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2012年11月エロパロ229: 女の色仕掛けに嵌められるSSその7 (663) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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女の色仕掛けに嵌められるSSその7


1 :2012/06/15 〜 最終レス :2012/11/04
遺産を奪うために夫と息子を性奴隷にする義母や
敵国の人間から性技を使って情報を聴き取る尋問官など
何かの目的のため男を誘惑する話なスレ
女性上位でなくとも、男を意のままに操れればOK
前スレ
女の色仕掛けに嵌められるSSその6
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1332148750/
色仕掛けスレ保管庫
http://www29.atwiki.jp/charmss/
携帯用保管庫
http://2nov.jam3.jp/nov2/014/

2 :
まだ投稿ないの?いい加減にしろよ

3 :
>>2
俺が思うにお前が投稿すればいいのではないか?
いや、一般論でね。

4 :
女キャラの色仕掛けに嵌められて、毎日まんが雑誌を買って帰る日々

5 :
女が男を金的攻撃で倒すSSように書いたSSですが、色仕掛けも入っているの
投稿しますね。良かったら読んでください。

6 :
 トリスフィリア魔法学院、そこは貴族と平民が平等に魔法教育を受ける事の出来る学院だ。
 ある日の放課後、体育館の使用を賭けて5年C組のトリシャをリーダーとしチアリーディング部と、6年S組のイアンをリーダーとしたフェンシング部が決闘をする事になった。
 ルールは5対5で一人を大将とし、魔法、杖と素手の物理攻撃を使い大将を倒す事(参った、ギブアップと言わせる)で決着をつける決闘だ。
 この決闘に際して、イアンは余裕の構えをとっていた。
 トリスフィリア魔法学院では特に優秀な生徒はS組に選ばれる。しかし、S組に選ばれるのは生まれつき魔力が高く、魔法の英才教育を受けた貴族がほとんどだった。
 そんなS組である自分たちが、女の子、しかも下級生でS組ではない平民に負けるはずがない、そう確信していた。
 そして、放課後に決闘は始まった。
 体育館の左右の両端でお互いのチームが陣形を組み、勝負開始の合図を待つ。
 「ん?」
 イアンは対戦相手の女の子達を見て、違和感を覚えた。
 まずは服装だ。自分たちは決闘用に魔法耐性のかかったローブを身につけている。
 しかし、女の子たちはチアリーディングのユニフォームだった。こんな軽装備ではS組の強力な攻撃魔法を喰らえば一発で勝負がついてしまう。

7 :
 そして、もうひとつ奇妙なのは陣形だ。この決闘ではオーソドックスな陣形はまず、前に3人攻撃要因が立ち、相手に攻撃魔法をぶつける。
 中央に防御要因が一人立ち、陣形のまわり全体に対魔法物理シールドを張り防御の要になる。
 そして、一番後ろに大将が立ち皆の援護に回るというのがセオリーだった。
 そんなセオリーを無視し、女の子たちは中央にリーダーのトリシャが立ち他の女の子たちはその横に一列に並ぶという奇妙な陣形をとっていた。
 そんな女の子達の奇妙な行動に、警戒心を抱いたイアンだったがすぐにそれは杞憂だと考え直す。
 下級生のしかもS組ではない平民クラスの生徒が使える魔法など、初級魔法くらいだ。
 おそらく、防御要因が対魔法物理シールドを張り終わる前に一気に攻撃を仕掛けようという安易な考えなのだろう。
 甘いな!自分たちは初級魔法に比べて詠唱の長い上級魔法でも、初級魔法並みに速い詠唱ができる訓練を日ごろから受けている。
 女の子達が一気に攻撃を仕掛けようと、初級魔法を完成させた時には自分たちの対魔法物理シールドが完成するだろう。
 そうなれば、こちらに魔法が飛んできてもシールドに阻まれすべてはじき返され、近づく事も出来ない。
 後はこちらの魔法で女の子達を攻撃し弱ったところでリーダーのトリシャにギブアップさせれば、この決闘は終わる。そうイアンは分析した。

8 :
 決闘の数日前
 「ねぇ?トリシャちゃん?本当にS組と決闘するの?」
 同じチアリーディング部のリアが心配そうにトリシャに尋ねる。
 「あたりまえじゃない!S組の奴ら体育館を独占してまともに練習できないのよ!それにあいつらS組ってだけで普段から威張り散らして・・・
この決闘であいつらの思いっきり恥をかかせてやるわ!」
 そうトリシャは意気込む。
 「でも、まともにやっても絶対勝てないよ〜、だって相手はS組でしかも上級生の男の子なんだよ?下手したら大けがしちゃうよ〜」
 「ふふ〜ん、大丈夫!その辺は私もちゃんと考えてるわ。リアちゃん、決闘に参加する他の3人を呼んできて。作戦を伝えるから」
 「えっ?作戦って?」
 小首をかしげるリア
 「詳しくはみんなが集まってから言うけど、S組だろうが上級生だろうが結局、男の子に変わりはないわ。どんな強力な魔法が使えようと、
男の子の弱点さえ突けば意外にもろいもんなのよ」
 決闘に半ば無理やり参加させられて不安でいっぱいのリアだったが、自信満々に言うトリシャを見ているとなんだか期待してしまう。
 リアもS組の日ごろの態度には腹を立てていたからだ。もし、本当に勝てる方法があるなら勝ちたいとは思っている。
 それにトリシャは小さいころからお転婆で、よく男の子と取っ組み合いの喧嘩などをよくしていて一度も負けた事がないらしい。
 そんなトリシャが自信満々にそういうならきっとすごい作戦があるに違いない。
 リアは期待に胸を膨らませ、他の3人を呼びに行った。

9 :
 『ピー!』
 決闘開始の笛が鳴る。
 体育館には大勢の見物の生徒もいる中決闘が始まった。
 男の子、女の子達が魔法の詠唱を始める。
 そして、早くもイアン陣営の対魔法物理シールド魔法が完成し、イアンは勝利を確信した。
 「よし!後は前の3人!生意気な女どもに、強力な魔法をぶつけてやれ!」
 イアンは陣営に指示をだし自分も援助魔法の詠唱を始める。
 少し遅れて、女の子陣営のトリシャの魔法が完成する。どうやら初級の風魔法のようだ。
 (ふっ、あんな魔法じゃこちらのシールドの前では、そよ風のようなものだ。)
 イアンは馬鹿にした様子で女の子陣営を見ながら詠唱していた。
 しかし、トリシャはまたしても奇妙な行動をとった。
 完成した風魔法をイアン陣営ではなく自分たちの足元の床にたたきつけたのだ。
 (はっ!どこを狙って・・・) 
 「なっ!」
 
 イアンは驚き思わず魔法の詠唱を中断してしまった。
 トリシャが放った風魔法で、女の子たちの足元に強い風が巻き起こり、女の子達のチアリーディングのユニフォームである短いスカートが捲れ上がり、5人の女の子のパンツが丸見えになったからだ。
 「えっ!」「あっ!」「なっ!」「へっ!」
 それは、イアン以外の男の子も同様だった。

10 :
 女の子のパンツに見とれ、集中力をかき乱された男の子たちは魔法詠唱を中断してしまう。
 それは、シールドにも影響した。シールド魔法を維持するには高い集中力が必要となる。
 シールドを張る担当の男の子の集中力が乱された所為で、シールドが消失してしまった。
 「バ、バカ野郎!すぐに詠唱を再開しろ!」
 イアンは焦りながら陣営に指示を出す。
 しかし、まだ性に目覚めたばかりの男の子にとって、先ほどの光景はなかなか刺激の強いものだった。
 平常心を取り戻すのに手間取りなかなか詠唱を再開できない。
 そうこうしている間に、トリシャ以外の女の子達の魔法が完成する。
 まず、3人の女の子たちは自分の杖に操作系魔法をかけるとその杖をイアン陣営に飛ばした。
 勢いよく飛んでいった杖はイアン陣営の攻撃担当の男の子3人の股間に突き刺さる。
 「うっ!」「がっ!」「ぎゃあ!」
 3人の男の子は苦痛に顔を歪めその場に崩れ落ちる。
 次に4人目の女の子リアが肉体強化魔法で肉体を強化し、イアン陣営に素早く駆け寄ると・・・・
 「とうっ!」
 大きく跳躍すると、中央のシールド担当の男の子の顔の前で大きく足を開く。
 「うわっ!」
 必でシールド魔法を再開しようとしていたところに突然、足を大きく広げた女の子が顔の前に現れたため大きく混乱する男の子
 「うりゃ!」
 「むぐっ!」
 リアはそのまま男の子の顔を股に挟むとそのまま床に倒し、男の子の顔を締め付け、口と鼻を塞ぐ。
 「うりうり!どうだ!これでもう魔法の詠唱はできないでしょう!?」
 「むぐっ!もがっ!」
 男の子は必でもがくがリアは男の子の顔をがっちりロックしているため、抜け出す事が出来ない。

11 :
 「なっ!なっ!なっ!」
 この予想外の出来事にイアンは慌てふためき、立ちすくむ。
 「ふふっ!勝負あったわね!この距離じゃあ、もう魔法は使わせないわよ!」
 そうこうしている間にいつの間にかイアン陣営にたどりついたトリシャが目の前にいた。
 「くっ!バ、バカにするな!魔法が使えなくても、女のお前に素手で負けるわけないだろう!」
 自分たちは素手の徒手格闘の訓練も受けている。女の子に負けるわけがない。
 イアンはトリシャに飛びかかる。
 「どりゃあ!このっ!くそっ!」
 しかし、トリシャの動きは機敏でなかなかとらえる事が出来ない。
 一方、昔から男の子と取っ組み合いの喧嘩をしてきたお転婆のトリシャにとって、
実践の伴っていない型通り徒手格闘などお遊戯のようなものだった。
 とは言うものの、それなりに洗練はされていて体格は向こうのほうが上だ。
 「ふっ・・・」
 トリシャは勝負を確実なものにするため、男の子と喧嘩をするときに使う
いつもの作戦に出ることにした。
 「うふ♡」
トリシャは自分のスカートを自ら捲る。
 「あっ!」
 トリシャのパンツに目を奪われ、イアンの動きが止まる。
 「スキあり!」
 トリシャはいっきに間合いを詰めるとイアンの股間を蹴りあげた。
 「うがっ!」
 イアンは苦痛に顔を歪め、股間を抑えその場にうずくまった。
 「さあ!今度こそ勝負あったわね!」
 トリシャは笑みを浮かべ、うずくまっているイアンを見下ろした。
 「ク、クソ!ま、まだだ!」
 イアンは股間の痛みに耐えながら必に強がる。
 見物人の生徒が大勢いる中、下級生のしかも平民クラスの女の子に負けるなど
恥ずかしいにもほどがある。なによりプライドがそれを許さない

12 :
 もう一度体勢を立て直し、魔法の勝負に持ち込めば勝機はある。
 そう思い、仲間の男の子たちのほうを見る。
 だが・・・・
 中央のシールド担当の男の子はリアに、長時間顔を締め付けられたため窒息し、
気を失っていた。
 「くっ・・」
 それならと、攻撃担当の男の子3人に視線を移すが・・・・
 「ぎゃああああ!」
 「ぐあああああ!」
 「があああああ!」
 3人の男の子は悲痛な叫びを上げた。
 操作魔法で杖を男の子たちの股間に杖を当てた女の子達もイアン陣営にたどりつ
いていた。
 そして、苦痛でまともに動けない男の子の両足を持ち、股間に足を踏み下ろすと強力な
振動を送り込んでいた。
 
 「な、な、なんだ!あの下品な技は?!」
 貴族の家育ちで、エレガントな女性しか見てこなかったイアンにとって、
女の子が男の子の股間を踏んでいる光景は驚愕なものだった。
 「あら〜、お上品な貴族さまはこんな事も知らないの〜?これは、電気アンマ
と言って、平民の間じゃ有名な生意気な男の子を懲らしめる女の子の必技よ!」
 「ひいっ!」
 初めて見る技だったが、本能的な恐怖を感じて顔を真っ青にするイアン
 「ギブアップしないって言うなら、あんたにも喰らわせて上げるわ!」
 トリシャはイアンの両足を持つと股間に足を踏み下ろす。
 「ふふっ!言っとくけど、私の電気アンマは他の子とは訳が違うわよ。今までに
数々の男の子を泣かし、時に失禁させてきたスペシャル電気アンマよ!」

13 :
 「だだだだだだだだだだだだだだだだ!!!!」
 「ぐぎゃあああああああああああああ!!!!」
 イアンは今までに味わったことのない、衝撃を股間に受け絶叫する。
 「ぐあ!ひっ!ぎゃあああああああああ!!!」
 イアンはトリシャの電気アンマから逃れようと、必で腰をひねったり
手で足をのけようとするが、全身に電気が走ったように痺れ、まったく力が
入らない。
 
 「ひいいいい!!まいっは!(参った)まいっは!(参った)」
 イアンはその地獄のような苦しみに心をへし折られ、降参する。
 「えっ?!何?!この程度じゃ降参しない?!いい度胸じゃない!
それならもっと強力なのをぶち込んでやるわ!」
 トリシャはイアンが電気アンマの影響で呂律の回らくなった事をいいことに、
ワザと降参させなかった。
 「ひ、ひがう!ひがう!まいっは!まいっはって!!」
 「オラオラオラ!!!!まだまだ、降参しないって!!!さすが貴族さまは
我慢強いわね!!」
 トリシャは大きな声でイアンの降参の声を遮る。
 トリシャは最初に降参を促した時に素直に負けを認めれば、それで終わらせ
るつもりだった。
 しかし、意地を張るイアンを見て腹が立ち、こうなったら徹底的にたたきのめして
みんなの前で恥をかかせてやろうと考えていた。
 「ひゃひ!ひゃめ!ひゃめてえええ!!ああああ・・・・」
 苦しそうにもがいていたイアンだったが、徐々にそれはよわよわしものとなり、
恍惚の表情となる。そして・・・
 「ひ、あ、あ、ああああ・・・」
 イアンの腰の周りに水たまりができる。
 「・・・・・・!!!!」
 ついに失禁してしまったイアンはその事に気づきショックで気を失った。
 『ピー』
 大将であるイアンが気を失ったため、戦闘不能とみなし決闘終了の笛が鳴った。

14 :
 数日後
 放課後の体育館ではチアリーディング部が元気に活動していた。
「それじゃあ、ちょっと休憩しましょうか?」
 チアリーディング部の6年のキャプテンのミシェルが休憩を促す。
 「この調子なら今度の大会優勝できそうね。これもトリシャのおかげね♪」
 「いえ、そんな・・・」
 先輩に褒められ、照れるトリシャ
 「謙遜しなくていいわよ。あの決闘以来S組はめっきり大人しくなって助かってるの、
イアンなんか一カ月学校を休んだらしいわ」
 「へー」
 みんなの前で失禁させられた事が相当ショックだったようだ。
 「それ6年だけじゃないですよ、聞いた話じゃすべての学年に影響してるとか、
実際5年のS組じゃあ他のクラスから決闘を申し込まれてるけど、逃げ回ってる
らしいですし」
 リアは嬉しそうに語る。
 トリシャ達の決闘を見て、魔法の力を借りなくても決闘に勝てるとわかったため、
学年、クラスの女の子がS組に決闘を申し込んでいるらしい。
 「それにS組だけじゃなくて、クラスの男子もおとなしくなっちゃたよね♪」
 「あーそうそう、私もこの前トリシャちゃんが決闘やった事、生意気だった
クラスの男の子にやってあっさり勝てちゃったよ♪」
 「えー!うそー!私も今度やってみようかなー♪」
 どうやら、あの決闘が色々な事に波及し影響をうけているらしい
 「それじゃあ、みんなおしゃべりはここまで練習を再開するわよ!」
 「「「はーい!」」」
 チアリーディング部の面々は元気に活動を再開した。

15 :
投下完了です。
いかがだったでしょうか?
後半部分は色仕掛けのSSとは全く関係なくなってしまいましたが、
良ければ感想などお聞かせください。

16 :
>>15
金玉がキュンってなってしまったよ
作品としては良いと思う
色仕掛けからの完全女性上位の逆レイプですな
でもスレが違うかなとも思ってしまう

17 :
乙です!
色仕掛けっていうと軽い受けで精神的には重いってパターンが多いけど
これはシチュもMで結構ハードめだね。完全に心も折られてて面白かった

18 :
前スレ落ちたな

19 :
俺にはドストライクだった
新スレ早々3回保存したわ
俺もトリスフィリア魔法学院入りたい
GJ

20 :
>>19
3回も保存してナニするんだよ・・・

21 :
>>20
布教用、観賞用、保存用とか(笑)

22 :
3つを融合する

23 :
>>22
融合って?

24 :
アルティメット保存

25 :
俺とお前を超融合

26 :
フィージョン?

27 :
ああ!

28 :
SS投下します
15レスくらい借ります
タイトル『魔女の封印』  

29 :
 西の国の勇者・カインは敵陣の奥深くで傷ついた身体に回復魔法をかけ続けていた。
 しかし黒魔術により疲弊した肉体は、即座に回復の兆しを見せない。
(とんでもなく強かったな…………)
 カインは小さく溜息を吐いてから、自分の数メートル前方にある骸に目をやった。
 そこに横たわっている女性こそ、大魔導師アリス……彼をここまで苦しめた相手に他ならない。
 邪悪な魔力に比例して無限の輝きを放つ紅の瞳と、ざわめくような金色の髪、そして人間ではありえない純白の肌と均整の取れた細身の身体。
 しかも見た目の美しさとは裏腹に、アリスは攻撃魔法と回復魔法を同時に繰り出す恐るべき相手だった。
 戦いの最中は不老不ではないかとすら思えた強敵だったが、今は静かに目を閉じたまま動かない。
 だが、アリスの最後の言葉が頭の中から離れない。
「今回はあなたの勝ちみたいね。でも私は必ず戻ってくる!」
 それだけ言い残して、彼女は前のめりに倒れた。
 そしてピクリとも動かない肉の塊になったわけだが……
「あれはどんな意味だったのだろう」
 ただの捨て台詞であって欲しいと、彼は願った。
 正直、もう二度とアリスと戦いたくない。

30 :
 アリスは数ヶ月前に、この東の国へやってきたと言われている。
 彼女は膨大な魔力を使い、一夜にしてこの城を築いた。そして無数の魔物たちを召還した。
 東の国王は即座に軍を動かし、魔女を国から排除しようとした。
 屈強な兵士たちを集め、魔の巣窟へと送り出す。
 国王は朗報を心待ちにしていた。
 しかし届くものといえば、派遣した軍が全滅したという知らせばかり。
 数週間で数千の兵士たちの魂が天に召された。
 事態を重く見た国王は、周辺諸国に協力を要請した。
 国王が集めた情報によると、忌まわしき魔女を駆逐するためには三つの聖なる力が必要だということだった。
 一つ、伝説の武具。
 二つ、精霊の祝福。
 三つ、汚れなき魂と強靭な肉体。
 そして派遣されたのが、西の国の勇者・カインだった。
 世界には数多くの勇者達が存在する。
 その中でも彼は「魔女狩り」の異名を持つ、若手随一の実力者だった。
 国宝は、馳せ参じたカインに各国から借り受けた伝説の武具を与えた。
 さらに精霊の祝福を施した後にアリスの城へと向かわせた。
 そして今、彼は見事に憎き魔女を打ち倒すことが出来たのだ。
 一刻も早く国王に良い知らせを届けたい。
 焦る気持ちを押さえこみ、カインは回復に集中した。
「これでよし……もう歩けるはずだ」
 傷が全て塞がったのを確認してから、彼はゆっくりと立ち上がった。
 治りたての傷口から軽い痛みを感じたが、勝利の余韻が打ち消してくれた。
 カインは魔女の住処である城をあとにした。

31 :
 城の外に出ると、辺りは一面の闇に包まれていた。
 空には月が浮かび、星が瞬く静寂の世界。
 城に潜入してからは戦いの連続で、時間の感覚も全く麻痺し続けていた。
 穏やかな夜空を眺めていたら、急にガクンと膝が崩れそうになった。
「国王への報告は…………朝を待とう」
 いかに回復魔法をかけた身体とは言え、疲労が蓄積していることに変わりはない。
 カインは夜が明けるまでの数時間を自分の家で過ごすことに決めた。
 東の国のお城へは、陽が昇ってから魔法で飛べばいい。

「ただいま……」
 カインは家のドアを開けると、小さな声で呟いた。
 この家にはもう一人の住人が居た。カインの幼馴染でルナという女性だ。
 二人は将来を誓い合った仲ではあるが、いまだに純潔を貫いている。
 それはルナが教会のシスターであることも理由の一つではあったが、カイン自身の身持ちの堅さもあった。
 正式な夫婦となるまでは、女性を穢してはならないという優しさもあったのだが、一つ屋根の下で、同じベッドで身体を寄せ合って眠るだけでも充分幸せだった。
 ふたりは今回の魔女討伐が終わったら、西の国の小さな教会でささやかな結婚式を挙げることになっている。

32 :
コンコンコン
「ルナ、起きてるかい?」
 血なまぐさい武具を脱ぎさり、聖水で身を清めたカインはルナが待つ寝室のドアをノックした。
 戦いが終わったあとは、愛しい彼女の顔を見ながら眠ることが何よりの癒しになる。
 ほんの短い時間でもルナの寝顔を見れば、東の国王への報告も万全の態勢で臨めるだろう。
カチャッ
 彼女からの返事がないので、カインはゆっくりとドアを開けた。

「なッ!」
 あまりの驚きに、それ以上言葉を発することが出来なかった。
 ルナの代わりに一人の女性がベッドに腰を掛けていた。
 窓の外の星を眺めていたその女性は、カインの存在に気付くと振り向いてニッコリと微笑んだ。

「あら、遅かったわね……私を倒した勇者様」
 目の前には、先ほど倒したはずの大魔導師アリスが不敵な笑みを浮かべていた。
(馬鹿な……! 確実に息の根を止めた筈なのに!!)
 これは本当にアリスなのだろうか?
 その疑問に答えるように、彼女が口を開いた。

「……さっきは酷い目にあわせてくれたわね」
 静かな口調ではあるが、明らかに敵意がこもっている。
 金色の髪がフワリと揺らめき、瞳に赤い輝きがみなぎっていく。

33 :
(やはり奴だ……! くそっ、仕留めたと思っていたのに!!)
 歯軋りするカインに向けて、魔女が冷ややかに微笑む。

「残念そうね? ふふふ……いい表情だわ」
「貴様、一体どうやって……」
 カインの問いかけに、アリスは軽く鼻を鳴らした。
「魔女はね、そんなに簡単にねないの。あなたが倒したのは私の器だけ」
「くっ……!」
「そんなことより、あなたの大事な彼女……心配ね?」
「!!」
 カインの表情が凍りつくのを見て、アリスは満足そうに笑みを浮かべた。

「こんな夜中にどこに行っちゃったのかしらねぇ?」
「貴様の仕業か!」
「……だとしたらどうするの?」
「今すぐ叩き切る!」
 カインは護身用のナイフを腰から抜き出そうとした。

「あわてないで。今、主導権を握っているのはどちらかしら?」
「ぐっ……卑怯な…………!」
「あらぁ、褒められちゃった。あはははははは!」
 高笑いするアリスを見ながら、カインは怒りで身を震わせた。
 握り締めた拳からは血が滲み出した。

34 :
 暫くの間、アリスはカインを見つめながら笑い続けた。
「うふふふ、ねえ? 気分が良いから、あなたの大事な人を解放してあげても良いわ」
 高慢な態度に、歯を食いしばって耐え忍ぶ。全ては愛するルナのためだ。

「……お前からの条件はなんだ」
「思ったより物分りがいいのね」
 カインの言葉を受けて、アリスが立ち上がった。
 大理石のような白い肌が月明かりを反射している。
「私を満足させられたら、あの子を返してあげる」
 そして静かにカインの首に腕を回し、柔らかそうな胸を押し付けてきた。
「!?」
 さらにコツンとおでこをぶつけてきた。
 突然の展開に、彼の思考が一瞬停止した。
(満足させる? 何を……こいつを? どうやって)
「どうしたの? 女の子と交わるのは初めて?」
 魔女の挑発的な言葉で我に返る。
「まさか……ふざけるな!」
「そうよね、ふふっ。童貞の勇者なんてありえないですもの」
 カインは内心穏やかではなかったが、できるだけアリスに悟られぬよう平静を装う。
 彼女はしばらくして、彼の首に回していた腕を解いてから自らベッドに横たわった。

35 :
 アリスは彼を見つめながら、ゆっくりと片足を持ち上げて見せた。
 白い足の付け根は、うっすらとした繁みで覆われている。
「私はじっとしているから、好きにしなさい。大サービスよ」
「しかし……」
 カインは戸惑っていた。この魔女の意図が読めない。
 このまま言いなりになって彼女を抱いて良いものか……それ以前に女性を抱くということ自体が初めてなのだ。
「夜明けまでに私が満足できなければ、あの子をすわ」
 迷いを見せる彼に向って、アリスが冷たい声で続ける。
「もう一度言うわ。あなたに選択の余地はないの。私の言うとおりになさい?」
 突き刺すような言葉と視線に押され、カインは覚悟を決めた。


(くそっ……なんてことだ……!)
 人質のためとは言え、敵の命令に従う屈辱にカインは身悶えした。
「ふふっ、いい子ね……」
 アリスは目の前で全裸になったカインを見て、恍惚とした表情を浮かべた。
 そして両手を大きく広げ、彼に向ってウインクをする。
「抱きしめてあげる」
 そして立ち尽くす彼の手をとり、ベッドに向って二人で倒れこんだ。
「あああぁっ!」
 二人分の重さに、ベッドが大きく揺れる。
 カインの引き締まった身体にアリスの柔らかい肌が絡みつく。
「気持ちいい?」
 軽く鼻にかかったような声でアリスが尋ねてきた。
(う……これは気持ちいい……)
 自らの意思ではないとは言え、女の身体を知らないカインにとってはアリスの肌の感触は心地良すぎた。
 緊張し続けていた筋肉が緩む。

36 :
 そして彼が口に出さずとも、アリスは彼の思考をある程度読むことが出来た。

「私も……う、うぅん…………くっ!」
 初蜜のように甘い喘ぎ声に、身体だけではなくカインの心も少しだけ緩む。
 思わずアリスの細い身体を力強く抱いてしまった。
「抱きしめられただけで、すごい……わ……」
 彼の心に芽生えた罪悪感を、腕の中のアリスの喘ぎ声が塗りつぶす。
 男の本能が敵の身体に溺れていく危険を麻痺させていく……。

 暫くの間、カインは熱心にアリスの身体を弄んだ。
 手のひらには収まりきらぬほどのバストや、細い首筋に舌を這わせる。
 アリスは逆らうこともなく、素直に快感を受け入れている。
 カイン自身にも女性を征服する満足感が溢れてくる。
「本気か?」
「えっ?」
「本当に感じているのかと聞いている!」
 カインはじっと彼女を見つめながら、指先で乳首をつまみあげた。
「な、なにを言わせるのよ…………本気よ」
「……」
 アリスを観察する。
 どこかわざとらしさがないものかと粗を探してみたものの、カインの目にはアリスが心底感じているように見えた。
「あなたに抱きしめられてるだけでも熱くなってきちゃう……本当よ……」
 薄く涙を浮かべながら見つめ返す赤い瞳に魅入られ、カインの責めはますます激しくなった。

37 :
 夢中になってアリスを責め続けるうちに、カインの心中に変化が現れた。
 自分の拙い愛撫にアリスは応えてくれる。
 しかも本気の涙まで浮かべて、いじらしくて、まるで恋人みたいな……
(違うっ! こいつはルナじゃないっ)
 カインは大きく首を横に数回振った。
 一瞬でもアリスに愛情を感じた自分を責めた。
(俺は自分の大事な人をこいつに人質にとられてるんだ……憎しみを思い出せ!)
 アリスの豊かなバストを掴む指先に力がこもる。
 その直後、美乳が激しく歪んだ。
「あっ……今の愛撫、すごく優しい……」
「なっ!?」
 しかし、アリスの口から上がったのは悲鳴ではなく、とびきり甘い喘ぎ声だった。
「愛してくれてるんだ?」
「馬鹿な……俺は思い切り!」
 間違いなく全力で、引きちぎらんばかりにバストを掴んだはずなのに……。
 しかしアリスの目が嘘をついている気配もなかった。
「敵なのに思い切り愛してくれるの? 勇者様」
「ちがう! 違うんだっ!!」
「本当に? でもそのわりには…………」
 アリスは叫ぶ彼の頭を片手でなでながら、もう片方の手を下腹部に潜り込ませた。
クチュ……♪
「ふああぁぁっ!」
 カインの顔が跳ね上がる。
 突然柔らかな手のひらに亀頭が包み込まれたのだ。

38 :
「すごく気持ち良さそうに聞こえたけど?」
 快感に震える彼の顔を撫で回し、アリスはそっといたわるように指先をすぼめた。
「素直に言っちゃえば? 気持ちいいって」
「ううぅ…………」
「アリスの身体に触れてるだけで感じちゃうとかいって欲しいな……」
 その言葉は、カインの心を大きく揺らした。
「ねえ、どうなの?」
「――ッ!」
 必の思いで首を横に振る。
「本当に?」
「うぐ……」
 再度アリスに念押しをされると、彼はいよいよ自分の心がわからなくなってきた。
 ここでアリスの身体を、快楽を認めることに何か危険なものを感じる。
 しかし今は魔女の手からルナを救い出さねばならない。
 そのためには彼女をいい気分にさせる必要がある。
「感じる……すごく気持ちいい…………」
 考え抜いた末の結論だった。
 素直に応えることがアリスを満足させることになる。
 それに実際……彼女の身体は心地良い。
 迷いながらも彼は愛撫を続けた。
 そしてアリスの身体に少しずつ溺れていくのを感じ始めていた。

39 :
(身体が熱い……)
 愛撫している側である自分の身体が火照っている。
 さっき軽く触れられただけのペニスがズキズキと脈を打ってきた。
「くすっ……敵の魔女を抱いて感じてるなんて、ありえない勇者様だわ」
 アリスがポツリと言った。
「うっ、うるさいっ!」
「自分から快楽に溺れるなんて信じられない」
 カインの愛撫に身を委ねつつ、アリスは彼の葛藤を弄ぶ。
 もう一息で快感の虜になりそうな無垢な心を、淫らな手でそっと撫で回してやる。
「黙れ! うるさいっ!」
 アリスの言葉に動揺したカインが、下半身を強く押し付けた。
「あああぁぁんっ!」
 硬くいきり立ったペニスがクリトリスをなぞる。
 しかしまだ挿入したわけではなかった。
「くふ……」
 甘い刺激にカインも喘ぐ。
 やはりペニスへの直接的な刺激は強烈だ。
「そんな、急にアソコを……こすり付けてくるなんて!」
 しかし彼以上にアリスは感じていた。
 先ほどまで冷ややかに彼の心を弄んでいた口からは、再び熱い吐息しか溢れてこない。
 アリスの赤い瞳はウサギのように怯え、身体中を快感で小刻みに震わせている。
 白い肌は桃色に染まりつつあった。
 その様子がカインにはたまらなく愛おしく思えた。
「ね、ねえ……さっきはごめんなさい」
「あ、いや…………」
「だからちゃんと入れて? 脚……開いてあげるから」
 彼女の長い脚がゆっくりと折れていく。
 その付け根にある宝珠は、しっとりと濡れたまま肉棒を待ちわびているように見える。
(挿入したい……)
 ひそやかなアリスの繁みに心を奪われ、カインは無意識にペニスの先を膣口に当てた。
「そのまま差し込んで? お願い…………」
 すっかり逞しくなった肉棒に、アリスの白い指が絡みついた。
 自らの愛液に馴染ませるように、彼女は亀頭をヌルついた泉の中で軽く犯した。

40 :
「くううっ!」
 激しくしごかれたわけでもないのに、カインは急に果ててしまいそうになる。
 そして慌てて腰を前に突き出してしまった。

クプウウウゥゥッ!
「あ、あああぁぁぁ! 一気に入れちゃだめえええええ!!」
 アリスの言葉も虚しく、ペニスは膣の奥まで突き刺さってしまった。
 そして彼女の意思とは無関係に、すっかり潤みきった膣内はカインの剛直を熱く歓迎した。


(こんなに……熱いのか……!)
 膣内に包み込まれた瞬間から、彼は身動きが取れなくなっていた。
 不規則に蠕動する膣壁がカインの身体を甘く痺れさせ、快楽に顔をゆがめるアリスの端正な顔立ちが彼の思考を停止させた。
(動きたいけど、動いたらすぐにイってしまいそうで!!)
 心は熱いままなのに、背中に流れる汗が妙に冷たく感じる。
 このまま放出してしまったら、この魔女に心を奪われてしまうような気がした。
「ああぁ、あの……あのね……名前、呼んでいい?」
 しかしカインの下で快感に震える魔女は、更なる攻撃を仕掛けてきた。
 泣き出しそうな表情で誘惑する姿に、思わずカインは首を縦に振ってしまう。
「カイン……ああ、カイン! もっと!!」
 許しを得たアリスは、彼の名を呼びながら緩慢に腰を動かし始めた。
クニュッ、チュプッ、クチュッ……
 突き刺さったペニスを暴発させない程度にゆっくりと刺激を積み重ねていく。
「やさしい……すごく優しいの、あなたの手……!」
 さらにアリスは彼の手を握り、自らの胸へと導く。
(ああ、こんなことをされたら……!)
 だが、時既に遅し。
 左手と右手をやんわりと握られたまま、カインは両手でアリスのバストを味わうことになった。
 膣内でペニスを抱きしめられている強烈な快感に加えて、手のひらを通じて感じる極上の柔らかさ……。
「もっと触って? もっと感じさせて……!!」
 アリスもすっかり身体中で彼を求め、彼を感じ続けている。

41 :
 恐らくもうすぐ彼女は絶頂してしまうのだろう。
クニュウウッ
「ああああぁぁぁっ!」
 彼がバストを揉み回すと、アリスは恥ずかしそうに首を横に振る。
(アリスを感じさせている……とは思うのだが……)
 しかし彼は漠然とした不安を感じていた。全てがうまく行き過ぎているように思えた。
「くっ!」
 雑念を振り払うように愛撫を続ける。
「きゃふっ、あああぁぁ、何度も同じところを……! 意地悪しないでぇ……」
 そしてまた観察する。
 やはり演技には見えない……。
「じっと見つめられると嬉しくなっちゃう」
 少女のように瞳を潤ませ、自分を見つめるアリスに、彼は一瞬だけ心を奪われた。
 このまま彼女と添い遂げたい。
 出来れば一緒に……イきたい!
「あ、あっ、ああぁっ! おちんちん、太くなった! いっぱい暴れてッ」
 その思いは股間に敏感に伝わったようだ。
 膣内でさらにペニスが一回り膨らむ。
「ねえ、ねえカイン! 私を……好きだって言って!」
「……っ!」
「嘘でもいいの。雰囲気が欲しいの……」
 アリスの腕が彼の首に回った。
 ゆっくりと小さな唇が近づいてくる。
 その口元から、熱い吐息が彼の顔にかかる。
 暖かくて甘い香りに包まれながら、カインは彼女を抱きしめた。
「好きだ……アリス……」
 それは魔法を伴わない魅了状態だった。
 この瞬間だけは、カインはアリスの全てを受け入れてしまったのだ。
 そして彼には見えないタイミングで、アリスが小さく微笑んだ。
「キス……しよ?」

42 :

 長いキスが終わると、カインは陶然とした表情でアリスを見つめた。
 彼女も優しく微笑み返す。
「遠慮なく精を注いで……あなただってもう…………ね?」
 アリスは手のひらでそっと彼の背中を撫でさすった。
 その刺激に反応して、カインの身体がビクビクと震えだした。
「ああぁ、出るよ……アリス……!」
「いいのよ。さあ、魔女の身体にたっぷりと欲望を!!」
 アリスは長い脚を彼の腰に絡めたまま、激しく腰を引き寄せた。
 そして細い身体には似合わぬ力で、彼のペニスに何度も強烈なバイブレーションをかける。
「イって! イって! イってえええええええ!!」
「あ、ああっ、ああああぁぁ〜〜〜〜〜!!」
ドビュッ、ドピュピュピュピュウウウウ!
 カインの絶叫と共に、ベッドが大きな音を立ててきしむ。
 一度や二度の放出では収まらない激しい射精に、アリスの表情も快感でとろける。
 二人の結合部からはドクドクと真っ白な液体が噴出した。

 力尽きたカインは、そのままアリスの身体に身を任せた。


43 :
――数分後。

「満足したわ」
 ツヤツヤとした表情で、アリスが身体を起こした。
 カインはまだ動けない。
 自分から責めていた筈なのに、体力を使い切ってしまったのだ。
「約束どおり、あの子を返してあげる…………」
 アリスはそう口にすると、右手の指をぱちんと鳴らした。
 すると、不意に彼女の身体が白く輝き始めた。
 今まで目にしていた彼女の背中から、半透明のゴーストのような、もう一人のアリスが現れた。
「うわああぁ!」
「驚かないで。こっちが私の本体よ、勇者くん」
 半透明のアリスが微笑む。
「そしてもう一人の私はね……ウフフフ」
 白い輝きが収まると、アリスの身体が別途にドサッと転がった。
 そしてカインが見ている前でその姿が変化していく。
「あ……ああぁ……!」
「途中で気付かなかった? すごく可愛い表情とか、感じやすい体とか、本気で好きになりかけたんじゃなぁい?」
 ベッドの横たわるアリスの身体が徐々に見慣れた姿に変化していく。
 カインは古くからの言い伝えを思い出していた。
――魔女はなない。
 優秀な「器」さえあれば永遠に生き続けるという。
 その「器」を壊したのがカインであり、アリスが「器」を再生するためには強靭な精が必要だった。
 再生には自分の天敵となる種族の精が一番良い。
 それが自分を倒した勇者なら最高だ。
 入手が難しいと判っていても、欲しくなるのが魔女の強欲。
 カインの精に心惹かれたアリスは、一時的に敗北して霊体となった。
 そして彼に先回りして、恋人である純潔のシスターに憑依した。
 二人の恋心を利用しつつ、カインから大量の精を抜き取ることに成功した。

44 :
 それにしてもこの純度……あの「器」を再生するだけでなく、以前よりも強くすることが出来るだろう。

「貴様……最初からそのつもりで!!」
 全てを理解したカインは激怒した。
 しかし身体は動かない。
「ああ、そうそう……あなたはもう私に勝てないわよ」
「なにっ!?」
「さっきのキスと同時に、魅了の魔法をかけさせてもらったから。私がぬまで解けない魔法をね」
「おのれ……!」
「あとはそうね、魔女と交わったあなたには『精霊の祝福』も『汚れなき魂』も失ったことになるわ。いろいろご馳走さま♪」
 それだけを言い残すと、アリスは自分の城へと飛び去っていった。

「そんな……」
 謀られたとは言え、魔女と交わりを持ってしまった事は事実だ。
 そして純潔を貫いていたルナの身体を犯してしまった事も……変えられない事実だ。

――勇者は穢された。
 もっとも穢したくなかった相手に身体を穢され、あまつさえ心を魔女に奪われた。
 二重の罠にかけられ、呆然とするカインの傍らで、アリスからの魔法が解けたルナの身体が小さく震えた。




(了)

45 :

こういうのは好きだ

46 :
いいね。心情とか文章が上手いしえろい
最後のルナさんがどんなこと思ってるか想像すると、後悔が深くなってぞくぞくする

47 :
GJ!!
全力で3回アルティメット保存した

48 :
乙乙乙!
たまらんねえ、このエグいシチュ。これぞ色仕掛け

49 :
くそっ!アリスめ…
なんて酷い事を…
といいつつ下はこんなことにry

50 :
寄生スレや憑依スレの住民としてはあまりにも素晴らしいSSだった
3人それぞれの視点を想像する度にゾクゾクくるものがあるな
ルナ視点で二次創作とかしたいけど大丈夫かな…

51 :
色仕掛けする女とされる男以外の者が巻き込まれるのはちょっと俺としては後味が悪くて好みじゃない…が
それでも興奮した。
素晴らしい描写!
他の作品も読みたい。
そしてそれが好みだったらなおいいw

52 :
 手隙に、自分の色仕掛け(読書)遍歴を思い出してみた。
 他の方の参考になれば、と思って書いてみたけど、うざかったらゴメン。スルーでお願い。
・ふしぎ遊戯
 たぶん原点の一つ。漫画。
 ぱっと思いつくのでは、1部で敵キャラの美人局、2部で洗脳チックな誘惑がある。
・バスタード
 言わずと知れた、と言おうか。未完予定の漫画。
 シーン・ハリ(二巻くらい?)の誘惑には悩されたなあ。
・フルメタル・パニック
 何巻か思い出せないけど、短編集にイメクラの話があった。
 嵌められないからスレ的には微妙だろうけど、誘惑はなかなか堂の入ったシーンだった。
 あと本編でも、敵を誘惑するシーンがあった。

53 :
・夢幻戦記(栗本薫)
 何巻か忘れたけど、女郎蜘蛛ちっくな御前に誘惑されてた。
・ペルシャの幻術師(司馬遼太郎)
 外法仏がもろにこのスレ的ではなかろうか。
・クトゥルー怪異録(アンソロジー)
 銀の弾丸も、もろにこのスレ的だと思う。

 適当に書いてみたけど、たぶんもっとあったはず。
 商業作品の方が多いのかもしらん、とふと思った。

54 :
パッと思い出せるのは遊戯王の王国編の孔雀舞
アンタが勝ったら好きにしていいよ 朝まで!、その前にあたしのカードシャッフルして下さらない 体のシャッフルはあなたが勝った後…
とか良かった。もっと舞のエロ見たかったな

55 :
確かコミックボンボンだったと思うんだがストリートファイターかなんかの格ゲーで主人公たちが対戦するストーリーで、敵方が色っぽいお姉さんでポールダンスみたいな感じで操作してて主人公がそれに見とれちゃってピンチってのに当時はエライ興奮した記憶がある。
作品のタイトルも思い出せないし、考えてもみればシュールな図なんだがあの頃からそういう性癖だったんだな…確か小学生だったが。

56 :
>>55
「ゲームウルフ隼人」やね
そのピンチを救うため味方の女教師がボディコン服で踊るって言うワケ分からん展開だった
ボンボンと言えばウル忍の邪鬼姫が良かったな
Tバック幻術は子供心にかなり興奮したもんだ

57 :
毒電波を受信したので書いてみる
警察官の男が倒れているお爺さんを助けたら日本最大の暴力団の組長だった
組長は男を気に入り時期組長になって欲しいと頼むが男は警察官の仕事に信念を持っているので断る
困った組長は絶世の美女の娘に色仕掛けを命令するが娘もまんざらでもないので了承する
男は組長の娘に誘惑されて暴力団の組長になり娘と結婚して娘の傀儡になり一生を過ごす
仕事中になんて妄想してるんだ自分はorz

58 :
邪鬼姫っていえばおっぱい火炎も良かったな

59 :
>>57
疲れてるんだよ・・・

60 :
俺の原点はだっきちゃんか…烈火の炎のマリー様か…DBのランファンか…姫川版ゼルダの憑依ネールあたりかな。
最後のは色仕掛けじゃなくて表情をみてぞくぞくと。
まあ、色仕掛けから始まったというよりマゾから始まってリンクきゅんが苦しむのが見たくて云々ってのが最初

61 :
いやぁ、封神演義のハンバーグ回は垂涎モノでしたね……

62 :
俺が最初に興奮したのは、怪盗とんちんかんのアンディが名無しのゴンベイに
胸揺れ攻撃をするのが初めだったと思う。
あれは、色仕掛けとは違うのかな?
それ以降はDBのランファン→変態仮面の春夏さんのお色拳→ツヨシしっかりしなさいの
ケイコ姉のパンチラテニス→ツヨシしっかりしなさいのパンチラサッカー、
これでほぼ自分の性癖が完成した気がする。

63 :
少年マガジンの心霊調査室OFFICE麗で目覚めた覚えがある
美人三姉妹に誘惑されて家改装されたり
悪魔祓をうとして幻覚見せられたり
なかなかエロかった
当時のマガジンで連載されてた
BOYS BEとかにも色仕掛けシーンがあって
それですっかり性癖がついてしまった
今もサンデーで催眠で女操って
主人公誘惑してくる話が連載されているし
少年誌で目覚める人はこれからも出続けるんだろうな

64 :
俺はフツーにSFC時代のスクウェアゲーかな
ロマサガとかLALとかの女敵は大体誘惑攻撃とかしてくるんだよな

65 :
風呂上りっぽい千葉麗子が膝を立てて、
太ももチラリで よそ見させて勝つゲームのCMのも良かったな

66 :
よそ見してるの地井武男なんだぜww

67 :
ttp://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1168633
来てたから一応張っとく

68 :
>>63
サンデーって、今売ってる号に載ってる?

69 :
サンデーのHP行って調べたらたぶんこの作品、右上から第1話が読めるが正統派色仕掛けで悪くないね
http://websunday.net/rensai/tadasii/

70 :
>>69
ほほう・・・要チェックしておこう・・・

71 :
目覚めたといえば半熟忍法帳、ショッキングボーイ、里見八剣伝の舟虫、AHGELだな

72 :
>>71
里見八犬伝はJコミで無料公開されてるね。

73 :
色仕掛けに目覚めたのは某エロゲのBADENDだなぁ
正義のヒーローの弟が街中でお姉さんに色仕掛けされて、
ほいほいホテルに付いていって行為をしたら、
騎乗位中にお姉さんが悪の怪人になってそのまま弟亡ってのだった

74 :
>>73
kwsk

75 :
姉しよ1だな

76 :
>>75
よくわかったな。何年も前だから忘れてたよ・・・
久しぶりに引っ張り出して例のシーンだけ見てくるかな

77 :
姉しよアニメあるけどそのシーンある?

78 :
>>77
アニメは知らんけどないんじゃね?
だってBADENDだし

79 :
巴のBADEND「綺麗な薔薇には・・・」 これだ。
当時はこれで色仕掛けにはまって透子のエロシーンを必に探した気がする

80 :
甘脳毒の続きまだー?

81 :
前スレの同窓会の続き、待ってるんだぜ

82 :
エロゲーの話で悪いけど、来月発売予定のすぽコン!はこのスレ的にどう?
内容は、主人公は元有名なスポーツ選手で、学園の部活の顧問として赴任してきた。
その先生に部活の顧問をしてもらおうと、ある生徒が色仕掛けをしてきた。
しかし、他の部活の子達も、その先生に顧問になってほしいため負けじと誘惑してくる、そんなお話だった。
結構適当に書いたけど大体あってると思うので、良かったらHPでも見てきて。
(ちなみにハーレムは無く、一対一だった(サンプルを見る限り))

83 :
>>82
一応要チェックやな
でもなぁ・・・どうせ途中から色仕掛け無視の先生だーすき❤な展開になるんだろうな
期待しないで待ってみよう

84 :
エロゲーの色仕掛けなら脳内彼女だなー
新作体験版が「童貞を足コキで翻弄するお姉さん」だったよ
色仕掛けスキーは総じてドMだから、こういうシチュも良いよね・・・?

85 :
お姉さん…?

86 :
>>82
それ以上いけない

87 :

ミスったorz
>>85
それ以上いけない

88 :
男の子(おんなのこ)

89 :
Gyaoの無料映画に色仕掛けあるよ
忘れ得ぬ女

90 :
大変長らくお待たせいたしましたm(_ _)m。。
選挙のSSの続き投下いたします。。
長い間待っていて下さった方、本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m。。
間がかなり空いたので、まずは最初から・・・。。

91 :
ピンポーーン♪
そうインターホンの音がして、平山は渋々寝床から起き上がった。
久し振りに仕事が休みの日曜の昼過ぎ、こんな時間に一体誰が何の用だと若干イライラしながら平山は乱雑に玄関のドアを開けた。
「!?」
玄関のドアを開けた途端、平山は目の前の予想だにしなかった光景にギョッとして立ち止まった。
平山の目の前に立っていたのは白いスーツに身を包んだ見るからに匂い立つような妖艶な色香を漂わせた25歳くらいのスタイルの良い美女だった。
「あ、お休み中でしたか?」
目の前の美女がそうバツが悪そうに平山に言うと、平山は慌てて頭を振って美女に対して作り笑いを浮かべながら言った。
「いやあ、とんでもない、今丁度起きたばっかりのとこだったんですよ」
そう言って平山は盗み見るようにしてその美女の全身を見回す。
・・・想像していた以上のナイスバディーだ。
悩ましげに胸の部分に盛り上がった魅惑の双丘はふと気を許すと思わず揉みしだいてしまいそうになる程魅力的なものだった。
それに・・・高そうな白いスーツの下に見えるのはビックリする程丈の短いミニスカートだった。
そしてその白いミニスカートに覆われていたのは男の目を釘付けにして止まない白くムッチリとした魅惑の太ももだった。
これでは座った時にその奥にある禁断のパンティーまでもが見えてしまう・・・。
平山はその光景を想像しただけで股間が熱く盛り上がってきそうになるのを感じた。
とにかくこんなセクシーな美女をこのまま黙って返すわけにはいかない・・・。
そう思って平山は精一杯の媚態を込めてその美女に対して応対した。

92 :
「お忙しいところすいません、あの、私、こういう者なのですが・・・」
そう言ってその美女が差し出した名刺には、
『民政党代議士 岩井邦男 第一秘書 菅原歩美』
と簡潔な字体で印刷されていた。
「・・・あの、もしよろしければ少し中でお話をさせていただきたいのですが・・・」
そう言って菅原は意味ありげな微笑を浮かべながら平山のことをじっと見詰めた。
その表情には有無を云わさず男の心を惹き付ける魔性の魅力があった。
「・・・ええ、まあいいですよ・・・。」
平山は何者かに魅入られるようにしてそう言うと玄関のドアを開け、菅原を家の中へと招き入れたのだった。
「・・・それで今回の選挙の民政党のマニフェストと私が秘書を務めている代議士・岩井邦男の選挙公約の話なのですが・・・」
そう言って菅原は持参したパンフレットを取り出しながら、平山に対して今回の選挙の民政党の主張点を説明し始めた。
その瞬間、平山は内心、菅原を家の中に招き入れたことを後悔する程、相当にウンザリしていた。
平山は以前から全く民政党のことを支持していなかったし、前回の選挙で民政党が大勝して与党になった時も、平山は内心随分苦々しく思っていた。
しかもネットなどで、民政党の行なってきた数々の悪行を知るにつけ、平山はより一層民政党に対する不信感を強くしていったのだった。

93 :
「・・・ですので今回、我が民政党は・・・」
そこまで菅原が言いかけた時、平山は今まで溜め込んでいた民政党に対する不信感が一気に溢れ出し、少し語気を荒らげた物言いで菅原に対して口を開いた。
「・・・あの、ちょっといいですか?
 ・・・民政党さん、前回の選挙の時も、今回のマニフェストと同じような調子良いことばかり言っておられましたよね?
 ・・・でもその結果はどうですか?
あれだけ目玉政策にしていた主要マニフェストもただの一つも実行出来ず、事業仕分けの結果も散々たる内容、党内では政治と金にまつわる問題が山積していて、どうにも身動きが取れない状態になっている。
それが今の民政党の体たらくなんじゃないですか?」
そこまで平山は言い終わると、幾分気分が落ち着いてきて、一息ついた後、少し勝ち誇ったような表情で自分の向かい側に座っている菅原の様子を窺ってみた。
菅原は平山の突然の暴言に、最初こそ一瞬呆気にとられているようだったが、その次の瞬間にはもういつもの平静さを取り戻し、大人が子供に見せるようなやれやれという表情を浮かべると、非常にゆっくりとした動作で座っていたソファーから立ち上がった。
そうして菅原は平山の座っているソファーの所まで歩み寄ると、ゆっくりとした動作で平山の腰掛けているソファーの隣にその腰を落ち着かせ、平山の顔を無言でまじまじとじっと見詰めながら、その魅惑的な肉体を平山の身体へと密着させた。

94 :
菅原の綺麗な髪から零れ出るシャンプーの残り香が、平山の鼻腔一杯に広がり、平山の思考をピンク色にぼやけさせてゆく。
菅原は自分の白くムチムチとした太ももをほとんど平山の太ももとピッタリと密着させるようにしながら甘く蕩けるような吐息混じりの声色で平山の耳許で囁くようにして言った。
「・・・ねえ、平山さんは民政党のこと嫌い・・・?」
「・・・えっ?・・・あ・・・いや・・・」
そう言って平山は傍目から見ても可笑しい程に著しく動揺していた。
平山の身体に密着する菅原の蕩けそうな程柔らかい肉体もそうだが、平山の注意をそれ以上に引き付けたのは、密着することによって上までずり上がった白いミニスカートから零れ出る男を魅了してやまない菅原の魔性の太ももだった。
(・・・あ・・・ああ・・・スカートが・・・上までずり上がってきて・・・も・・・もう少しで・・・パ・・・パンツが・・・見えちゃう・・・)
もちろん平山にも人並みの自制心はある。
しかし、今平山の目の前で平山を誘うように悩ましげに存在している太ももの前ではそんな自制心など跡形も無くどこかへと吹っ飛び、平山は菅原の視線がこちらへと向いているにも関わらず、唯々食い入るようにして菅原の太ももの辺りを凝視していた。
「・・・ンフフ・・・どこ見てるんですかぁ・・・?」
菅原は平山の視線が自分の太ももへと釘付けになっていることを確認すると、そう熱っぽく平山の耳許で囁き、自らの手を平山の太ももの方へと持っていき、静かにその手で平山の太ももの辺りをゆっくりと撫で回し始めた。

95 :
「・・・あ・・・」
平山は無意識に思わずそう声を上げていた。
菅原の白魚のような白い手が平山の太ももの上をゆっくりと這い回る度、平山の脳に危険すら感じる程の妖しい快楽が生まれ平山の脳を徐々に侵食していった。
当然その頃には平山の股間の辺りは傍目から見てもはっきりと分かる程に大きく盛り上がっていた。
平山はその口を半開きにしながら菅原の悩ましい手の動きに唯その身を任せていた。
そうしてついに菅原の手が平山の股間の怒張の部分をツーッと指でなぞった。
それだけで平山の表情はこれ以上無い程に弛緩し、その全身は期待にうち震えた。
「・・・フフ・・・イケない子には、ワタシがたぁっぷりと、政治のイロハ、教えて、ア・ゲ・ル・・・」
そう言って菅原はゆっくりと平山の股間のジッパーをその指で押し開いていった・・・。

96 :
・・・チュポチュポチュポチュポチュポチュポチュポチュポ・・・
・・・平山の住むマンションの一室にそう淫らな音が至極規則正しいリズムで響きわたっていた。
その部屋の主である平山は、その身体をリビングのソファーに深々と沈め、恥も外聞も無い程にその股を大きく広げ、両の目を閉じ、これ以上無い程のうっとりとした恍惚の表情を浮かべながら、その身に沸き起こる快楽にただ身を委ねていた。
平山の股間には、傍目から見れば一種異様な光景ではあるが、一人の妖艶な美女が張り付き、その美女の頭が平山の股間をリズミカルに前後する度、部屋中に男の心を狂わしてやまない魔性の淫らな音が響きわたっていた。
「・・・フフフ、ほうら、さっき私に言ったこと、もう一度繰り返してごらん・・・」
そう菅原が幼子に話しかけるように優しく平山に促すと、平山は耐えられない程の快楽にその身を震わせながら、
「・・・ウ、あ・・・わ、私は次期衆議院選挙において、小選挙区は岩井邦男、比例代表は民政党に投票します・・・
・・・わ、私は次期、ア・・・議院選挙においてシ、小選挙区、アッ・・・い邦男・・・ひ、比例代ひょ、アッ、・・・き、気持ちいい・・・ん政党に投ひょ・・・アッ、・・・し、しま・・・アッ、アッ・・・」
上目遣いに平山のことを見上げ、小悪魔の微笑みを浮かべながら、菅原の舌が平山の熱くたぎったイチモツの先端をくるりと小さな円を描いて舐める度、平山の表情はこれ以上無い程に弛緩し、喜びに打ち震えながら、抑えることの出来ない官能の声を漏らし続けた。

97 :
「・・・フフフ、どう?・・・大人の政治の世界の“交渉術”のお味は・・・?」
「・・・ハ、はい先生、最高です・・・」
「・・・コレにかかれば、どんな政治家も、財界の大物も、高級官僚も、涙を垂れ流しながら私の言うことを聞くようになったわ。
それ以降は、会議とかの公式の場で顔を合わす度に、私の姿を見るだけで勃起するようになったのがバレバレ・・。
・・それからは私がちょっと耳許で囁いて“おねだり”をするだけで、もう何でも私の言いなりになるようになったの・・。
・・だから“素人”のあなたが、私の“矯正指導”に耐えられる筈もないわよね・・・?」
「・・・はい、先生・・・」
「・・これからは民政党のことを支持していくと約束してくれる・・?」
「・・・はい、勿論です、先生・・・約束します・・・」
「・・・フフフ、良いお返事・・・それじゃあ、そろそろ仕上げに入りましょうかね・・・
・・・あなたの民政党に対する思いの丈を全てぶち撒けながら、思う存分“イキ”なさい・・・」
・・そう言うと菅原は、平山の股間を根本まで深く咥え込み、ゆっくりとした、しかしそれでいて力強いグラインドでその頭を前後させ始めた。
・・平山にとって待ちに待った天国への扉がようやく開かれようとしていた・・。
「・・・あ、あぁあああぁ・・・せ、先生、み、民政党は、世界最高の政党です・・・!!!!
・・・あ・・あ、あぁああああぁ、あぁああああああああああああああああああああ!!!!!!」

98 :
・・それから十数分後、平山の住むマンションの一室から外へと出る菅原の姿があった。
・・・プルルルル・・・プルルルル・・・
「・・・はい、菅原です・・・
・・・あ・・岩井先生、どうしたんですか・・・?
・・・はい、こちらはもう“終わり”ましたよ・・・
・・我々がリサーチした貯蓄のある独身男性に、大量のパーティー券を購入して戴く計画は成功しました・・・
・・・え?・・・要件はそうじゃないって・・・
・・・ひょっとして岩井先生・・・又“シテ”欲しくなっちゃったんですか・・・?
・・・昨日の夜、散々“可愛がって”あげたばかりじゃないですか・・・
・・もう・・岩井先生ったら、お歳に似合わず“お元気”なんだからぁ・・・
・・・あの・・ところで・・次期衆議院選挙における比例代表選での私の出馬に関する“口利き”の件・・お考えになっていただきましたか・・・?
・・・えっ・・・本当!?・・・本当に・・・!?
・・・やったあ・・・!!
・・・ウフフ、それじゃあ、今夜は奮発して、岩井先生の“ア・ソ・コ”・・・干涸らびて、シワシワになって、“天国”が見えそうになるくらいまで、“搾り”取ってあげますから、覚悟しておいて下さいね・・・フフフ・・・」
〈終〉

99 :
今回はこの辺でm(_ _)m。。
次回は女子高生に誘惑されるお話を考えていますが、何かリクエストがあれば、遠慮無く言って下さいm(_ _)m。。

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