強く押し付けて、唇と共に思いの丈をぶつける。
さらに少年の下唇を咥え込むと、フニフニと揉み解すような連続攻撃を見舞う。
彼女自身も驚くほどの積極的な行為は、自分以上に少年を興奮させ、手の中で猛る少年器官の絶頂を早めた。
乳房の溢れそうな柔らかさ、キスの感触、そして股間のオナホの快感。
三重苦ならぬ性の三重喜に沸いた興奮は、少年の我慢の沸点をあっという間に突破した。
「は、ぁん…むっ……っんぅ!」
睾丸の奥に集中する神経、熱い塊、蠢く『何か』。
牡の生きる意義、最大の快楽を前に、だが少年の関心は唇と両手に集中していた。
興奮のせいで乱雑になりがちな手を諫めながら、乳肉を優しく揉みしだくと、ご褒美代わりの熱い声が少年の耳を楽しませて、
行為に拍車を掛ける。
その必な手つきは、まるでお気に入りの玩具で遊ぶ子供のようだ。
蕩けそうなマシュマロを堪能する間も、少年の射精感はグングンとメーターを上げてくる。
最後の境界を跨ぐ寸前の射精感をそのままに、作業機械の如く腰を振って、硬めのヒダとイボの数々に肉棒を擦りつけた。
「あむっ……っ、くぅ!」
腰と手を動かす間も、唇同士で繋がる二人の熱いキスは続いていた。
少年の下唇を咥えるエミの上唇を咥え返すと、舌を繰り出して艶やかな唇表面を舐め上げ、ねっとりと味わうように這わせる。
すると彼女からの反撃の舌責めが、彼の下唇を同じく嬲り始める。
それだけでなく僅かに開いた口から、ぎこちないながらも彼女の舌先が捻じ込まれてきた。
口内で感じる、彼女の舌の温かさ…
初めての衝撃は、白濁の奔流を食い止める自制と言う名のダムを、決壊させるのに十分な破壊力だった。
(っ!来ちゃった!?まず、いっ…!)
気づいた時には、確かな手ごたえの感触が、自分の奥底から動き始めた。
- 46 :
-
(アッ君……アッ君…!)
少年の口内に舌を入れ、自分の上唇を舐め回す舌を、裏側から舐め返す。
こうしたテクも、いつかこのような状況が来ると信じて、様々な技巧を勉強した成果だ。
チュッ、クプッ……プフゥ…
口を大きめに開くと、今度はお返しとばかりに彼の舌がエミの口中に侵入して来た。
(熱くてヌルヌルして…だけど、嫌じゃないし……私も、興奮しちゃってる…)
唾液を交換しながら、相手の口腔粘膜を激しく、そして淫らに犯し合う二人。
やがて交差する熱い舌同士は、絡み合いながら互いを愛撫し始める。
「んっ…は、ぁっ…っ!」
まるで蛇の交尾のような、隙間無く密着して相方と触れ合う行為に、少年も限界が近い。
彼の全身が強張ったと思うと、鼻息がさらに荒くなり始める。
開いたままの口から漏れ出す喘ぎ声も、かすれる程高い感極まった声色に変わっていた。
最後の瞬間が近づくにつれて、腰とは逆に、舌と手は動き少なく雑になっていく。
だがそれを補うように、彼女の口唇愛撫は、より激しく大胆に少年を責め立てた。
「はっ、ふぅ、っ、はぁ…っ!」
肉棒の根元から昇り来る奔流を感じながら、守り一方となった少年。
目を瞑ったままの暗闇の世界で、確かな三つの感触に、射精の快感が付け足される直前。
フッ…
もはや胸に添えるだけとなった彼の右手に、柔らかくて温かい感触が覆いかぶさる。
それがエミの掌だと気づくのと同時に、肉棒がブワっと限界を超えて膨らみ…
「はぁっ…っ、ふくぅ…っう!!」
溜まりに溜まった、牡の熱情を開放した。
ビュビュウゥーッ!
オナホの中に勢いよく注がれる、欲望の証。
激しく動いていた腰を止め、頭を真っ白にする熱い性感に身を任せる。
透明な素材の向こうには、ビクビクとわななきながら白濁粘液をひり出す牡幹が見えた。
「あふぁ…っ!んうぅっ、うむっ!」
股間の筋肉が射精運動をする度に、お尻がキュッと締まってえくぼを作り上げる。
はしたない律動に合わせて、しゃくり上げる亀頭がオナホ内のイボに当たり、
過敏を通り越して苛烈なほどの刺激をもたらす。
舌足らずなよがり声を上げる口からは、断末魔のように尖った舌が伸び出していた。
その舌先へエミが吸い付くと、唇で扱き上げながら緩やかにしゃぶり始めてしまった。
チュクッ、プチュッ…チュウゥ…ッ
不慣れながらも、必に舌を絡ませて表面を舐め上げ、いやらしい湿った音を撒き散らす。
「ん、はっ…あふぅ……うむ…ん…」
精液と共に獣欲を吐き出す少年に、破廉恥な舌技が興奮を注ぎ足していった。
ビュルッ…プビュル…ゥ…
エミの左手の中にある肉棒が、もう幾度目かも分からない脈打ちを行う。
(アッ君のビクビク、収まってきてるのかな…)
尚も腰を小刻みに震わせて、精液を捻り出そうとするが、少量の雫が弾けるだけ。
彼女の方は、未だに頭の中を官能で満たしたままだが、発散のしようがない。
愛撫の技を緩めて、咥えていた少年の舌を名残惜しげに開放すると、
愛撫を受けていた少年の口端から、どちらの物とも知れぬ透明な唾液が流れ落ちていった。
- 47 :
-
「はっ…っ、ふぁ、あ……っ」
酸素を求める浅い呼吸と引き換えに、少年の内に燻る淫熱が吐き出される。
硬直を解き始めた股間の高まりと同じく、全身から緊張が失せていく。
強張った太腿や尻肉に浮き出ていた筋肉も、薄い脂肪の下にすっかり隠れてしまった。
「はぁぁ……っ…ふぅ………」
今は怖いほどの熱狂に代わって、精気を全て吐き出した様な虚脱感が身体を支配する。
そんな気だるさを抱えた身体とは逆に、欲望を出すだけ出して明瞭になった頭が最初に認識したのは、
肌を接する彼女の柔らかい唇だった。
(僕…キス、してる……)
すぐ近くから吹きかけられる彼女の息。熱い風が肌を撫でるのが、少しこそばゆい。
この感触に浸っていたいと思う本能を抑え、自分の口に吸い付く唇を優しく引き離す。
チュプッ…
離れる二人の唇。その間を透明な糸が繋ぎ、名残惜しげに互いを結び付ける。
目を開くと、真っ赤に茹で上がったまま目を閉じるエミの顔が、至近距離にあった。
(エッチくって色っぽくて……でも、可愛いなぁ…)
情事に慣れない少女のような健気さと、年上の色香を合わせた表情。
彼女の顔に魅入っていると、収まっていた胸の鼓動が再び早鐘を打ち始める。
このまま再び唇を合わせたい衝動を、だが少年は我慢してエミの反応を待った。
「んっ…」
しばらくすると、閉じていた彼女の瞼が薄っすらと開く。
「…ぁ……」
見つめられるのが恥ずかしいのか、顔を俯かせると上目遣いの視線を送ってきた。
(うっ…またそんな可愛い顔して、卑怯だよ…)
少年にとっては反則級の愛らしさ。もう少し見ていたいが、その前に確かめなければならない事がある。
「あの…キス……しちゃった、ね」
静かな一言で、彼女に切り出す。
コクン
俯いたままの頷きが返る。その言葉を予期していたのか待っていたのか、素早い反応だ。
「………あの、僕……」
だがここからが本番だ。行為の最中の、唇を突き出してキスをせがむ様な彼女の行動。
「…キスは初めてだったけど、嬉しくて…あの、エミが僕の、初めての人だったから」
あの行動の意味…しかしそれを彼女に聞いて、答えを求めるのは酷だろう。
「……僕、エミのことが……好き」
勘違いや振られることを覚悟で、自分から旗幟を明確にした。
「エミも、同じ気持ちだったら…すごく嬉しい」
緊張を色濃く残した、ガチガチになりながらの告白。
左胸に添えたままの手に伝わる鼓動が、早まった気がした。
- 48 :
-
(好き、好きって…アッ君に、好きって言われちゃった!!)
一方、告白を受けた彼女の内心は、歓喜と混乱がカーニバルを共同開催していた。
(早く、私も好きって、大好きって言わないと…!)
人生初めての恋愛イベントに舞い上がって、そのまま大気圏を突破しそうな勢いだ。
早く返事をと気持ちは急くが、脳内の言語中枢が旅行にでも出かけたかのように、言葉を出せないでいた。
コクン…
小さな頷き一つ。だがそれが彼女にとって精一杯の返事。
「……!」
私もアッ君が好き…
役立たずの口は捨て置いて、僅かな動作で思慕を伝えると、心配そうだった少年の表情が一転する。
固く結んだ口元が笑みの形に綻び、不安げな瞳も喜び一色に染まって、嬉しさを体現した。
「私もアッ君が…ファーストキスの相手で…よかった」
一瞬で華咲いた少年の様子に、ようやく彼女の緊張も解れたらしい。
仕事を再開したシナプスが、はにかみ気味の小さな声で思いの丈を紡いだ。
(これで、僕たち……恋人、なんだよね)
初めての告白で想いを遂げると、実感よりも先に気恥ずかしさが顔を出してくる。
最近は自然と恋人同士みたいな世界を作ることの多い二人だが、今の空気はそれ以上だ。
二人で照れ笑いを浮かべ、モジモジしながら見つめ合っていると、少年の右手に重なるエミの手が動き出す。
(…んっと…こういうことかな?)
指と指を合わせようとする動きに、何か思い当たるものがあるらしい。
乳房から手を離し、彼女の掌に自分の掌を重ねると、互いに指を絡ませた。
所謂恋人握り。どうやら勘は当たったようで、彼女の表情に一層の喜びが加わる。
その嬉しそうな様子に誘われ、自然と顔を近づけると、エミも同じく顔を寄せてくる。
どんどん狭まる二人の距離。その先にある当然の帰結は…
ンチュッ…
そうすることが当然であるかの如く、二人の唇が重なり合う。
「んっ……」
余分なノイズの無い、純粋なキス。
(…オナホに入れたまんまじゃ、いまいち決まらないけど……まぁ…いいかな)
傍から見た姿は、オナホに萎えた若茎を入れたままだが、そこには目を瞑って唇の感触に集中した。
- 49 :
-
二人が相棒から恋人に変わって、一時間ほどイチャついて恋人空間を楽しんだ後。
玄関には、帰宅時間を迎えた少年と、それを見送るエミの姿があった。
「じゃ……また」
「うん、また連絡するね」
名残惜しいが、泊まっていくわけにもいかない。
身を屈めて顔を寄せてくる彼女に、素早く触れるだけのキスを見舞う。
一時間の間に散々やって、もう何度目かも分からない口付けを終えると、後ろ髪引かれる思いで扉を開け…
「あっ、ちょっと待って!」
寸前で彼女の声が、少年を呼び止めた。
「今持ってくるから、ちょっと待ってて」
何か渡す物があるのだろうか。小走りで部屋の奥に行くと、戸棚を開ける音が聞こえる。
(なんだろ…お土産か何かかな?)
「お待たせっ」
頭に疑問を浮かべていると、赤ら顔の恋人が急いた歩みで戻ってきた。
「あの…これ、持っていって、使って…欲しいの」
差し出されたのは、デパートの土産物等を入れる小さな紙袋。
(何か様子が…どうしたんだろ?)
少しだけ緊張した雰囲気の目線。顔の火照りも、急いで動いただけにしては赤過ぎだ。
とりあえず紙袋を受け取って中を覗くと、そこには…
(…えっ……パ、パンティ…!?)
おそらくエミの物であろう、大量の下着が入っていた。
- 50 :
-
「あの、会えない時にしたくなったら、その……使って欲しいなぁって…」
思いも寄らない衝撃のプレゼントに、一時的に思考を放棄してしまう。
「…もしかして……引いちゃうかな」
待っても反応を返さない少年に、心配になったのか少し抑え目の声が掛かる。
「ううんっ!そんなことない…嬉しい、嬉しいよ」
随分と大胆な贈り物だが、慌てて答える声色には、負の感情は見えない。
恋人の生下着を使ったパンティオナニー…オナニスト中級の少年が、嬉しくない訳がなかった。
「本当…?本当に?」
「うん、ちょっと恥ずかしいけど……あの、我慢できなくなったら…使わせてもらうね」
演技の欠片もない本心からの言葉が届いたのか、エミの顔に再び明るさが戻る。
「それでね、こっちのビニールに入ってるのは、洗濯済みの下着。で、こっちが…」
調子が戻ると、今度は袋の中身を指差しながら、内容の説明を始める。
「それで、最後にこれが…」
一つのビニール袋を取り出す。透明な袋の中には、一枚の明るい水色のショーツ。
白いフリルに縁取られた、シンプルながら適度に可愛らしいデザインだ。
(あれ…どこかで見たような…)
ふとした既視感。だが自分で答えを探し出すより先に、下着の持ち主から答えが出た。
「…さっきまで、私が穿いてたショーツ」
最後の最後で、とんでもない破壊力の一品。
差し出された一枚を受け取ると、薄いビニール越しにだが微かな温もりが感じられた。
(まだ、あったかい…これがエミの…オマンコに……)
ググゥッ…
少年の股間が、草の芽の成長を早送りで見るように、急激に盛り上がり始める。
生々しい体温の残り香は、少年に小さな下着に包まれた秘部を想像させたようだ。
「ぁ…っ」
牡として正常な反応を、いち早く見つけた彼女の口から、小さな驚きの声が漏れ出る。
(う……また、やっちゃった…)
何時かの車内での情事。エミに勃起を見咎められ、三度目の滾りを放った事を思い出す。
(こんなにしょっちゅう勃たせてたら、かっこ悪いよ…)
股間の正直息子には悪いが、ここは気づかなかった事にしてスルーするのが一番だろう。
努めてさり気なく、手中のパンティーを紙袋に入れようと動き始める少年に。
「アッ君の家って、門限…まだ大丈夫?」
機先を制するエミの一言。
「うちはまだ大丈夫。一時間は余裕見てるから」
「そう、なんだ…」
どこか焦った雰囲気の思案顔で、一人頷く。
「…あのね、男の人って、あの、こういうのって…脱ぎたてが良いって…聞いたの…」
ドクンッ…少年の胸の動悸が1テンポ早まる。
「まだ、暖かいし…」
頭の芯が熱く火照っていく。この後の展開が容易に想像できるからだ。
「もしアッ君が、良かったらだけど…」
高まる熱は、頭だけでなく股間の肉棒にも集中し、その強靭さを銅から鋼鉄にランクアップさせる。
「…あの、ね………してく?」
コクン
少年の首が、ゆっくりと、だが躊躇いなく。
縦に動いた。
エミの部屋の玄関が開くのは、それから四十分程経ってからだった。
続く
- 51 :
- 以上です。
次の投稿は、いつもより遅くなるかもしれません。
- 52 :
- >>30-34
抜けてましたが、読んでもらってありがとうです!
やはり少年同士の方が、反応いいのかな…
- 53 :
- 自分はエミちゃんとの絡みが好きだぞ!!
今回も乙!毎回楽しませてもらってます!
- 54 :
- 毎度乙です!
しかしここのパンツプレイが見たかった・・・。またいつか書いて下さい!
- 55 :
- 今回も良かった!!超乙!!
つかここまでやって終了とはエミちゃんも可哀想だな・・・きっとぐしょぐしょに濡れてるだろうに・・・
男のオナニーって縛りがあるとはいえ、二人には幸せになって欲しいもんだ
そして少年がとうとう彼女持ちに・・・おめでとう(´;ω;)別に泣いてないから気にすんな・・・グス
>やはり少年同士の方が
いやそんなことはないと思うぞ。気にせずおまいさんの感性を貫いて欲しい。毎回まじでエロいし萌えるし最高だから
登場キャラも増えてきて、物語としても面白くなってきた
今後どうなってどう着地させるのか書き主のテクに期待。
- 56 :
- 伝統保守
- 57 :
- ソープランド君の続編マダー
- 58 :
- >>57
すみません、一応あちらも巡回はしているので、別スレでの事はそちらでお願いします。
既に全文完成して、文章のチェックをしている段階なので、明日夜をお待ちください。
それにしても、投下予定前日にスナイプとは…
- 59 :
- ん?別スレってなんぞ他にも投下してるの?
是非とも見たい
- 60 :
- >>59
今日完結しましたが、ショタとお兄さんスレで連載を一本やっています。
スレ内でCoDで検索すれば多分見つかると思います。
- 61 :
- しこしこ保守主義
ちんちんの気持ちよさが最高に伝わってくる文章を期待
- 62 :
- ホモ的な要素ではないつもりなんだけど、何らかのシチュエーションで「他の男の精液」を潤滑油にしてオナニーする話を妄想してる
- 63 :
- 男の娘アイドルが、男性ホルモンを増進させないために禁欲を強制させられる話とかみてみたい。
私室やトイレにまで監視カメラをつけられ、生活を管理される。
最初はカメラがつけられていることなど露知らず、
「オナニーしたら折檻だからな」と厳しく言われていたにも関わらず、
何カ月もの禁欲生活が堪えてその可愛らしい性器を擦りつけてしまう毎日。
敏腕にして剛腕の巨漢マネージャーも汁遊び程度であれば黙認していたが、
ある日………………
「あぁぁ…………だめだよ、出したいよぉ……!!
あっ、あっ、あっ、はぁんッダメととまらないでちゃうぅぅッ――――!!」
と、可愛らしい喘ぎをもらしながらもの凄いいきおいの精液を射精してしまう。
経験者ならわかるとおもうが、射精は時を経れば経るほど快感や精液の量が増す。
個人差はあれど、それが一カ月単位ともなるとすさまじい衝撃が体中をかけぬけるのだ。
るせあ(仮)は、久しぶりにもほどがあるオナニーの凄絶な気持ちよさに、
舌を突き出しながらものすごい涎をたれながし、レイプ眼を虚空に漂わせ、
しばらくの間ビクンビクンと全身を震わせ、意識が失いかねないほどに悶絶していた。
そして、そこに入ってきたのが剛腕マネージャー礼南人(れなと)で…………
巧い人誰か文章化オナシャス
- 64 :
- >>62
誰かこのネタで一つよろしく
男の精液をローション変わりにするとかエロいな
- 65 :
- ほしゅっ!ほしゅっ!ほしゅっ!ほしゅっ!
どぴゅっ!!
- 66 :
- >>63
シチュエーションはいいけど名前に萎えた
- 67 :
- みんなこのスレ見て何してるの?教えて?ていうか、このスレ見てるのって
男なの?もしかして、おちんちんが大好きな変態なの?このスレのタイトル読んで理解して
それから開いて、読んで興奮して、それからティッシュを用意して…それで?
読みながら男の子がえっちなことして、気持ちよくなってること想像して興奮して勃起しちゃうんだね!?
そして、しこしこ…しこしこ…するんだね?おちんちんを…
そっか、でも、いいよ…ぼくもヘンタイだから一緒にオナニーしよ?ねえ、いいでしょ?
ていうか、もう、この文章読んでるだけでおちんちんから我慢汁出てるでしょ?
実はぼくもこんないやらしい文章を打ち込んでたらだんだん興奮してきて、
はしたなくおちんちん勃起してるんだよ。だから、ね、いいんだよ…一緒に、しよ?
しこしこしこしこ…あぁ気持ちいいよぉ…おちんちんしこしこしごくの好きぃぃ…
このスレ読んでるみんながしてると思うとなんか、すごく興奮する…
他にもエロパロ板にはまともなエロいのがいっぱいあるのにわざわざこれでしちゃうんだねw
いいよ!見ててあげるから一緒にどぴゅどぴゅしよ!!あぁ、イク!ぼくもイク!あああああ
出るよ、おちんちんからえっちな精液、どぴゅどぴゅって思いっきり気持ちよく出るぅうう!!!!
っていう感じで保守
新作に期待w
はい、キモイですw ごめんなさいw
- 68 :
- 保守
- 69 :
- これから大体9レスほどの短編を投下します。
・>>36の続きです。
・恋人のヌード写真を見ながら、それをオカズにボイスチャットでオナニー実況することに。
・当初は淫語責め要素がありましたが、詰め込みすぎになったので淫語は次回に分離しました。
・短編が入らなければ、次の次が一緒にオナ射君シリーズの最終回になります。
- 70 :
-
「なぁっ、EMPぃ!?」
穏やかな日が降り注ぐ、どこにでもありそうな住宅街の一角。
二階建て一軒屋の上階から、相手の見えない一人だけの会話が聞こえる。
姿の見える方は、PCデスクに備え付けた椅子に座り、ボイスチャット用のヘッドセットを装着した少年。
『痛っ…さっきからAB周りのFMGアサがっ』
ヘッドセットのスピーカー部分から聞こえる、少し緊迫した声。
もう一人の会話の相手は、先週相棒から恋人にランクアップしたエミだった。
「エミ、ヘリガンで援護するからCの裏取り」
二人とも互いの本名は既に知っているが、未だにオンラインIDで呼び合っている。
慣れもあるが、現実世界では互いにしか通じない秘密の名前みたいで素敵、等とバカップルそのものな理由で、
今でも二人は『アッ君』『エミ』のままだった。
今日は二人で、お気に入りのオンラインゲームを楽しんでいたところだった。
数時間セッションを楽しみ、暫しの休憩をボイスチャットに費やす二人。
主題を二転三転するお喋りは、何時の間にか小さな頃の思い出話に及んでいた。
「これが幼稚園の頃のかぁ…やっぱり目元は変わってないよ」
机の上のディスプレイに表示されているのは、一人の小さな女の子。
チャットの機能を使ってエミから送られてきた幼稚園時代の彼女の写真は、ホニャっと垂れた目元に辛うじて今の面影が残るが、
やはり十数年の歳月は大きい。
『オッパイも小さいなぁ…って思っちゃった?』
「っ、んなこと思わないよ。幼稚園児相手に」
二人が唇を合わせて以来、彼女の中で何かが吹っ切れたのか、性に関して積極的なのはエミの方で、
少年はそんな彼女の攻勢の前に防戦一方だった。
『それでね、これが……今の私』
(今の私?どういう意味だろ…)
少し強張った声と一緒に受信した画像が、画面いっぱいに表示された。
「ぇっ…」
イントネーションの狂った声が、少年の口を出る。
画面に表示されているのは、確かに見覚えのあるセミロングと丸っこい輪郭の顔立ち。
だが顔から下、彼女の豊満なスタイルを包むはずの服が見当たらない。
肌色一色。恥ずかしそうに全裸を曝すエミのヌード写真が表示されていた。
- 71 :
-
『あの、ね。直接だとちょっと恥ずかしいけど、写真ならって思って…』
「う、うん……」
恥ずかしさを誤魔化すように早口になる彼女とは逆に、少年の反応は静かで大人しい。
だがそれは、困惑や軽蔑の感情を抱いた訳ではない。
彼の意識と集中力の全てが、今は画面の中の裸体に向けられていた。
(………)
手を後ろに回し足を交差させたモデルの様なポーズで、照れた笑顔を浮かべる裸の彼女。
適度に脂の乗った艶体が、僅か数秒で少年を骨の髄まで魅了する。
唐突すぎるエミの初ヌードを前にして、困惑半分の頭をよそに股間の反応は迅速だ。
ムクッ…クッ…クッ……
短パンの中の若茎は早速その身を硬くして、生殖器としての準備を整えつつあった。
『…ねぇ……どうかな』
「うん……綺麗と、思うよ」
昂ぶりに掠れた声が素直な感想を述べる。
少年の冷静な部分が、もうちょっと気の利いた台詞を言えないのかと心の中で呆れるが、余裕の無い今の彼にはこれが最大限の賛美だった。
『本当?本当に?変なところ無いかな……あの、男の人に裸を見せるの…初めてで…』
男の目、しかも想い人に自分がどう映るのか気になるのだろう。
少し焦燥感の滲む声が、彼女の不安を言葉という音色で言い募る。
「変じゃないよ、綺麗だと思う。だって僕も…っん、うん」
そんな彼女を元気付けようと言いかけた台詞を、しかし慌てて途中で止めてしまう。
『僕も……何?』
興奮してオチンチンおっきくなった…好きな女性には格好をつけたいのが年頃の男、恥ずかしい姿を何度も見せた相手とは言え、
出来たての恋人に言うには躊躇いを感じる内容だ。
「いや、何でもないよ、本当に綺麗だよ」
不安を煽る言葉で話を終えてしまう…こういった経験の少ない少年の、痛恨の失敗だった。
『本当?嘘じゃない?…気になる』
「ホントだって、変な意味じゃないって」
余程気になるのか、それとも女の勘が何かを嗅ぎ取ったのか、妙に食い下がってくる。
『だったら教えて、言い掛けて止めるなんて気になる』
女性を讃える際の悪い例として、どこかの雑誌に掲載できそうなほど見事な悪循環だった。
- 72 :
-
『アッ君、もしかして…』
少年の頑なな態度に、彼女もピンと来たようだ。
『大きくなっちゃった?』
疑問から確信へとランクアップした推測が、彼女の口から飛び出て少年を撃ち抜く。
「……うん」
正確な言葉のヘッドショットに、少年も一撃代わりの完全肯定を返すのが精一杯。
『本当に?アッ君、私の裸で興奮できた?』
当人に悪気は無いのだろうが、まるで羞恥プレイの如き質問攻めに、少年も返答しづらい。
最小限度の返事で受け流すのが限界だった。
『あの、大きくなったって事は…したくなっちゃった、のかな……』
ピクッ
半勃ちレベルの肉棒が、僅かに震える。
『アッ君、したい…って事だよね…?』
五割ほどの勃起率を維持していた若茎が、水を得た植物のように急激に成長していく。
『スッキリしないと、元に戻らなくて大変だよね』
一言ごとにソッチの方へ話は傾いていくが、少年は言葉を挟まない。
恥ずかしい質問に答え難いのが半分。そしてもう半分は、このまま彼女に全てを任せ、淫らな展開に導いて欲しいという願望。
『あのね、だったら……して、いいよ……今』
そして、50%の期待が待ち望んでいた通りの展開に、話は流れていく。
- 73 :
-
『じゃあ、まずズボンとパンツ脱ごっか…あの、穿いたままだと汚れちゃうから、ね』
二人の行為は申し合わせたように、エミが少年を誘導する形を取る。
彼女も緊張しているらしく、興奮に上擦った声は途切れ気味だ。
しかし幸いにして、少年の両親が帰ってくるのは夕方以降。多少の遅延や痴態も問題ない。
短パンの腰ゴムを下着ごと握り、両方まとめてズルズルと下ろすと、中からビックリ箱の玩具のように直立した物体が飛び出してきた。
現れたのは屹立した少年器官。遮る物のない素肌の肢体に欲望を滾らせ、充血した海綿体の浅ましくも雄々しい姿を外界に露出する。
「ん…脱いだ」
一緒くたに脱ぎ去った短パンと下着は床に放り出され、身に着けているのはシンプルな黒地のTシャツだけだった。
『ティッシュは近くにある?』
「うん、机に置いてある」
これで全ての準備は整った。
「じゃあ、その……始める、ね」
『うん、オナニー…して』
エミの言葉を合図に、右手指を肉竿に添えると静かに包皮を下ろす。
硬さに若干の余裕を残す牡幹はまだ包皮を被ったままで、肉の張りも鏡面のような艶を見せる程ではない。
根元に引っ張られる皮に従い、亀頭の先に開いた1cmにも満たない赤いカルデラが面積を広げ、内に隠した尿道口のクレバスを露にする。
「ん…」
赤い湖が丘から小山へと徐々に露出を広げ、遂には包皮口がカリ首を乗り越える僅かな抵抗と共に、敏感な亀頭粘膜がその全身を現す。
鮮やか過ぎる紅色の先端は刺激に弱そうな粘膜質で、まだまだ皮膚化の兆候は無い。
陰毛の薄く茂る根元の手前。折り返し地点に到着した右手が、止まることなく反復する。
剥きたての包皮が、柔らかさを残す赤肉の過敏な表面を這い進み、優しく撫で上げる。
「ん、んぅ…っ…」
繊細な部分への淑やかな責めに、声が少しずつ大きくなるのを止められない。
『アッ君、今どんな風にしてるの…?』
エミが上下運動の仔細を聞いてくる。何度も彼女にオナニーを見せたことはあるが、口で説明するのはそれとは別種の恥ずかしさがある。
「一番最初、車の中で見せたときみたいに…」
『どんな…やり方で?』
間接的に皮オナを示唆して誤魔化すが、それで納得してはくれない。
本来なら他人に明かされる事の無い孤独な痴戯の詳細を、はっきり説明してと言い募る。
(なんか、これって…)
まるで普段妄想しているようなソフトM的展開に、内心は予想外の喜びに打ち震えながら、
とりあえず見せ掛けだけの抵抗でアリバイ作りに勤しむ。
「エミ…なんかオッサンみたい」
『いいのっ、私の方が年上なんだから……ねぇ、どんな風にオナニーしてるの?』
またエッチなスイッチが入りかけてる…だが少年にとってはむしろ大歓迎だった。
「皮を指で摘んで、皮の開いた口のとこでカリを扱くみたいに…」
言い寄られて仕方なく…恋人の要求を免罪符に、率先して恥ずかしい痴態を実況する。
『皮オナで…自分の皮に扱かれて、気持ちよくなってるの?』
恋人からの予想外の言葉責め。少年も自分の性嗜好を話したことは無いし、彼女にそういった趣味があるとも聞いていない。
或いはスイッチの影響かもしれない。
「うん…気持ちよくなってる」
だが戸惑う思考を尻目に、牡の獣欲と肉体はエミのか細い声に素直に反応する。
グッ、グッ、グゥッ…
まだ拡大の余地を残していた肉棒が、脈打つごとにどんどん膨らんでいく。
指先に感じていた柔らかさが筋肉のような張りに変わり、指をグイグイと押し上げる。
数秒と待たずに、いつも以上の早さで100%勃起の少年器官が完成した。
- 74 :
-
『今は…どこ見てる?』
「オッパイ…見てる」
完全に発情しきった牡幹を手に、本格的な自慰行為を始める少年。
そんな彼の目が真っ先に向いたのは、透き通るような雪の肌よりも純白の双丘だった。
平均を優に上回るDカップ超の豊乳は釣鐘型で、支える物の無い柔肉は大きさ故に僅かに垂れているが、
それでも若さの詰まった瑞々しい弾力は重力に逆らい、ふっくらとした円やかなカーブを描いている。
その頂点には、濃いピンクの大きな乳輪と、乳房とは反対の密やかな突起が芽吹いていた。
視覚から入って少年の脳細胞を、牡の本能を直撃する、若さの詰まった美味しそうな果実。
既に触り心地を堪能している少年の指先に、ただ柔らかいだけでは無い、しっかりした揉み応えを返す絶妙な張りが蘇り、
自らの高まりを扱く右手を更に加速させる。
『…変じゃないかな、私さよなら胸だし、そばかすも出てて…』
「そんな事無い、自然な感じで僕は好きだよ…エミが一番いい」
確かに右胸の上側にはそばかすが僅かに浮き、二つの乳房も左右へ分かれている。
だが多くのグラビアモデルやAV女優を見てきた少年には、不自然な整形美乳よりもエミの自然な体つきの方が好ましく思えた。
そして何より、自分の恋人の裸体。他の要素など関係無しに、彼女の肢体が少年にとっての『No1』であり『Only1』だった。
その証拠に右手に握られた高まりは、普段のオカズを使ったオナニーとは比べ物にならないほど赤く充血して、
張り詰めた剛直っぷりを誇示していた。
「今度は、乳首」
『ふふっ、やっぱりオッパイの次は乳首なんだ。乳首大好きだもんね』
白い柔胸の頂上。青く浮き出た血管が続く先には、500円玉より一回り大きな乳輪。
そしてその中心には、可愛らしいサイズの蕾が身を伸ばしていた。
「好きだけど、大好きって訳じゃ」
『でもアッ君の乳首弄り、すごく上手だったよ。ビックリしちゃった』
自分ので日々練習していますとは言えない…矛先をエミに返して、話を逸らしにかかる。
「エミだってエロいよ、あんなにビンビンにしたら触りたくなるのは当然だよ…っん…!」
コリコリした心地よい感触と、日頃の乳首開発が頭に浮かび、予想外の興奮を呼び起こす。
(まずっ…!)
新たな滾りはオナニーに浸る肉棒と重なり、軽い絶頂感を呼び込んでしまう。
早すぎる暴発を避ける為、暴れ回る高まりから手を離して少し落ち着かせる。
『今、感じちゃった?』
「うん…話してたら触ってる感触思い出して、そしたら軽いのがキュウって昇ってきた」
肉棒にまで上がってきた絶頂感が引くのを見計らって、右手の上下運動を再開した。
- 75 :
-
「っ、んうっ…今は、脚を見てる…っ」
大きめの尻から伸びる脚に集まる熱い視線…その様子を今度は自ら進んで語る。
「綺麗なラインだと思う。柔らかそうな太ももだし、見てるとその、興奮してきて…」
むっちりとしたボリュームの脂肪と、その下に見え隠れする筋肉の締まったライン。
二律背反を程よくブレンドした脚線美に手を這わせたい、激しく屹立した牡幹を擦り付け、ふっくらした柔肉と締まりのサンドイッチを楽しみたい…
欲望そのままの妄想が止まらない。
『興奮して、オチンチンもっと大きくしちゃう…?』
ヘッドセットから聞こえる淫らな合いの手が、脳内淫劇と右手の上下運動に勢いを注ぐ。
『他にどんなエッチな事考えてたの…?』
「太もも触ったり、あの、オチンチンを、擦り付けて腰振ったり…あっ」
男性器への恐怖症を持つ彼女に何てことを…思慮が働く前に言葉が口を衝いてしまった。
『大丈夫、こういうのなら怖くない…だから、アッ君のエッチな妄想教えて…?』
ツゥ……
エミの許しの言葉に、透明の汁が尿道口から垂れて一本道を作り上げた。
「太ももでオチンチン挟んで、んっ、腰を振って…それで、気持ちよくなって…」
画面の中のボリュームたっぷりの太ももに包まれて、そのまま牡の欲望を開放したい…
『そしたら射精して…私の脚に、精液出しちゃうの…?』
静かに質問するようでいて、その内実は少年をより淫らな妄想にかきたてる誘導。
「っ…うん、エミの太ももに、んっ…っ、精液っ、ぶっかけたい…っ…」
『エッチ…でも、今度やってみようか…太ももにピュピュって』
彼女の挑発まがいの語り口が、少年の妄想をより過激に燃え上がらせる。
『できるか分からないけれど、練習になるし試してみようよ。それまでは……今は私の写真でオナニーして、気持ちよくなって』
歯止めの利かない妄想と言葉責めそのものな彼女の声に、沸き立つ高揚感を抑えきれない。
クチュックチュ…クチュッ…
亀頭の先端から滝の如く溢れる肉汁が勃起を濡らし、敏感な亀頭を直接扱くと、鋭い性感と共に淫猥な粘質音を辺りに撒き散らした。
- 76 :
-
『次はどこを…じっくり見つめるの?』
「あのっ…っ、アソコ…」
胸、脚と来て、残ったオカズになりそうな部位は一つ。
全身画像の中心やや下。交差する脚の根元に茂る、手入れされ一塊に集まった黒い森。そして年齢の割には大人しい装いのシンプルな女陰。
最後まで取っておこうと、我慢して目を向けなかった深淵に視線が集まる。
『アソコって、オマンコのこと…?』
「うんっ、オマンコ…オマンコ見て、オマンコでオナニーしてる……!」
甲高い声が、強要された訳でもないのに恥ずかしい名前を連呼し、上気した顔や首筋を更に赤く染めた。
「んっ…オマンコのとこ、っ、拡大表示して見てみるね」
『私のって…変じゃないかな?』
人と比べておかしくないか…自分の性器に対する思春期のような不安が、童貞少年に聞くには不適当すぎる質問を言わせる。
「僕もあまり分からないけど…綺麗だと思う。ビラビラもあまりはみ出してないし…」
傍目には大人しめのラビアを備えた縦スジ。邪魔なモザイクの無い画像を見慣れた少年には何てことの無い代物。
だが少年にとって初めて見る恋人の秘裂、そしていつか自らの肉棒を埋め、欲望の精でその中を満たしたいと熱望する深淵。
込められた意味には天地の開きがある。
「今は、クリ…トリスを見てる…」
ヘソから太ももまでの部位を、画面いっぱいに写し出すディスプレイ。
大写しでより鮮明になった陰毛の下にあるのは、年頃の男の子にとっては最重要目標である女の秘裂。
大陰唇の土手の膨らみと小陰唇の僅かな綻び、そして淫核の小さな芽。
「なんか、ポチっとしてて…ちょっと可愛い…かな…っ」
平常時の若茎よりも遥かに小さな異物。この女性版ペニスが男の肉棒に勝るとも劣らない快楽器官であることは、知識として知っていた。
(二人で触り合ったら…指で挟んで軽く扱いたり、親指で先っぽを撫で回して…)
「…っあ!?っ、くむ…っ!」
二人で欲望の突起を触り合う妄想に、幾度目かの絶頂感が降り立つ。
迫る度に法悦の沸点が下がり、簡単に白濁を漏らしやすくなってしまった牡幹は、ビクッビクッと前後に大きく首を振って、
これ以上我慢出来ないと必に訴える。
(まずっ、もう我慢…無理っ駄目、だっ…!)
あと数回擦り上げたらという寸前のところで、辛うじて股間から手を離した。
- 77 :
-
「もう、そろそろ…っ…!」
『アッ君、射精しそうなの…?』
辛うじて暴発は回避できたが、股間の奥底に渦巻くエネルギーは、もはや外へ解放するしか収まりそうにない。
『最後は…どこを見ながら射精するの?』
「あのっ…ん……」
言い淀む口とは裏腹に、既に候補は決まっていた。彼女の目。少し恥ずかしそうな上目遣いの瞳に魅入りながら、微笑みを湛えた眼差しに自分を曝しながら欲望を吐き出したい…
(でも…変態って思われないかな)
見つめ合いながらの射精…身体を見ながらするより、遥かに恥ずかしい事に思えてしまう。
『やっぱり…目かな?』
思考のループに入りかけた少年を助けたのは、意外なことに当の対象本人だった。
「んむぁっ!?…な、なんで…?」
『だってアッ君、最後はいつも私の目を見てたでしょう…?』
確かに過去の行為を思い起こすと、車内での情事も彼女の下着の中に精を放った時も、全て最後は目を見ながらだった。
『変じゃないと思う。見つめ合いながらって少し恥ずかしいけど、最後まで二人一緒って感じがして嬉しいな』
少年の心情を察したエミが、変じゃないと、だから安心してと声をかける。しかし…
『だから、私の目を見ながら、その…ピュッピュって射精して…ね?』
続く彼女の一言。絶頂を目前にしたMっ子少年の背筋を優しく撫で上げる言い回しは、昇天への最後の一歩に足る後押しだった。
ビクビクッ!
「っ!?」
体内に溜まった圧力が自制と言う堰を乗り越え、唯一の出口を求めて動き出す。
動き出した先にあるのは、若い牡幹の先端。小さな切れ込みのような尿道口。
「やば、んっ!?」
まさかの言葉だけでの暴発。恋人の声一つで興奮し、はしたなく精液を噴射してしまう…
慌てて尻穴を締め付けて前立腺を固め、精液の流れを食い止めようとする。
『アッ君どうしたの…?』
自分の一言が射精の引き金になったとは知らず、エミが気遣わしげに声を掛ける。
尚も抵抗を続ける少年だが、境界を跨いだ白濁を押し留めるには何もかもが遅すぎた。
「くぁっ、んあぁっ…!」
『もしかして…』
勃起の根元にまで精液が昇ってきた時点で、その迸りを止める方法はない。
(もうっ、ダメ…!)
最後の最後で抵抗を諦め下肢から力を抜くと、途端に自らを貫く精液の奔流が加速する。
止めのオカズにとディスプレイの中の彼女の目に、自分の目を合わせた直後。
『精液…出る?』
射精を促すでもない静かな問い掛けを聞いた瞬間、首筋から頭に至るまでのラインが熱くなり、
とば口にまで迫ったザーメンが勢いよく体外へ飛び出した。
ビュプウゥッ!
「っく、んぅ!?」
第一射は、触れる者のないまま打ち上げ花火のように真上へと放たれる。
扱くことなく吐き出される白濁は、普段より若干勢いは鈍いが、何度感じても飽きることのない、
肉棒の中を突き抜ける激しい愉悦を少年に与えてくれる。
二発目を放とうと大きくしゃくり上げる勃起に、慌てて右手を伸ばして握ると、発射寸前の牡幹を猛然と扱き始める。
ピュルゥッ!ブピュゥッ!
法悦にイキついた少年器官を容赦なく扱き、快感と精子の詰まったミルクを下半身だけでなく全身に撒き散らす。
『アッ君…出ちゃった…?』
どんな男も、この時間だけは思慮も何も働かない。あるのは精液を吐き出す肉の悦びだけ。
エミの声を無視して、真っ白な悦びに満ちた脳が右手にだけ上下運動の命令を送り続ける。
「はっ、んあっ…っく……んうぅ!」
射精の脈動と共に口から迸る、まるで傷口を軽く撫でた時に似た呻き声。
短い発声が10回を越えた頃には、自らの右手に欲望の汁の大半を絞り取られてしまう。
身体に降り注ぐ白い雨も弱まり、手の動きが最後の快感を得る為の激しいものから、尿道の残滓を搾り出す乳搾りのような手捌きに変わる。
『…アッ君……終わった…?』
「はっ……っ、ふぅ……うん…終わった…」
恐る恐るといった風の静かなエミの問いに、息も荒いまま一言答えるのが精一杯だった。
- 78 :
-
行為の後の会話なら、これも寝物語なのだろうか。
ティッシュで体中に掛かった精液を拭き取りながら、少年にとって際どい会話が続く。
『アッ君、気持ちよかった?』
『最後はどこを見ながら射精したの?』
『普段よりも沢山出た?』
『どこが一番興奮した?』
射精後の気怠い時間に嵐のような質問攻めは辛いものがある。
(女の人って、した後は色々と話をしたくなるって何かに書いてあったな…)
胡乱な頭でそんな事を考えながら、これも自分を想ってのことと自らを納得させるが…
『アッ君が最後にキちゃったのって、もしかしたら…”私の目を見ながら射精して”って私が言ったから?』
よりによって一番知られたくない患部にメスが入る。
(もしかして、気づかれた!?…まずい、これだけはまずい…っ!)
鋭い指摘に脇腹を突かれたような気分だが、これ以上の追求は拙い事この上ない。
無二の相棒であり初めての恋人に”実は言葉責めされるの大好き”などと知られたら…
「そんなことないよ、ちょうどエミの写真を見直した瞬間にビクって来ちゃって…」
外面は平静を装いつつ内心ビクビクしながら、話を逸らそうと必に別の話題を捻り出そうとした。
続く
- 79 :
- 以上です。
- 80 :
- >>53-55
読んでもらって、ありがとうです!
保管庫代わりにPixivを使っているのですが、一緒にシリーズは他のオナ射君シリーズよりもブクマ率が低く、
ちょっと唸っていた時期だったので感想が非常に嬉しかったです。
Pixivには他スレへ投稿した作品も含めてほぼ全ての作品を上げているので、宜しかったらそちらも読んでみてください。
それとPixivでは既に宣言していますが、一緒に〜完結後にIFの話として♂♂ルートに行っちゃったオナ射君を作成しようと思っています。
ですが内容が最終話到達前からオナニーの範疇を越える内容な為、Pixivのみかショタ兄スレでの投稿になるかもしれません。
- 81 :
- 抜けてました。
>>54
一緒に〜の中か単発かは決まっていませんが、パンティーオナはやるかもしれません。
自分でもこれやっときゃ良かったなぁと後悔しているので。
- 82 :
- 幼馴染に見られちゃうシチュとか幼馴染に見てもらうシチュとか幼馴染に見せてあげるシチュとか幼馴染と見せ合うシチュとか良いよね
- 83 :
- >>81
ずっとROMだったけどいつもGJ
pixivで「オナ射君」「オナ射くん」「ショタ R-18」いろいろ検索したが出てこない
俺の探し方がまずいのか?タグ教えていただけるとうれしい
- 84 :
- >>83
読んでもらってありがとうです!
小説を「オカズにしてもいいのよ」タグで検索してみてください。
6/15現在このタグで小説を登録してるのは私だけなのを確認しています。
- 85 :
- >>80
今回も乙!堪能させてもらったわ…ふう…
エミちゃんの確信犯的な言葉攻めがエロイな。
そしてそれすら燃料にオナニーしちゃう少年はMカワイイ
いつも楽しませてもらってます、ありがとう!!
結末どうなるのかワクテカして待ってる!!
- 86 :
- いいねぇ…エミちゃんいいねぇ…!!
- 87 :
- エミちゃん人気ねーな
- 88 :
- オナ射組君まだー
- 89 :
- これから大体4レスほどの短編を投下します。
・中学生〜高校生ぐらいの男の子が、寝起きのまどろみのまま戯れにオチンチン弄り→枕オナニーしちゃいますが…
・オナニー特有の悪夢を、途中までですが書いてみました。
- 90 :
-
とある個室。窓の外からは曙を過ぎた陽の光が、ほの暗い空間を柔らかく切り裂く。
「んっ…ぅ」
差し込む光の先、ベッドに寝転がる一人の少年が、身じろぎしながら呻きを上げる。
秒単位で照射位置を変える朝日のライトが彼の顔面を捉えると、眉間にシワが寄って声もいよいよ大きくなってくる。
「…っ……んっ…」
強烈な光に耐え切れず、泡沫の世界を漂っていた少年の意識が、覚醒に向かい歩き始めた。
「んっ…む、うぅーっ……ふぅ…」
ベッドに身体を横たえたまま大きく一伸び。
(…ちょっと…早いかな…)
胡乱な頭が昨日と雰囲気の違う日光に気づき、薄く開けた目で近くの時計を見る。
(午前6時25分…30分以上か…)
通常の起床時間は午前7時、それなりに余裕を残しつつ二度寝には足りない微妙な時間。
仰向けの身体を横に向けると、頭が乗った大きめの枕を引っ張って胸に抱きしめる。
手持ち無沙汰の両手を落ち着かせると、何とはなしに窓から外を眺め、世界に太陽の光が溢れていく様子を意味無く観察した。
(………)
ふと、呆けていた意識がとある事柄に気づく。股間の突っ張った感じ、寝間着のズボンに鋭角のテントを作り上げる何か。
男性特有の生理現象…いわゆる朝立ちだ。
大きくなった器官は包皮を被ったままだが、既に六割以上の硬化率にまで達している。
若さ故に有り余る元気は、性的興奮によらずに十分な勃起を果たしていた。
(……っ…)
まだ完全に覚醒しない意識が、突っ張った感触に落ち着かない腰を前へ突き出させる。
「…ん……」
枕に潜り込んだ高まりから返ってきたのは、馴染み深い牡の性感。
肉棒に詰まった血液の中身が淫欲ではなく純粋な生気であっても、快楽神経はその役目を果たしてくれた。
とは言え、こんな光景はよくある事。戯れに肉棒を捏ねくり回し、尿意が込み上げるか母親が起こしに来るまでの時間を潰すだけの遊び。
少年が使う枕は、抱きしめると口元からへその下までをカバーするほどの大きさで、
低反発性の素材は苦しくない程度の弾力で彼の腹と腕を押し返す。
背を曲げて身体と枕の間に股間を挟み、腰を突き上げるように短いピストンを繰り出すと、
まだ余裕のある皮が枕の圧力で固定されて、包皮口にカリ首を扱かれる形になる。
更に低反発素材特有の硬く戻りの少ない弾力が、適度な圧迫責めを裏スジに見舞った。
「…んぅ……んっ…」
寝息とは違う、著しく穏やかさの減った鼻息。口は枕の端を咥えて呻き声を封じると、束の間の快楽に暫し身を任せた。
- 91 :
-
傍目には寝ぼけて枕に抱きつく男子学生。だが軽く目を閉じ、うっとりと感じ入る表情と小刻みな腰の動きは、明らかな淫行の兆し。
ベッドは嫌な音を立てず、衣擦れだけが夜明けの静寂に溶け込む。
サッ…シュッ…スゥッ…
小さな乾いた音がする度に、肉棒に詰まった元気が淫気に変わっていく。
その割合は徐々に欲望へと傾いていき、朝立ちでは難しい最大勃起へとひた走る。
グ…グゥ……グッ…グッ……
その身を順調に伸ばす高まりは、遂に皮帽子からすっかり頭を出すまでに成長する。
張り出したカリ首は包皮が戻るのを防ぎ、寝間着を挟んではいるが亀頭への直接摩擦に変わった刺激は、
硬くなって感度の上がった竿もあって、寝起きの官能をさらに呼び覚ましていった。
(…どうしよっかな…)
下は腰を振りつつ上半身はと言うと、まったり気分の頭がこれからの事をぼんやりと考えていた。
朝立ちオナニーは、基本的にあまり気持ちのいいものではない。ヤル気の乏しい頭に生理現象で勃っているだけの股間、
そして下半身の感覚も寝起きで十全ではなく、中途半端な快感になる事が少なくない。そのくせ通常より射精しやすいのだから質が悪い。
具合の不鮮明な今の快感を取るか、夜に取っておくか…ぼやけ頭の損得勘定。
だがそんな事とは関係無しに、目先の心地よさの為だけに動いていた腰がその軌道を変える。
枕の位置をずらして枕と股間の中心を合わせると、そこを基点に腰を回して円を描くように牡幹をウレタン素材に押し付ける。
これまでに無い横軸の摩擦が加わり、裏スジから幹の裏側に至る部位にジワジワと快美感が溜まっていく。
その下、精液を溜め込んだ肉色のクルミも恥ずかしい腰振りダンスに弄ばれ、危険な痛みと紙一重の微弱な性感を生み出す。
「ん…うんっ……ふぅ…」
掛け布団をはだけて枕を下に敷き、うつ伏せのまま突き出した尻をくねらせる少年。
パジャマの薄い生地が巻き上げられて、小さくキュッと締まった尻と野暮ったい白ブリーフのラインを浮き上がらせる。
こじんまりとした年頃の男の子らしいヒップが、さらなる肉悦を求めて踊る腰つきは、
可愛らしい顔立ちや中性的な容姿もあって、いけない艶かしさを匂わせていた。
ッ……ギッ…ギィ……
大きく激しくなる少年の腰捌き。衣擦れの微かな音を耳障りな軋みが打ち消し、その間隔も少しずつ短くなってきている。
股間はすっかり本気のエレクトを見せ、頭も大分覚醒しつつあるが尿意はその兆しを見せず、枕元の時計を見ても起床時間まで若干の余裕がある。
(…いいや、しちゃおっ)
目先の欲望に負けた浅はかな決断。何時もの一人遊びより鈍い快感、一日の始まりで無駄に疲れる行為。
無駄撃ちになるなぁ…と頭の半分が思いながら、射精目指して次の段階へ進む。
枕を手で掴んで折り曲げると、パジャマ越しのボーイスティックをふくよかな谷間に挟み、溝に沿って腰を前後させる。
パイズリに近い愛撫はペニスの裏側だけでなく両サイドにも圧迫責めができ、手の力を強めればきつい締め付けが射精への道程を早めてくれた。
- 92 :
-
「…っ、んっ…っふっ…」
遊び半分のオチンチン弄りから、本格的な枕オナニーへ。
二枚の布地を挟んだ擦りつけは手よりもどかしく、絶頂に近づく事はできても射精には後一歩物足りない…普段なら。
(んっ…やっぱ朝は早いな…)
射精の閾値の低い今の少年。小刻みな突き込みを見舞っていた腰の奥に、ドクドクと甘美な濃縮ジュースが溜まっていく。
匂い立つ新たな精の香りに誘われ、絶頂という名の獣が急速に走り寄ってくる。彼の無防備な理性がこの淫らな動物のアギトに咥え込まれれば、
たちまち白濁は一滴残らず吸い尽くされ、絞りカスを辺りに撒き散らすだろう…白ブリーフの中に。
(そろそろ準備を…っと)
ティッシュ箱に手を伸ばして紙束の塊をごっそり抜き取ると、布団の上に薄紙を敷き詰めて射精先を確保する。
最後の仕事をやり遂げた理性は頭の片隅へ引っ込み、代わりに調子の出てきた性欲が求めるままに腰のリミッターを解除した。
ギッ…ギシ、ギシッ…ギィッ…
性急な牡のリビドーを体現する破廉恥な前後運動に、ベッドが悲鳴を上げるがお構いなし。
このまま自堕落で惨めな腰振りで絶頂を迎えたい…半ば意地になって腰を振り、その激しさに見合った快感を下肢の一点にチャージして…
(ちょっと弱いけど、来たっ…)
最後に溜め込んだ愉悦を、一気に開放する。十代の少年にとっては生き甲斐の半分と言っても良い、種付け射精の絶頂感が込み上げてくる。
いつもより早いオーガズムの前兆を感じ取ると、必の腰振りにブーストを上乗せして天国への階段を駆け昇る。
(ギリギリまで、枕で…!)
ここまで来たら枕オナニーでイキたい…パンツを穿いたまま射精は出来ないが、
自慰行為を覚える前の小学生のような行為を、発射直前まで続ける魂胆らしい。
「んっ、はっ…ふっ、んぅ、っ…む…!」
短く放たれる吐息と区別のつかない声が、徐々に鋭い連続音へと変わっていき、腰のマシンガンピストンとシンクロする。
そして遂に、朝っぱらからの快楽漬けに根負けした脳が、枕オナニーを楽しむ下半身に射精命令を発した。
睾丸より内側の一点に感じていた存在感が一気に膨らんだかと思うと、輸精管を牡のミルクが押し通る感触が…
(来たっ、来る!)
慌てて身を起こして膝立ちになると、左手一本でパジャマと下着を掴んで一気に引き摺り下ろす。
腰ゴムに引っかかって下を向く肉棒をタイミング良く右手で掴むと、勢いをさずそのまま扱き始める。
2秒にも満たない間の妙技で辛くもパンツ内射精を避けると、今日はまだ先走りも出ていない牡の銃口をティッシュに向ける。
「くっ、んんっ!ふっ……ぅ!!」
硬い先端が紙束に狙いを付けた瞬間、少年の眉間に一際深いシワが刻まれた。
ビュルゥッ!
「っ!ん、んうぅっ!」
一本の線となって勢いよく弾け飛ぶ白濁の塊。朝一番の元気を込めた少年一番絞りが、快感と引き換えに虚しく放たれる。
下肢の奥に感じる圧迫感に似た快感も、狭い尿道を精液が貫き通る感触も100%とはいかないが、それでも若い牡には十分に足る歓喜。
枕オナニーで高まった勃起を一生懸命扱いて、小さな噴射口からホワイトジュースをひり出し続ける。
膝立ちの足首をピンと伸ばし、射精の脈動に合わせて腹をキュウっと引っ込める姿は、身体全体でエクスタシーの波を表現しているようだ。
チュン…チチッ…チュッチュン……
「うっ…ん!…んあぁ……っく…っ!」
パタパタッ…パッ…パタッ……
一日の始まりを告げる小鳥達のコーラスに、快楽の呻き声と、重ねた紙束に降りかかる精の雨音が重なる。
初弾の後も、短い間隔で飛沫が次々とティッシュに命中し、黄ばんだ乳白色と薄い半透明の粘液、
そしてティッシュの純白が歪んだ水玉模様を作り出す。
白濁の溜まった池からは芳醇とは言い難いザーメン臭が放たれ、既に部屋の中に漂い始めていた。
- 93 :
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二桁の吐精運動にいく前にザーメンの飛距離は明らかに落ち、右手のペニスも既に萎み始めている。
朝の光景とは対極的な行為も、そろそろ終わり…そう油断していたところへ。
ピピピッ!ピピピッ!ピピピッ!
「!!」
枕元の時計が、些か大きめの電子音で少年の起床時間を知らせる。
だが、射精後の虚脱感が頭を侵食し始めた絶妙のタイミングでの横槍は、意外な結果を生み出してしまう。
「んえっ……えっ!?く…が、がぁっ!」
不意の目覚ましにビックリした事と、寝起きで一部の部位だけを酷使する運動の連続に、右脹脛がこむら返りを起こしてしまった。
「つっ…ぐ、うっ…んん!!」
突如発生した引き攣る痛みに、抑えきれない正真正銘の呻き声が上がる。
痙攣する筋を右手で押さえ込んでこれ以上の悪化を防ぐが、なかなか痛みは引いてくれない。
ピピピッ!ピピピッ!ピピピッ!
耳障りな電子音をかき鳴す時計。
だが右足の異常事態を前に、歯を食いしばってその場にうずくまるのが精一杯の少年には、時計を止める余裕は無かった。
「ちょっとぉーっ、起きなさいよぉー」
今最も聞きたくなかった声。階下から母親が声を掛けてくる。
何時まで経っても止まらない目覚ましを心配しての事だろうが、しかしこの状況では余計な事この上ない。
(ティッシュを片付けないと…!)
いつもは母親に知られたくない一心で、精液処理に使ったティッシュはゴミ箱ではなく自分で燃えるゴミに出している。
まずはゴミ入れのビニール袋を出さないと…だが袋を収納している机はベッドから数歩離れた壁際。
今の彼にとっては千里先の蜃気楼の様に遠い存在だった。
「ちょっと、二度寝しないでよねぇ」
先ほどよりはっきりと聞こえる母の声。
トン、トン、トン、トン…
フローリングの床をスリッパ履きの足が進む軽い足音。
(ちょっ…んぇえ!?)
なんと、鳴り止まない目覚ましを訝しんだ母親が、二階に上がって来てしまった。
少年の自室のドアに鍵は無く、母の侵入を防ぐ手立ては無い。
「だ、大丈夫っ、だから!」
痛みを堪えて懸命に母の接近を阻むが、鈍い足音は止まらない。
対してこちらは、鳴り止まない目覚まし時計に半脱ぎのままのズボン、そして何があったかを如実に語る所々が変色したティッシュ。
やがて足音と人の気配が自室の前まで来ると…
カチャッ
ドアノブを回す軽快な金属音。それは少年を絶望に叩き込む断頭台の音色。
(ダ、ダメッ、来ないでっ、ダメダメ、ダメぇーっ!!)
そして、部屋の壁と扉の間の隙間が、徐々に広がっていき……
終幕
- 94 :
- 以上です。次の投下はちょっと遅れるかもしれません。
>>82,83,85-87
読んでもらって、ありがとうです!
>>86
読者層や求められるものの違いなんですかね…
- 95 :
- すみません、上のレス、>>86じゃなくて>>87でした
- 96 :
- 今回の作品も抜けました
ごち
- 97 :
- >>95
あんた、凄すぎww
文章力どうやって鍛えたのか本気で聞きたいわ
- 98 :
- 乙!毎回思うけど男の子の生理現象を本当に艶かしくエロく描くなぁ
おちんちんがギンギンだお…
- 99 :
- これから大体9レスほどの短編を投下します。
・ボイスチャット越しに、言葉責めされながらオナニーする男の子の話です。
・次回で一緒にシリーズ完結ですが、その前に短編でパンティーオナ物を上げる予定です。
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