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2013年01月エロパロ101: 【涼宮ハルヒ】谷川流 the 68章【学校を出よう!】 (227) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【涼宮ハルヒ】谷川流 the 68章【学校を出よう!】


1 :2012/04/14 〜 最終レス :2013/01/05
谷川流スレッド設立に伴う所信表明
我がスレッドでは、谷川流作品のSSを広く募集しています。
過去にエロいSSを書いたことがある人
今現在、とても萌え萌えなSSを書いている人
遠からず、すばらしいSSを書く予定がある人
そういう人が居たら、このスレッドに書き込むと良いです。
たちどころにレスがつくでしょう。
ただし、他の作品のSSでは駄目です。
谷川流作品じゃないといけません。注意してください。
■前スレ■
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 67章【学校を出よう!】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1290783692/
■過去ログ■
http://www9.atwiki.jp/eroparo/pages/210.html
■これまでに投下されたSSの保管場所■
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
■投稿されたSSを案内しているサイト(作成中)■
谷川流スレ@エロパロ板ガイド
http://www35.atwiki.jp/tanigawa/
■荒らしについて■
削除依頼対象です。反応すると削除人に「荒らしに構っている」と判断されてしまい、
削除されない場合があります。21歳以上なら必ずスルーしましょう。
PINK削除依頼(仮)@bbspink掲示板
http://sakura02.bbspink.com/housekeeping/

2 :
Q批評とか感想とか書きたいんだけど?
A自由に書いてもらってもかまわんが、叩きは幼馴染が照れ隠しで怒るように頼む。
Q煽られたりしたんだけど…
Aそこは閉鎖空間です。 普通の人ならまず気にしません。 あなたも干渉はしないで下さい。
Q見たいキャラのSSが無いんだけど…
A無ければ自分で作ればいいのよ!
Q俺、文才無いんだけど…
A文才なんて関係ない。 必要なのは妄想の力だけ… あなたの思うままに書いて…
Q読んでたら苦手なジャンルだったんだけど…
Aふみぃ… 読み飛ばしてくださぁーい。 作者さんも怪しいジャンルの場合は前もって宣言お願いしまぁす。
Q保管庫のどれがオススメ?
Aそれは自分できめるっさ! 良いも悪いも読まないと分からないにょろ。
Q〜ていうシチュ、自分で作れないから手っ取り早く書いてくれ。
Aうん、それ無理。 だっていきなり言われていいのができると思う?
Q投下したSSは基本的に保管庫に転載されるの?
A拒否しない場合は基本的に収納されるのね。  嫌なときは言って欲しいのね。
Q次スレのタイミングは?
A460KBを越えたあたりで一度聞いてくれ。 それは僕にとっても規定事項だ。
Q新刊ネタはいつから書いていい?
A最低でも…………一般の――――発売日の…………24時まで――――待つ。
A一般の発売日の24時まで待ってもらえますか? 先輩、ゴメンナサイです。
Q1レスあたりに投稿できる容量の最大と目安は?
A容量は4096Bytes・一行字数は全角で最大120字くらい・最大60行です。
Aんふっ。書き手の好みで改行をするのも揃えるもバッチリOKです。

3 :
VIPでもよく見るけど、会話のみで作るssってのは誰得なんだ?
読んでる側には情強が掴みにくいし、文頭の名前がうざったい。
書いてる側にも伝えたい思いが込められるとは思えん  

4 :
スレ立て乙です

5 :
前スレの荒らしバカは土下座しにこないのか!?
いきなりクソみてえな長文で埋め立て荒らししやがって
ねよ

6 :
>3
単純にそのほうが書きやすい内容だから、ですな。
書き手読み手双方の能力が要求される難しい手法ですが。
# エロゲのシナリオ準拠、という説明もありますが、あっちはト書き入ってますしねぇ。

7 :
前スレの面白かったよ。
荒らしなんか気にしないで続き書き込んでよ。

8 :
好き嫌いは人それぞれ
過疎スレに投下したことだけでも上等だろ
会話のみのは世界やキャラが読み手にわかってる二次創作だからできるんだろうね
書き手にとっては気楽に書けるのがいいんだろうな
読みにくいとはおもわないけどな

9 :
まだこのスレ人居たんだな

10 :
過疎スレだったらなにやっても良いみたいな極論は、いやだなあ…

11 :
SS投下が何やってもいいになるのかすげえな読者様

12 :
会話のみ(シナリオ形式て呼ぶのか?)がいけないのか
スレが落ちそうになるまでなのがいけないのか
キョンが操られるレイプになる内容がいけないのか
わがまますぎないか?

13 :
内容が良くなかった
埋め立て荒らしみたいになったのが良くなかった
色々あるが、あんな投下の仕方して次スレも立てないで逃亡とか確信犯だろ…
誰にも気付かれないままスレ落ちてたら、下手したら無くなってたかもしれないんだぞこのスレ

14 :
忍法帖もあってスレ立てもやりにくいよね
>>1さんに感謝

15 :
にょろーん

16 :
にょろーん

17 :
やあ

18 :
めがっさめがっさ

19 :
すっかり過疎ったな

20 :
キョンくんキョンくん
スモークチーズはあるかい

21 :
当分話題もないだろう

22 :
驚愕から一年過ぎたな

23 :
にょろーん

24 :
シャミセンがにゃんにゃんする話を読みたい

25 :
発情期はないな

26 :
復活

27 :
擬人化……オスだったな

28 :
保守

29 :
保守

30 :
夏。高崎佳由季と縞瀬真琴は山の中の“泉”で泳いだ。
連日の暑さには佳由季も、涼みに行かないという真琴の誘いを断ることができなかったのだ。
真琴が見つけたという秘密の“泉”で、佳由季と真琴は、すっぽんぽんで泳いだ。
いや、真琴はまっ裸になったのだが、佳由季のほうは、トランクス一丁になるのが精いっぱいだった。
はにかみ屋を装っていたのではない。自分の生まれたままの姿を、真琴の目にさらすわけにいかなかったのは、
真琴が生まれたままの姿を、惜しげもなく見せつけてくるからだった。
真琴は恋する乙女らしく、自然に服を脱ぎ捨て、佳由季が困ったような顔をすると、なおいっそう喜びを覚えた。
冷たくて青い水溜まりから突き出た細長い石の板の上で、仰向けになって日光浴をしていながらでも、
佳由季が自分の裸からどんな影響を受けているのか、なぜみっともないぺらぺらのトランクスを頑として脱ごうとしないのか、
どうして腰の高さの水に浸かったままでいるのか、それらの答えが手に取るようにわかった。
佳由季の内気さを揶揄し、同時にその内気さを心行くまで楽しむ。
 
佳由季をからかい、佳由季を弄び、佳由季の物欲しげな視線を楽しんだ。陽の光と佳由季の賞賛とを、体いっぱいに浴びる。
真琴はこれまで、心を読む能力で、力を手に入れ、復讐をなし遂げてきた。
それが今では、胸に芽生えた淡い思いと、気づいてもらえないじれったさと、
恋に落ちていく肉体が発する音のない音楽とを、楽しめるようになっていた。
真琴は、冷たい水の中で軽くひと泳ぎしてから、岩の上に寝そべって、暖かい陽の光に全身を包まれる。
しかし、目を閉じると、体を包み込んで温めてくれるのは佳由季になり、
伝わってきた体温が体じゅうに広がって、佳由季の熱が自分を溶かし、自分の中で佳由季も溶けていく。
眠ったふりを続けたまま、佳由季が恥ずかしそうにこっちを見たり、
雑念を振り払うかのように泳ぐのを、薄目をあけて見守り、そして、心の中でささやく。
そんなことしたってむだよ、ユキちゃん。どうせわたしのものになるんだから。でも、むだなあがきをさせてあげる、と。
それから、ひとりでくっくっと笑って心地よいまどろみに迷い込んでいき、
眠りから覚めると、佳由季を見つけて、その姿から、
佳由季が必に、自分のことを考えないように、自分のほうを見ないように、自分のほうに引きつけられないようにしているのに気づく。
さらに、人類最大の叡智とも言うべき百発百中の女の直感で、この恋の行方を知るのだ。
最後には、佳由季が近づいてきて、自分の中へ分け入り、自分も佳由季をしっかと抱いて、
佳由季のものを自分の中に包み込み、ふたりはひとつになったまま、世界のすべてを感じ取る……。
そのための時間ならいくらでもあるし、今では、待つことさえ、体のうずきに悶えることさえ、心地よかった。
佳由季を愛しているから。急ぐ必要などひとつもないから。
佳由季のかかえるジレンマを、“泉”はみごとに具現していた。
冷たい水という身を切られるような現実と、それに相対するものとして、きらめく岩と黄金の少女という身を焼かれるような夢。
真琴は歌を歌うセイレーンのようだった。裸で岩の上に腰かける真琴の姿が、
歌声に引き寄せられてセイレーンの餌食になった男たちの話を、はっと思い起こさせる。
光と影のツートンカラーになった真琴の肌を見ているだけで、頭がくらくらした。肉欲を感じながら泳いだ。
体が真琴の方に吸い寄せられ、心臓の鼓動がうつろになり、股間のものが猛々しく頭をもたげる。心地よい痛みだ。春奈と別れて以来、こんな気持ちになるのは初めてだった。

31 :
うむ、ここだと珍しい組み合わせだ。原作のネタを絡めつつ、出番があっても中身が出てきにくい超能力者の内面を上手いこと出している。
それだけに原作を読んでいないとピンとこない箇所もあるけど、想いの在処とかの表現は引きこまれるところがある。
少し駆け足になった部分があるのが残念だけど、冗長に進めるよりはむしろいい方向だな。GJです

32 :
真琴ちゃん一番好きだ
gj

33 :
いい感じ
ユキちゃん可愛い
真琴さんはエロ可愛い

34 :
ハルヒ「麻雀部を作るわよ」
キョン「俺、麻雀のルールあんまりよく知らないんだけど」
ハルヒ「何言ってんのよ、キョン太郎。作るのは女子麻雀部。あんたは雑用係よ」
キョン太郎「えっ?」
ハルヒ「有希、あんたが大将よ」
長門「麻雀って楽しい……」
キョン「文学少女長門有希を空気キャラにした分裂を許すな」
ハルヒ「おっぱいちゃんは副将ね、ほらみくるちゃん、もっと有希と百合百合して」
みくる「ふえ〜ん、麻雀怖いです、シラフじゃとてもやれないですぅ」
キョン「朝比奈さん、おっぱいが正直たまりません」
ハルヒ「中堅は私、次鋒は喜緑さんに任せたわ」
ワカメ「なんで私まで……ってこの表記は何ですか!」
ハルヒ「先鋒はキョンの妹ちゃんね」
妹「わーいタコスだじぇ」
キョン「いやこいつ高校生じゃないし、小学生だし」
ハルヒ「決勝の相手は第三EMP学園、イージス高校、ボクセカ高校、いずれも強豪よ」
キョン「高校名適当すぎだろ……もう決勝っすか、って古泉はどこ行ったんだ」
ハルヒ「古泉くんなら敵チームの執事やってるわよ」
キョン「結局俺はホモか空気化のどちらかしか道はないんだな」

35 :

一日八時間麻雀のこと考えてるラノベ作家というのが
世の中に居てだな

36 :
GJ!!
この爽やかなしんみり感がいいなあ。
原作にも最終話があったら、こんな感じになるんだろうけど、
この後、ハルヒが神様パワーを復活させて、
SOS団を再結成してそうな終わり方がすばらしいです。

37 :
test

38 :
test

39 :
もうキョン子でもいいや

40 :
暑い夏は夜になっても
体の熱のほてりがさめない。
思い出すことは
昼間見た夏服から伸びた四肢、
笑顔だったりする。
やばい。
頭が夏の暑さにやられているのか
変なことを考えてしまう。
こんなときは眠って脳の疲れを
とろう。
……。
どうしようもないもやもやを抱えて
僕は部屋を出た。
『どうしたの、兄さん? 何かよう?』
妹が無邪気な顔で出むかえてくれる。
何も用があるわけじゃない。
『いや特にないんだが』
目をそらさずに言った。
『あたしの部屋が見たいの? いいけど』
ドアをあける。OKのサインだ。
『そんなんじゃない』
部屋に入る。
妹の部屋といってもここで生活してるわけじゃない。
僕と妹は遠くはなれた学園で生活していて
ここには休暇のときにしか帰らない。
むかし、妹と今はもういない双子の妹は
二人でこの部屋を使っていた。
子ども時代の思い出が、
記憶が、この部屋には
つまっている。
ぬいぐるみ、絵本、鏡、児童文学、
子どものころのものがならんでいる。
『兄さんがこの部屋入るの久しぶりだよね』
妹はベッドの上に座り、
僕はクッションにあぐらをかく。
沈黙が続く。
妹は僕が何か話すのを
にこにこしながら待っている。
慣れなかったんだ。僕は実家では
妹たちといつも一緒だったし、
学園から帰ってきたときも幽霊の妹がいつも
くっついていた。
一人で実家の自分の部屋にいると
どうしても
何かが足りないように感じてしまう。
まわりには笑われるだろうが。
『兄さんあたしと一緒に寝たいの?』
『な、何いってんだ、お前』
『だって兄さん春奈がいなくて
淋しいからあたしの部屋に
来たんじゃないの、
いいよ、あたしが
春奈のかわりしても』

41 :
こいつに読心能力があるとは知らなかったよ。
『ああもういい帰る』
『ちょっと待ってよ、兄さん、
ごめん』
妹が僕の腕をつかんで
ひきとめる。
ひんやりとした手の感触、
これが欲しかったんだ。
『え?』
僕は妹を抱きしめる。
妹は僕より体熱が低い。
『ちょ、ちょっと兄さん』
暑い夏の余熱も
一日の終わりに高くなる体熱も
僕より
熱の少ない体を
抱くことで
クールダウンする。
僕は妹の背中に回した両手をはなして
『じゃお休み』と帰ろうとしたが
いつの間にか
妹は僕にしがみついていた。
『兄さん……兄さん……』
『ちょ……離せよ。暑苦しいだろ』
嘘だ。抱きついてきても暑苦しくない。
『何でこんなことしたの?』
『え……』
『妹だから?』
『え……』
『妹だから抱きしめても別にいいとか考えてるの?』
『いや悪かった、2度としない』
『そうじゃないの』
沈黙。
『兄さん』
『……』

42 :
うむ、ここだと珍しい組み合わせだ。原作のネタを絡めつつ、出番があっても中身が出てきにくい超能力者の内面を上手いこと出している。
それだけに原作を読んでいないとピンとこない箇所もあるけど、想いの在処とかの表現は引きこまれるところがある。
少し駆け足になった部分があるのが残念だけど、冗長に進めるよりはむしろいい方向だな。GJです

43 :
ハルヒを縄で縛るSSください

44 :
キョンなら教会で佐々木と結婚式やってたよ

45 :
佐々木が寝取られるSS読みたくなってきた

46 :
>>36とか>>42みたいなコピペやって何が楽しいのか分からない
本人は面白いつもりなんかね?
…って書くと顔真っ赤にしたコミュ障がコピペしまくるのかな
それはさておき、ハルヒのモブな人たちのSSってないかな?
時々ふと読みたくなる

47 :
ハルヒのモブな人たちのSSってないかな?

48 :
佐々木のエロ思いついたんだが。陵辱なんだよな
ありなん?

49 :
それはさておき、ハルヒのモブな人たちのSSってないかな?

50 :
そうだね、プロテインだね

51 :
>>48
ありでしょ!

52 :
『またこの学校に戻ってきました』、続きが読みたいです。。。

53 :
ハルヒで寝取られ誰か頼む!

54 :
あーさーくーら!ドドンドドンドン!あーさーくーら!ドドンドドンドン!

55 :
年内に『天蓋裁き』というのを書いてみたいと思う

56 :
期待

57 :
ありでしょ!

58 :
>>55
あーさーくーら!ドドンドドンドン!あーさーくーら!ドドンドドンドン!

59 :
>>55
期待

60 :
>>55
期待

61 :
ありでしょ!

62 :
>>55
期待

63 :
分家(と表現したら怒る人が結構居そうだけど)の佐々木スレは結構伸びてるのに、本家がこの有様とは。。。

64 :
>>63
期待

65 :
その佐々木で書いてみました。ただ長いから今日明日でだすよ。
明日は休みだから昼くらいかな。
注意 陵辱 佐々木、橘京子がひどい目にあいます。グロなし。
   今日の分は橘中心。長いと思うけどごめんね
   

66 :
「ねえ、キョン」
「なんだ、ハルヒ」
 少し騒がしい朝の教室で俺は振り返ってハルヒを見た。
ハルヒは自分から呼んだくせに髪をくるくるといじりながらそっぽを向いていた、少し不機嫌そうに見えるのは気のせいだろうか。本当は俺の態度なんだがな、それは。
 俺はため息をついてもう一度ハルヒに言う。
「なんだ、ハルヒ」
 ハルヒはちらりと俺を見るとまた目を背ける。
「……なんでもない」
「……そうかい」
 まあいいさ、ハルヒの気まぐれなんて慣れっこだ。まあ、ひっかかるところはあるが何かあれば言うだろうさ。
 俺は前に向き直るとカバンの中から教科書やらなんやらをだして机に突っ込む。入らないじゃないか。たまには置き勉もへらすべきかもしれん。
「あのさ」
 俺が悪戦苦闘しているとまたハルヒが俺に言った。俺は入らない教科書を机の上においてハルヒを見る。
「なんだ、ハルヒ」
 今日三回目の同じ言葉を俺はハルヒに向ける。これで最後にしてもらいたいね。
「あのさ」
 歯切れ悪くハルヒは繰り返してくる、俺にはハルヒがここまで煮え切らない態度をとってくる記憶がちょっとないな。また閉鎖空間がどうのとか俺が二つに分かれたりとかするんじゃないだろうな、今日は雨だから勘弁してほしいね。
「あんたのその、友達は、今どうしてるの?」
「友達?国木田や谷口のことか。どうも何もないだろう。別に学校を休んでいるわけでもない」
 というよりも何度か会ったり映画撮ったりしているのだから覚えてやれよ、ハルヒ。
 そう俺が心の中でため息をついていると、ハルヒは少し眉を上げて怒るように俺を睨んだ。
「違うわよ。そもそもそいつらは何度も会っているじゃないの。あいつ、いや、あ、あの子のことよこの前SOS団で街に行ったときに会った」
「あっ佐々木のことか」
「そ、そうよ。たしかそんな名前だったでしょ」
 「友達」とか言われるからわからなかった。「親友」なら該当者は一人しかいないのだが。
「どうしてるもなにも、わからないな。そう頻繁に会っているわけでもないんだ」
「そう」
 ハルヒはそれだけ言うとまたそっぽを向いてしまった。なんなんだ全く。
「そういえば佐々木とはこの前公園で話したっきりだな、なにしてるのか俺が知りたいくらいだ」
 誰に言ったわけでもない。唯思ったことを口に出しただけだ。実際のところ佐々木とは連絡は取り合っているわけではない、やれやれ親友失格かね。
「キョン」

67 :
 いつの間にかハルヒが立ち上がって俺を見下ろしていた。
「なんだよ、ハルヒ」
 一文字だけ加えた今日4回目の返答を返す。
「なんでも……ないわ」 
 ハルヒはいきなり踵を返すとそのまま教室から出て行った。
 俺はあっけにとられたがハルヒのことだ、部活の時間にはケロリとしているだろう。まあ、小泉には報告しておくか。
 外は雨が降っている。傘を忘れてしまったことが悔やまれるな。
「公園……しらない……」
 廊下を歩く彼女の心は暗い、その暗さは空を暗くすることを彼女は知らない。
「佐々木さーん」
「やあ、橘さん。時間通りだね」
 佐々木は雨の中走ってくる橘に微笑みかけた。彼女は駅の屋根の下にいた。午前中だからか人は少ない。
「ぎ、ぎりぎりなんで走ってきました」
 はあはあと荒い息を吐く橘は傘をたたんで少し降る。
「そんなに急がなくよかったのに。僕も今着いたばかりだからね」
「えっ」
 橘は目を丸くして佐々木を見た。
「佐々木さん。口調が」
「ん?僕のしゃべり方がおかしいかい。……あっ」
 佐々木はくっくっと笑って。
「無意識に言ってしまったよ。でも今日はなんとなくこちらの方がしっくりくるようだね」
 嫌かい?と佐々木は橘に問いかける。橘はぶんぶんと首を横に振る。
「そんなことありません」
「ありがとう。じゃあ僕は一日このままでいようかな。全く、急な休校とはいえ学業が本分の学生の身分で遊びに行こうとしたのが祟ったのかな」
 やれやれと佐々木は肩をすくめる。
 彼女の言った通り。今日、佐々木の通う高校は突然休校になった。理由は分からない。本当に突然だった。佐々木がそれを知ったのも高校に着いてからだ。
 その為か彼女はブレザーとチャックのスカート。つまり制服のままだ。
「たまには大丈夫ですよ。佐々木さんは頭いいですし」
 そういう橘は黄色をベースにした上着に白いスカート。彼女もまた高校が急な休みになっていた。知ったのは家である。
「そんなことはないよ。僕は凡人さ。いつもテストの結果が気になるし。勉強を一日でもしないと不安でしかたない小市民さ」
 それにと佐々木は続けようとして。
 
 バチ
「?」
「?」
 いきなりの音に二人は顔を見合わせた。 あたりを見回してみても特に変わったところはない。

68 :
「なんでしょうか今の音は」
 橘はきょとんとした顔で佐々木に問いかけた。
「さあ、結構大きな音だったね……」
 瞬間、佐々木の顔が強張っていった。片方の頬を釣りあげて、ひくひくと顔を動かす。
「ど、どうしたんですか佐々木さん」
「い、いや。なんでもないよ。わ、悪いのだけれど橘さん。ちょっとお手洗いにいってもい、いいかな」
 なんでもないと佐々木は言ったが、うろたえていることが傍目にもわかった。
「大丈夫ですか、顔が青いですよ」
「だいじょうぶ……」
 橘はそんな弱々しい佐々木の姿を見たことがなかった。佐々木はスカートを抑えてトイレに行こうとしているのだが少し歩いては戻ってきてしまう。
「佐々木さん。本当に大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよ」
 そこに雨の中から走ってきたサラリーマンがドンと佐々木に当たった。
「へっ?」
 佐々木がすっ頓狂な声を出してよろけた。ごめんなさいとサラリーマンが振り返った。
「あっ」
「うわっ」
 橘とサラリーマンが同時に声を出す。
 佐々木のスカートの下。その太ももに、よれた青いパンツが引っ掛かっていた。
 口に入れたストローから音を出して、佐々木はジュースをすすった。
 ここはとあるファーストフード店。佐々木は一人で壁際の席に座っていた。橘の姿はない、彼女は少し席を外していた。
 佐々木は手に持ったコップを置いて、頭を抱えた。
「……」
 言うべき言葉もない。あそこまで無様な姿を他人に見せたことはない。それよりも佐々木も少女としての純粋な羞恥心が彼女の顔を赤くした。
 いきなりパンツのゴムが切れる。そんなことがあり得るとは今の今まで佐々木は考えたこともなかった。
 しかし、実際に起こった。それも駅の真ん中で。
 佐々木は頭を振った。考えるよりも「あの時」の光景が思い出されるたび、反射的に体が動いてしまう。
「さ、佐々木さん……」
 佐々木がゆっくりと顔を上げる。そこには橘がおずおずとした足取りで近寄ってきた。顔は暗い。橘は佐々木を尊敬している、
そんな人間の落ち込んでる姿は気持ちのいいものではない。
「ああ……悪いね。手間をかけさせて」
 佐々木はくっくと自嘲するように笑った。無理に笑っているのは橘にもわかった。
「じゃあ……橘さん。その、すぐに」
 佐々木が何かを求めるように両手を出した。

69 :
「ご、ごめんなさい」
 橘がいきなり頭を下げた。
 実は橘は佐々木をここにおいてから替えの下着を買いに行っていた。そんな橘が手ぶらで謝る。佐々木には悪い予感しかしない。彼女は声を抑えて聞いた。
「どう……したんだい?」
「そ、それが」
 どこに行ってもパンツが売っていなかった。そう橘は言った。
 佐々木がパクパクと口を動かした。ありえないだろう。そう声に出しそうになってしまった。
「100円ショップとかにも、行ってくれたかい……」
 絞り出すような声で佐々木は聞く。あまりの理不尽に橘をせめてしまいそうになったのを抑えたのだ。
「は、はい。どごにも、なぐて」
 橘は泣き出してしまった。佐々木を尊敬する彼女には、佐々木のことが自分のことのように悲しいのだろうその上、自分が役に立たなかったで悲しみが増し。あふれてしまった。
 佐々木があわてて言う。
「ごめんよ橘さん。僕は、その……ごめんよ……」
 橘は雨に濡れてびしょ濡れになっていた。それだけで彼女が必に探してくれたことがわかるだろう。だがいつも冷静な佐々木がそれに今気づき、しかもただ謝ることしかできない。
 二人にはもう余裕がなかった。
 佐々木は無意識に立ち上がって橘に近寄った。彼女をを慰めようとしたのだ。
 
「スカートめーくり」
 急に近寄ってきた野球帽をかぶった少年が、佐々木のスカートに手をかけてめくり上げた。
 ふわりと舞い上がったスカートとまたずり落ちたパンツが少年の顔を輝かせた。一瞬少年の目に白いお尻が移った。
「なっ?」
 急いで佐々木がスカートを抑え、その上からパンツをそれ以上落ちないようにと掴む。
 少年はたたっと離れて、興奮した声を残して去って行った。
「こ、こんな。こんな、ことが。こんな、う、え」
 佐々木の頬を大粒の涙が流れた。
 
 パンツのゴムがいきなり切れ、どこにもその替えがなく。しかも何の脈絡もなくスカートをめくられる。
 ありえない。と佐々木は口を動かした。声は出さない、いや出す気すら起こらない。
「佐々木さん。シャワーに入りますか」
 橘はドアノブに手をかけて、佐々木を振り返った。明るくしようとしているのか無理に笑う。
「うん、そうしようかな」

70 :
 佐々木も笑った。乾いた笑い。
 今二人は橘のマンション。その部屋の前にいた。
 ファーストフード店での一件で泣き出した佐々木を何とか橘がなだめて、ここに誘導したのだ。心の傷はともかく、少なくともパンツやその他の外的要因はこれで解決できるだろう。
「あれ」
 橘はドアノブが何の抵抗もなく回って開いたことに疑問を感じた。
「鍵……かけ忘れてたかな?」
 首を傾げる橘に佐々木が声をかけた。
「どうか……したのかい?」
「あっ、いえ。別にたいしたことじゃないです」
 かけ忘れたのだろう。そう思って橘は部屋の中に佐々木を招き入れた。
 
 中は女の子らしく明るい色合い部屋だった。
「今、着替え用意しますから。先にシャワー浴びてもらっていいですよ」
 橘の勧めに佐々木はうんと頷いた。
「あっ、場所はそこのドアなんで」
 と橘は場所を指で示した。佐々木がまた頷いて、そこに近づいてドアノブに手をひっかけようとして。
 その前にドアが開いた。
「俺も、シャワー浴びようかな」
 そこには男がいた。中肉中背で黒縁のメガネをかけた男。
「?は」
 佐々木と橘はあまりのことに固まってしまった。意味が分からない。
「……だっ誰!」
 橘があわてて声を出した。声に震えはない、いきなり男が部屋にいて驚かないほどの度胸が橘にはある、のではなく橘の頭の理解力を現実が超えていた。
「ひどいな、京子たん」
 男がのっそりと動く。佐々木がはじかれるように橘のところまで下がった。
「恋人じゃないか」
「はあ?!」
 橘は男の言っていることが少しもわからない。こんな男見たことも聞いたこともない。
「あ、あなたなんて知りません。でて行って」
 つまるところ男は橘のストーカーだった。男は橘の部屋の鍵を破って中に入ってきたのだった。
 男がもう一歩近づく。
「まて。それ以上近付いたら警察を呼ぶ」
 今度は佐々木が男に言った。彼女は男と橘の話を聞いて、男の正体をぼんやりとつかんだ。これ以上近付かせるのは危険、それが佐々木の出した答えだ。
 佐々木は片手で携帯を握り。男を睨む。
 さすがと言うべきか、この窮地に立って佐々木は凛々しい声を出した。先ほどまでの弱々しい姿が嘘のようだった。
「……君。誰?」
 男が言った。

71 :
「それこそ僕たちのセリフだろう。婦女子の部屋に忍び込んで何をしていたのかは知らないけど。君のやっていることは明らかに犯罪だ」
「犯罪?京子たんは僕のこと愛しているのに何言っているんだ。お前」
 ぶるっと橘は体を震わせた。京子というのは彼女の名前だ、それを気味の悪い男に言われただけで気持ちが悪くなる。
「だから、あなたのことなんて知りません。ほ、本当に出て行って」
「……」
 男が動く。
「動くな。と言ったはずだよ。それにこっちは二人だ。女子だからと言っても警察を呼ぶ時間くらいは稼げる。おとなしく出て行けば、見逃してあげてもいい」
 男が佐々木を睨んだ。ぎりっと歯をきしらせる。
「やれよ」
 そう言った瞬間男が佐々木にとびかかった。
「がっ」
 佐々木は男に押し倒されて後ろにあったベットに倒れた。男が佐々木の両手を抑えて降る。佐々木の手から携帯が離れる。
「佐々木さん!」
 反射的に橘は佐々木にのしかかる男に両手を突き出すように押した。どけようと思ったのだ。男はびくともしない。
 男は橘をちらりと見て佐々木に目線を落とした
「くっ」
 佐々木は必に男を押し返そうとしたが、男の手が佐々木の襟をつかんだ。そのまま男は佐々木をベットに押し付ける
「っ……おとなしくしろよ。いや」
 男は何か思いついたように。
「どけてみろよ。俺の手」
 男は佐々木に言った。そして押し付けるのをやめる。
 押さえつける力が弱まった反射で、襟をつかんだ男の手を佐々木は外そうとした。橘も弱々しく「攻撃」を加える。
 佐々木がいくら力をいれても、橘がどれほど押そうと。男は半笑いを浮かべるだけで全く微動だにしなかった。
「二人ならなんだって?佐々木ちゃん」
 男が佐々木を引き寄せた。
 そしてその唇に自分の唇を重ね合わせた。
「?!!」
 佐々木の目が開かれ。橘の体が固まる。
 男は佐々木の唇を味わうようにしつこく自分の唇を押し付けてから、糸を引いて口を離した。
「う……嘘だ。キョン……」
 佐々木の声を聞いて、もう一度男は佐々木の唇を奪う。佐々木にはこれが現実だと教えるには十分に過ぎた。先ほどより短く唇を離す。
「きゃ!」
 男が橘の腰に手をまわして引き寄せて。
「お前もな」

72 :
 そのまま橘にも口づけをする。
「むむう」
 と抵抗しようと橘は動いたが。無駄だった。佐々木の腰を体で押さえ、男は両手で橘の腰と頭を自分に押し付けた。佐々木よりも長くキスした後、男は唇を橘から離す。
「……」
 橘も虚ろな目をして男を見た。現実が信じられない、そんな目だった。佐々木はベットに倒れこんで何も言わない。いや彼女も橘と一緒だった。
「お前ら、弱すぎ」
 男は勝ち誇ったように言う。ふんと鼻をならしてから佐々木と橘をそれぞれ小脇に抱えこむようにして立ち上がった。いつのまにか男は橘を「お前」と言っていた。
 佐々木はふらふらと立ち上がらせられる。橘はわずかに抵抗しようとしたが無駄だった。
「じゃあ、お風呂に入ろうか」
 男の言葉に佐々木と橘はビクリと体を震わせる。男は二人を抱えたまま歩き出した。佐々木たちはいやとかやめろとか言い、何とか男の戒めから離れようとしたが。
「よわっ」
 ははっと男に笑われただけだった。
 風呂場にむりやり佐々木と橘が入れられる。男は橘の肩を掴まえて、座らせて佐々木も同じように座らせた。
 湯船には水が張っている。もともとシャワーに入る予定だったから沸いてはいない。男は何故か手慣れた手つきで、追い炊きのボタンを見つけて押した。
「じゃあ。お洋服を脱ごうね」
「やっ」
 橘のスカートに男の手がかかった。引っ張る。
「や、やめて」
「やめるんだ。ぐっ」
 邪魔しようとする佐々木を男は軽くあしらい、橘のスカートを脱がそうとする。橘は涙目でスカートの裾を抑えて、必に脱がされないよう抗ったが。
「だめだめ」
 男は片手で橘の両手をまとめて、もう一方の手で橘の白いスカートをと脱がした。
「やああああ」
 橘の履いた黄色のストライブが入ったパンツが見えた。真ん中に小さなリボンが付いている。橘の目から大粒の涙が流れた。
「びっ」 
 男が指を橘のパンツをなぞるように這わせた。男は舌を出して、ぺろりと自分の顔を舐める。舌なめずりをする、というのはまさにこのことなのだろう。
「わああああああああ」
 佐々木が渾身の力を込めて男に飛びついた。いきなりのことで男は重心を崩して倒された。
「い、いまだ。橘さん。逃げてっ!がっ」
 男の手が佐々木の体を跳ね飛ばす。佐々木は風呂場の壁に体を打ち付けられた、そこに男が肩を抑えるように壁へ佐々木を押し付けた。
「いたいなあ。佐々木ちゃん。どうせ君も風呂に入るんだからおとなしくしてよ」
「だっだれがお前なんかとむぐ」

73 :
男はまた佐々木にキスをした。そのまま、手を佐々木のスカートの中に入れる。佐々木のパンツを男は下におろした、何故か簡単に降りたことが男には不思議だったがどうでもよかった。
 佐々木はベルトをきつく締めて、強引にゴムの切れたパンツを固定していたが引っ張られてはもはや意味がなかった。むうむうと佐々木は男を押し返そうとするが、何度目だろう無駄だった。
 男は佐々木から口を離して、佐々木を抱き上げた。
「うわ」
 赤ちゃんのように男に抱かれた佐々木のスカートの下から中に改めて男の手が入り、パンツを掴み。一気に脱がそうとした。
「やめてええええええ。わ、私の佐々木さんを壊さないでっ」
 男が驚いて振り返ると。橘が佐々木のように抵抗するでもなく男の服の裾を掴んでいた。その目は男に哀願するように弱々しく、目元には涙を溜めている。
 橘は尊敬する佐々木がこんな男に嬲られるのがどうしても我慢できなかった。たとえ、自らを犠牲にしてでも。
 男はその目に食指を動かした。
「へえ、佐々木ちゃんを助けたいんだね。京子たん」
 橘は悲しそうに、頷く。男の口角が吊り上った。
「じゃパンツ以外全部脱げ」
 橘がびくっと体を動かす。なにか言われると思ったが、あまりにも直接的だった。カタカタと勝手に体が震えた。脱ぐのも嫌だが、脱いだ後はどうなるのだろう。
「ダメだ。橘さん。僕はっ」
 男の手が佐々木の口をふさいで、片手でその胸を揉む。
「やめてっ。わかりました、脱ぐ、脱ぎます」
 橘は泣きながら了承した。佐々木はどうしようもない、声も出せない。
 橘は自分の上着のひもを取って脱いだ。白いブラウスが見えた、男が笑顔になる。橘は下に着ていたブラウスに手をかけて脱ごうとしたが、一度止まる。
 不安な顔で橘は佐々木の顔を見た。佐々木は声を出せないが、フルフルとだめだと顔を横に振った。橘はこんな時まで佐々木が自分を気にかけてくれることに喜んだ。
 悲壮な歓喜を胸に橘はブラウスを脱いだ。
白い肩と肉付きの少ない鎖骨、そしてふくらみの乏しい黄色のブラジャー。橘は顔を真っ赤にして肩を抱くようにうずくまる。
男が橘に襲い掛かった。我慢できなかったのだ。男は佐々木を投げ出し橘の体に食らいつく。
「やあぁ」
橘が悲鳴を上げる。男はブラジャーの谷間に顔を埋め、舌を出して舐め始めた。手は後ろに回してかちゃかちゃとブラジャーを外そうとする。意識してやっているとは言えない、脱いだ橘の体に吸い込まれるように飛びついただけなのだ。
男は橘のパンツをするりと脱がした。橘の秘所が露わになり、彼女は腿で隠そうするが男が広げる。
パチッと音がして、橘の体からブラジャーが引きはがされる。つつましく膨らんだ両胸とその先にちょんとついた乳首が男の前にむき出しにされる。
男はその胸に食らいついた。ちゅうちゅうと音を立てて出ない胸を吸い、舌で乳首をいじめる。

74 :
「くう」
 橘は歯を食いしばって耐えた。ともすれば声をだしてしまいそうなる。
「み、みないで、ひゅ、ひゅださい」
 橘は呆然と友達の痴態を見る佐々木に泣きながら訴えた。
 男の指が橘の「下の口」に入る。強く、優しく中をかき混ぜた。乳首舐められるたび、指で膣をかき混ぜられるたび橘がぴくぴくと動いた。
「はあ、はあ」
 男が橘の胸から口を離して、いきなり自分のズボンをパンツごと下す。そこにはそびえたつ肉棒があった。
 男はそれを一気に橘に突っ込んだ。
「ぎ?」
 橘はいきなりの「初体験」に声を出してしまった。男は橘の腰を掴んで上下に動かす。
「ひゃあ、ああ、やべて」
 男に突き上げられるたび脳がしびれる、いつの間にか舌を出して嬌声を上げる。
「胸を、ねえ胸を揺らせ」
 男が命令する。
「ひゃ、ひゃい」
 ピストン運動で上に下に揺らされるたびに橘はその胸を揺らした。小さくてあまり揺れないがそれでも男に従った。
「いくぞ」
 男がさらに激しく突き上げた。
「……!!!」
 橘は口を開けて動かしたが声にならなかった。そしてどくどくと男と橘の接合部から白い液体が流れ出てきた。

75 :
とりあえずここまで、続きは明日に出すよ。ここから佐々木の番すね
しかし俺はここ初めてなのだが、こんな感じでいいのかな?

76 :
GJ!!
この爽やかなしんみり感がいいなあ。
原作にも最終話があったら、こんな感じになるんだろうけど、
この後、ハルヒが神様パワーを復活させて、
SOS団を再結成してそうな終わり方がすばらしいです。

77 :
そろそろ出すよ。長いから読むのたいへんかもねえ。
佐々木メインでやられます。感想とはあればどんなものでも言ってくれると
うれしいなあ。

78 :
 橘から愛液と破瓜の血をまとった肉棒を引き抜くと。橘のからだがビクリと跳ねた、口から涎を垂らして小さく声を出す。
 男はしまったと思った。あまりに感情的に動きすぎて、橘の体をしっかりと味わう前に犯ってしまった。橘の体は白く、成長しきっていない胸が少女にしかない魅力を持っていた。
 まあいいかと、男は佐々木に向き直った。まだ変わりはいる。
「ひっ」
 佐々木が悲鳴を発した。男の目は次の獲物をねっとりとみる。よく見なくても上玉である、時間をかけて嬲ってやろうと男は思う。一度「抜いた」分冷静に楽しめるだろう。
 オオカミの前のウサギ。佐々木は奥歯をカチカチと鳴らして荒い息を吐いた。次は自分、それがわかる。男は橘に佐々木を助けることを条件に犯したが、この男がそんな約束を守るはずがないのだ。
「やだ……キョン、キョン」
 男言葉も捨てて佐々木は「親友」に助けを求めた。か細い声が風呂場に響く。
「さっきも言っていたな『キョン』とか……なに、男?不倫?『彼氏』の前でそれはないでしょ。悪い子だなあ」
 すでに佐々木も橘も男の中では自分の所有物になっていた。
「そんな悪い子には…っ…お仕置きをしないとね」
 ジリと男が佐々木に近寄ろうとすると、また橘が男を引っ張った。
「さ、佐々木さんに。て、をださないで」
 はあはあととぎれとぎれに言葉つなぎ、けなげにも友達をかばう。
 橘の顔は赤みがかかり、上気するたびに動く胸が、さっきまで彼女になかった色気を出していた。
「じゃあ」
 男は橘に向き直り。
「しゃぶってよ」
 男が少し垂れ、ねっとりとした体液をつけた肉棒を出した。
「……?」
 橘はよくわからない顔をした、今男が言った意味が分からない。男が橘の腰を抱いて唇を奪い、念入りに吸う。これから汚れるのだ、使っておかなければもったいない。
「っ……」
 橘は何をされても抵抗はしなかった。ただ暗い目をする。男は橘の耳を舐めてから、そっと耳打ちする。佐々木は「ふぇら」とだけ聞こえた。彼女には男のしたいことがうすうすと分かった。
「……わか、りました」
 男の言葉を聞くにつれ橘の目が開かれ。一度唇を噛んでから了承した。
 男は満足げに頷いて、橘の顔を抑えて肉棒に近づける。橘はできるだけ見ないように目を伏せて屈んだ。
 男はふと思いついた。先ほど橘から脱がせたパンツを手繰り寄せてから、彼女の口に突っ込んだ。

79 :
「もが!!」
 これほどの屈辱もないだろう。自らの下着を口に食まされ、しかも男のけがわらしい性器を綺麗に拭きとらねばならない。
「舌を使えよ」
 言うと、男は橘に肉棒を咥えさせて、奥まで突っ込む。
 柔らかな布が男の陰部を包み、ジワリと染み込む唾が湿らせる。橘は男に耳打ちされた通りに自分のパンツを舌で抜けて、男の先っぽを舐め始めた。
痛ましいまでに唯々佐々木を救いたかった。
「おおう」
 男が気持ちよさそうに声を出す。性行為で敏感になった性感帯が橘の舌に歓喜する。
「おいしいかい?おいしいよな」
 橘のツインテールの付け根を掴んで男は橘の顔を動かす。
「おいしいといえよ」
 男は橘に命令する。橘は必に喉を鳴らして。
「おいひいづす」
 と言った。
 
 佐々木にはわかった。橘は自分だ。
 男は佐々木を許さない、橘の約束など男は歯牙にもかけない。
 ゆえに橘は佐々木なのだ。未来の彼女だった。
 佐々木の頭の中で、目の前の友達の姿が自分に代わる。全裸で、パンツを口にいれ。男の「棒」を咥えて、おいしいです。などと言っている自分が見えた。
「うっわあああああああああああああああ」
 佐々木がはじかれるように立ち上がり、逃げようと風呂場の入り口に駆ける。だが佐々木の意思とは無関係にガクンと体が揺れ、こける。腰が抜けたのだ。
 佐々木が男に尻を突きだすように倒れた。するするとゴムの切れたパンツが太ももまで落ちる。佐々木はもがきながらなんで、なんでと喚いた。
「おっおかしいじゃないか。嘘だ、嘘だあ」
 理不尽。佐々木はこんなことが現実だとは思えなかった。まるで世界中の不幸が集まっているようにしか思えない。世界が自分を憎んでいるとすら思える。
「佐々木ちゃんは仕方ないなあ。先にやりたいの?」
 男両手が佐々木の腰を掴んで、橘から抜かれ「元気」になった肉棒を佐々木のスカートの中に入れ。そして彼女の秘所と結合する。
「ひい」
 びくと体が跳ね。佐々木は涙声で抗議する。
「ぬいで、ぬいでええ」
 いきなりの感触にとりみだし。佐々木は暴れたが、やりかたが悪い。まるで腰を自ら振っているようになってしまった。

80 :
「静かにしてよ。友達も見ていることだし」 
「えっ?」
 佐々木が男の声に反射して後ろを向くと、男の股の下に橘が組み敷かれて上を向かされていた。
 犬のように男と佐々木が組み付き、その男の股下に橘がいる。つまり、橘はスカートの中を男よりもしっかり見ていた。これをやらせないために、橘は男の言いなりになったのだ。全て無駄になった、呆然と目をそらすことなく見ている。
「見ないでえええ。橘さんっ」
 羞恥心が佐々木の頬を涙に濡らし。屈辱が彼女の聡明な頭を停止させる。
「ぬぎぬぎしようねえ」
 肉棒を突っ込んだまま、男は佐々木のスカートの中に手を入れて、そこを通りシャツに侵入する。前へ屈んだ分、佐々木の「中」へ棒が進む。うぐと佐々木が唸る。
 男はまだ佐々木に種付してやる気はなかった。一度抜いてよかったと思った。生意気な抵抗をした「彼女」佐々木はしっかりと教育してやるつもりった。
「やっ、や」
 佐々木のブラジャーの中に手が入り、乳首をつまむとすぐに抜き。ブラジャーの留め金を外し脱がそうとする。
「あっくそ」
 男は悪態をついた。ブラジャーは肩紐があり、佐々木の上半身を丸裸にしないと脱がせられない。男が佐々木から肉棒を引き抜く、佐々木の口から小さな嬌声が上がる。
男の手がスカートから外に出て、佐々木のブレザーをはぎ取る。そしてそのまま、佐々木の手を引っ張り。シャツとネクタイを脱がして淡い青色のブラジャーが姿を現した。
すでにブラジャーは留め金が外れており、佐々木の肩に引っかかっているだけだ。
「おら、脱げよ」
「やだ、許してっ」 
 背中越しに佐々木の肩へ男が手を絡ませ、ブラジャーをはぎ取ろうとする。佐々木の哀願の声が男の嗜虐心を刺激する。
「ダメだって、お風呂入るんだろ」
 男は唾を飛ばして、佐々木に迫った。後ろから手をまわして、佐々木の両手を捕り、彼女を壁に押し付けた。橘は動かない、悲しそうに涙を流すだけだった。
 片手ずつブラジャーの紐を抜いて、男は佐々木の上半身を丸裸にした。彼女はすでにスカートしか着ていない。
 ブラジャーを投げ捨てるとそのまま男は佐々木を壁に押し付けて、体で彼女を抑える。空いた両手は壁と佐々木の両胸の間に滑り込ませた。
 そのまま揉む。
 顔が壁に押し付けられた佐々木はわずかに呻くことしかできない。
「京子ちゃんの方よりは大きいね。佐々木ちゃん。実が詰まってる感じがする」
 はあはあと真後ろから息を佐々木に吹きかけながら男は彼女の耳の元で呟く。実際、佐々木の胸は橘よりも大きい。だが、橘の胸は大きくはなく。それに比べて、
と言ってしまえば佐々木の胸が大きいということはない。
 だが、偶然にも男の手はまるで「佐々木の胸を揉むために作られたように」、ぴったりだった。
 膨らみかけの佐々木の胸は少し大きなまんじゅうの程度の大きさで、それを揉むたびに男に快感が走る。

81 :
「いい、いいよ佐々木ちゃん。いいおっぱいだよ」
 佐々木は男の言葉など聞いてはいなかった。男の手は佐々木の胸には気持ち良すぎて、揉まれるたび。
「ああっ」
 とかみした声が漏れてしまう。
 男は佐々木を壁から離して。前を向かせた。ぐったりとした佐々木は男の手の中で息を乱している。その顔は男の征服心を満足させる。生意気な姿は面影もない。
 男は佐々木のスカートのチャックを緩めた。パサリとスカートが落ちる。
 佐々木と橘は男によってすべての衣服を奪い取られた。準備ができたと言ってもいい。男も上着を脱いで裸になる。
 男は橘を起こして佐々木と一緒に抱きかかえた。二人の少女は男の懐にすっぽりと収まった。男が体を擦り合わせる佐々木の肌が気持ちいい、橘の肉付きの薄い鎖骨が当たる。
「綺麗にしようね」
 男が壁にかかったスポンジを取り、棚にあったボディソープをかけて佐々木の秘所をこすり始めた。佐々木がビクリと動き、抵抗しようとするが両腕が動かない。橘が邪魔になって抵抗ができないのは皮肉と言っていい。
 男は佐々木をこすり、空いた手で橘の片胸を揉んだ。乳首を重点的に捏ねた。
 男は桶で、あたたまり湯気がたった風呂からお湯を取って、佐々木にかける。起伏の薄い佐々木の体をお湯が流れて、風呂場の柔らかな蛍光が彼女の体を光らせる。
 これは天国だろうか、男は柄にもなく神様に感謝した。彼はたまに見かける橘に惹かれていただけのはずだった、それが今日だけはどうしてもその欲望を発散したくなり橘の部屋に侵入した。その結果、彼の手には二人の美少女という戦利品、もとい「彼女」が手に入った。
 男は佐々木を抱き寄せて顔を下げる、そしてはむと彼女の胸を噛むとやさしく舌で愛撫した。赤ん坊がミルクを求めるように執拗に佐々木の未発達な胸を吸う。佐々木の口から心地よい嬌声が男は聞こえる。
 ぴちゃぴちゃと佐々木の胸に涎をつけて、すこし固くなった乳首を可愛がる。
 男は口を離して、何を思ったのか。佐々木と橘の顔をくっつけた。二人は唇を合わせて、頭の後ろから男の手がぐいぐいと押されるにつれて深くキスをする。
 男は二人の顔の間に自分の唇を割り込ませた。三人のキス。男は思いついたことは二人についてなら、なんでもさせることができた。
「そろそろかな」
 男は顔を離して、佐々木を見た。犯してやる。最後の仕上げに。
「……」
 だがただやるだけではつまらない。男は少し佐々木と橘の体を指で弄びつつ知恵を絞った。そしてにやりと笑う。

82 :
 
「うっ」
「きゃ」
 佐々木と橘を男は引っ張ってから背中合わせに座らせた。男はそのまま二人を抱く。
 つまり男と佐々木を挟んで橘がサンドイッチの具にされるような形になった。橘の顔が男の目の前にあり、男の両手は佐々木の両胸を掴んで揉みしだく。
「かわいい子供を産んでね」
 男は佐々木の秘所に自分の欲望を突き刺した。
「あっあっあっ」
 と佐々木が声を出す。それと同時に胸を犯す。
 男の口は橘の右胸にくらいついた。舌を使って嬲る。
 佐々木の愛液が彼女の股を濡らし、男の突き上げで望まない声を出させられる。頭がしびれる、舌が出てああーと色っぽい声を出す。
 そんな自分の姿を佐々木は見た。目の前に風呂場に備え付けの鏡があったのだ。いつも見る自分の姿がぐちゃぐちゃに崩れ、男の行為が気持ちいいように嬉しそうにはっはっと息を吐く。
「だっあっやだあ」
 佐々木はわずかな理性が侵される。目の前の鏡に映る自分を否定する。
 男は橘の胸に顔を埋めて楽しむ。佐々木のしまりはいい、あとで誉めてやろうなどと下劣な思考をする。勝者と敗者、これほどわかりやすい構図もあるまい。
「だ、だすぞっ」
 男の動きが激しくなり、佐々木の中をかきまぜる。
 男が橘から顔を離して反りあがった。佐々木が細く高く、そして嬉しそうに声を上げた。彼女の股からねっとりと男と佐々木の愛液が混じった液体が流れていた。
 
 風呂から上がり、男は橘の秘所をいじくりながらご満悦だった。今日はまだいくらでも佐々木と橘の体を楽しめる気がした、すでに二回もセックスをしたはずだが全くつかれていなかった。湯船に美少女二人とつかったのもよかったかもしれない。
 絶倫。今日の男はその言葉がふさわしい、今日だけ神の寵愛が彼にあった。
 だが、少し腹が減った。橘に下着だけつけて食事の準備をしろと命じる。
「お腹減ったね。佐々木ちゃん」
 佐々木は男の前にひざまずいて、全裸のまま、口に含んだ自分の青いパンツの端を出しながら、男の肉棒を一生懸命に舐めていた。それが佐々木の食事だった。
「おいしい?」
 男が聞く。佐々木が口に咥えたまま答える。
「おいひいです」
 彼女の聡明さは神の怒りをかったことまでは想起できなかったが、自分の末路は正確に想像できた。
 その日、二人は快楽の限りを「尽くされた」。橘の家と言うこともあり、制服や学校指定の水着、あらゆる男の要求にこたえることが二人にはできた。
 「たまたま」橘の任務や、学校の行事で使ったナース服なども男を喜ばせた、注射器のおもちゃもあった。刺すのはナースの役割ではなく、刺される方だった。
 
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああもうやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 佐々木の声は男の唇がふさいだ。

83 :
雨が降っている。ん?と佐々木は軽い眩暈を覚えた。
「……?」
 なにか不思議な違和感がある。佐々木はあたりを見回した。特に何も変なことはない。
「今日は、橘さんと遊びに行くことにしていたはずだけど」
 ここは駅だろう。などと言ってからくっくと佐々木は自嘲した。確認するまでもないことを言ったと。
 雨の中から橘が走ってくる。やれやれ、あんなに急がなくてもいいのにと佐々木は肩を竦めてから、橘を迎えるため歩き出した。
 ぱちと小さな音が佐々木のスカートの中で鳴る。彼女は気づかない。
 何度目に、気づくだろうか――

84 :
おわりです。やあ書いたな、読んでくれる人いるのってくらい長いな。
読んでくれたら感謝感激雨あられ。佐々木と橘セットで持っていっていいよ。

85 :
うむ、ここだと珍しい組み合わせだ。原作のネタを絡めつつ、出番があっても中身が出てきにくい超能力者の内面を上手いこと出している。
それだけに原作を読んでいないとピンとこない箇所もあるけど、想いの在処とかの表現は引きこまれるところがある。
少し駆け足になった部分があるのが残念だけど、冗長に進めるよりはむしろいい方向だな。GJです

86 :
未来のみくキョン需要あるか知らんけど、昔書いた物上げる。
----
さて、本日は国民の休日、日曜日。
今まで生きてきた俺の人生の中で一際はっちゃけていたあの頃ならこの時間は、
今や別の姿へ変貌を遂げた例の駅前で召集最下位の俺が閣下から罰金の怒号を食らい、
他の団員から苦笑や無表情を貰い、泣く泣く喫茶店で全員分の飲料を払わされていた。
しかしそれも昔の思い出である。
その頃の非日常から良くも悪くも解放された今の俺は、
窓から入る午前の日の光を横に、ゆったりとしたソファでこれまたゆったりと雑誌を読み耽っていた。
日曜だからとはいえ何かしたりすることもなく、暇でしかないのだ。
ところで、俺は別に目立ちたい性質ではないが、それなりにファッションに興味はある。
色だって地味なものだけでなく並みに明るい服も併せ持つし、そのなかに柄入りが混ざっているものもマチマチだ。
装飾品なんかだって1つや2つくらい持っていたりする。
そして今日のようにやることがない日は、ナマケモノの如く本当にボーッとしているのはいささかどうかと思う。
俺はまだおっさんでもおっちゃんでもましてやじいちゃんでもない。
それにナマケモノになりきってしまうよりは幾分か時間を有意義に過ごせると踏んだ。
ということで、今日はほどほどにファッション記事の混じった雑誌にでも目を通すことにしているわけである。
ここに載せられている記事を、大して関心はないが、
なんとなく早起きして時間がある平日の朝に新聞を眺めるのと同じような感覚で、
見ては頁をめくり、以下ループ。無限ではないが。
そしてたまに、おう、これいいな、これは理解できない、などと
自分の中で評価したくなる程度に気になる、あるいは目ぼしそうなものだってある。だが買うつもりはない。
週一の頻度で4人分を奢らされたあの頃の俺の財布のように金に困っているわけではないが、
服は十分間に合っているのだ。流行に遅れも取ってはいない。
それに――

「ん?」

俺はこの人の選んでくれる、この人が似合っている、と評する服が着たいのだ。
いつの間にかこの人は俺の隣に座り、腕に抱きついていた。

「なんだ、突然……」
「ちょっと恋しくなっちゃって」

87 :
全然仕方なくなどないが、仕方なくテーブルに雑誌を放った。
身を寄せ合って抱きしめつつ、右手はそれなりに高くなった頭に置いた。

「今日、あなたが夢に出てきたの」
「ほう」

相槌を打ちながら手を置いた頭をさら、さら、さら、撫でる。

「……優しいわね」
「……どんな夢だったんだ?」
「うん……ぎゅってされたりとか、その、キス……されたり、かな?」

だんだん頬を染め、そう言ったきり無言になって彼女は俺の肩に顔を埋めた。
あの頃にこの人に対して抱いた印象と言えば、大人びているな、というものであった。
あの頃の(小)の方と比べれば幾分かそういったことにも耐性がついてきているようであるが、
そう変化させたのは紛れもなく俺である。
とはいっても、こんなふうに頬を赤らめる程度の可愛らしさが残っているのもいい塩梅だ。
俺は彼女に少しばかりスキンシップを図ることにした。
この人が見ていたらしい夢の中の俺と同じように――

「それじゃ……んっ」
「……!? ん、ふ……んむ……ちゅ……」
「ん……はあっ……」
「ぷあっ……」
「……」
「……」
「……夢と現実の俺と、どっちがよかった?」
「……言わせないで。ん……」

今日は彼女も積極的のようだ。
分かりきっている俺の問いかけに答えるよりも恥ずかしいはずなのだが……。
兎に角、こうして目をつぶって顎を上に向けてくれているんだ。実に健気である。
甘えてくる分、応えてやることにする。

88 :
>>84
ふぅ…いっぱいでた

89 :
GJ!!
この爽やかなしんみり感がいいなあ。
原作にも最終話があったら、こんな感じになるんだろうけど、
この後、ハルヒが神様パワーを復活させて、
SOS団を再結成してそうな終わり方がすばらしいです。

90 :
>>65
期待

91 :
>>90 ?終わってるだろww

92 :
>>84
>>87


93 :
>>87


94 :
>>93
ふぅ…いっぱいでた

95 :
投下します
尿もの注意
濃い目注意

96 :
「涼宮ハルヒによって失禁させられた」
……はい? 今なんと??
土曜日の不思議探索後、相談があると長門の家に招待され、
カレーをご馳走になった後無言のまま茶を出され、
3杯目を飲み干したところでやっと切り出した長門の一言目。
「『シッキン』? 俺の知っている『シッキン』は……」
「あなたの知っている失禁で問題ない。
 言い直すと涼宮ハルヒによってわたしはおしっこを漏らすことを強要された」
何といえばいいか皆目見当つかない。
「きっかけは彼女自身の失禁。先月の連休で涼宮ハルヒは自動車で家族旅行に出かけた。
 その際、大渋滞に巻き込まれた」
「で、漏らしたのか?」
「なんとかパーキングエリアに到着したものの
 女子トイレは彼女と同じ境遇の女性で行列が出来ていた。
 間に合わないと判断した涼宮ハルヒは建物の裏に廻った。
 誰もいないことを確認したとき油断してしまい失禁してしまった」
「……」
「失禁の際とっさにスカートをまくり足を広げながらしゃがんだため
 被害は下着だけにとどまり、家族にも知られず済んだ。
 しかしその後はミニスカートに下着なしで一日中観光することになった。
 そこで涼宮ハルヒは異常な性感に興奮することになった」
「……えらく詳細だが見てたのか?」
「すべて涼宮ハルヒの告白」
え、と。で、なぜお前が、その
「経緯はともかく結果としてわたしは彼女によって失禁させられ、強制的に性に目覚めさせられた」
性???
「失禁と同時に性器をいじられた。そのまま強制的に性的オーガズムに導かれてしまった」

97 :
−−−−−−−−−−−−−−
不思議探索の相談があるという涼宮ハルヒの要望に答えるため
金曜日の活動後、わたしの自宅に彼女を招いた。
作りおきのカレーを振る舞うと、変わったお茶があると涼宮ハルヒはペットボトルを差し出した。
カレーによる喉の渇きと彼女の勧めもあって気にせず口に含む。
若干苦味があるもののお茶として何の疑問もなく飲み干した。
すでにこの時涼宮ハルヒの計画にまんまとはめられていた事になる。
土曜日のコースを無料情報誌をもとに考案中、
少しずつ尿意が高まることを感じる。
そして何故か性器周辺が敏感に、性的快感を感じるようになる。
通常ではありえない現象。尿意が性感を上げている。
性器より液体の分泌を確認。異常事態。
確認の必要があるが、涼宮ハルヒの横でスカートと下着を脱ぐ訳にはいかない。
トイレに向かうため立ち上がる。

涼宮ハルヒも立ち上がり腕をとられる。
「有希、待って」
何故?
「気持ちいいこと、教えてあげる」
?? !
スカートをめくられ下着の中に手を入れられた!
指がわたしの陰核を、膣口を、そして尿意が高まり敏感になった尿道口をまさぐる。
この瞬間、あのお茶に利尿剤と媚薬が入っていたことを悟る。
不覚にも全く気づかなかった。涼宮ハルヒの能力がわたしに感知させなかった可能性もある。
涼宮ハルヒの手のひらが恥丘を執拗に圧迫する。膀胱を押さえるつもりだろう。
「もう漏れそうなんでしょ。我慢は体に悪いわ」
急速に高まる尿意。有り得ない速度で尿が膀胱に溜ってきている。
だめ、もう、
「おしっこ、気持ちいいわよ。早く漏らしちゃいなさい。ほら、おしっこおしっこ」
耳元で何度も『おしっこ』『漏らす』とささやかれ、尿意がさらに高まる。
涼宮ハルヒはわたしに抱きつき、行動の自由を奪いつつ、わたしの股間をまさぐる。
放尿、、したい、漏れる、せめて、ト、トイレに
「だめよ有希。あなたはここでおしっこを漏らしちゃうの」
彼女の指が陰核の上をなぞる。やめて、本当におしっこが、
「じゃあここは?」
太ももの付け根の内側をなぞりはじめ
「ここに確実におしっこ漏らしちゃうツボがあるのよねー」
神経節やリンパ節は存在するがそんなツボは人体には、!!
まさか! 涼宮ハルヒの意思が作用する!
だめ、あ、あ、
強く圧迫された神経節から股間の力が抜ける、
だめ、括約筋が、緩む、漏れる、尿が、もう、
「あー♪ 有希おもらしー♪」

98 :
とうとう失禁してしまった。
下着が重くなりすぐに溢れる。
太もも、ひざ、ふくらはぎ、足の甲。熱く濡れていく。
ぱしゃぱしゃと床に広がる水音。
「有希のおしっこ熱い。ふふ、まだ止まらないの? いっぱい我慢してたのね」
彼女の指が下着の中に入り尿道口を押さえたり離したりする。
「気持ちいい?」
気持ちよくはない。
通常なら開放感、放尿感があるはずだが
急速に溜まった尿を我慢しすぎたせいで下腹部は痺れている。
さらに大量の尿により膀胱が大きくなりすぎて尿道を圧迫してなかなか排尿しきれない。
涼宮ハルヒはそれを見越している。
「じゃあ気持ちよくしてあげる」

尿道口を押さえていた親指がわたしの陰核をこすり上げる!
「やっぱり勃起してる。エッチね」
「違う、これは尿を我慢しすぎて」
「おしっこ我慢してて感じちゃったんでしょ? ほら」
!!
親指を陰核に置いたまま中指を膣口をくるりとねぶり
「濡れてるじゃない」
「違う、それは」
「愛液でしょ。エロイんだから」
涼宮ハルヒがわたしに飲ませた媚薬の影響、だから、!!
親指が陰核をこね、人差し指が尿道を揉み、中指と薬指が膣口をまさぐり
「ほらほら、気持ちいいでしょ? おしっこ漏らしながらイッちゃいなさい!!」
あ、あっ、だめ、涼宮ハルヒの能力がわたしの性感を引きずり出す、
も、もう、あ、ダメ!!!!
「っつ、!!っっ!」
「イッちゃった? 気持ちよかった? 有希はエロいわね。まだおしっこ終わってないわよ」
絶頂に達しているのに性器への刺激を止めない涼宮ハルヒ。
わたしは力が入らず、思わず自分の尿の上に崩れ落ちてそうになる。
そんなわたしを支えながらも涼宮ハルヒの手は股間を離さず
わたしの性器に刺激を与え続け、
「〜〜〜〜〜!!」
「イッちゃえイッちゃえ!」
絶頂し敏感になった生殖器が更なる刺激で爆ぜる。
「夜は長いわよ、有希。いっぱい気持ちよくしてあげる」
抗えない。
耳元で囁く彼女の吐息さえわたしの性感を上げていく。
彼女の欲望によって今夜わたしは性の玩具にされるであろう。
しかしその状況は悪いとは言い切れない。
むしろ悦んでいる自分がいることに気づく。
いつもの自慰による淫靡な快楽が他人から与えられるという期待に
ようやく出しきった尿以外の液体が股間から溢れ出すのを感じた。

99 :
−−−−−−−−−−−−−−
「……」
「そしてその夜、彼女の宣言通り私は彼女によって何度も絶頂させられ、何度も失禁、放尿した」
「え、と、…。そ、そういえば最近やけにハルヒがお前に絡んでいたような気がしてきたな」
「そう。あの夜の続き。色々な行為を行なってきた。
 その1つとしてわたしは毎日あなたの横で本を探す振りをしながら放尿していた」
なに!?
「限界まで尿を我慢して、履いていた大人用紙おむつの中に放尿するよう指示された。
 あなたに音を聞かれないか心配だった」
妙に長門がうろうろしていたとはのはそのせいか。
「他にも色々なポーズで放尿している。通常のしゃがんだ体制、
 俗に言う立ちションは男性式と女性式の両方、
 犬の片足上げ、体操の床競技で行う大開脚や、Y字バランス、逆立ち、さらに」
「まてまてまて!」
とんでもない内容になってきた。
「全部ハルヒの命令なのか?!」
「命令ではなく要請。涼宮ハルヒも同じように放尿している
 今日の探索の昼食の際、彼女はあなたの横に座っていた。その時おむつに放尿していた」
「  」
「夕方の喫茶店ではわたしがあなたの横でおしっこをしていた。
 集合にあなた達の組が遅れてきて漏らしそうになっていたがなんとか我慢できた」
「…俺の横で小便するのが流行ってるのか?」
「あなたの横で自慰による性的絶頂に至ったこともある。声を出さないようにするのが大変だった」
俺の質問は無視か。
「涼宮ハルヒはまだオーガズムに至ったことがない。この点はわたしの勝ち」

長門の告白を聞いていて俺の息子は勃っぱなしで、
恥ずかしい事に先走りの汁でパンツの中はべたべたになっていた。
それにそろそろ小便にも行きたくなってきたし、
正直このまま長門の話を聞いていると暴発しそうだったので
ここは長門にバレないようにトイレで一発抜いてこようと考えていた。
「そして今夜はあなたの番。いっぱい失禁してもらう」
へ?
「安心していい。あなたのペニスからでるものはすべてわたしが処理する」
な、なんて言った!? 意味がわからんし話の前後が繋がらんぞ。
「正確にはあなたの尿道口からでる液体は全てわたしの口腔もしくは性器、排泄器で受け止める」
そういう長門の目は血走り、明らかにおかしくなってる!!
「な、長門、落ち着け!!」
「わたしは朝倉涼子と同じ過ちを犯さない」
いきなり目の前の長門が消えた、と思ったら俺が仰向けに寝ていた。布団の上か!?
そして
『ちょ、なんで俺は裸になってるんだ!?』
と言ったつもりだが言葉も出ない。文句を受け付ける気もないのか!
俺は全裸で転がされていた。そして広げられた足の間に
「では、頂く」
や、やめろ長門!!

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