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2012年11月エロパロ656: 探偵神宮寺三郎のエロパロないですか? 2 (348)
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探偵神宮寺三郎のエロパロないですか? 2
- 1 :2009/03/27 〜 最終レス :2012/10/08
- 神宮寺三郎シリーズのSS書いて下さる職人さん、お待ちしてます。
前スレ
探偵神宮寺三郎のエロパロないですか?
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162302311/
- 2 :
- 保管庫
ttp://sslibrary.gozaru.jp/
エロonlyではなく、マジ話も歓迎です。
- 3 :
- 前スレ落ちてたのか
とりあえず保守
- 4 :
- >>1乙です。なにやら落ちるのが早かったような気が…
- 5 :
- 即は嫌だな…20レスあれば回避だっけ?30?
- 6 :
- とりあえず30いけば大丈夫なんだろうけども
投下が先か、即が先か…
- 7 :
- 投稿しようにも規制状態が続いてる。とりあえず携帯から保守。
- 8 :
- 保守
- 9 :
- 新作のDSをやったので前スレにあった真偽の狭間のを読んだ。
洋子さんの葛藤が自分もゲーム中に感じていたことなので納得出来て
面白かった。エッチもそれが活きているのが良い。
- 10 :
- >>7
期待してます!
- 11 :
- 新作の洋子さんは全作品違う顔でかえって笑ってしまった。
イヌとかは美人だったけども。
- 12 :
- 前スレで神宮寺×洋子と洋子水着ものSSを投下した者だが……
久しぶりにのぞいたら前スレ落ちたのか。びっくりした。
ちょっと多忙で今泉はまだ何も書いてないが……すまんw
- 13 :
- >>12
気長にまってます。
- 14 :
- 保守
- 15 :
- 保守ついでに質問。
今泉の刺青の模様って何?そもそも入れてるのかな?
- 16 :
- 前スレの>>504-520(岩辺組×洋子)の続きのようなものが書けましたので、置いておきます。
・神宮寺×洋子
・エロなし
・KOB後の話
KOBのすがすがしいエピローグを台無しにしておりますので、御注意下さい。
- 17 :
-
『後悔はしません。例え、この先どんな事が起ころうと……』
その言葉の後に浮かんだ彼女の笑みは、以前と変わらぬ温かいものに映った。
もう一度あの安らげた時を取り戻せるのならと、戸惑いながらも再び彼女を迎え入れた。
本当にこれで良かったのだろうか。
しばらく経った今でもそう自問せずにはいられないのは、あの時の彼女の瞳に迷いがあったからだ。
決意を含んだはっきりとした口調に似つかわしくない、微かな揺らぎ。
それが今も、この胸の内をざわめかせている。
* * * * *
「お帰りなさい。すぐにコーヒーお淹れしますね」
辺りが暗くなった頃に事務所に戻った神宮寺を、洋子はそう言って迎えた。
彼女自身も調査を終えて帰って来たのはつい先程であったが、疲れを見せずにきびきびと動いている。
「……ありがとう。君も疲れたろう? 少し休むと良い」
淹れたてのコーヒーを受け取りながら、神宮寺が労いの言葉をかける。
だが洋子は首を振って微笑んだ。
「平気です。調査結果の報告をさせて頂いてよろしいですか?」
「ああ……」
神宮寺が促すと、洋子は今日の調査の成果を事細かく報告し始めた。
- 18 :
- 半年近くこの仕事を離れていたにもかかわらず、彼女は頼んだ仕事を完璧にこなしてくれている。
敢えて口にせずとも神宮寺の指示を察し、彼の負担を減らそうと、助手として十分すぎる程、よく働いている。
彼女が戻ってきてくれた事自体には、何一つ不満などない。
ただ、気にかかる事が一つ──
「……洋子君。今、何て?」
「ええ。この男性の職場の方とお会い出来まして、その方からお話を……」
「職場……」
今回の案件は失踪した男性の捜索だ。洋子の調査によると、その男性がタチの悪い消費者金融会社に勤めていた事が分かったらしい。
そこの社員と接触したというのだ。
神宮寺は僅かに眉根を寄せた。
「危険そうなら、あまり踏み込まないようにと言った筈だが……」
一拍おいて、洋子が答える。
「……すみません。でも、ちゃんと情報は得られましたので……」
「……そうか」
溜め息をついて、渋面のまま神宮寺は頷いた。「続けてくれ」
「はい……」
洋子の唇からもたらされた情報は、確かに有益なものではあった。
しかし神宮寺は、胸中でまただと呟かずにはいられなかった。
- 19 :
-
洋子を再雇用して、もう一ヶ月以上経つ。
その間、彼女に単独での調査を頼む事も何度かあったが、半年前とはどこか違う様子が時折見受けられた。
引き際を考えないというか、危険な状況だと分かっていながら、踏み込みすぎた調査をする事が多くなったようだ。
そうならないようにと、可能な限り主な部分を神宮寺が担当するようにしているのだが、それでも彼女は無茶をしてしまうのだ。
無理をして、必要以上に仕事に打ち込んでいる。まるで何かに急きたてられているかのように。
「……以上です。それで、明日の調査はいかがしましょう?」
聞き慣れた穏やかな声が、神宮寺の意識を引き戻した。
最近の彼女にしばしば見受けられるようになった危うさは、今の彼女の表情からは見られない。
だが早急に指示を求める様子から、動かずにはいられないという衝動のようなものが感じられる。
「……ああ。それじゃあ……」
平静を装って、神宮寺は彼女への指示を出した。「過去の依頼の書類整理を頼む」
「……書類の整理、ですか?」
明らかに戸惑った声で、洋子が復唱する。調査も佳境に迫ってきたこの状況で何故、とでも言いたげだ。
- 20 :
- 「あとは俺一人でも十分だ。それに」
あくまで自然に、神宮寺は苦笑してみせた。
「君がいない間の分が、かなりひどい事になっている」
「……分かりました」
納得しきってはいないようだが、洋子は承諾した。その目が少し寂しげに伏せられる。
「……もう遅いから、あがってくれて構わない。お疲れ様」
僅かに生じた沈黙さえ気まずくて、神宮寺はそう告げながらポケットから煙草を取り出した。
「あ、はい。それでは……」
神宮寺の様子から何かを感じ取ったのか、洋子は少し急ぎ気味に帰り支度を済ませる。
「お疲れ様です。ゆっくり休んでくださいね」
「ああ、ありがとう」
洋子がドアの向こうへ去り、足音が遠ざかると、神宮寺は紫煙混じりの深い溜め息をついた。
取り戻したこの日常は、決して居心地の悪いものではない。
だが以前とは確実に違う何かが、自分達の間に隔たりを作っているのが分かる。
はっきりと何が原因だとは言えないものの、神宮寺は半年前の事件の事を思い出していた。
かつて彼女に痛ましい傷を負わせ、そして守りきる事の叶わなかった、あの寒い冬の日の事を。
- 21 :
- あの時の事については、これまで互いに話題に上らせる事はなかった。
そんな機会が特にないというのもそうだが、思い返したくないというのが本音なのかもしれない。
今更蒸し返したところで、彼女が受けた仕打ちがなかった事になる訳ではないし、何より──
「……………」
短くなった煙草を灰皿に押し付け、神宮寺は書斎へと入って行った。
戸棚から取り出したカミュをグラスに注ぎ、一息に飲み干した。
記憶の蓋の隙間から滲み出してきた惨めな自分が、酔った頭の中でぐるぐると溶けていく。
深酒しそうだと分かっていながらも、ペースを抑える事が出来そうになかった。
目が覚めた時間は、思いの他早かった。
案の定、酔いの名残が頭を強く刺激してくるが、神宮寺は構わず身支度を始める。
酒は昨日のわだかまりを押し流してはくれなかったようで、何となく洋子と顔を合わせ辛く感じたのだ。
洋子のデスクの上に書き置きだけ置いておいて、早々に事務所を後にする。
まるで逃げているようだ、そう神宮寺は自嘲した。
* * * * *
その日も調査を終えて事務所前まで戻って来たのは、すっかり日が暮れた頃だった。
- 22 :
- 体調のせいでもあるのかもしれないが、順調だったとは言い難い。
やはり洋子を頼れば良かっただろうかと、神宮寺は少しばかり悔やんだ。
階段を登りながら、神宮寺は自分を迎えてくれるであろう洋子の事を思った。
顔も合わせずに外出した事についても、聡明な彼女であれば昨夜の件と結び付ける事はた易いだろう。
普段通りに接してくるか、それとも……
彼女の様子をあれこれと想像しながら、神宮寺は事務所へのドアを開いた。
「……あ……」
予想とはかけ離れた表情が、洋子の顔には浮かんでいた。
慌てて手にしていた資料を机上に置き、その手で俯かせた顔を拭いながら、彼女が席を立つ。
「お、お帰りなさい……先生」
「……………」
洋子の掠れた声には応えず、神宮寺はミニキッチンへと足早に近寄る彼女を阻む。
「コ、コーヒーを……」
彼は顔を伏せたままで離れようとする洋子の肩を掴み、頬を軽く押さえ、上を向かせた。
柔らかい頬に添えた掌を、温かい湿りけが濡らす。
彼女の眼には、涙が滲んでいた。
「……何が……」
それ以上言葉が続かぬまま、神宮寺は洋子のデスクの方に視線を移した。
- 23 :
- つい先程まで彼女が目を通していたであろう書類。その見出しは──"連続保険金人事件"。
洋子を解雇するきっかけとなった、忌まわしい記憶だ。
「……洋子君」
「……ごめんなさい。なんでも、ないんです」
洋子は涙を拭いて、笑みを浮かべようと口角を歪ませている。
──何でもない訳がない。
ずっと避け続けていたからこそ、こうして今でも苦しんでいるのではないか。
今触れねばもう届かなくなるような気がして、神宮寺は彼女の頬に指を這わせた。
「辛かったんじゃないのか……?」
肩を抱いた腕をそっと背に回し、探るように問い掛ける。「今まで、ずっと」
洋子は答えない。呼吸を整えようと胸の辺りを押さえたまま、じっと立ち尽くしている。
「無理をしているだろう。今も……」
汚され傷つけられた記憶は、簡単には癒えない。
それでも何事もなかったように笑顔でいつづける事に、苦痛が伴わない筈がなかったのだ。
洋子は神宮寺の慰めを拒むように、即座に首を振った。
「無理していらっしゃるのは……先生の方、じゃないんですか……?」
「何……?」
考えもしない返答に、背を撫でていた神宮寺の手の動きが止まる。
- 24 :
- 「私をここに……もう一度おいて下さったのも、本当は……」
「何を言って……」
話が掴めない。
真意を知りたくて、逸らし続ける洋子の目を自身の顔へと向けさせた。
紅色の唇が震えている。
最も哀しい事を受け入れようとしている時のように。
「必要じゃない……って」
「え……」
小さな声が、うっすら開いた唇から零れる。
「私の事……必要じゃないって……言っていたから」
新たな雫が次々と、頬と彼の手を伝う。
「何の、役にも……立てて……いなかったからっ……」
『誰かを必要とした事など、ただの一度もない』
「………信じていたのか」
くだらない虚勢を。
その場しのぎの嘘を。
今までずっと、彼女は信じ続けていた。
傷ついて苦しんでいる彼女に非情な言葉を投げつけ、放り出した。
あの日優しさだと思ってした事は、結局こういう事でしかなかったのだ。
「……………」
泣きやまない洋子の背を、神宮寺は摩り出した。かけるべき言葉も思いつかず、ただ呆然としている。
再び顔を伏せて啜り泣く洋子の腕は、彼の背には回らない。そうしてはいけないのだと、自身に言い聞かせているかのようだ。
- 25 :
- 何度目かの謝罪の声が聞こえてきて、神宮寺は洋子の頭を自身の胸に埋めさせた。
戸惑い離れようともがく彼女を、決して離そうとしない。
「謝らなくて良い」
落ち着かせようと、静かに耳元に囁く。
「傍にいてほしくなかった」
細い肩が、少し強張った。
「傷つけたくなかったから」
不規則な呼吸が、一瞬途絶えた。
「本気で言ったと思ったのか……あんな事を」
もっとマシな言い方は出来ないのか、と神宮寺は自身を嘲笑う。
長い間独りで抱え込んでいた彼女に対して、こんな打ち明け方はあまりに酷いと。
おずおずと洋子が顔を上げた。涙の筋はまだ乾いていない。まるであの夜のような、傷ついた目をしている。
「……ん……」
哀しい言葉ばかり吐き出した唇を、そっと塞いだ。壁際へと誘い、おぼつかない様子で立っていた細い体をゆっくりしゃがみ込ませる。
まだ躊躇いがあるのか、洋子は神宮寺の胸を軽く押し、離れようとしている。その腕をなだめるように摩りながら、背に回した手で髪を梳いた。
いつかの夜には入り込めなかった温かい唇の内側に、神宮寺は舌を這わせた。奥で縮こまっている彼女の舌をなぞり、絡ませ、吸い付かせる。
- 26 :
- 隙間から漏れる吐息は、熱くて甘い。
溶け合うような口付けを施す内に、洋子の抵抗は止んでいた。
「ん……はぁ……」
唇を離して洋子のさまを窺うと、ぼんやりとした目で彼女が見つめ返してきた。泣きはらして赤く潤んだ眼が、神宮寺を捉らえる。
震えは止まったようだが、まだ不安げに神宮寺を見上げている。
衝動のままに求めようとする自分を抑え、洋子を抱き締めるだけの動きに留めた。彼女の腕を掴んでいた手も離す。
身勝手な嘘で突き放した事を、彼女は許すだろうか。
答を聞かなければ何処にも進めない。そう自分に言い聞かせて、神宮寺は洋子の言葉を待った。
- 27 :
-
「先生……」
いくらか落ち着いた声で洋子は呼びかける。
速度を増す鼓動を落ち着かせようと、神宮寺は深く息を吸った。
「私……ここにいてもよろしいんですか?」
是非もない問いに、声が上擦りそうになった。
「ああ」
「ここにいて……先生のお役に立てますか?」
「ああ」
「本当に?」
「……信じられないか?」
洋子がくすりと微笑んだ。見慣れた、懐かしい笑顔だった。
「いいえ」
洋子の両手が神宮寺の背に触れた。煙草の匂いの染み付いたシャツに頬を寄せ、その胸の温もりに浸る。
ようやく全てを取り戻せたのだと安堵し、神宮寺は洋子の髪に顔を埋めた。
間近で感じる彼女の匂いは、ほのかで優しかった。
- 28 :
- 以上です。
今スレでもどうぞよろしくお願いします。
>>15
描写が特にどこにもないので、好きに想像しちゃって良いんじゃないですかね?
- 29 :
- 乙。切ないねえ
- 30 :
- 乙&GJ
いいね
- 31 :
- KOBはプレイしたことあるが、KOBの洋子がいろんな意味で衝撃的すぎて、もはや話もほとんど覚えていない…
- 32 :
- 連レスすまん。
前スレ2作投下文士だが、今泉書かねば、がもはやちょっと呪縛になっているので、気軽にまずは短い神宮寺×洋子でちょっと勘を取り戻したいと思っている。
今泉はかっこよくて好きなんだが、彼を描写する気力とスキルがねーわw
- 33 :
- >>31
IBでは神宮寺が洋子をクビにしたはずなのにKBだとなんか洋子からやめたようなノリだったのが妙だと思った。
- 34 :
- あんなに洋子って理解のない人だったか?とすら思えた。よってKOBの洋子は俺の中では洋子にあらず。絵も含めてw
- 35 :
- そろそろエロく悶えまくってる洋子さんが見たいね
- 36 :
- >>32
アプリ版やってらっしゃいます?
新作は今泉の出番が意外と多いので、アタシはそれで妄想しまくりです。
入れ墨の話がありましたが、今泉はカラーシャツ着てるからやっぱり入れてるのか?
でも、できれば入れてないほうがいいな・・・。
そんなもので威嚇しなくても、今泉は十分貫禄ありますしね。
もし入れてるなら龍とか鳳凰とかがステキかと。
唐獅子牡丹とか仏像系は似合わなさそうで。
- 37 :
- アプリ版はアカイ〜だけしかやってないな。今泉はPS版の頃が一番かっこいいイメージとして残ってる。
前スレの頃からずっと、今泉と洋子でSS書くならこんな展開はどうか…と考えているものが一つあるが、なかなか形にする時間と体力がない有り様。
もし今泉に入れ墨がなかったら、なおさら渋くてかっこよく感じるかもしれん…となんとなく思った。
- 38 :
- 今泉はカッコいいけども、洋子とあまり接点がないし、常にレギュラーってわけでもないから確かに難しいかもしれない。
だから尚更見てみたくなるね。
- 39 :
- >38
接点…蜜柑のルポか謎じけくらいしか思いつかないw
- 40 :
- スレチだけど、ゲームの年齢設定でタレントとか俳優探すと、
なるべくイメージ近づけようと思っても、
サブ(32歳) → TOKIO松岡
洋子(26歳) → 後藤理沙
今泉(34歳) → 安藤政信
とかになっちゃうんだなあ・・・。
サブなんかアラフォーでもおかしくなさそうなのに。
- 41 :
- わざわざタレントを当てはめようとする意味がわからない。
神宮寺のキャラは寺田絵でこその雰囲気だろ…jk
- 42 :
- >>41
まあ、確かにそうよなぁ。
ただドラマ化云々の話はちらちら出てるみたいだから、気になるのは分かる。
けど同年代の人じゃあの雰囲気は出せないだろうね。
- 43 :
- ドラマって本気なんだろうか。
あまり実写化とかはしてほしくないな…イメージ崩れそうだ。
アプリとかのキャラ絵にも慣れてきたけどやっぱり寺田氏は別格だと思う。洋子君が超美人(*´д`)ハァハァ
- 44 :
- 神宮寺と洋子の2人を並べて一番しっくりくるのは寺田氏の絵だな。洋子は美人で神宮寺は渋い。
SS書く時に思い浮かべるのはいつも寺田氏の2人。
- 45 :
- 夢終洋子とか大人カワイイ。
アプリとかなら明けない夜にとか近かったかな。
- 46 :
- 「夢の終わりに」の最大の失敗は、致命的なほどにブサイクな三好。
ファンにはつらい・・・。
- 47 :
- 三好は夢から作品経る毎に若返ってきてるような気がするんだが…怪しげな薬でも開発したか?w
- 48 :
- かすみまなみも作品ごとに顔変わるよな
白い影あたりがなかなかよかった
- 49 :
- 新作のかすみはかなりエロかった
- 50 :
- 新作まなみもかわいかった。
出番の少なさにショボンだったが。
- 51 :
- 保守
- 52 :
- 保守
- 53 :
- 保守
- 54 :
- 保守
- 55 :
- ほしゅ
- 56 :
- 保守
- 57 :
- セガサターンの夢の終わりにはなんで年齢制限があったんだろう。
洋子拉致シーンで期待してたんだが…OTZ
- 58 :
- PSは制限なかったと思うが…内容同じだよね?
- 59 :
- 職人さんまだかな…
- 60 :
- 携帯から失礼します。
前スレで22さんに便乗して、今泉の洋子寝取りフラグを立ててしまったので、現在「今泉×洋子」を鋭意制作中ですが、規制中で書き込めませんorz
相変わらずエロで詰まっていますが、解除されしだい順次投下したいと思っています。
しかし、どうしてこんなに長いんでしょう?もう1ヶ月近いんですが…。
- 61 :
- 規制はひどいものだとかなり続くそうな。
気長に待ってます。
- 62 :
- 今泉×洋子を書こうかと気が向いたら、寝取りフラグ立っててワロタw
だが俺が書こうとしてるのは寝取りじゃない(予定)から完成したらとりあえず投下する。
>>60の規制早期回復を祈る
- 63 :
- 俺も規制に遭って携帯から書き込んでる。夕方は書き込めたのに…なんなんだこの仕打ちww
今泉×洋子が書き上がったから投下しようとしたら規制エラーで投下できず。規制解除されたら今泉×洋子投下する。
根底には神宮寺×洋子ありの今泉×洋子でエロ要素かなり緩いから期待はしない方がいい。…って投下できないんだがなw
- 64 :
- >>63
書きあがり早っ!
期待して待ってます!
- 65 :
- テスト
- 66 :
- 電話が鳴ったが、事務所の営業時間はもう終了している。
誰だろうかといぶかしながらも、全ての事務処理を一手に担う洋子はいつものように受話器をとった。
「はい、神宮寺探偵事務所です」
『洋子くん、神宮寺だ』
「あ、先生。どうされたんですか?」
『調べものに時間がかかってね。今晩は警察に泊まることになりそうだ。君は適当に帰ってくれていい』
「はい、わかりました。鍵はいつものところへ入れておきますね」
『ああ、すまない。……では』
「先生も無理なさらないでくださいね」
『……ああ』
慌しく電話は切れた。
デスクへと戻った洋子は、ちょうど作業のキリがついたパソコン画面を眺める。
「お言葉に甘えてしまおうかしら……」
一人で呟き、内心で、そうしよう、と答えて洋子はパソコンを終了させた。とたんに事務所内が静寂に包まれる。
今日は神宮寺がほとんどいなかったせいか、事務所内に漂う煙草の匂いも薄い。
電話で聞いた神宮寺の声がよみがえる。ふらりと立ち上がった洋子は、求めるように神宮寺の私室にある黒檀の机へ向かう。豪奢とは言いがたいチェアに座ると、体が神宮寺の匂いに包まれた。
「先生……」
神宮寺を思い浮かべるだけで、洋子の体が火照っていく。彼の物ばかりが溢れる私室。
火照りに押されるように自分の胸に触れる。手は確かに洋子のものだが、頭の中でそれは神宮寺のものに置き換えられていた。
- 67 :
- 服をたくし上げて、ブラジャーの中へ手を滑らせる。もう片方の手は、急ぐように下方の下着の中へ潜り込んだ。
神宮寺の匂いが、想像の手が、洋子の胸と秘所へ刺激を与えていく。
「あっ……んんっ……」
家でする自慰などとは比較にならない快感がこみ上げる。いつもは出入りを禁じられている神宮寺の私室で行うことの背徳感ゆえか、それとも、部屋を包むこの匂いのせいか。
室内に響く喘ぎ声はまるで他人のもののようだ。
もう少し、あと少し――。
「神宮寺さん?」
神宮寺の私室のドアが突然開いた。
洋子は、音に驚きながらとっさに指は抜いたものの、服の乱れまでは直せない。
「……今泉……さん?」
「こりゃあ……失礼しました。声はかけたんですがね。神宮寺さんに直接知らせる用があったもんですから」
言いながら、今泉は洋子へ背を向ける。
「いえ、私こそ気づかなくて……先生なら今日は警察にお泊りになる、と」
服を直しながら、洋子は神宮寺とは違う広い背中へ答えた。
「そうですか。また適当に出直します。それでは、アタシはこれで」
「あ、あの……!」
「誰にも言いませんよ」
今泉の言葉で気づく。洋子は口止めのことなど忘れていた。ただ、来客をこのまま帰してはいけない、と助手としての本能が動いただけなのだ。それに、この男なら先ほどのことは誰にも言わないだろう、となぜか確信できていた。
濡れた指をハンカチで拭き取り、洋子は今泉の横から私室を出た。
「そうじゃないんです。あの……お茶淹れますからゆっくりしていってください。コーヒーもあります」
恥ずかしさを取り繕うように洋子はキッチンへ向かう。
今泉の手が、そんな洋子の肩をつかむ。
「アタシのことはおかまいなく。あんなところで止めて、洋子さんのほうが辛いでしょう」
しっかり見られていた、と告げられたようで、再び洋子の頬に朱がのぼる。
秘所も下着も濡れたままだ。辛くないといえば嘘になるが、それ以上に他人に見られたことは恥ずかしい。
「それは……言わないでください」
「女一人であんなことさせるなんざ、神宮寺さんも察しが悪い」
今泉の言葉に、洋子はおもわず振り向いた。
頬にはまだわずかに朱が残っていたが、神宮寺が誤解を受けるのを黙って聞いているわけにはいかない。
- 68 :
- 「先生は何も悪くありません。私が隠しているだけなんです」
明治組若頭の貫禄あふれる双眸が、高い位置から洋子を見下ろしている。
「……あんたが泣いてるように見えたんですよ。アタシは今まで女を何人も慰めで抱いてきましたがね、あんたは神宮寺さんの女だ」
「私は、先生の助手です」
目の前の極道の厳しい表情がわずかに揺らぐ。
「そういうことにしておきましょう。……そんな女を抱くわけにゃあいきません。ですが、アタシが帰ったらあんたはまた一人。それも見過ごせねえんですよ。だから、アタシの指だけでも受け入れちゃあもらえませんかね……」
「指って……。えっ? あの……今泉さん?」
今泉に抱え上げられ、洋子は事務所の大きなテーブルへと座らされる。
洋子の頬を今泉の手が撫でた。
「うちの事務所にこんな美人さんがいたら、とっととアタシのものにしますがね。神宮寺さんの忍耐力はたいしたもんだ」
今泉の表情と似合わぬ声音の優しさに、こわばっていた洋子の体が少しほぐれていく。彼の無骨な指は、どこか神宮寺を思い出させた。
洋子の内腿を滑っていく今泉の指は、やはり神宮寺と同じように荒れていた。
今泉が何をしようとしているのか、洋子にはわかっている。先ほどまでの洋子の指が、今泉のものと入れ替わるだけだ。だが、神宮寺でさえも触れていない箇所に今泉の指が入るのは抵抗があった。
洋子の下着へとかかった今泉の手をつかんで制する。
「今泉さん、お気持ちは嬉しいんですけど、私はやはり先生が……」
洋子よりもさらに強い力で、今泉の指が秘所へと触れた。
「他の男の指と思うからいけないんです。アタシの指を神宮寺さんのだと思っていればすぐ済みます」
「でも……」
「神宮寺さんにやましいと思うからためらっちまうんでしょう? ですがね、アタシはあんたを想っちゃいないんです。何もやましいことはない」
緩んだ洋子の手の隙をついて、今泉の指が下着をよけて秘所へともぐりこむ。
半ば強引に割り込んできた指は、具合を確かめるようにゆるゆると洋子の中を撫でる。
「はぁ……あっ……」
神宮寺の私室で絶頂寸前まで煽られていた洋子の秘所は、軽く触れられるだけでも震えるほど敏感になっていく。
「いい声です……。アタシ一人が聞くにはもったいないくらいに」
普段は組員を従えるであろう低く響く声は、洋子の耳をくすぐって背徳感を煽る。
中をかき回す指の動きがわずかに強くなる。
事務所でこのようなことをしている、と思いたくなくて、洋子は視線を下へと移す。だが、そうすれば、腿の間で蠢く今泉の腕が視界へと入ってくる。
視線のやり場に困った洋子は、目を瞑ってただ下半身の快感に集中することにした。
中で蠢く今泉の指がさらに激しくなる。
洋子の喘ぎ声と吐息、秘所から漏れる水音だけが耳に響いてくる。
もう、中の指は今泉のものではなくなっていた。神宮寺にかき回されているような心地が、洋子をさらに絶頂へと近づけていく。
「せ、先生……!」
虚空をさまよう腕をとらえ、今泉が洋子を抱きしめる。
目を閉じ、現実から離れていた洋子は夢中でその体にしがみつき、体を快感の流れの中へ放出した。
- 69 :
-
痙攣がゆるくなった秘所から、今泉は指を引き抜いた。
手首のブレスレットにまで流れる液を見て、内心で今泉は苦笑をもらす。
今泉にしがみついている女の髪からは、ほどよく鼻をくすぐる匂いが漂っている。この事務所の主に代わって彼女を抱きつくしたい。そんな思いさえ浮かびそうになる自身に嘲笑をあびせ、今泉は女の体を引き剥がした。
「もっと抱きつかせてやりたいんですが、こちらもいろいろとやばいんですよ」
「えっ?……い、今泉さん!」
自身の理性のたがが外れぬうちに、と呼びかけた今泉の声は、女の夢心地を醒ましてしまったようだ。
服の乱れもそのままに、女がハンカチで今泉の指を拭う。
「……ありがとうございます」
「余計なことやっちまいましたかね」
女のハンカチから自身の指を離し、今泉は乱れたスカートや下着を直す。
「いえ、助かりました。……お茶いれますね」
テーブルからおりて、奥へ歩き出そうとする女の手をつかむ。
「美人さんを前にのんびり茶を飲めるほど、アタシもできた男じゃないんです」
細い女の手と、じっと見上げる目、振り向いた髪から漂う香りが、先ほど押し込めたはずの今泉の理性を崩そうとしている。今泉の指を締め付けていた、あの感触がよみがえってくる。
それらを振り払うように今泉は女から手を離した。
「もう帰りますよ。神宮寺さんに、帰ったら連絡するよう伝えて……いや、また伺います、と」
また来る、ととっさに言い換えてしまった自身の言葉に今泉は驚いた。
「はい、先生にお伝えしておきます。今泉さん、あの……ありがとうございました」
「礼を言われるようなことしちゃいません。では、また……」
「はい。お気をつけて」
女に見送られて今泉は神宮寺探偵事務所を出た。
暗く細い階段をおりる今泉の脳裏に、明るい部屋と見送る女の笑顔がよみがえる。
「ここは眩しすぎていけねえな……。だが」
たまにはこういうのも悪くはない。
ふっ、と今泉の口から穏やかな笑いが漏れる。
だが、路上で待機している組員の前に出た今泉の顔には、もう笑みは残っていなかった。
◇終◇
- 70 :
- テストをしたら書き込めるようになっていたので勝手に投下。
ゲームを再プレイする時間も気力もなく、今泉の口調もキャラもよくわからんが、とりあえずIBの小説版を参考にしてみた。
今泉と洋子を恋愛関係で絡ませるのは難しいな。やっぱり俺は神宮寺×洋子が好きらしい、と今回のを書いて気づいた。
……というか、今泉をどういうキャラにしたいんだか、と書き終えた自分にツッコミw
みんなの今泉像を壊すことになるかはわからんが、とりあえず楽しんでもらえれば幸いだ。
- 71 :
- サブの匂いにハァハァする洋子に萌えますた。
GJ。
- 72 :
- ついにPSPの新作が…
- 73 :
- http://www.famitsu.com/game/coming/1224444_1407.html
KOBのキャラ絵に似ているような気がするが、まさか…
- 74 :
- この神宮寺は酷いw
もう今後はKOB路線でいくのか…洋子の性格も絵もKOBなら厳しいな…
- 75 :
- 雑誌のハミ通で見たが、洋子もKB絵によく似た顔だった。
かすみまなみは美人さんなのに…なぜなんだ…orz
- 76 :
- 洋子の変貌ぶりはもう恒例だから諦めてるw
アプリみたいに出番が極端に少なくて脇役化してなきゃいいや。
- 77 :
- 保守
- 78 :
- ようやくDSの神宮寺をやる機会ができそうだ。いちいち携帯アプリ買ってられないからちょうどいい。
- 79 :
- 16話はDSiwareで出てきたようだけども、アプリの再録は今後はこれでいくのかな。
DSi買わなきゃならんのか…
- 80 :
- せっかくDSでできるようになったというのにDSiware…だと…
まとめて再録があると信じてDSLite買います^^
- 81 :
- 自分も新作に備えてPSP買ったばかりで懐が…orz
いろんなゲーム機に展開していくのは嬉しいんだけどなぜか切なくなる…
- 82 :
- 投下します。
・神宮寺×洋子
・亡煙を捜せ!後の話
- 83 :
- 「おはようございます……」
普段通りの出勤時刻。
探るような控えめな声で挨拶をしながら、洋子は事務所内に足を踏み入れた。
神宮寺はまだ起きてはいないらしく、下りたままのブラインドの隙間から陽光が差している。
久方ぶりの休息。しかも数週間ぶりに自身の住処に帰って来たのだ。さぞかし疲れているに違いない。
洋子はそう考えるとブラインドを上げ、大きな音をたてぬように気遣いながら事務所内の清掃を始めた。
ようやく穏やかな気持ちで迎えられた朝。僅かな曇りもきれいに拭き取った窓に映る彼女の表情は明るい。
ここ数日、掃除をしている時間も余裕も無かった為、室内は多少埃っぽくなってしまっている。
だが洋子がテキパキと動いて回ると、みるみるうちに清潔感を取り戻していった。
すっかり元通りといった様子の事務所を見渡して、洋子はひとつ息をついた。
神宮寺がいつ起きて来ても良いようにテーブルの上に新聞を置いておく。そして椅子に座り、パソコンを起動させようとしたところで、ふと手を止めた。
- 84 :
- 定時を過ぎても、書斎の方から物音さえ聞こえてこない。昨夜はベッドで休んだのかもしれない。
昨日見た様子だと、書斎の中は随分と散らかっていた。あんな状態では満足に休む事など出来ないだろう。
それに彼の事だから、しばらくは片付けもせずに放置しておくのではないだろうか。
「……………」
洋子は腰を上げ、書斎へのドアの前に立った。
軽く、しかし聞こえる程度にドアをノックし、しばし黙って様子をうかがう。
返答は、ない。
人の気配も、やはり感じられない。
「失礼します」
小声で一言断ってから、洋子は書斎内に入った。
案の定、室内には誰もいない。床に散らばった本も、書籍の壁を取り払って剥き出しになった金庫も、そのままである。
洋子は足元に落ちている本を一冊拾い、縁にうっすらと付いた埃を払った。床や机の汚れ具合は、彼が失踪する以前から大して変わってはいないようだ。
勝手に書斎に入った事を少し申し訳なく思いながら、彼女は散らかった本やファイル類を集め始めた。
どの本がどの辺りに入っていたかは分からないが、巻数や種別で区別して入れておけば大丈夫な筈だ。
- 85 :
- そう思いながら、あまり本が抜き出されていない棚をちらりと見て、洋子は唖然とした。
棚の端から順に、近代日本文学集、犯罪心理分析 下、身近に学べる生物学、日本文化の歴史 上巻、アメリカンジョーク全集、精神分析療法 第三巻……とある。
続き物の書籍の続巻を探してみると、下の段の棚やら、別の本棚やらにしまわれていた。規則性が、殆ど見られないのだ。
知らず知らずの内に、溜め息が零れた。
神宮寺が片付けが苦手だという事は洋子も十分に知っているつもりでいたが、まさかここまでとは思っていなかった。
片っ端から書籍を抜き取って整頓してしまいたい衝動に駆られそうになったが、彼女はそこをぐっと堪える。
ここは神宮寺の私室だ。ひどい有様であるとはいえ、むやみに手を出して良い領域ではない。
せめて床に放られている物だけでもと机上に置いたは良いが、元はどの棚にしまってあったかが分からない。
もっとも、こんな状態で彼が室内の物の位置を把握しているのかどうか疑わしいのだが。
洋子は無造作に本が詰め込まれている棚から離れると、どうしたものかと改めて周囲を見回した。その視線が、本に囲まれて一際目立っている金庫に向けられる。
- 86 :
- この金庫の存在を、洋子は今まで全く知らなかった。
毎日のように接していても、分からない事などいくらでもあるものだ。
昨日見た時は何も入っていなかったが、普段は一体何を入れているのだろう。
少し興味が湧いてきて、洋子は金庫に近付いた。
昨日は急いでいてよく見ていなかったが、金庫の横の余ったスペースにも本が収納されているのが分かる。
棚の前部分に抜かれずに残った分厚い洋書達の端から、文庫本の背表紙が見えている……見た事のないタイトルだ。
どんな本なのだろうかと思い、何気なく手に取ってみる。しかし表紙が視界に入った途端、洋子の顔が固まった。
目隠しをして衣服をはだけさせた女性の絵が、彼女の目を釘付けにしたのだ。
僅かな間をおいて、洋子の頬が真っ赤に染まった。
慌てて息をし、耳を澄ます。まだ事務所の方に人の気配が感じられない事を確認すると、洋子はふう、と息をついた。
そして改めて表紙を見つめる。これはやはり、"そういう類"の本なのだろうか。
「……………」
ごくりと一つ、喉を鳴らして洋子は本を開く。
ぱらぱらとページをめくり目を通してみるが、驚きと緊張のせいで内容は殆ど頭に入ってこない。
- 87 :
- だが時折目に留まるあからさまに卑猥な単語や台詞が、"そういう類"の本である事を如実に語っている。
本から目を離し、洋子は先程よりも深い息を吐いた。
男性との交際の経験が皆無ではないし、こういう事を受け入れられない程幼くもない。
神宮寺とて男性だ。こういう物を持っていても不思議ではないだろう。普段そういった面を見せないだけなのだ。
そう自身に言い聞かせて、洋子は熱くなった頭をようやく冷ます。
驚きはしたが、納得するのにさほど抵抗はなかった。むしろ、彼がどういったもので解消しているのか、興味を持ってさえいる。
後ろめたく思いながらも好奇心が勝り、洋子は金庫の横をそろそろと探り出す。
視界を阻む洋書を退かせ、さっきの本を見つけ出した場所のさらに奥を覗いてみる。
すると、やはり秘め事を思わせるタイトルの文庫本が、数冊並んでいた。
思っていたよりも数が少ない事と、どれも比較的落ち着いたタイトルである事にどこか安堵しつつ、彼女は再び手にしていた本を開いた。
多少の落ち着きを取り戻した洋子の目が、並ぶ文字群とその内容を読み取っていく。
- 88 :
- 性的描写こそが主体だけあって、とても細かく、より扇情的に表現されている。それこそ、女性の目にはあまりに生々しく映る程だ。
女の肌や局部に這う男の手の動きを示す一字一句全てが、洋子の頭の中にそのイメージをぼんやりと浮かばせる。
そしてそれに対する女の反応や切れ切れの台詞が、浮かび上がったものに重なって淫らな想像を膨らませていく。
ほんの少し興味を抱いただけだった筈なのに、不慣れな欲求に徐々に心を引き込まれていく感覚に洋子は戸惑った。
恥じらう気持ちは確かにあるのに、ページをめくる手を止められない。疼く身を持て余して、熱のこもった息を吐き出す。
(私……も)
文章から目を離さぬまま、洋子は衣服の上から自身の体に指を置く。
(こんな風、に……)
胸の上辺りに触れただけでそれより先に動かせないのは、まだ残る理性が許さないからだろうか。
それでも文章から次々に浮かぶ情景が鼓動を高鳴らせ、速まらせる。
布越しでは、足りない。
ますます収まらなくなってくる内側からの熱を鎮めてしまいたくて、洋子はブラウスの襟元にそろそろと手をかけた──
「……洋子君」
低い声が、真後ろで響いた。
- 89 :
- ボタンに触れた洋子の指先が、ぎくりと強張る。
刹那頭の中が真っ白になり、体中の熱を集めたかのように顔が熱くなった。
ドアが開く音にすら気付かぬ程に見入っていた自身を恥じながら、洋子は鈍った思考を巡らす。
声の主が誰であるかなど百も承知だ。だからこそ、振り向けない。どんな顔で、何を言えば良いのだろう。
「おはよう」
少しの間の後に、神宮寺は静かな声でそう言った。
その声に多少ではあるが、洋子は安堵した。元はと言えば、書斎に入ったのは片付けをする為だ。やましい事があった訳ではない。
平静を装って彼女は振り返った。手にしている本を閉じ、彼の視界に入らぬように、自身の影に隠しながら。
「おはようございま……」
挨拶を返そうとした洋子のぎこちない笑みが、固まった。
彼女の腕は神宮寺の手に捕らえられ、後ろまで動かす事は出来なかった。更に掴まれた手から、本が引き離される。
「あ……」
「……………」
表紙を一瞥してから、神宮寺は再び洋子に顔を向けた。
密かに所持していた物を見られた割には、あまり動じていないように見える。
気にしていないのか、表に出さないだけなのか。
- 90 :
- むしろ洋子の方が、あからさまな程に動揺していた。
腕を掴まれ、半端に振り返ったままの体勢でおろおろとうろたえている。
それを黙って見つめていた神宮寺が、ふと小さく笑みを浮かべた。
「意外……だな」
本をデスクの上に置くと、神宮寺は洋子の腕を引いて自分の方へ寄せ、空いた手を滑らかな頬に這わせた。
「こういう本は、よく読むのかい?」
「よっ……」予想してもいなかった問いに、洋子は裏返ったような声を出す。「読みませんっ……! いきなり何おっしゃって……」
「その割に、随分読み耽っていたようだが」
洋子の反論の声が止んだ。目を逸らして、呟くような声で彼女が零す。
「……いつから見てらしたんですか」
「さあ、いつからだろうな」
そう言うと、神宮寺は洋子のブラウスのボタンをひとつずつはずしはじめた。
「え……先生、何……」
唐突な行動に疑問の声を発しようとする彼女の唇は、神宮寺の唇によって塞がれた。
驚き目を瞬かせる洋子の視界いっぱいに、神宮寺の顔が映る。
普段と変わらない落ち着いた眼差しの中に、言葉では表現しがたい凄みのようなものが見える。
抗えない──視線が、彼女にそう思わせた。
- 91 :
- 「ぅん……ふっ……」
唇の感触を確かめ合う内に、おさまりかけていた火照りが湧きだし、洋子の胸中を揺さぶっていく。
前を開かれ、その内側のキャミソールの上から胸をなぞられ、肩が震えた。
「ん……はあ……んむっ……」
息をうまく継げなくなって唇を開いたところに、神宮寺の舌が滑り込んできた。
思わず身を引こうとする彼女のうなじに手を添え、神宮寺はさらに深く口付ける。
互いの口内の温もりが混ざり、溶け合い生じる快感。
息をつく事もままならない中、ぼんやりと頭を覆う甘い痺れ。
忘れかけていた心地よさに浸る内に、洋子の体にこもっていた力は緩んでいった。
「……ぁ……」
不意に、唇が解放された。
僅かに繋がれていた唾液の糸も途切れ、彼女を一方で支え、もう一方で翻弄していた腕が離れる。
ふらつく足になんとか力を入れると、洋子は神宮寺の顔を見つめた。どこか、名残惜しそうに。
「少しは嫌がるかと思ったが」
そう呟いた神宮寺の目から、先程までの熱は失われていない。
「これは合意と見ても良いのか?」
上目遣いに彼を見る洋子の顔は、ますます恥じらいの色を増していく。
- 92 :
- それでも言葉で拒絶する事もなく、その身を神宮寺から離しもせず佇む姿は、彼の言葉を肯定しているのと同じだった。
返答がないのに構わず、神宮寺は洋子のブラウスを大きく広げさせ、両肩を外に晒した。
そして細くも丸みのある肩から二の腕にかけて指を這わせながら、片手を下着の内側に突っ込んでブラジャーをずらす。
「……先生こそ」
少しは落ち着いてきたのか、洋子は言葉を紡ぐ。「よく読まれるんですか?」
「ん?」
「その……ああいう、ものを」
まだ恥ずかしさが消えないせいか、声が小さくなる。
「……まあ、それなりにな」
決まり悪そうに答える神宮寺だが、その手の動きは止めない。張りのある胸に直に触れ、五指をやわやわと押し付けている。
「幻滅したか……?」
耳に囁くぞくりとする程低い声に、洋子の鼓動が高鳴った。
「……………」
洋子は無言ながら首を振る。幻滅など、しない。
それに彼女自身も彼と同様に、あのような本で心身を昂ぶらせていたのだ。そんな事を思える立場ではない。
洋子の答を確認すると、神宮寺はやや慌ただしい動作で下着を引き上げ、露わになった乳房に顔を寄せた。
- 93 :
- 早急な動きに驚き揺らいだ洋子の背中が、本棚に押し付けられる。
「あの……先生」
「悪いな」
そう言った彼の唇が膨らみに触れ、硬い指が素肌に食い込む。
啄むような口による愛撫が徐々に胸の先端におよび、洋子は堪えるように身をよじった。
「抑えがききそうにない」
くぐもった声が、彼女の耳に届いた。
大きな両手で胸を捏ねるように揉まれて甘い息をつく彼女の目に、ブラインドの隙間から差し込む光が映る。
日中、しかももう開業時間も近いというのに、こんな事をしていて良いのだろうか。
隅に追いやられていた理性が、これ以上は駄目だと洋子に呼びかけてきた。
そうしている間にも、神宮寺は彼女の体の感触を味わい続ける。
柔らかく、そして張りのある肌に指先や掌を擦りつけては、その滑らかさを堪能し温もりに浸っている。
「……ん……っ」
男の手のあまりの心地よさに、きつく結んだ唇から声が漏れかけた。
欲求のままになびきそうな自分を抑えて、洋子は懸命に神宮寺の体を押し離そうとする。
「…………?」
問うような視線を向けてくる彼に、彼女もまた視線で訴えかける。窓の方をちらりと見ながら。
- 94 :
- 「ブラインドなら降りたままだが」
外から見られてしまう事を懸念しているのかと思った神宮寺は、それだけ言って愛撫を続ける。
「そ、そういう事ではなくて……」
止めるべきなのに、やめて欲しくない。
相反する思いにもどかしげに言葉を濁らせる洋子を、神宮寺は見つめた。
少しして、彼の手が洋子の身から離れた。
察してくれたのだろうかと安堵し、同時にまだ疼く身に恥じらいを覚え、洋子は神宮寺から目を逸らした。気が緩んだその時を見計らったように──
「あっ……!」
彼女の体は、今度は彼に背を向ける形でデスクに押し付けられた。その勢いで、積まれていた数冊の本がバサバサと滑り落ちていく。
ひんやりとした机の表面に露わになった胸が触れ、洋子はびくりと身を震わせる。
驚き戸惑っている内に手首を掴まれ、耳元に熱い吐息と共に声が届いた。
「今更、やめろなんて言わないよな?」
返事も待たずに神宮寺は後ろからスカートをたくし上げ、下着越しに双丘を撫でる。
「せ、先生っ……」
洋子が頭を振って懇願するように呼びかけるが、神宮寺の手は止まらない。
左手で洋子の腕を押さえたまま、右手で秘所の辺りをまさぐり、指で筋をなぞる。
- 95 :
- 布を通した湿りけが、荒れた指先に感じられた。
「濡れているな」
ひそりと告げられ、洋子の顔がかっと赤く染まる。
「い、言わないで下さい……」
「たいした事はしていないんだが」
羞恥に声を震わせる彼女を煽るように、神宮寺は言葉を続ける。首筋に息を吹きかけながら。
「……本を読んで、感じていたのか?」
「……っ……」
彼の言葉を否定する事が出来ず、洋子は顔を背けた。熱のこもった頬が机に触れてひやりとする。
「男の部屋で、無断であんなものを読んで……」
見過ごせないな、と続ける彼の声は、洋子が聞いた事がない程に熱っぽかった。
クロッチ部分をずらして、硬い指が直に茂みを探る。思わず零した彼女の息が、机上を僅かに湿らせた。
「あぁ……」
溜め息混じりの声は艶めいて、刺激を与えられる度に心地よさそうに震える。
指で撫で回されてくちゅくちゅと音をたてる割れ目はだいぶ潤っていて、時折その唇を物欲しそうにひくつかせる。
指を咥えるような動きをしてみせる秘部の様子に笑みを浮かべ、神宮寺は試すように問い掛けた。
「我慢、出来ないだろう……?」
- 96 :
- 顔を覗き込み答を求める彼に、洋子はぎゅっと目を瞑って抗う。
そうでもしないと、欲しいと言ってしまいそうだったからだ。
だが視界を閉ざしてしまうと、他の開かれた感覚は研ぎ澄まされる。
自分の吐息。神宮寺の吐息。秘所を弄る音に、そこからじわじわと湧き出す快感──
昂ぶらせるものばかりを感じとれるのに、その先にまでは行き着けない。
辛そうに頬を机に擦りつける洋子を攻める愛撫は膣内に及び、彼女の燻りを僅かに慰める。だがそれでは足りないと、欲求は彼女の迷える思考に訴え続けた。
それに乗じるように、机と体に挟まれて苦しそうな胸に神宮寺の手が伸びる。
温かく、少し汗ばんだ掌に乳房を揉まれて身体を揺らす洋子の姿は淫らで、切なそうな表情が艶を一層濃く見せた。
「せん……せ……」
しばらくして吐息の隙間から漏れた彼女の声は、すっかり熱に浮かされていた。
一旦手の動きを止め、神宮寺は洋子に呼びかけの先を促す。
愛撫と衣擦れの音が失せた室内はとても静かだ。その中で、洋子の荒い呼吸と、ごくりと唾を飲み込む音がやけに響く。
うっすらと開かれたままの唇が動いた。
- 97 :
- 声は小さく聞き取りにくかったが、察する事は出来る。
乞うような彼女の目に、拒絶の意思は見えない。
「待っていてくれ」
一言告げて、神宮寺は洋子の視界の外で何かを探り出す。少しして彼女の秘唇に押し付けられたものは、スキンで覆われていた。
この部屋にはこんなものまで置いてあったのか。
洋子は心の内でひそかに笑った。
やはりここは男性の部屋なのだ。自分が勝手に入って良い場所ではなかった。
そう自身を窘めながらも悔いはせずに、洋子は熱の塊を受け入れていた。
「は……あぁ……」
拡げられ、埋められる。
下腹部から生じる幸福感にも似た官能に身をわななかせ、彼女は喘いだ。
途中で膣肉に押し返されながらも、神宮寺は腰を引いては押し込みを繰り返し、内部をゆっくりほぐしていく。
充分に潤んだ彼女の内側は、そう時を置かずにスムーズな律動を促す。
開かれ貫かれる痛みを殆ど感じぬままに、洋子の意識は悦びに溶かされていった。
「はぁっ……あっ、先生……もっと……!」
洋子自身、信じられないような言葉が口を突いて出てきた。
ほんの一瞬動きが止まったが、直後彼女に応えるように、腰を打ち付ける動作が速まる。
- 98 :
- 同時に彼女の中を攻めるものは硬さを増し、より強い弾力をもって膣を擦り上げ、互いの快感を高めていく。
「あっ……んん、は、ぁ」
突かれる度に体を前後に揺さぶられ、机上で洋子の上半身ががくがく震える。
尻に強く叩きつけるような深い挿入を施されて出てくる声は甘く、まるで泣いているようにも聞こえる。
上擦った声を漏らしながら、洋子は内心で驚いていた。これまでに見た事がない彼の一面に。
普段はそのようなそぶりを少しも見せない彼が、欲にまかせて女性を求めている。
そして求められたのが自分なのだという状況に、洋子は言い知れない喜悦と昂ぶりを覚えていた。
背後の神宮寺は言葉も発さず、きつさを増した彼女の中を行き来している。
表情こそあまり変わらないが、呼吸の荒さは隠せない。律動のペースも、次第に上がってきているようだ。
その激しさに合わせて彼女の体は反応し、膣内を埋めるものを離すまいと締め付ける。
するとそれに抗うように、彼自身の突きもより深いものとなる。
- 99 :
- 互いの興奮を感じ合い欲を満たし合う内に、終わりはほどなく訪れた。
頂きに行き着いて嘆息する洋子の目にぼんやりと映ったのは、壁にかけられた時計だった。
もう、とっくに開業時間を過ぎてしまっている。
それでも今少しの間だけこの心地に浸りたくて、洋子はゆっくり目を閉じた。
* * * * *
カチャカチャという金属音を聞いた洋子の目が、うっすらと開かれた。
彼女がデスクから顔を上げると、既に神宮寺は衣服を整え終えていた。
今更ながら気恥ずかしくなり、洋子は慌てて背を向け、すっかり乱れた服に手をかける。
ブラウスのボタンをぎこちなく閉じていると、神宮寺は事務所へのドアに手を伸ばし、口を開いた。
「……朝食を済ませてくるよ」
その後に少し小さな声で、すまない、と付け足される。
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