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2013年06月ロビー52: 思い出語る・・・ (570) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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思い出語る・・・


1 :2013/06/05 〜 最終レス :2013/06/19
2ch初心者なのですごく緊張しています。
不手際があったらすみません。お手柔らかにお願いします。
過去の長編スレとか読んできて、俺もいろいろ思うところがあって、
昔の恋愛の話などを含めて置き去りにした思い出のようなものを話したく
なったんですが、いいですか?

2 :
テキストにまとめてあるので投下するだけなんですが、
足りない所は都度補完していきたいと思います。
うわあああすげー緊張する・・・(((( ;゚д゚))))アワワワワ

えーと、流れとしては、過去から現在に
向かって書いていきます。
最後に今後について今の状況みたいな所に
完結してこれからの事を考えていきたいと思います。
文才がないので読みづらかったらすみません。
ちなみにネタではないです。そんなオチwww?
っていうものもないのでご興味がある方に
ご覧頂ければと思います。
結構長くなるけどお付き合いいただける方
はお願いしますm(_ _)m

3 :
あっ!できるだけテンポよくしていきますが、仕事もあったり
夜もあんまり遅くまでできないので所々投下スピード
落ちたり、しばらく抜けることもあります( TДT)
って見てる人もあんまいなよね
続けます

4 :
連投規制が鬼のように厳しいから嫌でも書けなくなるよ

5 :
名前は星野成良(ほしのなりよし)(仮)で進めさせてください。
ってか、その名前でもうまとめちゃったので今更変更でき茄子w
19歳〜20歳の頃、俺は「モテる」という事はあまり無く、
ナンパは結構してました。
人を「大切」に思ったり「好き」という気持ちはあるのですが、
ナンパではいつも「成り行き」でそういった感情になる
ことは少なかったです。
何というか自分から好きになることがない。
そんな風に生きていた20代の前半の頃から振り返ります。

6 :
>>4
アドバイス本当にありがとうございますm( _ _ )m
助かります。

7 :
俺は会社で決められたエリア内にあるマンションやアパートを回り、
各部屋の設備保守をしながら営業する仕事をしていた。
部屋の中に入るためには、直接訪問して家主のOKをもらえれば
その場で部屋に通してもらう、もしくは予定を決めて後日に改める。
ただ一人暮しの場合には留守がちな事が多いので、訪問可能な
日取りと連絡先を書いてもらう用紙をポストに入れておく。
その後、回収日にその用紙をポストに入れておいてもらう(挟んでおいてもらう)
といったやけに古臭いアポの取り方をしていた。
営業は20人前後いたがその中で特に仲良くして
いたのが木村(仮)だった。

木村「成良〜!アポ取れた?」
俺 「4件くらい取れたぜ。内2枚は回収で。」
木村「ちょい見せて?」
俺 「木村は?」
木村「俺も2枚。アポは3件だな。」
俺 「お!見せてみ?」
アポは会社にいるオペレーターが電話で取ってくれるものと自分たちが
紙で取るものがあり、俺達にとって重要なのは紙の方だった。

8 :
もちろん会社で取るアポも良いのだが、紙の場合は会社のデータベースにないため、
いわゆる「手のついていない」案件だからである。
俺達はそれぞれどこにあるアパートかをお互いに確認して
予定が合えば同行することが多かった。
2人で行けばどちらかがうまく立ち回って女の子と仲良くなり、
更にその友達を引っ張ってきて仲良くなるためである。
俺達は会社から少し遠く離れた公園に社用車を停めて車内会議に勤しんでいた。
木村「お!成良!これ女の子の字じゃね?」
俺 「木村は家族っぽいな?」
木村「アポ交換しない?」
俺 「しない、しない(笑)でも、そのアパート家族向けだぜ。
   字も大人っぽいし。」
木村「ま、俺はこの日はアポありだから行けんわ。(笑)」
俺 「シングルじゃないとな。まぁ、今回は俺だけで行くよ。」
木村「俺の方もあったら頑張ってみるわ。」

連投規制ってヤバそうだなぁ・・・どうしようorz

9 :
JCOM商法みたいな感じか

10 :
>>9
頭ヨスギw J-comをマネた感じです!

こんな調子で「当たり」をつけておいて、お互いの予定を
見ながら同行か各人で行くかを決めていた。
こんな2人ではあったが俺達はトップセールスで、
常に1番か2番が俺、木村も常に5番以内には入っていた。
その日、俺はアポ用紙を握りしめ、
時間通りにアパートへ訪れた。
用紙には「武田 恵(仮)」と携帯の
電話番号が書かれていた。
女性が書いた字である事は間違いなかったのだが、
完全に「一人暮し」の線は既に頭になかった。
俺は契約を取ることだけに集中していた。
アパートの2階へ上がる。そこでもう一度ドアの間隔を見て
1室2部屋以上はある事が俺の中で家族である事を確定した。
102号室、表札はない。中に人の気配があったので
呼び鈴を鳴らす。
・・・ピンポーン

11 :
連投規制ってどれくらいやるとマズいんでしょうか?
(((( ;゚д゚))))アワワワワ

部屋の中でドタバタという音が聞こえ、
アパートのドアが半分くらい開いた。
恵 「はい。」
俺 「あっ。○○の星野・・・と・・・申します。
   あ、すみません、ちょっとびっくりしまして。」

当時人気だった深田恭子的な感じの可愛い女の子が
笑顔で出てきた。
完全に家族だと思っていたため、“若い子”という事にも
すごく驚いてキョドってしまった。
今だと桐谷美玲的な感じもちょっとあったと思う。
とにかく俺にとってはもろストライクな感じだったんだ。
彼女のこの時の服装は薄青色したTシャツにジャージ素材の
ハーフパンツでかなりラフな感じだったと思う。

12 :
佳境に入ったところで連投規制だな

13 :
で、当然最後のオチはその子の住所と携帯番号だよな

14 :
>>12>>13
見ててくれてうれしス デモ連投入りマスタorz
住所とTELはサス蟹書けナスwwwというか覚えてない酢
VPN接続先変えたりして続けられるのカナ?
一応彼女のスペック
年齢:22歳
身長:155
体型:標準 Cカプ
髪型:ややロングのストレート、黒
雰囲気:元気で明るいお嬢様
似ている人:人気だった頃の深田恭子とか
俺 「あ、すみません。
   あの・・・?武田さんお宅で・・・よろしかったでしょうか?」
恵 「はい。(笑)
   えっ?」
俺 「あ、奥様ですか?」
恵 「いえ、違います。(笑)」
俺 「あ、失礼しました。(笑)とりあえず宅内のほう
   拝見させて頂いてよろしいでしょうか?」
俺 「いえ、こういう仕事していると大体外観からそのアパートが
   家族向けとかシングル向けってわかりますよね?」
恵 「ああ!そういうことですね。(笑)」

15 :
おわwww書けた!すみません。続けます。
俺 「このアパートは1室2部屋っぽかったので、家主さんは家族って
   ことがほとんどなんですよ。」
恵 「(笑)驚いたようでしたが?」
俺 「(笑)いえ、「め・・ぐみ・・さん?」が凄くお若い方でしたので新婚さんとはいえ
随分若くしてご結婚されたんだなぁ・・・
   とか、それとも家主さんの娘さん?にしては随分大きいなぁ・・・とか思って驚いたんです(笑)。失礼しました。」
恵 「あはは(笑)。違いますよ〜(笑)。
   ちなみに「けい」って言うんですよ〜。」
俺 「あっ失礼しました。珍しいですね?
   普通めぐみって読みますよね?」
恵 「ホントそうなんですよ。(笑)」
俺 「えーと、じゃあ、“けい”さん。(笑)それで、違うって言うのは?」
けい「私、大学生ですよ〜。結婚してないです〜(笑)。初めて言われました。(笑)」
俺 「そうなんですか!?でもこんな広い家に住んでたら、
   そう思いますって(笑)。」

16 :
Rした

17 :
>>16 サンクソ
けい「あ、そっか。(笑) お姉ちゃんと住んでます。」
俺 「そうだったんですか(笑)。あっ、とりあえず作業終わりました。」
けい「あっ、ご苦労様です。良かったら飲み物でもどうぞ。」
俺 「ありがとうございます。いただきます。」
けい「・・・あの〜・・・聞いてもいいですか?」
俺 「何ですか?」
けい「ホント全然関係なくて申し訳ないんですが、ビデオの配線って分かります?(>_<)
    分からなくて・・・時間とかあったら少し見てもらいたいなって・・・」
俺 「えっ、ああ、たぶん大丈夫ですよ(笑)今日はここが最後ですし、時間もあるのでちょっと見ますね。」
けい「いいんですか?あと、お金とか・・・」
俺 「いいです、いいです。(笑)」
けい「すみません。」
俺 「これでOKですね。」
けい「うわー!ありがとうございます♪」
再びお茶を飲みながら座って雑談を続けた。

18 :
長いので会話の段落を詰めますねorz
俺  「“けい”さんは大学って?」
けい 「○○大学です。」
俺  「うわー!お嬢様じゃないですか?」
けい 「全然、そんな事ないですよ。(笑)」
俺  「いや、俺なんかと住む世界が違うというか・・・(笑)
    知り合う機会とかないので何かうれしいです。」
けい 「そうですか?(笑)えーと?」
俺  「すみません、星野と言います。年齢も近そうなので
    成良とでも適当に呼んでください。(笑)」
けい 「じゃあ成良君にします(笑)。・・・モテそうですね?
    遊んでるんじゃないですか〜(笑)?」
俺  「全然ですよ〜(笑)。大学とか行ってないですし、
    彼女も居ませんよ。(笑)けいさんは彼氏さんは?」
けい 「居ることは居るんですが、もうダメそうなんです。(笑)」
俺  「すみません、変な事聞いちゃって・・・。
    あっ、ビデオ大丈夫そうですね。」
けい 「いえ、大丈夫です♪
    ホントだ!ありがとうございます。助かりましたぁ。」
俺  「良かったです。お役に立てて(笑)。あの、ところで俺、大学も行ってないので本当に
    女性の友達とか少ないのでモテるとかないんですよ。(笑)」
けい 「そうなんですか〜?」

19 :
メシ食ってきた( ´ ▽ ` )ノ続けます。ちなみに出会った当時の彼女は21歳だった・・・スマン
俺  「本当ですよ(笑)。1人暮らしも長いので夜とかも結構ひとりで淋しく
    ご飯とか食べてます(笑)。
    あの、もし彼氏さんに悪くなかったら今度けいさんお食事ご一緒して
    いただけませんか?
    けいさんのような友達もいないし、けいさんくらい綺麗な人と
    食事した事ないので、免疫をつける・・・という訳ではないですが(笑)。」
けい 「またまた(笑)。でもお食事くらいなら全然いいですよ〜♪」
俺  「えっ!ホントですか?マジでうれしいです。
    別に彼氏さんにはご迷惑かけないので。いえ、うれしいです。」
けい 「いえ、全然楽しみにしてます(笑)
    彼氏のほうはホントもうダメだと思うので。」
俺  「知り合いになっていただけたっていうだけでうれしいです。」
けい 「じゃあ、成良君の番号とかも教えてもらっていいですか?」
俺  「はい。俺のほうはこれです。けいさんのは用紙に書いてましたよね(笑)。
     職権乱用ですね(笑)。ちなみにおいくつ何ですか?」
けい 「21歳ですよ。(笑)」
俺  「俺は23歳、もうすぐ24歳ですけど近いですね!(笑)
    じゃあ、本当にお誘いしますのでまた連絡しますね。」
けい 「は〜い。楽しみにしてますよ(笑)。」

20 :
これが俺と“けい”とのRです。
彼女の容姿は半端なく自分の好みだったし、
正直その彼氏を妬ましく思った。
だけど、俺が手を出せば、彼女も彼女の彼氏の人生をも変えてしまう結果になる事は
分かっていたのでとにかく俺は彼女から彼女の友達を引っ張ろうとその時は思っていたんだ。
書いてても本当に最低だと思うよ・・・俺。
女性を食事を誘うのには比較的慣れているほうだと思う。
いやらしくなく、深い意味を持たせない誘い方としては、例えば、「1人暮らしが長いから
たまには誰かと食事がしたい」というような言葉を会話の中に交ぜていやらしくない誘い
方をすればいい。
もう少しつけ加えるならあなたのような「綺麗な人」と
などとつけ加えるのも好印象である。
ここで「可愛い」という言葉はNG。綺麗という言葉は言葉そのものが「綺麗」なので
必然といやらしさがでないのがポイント。
俺も“けい”を風に食事へ誘い出したんだ。

念のためコテだけつけとく・・・

21 :
でも何というか、何と言っていいかわからないが、容姿を含めて
彼女には強烈にひきつけられるものがあった。
この日、俺は会社に戻って木村に今日の事を話した。
「マジで!?絶対引っ張ってくれ!」
「任せろ!大丈夫だ!すげー可愛いぞ!」
2人ともノリノリになり、俺はその日の夜にも
さっそく電話をしてみた。
とは言え、逆に自分好みの女性に電話するのはさすがに
緊張もするし、振られるのは嫌だ。
俺  「・・・もしもし?武田さん?」
けい 「はーい。成良君?武田さんって(笑)。今日はありがとうございました。」
俺  「はは・・・いきなりは失礼かなって思って。
    いーえ、お役に立てて何よりです。えーと、じゃあ“けい”さんでいい?」
けい 「いいですよ(笑)。」
俺  「ありがとう。今日はありがとう。また電話で聞く声もいいですね。」
けい 「そお?私自分の声あんまり好きじゃないけど。」
俺  「可愛いと思いますよ。」
けい 「何か敬語って変だね(笑)。私のほうが年下だよ。」
俺  「まぁ、慣れるまでで(笑)。えっと、ご飯だけど、今度本当に一緒してくれるの?」
けい 「うん。楽しみにしてるよ。」

22 :
ミスッた_| ̄|○
「“けい”さんでいい?」→「“けい”ちゃんでいい?」
俺 「そおなの?じゃ、頑張るよ俺!
   何か好き嫌いある?」
けい「あはは。頑張るって(笑)?好き嫌いは特にないよ(笑)。」
俺 「俺、魚関係苦手だから俺の好みで決めとくね。
   じゃあ、金曜日の夜どおかな?」
けい「うん。大丈夫だよ!」
俺 「じゃあ、また連絡するね。」
けい「うん。おやすみー♪」
俺 「おやすみー♪」
こうして食事の約束を取り付けた。
その日からメールをしたり、理由を見つけては少しだけ
電話するといった形で彼女との距離を縮めていくようにした。
食事の日になり、俺は彼女をアパートへ迎えに行った。
アパートの前に車を停めて彼女を呼び出した。

23 :
アパートから彼女が出てきた。
この間のラフな感じはなく、カーディガンに膝丈のスカート、
落ち着いたお嬢様という感じだった。
俺は助手席のドアを開けて彼女をエスコートする。
少しでも触れるチャンスを作るために彼女に手を差し出し、
「どうぞ」と助手席に座らせる。
彼女もノリは良かったので、「ありがとう。」と手を差し出し、
軽やかに助手席に座った。
俺は「閉めますね。」と言い助手席のドアを閉めた。
運転席に戻り彼女と2人で笑った。
これだけでも彼女と十分打ち解けることができた。
食事は多分お洒落なレストランを選んだと思う。
そこでは彼女も話しづらいと思ったので彼氏の事
だけは触れずにいろいろ話し合った。
お互いの出身や地元の事。そして“けい”の大学の事。
食事が終えた後、ゆっくり知り合っていけたらいいな・・・
彼女はそんな風に言ってくれた。

24 :
彼女は昼間は大学、夜は比較的空いていてそれからと言うもの
友達のような感覚で合う回数を増やしていった。
もちろん木村との約束もあったので、彼女の友達を引っ張る
という事も含めてとにかく頑張っていたのだが。
だけど、彼女に会うたび、彼女を知っていくうちにいつのまにか
他の女性やナンパに興味が薄らいでいったんだ。
木村もそんな俺の様子に気がついて、とにかく頑張れと
応援してくれるようになった。
ただ、その時はまだ彼女が好きとかという感覚もなく、彼女の友達を引っ張ってくる
とか彼氏がいてもエッチくらいはできないか?そんなことばかり考えていた。
そんな日々を過ごしながらいつの間にか2ヶ月が経っていた。
気が付けば一向に彼女との関係に進展はなかった。
この頃には普通ならキスのひとつもしているはずなのに
キスもしていない。
とにかくエッチよりまずキスをしたい。そう思うようになった。

25 :
やっぱつまんないよね?人の昔の話とか・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
でも、スレ立てんだから頑張りたいな。

やはりただの友達のような感覚なんだろうか?
俺が誘えば普通に会ってくれたし、全く下心がない雰囲気
ばかりではなかったはずだと思い返してみたりもした。
その事もあって、ある日思い切って次のデートでキスしたい
って素直に真剣なお願いをしてみた。
俺 「今日もありがとう。」
けい「ううん。いつもありがとう!成良君といると楽しいよ。(笑)
   あと、いつもご馳走様。」
俺 「あんな風に誘ったのに、こんなに仲良くなれるなんてね(笑)♪
   俺もけいちゃんとご飯食べると本当に美味しく感じる。」
けい「うん(笑)。えへへ〜(照)。そんな事言ってぇ〜(笑)」
俺 「じゃあ、また今度ご飯行こうね。」
けい「うん。」
俺 「・・・」
けい「・・・」
それはたったの5秒か10秒だったと思う。
車内の雰囲気が変わったのが分かった。

26 :
俺 「あのさ!・・・あのさっ!」
けい「・・・ぅん。」
彼女の小さく「ぅん」という言葉で俺は察した。
そして落ち着くことができた。
俺 「・・・けい・・・ちゃん。
   次会った時、キスさせて欲しい。」
けい「えっ?」
彼女は考え込んでひと言「・・・どうしよう。」と言った。
俺は少し焦ってそれを否定するように言った。
俺 「ごめん。いや、そんな深い意味は・・・(笑)。」
けい「深くないの?(笑)」
俺 「いや、深いけど(笑)。・・・考えて・・・欲しい。」
けい「・・・。ぅん。」
しばらくの沈黙の後、彼女は小さくうなづいた。
けい「今日もすごく楽しかった♪」
そう言って車を降りた。

27 :
俺はちょっとうれしくなって、助手席の窓を開けて彼女におやすみと
「次はキスだからね(笑)」
と確認の言葉を送った。
彼女は微笑んで「おやすみー♪」といいアパートへ小走り
に戻っていった。
その晩、沈黙を思い出して、まずったかな?とか思い出していた。
翌日の彼女とのメールや電話では普通に会話することができた。
何となくお互いにキスの話題は避けてはいたものの普通に会う日も
決められて正直ホッとした。
彼女も覚悟があるということなんだろうか?
正直戸惑ったがとにかく自分の中ではこれが「好きだ」という気持ち
である事に気がついた時でもあった。
もちろん気になっていることもあった。
彼氏がいるのにそんな素振りが全然ないことである
俺としては本当に冷め切っているんだーって感じだった。
そして、その日は夕方から食事に行った。
俺はもっと彼女のことが知りたくなっていたので、今まで彼女に聞いたことの
ない事から聞いていくことにした。

28 :
俺 「大学は楽しい?」
けい「楽しいよ♪」
俺 「今、4年生だよね、卒業したら?」
けい「地元で教師になりたいんだ」
俺 「そうなんだ。
   結構会ってるのにちゃんと聞いてなかったね。(笑)」
そんな感じで会話は続いた。知らなかったことを知りたいと
思うようになれたこと、相手に興味を持つことができたこと、
それは俺にとって驚くほど新鮮なことだった。
俺 「聞いていい?
   なんで俺と会ってくれるの?」
けい「優しいし、初めて会った時から信用できたから。
   遊んでそうとも思ったけどね(笑)
   彼氏いるって言ったのに成良君すごい一生懸命なんだもん。
   なんか信じられる気がしたから?」
本気でうれしかった。
だから惹かれたんだって素直に受け入れられた。
ただ、彼女の言う「彼氏」という言葉は胸をチクッとさせた。
俺 「そっか、何かうれしいよ。ありがとう。
   ところであのさ、彼氏って?」
けい「んー・・・聞きたいの?」

29 :
俺 「うん。まぁ。」
けい「そっか。うん。あのね、結構前からなんだけど冷たいっていうか、浮気してる・・・?気がする。」
俺 「どうして?」
けい「仕事が忙しいとか、連絡が全然取れない日もあったりして。」
俺 「そうんだ。それって辛いよね?」
けい「う〜ん。初めは辛かった。だけど何か素っ気ない態度とか、
   今はもう何か辛くないっていうか、私も好きなのか好きじゃ
   ないのか良くわからなくなっちゃって。」
俺 「何か、わかる・・・かな。
   だから俺と会ってくれてるの?」
けい「それもあるような気もするけど、それだけじゃないっていうか?
   んー、まだ良く分からないんだけど、でも成良君の事もっと
   知りたいって思ってる私がいる?(笑)」
俺 「素直にうれしいよ。何か暖かいっていうか(照)
   あ!ねぇ、名前さ「けい」呼び捨てとか何か可愛い呼び方
   にしたいんだけどいい?」
けい「うん。「けい」とか「けー」でいいよ。
   じゃぁ私はなりよし君だから「なー」にする(笑)」
俺 「その発想はなかった。(笑)はじめてだな。「なー」
   とか呼ばれるのは。」
けい「いぇーい!(笑)初めてー!なーちゃん。」
俺 「新鮮だな。けーちゃん。
   マジな時は「けい」って呼ぶわ。(笑)」

30 :
最後まで書き込めれるのかなぁ・・・VPNで接続変えながらしてるけどいいのかなぁ?
ウワ━(。・ω・)ァァ━・゚・何も反応ないと心折れそうwww_| ̄|○

さすがに記憶が曖昧なところもあるのでその辺は許して欲しい。
そんな風に食事をして俺達はカラオケに行った。
彼女は地方の出身で、ミスチルの「星になれたら」という曲が好きだった。
歌って欲しいと言われて良く歌っていた。
彼女といると何をしていても楽しくて、こうした日々の積み重ねが
彼女への気持ちをより深めていったんだ。
カラオケを終えて彼女を家まで送り届ける。
時間は23時を少し過ぎていた。
その間の会話は憶えていないが、
家について会話は止まった。
恐らく彼女もキスの約束を覚えていたんだと思う。
会話が止まってしばらく2人とも沈黙していた。
俺からその沈黙を破った。

31 :
俺「けーちゃん・・・
  けい

  キスいい

  かな・・・?」

恐るおそる彼女に聞いてみた。
彼女は少しうつむいていた。俺は続けた。
俺 「実はさ、好きなんだ。最近はずっとけいのことばかり考えてて。
 頭から離れない。」
気の利いた言葉もなく、将来のビジョンを語るでもなく、
どんな付き合い方をしたいとか、今の彼氏との関係を
どうするかといった課題への解決策もない・・・そんな告白だった。
彼女の返事はない。何も言わなかったけど、顔をこちらに向けて
まっすぐ俺を見つめている。

32 :
( ´Д`)=3 フゥ ちょっと抜けてきますノシ
このまま一人調子で書いてくことになるのかなぁ・・・(((( ;゚д゚))))アワワワワ
自分で決めた事だからいいけどさ。゚(゚´Д`゚)゚。
最後まで頑張りたいよ
夕方また続き書くm( _ _ )m

33 :
フェリスか?フェリスなのか?
まあいい。俺の中ではフェリスと言うことでもう決まってる。

34 :
生きてればいいことあるよ!
頑張れ>>1

35 :
タダイマ (。・Д・。)ノ遅くなってしまった・・・
>>33 >>34
アジ ありがとwwwうれしいよー。゚(゚´Д`゚)゚。ブワッ 頑張って続けます。
彼女の手を握り、もう片方の手を肩に添え、
「(顔に)触れてもいい?」
と聞く。
何も言わない彼女の頬にそっと手を添えた。
少し頬を包むように触れたあと、耳の後ろから
長い髪の間に手を入れて頭をこちらに軽く寄せて口づけした。
この時は何か「よしっ!」という気持ちではなく、
本気でうれしくて「人を愛しい」と思った。
でも彼女はその後少し涙を流した。
やっぱり彼氏への罪悪感もあったんだと思う。
俺は「ありがとう」と言った。
彼女は涙を流しても、
「何かうれしい。」と言い俺の首に腕を回してギュッと
抱き着いてきてくれた。
お互いに気持ちが落ち着いたところで
俺は帰路についた。

36 :
その後の電話ではいつもと同じかそれ以上にうれしそうな声で
彼女は話してくれた。

それから数日、お互いに付き合っている感覚で接していたものの、
解決されていない問題に何となく蓋をしてしまっていた。
次に彼女と会ったのは2日程空けてのことで、
その日は夕方から彼女と普通に食事をした。
彼女を家まで送りしばらく車内で会話していた時に
ふいに訪れた沈黙の後で彼女はこう言った。
けい「どうしよう・・・やっぱり好きなんだって思った」
先日のキスで少し泣いた彼女のことを思い出して
一瞬にして不安が高まった。
やっぱり彼氏が好きだと言われると思って。
俺は先に切り出した。
俺「この間のキス・・・ごめん、、、でも俺、本気で好きだから。
  彼氏・・・のこと・・・だよ・・・ね?」
不安で言葉がたどたどしくなってしまう。

37 :
だけど彼女は首を横に振って俺を指差し、
全く予想していなかった事を言った。
「なーちゃんのほうが好き。すごく好き。」
「んっ!?・・・えっ、俺?」
俺は少し戸惑い、瞬時にいろいろなことを考えた。
まさか!?と俺でいいの??とかいろいろ。
うれしいのにネガティブなことばかり。
間髪入れずに彼女は続けた。
「彼氏とちゃんと別れるね。」
すごくうれしくて彼女を抱きしめた。
体のもつながりもないのにもうこれだけでうれしくて
うれしくて彼女の為に何でもできる本気でそう思ったんだ。
俺 「ありがとう!ありがとう!
   本当に・・・うれしいよ。
   俺は・・・どうすればいい?」
けい「自分からちゃんと別れを言うから待っててくれる?」

38 :
俺 「うん。
   俺は…けーちゃんとちゃんと付き合いたい。まだ出会った
   ばかりだけどちゃんと将来まで考えた付き合いをしたい。
   何よりも誰よりも大切にするから。」
けい「うん。ホントにすごく好きだよー・・・うぅ」
彼女は泣き出していた。
涙ぐむ彼女をそっと抱き寄せてやさしく口づけを交わした。
そして俺は彼女を信じて彼氏と別れてくれることを待つことにした。
それからしばらくはそんな状態が続いた。
彼女からのうれしい告白をもらってはいたが、
やはり彼氏のことは気がかりだった。
ちなみに彼氏はプログラマー。
彼女とは住んでいる場所も離れていて本当に会って
いない様子は手に取れて分かった。
でも、2年もつきあっていてそれこそ別れは簡単では
ないということも薄々は感じてはいた。
いよいよ彼女が別れを切り出す日になる。
俺は気がきではなく落ち着かない。
しばらくして1本の電話が鳴り、彼女は泣いていた。

39 :
彼女の泣いた声で俺は何となく別れきれていないことを悟った。
それでも一応、彼女に尋ねる。
俺 「どう…だった?
   別れきれなかった・・・っぽいね?」
泣きじゃくる彼女。なだめる俺。
誰だって別れは辛い。
苦しい思いをした事が伝わって俺も辛くなった。
けい「うん・・・うん・・・ぅぅ
   ごめんね、ごめんね、なーちゃん。」
俺 「今日、会いに行っていい?」
けい「うん、、、うん。ぅぅぅ・・・会いたいよ・・・会いたいよ。」
何だかその彼氏が無償にムカつく奴に思えてきた。
仕事を早々に終わらせて彼女を迎えにいき、
家から少し離れた公園に車を停めた。
彼女は泣きはらした顔をしていたが、俺に会ってまた泣き始めた。
そしてゆっくり話し始めた。
けい「今日ね…別れたい…って…言ったの。」
俺 「うん」

40 :
けい「そしたら、急に・・・なんで?ってなって・・・
   なんでじゃないよ!変わったのはそっち(彼氏)だって。って言った。」
俺 「うん。ゆっくりでいいよ。」
けい「好きな人ができたって言った・・・」
俺 「うん」
けい「そしたら彼が「俺、けいと結婚したいと思って、だから接待とか
   仕事頑張ってたんだ。淋しい思いさせて悪かったと思ってる。
   もう一度チャンスをくれないか?って言われて・・・その後私、私、何も言えなくて。」
俺 「うん」
けい「今日は「とりあえず帰るわ」って言って帰ってったの。」
この展開に不安が更に高まった。
けい「(彼氏の)そんな言い方も何かもう嫌って思ったんだけど。
   2年間つき合ったから、楽しかった頃の事とか思い出しちゃって・・・」
俺 「うん。」
けい「私が悪いの分かってるんだけど、なーちゃんにも悪い事してるの
   分かってるんだけど・・・もう少し別れるために時間が欲しいの」
俺 「うん・・・いや、悪いのは俺だから・・・分かってる。
   いいよ・・・けいのペースで。」
そう言って俺は自分に大丈夫と言い聞かせていた。
しばらくして落ち着くといつもの彼女に戻っていた。
俺の言葉が優しくて「どんどん好きになるよ」といって
笑って見せてくれた。

41 :
一旦話を終えて彼女を送ると寄ってってと言われて部屋に上がった。
部屋に入るのは出会って2回目だった。
部屋に上げてもらえる喜びとは裏腹に、彼氏のものは
あまり見たくない気持ちで彼女の部屋に入る。
そこで伏せられている写真立てが目に入ったが
何かは聞かなかった。
伏せられた写真立てとさっきの彼女の言葉、彼女はどこかに
まだ彼氏のことが心にあるのだろうと俺は思った。
でも、彼女も本気であるということも分かって、
何やら複雑な気持ちだった。
人の心はそんなに簡単なものではないから。
また、伏せられた写真立てには嫉妬もあった。
俺の知らない彼女がそこに写っていること。
口では相手を気遣うような言葉を言っていても、気持ちは散々に
乱れて彼女を独占したい暗く深い欲望が心の中に渦巻いているからだ。
とにかく彼女を信じよう。今この時を大切にしよう。
俺は前向きに考えることにした。

42 :
しばらくして彼女は普通に戻って「ご飯作るね」と言って
ご飯を作ってくれた
たぶん肉じゃがとお味噌汁という最も定番なものでは
あったと思う
今更ながら味は普通だったけど彼女の作った料理、彼女と一緒に
食べるものは、どんなものだって美味しく感じたんだ
ご飯を食べ終わると彼女の部屋でいろいろなことを話した
内容は覚えていない
実はこの時は少し次の展開を期待していたその時だった

急に鍵を開ける音がガチャガチャと鳴る

俺はちょっと驚いて、すかさず立ち上がった
彼女は平然としていた。
けい「あっ。みーちゃんだ。」
俺 「えっ!?」
けい「前に話したじゃん?お姉ちゃん。」
初めて会った時に「お姉ちゃんと住んでるよ」と言って
いたことを思い出す。

43 :
みー「ただいまー!あっ!こんばんわー!はじめまして♪」
けい「おかえりー♪」
彼女のお姉ちゃんを見て俺は驚いた。けいと全く同じ顔だったから
俺 「えっ!?あっ、お帰りなさい。はじめまして。
   えええー???」
けい「実は双子なのぉ〜。おどろいた??(笑)」
正直かなり驚いた
みー「なーちゃん???ですよね?
   妹から聞いてるよ!ゆっくりしてって下さいね(笑)」
俺 「あっ、・・・はぁ。はい、ありがとうございます・・・」
そういうと自分の部屋に入っていった
彼女はびっくりしてる俺に笑ってた
彼女と次の展開ことなんて吹っ飛んで、何だかそんないたずらな性格が
ますます彼女のことを好きにさせた
彼女を大切にしたいという想いが強くなった

44 :
しばらくして双子の姉がお風呂に入るねと部屋をノックしてきた
彼女は今の状態をお姉ちゃんに相談してた様子で、お姉ちゃんからも
今の彼氏との清算を勧めてくれていたんだ
みー 「ゆっくりしてって下さいね(笑)」
俺  「いや・・・
    すみません、遅くまでおじゃましちゃって。(笑)」
けい「ふふ(笑)」
この時の自分の顔がどんなだったか俺自身、今となって知りたいと思う
かしこまる俺を見て彼女は笑っていた
その日俺は結局お姉ちゃんがお風呂から出た頃合いを
見計らって挨拶だけして帰った


連投規制激しいよ・・・最後まで書きたいよ
まだすっごい長いのに。゚(゚´Д`゚)゚。ブワッ
誰かエロい人、アドバイスを頂けないでしょうか?

45 :
その日がチャンスだったような気もしていたが、
そのまま進展なく9月を迎えた。
もちろん彼女は何度も彼氏に別れを切り出してはいたものの
彼氏の納得が得られず失敗に終わっていたんだ。


その頃になるとそんな彼女を見て俺は少し煮詰まってしまっていた。
俺 「けーちゃん。なかなか納得してもらえてないみたいだね。
   あのさ!俺から彼氏に話をさせてもらえないかな?
   彼氏からけーちゃんを奪う形になるのだから俺にも責任がある。
   ずっと考えてたんだ。」
けい「・・・・・」
俺 「ひとりでつらい思いをさせたくない。」
けい「・・・・・」
俺 「けじめをちゃんとつけなければ、俺たちも彼氏も前に進めない。
   喧嘩とかにはならないようにするから。」
けい「・・・・・うん。そうだね・・・話してみるよ。」
そう言って俺たちは前に進もうと決心を決めた。
ただ体のつながりはまだなかった俺はすごく不安に思っていた。

46 :
“俺と彼氏が会う”その日を迎えた
けい「今日、彼氏が家に来て話すことになってるの。」
俺 「うん。」
けい「タイミングみて電話するね。」
俺 「わかった。」
そう言って彼女はアパートに入っていった
俺はものすごく不安だったが彼女から
の連絡を近くで待つことにする
その間にも不安は溜まって何度か彼女のアパートの前を
行ったり来たりして様子を見てた
21時頃だったと思う
彼女のアパートの前にさっきまでなかったランドクルーザーが
停められていることに気が付いた
ちゃんと駐車スペースに停められていなかったので
こいつかだと直感した
22時くらいになり、彼女からの電話が鳴った。

47 :
あー・・・今日は帰宅しまつ((つД`)゜
途中レスくれた人、本当にありがとうm( _ _ )m
明日また続き投下します
スレ落ちるとか良くわかないけど、落ちてたらまたスレ立て・・・れるのかな?
とにかく何日かかっても最後まで書き通したいと思ってます
あと、過去振り返ってるので、序盤は本当に記憶が薄いし、
何より文書も下手くそでスマソ
私的な内容なのでつまらんかったり、読みにくかったり、
意味フな部分とかもあると思ふ
本当に申し訳ない

自分の進むべき道に勇気を持って進みたいんだ
ノシ

48 :
頑張れよん。待ってるよん

49 :
ふふふ

50 :
ロビーでスレ落ちはまず心配しなくていいよ
やっぱフェリスか?フェリスなんだな?

51 :
ノシおはようございます(つ∀^)やっと時間できた(´Д`;)他のホストからの書き込みがないと連投規制がかかりっぱなしなんですね(´ヘ`;)大丈夫かなぁ・・・
>>48
ありがとうございます( ´∀`)うれしいッス(゚´Д`゚)゚。ブワッ
>>49
(//∇//) ありがとうございますアリ*:・(*-ω人)・:*ガト
>>50
>>スレオチ ナルホド(´▽`)
心強いですwww本当にありがとうございます(人?ω?)
○○大学うふふ(*´∀`*)お任せします(/ω\*)
続けます。↓
22時くらいになり、ようやく彼女から着信が入る。
俺 「けい・・・?」
けい「ん・・・なーちゃん。」
泣いていた。
俺 「大丈夫?」
けい「ん・・・。」
俺 「今、行くよ。」
けい「うん・・・。」
電話を切って彼女のアパートの前に車を停める

52 :
チャイムを鳴らして俺は玄関で待ち構える
勢いよくドアが開いて彼氏と思われる男が出てきた
俺よりも5〜6歳年上の痩せていてあまり
冴えない感じの男だ
そいつと目が合い開口一番でこう言った
彼氏 「おまえか!?ちょっかい出してるのは?」
俺のむなぐらを掴み必死の形相だ
その手を捻り返して応戦する
俺  「俺だ。悪いか?おまえが彼女をほったらかしたんだろう?違うのか?」
彼氏 「俺は彼女と結婚するつもりでいる。」
俺  「それはお前の都合だ。彼女の淋しい気持ちを知っていたか?
    勝手なこと言ってんじゃねえ。」
彼氏 「とにかく表出ろ!」
俺  「行ってやらぁ!」
彼女は「やめて、やめて」と泣きはじめた
彼氏のほうが先にアパートの階段を降りていく
俺は彼女の耳元でそっと告げる
俺 「ごめん。喧嘩しないって言っておいて。
   大丈夫だから。部屋で待ってて。」

53 :
アパートの階段を降りたところで彼氏は
再び俺の胸ぐらを掴む
彼氏 「お前何なんだよ?」
俺  「てめぇに「おまえ」呼ばわりされる筋合いはない。
    ずっと淋しい思いさせてた野郎が今更都合のいい事
    言うんじゃねぇよ!」
彼氏 「んだとぉ!・・・・」
俺はこの際、殴られてケリがつくのならと思って
手は出さずにいようと思っていた
だけど残念なことにその彼氏は威勢こそ良かったものの
ものすごく弱かったんだ
俺は昔から喧嘩も少々、スポーツもしていたので
多少は力があるほうだった
とりあえず殴り合いだけは避け、殴られるために
俺も彼氏の胸ぐらを掴み返す
そしてあまりに暴れるので落ち着かせようと
胸ぐらをグイッと持ち上げる
ほんの少し力を入れたつもりなのに気がついたら
片腕で彼氏が持ち上がってしまったんだ
俺も頭に血が上っていたし、力加減を間違えたのかもしれないが、
とにかく火事場の糞力という奴だろう

54 :
真剣勝負ではあるが、彼女を諦めさせようと殴られる気でいた矢先、
弱すぎて俺は本当に戸惑ってしまったんだ
仕方なくそのまま街路樹(背が低くて細かい葉っぱの奴です)
に彼氏を投げ込んだんだ
街路樹がバキバキという音を立てる
彼氏はなかなか抜け出せないでオタオタしている
そんな彼氏を見て俺は拍子抜けしたと共に我に返った
勝ってしまってはいけないと思いようやく街路樹から抜け出た
彼氏に1〜2発殴らせることができたんだ
彼氏 「てめぇ、ふざけんな!ぶっ殺してやる!」
ゴスッ!
モロに顔面を殴られたんだが、痛くなくてまた困ってしまった
ゴスッ!
鼻血でも出ていればサマになったのだが頬を殴られて
全然痛くないからまたまた困ってしまった
するとちょうどいいタイミングで彼女が家から
出てきて2人に近寄ってきた
けい 「大丈夫?
    ・・・私、喧嘩は嫌だよ。」

55 :
彼氏はそんな彼女の言葉を遮るように言った
彼氏 「どっちを選ぶんだ?」
しばらくの沈黙
彼女は「ごめんね」と言って俺を指差した
俺は彼氏に向かって「なぁ?もう、いいだろ?」と悟すように言った
彼氏 「あきらめきれない、認めない。もう少し話をしよう?」
俺  「俺はいいが、彼女の事を考えろ?
    話し合いするなら彼女を部屋に戻す。いいな?」
彼氏 「ああ。」
彼女が泣きはじめた。怖かったんだと思う
俺は彼女に近づき「もう喧嘩はしないよ」とそっと耳打ちして部屋に戻るように言い、
彼女も小さく頷いておとなし部屋に戻っていった
時間は午前0時を過ぎる
しばらく彼氏と距離をあけてアスファルトに座り込み沈黙していた
俺にさっきまでの怒りはもうない
目上の人であることも分かったので、敬語をちゃんと使って話し合いをはじめたんだ

56 :
そして俺は彼氏にこう言った。
「けいは俺がもらう。その代わりお姉ちゃんはあんたにあげよう。顔が同じだからいいだろ?」
彼氏は黙って頷いた。

57 :
>>56
うはwww万事解決策wwwこの時その発想はさす蟹ナカタです
俺  「あなたが本気だったことは分かりました。ですが、俺も本気です。・・・すみません。」
彼氏 「お前さえいなければ・・・」
俺  「どうしますか?」
彼氏 「もう少し彼女と話す。」
俺  「それはあなたが決めることではないですよ。俺はもう彼女を苦しめないで
あげて欲しいと思いますけどね。むしろ会って欲しくないです。」 
彼氏 「お前が後から入ってきたんだぞ!」
俺  「でもあなたは彼女を淋しくさせていましたよね?」
彼氏 「俺は彼女と結婚するつもりで仕事に打ち込んでいたんだ!お前に分かるか?この気持ちが!」
俺  「分かりますよ。俺もいろいろありましたから。確かにその姿勢は立派です。
    でも彼女の気持ちや意志、将来はどうなるんですか?」
彼氏 「それなら俺の気持ちはどうなるんだ?」
俺  「それは分かりません。あなたの気持ちはあなたのものだから。
    あなたが自分でケジメをつけるべきものです。」
彼氏 「・・・ふざけんな。」
俺  「あなたは自分の寂しさや辛さをぶつけるだけぶつけて、
    それで彼女と結婚できたとして彼女を幸せにできますか?」
彼氏 「てめぇに何が分かるんだよ?あぁ?」

58 :
俺は正直この彼氏の態度に再び怒りが込み上げてきていた
彼氏 「あいつを抱いたのか?」
俺  「抱いてない。・・・お前、いい加減にしろよ。」
暴力でカタをつけるのだけはダメだと分かっているものの
この男だけは本気で潰したいと思ったんだ
彼氏 「あぁ?俺は抱いてるんだぞ。俺のほうが彼女を
    知ってるんだぞ。」
俺  「・・・」
この男を本気でぶち殺したいと思った
この会話を彼女が聞いていない事が幸いだと思った
俺は拳を固く握り締め耐えた。握った拳を震わしたまま俺は続ける
俺  「俺は・・・正々堂々あなたと戦う。体より心だろ?」
彼氏 「・・・んだよ。」
彼氏は時折泣き崩れたり怒ったり、また話し始めたりを繰り返す
良くわからない状態になっている
彼氏 「お前、いくつだ?」
俺  「お前と呼ぶな。・・・24歳です。あなたは?」
彼氏 「29歳だよ。」
・・・こうした堂々巡りな会話が続いていった

59 :
次の彼氏の攻撃はステータスか

60 :
一方そのころ部屋に戻ったけいはじゃがりこを食べながら
竹内まりあに「けんかをやめて」を聴き一人悦に入っていた

61 :
>>60
うはwww彼女何してたんだろー?「カーッ(゚Д゚≡゚д゚)、ペッ ッタク男はメンドクセ!」って事は無いな(((( ;゚д゚))))
とにかく何度も繰り返し身を引くように説得したが、
彼氏は決して“分かった”とは言わずに夜が明けた
もちろん話し合いの最中に彼女も何度か様子を見に来た
喧嘩していないところをみて安心した様子で「待ってるね」
といって部屋に戻る、という事を数回繰り返した
朝方になり彼女が再び様子を見に来る
けい「・・・会社どうするの?」
俺 「俺は・・・行くよ。」
彼氏「今日は休む。」
彼氏も俺もフェアな関係を保つため、お互い同時に彼女の
アパートから離れた
不安だった。彼氏も不安だったと思う
でも、そんな俺達の不安より何より彼女が一番傷ついたろうと思い、
アパートを少し離れた所で彼女に電話を入れる

62 :
俺 「けい?大丈夫?ごめんね。ひどいことした。
けい「ううん・・・ぅうん・・・ありがとう。ありがとう。」
俺 「長い夜だったね。ごめんな・・・
   俺が話をさせろなんて言ったから・・・」
けい「なーちゃんのせいじゃない。なーちゃんのせいじゃない。
俺 「いや、やっぱり俺のせいだよ。」
けい「うれしかったよ。真剣に話してくれて・・・
   なーちゃん、すごくかっこ良いよ・・・優しかったよ・・・」
彼女は少し涙声で、でも気丈に話をしてくれていた
俺 「とりあえず仕事行ってくるね。また夜行っていい?」
けい「うん。・・・なんかもう・・・声だけで早く会いたくなっちゃった。」
そう言って電話を切り、彼女の言葉に少し照れた
ただ結局俺は彼氏を説得できたのだろうか?
釈然としない気持ちは残っていたものの昨日のことを木村へ話した
木村「すげーじゃん!すげーじゃん!絶対お前の勝ちだって!」
俺 「そう?何か説得できた気がしないんだよねぇ・・・」
木村「そうかぁ?ん・・・まぁ・・・ねぇ?」
俺 「どうしたらいいかな?」
木村「じゃ、今度俺の彼女交えて4人でメシでも食うか?
   何かまた変わるかもしんないじゃん?」
俺 「そだね。話してみるよ。サンキュ!」

63 :
「ツー、ツー、ツー・・・」いきなりの話中音。着信拒否だった。

64 :
ちなみに木村のあだ名はラッシャーだ。
俺のことを兄貴と呼ぶ

65 :
だけど俺の釈然としない気持ち、不安は的中していた
今朝、俺が彼女の家を後にして電話が終わった後、彼氏は約束を
破りアパートに戻って彼女とまた話し合いをしたんだ
それを知ったのは、その日の夜に彼女から告げられる
けい「お疲れさま。昨日はごめんね。実は・・・」
俺 「どうしたの?」
けい「あの後、彼氏がまた家にきて泣きついてきたの。
   もう本当に別れてって言ったのに納得してくれなくて。」
俺 「そうなの?それで?」
けい「思い出話とかされるとだんだん可哀想になっちゃって
   結局どうどうめぐりで時間欲しいって・・・
   言っちゃったの・・・ごめんなさい。」
彼女の態度に徐々にイライラは増していたが、気持ちは俺にあることが分かっていただけに、
ここは我慢して「そうか・・・」とだけ伝えた
釈然としないものはあったが、俺は彼女に任せようと決心する
彼氏との距離を置くことになったのだが、それからは毎日のように
彼女のところへ電話がかかってくるようになっていた
気がつけば出会って既に半年、夏も終わろうとしている頃の事である
同時に彼女の誕生日も迫っていた

66 :
>>63
(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーいwwwつながりましたwww

彼女の誕生日が近くなってくると、俺はそれまでの間に
何とか彼氏との清算をさせたくて少し焦っていた
できる事なら彼女に彼氏との関係を精算してもらい、
楽しい誕生日を迎えさせてあげたい
そんな気持ちと裏腹に絶対に俺といたほうがいいのに・・・
という自分勝手な気持ちで心は荒れていった
俺は彼女に誕生日をどうしたいかを聞くことにする
俺 「けーちゃんの誕生日。今週末だよね?」
けい「うん。実は毎年実家に帰ってるんだ。なーちゃんと過ごせたらいいんだけど(>_<)」
話には聞いていたが彼女は良家の家柄
誕生日を家族と過ごすというのも分からないでもなく、さすがお嬢様だなと思った
彼女は地方出身だが、言っても東京から1時間半もあれば行ける距離にある
俺 「そうなんだ。家族と過ごすって、やっぱりお嬢様なんだね。(笑)・・・彼氏は?」
けい「毎年会うのは誕生日が終わってからだったし、今年は会わないって言ったよ。」
俺 「そっか。もし、けーちゃんさえ良かったら俺、行ってもいいかな?」
けい「えっ!?ホントに?・・・・・・でも遠いよ。。。悪いよ。。。」

67 :
俺 「嫌?・・・迷惑だったり・・・する?」
けい「ううん。ううん。すごくうれしい・・・でもどうしようかな?」
俺 「家族でお祝いするのは夜でしょ?じゃぁ昼間とか?」
けい「うん、それなら全然。でも本当にいいの・・・?
   今までそんな風にしたことなくて・・・。悪い気がする。」
俺 「俺が会いたいし、お祝いしたいだけだって考えたら?」
けい「うん!じゃぁそうする!ありがとう。
   前の日に地元に戻ってるから場所またメールするね♪」
こうして彼氏の存在も意識することなくすがすがしい気持ちで
彼女の誕生日の日を迎える
俺は車を走らせて練馬のインターへ向かう途中、
年甲斐もなく花束を買う
その他のプレゼントは一緒に彼女の地元で選ぼうと決めていた
>>誤解がないように・・・さすがにイタイ感じのないカジュアルな服装で行きました
>>花束といっても大きすぎず簡単な感じで、品位をちゃんとわきまえてる感じのものです
少し旅行気分でワクワクしながら彼女に教えてもらった通りに向かった
到着して電話をかける
彼女は待機していたのか、直ぐ電話に出る
俺 「・・・ついたよ。」
けい「すぐ行くね♪すぐ行くね♪」
なんだかはしゃいだ感じがすごく可愛く感じた

68 :
しばらく待っていると彼女が小走りに近づいてきた
ワンピースがめちゃくちゃ可愛い
助手席のドアを開けて彼女が乗り込む
けい「本当になーちゃんがいるー!!来てくれたんだね!
   なんか、なんか不思議な感じ♪今日は携帯の電源切るから!」
俺 「俺も不思議な感じ♪とりあえず、誕生日おめでとう!」
買ってきた花束を渡す
彼女はすぐさま涙ぐんだ
けい「ありがとう!・・・今までこんな風にしてもらったことないよ。。。うれしいよぉ。。。」
そう言ってくれた
どうしようか?東京から1時間程度と言っても、地方なので遊ぶようなところもあまりない
でも俺にとって見慣れない、初めての土地は彼女の存在もあってか
何か探検するようなワクワクでいっぱいだった
俺は、彼女と一緒にひとつだけ行きたいところがあった
彼女から以前に聞いていた実家の側にあるという公園である
彼女が小さい頃から良く遊びに行っていたと言う公園、
彼女のいろいろな思い出がそこにあると言う
まだ昼前なので、先ずはそこに向かう
その公園はやや高台にあり、緩やかな坂を上ると駐車場があり、そこに車を停める

69 :
彼女は小さい頃にお姉ちゃん(みーちゃん)や家族と犬の散歩に来たり、
この公園で遊んでいた時の事などの思い出を話してくれた
大きな広場に日時計、公園の管理事務所、
テニスコートや散歩道、北西の側には綺麗な景色
この高台から眺める景色が好きだと言った
この日は本当に天気が良かったことを覚えている
やけに9月らしいさわやかな風が穏やかに吹き俺と彼女を包んでいた
俺と彼女は自然に手をつないでその公園を一周見て回る
彼女が昔から見てきた景色を今一緒に見ている事がうれしかった
せっかくの誕生日なので俺達は彼女の思い出を一緒に回ることにした
彼女の地元を回って彼女が今まで見てきた景色、
彼女が出た小学校、中学校、高校・・・良く遊んでいた場所。
お昼を済ませて彼女のプレゼント(洋服だったか?)を買い物してみたり、
休憩してお茶して、いろいろ回って、ただただ笑って過ごした
本当に良く笑った

70 :
こうして1日はあっという間で・・・
夕方、俺達は再び公園に向かった
車を停めて丘を登る
けい「今日は本当に楽しかったね♪」
俺 「けーちゃんの育った街だなぁ・・・うれしいよー!」
けい「うん。私もうれしい。なーちゃん、ありがと。・・・ねぇ、見て?
   綺麗な夕日
   わたし、この景色大好き。」
高台に上ると朝見た青々とした空は、暖かいだいだい色をしていた
西日を浴びて微笑む彼女を見て美しいと思った
俺 「けーちゃん、俺・・・本当にけーちゃんが好きだよ。」
けい「私も・・・好き。」
彼女をそっと抱きしめた。静かな時間が流れる
そろそろ彼女を送っていく時間だ
けい「離れたくないね。もっと一緒にいたい・・・。」
俺 「俺もだけど・・・でも、今日、(ご両親は)けーちゃんとみーちゃん(双子なので同じ誕生日)
   の誕生日を楽しみにしているよ。」
けい「うん。みーちゃんももうすぐ着く頃かな。」
俺 「ぅん。」

71 :
そう話しているところに後ろから声をかけられた
「けーちゃん♪」
みーちゃんの声だった。
横に誰かいる。見覚えのある顔だ。
そう、みーちゃんの横には彼氏が不敵な笑みで立っていた。

72 :
ベンチに座り、景色を見ながら夕日が沈むまで一緒に眺めていた
9月の風は少し冷たくなって、急に淋しさが押し寄せる
彼女の手を引こうとした時、彼女は小さな声で言った
けい「なーちゃん?やっぱり・・・お願い・・・してもいい?
   疲れてると思うし、無理だったらいいんだけど・・・」
俺 「ん?なに?」
けい「今日食事終わるの待っててくれないかな?」
俺 「えっ?」
けい「明日仕事だもんね・・・?やっぱり・・・でも・・・」
俺 「いや、俺は大丈夫だけど・・・だけどけーちゃんは・・・大丈夫なの?」
けい「家族で食事したらそのあと全然時間ある・・・。」
彼女はぽつりぽつりと話して、申し訳なさそうな感じだったが、
俺はうれしい気持ちでいっぱいになった
ものすごくこらえながらクールに見せる
俺 「いや、全然待ってられるよ。でも、家族との食事も楽しんでくれる?
   時間も俺のことも気にしないで。」
彼女は急にぱぁっと笑顔になってうれしそうに言った

73 :
けい「本当!家族は大丈夫。楽しんでくるし。
   結構待たせちゃうけど本当にいいの・・・?」
俺 「あぁ。初めてきた土地だし、楽しみながら待ってるよ。」
けい「うん。うん。」
彼女を家の近くまで送っていくと、何度も振り返り
「後でね」と言いながら走って行った
少し時間ができたので、俺はこの頃少しハマっていた
パチスロに行くことにした
だけど何か気忙しなくて、結局パチスロは早々に切り上げて
ひとりで街をブラブラと歩くことにする
後、ご飯は何かを食べたと思う
彼女を待っている間のことはこれくらいしか覚えていない
だけど
彼女が過ごした街、育った街、すれ違う人、街のざわめき、
何もかもが違って見えたんだ

彼女からはたぶん21時〜22時くらいには連絡があるだろうと
予測して近くまで戻ることにする
21時を少し過ぎた頃、彼女からの電話が鳴る

74 :
けい「もういいよ〜♪」
俺 「早いね(笑)」
けい「早く会いたかったからぁ♪」
俺 「本当にもういいの?」
けい「うん。みーちゃんもこっちで友達と約束があるからって(笑)」
俺 「ん、じゃあ、すぐ行くね!」
みーちゃんとその友達のナイスアシストに深く感謝する
彼女からの電話を受けて直ぐに、朝彼女を迎えた場所まで急いだ
10分もかからなかったと思う
しばらくすると彼女が走ってきた
けい「なーちゃん。本当にありがとね。」
俺 「いや、俺は全然うれしいよ。」
けい「いつもいつもありがとね。」
俺 「そんなこと言わないで楽しもう!」
何だか今日の彼女は積極的だ
とりあえず車を出す
せっかくだから盛り上がろうということでカラオケに行く

75 :
軽く1時間程居て、また適当に流しながら
彼女との会話と時間を楽しむ
しばらくして彼女は公園に行こうと言いだした。
けい「ねぇ・・・公園に行かない?
   あのね、星がすごくキレイなの!」
彼女の誕生日なので彼女が思うままに俺は車を走らせる
夜の公園について車を降りて彼女と一緒に夜の空を仰いだ
星が燦々と綺麗に輝いて
俺と彼女は手をつないで再び高台に上る
芝生に腰を下ろして夜空を見上げる
けい「今日は来てくれてありがとう。プレゼント大事にするね。
   ・・・・・・・・・」
うれしそうに笑っている
けい「ここで昔良く遊んだなぁ・・・」
俺 「キレイだね。今日、ここ来るの3回目だ(笑)。
   けーちゃんとだったら何度でも来てもいいけどさ(笑)。」
彼女はそっと俺に腕を回して、肩にもたれかかり頬を寄せた

76 :
キッス!キッス!キッス!キッス!

77 :
>>76
(//∇//)
けい「本当に好きだよ・・・本当に、どうしよう。」
俺 「俺だって。けーちゃん以上かもよ。好きの気持ち。」

二人顔を見合わせて微笑む

静かな夜だった

星を見上げながらゆっくりやさしく2回目のキスを交わした
抑えていた気持ちがお互い一気に噴出する
何度も何度も激しく唇を交わしあいながらやがてゆっくりと彼女を芝生に寝かせ見つめ合う

けい「ねぇ・・・」
俺 「うん・・・」

けい「この後も・・・一緒に・・・居て。」
俺 「・・・いい・・・の?」

彼女は少し微笑み恥ずかしそうにうなづいた

78 :
( ´・ω・`)ノ この後描写してったほうがいいのかなぁ?
綺麗な感じで省略するか、描写も覚えている範囲でできるけど
ああ・・・どうしようorz
エロい人いたら教えてくださいっm( _ _ )m
過去スレだと書いてる人のほうが多いような気もするんだけど・・・(((( ;゚д゚))))

79 :
ここは重要なところだから省略するとかありえん!

80 :
反感買われないよね?o(TヘTo)
>>79 ありがとうございますm( _ _ )m 頑張って続けます( ノ゚Д゚)ヨシッ!
俺達は近くのホテルに移動する
俺は彼女を強く抱きしめる
けい「恥ずかしい・・・ね?」
俺 「俺も・・・照れる。」
けい「・・・したらバイバイとか嫌だよ。」
俺 「けい・・・」
けい「凄く好きになっちゃうからね・・・。」
俺 「ああ・・・」

シャワーを浴びるとか、飲み物を用意してゆっくり
してからというものもなく
お互いに着ている物を脱がせ合い、彼女のそっと
胸を隠すような仕草が艷やかだった
小柄で色白で彼女の体はすごく綺麗で、彼女の体温、
彼女の吐息、伝わってくる彼女の全てが愛おしく、
彼女を包む込むように大きく抱きしめた
けい「こんなに大切にしてくれて・・・ありがとう。」
彼女は足を俺の足に絡め、横向きのままキスを続ける

81 :
けい「んっ・・・あ・・・はぁはぁ・・・やぁ・・・見ちゃ・・恥ずかしいよぉ」
俺 「・・・すごく・・・綺麗」
俺は彼女の大切な部分がどんなでも構わなかった
全てを愛せると思った
だけど艶やかで女性の甘い香りがして、
見た目すら本当に綺麗だった
けい「んぁ・・・もぉ・・・ぃや・・・あぁん」
お互いの激しい吐息とズズッという啜る音だけが
部屋の中に響き渡る
けい「あっ・・・んっはぁ・・きもち・・・はぁはぁ・・・
   いい・・・きそう・・・イきそう・・・ああっ!」
彼女は恥ずかしそうに顔を覆った
目が合って微笑んだ
けい「・・・慣れてる(;一_一)」
俺 「ばっ!・・・か・・・本気で好きだから。
   気持ちよくなって欲しいから。がんばっ・・・ん
照れて焦ってた俺を強引に引っ張り唇で口を塞ぐけい
けい「ん。はぁ・・・・・・好き。」
ギュッと抱きしめて再びキスをする
頭を抱え込むように彼女を抱きしめながら覆い被さる

82 :
俺 「・・・いい?」
けい「・・・きて。」
彼女は小さく頷き俺を受け入れていく
ゆっくり優しく
俺の背中に回した彼女の手に力が入り小さな「・・・ん」という
吐息を漏らす
ゆっくりと彼女の中に入れられていき、
そして全てが迎え入れられた
彼女の中は柔らかく生暖かく優しくしっとりとしていた
彼女に包み込まれひとつになっていると、
やがて実感が湧いてくる
その感触ではなく彼女とひとつになっている事に
それが幸せで俺はしばらく彼女を抱きしめたまま動かずにいた
彼女も俺を抱きしめている
彼女は俺の背中に回した両手を頬に持ってくると俺の頬をグッと寄せて
キスをすると小さな声で「うれしい」と言った
ベットと俺に挟まれて彼女の長い髪がふわっと広がって、
覆いかぶさり上から見た彼女も本当に艶やかで綺麗だった

83 :
体を密着させならが俺はゆっくり優しく動いた
彼女の声は次第に大きくなる
ベットの軋む音
艶やかに喘ぐ彼女の声
時折聞こえる卑猥な音
そして2人の荒い息遣いが部屋に響き渡る
俺は彼女を大切にしたかったから
密着したままでいたかった
彼女の頭を抱えるように、抱きしめたり
頬に両手を添えて激しくキスをしたり
幾度となく激しいキス、舌を絡ませ合う
お互いにぐちゃぐちゃになりながら愛し合った

けい「あああんっ・・・はぁはぁ

   いやぁ・・・ちいい・・・よ・・・あぁぁ!はぁはぁ」

俺 「・・・はぁはぁ・・・ちいい?」

84 :
俺の背中に回された彼女の腕に力が入るのが分かる
ギュッと強く抱きしめられて、俺も肘をついて彼女の頭を抱える
けい「んっ・・・はぁ・・・はぁはぁ・・・気持ち・・・いい・・・あぁあぁぁん!
   なーちゃん。。。なーちゃん。。。ぃやっ・・・あ
   キス・・・キスし んっ
彼女に再び激しくキスをする
俺も彼女も徐々に高まっていく
   んはぁ・・好き!・・・好き!・・・なーちゃん!」
俺 「・・・けい!外に・・・」
けい「うん・・・うん・・・はあああ!なーちゃん!」
俺はスッと抜いて彼女のお腹の上に出す
自分の出したものが嫌とか関係なくすぐに彼女を抱きしめた
彼女は「えっ?大丈夫なの?」と言って少し笑った
俺は「後で洗うし、今はけいを抱きしめたい」と言って軽く微笑んだ
そしてキスをした

85 :
俺は彼女がたまらなく愛おしく、しばらく抱き合ったまま
彼女の滑らかな腰、背中を撫でていた
そして彼女はひと言再びつぶやいた


けい「・・・やっぱり慣れてる(;一_一)」


俺 「・・・あのなぁ(笑)。」
けい「・・・ふふふ(笑)」

けい?何か回復早いみたいだ俺・・・

静かなその夜にようやく彼女と愛し合った
出会って半年のことだった
こうして俺は更に彼女への愛情を深めていったんだ

86 :
良かった・・・
彼女にチンコはついてなかったんだね・・・

87 :
>>86
鰺アリ*:・(*-ω人)・:*ガトデス 残念ながらナカタヨ゚(゚´Д`゚)゚ブワッ
あってたまるかぁwwwm9っ`Д´)
俺も彼女も離れたくなかったが、夜が明ける前に送っていかないとと思いホテルを出る
彼女の実家の前に着いて別れが惜しくなる
俺 「大丈夫?」
けい「セコムかかってるんだけど、すぐ解除すれば大丈夫」
セコムあるんだ?
東京に戻ったらまたすぐ会おうねと言って
キスをして彼女は車を降りた
彼女の帰った家の方向へ車をゆっくり進める
「家でかっ!!」思わず独り言が口をついた・・・彼女の家はデカかった
家に入ろうとする彼女がこっちに気がついて軽く手を振ってくれた
こうして、東京に向けて高速を走らせた
「気をつけて帰ってね。昨日は本当にありがとう。大好き。」
というメールをもらって幸せな気分でそのまま仕事に向かった
幸せな誕生日だったと思う

88 :
と、言うところで目が覚めた

89 :
東京に戻り、彼女が戻って再びいつものような日々が始まった
ひとつ違うのは、彼女とはもう恋人のように
なっていたことだった
だけど彼女はまだ彼氏と別れきれていない
俺の不安はそこにあるだけになった

彼女も彼氏と会うことはなくそれから1〜2週間が
過ぎたある日の事だったと思う

彼女の様子が変なことに気がつく
彼女はいつもちゃんと辛いことでも何でも隠すことなく俺に報告をしてくれる
それは時に辛い現実であったりもするのだが、ありがたいことでもあった
ありがたいと、そう思うようにしていた
「贈る言葉」の詩にもあるように信じらぬと傷つくよりも
人を信じて傷つく方がいい
だから辛い事でも俺と彼女の将来のために何でも受け入れよう
彼女の言葉を全て受け入れる
俺はただそれだけを実行しようと心に決めていた

90 :
「あのね、、、来ないの」

91 :
あー、彼女完全にアレですわ。
俺わかっちゃいましたわ

92 :
>>90
wwwさす蟹そこまでベタじゃなスwww
>>91
文書下手くそだしベタかな?( TДT)ゴメンヨー
でも最後まで書きたいんだ゚(゚´Д`゚)゚ブワッ  レス本当にうれしいよ
もちろん書き切って何かが劇的に変わるもんじゃないって分かってるけどさ(´;ω;`) 本当にスマソ・・・続けます
けい「あのね。今度彼氏が家に来て話したいって言ってるの。」
俺 「えっ…?」
けい「全然連絡なかったからそのままにしちゃってた。」
俺 「うん。それで、会うの?」
けい「どうしたらいいかな?」
俺 「俺は会っては欲しくない。だけど、けーちゃんのためにも、
   彼氏の将来のためにもケジメはつけたほうがいいと思う。」
けい「うん、私ちゃんと言うね!」
俺 「分かった。信じてるよ。」
俺はこの時の事を後悔している
何としても会わせるべきじゃなかったんだ
彼氏が彼女の部屋を訪れた日
20時、21時、22時、23時、24時・・・
そいつが帰っていったのは深夜を回る頃だった

93 :
待っている間、気が狂いそうだった
彼女から連絡をもらった時、既に彼女は泣いていた
俺 「もしもし・・・?けい?」
けい「・・・なーちゃん・・・ごめんなさい・・・ごめん・・・ごめん」
直ぐに分かってしまった
勘というのだろうか
俺はそんな自分の勘の良さのようなものが恨めしくなった
俺 「なぁ・・・?
   なぁ!!!! 何で泣いてるんだよ!!!!」
けい「ごめんなさい、ごめんなさい・・・ごめ・・・ごめん
   わたし・・・わたし・・・わたし・・・」
ごめん。ごめん。何度も何度も謝られた。号泣している彼女に俺は怒鳴りつけていた
俺 「あいつはぁ!!?
   ・・・あいつはどうしたよ!!!!!!ああ?」
けい「・・・・・グス・・・ヒック・・・・・帰った・・・よ。」
俺 「・・・けい。そっちに行く前に俺はあいつを追いかける!!!
   お前に二度と近づけないようにする。いいな?」
けい「!!!!なーちゃん!!!なーちゃん!!!いや!!!なーちゃん!!!行っちゃ嫌!!!
   行かないで!!!お願い・・・お願い・・・お願い・・・そばに居て。来て。お願い・・・なーちゃんに会いたい!会いたいの!!!」

94 :
俺 「・・・なんでだよ?」

温厚で喧嘩もした事もなくいつも笑顔でふわっとした
彼女が出した心の叫びのような大声だった
俺はあの男を追うのをやめて彼女のアパートへ向かう
少し気持ちを落ち着けてから彼女の部屋のチャイムを鳴らす
部屋に入ると彼女は泣いていて俺は何も言えず
抱きしめるしかなかった
彼女はポツリポツリと今日の事を俺に報告した
彼氏は彼女に泣いて泣いて泣きついたと言う
彼女ははっきり断ったと言った
でも半ば強引に迫られ、彼氏を受け入れてしまったことを
最後に、最後にお願いだからと・・・
彼女も同情しかないと言った
その後であの男に送ったメールも見せてもらった
「もう、本当に会いたくない。やっぱりもうムリだよ。お願いだから別れて・・・」
あの男の返信には
「何でそんな事言うの?」
そんな内容が書かれていた

95 :
「おどれが最後やいうたんじゃろーがぁ!」
って返せばよかったのにね

96 :
だけど俺はそんな簡単に受け入れられる訳が無いと思った
本当に嫌なら助けを求めてでも拒むはずだから
だから同情の他にも過去の思い出とかが彼女の心を巡ったんだ
以前に彼女が言っていた
彼氏は「本当に優しい人だよ」と。
泣きつく彼氏の姿を見て変わってしまった関係、自分への罪悪感、
そして可哀想になってしまったんだと
怒りなのか、悔しさなのか、この正直な告白に
俺は何が何なのか訳が分からなかった
ただ、そこに愛がないことは分かっていた
そう解釈するしかなかった
彼女もそう言った
でも涙が溢れてくる
彼女を罵倒する訳でもなくとにかくこの現実を
受け入れることに必死になった

97 :
実はけいちゃんが一番慣れてましたってこと?

98 :
>>95
ぐああwwwヤパぶち殺しとくべきダタヨwwwオォォォщ(゚Д゚щ)

「そんなRに何の意味もないんだから。
 だから・・・だから!!! 許すとか許さないとかない。
 だから!!!!!謝らるな・・・謝らなくていい
 俺が頑張るから。」
俺はそれだけ彼女に伝えた
その間、彼女はただただ謝っていた
彼女は「一緒にいるのも嫌だよね?」と言った。
だけど俺は彼女を抱いたんだ・・・切なかったけど悔しかったけど
その行為に意味があるかないかを分かって欲しかったから
彼女は「私、絶対なーちゃんなの・・・」
それなのにどうして私は彼氏を完全に拒めないんだろう?
なんで彼氏は分かってくれないんだろう?
どうして可哀想だと思ってしまうんだろう?
そう言って彼女は泣き続けたんだ

99 :
>>97 実はけいちゃんが一番慣れてましたってこと?
???スマン「一番慣れてました」というのは???
ごめんよおおお・・・俺の文書が下手くそなばっかりにorz
イメージとか湧きにくい所とかあったらkwskしますんで言ってクダサイm( _ _ )m

すみません、今日はこれで帰宅しまつ
今日もレスくださったみんな、本当に本当にありがとう゚(゚´Д`゚)゚ブワッ
マジ感謝でつm( _ _ )m
最後まで絶対頑張りますんで!明日また続き書きますα(゚Д゚ )
今日も乙カレー様でした ノシ

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