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2013年06月創作文芸149: ふくわじゅつ (103) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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ふくわじゅつ


1 :2012/11/04 〜 最終レス :2013/04/29
ろんぐろんぐあごー

パパ 「さあ それじゃ移住しようか 」
ララ 「はーい  つぎはどこいくの」
パパ 「とりあえず幌馬車で行こう 」
ララ 「ぼろばしゃでいくの」

遥かなる荒野のその果てに  今日もとどろくわだちの音 野越え山越え幌を連ね  ゆくは我らのワゴン トレイン

       (口笛) フィーッ





2 :
ララ&パーパ キャラ紹介 (実在の人物とは関係ありません)

<ララ>
生年月日不明(推定年齢7歳)東京都葛飾区奥戸出身 縫い包みのため学校には不登校 四人姉妹の二番目 実の親は不明

前頭葉より大脳下垂体で体が動くタイプ 良く言えば直感的 悪く言えば「なにも考えずに手が出る」タイプ
言語中枢が やや未発達なため変な片言を話す時があり ララを嫌う人間達に「キモい」と評価されている
日本酒が好きで 常飲は伏見の京舞妓である
嫌いなものは 酸っぱい物とカラス(烏)
趣味は「一人遊び」で 一人でいる時は部屋の中を「わーい」と叫びながら駆け回っている そのため夜はぐったりしている事が多い

ララから一言 「お店で待ってまーす」

3 :
<パーパ>
生年月日焼け跡派 東京都渋谷区日本赤十字社中央医療センター出身 靴磨きの親方に拾われて 新橋 東京駅前と渡り歩き現在に至る 兄弟は戦没 両親は東京大空襲で行方不明 

前頭葉で動くタイプのため 動き出しにタイムラグがある 本来なら直感の無いタイプなのだが 母親に強い霊力があったため直感も兼ね備え 競馬には無類に強い
未来を予知できる能力が多少有る他 幽霊を見たことが2回有る 内一回は写真に収め 完全な幽霊写真となる(未発表) 本人の知人にUFOの母船と子機の収容を目撃した者があり
「あれにはかなわない」と UFO目撃が現在の目標
アワビと黄桜の一級が好物だったが 一級が無くなったため現在は角の水割りである  阪神タイガースとアラビアン焼きそばのファンでもある
嫌いなものは 生タマゴ
本業はゲージツカであるが それだけでは食べていけないので副業持ちである
趣味は多岐に渡るが 登山が好きなため小、中学校時代は日本ボーイスカウト連盟に所属し南北アルプスに掴まる(のち隊長になる) 並行して中学時代に映画研究会を立ち上げ 
高校時代にも鉄道研究会を立ち上げる 中学時代は柔道部 高校時代は野球部を掛け持つ 
趣味の骨格をなすものは「茶の心」 生涯を通じて肩書き(管理職)が付いた事が一度も無いのが自慢である
座右の銘は 塞翁が馬
尊敬する人物は ダルタニヤン
ララが呼ぶ際に「パーパ」と発音するのは パパとパー(ヴぁか)を掛けてである。


4 :
ララ 「3ヶ月ぶりですずしくなったねー」
パパ 「そうだね 暑い夏だったね こういう時は夏の疲れが出るから気を付けたほうがいいよ 」
ララ 「はーい じゃ今夜は寝ないで遊んでようっと」
パパ 「それちがう 」

5 :
パパ 「そろそろ秋の旅行に行かない?  秋風に吹かれてさぁ 」
ララ 「くちくかんの「あきかぜ」でいくの?」
パパ 「いきなりそう来るかね  DD161の「あきづき」で行くんだよ 」

6 :
ララ 「DD16の1号機で行くんだね」
パパ 「ちがうよ そりわ八ヶ岳走ってる機関車だよ 乗ってくのは自衛艦のDD161だよ 」
ララ 「わーい 新型艦だね 早いし揺れないよね」
パパ 「そうだね 機関はヤンマーディゼル 電動機はマブチ 火器はジャノメ 距離測定器はペトリ 船体は九十九里浜重工製の新鋭艦だよ 」

7 :
ララ 「わーい ごはんたいて おにぎりつくんなきゃね」
パパ 「中身は タコ 魚肉ソーセージ こんにゃく 枝豆 ハーシーのキスチョコ にしてね 」
ララ 「で どこいくの?」
パパ 「それ聞いてなかった とにかく明日は5時に起きて湘南電車に乗ってヨコスカに行かなきゃ 」
ララ 「ご ご ごじ」

8 :
パパ 「おいララ起きなよ5時だよ 」
ララ 「むにゃむにゃ きのう遊びすぎたよー」
パパ 「起きないなら引きずってくよ ズリズリ 」
ララ 「ぎゃー服がむけるよー」
パパ 「さあ東京駅からスカ線の湘南電車の80系だよカッコ良いねー 」

9 :
ララ 「食堂車つれててぇー」
パパ 「ショック動車なら付いてるよ 」

10 :
ララ 「おなかついたよー」
パパ 「横浜に着いたらシューマイ弁当買ってあげるよ 」
ララ 「わーい あれやすくておいしいんだよね ララだいちゅきー」
パパ 「そうだね あの値段であれだけバランスの取れた駅弁は少ないよね 一杯飲んでメシも食える 」
(よこはまー よこはまー)
ララ 「弁当売りいないよ」
パパ 「駅弁は普通「立ち売り商会」と言って 立って売ってるんだけど この駅は座って売ってるから見付けにくいんだよ ほらあそこに居た 」
   「えきべんやさーん シューマイ弁当ふたつと あと酒4つ ララも飲むかい じゃ6つ下さい 」
駅弁売「ありやとやした1090円す」

11 :
ララ 「ああ酒だ酒だ」
パパ 「そんなに飲みたかったのかい こぼさないで飲んでね 」
ララ 「シューマイべんとうの このカジキのにつけがうまいねひっく」
パパ 「そうだね シュウマイはもちろん美味いけど 竹の子の煮付けとか空揚げも美味しいよね 」
ララ 「パーパ もうさけないよちょうだいよ」
パパ 「あっ まずい 鉄道保安官だ 」

12 :
クソスレ、板違い。削除依頼だせよ!

13 :
いや面白いと思うよ。脚本的文芸。

14 :
シェーリフ 「お客さん この子まだ小学生じゃないの?」
パパ 「いえ違います この子は20歳のOLですよ 」
シェーリフ 「じゃ お嬢さん十二支は何ドシ?」
ララ 「ふんどし でぇーす」
シェーリフ「えーっと そんなのないはずだろがっ」
 (パパ 「ララ 時間稼いで考えろ考えろっ 」)
ララ 「じょうだんです ほんとは へびどしでぇーっす」
シェーリフ 「蛇か わかったよ」
パパ 「あれ 行っちゃったよ 何がわかってんのかね? 」
ララ 「ありそうな十二支なんだろね」
パパ 「狸とか狐とか? 」
ララ 「猫ドシとか」

15 :
ララ 「パーパ あたちなんかきもちわるくなってきたよ ゲーッ」
パパ 「昼間っからガブガブ酒飲むからだよ ほら、これを食べなさい 」
ララ 「なぁにこれ」
パパ 「梅干しだよ ほら食べなさい 」
ララ 「ぺっ」
パパ 「吐き出すんじゃないの 高いんだからっ 」
ララ 「こんなもんくったら よけいきみちわるくなっちゃうよ」
パパ 「あ ヨコスカに着いた さぁ降りよう 」
ララ 「おいてかないでよ げーっ」

16 :
パパ 「ほら ここが海上自衛隊横須賀駐屯地だよ あのー 予約しておいたララ&パーパですが 」


17 :
ララ 「今夜はどこに泊まるの えー これもくぞうにかいだてのへいいんしゅくしゃだよ」
パパ 「そりゃそうだよ ここは軍隊なんだから さあ二段べっとの上と下どっちが良いの 」
ララ 「あたち 上がいい」
パパ 「じゃ おやすみ あしたは早いよ 」
ララ 「パーパ のみたりないよ」
パパ 「おばかだね 基地内ではお酒は売ってないの 」
ララ 「魚雷は売ってるのに 酒は売ってないの?」
パパ 「そうだよ 魚雷は発射してもいいけど 酒は飲んじゃだめな場所なの 」


18 :
パパ 「あ 起床放送だ あーあ 朝五時起床だもんね ふぁ〜 あれ?顔の上に雨がふってるよ こらぁララ 寝小便すんじゃねーよ 」
ララ 「ひぇぇっ  あたちなんてはじかちいことしちゃったのかしら パーパのお顔にせいすいなんて」
パパ 「ぺっぺっ 」

19 :
ララ 「パーパ カレーの匂いがしてきたよ」
パパ 「海軍カレーの匂いだよ 日本のカレーは明治初期のヨコスカの海軍基地から始まったんだよ さあ元祖ジャパニーズカレーを食べに行こう 」

20 :
ララ 「厨房さんも コワモテだね」
パパ 「そりゃそうさ あの人たちも兵隊さんなんだからね 人の一人や二人やることなんて簡単さ… 」

21 :
ララ 「パーパ プラスチックの食器だね」
パパ 「そうだよ 手抜きしてんじゃなくて いざ有事の時に割れて怪我の元にならないようにプラスチックなんだよ 」

22 :
ララ 「うわぁー このカレー薄くて しゃばしゃばしててご飯の下にしずんでくよー」
パパ 「それが本格的なカレーなんだよ 良い匂いがするでしょ 」
ララ 「なんかフツーのカレーよりツンツンしたこうしんりょうのにおいがするね  あっ おいちいっ」
パパ 「やっぱし おいしいね 本場海上自衛隊横須賀基地の海軍カレーは 」
ララ 「でも 具がすこしっきゃはいってないよ たまねぎとブタのあぶらみだけの」
パパ 「ここは軍隊なんだから がまんしなさい これから乗艦だよ 」

23 :
ララ 「ぎぇーっ パーパこれってトラックの荷台でしょ」
パパ 「まぁそうだね 荷台っていうか兵員輸送車ってやつだよ いざって時に大砲も積めるように車輪のバネを強くしてあるから ふつうのトラックより揺れるよ 」
ララ 「ぎゃぁー はねとばされるよ パパ たちけて」
パパ 「しっかりパパの腕に掴まってなさい あれ どっかいっちゃった 」
ララ 「ぎゃぁおちるよーっ」
パパ 「パパの手につかまって上ってきなさい 」
ララ 「ひぇぇ しぬかとおもった」
パパ 「兵員輸送車の一番後ろの席は地獄なんだよ ま、地雷踏んだ時は一番早く逃げられるけど 」

24 :
ララ 「やっと岸壁についたね」
パパ 「ほら オバサンが立ってるよ 」
ララ 「がんぺきのははでしょ 」

25 :
パパ 「ほらこれが DD161あきずき だよ。 去年 ミサイルも装備したんだ」
ララ 「ふぅーん けっこうかっこいいね」
パパ 「帝国海軍と同じように いまでも海自の戦艦はヨコスカと西とで同型艦を二隻作る伝統が残ってるんだよ これの姉妹艦は西で造られた「てるづき」っていうんだ 」
ララ 「パパこれおもそろいね このそーがんきょうみながらうごかすと みさいるのらんちゃーもいっしょにうごくね」
パパ 「それが最新の射撃システムなんだよね 右上のボタンは押しちゃだめだよ 」
ララ 「え もうおしちゃったよ」
パパ 「なんだってぇー おまえその双眼鏡で何見てたっ 」
ララ 「あそこのがんぺきで おさかなつってるおぢさん」
パパ 「もうだめだ 」
   (ドゴーンッ)

26 :
パパ 「おまえのおかげで ずいぶん怒られちゃったじゃないか さいわい釣りしてたオヂサンがハゲだったから怪我が無くてすんだけどさ 」
ララ 「ハゲだと怪我が無いの?」
パパ 「けがねぇー だろ 」
ララ 「コテンらくごだね」
パパ 「知ってたらきくな 艦長殿 このガキンチョを隔離してください 」
艦長 「あい わかった てかお嬢ちゃん今何かした?」
ララ 「このぼたんをおしたの」
艦長 「わーっ そりわ魚雷発射ボタンだ」
パパ 「あいてて 胃が痛い 」
艦橋 「3発命中 南極観測船フジ 轟沈っ」
ララ 「にーげちゃおっと」
パパ 「ばか もう拘束されちゃってるよ 」
ララ 「こんやは この艦におとまりなの?」
パパ 「そーともいう 」

27 :
ララ 「あれ 拘束されてても ごはんはうまいね エビフリャーっ 」
パパ 「海自は陸のメシはまずくても艦のメシは結構贅沢なんだよ そうでなきゃすぐ反乱が起きるから 」
ララ 「あー ひさしぶりに まともなメシくったー」
パパ 「まったく ずーっと海軍カレーばっかしだったからねぇ 」
ララ 「パーパの旅って苦労ばっかし」
パパ 「なに言ってんだ お前さえ奇行しなきゃ平穏な旅なのに 」

28 :
一年後…
パパ 「ララちゃんこっちだよ 」
ララ 「わーんパーパ じゅうえいそうつらかったよー」
パパ 「そりゃしかたないよ 味方の船を撃沈しちゃったんだから あれ ほっぺに黒いシミがたくさん着いてるよ 」
ララ 「まいにちまいにち ちゅーぼーでエビフリャーとトンカツ揚げるのてつだわされてたの」
パパ 「護衛艦の夕食の定番だからね さあ帰ろうね 」

29 :
ララ 「ここ くるときあるいたっけ?」
パパ 「歩いたよ ドブ板通りだよ 戦前は海軍さん御用達の「尺婦(ヘラチオの女)」つまり ピンサロだのの風俗通りだったんだよね 」

30 :
ララ 「ああ しゃばはいいなあ」
パパ 「そういや お前なんだか体から香辛料の匂いが発散してるぞ 」
ララ 「だってぇー まいにちまいにちたいやきどころかカレーばっかしくわされてたんだもん」
パパ 「ほら ヨコスカ駅だよ 懐かしいだろ 」
ララ 「やっと おうちに帰れるんだね」

31 :
パパ 「はいお酒 」
ララ 「わーい だいこうぶつのきょうまいこだー」
パパ 「ほらほら シューマイ弁当も買ってきたよ 」

   (2番線より東京行発射しまーす)

ララ 「発車じゃないの」
パパ 「ヨコスカ駅では発射というんだよ 」

  がったんごっとん がったんごっとん


32 :
ララ 「うぃ ひるまの酒はきくね ましてひさしぶりなら なおきくね ところでパーパ すとりっぷってなぁに」
パパ 「どこでそんな言葉聞いてきたの 」

33 :
ララ 「艦内でへいたいさんたちが「こんどの休暇はストリップ観にいこうぜ」とかはなしてたから」
パパ 「ふぅーん じゃこれから九条OS劇場にでもストリップ観にいこうか 」
ララ 「どこにあるの それ」
パパ 「大阪だよ 新幹線で行けばすぐだよ 」
ララ 「わーい りょこうだりょこうだ うぃ」

34 :
パパ 「日本はすぐ乗れる新幹線があるから便利だね おフランスと違って 」
日食 「ビールにジュース お弁当はいかがですか」
パパ 「ほら来た 外国ではお目に掛かれない世界一美しくて気だての良い日本食堂のお姉さんだよ(注1)」
ララ 「ねぇちゃん ビールちょうだい うぃ」
(注1) 車内販売好感度 東海道新幹線の姉ちゃんが1位  2位は意外にもJR北海道の姉ちゃん(青函路線を除く) 最下位はJR関西の婆さん(つか ヤリテババァ)

35 :
パパ 「ごめんなさい この子よっぱらってルンです  こら 日食のねえちゃんのスカート引っ張るんじゃないよ 」
ララ 「すかーとぐらいひっぱたっていいでそ へるもんじゃあんめーし ひっく」

36 :
カレチ「お疲れ様でした あと5分ほどで ナゴヤに到着です」
パパ 「もうすぐナゴヤだよ 100系の新幹線は窓が広くて眺めがいいでしょ ほら右にカントして今度は左にカント まるでオルリ空港に着陸する時みたいにロマンチックな場面だろ 」
ララ 「わーい ひこうきにのってるみたいにななめになるね  ナゴヤってろまんちっくなの?」
パパ 「それは知らないけど 朝新幹線に乗って東京のソープランドでお仕事して 最終の新幹線でナゴヤに帰る人が結構多いんだって聞いたよ 」
ララ 「おしごと できるひとなのかね」
パパ 「よく知らないけど 性格は?だけど 仕事はできる人が多いって聞くよ 」
ララ 「パーパったら」

37 :
パパ 「いいからお前はナゴヤで買った 駅弁ういろう弁当でも食べてなさい」
ララ 「あつあつのごはんのうえに ういろうが6切れのってる  うげぇー くへないよ」
パパ 「たしかに こんなに甘い駅弁初めてだ にっちゃにっちゃ 」
ララ 「げーっ」

38 :
最後まで完走しろよ

39 :
パパ 「ナゴヤ人は甘いのが好きなんだろうね ミソカツとかさ 」
ララ 「おだのぶながも あまとうだったの?」
パパ 「甘口の酒しか飲まなかったらしいね 」
ララ 「あまいものばっかりたべると ヴぁかになるってきいたけど」
パパ 「それは一理あるね 当分は脳神経を緩和するからね 」
ララ 「じゃ なごやじんは みんなヴぁかなんだね」
パパ 「しらない 」

40 :
パパ 「そろそろ大阪だよ 起きなさい 」
ララ 「うぐー ぐーぐー」
パパ 「置いてっちゃうよ バイバイ」
ララ 「ひげーっ おいてくなひとでなしーっ」
パパ 「なんだ 起きてんじゃないか あらら階段で転んで下まで落ちてっちゃたよ 」
ララ 「寝ぼけてんだよ いてて」

41 :
パパ 「環状線もいいけど めんどくさいからタクシーで行こうね 」
ララ 「わーい これがおおさかのまちかー うんちゃん としいくつ」
運チャン「るせーな このガキっ」
パパ 「すみませんね ララちゃん余計な事聞いちゃダメだよ  さあ着いた降りよう 」

42 :
ララ 「アーケードがあって ずいぶんお店がでているまちだね」
パパ 「ここを右に曲がって あそこを左に曲がってすぐのところだよ 「すみません大人一人と子供一人」 」
    パーパカパッパッパー ドンチャカドンチャカ
ララ 「ぎゃー これがすとりっぷってやつなの おねいちゃんいいからだしてるー」
パパ 「ほらほら 大阪の男はスケベだろ 眼が点になって見る目が必死だ 」
ララ 「マン員だね」
パパ 「大阪の男性はストリップが大好物なんだよ 」

43 :
ララ 「パーパ うしろにある小部屋にいるかわゆい女の子はなんなの」
パパ 「あれはね いくらか払うとお口で何かしてくれる人たちなんだよ 」
ララ 「へぇー かわいいねぇ 踊ってるひとよりかわいいんじゃない」
パパ 「しーっ 踊ってる人に聞こえるよ 関西のストリッパーは気の荒いのもいるから静かにしてなさい 」
ララ 「パーパ たんばりん鳴らしてる男がいるよ」
パパ 「あれはヴぁかだよ 」

44 :
岡本 「パーパ ひさしぶりですね」
パパ 「あれっ 偶然ですねえ お懐かしい 」
ララ 「いまのハゲのおじさんだあれ」
パパ 「あれは オッカケやってるオジサンで面白い人だよ 双子の兄の方で弟さんもそっくりで区別がつかない ハゲかたも全く同じなんだ 人類の神秘だねぇ 」
ララ 「へぇー すとりっぷよりおもしろいね」

45 :
パパ 「あー面白かったね よかったね さあお腹が空いたから何か食べに行こうね ここのソバ屋に入ろうか 」
オバチャン「いらっしゃい なんにします」
パパ 「とりあえずお酒癇で2本と板ワサね 」
オバチャン「なんでっか イタワサ?」
他の客「そら関東でカマボコのこっちゃで」
ララ 「へぇー つうじないんだね  あたち生姜焼き定食+ミニうどん+ミニ天丼セットがいい」
パパ 「食べきれるのかい おおさかのはボリュームがあるよ 」
ララ 「うわーいきた おいしそうだねー すごいぼりゅーむ はぐはぐ こっこれで850円なの?」
パパ 「大阪は地価が安いから鮮魚関係以外は物価が安いんだね 」

46 :
ララ 「うーくったくった げっぷ 大阪にすんでたらカネのこるね」
パパ 「いや 東京に本社が有る会社で大阪支店勤務の場合はね 」
ララ 「なーんで」
パパ 「給料の重みが違うからさ 」
ララ 「おおさかのほうが じゅうりょくがつよいのか」

47 :
ララ 「それにしても さっきの劇場のうしろのおへやにいたミニのウェディングドレスきたおねいさんかわいかったね」
パパ 「そうだね 右後ろと左後ろと二人いたね 左後ろの子の方が気だてが良さそうだったけど スタイルとルックスは右後ろの子かなぁ 」
ララ 「おへやのまえにカーテンがあったけど あれなんなの」
パパ 「あれはね お客が付くと閉めて 中でサービスが始まるんだよ おさわりだけなら千円 下も脱ぐと二千円 ゴムヘラ付だと四千円 らしいよ 」
ララ 「へー そうなんだ あたちもやとってもらえるかな」
パパ 「お前じゃむり 」

48 :
パパ 「さあ なーんか昼間っから酒飲んだら なんかポカポカしてきたな 」
ララ 「いいようきだね ぎゃあパーパ あたちをでんしんばしらにしばりつけて どうすんの」
パパ 「だれかに盗まれないようにさ ちょっとここで待っててね すぐ帰るから 」
ララ 「わーん ひとでなし」

49 :
パパ 「あー けっこう良かったな 子猫のような綺麗なオマ○コだった 」
ララ 「パーパ はやくなわほどいてよ どこいってたの」
パパ 「さっきの女の子のとこだよ 」
ララ 「どうだった どうだった どうだった」
パパ 「べつに… ほら おわびに酒買ってきてやったよ 」
ララ 「わーいさけださけだ グビグビ うぃ  ほんとひどいめにあったよ いぬがよってきてしょーべんひっかけるしさあ」
パパ 「いやいやごめんね さあつぎはどこ行こうか 」

50 :
ララ 「パーパ タコやきたべたい」
パパ 「じゃ六甲山行こうか 」
ララ 「え なんでぇー おおさかめいぶつなのに ひょうごけんなの」
パパ 「阪神タイガースはOSAKAって書いてあるけどフランチャイズは兵庫県でしょ 」
ララ 「あ そうかー」

51 :
パパ 「バスで頂上までいこうね  ろーこーおろーしに さあそーおおとー そーてんもーゆるー にーちーりーんんのー 遠井ーっ 」
ララ 「すごい わいんでぃんぐろーどでのぼっていくんだね」
パパ 「よく道路の端の草むらを見ててごらん 六甲山には野生の狸が沢山いるんだよ 」
ララ 「あーっ いたいた 目にクマのはいったデブがはしってく」
パパ 「あれは人だよ さあ頂上に着いたよ ほら屋台があるだろ おぢさんタコヤキふたつくれへんか 」

52 :
パパ 「有名な 六甲山からの100オマンドルの夜景を見ながら さあこの本場のタコヤキを食べようよ 」
ララ 「ぎゃー きれいだー まるでほしくずのようなあかりだねー たこやきも関東のとぜんぜんちがう とろりとしてておいしいね」
パパ 「そうだろ 夜景も香港より凄いとおもう夜  ほら ずーっと遠くの山の向こうに見える無数の光は あれは京都の灯りだよ 」
ララ 「じゃあ ひょうご おおさか きょうとの夜景がぜんぶみえるの」
パパ 「そうだよ 」
ララ 「じゃ おかやまとかひろしまのは なんでみえないの」
パパ 「そっちの人はケチだから 夜は電燈を点けないで日没と同時に早く寝ちゃうから 夜景自体が無いのよ 」
ララ 「ぶらっくほーるってやつだ 」

53 :
タコ焼き屋台の旦那 「お嬢ちゃん こっからは兵庫大阪京都の火事が全部見えまっせ 多い日で一晩6〜7件見えまんがな そこの望遠鏡で見てみなはれ」
ララ 「あれ なにもみえないよ まっくらだよ」

54 :
パパ 「100円入れないと見えないんだよ 商売上手やな あのタコ焼き屋のおっちゃん  チャリン 」
ララ 「あ おかねいれたらみえたよ あーすごい ほんとに あちこちで火事がおきて火があがってる」
パパ 「ほんとだ あのオヤヂが言ってた通り 一つ 二つ 三つ 三か所で結構凄い火事になってるね 一つは大阪の火事のようだ 火の粉が上がってる 」
ララ 「カメもって走ってるおぢさんがみえるよ」
パパ 「そりゃ 蕎麦屋だろ 」
ララ 「しょるいもって走ってるおぢさんがみえるよ」
パパ 「そりゃ 不動産屋だろ 」
ララ 「タコもって走ってるおぢさんがみえるよ」
パパ 「そりゃ タコ料理の店じゃないかな タコだけは焼いても美味くないからな 」

55 :
パパ 「なんか気持ち悪くなってきたね 」
ララ 「たにんのふこうをぼうえんきょうでみるなんて いいきしないね」
パパ 「ほんとだね もう止めよう  やっぱり自分の眼で直に見る夜景の方が素敵だなあ 」
ララ 「よのなか あんまりこまかくみえないほうが きれいでいいやね」
パパ 「ほんまや つか あのタコ焼き屋台のおっちゃん 不幸なんやろね… 」

56 :
ララ 「わーい」  (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
               (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
                       (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
              (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
      (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
                (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
                    (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)  「わーい」 
 

57 :
パパ 「さあ次はどこへ行こうか 」
ララ 「連絡船にのろうよ うこうれんらくせん」
パパ 「コッターショアライン スローアヘッドーツーエンジン 」
ララ 「はーるばるきたぜはこだけー 」
     ( ボーッ )
パパ 「ほら見えてきたよ あれが四国だよ 」
ララ 「あれが遅刻かー」
パパ 「ちがうよ 」

58 :
ララ 「げー」
パパ 「宇高ライン位で酔うなよ 」
ララ 「鳴門見てたらよっちゃたの げー 」
パパ 「お前 ラーメン喰ってても酔うのか 」

59 :
ララ 「目が廻るんだよ げーっ」
パパ 「ごめんごめん お前 酸っぱい物が嫌いだったよな 酸っぱい物が嫌いな者は船酔いしやすいんだってな 」
ララ 「すっぱいものきらいだと めがまわりやすいの」
パパ 「酸っぱいもの好きだと妊娠しやすいのは知ってるけどね 」

60 :
パパ 「ほら着いたよ高松だよ 」
ララ 「よいつづけて めがまわってるよ」
パパ 「酒飲まなかったから酔ったんだよ 」
ララ 「パーパ このたかまつえきってうえのえきににてるね」
パパ 「そうだね 終着駅ってやつだね 線路が行き止まりになってるやつね 」
ララ 「パーパにいつか つれてってもらったパリえきもこんなかんじだったよね」
パパ 「いやな旅だったけど思いだすねW 」

61 :
ララ 「あのきれいな みかんいろの機関車がたくさんいるけど あれはなぁに」
パパ 「あれはDF50っていう電気式ディーゼル機関車だよ 」
ララ 「でんきしきってなぁに」
パパ 「つまり ディーゼルエンジンで発電機を回して その電気でモーターを回して走る方式だよ 」
ララ 「へー つまり でぃーぜるデンキきかんしゃだ」
パパ 「そうともいうけど 自家発電電気機関車が正解かなー」

62 :
パパ 「さあ そのDF50の引っ張る各駅停車に乗ろうか 」
ララ 「おとがうるさいね」
パパ 「うるさいよ これは 運転する人が聴覚障害になるほどエンジンの音がうるさくて 後で防音壁を設けた位だからね 」
ララ 「あ はっしゃした あいかわらず ガーって すごいおとだね」
パパ 「これは500番台と言って 高出力のマン社のエンジンだから音質が違うんだよ 」
ララ 「どういうふうに ちがうの」
パパ 「もうひとつ ズルツァー社のエンジンを使ったやつがあるんだけど それは「ズルルルーッ」って音がするんだよ 」
ララ 「それで ズルルルー社っていうんだ」
パパ 「そうともいう 」
ララ 「そばくってるみたい」

63 :
ララ 「たかまつえきをはっしゃしたね パーパ あれはなぁに」
パパ 「あれはキハ58っていう急行型気動車だよ 」
ララ 「きどうしゃって なぁに」
パパ 「ディーゼルカーの意味だよ 」
ララ 「でぃーぜるかーと でぃーぜるきかんしゃって どうちがうの」
パパ 「自分でお客を乗せるのがディーゼルカー 自分ではお客を乗せないのがディーゼル機関車 」
ララ 「きかんしゃって へつらわないんだね」

64 :
パパ 「そうだね オレについ来い ってかんじかな 」
ララ 「わぁすてき 真間の大松かんとくってかんじ」
パパ 「よくわかんない 」
ララ 「おかみがびじんのみせだよ」

65 :
ララ 「みぎのあっちにたくさんクレーンが見えるよ あれなぁに」
パパ 「本州と四国を結ぶ橋を造っているんだよ 構想40年かなー 」
ララ 「橋ができたら れんらくせんなくなっちゃうの」
パパ 「そうだね 連絡船には 悲劇が必ず一つあるからね… 南無ー 」
ララ 「なむー」

66 :
パパ 「さあ多度津に着いたよ乗換だ 」
ララ 「うひゃあ こんないなかのえきなのに地下かいだんなんだね」
パパ 「これから予讃本線から土讃線へ乗換だよ その前に機関区に表敬訪問してこうか 」

67 :
ララ 「あれ 卓球やってるよ」
パパ 「レクリェーションってやつだろ 機関区の人達だよ 」
ララ 「あっ あっちのいえに さっきとおなじ機関車がたくさんいるよ」
パパ 「あれは 家じゃなくって機関庫っていうんだよ あれっ お召機関車のもいるね 」
ララ 「おめしって」
パパ 「うちの親戚が乗ってる列車だよ 」

68 :
ララ 「ここのきかんこってずいぶん ほったて小屋なんだね まるで乞食小屋のようだね」
パパ 「そこが そこが良いんだよ 庵を結んで成り立ってるところがさ 」
ララ 「いおりってなあに」
パパ 「戦乱の世に 京の俳人が世を憂んで廃人となり 自然の木と草を編んだ粗末な家に住んだ その家を庵(あん)と呼ぶんだよ 」

69 :
ララ 「あーん」

70 :
くだらん

71 :
ララ 「じゃ きそばのみせでよくある あんってのはどういういみなの」
パパ 「俳句の文化で呼ばれた後 それに準じて蕎麦文化でも 「質素」に人をお迎えする処 という意味で「庵」を付ける店ができたんだよね 」
ララ 「じゃ 豪華にくわせる蕎麦やはなんていうの」
パパ 「それはゴージャス蕎麦屋というんだよ 」
ララ 「なりほど 姉妹でやってるみせか」
パパ 「低カロリーの蕎麦喰ってあんなに胸大きくなんねーよ あれは 誰かに揉まれてる 」
ララ 「もみもみ」
パパ 「ほら もみもみ 」
ララ 「あーん」
パパ 「さあ寝よう 」

72 :
ララ 「わーい」  (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
               (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
                       (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
              (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
      (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
                (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)
                    (ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ ドタ)  「わーい」 
 

73 :
つまんないね

74 :
いや面白い。続編マダー

75 :
 
     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
     |   私は安全運転をしています  |
     |                     |
     |                     |
     |         ララパパ        |
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 

76 :
ララ 「そろそろ忘年会のしーずんだねー」
パパ 「そうだね 今年もドン底景気だし好調なのは鹿島建設製薬会社医療関係くらいなもんだろうね 」
ララ 「ところでパーパ 今年のあたちの越冬ランジェリーかってよ」
パパ 「わかったよ これからイトーヨーカドーにでも行ってくるよ ひっく 」
ララ 「なるべく たかいのねー」

77 :
ニャ 「デンキもうふはアッタカイにゃ」
ニャ 「ヌクヌクだにゃ」
ニャ 「ア なんか ドッキンしてきたにゃ」

ニャ  (ピーーーーー  心肺停止)

78 :
ニャ妻 「ドウしても モッテいってもらえませんかにゃ」
ニャ救急車 「シンでるもんは モッテいけませんにゃ」
ニャ妻 「んじゃ このニャ氏体 ドウするんにゃ」
ニャ救急車 「ニャんこセレモニーに電話するんにゃ たいてい4444番だから」
ニャ妻 「プーッ プーッ プーッ  (ハイ ニャんこ葬祭ですニャん)  ほんとだつうじたニャ」

79 :
多度津から先どうしたんだ。

80 :
ララ 「パーパ 四国の海はきれいだね」
パパ 「そうだね やっぱ太平洋だね 」
ララ 「パーパ あそこに かつおのりあいって かいてあるのはなあに」
パパ 「つまり 高知ならではの カツオ釣りの乗合船の事だよ 」
ララ 「のりたーい」

81 :
パパ 「そんなにせがまれちゃ かなわないな もしもしオヤジさん一船チャーターしてもらえますか 」
親父 「はいはいっ フナショク付ですか?」
パパ 「それで頼みます お酒もね 」
ララ 「パーパ ふなしょくって なあに」
パパ 「釣りをしながら 船の上で一杯やってメシを喰う道楽の事だよ 」
ララ 「わーい あたちそれだいちゅきー」

82 :
親父 「だんな カツオまだですねー」
パパ 「いやいや 気にすんなよ 親父も一杯いかが 」
親父 「だめだめ そんなことしたら 船舶免許無くなっちゃいますよ」

83 :
ララ 「あーっ パーパ なんかつれてるっ」
親父 「こりゃ大物ですぜ」
パパ 「ララちゃん 無理に引き上げちゃだめだよ 相手の体力の消耗を待って引き上げるんだ 」
ララ 「あー なんか 変なのが揚がってきたー」
カツオ「姉さんひどいよー」
ララ 「あー サザエんとこのカツオだー」
パパ 「これじゃ喰えない 」

84 :
じつにくだらん

85 :
続編まだか

86 :
ララちゃんてなあに。

87 :
壮大なRー小僧がいるようだな

88 :
ララ 「パーパ 四国でおいしいものってなあに」
パパ 「特に無いな 」
ララ 「讃岐うどんは」
パパ 「岡山の讃岐うどんの方がおいしかった 」
ララ 「おんなは」
パパ 「女は岡山も四国も両方美味かったよ どっちも良いね あと広島とか九州も美味い 関東は不味いなー 」

89 :
パパ 「さあ帰ろうか 」
ララ 「パーパ ここのへんなせんろはなあに」
パパ 「これはスイッチバックっていって急こう配を登るために作られてるんだよ 」
ララ 「わぁーい むこうから おれんじいろのきかんしゃがはしってきたよ」
パパ 「さあ もう乗ろうか 置いてかれたら餓死しちゃう坪尻無人駅だからね 」
ララ 「もうまっくらだねー これからどこにおとまりするの」
パパ 「金毘羅で民宿探すしかないな 」
   (こんぴらー こんぴらー)

90 :
ララ 「パーパ まだ7時だってのに人がいないよー」
パパ 「今夜は野宿だな 」
ララ 「のはらのむこうに燈がみえるよ」

91 :
パパ 「けっこう大きな家だな イガグリ頭の小学生が居間で本読んでるぞ  すみません この辺に宿はありませんか 」
少年 「はい この先の右側に民宿がありますっ」
パパ 「どうもありがとう 」
   「ずいぶんしっかりした返事をする子供だね立派だ これが東京の少年なら「おじちゃんいい写真ありますぜうへへ」とか言いそうだが 」
ララ 「坂をくだるんだね」
パパ 「ここだね 二階の窓から御爺さんが見えるよ 」 「すみません今夜泊めてもらえませんか素泊まりで 」

92 :
爺さん「え? 泊まるの素泊まりで 大丈夫ですよ」
パパ 「おいくらですか 」
爺さん「おーい 素泊まりで いくらだーっ 」
   「4000円ですけど」
パパ 「(そりゃ高いがな) あのー もすこし安くなりませんかー 」

93 :
爺さん「おーい もう少し 安くならないかって言ってるぞー」
   「2000円ですけど」
パパ 「どうも じゃお願いします 」
ララ 「わーいパーパ のじゅくしてやけんにくわれずにすんだね」
婆さん「娘が入った後ですけどお風呂もどうぞ」

94 :
パパ 「ああ良い湯だね あれおまえ何してんの 」
ララ 「あたちヌイグルミだからういちゃってはいれないんだよー」
パパ 「なんだそうか じゃ足首に重り付けてあげるよ 」
ララ 「わーい おふろにはいれたよー」 ゆーらり ゆーらり
パパ 「まるでブイだな 今度のフォトコンはこれで行こう 」
ララ 「パーパ あたちなんだかへんだよ」
パパ 「あっ沈んできた 」 「中身に湯が浸み込んできたんだ 」
ララ 「ぎゃーっ ぶくぶく いきができないよー」
パパ 「まるで高野豆腐だなあ 」 「あれ この陰毛はなんだ 」 「そうか娘のだ しゃぶしゃぶ 」

95 :
いやらしいぞ

96 :
つづきはまだなの?

97 :
パパ 「ほらこれが DD161あきずき だよ。 去年 ミサイルも装備したんだ」
ララ 「ふぅーん けっこうかっこいいね」
パパ 「帝国海軍と同じように いまでも海自の戦艦はヨコスカと西とで同型艦を二隻作る伝統が残ってるんだよ これの姉妹艦は西で造られた「てるづき」っていうんだ 」
ララ 「パパこれおもそろいね このそーがんきょうみながらうごかすと みさいるのらんちゃーもいっしょにうごくね」
パパ 「それが最新の射撃システムなんだよね 右上のボタンは押しちゃだめだよ 」
ララ 「え もうおしちゃったよ」
パパ 「なんだってぇー おまえその双眼鏡で何見てたっ 」
ララ 「あそこのがんぺきで おさかなつってるおぢさん」
パパ 「もうだめだ 」
   (ドゴーンッ)

98 :
ララ 「それにしても さっきの劇場のうしろのおへやにいたミニのウェディングドレスきたおねいさんかわいかったね」
パパ 「そうだね 右後ろと左後ろと二人いたね 左後ろの子の方が気だてが良さそうだったけど スタイルとルックスは右後ろの子かなぁ 」
ララ 「おへやのまえにカーテンがあったけど あれなんなの」
パパ 「あれはね お客が付くと閉めて 中でサービスが始まるんだよ おさわりだけなら千円 下も脱ぐと二千円 ゴムヘラ付だと四千円 らしいよ 」
ララ 「へー そうなんだ あたちもやとってもらえるかな」
パパ 「お前じゃむり 」

99 :
パパ 「バスで頂上までいこうね  ろーこーおろーしに さあそーおおとー そーてんもーゆるー にーちーりーんんのー 遠井ーっ 」
ララ 「すごい わいんでぃんぐろーどでのぼっていくんだね」
パパ 「よく道路の端の草むらを見ててごらん 六甲山には野生の狸が沢山いるんだよ 」
ララ 「あーっ いたいた 目にクマのはいったデブがはしってく」
パパ 「あれは人だよ さあ頂上に着いたよ ほら屋台があるだろ おぢさんタコヤキふたつくれへんか 」

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