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2013年06月鍵盤楽器189: 夢 (179) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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1 :2006/04/04 〜 最終レス :2013/03/20
僕の夢はピアニスト
いろいろと特訓したよ
今はおかげさまで音楽大学を最優秀成績で卒業
いまはピアニスト&ピアノの先生
君の夢はなんだった?

2 :
私は夜もピアノの練習
夜中にうるさいって苦情が来た
家での練習は強制的にやめさせられた
だけど学校のピアノで昼休みや放課後に練習しただけあって
音楽大学最優秀成績で卒業
しかも今はヤマハの先生

3 :
わたくしせんぎょうしゅふ

4 :
春だな。

5 :
私は最近専業主婦になりたいカワイの講師ですが。

6 :
俺の夢は世界の王様

7 :
マシュマロ風呂

8 :
ぼくはおもちゃやさん!

叶わなくてよかった(´ー`)

9 :
僕の夢は
愛の夢
リストラされた
リスト

10 :
おもろくなくてむかついた

11 :
世界一の痴漢になること

12 :
俺が10度届くスモールサイズのピアノを作ること

13 :
ドビュッシーかと思ったら糞スレで落胆した

14 :
ドピュッ?
シー!

15 :
夢という字はお化けに似ているね
って子供に言われた

16 :
男の夢?
ハーレムに決まってんだろ
自分は王様で。
女の夢?
ハーレムに決まってんだろ。
自分は女王様で。

17 :
夢は世界1のオルガニスト

18 :
ピアノの先生の夢を諦めた

19 :



オルガン教室の先生

・・・・


オルガン教室経営破綻

20 :
夢を諦める事もあるけど
夢に向かって頑張るのだ
夢を変えることもある


・・・・・

諦めた

新しい道に進む

21 :
稚内出身寒〜い
東京に住むのが夢
東京は駅に人が集まり音楽を聞く人が増える
だけど諦めた
札幌で我慢

22 :
ふ〜ん
あたしは
新潟で我慢したんだよ!

23 :
沖縄いくのが夢だった・・・・・

24 :
ついに夢をかなえた
音楽大学入試合格
去年は残念ながら不合格

25 :
そういえば
この前東京で音楽大学OB・OGの同窓会
お花見・お食事会
さくらを見ながら日本酒飲んだ
久し振りの日本酒

26 :
母はオルガニスト
僕の夢もオルガニスト


今の職業オルガニスト

27 :
   
WindowsXPマグナム600

28 :
昨晩は鮎いっぴきたべるゆめみた
ちゅうもんにいっぴきかにひきか悩んでつかれた

29 :
夢は作曲家
今は調律師
まぁ満足している。

30 :
夢って聞いて、ドビュッシーの作品だと思った…

31 :
おばけやしき(でも近代的なびるぢんぐ)にはいったゆめみた
出口でおばけが折檻するんだけど
うまいこといないすぎに脱出した
つかれた

32 :
ゆーめーなゆめ

33 :
夢のもつれ…

34 :
夢はオルガニストだった。でも4才からピアノとかやってないとダメだと中学の頃言われ諦めた。その後、某財団法人の講師になるつもりだったが、20年後の今はリーマン。

35 :
夢はピアノを弾けるようになることだった。
夢、叶ったよ。

36 :
皆が叶えられればいいのにね

37 :
>>35
俺も同じ感じだ。
別にピアニストに成りたいと思った事は無いんだけど
子供の頃、とにかくピアノを弾けるようになりたかった。
習いに行きたかったが、親に「無駄」と言われてダメだった。アレは才能のある奴がやるもんだ、と。
なぜか普通の人間は弾けるようにさえならないものだと思い込んでた。
いつのまにかピアノの事なんぞ考えもしないで、それなりに楽しい人生を送ってきたが
大人になってデジタルピアノというものが存在するのを知って、昔の願望が蘇って
無駄でもいいから買っちまおうと買った。習いにもいかず猿のように好き勝手に弾きまくった。
まあ弾けるようには、なったよ。今幸せです(w

38 :
夢、叶ってよかったね。

39 :
>>33
何か聞いたことある言葉だなぁ。。それ何だっけ?

40 :
ヲチがねーなー、ぷ

41 :
>39
シューマンだよ。別名 指のもつれ・・

42 :
夢ってドビュッシーかと思った。

43 :
生きたまま缶詰にされる夢を見たら怖くて鬱病になるよ。

44 :
自分がピアノでコンチェルトやってるんだけど3楽章の頭がどうしても思い出せなくてテンパってた。
2楽章は自分が弾くとこないから演奏中なのにオケの間を袖まで歩いて楽譜見て安心したのは良いんだけど(両手のダブルグリッサンドだった)、
なぜか3楽章の前にどっかの姉妹の連弾が入るって言われてブチ切れる夢を見た。
しかもピアノが左右逆でステージに置いてあるし。

45 :
    |┃三 ガラッ
    |┃  ____
    |┃/⌒  ⌒\
    |┃(●)  (●) \ 
――‐.|┃:⌒(__人__)⌒:::::\   えへへっ
    |┃  |r┬-|     |⌒)  遊びに来たお!
    |┃   `ー'ォ     //
    (⌒ヽ・    ・ ̄ /
    |┃ノ       /
    |┃   つ   <
    |┃  (::)(::)   ヽ
    |┃/    >  )
    |┃     (__)

46 :
デカパイ、20km完歩。歩き切ったけど、今回もやっぱり15kmあたりからヨタヨタになってしまい、
休憩ばかりとって、最後は意識を失いそうな表情でゴールイン。ゴール地点の公園のベンチに座って
放心状態で、「はぁ」とか「ふぅ」と溜息ばかりついて俺の問い掛けには「うん」としか返事しない。
菓子パンを買ってきて渡すと1個を30分かけて食って、2個も食えないと言うから俺が代わりに食って
やった。
公園で1時間以上休んで、「さて帰ろうか」と駅に向かおうとしたんだけど、立ち上がった途端「足の
裏が痛い!」と泣きそうな顔つきで言うので、駅まで老人以下のペースで歩き、列車内で爆睡して
上体がひっくり返りそうになるのを引きずり起こしたりして、うちの最寄駅からはタクシーで帰ってきた。
帰宅しても足の裏が痛くて固い床の上は歩けないとのことで、四つん這いになって移動してる。
夕方俺一人で買い物に行った際に、底に分厚いスポンジが入ったスリッパを買ってきて履かせて
やったんだけど、足首まで痛くて歩けないらしい。時々柱とかにつかまって立ち上がろうとするが、
その度に「ウガァッ」「ヒィィッ」などと悲痛な叫びを上げてる。かなり痛そうだ。四つん這いで移動して
たら膝が痛くなってきたとのことなので「動かずにおとなしくしとれ」と指示したんだけど、何だかんだと
言って動き回ろうとする。今から膝のパッド入りサポーターでも買いに行ってやるかな。手間のかかる
女だぜ。
帰ってきてすぐにシャワーを浴びたけど、俺の補助が無ければダメなので少し手伝ってやった。
夜の風呂はどうするの?と聞いたら一人で入浴するのは無理だけど、まだ俺のいんきんの疑いが
あるもんだから困ってる様子。もう痒くないんだから大丈夫なのになぁ。
デカパイのヤツ、また20kmに挑戦すんのかなぁ。今回で懲りて欲しい。
明日は一日デカパイの世話かなぁ。

47 :
今朝目が覚めるとデカパイが呆然として布団に座ってた。言うまでもなく立って歩けないわけだが、
彼女としては20km歩いただけで日常生活に多大な支障をきたすほど基礎体力が無い自分自身を
情けなく思ってるらしい。俺に教わった歩き方をほぼマスターし、毎夜のウォーキングで好調だった
もんだから、自信を持って臨んだ20km歩きだったが、結果は今年の春に歩いた時と同様、フラフラ
状態でゴールイン。ゴールした後の状況は明らかに春よりも悲惨で、デカパイはそれがショックだった
ようだ。
昨晩寝てから俺が「次は15kmぐらいにしとけ」と言ったら、「またやる」とムキになってるし、「もう少し
涼しくなったら楽に歩けるはず」とか「春より体重が多かったからきつかった」とか言いワケしてるけど、
元々基礎体力の無い女で、どう見ても運動向きの身体とは言えないから、俺としてはあまり無茶を
して欲しくないと思ってる。15km程度がデカパイの限界じゃないかな。
昨晩足の甲から足裏にかけて湿布を貼ってやったんだけど、今日は昨日よりも痛くなってるとのこと。
足首から下がぷぅーっと膨れた感じで見るからに痛そうなので、家事を休ませて娘と俺で全部やってる。
便所も俺が抱えて往復。「服を下ろしたり上げたりするのがたいへん」「拭くのがひと苦労」だとさ。
買い物に行こうとしたら「家に居ると退屈だから連れてって」と頼んできたので、娘に留守番を頼んで
出掛けたんだけど、駐車場で車に乗せて待たせてたら「退屈だとおなか空いちゃうね」と言い出して、
たこ焼きと焼きそばを買ってきて一緒に食った。気分転換させてやるために車であちこち周って、
外では女便所に抱えて入ってやるわけに行かないから膀胱が満タンになる前に帰ってきた。
風呂は昨晩から一緒に入ってる。痒かった箇所を見せてやったら「なぁ〜んだ、全然大したことない
じゃん、もっと腫れ上がってるのかと思ってた」だってさ。すっかり安心したようで今夜も一緒に入るん
だって。
デカパイのヤツ、さっきからMapionBBの距離計測を使って次回歩くルートを一生懸命検討してる。
どうしてそんなにムキになってるのか。

48 :
グランドピアノを昼間に思いっきり弾ける家に住みたい
結婚はできなくていいや 就職活動中の大学生より

49 :
今朝目が覚めると源氏パイが呆然として布団に座ってた。言うまでもなく立って歩けないわけだが、
彼女としては20km歩いただけで日常生活に多大な支障をきたすほど基礎体力が無い自分自身を
情けなく思ってるらしい。俺に教わった歩き方をほぼマスターベートし、毎夜のウォーキングで好調だった
もんだから、自信を持って臨んだ20km歩きだったが、結果は今年の春に歩いた時と同様、ブリブリ
状態でゴールインサート。インサートした後の状況は明らかに膣よりも悲惨で、源氏パイはそれがショックだった
ようだ。
昨晩寝てから俺が「次は15kmぐらいにしとけ」と言ったら、「またやる」とズルムケになってるし、「もう少し
涼しくなったら楽に歩けるはず」とか「春より体重が多かったからきつかった」とか言いワケしてるけど、
元々基礎体力の無い女で、どう見ても運動向きの身体とは言えないから、俺としてはあまり無茶を
して欲しくないと思ってる。15km程度が源氏パイの限界じゃないかな。
昨晩足の甲から足裏にかけて湿布を貼ってやったんだけど、今日は昨日よりも痛くなってるとのこと。
足首から下がぷぅーっと膨れた感じで見るからに痛そうなので、家事を休ませて娘と俺で全部やってる。
便所も俺が抱えて往復。「服を下ろしたり上げたりするのがたいへん」「拭くのがひと苦労」だとさ。
買い物に行こうとしたら「家に居ると退屈だから連れてって」と頼んできたので、娘に留守番を頼んで
出掛けたんだけど、駐車場で車に乗せて待たせてたら「退屈だとおなか空いちゃうね」と言い出して、
ショスタコ焼きと焼きソバメを買ってきて一緒に食った。気分転換させてやるために車であちこち周って、
外では女便所に抱えて入ってやるわけに行かないから膀胱が満タンになる前に帰ってきた。
風呂は昨晩から一緒に入ってる。痒かった箇所を見せてやったら「なぁ〜んだ、全然大したことない
じゃん、もっと腫れ上がってるのかと思ってた」だってさ。すっかり安心したようで今夜も一緒に入るん
だって。
源氏パイのヤツ、さっきからYahooBBの距離計測を使って次回歩くルートを一生懸命検討してる。
どうしてそんなにズルムケになってるのか。

50 :
夢・・・
この板が平和になること。

51 :
デカパイは昨日もほとんど歩けなくて、仕事を終えてから寝るまでずっと付き添ってた。家事全般を娘と分担
してやってるほか、便所の往復の補助、おしゃべりの相手、夕飯の献立検討から通信販売の商品選びまで
付き合わされて気疲れしちまった。ここに書き込む気も無くなってしまい、早めに寝たんだけど再びおしゃべりに
付き合わされてなかなか眠らせてもらえなかった。昨晩ほどではないものの、今夜もかなり拘束されてる。
昨晩デカパイが四つん這いで移動してたら、娘が「グヒュヒュ、グヒュヒュ」と笑いながら指で浣腸したりする
もんだからデカパイが「足が治ったらお前覚悟しておけよ!」と激怒。最近は娘もしつこくなって何度怒られても
デカパイの後を追いながら指で浣腸する格好をして喜んでるので、仕方なく俺もきつく叱って娘を追っ払った。
シロもデカパイが四つん這いを始める度に、デカパイに体当たりしたり、もろ手突きを食らわしたりして
面白がってるから、幾度も叱ってデカパイから引き離したり、と娘や犬から妻を守るのもたいへんだった。
昨日から少しずつ立ち始めて、今日になってようやく立って生活してるが、移動する時はまだ壁や家具に手を
ついたりしてるし、近くへの移動は相変わらず四つん這い。便所の中から「ヒィィッ」という悲痛な声が聞こえる
ので、痛みはかなりありそう。
痛みがなかなか引かないようだから、もしや骨に異常がないかと心配になって病院で診てもらうようにすすめ
たら、「なんのこれしき」とか「歩いただけて骨にヒビ入るわけないだろ」などとムキになってる。
「これ、次回歩くルート」と、地図に蛍光ペンで線を入れたものをさっき渡された。また20km、来月中旬決行
だと言ってる。完歩できても、その後が今回みたいにたいへんになるからもう歩かないで欲しい。
あぁ疲れたなぁ。

52 :
昨晩寝てからデカパイにどうしてムキになって長距離歩きをしたがるのか聞いてみたら、はじめは
なぜかゴマカしたりして真面目に答えなかったんだけど、次第に真剣に話し始めて、夫婦共通の
趣味を持って老後までずっと続けたいと考えてることを語った。
夫婦共通の趣味を持つというのは悪くないことだが、歩くことに関してはできる限り一人でやりたいし、
歩きながらけっこう重要なことを考えたりもしてるので、パートナーは要らない。ハッキリ言って邪魔だ。
年に1〜2度、Mちゃんのようなヤツとバカなことを言い合いながら歩くのは良いが、日常的に誰かと
歩くのはイヤだ。絶対イヤ。
デカパイはかなり真剣に考えていたようだ。俺が拒否反応を示したらかなりショックを受けたらしく、
「あっ、そう」と小声で言ったっきり黙り込んでしまった。今日もあまり口をきいてくれない。
今日はほとんど立って家事をこなしてるけど、まだ少し痛そうなので俺が手伝ってやろうとすると「もう
一人でやれるからあなたは休んでて」と冷たい口調で断られた。
デカパイと俺は物事に対する考え方や食い物の好みは割と合うのだが、趣味と言う点では共通するものが
無いのは確かだ。ペットショップの犬猫視察とかスケベ動画のダウンロードとかでやたらと意気投合したり
するが、趣味と呼べるものではない。俺としては夫婦共通の趣味なんか特に持つ必要も無いと思ってるし、
それぞれの考え方が違っても構わない、むしろそのほうが面白いんじゃないかと考えてる。
デカパイは俺と同じ趣味を持ちたがってるのか。やたらと強いことを口にするが、寂しがりの女だからなぁ。
いつも俺と一緒に居たいんだろう。
今だってブスッと不機嫌そうな顔つきしてるくせに俺の横にじっと居るんだぜ。チラチラ俺のやってることを
覗いてる。お前のことを書き込んでるんだよ。
さぁ寝るかな。

53 :
尻が痒い。触るとプツプツがたくさんできてる。先日までタマ袋の両サイドが痒かったけど、その時と
同じ症状だ。仕事中頻繁に痒くなって、便所へ入ってパンツの中に手を突っ込んでボリボリ掻いてたし、
外出中は人前でも構わずズボンの上からゴシゴシ掻いてた。
ずいぶん掻いたんで、仕事を終えて自宅でパンツを下ろして触ると、湿疹状のプツプツが腫れて、
隣りどうしくっついたらしく大きな円丘状にボッコリ腫れ上がってる。ヒリヒリ痛い。一応デカパイに見て
もらったら「ピンク色の大福みたいになってる」とのことで、「また薬塗りな」と冷たい口調で言われた。
尻であれば薬を塗ってもらうのは恥ずかしくないので「風呂出たら塗って」と笑顔でデカパイに頼むと、
「自分で塗んな」とコザックコートをテーブルの上にコンと置いて台所に行ってしまった。
まだ機嫌が戻らないんだよな。いろいろ話し掛けてるんだけど必要なこと以外は喋ってくれない。
再びいんきんの疑いを持たれたようで、デカパイと娘は警戒態勢をとってる。娘は俺が近づくだけで
サッと逃げる。おふざけで逃げてるのかと思ったら真剣な顔つきで逃げやがる。頭に来るなぁ。
入浴はデカパイと娘の後。今夜はデカパイと一緒に入って少しでも機嫌を戻してくれるようなことを
喋ってやろうかと思ってたのに、それができなくなった。
なんだろう、この症状。腰もプツプツになって痒くなり始めてるんだよね。秋になって空気が乾燥して
きたから肌が敏感に反応してるのかなぁ。いんきんなんかじゃないと思うけどかなり気になってるんだ。
Tさん、相談内容はメールで送った通りです。よろしくね。ところで、今どこに居るの?

54 :
酷い自演を見た
晒しage

55 :
外回りを終えて会社に入ろうとしたら、自宅のほうからデカパイと娘の激しい言い合いが聞こえてきた。
外までキンキン声が聞こえて恥ずかしいし、今夜ケンカの仲裁に入らねばならないだろうからウンザリして
会社に入ると、女性社員に「もう2時間ぐらい続いてますよ」と言われた。2時間と言うのはちょっと
長過ぎるなぁ、と思ったけど、「そのうち収まるだろ」と笑って返事しといた。
しかし、その後も断続的に2人の大声が聞こえてきて、こりゃタダ事じゃないな、と感じたもんだから
自宅のほうへ覗きに行くと、自宅と会社をつなぐ通路の所にシロが避難していて怯えた顔つきでガタガタ
震えてる。事態は深刻そうだ。自宅へ入って応接間の扉を開けたらひどい状況で、通信販売のカタログ誌が
ビリビリに破かれて散乱してるし、テレビやエアコンのリモコンとか、電話横に置いてあったメモ台とかが
クロのトイレ奥や隣の和室に転がったりしてる。娘は俺の姿を見るなり自分の部屋に逃げ込み、デカパイは
興奮状態で、逃げた娘に向かって「おめぇなんかウチの子じゃない、出てけ、オラァ」と汚い言葉で騒いでる。
これまでに無い異常な光景だ。
デカパイを落ち着かせようとしても、「チックショー、もうホントに頭に来るわぁ、あぁチックショー」と
騒ぎ続けて散乱したカタログ誌のクズを掴んで投げたりしてたが、俺がそれを拾って片付けてたらようやく
冷静になってきた。俺が仕事を終えてから荒れた部屋を一緒に片付けることと、もし娘とケンカが再開したら
インタホンで俺をすぐに呼ぶように指示して一旦会社に戻ったんだけど、シロが怯えてしまって俺のそばから
離れてくれないので、臨時出勤扱いにして終業時まで会社で過ごさせた。クロはキャットタワーの上で平然と
してたぜ。犬はけっこうデリケートだな。
仕事を終えて再び自宅に戻ると、デカパイが部屋を半分くらい片付けていて、残りを俺も一緒に片付けた。
娘が学校で男の子達と言い合いをして、そのイライラをデカパイに対してブチまけたのがケンカの発端らしい。
デカパイも歩きの件で俺に冷たくされてここ2〜3日機嫌が悪いもんだから次第に大ゲンカに発展していき、
娘がデカパイが日頃見てるカタログ誌を破き、それに怒ったデカパイが引っ叩こうとするのに抵抗して手当
たりしだいモノを投げつけたという。本当は娘に全部片付けさせたかったけど、娘の説教を終えるまでゴミの
中で過ごすような感じでイヤだから応接間は俺達で片付けて、隣の和室に散らかったモノを娘に片付けさせた。
ケンカの経緯を聞いてるうちに、またデカパイが泣いた。それだけでもウンザリ。娘への説教はいつになく
厳しかったから娘もやかましいほど泣いた。ダブルウンザリ。こんなのもうイヤだ。
しかし、学校でのイライラを家庭に持ち込むなんて俺達が小学生の時にあったか? どうなってんだろうか、
今の子供は。
キャットタワーが曲がってるんだけど、デカパイが娘に突き飛ばされて寄っ掛かった時に曲がったらしい。
これ、危ないから買い直さなければいかんだろ。クロのヤツ、良くもまぁ平然としていられたな。ネコって
図々しいね。シロはまだ俺から離れないよ。
今夜はこれから飯だぜ。
尻の痒み、止まった。

56 :
音を自在に操れるプレイヤー

57 :
ピアニスト○○さんと結婚して、演奏活動についてまわる。
毎日ピアノきける。
私もレッスン漬けの毎日。。

58 :

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   /´         _  " ‐ ,, _
  /       k 彡 '        \ 
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  ヽ             ・    _".ヽ  
   ', 、          "" ,, ‐ " ` l  もう痒くない。
 .   し' ` 、          (  /  ソ/  
        ` 、 _       ` '' "/
            し ─ ‐‐ ''

    r ‐‐ ''  ̄ '' - ,,
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  ヽ             ・    _".ヽ  
   ', 、          "" ,, ‐ " ` l  いんきんじゃないよね。
 .   し' ` 、          (  /  ソ/  
        ` 、 _       ` '' "/
            し ─ ‐‐ ''

59 :
娘を留守番させてデカパイと東京西部のほうへ買い物に行った。道路沿いに吉野家の橙色の看板が
見えてきたと思ったら、デカパイが「ねぇ、豚丼食べたくない?」と聞いてきたので、返事せずにハンドルを
切って吉野家の駐車場に進入した。喜んで「ニヒヒヒヒ」と笑うデカパイ。
店に入ってカウンターに座るなり店員に「豚丼特盛2つ」と告げると、また「ニヒヒヒヒ」と笑ってる。朝飯を
食ってからあまり時間が経ってないのに二人とも余裕で完食。「あの子には内緒だよ、ね、ね」と念を押された。
低カロリー食を続けてると、痩せること以外にも効果が様々あったりして良いのだが、量は少ないし、味も次第に
物足りなくなってきて、以前当たり前のように食ってたとんかつとか豚丼とかマックが恋しくなりかけていた。
デカパイに内緒で食っちまおうかと思ってたところだったが、デカパイも同じ思いでいたらしい。「ニヒヒヒヒ、
たまにはいいじゃん」だとさ。
しかし、こういうのをきっかけに食生活が再び悪い方向に向かってしまうのが怖いのだ。吉野家の後に行った
スーパーでデカパイは菓子コーナーやプリン・ゼリー類をやたらと眺めてたし、俺もアイスクリームよりどり
5個¥398の前で、もし買うならどれを5個選ぶか、と真剣に考えてしまったりした。いずれも食生活悪化の
兆候であろう。
夕飯後にデカパイはビスコを4〜5個食って「あっ、いけない、食べ過ぎだわ、あはは」とワザとらしく笑ってた。
ダイエット中は2個にしてたはずだ。やっぱり豚丼を機にダイエットは挫折に向かうのか。
正直言って、今無性に豚丼を食いたい。今夜豚丼をガマンできたとしても、明日ガマンできる自信が無い。
とんかつ、餃子、豚丼、天丼、中華まん、ハンバーガー、フライドポテト、大福、みたらし団子、菓子パン、
ロールケーキ、パフェ、アイスクリーム、…
食いたい物が次々に頭に浮かんできた。こりゃヤバイぜ。
明日は一人で出掛ける予定。何食おうか、ニヒヒヒヒ。
娘の運動会が近い。来るな、と言われてるから俺は行かないけど、デカパイも担任の先生のことが嫌いだから
行かないらしい。それでいいのかなぁ。

60 :
一人でCD漁りにでも出掛けようと思ったら、デカパイがホームセンターに連れてってくれと頼んで
きたので、しょうがなく近くのホームセンターへ行くことにした。娘を誘ったら「行かない」と言うので
また留守番を頼んでデカパイと二人だけで出た。
ホームセンターでは洗剤やメモ帳などわずか5〜6点買っただけ。別に今日買わなくても良さそうな
モノばかり。さっさと帰宅して一人で出直そうかと思ったら、デカパイが大回りして帰ろうと言う。
デカパイの機嫌がようやく戻り、夫婦仲が正常化したばかりで、また機嫌悪くされたらイヤなので
希望を聞いてやって川崎市の方を周って帰ることにした。
途中、ガストやデニーズなどのファミリーレストラン前を通るとデカパイは店のほうを眺めながら
「家族連れで混んでるね」とか言ってたが、吉野家や松屋を見かけるとなぜか視線を前方にじっと
向けたまま無言。明らかに何か意識してる。交差点で信号待ちしてる横に松屋があったりすると
デカパイも俺も前方を向いたまま喋らない。車内はシーン。変な雰囲気。
今日もデカパイが「豚丼食べたくない?」と聞いてくるのを密かに期待してたが、デカパイも俺が
言い出すのを期待してたんじゃないかな。結局何事も起こらず、午後1時ちょっと前に帰宅して
軽く食事をしたが、「あぁ、あそこの松屋で豚丼食っときゃ良かった」と後悔した。デカパイもそんな
表情で少しムスッとして、食事中は白けたようなムード。
午後から一人で出掛けようと思ったら、今度は布団を出すのを手伝ってくれと頼まれて、ついでに
押入れの整理もして、気づいたら夕方。あ〜あ、CD漁りに行けなかった。
デカパイのヤツ、娘と2人きりになるのがイヤみたいだな。金曜日に派手なケンカやったからね。
娘もやけに留守番したがるんだけど、デカパイを避けてるのかなぁ。それとも留守中に何か楽しみ
でもあるのだろうか。気になってんだ。

61 :
[sage]夢

62 :
昨日の夕飯でタケノコをいっぱい食ったんだけど、今朝巨大ウンチを発射した直後から
おならが出まくってどうしようもない状態になってしまった。会社で仕事しながら小出しに
してたらおかしくなって吹き出してしまい、同時に尻からパパッパァァーッとトランペット風の
音を派手に発してしまった。月曜日の午前だったから全社員が社内に居て、さんざん笑われ、
その後は呆れられ、「こんな会社辞めようかなぁ」と言い出すヤツも居た。男社員たちには
これまで何度もおならの音を聞かせたが、女性社員の前でド派手にやってしまったのは
今回が初めてだ。当然尻子にも聞かれ、しかも逃げられてしまった。ショックだ。
帰宅しても出まくり。娘ははじめ「私がおならすると怒るくせに自分はおならしてるじゃんか」と
怒ってたが、パァァーッ、パァァーッと間が抜けたような音を聞いてるうちに喜び出した。
俺がパァァーッと吹かすとそれに続いて「イナップル」、パァァーッ「ンツ」、パァァーッ「トカー」、
パァァーッ「チンコ」などと大はしゃぎ。シロもパァァーッと鳴る度にそばに寄ってきて首を傾げ
たり、俺の尻に鼻先を突っ込んでニオイを嗅いだりしてる。キャットタワーが壊れて居場所の
無くなったクロも寄ってきて俺の尻を不思議そうに見つめてる。
デカパイは少し怒り気味だったが、俺が「デカ」パァァーッ「イ」とからかったりしてるうちに、
「何バカなことやってんだよ」と喜びながら新聞紙でパンパン叩いて来たりして、今夜は久々に
家族全体がワイワイキャッキャッと明るく賑やかだった。
我が家は俺のおならで活性化する。おならが無いとケンカが始まったり、機嫌が悪くなったり
して、悪い方向に向かう。我が家にはおならが必要だ。
尻子に聞かれてしまったのがちょっとなぁ。
さぁ寝よっと。

63 :
おならは今日も出まくってる。今日はずっと外出だったから昨日みたいな大恥を掻かずに済んだ。
外だと音をゴマカせる機会がいっぱいあるから助かる。道路で車とすれ違うタイミングでパァァーッ、
駅で列車が入ってくる時にパァァーッとやれば誰も気づかないだろうし、地下鉄なんかは車内も
駅もやかましいからやり放題だ。
客先での打ち合わせの間はさすがにガマンするのが苦しかったが、打ち合わせを終えて外に出て、
周囲に人が居ないのを確認してブブバァァーッとぶっ放すともう最高の気持ち良さ。これはやめられ
ない。
昨日の音は「パァァーッ」とワンパターンだったけど、今日は様々変化して楽しい。娘が大喜びで、
俺のおならの音を口で真似して楽しんでる。
「フゥゥゥーババババッバッ、グヒュヒュヒュ…。」
デカパイも「ちょっといい加減にしなさいよ」と俺の尻を引っ叩きながらゲラゲラ笑ってる。
家族団欒だ。
しかし、おならは今日までにしたい。明日は尻子と外出だ。二人で並んで歩いてたら周囲がどんなに
やかましい所でも彼女に聞こえてしまうだろう。昨日みたいに逃げられたくないもんな。
現在のおならのペースは昼とほぼ同じかそれ以上。今夜はタケノコを控えたけど、明朝までに収まる
だろうか。心配。

64 :
おならは昨日と同じペースで出続けてる。今日は尻子と一日中一緒に外回りだったんだけど、常に
1〜2mの範囲内に尻子が居るから尻から音を出すわけにはいかない。ずっと堪え続けて、腹の中は
ガスでパンパン。下腹部をガスが上下に行き来して、たまにガス漏れして尻からババッとかブビッと
小さな音。その程度の音なら尻子に聞こえないだろうけど、気を抜くとトランペット音が鳴り響いて
しまうだろうから、常に肛門を緊張させていなければならない。これがものすごく辛くて、長時間尻を
緊張させてると腰を前に突き出して歩いてるような妙な感覚になるんだよね。
便所で一気に放出させようと考えて、便所に入って踏ん張ったんだけど思ったように出てくれない。
便所に長く入り続けてるとウンチをしてきたと尻子に疑われてしまうので、程々で切り上げて便所を
出たら、その途端に肛門を内部から擂り粉木棒で突っ付かれるようにおならをしたくなるんだよな。
なかなか思い通りに上手く行かぬものだ。
尻子との会話は笑い話が多くて、いつもはウハハハ…と大笑いしてるのだが、今日は下手に笑おう
ものなら恥ずかしい事態になるので、笑いを抑えざるを得なかった。尻子も今日の俺の様子がいつもと
違うのを感じ取ったらしくて言葉がやや少ない。まさかおならのせいだとは思ってないだろうけど。
今日は平凡な上司と部下のような感じだった。尻子につまらない思いをさせちゃったかな。
仕事を終えて自宅へ一歩入ったところでブブォォーッ。迎えに出てきたデカパイと娘へ「ただいま」
代わりにブバァァァーッ。飛びついてきたシロに尻を向けてパァーッパッパッ。
昨日も書いたけど、おならの大量放出ってぇのが最高の気持ち良さなんだよね。今日はずいぶん
溜め込んだから昨日以上に気持ち良かった。クセになりそー。
この気持ち良さのためにおならを堪え続けるのも悪くないけど、やっぱり尻子とは良い仲で居たい。
次回はおならが出ないように数日前からタケノコを控えようっと。

65 :
今日もおならが出続けたので、仕事中はできる限りガマンして、帰宅するなりブワァァァーッと
一気に放出した。娘とシロは喜んでるが、デカパイは呆れ気味で「はぁ〜あ」と溜息ついてる。
夕飯後はおならの回数がさらに増えて、プゥゥーワッ、プォーーッなどと愉快な音が出始めた
ので、娘がラジカセを持ってきて録音と再生を繰り返して楽しみ出した。さすがにデカパイが
叱って止めさせて、俺にも「あなたがおならばかりしてるからいけないんだよ!」と怒った。
からかうと面白くなりそうだから、娘にデカパイの怒声も録音するように指示し、またパァァーッ、
プボーッとしつこくおならをしまくってると、台所から「いい加減にしろ、このおなら男!」とか
「そんなに出るならお尻に栓をしなさい!」と超音波声で怒ってくれたので、録音したMDを再生
したら「何を録ってんだ!」とカンカンに怒ってラジカセを取り上げようとする。
MDを抜いて逃げると「録ったの消しなさい!」と怒りながら追いかけてきた。「お父さん、早く
逃げろ!」と娘の声援。家族のドタバタに合わせて喜んで走り回るシロ。今夜も賑やかだ。
今は落ち着いて、娘が録ってくれた俺のおならの音のMDをデカパイがゲラゲラ笑いながら
繰り返し何度も聞いてる。デカパイの怒声は消去させられたが、俺のおならの音は「面白いから
残しておこうよ」ということなので消さないことにした。デカパイのヤツ、「リアルだねー」「いやだぁ、
きったなーい」とはしゃぎながら聞いてる。さっきは怒ってたのに。
今夜の夕飯もタケノコが出てきたよ。何だかんだ言ってもデカパイは俺のおならが好きなんだ
よね。そうでなきゃ16年も俺の妻やってられないもんな。
さぁ、明日もぶっ放すぜ。

66 :
今夜は上半期のご苦労さん会ということで社内の飲み会&カラオケ大会だった。重点は二次会の
カラオケ大会に置かれていて、主役は当然尻子。今回はフォークソングを中心に俺の年代としては
懐かしい曲々を歌ってくれた。
いつものバカ丸出しの盛り上がりとは違って、今回は大人の雰囲気で、皆黙って聞いて曲が終わる
ごとに「うーん」と唸って感心してるような感じ。こういうのもいいねぇ。
尻子の歌の間に俺がかぐや姫やガロの曲を歌ったんだけど、俺が歌い出したら便所へ立った
ヤツが3人も居り、歌い終える頃に3人揃って戻って来て「そろそろ終わりそうだな」と無礼なことを
言いやがった。カラオケ大会での態度を給与査定の基準にしてやろうかな。頭に来たぜ。
終了時刻も大人らしく早めで、余韻を味わいながら帰宅。デカパイに飲み食いした内容を詳細に
報告して、茶と漬物でくつろいだ。カラオケ大会がたいへん印象的だったからデカパイに話したら、
「あの若い子って売れない演歌歌手みたいな感じだよね」「あの子、本当にスーパーの店員やってた
のかねぇ?」などと尻子のケチばかりつけやがる。学生時代に歌を習ってたことを説明しても、
「本当かなぁ、夜のスナックとかで歌ってたりして…」と疑ってる。
そう言われるとそんな気もしてくる。普段はおっとりしていて良い子なんだけど、仕事してる姿を
見てると案外ビックリするようなことをやる子にも思える。カラオケでは踊って尻振ったりして
ノリノリになることもあるし、休み時間にみんなの前で警備員やってる時に学んだ護身術を披露した
こともある。俺と一緒にバカ話をしてる時の遠慮のない大笑いや男並みの食欲も、普段のおっとり
した姿からは想像できぬものだ。俺と出張した時にはホテルで短パン、しかも俺の部屋で飲むことを
拒まなかった。
本当はそういう女なのか。
う〜ん、気になってきた。眠れない。
おなら、ややペースダウン。

67 :
一日中デカパイと過ごしてたら疲れた。俺のすぐ横に座ってひっきりなしに喋りかけてくるから
相手をせねばならない。近所の人の噂話、親類の悪口、俺や娘への不満など、聞きたくない
ことばかりだけど、ひと通り聞かされて俺としての考えも述べさせられた。それが終わると
最近買った日用品を持ってきて説明しては、「どう?」と意見を求めてくるから答えなければ
ならない。ポケットティッシュのカバーだとかリモコン立てとかを見せられて、「どうかな?」と
聞かれても「いいじゃないか」程度しか答えようがないのだが、その一言がデカパイにとっては
嬉しいらしい。日用品の話が終わると通販のカタログを持ってきて、気になる商品を次々に
指差して何やら喋っては、また「どう思う?」と聞いてくるからいちいち答えねばならない。
「欲しい」とか「買って」と言い出さない女だからまだイイけど、対応するのがたいへんだ。
女のファッションやアクセサリーなんか俺は興味無いし、下着以外は意見のしようもないから、
テキトーに答えてると、「えぇ、そう?私はそうは思わないけどなぁ」などと一人で納得したり
結論してる。
とにかく話し相手をしてやればデカパイは嬉しいようで、話の内容なんてどうでもイイらしい。
それでも俺にとってはかなり苦痛だ。疲れた。
話し相手がイヤになったもんだから、壁紙の剥がれた箇所を直そうと思ったら、「手伝う」と
言ってついてきて、俺のやってる作業をそばでじっと見てる。しょうがないんで、ヘラを持たせ
たりボンドを絞らせたりと、どうでもイイようなことを頼んだ。「それ何する道具?」「次はどう
するの?」と聞いてくるから、これまたいちいち答えねばならない。かえって疲れた。
最近、俺の横に座って喋ってくることが増えた気がする。寝てからも布団の中でずいぶん
長い時間おしゃべりに付き合わされる。眠っちまえばイイんだけど、相手をしてやらないと
不機嫌になったりするんで、眠気を堪えて話し相手をしてる夜もある。辛いんだ。
なぜこんなに喋りかけてくるのか。普段から喋ってやってるし、寂しい思いはさせてないのに。
ストレス溜まってんのかなぁ。
テーブルの上に地図が用意してあるから、今夜は次の20km歩きのことで俺と話すつもり
なのだろう。イヤだから自転車で走りに出ちゃおうかな。

68 :

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   ', 、          "" ,, ‐ " ` l  もうすぐ寝る。
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            し ─ ‐‐ ''

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  ヽ             ・    _".ヽ  
   ', 、          "" ,, ‐ " ` l  寝る。
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69 :
少し遠くへ買い物に行くので娘を誘ったら「留守番してる」と言うから、シロとクロの世話を
娘に任せてデカパイと一緒に出た。車で少し走ったところでデカパイが「あの子、なんで
あんなにお留守番したがるんだろ?」と不思議がり出して、俺もしばらく前から同じことを
考えていたものだから、こっそり戻って娘が何をしてるのか確認しようということになった。
忘れ物をしたという口実にして自宅に静かに入ると、二階の娘の部屋でノリの良い音楽が
鳴っていて、併せてドドッ、ドドッと床を踏み鳴らす音も聞こえてくる。デカパイと一緒に
覗きに行くと、娘が音楽に合わせて派手に踊ってやんの。シロが俺達を見つけて走り寄って
来たもんだから娘も気づいてしまって、ビクッとして踊るのを止めるとこちらが何も言わない
のに「いいでしょ、別に」と恥ずかしそうにしてる。
「帽子忘れたから取りに帰って来たんだよ」と告げて、また出たんだけど、車に乗るなり
デカパイが笑い転げてる。デカパイは「私達が居なくなるとあんなことしてるんだねぇー、
あの子」といつまでも面白がってたが、俺は覗かないほうが良かったかなぁと少し反省
してる。これを機に親子の信頼関係が失われてしまうような気がしてならない。
でも、踊ってる程度で良かったと思う。もし、Rいじりをしてたり、シロにR舐めでも
させてたりしたら、親として大ショックだったろうな。そんなことをデカパイに話したら「あなた、
バカじゃないの」とまた笑ってるけど、今後はわからないぜ。覚悟はしておかねばならん。
帰宅したら娘は俺達を避け気味。やっぱり覗かなければよかった。もうしない。
でも気になるんだよね。

70 :
今日は祝日恒例のシロ専務出勤日。シロもすっかり会社慣れして、朝夕の出退勤時と昼食時に
はしゃぐほかは俺の横のソファーで大人しく寝てた。初めて社内会議に出席させて意見を求めたが、
つまらなそうな顔をするだけで何も意志表示しなかった。
デカパイにも会社に出てもらい、事務作業をやってもらった。会社設立の頃にも一時事務をやって
もらっていたが、娘とシロの世話でできなくなってしまった。およそ2年ぶりじゃないかと思う。今日は
祝日でヒマなので、仕事するよりも他の女社員たちとおしゃべりしてるほうが多く、俺が睨みつけると
「あっ、オッサンがまた睨んでるわ」などと小声で言って仕事してるフリをしてた。最近のデカパイは
ストレスが溜まってるようで、なんとかしてやらねばならないと思ってたから、今日はちょうど良い
機会になったんじゃないかと思う。
「あの人、貫禄出てきたわ。長くやっとるとそれらしくなるもんやな。少しは見直したわ、あははは。」
久々に会社で仕事をして嬉しかったらしく、デカパイが早速実家に電話で報告してる。俺のことを
それなりに評価してくれてるようで、聞いていて悪い気はしない。
「会社の子たちも働きやすいって言っとったわ。上手くやっとるみたいで安心したわ。」
普段から社員たちの意見や要望を聞いてるつもりだが、デカパイが補足的に聞いてくれる機会が
あるとありがたいね。今後は度々デカパイに会社に出てもらって意見を聞いてもらうようにしようか。
まぁ、社員たちが現状で働きやすいと言ってくれてるのなら嬉しい。気分がイイぜ。
「ねぇ、あなたこの前、すごいおならしたんだってねぇ。みんな笑ってたよ。」
電話では俺のことをやたらと褒めてたのに、電話を終えたらこのひと言だぜ。
「女の子たちに、自宅でも良くおならをするんですか、って聞かれたよ。恥ずかしいから気をつけて
よね。」
しょうがないじゃんか、堪え切れずに出ちまったんだから。お前だってたまにものすごいのをやるだろ。
「もうホントにあっちでブーブー、こっちでブーブー、少しは気をつけなさいよ。」
「なんでそんなにおならが出るの? 病院行って検査してもらったら?」
あぁ、うるさいなぁ。気分が悪くなってきたぜ。
もうデカパイは会社に出さねぇ。娘とシロの相手でストレス溜め込んでろ。

71 :
クロは我が家の一員となって以来、完全インドア化してキャットタワー上段で寝てばかり。
キャットタワー倒壊後はワイヤーラックの中段を占拠して一日中寝てる。毎日おもちゃで
遊んでやるが、それだけでは運動不足でブクブク太ってすっかりデブ猫となっちまった。
太ったら動くのが億劫なのだろうか、おもちゃで誘ってもワイヤーラックに寝そべったままで
前肢をサッ、サッと動かすだけ。このままだとますますデブになってしまうから、今朝から
散歩へ連れ出すことにした。シロの散歩が終わったらクロの散歩。歩くペースが違うから
一緒に連れて行けない。朝が大忙しだ。
散歩に連れ出したのが刺激になったのか、今日の昼、クロは自らすすんで外遊に出た。
急に居なくなっちまったんでデカパイが慌てて会社にインタホンで「クロが居ないんだわ」と
伝えてきた。俺も不安になったが、夕方になって無事帰宅の連絡が来たのでホッとしたん
だけど、なんだか物凄く汚れて帰って来たとかでデカパイが怒り気味。
仕事を終えて自宅に戻ると、居間に異様なニオイが漂ってる。クロだ。近寄るとドブ臭がして
クモの巣や小さな虫の死骸が体に付着してる。「今拭いてやったんだけどさぁ、キレイに
取れないわ」とデカパイが言うから、風呂に連れて行ってデカパイと二人がかりで暴れるのを
押さえつけて3回洗いした。今はシャンプーのイイ香りを漂わせてワイヤーラック中段で寝てる。
「ドブにもぐり込んだんだろうね。ネズミでも追い掛けたのかなぁ。」 久々に野良の血が騒いだ
のかも知れない。
「明日も出るのかなぁ。また汚れて帰って来たら困っちゃうわ。」 明日は雨が降りそうだ。泥だらけに
なって帰って来たらたいへんだ。明日は窓を全て閉めるようにデカパイに指示した。
「朝、あなたが散歩へ連れてったのがマズかったんじゃないの? 連れてったら急に、だもん。」
また俺の責任にするような言い方だな。問題が起きると全て俺のせいにしやがる。
シロがやや落ち着いてくれて、これで我が家に平和が来ると期待してたのだが、今後はクロが
問題を引き起こしそうな気配。犬も猫も人間の思い通りになってくれないからたいへんだよね。
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72 :
昨日は大阪で業界団体主催の勉強会の講師をやった。以前も今回と同じような講師をやらされて、
その時は数日間全て俺一人で担当したものだから事前準備がムチャクチャたいへんで、もう二度と
引き受けるものかと思ってたけど、「1日だけ頼む、頼む、頼む、頼む、頼む」としつこく頼まれて仕方
なく引き受けた。1日だけとは言えいい加減なことはできないから、1ヶ月前よりここに豚の絵を貼り
付けて「寝る」と書き込んだ後に、ほぼ毎晩1時間程度準備作業をして、それから布団に入って
デカパイのおしゃべりに付き合ってたから、寝不足気味でかなり疲れた。ようやく解放されたぜ。
昨日の夜に名古屋に移動して泊まり、今日は多治見へ行って常駐してる社員が間もなく引き揚げる
ので、客先に挨拶したり、借りてるマンションの解約手続きをしたりしてきた。もうそろそろ涼しくなった
だろうと思ってたら、暑いのなんの。タクシーの運転手が「まだ夏日ですわ、ぬははは」と笑ってた。
あの町は一体いつから涼しくなるんだ?
栄のデパートに寄ってドラゴンズ優勝セールで何か買って来てとデカパイから頼まれたけど、2日間
ずっと忙しくてそんな時間はとれないし、CD屋に行く時間さえも確保できなかった。昨日なんか本当は
勉強会が終わったらワルティや前回寄れなかったジュージヤと丸ビルの塔に行く予定だったんだけど、
主催者と夕食へ行くことになっちまって夜9時過ぎまで拘束された。今日も多治見常駐社員の愚痴
聞きに夕方まで付き合ってた。
こんな出張はイヤだ。出張は楽しくなきゃいけない。次は尻子を連れて行こうかな。
家への土産は毎度々々のヤマサのちくわとはんぺん。デカパイも娘も喜んで食ってたぜ。
今夜は布団に入ったらすぐに眠りたいんだけどなぁ。そうはいかないんだろうな。

73 :
デカパイは明日再び20km歩きに挑戦するつもりだ。天気まずまずで涼しそうなので歩くには
ちょうど良いんだけど、その後体力が向上したわけでもなさそうだからゴール後にまた悲惨な姿に
なるんじゃないかと心配してる。自宅にゴールインする計画を立てればいいのに、それだと面白味が
ないという理由で、鉄道に30分以上乗って行かねばならないような所にコースを設定してる。
今回はやたらと計画が綿密だ。Mapionで通過地点の距離を測り、過去の記録から歩速を計算して
通過予定時刻表まで作成してる。僅か20km歩くだけなのにアホみたいだなぁ、と俺は思ってるが、
デカパイにとっては自分自身を限界ギリギリまで追い込む挑戦だから真剣なのだ。
歩いた後の生活に多大な支障を来しそうなら、無理して歩き続けずに程々のところで止めるように
指示しておいた。「うん、わかった」と言うものの、意地っ張りの女だから多分ゴールまで歩き通すん
だろうな。抱えて便所へ連れて行ったり、着替えるのを手伝ったり、娘と分担して家事をやったりと、
こちらがたいへんなんだから考えて欲しいぜ。
「駅前に吉野家あるから歩き終わったら豚丼食べようか、ニヒヒヒ」って、おい、そんな余裕あるの
かよ。前回なんか疲れ過ぎて菓子パン1個食うのがやっとだったじゃんか。
少し前から「歩けるかなぁ、不安だわ」「緊張で眠れないかも」と弱音を吐き出した。寝不足を理由に
棄権する気配濃厚だ。できることなら棄権して欲しい。
夜更かししちまったぜ。さぁ寝るか。
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74 :
デカパイ、20kmを完歩。これまでは大人しく黙々と歩くことが殆どだったが、今回は違った。
まずは、歩きながら轟音おならを連発。車の通りが激しい場所でも明瞭に聞こえるほどの
大音量で「ブッ、ブッ、ブッ、ブッ、…」とぶっ放し、「勢いが出てきたわ」とやたらと早足で歩いて
今度は線路に沿った所で列車が来たのに合わせて「ブッ、ブッ、ブッ、ブッ、…」とやった。
轟音おなら2連発に驚いてると、「お腹すいたなー」と言ってザックからビスコの赤い箱を
取り出し、人目を気にせずムシャムシャ食い出すし、自動販売機でジュースを買って勢い良く
ゴクゴクゴクと飲んで「あぁ、うめぇ、あははは」とでかい声を発してるし、「もう少し体裁構え」と
叱っても、「はぁ〜い」とテキトーな返事をして赤い箱を手に持ってビスコを食い続けてる。
楽しそうに大声で話し掛けてくる、鼻歌歌いながら踊る、などなど異様な元気さだ。
しかし勢いがあったのは15キロ付近までで、その後は口数が減り、疲れた顔をしてヨタヨタと
歩いてる。「ゴールしたら豚丼食うんだろ」と励ましたら「そう、豚丼、豚丼」とつぶやき出して
一時的に元気を取り戻したが、最後はこれまで同様フラフラ状態でゴールイン。
ベンチで30分休んで、帰り道に「豚丼は?」と聞くと「食べられない」と言うから諦めて寄り道
せずに帰ってきた。歩いた後は足の痛みを訴えなかったんで安心してたら、自宅に着いて
休んだら「やっぱり足痛いわ」と言い出してその後は引き摺りながら歩いてる。まぁこの程度
なら日常生活にさほど支障は無いだろう。
歩いてる時の体裁の無さについて「あれは何だ?」と訊ねたら、「気合いだよ、気合い」と笑って
答えた。ビスコ食ったりジュースの一気飲みが気合いなのだろうか。おならは偶然出たと言うが、
気合いで出たのだろうか。
「豚丼食べられなかったね」と残念がってるから、明日、完歩祝いに吉野家へ連れてってやる
約束をした。俺も豚丼食いたいもんね。

75 :
昨日約束した通りデカパイを吉野家へ連れて行ってやった。車を降りて足を引き摺りながら
店に入ったはいいけど、足が痛いらしくてカウンターの丸椅子に座るのがひと苦労。背後から
抱えて座るのを手伝ってやったら嬉しそうに「ニヒヒヒヒ」。他のお客に注目されて恥ずかしい。
豚丼特盛を平らげて、車に戻って満足そうな顔つきで「ニヒヒヒヒ」。スーパーとホームセンターで
買い物をして自宅へ向かって走り出すと、「あ〜あ、また豚丼食べたくなっちゃったなー」なんて
言うもんだから、「大回りして帰ろうか」と東京の西部方面へ走って、先々週に行った吉野家の
駐車場に車を入れた。デカパイは並、俺はまた特盛。さらに満足げな顔になって「はぁ〜、食った
食った」と腹を叩いてる。
「今度歩いたらまた豚丼食べようね。それまではガマン。」 来月中旬にデカパイとの20km歩きが
計画されている。歩き終えたら豚丼だ。待ち遠しい。
しかし、豚丼ってやつは一度食うとまたすぐに食いたくなる、中毒症状をもたらす食い物だ。
今夜から明日にかけてはかなり苦しむだろうな。乗り切れるだろうか。
昼に豚丼を2度食ったから腹があまり減らなくて、今夜は飯がやや遅め。事情を知らない娘が
「ねぇ、御飯まだぁ?」を連発してる。「今日はなんで御飯遅いの?」と娘がデカパイに質問したら、
「足が痛いから」といい加減な返答してらぁ。「じゃあ手伝う」って、うちの娘は本当にイイ子だぜ。
親がイイからね。

76 :
小説家にでもなれや。

77 :
つーか、
お願いだからスレを1つに絞って下さい。
何個も使いすぎだよ…


78 :
今日は午後から名古屋出張で、ウッキッキッ部長と久しぶりに会った。ウッキッキッ部長の会社から
いただいてた仕事がひと通り終わったのでその報告会だった。部長は相変わらず元気いっぱいで、
「おっ、君に会いたかったんだなぁ、ウッキッキッ、ウッキッキッ」と隙っ歯剥き出しで近づいてきて、
馴れ馴れしく肩を組んできた。
出張には尻子も同行させた。尻子が営業研修の時に連れて行ったが、ずっと前に研修は終わってる
ので彼女を連れていく必要は無いのだが、プロジェクトの締めを経験させるという目的で同行させた。
報告会では彼女にも少し喋らせたが、社長をはじめトップ陣を前に堂々とこなした。大したもんだぜ。
こちらの報告に対し、ウッキッキッ部長は「気になることが数点あるけど、若い子が説明してくれたから
まぁいいや、ウッキッキッ」と笑ってたが、帰り際に俺に「気になることはあなたにメールしておくからね、
返信よろしくね、ウッキッキッ」と言ってきた。ボケてるようでも厳しいんだよな、あのお方は。
「結局名古屋に泊まれませんでしたね」と帰りのこだま号の中で尻子が言った。明日の午前に客先
訪問が入っちまってるから今回は日帰りになった。ウッキッキッ部長絡みの仕事は一段落だから、
当分は名古屋出張は無いだろう。先日の大阪・名古屋出張時に尻子を呼べばよかったなぁ、と後悔
してる。
尻子との出張も、尻子が地方の仕事を新規発掘して来ない限り無い。あの似合わぬ短パン姿は
もう見れないのだろうか。ずいぶん仲良しになって、ちょっとヤバイかなぁなんて思ってたんだけど、
それ以上になる機会が得られない。そのほうがイイのかなぁ。
「夜の飲み屋とかで歌ってたんじゃないの?とうちの家内が疑ってたよ」と尻子に話してみたら、
少し驚いて「えっ、そんなことするわけないですよ、そういう所、大嫌いですから」と答えた。そうだよな、
素朴でイイ子だよ。
さぁ、寝るかな。

79 :
>>77
そもそも、この人@p板とかにも同じ事書いてる
メンヘルなんだろ

80 :
娘が算数のテストで89点を採ってきた。ちょっと前に基礎的な問題ばかりの小テストで満点を
採ったが、今回は応用問題を含めたテスト。点数の横に「がんばりましたね!!」と丸っこい字で
書かれている。子供みたいな丸い字や「!!」を見ると、独身中年茶髪厚化粧先生もカワイイところ
あるじゃんか、と思う。
ずっと学業成績が低迷続きだったから嬉しい。間違えたのは応用問題ばかりだが、途中で計算ミスを
したり単位を誤ったりした程度で、解き方は間違えていない。娘も間違えた原因をわかっているから、
俺は「事実上満点だな、ウハハハ…」と喜んでたら、デカパイが横から「お前、ちゃんと見直しをしな
かったんだろ!」「時間がある限り何度も見直せ!」と怒ってる。久しぶりに良い点数を採ってきたん
だから褒めてやればいいのにな。
娘が自分の部屋へ行ったら俺に対しても怒ってくる。「あの子にもっと厳しくしなよ」だとさ。デカパイは
面談でキツイことを言われて以来、独身中年茶髪厚化粧先生のことが大嫌いで、何が何でも娘に良い
成績を採らせて見返してやりたいらしい。娘に対してと言うより先生に対して怒ってるんじゃないか?
しばらく保留にしてあった塾通いのことを再び口にしはじめた。今回の点数を採れるような学力なら、
塾の上級クラスに入れるかも知れない、と言う。塾通いさせる目的が違うじゃんか。成績が悪すぎる
から塾で基礎学力を付けさせるのが元々の目的だっただろ。
「Kさんの娘さんは夏休み明けから上のクラスに入ったんだって。ご両親が教育熱心だもんね。」
「Fさんのお子さんはどこか進学校を受験させるみたいよ。来月から塾行かせるんだって。」
「Gさんの御宅のAちゃんは塾から帰って2時間勉強してるってさ。T学園狙ってるらしいよ。」
「S君なんか自発的に塾に行き始めたんだって。みんなヤル気があるね、羨ましいわ。」
今夜のデカパイはこんな話ばかり。うんざりだ。このままだと娘がクダラナイ受験戦争に巻き込まれて
しまうような気がする。
「あの子さぁ、可愛らしい制服の中学校へ行きたいって言っとったわ。他のお子さんたちと差を感じ
ちゃうね。あははは。」
それでイイんじゃないかと思うんだけどなぁ。
今夜は娘の89点祝いでビールを飲むんだって。これから買いに行くんだ。

81 :

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            し ─ ‐‐ ''

82 :
犬に襲われた。客先訪問を終えて近くの駅に向かって歩いていたら、住宅のガレージに前歯を
引ん剥いて「ガウガウガウ…」と吠えてる大きな犬が居て、暴れてるうちに鎖が切れてしまい、
俺に向かって突進してきた。「アワワワァ」と唸りながら飛び掛ってきたもんだから反射的に
右腕を突き出したんだけど、犬の鼻っ先と前歯が俺の腕にガツンと強く当たったと思ったら
途端に大人しくなっちまって道端で苦しそうに鼻をフッ、フッ、フッとやってる。飼い主が慌てて
すっ飛んできて犬を押さえて俺に「ごめんなさい、ごめんなさい、噛んでませんか?」と謝って
来た。2ヶ所少し出血したのと歯がこすった痕がくっきり残っただけで、特に問題は無かったけど
ビックリしたなぁ。運良く鼻先が当たって犬のほうが戦意喪失してくれたから助かった。かなり前の
ことだけど、登山中に小さな尾根を横切った所でクマのケツと間近で御対面してしまったことが
あるが、その時以来のビックリだったね。
「エルボー一発でワン公をダウンさせましたか。三沢ですね。」 会社に戻って話したら、プロレス
好きの連中が早速ノッてきた。一人が犬役になって状況の再現までやった。「俺だったら脇固め
だね」と木戸修が犬役の関節を決める。「痛いからやめてください」と犬役が言うが、「犬なんだから
ワンとかキャンと鳴け」とさらに関節を決める。すると犬役を助けるヤツが割り込んできたりして、
やがて会社内はバトルロイヤル状態になる。面白いから俺は止めない。女社員たちもキャーキャー
言って楽しんでる。中年ばかりなのに小中学生並の精神年齢だな。愉快な会社だぜ。
尻子が「ミサワって誰ですか? ワキガタメって何ですか?」と電子メールで質問してきた。彼女は
プロレスを全然知らないんだよね。研修ということで連れていってやろうかな。

83 :
「Y君って子が学校でいじめにあってるんだって。」 うちの娘の同級生の男子生徒だ。
しばらく前から、うちの娘のクラスでもいじめがあるということを、先生と親との懇談会を通して
聞いていた。
「学校へ出て来なくなったそうよ。」 身近でこういう問題が起きなければいいな、と思っていたが、
とうとう起きてしまった。娘への影響が気になる。
いじめてるのは一部の男子生徒らしいが、彼らのいじめが始まると大勢が寄って集ってY君を
いじめるそうだ。最悪だな。俺たちが小学生の頃はいじめるヤツがいれば、いじめられてる子を
かばうヤツも居たもんだ。今の小学生は正義感が無いのか。
「お前はクラスのお友達をいじめてないよな。」 娘にさりげなく聞いてみた。
「いじめるワケないじゃん。」
「いじめられてないよな。」
「いじめられるワケないじゃん。」
返事の仕方が生意気で少し頭に来たが、いじめには絡んでないようで安心した。
「この前、Aちゃんたちと一緒に男の子を泣かした。」 安心してたら気になることを言い出した。
「掃除道具入れに閉じ込めたら泣いちゃった。グヒュヒュ。」
「体育の時に私たちがズボンを隠した時も泣いた。」
まさかY君を泣かしたのではないかと思って聞いたら別の男子生徒だった。そういうことはすべきで
ないと叱ったら、「お父さんだってお母さんのことをいじめてるじゃん」と怒る。
娘の前でたまに言い合いはするが、デカパイをいじめるようなことはしてない。娘の居ない所でも
いじめたことはない。「いじめてないよ、お父さんとお母さんは仲良いよ」と言うと、「いじめてるもん。」
デカパイのヤツが娘に「お父さんにいじめられてる」などと、いい加減なことを言ってんじゃないかと
思って問い詰めたが「そんなこと言うわけないでしょ」と笑ってる。
俺とデカパイがレスリングや相撲をする時に、俺が少し本気を出すとデカパイが「やめてー!」などと
叫ぶことがあるが、それがいじめなんかではないことを娘はわかってるはずだ。
夫婦喧嘩の時だって娘の前では俺が劣勢に立たされることばかりなので、むしろ俺がいじめられてる
ように娘には見えるはずだ。
まさか娘は俺たちが寝てからのことを知っているのか。あれって、夫が妻をいじめてるように見える
よね。まさか、だよな。

84 :
昨晩、布団に入ったらデカパイが「土曜日どこか歩こうよ」と誘ってきた。「CD買いに行きたい」と
答えると、歩いたついでに買ったらどうかと言う。CD漁りはできれば一人で行きたい。しかし、誘いを
断ると不機嫌になりそうな感じで怖い。
困って返事できないでいると「歩き終わったら豚丼食べようよ」と来た。豚丼特盛を2杯食えるのなら
CD漁りをあきらめても良い。
「そんならさぁ、歩いてる途中と歩き終わってから食べればいいじゃん。私は特盛と並でええわ。」
こんな感じで明日の予定が決まった。途中と最後に吉野家がある10km程度のルートを計画したという
ことなので、明日の行動は全てデカパイに任せるつもり。
「ここってあなたが良くCD買いに行く店のある所でしょ。」 たしかにその通りだ。本当は一人で真剣に
CDを漁りたいが、豚丼2杯付きならデカパイ同伴でもいいや。
豚丼と聞いてついつい調子に乗って一緒に歩くのを引き受けちまった。一人だけでCD漁りに出掛けて、
デカパイに内緒でこっそりと豚丼を食っても同じなんだよな。冷静になって考えるとバカみたい。
でも、隠れてこっそり食うと気分的に良くないだろうから、正々堂々と食うほうが良いかな。
デカパイは嬉しそうに準備してる。またビスコを持って行くらしい。いつの間にか買ってあった煎餅や
ビスケットも用意してる。あいつ、低カロリー食にウンザリしてて、「歩き」を理由に食いたいモノをまとめ
食いするんじゃないのか。
10km歩いたって大してカロリー消費できないんだよね。豚丼2杯と菓子を食ってしまったら、歩いて
消費した分は帳消しどころか、反対にカロリーオーバーになるんじゃないの?
また太りそう。

85 :
俺、豚丼特盛2杯、CD8枚。
デカパイ、豚丼大盛2杯、CD6枚。
食ったぜ、買ったぜ、ウッヒッヒッヒッ。10km歩いたのなんてどうでも良いって感じだな。
夫婦揃って豚丼とCDで今日は大満足。
留守番してる娘にも土産としてユーロビートのCD2枚を買ってやった。早速音楽に合わせて
シロと踊ってらぁ。スチャラカとうるせぇけど喜んでくれてますます機嫌がイイぜ。
俺が買ったのは中古CDだけど、デカパイと娘には新品のCDを買ってやったから小遣いが
ヤバイくなっちまったよ。来週はどうすりゃいいの? ヌハハハハ。
持って行ったビスケットと煎餅、全部食い尽くした。ビスコも完食。豚丼2回食って、夕食も
ちゃんと食った。食い過ぎだな。また太っちまうよ。
ブハハハハ、買ったCD開けたら中身が違ってんじゃん。1枚だけだからまぁいいか。
8枚も買っちゃっていつ聞こうか。聞ける時が無いもんなぁ。
娘が調子に乗ってきたようだ。ドカドカと足音がうるせぇな。
デカパイもすぐ横で買ってやったCDを聞き始めた。何やらキンキン声で話しかけてくるよ。
こりゃうるさくて堪らないぜ。
なんとかしてくれ。ウハハハハ…。

86 :

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            し ─ ‐‐ ''

87 :
今朝はちょっと寝坊をしたんだけど、昨晩の踊りの興奮がまだ続いてる娘が「お父さん、御飯!」と
叫びながらフライングボディプレスを仕掛けてきやがって、呼吸ができずに布団の上で暫くもがいてた。
以前から時々娘のフライングボディプレスで起こされることがあったが、最近は娘の体重が増えたから
不意に食らうとこちらのダメージが大きい。娘は俺と体が触れ合うのを嫌うようになったけど、調子に
乗ってる時はまだこうやって子供っぽいスキンシップを好む。嬉しいんだけど、もう少し体重が増えたら
肋骨を折られるだろうから、そろそろ止めさせねばならない。
続いてシロがドドドッとやってきて、俺の顔をベロベロベロベロベロベロベロ…と舐めまくって、枕の上で
シュッシュッシュッシュッシュッ…とここ掘れワンワンを繰り返し、興奮して寝室を走り回って、起きようと
する俺にボディアタックやフライングしての両手突き。また布団に引っくり返ると、娘が俺を押さえ込んで
「1・2・3、カンカンカンカン」で「私とシロの勝ち!お父さんの負け」となる。
「いつまで寝てんだ、デブ!」とデカパイに叱られて、なんか知らないけど娘とシロが暴れたのも俺の
せいにされて、その罰として洗面所と風呂の掃除をさせられた。
フライングボディプレスを食らった時に娘の膨らみかけのRの感触があったので、デカパイに話したら
「このスケベ父さんめ、スケベ、スケベ!」と笑ってた。最近はデカパイと娘の間ではブラジャーの話題が
頻繁に出るらしい。当たり前だけど娘はそのうちにブラジャーを着けるんだろうね。その頃にはフライング
ボディプレスもやってくれなくなるんだろうと考えると寂しいなぁ。
今後フライングボディプレスをやらないように娘に言おうと思ったんだけど、娘が自ら止めるまで食らい
続けることにしよう、っと。
デカパイが「バカな父親」だってさ。

88 :
Mちゃんが電話掛けてきて「よぉ、年末に佐渡一周歩かねぇか?」と誘ってきた。うちの会社は
年末年始は休みじゃないことを毎年のように伝えているのだが、Mちゃんはそれを忘れてるのか
毎年のように誘ってくる。困ったもんだ。
仕事だからダメだよ、と断ったら、「たまには休めや、また身体イカレて入院するぞ、ガハハハ」と
電話の向こうでやかましく騒いでる。佐渡を歩く代わりに東京近辺で日帰り大食いツアーをやる
ことを約束して電話を切った。
「あなた、何なの、今の話は。」 電話を切るとデカパイが怒ってる。一昨日二人で歩いた時に調子に
乗って豚丼2杯と菓子をたらふく食ってしまい、夜布団に入ってから二人で「もう食べません、痩せる
までは」と指切りした直後だから怒って当然だろう。年末の一日だけのことだからいいじゃないか、と
言うことで一応許してもらったが、機嫌を損ねてしまった。ムスッとして口数が少ない。
「私も家のことを忘れて友達と楽しんできたいわ。奴隷みたいだわ、まったく。」 また頭に来ることを
言い出した。俺が休暇の時に楽しんで来ればイイのに、俺と一緒に出掛けたがるんだよな。
「私の人生はあなたに捧げるようなもんだわ。あ〜あ。あはははは。」 そこまで言うか。黙って聞いて
りゃ言いたい放題嫌味を言いやがって、と怒ってやろうかと思ったが、一緒に「あはははは」と笑って
やったらブスッとして目も合わせてくれなくなった。
さっさと一人で寝ちまえ、と思ってんだが、俺のそばで旅行のガイドブック見てる。
扱いが難しい女だなぁ。どうやって声掛けようか。このままじゃ俺も寝られないじゃん。

89 :
俺もデカパイもコンタクトレンズだ。俺は目が細いからコンタクトレンズの装着には毎朝ひと苦労する。
親指と人差し指で思い切り目蓋を開いて、レンズを入れる瞬間は息を止め、さらに意識的に眼を大きく
開くように意識しながらようやく装着して、ハァーハァーと呼吸を乱していることが多い。
デカパイは眼が大きい女だから装着しやすいらしく、軽く目蓋を開くだけであっという間にレンズを入れて
しまう。うらやましい。
昨晩からデカパイはブスッとしてて、今朝コンタクトレンズをブスッとして装着して、俺が仕事に出かける
時も自宅に戻った時もやはりブスッとして、非常に感じが悪い。俺たちの雰囲気を感じ取って娘も喋って
くれず、夕飯が終わったらさっさと自分の部屋に行ってしまった。今夜もイヤな空気が漂ってる。
俺が茶を飲んでくつろいでたら、隣でデカパイが「はぁ〜あ」と溜息をつきながら洗顔するように両手で
顔を押さえたりこすったりしてたんだけど、「あ、あっ、いやだ、あ、あっ、あれっ…」と変なことを言い出す
から、何してんだこの女は、と思って見ると、片眼を瞑って「ごめん、鏡取って、鏡」と頼んでくる。
鏡を渡すと、また「あれっ、いやだ、あれっ…」と言ってるので、どうしたのか、と聞くと、目をこすったら
コンタクトレンズが眼の奥の方へ入り込んでしまった、と騒ぐ。「いやーん、どこに行っちゃったんだろ、
いやだもう」と次第に慌て出したんで、落ち着かせて、レンズがどこかに挟まってる感覚はないのか、と
聞くと「無い」と言う。ならば、眼から剥がれ落ちたのではないかとテーブルの上や床を探しても無い。
「どうしよう、どうしよう」とますます慌て出したんで、俺が目蓋をつまんで下から覗くとコンタクトレンズが
半月状に折れて挟まってるのが確認できて、「はて、どうやって取り出せば良いのか」と考えながら
何度か目蓋をつまんで覗き込んだりしてたら、運良くポロッと落ちてきた。
「ひやーぁ、助かったぁ、どうなることかと思ったじゃん」とデカパイは大喜び。「あなたが居なかったら
パニックになっちゃったね、あはははは」と笑ってる。
コンタクトレンズの件が落ち着いて少し経ったら神妙な顔つきで「昨日はごめんなさい」と謝ってきた。
真剣に謝られるとかえって喋りづらいんだよな。何て話し掛けようか。困ってる。

90 :
夕飯後にズボンを買いに行ってきた。最近は長い距離を歩いてばかりだったから裾が擦れ々々になって
しまった。裾が擦れてズボンを捨てるのはおそらく人生初だと思う。子供の頃は成長に伴なって履けなく
なるか、太って履けなくなるかのどちらか。大人になったら股が擦れて穴が開いて履けなくなるのが
大部分で、シロに奪われて取り返そうとしたら犬歯で小穴を開けられたとか洗濯した際に他の色柄物の
色が移ってしまったりして履けなくなったのがほんの数本。
低カロリー食の効果があって股の擦れがなくなった。これでズボンが長持ちする。
もうそろそろウエスト82センチのズボンが履けるかなぁ、と思って試着してみたらややきつい。
低カロリー食を再開した直後は一気に痩せた感じがあったのだが、ここしばらくは痩せつつある実感が
無い。今後太ることはないと思うが、ルーズなほうが動きやすいのでウエスト85センチのズボンを
2本買うことにした。
試着室から出るとデカパイのヤツが「なんだ、まだデブじゃんか」とバカにしやがる。「ウエストは
よろしいですか?」と聞いてきた店員にも「この人、デブでしょ」と横から余計なことばかり言いやがる。
連れて行くんじゃなかったぜ。
「ベルトも買っとけば? また金具が壊れちゃうから、あははは。」お前の声は通りやすいんだから
黙ってろ。
自宅で再度試着してると「似合うじゃん」と褒めてんだか小バカにしてんだかわからないことを言う。
今回はいつもより茶色っぽいズボンなので、なんか変な感じがする。
「似合う、似合う、ちょっと爺臭いけど。」 やっぱりバカにしてやがるな。
「今度それで歩くの? 私も今度そういう色のズボン買うわ。夫婦お揃いでイイじゃん。」 恥ずかしい
からやめてくれ。
Tさん、届きました。今回は、そういうことなのね。

91 :
尻子が初めて掘り出した新規商談があったんだけど、顧客からの条件が飲めなくて断わった。
彼女にとっては初の新規物件だから、受注に至って喜ばせてやりたかった。商談の開始から
尻子のレポートをじっくり読んで推移を確認してきたが、どうもうちの会社では受けられない要求
だし、マンパワー的にも無謀な仕事になりそうなので、彼女には商談をお断りにするかもしれない
ことを以前から告げていた。今日、その決断をするために彼女に同行し、顧客と会って要求を
再確認した上でゴメンナサイした。
「仕方ないですよ、また発掘しますから」と尻子は言ってるものの、チョコレートパフェを食ってる
表情は少し残念そうだった。本当は元気づけのためにとんかつ屋にでも行って、たらふく食わして
やろうかと思ったのだが、この前CDをいっぱい買っちまって俺の懐が寂しいもんだから喫茶店で
パフェをおごってやるのが精一杯だった。
今日が給料日だから、帰宅してからでないとデカパイから小遣いをもらえない。お断りに行くのを
明日にすれば良かった。そうすれば尻子の元気づけという理由で一緒にとんかつ食えたのに。
失敗したぜ。
帰宅する時に尻子が俺に「今日はありがとうございました」と頭を下げて帰ったが、泣きそうな顔を
してるように見えた。一生懸命やってた商談だから、商談中止になってショックだったのかなぁ。
家で一人で泣いてるんじゃないだろうか。明日ちゃんと出社してくれるだろうか。気になってしょうが
ないんだ。
哀しげな表情の尻子がこれまた最高なのね。抱きしめたくなるよ。

92 :
昨晩布団に入ったらデカパイが「土日はどこか行く予定ある?」と聞いて来た。また一緒に歩き
たがってるな、と思って、「行く先は決めてないけどどこか一人で行く」と答えたら、つまらなそうに
「ふ〜ん」と言った。歩いた後に豚丼食うならいいんだけど、痩せるまで食わないことにしたので、
デカパイと一緒に歩く意味が無い。来月の20km歩きまでは一人で好きにしたい。
「Kさんのお宅は御夫婦で丹沢へ登山に行くんだってさ。仲イイわよね、Kさんの御夫婦って。夜の
ウォーキングにも時々旦那さんが来るもんね。」
嫌味なのか何なのか知らないが、こんなことを喋り始めた。
「山小屋に1泊するんだって。イイわねぇ。」
「山から日の出を見たら素敵だろうなぁ。」
「野生の鹿とかウサギとかいるんでしょ。可愛いだろうね。」
良いことばかり考えて、登り下りのキツさを全然考えてない。
「丹沢って1時間ぐらいで登れるんじゃないの?」
バカたれ。最もベーシックな塔ノ岳山頂まで大倉尾根をひたすら登って3時間、丹沢山まではさらに
1時間、丹沢山地最高峰の蛭ヶ岳まではさらに1時間。人馴れした鹿に出会えるのは塔ノ岳山頂付近、
野生っぽい鹿に出会えるのは塔ノ岳と丹沢山の間から奥。5時間以上かけてようやく最高峰に立って
会えるのは山小屋の名物偏屈オヤジ。
「へぇ〜、そんなにかかるんだ、でも登ってみたいな。ウサギに会いたいわ。」
丹沢にウサギは居るだろうけど俺は一度も出会ったことは無いな。
「今度行こうよ。」
デカパイのヤツ、登山までヤル気かよ。断わるとまたブスッとされるからねぇ。
初心者向けの大山へ登るのを検討する、ということで昨晩は納得させたけど、俺としてはイヤなんだ。
「一緒にお買物は行ってくれるでしょ。その時に丹沢のガイドブック買いたいから選んでね。」
うわぁぁ、盛り上がってらぁ、どうしよう。
オヤジ、ストーブが勝手に消えたんだよ。俺が消したんじゃないぜ。あそこに冬に泊まった人たちは
わかるよな。
あのオヤジとデカパイを対決させてみたい気もする。

93 :
久々に下町でもウロつくかな、と思って、デカパイに「上野浅草近辺へ行って来る」と告げて出掛け
ようとしたら、「私も行きたい」と言い出した。明日一緒に買物へ行ってやる約束をしたので、今日は
俺一人で出掛けさせてくれるものだと思ってたら違うらしい。
「一人で出掛けるのずるい」と不満そうなので、仕方なく連れて行くことにした。娘に留守番を頼んだら
「外に遊びに行きたいからイヤだ」と今度は娘が文句を言い始めたもんだから、デカパイがかなり強引に
留守番を納得させていた。
上野から浅草までトコトコ歩いたんだけど浅草まで行くと人が多い。混んでるのはイヤだから逃げて、
御徒町駅近くまでノコノコ来ると、「あっ、登山のお店がある!」とデカパイが嬉しそうに指差した。
俺の好きな店ではないけどデカパイが入りたがるから、少しだけ、という条件付きで入った。登山靴とか
大きなザックを眺めて「こんなの履いて歩けないなぁ」「こんなの背負えないわ」と驚いてる。「あなたも
こんなの履いてたの?」「こんな大きいの使ってた?」と聞いてくるが、俺の持ってた装備を以前見せて
やった時に「うわぁっ、臭い」「汚い、いやだぁ」と目を背けてたから、ちゃんと見てなかったんだろう。
「他にも登山の店ある?」と聞いてくるから、秋葉原のあまり好きでない店に少し寄って、小川町にある
好きな店に行こうとしたら神保町近辺が無茶苦茶混んでるのでやめて、地下鉄で高田馬場まで移動して
大好きな店に寄り、さらに新宿でもう一つ好きな店に寄った。ついでに書店で丹沢のガイドブックも買った。
ほとんど登山用具店巡りした感じ。デカパイに一日中振り回されたな。
予定よりかなり遅く帰宅したら娘が不機嫌だ。今夜はデカパイが俺と丹沢の話をやたらとしてくるから、
娘の話し相手になってやれない。娘はますます機嫌が悪くなってる。
明日は娘も連れて買物に行かないとマズいだろう。シロとクロも連れて行くことになるから車の中がやか
ましくなる。イヤだなぁ。
あ〜あ、土日がデカパイと娘のために潰れちまうじゃんか。一人で静かにどこかへ行きたい。
来週こそは。
Tさん、今から楽しませていただきます。ウヒヒヒ。

94 :
「秩父鉄道見たい。」 鉄道に乗りたいとか見たいなどと最近言わなくなってた娘だが、一緒に買物に
連れて行ったら途中でこんなことを言い出した。秩父鉄道の走ってる所までは距離があるので、
「遠いから無理」と断わって、代わりに西武線でも見せてやろうと思ったら、デカパイも「私も秩父の
電車見てみたい、行こ、行こ」と強く頼まれたから、近所への買物の予定を急遽変更して秩父まで
行くことになった。
奥武蔵の山々の間を通るようになるとデカパイがうるさい。「あの山は何山?」「標高何メートル?」
「登りやすい?」「頂上まで何時間ぐらい?」 いちいち答えるのがたいへんだ。大山に登った次は
武川岳とか伊豆ヶ岳あたりに登りたがるんだろうな。
御花畑駅と秩父駅の近くに車を止めて列車が来るのを待ったけど、1時間に1〜2本程度しか走って
ない路線だからわずか4列車見れただけ。立ち寄った店の人の話だと休日はSLが走ってるとのこと
なので、駅で時刻を確認したら俺たちが到着する直前に通り過ぎてしまったようだ。
「あそこでシロがおしっこしてなければ見れたじゃんか」と娘は怒ってる。シロにそんなこと言うのは
かわいそうだ。さらに1時間以上待つと折り返してきたSLが見れるようだが、帰宅が遅くなるので
イヤだ。「SL見たい、見たい」と騒いでるから、「また今度見に来ればイイだろ」と言うと「今日見たい」と
ますます怒る。
「そんな態度とるならもう電車見せてやらないからな!」 デカパイが怒り出した。娘が黙り込んで
車内の雰囲気が一層悪くなった。昼飯用に弁当を買おうと思って娘に「何の弁当がイイ?」と聞くと
「食べたくない。」 帰り道に休憩を兼ねて少し散策しようとしたら「車で待ってる。」 もう最悪。
わざわざ秩父まで行って、雰囲気悪くなって帰ってきた。こんなのイヤだ。来週の土日は絶対に
一人で出掛ける。家族サービスなんてしたくない。
Tさん、今夜楽しませていただくことにしました。ウヒ、ウヒヒヒ。


95 :

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96 :
「うん、楽しくやっとるよ。休みはあの人と一緒に歩いとるわ。」
「今度丹沢へ登山に連れてってもらうんだわ。今ガイドブックで猛勉強しとるところ。あははは。」
「大丈夫、大丈夫。あの人若い頃に山ばかり行っとったから、良く知っとるわ。丹沢は庭同然って
言っとるし。」
「バテんように体力つけんとなぁ。平地とはずいぶん違うらしいから。」
実家との電話でもデカパイは登山の話題一色だ。大山へ連れて行ってやることを検討する、とは
言ったが、連れて行くとは言ってない。体力のない女だから途中でバテられると困る。俺だってもう
ずいぶん長いこと登山をしていないから、チビとは言え40kg以上ある女を背負って山を下るのは
無理だろう。と言って大山なんかで「妻がバテました、助けて!」と救助を求めたら大恥だ。
素直な女ならバテの兆候が見られた段階で「引き返そう」と言えば言うことを聞くだろうけど、
デカパイは変に意地を張るヤツだから何が何でも頂上へ辿り着いてそこでダウンする危険性がある。
平地の20km歩きの時だって意地張って歩き続けてフラフラでゴールインし、直後に足痛を訴えるわ、
帰りの鉄道車内でバイバイハンドのように上体を揺らして爆睡するわ、帰宅したら四つん這いで生活
するわ、でたいへんな状態。平地ならたとえ歩けなくなってもタクシー呼べばなんとか帰れるが、
大山の山頂まではタクシーは来てくれない。救助隊かヘリコプターに来てもらうしかない。
「頂上から街を見ると素晴らしいそうだわ。頂上でお弁当食べるのが楽しみだわ。」
「鹿も居るらしいからおやつでも持って行ってあげようかと思っとる。」
「山から下ったら麓の店で何か食べてくるわ。運動した後やから美味しいだろうな。」
良いばかり考えてんだよなぁ。大山は初心者向けの山だけど、それなりにキツいんだよ。
「疲れて動けんようになったらあの人が負ぶってくれるわ。体力は自信ありそうやから。あははは。」
冗談だよな。そんなこと言ってるうちは連れて行かねぇ。
「負ぶれと言えば負ぶってくれるわ。あの人、私の言うこと何でも聞くから。私の奴隷だわ。あははは。」
反撃に出てきやがったな。そういう態度なら山なんて絶対連れて行かないからね。
一応言っとくけど、鹿に食い物与えちゃダメだぜ。

97 :
夕飯を食って茶を飲んでたら娘が「お父さん、肩叩いてあげる」と言うから、最近では珍しいな、と
思って喜んでると、デカパイが「お前、よしなさいよ」と怖い顔して娘を睨みつけてる。肩を叩いて
くれるんだからいいじゃないか、と思ったが、デカパイは娘をしつこく睨み続けてる。こりゃ何か
あるな、と思ったけど面白そうなので「叩いてけれ」と頼むと、別に何てことないごく普通の叩き方で
トントンと叩き始めた。たまに「グヒュヒュ、グヒュヒュ」と笑うのが気になるが、以前より力がついた
ようでなかなか気持ちが良い。
やがてマガジンラックに突き立ててある棒状の肩叩きを持ってきて叩き出した。ますます気持ちが
良い。と、その時、「ナンミョーホーレンゲーキョー、ナンミョーホーレンゲーキョー」と繰り返しながら
叩き始め、「チィーン」と言ってシロの脳天を叩いた。叩かれて喜ぶバカ犬。また「チィーン」と脳天を
叩かれて尻尾をビュンビュン振って興奮状態。
デカパイがすっ飛んできて「何度やめろと言えばわかるんだ!」と超音波炸裂。俺も「そういうことは
おふざけでもやるな」と叱ったが、娘はシロと追い掛けっこをしながら「チィーン、チィーン。」 バカ犬の
脳天叩き続けたらますますバカになっちまうだろ。今以上にバカになったらどうすんねん。
「やめなさい!」と怒鳴ってようやく沈静化。聞けば学校で覚えて来たいたずらとのこと。男子生徒が
独身中年意地悪先生に「ナンミョー…」とやったらカンカンに怒ったらしい。先生が激怒したんだから
そういういたずらは即やめればいいのに、それを友達同士でやったり、家でやったりしてるんだから
今の子供は恐ろしいな。
「だってシロ喜んでるじゃん。」 シロはバカ犬だからバカな行為大歓迎だ。あまり娘には言いたくない
ことだけど、シロは他の犬に比べてかなり低脳な犬であることを今回改めて説明しておいた。
「シロのパーカ!」 声を掛けられて待ってましたとばかりに娘に飛び付いて喜ぶシロ。娘も喜んで
シロと絡み合ってる。娘もバカなのか。
今日、シロ専務とクロ相談役専用の小型ソファーが届いた。明後日は祝日恒例のシロ&クロ出社日。
低脳専務と居眠り相談役、あのソファーを気に入ってくれるだろうか。
デカパイも出社するんだよね。また女性社員たちとおしゃべりばかりするんだろうな。

98 :
娘が下校してきて自宅に入って行くのが会社の窓越しに見えたと思ったら、デカパイがインタフォンを
鳴らして「美容院行って来るから、家のほうを一応気に掛けておいてね」と伝えてきた。
事前予告無しにデカパイが美容院へ行くことはこれまでほとんど無かった。一度だけ俺とケンカしてる
最中に娘を置いて行ったことがあるくらいで、若い頃から美容院へ行く数日前から殆ど予告をしてた。
以前はデカパイが出掛ける時は俺が会社を休んで留守番せねばならないから事前予告が必須だったわけ
だけど、今は娘が留守番してシロ&クロの面倒を見てくれるようになったから、俺に事前に知らせる
必要もなくなったのだろう。
前回は俺が必死に「止めてくれ」と頼んだにも関わらずパーマをかけやがって、それが原因で数日間に
渡るケンカになってしまった。今回もインタフォンで伝言してきた時に一応「パーマはやめろよ」と
言っといたけど「わかりましたぁ、旦那様」といい加減な返事をしてたから、どうせまたクルクルの
似合わないヘアスタイルにして来るんだろうと諦めてた。
夕方自宅へ戻ると娘とシロだけ迎えに出て来てデカパイが出てこない。「お母さんは?」と娘に聞くと
「御飯作ってる」と言うから、料理の手が離せないのかと思って台所に行くと、老けた少年のような
ヤツが「おかえりなさい」とニコニコしてる。超ショートヘアのデカパイで、「うんと短くしちゃった、
ケヘヘヘ」と笑ってやがるから、「何だ、その頭は?」と聞くと、俺がパーマ頭をイヤがるからカール
してる部分を全部カットしたとか、登山すると髪が邪魔くさいだろうから思い切って短くした、と言う。
いくらなんでも短くしすぎだぜ。女らしさが全然無くなっちゃったじゃんか。
「また伸ばすからしばらく待ちな。」 本当かねぇ。
以前ショートヘアにした時に「ロングだと鬱陶しくて」とか言ってたよな。今回はそれが邪魔くさくて
超ショートヘアだよね。そんなことで本当にロングに戻してくれんの?
妻が歳とともにどんどん変わっていく。わざわざ老けて見える方向を好んで選んでるような気がする。
どうしても尻子とか若い子に気が行っちゃうね。

99 :
今日は祝日だからシロとクロが出社した。一昨日届いた新品のソファーにのせてやったら、はじめは
落ち着かずにグルグル回ってあちこちニオイを嗅いだりしてたが、気に入ってくれたらしく、ずっと体を
くっつけ合って大人しく寝てた。
祝日は客先がほとんど休みなので外出はまず無い。社内はノンビリムードで、雑談しながら書類の
整理やら、次の客先訪問時の書類作成やら、テキトーな打合せやらをしている。いい雰囲気だ。
この前からデカパイも祝日に出社するようになったが、仕事をしてるんだかおしゃべりをしてるんだか
良くわからない。たまにそばへ覗きに行くと「あぁ忙しいわ」とかウソを言って仕事してるフリをする。
まぁ半分は彼女のガス抜きを目的として出社させてるわけだから、大半をおしゃべりで費やして
もらっても別に構わないんだけどね。
昼休みにデカパイが娘の食事の世話で自宅へ一旦戻った時、女社員たちが「奥様、可愛くなりました
ねぇ」と言って来た。頭髪を超ショートカットにしたのが女たちには可愛いと思えるらしい。男社員たちは
「水前寺清子みたい」とか「坊主頭にされたジャガー横田」などとふざけたことを言ってたが、やはり
男どもには不評のようだ。いくら何でもジャガー横田はないだろ。目はちょっと似てるけどな。
終業時刻近く、デカパイに「おい、水前寺清子、何か歌え」と命令したら、「忙しいんだから変なこと言わ
ないでください」と怒ったけど、社員たちから拍手と清子コールが起きてしまい、非常用の懐中電灯を
マイク代わりに持たされて歌う羽目になった。ざまぁみろ。
♪めだかの兄弟が川の中…
手拍子にのって全曲歌った。どうしようもないぜ。ガキみたいな声で歌いやがって。
盛大な拍手をもらって笑顔でペコペコ頭を下げてたが、自宅へ戻ったら俺の背中を思い切りぶっ叩いて
「恥かかせないでよ!」とカンカン。
そんな頭にするのが悪い、と言ってやったらまたブスッとしちまった。あまり喋ってくれない。
今回も髪の件でケンカに突入か?
俺も明日床屋に行って短くしようかと思ってたんだけど、来週に延期したほうが良さそうだな、こりゃ。

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