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2012年11月エロパロ351: ドラマ妖怪人間ベムでエロパロ 2 (280) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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ドラマ妖怪人間ベムでエロパロ 2


1 :2012/03/28 〜 最終レス :2012/11/03
ドラマ版「妖怪人間ベム」の登場人物のエロ&萌えスレ
エロは神
前スレ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1320730507/

2 :
>>1
おや、立ってたんだねえ

3 :
>>1

エイプリルフールネタでもう一つ
普段はやらないようなHな事してやると嘘ついてベムをからかってみるベラ
もちろん真面目なので真に受けるベム
嘘でしたとベラが言うが、真面目なベムはそれを許さず、さっき言ったことを実行しろと言う
って展開もアリか

4 :
前スレ>>792
>>3
どっちもいいな

5 :
前スレ埋まったか
>>1
乙です

6 :
前スレ>>792
エロのない前フリが長くなったので、まずはそれだけ投下するよ

7 :
遠くで汽笛がぼうっと低く鳴っているのが聞こえた。
静かで平和な日が続いている。
「ほーら、ベロくん次取って」
「え、えーと…これかな」
公園を取り囲んでいる桜の蕾が今にも咲き出しそうに膨らんでいる。開花予想は確か明日か明後日
だった。咲いたら待ち焦がれた春が来るのだろう。
優以とベロはブランコの側であやとりをしていた。両手の指を広げて橋を作り上げた優以が言う通り
指の間に張り巡らされている毛糸を取ろうとするのだが、慣れないベロは苦戦している様子だ。
今日は非番だという夏目は、少し離れた場所に座って二人の子供たちを眺めながら優しい笑みを浮か
べている。そんな何気ない穏やかな情景にベムもつい口元が緩んだ。
「今日もいい天気ですね」
「ええ、本当に」
うららかな日差しの下、子供たちを見守る二人の男の会話もまたごく穏やかなものだ。
「ベロくんは本当にいい子ですね、きっとベムさんとベラさんの躾が良かったんでしょう」
「いえ、そんな…」
「俺もそうだったから分かるけど子供を扱うのは本当に大変ですからね、そういうところがきちんとして
いるのもまた、あなた方が人間と遜色ない存在に違いない証拠なんですよ」
「そう、なのでしょうか」
「そこは自惚れてていいんです」
力強く念を押されたのが嬉しかったが、いつもの癖で顔を俯ける。この街に来て良かった。夏目たち
と出会えて良かったと実感するばかりだ。それほどに、この街では良い意味で予想外なことばかりが
起こっている。
「ところでベムさん」
夏目は急に話題を変えた。
「エイプリル・フールって知っていますか?それが今日なんです」
「え…えいぷりる…?」
思わず口籠ってしまった。
人間たちはどんどん新しい言葉を生み出しては使いこなす。それが横文字だったらもう自分たちには
ついて行けない。なのでつい知ったかぶりをしてしまうこともあるが、それは良くない癖だと気を付けて
改めるようにはしていた。
夏目はベムのそういう癖を知っている。なので特に突っ込むこともなしに言葉を続けた。
「外国の習慣が入って来たのがそのままこの国にも定着したんですけどね、今日だけは嘘をついても
いいんですよ」
「え…」

8 :
そんなものがあるのはさすがに知らなかった。思わず言葉を失ったベムを眺めながら、夏目は悪戯っ
ぽく微笑む。
「まあ、嘘とはいってもちゃんと決まりはあります。誰かがんだとか不幸になったなどという悪い嘘は
当て嵌まりません。相手を喜ばせたりちょっとだけ幸せにする、そういう嘘がいいんです」
「そうなんですか…難しいのですね」
人間の考えること、することは本当にまだ分からない。その人間に倣って生活しているとはいえ、自分
たちがしていることは本当にただの表層を浚っているだけなのだろう。
「考え込む必要はありませんよ」
ついまた悩みがちになってしまったベムに、夏目はさりげなく助け舟を出してきた。本当に、この人間
の友人がいるからこそ自分たちは救われている。
「誰かを喜ばせて、笑顔にしたい。そういう気持ちがあればそれで充分なんですから」
誰か、というならばそれはもちろん一人しかいない。脳裏にいつ目にしても輝くばかりに美しいあの姿
が蘇る。
そういえばベラはどこに行ったのだろう。また緒方家で女同士の話でもしているのだろうか。こんな時
側にいないのが無性に寂しく思えた。
「ベムさん、口元」
からりと笑いながら夏目が指摘してくる。ベラのことを考えていたら、思った以上にだらしのない顔に
なっていたらしい。こんな顔は、二人には決して見せられない。
「ねー、ベムもあやとりやろうよー」
ようやく指の間の毛糸を橋から東京タワーにすることが出来たらしいベロが、喜び勇んで手を振って
きた。
「優以ちゃんね、何でも知ってるよ。いーっぱい色んなことを教えてくれるんだ」
「そうか、良かったな」
「でね、今度は一緒にお絵かきするんだよ」
日もそろそろ傾いてきた時刻、手を繋いで帰る途中もベロは興奮して話しっぱなしだった。そんな様子
を眺めているだけでも微笑ましくて、ベムも頷きながら時折言葉を返すのみだ。
「ベムは?」
立ち止まったベロは、にいっと笑ってベムを見上げる。
「えっ」
「大好きな人と一緒にいるの、楽しいよね。ベムもそうだよね」
子供というものは往々にしてそうだが、ベロもまた予期していない時にとんでもないことを言う。急に
そんなことを言われて少しの間混乱してしまった。
「…そうだな」
「だよねー、ベラと一緒にいる時のベムはいつも、とおおっても楽しくて幸せそうだもん」
にこにこしながら繋いだ手を強く握り返してくる、ベロの言葉が頭の中で何度も甘く響いた。傍目にも
そう見えるのならば、きっと自分たちは幸せなのだろう。
何だかとてもベラの顔が見たかった。嘘でもいいからとにかくもっと喜ばせたいと思った。


続く

9 :
保管庫は結局どうなるんだろう

10 :
>>6-8
続きwktkしながら待ってるぜ!

11 :
ベムベラはセックスしなくてもいいなぁと
思う今日この頃
それじゃ、エロパロでは駄目かw

12 :
>>11
ノ 同じく
なんだろう、関係性が萌えるのか…

13 :
>>11
その気持ちも分かるけど、ここはエロパロスレだからねえ
前提からしてエロありきだ

14 :
まあようするに
セックスしても萌えるしセックスしなくても萌えれるベムベラ最高!!
ということだな

15 :
エロありでもエロなしでもネタ思いついたらどんどん小説を書いてほしい

16 :
ベムベラ(ベロ)には
肉体以上に深い絆があるからな
確かにセックスは必要ないかもしれんがw

17 :
でもエロもあった方がいい(本音)

18 :
まとめると、エロなくても萌えるけどやっぱりエロあったほうが嬉しいってことか

19 :
何もしてなくてもあの雰囲気のエロさはけしからん
髪を解いてるベラはどう見ても事後だろ

20 :
ベラ様は妖艶だな

21 :
廃船内ではよくベムが座って新聞記事を見てる場面がある
体勢的に前屈みになってるせいで、勃起でもしてるんちゃうかと思ってるけど
多分そうだ
むっつりエロ妖怪め、もげちまえ

22 :
http://xhamster.com/movies/619017/chinese_t_girl_receives_3_guys_old_man_sucks_all_the_cum.html

23 :
船にいる時のベラは妙に艶めかしいからな

24 :
>>21
おまいのチンコは勃起してるだろうなw

25 :
>>24
当然さw

26 :
エイプリルネタの続きはまだかのう…もしやまた規制かのう

27 :
すまんのう
明日か明後日投下する

28 :
パンツ脱いで待ってる!!!

29 :
書いたので投下する
どう考えてもベムは気の利いた嘘なんか絶対言えそうにないので、その辺は
作中で変更した
つくづく職人泣かせな奴だ

30 :
見上げれば春の居待月はうらうらと白い。
満月を過ぎて欠けゆく月の風情もまた良いものだと思えるのも、この時期ならではか。
それともそう思えるのは胸の奥にあるものが満たされているせいか。
顔を伏せているベラの髪の香に鼻孔がくすぐられた。
抱き寄せてもさして抵抗はないが、まだ時折鋭い目で睨まれることはある。そして相変わらず口は
減らない様子だ。しかし、この女はそれでなければとも思う。
「…ベロが寝たと思ったら、あんたはもう…」
事の始まりはいつもこんな感じだった。
ほんのわずかな抗いを見せながらも、結局互いに望むものの差異はないこともあってベラは顔を
背けながらもやはり思うままになってくれた。普段であれば。
そんなある程度の甘い慣れ合いが当たり前になってきている。人間もこんな焦れったい遣り取りを
しながら互いの本音を探り合うのだろうかと、むず痒いような気分になっていた。
抱き寄せれば不承不承というように腕を回してくる。
「悪くはない、んだろう?」
「…らしくもないねえ、あんたにしては」
「そうか」
他愛のない言葉を交わしながら以前よりもより滑らかさを増した肌をゆっくりと撫でる。更に抱き締め
る腕の力を強める毎に胸の中が熱くなった。この気持ちが何であるのか未だ明確ではないが、恐らく
全く経験のない、だからこそ新たに形成しつつあるものなのだろうとは思った。
これは、人間が何よりも大事にする恋情と同じなのだろうか。
「ベラ」
思いを意識した途端に頭の中に霞がかかったようになってしまった。
「お前が望むことは、何でも叶えてやりたい」
しかし、その言葉を聞いた途端に何故か腕の中のベラが身体を強張らせた。無言のまま腕を突っ張り
必で逃れようとしてくる。
「…どうした、ベラ」
この夜も当たり前のように最後までことが運ぶものだと思い込んでいたベムは、つい疑問を口にして
いた。しかし一度翻ったベラの態度は硬くなったままだ。
「……あんたなんか…知るものか」
そして二度と目を合わせようとせず、渾身の力を振り絞って無理やり腕の中から逃げ出した。
「も、二度とあたしに触るな!」
悲痛な叫びに似た声を上げて布を被り、大きな虫のように自分の寝台に丸まってしまう。

31 :
「ベラ…」
一体何が起こったのか、分からなかった。何がベラの機嫌を損ねたのか見当もつかず、ただ突然に
冷え込んだ空気の中に一人取り残されてベムは戸惑うしかなかった。
何度思い起こしてみてもどれがベラの逆鱗に触れたのか、探り出すことは出来なかった。
翌日、目覚めてからもベラは決してベムとは口を聞こうとはせず視線すら合わせずに、朝食を終えた
後はすぐにどこかへ行ってしまった。聴覚を駆使すれば行先を探ることは容易なことだったが、今の
状態でそれをするのは何となく憚られた。
ベラの怒りの発端が何であるのか知れない以上、余計なことをして更に機嫌を悪くされる可能性も
あるからだ。全くもって厄介な状況に陥ってしまったものだが、ベムにとってはただ所以もなく戸惑う
ばかりだ。
「ベムー、公園に行こうよー」
そんな鬱々とした気分を察したかのように、ベロが後ろから抱き着いてきた。
「今日はいいお天気でおてんとさんもぽかぽかだよ、きっと気持ちいいよ」
「…そうだな、行こうか」
こんな日に船の中で沈み込んでいても思考は堂々巡りをするばかりだ。気晴らしをする意味でも外に
出るのは好ましいのだろうと、ベムもようやく座り込んでいた寝台から重い腰を上げた。
「やっぱり気持ちいいねー」
公園に着いた途端、ベロはびっくりするほど大きな声を出した。
緑が萌え始めている午前中の公園は、確かに微風がそよいでとても心地が良い。繋いでいた手を
離すと、ベロは一人で子犬のようにころころとはしゃぎ回っていた。
「ベロ、あまり離れるな。俺はここにいるからな」
目印として近くの滑り台を指すと、ベロは了解というようにぶんぶん大きく手を振った。
「うん、分かったー」
そんな様子を微笑ましく眺めながら、子供の無邪気さが羨ましいと思った。ベムもほんの少し前まで
は、これほど自分でも判断のつかない気持ちを抱えることなどなかった。いっそ何もかも忘れてしまえ
れば楽なのかも知れないが、気持ちがそれを見事なまでに否定する。
短い間に築き上げてきたベラとの苦しくも甘美な関係だけは、今更白紙には戻したくないのだ。
だからこうして悩むこともあえて受け入れている。
滑り台の端に腰を下ろして、ベムはふと空を見上げた。雲ひとつない空の色が妙に青く感じて目に
沁みるようだ。こんな風にゆっくりと昼間の空を見たことがあっただろうかと感慨すら覚える。
「ベム、見て見てー」

32 :
しばらくそんな風に散漫な物思いをしていると、ベロが遠くから何かを抱えて一目散に走って来た。
「これはベムの。もう一つはベラにあげようと思って、頑張ったんだ」
そう言って、白つめ草で編んだ花冠をベムが被っている帽子の上に乗せた。公園の隅にはこの白く
可憐な花がたくさん咲いている。いつも優以と二人で遊んでいるベロは、花冠の編み方も教わって
いたのだろうか。微笑ましいものだ。
「…ありがとう」
ぎこちなく礼を言いながら、ちんまりと帽子の上に乗った花冠に触ってみる。小さな花が重なっている
感触は薄く柔らかくて、決して乱暴には扱えなさそうなところは女の心にも似ている。
そこでベラを思い出してしまって、今すぐにでも会いたくなった。
「ベラ、お土産喜んでくれるかなー」
「そうだな、きっと良く出来たと褒めてくれるだろう」
「だったら嬉しいな、早くあげたいのにどこ行ったんだろ」
もう一つの白い花冠を大事そうに抱えてベロは不満そうに唇を尖らす。その頭を撫でてやりながら、
自分にも言い聞かせるようにゆっくりとベムは言葉を選んだ。
「すぐに戻って来る、だから一緒に大人しく待っていられるな」
「うん…」
答えながら一度俯いたベロは、すぐに輝くような笑顔を見せた。
「ベラが帰って来るのが遅くなっても我慢する、いい子にして寝てるから。だからベム」
「何だ」
「オイラがいい子で寝ている間に、ベラと仲直りしてねっ」
思ってもいなかったことを突然言われ、常に握っているステッキを柄にもなく慌てて取り落としそうに
なった。確かに昨夜からのベラは明らかに憮然としていて、ベロにも何があったのか分かったかも
知れない。
しかしさすがにこればかりは返す言葉が思いつかずに無様に口籠るばかりだった。
「……そ、そうだな…」
取り繕うことも忘れてしまったベムを見上げて、ベロはただにこにこと笑っている。
結局、ベラは日が落ちる頃にやはり不機嫌な顔のまま戻って来たので三人揃っての夕食には間に
合った。しかし相変わらず何も言おうとしない。
ただ、ベロが作った花冠だけには素直に感嘆の声を出した。
「あんたがこれ作ったのかい?大したモンだよ」
しかし、本当にそれだけだった。
いつにない雰囲気でぎこちなく黙り込む二人の顔を交互に見ながら、ベロだけが全てを知ってでもいる
ようにふんふんと満足そうに頷いている。
そして疲れたからと早めに寝付くときに、側にいたベムにこっそりと耳打ちをした。
「仲直り、頑張ってね」

33 :
「…子供は、そんなことに気を回さなくてもいい」
「えへへっ」
本当に、こんな子供にまで悟られているのは身の置き所もない心地だ。しかし、だからこそ早いうちに
何とかしなければとも思う。
「んじゃ、おやすみー」
本当にとても遊び疲れていたのだろう、被った布の下で早くもうとうとし始めたベロは軽く手を振って
からことんと寝入ってしまった。
「おやすみ、ベロ」
健気なベロの頭を丁寧に撫でてから、ベムはようやく立ち上がる。
ベラは押し黙ったまま寝台の上に腰かけて顔を背けていた。丸一日の間機嫌を損ねるほどの何を
してしまったのだろうと今も自問自答しながら、近付いていく。
「ベラ」
二度と触るなと言われた手前、手を途中で止めたまま声をかけるが返事はなかった。ただ下から掬い
上げるようにじろりと睨まれる。
「俺は、一体お前に何をしたんだ。教えてくれ」
懸命に尋ねるベムの言葉に、ベラは一度目を閉じてからゆっくりと一度まばたきをしてから妙に悔し
そうな表情になった。
「あんたは…何もしてない。何もあたしの気に障ること、なんか…」
「なら、何故」
「……ここに、お座りよ」
顔を強張らせながら、ベラは座っている寝台の隣をぽんぽんと叩いた。放っておけばいつまでも立ち
尽くしているベムを思い遣ったのだろう。言われる通りに座ると、俯く横顔がより綺麗に見えた。
「教えてくれないか、ベラ」
流れる黒髪に彩られた顔が一瞬だけ苦しげに歪む。
「…あたしは、あんたを疑ったんだ。それだけさ」
ベラは視線を逸らしてそれだけを早口気味で一気に言い切った。そのまま再び口を閉ざしてしまい
重い雰囲気になりかけるのが怖くて、ついあらぬことを口走る。
「触っても、いいか…?」
緩やかに震える黒髪の下で、女は無言で頷いた。承諾を得たことが弾みになって、強張ったままの
頬に手を滑らせる。長い間ずっと耐えていたのか涙が一筋流れた。
ふっと顔を上げたベラは、真正面からベムを見据えて観念したように口を開く。

34 :
「昨日、は…嘘をついてもいい日…だったんだろ。日出美と小春が言ってた。だから、あの時あんた
が嘘をついていると思ったんだ」
「確かに昨日はそういう日だったが、あの時は嘘など決して」
ベラを喜ばせる為なら嘘をついてでも、と思ったのは事実だ。しかし咄嗟にそんな上手い言葉など
出てこなかったのもまた紛れもない事実で、そんな自分の曖昧なところは誤解されても仕方がないと
いうしかなかった。
「…分かってるさ、あんたがはいそうですねと気の利いたことなんか言えない奴だってことは…だけど
間違いなくあたしは一瞬だけどあんたのあの言葉が嘘だと思った。で、すぐにそういう自分に嫌気が
差したのさ。怒ってもいいんだよ」
「何で怒る必要がある、お前はただ誤解していただけだろう」
「…あんたは全く…」
ぽろぽろと涙を流しながら、ベラは顔を引き攣らせて手を上げた。張り飛ばされでもするかと思った
のだが、ぱちんと軽く頬を叩かれただけだった。
「あんたがそれだから、あたしは際限なく甘えちまうんだよ」
ぱちん、ぱちんと何度も頬を叩いてくる手がそのうちに髪を掴んで強く引いてきた。勢いに押される
ように姿勢が崩れて唇が重なる。
「…でも、そういうあんたじゃなきゃ、あたしは嫌なんだ…」
間近で熱く囁かれる声が唇を濡らす。この女なりに懸命に考えて出した結論に、胸がじわりと暖かく
なった。それほどまでに真剣でいてくれることが嬉しかった。
涙で濡れた頬を何度も慈しむように撫でながら、もう片方の手で外気に晒されている肩の鱗に触れ、
躊躇することなくそのまま胸の膨らみに滑らせていく。
あ、と小さな声が上がった。
「お前が、機嫌を損ねていなくて良かった…」
「あ、あんたは馬鹿だ…」
肩から落としたドレスがさらりと胸の上を滑る。薄闇の中であらわになった乳房が白く輝いていて目を
奪われた。もっと触って欲しい、とベラ自らが手を導いて乳房に押し当ててくる。誘われるに任せて
滑らかな肌を撫でた。それを追うように唇と舌でも感触を愉しむ。
柔らかな膨らみに頬を寄せると、肌が細かく震えているのが伝わってきた。
「ぁ、ん…」
寝台に横たわるなり、拠り所を確かめるように伸ばしてくる腕が背中に絡みつく。既に昂ぶり始めて
いるのはベラも同じらしい。昨夜は中途半端なところで終わってしまっただけに、より興奮を覚えて
しまうものなのか、とも思う。

35 :
「ベラ、お前が欲しい」
「あ、あたしもさ…分かるだろう?」
はにかむような微笑を浮かべた女の指が、ぎこちなく唇に触れてきた。いつもは冷たい指先が今夜は
熱を帯びている。
「ああ、そうだな…」
寝台から零れ落ちる黒髪の一房を手に巻きつけて、いつも今もベムを魅了してやまない甘やかな香
を嗅いだ。やはり、どんなことであれこの女には微塵も嘘など言えそうにない。思いが深まるのは自ら
の心の内を明かすのと表裏一体で、そこに嘘が混じっては全てが無になってしまう気がした。
「俺はいつもお前を…ベラ」
「そんなこと、今更、だろ?あたしがどう答えるかもひっくるめてさ」
ふふ、と笑みを漏らすベラの唇が艶めかしく潤んでいた。この女を決して逃さないように抱き締めて
何度もその暖かく柔らかい感触を確かめる。指で、唇で、舌で。
この麗しい身体中、どこもかしこもそうしたかった。そう思うだけでつい探る手管は意図もせぬうちに
乱暴なものになって、今夜は尋常ではないほど昂り合っているベラを余計に喘がせた。
「あ、ぁ…」
喉から零れる声はひどく濡れて甘い。堪らず目の前で揺れている汗の浮いた乳房を両手で強引に
捏ね上げ、夢中でしゃぶりつく。肌に束の間の痕跡を残しながら長い脚に纏わりついていたドレスを
捲り上げて奥で疼いている箇所に指を差し入れた。
その瞬間に、息を呑む気配がした。そこはとうに熱く熟れきっていて奥までたやすく指を引き入れて
いく。ぬるぬるになっている膣壁が刺激を感じた途端に焦るように蠢き始めている。先程から股間で
存在をひっきりなしに主張しているものを一刻もそこに早く収めたかった。
思わず知らずに鼓動が早まり、息が荒くなる。
「いいな、ベラ」
「…いきなりは、嫌だよ」
待ち受ける快感を期待するように悩ましく目を伏せる表情は、どう見ても誘惑でしかない。
「お前を見ていると、我慢出来そうにないんだ」
「…勝手、なことを…っ」
口調はまだ拒否を含んでいるが、艶めく唇が浮かべる微笑は更に深く美しい。視線を逸らせぬまま
唇を合わせ、誘うようにねっとりと絡みついてくる舌を吸い上げると、汗ばんだ肌が大きく震えた。
「ン…」
その声音の甘さに煽られて、膣内を探る指の動きが一層激しさを増す。腹側に指を軽く曲げて掻き
出す真似事をするだけで面白いようにベラの身体がうねった。

36 :
「やぁん!」
咄嗟にだらりと伸ばされていた膝がぐんと曲げられて、身体を挟み込まれた。昨夜からずっと疼いて
いたのだろう、わずかの刺激でこれほどに変化を遂げているのが感動的ですらあった。もう一刻の
猶予もなくベラの全てを感じたかった。
じんじんと痺れるほど硬く勃ちあがっているものを覚束ない手でようやく引きずり出すと、目の前の女
が無意識なのかどうか、ぺろりと舌舐めずりをした。
焦らして愉しむことすらも忘れて、寝台を濡らすほど愛液を溢れさせている膣口に先端を擦りつける
なり、白い喉が反り返って熱い吐息が漏れた。
「は…っ」
「ベラ…」
ろくに慣らしてもいないうちに快感に浸かった本能がベラの女を求めて暴走する。勢いに任せて一気
に奥までずぶりと突き入れ、反動で極限まで跳ね上がる身体を抱き締めた。
「…ひぁ…っ…」
あまりの衝撃に、ベラの喉がわずかに引き攣った声音を迸らせる。目尻に溜まった涙を吸い取って
何度も髪を撫でてやると、ようやく少しだけ笑みが戻った。
その隙を見計らって激しく突き上げていく。緩急をつける余裕など全然なかった。戸惑うようなベラの
表情とは裏腹に、一物を迎え入れている濡れた膣内はひどく熱い。まるでそこが意志を持ってでも
いるように自在にぐねぐねと蠢いているのが直に伝わってきた。
それがまた堪らなかった。
「あ、あ…こん、な…」
必で腕を伸ばして抱きついてくるベラの声が途切れ途切れになってきた。時折金切り声のように
高い声が喉から上がるのは、早くも限界が近いからだろう。
ベムもまた、一度この快感にけりをつけないと際限知らずになりそうな気がして焦っていた。しかし、
この夜が明けるまでは二人で何度でも昂り合える。
何度でも、これほどに美しく淫らなベラを目に出来るのだ。
覚悟を決めたら後はもう早かった。獲物を逃すまいとするようにきつく締め上げてくる膣内をめちゃ
くちゃに突き続けるうちに、切ないほどひどく高い声を絞り出してベラが達してしまった。
「くっ…」
果てる好機を逃した焦りで、まだ引き留めようとする内部から一物を強引に抜き出した。それが刺激
になったのだろう。溜め込んでいた精液が一気に放出されて、達した後の放心状態でいたベラの顔や
髪を白くべっとりと濡らした。

37 :
「…済まない」
ベラの表情からは何の感情も見えない。
こんなことまで、するつもりではなかった。慌てて淫らがましい汚濁を拭き取ろうとしたベムだったが、
何故か引き留められる。
「これは、あんたのだろう…?それならいいのさ、どんなにしたって」
放心した表情をまだ残したまま、ベラは顔に重く垂れ落ちている精液を指で拭ってぺろっと舐めた。
「あんただから、あたしは平気なんだ」
「済まないな、ベラ…ありがとう」
気にするなとでも言いたげに、またぱちんと頬を叩いてくる。現金なもので、それがきっかけになって
一物が再び熱を帯び始めていた。
ベラに対しては幾らでも愚かに成り下がる、だが、それはある種の特権であるのだろう。そこにいつか
嘘が入り混じる時があったとしても、それがベラに関するものであるのなら当然甘受出来る自信が
あった。
二人が過ごす、このうららかな夜はまだ明ける気配もない。
翌日も良く晴れていた。
三人で仲良く手を繋いで公園に行く途中、隙を見計らってベロは小声でベムに尋ねる。
「仲直り、出来たみたいだね。良かった」
「そう、だな」
何となく気恥ずかしさを感じながらベムもいつものように律儀に答えた。ベラは朝からひどく上機嫌で、
みんなで公園に行こうと言ってきたぐらいだ。盗み見る横顔は興の青空を映したように晴ればれと
している。
些細な誤解や擦れ違いはきっとこれからも二人の間にあるに違いない。しかし少しずつ言葉を交わし
心を交わしていくことで解決出来る。それはとても人間らしい理性的な遣り方に思えた。たとえ人間に
なれなかったとしても、心掛けだけはいつも人間と同様であろうと。
それが自分たちにとって最良の立ち位置になる気がした。
「ベラ」
ありったけの愛おしさを込めて、呼んでみる。
「何だい?」
ベロの手を繋いだまま、ベラは顔をこちらに向けてきた。
「公園に行ったら、何をしたい?」
それには返事がなかったが、ただ穏やかで優しい微笑が美しい顔にふわりと浮かんだ。




38 :
キター!待ってましたぜ!

39 :
もどかしくも真摯なやりとりが二人らしくて萌えるなあ
妖怪人間さんたちは純粋なところが美しいんだよね
そして天使の純粋さのベロたん…恐ろしい子!(白目

40 :
あああ…orz
確認しているつもりなのに、また変換ミスかよ
× 興の青空
○ 今日の青空

41 :
ドンマイ
三人は結局人間になれなかったけど、平気で嘘をついたり誰かを騙したりする
ことにならなくて良かったと思う

42 :
人間になれなくてもずっと三人一緒なら幸せ

43 :
奇遇だな、そんな話を書いてた

44 :
はらりはらりと深まる夜を彩るは散る花か。
この春を爛漫に咲き誇っていた桜が名残惜しげに姿を変えようとしている。
この時刻ともなればさすがに人間の花見客もいない。三人はそれを見計らうようにはらはらと花降る
公園の夜桜を見に来ていた。
もっとも、子供のベロは船を出た時から随分と瞼が重そうだ。
「ベラぁ…ねむーい」
しきりに目を擦ってあくびを繰り返している。その小さな手を握っているベラは面倒そうに一番大きな
木の下を指す。
「もう、あんたは仕方ないねえ。あそこまでは我慢出来るかい?」
「んー…」
歩きながらこくりこくりと舟を漕いでいるベロの返事も、眠気のせいか何となく曖昧だった。そんな二人
をベムは微笑みながら眺めている。
下限の月を過ぎた有明月の光は頼りない。しかし人ならぬ妖怪の三人には充分過ぎるほどの光源
だった。じきに完全に散ってしまうであろう桜の風情にも似ている。
「…綺麗だな」
細い月と桜を見上げながらベムはまた頬を緩める。
もうかなり限界だったのか、満開の桜の木の下に並んで腰を下ろした辺りでベロはころんとベラの膝
の上に転がってしまい、そのまますうすう寝入ってしまった。
呆れたように笑いながらベロの髪を撫でるベラの表情はまるで母親のようだ。
「この時間は子供には酷だったかねえ」
「夜の桜が見たいと言ったのはベロだ、来ただけで満足したんだろう」
「でも…来たがっただけあって、見事なモンだよ。今夜の桜は」
人間が訪れることのない時間に、ひととき花を愛でる。それぐらいの楽しみはあってもいいと思えて
いるのは、この街に来てからだ。やはり自分たちは人間と同じ場にいるべき者ではないとも感じては
いるが、その上でささやかに心を癒せるものはやはり欲しかったのだ。
この街に来てからの変化は目覚ましいものがある。
母と子のような二人を隣で見守りつつも、万感の思いでしみじみと呟いた。
「そうだな、本当に素晴らしい」
「ふふふ…っ」
薫る黒髪を肩に流したベラが婀娜な笑みを浮かべている。
「あんたでも、少しは粋なものが分かるのかい」
「何度、こんな風に桜を見てきたと思うんだ」
「ああ…あたしたちも随分長く生きてきたんだねえ…」

45 :
そこに感慨も哀しみもなく、ただあっさりとした口調でベラは呟いて、ふふと唇の端で嗤う。それから
ゆっくりとベロを起こさないように気遣いながら背後の木にもたれかかった。
肩に乱れかかる黒髪を払ってやると、無言のまま微笑むベラの手が伸びてきて帽子を地面に落とし、
無造作に束ねた髪を解いてきて夜咲く花のように美しい笑顔を見せた。
「あたしたち、これからも三人ずっと一緒…なんだね」
「そうだな、ずっと」
自分たちはなないとはいえ、決して不ではなく人間よりは長く生きられる程度のものだ。何倍か、
何十倍か。生き抜いた果てにいつか朽ち果てる時は必ず来る。
その最後の日まで、せめて人間らしい気概を持って三人で生きていくだけなのだ。この身で生まれた
自分たちにとって、他に成す術はない。
しかし、一人きりではなかった奇跡だけは喜ばしかった。
「ずっと三人一緒だ、ベラ」
膝の上で眠り続けるベロの小さな手を二人で握りながら、こつんと額を合わせて目を閉じた。言葉
など何も交わさずとも、今夜は不思議とベラの思いが伝わってきた。ただ、今はこれだけで充分に
幸せだと思えている。
命の長さなど問題ではない、如何にその生の中で満足を感じられるかが重要なのだろう。そこから
すれば自分たちはきっととても幸せなのだと思えた。
ひらりひらりと三人の髪に服に淡い色の花が舞い落ちてくる。




46 :
GJ
泣ける

47 :
なごんだ
関係ないけどベロがベラの膝枕で寝る光景は
リメイクアニメにも出てきたな

48 :
ベラ様はおそらく名器の持ち主

49 :
おそらくどころか、かなりの名器だろうて

50 :
博士はその部分にもこだわりを持って作ってるからな

51 :
じゃあ当然ベムもナニは色々とすごい訳だ
そんなこだわりの逸品な二人がセックスしたら、まさにほこ×たての世界

52 :
じゃあもしも何らかの状況で他の異性と関係を持つ事があったとしても全然物足りなくて
やっぱりベム(ベラ)のほうがいい…となるわけだ

53 :
まさに近親相姦天国w

54 :
博士ww

55 :
杏ちゃんの元々のおっぱいは小さいけど寄せ上げして胸に詰め物して大きく見せようとしてるから
ベラ様は乳が大きいって設定?

56 :
旧作・リメイク版とも結構乳はでかいだろ

57 :
じゃあやっぱりドラマのベラ様もアニメ同様巨乳設定というわけですよね?
実際にはパットつめてても作中の設定上では本物のおっぱいというわけですね?
そのボインボインのおっぱいをベムが毎晩揉みしだいて楽しんでるんですね?

58 :
>>55=57
巣にカエレ(・∀・)!!

59 :
永遠に若いまんまで身体能力にも優れてる二人だから、人間とやったとしても絶対
物足りないだろうな
もしベラが初恋の男と上手くいきかけたとしても、こうなりかねない
「ちょいとあんた」
「…えっ、な、何ですかベラさん」
「ちっとも良くないねえ、これじゃ入ってんだかどうか分かんないよこんなお粗末なモノ」
「あ、なんか色々とすいません」
「興醒めだねえ全く、ベムの方がよっぼどましだ」
「ベムって、誰ですか」
「あんたにゃ関係ないよ…邪魔したねえ」
「え、帰るんですかベラさん」

60 :
>>59
大久保カワイソスww

61 :
関係ないけど夏目は良いモノを持ってると思う
なんかそういう顔してる

62 :
>>61
鼻がデカいし外人顔だから
外人並みに馬鹿デカいものを持ってるだろうな

63 :
このスレ大好きだけど
ベムベラの固定カプ以外は認めない空気できてるよね

64 :
んなこたぁない
他カプでも陵辱でも何でもござれ

65 :
>>63
んなこたぁない
たまたま職人さんがベムベラが好きで書いてる人だというだけ
他のカプが好きな職人さんがいればどんどん書いて欲しい

66 :
陵辱ネタだったら名前の無い男(ベモ)に色々されちゃうベラとか見たい

67 :
確かに
ベムベラだらけだなw

68 :
まあ主役とヒロインだし作中でも一応夫婦的なポジションだしな
あとあまり知られてないけど漫画版では実際にベムベラは恋仲になるらしい

69 :
おいらもてっきり
ベムベラが恋仲になるものだと思ったよw
実際は違ったわけだが

70 :
強制的にベモ(悪)を身体に入れさせられるベラ…
穢れてしまうベラ…

71 :
ベラってヒロインだったのか、知らなかった…
とはいえそれらしいメインの女キャラは他にいなかったから、そうなるのか
とにかくベムベラでも他のカプでも、職人さんはどんどん書いてくれ

72 :
ベモをしてしまった妖怪人間達はあとどれぐらい存在し続けるのか
数百年?数千年?もっと?
人間を守るため妖怪人間を選んだ彼らは人間がいなくなったらどうするんだろう
願わくば、いつか彼らにも安息の時が来ればと思う
それまで家族だったり夫婦だったり恋人だったりで仲良くしてたらいいなあ

73 :
ステッキに吸い取らせる方法でねるらしい(三人にも該当するのかは不明)から、
いずれ人間がいなくなったらその時はを選択するんだろう

74 :
しかし妖怪達がぬ時の事を考えると悲しくなる

75 :
人間に憧れていた三人にとっては、が最後の希望であり唯一人間と同じに
なれる方法なんだよ

76 :
ベラちゃんがどんなパンツはいてるのか気になる

77 :
ベラ「ぱんつってのは何だい?そんなものあたしが穿くと思ってんのかねえ」

78 :
ノ、ノーパン…!(*´Д`)ハァハァ

79 :
時代的にドロワーズじゃね
かわゆす

80 :
時代を先取りしてベムに現代的な革パンなどを用意してた博士のことだから
ベラ様にはスケスケやTバックのきわどいパンティーとか用意してたかもしれない

81 :
そこまでいくと、あの朴訥とした博士の隠れたシュミが見えてくるなw
しかもベムを喜ばせるだけじゃんか

82 :
鞭も博士が用意したものだよな?
ヤバイどんどん変態に思えてきたw

83 :
わざわざ成人型の完璧美形な男女を作って、その上でアレな装備まであるという
ことはやっぱり…
博士の意図がさっぱり分からんなw

84 :
ベラのフェラは凄いよ!

85 :
すごいテクニック身に着けそう

86 :
おフェラよし

87 :
ベロくらいの子供でも普通に性欲はあるし女に興奮して勃起する事も普通にある
もちろん射精は無理だけど
つまりベムベラのセックスを盗み見して性に目覚めちゃってると思うわけよ

88 :
見た目は子供でも100年はゆうに生きてるから、色々なものを見聞きしている
訳だしな
その上にベムとベラがヤってるとすればもう…

89 :
そういや前スレでベロが大人になってベラに迫る話があったな
あれは行為に及ぶ前に夢オチで終わったけどそのまま続けてもよかった

90 :
「夜来の花」で全編の終わりにするつもりだったけど、やっぱりまだ書きたい
気の済むまで続ける

91 :
波が高いようだ、しきりに船底を打つ音か耳に響いている。
いつもは気にならないそれが今夜は妙に耳障りに感じて、ベムは眠れずにいた。他の二人は意に
介することなく眠りこけているのだろう、物音すらしない。
寝台の上でしきりに寝返りを繰り返しながらもますます目が冴えていくベムの意識の端、突然に淫ら
なものが兆したのは仕方のないこと。
そう思わなければこの長い夜の時間を過ごせない。
そろりと股間に手を伸ばしかけて、はっと身を起こした。一体何をしようとしていたのだろうと。そこまで
当たり前のようにこの身に湧き上がった欲望を解消しようとするなど、以前の自分であれば有り得ない
ことだった。
では以前はどうだったのだろうと思い返してみると、何のことはない。人間になるまでは縁のないもの
と思い込み極力意識の外に弾き出していただけだった。ベラの身体を知って以来、そんな長年抑圧
されてきたものがただあからさまになったものに過ぎない。
別に聖人君子を気取っていた訳でもあるまいに、と妙におかしくなった。
ベラの様子を伺うと、偶然にも寝返りを打った拍子に被っていた布から肩が剥き出しになった。夜目
にも白いその色に目が釘付けになる。ただでさえ自らの浅ましい欲を自覚した今となっては更に喚起
させるだけのものだ。
目が離せないまま寝台から降り、足音もたてないように近付いて覗き込んだ。寝入っている静かな
横顔は普段の気の強さを感じさせないほど儚げに見える。
名前を呼ぶ代わりに指先で黒髪を梳き、外気に晒されている肩を撫でた。気配を感じたのだろうか、
ベラがまた寝返りを打った。寝顔はあくまでも穏やかで何の憂いもない。
その顔を眺めていると急に押さえつけていた欲求が膨れ上がってきて、何となく後ろ暗い罪悪感を
抱きながらも撫でていた肩からそうっと布を引き落とした。
瞬間、微かにベラの眉根が寄る。
もしや目を覚ましたのではとも思ったが、どうやらその気配もない。用心深く様子を伺いながらもベム
の手が次第に大胆になっていく。
意識は眠りの中にあっても触れられるごとに緩い身じろぎを繰り返すベラの赤い唇が、誘うように
わずかに開いていた。
拒まれてはいないことを確認しがてら、滑らかな肌触りをより感じようと乳房を露出させてゆっくりと
撫で回す。覚醒している時であればなまめいて汗を刷く肌が今はまるで陶器のように手触りの良さ
だけを伝えてくる。
普段のベラがこの行為を拒むことなどないのだが、今こうしているのもまた違う感覚がある。もっと
知らない部分を見たくなった。

92 :
触感だけは分かるのか、わずかに肌が汗ばんでいる。その反応の変化が嬉しくなって乳房の線を
なぞるように舌で撫でた。相変わらずの肌の柔らかさに五感が囚われ、このまま続けても構わない
ように思えてきた。
もしも途中でこの女が目覚めたとしても、その時はその時。
以前のベムにはなかった割り切りをして肌に纏わりついているドレスの裾を捲り上げた。精密な人形
のように目を閉じているベラの表情に見惚れながらも、脚の間に手を滑らせて肌以上に手触りのいい
そこに指を忍ばせた。こんな時でも柔らかく息衝く襞が指の感触に気付いたのか、吸い付くように
蠢く。
思わずベラ、と声にならない呼びかけをした。
やはりこの行為はお互いに目覚めていなければ意味がない。何も反応のない女にこれから何をする
つもりだったのかと自らの欲が急にひどく汚らわしいものに思えた。
「…ア」
身体を離そうとしたその時、不意にベラの口から声が漏れて閉ざされていた目が開く。暗闇でも眩い
ほどの光を放つ視線に罪悪感もあって怯みかけたのだが、子供のようにまっすぐに見上げている
ベラの腕がすっと上がって頬を撫でられた。
思いがけないことだったが、その表情は穏やかに微笑んでいる。
寝込みを襲った無礼を、許されたのだ。
それでも気持ちは動揺していて、何か適当な言い訳をしようとした唇に指が一本押し当てられる。
言葉なんかいらないと、ベラは両腕を回してきた。




93 :
GJ!
寝てる間にコッソリ…というシチュエーションってエロいよね

94 :
そりゃあベラ様を目の前にしたら、ベムですら賢者でいる暇もないわな

95 :
おはよう
ベラ様フェラネタで書いてみたら、なんか方向が逸れた

96 :
午後の光が船内を照らしている。
ベロは朝から一人で遊びに行っていてまだ姿を見せない。この街の様子にも大分慣れてきたので
楽しくて仕方ないのだろう。
ベロのことだ、何か急に驚くような事態に遭わないとも限らないが、その辺はよく言い聞かせている
ので心配するほどの結果にはなっていない。とはいえ子供を一人で遊びに行かせることには二人
とも心を残している。
それでも、身の内から湧き上がった衝動には逆らえないまま、二人きりでいられるわずかな時間を
惜しむように戯れていた。
「ふふ、ふっ…」
ベラの忍び笑いが淫靡に漏れる。
「…ベラ」
「何だい、興醒めだねえ」
股間に顔を伏せていたベラが顔を上げて挑戦的に見上げてきた。その手には玩具のようにベムの
一物が握られている。じっくりと時間をかけて愛撫を愉しんでいただけに、今にもはちきれそうなほど
大きくなっている。
「そろそろ、離れ、ろっ」
腰を下ろしている寝台に手をつきながら、ベムは必で欲求を堪えていた。こんな至近距離で全てを
吐き出す訳にはいかない。そんな醜態をまた見せたら男としてあまりにも情けない。ベラを汚すこと
だけは避けたかったのだ。
しかし、ベラの方はどこか意地の悪い、それでいて陶酔したようなとろんとした目付きをしている。手の
中のものを舌と唇で扱き上げながらも興奮していたのだろう。
「嫌だよ、あんただって好きなようにするじゃないか。だったらあたしだって」
「だ、だが」
「問答無用、さ。ほおら」
先走りの液が握っている手までをたっぷりと淫らなまでに濡らしている。わざと見せつけるようにぬる
ぬると扱きながら、根元から先端までを舐め上げ、目を合わせたまますっぽりと銜え込んできた。
「やめろっ…」
そんな悪戯をされたら今にも出してしまいそうで、思わず歯噛みをしながらベラの髪を掴んだ。しかし
ベラにとってはその反応が面白かったのか、余計に扱かれる羽目になる。
「もう、それ以上、は…」
何とかして気を逸らそうとするベムを見上げて、濡れた唇をぺろりと舐めたベラはとてつもなく婀娜な
笑みを浮かべた。

97 :
「…じゃあ……」
立ち上がるとドレスの裾を腿まで上げ、頬を擦り合わせながら耳元で囁く。細い黒髪がさらりと頬を
撫でた。側近くにいると甘く濃密な体臭をより強く感じて、反射的に目を閉じる。
「あたしの中、がいいのかい?」
「…そうだな、ベラ…お前の中をもっと知りたい」
「随分焦らしちまったようだねえ、ふふっ…」
満足げに笑うベラのドレスの裾が翻るのと同時に、ずっと収まる場所を求めていたものが熱く濡れた
狭間に引き込まれていく。
何度知っても、この瞬間の感覚だけはあまりにも快すぎて魂が蕩けてしまいそうだった。膝の上で
緩く腰を振って更に奥へと導こうとするベラの声が甘く響く。
「…あんたは…」
「な、んだ…」
はあっ、と熱い吐息が身元で漏れる。
「どこまで、あたしを付け上がらせるんだい…全く仕様のない…」
両手で頬を挟んで口付けてくるベラの身体がひどく熱い。興奮しきっているのが繋がっている膣壁
にも伝わってきて、これでもかとばかり収まっている一物が揉み込まれる。それが耐えきれずに情け
ない声を出してしまう。
「あ、あまり動く、な…」
「無理言うんじゃないよ、こんなに大きくしといて…ふふっ」
獣のように時折唇に噛みつきながら舌を絡ませ、激しく腰を振りたてるベラの動きに誘われるように
今にも暴発しそうになっている射精感を制御しながら、ベムも女の身体を緩急をつけて揺すり上げて
いった。
「く、っうぅんっ…」
もう自制も出来ないのか、堪えられない声がベラの喉から細く上がる。その瞬間の引き千切られそう
なほど締め上げられる感覚に任せて、今度こそベムは思いのたけを込めて全て放出していった。
灼熱のひとときが終わった後はもう何も考えられないほど疲弊しきっていたが、ベラはまるでベロに
そうするように頭を掻き抱いてしきりと髪を撫でてくる。
そのしなやかな身体に腕を回しながら声をかけた。
「…ベラ」
「何だい」
この女の情の深さは元々知っていたが、このような関係になってからは特に実感することしきりだ。
長く生きていても初めて知ることばかりがこの女にはある。まだどれだけ隠し持っているのだろうと
思うだけで、また浅ましい情欲が湧き上がりそうになっていた。
「お前は、俺でいいのか?こんな男であっても…」
その言葉に髪を撫でる手が止まる。その代わりに額の角に舌が這わされた。そして天啓のように
軽やかな笑い声が降る。
「そんなの当り前じゃないか、今更だろ」




98 :
GJ
ベラ様のフェラはさぞかし気持ちいいんでしょうな
それでもベラを汚すまいと耐えるベムw

99 :
ベムがブチギレて暴走(性的な意味で)する話も見たい

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