1read 100read
2012年11月エロパロ216: 【アクセル・ワールド】川原礫総合 6層目【SAO】 (621) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

Cでエロパロ (173)
【ひぐらし】07th総合part24【うみねこ】 (582)
ギャラクシーエンジェルでエロパロZ (128)
【創聖】アクエリオンでエロパロ【EVOL】 (674)
桜蘭高校ホスト部 5 (707)
部活動でエロパロ (209)
ハケン【ドラマ】黄金の豚でエロパロ【とっくり】 (497)
ダンボール戦機シリーズでエロパロ (278)

【アクセル・ワールド】川原礫総合 6層目【SAO】


1 :2012/09/05 〜 最終レス :2012/11/05
『紳士諸君、エロパロの世界へようこそ。ここはただの川原スレではない』
『もっと先を――《妄想》したくはないか』
ここは川原礫作品のエロパロスレです。
SAOやAWのSS職人を当スレは歓迎します。
・Web小説未読者に配慮し、未書籍化部分の話題は文サロのバレスレで
・新刊の内容バレ解禁は公式発売日の24時(翌日0時)
・空気は読むこと、荒らしはスルーすること
・480KB付近もしくは>>980になったら宣言したあと次スレをたてること
・妄想をオブジェクト化する際は躊躇わないこと
前スレ:
【アクセル・ワールド】川原礫総合 5層目【SAO】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1341699464/
関連スレ:
●ラノベ板本スレ
【アクセル・ワールド】川原礫スレッド170【SAO】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1346680778/
●文サロ板バレスレ(※未書籍化作品についてはこちらで)
【Web時代も】川原礫作品ネタバレ総合スレ 第42層
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1346065113/
●関連URL
2chエロパロ板SS保管庫 ライトノベルの部屋 3号室
http://red.ribbon.to/~eroparo/

2 :
〉〉1乙

3 :
広大なベッドを覆う白絹のシーツに、一糸纏わぬ姿の二人の少女がその身を横たえていた。
黒髪の少女は半ばうつ伏せの格好で顔を枕に埋め、ぴくりとも身動きをしていない。
赤毛の少女は仰向けに四肢を投げ出し、薄い裸の胸を浅く上下させていた。
「……なん……で……」
何だこれは、とユージオはぼんやりと考えた。こんなことがある筈が無い、とその一言だけを頭の中で何度も繰り返し、眼前の光景を否定しようとした。
しかし、ティーゼの紅葉色の瞳が――ほんの一日前、ユージオに縋り付き、溢れんばかりの感情をきらきらと輝かせていたあの美しい瞳が、
今は虚ろに宙に向けられ、光を失っているのを見たとき――その下の白い頬に半ば渇いた幾筋もの涙の跡を見たとき、
ユージオはこの部屋で行われたことを、その非道と残酷の全てを、完全に悟った。
http://nullpo.vip2ch.com/ga0193.png
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=big&illust_id=29037682

4 :
..........`  ー-   ..,,_                                `   .,
...................................... /` …−-------------------------------  ..,,___    `    .,
...................................../:::::::::::::::::::::::::::::::::: | \:ト、::::、::,.斗:::|::::::::::::|::::::::::::::::, .......................¨¨........‐- ..,,
丶 ., ....................../: : :/: :.::::::/}:::::::::::::}   i|..孑:::ぃ、:::::|::::::::::::|:::::::::::::::::, .................................................
    `  ー‐/′: :′: : :/ .}: : : : :/  ´リ  _\ン \:|: : : : :ハ:.: : : : : ′............................,,..   ''"
         ,: :/:.:{: : :_,厶斗: : /    /.ィ圻芋う》、: :..:| ∨: : : : ::, ―…  ¨¨´
      /  i: :|: : |: : : :{_/,ノ/- 、    / ∨トソ/j}|: \: :|  V: : : : ′
      .′ |: :|: : |゚,: ト: {厂{芋う        ゚''…'”|: : : :\  j: : : : : ,
     .′  |::∧:.:| E \. 乂刈}            |: : : : :|_ メ: : : : : :′
     i    |::| }::l  \{:::ヽ ¨¨´           |: :..:.::::|::::::::: : : : : : ,
     l    |::| vハ,   }: ::.    、            |: :..:.::::|::::::::: : : : : : ′>>1乙だよ
     |    } |  ゞヘ、 |: ::::::..     ,. ‐ァ      |: :.:::::::|::::::::::. : : : : : :,
      乂   i{     \}::::::::::::丶    ` ´      .イ:..:.:::::∧::::::::::. : : : : ::′
         ’。     {::::::::ハ::::::::::::........     ´ /: ::::::/ }、::::::::. : : : : : ::,
          ‘。    :, ::::i {:::::::::::::::::::::>-ヘ  /: ::::::/ニ/ニ::, ::::::::. : : : : : ′
             ゚     ;:::::| :,::::::::::::::::::::::::::::::∨_:_::::/ニニ==-ヘ::::::::::. : : : : : :、
                \  { :::|  '.::::::::::::::::::::,. ´          ゚.::::::::::. : : : : : ::、
                \}::::|   :,:::::::::::/             ゚.::::::::::. : : : : : :\

5 :
>>3
文庫版はこうなります
広大なベッドを覆う白絹のシーツに、一糸纏わぬ姿の一人の少年がその身を横たえていた。
黒髪の少年は半ばうつ伏せの格好で顔を枕に埋め、腰をぴくぴくと痙攣させていた。
「……なん……で……」
何だこれは、とユージオはぼんやりと考えた。こんなことがある筈が無い、とその一言だけを頭の中で何度も繰り返し、眼前の光景を否定しようとした。
しかし、キリトの黒色の瞳が――どんな時でもあきらめず、まるで太陽のように、彼に関わる人々に朗らかな笑顔にしてくれたくれたあの真っ直ぐな瞳が、
今は虚ろに宙に向けられ、光を失っているのを見たとき――その下の白い頬に半ば渇いた幾筋もの涙の跡を見たとき、
ユージオはこの部屋で行われたことを、その非道と残酷の全てを、完全に悟った。

6 :
ま た ケ ツ か

7 :
>>1 乙です

8 :
直葉の乳はエロい。和人が明日奈にぞっこんでなかったら
あの乳に籠絡されていたんだろうなぁ……
毎朝、あの乳にパイズリされて
「おはよう、お兄ちゃん。今朝の分の精液だよ。
とっても濃くて甘いの…」
つーか、ALО内でキリトはハーレム状態。
1日交代でアスナ、リーファ、シリカ、リズベット、シノン、
ついでにユイも。6日間交代で搾取されるんだろうな。

9 :
てす

10 :
>>8
7日目は大乱交ですね?
分か(ry

11 :
埋めネタ書こうかと思ってたら埋まってた

12 :
>>10
大乱交だったらホールに対してスティックが圧倒的に
不足しているしな。
クラインは掛け合い的にリズでもいけそうだけど

13 :
クラインとリズ推してるやついるから全部読み直したけど
web版含めてほとんど接点ねーじゃん

14 :
>>12
>大乱交だったらホールに対してスティックが圧倒的に 不足〜
解決の最適解
つ【オリジナル(エロ)ユニークスキル:(本体と感覚をリンクした)分身系能力】
備考…この分身は独自の自我を持たない、いわゆる「手足の延長的感覚で動く分身である
分身の射精は「本体」が脳波命令で射精意志で発射する
そしてこの分身は基本的に特殊なユニークスキルの産物なので
いわゆる絶倫(勃起・萎え状態は本体の脳波指示で切り替え可)
ただしこの能力の欠点…と言うべきか
『分身は「本体」が射精すると「展開中の分身全て』も
本体に連鎖して同時射精するので注意
w

15 :
クラリズいいコンビ

16 :
このハーレムならあぶれた娘同士でイチャイチャレズレズしてそうで…
リズ×アスナとかシリカ総受けとかやってそう

17 :
スティックが足りないなら俺が参加するぉ

18 :
>>16
シノン総受けがいいと思います!

19 :
>>16
リズはアスナの親友だから百合でも可
シリカにはバター犬ならぬバタードラゴンがいるから相手に
困らない。舐めてもらったり
「ああッピナ、ピナのドラゴンチ○ポしゅごいの!」
とかよがってるよ。
問題なのがリーファとシノンかと。

20 :
アニメ10話でようやくエロ分の地点まできたぞって感じだが
どっかの種見たいに円盤になったらベッドシーン追加とか期待してる
しかしまた薄い本が増えそうだな、今ですらかなりの量出てるのに

21 :
お久しぶりです。連絡します。
保管庫に収録されたようなので、アップロードしていたファイルを削除しました。
予想以上にたくさんの方に読んでいただけたようです。ありがとうございました。

22 :
竹井雪秀のアイマス同人にあったみたいに
ひたすら何もない暑い田舎でやることもないので汗だくでヤりまくるクリキンと従姉妹二人が見たい……
アニメのさりげないイケメンっぷりにふとそんな妄想が浮かびました

23 :
同じ竹井雪秀のアイマス同人なら今年の夏の雪歩・貴音本見たいに
キリト分身、それを受入れるヒロインs…なのが見たい…。

24 :
お姫ちんポジをユイがやればできなくもなさそうなのが……

25 :
主要メンバーで温泉旅館に言ったらAWもSAOも男女比凄いきついな。部屋割りが怖い

26 :
キリトさんが徹底的に尻を狙われそうな部屋割りにしてやりたい

27 :
>>22-23
両方ありだと思います

28 :
島言葉が再現できたら書きたい
あれって島ごとに使う言葉違うんだろ? ちょっと勉強してみる

29 :
いつもここでROMってるものなんですが
SAOアニメ版第10話を見て
自分も妄想に駆り立てられて
SSを書いてみたのですが
エロバロ書くことが初めての事なので
初心者のエロパロでも需要ありますか?

30 :
>>29
簡単に内容を
題:俺の嫁は時々S キリト×アスナ
途中まで、女性のアスナ(責め) が男性のキリト(受け)な表現が有ります。
女性が一方的に男性を責めるのが駄目な方はNGを。
純粋にキリトとアスナのラブラブHが好きな方もNGを。
あとメンヘルなアスナが嫌いな方もNGをお願いします。。
SAOの世界で、第75層で決闘を避け、
そのまま100層までの攻略を決意したキリトとアスナの
今後のあるかもしれなかった世界。
 アインクラッド攻略の最前線では、毎日、ギリギリの戦いが続いていた。
 二人の甘い生活は、お互いを思いやり、少しずつ愛を育んでいた。
 今日も無事に二人は生き残り、少しでも疲労の回復と精神的な安らぎを求めて、第22層の自宅の家でくつろいでいた、そんなある夜のこと

31 :
とりあえず書きながら投下するんじゃなく、書きためてからにしたほうがいいよ
需要はあると思うけどそういうのをいちいち聞くのもあんまりよろしくないみたい

32 :
>>31 ご意見ありがとうございます
原稿はもう出来ているので、あとは投下するだけなんです
じやあ投下します


33 :
ホモ スカ グロ NTRでも無ければそこまで気にせず
さっくりぶち込んでおけばいい

34 :
俺の嫁は時々S キリト×アスナ
>>33->>47あたり
注意
途中まで、女性のアスナ(責め) が男性のキリト(受け)な表現が有ります。
女性が一方的に男性を責めるのが駄目な方はNGを。
純粋にキリトとアスナのラブラブHが好きな方もNGを。
あとメンヘルなアスナが嫌いな方もNGをお願いします。。

35 :
 SAOの世界で、第75層で決闘を避け、
そのまま100層までの攻略を決意した
キリトとアスナの今後のあるかもしれなかった世界。

 アインクラッド攻略の最前線では、毎日、ギリギリの戦いが続いていた。
 二人の甘い生活は、お互いを思いやり、少しずつ愛を育んでいた。
 今日も無事に二人は生き残り、少しでも疲労の回復と精神的な安らぎを求めて、
第22層の自宅の家でくつろいでいた、そんなある夜のこと
 いきなりアスナは俺に切り出した。
「キリト君……、なんで君は他の女性にも優しいの?
君はなんでいつも無茶な事を繰り返すの?本当に私の事思ってくれてる?」
「アスナ、いきなり……何言ってるんだ?俺は君とみんなを守るために……」
と反論を試みようとするが、
「いいえ、キリト君……。まるで、わかってないわ。私の気持ちを。
今日という今日は、誰が貴方の物か私が体で教えてあげます!!」
という一言を発し、アスナは印象をガラリと変えた。

36 :
 そこにいるのは、どんな時でもいつも俺を支えてくれる優しい彼女の姿ではなく、
俺たちが結婚する前の最強のギルドだった血盟騎士団<KOB>副団長の「閃光」のアスナ様だった。
この頃のアスナは、女性でありがながら、みんなから尊敬の眼差しを受け、自身もSAOの攻略の鬼とかし、
ボス攻略のために何度もぶつかりながら、協力をしていたアスナその人だった。
どうやら積もりに積もった不安とストレスの蓄積が大爆発を起こし、
今まで俺に対して妻として支えてくれていたアスナを、血盟騎士団<KOB>副団長の時の彼女を呼び起こすスイッチを、
俺は完全に押してしまったらしい。
 結婚して今まで二人で過ごして来た時には、ほとんど見せた事のない彼女の毅然とした表情を前にして、
俺は思わず、息をのんで、その気迫に圧倒された。
「じゃあ、キリト君、命令するわ、まずはパンツ姿になりなさい。」
「へっ……!?また、なんで?いきなり!!」
 俺はその命令にびっくりし、しばらく躊躇していると、
「…何ラグってるの……早くしなさい。グズな子は私のレイピアでおしおきよ。」
 アスナはそう言うと、目をキラリと光らせ、右手で武器ウィンドウを開く動作をとろうとした。
その目つきは単なる脅しではなく本気のものだと俺はすぐに直感じた。
「ちょっ、ちょっと、待ってくれ、アスナ!!一体どうしたんだよ。おまえらしくない。」

37 :
「私らしくない?いいわ、わかったわ。まずは、その言葉遣いから直します。いいキリト君!!
私はアスナ様よ!!わかった?わかったら早くしなさい!!」
「あっぁ、待って下さい、アスナ様。……今しますから。」
 俺は仕方なしに、装備ウィンドウを素早く操作し、パンツ一枚の姿になった。
「……そうよ。最初から素直にそうすればいいのよ!!ようやく、わかったみたいね。
次にもたもたしたら、キリト君、今度こそ私のレイピアでソードスキルを叩き込むからね。」
「わかりました。アスナ様。」
 俺は、しゅんと肩を落としながら頷いた。
「うん、いい返事ね。そう、わかればよろしい!!じゃあ、続けましょう。」
 と言いながら、アスナは、防具ウィンドウを右手で操作し、同じく下着姿になった。その瞬間、
俺は目を疑った。いつもの清純な白やかわいらしいピンクの下着ではなく、
ブラもショーツも引き込むような黒色の下着を身につけていたからだ。
「あ、あの、アスナ様そんな下着いつから持ってたの?」
 と俺は不意に尋ねたが、アスナは俺の言葉を無視した。
その黒色の下着姿が醸し出すアスナの魅力に引き込まれながら、おれは静かに凝視てしていた。
するといつものように両目が自動的にズームされはっきりとアスナの姿を捉える。
だんだんと俺のペニスが熱くなっていくのを感じていた。

38 :
 そんな俺の姿をアスナはだまって見つめていたが、
「ふぅーーん、なぁに……、キリト君?まだ何もしていないのに、もうそんなに大きくさせちゃって……。
そんなに私の黒の下着姿に興奮しちゃった?さすが、……黒の剣士様ね。
黒色の下着に反応しちゃうなんて…。なんて厭らしい。」
 アスナはそう言いながら、彼女も間違いなく、俺の股間を見ている。
その両目は俺のパンツの盛り上がりをきっとズームさせているのに違いない。
その顔にイヤらしく微笑みを浮かべながら。

39 :
「じゃあ、次の命令は下着を脱いで、私の前に座りなさい。……全裸で正・座・よ!!」
 そう言うと、アスナはベッドのはしに腰を下ろし、俺が来るのを待っていた。
「はい、……アスナ様。」
 俺はしぶしぶそう返事し、パンツを下ろして恐る恐るベッドに座るアスナの足下に正座した。
アスナは俺の態度に満足しながら、またいつもの彼女なら絶対口にしないような言葉使いを発した。
「悔しいキリト君?何、苦しそうな表情しちゃって。しかも、キリト君のあそこびくびくしてるし。
早く私の中に突っ込みたくてとても苦しそうね。私の中で出したいんでしょ?いつもみたいに。
でも、まだまだお預けよ。私が許可するまで、何もしてあげないんだから。」
 俺を見下ろすアスナは、さらにどぎつく厭らしい言葉をあびせ続ける。
「こんなこと言われるなんて、キリト君とっても惨めよね。でも、もっと惨めな気持ちにさせてあげる。
君は私の犬になりなさい。主人は私で、君は犬のように私の足を舐めるのよ。
すみずみまできれいにしなさい。そしたら、その惨めな姿を画像に残してあげる。」
 そう、この彼女の命令を受け入れれば、俺は完全にアスナの犬だ。
しかし、俺のペニスはいつもと異なる雰囲気が漂うアスナの命令を受け入れかのごとく熱くたぎらせていた。
この悪魔の命令に下半身が負けた俺は、全裸で正座し、
アスナの足下に跪き、まるで犬のように、ぺろぺろとアスナの足を舐め始めた。

40 :
「いいわ、キリト君。とっても上手よ。まるで厭らしい犬のようね。この姿、画像に残しておくわ。
そうだ!!この画像、リズやシリカにメールで送ってみようかな?彼女たちきっとキリト君の事、幻滅するはね、間違いなく。
あれっ!!キリト君、本気にした?私がそんな事するわけないよ!!」
 しかし、今の彼女なら少しでも機嫌を損ねるとやりかねないと思い、俺はさらに必に続けた。
それは、俺の中で恐ろしく長く感じる時間となった。アスナの両足のつま先、足の甲、足首はしだいに俺のだ液でべとべとに汚れた。
「ふふ、よくできました。やればできるじゃない。じゃあ、ご褒美上げるわ。とってもいやらしく、惨めなご褒美を。立ちなさい、キリト君。」
 俺は素直に立ち上がった。すると俺のペニスは、俺のペニスは自分の惨めな気持ちとは裏腹に、
アスナの魅力にのみこまれ、すっかり限界にまで反り上がっていたのだ。そのアスナは俺のペニスをしっかりまじまじと見つめている。
「あぁら、やだ、キリト君こんなにチンポ立たせちゃって、さきっちょからもう透明な液が出てるよ。
私の足舐めながら、変な気持ちになってたでしょ?」
 俺は、アスナの問いに答えられなかった。答えられるはずがなかった。アスナはそんな俺に対してさらに言い切った。
「いい、キリト君……!!このキリト君のチンポを自由にしてもいいのは私だけよ。他の誰にも渡さないんだから。」

41 :
 そう言い終えると、アスナは、俺のペニスに上から唾を全体的にいやらしくたらして、ペトペトにし、
左手は腰に当てるような仕草で、右手は俺のペニスとつかむと扱き始めた。
アスナは強弱をつけながら、時には、手をとめ、だ液をたらして、上下させていく、その動きは、まるでアスナの武器レイピアを扱うように。
「キリト君、君も感じたら、女の子みたいに声に出してもいいのよ!!私だけが聞いたあげる!!」
 これは、アスナが俺に声を出せっと暗に言っているような物だ。
「あぁ……、あぁー。」
 仕方なく俺は恥ずかしい声をあげながら、この強烈な刺激で快感をどんどん加速させていく。
「キリト君、まだ出したらダメよ!!ほら、私のためにがんばって耐えて!!我慢して!!」
「はぁー、はぁー、うぅーぁぁ……、きもちいい。アスナ、もういく、出そうだ!!」
 俺の限界はどんどん近づいていく。アスナは俺のせつなく苦しそうな表情を見上げながら、手を扱く。
「ほら、アスナ様でしょ……!!言葉遣い戻ってる。まぁ、でも、キリト君、今とても可愛い声だしてるから、
許してあげる。ほら、私が見ててあげるから、いきなさい。いっぱい出しなさい!!」

42 :
 アスナの許しをもらい、その言葉の後、ついにおれは限界を迎えた。
「あぁー、アスナ様、俺もういく、出る!!」
 そう言いながら、おれは、ペニスを爆発させていた。
「キリト君、いいわl、素敵よ。あぁー、出しなさい!!いっぱい出すのよ。私にみっともない姿をさらしながら。」
 アスナは口を大きく開けて、自分の顔に俺のペニスを近づけた。
アスナの顔の前で爆発したペニスからは大量の白濁液が口だけに収まりきらず、アスナの顔をべっとり白く汚した。
俺はあまりの気持ちよさにあまりに量を出しすぎたと思いながらも、俺の熱く白い欲望がアスナの顔を汚していることに満たされていた。
 アスナは俺の哀れな表情を独占した事にうれしくなりながら、
上機嫌で口の中の白濁液をだ液とくちゃくちゃと音を立てながら口の中で混ぜ、
俺にも分かるようにごくりと音をたて、飲み干していった。
「うーん、すごい!!いつもこんな風に私の中でキリト君のおチンポ爆発させてたんだね。それにしてもすっごい量!!
毎回こんなに出されたら、いつも私の中で受けとめきれずに、そりゃ、あふれてくるよね。
あぁー、でも、私の顔キリト君の精液で白くべっとり汚されちゃったよ。」
 そういうとアスナは唇に付着した白濁の液を人差し指で拭き取り、ぺろっと舐めとった。
今まで絶対他人には見せたことがない、アスナの色気のあるうっとりした表情や仕草は俺の独占欲をかき立てた。
汚れたアスナをもっとみたい。アスナをもっと汚したいと強く思った。

43 :

「ほら、キリト君、君が出して汚したんだから、君がきれいにしなさい。
私はいつも飲んであげてるんじゃないの。それともお仕置きが必要かしら?」
 そう言うと、アスナは目を閉じて、俺の顔の前に白濁で染まった顔を近づけた。
もっとアスナを独占できるならと、俺は、アスナの顔の白濁を恐る恐る舌をのばして、ひと舐めした。
しかし、見た目とは、本物と似ているが、臭いも無く、味はあっさりしていて、なんとなく薄い練乳のようで舐めやすかった。
俺はこれが現実世界じゃない事に感謝しながら、アスナの顔を奇麗にするという、アスナの命令を果たせた事にしだいに嬉しくなっていた。
すると、アスナは満足そうに、ペニスの方に視線を落として言った。
「あれーー!??あんなに出したのに、もう、キリト君のおチンポまた元気になったみたいね!!
もしかして、白く汚れた私の顔舐めながら、自分の精液の味に興奮してたんでしょ?すっかり私の犬だよね。」
 その言葉を聞き、俺は心も体もすっかりアスナの犬になりきっていることを悟った。

44 :
「これで、ようやく身にしみて分かったようね、キリト君。君は誰のもので、誰のもとへ忠実に帰ってくるかを。
したら、キリト君に最後、とっておきのご褒美をあげる!!キリト君の精子にまみれたおチンポ、私のおマンコに挿れさせてあげる。
キリト君はひたすら腰を振って、私をもっともっと気持ちよくして満足させるのよ!!
気持ちも体もキリト君で満たして?いい、わかった??」
「うぅ……ん、わかった。アスナ様。俺の主人が誰なのかを。今、はっきりと理解したよ。」
 俺はこれまでのアスナのアメとムチによって、俺はアスナの犬になっていた。
そして、俺はアスナに対して絶対厳守の主従の契約を口にした。
「俺の命と体力が続くまで、アスナ様だけを気持ちよくしてみせる!!」
 その言葉にすっかり上機嫌のアスナはベッドの真ん中に腰をかけて、
大きく股をM字に開いて、そのセクシーな黒のショーツを片手でをずらした。
まるで、俺を導くかのように。そして、俺にいやらしく見せつけるかのように、
もう一方の片手で彼女はたっぷりの汁であふれた秘部を開いて膣を見せつける。
俺は、またしてもその様子を目に焼き付けかのごとく、ズームしてしまう。
「ほら、見えてるんでしょ?キリト君。私のおマンコ。すっごい、濡れてるよ!!濡れてるの!!
私、キリト君のチンポ扱きながら、べっとり濡らしてた。私、今日すごい変なの。
あぁーー、しっかもすっごい顔でキリト君、私のおマンコ見てるよ。私見られてる!!
キリト君に最大望遠で私のおマンコ、ズームされて膣の奥の奥まで見てるんでしょ。へ・ん・た・い・キリト君!!」
 おれは、その言葉をきっかけにして、アスナにとびついた。
「アスナ!!」
「うん、来てキリト君!!」

45 :
>>ここから,キリトの攻撃特化仕様(ダメージディーラー)の反撃になります
 アスナは俺に満足させるように命令した。俺はその命令を喜んで受け入れた。
そして、俺は躊躇なく、M字に開かれた両足を掴み、体を間に滑り込ませ、アスナの秘部に俺のペニスをつき入れた!!
同時に俺は、黒いブラの上からアスナの美しい乳房を手のひらで、うすく隠れた乳首を指で優しくつまんだ。
「ねぇキリト君、私の胸少しは大きくなったのかな?あの時、キリト君に初めて胸触られた時からさぁ?」
 俺もアスナもシステム上胸の成長があり得ないのは知っている。でも、俺とのセックスを盛り上げるためにわざと聞いてきたのだ。
「アスナの胸は今のままでも、十分大きいし、俺はこの形,手触りが好きだよ!!」
「キリト君、今日はありがとう!!どう?この黒いブラ気になってたでしょ?でも今日は、はずさないよ!!」
 今日のアスナはいつになく、いやらしい姿で俺を誘い、そして、俺を受け入れてくれた。
そう、それはアスナの仕掛けた、ちょっとした欲求不満をぶつけたかったのかもしれない。
半分以上、普段の俺に対する当てつけも有るかもしれないが!!俺は、このSAOをクリアするために、
アスナとの夜の営みは極力、優しく、お互い体の負担の掛からない物にしてきた。今日、俺は全力でアスナの希望に応えたい。
 俺は腰の動きに集中した。

46 :
「はぁ、はぁ、アスナの膣、とっても気持ちいいよ。アスナも俺の熱くて固いチンポ入ってるのわかるだろ!!」
 アスナのとろとろにふやけたマンコの中は、ぎゅっと俺のペニスくわえ込み、締め付けた。
アスナは俺に組み敷かれながら、ベッドのシーツをぎゅっとつかみながら、厭らしい声をあげている。
「はぁ、はぁ、あぁ、全部入ってきてるのが分かるよ!!あぅ、あぅ、キリト君の体温から形まではっきりわかるよ!!
来て、もっと来てキリト君のチンポ!!固くて熱い。いいよ、いいよ、もっと、もっと!!突いて、激しくして!!私をはっきりと君の物にして。」
 と激しく、激しく吐息を漏らしながらも、いつもの暖かい笑顔浮かべながら、俺を見つめていた。
俺はさらに腰のギアをあげて力任せに打ち付ける。アスナはその衝撃に激しく悶えさせながら、
俺のペニスを受け入れた。二人の結合した場所からはアスナのいやらしい汁がこぼれ、シーツを濡らしている。
また、グチュグチュというひどくいやらしい音が部屋中に響き渡った。
「はぁ、はぁ……、キリト君、私って本当にいやらしい女の子だね!!はぁ、んっーー、」
「あぁ、アスナはとってもいやらしい女の子だよ。とっても!!ねぇ、副団長さん!!
それとも『閃光』のアスナ様って呼んだ方がいいかな?」
「んっもぅーー、キリト君って本当にいじわるなんだから!!」
 アスナはだんだんと俺からもたらせる快感を受け入れてていく。
俺もアスナから与えられる快感を加速させていく。もっともっと感じさせたいと強く思った。
俺はもっともっとアスナを高みに押し上げていくために、もっともっと艶かしい声を上げさせるために、
俺は体を更に前のめりにさせ、アスナの上に覆いかぶさる。シーツを掴んでいた両手に俺の両手を絡ませながら、
さらに密着を高めていく。
「いいよ、キリト君!!いいよ。すごく奥まで届いてるよ。んっーーーっん!!」

47 :
>>46 題がミスです
  正しくは 俺の嫁は時々S(12/14) になります
「はぁ、はぁ、アスナの膣、とっても気持ちいいよ。アスナも俺の熱くて固いチンポ入ってるのわかるだろ!!」
 アスナのとろとろにふやけたマンコの中は、ぎゅっと俺のペニスくわえ込み、締め付けた。
アスナは俺に組み敷かれながら、ベッドのシーツをぎゅっとつかみながら、厭らしい声をあげている。
「はぁ、はぁ、あぁ、全部入ってきてるのが分かるよ!!あぅ、あぅ、キリト君の体温から形まではっきりわかるよ!!
来て、もっと来てキリト君のチンポ!!固くて熱い。いいよ、いいよ、もっと、もっと!!突いて、激しくして!!私をはっきりと君の物にして。」
 と激しく、激しく吐息を漏らしながらも、いつもの暖かい笑顔浮かべながら、俺を見つめていた。
俺はさらに腰のギアをあげて力任せに打ち付ける。アスナはその衝撃に激しく悶えさせながら、
俺のペニスを受け入れた。二人の結合した場所からはアスナのいやらしい汁がこぼれ、シーツを濡らしている。
また、グチュグチュというひどくいやらしい音が部屋中に響き渡った。
「はぁ、はぁ……、キリト君、私って本当にいやらしい女の子だね!!はぁ、んっーー、」
「あぁ、アスナはとってもいやらしい女の子だよ。とっても!!ねぇ、副団長さん!!
それとも『閃光』のアスナ様って呼んだ方がいいかな?」
「んっもぅーー、キリト君って本当にいじわるなんだから!!」
 アスナはだんだんと俺からもたらせる快感を受け入れてていく。
俺もアスナから与えられる快感を加速させていく。もっともっと感じさせたいと強く思った。
俺はもっともっとアスナを高みに押し上げていくために、もっともっと艶かしい声を上げさせるために、
俺は体を更に前のめりにさせ、アスナの上に覆いかぶさる。シーツを掴んでいた両手に俺の両手を絡ませながら、
さらに密着を高めていく。
「いいよ、キリト君!!いいよ。すごく奥まで届いてるよ。んっーーーっん!!」

48 :
>>46 ミスです
   誤:俺の嫁は時々S(1/14)
   正:俺の嫁は時々S(12/14) です
 俺は、腰をアスナに深く打ち付けながら、更に接近した、アスナの唇にむしゃぶりつくようにキスをした。
アスナの閉じた唇に舌を伸ばし、口をこじ開けると、目的とするアスナの舌に絡ませた。
あまりに急な俺の舌の動きにアスナは驚きながらも、アスナの舌はキリトの舌に応えるかのように熱く絡ませていく。
二人は舌を絡ませながら、二人のだ液はぐちゅぐちゅと音を立てながら、まざりあっていく。二人が熱く長いキスを終えると、
口を離すと二人ともが新鮮な空気を取り込みながら、ぜぇぜぇと息をはずませた。
キリトはアスナの呼吸が少し落ち着くのをみて、また腰の動きを早めた。
「キリト君激しいよ!!でも、そこ、そこいい角度であったてる!!私もう……いきそう!!
いっちゃいそうだよ、キリト君!!んっーーーん。」
「っ、アスナ俺もそろそろいくよ!!いつものように二人で一緒にいこう!!」
 永遠にも続くような二人のいやらしくも濃厚なセックスにも終わりが近づいていた。
「んっ−ーーーん、きてぇ、うん、いいよ、出して、いっぱい出して、私の膣に。キリト君っーーー!!」
 アスナはそういうと、両目を深く閉じ、素早く両足を俺の腰に絡ませた。
俺はついにアスナの膣奥深くにペニスをつきたて腰の動きをとめ、ペニスを爆発させた!!
 びゅっーーーーーるん!!びゅーーーるん、びゅーっ!!びゅー!!
 俺のペニスはアスナの膣の中で何度も何度も爆ぜ、精液を吐き出していく!!
「んっーーー、いぐっーーーーん!!んーーーっ、きてる、来てるよ!キリト君の精液!!
私膣で全部受けとめてるよ!!あ、っあったかーーい、私のお腹で広がってくっ!!」
 アスナの膣は俺の精液を最後まで飲み込もうと強く締め付けていた。あまりの気持ちよさに、
俺はアスナの膣に最後の一滴まで絞り出していた。
 こうして二人の長い夜は終わりを告げた。

49 :

「・・・ってな風に、やってみたくない?どう、キリト君?けっこう萌えない?」
「アスナ、それ結構きっついなー!!俺、アスナの犬になるのか?犬以外なら、いつでもいいよ!!」
 俺は、犬という言葉に顔を引きつらせながら、答えた。
「うーーん、そだね!!私の犬。実際、犬キリト君の画像が有れば、他の娘がキリト君により……なぃ、ま、何でも無いよ。」
 この一言は、俺は聞かなかった事にした。
「でもさ、そんな事しなくても、俺たちの結びつきは消えないよ!!結婚する前に、あの時、俺は君に約束した!!俺の命はアスナの物でアスナの為に使うって!!」
「ああ、あの時ね。うん、今でもはっきり覚えてるよ!!私もキリト君に約束したよね。永遠に君を守り抜くって。」
「うん、そっか、そうだね。……じゃあ、犬のキリト君はあきらめるよ。」
 今更ながら、アスナは自分の恥ずかしい妄想を口にしてしまった事を少し後悔しているようだった。
「でも、意外だな。アスナもそんないやらしい事考えるんだ。もっと、甘くラブラブなセックスがしたいんだと思ってた。でも、さぁ、黒下着姿で色っぽい副団長のアスナは見てみたいかも!!」
 という、キリトの意地悪っぽくも、意外な返事に驚きながら、アスナは答えた。
「あっ、キリト君、見たいんだ。私の黒色の下着姿!!」
「あ、そっちもだけど、ギルド時代の『閃光』のアスナ様の夜の姿も……見たいかも。多分、見たいやつ多いと思うよ。」
「キリト君ったら、もう!!何いってるのよ!!考えるだけでも、恥ずかしいのに!!そんな姿は誰にも見せません!!うぅーん、まぁ、でも、黒下着くらいなら、二人で現実に戻ったら……考えてあげるから。」
 アスナはとびっきりの笑顔で微笑みながら、俺に言った。
「絶対約束だから、アスナ。」
 そう、つぶやくと俺はアスナを優しく抱きしめた。そして、今日は俺たち二人にとって長い夜が始まる。

ーおわりー

50 :

で以上です
ここまで読んでいただいてくれた方、大変感謝です
またROMに戻りますがまた妄想が膨らんだら挑戦してみます

51 :
おつおつ

52 :
乙でした
>>22-23
竹井じゃなくて竹村な
川原とは互いにツイッターの初フォロー相手のようだがなんか親交あるのかね

53 :
>>21
乙、また新作待ってるよー

54 :
前スレ落ちていたので訂正分も含めて始めから投下
シノン×キリト
強制自慰


「ふぅ……」
学校帰りのいつものスーパー。今日のこの時間は挽肉の特売だ。
今日は野菜炒めにしようと思案しながら私は買い物用のバッグをかけ直した。
スーパーを出ると夕焼けが眩しい。帰宅ラッシュの電車を眺めながら私は
新しく用意された住いへと足を向けた。
私の名前は朝田詩乃、GGOにおける『銃事件』からの生還者だ。
SAD/SS『山猫は眠らない』
あの事件後の後始末はあっという間に終局した。
キリト…正式には桐ヶ谷和人に銃の調査・接触を依頼した政府の人間。
確か…菊岡とかいう名前だったか、その男からキリトと共に説明を受けた。
銃事件の主犯、新川兄弟のこと、現在逃亡中の金本のこと、
3人が銃を使い、害に至るまでの経緯。
この菊岡という男はへらへらしているが実はかなりやり手のようだ。
彼が担った事後処理はもとより警察の根回しに、報道規制、おそらく
それ以外の分野にも彼の息がかかっているように思えてならない。
そしてここから本題なのだろう、菊岡は言った。
「キリト君の助けがあったとはいえ、今回の事件から生還したあなたを僕は高く評価しています」
「……それは…どうも」
「そこで…いかかでしょう?キリト君のように『情報提供者』となっていただけませんか?」
情報提供者……ここ数年で急増しているバーチャル犯罪に対応する為、代価を与えつつ
継続的な情報を提供するVRMMOプレイヤーのことだ。俗な呼び方をすれば
『モニター』だ。つまりこの男の『モニター』となり『運営』されるということになる。
キリトは横で「やめておけ、ロクなことにならないぞ」と言っているが……
「わかりました。情報提供者の件、引き受けます」
「そうですか。ありがとうございます。僕の部署ではいつも人手不足でして、あなたのような
VRMMOプレイヤーが情報提供者になっていただけるのは大変ありがたい」
「い…いえ、そんな……」
「もちろん、それ相応の対価を用意させていただきます」
それ相応の対価……概ね、まとまったキャッシュを払ってくれるのかと思っていたが
情報提供者の対価とはそんなレベルのものではなかった。

55 :
まず未だ行方を晦ましている金本が私を狙ってくる可能性がある為、
新たな住まいが用意された。菊岡が用意したという新居に案内された私は息をのんだ。
以前住んでいたアパートなど比べものにならないほどの上等なマンションだ。
『高級』の部類に入るだろう。しかも私の境遇を知ってか電気、水道、光熱費にくわえ
家賃は菊岡もちだ。『僕の隠れ家の一つでして』とのことだ。さらに奨学金制度も適応された。
もう祖父母からのギリギリの仕送りに頼らなくてもよいのだ。
菊岡はその点も抜かりはなかった。祖母からの電話では『あのお役人さんに感謝するんだよ』
と泣かれた。最後にどうでもよかったが私に絡んでくる遠藤とその取り巻きが転校になった。
菊岡曰く『朝田さんの円満な学園生活に支障をきたす輩と見えましたの
で……まぁいわゆるサービスという事です』
別に興味はなかったし、どうでもよかったのに…不憫な奴ら。
オートロックのキーを解除して部屋に戻った私は食材を冷蔵庫に入れ、ベッドへとダイブした。
ふかふかのベッドは心地よい。こんな生活ができるなんて夢のようだ。が、あまり甘えても
いられない。出費を抑え、将来の為に資金を蓄える必要がある。
奨学金もここを引き払う頃には全額返済しておきたい。
「……………」
私はふと顔を上げて、ベッドわきにあるアミュスフィアを見た。
そして時計を見る。デジタル式の時計は17:52と表示されている。
今日は20:00の約束だった。気兼ねなくGGОの世界を堪能できる環境に頬が緩んでしまう。
それは彼も同じだろう。私は来たるべき時間に備えて、気を取り直した。
「学生の本分は学業だもの…キリトに会うのはあとのお楽しみ」
「はぁ…ン…あ…あ」
砂塵の舞う荒廃した世界、GGO。
大戦で文明社会が滅んだ地球に移民宇宙船団に乗って帰って来た人々が
暮らす社会という設定の世界だ。首都のSBCグロッケンはもと宇宙船であり
その地下に崩壊した巨大都市があり、そこがダンジョンになっている。
大戦の遺産である自動機械兵やミュータント、自立防衛兵器などと対峙し
都市の奥へと進んでゆく。また『ゲームコイン還元システム』を採用しており
日本で唯一、プロがいるММОゲームなのである。
「くっ……ン…」
首都の界隈を一人の少女…いや、少年がふらつきながら歩いていた。
すれ違った男達やプレイヤータグが表示される者の全ての視線を集めながら
歩く少年。それもそのはずだ。
長い黒髪に白い肌、長い睫毛(まつげ)に縁どられた黒い瞳。
このGGОでも稀なアバター、型番はM九000番系。
その一見、美少女に見える顔が上気し、眼はうるみ、おぼつかない
足取りで歩いている。さらには時折、花弁のような唇からこもれる甘い吐息。
「なんか…すっげぇエロい」
「動画保存」
「声かけてみようかな」
「あれって確か前にBОBに出場してなかったか?名前何つったけ?」
「ちげーよ、あの型番F一三00番系だろ?」
「パイオツでけぇー」
(す、好き勝手言いやがって…んっぐ…)
少年はぎりっと歯を食いしばって、路地を曲がり、指定された場所へと向かった。
「はぁ…はっ…ン…」
電子ロックされた扉に暗唱番号を入力し、扉を開く。
その部屋に少年は倒れこむようにして入った。
部屋の中は広く、ALОで借りている部屋と同じぐらいの広さがあった。
清潔なダブルベッドにソファ、さらにはホームバーまで。
棚には西部劇の酒場を彷彿させるような多くのボトルが陳列させている。
ここGGОの世界では『VIPルーム』『プライベートルーム』と呼ばれる一室であった。
ソファに深々と腰掛けている部屋の主は少年に向かって言った。
「遅かったわね、10分も遅刻よ。キリト」

56 :
「シ…シノ…ン」
前髪を額に張り付かせた少年――キリトは弱々しく私の名を呼ぶ。
潤んだ瞳に焦燥に駆られたような声、少女と見間違える美しい顔。
そして何より、常にマイペースな皮肉屋が私の前に跪き、苦しげに
こちらを見上げる姿は最高に気持ちいい。
「なあに、キリト?」
「お、遅れたのは…わ、悪かった…から…」
「遅れた理由は何かしら?ALOにダイブしていたの?アスナとセックス?
妹さんにパイズリでもされていたの?」
一昔前の私なら口にすることすら憚るような言葉が次々に出てくる。
殻に閉じこもり、あの忌まわしい過去から解き放たれる刻を待っていた
あの郵便局から刻が止まっていた朝田詩乃ことシノンは黒ずくめの少年と共に
銃事件を終局に導いた。もう銃という言葉を聞いても、見ても、持っても、拒絶反応は起きない。
私は過去を克服したのだ。学校に行き、最近になって親しくなった友人と他愛のないお喋りを
しながら昼食を取り、付き合い程度にカラオケやウィンドウショッピングを楽しむ。
遠藤達が転校した事も、多少効果はあったようで徐々に友人は増えている。
仕送りでギリギリの生活をしていた頃とは雲泥の差だ。GGОの接続料を気にする必要もないし
菊岡から『モニター』の要請があれば、その達成後、報酬としてかなりまとまった額の
キャッシュが手に入る。好きな作家の本をハードカバーで購入した時は少々、感動してしまった。

57 :
それに伴って今まで抑えてきた箍(たが)が外れたような気がした。
その日を境に身体が疼くようになった。自慰は性欲処理程度に週に1度するかしないかの頻度だったのが、毎日の様に興じた。まるで自慰を覚えたばかりの思春期の少年の
ように激しく喘ぎ乱れた。とくにGGОでPKをやった後、ログアウトしてから
最低3回はしないと火照りが治まらなかった。オカズはヘカートUでPKした相手の消える様。
初弾で腕を撃ち抜き、次弾でもう1本の腕を撃つ。何もできないプレイヤーを
じっくり時間をかけて分解するのは最高のオカズだった。
(オナニーなんて誰でもしている…オカズなんて人それぞれだ…)
イッた後の心地よい余韻の中でそんなことを考えていた。
同年代のもっと進んでいるコは恋人とのセックスに興じ、
また金銭目当てに中高年に股を開いているコもいる。
性欲なんて誰でもある。そう性欲なんて誰でも………が、私のは少し特殊なモノだったようだ。
俗にいうなれば私は『S』…それも『超』がつくほどのサディストだった。
そして私の倒錯した性欲を満たしてくれるのは、目の前の少年だ。
「た…頼む………も、もう…限界」
「何を言っているのかわからないわ。ちゃんと具体的に言ってもらわないと…ねぇ?」
キリトが何を言わんとしているか私は知っている。
彼に苦痛とも快楽とも言える感覚を与えるモノを装着したのは私だからだ。
「あ…お、俺の」
「俺?『私』の間違いでしょ?」
「くっ…わ、私の…は、はしたない…チ、チンポに…イ、イかせてください
…も、もう射精し、したくて…たまらない…んです」
キリトは歯を食いしばって言った。ああ…すごく…ゾクゾクする。たまらない表情だ。
「そう…なら、全部脱いで、私の目の前に晒してくれる?」
「う…く……」
キリトは忙しくベルトを外し、ズボンを脱ぎ身につけている下着以外は全て脱ぎ去った。
透き通るような白い肌が私の前に現れた。女性の私でも羨むような肌だ。
「ふふ…男なのにブラとストキングにガーターベルト…とんだ変態ね」
「こ、これは…お、お前が無理矢理着せたんだろ!」
「当たり前じゃない、キリトは私のペットなんだから」

58 :
テイミングスキルいう能力がある。ALOなどファンタジックなMMOで可愛らしいノンアクティブ
モンスターを愛玩用ペットにするための能力だ。女性プレイヤーが多いMMOでは
ごく当たり前の能力だがこのGGOには存在しない能力でもあった。
もともと男性プレイヤーが多く、PKなど当たり前に起こる伐としたMMOに
ペットなど必要はない。私もそう思っていた。が、アップデートされたSBCグロッケンの
地下ダンジョンで、私はソレを見つけた。それは一粒の錠剤だった。
その錠剤の名前は『スレイブタブレット』。過去の遺物の一つであり、服用した相手を
そのプレイヤーの意志に関係なく奴隷にできる凶悪なアイテムだ。
運営スタッフが遊び半分で作ったがテイミングの対象を人間にとれるということで
倫理コードやハラスメントコード等の問題で削除されたアイテムの一つのはずだ。
総督府にもっていけば、それこそプロプレイヤーが1年かけて稼ぐ額と同じ
電子マネーで引き取ってくれるだろう。だが、私はそうはしなかった。お金などもう心配ない。
満たされないのはこの性欲だけなのだから。
「パンティーから勃起したチンポが飛び出しているわよ。本当、変態ね。
ああ、心配しなくても動画は録画しているわ、こんなキリトをみたらアスナなんか
卒倒するでしょうね…」
「…GGOの中だけって…や、約束だろ…」
「ええ、もちろん。リアルでアスナとセックスしまくっているキリト君だもの。
干渉はしないわ。私との仲はGGOの中だけ…」
「…もうやめてくれ、こんな―――」
「チンポ、扱きなさい」
「ま、待て…あっん…はああああっ!」
私が発した言葉と共に右手がキリトの意志とは関係なくチンポを激しく扱きだした。
ここに来る前に特注の精力増強剤を飲ませているのだ。
射精感はとうに限界を超えているだろう。そこにきてのオナニー禁止。
それでも理性を保っているのはさすがキリトというべきだろうか…
「こ、こんなぁ…あっ…ああっ…ふっ」
右手の親指と人差し指、それに中指で肉棒を摘み、シュッシュッシュッと強制的に自慰
を強いられているキリト。それはあたかもチンポを生やした女性がオナニーをしている
ように見える。必に喘ぐ声はキリトのそれだが、甘いとろけた声は間違いなく女性のものだ。
「あははは、人前でチンポ扱くなんて最低ね。どんだけ変態なの?」
「あぐ!こ、こんな…お、俺の意志じゃ…」
キリトは潤んだ目で私をみるがシュッシュシュと擦る度にわき上がる快感に反論できないようだ。
「俺?…まぁ良いわ。すぐにそんな口は聞けなくなるもの…それに私も…んふ」
キリトのオナニーに高ぶった私は下着の中に手を入れ、胸に指を添えた。
「あっあっあっ!」
男で言うのならフィニッシュ直前のような速さで扱きまくっているキリト。
「こ、こんな…あっな、何で…も、もう出そうなのに…」
キリトが絶頂に達しそうになると手が棹を扱くことをやめる。
服用した相手の意識も奪えるとはまったくよくできた薬だ。
「ん…射精したい?残念、それも私の命令がないと出来ないようにしてるの」
「そ、そんな――――」
「私がイクのと同時にイかせてあげる。それまでアスナとのセックスでも
オカズにして耐えていれば?取り巻きの連中でもいいわよ、特に巨乳の妹さんなんてどう?」

59 :
「く、くううううう!」
以前、一度だけ直葉が自慰をしているところをキリトは見た事があった。
ズボンを降ろし、胸元を開いて、喘いでいる姿をドアの隙間から
偶然にも覗いてしまったのだ。あの衝撃は今でも忘れることはない。
キリト―――和人の着衣を鼻に押し当て「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と喘ぐ
直葉は何とも淫らだった。直葉は実の妹ではない。従妹だということだ。
求められ、それに答えれば一緒になれる。法的には認められている。
が、ずっと妹として接してきた直葉に恋慕など考えられなかった。
頑なに戒めていた。しかし、今は―――――――。
(き、気持ち…んっ…いや…はぁ…ダ、ダメだ…ダメだ)
直葉の喘ぎ声、豊かすぎるほど育った胸、切りそろえた髪からのぞく項。
直葉の身体に欲情している!?恋人は明日奈なのに!
「あっ…ダ、ダメだ…こ、こんな…や、やめなきゃ…」
「はっはっ、ん…いいわ、いいわよその表情、イ、イクッ!キリトもイって!イきなさい!」
ピンと爪先が伸び、私は絶頂した。
「え――――ん、んんんあああああっ!」
それと同時にキリトはグググッと何かが肉棒を駆け昇ってくる快感に声を震わせた。
虚を突かれた格好になったキリトは口を『あ』の形で開けたまま静止した。
「あああっあーあああーああああっ!」
ピュ…と先端から透明な体液が飛び出し、続けてぶばっと白濁液が周囲に散った。
ガクガクと痙攣しながらキリトは必でその肉棒の射精を止めようと先端に手を当て、
棹を握りしめた。しかし、一度、射精による快感に腰は振るえ手に力が入らないようだ。
「はっあああっ!と、止まっ…ダメ止まっ――あああ」
空腰を振り、のたうち回るキリトはさながら陸にあげられた魚のようだ。
二度、三度、大量の精を吐き出したキリトはぐったりと身を横たえた
「う…うぅ…あ…ダメェ…そんな…スグ…で…ダメなのに…」
小さく震える度にピュッと先端から残った白濁液を射精するキリトの姿に
私は大いに満足した。ふるふると軽く身悶えた後、キリトに歩み寄った。
「どう?キリト…溜めたミルク吐き出す感覚は?」
「はー…はー……わ、私…」
「ここまできたら挿れたいでしょ?」
「挿れ……?」
「ここに…」
私はキリトの顔を跨ぎ、秘唇を広げて見せた。
続く

60 :
イイネイイネ。ただ文中のアルファベットで何故かロシア語混じってるぞwwww
変なフォントだなぁと思ったらwww

61 :
乙です
続編期待

62 :
乙!
受けキリト大好きだから続編期待してます

63 :
歌ってみました
Crossingfield
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18852413

64 :
>>63

65 :
連投規制って今もあるんだっけ?

66 :
>>59の続き
シノン×キリト
エロ本番


眉を潜め、射精の余韻に身を震わせるキリトの顔に微かな脅えが見えた。
それはそうだ。それは結城明日奈、つまりはアスナの存在だろう。
リアルでは恋人であり、ALO内では妻だという。そのキリトが妻以外の
女の秘部を見る……己の意志ではないとしてもアスナへの裏切りとなる。
「女の人のココはとても敏感で、繊細なの…アスナと比べてどうかしら?
アスナみたいにヤリまくってないから綺麗だと思うけど?」
「くっ……」
あはは…顔背けて…アスナに操を立てているつもりかしら
そんなこと何の意味もないのに。
「キリト、舐めて」
「あ…い、いや…だ……いやなのに…くっ」
意志とは反対にキリトは舌を突きだし、秘裂に這わせた。
「はァ…はあん………そうよ、うまいわ」
「んちゅ…はあ…ん…はっ、すまない…アスナ…アスナ…」
VIPルームに響く、くちゅくちゅとした粘着音。
キリトの謝罪の声。ああ…今、この瞬間、私はキリトを支配しているんだわ。
何とも言えない高揚感。優越感。たまらない。

67 :
「はぁ…ん…あ…さすがね、リアルでセックスしているだけあってとっても上手。
ねぇ、アスナとは週に何回するの?どんな体位でするの?」
「は…ん…んちゅ…そ、それは」
トロトロと愛液が湧き出す秘裂から顔を上げキリトは口をつぐんだ。
「言いたくないのならいいわよ…そのかわり、わかるわよね?」
私が暗に何をするかわかったのだろう。キリトは声を上げた。
「えっ、そ、そんな―――」
「なら…言ってくれる?できるだけいやらしくね」
有無を言わせない私の視線にキリトは観念したように言った。
「わ…私のはしたない…チ…チンポで…二日…に…1回…くらい…ALОの中で
ア……アスナとしていました…リ、リアルでは…時間が合えば…ホ、ホテルで…」
「本当にいやらしい変態ね。そんなセックスしていたなんて、まるで猿ね。
まぁ…君くらいの年齢なら当然か…他に何もする事のないSAO生還者だものね」
わざと大げさな声を上げ、そして嘲笑する。キリトの羞恥心を煽る為だ。
「アスナのどこが好きなの?体位は?」
「ア…アスナの…お、お尻が好きです……た、体位は…た、立ったまま…後ろから…
う、うつ伏せにして後ろから激しくされるのが…す、好きだって…ア、アスナが」
あまりの恥ずかしさに涙を浮かべながら答えるキリト。それでもキリトの言葉は止まらない。
「舌が止まっているわ…ちゃんとしないと…」
私はキリトの頭部に手を当て、股間に押しつけた。
「あ、…んぶっ!?…はッ…んんっ…ちゅ」
弾かれたように声を裏返し、キリトは淡い陰毛に覆われた私の秘裂に必で舌を這わせた。
「はっ…あ…上手よ。あはっ…豆も剥いて吸って」
「う…うう…くっ…ぴちゅちゅ…ちゅうううう」
舌だけで包皮をむき、露わになったその陰核を軽くはみ、そして吸い上げた。
アスナに仕込まれたのだろうか、それとも雄として本能的にそれを行っているのだろうか?
「あっ…はっ……ん、んんん……はっ…ふ」
ん…ン…キリトの頭を両手で股間に押しつけながら私は達した。
ぴんと爪先立ちになると、キリトを解放してやる。
「ん…よかったわよ。ご褒美をあげないとね」
「ご…ご褒美…?」
私はバーカウンターに手をつき、尻をキリトに向けた。
「立ちバックが好きなんでしょ?後ろからどうぞ、変態キリト君」

68 :
「んああああ!」
そしてキリトは私の濡れそぼった秘部に後ろから挿入し、狂ったように腰を振っている。
「いいわ…いい、もっともっとしてキリト」
「はああっ、い、いやだっ!ごめん、アスナ…アスナっ!わ、私を許して!」
バーカウンターに手を突く私を背後から突き上げるキリト。
「んっその…あっ…ははは、女のコみたいな声…可愛いわよキリト」
その腰を尻に叩き付けるように必に振りたくっている少年。
私はとろけたような表情で少年の剣突を嬉々として受け入れていた。
「キリト…ふふ、元気がありあまっているって感じね…あっはっ犬みたい。アスナと
比べてどう?締まりはいいでしょ?」
リアルの処女をこんなヘタレニートに捧げるなんてバカな事はしない。
が、GGOの中ならいいだろう。快感だけが伝わり、雰囲気を味わえる。
そろそろ現実と仮想世界の境界が怪しくなり始めているキリトだ。
必にアスナ、アスナとわめき、謝罪している。
「…あんん…こ、こんな事…い、いけないのに…止まらない!や、やめて!シノン!」
甘い悲鳴を上げながら腰をふるキリトの姿は凄くそそる。
「うん…うふ…ダメよキリト、ンはっ…中で大きっく…もっと、もっと激しくして!」
キリトが背後から私の双乳を両手で鷲掴み、背に舌を這わせた。
「あっ…ダ、ダメッ!出る…出ちゃうよ!シ、シノンの中にわ、私!射精しちゃう!」
「うっんんんっ…わ、私も!お、女の顔したキリトに!犯されてイクッ!」
「あっあっああっ!わ、私…チンポが…で、出る!ん、く…ううっ!」
指をぐにゅうと私の尻に食い込ませ、キリトは一滴も漏らすまいと最奧までたたき込んだ。
「あっああっ!出る!出るうう!」
特濃の白濁液が塊となってぶばっと射精された。
キリトは眉間に皺をよせ、歯を食いしばって最奥で射精を続ける。
私の胸をめちゃくちゃに揉みし抱きながら、ようやくその射精が終わった。
「はぁ…ああ…出てる、キリトの…すごく濃いの…中に出てる…」
下腹部に拡がる熱い体液を私は身悶えながら感じた。
そして私獣じみた性交を終えると荒い息をつきながら沈んだ。
「はっ…はあはぁ…最高によかったわよ…キリト」
私はふふっと笑うと立ち上がった。股からドロリと白濁の液が太股を伝い零れている。
キリトは荒い息をつきながら「あ…ああ…シノンに…だ、出して…ア、アスナに…」
快楽に打ち震えるキリトの髪をそっと撫で、私は囁いた。
「私さ…今日、とっても危ない日なんだけど…GGО内でも妊娠するのかな?
ねぇキリト?」
END
最近では直葉が熱い。
なんかガチで凌辱される直葉か詩乃書いてみたくなった

69 :
GJ・・・!
いいぞもっとやれ

70 :
GJ!
キリトさんすっかりメスマゾに堕ちてて興奮した…!

71 :
なんか予告に出てきた二人の結婚指輪をリズが作るんじゃないかなんて噂を聞いたんですが
いくらなんでもそんな鬼畜なマネはしないですよね?
リズSS4話後編できましたので投下します
1〜3話は保管庫に、4話は前スレ>>911-921ですが、落ちてるのでうpろだに上げときました
これらの続きです
ttp://u3.getuploader.com/eroparo/download/159/%E5%BF%83%E3%81%AE%E6%B8%A9%E5%BA%A6AnotherStory%EF%BC%94%E8%A9%B1%E5%89%8D%E7%B7%A8+.txt
相変わらず非エロな上に勝手に設定色々脚色してるのでご容赦ください
あとアニメしか見てない人はネタバレ注意?

72 :
キリトとのデートから五日が経った。
あたしは相変わらず鍛冶仕事に追われていたが、
忙しいほうが何も考えなくていいのでありがたかった。
あの夜のことは、とりあえず胸の奥にしまっておくことにした。
そうしないと、キリトの顔をまともに見られないような気がしたから。
「えっと、頼まれてたものはこれで全部ですね」
「あぁ」
あたしは注文を受けていた武器と防具をまとめて目の前のお客さん、商人のエギルさんに渡す。
エギルさんは一つ一つしっかりと確認して、満足げにうなずくとストレージに収納していく。
「おう、確かに」
エギルさんはキリトから紹介してもらったお客さんだ。
キリトとは第一層の頃からの付き合いだという。
190センチ近くあるゴツイ体格で、最初はちょっとだけ怖かったんだけど、話してみると全然いい人。
今日は彼から依頼された、低〜中レベル向けの安価な武器や防具を大量に作って引き渡したのだが、
その理由というのが――
「かなりの本数ですけど、何人ぐらい支援してるんですか?」
「ん、そうだな、今は30人くらいってところか」
「うわ、どんどん増えてるんですね」
そう、エギルさんは自身も高レベルプレイヤーとしてフィールドに出て、
さらにやり手の商人としても名をはせているのだが、
なんと、ひそかに中層プレイヤーの育成の支援に尽くしているというのだ。
あたしに依頼してきた武器や防具というのも、
攻撃力を上げることよりも、装備することで使用者の命の危険をなるべく減らせるよう、
耐久値が高かったりステータス異常に対する耐性が補正されたりするようなものを、
とにかく安く大量にというものだった。
「おい、重ねて言っとくが……」
「はいはい、わかってますよ。
 キリトたちにはエギルさんが中層プレイヤーの支援をしてることは内緒なんですよね」
「おう、頼むぞ」
しかも、これだけの支援活動を全て匿名でやっているという。
エギルさんのこの姿勢に心打たれたあたしも、
商売抜きでエギルさんのオーダーには答えるようにしている。
さて、全てのアイテムを収納し、依頼も完遂となったところで、
エギルさんは壁にかけてあったあたしの自信作の両手斧を手に取った。
攻撃力は圧倒的ではあるがかなりの高STRが必要、というものではあったが、
さすがといったところだろうか、エギルさんは軽々と持ち上げてみせた。
そのまま軽くその場で素振りをしながら、ふと思い出したようにニヤリと笑い、口を開いた。

73 :

「そういや、キリトのやつ、今日はアスナとパーティー組んで攻略に出かけていったみたいだぞ」
「……知ってます」
ギクリとした内心を悟られまいとし、あたしは答える。
そんなあたしの様子に何を思ったのか、エギルさんはたたみ掛けるように続けた。
「ほう、ずいぶん余裕があるみたいだな」
「別に、その……キリトからも聞いてたし、アスナも最近ギルドに居辛いなんて言ってたし……」
「ふっ、まあ取られないように気をつけるんだな」
そう言ってエギルさんは斧を元の場所に戻し、店を出て行った。
あたし、別にキリトのことを好きだって誰かに自分から話した覚えなんてないのに、
なぜだか周りの人みんなに広まっていってる気がする。
「はぁ……」
あたしは最近クセになってきたんじゃないかっていうため息をついて、手に持ったハンマーを下ろした。
まあ概ね、いつもどおりだった。このときまでは。


バタンッ
いつものように、夕方からの来客のピークに合わせて準備をしていたあたしの店の扉が、
無遠慮に勢いよく開かれた。
「なに?ってあんたたちか。珍しいわねこんな時間――」
あたしは途中で言葉を失ってしまった。
飛び込んできたあたしの親友、アスナが支えるようにしていたあたしの想い人、キリトが、
明らかに普通じゃないほど消耗していたからだ。
「どうしたの!?なにが……」
「わ、悪い……リズ。少し休ませてもらえるか?」
「ほら、つかまって。楽にして」
あたしは駆け寄ってキリトに肩を貸してやる。
そのまま店の奥、工房スペースに連れて行って、椅子に座らせる。
背もたれを倒して楽な姿勢にしてやると、辛そうだったキリトの顔がわずかに緩み、
そのまま寝入ってしまった。

74 :

「ごめんね、リズ。仕事中だったのに」
「いや、別にお客さんもいなかったし全然大丈夫だけど、一体なにがあったわけ?」
「実は……」
あたしはアスナと並んで椅子に座り、今日何があったのかを聞いた。
その話の内容というのは想像を絶するもので――
「アスナたちを助けようとして、キリトがユニークスキルでフロアボスをほぼ一人で撃破、って……」
開いた口がふさがらない。
いくらキリトが攻略組屈指の実力の持ち主でも、フロアボスを一人でなんて普通倒せっこない。
この消耗ぶりも当然だろう。
「じゃあ、キリト。ひょっとして、その、二刀流を?」
「あ、やっぱりリズは知ってたんだ、キリトくんがこんな隠し技を持ってたの」
「うん。前にキリトの武器を作ったときに、
 なんで同じくらいの強さの武器が二本もいるのかって聞いて、
 それで教えてもらってたんだ。みんなには秘密なんだって……」
「ふーん、そっか」
呟き、アスナは立ち上がった。
視線をキリトに一瞬向け、再びこちらに向き直る。
「最初はキリトくんの家に連れて行こうかなって思ったんだけど、
 キリトくんがリズのところに連れて行ってくれなんて言ってたんだよ」
「え?キリトが?」
「うん、じゃあ、悪いんだけどわたし、今からギルド本部に報告に行ってくるから、
 キリトくんのこと見ててあげてね。
 HP自体はもう回復してるから、ただ疲れているだけだと思うの。しばらく休ませてあげてよ」
「それは別にかまわないけど……」
「じゃ、頼んだよ」
そのままアスナは店を出て行ってしまう。
キリトと二人、工房に残されたあたしは、一度大きく息を吐いて立ち上がり、
眠っているキリトの顔を覗き込んだ。
キリトの寝顔は、こんな状況で言うのもなんだけれど、かわいらしいと思った。
しかし、この童顔な少年が、毎日どれほど過酷な戦いをしているのか、あたしには想像もつかない。
最近、今日ほどでないにしろ攻略からフラフラになって帰ってくることが多くなっている気がする。
あたしが武器をメンテナンスしている間に寝てしまっていたことも一度や二度ではない。
HPがどれだけ減ろうと0にならなければ飛び跳ねられるこの世界でこれだけ消耗するのは、
こちらの世界のデータでできた肉体的なものではなく、
現実世界の肉体が精神的な負担から疲労しているということらしい。
キリトほどのプレイヤーでも最近は常にギリギリということなのだろう。
「まったく、あんたはいっつも、無茶苦茶だよね……」
呟きながらキリトの髪をなでると、かすかにキリトが笑ったような気がした。



75 :
「よ、おはよう、リズ」
「おはよう、キリト。もう体調は大丈夫なの?」
「あぁ、迷惑かけたな」
次の日の朝、すっかり元気になったキリトがやってきた。
昨日は結局一時間ほどで起きてくると、そのまま自分の家に帰っていった。
顔色もマシになったとはいえまだまだ本調子ではなさそうだったので、
弁当を持たせてやって、とにかく寝るようにと厳命していたのだが、
体調が回復したというのであればもう何も言うことはあるまい。
「昨日の活躍、今朝の新聞の一面ドアップよ。街中あんたの話題で持ちきりだし」
あたしは目覚めのコーヒーと一緒に今朝の新聞を渡してやる。
新聞のトップにはキリトのアップと共に、
『黒の剣士!軍の大部隊を全滅させた悪魔を二刀流で単独撃破!』という文言が踊っていた。
とうとうキリトが二刀流使いであることが知られてしまったというわけだ。
「ったく、もうこんな記事になってるのか。
 ねぐらにまで押しかけてきやがって、まったく」
どうやら50層にあるキリトのホームには早速情報屋やら剣士やらが押しかけてきたらしい。
その人たちをまいてくるためにわざわざ貴重な転移結晶を使ったとか、
まったく、ご愁傷さまとしか言いようがない。
「この50連撃とか単独で倒したとかっていうのはホントなの?」
「尾ヒレがつきまくってるだけだよ。さすがにそこまではムリだって。
 だけどしばらくは騒がれるだろうな」
「有名人は大変ね。
 ま、今のうちにサインの練習でもしといたほうがいいんじゃない?」
あたしは茶化すように言ってキリトの背中をバシっと叩いた。
とはいえ、新たなスキルの発見ということであれば、
他のプレイヤー達にとっては喉から手が出るほど欲しいものだろう。
この騒ぎがいつまで続くかはまったくわからない。
「引っ越してやる……どっかすげえ田舎フロアの絶対見つからないような村に……」
キリトは新聞を持つ手をかすかに震わせながら、しばらくぶつぶつと呟いていた。
あたしはそんなキリトの様子についクスリと笑ってしまった。
「とりあえずこの店にキリトがいることはバレてないみたいだし、しばらくゆっくり――」
その時だった。
店の扉がバタンという音と共に開かれ、慌てた様子でアスナが飛び込んできた。
あたしとキリトの姿を捉えると、その大きくて可愛らしい目をさらに見開き、
泣き出しそうな声を出した。

76 :

「キリトくん、リズ、いきなりゴメン!その……大変なことになっちゃって……」
一体どうしたことかとあたしとキリトが聞くより早く、
アスナの後ろから一人の男性プレイヤーが入ってきた。
「突然すまないね。邪魔するよ」
20代半ばぐらいだろうか、一見するとまったく威圧感のない男だった。
白衣を着てどこかの大学の講師をしていると言われたらすんなり納得ができるような風貌、
しかし、高級そうな真紅のローブに身を包み、その瞳からは圧倒的な磁力を感じさせるこの人は――
「あんたは……血盟騎士団団長、ヒースクリフ!」
キリトが驚きの声をあげる。
そう、この人こそ、アインクラッド最強ギルドである血盟騎士団、
その頂点に君臨する、聖騎士ヒースクリフその人だった。
そして、つい昨日まで、この世界で唯一のユニークスキルを持つプレイヤーと言われてきた人なのだ。
今、あたしの店には、たった二人だけのユニークスキル持ちが顔を合わせているということになる。
あたしは実際に会うのは初めてだったが、キリトは顔なじみなのだろう、
立ち上がると警戒するようにわずかに身をかがめた。
「久しいな、キリト君。いつ以来かな?」
「67層のボス攻略戦です」
ヒースクリフさんは軽く頷くと、一歩前に出た。
「あれは辛い戦いだったな。我々も危うく者を出すところだった。
 トップギルドなどと言われても戦力は常にギリギリだよ」
「お忙しい団長さんがこんなところまで世間話をしにわざわざ来たのではないんでしょう?」
「ふむ、そうだな。君、すまないが、この椅子を借りてもいいかね」
「あ、はい!どうぞ!」
「ありがとう」
突然声をかけられ、あたしは思わず大きく頷く。
キリトの正面に腰掛け、ヒースクリフさんはなおも警戒しているらしいキリトに落ち着いた口調で言う。
「君も座りたまえ。心配しないでいい。何も事を荒立てに来たわけではない」
キリトは数秒ほどそのままだったが、無言で座りなおした。
あたしもそさくさとキリトの背後に移動する。
ヒースクリフさんはキリトを真正面から見据え、机の上で骨ばった両手を組み合わせた。

77 :

「昨日はアスナ君を助けてくれたそうだね。騎士団を代表して礼を言おう」
「大切な副団長なのであれば護衛の人選にはもっと気を使ったほうがいいですよ」
キリトの言葉に、今も入り口近くに立っているアスナがはっと息を呑んだのがわかった。
つい先日の、アスナにストーカーをしていたという団員のことだろう。
アスナが騎士団の活動を休みがちになっている原因だと聞いている。
ぶっきらぼうなキリトの物言いだが、ヒースクリフさんは気にも留めないようだ。
「クラディールは自宅で謹慎させている。迷惑をかけてしまったことは謝罪しよう。
 君はアスナ君のことを色々気を使ってくれているそうだが、
 そうだな、キリト君。例えば君がアスナ君の護衛になるというのはどうだろう?」
そこまで言って、あたしは彼が何のためにここに来たのかを悟った。
彼はつまり――
「俺をスカウトしに来たってワケですか?」
「我々も団員は常に募集しているのでね、君のような強力なプレイヤーは大歓迎なのだよ」
「それは光栄です。が、あいにくと俺はソロなんでね、他をあたってください」
「ふむ……」
ヒースクリフさんは呟き、キリトに値踏みするような視線を送った。
瞬間、彼の瞳の磁場が強まったような気がして、キリトの後ろに立つあたしまで動けなくなる。
「それだけの力を持ちながら、なおもソロにこだわるというのかね、『二刀流使い』よ」
ギリッと、キリトが拳を握りしてる音が聞こえた気がした。
お互い無言のまま、時間が過ぎる。
数秒の静寂の後、キリトがゆっくりと口を開いた。
「……一つ聞かせてください」
「なにかな?」
「前に俺、あんたに言いましたね、このゲームはフェアネスを貫いている、
 ただ一点、たった一人にだけ与えられるという、ユニークスキルを除いてと」
「それがどうかしたかね?」
「なぁ、俺たちのこの、ユニークスキルは決して天からの贈り物なんかじゃない。
 このゲームの開発者、茅場晶彦が、何かの理由で俺たちに与えたものなはずだ。
 茅場晶彦は、一体何のために特定のプレイヤーに、こんな特権のような能力を与えたんだと思う?」
「ほう……」
その時、今まで感情らしきものをほとんど見せなかったヒースクリフさんが、ニヤリと口元を歪ませた。
笑っている、にも関わらず、なぜかあたしは背筋が凍るような気分を味わった。

78 :

「面白い質問だ。キリトくん、そうだな、もし、私がこのゲームの開発者だとしたら、
 何人かのそういったプレイヤーを、ゲームクリアのためのキーパーソンとするだろうね。
 このゲームを攻略するための、いわば勇者のようなものというわけだ」
「……あんたこそ、各地で魔王に挑む仲間を集める勇者だってことか?」
「ふっ……」
キリトの問いには答えず、一拍の間をあけ、ヒースクリフさんはなおも言葉を続ける。
「君もわかっているのだろう?もはや、望もうと望むまいと、君はその強力な力を使わざるを得ない。
 君が、真にこのゲームをクリアしたいと思っているのであれば、ね。
 ならば、我々と共に存分にその剣を振るいたまえ。君の戦場は、我々と共にある」
言い放ち、再び静寂が店内を支配する。
ヒースクリフさんの刺すような視線を正面から受け止め、
キリトは小さく一呼吸つき、宣言した。
「いいぜ。あんたの誘いに乗ってやるよ。ただし、一つだけ条件がある」
「ふむ、なんだね?」
「ヒースクリフ、あんたには俺とデュエルをしてもらう。もちろん、本気でだ」


ヒースクリフさんは用事があるといい、デュエルの日時を明日の朝10時からと決めると、
心配そうな顔のアスナと共に去っていった。
あたしは二人を見送り、キリトの正面に座った。
キリトはウインドウを開いて武器や装備のチェックをしているようだ。
「リズ、デュエルに備えて武器をピカピカにしといてくれよ。
 あいつは俺の全てを出し切らなくちゃ勝てない相手だろうから」
「それはいいんだけどさ。そもそも、なんのためにデュエルなんてふっかけたのよ?」
「ん?そうだな……」
キリトにとって意外な質問だったのだろうか。
キリトはオブジェクト化した二振りの剣を机に置くと、言いにくそうにわずかに眉をひそめた。
「あいつが……俺に似ているからだ、な。
 脱出不可能のデスゲームに囚われてなおゲーマーとしてのエゴを捨てきれない、
 その上、自分の技に絶対の自信を持っている。
 俺は、こんな状況でなお、俺の剣とあいつの剣のどちらが強いのか、気になって仕方がないんだ。
 ホント、救いがたい人間だろう?」
「そんなことない!」

79 :

あたしは立ち上がって叫ぶように言う。
「キリトとあの人は全然違う!キリトは、優しい人じゃない。
 自分のことを、そんなふうに悪く言わないで……」
言いながら、あたしはキリトの顔に息が届きそうなほどに身を乗り出していることに気が付き、
慌てて座りなおした。
「ご、ごめん……」
「いや、ありがとう。リズにそういってもらえて、嬉しいよ」
おかしい、今日のキリトはなにかおかしい。
自分からデュエルをふっかけるなんてのも変だし、なにより――
「ねえ、あんた。ホントに血盟騎士団に入るつもり?」
「あぁ、元々考えてたんだよ。
 最近、モンスターのアルゴリズムにイレギュラー性が増してきてる気がするんだ。
 ソロだと限界が近づいてると思う。最強ギルドである血盟騎士団であれば願ったりだ」
「でも、あんた、その……もう大丈夫なの?ギルドとかに入るのは避けてたんでしょ?」
以前にキリトは語ってくれた。所属していたギルドを全滅させて以来、誰かと組むのを避けているのだと。
果たして、そんな彼がギルドの一員として戦っていけるのだろうか。
あたしの問いに、キリトは一瞬、かつての悲劇を思い出したのか顔をゆがませ、
しかしそれを打ち消すように笑ってみせた。
「そうだな。ホント言うと、まだ全然平気ってわけじゃないさ。
 またあんなことになったらって思ったら、足が震えるよ。
 でも、一刻も早くこのゲームをクリアするためには、これが最善なんだよ」
確かに、最近のキリトの消耗ぶりを考えれば、血盟騎士団の一員として戦うほうがずっと安全なはずだ。
キリトは、己のトラウマをも乗り越えて先に進もうとしている。
そう、この世界に囚われた人々を救うために。
それはよくわかっているのだが、あたしは胸のうちに湧き上がる何かを拭うことができなかった。
その正体がわからず、キリトに何も言うことができず、
たまらず、あたしは机に置かれたキリトの剣を、そっと撫でた。


次の日、あたしはキリトと共に、デュエル会場に案内するというアスナに連れられて、
開かれたばかりの75層主街区『コリニア』にやってきた。
古代ローマ風の、石造りの美しい街だった。
しかし、転移門をくぐり、会場となる巨大なコロシアムを正面に見据えたところで、
キリトは驚愕の声をあげ、あたしの隣に立っているアスナに問いただした。

80 :

「……ど、どういうことだこれは……」
「さ、さあ……」
アスナも目を丸くしている。
あたしたちの目前には、何十人、何百人というプレイヤーの列。
商魂たくましい商人プレイヤーによる露天まで出ている。
「おい、あそこで入場チケット売ってるの血盟騎士団の人間じゃないか!?
 何でこんなイベントになってるんだ!?」
「さ、さあ……」
「ま、まさかヒースクリフのやつの嫌がらせかなにかか?」
「いやー、多分経理のダイゼンさんの仕業だねー。あの人計算高いから」
「ま、あんたにとっては単なる腕試しのつもりだったかもしれないけど、
 ユニークスキル持ちのトッププレイヤー同士のデュエルなんて、この世界では最高の娯楽ってことね」
あはは、と笑うあたしとアスナ。
キリトは人事だと思って、と唸った。
「あ、キリトさーん!」
と、そこに、キリトの名を呼ぶ声。
あたしたちが振り返ると、ドラゴンを肩に乗せた少女、シリカがこちらに走ってくるのが見えた。
その後ろにはエギルさんとクラインの姿も見える。
どうやら、デュエルの観戦に来たようだ。
「キリトさん!応援にきましたよ!がんばってくださいね!勝ったらデートしてください!」
「うわっ、シリカ。その……応援してくれるのは嬉しいんだが……」
「あ、こら、シリカってば。キリトくんにまた抱きついてっ」
シリカは速度を緩めることなくそのままキリトに飛びつく。
さすがというか、キリトは倒れたりすることなく受け止めるが、
当然、こんな衆目の元で抱きついたりするものだから――
「おい、あれ、竜使いのシリカちゃんじゃん」
「黒の剣士のやつ、アスナ様だけじゃなくシリカちゃんにまで……」
ほら、目立ちまくっている。
シリカもアスナに負けず劣らずの有名人なのだ。
それぞれファンクラブがあるとさえ言われている。
そんな二人に抱きつかれ、引っ張られ、デレデレして、まったく。
周囲の男たちの刺すような視線を感じ、キリトはうろたえているようだ。
視線をこちらに向け、訴えてくる。
「リズ、助け――」
「両手に花でよかったね!モ・テ・モ・テ・じゃないの!」
女の子に甘いのだから自業自得だ、ふん。
あたしが呆れ顔でいると、クラインが近寄ってきた。
クラインはギルド『風林火山』のリーダーにしてエギルさんと同じくキリトの昔からの友人だ。
あたしの店にもちょくちょくギルドのメンバーたちと来てくれる。
右手で小さくあいさつの仕草をし、そのまま背中を丸めてあたしに顔を近づけながら口を開く。

81 :

「あー、そのぉ、リズ。えっと……」
少々お調子者の三枚目だけれど、誰に対しても気さくなお兄さんといった人なのだが、
珍しくなにやら言葉を選んでいるようだった。
しばらく考え、思い立ったように真剣な顔になり、続ける。
「あいつの、キリトのこと、これからもよろしく頼む。
 口下手で、無愛想で、戦闘マニアのバカタレですが」
「な、何を言っとるんだお前は!」
シリカに抱きつかれたまま数メートルダッシュし、キリトはクラインに飛び掛った。
あたしは何を言われたのか一瞬理解できずにいた。
クラインはキリトを横目で見ながら、無精ひげをじょりじょりと擦る。
「だってよ、おめぇがまたギルドに入るだなんてよう。
 いくらリズにゲームをクリアしてみせるなんて約束したからってよう……」
「な、なんでそのことをっ!」
叫びながら、あたしは羞恥で頬が熱くなるのを感じた。
ぎりっとキリトを睨むと、あたしから目をそらしながらあごをポリポリとかいていた。


そして、デュエルも終わり――
「お、俺にこれを着ろって言うのか?」
アスナから渡された真新しいコートを手に、キリトはプルプルと震えている。
純白の生地に、両襟に小さく二つと背中にひとつ、巨大な真紅の十字模様が染め抜かれている、
つまりは血盟騎士団のユニフォームだった。
「うわぁ、似合わなさそう……」
あたしは椅子に座りながら、鏡の前で頭を抱えているキリトを眺める。
このコートは、工房に戻ってきたあたしたちの元に遅れてやってきたアスナが持ってきたものだ。
正式に団員たちと顔合わせをするときはこのユニフォームを着てくるようにと副団長として命じ、
忙しそうに仕事に戻っていった(顔が笑っていたが)。
コートだけではない。
シャツ、靴、手袋などなど、白を基調とした衣服の支給品の数々。
しかも流石は最強騎士団、どれも高品質である。
「あはは、それじゃ、もう黒の剣士じゃないわね。
 その服じゃ誰もあんただって気づかないんじゃない?」
「うぅ、俺が勝ったらこのユニフォームのデザインを変えさせるつもりだったんだけどな」
「それは、その……残念だったわね」

82 :

そう、壮絶な戦いの末、デュエルはヒースクリフさんの勝利で終わった。
あたしは最前列でアスナたちと観戦していたのだが、キリトの双剣が暴風のように暴れまわっていて、
しかしそれを捌くヒースクリフさんの動きも超人的すぎて、はっきり言って目がついていけなかった。
お互いにライフはギリギリで、本当に紙一重の戦いだった。
時間にして十分にも満たない戦いだったが、勝利の女神がキリトの元に来ることはなかった。
あたしが言葉に窮していると、キリトは手にコートを持ったままあたしのそばにやってくる。
「なあ、リズ。お前さっきのデュエルで何かおかしいとは思わなかった?」
「おかしい?どういうこと?」
「最後、俺がソードスキルで攻撃をしただろ。あの時、何か気づかなかったか?」
あたしは先ほどの戦いのラストを思い起こす。
キリトの超高速の連撃がヒースクリフさんの体勢を崩していき、最後の一撃、
右手に握られたダークリパルサーがヒースクリフさんの身体を捕らえたかと思ったのだが、
それすらも受けきられ、キリトはスキル後の硬直になすすべもなく倒されてしまった。
「ごめん、早すぎてよくわかんなくて……。でも特におかしなことなんてなかったよ」
「そうか……」
呟いて、なにやら考え込んでしまうキリト。
やっぱり悔しかったのだろう。
あたしは元気付けようと勢いよく立ち上がり、笑顔で言った。
「ねえねえ、そんなことよりさ、あたしお腹すいちゃった。
 どっかさ、ゴハン食べに行こうよ。キリトのソロ卒業祝いってことで、あたしが奢るからさ」
「お、おい、押すなよ」
あたしはキリトの背中を押して工房を後にした。


こうしてキリトはソロでの戦いをやめ、
血盟騎士団の一員としてゲームクリアを目指すことになった。
なんだかんだ言っても、ギルドのメンバーと共に戦うほうが圧倒的にリスクも少ない。
麻痺などの状態異常になったとしてもすぐに回復させてもらうことができるし、
不意の一撃を食らったとしても他のプレイヤーに退路を作ってもらって引くこともできる。
しかも、アスナによると騎士団では個々のプレイヤーの意識も非常に高く、
攻略第一の集団であるにもかかわらずここ半年で者が出ていないという。
キリトの背中を預ける部隊としてはとても頼もしいギルドと言えるだろう。
つまり、これはあたしにとっても非常に喜ばしいことのはずである。
あたしは胸の奥の一抹の不安を、理屈で包み隠してしまい、決して考えないようにした。
誰よりも不安なのはキリトのはずだ。
誰かと組むなど怖い、足がすくむと言っていたのだから。
だから、いつもの、元気で明るいリズベットでいよう。
少しでもキリトの心を軽くしてあげられるように、笑いかけてあげよう。
きっと、なにも心配することなどないはずなのだから。
しかし――

83 :

「リズ、あのね、大変なの!キリトくんが……」
その日、お昼を少し過ぎたころ、アスナは涙ながらであたしの工房に飛び込んできて、
この見通しが甘いものだということを、あたしはすぐに思い知った。


アスナに言われるままに連れてこられた55層にある血盟騎士団本部、
その冷たい石造りの塔の一室にキリトはいた。
簡素なベッドに横になり、苦しそうな表情で眠っている。
キリトは、戦闘訓練中にキリトに恨みを持っていた団員に狙われ、されかけたのだという。
間一髪アスナに助けられたそうだが、本部に戻ってくるなり倒れてしまったらしい。
「……うぅ……リズ……」
「なに?あたしならここにいるよ、キリト」
キリトが搾り出すような寝言であたしを呼んだ。
あたしはベッドに近寄ってそれに答え、キリトの手を握りしめる。
ほんのわずかに、キリトの表情が緩んだ気がした。
「HPとかは全快してるはずなのに目覚めないのよ……。
 時々、今みたいに、リズのことを呼んでるの……」
アスナが申し訳なさそうに言う。
あたしは、胸の奥からやりようのない怒りがこみ上げてきたのを感じ、
思わず振り返り、アスナに詰め寄る。
「な、なんで、なんでキリトがこんなっ!あんたが付いていながら、なんでっ、こんな――」
後半は言葉にならなかった。
アスナはその誰もが振り返るような美貌を歪める。
キリトとは完全に別行動だった彼女に当たるのはお門違いだ。
むしろキリトの命を救ってくれたわけで、感謝すべきなのもわかっている。
それでもあたしは、ただこの怒りを誰かにぶつけずにはいられなかった。
アスナの胸を叩きながら、ただただ彼女を罵ってしまう。
「……ごめん」
ひとしきり罵声を浴びせた後、あたしは小さく呟いてアスナから離れる。
アスナは無言であたしの言葉を全て受け止めてくれた。
やり場のない怒りと八つ当たりをしてしまった自己嫌悪があたしの心の中をかき混ぜる。
「……ううん、リズが怒るのも、当然だよ。わたしは、ここの副団長なんだから。
 クラディールからしたらキリトくんが騎士団に入ってくるなんて面白いはずがなかったんだし」

84 :

クラディール、という名前には聞き覚えがあった。
アスナのストーカーでキリトが撃退したという男だ。
前に団長のヒースクリフがあたしの工房で、自宅謹慎にしていると言っていたが、
彼がキリトに復讐するために襲ったのか。
アスナは話しながら、キリトの様子を伺った。
もう先ほどまでのように寝言を言ったりもせず、落ち着いているようだ。
「たぶん、疲労とストレスでキリトくんのリアルの身体がダウンしちゃってるんだと思う。
 リズがそばにいるとキリトくんも安心するみたい。
 ごめんね、リズ。キリトくんが目覚めるまでそばにいてあげてよ」
「でも……」
「お願い。あたしじゃ、だめみたいなの。リズじゃなきゃ……だめみたいなのよ」
アスナはそういって、あたしの返事を待つことなく振り返って部屋を出て行ってしまった。
あたしは何も言うことができなかった。
アスナの目尻に、かすかに涙が光っていたことに気づいてしまったから。


あたしはそのままずっと、キリトのそばにいることにした。
外はすでに明るさを失い、夜の闇に包まれている。
これだけ深い昏睡状態に陥っているということであれば、単なる精神的疲労ではなく、
キリトのリアルの身体は体調不良、すなわち風邪になっているのかもしれない。
実際、この世界にプレイヤーたちが囚われたばかりの頃は、
ストレスから体調不良を訴える人や寝込んでしまった人も多かった。
あたしは廊下にいた騎士団の人に頼んで桶に水を入れてもらい、
濡らしたハンカチをキリトの頭にかけてやることにした。
「よっと……」
何度目だろうか。
桶にハンカチをつっこみ、濡らした布をキリトのオデコにのせる。
のせた瞬間、キリトの寝顔が笑みを浮かべた気がする。
この世界でも布を濡らして涼を取るということは可能だ。
しかし、布についた水分というのは布についたその瞬間から単なる水ではなくなる。
すなわち、調理した食料が時間が経つと消えてしまうのと同じように、
耐久値が設定され、それが切れるとエフェクトと共に水気は消え去り、元の乾いた布に戻ってしまうのだ。
だからあたしは、きっちり五分に一度、さきほどからこの作業を続けている。
とはいえ、はっきり言ってこれは気休めでしかない。
もしあたしの推測どおり、キリトが体調を崩しているとしても、
この目の前に横たわっているアバターであるキリトの身体を冷やしたところで何の意味もない。
ひょっとしたら、気持ちがいいかもしれないといったレベルでしかない。
それでも、あたしはこの地味な作業を続けていた。

85 :

「キリト……」
無意識に、その名を呟く。
数ヶ月前、あたしにとって人生で初めてとなる恋をした瞬間から、
彼の名前を呟くだけで、心が熱くなり、力が、勇気が湧いてくるような気がしていた。
だけど今、その熱情でさえ、あたしの冷えた心を暖めきることができずにいる。
あたしは、今、悔いているのだ、キリトがギルドに参加すると言ったときに、彼を止めなかったことを。
いや、そのずっと前から、戦いに向かうキリトを、本当は止めたかった。なのに止めなかった。
あたしが彼を止めなかったのは、己の心を、直視したくなかったのだ。
「キリト……」
そう、あたし自身の心、醜く、エゴイスティックな心を。


キリトが目を覚ましたのは深夜3時を過ぎたころだった。
小さく唸り、ゆっくりとキリトはまぶたを開いた。
「う……うぅ……」
「き、キリト!よかった、大丈夫?」
「……リ……ズ……?ここは……?」
なぜこんなところで寝ているのかわからなかったのか、焦点の合っていない目で周りを見渡し、
しかしここに運び込まれたときの情報を思い出したようだ。
キリトはハッとなって起き上がろうとする。
「そうだ、俺は!」
「だめよ、無理しちゃ!大丈夫、もう誰も襲ってきたりしないわよ」
「リズ、どうしてここに?」
「アスナに呼ばれたのよ。あんた、襲われて倒れたまま半日以上目覚めなかったんだから。
キリトは起き上がった拍子にずり落ちたハンカチの存在に気づいたようだ。
ハンカチと椅子に座ったあたしを交互に見て全てを悟ったのか、あたしにハンカチを渡し、
うつむいて声を絞り出すようにして言った。
「そうか……悪かったな、リズ。迷惑かけちまって……」
「迷惑だとか、そんなことないけど……。それよりまだ寝てなさいよ」
しかしキリトは身体を起こしたまま寝ようとはせず、ポツリポツリと何があったのかを語ってくれた。
あたしはアスナからおおよそ何があったのかは聞いていたが、何も言わず黙って聞いていた。
たぶん、キリトも誰かに話を聞いてもらいたいのだろうと思ったのだ。
キリトが事の顛末を話し終わり、しばらく無言の時間が流れる。
沈黙を破ったのはあたしの問いだった。

86 :

「ねえ……もう、こんなことがあったんだし……しばらく戦うのを休んだらどう?」
これはほとんどあたしの願望だったと思う。
とはいえ、これだけのことがあったのだから、キリトだって肯定するはずだ。
しかし真っ直ぐにあたしの瞳を見つめ、キリトが口にした答えは、あたしの期待とは真逆のものだった。
「いや、大丈夫だ。これからはこんなことがないように気をつけるって」
「え?」
「明日は、っていうかもう今日か、訓練じゃなくって75層の迷宮区攻略に行かなくちゃいけないからな。
 俺だけゆっくり休んでる暇なんてないよ」
その迷いのない言葉に、あたしは手にしたハンカチをつい落としてしまった。
キリトは、こんな目にあってもまだ、戦い続けるつもりなのだ。
フィールドのモンスターたちだけでなく、仲間であったはずのプレイヤーからも命を狙われたというのに、
それでもまだ、戦いをやめるつもりがないのだ。
あたしはそれ以上キリトの目を見ることができず、うつむいた。
「どうして……」
「ん?」
「どうして……こんなことがあったのに、どうしてまだ戦うの?」
「どうしてって、このゲームを――」
「そんなの、誰か他の人に任せたらいいでしょ!
 なんでキリトが、こんな、にそうな目にあったのにっ!」
顔を上げ、感情的に叫ぶ。
それでもキリトはあたしを真っ直ぐに見つめ、微笑んでくれる。
「言っただろ、必ずこのゲームをクリアしてみせるって。
 何があっても、君を現実世界に帰してみせるさ」
深夜のため、小さな明かりしかない室内は薄暗いが、その笑顔はあたしには眩しすぎた。
キリトの強い意志を感じる。
今、キリトはこの世界の誰よりも強くこのゲームのクリアを目指していることだろう。
だからこそ、毎日フラフラになりながらも戦い続け、
味方だと思っていたプレイヤーに裏切られても、走るのをやめようとしないのだろう。
あたしと、約束をしたときとまったく変わらない、強い強い意志。
それが嬉しくもあり、だが、どうしようもなく、どうしようもなく、
いたたまれない気持ちにさせる。
「……キリトは、優しいよね。……あたしとの約束、ずっと気にしてくれて」
「リズ?」
「でもっ!あたしには……、あたしには、そんなこと言ってもらう資格なんてないんだよ」
一度言葉にすると、堰を切ったように想いが、感情が流れ出てくる。
あたしがずっと心の中にしまいこんでいた全てが、とめどなくあふれてくる。

87 :

「あたしね、前は現実世界に早く帰りたくて帰りたくて、毎日夜ベッドで震えてた。
 でも、最近ね、元の世界のこと、夢にも見なくなっちゃった」
「それは、俺だってそうだ。みんな、少しずつ――」
「違うの!」
キリトの言葉をさえぎる。
この言葉を口にしたら、もう後戻りはできないことはわかっている。
言葉があたしの心をズタズタに引き裂いてしまうだろうことも。
それでも、もうキリトにウソをつき続けることなんてできない。
「違うのよ。あたしは、馴染んでるとかじゃないの……。
 あたしの中で、元の世界に帰りたくない、このままこの世界にいたいって気持ちが、
 少しずつ、大きくなってきてるの……。
 あたし、本当はもう、クリアしてほしくない、
 いつまでもこの世界にいたいって、思ってるんだよ……」
そう、これこそがあたしのウソ。
あたしの、自己中心的な欲望。
自覚したのはつい最近。
しかし、きっとキリトを好きになったときから、
少しずつこの気持ちは大きくなっていってたのだろう。
なのにあたしは、この気持ちを見て見ぬ振りをして、ずっと隠してきていたのだ。
キリトが息を呑んだのがわかった。
きっと、優しいキリトには思いもよらなかったことだろう。
あたしが、こんな想いを秘めていたなどとは。
「リズ……」
「あたし、最低だよね。キリトは毎日必にゲームをクリアするためにがんばってくれてるのに、
 あんたを笑顔で戦場に送り出してるあたしが、こんな、気持ちだなんて……酷いよね……。でも――」
ポタリ、ポタリと何かが膝の上に置いた手の甲に落ちた。
それが己の瞳から流れ落ちた涙だと気がつくのに一瞬の時間がかかった。
手が、唇が震える。
だが、それでも、言葉は止まらない。
「す、好きなの……。あたし、い……今もキリトのことが好きなの……」
あの日以来二度目となる、告白。
しかしあの時のように喜びと希望に突き動かされてというものではなく、
正反対の、絶望と贖罪の想いがあたしの心と身体を支配する。
「でも、この気持ちが……本当にあたしの気持ちなのかわかんなくなっちゃった……。
 もし、もしもこの気持ちが、このゲームが作り出したデータにすぎなかったら、
 このゲームがクリアされて、あたしの気持ちもリセットされちゃって、
 あたしたちの関係もそこで……お、終わっちゃったら……あたしは……もう……」

88 :

それ以上は言葉にすることができなかった。
心が凍り付いていくような気がした。
涙でキリトの表情もよくわからない。
しかし一つだけわかっていることがある。
もう、今までのようにはいられないのだということだけは。
「うぅ……ホント……最低だよね、あたし……ごめん……ごめんね……」
あたしは嗚咽まじりに、絞り出すようにして謝罪の言葉を繰り返した。
静まり返った室内を、あたしのむせび泣く声が響く。
「ううぅ……」
あたしは、キリトが次に口を開いたとき、どのような罵声を浴びせられても黙って受けようと思った。
それだけが、あたしのできる唯一のことだと思った。
だが、キリトの口から出てきた言葉は、あたしが思いもよらないものだった。
「……なあ、リズ。ちょっと外に出ようか」
「……え?」
最初、何を言われたのかわからなかった。
問い返すあたしを無視してベッドから降り立つと、窓を開け、固まったままのあたしを両腕で抱きかかえる。
「ほら、つかまれ。行くぞ」
「ちょっと、え?待って、ここ、四階……」
「よっと」
「きゃあああああ!」
軒先から庭に降りるかのような気楽さで、彼は窓から飛び降りる。
あたしは叫びながら、必にキリトの首に手をまわし、しがみついた。


塔の外壁の出っ張りを器用に足場にし、キリトは軽やかに着地を決める。
騎士団本部中庭といったところなのだろうが、木々がまったく存在せず、吹き付ける風もあいまって、
まるで知らないダンジョンに二人で迷い込んでしまったかのようだった。
あたしは降り立つと同時にキリトに詰め寄る。
「な、なにすんのよ!いきなり何を考えて――」
「ハハ、悪いな。ほら、これ着ろよ」
あたしの言葉を遮り、キリトは素早くオブジェクト化させたコートをあたしの肩にかけた。
初めて出会った日に貸してくれたものと同じものだった。
懐かしさを感じると同時に、涙が止まっていることに気がついた。

89 :

「ふん、ありがと。で、わざわざ外に連れ出して、なんなのよ」
「あー、そのな。ほら、見ろよ。星が綺麗だろ」
キリトは夜空を指差す。
雲ひとつない空には、美しい月と数え切れないほどの星々が瞬いていた。
一体何が言いたいのかはわからなかったが、キリトの顔が思いのほか真剣だったため何も言えないでいた。
しばらく二人で空を眺めていると、キリトがゆっくりと話し始める。
「この世界、よくできてるよな。現実世界だと都市の明かりでこんな星空なんてまず見れないけど」
「うん」
「ちゃんと季節によって見える星も変わってるんだぜ。
 ほら、あれがオリオン座。
 あの一番目立つ星がベテルギウスって言って、そのうち爆発するって言われてる」
「キリト、星が好きなの?」
「いや、別にそこまで詳しいわけじゃないんだけどな」
ハハ、と笑い、空を見上げたまま、キリトはポツリと呟いた。
「俺さ、生まれてすぐに両親がんでるんだ」
「え?」
思わず聞き返す。キリトはあたしのほうに顔を向けた。
キリトはかすかに笑みを浮かべていた。
それが様々な想いを含んだ笑顔であるということがすぐわかった。
「今の両親は本当は親戚で、妹だと思ってた子は従兄妹で、最初はショックだったよ」
「そんな……」
「たまたまだったんだ。たまたま、俺が十歳のときに、住基ネットの抹消記録に気づいちゃって、
 聞いたら、教えてくれたんだ。
 でも、それからも変わらずに接してくれて、ホントにいい人たちだった」
懐かしそうに語るキリトの言葉には優しさが感じられる。
本当にいい家族なのだろう。
二年間もの間会えていない家族。あたしの脳裏にも両親の笑顔がよぎった。
キリトは少し言葉に迷いながら、ゆっくりと続ける。
「だけど……俺は、どこか勝手に壁を作ってたんだと思う。
 だんだん、家族だけじゃなく友達とかとも話をするのが辛くなってきて、顔を見て話せなくなってきて、
 気がつけば、中学に入った頃から、ネットゲームばっかりやるようになってた」
あたしは思わず息を呑んだ。
このSAOに限らず、ネットゲームにはいわゆる廃人と呼ばれる人たちが少なからずいる。
リアルの時間を極限まで削り、ゲームに没頭する人たち。
彼らの多くは、辛い現実から目をそらすための逃げ場所としてゲームの世界にのめりこんでいくという。
キリトは、自分もそんな人々の一人だと言っているのだ。

90 :

「リズは俺を、ゲームクリアのために命がけで戦う凄いやつみたいに言ってくれるけど、
 俺、ホントは全然そんな大層なやつじゃないんだよ。
 みんなが最初、元の世界に帰りたいって泣いてるときに、
 俺は一人でさっさと次の街に向かってた。なんでだと思う?」
あたしが何も答えれずにいると、キリトは自嘲気味に顔をしかめ、
しかしそれを悟られまいとしてか、顔をうつむけ、続ける。
「どうせ元の世界に戻ったって俺の居場所なんてないって、ホントは心のどこかで感じてたんだ。
 それより、俺は、自分だけは生き残って、他のやつらよりも強くなって、常に羨望の目で見られたいって、
 だから、さっさと次の街に行って誰よりも早くレベルを上げ始めたんだ。
 この世界で、最初に『一緒に戦おう』って誘ってくれたやつも、足手まといになるからって見捨てたんだぜ」
キリトの声は震えていた。
あたしは、口を開きかけ、しかし自らを卑下するキリトに何も言えなかった。
「ずっと……ずっと一人ぼっちで戦ってきた。
 このゲームがデスゲームだろうとなかろうと、一緒だったと思う。
 寂しくて、誰かと一緒にいたくて、でもたまたま入ったギルドも全滅させて、
 もう、こっちの世界でもあっちの世界でも居場所なんてないって、
 俺、このゲームをたとえクリアしたとしても、ずっと一人ぼっちのまま、
 いつかどこかでひっそりと一人でぬんだろうなって、ホントに思ってたんだ。
 そう――リズに出会うまでは」
そう言って、キリトは顔を上げた。
月明かりに照らされたキリトの顔は、泣いているのか、笑っているのか、どちらとも言えない顔だった。
しかし、キリトの瞳には、強い力が宿っているように感じた。
「……あたし?」
「ああ、リズに出会って、リズが手を差し出してくれて、
 リズの温もりを感じて、リズに好きだと言ってもらって、
 その時、俺、初めて、生きたいって感じたんだ。
 生きて、リズともっと一緒にいたいって思ったんだよ。
 それからの毎日は、今まで感じたことがない気持ちでいっぱいだった。
 こんな俺でも、まだ生きていけるんだって、胸が躍るようだった」
キリトに名前を呼ばれた瞬間、冷えた心と身体が僅かに熱くなった気がした。
あたしだって、ずっと一緒にいたい。でも……。
言葉にならず、あたしの唇はかすかに震えるだけだった。
どうにか身体を動かそうとして、しかし、キリトの次の言葉にあたしは固まる。
「でも、ある夜、ダンジョンから帰るときにふと思ったんだ。この気持ちは本当に俺自身のものなのかって」
「……え?」
「あぁ、リズとおんなじだよ。この世界では喜怒哀楽が大げさに表現されるようになってるって言われてる。
 想いが、感情が、本当に俺自身の胸の内から湧き上がってきたものなのか、俺にはわからなかった。
 ベータテストの時には、こんなに心を揺さぶられることなんてなかったから」
あたしと同じように、キリトも不安だった?
あたしだけじゃ、なかった?

91 :

「怖かった。この世界に来て、初めて本当の恐怖を感じたような気がした。
 もし、このゲームがクリアされたら、
 また空っぽの俺に戻ってしまうんじゃないかって、足が震えて動けなかった。
 でもね、リズ。その時、空を見上げて気づいたんだ」
言いながらキリトは夜空を見上げた。
空には変わらず無数の星が輝いている。
「この夜空、よくできてるよな。だけど、所詮作り物なんだ。
 俺、昔に一度だけ、今の両親に連れられて田舎の山奥で、同じような満天の星空を見たことがある。
 美しさも輝きもこれとほとんど同じだった。だけど、昔見た星空のほうがずっと凄かったよ」
思わずはっとなって、息を呑む。
キリトは再びあたしに向き直り、小さく頷いた。
「同じだよ。この想いは、胸の高鳴りは、ゲームが作り出したものなんかじゃない。
 作り物の気持ちで、こんなに胸が高鳴るはずがない。この俺の――」
その瞬間、あたしはキリトに抱き締められた。
とたんに流れ込んでくる甘美な温もりが、あたしの心を溶かしていく。
キリトはあたしを優しく包み込んで、耳元で言葉の続きを紡いだ。
「俺のリズを好きだという気持ちは、俺自身の本物の気持ちなんだ」
キリトの声が、言葉が、想いが、あたしの体の頭の上からつま先までを貫いた。
告白されたのだと気がつくと同時に、あたしは全身を何かが駆け巡るのを感じた。
心臓が爆発しそうなほどに早鐘を打ち、それに合わせてキリトの言葉が何度も何度も胸の中をこだまし、
そのたびに、身体が燃えるように熱くなっていく。
これは歓喜だ、とあたしは思った。
言いようのない喜びに、身体が震えているんだ。
「キリト……」
小さくキリトの名を呟く。
たったそれだけで、あたしの全てが満たされていく。
あたしは、何を恐れていたのだろうか。
この胸の高鳴り、熱い想いが、作り物のはずなんかない。
たかがゲームをクリアしたぐらいで、消え去るはずがない。
こんな簡単なことに、気がつかなかったなんて。

92 :

「リズ、俺はリズとの関係を終わらせるためにこのゲームをクリアするんじゃないよ。
 俺たちの関係を、スタートさせるために、このゲームをクリアしてみせる。
 この世界はよくできてるけど、俺、現実世界で、リズと話がしたい。こうやって、抱き締め合いたい。
 だから、もう一度約束するよ、俺は必ずこのゲームをクリアしてみせるって」
あたしとキリトは互いを抱き締める力をわずかに緩め、見つめ合った。
それ以上は言葉はいらなかった。
あたしたちはゆっくりと顔を近づけて、瞳を閉じて、
そして長い長いキスをした。
心臓は壊れてしまいそうなのに、上気する頬は燃えそうなのに、
あたしたちはいつまでも唇を離さなかった。
この作り物の世界も、あたしたちを祝福をしてくれている気がした。





今日は朝から厳しく冷え込んだ。
いつものように朝から溜まっていた仕事を片付け、気がついたら昼をだいぶ過ぎていた。
キリトたちは今日は75層のボス戦だと言っていたので、順調ならもうすぐ帰ってくることだろう。
「ふぅ」
あたしは立ち上がり、大きく伸びをして一息つき、壁にかけた写真に目を向けた。
中央にあたしとキリト、その両側にアスナとシリカが、肩を寄せ合って笑顔で写っている。
三日前、あたしはアスナとシリカと話をした。あたしと、キリトのことを。
二人とも驚きもせず、笑顔でおめでとうと言ってくれた。
この写真はその後二人から撮ろうと言ってくれたものだ。
二人が、本当は涙をこらえていたことは気づいていた。
それでもあたしは、二人の親友の祝福が心から嬉しかった。
「キリト……」

93 :

呟いて、目を瞑った。
すぐそばにキリトの温もりを感じる。
遠く離れたダンジョンで、今、キリトはあたしの魂の欠片の剣、ダークリパルサーを振るっているのだろう。
不思議な剣だ。いまやあの剣は、ただ振るうだけで光輝くようになった。
強化には一度も失敗しないし、威力もだんだんと増しているように感じるという。
「愛の力、かな」
左手薬指の真新しい指輪を触りながら、思わず口から出た言葉に自分でも驚いた。
頬が熱くなり、思わず左右を見渡す。
と、その時だった。
いまだかつて聞いたことのない効果音が、大音量で響き渡った。
リンゴーン、リンゴーンという、鐘のようなアラームのような……。
驚いて外に駆け出すと、空に、巨大な、赤い文字がびっしりと並んでいた。
それは忘れもしない、この世界に初めて来たあの日、始まりの街で見たものと同じものだった。
周囲には、あたしと同じようにたくさんのプレイヤーが呆然と立ち尽くしている。
でも、不思議とあたしは不安を感じなかった。
まだ最前線は75層だが、今、あの日以来この世界を覆っていた見えない闇が払われ、消え去っていると感じたからだ。
あたしは確信していた。
こんなことができるのは一人だけだ。
「アインクラッド標準時 十一月 七日 十四時 五十五分 ゲームは クリアされました」
システム音声がそう告げ、周囲のプレイヤーが歓声を上げる。
人々の絶望が希望に変わっていく。
その時、あたしは耳もとで、確かに微かな囁き声を聞いた。
(――やったぜ、リズ)
「うん……うん……。とうとう、やったね……」
あたしの両目から熱い涙が迸った。
これは終わりじゃない。今日からが、新たなスタートだ。
あたしはあふれる涙を拭いもせず、小さく呟く。
「キリト、愛してるよ……」
その瞬間、あたしは光に包まれた。
END

94 :
以上です
勝手に連載みたいにしてしまった上に空気の読めない非エロの連発でしたが
これで拙作も終わりです
一応タイトル『心の温度AnotherStory』シリーズとしときます
最後になりましたが、読んでくださったかた、感想くださったかたありがとうございました

95 :
GJとしか言い様がない…
連載お疲れ様でした

96 :
GJですよ〜
MOREさんは作者公式同人誌が出てこんなに愛の溢れるSSも書かれてるのに
DEBANちゃんは主に見た目の可愛を武器に薄い本でガンバっちゃって…
もっと本気を出してもいいんじゃよ?

97 :
キリアス!

98 :
リズかわいいよリズ
DEBANちゃんも出てきてくれて嬉しかった

99 :
直葉×キリト
4巻ネタバレ有り
微エロ

日が暮れ、空が夜のとばりを降ろした夢魔の時間。
シンと静まりかえった家の中で微かな電子音が響く。
「はぁ…んっ…んんっ」
少女はヘッドホンを付け寝間着のズボンをずり降ろし、
濡れそぼった秘所に手をあてて指で陰核を弄っていた。
「あっ…はぁん…」
豐に育った乳房をさらけ出し、固く勃起した乳首をコリコリと
扱き、自身を慰めていた。
ノートPCに映るある画像を見ながら、必で声を押しす。
「…んっ……くふっ…」
ディスプレイに映る動画にはある少年が映っていた。
それは少女の兄、いや、正確には『従兄』である。
少女の母、桐ヶ谷翠(みどり)の姉の子供だ。
幼い頃、交通事故にあい両親とも他界し翠が引き取ったのだという。
当時は少女も幼く、『お兄ちゃんができた』と喜んだ。
幼少時は一緒に遊んだが、ある日を境に兄はあまり人と関わろうとしなくなった。
少女と一緒に習っていた剣道をやめ、小学五年になるとネットゲームの世界に没頭した。
幸い学校の成績は優秀であった為、父や母は特に注意することもなかった。
少女もゲーム嫌いであった為、兄が没頭するモノに興味がなかった。
が、忘れもしない2022年11月、仮想世界への接続機器(ナーヴギア)が開発され
同時にナーヴギア対応のVRMMORPG『ソードアート・オンライン』が発売された。
ネットゲームに自身の居場所を求めていた兄も当然の如くそれを購入した。
が、『これはゲームであっても遊びではない』と開発者が謳ったとおり
仮想世界を舞台にゲーム内でねば、現実世界のプレイヤー自身もぬという
のRPGだった。購入接続者は1万人。日に日に者が増えていく。少女は
気が気でなかった。毎日の新聞に兄の名前が記載されていないか、見る度に
命が削られていくような思いで調べた。そして2年後、SAOから帰還した
約6000人の中には兄の姿があった。仮想世界から目覚めた兄の姿を見たとき
母と共に兄に抱きつき、泣いた。2年間ため込んだ分の涙を流した。
命を賭けたゲームから生還した兄は逞しくなっていた。肉体的にではなく、人間として
成長していた。その少年の名は和人。桐ヶ谷和人と言った。
その日から少女は兄に恋をした。兄ではない従兄の和人という一人の男性に
恋をしたのだ。
「くっ…んはっ…はふ…」
それから少女は自慰の虜になった。兄の映像データをPCに保存し、
取り込んだ映像をオカズにして毎日のように使った。
SAOから帰還しても、仮想世界に引き寄せられる兄に少しでも近づくため
より安全性が向上したアミュスフィアを購入し、ALOにダイブした。
少女は絶頂に達し、ふるふると震えた。ゾクゾクと背筋を昇ってくる快感。
画面では兄の顔がアップになっている。
「はぁ…はぁ……お兄ちゃん…大好き…愛してる」
倒錯した思想に耽りながら少女はねっとりとした愛液をディスプレイの兄の顔に塗りつけた。
少女の名は直葉。桐ヶ谷直葉と言った。
SAO/SS『ベイビーリーフ』
「……お兄ちゃん……なの……?」
「え…………?―――スグ……直葉……?」
「……酷いよ。……あんまりだよ、こんなの……」
少女はウインドウの左端に触れ、浮かび上がる確認メッセージを確認せず
叩き割るように拳を振った。

100read 1read
1read 100read
TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

【夏目】緑川ゆき作品でエロパロ【あかく】 (836)
【許嫁】和風美少女でエロパロその4【家元】 (399)
優等生を堕落させたい2 (199)
【精霊の守り人】上橋菜穂子総合3冊目【獣の奏者】 (303)
立場だけの交換・変化 5交換目 (850)
【ご主人様】メイドさんでSS Part10【旦那様】 (395)
スラムダンクでエロパロ4 (572)
【ちかん】みえるひとエロパロ3rd【見参!】 (900)


















さらに見る