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2012年6月食べ物375: たったひとりの学食決戦 貧乏vs金持ち (469)
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たったひとりの学食決戦 貧乏vs金持ち
- 1 :10/08/22 〜 最終レス :12/05/14
- はじめてスレ立ててみたから至らない点は多いと思うが誤字脱字等はスルーして欲しい
なんか別のスレで給食の話題が上がってたので唐突に思い出した過去を記憶を辿って書いてみる
もう10年以上も前の話・・・
当時のオレは高校2年生
中学までは給食だったんだが
皆ご存知の様に高校に入って学食売り場(食堂)ってとこで
食い物を購入するようになった
まあパンとか飲み物、おにぎりなんかが売っているんだがモチロン定食なんかもあって
今回はこの定食が問題になるんだけど
- 2 :
- 『人見知りはあまりしない』が『人目は気にするタイプ』だったオレは(全校集会とかかなり苦手)
まだ高1の頃は知らない人間が大勢いる中で定食を食うっていう行為が苦手だったから
普通にパンとかおにぎり買って教室とかで食ってたんだけど
(時々コンビニとかで買って持っていったりもしていた)
高2になって友達に誘われて初めて食堂で定食を食う事になったんだ
- 3 :
- 定食のメニューは
・Aランチセット・・・800円
・Bランチセット・・・600円
・Cランチセット・・・400円
て感じだった
まあみんなA定とかC定とか呼んでたわけなんだけど
金が無いオレはモチロン400円のC定食を頼んだんだ
友達もC定食。
テキトーに空いてる席を見つけて座り、友達と他愛もない話をしながら食ってたんだけど
- 4 :
- 一番安いC定食でも、いつもパンとかおにぎり食ってたオレからすると
やっぱ定食って腹は満たされるし正直美味いと思ったのは覚えてる
(さすがにこの時のメニューはなんだったかは忘れたが)
それにパンとかおにぎりで300円消費するよりも
ご飯と味噌汁におかずも付いて400円ってほうが割りがいいなとも思ったし
- 5 :
- モチロン周りに大勢いるってのは苦手だが通えば気にしなくなるだろうと思ったオレは
次の日も食堂へ行こうと思って昨日一緒に行った友達を誘ってみたが、
「今日は飯買ってきたからパス」と言われて仕方なく一人で行ってみることにした
最初は一人でいくのは勇気いるな・・・と戸惑ったが(友達は少なかった)
先日は食堂で一人で食っていた人もちらほらいたし気にしないでいこうと思った
- 6 :
- 話は変わるけど、当時毎朝親父から飯代ってことで500円渡されてた(テーブルに置いてあった)んだ
んでいつもその500円は使い切っちゃうから
毎日頼める定食はC定食一択だったわけだ
まあ時々朝に金が置いてない時とかもあって
その時は絶望と同時に怒りも込み上げてきたわけだが
置き忘れなのか親父も金が無かったのか、そういう時は飯を食わずに我慢した日も結構あった
- 7 :
- 最近引越しで不動産屋に親父の収入証明が欲しいって言われたときがあって
その時に見たら親父の年収180万くらいだった(※親父の仕事は当時から変わっていない)
今考えれば、ボロアパートの家賃だとか光熱費とかの生活費から捻出して
オレの毎日の飯代を出してくれてたんだから文句は言えないよな
- 8 :
- ここまで読んでもらえれば分かる様にオレの家は貧乏だったし
おまけに母親もいなかったから弁当も作ってもらえなかった
親父も弁当を作ってくれるようなタイプじゃなかったけど
それより何よりもガスがずっと止められてて電気コンロ使ってたっけ
風呂場にはシャワーはないけどガスで沸かすタイプではなかったから
ちゃんと毎日入ってたから安心しろw
- 9 :
- それとせっかくコレ書いてる今が夏なんで家であった怖い話も盛り込みたかったが
本編と方向が大きくずれてしまうから需要があれば後に書こうと思う
とりあえずここで話は戻る
- 10 :
- 一人で食堂に向かったオレはC定食を頼んでテキトーに空いてる席を見つけて食ったんだ
(できるだけ端っこのほうね)
そうして2週間くらい食堂で食べてたら段々と一人で食堂に行くのも慣れてきた頃にある存在に気が付いたわけ
毎日同じメンバーでいて必ず全員A定食を食ってるんだが
そいつらがいつもやかましく騒いでるんだよね
- 11 :
- 構成が男3人・女4人くらいで時々1人2人増えたり減ったりするんだけど
大概はこの7人メンバーなのね
オレもはじめは隅っこで細々と食ってた時期もあったが
この頃には普通に真ん中らへんで食事してたんだけど
どうやらこいつらの指定席みたいなのがあるみたいで
真ん中らへんのテーブルにいつも陣取ってやがんのね
- 12 :
- 始めはただうるさいだけで別にオレに害が無ければいいやって感じだったんだけど
でもどうやってこの大勢いる中でテーブル確保してんだろと思って昼休みになってすぐに食堂向かうと
もうその席にA定食メンバーの女2人が座ってるんだよ
大体の人はカウンターのオバちゃんに食券渡して飯受け取ってから席に着くけど
その女2人は席取りのために飯買う前に陣取ってたわけだ
- 13 :
- 時々あいつらの指定席って知らない人がそこに着席すると
思いっきりガン飛ばして席を空けさせようとしてるのを始めて見た時は
たかがテーブルくらいでなんなんだコイツら・・・って思ったよ
それからオレにあんなことが起ころうとは自分自身でも想像できなかったわけだが・・・。
- 14 :
- ある日の昼休みカウンターでいつもの様にC定食頼んで受け取り待ちしていたら
オレの後ろにA定食メンバーの男2人が並んでいたんだ
あ、ちなみにオレ2年だけどコイツラ3年ね
- 15 :
- んで定食受け取って振り返り、後ろにいたA定男の脇を通ろうとした瞬間A定男がドンッ!と肩をぶつけてきた
危なく定食のトレイを落とすところだったが味噌汁がトレイにこぼれるくらいで難は逃れたが
A定男はオレに謝りもせず
「邪魔なんだよ。」と言ってきた
その後ろのA定男もニヤニヤしていやがる
- 16 :
- オレはムッ!としたが一応先輩だったし無言でその場は去り
席を探すことにした
しかし一向に怒りが収まらないオレは
わざとA定食メンバーのすぐそばのテーブルに座り
さっきぶつかってきたA定男をずっとガンつけていた
- 17 :
- A定食メンバーが全員集合した後もガンつけながら飯を食っていたオレに気付いたアイツが
わざとデカい声で言い放った
A定男「なんかさあ残飯臭くねえ?ココwww」
A定女「え?なになに?w」
A定男「いやあ近くで残飯食ってるサル(オレのこと)がいるみたいでさwww」
A定男B「ぎゃははははははは!w」
- 18 :
- A定男「てかC定って人間の食い物じゃないっしょ!?あんなんネコでも食わねーわwww」
A定女「さっきから誰のこと言ってんのよ?w」
A定男「そこにサルいるじゃんwww」
オレのほうに顎を向けてくるA定男。
オレのほうを一斉に見てくるA定食メンバー達
- 19 :
- あまりのムカつきにオレは思い切り強くテーブルを叩いた
『ドンッ!』
その音で周りの人間達も一斉にオレに振り向いた
怒りのために恥ずかしさは無かったが
すっと立ち上がり
A定食メンバーをガンつけながら
食欲が無くなったオレは半分くらい食べ残したままのトレイを返却口に置き食堂を後にした
- 20 :
- 正直思い出すと今でもイライラが込み上げてくるくらいに悔しかった・・・
だがオレには仲間ってのはいなかったし・・・
身長も160しかないチビ・・・
ヤツらは男3人いてみんな170オーバー
アイツらは友達もいて家も金持ちだ
しかも学年もひとつ上ときてる
- 21 :
- その後、人気(ひとけ)の無いトイレに入りおもいっきり泣いた
悔しくて涙が止まらなかった
ちなみにオレは何故か人に絡まれやすい性質で
街を歩いてて絡まれるとか当時はよくあった・・・
- 22 :
- 翌日・・・一日経っても昨日の怒りは消えなかったオレは昼休みになりすぐに食堂に向かった
カウンターのオバちゃんに食券を渡しているときに案の定A定食女がポジション確保に向かっていた
オレはC定食を受け取るとすぐさまA定食メンバー共の指定席に着席した
なによコイツ!って感じで睨んでくるA定女
オレも負けじと睨み返す
- 23 :
- と、この辺でそろそろA定食メンバーの詳細を書いていこうと思う
男から
A定食男リーダー
A男(3年)・・・オレの肩にぶつかってきたやつ・諸悪の根源
A定食子分1
B男(3年)・・・ぶつかられた時にニヤニヤしてたヤツ・よく笑う
A定食子分1
C男(3年)・・・一番ガタいのいいヤツ。身長180くらい
次、女ね
A定食女リーダー
麗子(3年)・・・本名ではない・白鳥麗子でございますの麗子の様なイケ好かない雌
A定食女子分1
B子(3年)・・・麗子の金魚のフン
A定食女子分2
C子(2年)・・・麗子の妹・しかし麗子ほど性格は歪んでない。見た目はオレのタイプ。可愛い系
A定食女子分3
D子(2年)・・・席取り役・いつもコイツが始めに食堂にくる。特技:ガンとばし(オレもかw)
以上の7名。
ちなみに他の時々現れるヤツらは詳細省く
- 24 :
- ガンの飛ばし合いになったD子とオレ
間もなくしてすぐ他の女も集まってくる
麗子の妹のC子がオレを見ながら無言で着席
その後麗子と金魚のフンが到着
麗子「あらあらw」
女全員にガンをとばすオレ
- 25 :
- 麗子「アンタ邪魔だからどいてくれない?もうすぐA男達も来るしw」
オレ「ここはおまえらの敷地かよ?お前らがそっちのテーブルいけばいいだろうが」
麗子「はあ?調子ノッてるとA男に殺されるよお猿さんwww」
オレ「うるせえぞブタが」
麗子「ブタって別に太ってないしwww」
麗子「チビザルよりマシよねぇ?www」
女共「あははははw」
- 26 :
- オレ「ちっ!」
麗子「あっ!キタキタ!!w」
入り口のほうにいるA男に手を振る麗子
オレも同時に入り口のほうに目をやった
- 27 :
- 席に近寄ってくるA男とC男
麗子「ねえねえwなんかウザいのいるんだけどどうにかしてくんない?w」
A男「はあ?なんでサルがココに座ってんの?w」
麗子「アタシもどけてって言ったんだけどブタとか言われちゃったwww」
A男「お前誰にブタとか言ってんの?マジ殺されたいの?」
オレ「うるせえよ。元はと言えばテメエがぶつかってきたんじゃねえか」
A男「テメエ・・・年下のくせにその口のきき方はなんなんだよ・・・」
- 28 :
- オレの胸倉を掴むA男
オレ「口が臭えんだよ。近づけるんじゃねえよ」
めちゃ怒りでワナワナしてるA男・・・
その瞬間、
A男「クソザルが殺されてえのか!?」と言いながら
オレの前に置かれていたC定食のトレイをA男がひっくり返しやがった!
- 29 :
- 周りみんな「ああぁ!」って顔で見てたと思う
オレは地面に落ちたご飯とか飛び散った味噌汁とか見てたら親父の顔が浮かんだ・・・
親父にもらった金を粗末にされたことで親父に申し訳ない気持ちで一杯だった
気付いたら
オレ「くぉのやろぉおおおお!!」って言ってA男に掴みかかってた
- 30 :
- 周りにいた男達に抑えられてオレ達は引き離された
オレは息が上がった声で
オレ「てめえらにはわかんねえかもしんねえけどな!飯だってまともに食えない人間がいんだよ!!」
オレ「それを残飯だ!どうだって言ってんじゃねえよ!クソが!!」
唖然とする食堂の空気の中をオレは早足で去った
A男「クソザルてめえ覚えてろよ!!」
食堂の奥からお決まりのセリフが聞こえてきた。
- 31 :
- オレはそれから食堂には行かなくなった
あんなことがあった後だし、当たり前だよな
それから2、3日して下校の時にいつもオレの帰り道に使ってる路地に10人くらいの人だかりが見えた
オレのほうをみんなでニヤニヤしながら見ていやがる
- 32 :
- 悪い予感はしたが、そのまま引き返すのもなんか嫌だったからそのまま進み
そいつらの脇を通りすぎようとした時に後ろからYシャツの襟元をグイっと引っ張られた
オレ「うおっ!」
となった瞬間チョークスリーパーだっけか
あんな感じで絞められてるときに腹にケリが入った
オレ「痛ってぇ!!なにすんだよ!」
- 33 :
- そのまま羽交い絞めにされパンチ&ケリの応酬
「おら!」「なめんなよガキが!」「死ぬかごるぁ!」
多分数分くらいやられてたんかな・・・
グッタリしたオレの髪の毛を引っ張りながら
A男「あんなとこで恥かかせやがって、一度痛い目みねえと気がすまねえだろ?w」
A男のグーパンが顔面にきた
- 34 :
- A男「わかったらもうおとなしくしてんだぞ?このクゾザルがぁっ!!」
A男のケリが腹に入った
正直このときはもうボロボロだったから痛みっていう痛みは全身に響いて新たな痛みはよくわからなかった・・
そこから数発やられてやっとヤツらはいなくなった
オレはそのまま地面に倒れてた
どんくらいだったんだろう
- 35 :
- 冷静になってきたら痛みもひどくなってきて
制服とかもかなり破れて、足を引きずりながら帰った・・・
別に入院とかそこまでは行かなかったが
その晩親父に顔見られたら「どうしたんだっ!?」ってすごい形相で聞かれた
オレはただ喧嘩しただけだって言ったが
- 36 :
- クラスでいじめられるとかはなかったが、なんだか最近の食堂でのこととかで
気付けば周りから話しかけてくれるヤツらもいなくなってた
10人にボコられた次の日もちゃんと学校には行ったが誰も「どうしたその傷!?」とは聞いてくれなかった
先生はただ大丈夫か?って言っただけで別にそれ以上聞いてくることもなかったしな
- 37 :
- オレはその日、
4時間目はサボって食堂に向かった
他のヤツらがくる前に飯を食ってしまおうと思ったんだ
食堂に入った瞬間、驚いた顔で食堂のオバチャンは聞いてきた
- 38 :
- オバ「どうしたのその傷!!」
オレ「はは、この間オレここで騒ぎ起こしたじゃないすか。そんときの報復っつーんすかね・・・w」
オバ「あのときのはアナタだったの?」
オレ「そうっす、、すいませんでしたね」
オバ「ううん、気にしないでいいから」
オバ「でもなんでこんなことに・・・」
- 39 :
- オレ「いやあオレ金ないからいつもC定食しか買えないんですけど、いつもA定食買う生徒いるでしょ?」
オレ「あいつらがC定食は残飯だとか言うから・・・つい」
オバ「そんなこと言ってるの!?C定食は一番売れるのにねぇ・・」
オバB「なになにどしたの?」
奥から別のオバさんも話しに混ざってきた
- 40 :
- そしてオレはオバさん達といろいろ話した・・・。
オバ「ごめんね、私達じゃ力になってあげられなくて・・。」
オレ「いや、いいんですよ。誰も聞いてくれなかったから気持ちが少し楽になりましたし」
オバ「また定食食べに来てね」
オレ「そうっすね・・・。また・・・。」
- 41 :
- オレは恥ずかしながらオバさんと話ししながら飯食ってる最中泣いてしまっていた
誰も優しく接してくれない中、オバさん達が親身になって話を聞いてくれたこと
最近までのゴタゴタの記憶がフラッシュバックしてきた・・・
情けないところも見られてしまったし、
これ以上アイツらにボロボロにされるのも嫌だったから
もう当分は食堂に行くのはやめておこうと思った・・・
- 42 :
- それから一ヵ月くらい経ってからだったかな
オレの日常も前よりは落ち着いてきて
その時には食堂にはパンすら買いに行ってなかったんだが
オレは教室で他のヤツらが食堂のメニューが変わったってのを話ししていて
それを聞いてビックリした
- 43 :
- オレ「え!?それ本当なん!?」
生徒「え?う、うん。本当みたいだよ」
聞くところによれば、
A・B・Cのそれぞれの定食は無くなり代わりに
『日替わり定食(500円)』が出来たらしい。
- 44 :
- そのほかにもメニューがそれぞれ作られて
それまで単品としてはなかったカレーとかラーメンとか
うどん・そばなんかもメニューになったんだとか
オレはその日の4時間目をまたサボって食堂へ向かった
食堂に入ると確かにメニューが新しくなっていた
- 45 :
- 驚いているオレに
この間悩みを聞いてくれたオバちゃんが笑顔で横から話しかけてくれた
オバ「こんにちは」
オレ「あ、どうも・・こんにちは」
- 46 :
- オバ「あれからね・・・私達で相談して上の人に掛け合ってみたんだよ」
オバ「そしたら了承してもらえてね」
オバ「C定食の400円よりちょっと高いかもしれないけど」
オバ「その分、中身はよくなっているからね!」
オレは呆然として言葉がでなかった
- 47 :
- オバ「あれからアンタが元気な姿見せてくれるのずっと待ってたんだからさ」
オバ「またここに食べに来てちょうだいね!」
オレ「なんか、、オレのせいでいろいろと迷惑かけてすいませんでした」
オレ「・・・それと・・ありがとうございました!」
確かこんな感じの話しをしたんだったと思う
- 48 :
- 68点
合格
- 49 :
- デジタル工房!!
http://ameblo.jp/denkidenki2010/
- 50 :
- 貧乏は太る
http://www5.atpages.jp/lovemimix/
- 51 :
- それから頻繁にではないが食堂にも顔を見せるようになった
アイツら(A定食メンバー)は相変わらず指定席に集まって食べていたけれど
もうオレには喧嘩を吹っかけてくるようなことはなかった
オレももうアイツらと関わることはしなくなった
- 52 :
- それからの後日談として、
あれから3年だった人間も卒業しA定食メンバーの集まりみたいなのは無くなったんだ
それと実はオレも3年になってクラス替えがあった時に偶然にも
麗子の妹のC子と一緒のクラスになったんだ
始めはお互いああいう事件があったからかギクシャクしてたというか
話す様なことなかったのだが
- 53 :
- ある日突然C子のほうから過去のことについてオレに謝罪してきたんだ
はじめはビックリしたが
元々C子はただあの中にいただけでなにをされたでもなかったから
オレは「ああ、べつに気にしてないからさ。でも謝ってくれてありがとな」
って感じで返事したんだ
- 54 :
- そしてそれからはちょくちょくとC子と話すようになり
後々には時々だが一緒に食堂で飯を食うまで仲良くなった
D子も時折その中に参加したりして
昔のような険悪なムードはもうなくなっていた
- 55 :
- それと後でC子から聞いた話しなんだけど
オレがA男達集団にやられた後、
麗子がそこまですることない!ってA男に注意してくれたらしい
だから、それからはオレに関わってくることもなかったんだとか
- 56 :
- 文才ある
ここまで読んだ
あとはcことの恋愛とかそんなの絡めつつ進んでいけ
- 57 :
- 誰も読んでくれていないと思っていたからそういってもらえて嬉しい
本当はあのまま55で終わりにする予定だったけれど
もうちょっと書いてみようと思う
- 58 :
- 始めに書いてしまうと面白くないかもしれないけれど
オレとC子はそのまま友達以上の関係にはならなかった
でも3年の途中にはお互いのケータイの番号も交換したし
(オレはPHSだったけれども・・・)
卒業するまでは仲が良かったんだよ
- 59 :
- C子の恋愛関係の話しは
聞いたことがないし相談されたりもなかったけれど
けしてモテないとかそういうのではなかったと思う
- 60 :
- A男と麗子は多分デキてたのかな?とは思うけれど
オレがA男の話題というか名前すら出すのが嫌だったから
自分から聞くことはしなかった
- 61 :
- C子のスペック、、って書き方すると失礼だが
身長153だったかな当時
痩せててスタイルは良かった
育ちの良いお嬢様って感じだが麗子の様な性格のキツさはなく
おっとりしてて優しい感じ
なんか最近TVで見たカコ様だっけか?天皇一家の
あの妹みたいな感じだったよ
- 62 :
- で、昼飯のつづきも書いてくれ
- 63 :
- おk
- 64 :
- 一応始めのほうに貧乏だってことは書いたけど
親父とは中学の頃から反抗期のせいでロクに口聞いてなかったんだよ
んで晩飯がほぼ無いというか一応あることはあるんだが
米は年中炊いていってくれるんだよ親父が
米だけね
- 65 :
- その米と冷蔵庫に入ってるのをテキトーに付け合せで食うんだが
まあ納豆とか卵とかばっかりでまともなものが食えてなかったんだ
だから昼飯の学食が生命線みたいなもんだった
- 66 :
- 親父はほぼ朝から晩まで帰ってくることはなかったから
(下手すれば深夜まで)
一緒に飯食うことも無ければ、作ってもらうこともほとんどなかったんだ
んでオレが住んでる家から車で20分くらい離れた場所に実家があるんだが
- 67 :
- そこに住んでるおじいさんおばあさんがオレのこと心配して時々食料をくれてたんだよ
後おこずかいって名目の飯代かな
これで親父が500円を置いていってくれないときは昼飯代にあててたんだけど
まあおこずかいって言っても千円・二千円くらいだから考えて使う必要があったんだ
- 68 :
- 母親のいなかったオレは物心つく前から根っからのおばあちゃん子でさ
オレが高3の時におじいさんが死んで
その翌年におじいさんを追うかの様におばあちゃんが死んだんだけど
何も恩を返せないまま逝ってしまったのが心残りすぎて当時のオレは立ち直れなかったんだが
ここまで成長して今を生きているのもおじいさんおばあさんの存在のお陰っていうのが大きかったからな
- 69 :
- もちろんオレはバイトしてはいたんだが当時のオレのバイトの時給が
破格の570円
当時はこれが安いのか高いのかもわからなかった
- 70 :
- 数ヶ月頑張って続けると自給が10円アップするんだが
それでも580円〜590円くらいだったからなあ・・・
まあ、そんなこんなでガキの頃から貧乏暮らしだったせいで
今でもチビでガリガリなんだが・・・
当時は母親もいて普通に暮らしてる周りのヤツらがどれほどうらやましかったか
- 71 :
- でもそんな貧乏暮らしのおかげで食が細かったオレだからこそ
時々おとずれる金が無くて昼飯が食えないという状況でもやり過ごせたわけなんだが
モチロン当時はそんだけ貧乏だってことが恥ずかしくて誰にも言えなかったから
C子達にもオレがそんなに貧乏なんだってことは言ってない
- 72 :
- なんか連投すると一定時間書けなくなってしまうから
また来たら書き込みするんで待っててほしい
まあ誰も読んでないかもしれんが
- 73 :
- 一応読んでる
おまえは文才ある
- 74 :
- ありがとう
今帰ってきた
続き書いてみる
- 75 :
- とりあえず卒業後として
オレは勉強好きじゃなかったし頭もそんなによくなかったし
大学いける金も無かったから就職したが
C子達はもちろん大学にいったみたい
どこの大学かは興味なかったんで聞かなかったが
高校卒業してからは連絡取り合うこともなくなったんだ
というかオレがPHS解約してから連絡先を教えることが無かったからなんだが
- 76 :
- 人が多く集まるところは相変わらず苦手だったために成人式もいかなかった
まあ、当時はみんな成人式で浮かれてるときにオレは仕事してたわけなんだが
卒業式なんて最悪だったよ
- 77 :
- オレは頑として親父には卒業式来なくていいって言ったのに
親父は気をきかせたんだかわからないが
まあ息子の一度きりの高校の卒業式っていうのもあったからだろうけど
卒業式にトラックで来たんだよ
案の定みんなして「あれ誰の家の車だよwwwwww」って話題になって
オレは無言で恥ずかしさを我慢するしかなかったんだ
あれはホントに生き地獄だったよ
- 78 :
- 卒業式が終わったあと、みんな自分の家の車で親と帰っていくのに
オレだけ隠れるようにして裏からコッソリ下校したのを覚えてる
ちなみにトラックっていってもデコトラとかそんな感じのものではなく
前部分が白くて後ろ荷台部分が青のわけのわからないトラックなんだ
多分4トン車くらいだったと記憶してるけど
- 79 :
- 続き楽しみにしてます。
- 80 :
- で?
- 81 :
- 昨晩は用事で書けなくて申し訳ない
今から書いてみる
- 82 :
- オレの地元は、ドが付くくらいの田舎なんだけど
ホントに車かバイクが無いと生活できないくらい不便なんだ
一応、原付の免許は安くとれるから16才になってすぐとったんだけど
もちろんバイクは買ってもらえなかったから、
しばらくの間はペーパーだった
- 83 :
- それから地元の中学が一緒だったひとつ上の先輩が
5000円でバイクを売ってくれるって話しを聞いて
ずっとバイクに乗りたくて仕方がなかったオレはすぐさまその話しに飛びついたんだけど
当時のオレにとっては5000円っていうのは物凄い大金だった
確かその時手持ちが2000円くらいしかなくて前金ってことでそれを支払ったんだ
- 84 :
- 先輩はオレの気持ちを考慮してか、すぐ持っていっていいって言ってくれたから
ナンバーも付いてないのにそのまま家に乗って帰った
ちなみにハスラーっていう50ccのモトクロスバイクみたいなやつだった
しかしこのハスラー原因はなんだかよくわからないんだがエンジン音?がやたらうるさくて
オレはあまりバイクとか詳しくないから原因はわからなかったんだけど
バイク屋に持っていったら
「こんなん良く買ったな〜w普通ゴミ捨て場に落ちてても拾わないぞw」って鼻で笑われたのを覚えてる
なんでかな、貧乏な人間ってどこ行っても辱めを受けなければいけないのか
オレの過去はこんなんばっかりだった
- 85 :
- 残念なことに、それからすぐそのハスラーはエンジンが掛からなくなってしまって
バイクに詳しい知り合いに見せたけど結局ダメだった
ああ、先輩はもう動かなくなるのを見通してオレに売ったんだな
それからハスラーは家の庭でずっと眠ってる
バイクが動かなくなってからは、またチャリに戻ったんだけど
その自転車、オレの中学の入学祝いにおじいさんとおばあさんが買ってくれたチャリなんだよ
- 86 :
- あんたは物を大切にするいい人
- 87 :
- でも申し訳ないことに中学一年で自転車の前カゴ部分はボロボロにされ
後輪の泥をカバーするところもボコボコに蹴られた
ライトははずれ、タイヤは何度パンクさせられたことか
親父に頼んでパンクを直してもらった翌週にまたパンクとかもう最悪だった
そんなオレの自転車もとうとう高校2年の頃には盗難に遭い、川の中に捨てられてた
- 88 :
- とても悔しくて、
川の中の自転車が不憫でしょうがなく
オレは衣服を着たまま川の中に入り泥まみれの自転車を引き上げた
家に帰って風呂場の蛇口にホースをつないで涙目になりながら洗ったのを覚えている
- 89 :
- さっきも書いた通り車が無いと仕事にすらありつけない様な田舎なんだが
高校3年になって周りのやつらがみんな教習所に通いだした
大体の人間が親に金を出してもらって通っていた
クラスの中には車情報誌まで持ってきて
「オレこれ買ってもらうんだよw」なんて自慢してるヤツもいた
もちろん教習所に通えるような金のないオレは早生まれってことだけが唯一の救いだった
- 90 :
- 都会だったらオレも免許が無いことくらい全然気にしなかっただろうし
免許の必要性だって職種によるだろう
しかし、田舎にとっては免許がないとどれだけ恥をかくか
オレは卒業後に身を持って味わった・・・
- 91 :
- そんなオレも無事、商業高校を卒業し、餃子で知られる飲食店のバイトも決定
その給料を元手にパRで稼ごうとしたら、初心者ラッキーとでもいうのか
3か月で35万稼いでしまった
それでもって免許取りに行って、交付された晩にレンタカー借りたら
事故ってしまい、借金を作ってしまった
- 92 :
- >>91はオレが書いたわけじゃないんだが
高校も商業高校ではない
- 93 :
- 高校3年の3学期くらいになると就職組と大学組で進路は大きく分かれた
オレも1月くらいにはそろそろ職を探さないとと思って学校に貼りだされた就職案内ボードを覗いたんだ
そこで目についたのが美容師だった
オレは実はいうとそれまで美容院ってのは金が無くてあまり行ったことがなく
自分の髪を切るのはセルフ(自分で切っていた)だった
まあスキバサミで切るくらいなんだが
- 94 :
- でも当時のオレには美容院ってのはカッコよさげで、憧れだった
しかもオレがまだガキ(たしか2歳くらい)の頃に離婚で生き別れた
実の母親は元美容師だったらしいんだ
(家に当時の写真と手紙(親父に宛てたもの)があった)
その時は何か運命的なものを感じて、美容院の面接を受けてみることにしたんだ
- 95 :
- 履歴書の正しい書き方を先生に教わり
面接日まで何度も先生相手に面接のシミュレーション(練習)をやらされた
そして気合い入れて面接に挑んだ当日。
店の感じは割りと普通などこにでもある様な美容院
スタッフには確か女が多かった覚えがある
店に入り挨拶すると小さな事務所に通された。
面接官は3人。男1人女2人だった
- 96 :
- はじめは緊張しながらもきちんと受け答えができていた
しかしオレの空白の資格欄を見ながら面接官は聞いてきた
面接「んで、家はだいぶ離れてるけどどうやって通うの?」
オレ「え、あ・・・。いずれお金を貯めて免許を取ろう思ってますので」
オレ「それまではバスか何かで・・・」
面接「バスだとだいぶ交通費かかるよね?」
面接「ウチも交通費支給とは書いてるけど、続くかもわからない人間にそこまでお金は出せないんだよね」
オレ「・・・やる気はあるつもりです。」
ちなみに一律料金の関東と違って田舎のバスの料金は距離でかなり高くなるんだ
面接「それに美容師ってのは資格とるやら道具買うやらでかなりお金かかるよ?」
面接「君の家はお金あるの?」
オレ「・・・・・すみません。(この後になんか言ったはずなんだが・・・)」
オレは極度の悔しさ、恥ずかしさ、情けなさのあまりこの後の記憶が飛んでしまってるんだ
- 97 :
- そのまま面接は終わり、
オレは帰りに公衆電話から結果を学校に報告するのだが
オレ「すみません、、今面接受けたとこやっぱり辞退させて下さい」
先生「なんでだ!?それは失礼だろうが!!」
オレ「本当にすみませんオレの勝手なわがままで・・・。」
先生「とにかく一旦帰ってきて事情を説明しなさい」
こんな感じだったと思う
- 98 :
- そんなくだらない美容室なんて行かなくていいよ。
いまごろつぶれてるだろう
- 99 :
- その後、学校に戻り担任に事情を説明した
オレの家には美容師の資格をとれるほどの金はないこと
車の免許が無ければ通えないということ
もちろん、その車の免許をとる費用もないこと
先生はオレの家が貧乏なことは気付いていたから
「まあ仕方ないな」と言ってすぐ辞退の旨を伝えてくれた
ちなみにもう10年以上も前のことだから美容院の場所も名前も覚えていない
でも、面接した人間の顔だけはかすかに覚えてるんだよ
(相当憎悪の念があったんだと思う)
その後オレはまた就職探しを始めたんだ
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