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2013年07月哲学55: 【存在】ハイデガー【有】 (392)
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【存在】ハイデガー【有】
- 1 :2012/07/01 〜 最終レス :2013/07/01
- ハイデガーについて語ろう。
1889年9月 標高600mの小さくてきれいな町ドイツのメスキルヒで生まれた
1911年 フライブルク大学で神学から哲学に専攻を変更
1919年 フライブルク大学でフッサールの助手となり教壇に立つ
1924年 学生ハンナ・アーレントと既婚のハイデガーの愛人関係が始まる
1927年 『存在と時間(有と時)』
1933年 フライブルク大学総長となる
1933年 ナチに入党
1934年 ハイデガーの進めたナチ化改革により学内が混乱し総長を辞任
1938年 『哲学への寄与』(刊行は没後)
1946年 ハイデッガー裁判の結果、大学の職務と講義の停止命令が下された
1951年 名誉教授として大学に復帰
1975年 ドイツでハイデガー全集刊行開始
1976年5月 フライブルクにて逝去
前スレ
「マルテイン・ハイデガー 1889-1976」
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/philo/1320149266/
- 2 :
- ハンナ・アーレントはユダヤ人だ。
そして一時別れたものの、戦後また愛人関係を続けたという。
戦前のハイデガーのナチ化?をどう見ればいいのだろうか?
そしてハンナはハイデガーのナチ経験を本当に「真実の心からではなかった」と思っていたのだろうか?
- 3 :
- 1889年9月 メスキルヒに生まれる。
1919年 フライブルク大学哲学第一研究室にてフッサールの助手となる。
1920年 フッサール61歳の祝賀会でヤスパースとR意気投合。哲学者として認め会う。二人
の書簡は『往復書簡』として遺される。ただ、ハイデガー思想がよく理解できなかったこともヤス
パースの自伝に打ち明けられている。
1927年 『存在と時間(有と時)』刊行。ターム:Dasein 現存在、現有。 In-der-Weit-sein
世界内存在、世界の内に有ること。 Seinsverstandniss 存在了解、有の理解。 Verfallen
頽落。
1933年4月 周囲の推薦でフライブルク大学学長になる。同時にナチス党に入党。
1934年3月 総長を辞任。
1936-1938年 論稿『哲学への寄与』執筆。生前は刊行を禁ずる。ターム:Seyn 有・、奥深い存在。
Ereignis 性起、呼び求める促し。 Ab-grund 底無しの深淵。
1946年 『「ヒューマニズム」に関する書簡』執筆。サルトルの命題《実存は本質に先立つ》を形而上
学の命題と断ずる。《併し、ある一つの形而上学的命題を転倒しても、その転倒は依然としてある
一つの形而上学的命題に留まっている。》
1961年 『ニーチェ』全2巻を刊行。遺稿「力への意志」をニーチェの最終到達点とし、その意義と問
題をみる。
1962年 『技術と転回』刊行。世界をあまねく算定し、役立つよう立たせ、かつ自分をもそれを確保
するよう立たせる対象と化す人間。
1975年ハイデガー全集ドイツで刊行開始。
1976年5月 心臓麻痺で逝去。
影響は現代思想ではサルトル、デリダ、フーコー、現代日本では木田元、福田和也、が有名
- 4 :
- >>3
>>1です。
補足感謝です。
前スレのものをそのまま使っては悪いかな、と思って簡略化しました。
- 5 :
- 「存在と時間」、「有と時」という2種類の訳語がありますが、それぞれの訳語の理由を知ってる人いますか?
とくに「有と時」は普通は使わない読み方(う、じ)をするようですが。
- 6 :
- じゃあ「うとじ」でいいじゃん
ハイデガー翻訳者は造語が好きだから
- 7 :
- 全然悪くはないですよ。前スレの年表でも不十分な気がしてたくらいなので。ただ字数
に制限もあるから、それも問題なんですね。とりあえず年表では茅野良男のものがよく
出来ているので茅野良男のを推しておきたい。
ハンナ・アーレントがハイデガー思想を隈無く理解したとは思えないわけです。特に
彼女も『哲学への寄与論稿』を読んではいなかったろうから。あれを読めることがハイデ
ガーの思想読解に及ぼすものは計り知れない。戦後の『「ヒューマニズム」に関する書簡』
の前梯としての『哲学への寄与』という位置付けとしても。ところがアーレントは『「ヒュー
マニズム」書簡』からもう拒否反応をもつので、結局ハイデガー思想の脱‐ヒューマニズム
的意義は理解できなかったろうと思わざるを得ない。それは盟友ヤスパースも同様です。
ただハイデガーを埋もれさせてはならないという義務感で動いてはくれたんだろうけど
も。『哲学への寄与』の重要性は計り知れなく、ただこれがなかなか理解されないことも
ハイデガーは予想してて。公共性からは理解されず拒否されるだろうとね。だから生前の
刊行を禁じたんでしょう。
- 8 :
- >>7
『哲学への寄与論稿』の断章を少しずつ感想を加えながら紹介してくれませんか?
- 9 :
- ハイデガーVSスピリチュアリズム!?♪。
- 10 :
- 不条理を孕む原発には、がしかし存在への制約としての価値の世界、〈〜の為の…〉という物の連関、それに
よる存在の窮乏にたいする正当防衛という性質がある。原発事故は、死も含めて事物を破壊してしまうことで、
価値、有益性、道具性の檻、そこへあらゆるものを 回収する枠組み、そこへの従属自体壊す意味があった。真
理とは人間に於ける覆蔵される時=歴史の現成、というところを熟慮すれば、今がハイデガーの時代だというのが
どういう意味でなのかがよくわかる。必要性や価値の基準と選別にどこまで行っても絡め取られていくその枠組
みを逃れる衝動が、原発事故を呼ぶとすれば、的確な同時代の分析になる。それは存在の開けの到来のことだ。
それは好運と呼ぶべきことで、常識や道徳心によって塞ぐべきでない。原発廃止や東電憎悪を愚かにも唱える者は、
時代の真理に盲目である。
- 11 :
- ナチズムとの対決としては戦後に発表された『ニーチェ』が内容としてはそうだったと言える。
ニーチェの晩年の思想である力への意志を人間の形而上学的な到達点として捉え、その対決を
試みている。しかもそこではナチズム、アメリカニズム、ボルシェヴィズムを繋ぐ糸としての
概念としての力への意志を掴まえる。形而上学的到達点としての力への意志というのは未だに
人類の存在形式として優位を占めているというその意味でここでの分析は未だ現在的意義を
失ってはいない。
- 12 :
- 『哲学への寄与』の構図は意外に簡単なもので。有の忘却が進行し、有の窮迫となった段階で、
根源の有が物象性の裂け目から、根拠不明な突発性として、変幻として、有の窮迫を暗示す
るかのように、表象しえない根拠の現成が為される。あの本で〈覆蔵することの空け透き〉とか、
〈語り拒み(語り与え)〉とか、〈脱去と合図〉といった言い方で言われているのがそうで、根拠不明な
変幻、変貌として、表象や物象の巨大化への交流断絶が贈与される。だから現代日本社会の現象と
も不思議な符号を持っている。現代日本社会がまさに有の窮迫としてあるから。
- 13 :
- もはや言葉の遊び
- 14 :
- >>10
原発の不条理とはどういうことですか?
原発は他の発電設備となにが違うのですか?
正当防衛とは誰が誰に対してなのですか?
他にも聞きたいのですが、長くなるのでとりあえずここまで教えてください。
- 15 :
- >>12
>有の忘却 >有の窮迫 とはどういうことですか?
また忘却がなぜ窮迫に繋がるのですか?
>物象性の裂け目 とはなんですか?
>表象しえない根拠の現成 とはなんですか?
それぞれ教えていただけないでしょうか。
不勉強のせいもあると思いますが理解できなかったので。
- 16 :
- >>10,11,12
わかってないで書いてるから訊いても無駄だろう。
- 17 :
- ハイデガーって「考えるな、感じるんだ」の世界だからね。
文学的な言いまわしで煙に巻くばかりだから、
合理的で科学的な思考・志向の人には耐えられないでしょう。
- 18 :
- 有の忘却はハイデガーが知の歴史を捉える場合のキーワードだよね。で、それが進行していった
涯にハイデガーが見い出すのが、忘却していることさえ忘却してしまった事態。それを窮迫とす
る。窮迫は有の根源と呼応し、根源からの呼び声を響かせる。それに呼応するのが現‐有。
物象性とはハイデガーは言ってはなくて、有るものと言うけど。有るものの巨大化、とかね。それ
を解釈してみたわけだ。有るものでしか現実とは考えられない、その意識を掻い潜るように、
有・Seyn が有るものとの交流断絶として現成する。それが『哲学への寄与』の中心であり、裂け
開けとか言われている。
しかし君は聞くのもいいけど、読んでいるのかな?俺は数年間読み続けてるよ。解らないまま
読解を繰り返し、ようやく大体のところは掴めたと思う。掴めるに従い凄さが解ってくる。研究
者の解説を読んでも駄目だった。自分で懲りずにやるしかない。君も頑張れ。
- 19 :
- ここまで酷いと
「ハイデガー信者は全員バカである」
って印象付けるために、わざとやってるようにしか見えないな
- 20 :
- >>18
回答ありがとう。
私がハイデガーを読んでいるかいないかということが重要ですか?
ハイデガーを理解したいのではなくて、社会や人の精神のあり方を知りたいのです。
そのひとつとしてハイデガーの論考を見ています。
私には>>12に書かれたことが言葉として理解できなかったので質問したわけです。
残念ながら>>18も同様です。
数年間読み続けている>>18さんがハイデガーを理解していることは疑いませんが、あの書き方ではその理解がどの程度普遍性があるのか他人にはわからないのではないでしょうか?
もし、もう少し具体的に書くことが可能ならお願いします。
- 21 :
- >>2
人間の心は複雑なんだ。ヒトラーにもユダヤの血が流れていた、と知ったら
君はどう思う?
- 22 :
- 用語の定義さえしようともしない、定義もできない。
客観的な議論を拒み、ひとりよがりな情緒的文言を垂れ流すだけ。
こんなのは「哲学」とはいわない。池田大作先生の詩みたいなもの。
なのに「ハイデガー理解」などとw
「根源からの呼び声を響かせる」とか、ここは笑うところですか?
- 23 :
- >>21
どうとも思わないけど?
生物としての人間は多様な混血を経て、環境などによって特徴の違いが出てくるだけ。
そもそもユダヤ人とかゲルマン人とかいう"人種"があるわけじゃなくて、単なる歴史による民族、宗教の違い。
なにが言いたい?
- 24 :
- むずい
- 25 :
- まずハイデガー自身が『哲学への寄与』についてはイマジネーションをもって読めと書いてるので
学問や知識として知りたい人には厳しい。縁がないと思って諦めた方がいいかもな。
90年代以降の事件のなかで、この事件を起こすには動機がない、ないし不充分と思えるものが
ある。そういった謎や論理の限界に対応している。こう書いても無駄なようだしあまり言うこと
はもうないな。
- 26 :
- >>25
無駄かも知れないが、 >90年代以降の事件 を具体的にあげると?
- 27 :
- 俺の場合、ハイデガーに詳しくないときでも存在忘却とか読むとそれに対しては何の説明もなく
とも合点できたが、結局それさえ解らんという。これはそれ自体が一個の症例として見なすべき
で、結局自分の生に於て何の傾向もなく、感動もなく、ただ教養を増やすことに労力を費やし、
その過程でハイデガーも覚えておこうか、という姿勢で、教えてください、とか書いてくる。本当
に必要なら他人に聞くまでもなく自分で苦労して読解しようとするだろう。ハイデガーが教養を
増やすためのコンテンツになるということは不快だしハイデガーの意図でもないと思うので
手伝う気は一切ない。
- 28 :
- 要約すると
「なんだか説明できないが、俺には分かってる(気がする。気がするんだ。気がするんだ)。」
というだけの話
- 29 :
- 「この説をとれば色々うまく説明できるんじゃね?」っていう循環論法を提示するのが哲学者
- 30 :
- >>27
いるようなあ、こういうやつ
モー娘。だのAKBだの何十人もいるような中の目立たないタレントに目つけて
あの子は性格が最高!だとか、そのこのことなんでも知ってる口ぶり。
「俺は一生○○○の応援団長だぁ!」とかほざいて。
50過ぎていい歳こいてリアルで女に相手にされてねえから
悪目立ちのきめぇカッコして握手会だなんだのに出没しまくり。
芸能人側も一応客商売だからよく来るきも変人ジジイまた来てるよ・・・と思いつつも
「XXXさん(ニックネーム)、応援いつもありがとございまーす!」
だと。スタッフに要チェックされまくり。死んでほしい。
あごめん、27にはそれほど恨みはないんだが
身近にそういう基地外がいるもんで・・・つい
- 31 :
- >>27
どう思おうと自由だが、自分がハイデガー理解するのを手伝って欲しいと思ってるわけではまったくない。
自分の理解とこのスレで一部の人が書いていることに大きな違いを感じてしまうので、その点を確認している。
ハイデガーが考えたのは観念の中の問題だけだから具体的な事象には関係しないというなら、それは自分の理解と同じだ。
だが、そうではなくて具体的な事象に対してハイデガーを理解の基準にできるという趣旨のことが書いてあるように思うので、それを具体的に聞いてみたいだけだ。
- 32 :
- 「20世紀最大の哲学者」って誰が言い出したんだよw
電通か?
- 33 :
- ハイデガースレ落ちてたか
- 34 :
- 哲学はヘーゲルとマルクスで集大成され、終わった学問。
と、大風呂敷を広げてみる・・
- 35 :
- 大風呂敷じゃないと思うよ。
すべてヘーゲルとマルクスに集約されると思う。
客観的実在と人間の意識(主観)との関係を徹底的に解明したから。
てゆうかヘーゲルとマルクスは自然科学そのもの、もしくは自然科学の
延長上にあるから。
たしかマルクスは言ってるね。「"哲学"は発展的に解消されるべきであって、
あとは弁証法と歴史・自然に関する個別科学だけあればよい」みたいなことを。
ハイデガーみたいなのは単なる文芸作品だから、「"哲学"としての
ハイデガー研究」だの「ハイデガー理解」だのの言葉の虚しいことったら
- 36 :
- >>27
あなたに必要なのは哲学(ハイデガー)ではなく精神科だ
- 37 :
- >>36
もうとっくに患者人生らしい(過去スレ参照)
それでハイデガーの思想によって救われたんだとさw
- 38 :
- >ハイデガーが考えたのは観念の中の問題だけだから具体的な事象には関係しないというなら
、それは自分の理解と同じだ。
だからそこがもうおかしいわけだ。あなたが哲学的に興味を持ち、或いは様々な事象に関心を
持つ。その事自体が既にハイデガーの問題圏なわけだ。その事に盲目である時点でもう読めてな
いことが分かるよ。
- 39 :
- >>38
そうすると、世の中すべてのことが >ハイデガーの問題圏 ということになるが、そういう理解でいいのかな?
- 40 :
- >>39の追加
もしそういう理解なら、自分とはまったくかみ合うところがないので、これで終わりにする。
- 41 :
- >>38
マルクス主義者に言わせるとハイデガーも誰も哲学は観念的。
文学的にいえば観念の中の問題。
文学に生きればいいではないか。
- 42 :
- >そうすると、世の中すべてのことが >ハイデガーの問題圏 ということになるが
そうはならん。個体が何かに関心を持ち、気になる。その事自体が有の開けを表し、そのように
ハイデガーの問題圏に入る。たったそれだけの事だ。『有と時』を読んでいれば解る話だが?有は
個体の背中のようなもんで最も近くでしかも自分は気付かない。しかしその個体が何者かはそこ
から解かれていく。「世の中全てがハイデガーの問題圏」ではない。
ハイデガーの方法はあらゆる知を根底から捉え返す濾過紙みたいなもんだ。よって色んな方向に
横断できる。だから色んな人間がハイデガーを語るんだ。また具体的な個体の分析にも適用できる
。ちっとも観念的ではない。ただ研究者でそういう所に気付いてる人間はいないみたいだから
研究者のは観念的だよ。ああいう用語をひたすら弄くってるだけのもんは観念的さ。しかしそれ
でハイデガー思想は判断できない。
- 43 :
- >>42
うーん・・
結局、人間のすべての思考はハイデガーの問題圏、と書いてるようにしか読めないけどなあ。
- 44 :
- マルクスは「人間の本質は個々の個人に内在する抽象物ではない」
と言ったがその通り。
マルクスに比べたらハイデガーは中二のガキの思想。
- 45 :
- 哲学板は惨憺たるアリさまだな。
メンヘラさんと低能がけんかしている。
- 46 :
- そのけんかをスノッブさんが高みの見物、と。
- 47 :
- >世の中の全てはハイデガーの問題圏 というのが漠然としてるね。どういう構造的意味
で?というところを説明しないと。それこそ抽象的過ぎるだろう。ハイデガー思想は構造的に
歴史的に人間を捉えている。言葉は分かりづらくても具体的な誰それの生が浮かび上がる。歴史
的に捉えるというところではマルクスとも共通している。これくらいのことは読んでいれば
言えることだけどな。それから思想が生涯かけて考える量には限界がある。また、一つの方法が
別の領域にすぐ適用できるとは限らない。マルクスが経済学批判に追われたことでマルクスが
それだけの思想だと規定する人間もいるだろうが『資本論』からして後に言語学に応用されてい
ることも知られている。思想をどう生かすかは後に委ねられている。また生産的な思想はそれを
やる。思想を一定に枠付けし、大相撲よろしく見物している人間は結局それだけのもので思想とは
関係はない。
- 48 :
- >>47
せっかくレスしてもらったけど、あまりに自分の理解と異なっているので、レスはしない。
自分の言葉が通じるとは思えない。
誤解しないでほしいが、>>47さんの言いたいことがわからないという意味じゃない。
でも、議論になるまでには、ひとつひとつの言葉や概念を確認していく必要がある。
それには、かなりのやりとりをしなければならないだろうし、それでも共通の言葉の理解を見つけることができるかどうかわからない。
だから、これで終わりにする。
- 49 :
- ハイデガー=存在神秘の哲学はハイデガー入門に適していますか?
- 50 :
- >>49
読んだことないけど、著者の名前がすごいな・・
- 51 :
- >>49
尼で評判今イチなので他スレで訊いたことがあるが、
先入観なしで読めばいいんじゃない?
俺は途中までしか読んでない。
- 52 :
- >>49
ハイデガー入門という意味による。
学校でレポート書くとか、ひけらかす知識仕入れたいというんだったらあまり向いていない。
なにか哲学に光(救い)を求めたいっていう気持ちだったらいい本。
- 53 :
- 皆様親切に有難うございます。購入しました。
哲学は初心者です。
ショーペンハウエルの自殺、読書についてを読んだ程度で、これから学ぼうと思っています。
- 54 :
- 存在神秘w
オカルトなみw
- 55 :
- 「存在すること」 これは人間がいるかいないかとは関係なく、ただなにかがあるだけ。
「存在とは何か」 これはただ人間が考えるだけのこと。
前者を客観といい、後者を主観という。
主観だけで思考を進めていく方法を観念論という。
その意味で当然ハイデガーは観念論の系列。
ところがヘーゲルは神を客観としてとらえたために、実は観念論ではないともいえる。
ヘーゲルでは主観と客観は明確に区別されている。
だがハイデガーには主観と客観の区別はなく、すべてを主観の中のものとして思考を進める。
ハイデガーを読むときには、そこに注意すればわかりやすいと思う。
- 56 :
- ということは、文学として読むのならまだしも、
「哲学」として読むには価値がないということでもある。
- 57 :
- >「存在すること」 これは人間がいるかいないかとは関係なく、ただなにかがあるだけ。「存在と
は何か」 これはただ人間が考えるだけのこと。前者を客観といい、後者を主観という。 主観だけ
で思考を進めていく方法を観念論という。
何何?(笑)だからここで「存在する」の語弊がもうあるんだ。ハイデガーの場合、「存在する」もしく
は「ある」は「何かがある」ことだけでなく、形容詞や形容動詞たとえば「美しい」「不快だ」といった
形容も含む。だからそこで「存在する」でなく「有る」の方がハイデガーの意図に叶う。ということが
ある。学派の争いとか関係ない。
それから、上記のような判断が為される場合、そのことの根拠はその人間の主観ではない。主観
は生の内的経歴に拘束され、その歴史性の発現する場が現有 Da-sein と呼ばれる。
客観を否定しないが、それが、例えば資本主義社会が、人間に訪れるのは有を通して。だという
のは我々が日常的に経験していることで、不思議でも何でもない。そういうことを消去するから
かつての連合赤軍による同志粛清みたいなことが起こるのさ。
- 58 :
- >>57
あなたに必要なのは哲学(ハイデガー)ではなく精神科だ
- 59 :
- >>57
「存在すること」と書いたのはハイデガーのいう「存在(有)」の意味で書いたわけではない。
一般的というか普通の意味で書いた。
「存在すること」ではなく「あるということ」と書いても同じだし、「有」でも言葉としての意味には違いはない。
見えても見えなくても、あくまでも客観的な物としての存在という意味。
>ハイデガーの場合
以下については、それだからこそハイデガーは主観の中だけの思考だと説明してるつもりだ。
それが >その人間の主観 であるかどうかは関係がない。
あくまでも人間の思考の中にあるだけなのだから、それを主観(観念)と書いている。
>客観を否定しないが
以下は、論点が異なるし、いまは触れない。
客観のとらえ方にはかなりのずれがある。
- 60 :
- うん。
「客観を否定しないが」などといいながら客観を否定するのが
ハイデガー的論法のずるいところ。
否定ちゅうか、小賢しくスルーしてるだけ。
ハイデガー的な土俵で話を進めようとする限り、
「存在」という日本語を使おうが「有」という日本語を使おうが
たいして意味はない。どちらも平等に価値がない。
- 61 :
- 世 界 ー 内 ー 存 在
現存在
日常性の様式 共現存在 ___ 空間
/ \ 内 = 存 在
好奇心 配視 顧視 瞬視>)(<) >>> 視
空談 ( \ \ \ ワ /沈黙/ / ) ) 語り
<_(__\ \___| |__/__)_)
<_(________ ________>
| ?良心___責め 倫理
曖昧性 公共性 | |\ / 他者
| | \/気遣い(関心)
| _ | 死 |
(非本来的 / / \ \ 本来的| 自 己
理解)/ /頽落 \ \ 理解| 論理
〜〜〜〜〜〜〜/ /〜〜〜〜〜\ 了解〜|〜〜〜〜〜〜〜
〜 ___/ /__決断〜〜〜\ \_|_____〜〜
〜/ / / 決意/〜先駆的決意| /|〜
情状性 <__> /恐れ 〜/ 不安_|> //〜〜
〜/___恐れ/不安/ / /_____|__//〜〜〜
〜|__道具____|/〜〜|______|_|世 界 性
〜〜〜/事物〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜|〜〜〜〜〜環境
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜|〜〜〜〜〜〜〜
- 62 :
- 歴 史 性______時 間 |
過去____現在____未来 |
既在 到来的 |時間性・脱自態
決断____先駆 |
(不決断)_/ |/
将来
|
反復__________予期
(忘却)________/
心境 配慮 了解 内=存在
◯現事実性 ◯頽落性 ◯実存性 存在論的性格
(◯=気遣いを構成する三契機64)
- 63 :
- 関本洋司?
- 64 :
- >例えば資本主義社会が、人間に訪れるのは有を通して。だという
>のは我々が日常的に経験していることで、不思議でも何でもない。そういうことを消去するから
>かつての連合赤軍による同志粛清みたいなことが起こるのさ。
もう、論理もへったくれもない、って感じの思考ですね。
気分と思いつきで語るハイデガー的思考そのもの。
- 65 :
- http://blogs.dion.ne.jp/le_fou/archives/10780075.html
つぶやき、その101です。
ハイデッガーの『有と時(=存在と時間)』の訳者、辻村公一氏のハイデッガーにまつわるエピソードを紹介します。
辻村氏が、1958年、フライブルグ大学での留学から帰国する際、友人たちが送別のコンパを催してくれたそうです。そのお礼にと、辻村氏は芭蕉の俳句をドイツ語に訳して紹?介していると、ハイデッガーが不意に会場に入ってきました。そして、彼は芭蕉の句の中で
“よくみれば薺(なずな)花咲く垣根かな”
の句を、最上のものとして激賞したそうです。
- 66 :
- >>65
うーん・・
これは俳句としてはできがよくないな。
「よくみれば」というのがあまりに一般的な言い回しすぎて、句のなかで浮き上がってしまっている。
意味ははっきりしているから訳しやすいかもしれないけど、感心するほどなのかなあ?
- 67 :
- http://twitter.com/hazuma/status/226293722906767361
- 68 :
- ハイデカ−は、実存の認識に対して、「それぞれ各自が私である」と定義している。この存在者(私)の
「存在体制全体」を表す呼称として、ハイデカ−は、「世界内存在」と言う概念を導入した。
ハイデカ−は、実存主義の理念によって、デカルトが提起した「主観と客観の分離」という問題を
解決しょうと試みた。「それぞれが各自が私である」の、「それぞれ各自」は、存在体制全体への拡大を
目指しているが、サルトルの様に「即自存在(客観的存在)」として捉えていない。
ハイデカ−の「存在体制全体」は、自己同一性としての「主観的領域」に留まっている様に感じる。
その根本的な原因は、「それぞれ各自が私である」という「私」と言う定義付けにあるのだろうか、と思われる。
- 69 :
-
『哲学への寄与』はあんまり『存在と時間』から離れている感じがしない。
『形而上学入門』の方が何言ってるんだか分からなかった。
いつか『そまみち』を読んでみたい。
- 70 :
-
ハイデガーにとって人間は了解と気分の合体だが、この気分というのは論理学においてすら
それを主導するものと彼は考えている。
しかしそういうことは、ある程度は気分と論理の関連性を表現してくれないと、言いっぱなしの
断定でしかない。
或る数学者は数学には気分が根底にある、と言っていたが、それと同様、だから何だ、という
ことで終わってしまう。
- 71 :
- 気分の場合、主語が"It"または"Es"
- 72 :
- > 255 : 第三の波平 ◆JXLBbnYqTY : 2011/10/03(月) 19:40:14.99 0
> それは江戸時代にさらに形式化されたときがひどい。
↑
『ひどい』を平仮名で書く同一の特徴
↓
> 321 :ixtlan:2012/09/05(水) 19:05:40.47 0
> 竹田がハイデガーについて書いた本を大昔読んだが、
> あれはひどかった。
- 73 :
- 今、必要なのはフーコーの主体と権力をめぐる論考との横断線、それから、吉本の幻想論との横断
線。というのは吉本の言う幻想とはハイデガーの言う〈有る〉の領域だと読めるからだが。それら
との横断線で論ずる。言い換えれば、フーコーを濾過して見えるハイデガー、吉本を濾過して見
えるハイデガー、とは何か、が重要と言うこと。ハイデガーとの横断線は様々論ずることはあろう
けど、とりわけこの2者との横断線は重要だと思える。
- 74 :
- 1982年にフーコーがこれまでの自分の思考を振り返って総括している論文で「主体と権力」とい
うのがあるが、人間が様々に規範化されてそれにより主体化されていくアスペクトが項目化され
ている。観察の対象化による、または狂気と正気、病気と健康、犯罪と善良、という分割による。
こういった分析をフーコーは終生続けたが、これらの底辺にハイデガーへの傾倒があったこと
が晩年のインタビューで明らかにされている。つまりハイデガーの中心問題であった〈忘却〉が、
フーコーの視線の背景にもあったこと。
- 75 :
- age
- 76 :
- >>55はわかりやすい
よくまとまってる
- 77 :
- >>55
「ハイデガ−には、主観と客観の区別はなく、すべてを主観の中のものとして、
思考を進める。」と述べている。
ハイデガ−は、「それぞれ各自が私である」と定義して、「存在体制全体」を表す
呼称として「世界内−存在」という概念を導入している。 この「世界内−存在」が、
私(主観)のことを表している。 つまり、「存在体制全体」とは、ハイデガ−にとっては、
「主観的領野」を表している。 問題は、「主観的領野」に対極する「客観的領野」をハイデガ−は、
どの様に解釈していたのだろうか。 フッサ−ルは、「内在−超越」構図で、「超越」を「客観的存在」と
定義している。
- 78 :
- 主:ハイデガー研究とか盛んな訳だけど、ハイデガー読者からすると、さほど必要性はないんだな
。ハイデガーの遺したテキストだけで十分と思えるし、むしろハイデガーをどう使うかって話の
方が必要性を感じるんだ。
客:フーコーをどう使うか。っていう議論もあるね。
主:現代社会で公共性の浸透圧というのが起こしている諸々について、批判しうるツールがある
としたら、とね。主体化を促す諸々の分析と、それの空隙が2人の思想には考えられてるだろう。
現在最も緊急な疑問を抉り続けた。教育や学問やの現場で、または自分を捉えなおす際にもね。
そのツールとして最良のものだろう。例えば山中という人がノーベル賞を取った。すると説教が
始まり、「あなた方も頑張ってノーベル賞貰いなさい」とかいう人が出てくる。ハイデガーならこう
言う。《一研究者の指導者性は彼の緒発見が世を驚かせ目を見張らせるという点にあるのではな
く、彼が自分の領分の最も基本的な事象内実と合体してしまっていることがどこまで根源的にで
あるか、という点にある》《科学とけいじじょう学との内的統一は運命の事柄なのである》(全集
29/30巻 p.309)このような実存の到来は予測も計算も成り立たない、としている。よって運命の
事柄、としている。「ノーベル賞を貰うような偉人になれ」という説教が何故誤っているか、への
真正な解答だろう。こんな解答が出来る人間は未だにいないと思う。
- 79 :
- >>78
「科学と形而上学との内的統一」とは、現象学の「構成的内在」と、どう関わって
いるのでしょうか? 又、ハイデガ−とフ−コ−は、「超越論的領野」に於いて、
「時間概念」をどの様に捉えているのでしょうか?
- 80 :
- 主:まずハイデガーの見ていた思想的標的として、主観性の哲学というものがあった。そこがフー
コーと実は重なっている。人間を主体的にしていく条件を歴史的に解読しようとしたのがフーコ
ーだけど、あの問題設定からしてハイデガーを読み込んだ経験はよく出てる。あと、ハイデガーの
訳語〈存在する〉には注意せよ、って前にも書いたけど、単に〈〜が有る〉だけでなく、〈〜で有る〉、
事象、物が有ることを指す(自動詞)だけでなく、形容詞や形容動詞でもある。英語のbe動詞がそ
うであるように。あと、ハイデガーの場合、重心は個体に覆蔵される歴史性とその発現ということ
にある。現代では客観的事象に主観が合致することが真の条件とされるけども、ハイデガーの
場合、真理の本質は主観でも客観でもなく有、すなわち〈有る〉を贈る歴史性=経歴、になる。世界
というのもハイデガーの場合は歴史性の発現する場、になる。主観ではないよ。むしろ主観性に
解体をも強いるものだ。
客:ハイデガーが主観性の哲学、というのはあまりに理解が浅い。と言わざるを得ないね。
- 81 :
- >>80
>個体に覆蔵される歴史性とその発現
>〈有る〉を贈る歴史性=経歴
ハイデガーの場合歴史自体が主観だ。
歴史も世界も自身の心の中にその視点をおいている。
>客観的事象に主観が合致することが真の条件とされる
ということを否定したのがフッサール、メルロ=ポンティなどの現象学だろう。
客観的事象と主観の間には絶対的な差異がある。
これをフッサールは超越という概念で表そうとしたし、メルロ=ポンティは差異のあり方を緻密に追求しようとしたといえるのではないかな。
- 82 :
- 客観性についてハイデガーがどんだけ偽装しようとも
主観性の哲学であることは変わりない。
言い方を変えて客観性を論じてるふりしても説得力ない。
- 83 :
- 主観だ客観だと乱用してる人は
この区分が自明で当然の前提だと思ってるが
そんな単純なことじゃないよ。
大体何かね?客観的な事象とは。
- 84 :
- >>83
それが主観からの問いかけ。
つまり、それを観念論という。
- 85 :
- >>84
俺が聞いてるのは主観ではなく客観なのだが。
- 86 :
- >>85
だから、その問いかけ自体が主観だと。
客観的な事象そのものに対する疑問は主観からしか生まれない。
つまり、無意味な質問ということ。
客観的な事象は人間の意識と関係なく、ただそこにある。
区分は自明のこと。
複雑なことなどない。
人間がどうとらえるかは別問題。
- 87 :
-
ハイデガーはその客観的な存在と人間の意識の間に、なにか特別なものが存在するかのように考えた。
だからそれは「神」とならざるをえなかった。
観念論で世界を考える限り、哲学はいつでも入り口にとどまっているほかはない。
現実の世界は、人間がいてもいなくても、そこにあるということを見つめなければならない。
- 88 :
- >ハイデガーはその客観的な存在と人間の意識の間に、なにか特別なものが存在するかのように考えた。
そもそもハイデガーは、「主観」と「客観」の関係では考えていないよ。
出発点から間違ってるようだね・・・
ハイデガーのいう「存在」は、主観に対する客観にはならないものだ。
主観に対する客観になってしまったら、それは、「存在」ではなくて、「存在者」だよ。
- 89 :
- >>86
人間は関係ない?
明らかに客観的という人の作ったカテゴリーで考えているのだが。
それに人が関係ないならどういう権利で
客観的なものがあると言うことができる?
- 90 :
- 客観的存在とは意識以外のものすべてだお
客観について語るという行為自体は人間の意識活動だよ
ハイデガーがいくら客観について語ってみせても
それはハイデガーの意識活動を披瀝しているだけ
大事なことは、客観的存在を認めること、そして、
人間の意識がそれを正しく写し取る方法を示すこと
なのだが、
ハイデガーはこのどちらからも逃げまわっているばかり
だからハイデガーは「しょせんは主観ばかりの観念論」と馬鹿にされる
- 91 :
- >それに人が関係ないならどういう権利で
>客観的なものがあると言うことができる?
典型的な不可知論の罠に見事にはまってますね。
客観的なものはあります。
あなたなウンコしてケツを拭かないのですか?
そんな面倒で無断なことはしなきゃいいのにね。
でも現実にあなたはウンコを我慢できずにウンコをし、
そしていつもの肛門の位置を拭くでしょう。
また、あなたは、ご自分が死んだ後でもあなたの家族や
地球は存在し続けるということを理解している。
つまり、あなたは自身の生活の中で客観的な存在を認めている
ということです。
まあ、自然科学はこの立場ですね。
客観的な存在を人間の意識が正しくとらえることができるのか、
どうかの答えは、人間が事実として行っている感性的な行動が
すべて示してくれてます。
それでもあなたは「どういう権利で肛門や紙や地球が客観的に
存在していると言うことができる?」などと悩むのですか?
- 92 :
- >>88
>ハイデガーは、「主観」と「客観」の関係では考えていない
もちろんそのとおりだ。
ハイデガーに客観はない。
すべては主観の中だ。
>ハイデガーのいう「存在」は、主観に対する客観にはならない
それはハイデガーの勝手な定義づけだ。
「存在者」もハイデガーが設定しただけの「神の実現」の同意語といってもいい。
やはり客観としての存在ではない。
- 93 :
- >>81
>「客観的事象に主観が合致することが真の条件とされる」と言うことを否定したのが
フッサ−ルと述べているが、それは違う。 デカルトが「方法序説」で、主観と客観の
「一致」が原理的に存在しえない事を哲学的に証明した事により、ここから近代哲学では、
人間が、「客観的存在」を、とらえうるかどうかは解けない「謎」となって今日に至っている。
フッサ−ルは述べているが、客観的存在をとらえうるかどうかと言う問題の解明と、主観的存在と、
客観的存在の一致を、可能にすることが「現象学」の第一の中心課題であると述べている。
- 94 :
- >>81
>「客観的事象に主観が合致することが真の条件とされる」と言うことを否定したのが
フッサ−ルと述べているが、それは違う。 デカルトが「方法序説」で、主観と客観の
「一致」が原理的に存在しえない事を哲学的に証明した事により、ここから近代哲学では、
人間が、「客観的存在」を、とらえうるかどうかは解けない「謎」となって今日に至っている。
フッサ−ルは述べているが、客観的存在をとらえうるかどうかと言う問題の解明と、主観的存在と、
客観的存在の一致を、可能にすることが「現象学」の第一の中心課題であると述べている。
- 95 :
- >>93
>デカルトが「方法序説」で、主観と客観の
>「一致」が原理的に存在しえない事を哲学的に証明した
自分の読み方とはまったく違う。
デカルトは主観を廃して客観のあり方だけを追求しようとした。
成功しているとはとても言えないが。
自分は、「方法序説」をキリスト教世界の正当性を個人の倫理に置き換えたもの、と読んだ。
フッサールについても自分とは違う理解だ。
「超越」という概念は、「主観」と「客観」の埋まらない溝を無理やり架橋するために作り出した概念、と読んだ。
つまり、「主観」と「客観」の橋渡しの不可能性を表すもの、と理解した。
- 96 :
- >>90-91
答えになってないなあ
「客観は意識以外のもの全て」じゃ意識を基準にして客観を規定してるぞ。
しかも意識とは何なのかさっぱりわからないのに。
結局何にも明らかになってないのに、物事を主観と客観という二つに押しつけて
分かった気になってるだけじゃないのかね。
- 97 :
- >>95
>デカルトは、主観を廃して客観のありかただけを追求しょうとした。
デカルトは、すべての事象(科学、数学、宗教、その他一切の学問等)の
不完全なもの、不確実なもの、少しでも疑わしいものを排して(取り除く)行き、
究極の根源としての「純粋意識」に到達した。それが、絶対に疑うことの出来ない認識、
つまり、「私は考えるゆえに私は存在する」である。 この明証的な直感認識は、「方法的懐疑」
によって、極限としての「私」であり、主観そのものです。 この明証的な「主観(私)」の存在論的認識
から、「私」の外にあるものとしての、位置づけとして「客観的存在」が創出されている。従って、デカルトは、
純粋意識としての「主観」と「客観」の分離を明確とした。
- 98 :
- >>95
現代哲学に於いては、「主観−客観」構図を相対主義的に捉えている。
フッサ−ルは、「主観と客観」の一致を、第一の中心的課題としていたので、
「現象学」による哲学的思考を明確にする為に「内在−超越」構図を創出した。
この内在は、主観であり、超越は、客観である。 意味は同じではあるが、「現象学」は、
「現象学的還元」で、「構成的内在」より、「客観的事象」を本質観取するところが、他の
哲学的思考と異なるので「内在−超越」構図としている。 従って、「超越」の概念は、
「主観」と「客観」の橋渡しの不可能性を表すものではありません。
- 99 :
- >>97>>98
>>95だけど、自分の理解は違う。
人それぞれの読み方ということだろう。
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