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2013年01月エロパロ35: ■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その八 ■ (216) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その八 ■


1 :2012/09/11 〜 最終レス :2013/01/04
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その四 ■
(eroparo)
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その五 ■
(eroparo)
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その六 ■
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2 :
巨乳小学生をテーマにしたエロパロを書きましょう!
巨乳小学生というカテゴリーが含まれていれば、オリジナル、二次創作など問わず大歓迎です
前スレ
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その七 ■
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1264334669/
過去スレ
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176647931/
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その二 ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1214992928/l50
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その三 ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1227770145/l50
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その四 ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234795636/l50
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その五 ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1241519125/
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その六 ■
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3 :
 新スレを立てたついでに、今まで長らくもやもやとしていたネタが不意に形になったので投下します。
 今まで使っていたトリップを紛失してしまったため、もう何回目かも分からない新トリップでの登場になりますが、
いわゆる西小シリーズ? を最初に投下した者です。お久しぶりです。
 前回投下は一年半前ぐらいでしょうか。登場人物や背景などは、↑の保管庫でご確認ください。
 内容は本番なし、絡みもなしで2レス程度。巨乳少女の学校指定水着ものですが、プールも出てきません。
 いかんせん薄味ではありますが、よろしければどうぞ。

4 :
 夜。自室でひとり、谷川千晶は服を脱いでいた。
 ハーフパンツを下ろし、だいぶ苦労しながらタイトなTシャツを全身運動で脱ぎ捨てると、二重のGカップブラジャーに包まれた乳房がばいんと弾む。
 片手を添えて弾む乳房を抑え、もう片手でそのフロントホックを千晶は解くが、それだけではまだ少女の乳房は露わにならない。ホックを外しても、カップは堅く張りついたままだ。
 一つの乳房に片手を添えたまま、もう片手を使ってべっとりと汗で張りついたカップを引き剥がすと、その内側に籠もっていた汗が熱を伴う蒸気となって、もわりと高く立ち上がった。
「うっぷ……」
 目の前でその蒸気を受けた千晶は少し嫌そうな顔をしたが、いつものようにタオルで胸の谷間や乳房の下側、特に汗のたまりやすい場所を拭き取ると、同じく汗まみれのショーツも引き下ろして脱ぎ捨て、少女は生まれたままの姿になった。
 汗をはらんで濡れたショートカットの黒髪、健康的に日焼けしたしなやかな四肢、裏腹に真っ白なままの胴体と胸に実った巨大な乳房、それらとは不釣り合いにまだ幼いままの秘所。
「さて……」
 その全身を一通り拭き終えると、千晶はタンスの奥から一着の衣類を取り出し、目の前に広げた。
 全体は濃紺。縁には白い線が走り、胸元には『五年三組 谷川千晶』の名札がある。
 西小学校の学校指定水着だった。去年まで、千晶が使っていたものだ。
 その学校指定水着を足下に下ろすと両足を通し、千晶はよっと気合いを入れ、肩紐に手を掛けてからその全体を持ち上げる。
 股間からお腹にかけてを懐かしい感触が包み、同時にわずかに残った塩素のにおいが鼻孔をついて、ふっと楽しい記憶を蘇らせる。しかし千晶はあえて感傷に浸らず、目的に邁進した。
 思い切り水着の胸部分を引っ張って伸ばし、その最大の難関である二つの乳房を悪戦苦闘の末にどうにか水着の下へと包み終えると、千晶は部屋の姿見の前に立った。
 そこに映る自身の姿に、ううーん、と千晶はひどく不満げな唸りを漏らした。
 ひどい。これは、ない。ちょっとあまりにもあんまりだ。
 学校指定水着の布地は爆弾のような二つの巨乳に突っ張られて『五年三組 谷川千晶』の名札もろとも、すでに限界まで伸びきっている。
 その名札はもう千晶の乳房の下半球よりさらに下、胸というよりお腹の部分にまで後退していた。
 名札の上部は乳房で左右へ伸ばされ、下部は細いままのウェストに当たったために去年のままの原型を保っているが、いずれにせよ見にくいことに変わりはない。
 ほかのクラスの先生や委員長のような長身から見下ろされれば、名札は乳房の陰になって正面からは見えなくなってしまっているだろう。
 さらに乳暈からその全体がぷっくりと盛り上がる千晶の乳首は、それ自体が乳房から前へと大きく突き出ていて、薄く引き伸ばされた学校指定水着の布地をあっさりと貫通、だめ押しのように自分の存在を布地の上に主張しているのだ。
 そして何よりも、それら左右の巨乳がそれぞれの尖端に頂く乳首の位置は、あまりにも水着の襟元に近すぎた。乳首の中心から襟元に走る白の縁取りまでは、わずか3〜4センチほどの超至近距離だ。
 千晶の桜色の乳暈はかろうじて水着の襟元に隠れてはいるが、これで少しでも乳房が揺れ弾んでしまえば、尖端の乳首そのものはまだしも、鮮やかに色づいた乳暈はあっさりと外にはみ出してしまうだろう。
 少女たちの上半身全体を覆うはずの学校指定水着は、もはや千晶の乳房をその六割がたの半球までしか包み込むことが出来ていなかった。本来なら腋や胸元を覆うはずの布地が余さず乳房に引っ張られた結果がこれだ。
 水着の上部は首もとから鎖骨までばかりか、あまりに大きく胸元全体が広がり、乳房双球のそれぞれ上半分は白い肩紐の間で、陽に触れることのなかった真っ白な肌をあまりに無防備に曝してしまっている。
 もし誰かが千晶の水着の襟元を掴んで引き下ろせば、乳腺質で弾力の強い千晶の巨乳はたったそれだけでいとも簡単に外界へはじけるように弾み出る。
 しかも乳房の大きさと布地のきつさが災いして、再び元どおりに包み隠すのはかなりの困難を伴うだろうと予想できた。
 さらに、伸縮性に富んだ学校指定水着の布地はブラジャーのカップと違って、遠慮もなしに巨乳を締め付けている。それは結果として左右の頂点を乳暈もろとも浮き上がらせるばかりか、みっちりと乳肉の詰まった千尋の谷をも見せつけてもしまってもいた。
 こんなにも胸を締め付けながら、同時に胸元をここまで大きく開いた服を着たことのなかった千晶は眼下に広がるその神秘的な光景に目を瞬かせ、うわあと思わず唸った。

5 :
 すごいな、これ……ボクのおっぱいの間に、何かものを挟めそう。ぱつんぱつんのきつきつだから、一回挟んだらもう落っことすこともなさそうだし。ウォータースライダーみたいなやつで滑り降りたって、そのままにしておけるかも。
 これって、何か新しい遊びに使えるんじゃないかな??
「……いや……。いやいやいや……。そうじゃなくって……もう少しちゃんと真面目に考えようよ、ボク……」
 現実逃避のように楽しい方向へ転がりかけていた想像の翼を、千晶はなんとか地上へ引きずり下ろす。頭を振りながら考えた。
 千晶の机上には学年通信のプリントと、近々の時間割表を記した連絡帳が広げられている。その学年通信の上部には水泳帽を被り、さんさんと注ぐ日光と入道雲の下ではしゃぐ子どもたちのイラストカット。
 表題は『プール開きのお知らせ』。
「…………」
 すっかり忘れていた。
 去年の秋頃から急激に膨らみはじめた巨乳をどう扱うか、たった一人で文字通りそれを胸に秘めたまま、ひたすら悩み続けた半年余。
 千晶が幼馴染みの相棒にして親友・八坂明とのアクシデントをきっかけに、それと正面から向き合って生きていくことを決めたのはたったの数日前のことだ。
 そこから幕を開けた疾風怒濤の日々の中では、水泳の授業や水着のことなど完全に意識の外へ消し飛んでいた。とはいえ仮に気づいていたとしても、それらの準備に割ける時間など残っていようはずもなかっただろうが。
 つまり、結論。
「間に合わない……」
 今から学校指定水着を注文しても、届くまでには結構な時間がかかる。特注になってしまう可能性すらある。少なくとも最初数回の体育の授業には、どう頑張っても間に合わない。
「はぁ。どうしよう……」
 千晶は大きく息を吐く。
 妙なところで変に厳格な西小学校は、学校指定水着以外での授業参加をそう簡単には認めないだろう。あの藤原通子先生を相手にいろいろ交渉することになると思うと、何もしないうちからいろいろと疲れを感じた。
 といって暑い中、別に体調が悪いわけでもないのに水泳の授業を見学するなどというのは、千晶にとって許せることではない。
 それに何より、
「……バカ真理……」
 むう、と唸りながら、千晶は自らの保育園以来の宿敵・大西真理の名を口に出す。
 今までも事あるごとに激しくぶつかり合い、ついこの前には過去最大級の規模で決闘するも、決着はつけられなかった。水泳の授業を見学などして弱みを見せれば、鬼の首でも取ったように仕掛けてくるのは目に見えている。
 何にせよ、また何もかもが面倒くさいことになりそうだなあ――そう思いながら姿見に映る自分の姿を眺めていて、ふっと千晶はそれに気づいた。
「あ、――でも、この水着、いいこともあるかも」
 呟くなり、左手を右乳房の下に添え、右手で水着の襟元を剥き下ろす。それだけでぼるんっ、と右乳房はその全体が外へ飛び出て自由を満喫し、水着に圧迫されたままの左乳房より一回りも大きな威容を誇った。
「やっぱり、簡単に脱げちゃう。これなら気が向いたとき、すぐに明に吸ってもらえるかな……」
 自らの掌ではとても包みきれない大きさの右乳房を下から掴み、上向きにすると、千晶はその薄桃色の突端を舐めた。
「はう……っ!」
 正体のよく分からない、鈍い快感が乳首から脳天へ突き上げてくる。水着の股間にも汗でも尿でもない不思議な湿りを感じながら、どこか熱気を帯びた声で少女は呟く。
「ん……っ。明って本当に、ボクのおっぱい吸うのが上手なんだもん……。ほんとの赤ちゃんみたい。よくわかんないけど、明に吸われるの、すっごい気持ちいい。ぶるぶる来ちゃう……。
 ……あんなに気持ちいいんだから、きっと、ちゃんとボクのおっぱいにも効いてるよね……?」
 大きくなりすぎた乳房のこれ以上の成長を阻止するため、千晶は明に、自身の乳房を吸うことを要求し、受け容れられた。
 明の巧みな舌、指、唇、歯、唾液……それらを思い出すだけで千晶の剥き出しの右乳房はいっそう張りつめ、水着の下の左乳房はさらに厳しく締め付けられながら、左右の乳首はむくむくと起きて、なおも堅く尖るのだ。
 その乳首周りのわずかな乳暈までを唇の先に軽く含むと、唾液の糸を引き延ばしながら離す。自分ひとりでは、ここまでが限界だ。明に吸われるのとは、雲泥の差がある。
「うーん……。なんとか、ならないかな……」
 もっと明に吸ってほしい。でも今は、目の前の事態にも対処しなければならない。
 肌を火照らせた半裸の巨乳少女は、ちら、とどこか熱っぽい横目でカレンダーを見る。
 プール開きと最初の水泳授業は、すぐ目の前にまで迫っていた。

6 :
 以上で投下終了です。
 巨乳スク水って実にいいですね。
 幸いなことに良いビジュアルを目にする機会があり、それを起点にしてこれを仕上げることが出来ました。
 今まで投下していた非スク水ものの『真夏の夜の夢』のほうも、一年半放置しておいて言うのもなんですが続行中です。
 いずれお目に掛けることが出来るかと思います。
 こちらの方は、直接的には続かないかもしれません……

7 :
なつかしいですね。
貴方が全ての始まりだから、感慨も深いです。
西小があるから東小があり(ここのところはよく分からんが)
この2つの世界があるから、光陵リトルも生まれ、リリアムもできた。
あの世界観があったからこそ、とても小説が書きやすいです。
これからも頑張ってください。

8 :
いやっほう新スレ早々に千晶登場とは!!
スク水千晶にムラムラしつつ次作を待ってます

9 :
GJ!!

10 :
細かな描写が相変わらず凄いなー

11 :
それにしても書き手さんたち健在で安心したw

12 :
GJJJです。

13 :
>>12
あんた、前スレ保守してもしゃあないじゃろw

14 :
GJ、キタ! 千秋キタ! イヤッター!!

15 :
運動会の騎馬戦で巨乳の掴み合いとか……

16 :
突然ですが、質問があります。 普通の人が見られないような小学校のエロ画像があるようなサイトって本当にあるんですか?

17 :
>>16
http://www.masuki.net/results/2011/06/post-15.html
ここはどうでしょうか…?
小学校なんですけど普通の人はまず見ないサイトですし、女子トイレで撮ったのもあるんでこれでいいでしょうか…?
特に下段の写真はあそこが未使用なのがよく分かると思います

18 :
申し訳ないがここで三次の話題はNG

19 :
てか、どう読んでも業者の自問自答広告だよ

20 :
糞業者すべし

21 :
>>20
敢えて踏んでみたらネタだったwww

22 :
前回どこまで書いたかを完全に忘れてしまってる・・・
とりあえず、エロがないとか巨乳要素がないとか言われるのは覚悟で投稿。
キャストが揃わないと早々何もできないもんで・・・
ナインは全員非モブキャラにしたいってのが本音です。

23 :
「すみません、尾花さん。試合を受けてくださって。」
「いやいや、石井の頼みだ。君のイチオシのチームなのなら、こっちも喜んで試合を受けるさ。
 しかし・・・女子の多いチームだな。」
「さやかだって女の子ですが。」
「いや、あれは戦力にならんよ。すまないね、君の顔に泥を塗ってしまうようなことをして。
 今日の試合は君の頼みを聞いてスタメンだが、悪いが結果を出せなければあるいは退団だわ。」
タクローの胸中は複雑。さやかが悪いわけではない、チームのほうがどちらかと言うと悪いだろう。
だが、自分を日本一にまで導いてくれた球団を、糾弾するのは気が引ける。
だが、退団になってくれるならそれでいい。
さやかを必要としてくれる球団はすでにあるのだから。

「あれ、翔?今日は出場するの?」
「さやかちゃんがいるからな、スカウティングの一環だ。
 それに、どうやら今日の試合の結果次第では、あいつの退団もあるようだ。」
「退団・・・」
理奈の胸中は複雑だった。
選手が愛するチームを追い出されるその辛さは、察するに余りある。
だが、土生はあくまでチームの勝利だけを追い求める。
「理奈、お前の手でさやかに引導を渡してやってくれ。」
「・・・。」
「理奈?」
「・・・うん、わかった。」
諸手を挙げて賛成はできない。だが、土生のチームを思う気持ちだって、その過去を考えれば察するに余りある。
辛い時期を、光陵の為に乗り越えてきた。それが無ければ、自分がエースとして拾われる事もなかった。
土生の為に、やれることはやらないといけない。

光陵リトル
1、8・橡浦
2、6・赤松
3、9・瑞原(ユキ)
4、5・山下
5、2・土生
6、7・赤星
7、4・青野
8、3・白井
9、1・野村(理奈)
大洋リトル
1、6・石井(さやか)
2、8・荒波
3、3・中村紀
4、5・筒香
5、7・金城
6、9・森本
7、4・石川
8、2・高城
9、1・藤井

24 :


先攻は大洋。
早速さやかが打席に入る。
(インコースだ。
 こいつは流し打ちが上手い、お前の球威で詰まらせてやれ。)
(うん。)
だが、理奈のコントロールはそれほどいいわけでなく、失投も多い。
その逆球を狙われた。
(まずい、アウトコース!)
(もらった!)
狙い通りの流し打ち。
だが、ショートの赤松が飛びつく。
(えっ!?)
すぐさま体制を整え、全力投球。
土生程度の足があればそれでも内野安打のあたりだったが、結果は、
「アウトー!」
「そんな・・・」
バッティングは素晴らしいものを持っている。
だが、ベンチに帰った後の監督の対応は冷ややかなものだった。
「あのあたりで内野安打も取れないのかお前は!
 第一、余裕で抜けるような鋭い打球をなんで打てない!」
監督としては、石井に期待している分厳しくいこう、と言うのが本来の方針だった。
だが、期待に違う日々が続くにつれ、ストレスの捌け口と化してしまっているのが現状。
「・・・。」
「あんなの、ありなんですか、土生さん。」
大洋ベンチはもちろん、流石の光陵ベンチもその態度に対しては冷ややかな目で見るしかなかった。

25 :


結局、この回は三者凡退。
光陵の攻撃に当たり、土生は1つの指示を橡浦とユキに送っていた。
「流し打ち、ですか?」
「あたしは、引っ張り?」
「そうだ。できる限り、ショートを狙ってくれ、いいな。」
明らかにさやかを狙っている。
さやかの守備を見極める狙いもあるが、エラーを誘発して退団に近づかせるのを狙っている。
相手の藤井はエースの左投手だが、さほどいいピッチャーというわけではない。
難なく流し打ちに成功する。しかも三遊間の鋭い当たり。
(取れる!)
だが、さやかが横っ飛びでいいキャッチングを見せる。
とはいえ、橡浦の足は半端な速さではない。余裕の内野安打。
そして、やはりというべきか相手監督の怒号が飛ぶ。
「何やってんだ石井!
 取ってから起き上がるのも遅い、送球も弱い、今のくらいアウトにしろ!」
「す、すみません、監督!」
今ので駄目出しかよ、と言う空気が流れる。
むしろ止めたほうを褒めるべきだろう。
赤松が送って1アウト。ここでユキがバッターボックスに入る。
チームきっての強打者だが、引っ張りを義務付けられていると流石にアウトコースへの球は厳しい。
(やばっ!)
アウトコースのカーブを引っ掛ける。
三遊間の抜けるか抜けないかのあたり。赤松なら追いつける打球だが、さやかは追いつけない。
それどころか、
「あっ!」
グラブを掠めたのが災いし、打球が方向を変え、速度を落としてしまった。
浅めに守っていたレフトが打球めがけて突進していたが、あわててファールグラウンドに走っていった。
レフトが取った時にはすでに橡浦はホームベース手前まで走っていた。
隙を突かれ、ユキはファーストを蹴ってセカンドまで到達。
「くそっ!」
レフトの金城の必の送球も及ばず、ツーベースヒット。
やはり監督の怒号が飛ぶ。
「何をやってるんだ!自分が何をしているのか分かっているのか!」
「ごめんなさい、ごめんなさいっ!」
普通のショートなら内野安打になっても追いつくことくらいはできるだろう。
さやかの守備範囲はショートとしてはやや不十分、と言えるかもしれない。

26 :


さらに藤井は山下、土生に連打を喰らい、3点を取られる。
その後も上位打線を軸に着実に点を重ねる。
2つも悪い印象を残し、2回以降にいいプレーを見せられても困るので、その後土生はショートに打球を飛ばさないように指示。
さやかのその後の2回の打席も、いい当たりが正面をつく。
結局、さやかは3打数0安打。エラーこそ無いものの、2度の守備機会ではアウトを取れず。

試合も7−0で光陵が快勝。
光陵ナインは意気揚々とグラウンドを後にする。
「いや、強いね、君達は。」
「ありがとうございます、タクローさん。」
「しかし、さやかの奴、また尾花さんに怒られてるんだろうな・・・」

大洋リトルはそのままグラウンドに残って反省会。
もちろん、実質的にはさやかの糾弾会。
「あきれたよ、今日も全然駄目だ。」
「ご、ごめんなさい、次こそは・・・」
「もういい、石井の妹だからと思ってたワシが馬鹿だった。
 兄の七光りのせいで、どれだけ他の奴の出番を奪い、どれだけ迷惑をかけたと思ってるんだ!
 とっととこのリトルから出て行け!」
ついに放たれた戦力外通告。
さやかは必に食い下がるが、聞く耳を持ってくれない。
「どうか、どうかそれだけは!」
「いい加減にしろ!そもそも女のお前が野球をやるほうが間違ってるんだ。
 こんなグラブ、必要ないだろう!」
グラブを無理矢理取り上げると、放り上げてしまった。
木に引っかかってしまい、背が低く木登りもできないさやかにはどうしようもない。
「明日迎えの車を用意してやる、それで家に帰れ。それまでは部屋で待機してろ。
 お前ら、宿舎に帰るぞ!」
グラウンドに一人取り残されたさやかは、木に引っかかったグラブを見上げ続けていた。

27 :

「ふいー、食った食った!」
「それにしても、よかっただろ、俺のセンター前へのしぶといヒット!あれをいぶし銀っつーんだ!」
「お前のはポテンヒットだろ?
 俺の内野安打の全力疾走こそ、ヒットの中のヒットだぜ!」
夕食もタクローを囲む。今日は勝利の余韻に浸っているようだ。
理奈以外全員1安打ずつ打ったので、低レベルではあってもネタには困らない。
「山下・・・あいかわらず食うの早いな。」
「いいじゃねーか。俺、腹ごなしにちょっくら歩いてくるわ。」
量もスピードも、そして181cmの身長もすべてが規格外の4番、山下。
一足先に夕食を済ませると、さすがに腹が苦しいのか、腹ごなしに散歩に出かけた。

「ふぅーい、食った食った。
 俺は今日3打数1安打、1打点か・・・」
打点を挙げたのはいいが、ヒットの数では橡浦に負けている。
4番としてのプライドが、その結果に不満を持たせている。
(ぐすん・・・おなかすいたよぉ・・・ぐずん・・・)
「ん?なんだ?」
昼の試合があったグラウンドに差し掛かったとき、女の子の泣き声が聞こえてきた。
近づいてみると、声の主はあのさやかだった。
「おーい、どうした?」
「ぐす・・・あ、あなたは昼間のサードの・・・」
「山下力だ。そんな事より、何してるの?」
「ぐすん・・・監督にグラブを投げられて、木に引っ掛けられて・・・」
またあの監督か。
そう思いながら木を見ると、なんだ、こんな低いところかと逆にあっけに取られる。
「こんなもん・・・そらっ!」
「わっ!」
181cmの体躯があれば、ちょっと飛ぶだけですぐに取れた。
130cmも身長のないさやかには決して届かぬ世界だったが。
「あ、ありがとう・・・」
「ていうか、兄さんを呼べばいいのに。
 つーか、グラブくらい明日でも捕れるんだし、先に飯を食えばよかったのに。」
フルフルと首を横に振る。

28 :
「そのグラブ、お兄ちゃんが日本一になったとき使ってたグローブなの。
 それをわがまま言ってもらった、大切なグローブなの。」
「!」
「だから・・・こんな事になったなんて、言えない!
 これを置いて、ご飯なんて食べられない!」
本当にこの女の子は兄を愛している。
兄弟のいない山下にとっては、うらやましさすら感じていた。
「だから、ありがとね、チカちゃん!」
「ち、チカ・・・?」
「力(ちから)なんでしょ、名前。ありがとね!大好き!」
駆け出す少女を見ながら、そんな女々しい名前はないだろうと心の中で突っ込みを入れていた山下だった。


朝の食堂。
いつものように光陵リトルとタクローでご飯を食べている。
「・・・?」
「どうしました?」
「いや、さやかがあそこにいるんだけど、なかなか来ない・・・」
こちらをちらりと見ては、目線をまたそらす。
こっちが来るのを待ってるのかと思い、タクローが駆け寄っていった。
「どしたん?」
「お兄ちゃん、あの、あのね、その・・・」
「うん、どうした?」
「・・・大洋に、リベンジしたいの!」
まさかの大洋を敵に回す発言。
昨日あの後何が合ったと思いつつ、とりあえず椅子に座らせた。
「ああ、そういえば、お前にあげたんだっけ、あのグラブ。
 いい加減ぼろぼろなんだから、買い換えてもいいんじゃないのか?」
「やだ!あれはあたしの宝物だもん!
 ・・・許せない、あたしにはいくら辛く当たってもいいけど、お兄ちゃんを悪いようにするのは・・・!」
「ま、まぁ、そう思ってくれるのはありがたいが・・・」
話の内容を飲み込むと、光陵の選手も反発し始めた。
「流石にそれは酷いぜ!」
「土生さん、今度は完膚なきまでにやっつけましょう!」
「・・・向こうが受けてくれるかな。昨日勝ったばかりだぞ。
 こっちが負けてリベンジってならまだ分かるが、その逆は不可解極まりないだろうし。」

29 :

一方、同じ頃。
食堂の光陵エリアから少し離れた場所で、大洋でも議論が紛糾していた。
「監督、よかったんですか?」
「うるせぇな。あんな役立たず、最初から面倒なんて見なきゃよかったわ。」
「けど、石井さんの妹なのに、ぞんざいに扱ったりしたら・・・」
さすがにさやかへの擁護の声もちらほら聞こえる。
しかし、そんなことはお構い無しの連中もいる。
「石井の問題どうこうじゃねーだろ。
 あの光陵とかいうリトルに負けたほうが問題じゃねーのか!?」
「そうだよ、女ピッチャーにやられて、黙ってられるか!」
「お前ら、いい事言った!監督として、昨日の負けは情けない!だが、こっちは女が足を引っ張ったから負けたんだ。
 その枷が消え、そしてその熱い気持ちがあれば、必ず勝てる!」
「監督、リベンジがしたいです!
 どうかもう1度チャンスをください!」
どうやら、向こう側からリベンジの機会を与えるような流れになってきた。

「すまないね、なんか色んな事に巻き込んでしまって・・・」
「いえいえ、こちらこそ、さやかちゃんが仲間になってくれて、嬉しいですよ。」
大洋とのリベンジマッチがとんとん拍子に決まり、明日行われる事になった。
すでにさやかの先発出場は決まっているが、守備位置はショートではない。
ユキのノックを受けている場所は、サードベース付近。
「しかし、サードを守らせるのか。」
「なれないとは思いますが、さやかちゃんの守備センスなら無難にこなすでしょ。
 ショートに赤松がいるのもあるけど、さやかちゃんはちょっと足が遅い。」
ショートを守らせるには、守備範囲に不安がある。
だが、打球反応や球際の強さは、ホットコーナーを守らせるにはもってこい。
タクローもかつてサードを守っていたそうで、コンバートには特に抵抗は無いようだ。
「もう1つは、山下をファーストに置けるのが大きい。
 元々本職はファーストだし、あの身長を考えるとファーストが一番適任でしょう。」
「・・・確かに、あれほど巨大な小学生は初めて見る。」
身長181cm。
これほどの体躯があれば、少々送球がそれても難なく捕ってくれる。
ピッチャーやファーストにとって、恵まれた身長はそれだけで立派な武器となる。

30 :
「山下はさやかちゃんのグラブを捕ってくれたそうですし、コンビを組ませる事で相乗効果も期待できる。
 打てる1番がいることで、橡浦とユキちゃんの2、3番が強力に機能するわけです。」
「4番は?」
「4番は山下に任せますよ。相棒ができたことで、これから伸びてくれる事を期待しましょう。
 さて、俺は理奈の球でも受けてくるか。」

レガースにマスクを装着し、ブルペンに入る。
肩慣らしにキャッチボールからはじめるが、理奈がおもむろにこんな提案をした。
「・・・今、周りには誰もいないね・・・」
「ん、どうした?」
「ねぇねぇ、ここってさ、隠れたデートスポットがあるんだって。」
子供の合宿となれば、やはりその手の話題だって挙がるだろう。
本来の目的から逸する背徳感が、男女の感情をさらに高める。
「ね、いかない?いかない?」
「馬鹿いうな、何の為にここに来てると思ってる。
 それに、エースとキャプテンがチームの和を乱すような事はしちゃいけない。」
「えー?そんな固い事言わずにさぁ!バレなきゃいいの!
 禁欲生活も3日目、もうそろそろ限界なんじゃない?」
「・・・。」
「ほらほらぁ♪」
ユニフォームの第二ボタンまで外し、魅惑の谷間をこれでもかと見せ付ける。
しかし、いかんせん18.44mも離れているこの状況では、やや効果が薄いようで。
「そんなに発散させたいなら、1人でやっとけ。トイレとかでやりゃいいだろ。
 俺は次の日に響かせるような事はしたくないんでな。」
「なっ・・・なによ、それ!
 せっかくのお泊りなんだよ!もう少し、仲睦ましくしようとか・・・」
お互いの意識に大きな隔たりがある。
最後には土生もとうとうキレた。
「どうしてもってんなら体力の有り余ってる奴を誘え!
 ほら、さっさと投げろ!そんな事考えてる暇があるんなら、チェンジアップくらい使えるようになれ!」
「・・・っ!」
ホームベースの後ろに土生が座り込み、結局会話はそれっきり。
雑念の込められたストレートは、最後までミットに快音を残す事はなかった。

31 :


「ラリナ、どうしたん?」
「・・・ん、えっ?」
「元気ないぜ、まさかもうバテたのか?」
「う、ううん、大丈夫。」
あれからも土生との気まずい空気は変わらない。
当の土生は、何も無かったかのようにハンバーグを頬張っているが。
「・・・ごちそうさま。」
「あれ、もう終わりですか?」
「うん、あんまりおなか空いてないから・・・お先に。」
結局、一言も会話を交わさないまま、外の空気を浴びに言った。

暗く無人のグラウンドが見える位置にしゃがみ込む。
確かに野球をしにきたのは事実。けど、好きな人への想いは、抑えきる事はできない。
程なくして、一組の男女が近くを歩いてくるのが見えた。
山下と、さやか。どうやらさやかに手を引かれている模様。
何かを感じ取ったのか、理奈は木の陰に隠れる。
「ど、どうしたんだ、いきなり一緒に来てって。」
「あの、あのね。・・・その。
 す、好きです!」
「・・・えっ?」
「つ、付き合ってください、チカちゃん!」
相変わらず微妙な名前のままだが、さやかが何を言っているのかは一応理解できた。
ただ、性的好奇心旺盛とはいえ、恋愛に対しては少々疎い面もある。
「ええっと・・・ど、どうすりゃいいんだ・・・?」
「そ、その、あたしのこと、好きになってください・・・!」
理奈もその様子をドキドキしながら観察している。
男なら受け止めてあげなよ、そう心の中で叫びながら。
「・・・まぁ、こんな俺でいいのなら・・・」
「ほ、ほんと!?」
「・・・けど、俺、気の利いたことできな・・・わっ!」
突然飛びつくさやか。
身長が50cmも違うので、まずジャンプして、よじ登るように肩に手を回す。
「んしょ、んしょ!」

32 :

腕にグッと力を込め、ようやく山下の顔にまで顔が届き、そして、
「んっ!」
「!?」
キスに到達するまで、10秒。
史上最高の身長格差を有した小学生カップルの誕生の瞬間である。
「!!!!!?????」
理奈はと言うと、その様子にパニックになっていた。
土生とは、まだキスまで行き着いていないのもあるだろう。
「ね、ね、お風呂までキャッチボールしよッ!」
「あ、ああ・・・」


かわいらしい一幕を見届けた理奈。
ピュアホワイトな2人が去っていくのを見届けると、再びグラウンドの前に座り込んだ。
「・・・そうだよね、翔に文句を言う前に、あたしがもっと好きにならないと!」
好きな想いは、ボールに乗せていくらでも届けられる。
そう思うと、明日の大洋戦を頑張れる気がしてきた。
さて、帰るか、と思ったその瞬間、もう1組の男女が近づいてくるのが見えた。
「えへへ、これで3日連続だね。」
「やっぱ、こういうところ来たら、隠れて色んなことしねーとな。」
橡浦とユキ。こちらは文句なしに自他共に認めるカップルである。
リトル全員が気づいているわけではないが、理奈や土生、監督は黙認している状態。
「やっぱ、あそこいいよねー、絶対誰も来ないし。」
(・・・あそこ・・・『愛の芝生』の事?)
昼間、理奈が土生に言った、隠れたデートスポットの通称である。
子供達のみぞ知る、後輩へと受け継がれていく貴重な秘密基地の事である。
ただし、カップル以外は入ってはいけないという規則も同時に作られる。
だから、独り身、特に男は昼間しかその場所を見ることはできない。
オカズ目的で覗き見る事も許されない、言わば邪魔されずに安心して愛を確約してくれる場所といえる。

33 :

着いた場所は、きれいに整備されているかのような芝生。
湿っぽくも無く、寝転んでも汚れる事はなさそうだ。
・・・そう、だからこそ、『向いている』。
「・・・!!」
橡浦が股を開いて座ると、ユキが早速ズボンのジッパー・・・通称、社会の窓を開く。
そこから肉棒を取り出すと、躊躇無く口にくわえる。
(ふ、二人とも、そんな仲だったなんて・・・
 あたしと、翔以外にも、いたんだ・・・!)
禁断の世界をのぞく禁忌。
近くの木から、チームメイトの情事に見入る。
「うあっ!」
「・・・いっぱい、出たね・・・」
暗くてよくは確認できないが、何が起きているのかは簡単に見当がつく。
実際に見るよりも、想像を掻き立てる方が、かえって性欲も増す。
「今度は、おっぱいだよ?」
「ああ・・・んむっ」
「ん、んぁん!」
授乳プレイ。
思わず、自らの右腕が、右胸の先端をなぞり始めた。
・・・吸って欲しい、自分のパートナーに。
でも、居ない。だから自分で慰めるしかない。
(こ、こんなことやってちゃ・・・
 でも、体が勝手に・・・)
勝手に動く。
今までは当たり前だった土生と一緒の生活が、ここにはない。
体が知らず知らずの間に、蝕まれていた。

34 :

もはや見ているどころではない。
音だけをオカズに、必になって自らの身体で遊ぶ。
「そ、そこはっ・・・」
「すっかりトロットロだな。ユキのヘンタイ。」
「う、うるさっ・・・いっ・・・!」
理奈の右手も、秘所を弄る。
くちゃくちゃと音を立てながら、快楽を求めて指を動かす。
「さ、入れるぜ。」
「ぅん。」
(・・・え、イレル?・・・ま、まさか!)
服が肌蹴たまま、木の影から2人の様子を観る。
暗くてはっきりとは見えないが、喘ぎ声と共に、2つの人影が重なっていた。
「はっ、あっ、だ、だめっ!」
「いいぜっ・・・ユキ!すげぇ締め付けだっ!」
(!!!)
さっきまで、日本一の幸せ者で、日本一堕落した小学生だと思っていた。
けど、違った。
真に愛するもの同士だけが行える特権を目の当たりにした今、理奈の中の何かが崩れ去った。
「くっ、出る、だすぜッ!」
「いいよ、きてっ、チュウっ!」
(翔、いいよ、中に、たくさんっ・・・!)
次の瞬間、子宮の中が一気に熱くなった。
2人の少女は共に果て、しばらく芝生の上で横たわっていた。
・・・理奈は自由に動かない体で、何とか茂みにまで身体を運ぶ。
木陰では見つかるかもしれないと、必に正気を保ちながら。

35 :


「ふぅ・・・ふぅ・・・・んっ」
何とか落ち着いて、身体を起こす。
すでに2人は愛の芝生からは消えており、とりあえずはほっと一息ついた。
「2人とも・・・すごかったなぁ・・・」
理奈の感情を支配するのは、驚きより羨望。
同じ夢に向かって燃えているはずだったチームメートが、別の何かに見えた。
明日から、2人とどう向き合えばいいのか。
・・・そして、今立っているこの場で、行われていたのは、紛れも無く、
「・・・っ!」
体が火照る。そして、力が抜ける。
本能が、まだ足りないと欲している。快感を欲している。
立っていられない。その場にへたり込み、ズボンを緩める。
シャツのボタンを外し、ブラを捲り上げ、たわわに実った爆乳をさらす。
「はあっ・・・ああっ、翔ッ!」
元々体に不釣り合いな爆乳は、理奈自身ではどうしても持て余してしまう。
いつもは土生が好きなだけ遊んでくれるが、自分で遊ぶとなると勝手が違う。
なんにしても大きすぎる。
両手でつかんでも、まだまだ余る。指の間から肉がはみだす。
粘土遊びのように捏ねても、熱は迸るばかり。
自分の体がもう1つあるかのような大きさでは、性欲を支配するどころか、逆に支配されてしまう。
「だめ、もっと、もっとっ・・・」

36 :

無我夢中で揉みしだき、乳首を口に運んで、吸う。
だが、これも土生がいつもしてくれるようにはいかない。
「・・・う、ふえぇ・・・」
最後の足掻き。
秘部に指を運び、弄り続ける。
「翔、翔っ・・・!」
パートナーに、蹂躙される想像。
思うがままに突きまくられ、本能のままに遊ばれる。
そんな哀しい想像で、理奈は満足するしかなかった。

1人の選手が、ふと妙な声のするほうへ足を運ぶ。
そこが、禁断の聖地である事など知らず。
「・・・なんだろ?」
そこには、信じられないほどの爆乳をぐにゃぐにゃとさせながら。
隠すべき場所をあられもなく晒している少女。
あのおっぱいに不釣り合いな、リトルのユニフォーム。
だが、その目で確認したその顔は、確かに小学生のそれだった。
(・・・こ、これってっ・・・!?)
ユニフォームと顔をその目に焼き付けながら、走り去っていった。

37 :
以上で。
・・・早くナイン全員を作り上げたい・・・

38 :
投下乙!!
小学生が青姦&覗きオナって……

39 :
GJ! 着実にエロもストーリーも作ってますね。
今回良かったですよ。
うまく両立させて、これからも書き進めていってください。

40 :
GJ。しかし山下でけーwシャックかよ。

41 :
保守

42 :
待つばかりでは、と思い書き始めたよ
今スレも投下に恵まれますように

43 :
少しずつ投下。
一番最後にオリキャラの募集かけることにしまーす。

44 :
宿泊棟に着いた理奈。
少し服が着崩れており、周りに2,3人いる男子はその胸に見入る。
「・・・ただいま、翔・・・」
「ん、ああ、理奈か。」
ラウンジで新聞のスポーツ欄を眺める土生。
理奈の暗い表情を見て、昼間の反省でもしたのかと勘違いする。
「どうした、元気ないな。俺の一言が染み渡ったみたいだな。」
「・・・っ、その逆っ!」
「ん?どういうこった?」
「う・・・ふぇ・・・」
突然涙を流し始める。
土生も服が着崩れている事に気付き、まさか強姦にでもあったのかと感づいた。
「ど、どうしたんだ?
 ・・・と、とりあえず、こっちに来い。」
思わず理奈を引っ張って外に出て、、人目のつかないところまで連れて行った。


「・・・まぁ、ありえないことじゃないな。」
「もう少し驚くと思ったけど。て言うか、翔なら『そんな事に現をぬかすな!』とか言いそう。」
「少なくとも、理奈を手篭めにしている俺がそんなこと言う権利はない。
 避妊さえしてくれれば何も言わないよ。」
とりあえず、全部話したようだ。
当然だが、他言無用なのは分かっているだろう。
「・・・女の子ってね。
 あんまりエッチがご無沙汰になると、悲しくなっちゃうんだ。」
「・・・そうか。
 てっきり野球しに来た事忘れたんじゃないかって思ったけど、そういうのは別次元の問題か。」
「えへへ。分かってくれて、嬉しいな。」
体の疼きは、我慢しようと思って我慢できることじゃない。
他の趣味に現をぬかすのとはわけが違う。
「・・・ったく、わーったよ。
 その愛の芝生とやらに、付きあってやるよ。」
「ホントッ!?」
「けど、毎日はだめだ。」
「えーっ!?」
「・・・あのなぁ、男の子って、あんまりエッチをしすぎると、バテて何もできなくなっちまうんだよ。」
先ほどの言い回しを強奪された。
けど、我慢できる部分は我慢しないといけない。
「・・・うん、わかった。じゃぁ、行こう?」
カップルがまた一組、愛の芝生に向けて闇に消えていった。

45 :



「国吉?」
「あぁ、期待の4年生だってよ。」
「藤井ってのはエースじゃなかったのか。」
今日登板するのは、一昨日の6年生エース藤井ではなく、国吉というピッチャーだと言う。
「さやか、どんなピッチャーか知ってるのか?」
「うん、球がすごく速いんだ。カーブもすごくって。」
聞く限りでは本格派のピッチャーの模様。

「あれ、石井の奴、あっちのチームにいるぜ。」
「おーい、メンバー表見たけど、あいつ1番だってよ!」
「はぁ!?」
大洋の面々は驚きを隠さないが、尾花監督は決まって無反応を装う。
すでに石井はここから出て行った負け組、意識をするほうが馬鹿馬鹿しい。


今回は光陵の先攻。
いきなりトップバッターのさやかが出陣する。
「いけー、さやかー!」
その頃、土生は理奈とのキャッチボール。
ファールゾーンからさやかの様子を眺める。
「1球目は見逃しか・・・それにしても速いな、あの投手。」
「ユキちゃん並みじゃない?」
2球目はカーブに手が出ない。早くも追い込まれる。
3球目はインコースに外してきたが、次の球で仕留めに来るだろう。
(やっぱり国吉くんはすごい・・・でも・・・)
(外角の直球で仕留める!)
4球目、内角を見せた後の外角直球。
(来たッ!)
鋭いスイングで、弾き返す。
三遊間を破る見事な流し打ち。
「やった・・・やったあっ!」
「いいぞさやか!」
一方の尾花監督は思わず舌打ち。
一番やられたくない打者に見事にヒットを打たれては、当然だろう。

46 :

そして、その俊足で色んな仕掛けをしてくる2番、橡浦。
その、1球目。
(走った!?)
大洋バッテリーだけでなく橡浦も不意を付かれたが、あわててバットを振り、盗塁を援護。
さやかの足は速くないが、
「セーフッ!」
「なんだとっ!?」
国吉のモーションを完全に盗んでいた。
スタートが素晴らしく、迷いが一切ない。リードオフマンの条件をしっかりと満たしている。

「すごいよね、翔!」
「あぁ、流石にここで盗塁とはな。これで橡浦もやりやすくなったろ。
 ・・・それよりさ。」
「ん?」
理奈を手招きし、近くに呼び寄せる。
そして、目線をグラウンドとは反対の方へ向ける。
「・・・フェンス越しに俺たちを見ているのって、誰だ?」
小柄な少年が一人、フェンスでこちらをみている。
敢えて「こちら」と表現したのは、試合を見ているような目線には見えないからだ。
「・・・誰だろ?」
「少なくともお前を見てるのは間違いないぜ、理奈。」
「そ、そうなの?」
試しに体をそっちに向けて、手を振ってみる。
すると、緊張した面持ちでおじきをして、すぐに立ち去って行った。
「なんだろ?」
「・・・さぁな、おっと。」
橡浦が空振り三振を喫する。
この国吉を打ちくずすのはそう容易な事ではなさそうだ。
「ファール!」
「ファール!」
「フォアボー!」
ユキは粘ってフォアボール。
結果を残すあたりは流石だが、本人は非常に悔しそうである。
(・・・芯で捉えたはずなのに・・・)
それほど国吉の直球はいい。
スライダー、カーブの精度も高く、なかなか的を絞れないのだ。
「ストラックアウッ!」
「だーっ!」
山下は三振、やはり4番に置くにしては少々頼りないのが現状。

47 :

「・・・まぁ、あのピッチャーからランナー2人置いただけでも上等だ。
 いきなり初回に打席が回るとはな・・・」
「翔、がんばってねっ!」
キャッチャーミットを外し、バットを握る。
どうやら、初回は打席が回らないと思っていたらしい。

「ストライーク!」
(初球からカーブか・・・ったく、厄介なリードしやがる。)
ストレートの印象が強い状況でカーブを投げられては手が出ない。
2球目はその直球が来た。
「ストライーク!」
「は、土生さんが空振り!?」
ストレートに絞ってもバットに当たらない。
浮き上がるかのような球は、バットを嘲笑うようにも見える。
「ファール!」
スライダーをアウトコースギリギリに突いて来る。
何とか粘るが、まともなスイングになっていない。
(ったく、初戦敗退のチームにこんないい投手が・・・)
だが、キャプテンとしての意地がある。
さやかが作ってくれたチャンスで、そう簡単にやられるわけには行かない。
「おらあっ!」
(よし、コースいっぱい、討ち取った!)
アウトコースを見せられての、インローギリギリストレート。
普通は手が出ないか、空振り。
・・・だが、土生の真骨頂は、内角打ちにある。

「打ったー!」
ドンピシャで叩き、ライト前。
ライン際だったため捕球に時間がかかり森本の強肩でもさやかは刺せずにホームイン。
「やったー!さすが土生さん!」
「ナイスラン、さやか!」
仲間が打てない球を打って、決めるのが4番の仕事。
オーダーでは5番だが、彼のヒットはまさに4番の一振りだった。

48 :

「うわあっ!」
理奈の快速球がうなりを上げる。
大洋打線は前回と特に変化は無く、気合を入れても空回り。
筒香のヒット1本に抑える。
さやかは2度の守備機会があるも、無難に捌く。
守備範囲こそ狭いが、捕球と送球の安定感は山下のそれよりも大きく上回る。
しかし、国吉も2回以降は三塁を踏ませない粘りのピッチング。
1点を争う投手戦の攻防は最終回に持ち込まれる。

「ツーアウトか・・・」
「よーし、ここで一発!」
打席に立つのは理奈。公式戦、練習試合、全て含めて通算安打0本。
スイングしたバットがボールに当たった事すら1度もない。
「さ、最終回の守備に入るぞー。」
「はーい。」
「ちょっとぉ、それ酷くない!?」
別に酷くないよ、と言う表情が丸分かりなのは、他でもない土生本人。
「適当にバッターボックスの外に突っ立っとけ。
 変に体力消耗しても困る。」
「いーっ!絶対ヒット打つんだから!」
「さやかー、そこにいなくていいから、守備練習をしろー。」
次の打者、さやかはバッターサークルに座っているが、呼び戻される始末。
流石にそれはまずいのでさやかは動かないが。
「ストライーク!」
「ストライーク!」
簡単に2アウト。
振っても当たらないとなれば、エラーにも期待できない。そして、
「ストライーク!」
最後はワンバウンドのボールを豪快に振って三振。
しかしワンバウンドなので振り逃げすることはできる。
(絶対にセーフになるんだから!)
絶対にアウトになる打球にもかかわらず全力疾走。
しかし、理奈が駆け出したその足が、たまたまキャッチャーが溢したボールに当たる。
「あ」
それに気づかない理奈は全力疾走。
一本間の間をボールが転々とし、なんとセーフ。

49 :

「うわあっ!」
理奈の快速球がうなりを上げる。
大洋打線は前回と特に変化は無く、気合を入れても空回り。
筒香のヒット1本に抑える。
さやかは2度の守備機会があるも、無難に捌く。
守備範囲こそ狭いが、捕球と送球の安定感は山下のそれよりも大きく上回る。
しかし、国吉も2回以降は三塁を踏ませない粘りのピッチング。
1点を争う投手戦の攻防は最終回に持ち込まれる。

「ツーアウトか・・・」
「よーし、ここで一発!」
打席に立つのは理奈。公式戦、練習試合、全て含めて通算安打0本。
スイングしたバットがボールに当たった事すら1度もない。
「さ、最終回の守備に入るぞー。」
「はーい。」
「ちょっとぉ、それ酷くない!?」
別に酷くないよ、と言う表情が丸分かりなのは、他でもない土生本人。
「適当にバッターボックスの外に突っ立っとけ。
 変に体力消耗しても困る。」
「いーっ!絶対ヒット打つんだから!」
「さやかー、そこにいなくていいから、守備練習をしろー。」
次の打者、さやかはバッターサークルに座っているが、呼び戻される始末。
流石にそれはまずいのでさやかは動かないが。
「ストライーク!」
「ストライーク!」
簡単に2アウト。
振っても当たらないとなれば、エラーにも期待できない。そして、
「ストライーク!」
最後はワンバウンドのボールを豪快に振って三振。
しかしワンバウンドなので振り逃げすることはできる。
(絶対にセーフになるんだから!)
絶対にアウトになる打球にもかかわらず全力疾走。
しかし、理奈が駆け出したその足が、たまたまキャッチャーが溢したボールに当たる。
「あ」
それに気づかない理奈は全力疾走。
一本間の間をボールが転々とし、なんとセーフ。

50 :

「セーフ!」
「え・・・キャー、キャー、やったー!」
春大会の無安打無得点試合より喜んでいるかのような、人生初出塁。
ユニフォームからでもその大きさが丸分かりのJカップがバユンと揺れる。
ファーストの中村は、・・・いや、大洋内野陣は目のやり場に困っていた。
「・・・マジ?」
「有り得ん。これは夢だ。あいつは理奈じゃない、理奈の皮をかぶった変態だ。」
「・・・土生さん、流石にそれは言いすぎじゃないですか?」
そのやり取りはファーストの理奈には届かない。

理奈は足はそこそこ速いが、出塁をしない前提で練習をしていた。故に走塁練習をしたことは無い。
ファーストベース上から見る景色は、富士山の山頂にも勝る、優越感に浸れる風景だった。
「ふふふ・・・ああもう、いろいろしたーい!」
せっかくの出塁。色んな事をしたくなる。
もちろん、理奈が狙うのは盗塁。
「・・・あ、あいつ、リードでかくないか!?」
「いいよいいよ、アウトになったって。」
なんとファーストベースから7歩も離れている。
「ヘイヘイ、ピッチピッチー!リーリー!」
(・・・う、うぜぇ、あのデカチチ・・・)
「リーリー!リーリー!」
やりすぎな挑発行為。
怒りのあまり牽制球を送る。
「おっとぉ!」
(あ、あの馬鹿・・・!)
頭から戻って、ぎりぎりセーフ。
しかし、ヘッドスライディングは怪我の確率を高める。
土生にとっては、その行為は走塁意識の高さに感心する行為ではなく、迷惑極まりない呆れた行為に他ならない。

51 :

だが、こうなった以上理奈も聞かないだろう。さやかに、「初球エンドラン」のサイン。
有頂天の理奈はサインなど見ていない。普段走者にならないから、サインが出ると言う事実も忘れていた。
つまり、エンドランのサイン=なんとかバットに当てて、1球で終わらせろ、と言う事。
走者・理奈の存在を1秒でも早く消したいという思いで一杯なのである。

(ああ、このランナーうぜぇ!とっとと討ち取るぜ!)
盗塁されても刺せるよう、早いクイックでのストレート。
・・・だが、中途半端な威力のストレートが、高めに。
(来たッ!)

試合は2−0で光陵の勝ち。
6回にさやかがタイムリーツーベースを放ち、生還した理奈が貴重な2点目のホームを踏んだ。
「カンパーイ!」
今日はそんなさやかの為に、ケーキが振舞われる。
金を払えば、ケーキを作ってくれるのもここの食堂が人気の理由である。
「さやか、すごいなお前!
 あのまま1−0で終わると思ってたのによ!」
「えへへ・・・おにいちゃん、どうだった?」
「おぅ、よく頑張った。これで安心して兄ちゃんは帰れるよ。」
タクローは明日の始発で自宅に戻ると言う。
だが、その自宅は東小の近くなので、今後も会う事はできるだろう。
もっとも、さやかは東小ではなく、市街地にあるエスカレーター式の小学校に通うお嬢様だったりする。
「土生君、これからもさやかの事を頼むよ。」
「ええ。」
「大丈夫だよおにいちゃん、チカちゃんと一緒だから!」
誰だ、チカちゃんって?
そんな疑問符を浮かべる全員の視線から、山下は表情をそらしていた。
(これで、一番サードは確定か。
 あとは貧弱な下位打線をどうするか。せめて6番にもポイントゲッターを置きたいが・・・)
枠はセカンドとレフト。セカンドは打力を求めるのは少々難しいポジションなのでここは守備重視。
ライトとセンターは鉄壁の布陣、となると打てる外野手を探すことになる。

52 :


ここは乙女達が青春に身も心も捧げる場所。
ソフトボールを愛し、チームメイトを愛する、奇跡の花園、チームリリアム。
「そういえば、光陵は先日から合宿でしたわね。」
「そうなの、理奈も、ここぞとばかりに猛アタックし掛けてくるんじゃないかなって!」
「・・・けど、他のリトルも集まる場所で、そんなこと出来やしないんじゃない?」
今日はどんな情事で愛を深め合おうかと考えている石引や大泉、そして神楽坂。
シャワールームにいる彼女達の元に、ちょっとした情報が入った。
「キャプテン!なんか、入団希望者がいるんですが・・・」
「そうなの?リリアムは全国トップの実力リトル。入団テストを行うから、待ってるようにいいなさい。」
「はい、分かりました。」
どんな可愛い女の子か、どんな風に開発しようかと和気藹々にはなしている3人。
光陵がさやかの入団を祝っていた頃、リリアム史上前代未聞の珍現象が幕を開けていた。


今日から再び土生は付近のリトルの偵察。
打てる外野手と守れる二塁手を徹底的にリサーチする。
故に、土生以外の12名がグラウンドで身体を動かしている。
投手の理奈とユキ、故障を抱える緒方は別メニューで、室内ブルペンへと入っていた。
「ナイボー!」
ユキの声が室内に鳴り響く。
有事の際の第二キャッチャーをどうするかも懸案事項だったが、なんでもこなせる彼女が全て解決してくれる。
おそらく、この少女が9人いれば全国制覇も夢ではないだろう。
「ずいぶん馴れたね。」
「そんな事無いですよ。やっぱり左手が痛いです。」
そんな2人のやり取りを無視するがごとく、ただじっと打席で構えているのが緒方。
速球に目を馴らすのが目的のようだが、構えるだけで一切じっとして動かない。
むやみに身体を動かしても選手生命を縮めるだけだが、バッテリー間の会話にも意に介さないのはさすが緒方と言ったところか。

53 :

「さやかちゃんも早速溶け込んでるね。」
「さやかちゃんが出て、橡浦君が送って、あたしが返す。また1つやりがいが増えました。」
時々ブルペンから見えるグラウンドの様子をよそ見。
そんな状況でも、緒方は常にマウンドを見つめ、構えを解く事はない。
「んじゃ、もう1球!」
ど真ん中に投げ込まれる。
とはいえ、緒方は振ることは無いのでミットに収まるが。
「・・・コース、甘いよ。」
「あ・・・はい。」
ようやく口を開いて、発したのはこの一言。
手抜きの練習をすることは彼女にとっては許せなかった。
・・・そして同時に、急造キャッチャーに対して、別の文句がかかってきた。
「相変わらずキャッチング甘いねー、土生。」
「・・・その声、って!」
「あれ?キャッチャーは・・・瑞原ちゃん?」
出入り口のドアが開いている。
その先に立っていたのは、リリアム不動の正捕手、そして理奈の元相棒。
「優子!」
「久しぶり。この前試合でバッテリー組んで以来じゃない?」
巨神との決戦の少し前、リリアムとのエキシビジョンマッチが行われた。
その際理奈と優子がバッテリーを組んだが、試合は4−4の同点で引き分け。
終始リリアムが主導権を握ったが、土壇場で土生が走者一掃の3点タイムリーを放ち、引き分けた。
「そういえばそうだったね。」
「このブルペン、いいね。みんな女の子だもん。」
「ねぇねぇ、せっかく来たんだもん、受けてくれない?」
「いいの?やるやる!」
かつてのバッテリーの復活に胸躍らせる2人。
だが、それに水をさしたのが、もう1人来ていた優子の相棒。
「今日は遊びに来たんじゃないでしょ、優子。」
「あ、久美ちゃん!」
いつの間にか、出入り口のドアに姿を現していた。
その表情はどこと無く、疲れを見せているようにも見える。
「久しぶり。・・・早速だけど、本題に入っていい?」
緒方がようやく構えを解く。
どうやらしばらくは理奈は投げそうに無い、それに感づいたようだ。

54 :


「リリアムの入団希望者?」
「うん。」
「入れてあげればいいじゃない!・・・それとも、そんなに実力が無いの?」
「ううん、実力は十分。・・・ねぇ、今土生に連絡取れない?」
リリアムに関する相談事をなぜここに持ってくるのか、意味が分からない。
とはいえ、優子たちの頼みを無碍に断る事もできず、携帯で土生を呼び出した。
「もうすぐ来るって。」
「・・・それにしても、土生は何をしているの?」
「戦力補強。他球団からの引き抜きだって。」
「・・・意外ね、土生がそんな手段に打って出るなんて。
 確かに今の戦力には不安が残るけど、だからってかつてやられた手段をとるんだね・・・」
「そんな目、しないで。
 翔を侮辱するんなら、出てって欲しいな。」
優しい口調で、そして悲しそうに優子に訴える。
理奈だってそんな土生の姿は見てて心苦しい。ずっと一緒にいるメンバーの一部をベンチに追いやろうとする姿は、見てて悲しい。
けれど、それで土生の心が満ちるのなら、黙ってそれについていきたい。
「・・・まぁいいか。話を続けるんだけど・・・」

「どうかな、ボクのバッティング。」
久美のツーシームを打ち返す。
打球の飛距離はいまひとつだが、鋭いライナーを次々に飛ばす。
「すごいすごい!ねぇ、どこかでやってたの?ポジションはどこ?」
「・・・ボク、外野しかやったことが無いんですが・・・」
外野には三姉妹がいるが、少なくとも今の打撃内容は3人を上回る。
「うん、いいよ!
 顔も可愛いし、うちにぴったりの選手じゃない?」
「そうね、いいわ、あなたは合格。お名前を教えてくれるかな?」
「・・・そ、その、恵、です。」
「めぐみちゃんね。よろしく!」
ずいぶんシャイな性格のようだが、合格のほうを聞いて瞳には明るさが浮き上がっていた。
胸は無いが可愛らしさ満載の女の子、さっそく3人が誘いをかける。

55 :

「ねぇ、・・・女の子の体に、興味、ある?」
「え、えっ?」
このリトルがレズビアンの集まりと言う事を知らなかったようである。
恥ずかしそうに首を縦に振ると、シャワールームへと手を引いていく。
「は、恥ずかしいです・・・」
「・・・うふふ、恥ずかしがりやさんね。」
恵は下半身をタオルで巻いてシャワールームに登場。
男のような格好だが、胸はつるぺたなので上半身を晒すのは恥ずかしくはないのだろう。
とはいえ、やっぱり恥ずかしい。
上級生の命令でしぶしぶが半分、性への興味がもう半分の状態。
「じゃぁ、私達3人の中から、好きなおっぱいを選んでね?」
「あたしの?それとも沙織?優子?」
新入部員への恒例の『もてなし』である。
気に入った部員がシャワールームへ新人を誘い入れる、リリアムの(悪しき)習慣である。
「や、やっぱり、だめ・・・」
「何がだめなの?リリアムはね、気に入った子とエッチをするのが日課なの。
 一緒に気持ちイイコトしましょ?」
リリアムの掟、これが後押しになった。
「・・・。」
指をさしたのは、Hカップの爆乳を擁する優子だった。
「やったぁ、じゃぁ、せっかくだからお風呂に入ろ?
 そこで2人で、心行くまで楽しもうね!」
「・・・は、はい・・・」
「ごめん2人とも、少しの間2人にさせてね?」
やれやれと、ちょっぴり残念な表情をしながら2人は出て行った。
これで2人っきりだね、と微笑みかけると、また下を向く恵。
早速浴槽につかる2人。
おもむろにおっぱいに手を乗せ、円を描くようにさする。
「んっ・・・ふふ、エッチは初めて?」
「は、い・・・女の子とこんなことするの、初めてです・・・」
「そっかぁ。じゃぁ、今度からはたくさんしてあげるからね?」
さする手を止めると、今度は乳首を口に含む。
ざらついた舌の感触が乳首に溶け込むたびに、優子の吐息が上がる。

56 :

「はぁ・・・んっ・・・」
「・・・お、お姉さん・・・」
「ん、なあに、めぐみちゃん?」
上目遣いの可愛らしい姿に、すっかり姉妹のような感覚を覚えてしまった。
何だって叶えてあげるよ、そんな表情を浮かべると、恵は安心したように口を開く。
「・・・セックス・・・したいです・・・」
「!
 ・・・いいよ、じゃぁ入団祝いに、してあげる。
 ペニバン持ってくるから、待っててね?」
すでに初体験を終えている優子にとっては、気に入った女の子とつながる事にさほど抵抗感は無かった。
しかし、浴槽から上がろうとする優子の腕を、ひしとつかむ。
「ど、どうしたの?ペニバン無かったらできないよ?」
「・・・そんなの、要らないです。」
浴槽の中で踊る、下半身を覆うタオルの中に手を入れる。
そのまま、優子に正面から擦り寄った。
(・・・えっ、なに、かたいモノが当たってる?)
クリトリスにしては明らかに大きい。
固い棒状の先端が当たるような感触。
・・・そういえば、つるぺたで下半身はタオル。
女の子だと言う証拠を、何1つ見ていないことに気づいた。
「・・・行きますね。」
「え、ちょ、ちょっと」
気づいたときにはもう、彼のペニスは優子の膣口を捉えていた。

57 :


「よーするに、オカマだったと?」
「・・・男の娘って、呼んであげてね・・・
 まぁ、確認しなかったあたしも悪いんだけど・・・確かに、女の子だって嘘はついてないからね・・・」
彼の名前は恵孝和。メグミは名字だった。
本物のセックスとしては「初めて」を奪われたが、その女の子にもまさる顔立ちが、男嫌いの優子を怒らせなかった。
抱くつもりが抱かれてしまい、その感覚にはとりこになったものの、リリアムに男子を入れるわけにはいかない。
バレたら大変な事になるので、久美と沙織だけには本当のことを話し、口外無用としている。
彼のロリフェイスと、それに似合わぬ巨大なペニスをまた味わうには、彼を断頭台に置くわけにはいかないのだ。
「・・・まさか、さ。相談って・・・」
「実力は保障するよ。
 あれだけのものがあれば、野球にだって適応できるって!」
どれだけ実力があろうと、美貌があろうと、男子は決してリリアムの敷居をまたぐ事は許されない。
それを伝えると、恵は大泣きしてしまった。その泣き顔にまたグッと来る。
何とか関係を保ちつつ、彼の希望をかなえる為に思いついたのが理奈のいる光陵だった。
「・・・まぁ、翔がいいっていうのなら、反対はしないけど・・・」
「じゃぁ、早速呼んじゃおうか。メグちゃーん!」
うつむきながらドアから入ってくる少年。
とはいえ、とてもではないが少年には見えない。
「こ、・・・にちは」
初期のユキ以上に内気なのがよく分かる。
どう見ても少女なので接することに抵抗感は無いが、打ち解けるにはやや時間がかかりそうだ。
「ボク・・・恵孝和です。」
「あ、野村理奈です。よろしく・・・」
「・・・。」
ユキは口を開く事もままならない。
一方、緒方は最初から口をさしはさむ気は全くなさそうだが。
「ここは野球のチームだけど、ソフトじゃないけど、いい?」
「・・・は、はい。元々野球、やりたかったので・・・」
後は土生の許可が下りるかどうか。
土生が帰ってくるまでは、彼がどんな少年か、いろいろ聞くことにした。
・・・その過去は、理奈と同様苦しみの連続だったようだ。

58 :

4年生になってさっそくリトルに入るも、その容姿から先輩や監督、コーチに目を付けられ、性の相手をさせられてきた。
「すぐにレギュラーにしてやる」と言う条件につられ、何度もフェラをし、フェラをさせられた。
女装をさせられ、何度も素股で性処理を強要される毎日。
アナルが余りにもきつい為貫かれたことは無いが、それでも想像を絶する日々に違いは無い。
苦痛に耐えかねて別のリトルに入ったが、そこでもほぼ同じ目にあった。
結局そこも止め、リリアムは男女OKという根も葉もない噂を聞きつけ、飛び込んできたということらしい。
巨根なのは、性的なイジメを続けられてきた為に他ならない。

「・・・まぁ、うちのみんなは彼女持ちか、女の子に興味の無い人ばかりだから大丈夫だと思うけど・・・」
「ごめんね、理奈。
 理奈のチームなら男の子を毛嫌いしない女の子ばかりだから、虐められることも無いと思って・・・」

「ずいぶんと身勝手な話だな。」
ドアの向こうから声がする。
いつもの、頼りがいのある、チームを引っ張る声だった。
「まぁ、入るのは別に構わないが。リリアムの入団テストは受けたんだろ?」
「は、い。」
「なら、実力はそこそこあるだろ。理奈、少し投げてやれ。」
ブルペンからグラウンドに移動する。
控え組みが「また女か?」と目線を送るが、土生がそれを気にする素振りはない。

59 :

「じゃぁ、いくよー!」
理奈の左腕がしなる。
本気は出していないが、110km前後の速球に即座に反応した。
(甘いコースだったとはいえ、センター前に運びやがった!)
「へぇ、やるぅ。んじゃもういっちょ!」
理奈の速球に果敢に振りにいき、空振りは1つも無し。
だが、ボール球にも手をだすなど、選球眼はお世辞にもよくないらしい。
(悪球でもそれなりに打てる、ボール球をファールにする技術もある。
 ランナーをかえすことを求められる6番なら、十分採用圏内か・・・)
「ラスト一球!」
理奈がそう叫んで投げた球は、インサイドを突く。
瞬時に反応し、身体を回転させてバットを出した。
「!」
(なるほど、インサイドの捌きが特に上手い。)
三塁線を点々とするボールが、彼女・・・ではなく、彼の実力を物語っていた。

「ねぇねぇ、メグちゃん!」
「は・・・い?」
「あとでお部屋に来てよ!いろいろお話したいな!」
「一緒に頑張ろうね、仲良くなろ?」
食事の時間。
ユキと理奈の間に挟まれる恵は、顔を赤くしたままうつむいている。
「で、も、・・・女子棟には・・・」
「バレないバレないって!むしろ男子棟に入れてもらえないと思うよ?」
ユキと理奈の心を奪う強力なライバルの出現。
土生も橡浦も、内心面白くはない。
「ね、土生さん、チュウ!この子一晩預かっていい?」
「な、何言ってんだユキ!男と一緒に一晩なんて・・・」
「いいのいいの、この子は女の子なんだから!」
ユキも理奈も、完全に女の子としてしか見ていない。
ユキの言い分に、橡浦も反撃はできなかった。
「またこれで賑やかになるな。」
「文句を言うなら、リリアムの監督にどうぞ。」
「まぁいいさ。打てる右の外野手なんだろ?ちょうどいいじゃないか。」
監督の言うことももっとも。
土生の理想とするチーム作りに一歩ずつ近づいているのは、監督にとっても喜ばしい事。
・・・そして、控えレベルの5人衆の目つきが日に日に険しくなっていく事に、その時土生は気づいていなかった。

60 :


「俺達、どうなっちまうんだろうな。」
「何がだ?」
「今日も新しく一人入っただろ。・・・もしかして、土生さん、俺達をグラウンドから追いやりたいんじゃねーかな。」
練習解散後の井戸端会議。
5人が少し話し合っている。
「それに、聞いたか?緒方さんがファーストの練習をしてるってよ。」
「ま、まさかそれって・・・」
「あぁ、俺達のスタメン枠がまたひとつ減るんだぜ。」
レギュラーがどんどん外様に奪われていく現実。
今まで光陵の一員として、暗黒時代も耐えてきた彼らにとっては、理不尽極まりない現実だった。
「・・・俺達、どうなっちまうんだろう。」


「ね、何もいわれなかったでしょ?」
女子棟は特に出入り口の監視が厳しい。
だが、堂々と恵を連れて入っても、一切の疑いの目をそらすことができた。
「ここがあたし達の部屋ねー。」
「お、じゃま、します・・・」
1チームにつき女子の人数はせいぜい2〜3人。
それもあって、女子棟の1部屋の人数はかなり少なく設定されている。
緒方とさやかは別室で過ごしており、今は理奈とユキが好き放題できる状況が整っている。
普段は互いの彼氏自慢を中心にガールズトークに花を咲かせるが、今回は恵がいる。
「それにしても、ほんっとメグちゃん可愛いなぁ!」
「ほんとほんと!」
2人はレズの心は持っていない。
けれど可愛いものは好き、そして男の子も好き。
どちらの願望もかなえてくれる目の前の少年を前に、2人の我慢の堰は切られた。

61 :


「俺達、どうなっちまうんだろうな。」
「何がだ?」
「今日も新しく一人入っただろ。・・・もしかして、土生さん、俺達をグラウンドから追いやりたいんじゃねーかな。」
練習解散後の井戸端会議。
5人が少し話し合っている。
「それに、聞いたか?緒方さんがファーストの練習をしてるってよ。」
「ま、まさかそれって・・・」
「あぁ、俺達のスタメン枠がまたひとつ減るんだぜ。」
レギュラーがどんどん外様に奪われていく現実。
今まで光陵の一員として、暗黒時代も耐えてきた彼らにとっては、理不尽極まりない現実だった。
「・・・俺達、どうなっちまうんだろう。」


「ね、何もいわれなかったでしょ?」
女子棟は特に出入り口の監視が厳しい。
だが、堂々と恵を連れて入っても、一切の疑いの目をそらすことができた。
「ここがあたし達の部屋ねー。」
「お、じゃま、します・・・」
1チームにつき女子の人数はせいぜい2〜3人。
それもあって、女子棟の1部屋の人数はかなり少なく設定されている。
緒方とさやかは別室で過ごしており、今は理奈とユキが好き放題できる状況が整っている。
普段は互いの彼氏自慢を中心にガールズトークに花を咲かせるが、今回は恵がいる。
「それにしても、ほんっとメグちゃん可愛いなぁ!」
「ほんとほんと!」
2人はレズの心は持っていない。
けれど可愛いものは好き、そして男の子も好き。
どちらの願望もかなえてくれる目の前の少年を前に、2人の我慢の堰は切られた。

62 :

「メグちゃん、服脱いでー!」
「・・・ぇ、それ、は・・・」
「早く、早く!女の子同士なんだから、恥ずかしくないって!」
同姓としか見ていない。けれど、男の子の身体を持っているから、イタズラをしたくなる。
認識としては、「男の子のアソコを借りた女の子」だろうか。
「〜っ!!」
ズボンとパンツをずらされ、半勃ちになった肉棒があらわになる。
この地点ですでに長さは10cmを超えており、顔や華奢な体つきとのアンバランスさが目立つ。
もちろん、異性に大事な部分を見られてしまった恵は、顔を赤くしてうつむいていた。
「ふわぁ、おっきぃ!」
「・・・もぅ、ゃめて・・・」
「だぁめ、ユキちゃん、抑えてて。」
理奈の指示に、はぁいと元気よく答えて、恵の両脇を抱えるユキ。
こうなったら逃げられない。されるがまま、である。
「ぅ、ぅぇぇ・・・」
「泣いちゃだめ、男の子でしょ?」
「は、はずか・・・」
「恥ずかしがらなくていいじゃん、女の子でしょ?」
ユキの彼への扱いも自由自在。
恵の訴えを全て退ける間に、理奈が肉棒を口に加えしゃぶる。
「は、はぅ・・・」
「気持ちいいでしょ?」
「ちゅぱっ・・・この合宿じゃ翔と殆どエッチ出来ないからね、代わりにいっぱいエッチするんだよ?」
「そ・・・んな・・・」
「うわ、もうこんなにおっきくなってる・・・」
状況的に、合宿中は愛の芝生を除けば女子としかエッチ出来ない。
だからこそ、異性との性行為を楽しめる女子は、お盛んな2人の肉奴隷となってしまう。
「ほらほら、おっぱいだよ?
 優子のおっぱいが大好きなんなら、あたしとのエッチだって嬉しいでしょ?」
「・・・は、挟んで、下さぃ・・・」
「ほぅら、やっぱりエッチな事したいんじゃない。いいよ、やったげる。」
恵を座椅子に座らせ、胸を抱えて股に近づく。
「・・・ぁっ!」
「ほら、パイズリ、気持ちいい?」
「・・・もっと、して・・・」
当初あった異性への恥ずかしい気持ちや恐怖感は消え、今はただ求め続けている。
恵自ら理奈の胸を両手で抱え、上下に動かす。
「わぁっ、おっぱいの中でどんどんおっきくなるよ!」
フェラで13cmになった肉棒は、今では16cmにまで肥大化している。
太さも申し分ない、大人顔負けの巨根だ。

63 :
「えいっ、えいっ!」
「ぁ、で、でるっ!」
谷間からわずかに顔を出した亀頭から、大量に射精される。
顔面に暖かいシャワーを浴びた理奈が、恍惚の表情を浮かべた。
「い・・・っぱい、でたね。」
「はぁ・・・ぁ・・・」
「濃くて、たくさんで、おいしい・・・翔なんかより、ずっと・・・」
恵は練習の疲れと合わさって、仰向けにへたり込む。
抵抗はされないと見て、ユキは更なる攻勢に出た。
「んぅ・・・え、え!?」
「ふむぁ、すぐに勃たせてあ・げ・る。」
射精で一度は勢いを失った陰茎は、程なくして再びそそり立つ。
それなりの大きさになったところで、
「じゃぁいくよー。」
「ぇ、・・・めて・・・」
「そんなこと言わないで、嬉しいくせに♪もう、メグちゃんはあたし達のモ・ノ!」
「あたしは初めてを翔にあげたいから、ユキちゃんに気持ちよくしてもらってね?」
恵の気持ちなどお構いなし。
騎乗位からユキが陰茎をあてがい、腰を降ろす。
「ん・・・はぁ・・・」
「や・・・めて、くだ、さいっ・・・!」
「お、おっきい・・・!」
橡浦にはない圧迫感。膣を貫く感触。
最初こそ苦しかったが、次第に病み付きになり、腰を振るスピードも速くなっていく。
「すっごーい、これがセックスかぁ。」
「えへへー、理奈さんも、早くできるといいねっ。」
「!・・・もうっ。」
見物の理奈も、生で見るセックスには興奮を隠せない。
そうこうしているうちに、恵が再び限界を迎えようとしていた。
「だ、ダメ・・・」
「拒否っちゃだめだよ、これだけのオチンチンでとりこにしたんだから、もう解放したげないよ!」
「あ、うぁ・・・ああああんっ!」
「きゃ・・・んっ!」
ユキがイかないまま、先に恵が射精を終えてしまった。
子宮に熱が溜まっていくのを感じるが、同時に不満も腹の中に抱えてしまった。
「・・・何よぉ、先に逝っちゃって。許さない!」
「そ、そんな・・・」
「それっ!」
「はううっ!?」
ユキは膣を意識的に締める事が出来る。
元々運動能力抜群で筋肉も相当鍛えられているので、締まり具合も相当のものだ。

64 :
「えいっ、えいっ!」
「ぁ、で、でるっ!」
谷間からわずかに顔を出した亀頭から、大量に射精される。
顔面に暖かいシャワーを浴びた理奈が、恍惚の表情を浮かべた。
「い・・・っぱい、でたね。」
「はぁ・・・ぁ・・・」
「濃くて、たくさんで、おいしい・・・翔なんかより、ずっと・・・」
恵は練習の疲れと合わさって、仰向けにへたり込む。
抵抗はされないと見て、ユキは更なる攻勢に出た。
「んぅ・・・え、え!?」
「ふむぁ、すぐに勃たせてあ・げ・る。」
射精で一度は勢いを失った陰茎は、程なくして再びそそり立つ。
それなりの大きさになったところで、
「じゃぁいくよー。」
「ぇ、・・・めて・・・」
「そんなこと言わないで、嬉しいくせに♪もう、メグちゃんはあたし達のモ・ノ!」
「あたしは初めてを翔にあげたいから、ユキちゃんに気持ちよくしてもらってね?」
恵の気持ちなどお構いなし。
騎乗位からユキが陰茎をあてがい、腰を降ろす。
「ん・・・はぁ・・・」
「や・・・めて、くだ、さいっ・・・!」
「お、おっきい・・・!」
橡浦にはない圧迫感。膣を貫く感触。
最初こそ苦しかったが、次第に病み付きになり、腰を振るスピードも速くなっていく。
「すっごーい、これがセックスかぁ。」
「えへへー、理奈さんも、早くできるといいねっ。」
「!・・・もうっ。」
見物の理奈も、生で見るセックスには興奮を隠せない。
そうこうしているうちに、恵が再び限界を迎えようとしていた。
「だ、ダメ・・・」
「拒否っちゃだめだよ、これだけのオチンチンでとりこにしたんだから、もう解放したげないよ!」
「あ、うぁ・・・ああああんっ!」
「きゃ・・・んっ!」
ユキがイかないまま、先に恵が射精を終えてしまった。
子宮に熱が溜まっていくのを感じるが、同時に不満も腹の中に抱えてしまった。
「・・・何よぉ、先に逝っちゃって。許さない!」
「そ、そんな・・・」
「それっ!」
「はううっ!?」
ユキは膣を意識的に締める事が出来る。
元々運動能力抜群で筋肉も相当鍛えられているので、締まり具合も相当のものだ。

65 :

「だ、だめっ、千切れちゃうっ!」
「えへへ、また大きくなってきたね!」
理奈も逆レイプの様子を楽しそうに見ながら、自分の指を膣に入れている。
早く喘ぎ声を聞かせてよと急かしながら、自らも性的な吐息を上げている。
「今日はイかせるまで寝させないよッ!」
「っ、だ、だめっ、また、いっちゃうぅっ!」
恵が絶頂時に一滴も精液が出なくなってしまっても、ユキの責めは休まる事はなかった。

そして、30分後。
「・・・んもう、もうちょっと根性出してよ・・・あれ?」
「寝てるね。」
あまりの激しさに途中で失神した事には気づかなかったらしい。
結局大きかったのは最初だけで、何度も搾り出されては流石に陰茎の大きさを保つ事はできなかった。
故に、ユキは一度も絶頂に達していない。
「あ、やっば、あと15分しかないよ。」
「え、何が?」
「お風呂お風呂。練習から帰ってからそのままだから、このままじゃ汗くさいよ。」
「あっちゃー、とりあえず、メグちゃんも入れてあげないとかわいそうだよね?」
タオルで隠せばバレないと、服を着せてお風呂まで運ぶ。
幸い入浴時間ギリギリなので誰もおらず、貸切状態。

66 :

「だ、だめっ、千切れちゃうっ!」
「えへへ、また大きくなってきたね!」
理奈も逆レイプの様子を楽しそうに見ながら、自分の指を膣に入れている。
早く喘ぎ声を聞かせてよと急かしながら、自らも性的な吐息を上げている。
「今日はイかせるまで寝させないよッ!」
「っ、だ、だめっ、また、いっちゃうぅっ!」
恵が絶頂時に一滴も精液が出なくなってしまっても、ユキの責めは休まる事はなかった。

そして、30分後。
「・・・んもう、もうちょっと根性出してよ・・・あれ?」
「寝てるね。」
あまりの激しさに途中で失神した事には気づかなかったらしい。
結局大きかったのは最初だけで、何度も搾り出されては流石に陰茎の大きさを保つ事はできなかった。
故に、ユキは一度も絶頂に達していない。
「あ、やっば、あと15分しかないよ。」
「え、何が?」
「お風呂お風呂。練習から帰ってからそのままだから、このままじゃ汗くさいよ。」
「あっちゃー、とりあえず、メグちゃんも入れてあげないとかわいそうだよね?」
タオルで隠せばバレないと、服を着せてお風呂まで運ぶ。
幸い入浴時間ギリギリなので誰もおらず、貸切状態。

67 :


「・・・で、恵はそっちで泊めるのか?」
「ていうか、あの外見で男の子って言っても、係の人は納得しないでしょ。説明も面倒だしさ。」
男子の宿泊等のロビーで、土生と理奈がくつろいでいる。
消灯時間が近づいている事もあり、他に人影はない。
「まぁ、俺は構わんがな。それに、あいつは前のリトルでも男に嫌がらせされていた。
 そういう面からも女子と一緒にいたほうが、あいつの負担にならないだろう。」
「ま、まぁね。」
実際は、すでに大きな負担になっているが、そんな事は露知らず。
「・・・おっぱい、触る?」
「いや、いい。」
土生との初めての交わりを取っておきたいがために、理奈と恵との触れ合いは殆どなかった。
結局、ユキに取られてしまった上、あれほどの事を見せられては、身体はどうしても疼いてしまう。
2日前に行った愛の芝生でも、結局は授乳プレイに終始したのみなのだ。
「じゃ、じゃあさ、明日の練習試合でノーノーをやったら・・・」
「明日はユキを先発させる。お前はノースロー調整だ。」
「そ、そんなぁー!」
今までの練習試合では理奈が全試合を完投。そろそろユキも試しておかなければならない。
そして、もう1つ試しておきたい事があった。
「あと、緒方をファーストで起用する。」
「!」
「2イニング限定だ。打順が回ったら代走や守備固めをする。伝えとけ。」
「う、うん。でも、大丈夫なの?」
「あらかじめ本人には伝えてある。リハビリの甲斐あって、膝の状態がある程度よくなったらしい。
 本人も驚くほどの回復振りらしいぜ。」
無論、今年で野球を辞めなければいけない状態に変わりはない。
だが、一時はバットを振るのも精一杯だった膝の状態も、ブランクを埋めるべく取り組んだリハビリのおかげで軽い守備は出来るようになった。
「山下をサードに回し、さやかちゃんはセカンド。
 緒方の調子次第では、打撃重視のこのオーダーも選択肢に入るからな。」
「そっかぁ・・・」
「で、ユキが先発の時は、理奈はライトだ。外野守備はやった事あるか?」
「うーん・・・明日軽いノックを受けさせてくれない?」
かつて理奈はファーストで出場した事はある。
守備センスはそれなりにあるので、外野守備も無難にこなせるだろう。

68 :

「よし、打ち合わせはこの辺にしよう。そろそろ寝るか。」
「うん、じゃぁ、伝えておくね。」
理奈が駆け出していった。
その姿を見送りつつ、スポーツ新聞に手をかけようとした。
・・・ガラス越しに見える、女子棟に戻るはずの、理奈の姿。
立ちすくむ彼女の横顔は、驚きと、・・・そして、恐怖。
(理奈!?)
慌てて理奈の下に駆け寄る。
何かあったに違いない。
「どうした理奈・・・っ!?」
「よぉ、久しぶりだな。」
駆け寄った先に見えた、4つの影。
その正体を把握した瞬間、土生に戦慄が走る。

69 :
投下終了です。

さて、僕の頭の中では現在光陵主要メンバーは11人。
後1人位付け加えたいと思っていますが、それを皆さんの募集から選ぼうと考えています。
誰も募集に乗らなければ僕が最後の1人を考えますが、
よろしければ考えてみてください。
なお、選考に漏れたキャラは敵キャラで使う可能性もあるのであしからず。
(それが難しい場合は言ってください、逆に敵キャラの設定もお受けします)
テンプレを用意したのでどうぞ。

【名前】(必須。野球関係の元ネタがあるとなおOK)
【性別】(必須。男女問いません)
【学年】(必須)
【所属小学校】(東小、西小の場合は書いてください)
【身長】(必須)
【3サイズ、カップ】(女子のみ必須)
【投打】(無くてもOK)
【守備位置】(無くてもOK)
【人物像】(必須。出来る限り詳しく)
【プレイスタイル】(無くてもOK。)

70 :
GJでした!! がまた色んな意味で暴走を始めましたなw
とりあえず巨乳小学生×男の娘はジャスティスではないかとw

71 :
GJ、ゆきちゃん理不尽ですw そしてラリナちゃんが心配だ。後山下がんばれ、打てればお前はきっとすごいはずだw
後リリアムの安心と信頼の弩変態w

72 :
>>69
野球は判らんが金髪碧眼巨乳ツインテなんかいいんじゃね?

73 :
>>72
野球要素はこっちでつけるんで、その女の子の細かい設定をぜひ!

74 :
こういった参加企画は好きなので参加
【名前】 方陸 歩(かたおか あゆみ)
【性別】(女性)
【学年】(小学4年生)
【所属小学校】西小
【身長】142cm
【3サイズ、カップ】(80.59.82)
【投打】(左投左打)
【守備位置】
【人物像】(最近お洒落に目覚めた少し太めの少女
ダイエット件最近逞しくなって来ている赤松に惹かれている事もあり光稜に入部する)
(名前は茨城ゴールデンボールズの片岡安祐美選手より)
【プレイスタイル】(初心者という事や体型などからあまり足は速くない代わりに力が強く
長打をかっ飛ばすパワーヒッター)
基本巨乳小学生が多いので太めな巨乳少女にしてみました

75 :
失礼 カップは(AA)ですね。でも揉み応え自体は良いと思います

76 :
>>73
じゃ名前はイレーヌ・ダンヴェール。日仏ハーフの12歳だが生粋の日本育ちのため
金髪碧眼に早熟ボディというルックスからは想像もつかぬ、蕎麦と少女マンガ好き
の野球少女。しかし自分の容姿が色々な意味で有効利用できることはよく知ってお
り、時々都合よく化けるが実はフランス語は大の苦手。

77 :
野球詳しくないんだけど
名前:知床 初(しれとこ うい)
身長:143cm 体型は普通。
特徴:目を隠すほどの前髪とカカトまではありそうな後ろ髪の持ち主
性格:口数は少なく、ぼそぼそ暗く喋るが、結構毒舌
特技:存在感が薄く、しれっと盗塁。
あだ名:座敷わらし 日本人形

78 :
>>77
とりあえず性別はよw

79 :
女性
髪長すぎて男とか気持ち悪いだけ

80 :
【パソコンが書き込めないのでネカフェより色々と】
こんにちは皆様。色々と滞って申し訳ありません。
duS/DPq8/s様。プールはいいですよね、そして水着もご馳走様です。
暴走ボート様。リリアムを使っていただきありがとうございます。
これからの恵少年の行き先がどんなことになるのか楽しみです。
後はせっかくなのでラスト選手案をこちらでも考えてみました。

【名前】田中 真弘(たなか まさひろ) (渾名 マー君(主に鈴が) ヒロ(主に麻衣が) マヒロ)
(名前の由来は楽天の田中 将大選手より)
【性別】(少年)
【学年】(小学五年生)
【所属小学校】(西小)
【身長】(163cm)
【投打】(両投両打)
【守備位置】(基本ライト)
【人物像】(どこにでもいそうな少年で色々親切。特徴としては少年にしては恵まれた体躯だがとにかく影が薄く地味。
しかし能力はかなり高く長打は苦手だが確実に打ち込むセンスに守・走は非の打ち所がない
大阪のソフトボールサークル“タイガーソウル”レフトの鈴木鈴の交際件文通相手で相思相愛の間柄)
【プレイスタイル】(無くてもOK。)
【名前】田中 麻衣(たなか まい) (渾名 マイ)
(名前の由来は将弘選手の奥さん里田まいより)
【性別】(少女)
【学年】(小学五年生)
【3サイズ、カップ】(92.54.89 Kカップ)
【所属小学校】(西小)
【身長】(162cm)
【投打】(両投両打)
【守備位置】(基本レフト)
【人物像】(真弘の双子の姉。容姿こそ似ているが女性としての華があり、かなり目立つ、が基本として猪突猛進なあほの娘
能力としては弟同様長打力には欠けるが、それ以外の能力は圧倒的とまで言えるほど高い
弟の交際相手鈴に対しては色々な理由から強烈な対抗意識を持っており、そのつてから真弘とともに加入することに)

81 :
書いていたものが消滅・・・
とはいえ、やや話がおかしな方向に行っていたのでいい機会だったかもしれませんね。
もう1度練り直します。

アイデアを色々ありがとうございます。
どのキャラクターもなんらかの形で登場させられればいいと思っています。
ただ、どのキャラクターを採用するかはまだ決まっていません。
キャラクター募集は今月いっぱいまでは続けていきます。
既に参加してくださった方も二人目以降を考えて貰っても構いません。
また、採用された場合でもこちらで(特に野球能力に関して)改変をしていきたいと思っています。
>>74
赤松と組ませる女の子は一応考えていますが、三角関係も面白いかもしれませんね。
現時点では歩ちゃんが一番のお気に入りです。
>>76
外国人、しかもフランスか・・・
プロフィールだけ見たらマネージャー向けかもしれないが、さてどうしましょう。
>>77
野球に関してはこちらでなんとかするのでご心配なく。
しかし毒舌か・・・書けるかなぁ;
>>80
お久しぶりです。
リリアムから色々拝借しました。
今後もいろいろ拝借すると思います。
しかし両者とも強力な能力をもっていますね・・・
採用の場合は便宜上弱体化を図るかもしれません;

まだまだたくさんの選手をお待ちしております。

82 :
巨乳小学生ってリアルじゃないし男の願望が詰まっててなんか嫌だ
生々しいんだよね

83 :
保守◆
HNK教育放送は今月6日からドラマ『巨乳小学生シリーズ』最新作『決闘少女空間』を六週に渡り放映する。好評だったシリーズ第一作『夕立』よりキャストを一新、ヒロイン谷川千晶を始め主要キャラクター全員が現役の小学六年生、というのが早くも話題だ。
「おっぱいだけは怪我しないでくれ、って監督に何度も頼まれました」と笑うのは主人公千晶に抜擢された幣原蛍(12)。エキストラ総勢90人と共に大乱闘シーンを演じ、オールヌードの演技では劇中の谷川千晶と同じの美巨乳をたっぷり披露する彼女はオーディションを
勝ち抜いた正真正銘の小学六年生。谷川千晶と同じ身長148cm、86-58-79のGカップという奇跡のボディが決定打だった。柔軟な身体を生かし、見せ場のひとつである陣から大注目の濡れ場までを見事にこなす。
「(八坂明役の)日吉くん、とってもおっぱい吸うの上手いんですよ。いつもやってるんじゃないかって星佳ちゃんとヒソヒソ陰口(笑)」
そしてライバル大西真理を怪演するのは舳倉星佳(12)、シリーズ第三作『迷わずキャッチ!!』で神楽坂沙織を演じたのは記憶に新しいが、圧巻の肉体美にはますます磨きがかかっている。
「『キャッチ』では女の子との絡みばかりだったので最初はすごく緊張しました。男の子に胸見られると照れてしまうんです」役作りの為に筋トレは毎日欠かさないという彼女もまた身長157cm、81-59-80のDカップ。舳倉『鬼マリ』の迫力は十二分。
さらに番組主題歌『夕立のあとで』を歌うロックバンドREMNLのヴォーカルZyjjYが千晶たちの担任藤原通子役で女優に初挑戦するなど、見どころたっぷりの作品となりそうだ。

84 :
>>83
GJw
明役オーディションは千晶役以上に倍率高そうだ
なにせリテイクで何度も美巨乳に吸い付けるからなw後々黒歴史になりそうだけと

85 :
すげー保守ネタ来たなwGJ

86 :
小学生でDあった美少女の話。
ここの>>331見て。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/male/1350818281/301-400

87 :
保管庫管理人さん更新乙です!!

88 :
>>83
HNK=変態日本放送の略。

今回はエロ無しです。
書き直した方が何かよさげになったかも。

89 :
緒方にあまり負担をかけるわけにはいかず、最終回は三者三振を義務付けて理奈がリリーフ。
緒方に守備機会を与えず、見事に三者三振で締めた。

90 :
投稿ミス。

「久しぶりだな、土生よぉ。」
「西村・・・どうして、ここに・・・!」
かつてのエース、西村。
そして、あと3つの影は、言うまでもないだろう。
過去の黒い歴史、そして独特のオーラは、理奈といえども圧倒される。
「君はあのハンバーガーの店で1度あったな。
 噂は聞いてるぜ、ノーヒッター。」
「理奈が怖がる。用がないならとっとと帰れ。」
「つれねぇなぁ。俺たちは戻ってきたんだよ。」
戻ってきた。
その意味が土生には、一瞬分からなかった。
「知ってのとおり、巨神は半年間の活動停止だ。
 俺たち6年生は、このまま巨神にいたんじゃリトルの大会に二度と出られない。」
「つーわけで、古巣に戻ってきたってわけよ。
 …俺たち、やっぱり光陵で野球やりたいんだよ。な?」
話をとんとん拍子に進めていく。
全国制覇を目指すチームにとって、この4人が加入するのは何よりも大きい。
「悪いが、断る。」
「翔!?」
「分かってるよ、こいつらが悪いわけじゃないのも、加入すれば強力な補強になることも。」
「おいおい、じゃぁなんで断る?」
土生の脳裏には、今までの仲間の姿があった。
四方八方塞がれても、付いてきてくれた栃浦と山下。
あの暗黒時代に、一筋の光を見せてくれた、エース・理奈。
規格外の身体能力を武器に、攻守の要として奮闘するユキ。
巨神を追われ、ボロボロの体になりながら1打席に賭ける、切り札・緒方。
みんな、力を貸してくれた。
巨神を倒すために、4人を倒すために、弱小チームで戦ってくれた。
だからこそ、この4人を受け入れるわけにはいかない。
「みんな、あんたたちを倒すために、集まってくれたんだ。だから裏切れない。
 行くぞ、理奈。」
「う、うん…」
そして、自分を救ってくれた理奈を、エースから蹴落すわけにはいかなかった。

91 :



「・・・ったく、頭の固いやつだぜ、どうする、白濱?」
「俺たちの帰る場所は光陵しかねぇ。…けど、監督も土生の許可が降りれば、って言ってたしよぉ。」
「諦めるか?
 せめて、俺たち4人で一緒にプレイできるところを、探そうぜ。」
「あぁ。」
今では全員巨神を恨んでいる。
そして、意地でも光陵に残るべきだったと悔やんでも悔やみきれない。
けれど。
光陵のユニフォームに、袖を通したい。

「可哀想じゃない?」
「…分かってるけどさ。他のやつにはこのことは言うなよ?」
朝食後、バッテリーだけ残って話をしている。
「ねぇ、あたしは今年はエースを譲ったっていいんだよ?」
「過去の裏切り者が、舞い戻ってきたところで、あいつらはどう思う。
 理奈はチームの復活の象徴だ。お前がエースじゃなかったら、それはもう光陵じゃない。
 それに、理奈は誰よりも上だ。エースはお前だよ。」
オレンジジュースの入ったコップを手にとって飲み干す。
もう一杯飲もうと席を経とうとすると、食堂の外が騒がしくなってきた。
(おい、聞いたか?)
(聞いたぜ聞いた。あの巨神の西村達が来てるんだろ?)
(今どこにも所属してないんだってよ!)
早速噂になっている。
なお、巨神に在籍していた選手は、特別補助として施設の利用が許可されている。
施設利用も無料だが、巨神に払わせた罰則金を充てているらしい。
もっとも、大半の選手は古巣に戻るか残留をしているので、西村たちのような存在は例外である。

92 :

「…すげぇな。」
大の大人が十数人、小学生4人によってたかっている。
おそらくはどこかのリトルの監督かコーチあたりだろう。
「西村君、ぜひ来て欲しい!
 うちは打撃のチームだ、君がいれば手厚い援護で優勝は間違いない!」
「わしは強豪シニア、強豪高校とのパイプが深い。
 今後の野球人生、わしに任せてみないか?」
「白濱君、是非うちの投手たちとバッテリーを組んでくれ!」
なんだか収集がつかないことになっている。
とうとう二岡が音を上げた。
「ちょっとストーップ!言いたいことは分かりました!
 ただ、俺たちは一緒にスタメンで戦いたいんです!」
「俺たち4人とも面倒を見てくれるところで、お願いします!」
新井も同調してそれに続く。
しかし、そんなのでこのオヤジたちは止まらない。
「もちろん、4人とも大歓迎さ!」
「うちの野球環境はいいぞぉ?」
「頼む!元日本一の、大洋リトルを救ってくれ!」
大洋リトルの尾花監督まで参戦。
結局、ゆっくり考えさせてくれと白濱が叫ぶまで、10分以上アピールにさらされ続けていた。


「何か大変そうだったな。」
「そうだね。ちょっとあれは可哀想だよ。」
「けど、4人まとめてどっかに入れば、今度はそこが宿敵だ。」
まだ練習グラウンドには誰も集まっていない。
集合時間の1時間前についたから、当然と言えば当然だが。
「…監督には悪いことしただろうな。」
「え?」
「監督、あいつらに特に目をかけてたからなぁ。
 けど、俺に遠慮してるんだろうな。最近俺さ、ずっとわがままし放題だろ。
 すっごく監督に甘えてる気がする。」
監督への恩を返すなら、あの4人を呼び戻すのが一番早い。
自分が枷になっているんじゃないか、とも思う。

93 :

そして、同時に理奈たちが、枷をかけてしまっていることに、理奈は当然気付いていた。
「それでいいと思うよ。」
「え…」
けれど、あえてそれを受け入れた。
なんだかんだで、一番意地になっているのは、土生なのだから。
その意地を、頑固な意思を、エースの自分が肯定してあげないでどうする。
「あの4人を倒そうとしてる翔がかっこよかったから、ついてきてるんだよ。
 すくなくとも、あたしはね。」
「理奈…」
監督だって、土生のことを大切に思っている。
だったら、4人が帰ってこなくても、それが土生の意思ならわがままだとか思わない。
みんなで後押ししてやれば、それでいい。
「今更悩まないの!男でしょ?」
「…分かったよ。」
これで少しは吹っ切れた。
同じ思いを胸に秘める仲間たちがいるのだから。

…だが、その「仲間」に例外が居ることを、まだ二人とも知らなかった。
「そろそろ行くか、黒田?」
「そーだな…やれやれ、今日は誰がスタメン落ちか…」
「俺たち、なんの為に光陵居るんだろうな…」
ぶつくさ言いながら、着替えを持ってジャージ姿で玄関をでる。
出た先には、思いがけない出会いが待っているものである。
「やれやr…!?」
「に、西村さん、新井さん!」
「お…お前ら!?」
土生と同年代の5人。
4人の顔はよく知っていた。
「ひ、久しぶりだな。」
「…なんですか、裏切り者に用事は…」
「ま、待ってくれ!…お前らに、頼みたいことがあるんだ。」
「…?」
あれほど頼もしかった4人が、慌てたように、頼りない顔で頼み事をしてくる。
その表情を見ても何も感じないほど、5人は鈍感ではなかった。

94 :


5人のいる部屋に招かれ、話をしている9人。
まずは、移籍問題の顛末を話すところから始まっていた。
移籍問題の顛末は監督と土生、理奈しか知らない。
土生は事情を知った上で裏切りと断定し、余計な同情の余地をチームメートに与えないようにしていた。
「…それは本当ですか?」
「あぁ、俺たちは監督の勧めで、移籍をしたと思ってたんだ。
 現実は違ったが、それを知ったのは例の裏金問題が表面化してからだったんだ。」
「もちろん、巨神の施設は充実してたし、移籍自体は後悔はしてなかった。
 俺たちは土生を馬鹿にしていた。けどそれは、監督の勧めに応じないと思ってたからだ。
 環境が充実しているところに入れてやりたいという親心に気付かなかった土生をな。」
だが、現実は違った。
自分たちは騙され、大好きな光陵から引き剥がされてしまっただけのことだった。
「今更言い訳するつもりはない。お前たちにはずいぶん苦しい思いをさせてしまった。
 けれど、だからこそ光陵を優勝させて、せめてもの償いをさせて欲しい。」
100%信用できるか、5人は迷っていた。
だが、巨神ならこの状況を作ってしまうことは十分考えられる。
話の内容からも、作り話や嘘が含まれているとはやや考えにくかった。

「…話は分かりました。今の話はとりあえず信じます。
 で、俺たちに頼みたいことって、なんです?」
「昨日土生にあったんだが、入団拒否をされた。」
「会ってきたんですか!?…けど、そりゃそうでしょうね、ずっと恨んでましたもん。」
「だが、昨日のやりとりを見た限りじゃ、多分俺たちへの恨みの感情は無かったと思う。
 俺たちを入団させなかったのは、俺たちを倒したいから、らしい。」
自分たちを倒すために集まってくれた連中に、申し訳が立たない。
自分を信じてくれる仲間のために、受け入れなかった。
「だから、お前たちから、土生を説き伏せてくれないか?」
「…確かに、打倒巨神に向けて燃えていました。それは思います。けど…」
「正直、今の光陵はつまんないですね。皆さんが戻る価値は、ないと思います。」
「どういうことだ?」
全てを話した。
4人が去ってから起こった出来事。
ずっと低迷し、辛い思いをしてきたこと。
理奈とユキと緒方が加入して、打倒巨神に向けて燃えていたこと。
ここまでは良かった。
だが、巨神が出場停止になってからも選手補強を続け、
ずっと一緒に頑張ってきた自分たちが蔑ろにされつつある事に、疑問を感じるようになったこと。

95 :

光陵のメンバーで勝つ事に意味があるはずなのに、やっていることは巨神と変わらない。
そんな思いを抱いていること。
「多分、つまんないと思いますよ。
 外部から選手を調達し続けて、俺たちのことは何も考えてくれない。
 自分が勝つことだけを、考えてますよ、土生さん。」
「土生さんは、十分光陵を裏切ってます。今の光陵は、光陵じゃない!」
「お前ら…」
苦楽を共にしてきたからこそ、与えられるべき活躍の場が、他所者に奪われている。
これでは自分たちは数合わせの踏み台だ。
「…お願いがあります。
 光陵の魂を持っている西村さんたちに、頼みたいんです!」


10時の試合前練習になっても、あの5人は現れない。
土生は相当イラついていた。
「あいつら、何やってるんだ…ったく!
 監督、あいつらどこに行ったんですかね?」
「ん…俺?」
「いや、聞いても分からないか、すみません。」
最近は土生が活動の中心であり、中井監督の存在感はとんと薄くなってしまった。
もっぱら置物である。
「土生さん、あいつら最近ふ抜けてるし、しょうがないでしょ。
 練習が厳しくてどっかいったんじゃないんですか?」
「ったく…じゃぁ、スタメンを発表するぞ。」

1、4・石井(さやか)
2、5・山下
3、8・橡浦
4、1・瑞原(ユキ)
5、2・土生
6、3・緒方
7、7・恵
8、9・理奈
9、6・赤松

「お、俺が2番ですか?バント苦手ですよ!?」
「いいんだよ、来た球を振ればいいんだから。引っ掛けてゲッツーでOKだ。」
土生はこの打順に、大きな狙いを掲げていた。
さやかは山下のことを慕っているから、打順を近づけたのもあるが、それだけでは決してない。

96 :

高い出塁率を誇るさやかが類に出ると、相手は盗塁を警戒し、配球が直球寄りになる。
直球に強く長打力のある山下が、それを仕留めるという算段だ。
盗塁は阻止したい、けれど直球が甘く入ると一気に傷口が広がる。
相手の神経を相当すり減らすことができるわけである。
橡浦を2番において送りバントをしても、一二塁ではバッター集中で勝負に行くのが普通。
勝負強さに欠ける山下が結果を出す可能性は高いとは言えないからこそ、あえて逆にして確率を上げた。
仮に山下が凡退しても、橡浦が送り、二二塁でユキ、土生が控える、という流れだ。

ちなみに、理奈は打順が上がったことを喜んでいたが、
「やったぁ、あたし、赤松君よりすごいんだ、やったぁ!」
「…。」
もちろんこれは、赤松の足を上位打線につなげ易くするためである。
と本人に言うと怒りかねないので黙っておいた。

相手は6年生エースサウスポー、井川を要する阪急リトル。
打線が弱く春大会は2回戦負けだが、井川は完封、1失点完投と実力がある。
この夏は韓国出身の強打の選手が入団し、4番として活躍している。らしい。
井川はランナーを出してからが真骨頂だが、逆に言うと出塁は容易である。
「さやか、とにかく出塁してくれ。でないと始まらない。」
「はい。」
「あと、リードは大きく取れ、盗塁はしなくていいから、気を散らせろ。
 そして…」
「…分かりました。」
春大会の1失点は初回の失点。
立ち上がりに難があるので、とにかくなにがなんでもさやかには出てもらわないといけない。

97 :

「よろしくお願いします!」
(背ぇ、低いな…投げづれぇぜ。)
さやかが出塁率がいいのは、背が低いおかげでストライクゾーンが狭いからである。
1・2番タイプの選手に小さい選手が多いのはこれも理由の1つ。
「ストライーク!」
「ストライーク!」
2球で追い込まれる。
とはいえ、それほど甘いコースでもないので振っても凡打になる可能性は高い。
「ボール!」
「ファール!」
「ボール!」
「ボール!」
一気にカウントを整える。
そして、
「フォアボー!」
理想の形で出塁。
さて、土生の狙いが当たるかどうか、山下の打席である。
「しやっす。」
(で…でけぇ!)
身長129cmの次は、181cm。
これだけストライクゾーンが変われば投げにくいことこのうえないだろう。
「リー、リー。」
(ちっ…あの女、走るつもりか…。そうは行くか!)
大きくリードを取るさやかに、2,3度牽制を入れる。
さやかは走るつもりは全くないので、帰塁は容易い。
(土生さん、直球だけをねらえって言ってたけど…)
(ゲッツーでいい、見逃し三振でいい。ボール球を振ったって構わん。
 その代わり、直球をフルスイングしろ。)
第1球。
速い球に反応する。
「ストライーク!」
(くそ、スライダーか…)
(それでいい、スライダーとストレートの見極めは難しいからな。)
バッテリーも大振りな事に気づく。
キャッチャーの日高はインコースによる。
(典型的なパワー馬鹿のプルヒッター。インコースに投げてりゃファールしてくれるぜ。)
(おう。)
山下のバッティングは荒く、有り余るパワーの使い道が難しい。
打率が低い以上打者としての能力は現時点では高いとは言えず、
せいぜい利点となるのは大きな体格を生かしたファースト守備くらいだ。

98 :

「ファール!」
狙い通りファール。
飛距離はそれなりだが、これでは意味はない。
(あとはアウトコース投げてりゃ勝手に三振か、引っ掛けてゲッツーだ。)
(変化球じゃ盗塁されるだろうし、ボール気味にストレートを投げろ。)
アウトローのストレート。
通常ならこれで打ち取れる。
だが、土生の狙いはさらに上にあった。
それを示すかのように、山下のバットからは鋭い打球音が発せられる。
(何!?)
三塁線の強い頃。サードが飛びつくが取れない。
「ファール!」
「だー、おっしー!」
(な、なんなんだ、今の打球は…)
インコースを見せておいてアウトコースを引っ掛けさせるのはプルヒッターを打ち取るためのいわば定跡。
だが、ここで山下の身長が生きてくる。
(インコースを見せられたあとのアウトコースってのは、打者目線からかなり遠い位置にある。
 遠い球にバットが出てしまえば、姿勢が崩れてしまう。だから引っ掛ける。)
しかし、山下の場合は、事情が違う。
(けど、あいつの規格外の身長なら、アウトコースのボールにも軽々と手が届く。
 ストレート一本にタイミングを合わせれば、遠いボールでも軽々と捉えられる。
 だから、崩れねぇ。強い打球が打てる。)
そして、ストレートで崩せないことを悟れば、変化球を投げるしかない。
…山下に気を配るあまり、ファーストランナーの存在を忘れていた。
(チェンジアップで仕留める!)
「走った!」
「何!?」
最初は塁上で挑発していたさやかが、いつの間にかリードを小さくし、黙り込んで存在感を消していた。
そして最高のタイミングで、スタートを切る。
「ボール!」
「くそ!」
突然のことに制球を乱して、コントロールの難しいチェンジアップはワンバウンド。
キャッチャーは投げられず、悠々セーフ。
仮にきちんと投げたとしても、モーションは完全に盗んでいた。
(チカちゃん、ありがと!)
(ナイスラン、さやかちゃん。)
お互いがヘルメットのキャップを右手でつまむ。敬礼の印だ。
ランナーとして相手に直球を投げさせ、持ち前の腕っ節で盗塁を勝ち取らせた。

99 :

「土生さん、これを狙ってたんですか?」
「さぁな。とにかく、これがウチの1つの形だ、覚えとけ。」
知らばっくれてはいたが、どうみてもドヤ顔。
二塁までランナーを進めれば、あとは三振して堂々と帰ってくればいい。
「ストライク、バッターアウト!」
案の定、変化球を振らされて三振。
進塁をさせたのは送りバントと変わらないが、一発長打の可能性と相手への圧力という点では戦術としては有効だろう。
問題は、3番を打つのが橡浦だということだが。
「ストラックアウト!」
足だけは速くセンターの守備は固いが、とても中軸を任せられる打撃ではない。
本来は1番バッターだが、出塁率が低いためそれも難しいところ。
とはいえ、光陵の第18代4番バッターには、大いに期待したいところだ。
今日は4番に座る、ピッチャーのユキ。
「お願いします!」

…。
結果は6−3で勝利。
初回の二二塁のチャンスでユキがきっちりタイムリーヒット。
3回の二満塁では、7番、恵が走者一掃のタイムリーツーベースで追加点。
もっとも、今日の試合はは4番・ユキと新人・恵のテストも兼ねていたので、
土生と緒方はつなぎに徹し、両者無安打3四球。
恵は初回の満塁のチャンスは凡退したが、次の満塁のチャンスでは見事期待に応えた。
ユキも3安打3打点の大暴れ。やはりユキ無くして、光陵の躍進はありえない。
本業ではないピッチングも5回3失点でなんとか乗り切った。
もっとも、さやか、緒方、恵が1つずつエラーを記録しており、自責点は1つだけだが。
緒方にあまり負担をかけるわけにはいかず、最終回は三者三振を義務付けて理奈がリリーフ。
緒方に守備機会を与えず、見事に三者三振で締めた。
「緒方、膝は大丈夫か?」
「…えぇ、ファーストなら大丈夫そう。」
さやかもセカンドの守備は馴れず、恵も守備面には不安を残す。
緒方のスタメンは、膝の負担以外にも悪影響を及ぼしかねないことも見て取れる。
俊足のユキがライトにいない、内野守備も赤松以外は不安定。
赤松も足が速いとはいえ平均レベルの守備力しか無く、センターの橡浦の負担はますます大きくなる。

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