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2013年01月オリキャラ144: ツンデレっ子3 (407)
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ツンデレっ子3
- 1 :2007/10/06 〜 最終レス :2012/09/02
- ふん!こんなスレよく来る気になるわね!もう3スレ目よ!
でも、ここまでいったのもみんなのおかげだから、一応、お礼を言っとくわ。
……ど、どうもありがとう…。
このスレは最初ツンツン、進むに連れてデレデレしていくキャラのスレです。
ツンデレの男の子はダメですか?って質問があったのでこのスレタイにしました。
過去スレ
ツンデレっ子2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1129916903/
ツンデレな女の子
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1125145648/l50
- 2 :
- 2GET
- 3 :
- 支援
- 4 :
- 【では、続きのために待機しますね】
- 5 :
- 【すみません、またお待たせしてしまいました……】
【こんにちは。今日もよろしくお願いします】
- 6 :
- 【いいえ、一分も経っていませんからお気になさらず。今日もよろしくお願いしますね】
- 7 :
- 【お優しい言葉、ありがとうございます】
【申し訳ありませんが、もう少しだけお待ちいただけますでしょうか?】
【さきほど、書いていたレスエディタうっかりを閉じてしまって……】
- 8 :
- 【ええ、自分にも経験あります。落ち着いて書き直してくださっていいですよ?】
【待つのは苦になりませんから、ごゆっくりどうぞ】
- 9 :
- (文哉の体が跳ね上がったことを感じると、瞑っていた目を見開き)
(自分の漏らした一言が、彼に与えた驚きと後悔を推し量る)
だい、じょぶ。
(心から、とそう確信できる謝罪に応えると、汗の浮かぶ顔で微笑む)
(快楽の方が大きいことを、言葉で伝えられたらと思うけれど)
(それをするには、あまりにも超えるべき羞恥の壁が高すぎて)
(顔を覆っていた手をほんの少しだけずらし、精一杯思いを形にする)
(優しい中でどんどんとペースの上がる愛撫に、顔はもう上気しきって)
ふ、ふあっ
(文哉の行為を変換するかのように、一挙手一投足に反応して声が出る)
ふみ、や、君……。
(嬉しいという一言で、さらに理性の崩壊が加速されるけれど)
(恥ずかしさが完全に消え去ってしまうことにはつながらない)
(官能と含羞の間でぐらぐらと、バランスの悪い天秤のように揺れて)
(もう自分の力では、振れを軽くすることすら不可能に思われてしまう)
はっ はあっ あ、ああっ!
(愛撫の重心が上半身から下半身へと移ると、声はより切なさを含み)
(指がショーツ越しに自分の入口を刺激するたび、肩をぷるぷると震わせる)
(衣擦れの音や嬌声、互いの息遣いといろいろな音が本棚の間に響いても)
(やっぱり、恥ずかしい部分から聞こえてくる小さな響きを隠すことはできなくて)
(真っ赤になっている耳がそれを拾うと、また童女のように駄々をこねる)
え……? あ、ふみ――んっ
(突然取り去られてしまった、手のひらのカーテン)
(これ以上ないくらいに赤面してしまっている自分を、じっと見られ)
(その直後に唇を奪われると、もはや思考は熱の中に溶けてしまう)
(とろりと全身をとろけさせながら、文哉の口内で自分の声を響かせた)
- 10 :
- 【本当にすみませんでした】
【いつもいつも、優しくしてくださってありがとうございます】
- 11 :
- (気遣いを忘れそうになった自分に反して、微笑んでくれる小夜)
(今、その笑顔に甘えてしまいたいと思う気持ちはもちろんあった)
(そして、小夜が返してくれる敏感な反応に楽しみを覚えてもいて――)
(ゆっくりと、ゆっくりと小夜の優しさに心を預け始める)
ごめん、小夜……甘えていいかな、俺。
(ぽつりと零したのは小夜の好意に頼る赦しを得たいという、言葉)
(激しく、微かに痛みを伴う愛撫を再び施し、小夜の声を聞きたいと求めて)
(細い指の間から覗く、澄んでいた――今はとろりと熱く蕩けた瞳を見詰める)
(口内で響く小夜の声、重ねた唇を傾けて、深い繋がりを求めながら)
(舌を差し入れて言葉を紡ごうとする舌を絡め取り、心と身体を混じり合わせる様に)
(激しく、長く蠢かせ、唇と共に小夜の理性を奪い去ろうとして)
ん、んっ……あむ、ん、ちゅ……ちゅ、んっ…
(その間は目を閉じることなく、小夜の顔を脳裏に焼き付けるかの様に見詰めて)
(指と舌のもたらす表情の変化を――小夜の全てを、知ろうとする)
(くちっ、という絶え間なく響く湿った音が加わった図書室)
(そこは勉学を修める場所にも関わらず、酷く淫らな空間に成り果て)
んっ、ん……む、ん…
(やがて、その音が一瞬止み……代わりに一度響いたのは濡れた布が剥がされる音)
(指が止まり、ショーツを脇へと退かす――それが意味するのは、その後の直接の触れ合い)
(口付けを続けたまま、指が小夜の秘められていた場所へ触れていく)
(心なしか音は少し大きく響き、直接に触れた小夜の熱い肉花を感じながら)
(その濡れた媚肉の表面を、巧妙に蠢く指で乱れさせていく)
- 12 :
- 【いいえ、これくらいなら何でもありませんから】
【何かあったらいつでも言ってくださいね】
- 13 :
- (不安定な自分に、揺れ動く文哉を重ね合わせて)
(手をそっと彼の頬に戻すと、さわさわとやんわり撫ぜる)
引っかかなかったら……だいじょぶ。
(デリケートな部分に爪を立てられるのは、やっぱり怖くて)
(けれども、一方でより強い刺激が体を求めているのも感じ)
(ごめん、と一言最後に付け加えて、我がままを詫びる)
甘えて……ほし、い。
(じっと見つめてくる文哉を自分の瞳に映しながら、語る)
(大好きな文哉だから、たくさん寄りかかって欲しいのだと)
んんふっ ん、んんん……。
(ときどき息が苦しくなるほどの、深くて濃厚な口付けに)
(瞑られていた瞼が開き、次いで力を失ったように半分閉じて)
(やがて全身の力がくたりと抜け去り、痙攣だけが手足に残る)
(舌が絡まりあい、指が秘肉を揺らすたびに動く眉を含めて)
(赤くなって、とろけて、快楽におぼれてしまっている顔を見られ)
(逃げ出したくなる衝動に駆られるくらい、照れてしまっているのに)
(恋い慕う文哉から離れる気にはなれなくて、四肢にも力が入らない)
あんっ んんっ
(悶えた拍子に、肘や背中が後ろの本棚に軽く当たると)
(その都度、ここが本来何に使われる場所なのかを思い出し)
(普段静かに過ごす部屋でこんな行為をしている、と実感して)
(その、軽い罪の意識がより艶かしい気持ちを鮮やかに染める)
ふっ ふっ ……っ!
(溶けきろうかというところで、自分の最後の砦が脱がされるのを見つけ)
(それに対する感情が沸く前に与えられた刺激に、思わず文哉の首にしがみつく)
(うなじに回した腕で、より口付けを深くするようにしてすがり)
(自らの存在すら押し流してしまいそうな、直接与えられる快楽の刺激を受けとめる)
- 14 :
- 【ほんとうに、なんとお礼を申し上げれば……】
【小さな頃に出会っていたら、本当に王子様扱いしていたかもです】
- 15 :
- 小夜は謝らなくて、いい。
優しくするって、あれだけ言ったのに……
それでも、小夜を貪りたいだなんて思う俺が悪いんだから。
(心の中、溜まりに溜まった欲望を言葉にして吐き出すのに恐怖があった)
(恐いと、嫌だと目の前の相手に拒絶されるのが恐ろしくて)
(それでも、自分の我が儘な願いに答えてくれる小夜が謝るのは違うんだ、と)
(そう言いたくて、目の奥に小夜がどう反応するかへの恐れを滲ませながら、懺悔する)
(頬を撫でる手が思わず泣き出してしまいそうなくらいに優しく思え、目を閉じて)
……ありがとう、小夜。
(赦しの言葉に安堵し、ゆっくりと表情が和らいで)
(甘えたい、甘えて欲しい、その二つの思いがあるのに気付くと)
…小夜も、俺に甘えてくれていい。俺だけ甘えるのは不公平、だろ?
(あるかなしかの笑みを浮かべて、囁きかけ)
(薄く開き、霞がかった瞳や弛緩した表情、愛らしい痴態に昴ぶりは増し)
(時々ひくんと小夜が震えると、小さな笑いが小夜の口内に唇を通じて漏れる)
(嘲笑とは違う、弛緩した小夜が身体を預けてくれる事に、純粋に嬉しいと思って)
(ともすれば指を動かすのを忘れそうなくらい、激しく舌を絡める口付けに沈み込み)
(それでも別の生き物の様に、指は湧き出る蜜を掻き乱す)
(唾液と愛液、濡れた音が二重に、徐々に音量を高くしながら図書室に響き渡っていく)
んっ、んん……は、っく……!
(弛緩した小夜が見せた突然の大きな反応に意表を突かれ、意識は戸惑い)
(しかし舌は深くなった繋がりを喜んで、踊り続ける)
(指にねっとりと絡んだ愛液を感触だけで確かめると、撫ぜるだけの指が先に進む)
(蜜を掻き分け、指が狭く、複雑に蠢く肉壁の中に侵入を始めた)
(指先が包み込まれ、締め付けられる感覚が甘美で――)
- 16 :
- 【それは言い過ぎですよ。…でも、ありがとうございます】
【こちらで会話を続けるのもなんですから、【】は終わりにしますね】
- 17 :
- ふみや君は、やさしいよ。
(じんじんと痺れる舌で文哉に答えると、にこっと笑い)
(同時に、ちゃんと自分の中身を晒してくれた彼に感謝する)
(一方、こうまでびくついていてはもっと不安にさせてしまうかと)
(今度は、自分の過去をポツリポツリと語りだし)
昔、ね。彼氏、いたの。
その人は、私が怖がっても貪るような人で……。
文哉君は違う、から。だから。
(いいんだよ、と。甘えて欲しい、と。胸いっぱいの思いをキスに乗せる)
……私、も?
(僅かな笑みとともに囁かれた、優しい言葉に胸がきゅんと締まり)
(思わず、子どものように確認すると今度は満面の笑みを浮かべる)
ふみや、くん。
(唇を通じて文哉の笑みを感じ取ると、締まった胸におは文字が詰まり)
(抗議しようにも、口付けと恋心で物理的にも精神的にも封じられて)
(まな板に乗せられた鯉のように、心だけがばくばくと暴れる)
(同じように文哉に激しく翻弄されている舌は、どうしようもないくらい熱くて)
(じんじんと痺れているはずなのに、絡み付いてくる動きを敏感に感じ取る)
(さらに神経の通った陰部は言うに及ばず、ぬめりを掬われるたび全身が震え)
(自分ではどうにもならない淫猥な音が響くと、泣き出しそうな声を上げる)
ん、ふっ ふ、ふうっ っ!
(力の抜けきった腕が、頼りなく巻きついたまま甘えるように文哉の肩を撫で)
(身体を駆け巡る強い電流を発散するように、時たま動きが大きくなる)
(一つになってしまいそうなくらいに絡んだ舌にも、すがるような動きが加わり)
(入ってきた指からもたらされる、僅かな痛みと快感の奔流で飛びそうな意識をつなぐ)
- 18 :
- (ぽつりぽつりと語られる言葉からの想像など断片的にしか出来ないが)
(目の前の彼女にもっと早く会えなかったという悔しさに、歯を食いしばる)
(もっと早く出会えたなら、その男より先に会えていたなら、そんな思いはさせなかったのに)
(悔いても仕方がない事を、それでも悔い――ギシリと歯が軋る音が響いた)
……俺が、小夜にそんな思いはさせないから。
(口付けの前に茶目っ気と共にいった守りたいくらい、という言葉)
(冗談の様だったそれが、急速に確かな形を取り始めていく)
(呟く様に言葉を落とすと、顔を上げる。その瞬間、唇が優しく重ねられ)
(小夜の思いが込められたキスに、この娘を傷付けたくないと再び強く思った)
(その思いとは裏腹な、甘えても良いのだと言う強烈な安堵感もあり)
(安堵は、止められていた胸への愛撫が下った片手によって再び始まる、切っ掛けともなった)
(きゅ、きゅと摘んだ先端を捻る様に摘む。何度か繰り返すと逆の胸へ)
(手の平が、指が、交互に柔らかい膨らみへと快楽を走らせようとして)
(ねっとりと糸を引きそうなほどに絡み合った舌は二度と離れない様な気もしたが)
(それもやがてゆっくりと離されて、唇の繋がりを解いていく)
(ゆっくりと離れていく間に、指は押し進められて小夜の中を侵し)
(口が自由になるに連れて陰部への刺激、圧迫感や侵入される異物感も強まる)
(そして唇が離れた瞬間、遂に指が小夜の膣内に根元まで入り込んで――)
(それだけでなく、くっ、と曲げられて襞を指の腹で掻く様に刺激する)
(小夜の一番感じる場所を識るために、奥まで犯した指は浅い所まで抜かれ)
(かと思うと再び奥へ――ゆっくりと抜き差ししながら、至る所を曲げた指の先で擦り)
ん……ん、ちゅ、ちゅ……んんぅ、んっ…
(そして小夜の中を探る指の動きとは別に、顔も下り始める)
(頬、首筋、胸元、キスの雨を降らしながら徐々に下へ、下へと)
(目指すのは、小夜の秘部――口を使っての愛撫をしようと場所を移す)
(亀の歩む様なそれは、胸元の白い肌に強めに吸い付いた赤い跡を散らしていく)
(小夜が自分の恋人であるという、証を幾つも幾つも付けながら下を目指して)
- 19 :
- (食い縛られた歯と、真剣な眼差しが何よりも頼もしくて)
(文哉の力強い言葉に、官能から来るものとは違う熱い涙をこぼす)
(はにかんで、ぴったりとは重ねられなかった王子様という単語が)
(今は、もう文哉のためだけに存在している言葉のように思えて)
あり、がと……文哉君。
(声と、涙と、視線と、すがりつく手にこめられた力)
(どれをもっても表しきれない感謝と恋慕を、体中が満たしていく)
はふっ ふっ んうううっ
(蕩けた涙目は、再び唇と胸で文哉を感じるとそっと閉じられ)
(自分の過去を受け入れてもらえたことと、甘えてもらえたことに)
(胸いっぱいの幸福感を感じ、より自然に愛撫に身を任せる)
(約束どおり爪を立てない、それでいて力強い刺激に体は逐一反応し)
(恥らっている表情とは裏腹に、摘まれるたびねだるような力が手に加わる)
(さきほどの感涙が止まらないうちに与えられた、止め処ない刺激に)
(むせび泣くような声が上がり、どうかするとそのまましゃくりあげそうになる)
(一つに溶けあっていたような錯覚さえ覚えた舌が離れると)
(わずかに粘る透明な糸が、見逃しそうなくらいに細く伸び)
(まるでそれが、名残惜しさを代わりに語っているかのよう)
あっ ふ、ふみっ あああああっ
(その糸が途切れないうちに、より深く入ってきた指のせいで)
(異物感から顔が上を向き、小さな口もはっきりわかるくらいに開く)
(潤滑油があふれ出る内壁を、曲げられた指の腹で擦られると)
(自分の全てが探られてしまうような気がして、ぎゅっと文哉の肩口をつかみ)
(お腹側の壁が優しくなでられると、より一層甲高い声を上げる)
ひゃっ あっ
(啄ばむ様な口付けが、吐息に卑猥な彩りを与えて)
(あまりの強い刺激に、それがどこにいくのかさえしならくわからない)
(胸を通過したところで、ようやく文哉の意図を悟るけれど)
(もはや体中が熱と、痺れと、欲求に支配されてなすがままになる)
- 20 :
- 【こちらが続きを書くと小夜さんの限界、五時頃を過ぎてしまいますね】
【名残惜しいですが……今日はここまででも大丈夫でしょうか?】
- 21 :
- 【私もとっても名残惜しいですけれど、それでは、この辺りで】
【今日も素敵なレスとお気遣い、ありがとうございました】
【よろしければ、またお願いします……】
- 22 :
- 【ええ、もちろんです。ご迷惑でなければ、またお付き合いください】
【では、また楽屋で連絡を取り合いましょう?】
【暇があったら遠慮なく連絡してください、こちらも可能な限り合わせますから…】
【今日もありがとうございました、失礼しますね】
- 23 :
- 【嬉しいです。文哉さんさえ良ければぜひ、最後までお付き合いさせてくださいませ】
【はい、必ず連絡いたしますね。では、私もそろそろ。ありがとうございました】
- 24 :
- 【凍結解除のために待機させてください……】
- 25 :
- 【ごめんなさい、ちょっと一方的過ぎたかな……】
【一度落ちて様子見てます。ご迷惑おかけしました】
- 26 :
- 【すいません、反応が遅れてしまったばっかりに……暫く、お待ちしてますね】
【本当に申し訳ないです】
- 27 :
- 【こんにちは。お久しぶりです】
【いえ、返事も待たずにスレにお邪魔するのは悪いかなと思っただけなので……】
【こちらこそ、一方的なことをして申し訳ありませんでした】
- 28 :
- 【いいえ、一方的だなんて……返事を直ぐに返せなかったこちらの責任ですから】
【では、今から書いておいたレスを投下しますね?】
【今日も宜しくお願いします】
- 29 :
- (美しい涙の滴を零しながらの礼に、大した事じゃないよ…と言う様に微笑んで)
好きな女の子だから悲しませたくないし……それと独占したいって気持ちもあるし。
格好良いとこ見せたかった、っていうのもあるかもしれない。
だから気にしないでいいよ?
(頭を抱いて囁いてあげたくても、今顔が下に向かっていては叶わずに)
(上目で小夜を見詰めながら、殊更に意識して軽く、冗談の様に話す)
(小夜が気を使われていると、気に病んだりしない様に――絶えず微笑んで)
(小夜がゆっくりと、あるかなしかの強張りを解いてくれたのに気付くと)
(信頼されている、という気持ちはますます強まり、目の前の女の子に対して)
(もっと気持ち良く、もっと幸せにしてあげたい――前の男など、忘れさせてしまいたいと)
(独占欲と、清楚な彼女の艶めいた声と表情に揺り動かされる自分の中にある欲情を、確かに感じる)
(小さな手が伝えてくるのは、きっと求めだと都合良い解釈をしてしまうのは)
(信頼されているという確信が、既に出来上がっているからだろう)
小夜……ごめんな。
小夜が泣いてるのに、俺……小夜が欲しいから、やめられない。
(小夜が泣きやむまで待ってあげたい気持ちはあっても、後戻りは出来ずに)
(堰が切られた様に、小夜の白く美しい肌の表面や痛いくらい立ち上がった赤い果実、)
(愛液で濡れ、今は指に侵されている大切な場所から、刺激と快楽を流し込む)
(小夜の限界という風船を弾けさせるかの様に執拗な愛撫に込めた気持ちは――)
(小夜の淫らで、快楽がもたらす悦びに満ち溢れた表情をどうしても見たいと言う願い)
(手前側の壁に指を擦り付けた時の弾ける様な嬌声に、弱い場所だとハッキリ分かって)
(少し意地悪な笑みが顔に浮かぶと、内の指が看破されてしまった弱点に繰り返し擦り付けられる)
小夜、ここが気持ち良いんだ…?
(複雑な形と熱い温度を感じられる場所を、指の腹で掻く様に摩擦し続けて小夜を追い詰めながら)
(抵抗らしい抵抗もないまま、遂に顔が秘部へと寄せられる)
(視線が指に侵された小夜の大切な場所を食い入るように見詰め――)
……奇麗だ。
(愛液に濡れ光った場所に、思わず言葉を漏らす)
(そして胸を責めていたもう一組の五指が下りてきて――慎ましく鎮座する、秘豆)
(小夜の一番敏感な突起を、くり……と独特の弾力を楽しみながら、指先で転がした)
- 30 :
- 【ありがとうございます。でも、私のほうは伝言を見逃しておいて】
【文哉さんだけ頭を下げられるのは申し訳ないので……】
【はい、よろしくお願いします】
- 31 :
- (重く受け止めすぎては、逆に負担かなと思い返すものの)
(冗談めかして気を紛らわせようとしてくれる文哉を見て)
(ますます目の前の男の子に対する感謝と恋慕が大きくなる)
それでも……文哉君は、王子さま、だから。
(ずっと心の中だけで思い続けていた言葉が)
(膨らみ続ける感情に押されて口をついて出て)
(幼い、とさえ言われそうな想いを形にしてしまったことを恥じ)
(既に真っ赤になっている頬を熱くして、口をつぐむ)
あ、ああっ……あうっ
(姿を見なければ、嗚咽のように聞こえそうな声が漏れ)
(意思に反して、流し込まれる快楽に悦んでいることを伝えてしまう)
これ、は、嫌な涙じゃ……ないから。
だいじょぶ、だよ?
(彼の申し訳ないという表情を緩ませてあげたいという理性と)
(刺激をやめてほしくないという本能が共謀して声をあげさせ)
(ふわふわした錯覚から逃れようと、手は文哉の頭を押さえ続ける)
(口付けが、胸の先端やわき腹といった痺れている箇所に及ぶたび)
(もはや遠慮がちなピクピクという痙攣とは規模の違う跳ね上がりが起き)
(びくり、びくりと揺れるたび、自らの内側が文哉の指にからみつく)
(執拗なくらいにねっとりと続ける愛撫のせいで、思考と肉体は引き剥がされ)
(無意識のうちに、ももの内側を恥部をまさぐる文哉の肘に擦り付け始めた)
(乱暴だった前の男の愛撫では気付きすらしなかった自分の弱点が暴かれると)
(文哉の頭を押さえる……というよりすがりついていた手の片方が唇に戻され)
やっ いわ、ないで?
はずかしい……意地悪、しちゃ、いや……。
(力の抜けた首をふるふると必に横に動かして、指摘を否定するものの)
(よりいっそう溢れてくる愛液と内壁の収縮は、誤魔化しようがなくて)
(もはや自分のものではないような体を恨む思考すら、徐々に焼かれていく)
あ、ああ……。
(それでも性器を見つめられると目をぎゅっと瞑ってしまうのは)
(もはや本能のレベルでの戸惑いや恥じらいのせいかもしれない)
(寄せられた文哉の髪が、もじもじと動いていた脚の内側をさわと撫で)
(その感触に病み付きになったかのように、体が何度も捩られる)
ふみ、やくん……!
(胸元からもう一つの手が下りていったもどかしさと、直後に加えられた突起への刺激で)
(最後の最後までしないだろうと思っていたような行為をするよう、脳から勝手に命令が出て)
(だらしなく口が開いてしまいそうなほど力の抜けきった顎を動かし、懇願するように呟く)
そんな……されたら、がまん……っ
- 32 :
- (小夜の口から放たれた自分に見合うはずもない形容に、目を瞬かせて驚きを示す)
(少しの沈黙の後、吹き出すでもなく微笑んで、伸ばした手で背中を撫で)
そこまで買ってもらえてるなら……小夜の王子様らしい振る舞い、心掛けないとな。
姫様の期待を裏切る訳にはいかないだろうから。
(秘めていただろう童女の様な憧れを口に出してくれた事が嬉しくて)
(嘲笑ではなく心からの嬉しさを笑みに乗せて)
それでも、泣いてる時でも指、止まらない……止められないから。
泣いてる時くらい止めて欲しいとか思われてたら、俺は酷い事してるって。
(こんなに艶めいて、快楽に流され蕩けた表情でも心の機微を読み取ってくれる)
(甘えても受け止めてくれるという幸福感と、少しの申し訳なさが混ざり合い)
(そんな時に、脚が擦り付けられ始めると――かあっと胸が暑くなる)
(快楽による痙攣などの反射的な反応でなく、たとえ無意識だろうと)
(小夜がもっとして欲しいという確実な意思を、表に出してくれた――)
……もっと、小夜を気持ちよくしてあげる。して、あげたい。
全部、俺に任せて――?
(くちゅ、ず……くちっ……指が蠢く度に漏れていた、淫音が更に大きくなる)
(大きくなるだけでなく、その周期もまた早く、指も忙しなくなり)
(弱点ばかりを指先が抉る様に責めて、抜き、突き入れ……)
(押し込まれる異物感と、抜き出す時の曲げた指の腹が強めに弱点を掻く感覚)
(それらを小夜にたっぷりと味わわせていく)
好きな女の子に意地悪したくなる様な、子供で本当にごめんな?
でも、恥ずかしがる小夜、可愛い……。
(恥じらい、戸惑う小夜の表情を見て微笑んでいても、髪が肌を優しく擦る度に)
(身体を捩る小夜の反応を見逃さず、少しだけ微笑んで顔を更に近付ける)
(立上る、甘酸っぱくすら感じる少女の匂い――それを感じる至近距離、秘部に吐息が掛かる)
(傾けた顔に従い内側の腿ではなく、秘部を、はらりと掛かった前髪が一撫ぜし)
(無数の細い黒糸が指を食い締めている場所の周りを刺激していき)
……しなくて、いいよ?
(我慢できない、が我慢で切れた続きを引き取って、小夜に囁く)
(指が転がす肉芽の刺激に恍惚としている小夜に、もう一押しと)
(秘芽を包む皮を優しく剥き、口付けて口内に誘い、舌をねっとりと絡ませる)
(露になった突起を舌先で弾き、絡め、吸い――小夜を高めようと奉仕して)
- 33 :
- (笑われるかな、と思った矢先に優しい微笑がかえってきて)
(ますます頬を染めながら、姫という呼びかけにくすぐったさを覚える)
今の、ままで……じゅーぶん、だよ?
(気負わないでほしいと、そのままの文哉が好きなのだと)
(満足に動かない舌でゆっくり伝え、不器用に髪を撫でる)
(気遣いに感謝すると同時に、欲求の強さを知り)
(さらに、その欲求を抑えようとしてくれる優しさを実感して微笑む)
ほんとに嫌がってたら、やめてくれるって……信じてる、から。
そうじゃなかったら、甘えて、ほしいな。
(高熱にうなされているかのように、途切れ途切れに言葉を紡ぎ)
(文哉の純な温かさに触れて、自然と浮かんだ笑顔を向けて)
(少しでも、ほんの少しでも負い目に感じる心を解そうとする)
やうっ あっ あ、ああっ
(もっと気持ちよくという言葉に含まれる、既にいくらかは感じているという意味合いに)
(反応だけはするものの、もはや否定するような意思や力は残っていなくて)
(さらに、自分の無意識の行為がそれを誘ったと知ると、駄々をこねるようにして恥ずかしがる)
ん、んんっ
(瞑られた瞼は小刻みに震え、気付いたにもかかわらず脚を擦り付ける動作が止まらない)
(もうどうやっても誤魔化しは効かなくなりそうで、うーっと小動物のように声だけを上げた)
文哉君の、意地悪。
(怒っているような字面とは裏腹に、表情にも声音にも全く迫力がなくて)
(ほとんどが恥じらいと戸惑いで占められているのだと、図らずも伝えてしまう)
(何より、髪や吐息で敏感な部分をくすぐられる感覚がせつな過ぎて)
(意地悪すらも、官能の一部のように思えてきて……)
(太い指の直接的な刺激と、細い髪の毛のもどかしい愛撫の両方が)
(それぞれを引き立てるような作用を見せ、より感度を高めてしまい)
で、も……。
(極限まで高められた淫らな欲求が、冷静な頭では絶対言えないようなおねだりを後押しし)
この、ままじゃ、ひとりで……!
(舌で転がされている突起のように首を左右に傾けながら、“いっしょがいい”と唇を動かす)
- 34 :
- (言った後でふと考えてみれば、恐ろしくて恥ずかしい言葉だったのに気付く)
(よりによって、姫……小夜の様な女の子ならともかくも、自分が言って似合う台詞だろうか)
(赤らんだ頬を見せまいと益々愛撫に力と心を注ぎ込んで)
ん……ありがとう、小夜。
(それを見透かした様に優しく撫でられると、小夜の優しさにほっとしながら)
(髪の毛の上から感じる、小さな手の平の暖かさに目を細めて)
当たり前だよ、小夜。本気で嫌がっているのにしたら――
(小夜が教えてくれた、小夜を傷付けた男と同じになってしまう)
(その言葉は口から出さずにゆっくりと小夜を見上げて、微笑みを魅入られた様に見詰めて)
……ありがとうな、小夜。
でも、もし重荷になってたりしたら教えてくれよ?
(小夜を大切にしたい、という心の更にその上から纏っていた、欲求を抑える枷)
(それが小夜の優しい言葉によって外れて、ありがとうと微笑むと)
(どこかで抑制されていた今までとは違い、どこまでも素直に小夜を求め始める)
……面目ない。
(恥じらいながらの言葉の中、秘められた思いすらも感じ取ったのか)
(苦笑いと共に漏らされた謝罪にも関わらず、焦れったい刺激を混ぜるのはやはり変わらない)
(敏感な場所をどこまでも求め続ける指、反して切なさを煽る他の部分)
(もちろん、最も敏感な淫豆を嬲る舌も時々刺激を絶えさせてみたりと、意地悪く)
(そんな中、小夜のねだる言葉、取り様を変えれば早く、と急かす様な求めを聞き)
(一緒に、という願い事で喜びに胸を占められ、小夜に応えるために責めを解く)
(蠢く淫花、露になった胸元、乱れた制服、上気し、蕩けた表情と汗の匂い)
(小夜の全てが、小夜が欲しい、繋がりたいという思いを煽り立てていく)
分かった。一緒に……一つに、なろう?
(身を起こし、正面から掻き抱くように小夜の頭を抱え込むと耳元で囁く)
(小夜の媚態に、欲望の猛りと男を象徴する器官は既に屹立し、天を指していた)
(露にされ、転がる様に飛び出たそれが小夜の秘花に触れ、くちりと音を立てる)
(先端、幹と秘芯に擦り付けられる肉の槍は時折陰核も擦り上げていき)
(蜜に塗れて、淫らな音と共に慣らされていく。そして――)
小夜……行く、よ?
(張り出た先端と震える秘肉が触れ合い、今にも飲み込まれていきそうな状態で)
(小夜を正面から抱き締めながら、確認する言葉が囁かれた)
- 35 :
- 【名残惜しいですが、そろそろ五時になってしまいますね……】
【今日もありがとうございました。本当に楽しかったです】
【また、楽屋で連絡をして予定を合わせるという事で大丈夫でしょうか?】
- 36 :
- 【申し訳ありません、いつもこちらのリミットにあわせていただいて……】
【こちらこそ、ありがとうございました。とっても素敵でした】
【はい。文哉さんさえ良ければぜひ最後までそうしたいです】
- 37 :
- 【いいえ、そんな事は……毎回楽しませていただいていますから】
【では、今日はここまでにしましょうか。とても楽しかったです】
【また、楽屋で……今日はこれで失礼しますね】
- 38 :
- 【そんな……私のほうこそ毎週楽しみですよ】
【はい、ありがとうございました。失礼します】
- 39 :
- これじゃここには誰も来ないな。カップルスレになってるし
- 40 :
- なんというカップルスレ…
一目見ただけで解ってしまった。名無しは間違いなくお呼びじゃない。
ツンデレの性質上、特定の相手と引っ付き易いのは理解できるんだけどさー…
正直、メッセかなんかでやってくれwwwww
トリ付きの男コテがいる以上、どうしようもねぇよ。
新しいツンデレさーん。カマーン!
- 41 :
- 穂乃華さんみたいなツンデレっ子また来てくれないかなー
- 42 :
- か、勘違いされるまえに言っておきますけれど
御呼ばれされたから足を運んだというわけではなくってよ?
『たまたま・偶然にッ!』ひとことおちで通り過ぎるだけなのですからね。よろしくて?
ふん……けれど、またまかり間違って来る事もあるかもしれないから
その時はそれ相応の御持て成しくらいはしておいて欲しいものですわね。
それでは皆さん、ごきげんよう。
【名前】神代 穂乃華(かみしろ ほのか)
【年齢】17歳
【容姿】黒のロングストレートに赤いリボン。
心持ち胸が強調されたタイプの肩紐ワンピース。ハイヒール。
目が大きい方だが、通った鼻筋と背が高いこともあって少し大人びた印象を受ける。
【性格】自尊心が高く、勝気なので他人にただ寄りかかっているような退屈な生き方は大嫌い。
男性関係は経験が浅く、ちょっと苦手(と思い込んでる)ので時々意味も無く逆ギレをしてしまうのが玉に瑕。
【備考】大型財閥、神代コンツェルンの一人娘。
紛う事なき勝ち組お嬢様……だったのだが、今まで執ってきた際どい経営手法が
ものの見事法律に触れて坂を転がり落ちるように一般庶民組への片道切符発行を受ける。
近所のお爺ちゃんが見たら卒倒するくらいの巨額な賠償金請求は来るは
傘下に置いていた会社は騒動と同時に回れ右して仲良く離脱してくは
おまけにマスコミに叩きのめされるは、借金取りは笑顔で根こそぎ取っていくは…etcはで
すこぶる不本意ながら格安アパートで一人暮らしを送り始める事にあいなられた。
父『神代 宗一郎』とは現在争っている不正・民事等のの関係で別居中。
そのため、ぱーふぇくと汎用決戦執事『真田』が身の回りの世話をしてくれている。
- 43 :
- >42
ほ、ほのか!
初めてリアルタイムで遭遇できたと思ったら
もうこんな時間で、一言って……
もう半年近くプレイ希望ですよ
- 44 :
- 気長な釣りもあったもんだ。
まあ、華麗にスルーしとこうぜ。
↓ちゃんとお相手してくれるキャラハンさんドゾー
- 45 :
- 釣りじゃなくてごくたまにしか来ない
んなもんでつい時間が合わなかったり、
先客がいたり、ってだけなんだよな
- 46 :
- んー…ツンデレと許容されるギリギリラインってどんなものでしょうか?
- 47 :
- ガチでおk
- 48 :
- キャラ投下してみたいですけど
果たしてこれがツンデレと呼べるのか分からなくて…
やっぱり、ツンデレ前面キャラのがいいのかな。
- 49 :
- とりあえずどんなのか投下してみない訳には判断のしようも無いんで、試しに投下してみては?
- 50 :
- そうですね。
それではお言葉に甘えて少しだけお借りします。
【名前】一之瀬 凛(いちのせ りん)
【年齢】18歳
【容姿】癖のないストレートな腰までの黒髪。
歳の割には落ち着いた雰囲気を纏っていて、大人びているように見受けられる。
身長はそこまで高くもないが低くも無く平均的。胸は少しばかり大きい。
【性格】落ち着きがあり余裕でいて、相手に動揺など弱みを見せることをあまり好まないが
攻められてしまうとどうにも弱くて、ボロ(デレの部分)が少しばかり出てきてしまう。
興味のない相手に対しては適度に人当たりの良い感じ。気になる相手には基本的にツンデレ気味。
【備考】プライドが高いために相手に屈することを素直によしとしない負けず嫌い。
ゆったりとクールに振舞ってはいるが、それすらも自分のデレの部分を隠そうとするものにも見える。
一度デレに入ってしまった相手には、そこはかとなくデレになりやすい傾向がある。
高校に通ってはいるが一人暮らしな為に、家事全般は得意。
【と、一応投下スレをお借りして、投下させていただきました】
- 51 :
- >>50
いいんじゃない、普通に十分ツンデレだと思うよ。
- 52 :
- 【一応は、トリもつけておきますね。】
>>51
【そういっていただけると幸いです】
【けれど、まだ動かしていないのでキャラもちゃんと固まっていない感じなので…いやはや、ですが。】
- 53 :
- 【やっぱり実際に動かしてみればどんなものか分かり易いと思うよ】
【一度試してみては?】
- 54 :
- >>53
【そうですね…それではお言葉に甘えて。】
そういってくれるなら、少しだけ待機させてもらおうかしら。
まあ、別に誰かが来るのを期待しているわけじゃないのだけれど、
ゆったり待ってみるのも、たまには悪くないかしらね。
(椅子に腰掛けて足を組み、暇つぶし用の小さな文庫本を取り出す)
【それでは、少しだけ待機させてもらいます。】
【キャラ動かすのにお付き合いしてくださる方、お相手してくださると幸いです】
- 55 :
- (ぱたん、と読み終わった本を閉じる)
ふう…。本も読み終わってしまったことだし。
あまり長いこといられなかったけれど、そろそろ帰るわね。
やっぱり、待つのって性に合わないのかしらね……。
(誰か来るかって妙にそわそわする、というのは矜持の高さゆえに独り言でも出さず)
【それでは、待機解除させていただきました】
【スレ、お借りしてしまって申し訳ございませんでした。】
- 56 :
- >>55
【お疲れ様】
【誰も来ないならお相手してもよかったんだけど、また次の機会にでも】
- 57 :
- 普通お前が相手すると思う罠
- 58 :
- しかし…放置して、慰めて印象を強くさせるトラップ…
- 59 :
- 【しばらく待機させていただきたいのですが…大丈夫でしょうか…。】
【連続になってしまいますね……一応、プロフィールは>>50になります。】
- 60 :
- 【10時くらいからならお相手出来ると思うんだけどどうかな】
- 61 :
- 【こちらは、問題ありません。待たせていただいてもよろしいですか?】
- 62 :
- 【うん、よろしく】
- 63 :
- 【では、失礼して待たせていただきます】
【何かご希望がありましたら、また10時頃にお伺いできると嬉しいです】
- 64 :
- 【希望があるならそっちに合わせるよ】
【初めてのキャラはやっぱり最初が肝心だし】
- 65 :
- 【お気遣いありがとうございます。】
【まだキャラも固まっていなくて拙い部分もあるかと思いますが…よろしくお願いしますね】
【希望としては…少しだけ積極的にきていただけたら助かります】
【できれば同級生とかがやりやすいかもしれません…けれど、名無しさんにもご希望があればご遠慮なさらずに。】
- 66 :
- 【それじゃ互いに気になってる同級生が放課後の教室でたまたま鉢会わせて】
【みたいな感じでいっとく?】
- 67 :
- 【みたいな感じでお願いできると嬉しいです。】
【どうぞ軽くお相手してやってください。書き出しは…こちらの方がよろしいでしょうか?】
- 68 :
- 【じゃあこっちから】
【名前も適当につけとこうか】
あーあもうこんな時間か、だいぶ遅くなっちゃったな
(すっかり薄暗くなった廊下を駆け、教室の扉を開く)
あれ……一之瀬さん
(てっきり無人だと思い込んでいた教室に気になる少女がぽつんと一人)
(しかしながらあまり話したことはないので微妙に気まずい空気が…)
- 69 :
- 【あ、どうもです。名前があると呼びやすくてありがたいです。】
【改めまして、宜しくお願いします】
……佐伯、くん。
(ぱらぱらと本を読んでいたが、自分の名を呼ぶ声に顔をあげる)
(ほんの少しだけ表情に驚きの色が浮かぶが、遠目からでは確認できないほどで)
こんな時間までなにしてたの?
もうそろそろ、教室閉めるみたいよ。
(ぱたんっと本を閉じると顔を合わせずに、いそいそと帰る準備を始める)
(いつもは他人に対してもう少し人当たりの良い態度なのだが、どこかそっけない)
- 70 :
- >>69
え!? ああ、やっぱりそんな時間だよな
いやさ、この前の中間のことで先生に呼び出されてて…
ま、まあそんなことはいいじゃん!
それよりさ、そっちこそ何やってたの?
(このまま終わってしまうのも何か味けない気がして)
(ちょっと馴々しく凜の読んでいた本を取りあげてみる)
- 71 :
- あら、よくなかったの?中間。
それは…ご愁傷様。期末で頑張ればいいわ。
(淡々とした言葉を返しながら、鞄を手に取ると)
……っ。…別に?
少し本を読んでいたら、こんな時間になってしまっただけ。
返してくれる?私は一人暮らしだからいいけれど、貴方帰らなくて大丈夫なの?
(本を取られて今までにない近い距離に内心困惑するが、平生を装い)
(佐伯の手の中にある妙に小難しそうな本を見つめたまま、頬杖をついて)
- 72 :
- >>71
期末で頑張れば、ねえ……いいよなあ、頭のいい人はさ
こんなわけわかんない本読んじゃって本当すごいわ、尊敬するね
(嫌味を言ったつもりはないが、少しトゲのある言い方に)
一人暮らしっていいよなあ、あこがれるなあ
なんでも自分の好きにやっていいんでしょ?
ん、いや、そういうつもりで言ったわけじゃなくて…
(険悪なムードに気が付くも、どうすればいいかわからない)
- 73 :
- どうもありがとう。尊敬してもらえて光栄ね。
(相手の物言いに思わずそんな言葉と笑顔を返してから、心の中で頭を抱える。
別に嫌味を返したいわけじゃないのに、と。自分を疎ましく思いつつ、相手を窺って)
確かに家事を除けば、気楽にできるから…。
…別に、そういうつもりがないの、分かってるわ。気にしないで。
(目の前で困っている様子を見て、思わず小さく笑ってしまい)
- 74 :
- >>73
【ごめん、これはちょっとキャラ設定ミスったかも…】
【ここからどう展開させるべきか…】
- 75 :
- >>74
【いえ、恐らく悪いのはこちらで……少しはデレをこちらが出していれば良かったです】
【…どうしましょう?白紙に戻しても構いませんし、嬉しいですが、】
【そこまでお付き合いしていただくのも悪い気がしますし…今日はこれで、でも大丈夫です】
- 76 :
- 【うーむ、先にツンからデレに変わるきっかけを考えとくべきだったか】
【あとこっちから動かすならもっと積極的な奴にしといたほうがよかったね】
【このままだと非常に悔しいのでまた今度リベンジさせて欲しいな】
【難しいねー、本当申し訳なかった】
- 77 :
- 【ああ、もう扱いにくいキャラで本当に申し訳ないです…】
【やはりもっとデレやすくしなくては駄目でしょうか…難しいですね】
【そんな、お相手していただけて動かせただけでも、こちらとしては十分です】
【こちらこそ、こんな扱いにくいキャラですがまたお相手していただけるなら是非】
- 78 :
- 【弱み、じゃないけどそういうきっかけみたいなのがあると楽かもね】
【こっちも次はちゃんとリード出来るよう精進します】
【それでは…】
- 79 :
- 【きっかけですか……押されてしまえばそのままデレになるのですが】
【やはりそれに至るきっかけが大切ですね…きちんと考えてみます。】
【それでは、本当にどうもありがとうございました。お相手していただけて嬉しかったです。】
【こちらもこれで失礼しますね……スレ、お返しします。】
- 80 :
- 【……随分と連続でお邪魔させてもらってしまってますね、大丈夫かな…】
【宜しければまた、しばらく待機させてください】
【プロフィールは>>55になります】
- 81 :
- 待機乙〜
時間があるならお相手したいかも。
- 82 :
- 【どうもこんばんわ。連続待機になってしまって…大丈夫だったでしょうか…】
【時間は大丈夫です。よろしければお相手いただけますか?】
- 83 :
- 【反応の速さに脱帽、そして反応遅れマジごめんなさい】
【ちょっと携帯からPCに移動したんでID変わってますが、是非是非】
【待機頻度は全然問題ないと思いますよー】
【さて、何か希望とかありますか?】
- 84 :
- 【丁度約20分刻みで確認していたので。わわ、どうぞ御気になさらないでください】
【頻度、問題ないですか?良かった……あ、あとIDの件、了解です】
【希望としては……軟派だったり、積極的にきていただけると助かります】
【あとは不意打ちとか親しい間柄ならデレになりやすいかもしれないです…】
【どうにも自身としてもまだ不慣れな分がありまして……何か名無しさんにもご希望があれば何なりと。】
- 85 :
- 【それじゃある程度軽い調子の……幼馴染、とかどうでしょ?】
【保育園からの腐れ縁で、親し過ぎて逆に踏み出せない、とか】
【希望は特殊な物はないので、流れ任せですけれど…】
【下校時からとか、如何でしょうか。どんな展開にも進められそうですし】
- 86 :
- 【はい。希望を聞いて下さってありがとうございます】
【下校時からでお願いします。あと時間が時間なので、眠たいときはどうぞ遠慮なく…】
【こちらから始めさせていただいた方がよろしいでしょうか?】
- 87 :
- 【いえいえ。このくらい、お礼を言われるほどのことでもないです】
【こちらも限界近くになったら言いますが、そちらも、ですよ】
【では、申し訳ないですがお願いしていいでしょうか?】
【それと何時まで、とか教えてもらえると助かりますー】
- 88 :
- 【こちらは最高でも3時が時間的限界…です】
【私も身体が限界のときは言わせていただきますね】
【それでは、こちらから……幼馴染が後輩に告白を受けたのを知っていて、気になって…という前提で】
ねえ。一つ、聞きたいことがあるんだけれど。
(偶然一緒に帰ることになった下校。ふいに歩きながら口をひらいた)
……一年の女の子に告白受けたって、本当?
(平生を装っているものの、声が幾分か小さい)
(その後に“別に、みんなが言ってたから本当かしらと思って”といつもより少し早口な弁解を付け加える)
- 89 :
- 【はい、ではよろしくです】
>>88
(鞄を下げて、と言うか肩に担ぐようにしながら、いつも通りの帰り道)
そんな風にもったいぶらなくてもいいって。
凛と俺の仲だろ?何でも聞けっつの。
(普段どおりに隣にいる幼馴染の質問が耳に届くと、顔を向ける)
あー…その話ね。受けた受けた。可愛い子だったぞ?
(その事もあってか、明らかに機嫌良さそうに頷いて答える)
(”可愛い子”のあたりで視線が思い出すように上向く)
(”本当に可愛かった”と一人うんうん頷きながらも、言葉は続き)
でもま、せっかくの申し出だったけどな。承りはしなかった。
こう見えて好きな奴いるし、俺は見た感じよりは一途だからなぁ。
(言いながらこっそりと横の幼馴染の顔を盗み見る)
(弁解する顔に焦りが見えた気がして、声を出さずに笑いながら)
- 90 :
- 【はい、こちらこそ宜しくお願いします】
そう………物好きな子もいたものね?
(“可愛い”と思い出している様子の幼馴染を見て、自分でも意識せず思わずむっとなり)
(笑われたのにも気付いて、にっこりと笑顔を浮かべて、そんな憎まれ口をたたいてみせるが)
好きな人、いたの?
貴方とは結構長くいたつもりだったけど、そんなの初耳よ。
……まあ、別に幼馴染だからって、全て話せっていうわけじゃないけれど…。
(その言葉を聞くと明らかに動揺の色を孕んだ声音を返す)
(何となくもやもやした気持ちになって、思わず歩く速度が早くなり)
大丈夫なの?
その“好きな奴”に私なんかと一緒に帰ってるの見られたら、誤解されるかもしれないわ?
(妙に刺々しく、ついでに“好きな奴”を強調してみせる姿はどこか拗ねているようにも見える)
- 91 :
- だな。俺も驚いたのなんのって。
ここだけの話、人違いしてないかって聞きそうになったぞ?
だーいじょうぶだって、お前の方が綺麗だしさ。
(笑顔の裏の感情を少し覗けるのも、付き合いが長いからこそ)
(言葉の端々から不機嫌さを感じると、破顔一笑して)
(普通ならおべっかとしか思えない本音を吐きながら、背中をパンパンとたたく)
いたぞ?ていうか、いるぞ。
まあ、ちょっとした事情があってお前にゃ相談できなかったんだ。
それに、秘密を孕んでた方が男も女もより魅力的に見えるらしいし?
(あからさまな動揺を声と歩き方から感じると、少し嬉しそうにし)
(置いていかれないようにと、自分も歩幅を広げて隣に並び続ける)
誤解は…現在進行形で、違う意味で誤解されてるが、ま、大丈夫だろ。
それに見られることがありえないっての。
(鏡でもなけりゃあな、とこっそり呟きながら拗ねる幼馴染を見てまた笑う)
(幼馴染が、俺と並んで歩く自分自身を見て誤解するなんてこともないだろうが)
- 92 :
- あら、結局は人違いってことじゃなかったの?
ごめんなさい。ってっきり、そういうことだと思ってたわ。
………ばか。そんな見え透いたお世辞じゃ何もごちそうできない。
(嫌味をいったつもりなのに笑顔な相手に、さらに笑顔で嫌味を追加してみせるが)
(さらりと吐き出された言葉に思わず驚き笑顔が剥がれるも、ギリギリ平生を保って進行方向に顔をむける)
別に、相談して欲しかったなんてそんなこと言ってないわ。
(いとも簡単に追いついてくる相手に余計にむっとして更に足を速めるものの)
(早歩きにも限界があるようで、軽く髪をなびかせながらも最後には一定以上は早まらなくなる)
そんなこと言って、誤解されても責任なんてとれないから。
そのときは頑張って自分で弁解することね。
まあ、顔の良さだけは認めてあげるから、それを武器にどうにかしたらいいんじゃない?
(早口になっている自分に気付く余裕すらなく、増えるもやもやした感情に困惑する)
(いつもなら聞き漏らさないはずの小さな声にも気付かずに、相手の気持ちなど知らずに淡々と続けていたが)
(早歩きから普通の速度に、それからゆっくりとした歩調になって、顔を合わせないようにしながら、声も震わせないようにして)
その……上手く、いくといいわね。
- 93 :
- 人違いでした、ってオチなら悩まなくて済んだんだけどな。
俺は無下に突っ返すような人でなしでないから色々大変だったぞ?
(こんな嫌味も、十年以上も腐れ縁を続けていれば慣れっこで)
(嫌味に嫌味で返す真似は不毛、とまたまた笑顔が返される)
いや綺麗なのは本当だってのに。
嘘だと思うならそれでもいいけどな、ずいぶん前から綺麗になってたぞ?
(最後に”俺が小さい頃のおばさんに似てきた”、と付け加えて口角を上げる)
(男と女で歩幅はやっぱり差があって、難なく横に並びながら)
(明らかに平常心を失っている幼馴染と、自分自身に苦笑いし)
(こうなったら下手に口を挟んでも無駄、と落ち着くまで聞き流していく)
(告げられる早口な言葉の嵐を聞きながら、最後には自分も歩調を緩めて)
そう思ってるんだったら、是非上手くいかせてくれ。
飽きられてるから、顔が武器にならない強敵なんでね。
(こちらをまっすぐ見ない幼馴染の前に軽口を叩きながら回りこむ)
(踏ん切りをつける切っ掛けになった後輩に、お礼とお詫びを心の中で呟くと)
俺が好きなのは、お前。
(背中を向けたまま、変わらない声量で世間話のようにそう言った)
- 94 :
- 貴方、そういうところは昔から優しいものね。
誰にでも、優しいから……だから、色々誤解するのよ。
(褒め言葉であるはずなのに、それさえもどこか棘のある言葉に変える)
(しかし、少しだけ表情を歪めると不満そうに小さな呟きのように零した)
……何故かしら、褒められている気が酷く薄れたのだけれど。
(口角を上げた幼馴染の頬を思い切り引っ張ってやりたい衝動に駆られながらも、ひくついた笑みを返す)
私は遠目から見てるだけ。それ以外は絶対に何もしないから。
(上手くいかせてくれ、との言葉にイライラが募りに募って明らかに怒気を孕んだ声音になり)
(目の前の背中に冷ややかな言葉を浴びせかけようと口を開いた瞬間に、相手の言葉を耳にして、足が止まる)
…………今、何て言ったの?
(恐らく今までにないであろう余裕の剥がれきった素っ頓狂な表情)
(“俺が好きなのは、お前”というその言葉が、何度か頭の中で繰り返されてじんわりと顔が赤くなる)
(ようやく思考回路が少し動き出した頃に、目の前に確認できたのは少し遠くなった幼馴染の背中)
ぜ、絶対に振り返らないで…ッ!
そのままで、さっきの――――もう一回言って。
(赤くなっている顔を自覚して、相手にそれを見られたくないのか後ろの服の裾をきゅっと握って)
(自分の耳が信じられず、少しだけ震えた声で、催促してみせる)
- 95 :
- 優しいに加えて礼儀正しいも追加してくれないか?
(”我ながら無理がある”と思う軽口だが臆面もせずに言う)
(声と見目が麗しいだけに、今の幼馴染が棘だらけの薔薇に思えるが)
(自分には似合わないので、結局思うだけでやめておいた)
おばさんの美人遺伝子を受け継いでるっていってんだよ。
お互い親御さんには感謝しないといけないよな?
(唇や頬が時々痙攣じみた動きをしているのにはもちろん気付いているが)
(最近手を出されたことはないし、たまにはいいと笑顔を消さないままで)
…さあ?
(何を言ったのか、と聞こえると猛烈な後悔が襲ってきた)
(普段なら、言葉に込められた大まかな感情を読み取れるはずなのに)
(それすらも分からない、幼馴染の問いかけが)
(聞かなかった事にしようとする言葉に聞こえて仕方なくて)
(だからこそ、何事もなかったように歩き続けようとした)
(それだけに、制服の裾を握って引き止められると何が起こったか分からない)
(”もう一回言って”、幼馴染の震えている声でようやっと状況を把握する)
だーかーら、俺が好きなのはお前だって。
ちゃんと聞こえるように言っただろうがよ。耳悪かったっけか?
(告白直後の余裕のない精神状態で、軽口にも精彩がなく)
(服の裾を握る手が鎖でもあるかのように立ち止まって、もう一度背中越しに言葉を放った)
- 96 :
- ――――…ッ!
(人通りもない薄暗い夕暮れ。立ち止まった幼馴染の背中)
(まるで大したことでない、ただの世間話のような口調で吐き出された言葉に手が震える)
(何か言わなきゃいけないとそう思うのに、浮かんでくる単語は全てどこかちぐはぐなものばかりで)
聞こえなかった。
私の耳じゃなくて、貴方の声に問題があるんじゃない?
(思わず吐き出した言葉は憎まれ口で。それでも、頬が緩みきっているのが自分でも分かる)
(我ながら可愛くない、と。けれど、それを後悔する気持ちより、せりあがってくる熱と早まる鼓動に意識がいく)
………後悔しても知らないから。
冗談だった、っていっても聞こえないフリ、するから。いい?
(こつ、とその背中に額をあてて、相手の体温を額に感じて、表情を緩ませる)
――――ねえ、やっぱり、もう一回言って。
(少しだけ甘えるような珍しい声音。それほどに嬉しいのか、声にその表情まで表れているようで)
- 97 :
- (息を呑む気配と、背中に走る軽い衝撃に後悔は追い散らされて)
(その後悔を追い散らした張本人である嬉しさをようやっと実感する)
俺はいつも通りの美声だと思うけど?
風も引いてないから喉も平気だしな、やっぱりお前の耳だって。
今度からは料金取るぞ。これは本気だからな?
(顔が見えないのがどうにも寂しいが、表情はこちらも緩んでいる)
(”二人そろってレンジに放り込まれたチーズみたいな表情してるんだろうな”と思うが)
(どうにも色気のない食い気ばかりの表現なことに、自分のことながら肩をすくめた)
さっきまで後悔してたし、冗談って言おうと思ってたけどな。
おっけ。もう俺も冗談発言は大損するし、いわねえよ。
(遠まわしで素直じゃない幼馴染でも、意思ははっきり分かってしまう)
(歩く気もなくしたでくのぼうという感じでいると、三度目のお願いが聞こえ)
言ってほしいなら料金、唇にキス一回。
もしくはお前も同じセリフを言うこと。
最近は男女平等の精神が広まってるみたいだしな。
(いつもどおりの道化じみた声で答えるとさっと振り向いた)
(向き合って、緩んだ表情に向けて口を開き)
俺は凛が好きだ。ずっと、好きだったんだぞ?
(にっと笑って、代金を受け取る前にご所望の言葉を贈った)
- 98 :
- 美声?あら、保育園からの付き合いだけれど
貴方の声が美声だってこと、この十数年知らなかったわ。
(嬉しい、と。何度も心の中で呟きながらも口から零れるのはいつもの言葉)
(けれど、裾をひっぱる手に力が篭る)
(相手の背中にすり寄るように身体を寄せ、額をつけたままに嬉しそうに笑った)
……りょう、きん?
(不思議に思って額を離して、手から力を抜いたところでさっと振り返られる)
(聞かされた内容、そして今の自分の表情を見られてしまっていることに一気に顔が赤みを増す)
(キスか、告白か。いつもなら真っ先に浮かぶはずの“それなら言わなくてもいい”という言葉はでてこない)
わたし、は――――…っ。
(先に言われた好きだという言葉、相手の笑顔に耳の先まで赤くなり、長い髪からそれが僅かに覗く)
(いつもになく動揺しきった様子で何度か小さく口をぱくぱくとさせていたが)
(ゆっくりと、恥ずかしそうな顔が幼馴染をみあげる。そして、頬にそっと手を伸ばし―――)
私も、好きだった。貴方が、ずっと好き。
(掠めるような軽いキス。触れたのは1秒となかっただろうが、それでも“料金”を支払い)
(緊張も感じさせないような声音。真っ直ぐに、凛とした声でそう告げた)
- 99 :
- 【後20分くらいですが、締めか中断かは如何しましょ?】
【正直な話、せっかくですので凍結したいなとか思ってるわけですが】
【ご迷惑になるかもしれませんから、お任せしますねー】
美人は三日で飽きるのと同じだろ?
お前が意外と飽き性だったってのが今分かった。
こっちはずっと飽きもせずに近くにいて、眺めてたのにな。
(消えてしまえ。と制服に念を送ってみるもやはり無駄に終わった)
(制服がないなら額が直接、肌に触れるのに)
(そんな些細な接触でも直接がいいと喚きたくなる)
(まるっきり子供の思考だ。さすがにダダをこねたりはしないけれど)
(白い肌が林檎かトマトの色に変わっているのを見れば、笑いはこらえられず)
(併せて金魚のように口を開いては閉じる驚愕の表現にも後押しされ)
(耐え切れなかった笑いを無理やりため息にして、送り出していると)
だったらもっと早く言っときゃよかったな。
なまじ距離が近いから、幼馴染ってのはいざとなると不便だ。
(小鳥がついばむよりまだ軽い、羽のようなキスに相好を崩しながら)
(日が落ちた道で、今度は正面から。名前と同じく”凛”としている彼女を抱きしめた)
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