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2013年02月歴史難民235: 槐文演義 (323) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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槐文演義


1 :2011/03/29 〜 最終レス :2012/02/03
槐文五年。開闢から二六〇年続いた翠燭王朝は滅亡の危機に瀕していた。
度重なる皇帝の継承者争い、朝廷を分断する党争は政事を麻痺させ、そのしわ寄せは民衆に降りかかった。
汚職地方官吏の苛烈な徴収に抵抗して決起する民衆。
任地の民衆を独自に保護して、領主のように振舞う藩鎮。
地方の火の手が広がれば広がるほど、中央はそれを鎮定するどころか腐敗を極めた。
叛乱鎮圧を名目に京師から追い出される名吏。迷走するばかりで進展を見ない朝議。
独自に叛乱勢力と結託し、皇帝を弑逆しようとする者まで現れた。
しかもその首謀者は、皇帝の義母にあたる皇太后と宦官たちであるとまで噂された。
----------
ここは仮想中国史なりきりスレです。
退廃と腐敗に満ちた朝廷で権力を玩具にするもよし、
野心や大志を胸中に秘めて叛乱勢力として決起するもよし。
清濁混交、エログロ有りの中華世界にぜひご参加ください。
★参加用テンプレ
【姓】
【名】
【字】
【身分】
【官職】
【容姿】
【簡単な自己紹介】

2 :
【姓】翠
【名】嶺
【字】幽邃
【身分】皇帝
【官職】----
【容姿】
『翠燭書 槐文帝紀』に曰く「月をも凌ぐ美しさ。その姿は新月のように夜に映え、
黒い瞳は闇の底にある生命の水さながら。
清冽な姿は白銀の棗の木、その頂きから流れる髪は絹の滝。
蜜滴る林檎か血かと思わせる紅い唇は、思い出すだけで口に甘い露が満ちるほど。
その唇に包みこまれた歯の鮮やかさは、真珠貝を遥かに凌駕する。
帝の立ち居振る舞いは人という人の心を惹き付け、緑なす黒髪は、薔薇色の頬にうちかかり、
髪から立ち上る芳香に、その水仙の瞳は夢見るように悩ましげ。
その眼はあらゆる邪視をその魔力で封じ込めてしまうほど。
蜜のように甘い百の言葉を秘めているのか、帝の唇は、人々の胸の火をさらに燃え立たせるが、
爽やかに微笑むときの唇もまた魅力的で、まさに甘美という他はない。
【簡単な自己紹介】
翠燭王朝第十八代皇帝。先帝賽宗の第一皇子であった。
上記の『翠燭書』の容姿に関する記述は些かおべっかを使ったものだが、人を惹き付ける雰囲気を備えていた。
先帝の突然死によって即位するが、その治世五年間は安定せず、玉座が暖まることはなかった。
腐敗した宮廷を知り尽くし、皇太后や宦官に常に命を狙われているため、人を信じることができない。
長嘯(くちぶえ)の名手だが、楽器の笛の腕は壊滅的。書画も下手で、周囲から意外だと思われている。

3 :
【幽蘭宮 朝堂】
玉座の上に、影を抱いて座っていた。
どれだけ思案しても、目の前には何も浮かんでこない。私はとっくに時間的な感覚を失っていたが、
手に触れるもの、肌で感じるもの、心を揺さぶるものを感知する感覚も、次第におぼつかなくなり始めていた。
そんな私にとってはこの場に誰が訪れようと、どうでも良いことだった。
──つまり、君がここにいても苦しからず、という事だが。
私は目を閉じていたが、それを開ける気力さえなかった。
目を開いても、解れた刺繍に包まれた膝と、埃っぽいがらんとした広間があるだけなのだから。
あと数刻もすれば、ここは喧喧とした論議に浸される。
大臣達は、言葉を重ねれば状況を打開できると思っている。
それかもしかしたら、現実から目を背けるために論議の世界に逃避しているようにしか思えなかった。
賊軍は、ひたひたと着実に近付いていた。それに対して天兵は悉く無力であった。
五つの関は為す術もなく破られ、朝廷の期待を一身に背負って出征した鬼才・王元達の剣も折れた。
まさに昨日の朝議は紛糾の果てに宰相の中書門下・黒曜月を征討使に指名したのだが、
夕刻になってあの臆病者が出奔したとの報告が届けられた。
追い詰められた今になって、京師の市民に退避勧告の布告が出された。
城下は蜂の巣を突いたような大騒ぎになっている。これまで侵攻の危険はない、安全だ、布告に注目して
冷静に行動せよと言われてきた市民は、何を信じれば良いのか分からなくなっている。
彼らに力はなく、彼らを守るべき朝廷の中にも、誰として状況を打開できる者はいなかった。

4 :
・・・・・・・・・・・・・・殺ッ!

5 :
>>3-4
皇帝陛下、危ないっっ!

6 :
>>4-5
(ぎらり。目の前の影に白銀の火花が零れた)
(ぐっと顔を上げれば、まさに刺客が抜き身の凶刃を振り下ろす所)
この玉座も朱に染まってしまうか。
(静かに目を伏せ、刃が喉元からぽっかりとした闇へと振り抜かれるのを待った)
ん… まだ首と胴が繋がっている…はて……?
(青年皇帝が目を開けると、既に刺客は新たな闖入者によって成敗されていた)
楽公、すまなかったのう。
お前様の新調したばかりの軍装を血で汚してしもうた。
じっとしていよ、今わしが拭いてやる。
……
それ、こんなもので良かろう。
ところでな、これが誰の手の者か分かるか?
お優しいわしの義母上様が差し向けてくださったものじゃ。
今にして思えば、「諸葛孔明」の再来・王元達が賊兵に斬られたのも、
義母上の息のかかった者どもに寝首をかかれたのではないかとさえ思える。
楽公、わしはお前様を信頼しておる。
これからは「雲騎尉」として、わしの側にいて欲しいのじゃ。

7 :
(トリップ間違えました)

8 :
>>6
はっ。畏まりました。
この楽潤、陛下の御為に身命を擲つ所存です。
【姓】楽
【名】潤
【字】白景
【身分】地方領主の息子
【官職】雲騎尉
【容姿】黒髪黒眼。長髪を緩く背中で纏めている。
長身で逞しく、男らしい容姿の持ち主。
【簡単な自己紹介】
都から少々離れた地方領主・楽富秋の一人息子。剣の腕前は免許皆伝である
が、詩歌の創作は致命的に不得手である。にも関わらず詩歌に憧れ、詩集を
出すのを秘かに夢見ている。独身の二十七歳。

9 :
(帳を下ろした薄暗い部屋の中で一組の男女が密談している)
(男の方は立派な髯を備え、その筋骨隆々の体躯を見れば歴戦の将軍にも見紛うだろう)
(だが纏う衣裳は彼が高級文官である事を示していた)
(彼の名は黒曜月)
(反乱鎮圧の征討使に指名されながら、出征を前に出奔したと思われていた人物である)

いや寿命が縮むかと思いましたぞ、皇太后陛下
今上を廃し、外の反乱軍と協力して陛下の御子を新帝に擁立する計画の最中に
よもやワシが征討使に指名されてしまうとは…
最早一刻の猶予もありませんな
速やかに今上を弑し奉らねば
だが徒に刺客を送るだけでは最早不十分
皇帝は雲や霞のようにどこへ行くかわからぬし、護衛もいるでしょう
やはりあの小僧が公衆の面前に姿を現さざるを得ない場を作り、その場で…
【姓】黒
【名】曜月
【字】金鏡
【身分】翠燭帝国の宰相
【官職】中書門下
【容姿】浅黒い肌に黒い髪。豊かな髯に筋骨隆々の大男
【簡単な自己紹介】一介の小役人から宰相にまで上り詰めた男
自身の風貌や清廉を装った振る舞いを利用して周囲からは名臣だと思われているが、
内心は権力欲に取り憑かれた典型的な汚吏
栄達の為なら大逆も厭わず、また賄賂を扱い不当に蓄財し、
宮廷を腐敗させている張本人

10 :
アンジェ先生またスレを立てたの?
夜闌スレとルートヴィヒスレどーするの?

11 :
>>10
両立すればいんじゃね?
展開につまったら暫く放っておけばいいし。

12 :
>>10
ルートヴィヒスレってどこ?

13 :
夜闌スレはもう落ちてるな
夜闌と全く同じノリだろこれ
あと槐文演義 ─ 甘美なる黄昏 ─の焼き増し
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1301308947/

14 :
ルートヴィヒ ─ 甘美なる醜悪 ─
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/nanminhis/1277972333/l50
これか

15 :
>>12
これかな?
ルートヴィヒ ─ 甘美なる醜悪 ─
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/nanminhis/1277972333/

16 :
スレタイで予想
中身で確定
それがアンジェ先生

17 :
皇帝ファイトq(^-^q)

18 :
>>8
ふふ。意気は良いが、よう自重なされ。その身命を擲たれたらわしは独りになってしまうからのう。
ささ、少し歩くと致そうか。幽蘭宮にまで喜ばしからぬ客人がみえるようになったのじゃ、
この宮廷に安全な場所などもう無いということ。
楽公、わしの寝所まで送ってくれるのじゃろう?
(からからと笑うと楽潤に背中を預け、先に立って紫宸殿へ歩く)
人の世の中はこんなにも乱れているのに、星月夜や花の盛りはのどかなこと。
詩句の一つでも思いつきそうなものじゃな。
楽公は詩を作るのか?

19 :
仮想でやるなら設定を示すべき
領土、官位、爵位、情景・・・

20 :
このスレはアンジェ先生とその失敗作を扱う雑談スレになりますた

21 :
>>17
お前様はわしを励ましてくださるのかのぅ?
珍しいことじゃな。だが、ありがとう。
>>19
それはおいおい皆の「ネタ」の中で定まっていくものじゃ。
かしりと最初に決めてしまうことはなかろうよ。

22 :
なら尚書左僕射・中書門下平書事・荊南駐箚御前諸軍都統となのるか

23 :
ピンクに帰りなさい

24 :
>>22
困ったのぅ。中書門下平章事は>>9の黒曜月が名乗っておるゆえ、
尚書左僕射だけを名乗ってもらえぬか?
三省の全てを一人で掌握するなど、お前様にとっても周りにとっても面白くなかろうよ。

25 :
なら左丞相・枢密使でいいや

26 :
>>25
これは注意なのじゃが、真面目に参加するおつもりなら
以後>>10>>16>>23のような世界観にそぐわぬ発言はなさらぬが良いぞ。
さにあらずば、わしも絡んで良いものか分からぬからのう。
ここに参加している間は、お前様は自身を仮想中華世界に生きる人物だとお思いになられるが良い。
ゆめゆめ「素出し」をしてはならぬ。

27 :
真面目にという前に何をするのかを示すべきだろう

28 :
放り投げ屋がよくいう

29 :
>>18
はっ、少々軽率な発言を致した段、謝罪致します。
ただ私は、「賭ける」という言の葉は使いたく無かったのです…。
えぇ、勿論です。陛下の背中は私が、何をおいても護ります。
はい、それが…私の詩歌は幼馴染みにすら笑われる類いのモノなのです。
もし、陛下であるならば…例えば、賊に城を追われ、湖の船の上で東から昇る月
を肴に、如何なる詩歌を創られますか?

30 :
【姓】石
【名】曾通
【字】子公
【身分】科挙官僚
【官職】左丞相・枢密使・荊南駐箚御前諸軍都統
【容姿】長身細身
【備考】
南北朝由来の石氏後裔を称する科挙官僚
宰相として行政長官と軍事長官を兼務し
江陵府を拠点とする荊南駐箚御前諸軍の都統を務める
典型的な専横者
>>26
これでいーか?
暇だからつきあってやろう

31 :
>>29
ふふ、茶化しただけぞ。謝罪などせずともよろしゅうに。
わしこそ、お前様が言の葉を選ぶ心遣いを知らずに咎めたこと、すまなんだ。
さりとて、なぜ「賭ける」を使うのを厭うたのか興味があるのう。教えてくれぬか。
詩歌はのう、楽公。その人そのものが詩と成るという。
士大夫の操る「詩文」は政事の場にあり、宴の場にあるもの。つまり公に共有されるものなのじゃ。
本当の詩歌は、人の心の最も繊細で鋭敏な部分から泉のように湧き出ずるもの、
あるいは天上から朗々と鳴り響き、あるいは奈落の底からくぐもって轟くものじゃ。
お前様なら、そうさのう、剣を振るう時の心が最適な詩心じゃな。
人をR時、あるいは人を活かす時、刀が泣きはしまいか。
ひょうひょうと哀しく泣くのか、しゅうしゅうと昂ぶるのか。その剣の泣き歌が、お前様の詩になろう。
そしてわしの詩は……
その題は、今日のわしには相応しいかもしれぬ。
─天を蓋う黒雲は、城を押し潰した
─火花のように迸る甲の光、天に、山野に満ちる角笛の音
─それら全てが遠く遠く離れたというのに
─静寂は音にならない悲鳴となり、魂魄を突き抉る
─湖上を疾駆する舟の波、金色の鏡のように映る月
─さっと冷ややかに風が起こり、自らの影を抱いて眠る舟の上
─心は肉体を離れ、剣を取って京師を取り戻さんと泣き叫ぶ
(皇帝は一見簡素な言葉を用い、それらを表現した)

32 :
>>30
もちろんじゃ、参加ありがとう。
これから宜しゅう頼むぞ。

33 :
>>31
はっ。
いえ…そうです…ね…(考えあぐねて)。私には、酷く厭らしいモノのよう
に思えたのです、「賭ける」と云う言の葉は…。
「賭ける」と云うのは、陛下が政敵に勝った場合に立身出世をしたいと云う
大博打のように思え、好きではありません。
私は一時何があろうと、変わらず陛下の信頼に応え、陛下の御為に働きたい
のです。
なるほど、私の詩歌は剣…でございますか。(幾度も頷く)皇帝陛下の発想
に敵う者はおりますまい。
(皇帝陛下の詩を見て感激した様子で)
皇帝様!今の詩、書き留めさせて頂きます。
(紙と筆を取り出し、さらさらと詩を綴ってゆく)
それで陛下、この詩は如何なる意味でございましょう?

34 :
>>33
忝う。先程も言ったが、わしはお前様を信頼しておる。官途の為にのみわしに尽くすのでないことは、
わしを刺客の手から救ってくれた時に見て取れたでのう。雲騎尉を授けた時も、誇る様子を微塵も見せなんだな?
富貴になろうとも困窮しようとも、囚われることなく
今あるがままを愛で、過ぎたるを慎む……
持って生まれたその美質を大切になされよ。
その美質ゆえに、お前様は汚れることがないのじゃから。
ふん、戯れの詩じゃて、褒められてもこそばゆいわ。
意味という意味もないのじゃが、真にここが賊の手に落ちた時の事を思い浮かべてのう。
「…己一人、生かされるは辛いものよ……」
……
(ぽつり漏らした最後の言葉は、全ての音を吸い取ってしまった。暫く無言で歩む二人だったが)
おお。楽公、あれを見なされ。
深更じゃというに、蝶が二羽並んで飛んでおる。まるで夫婦じゃのう。
お前様は独身じゃというが、それでよいのかのう?

35 :
>>34
はっ、恐れ入ります。
陛下の深い信頼に応える事が出来ますよう、剣の腕を始め尚一層精進する所
存にございます。
私には官途へのこだわりはありません。それなりの身分さえあれば、陛下の
お側にいられる、それだけのもの。
皇帝陛下、私は貴方様のお側にいると己が意志で決めし者。であるからには、
何なりと御使い下さい。
美質と…。これは、身に余るお言葉。この楽潤、生涯の座右の銘に致したく
思います。もし、それを忘れそうになったら、陛下のお言葉を思い出しましょう。
「…己一人、生かされるは辛いものよ……」
(皇帝陛下の言葉は、無音の世界をもたらした)
(陛下、貴方様の御身が一番大切にござります。ただ…、確かに御身が生き、
その精神は死に瀕してしまうは余りにもの事態。
陛下の心の支えになる婦人などはおられぬのだろうか…)
おお、まことにございますな。何とも鮮やかな黄色、まるで黄帝(皇帝)陛下
のような。
実は…、私は身分違いの恋をしているのです。相手は我が家に仕える侍女…
名は…柳清香。

36 :
>>35
その新たな武具(トリップ)はよう似合っておるのう。
楽公はまことに荊軻の精神を持ち合わせておる。お前様に今はじめてわしの胸中を打ち明けようと思った。
いままでは翠燭をただ滅び去るだけの王朝だとしか思っておらなんだ。だが、これからは違う。
お前様を使って社稷に巣食う悪竜を斬るつもりじゃ。
誰のことかわかるか。
京師にせまる賊軍はもちろん、皇太后に、逃げ出した黒曜月、
さらに左丞相の石曾通を斬らねば、王朝は風前の灯じゃ。
いずれ必ず報いる。わしのために、彼らを泥を切るように除いてくれるか。

……
(二人はそのまま紫宸殿に入る。陽根を持った男の立ち入りは許されていないが、
深更に見咎める者は誰も居なかった)
確かこの長持の中にあった筈じゃが…おお、これじゃ。
翠燭七宝のひとつ「玉竜」の剣。お前様に託すぞ。

(ふわり、ふわり)
(灯りのない夜に香の煙が立ち上る。楽潤の漏らした恋心を聞き)
ふふふ。わしもよう知っておる。詳しいことは秘密じゃがのう。恋する人が如何に晴れやかで、幸福なるか、
また如何に不断の苦しみに苛まれねばならぬかも。恋する人は安眠することができぬ。日が昇っていても、
とっぷりと暮れても、思い人を浮かべて一喜一憂するのじゃから。
お前様にも愛い所があるのじゃな。その人の名を口にするとき、暗闇でも分かるほど頬を染め、
目をうっとりとさせて声には甘露が宿ったよう。
なぜそのまま結ばれぬのじゃ。富秋が反対するか、それとも彼女に事情が有るのかのう?

37 :
>>36
はっ、褒めていただき光栄にございます。
皇帝陛下、私は陛下の御為ならば何をも厭いませぬ。
何の気兼ねも必要ございません。私を股肘の様に御自由に御使い下さいませ。
それで、最初に討つべき者は……
(その瞬間、楽潤の切れ長の瞳が異様な光を帯びた)
陛下、報いのみに心を動かす私ではありませぬが…もし報いていただけるな
らば、老いた両親と柳清香に幾ばくかの情けを掛けて下さいませ。
〜〜紫宸殿にて〜〜
(楽潤は皇帝陛下の御手から、恭しく『玉竜』を受け取りました)
(剣を抜き放つと、清艶な輝きが闇の中、鈍く光を放つよう)
…玉竜よ、いずれ其方に様々な悪人の血を吸わせよう。その時にも、いやこ
れから変わらずその清らかさを保ち続けるか。
そう…ですね、私は清香を正室に迎えたいのです。しかし父の反対に加え、
清香自身も身分の低きを理由に少々後ろ向きになっている。しかし私は、
彼女を側女ではなく正室にしたいと思います。勝手な男心でしょうか…。

38 :
宦官って、陰嚢は取っても陽根は取らないんだね。初めて知ったよ。

39 :
>>38
ここに書くことかwww

40 :
>>37
まずは、黒曜月を。奴は目の前の賊の刃を恐れて姿を晦ました。賊の刃以上の代償を払ってもらわねばのう。
速やかに、確実に朱に染めて参られよ。今後そなたの瞳に睨まれた者が、ただそれだけで臓腑を吐いて死ぬように。
楽公、その手にした「玉竜」の泣き声が聞こえるか。それを握り締めていると、身の内から搾り出すように
剣が泣くのがお分かりか。
それがお前様の心を映す鏡じゃ……。
お前様の大切な人々のことは心配なさらぬがよい。わしの胸中を伝えた時点で、
充分な守りを用意することは決めていたによって。
政敵殿がお前様の剣を鈍らせるために、弱点とも言うべき近しい人々を脅かす危険は避けねばならぬ。
守らせようぞ。平服を着せた兵を充分な数だけ配備してのう。
特に清香殿のことは心配じゃろう。しかと守って差し上げるがよい。
ただ、お前様の恋心が敵方に漏れなければまず命の危険はなかろう。彼女への思いはわし以外に話してはならぬぞ。
そしてな、いつ死ぬとも知れぬ時勢じゃ。後悔だけはされぬようにな。
父君が反対されようとお前様は清香殿を慕っておるのじゃろう? 清香殿とて引け目は感じていても
嬉しくない筈はないし、正室になることをどうして内心で喜ばないことがあろう。
清香殿に気持ちを包み隠さず伝え、密かに二人でわしの所に参られよ。
わしが仲人を務め、ふたりを内々に夫婦と致そうぞ。事が成った時には清香殿の身の危険もなくなる故、
関係を公然のものにされるがよい。富秋も翠燭の皇帝が認めた仲を、あえて引き裂くような真似はしないじゃろうから。

41 :
>>38-39
何を言われるか。宦官はもちろん陽根を切除しなければならぬ。
そうしない者があったら、代わりに首と胴が離れることになるじゃろう。
そうして切り落とした陽根を、彼らは命よりも大切にしまっておくのじゃ。
死して棺に共に納めてもらえなければ、人として生まれ変わることは出来ないそうじゃからのう。
先日、己のものを失くした宦官が、同室の者の寝ている隙にそれを盗み取った事件が起きた。
その宦官はどうなったかと? …ばれて首を打たれたわ。
恐ろしいとは思わぬかのう? ひそやかな執念、二度と戻らぬ「性」への執着……。
そうまでしても、宮廷に入りたい者がこの国にはごまんといる。
お望みなら宮する時の様子をお話し致そうか。
念のため… 相当に痛い話じゃ。
それにしても、わしは「陽根を持った男(=去勢されていない男性)の立ち入りは許されていないが」と
申したのじゃが、はて、何か誤りがあったかのう。

42 :
皇帝は何歳?

43 :
三戦はID導入って噂もあるから、この板に自演厨が流れて来るかも知れないね

44 :
>>43
悪戯に不安を煽るな

45 :
>>40
はっ、黒曜月にございますな。早速に居場所をつき止め、お預かりしたこの
『玉竜』にて処断致します。二度と見られぬ姿に料理致しましょう。
はっ、うち泣くこの剣を癒せるのは、人の血潮、人の臓物。早う玉竜に人の
躰を切り裂く楽しみを味わわせてやりとうございます。
は…有り難き幸せ。家族が無事であると知れておるだけで、私は汚濁へ身を
投じる事すら厭いませぬ。はい、清香の事を話したのは、両親以外には皇帝陛下しかおられませぬ。
皇帝陛下の次に、彼女は私の生きる希望なのです。
…まことにございますか。皇帝陛下の肝煎りなれば父も咎め立てしますまい。
はい、私も一度の人生、後悔したくはありません。早急に清香を説得し、
陛下の元に連れて参ります。
それで陛下…。陛下は、心に思う女性はお有りですか。善き女性とは柔和で、
一緒にいれば心和むもの。母上すら敵に回す陛下の御心を、一時安堵の海に揺蕩わせる事の出来る方が
…おられれば…。

46 :
ばぶ〜

47 :
>>45
○義母
×母

大変失礼致しました。

48 :
>>42
ふふふ。唐突な質問よな。…この容貌と爺臭い喋り方が不釣合いで混乱したのかのう?
わしは今年(槐文五年)で二十二になる。
この喋り方は「つくり」よ。喋り方だけではない。所作や表情、声質……。
全て「どう見られるか」を意識しておる。泰然としていなければ、臣僚に甘く見られるからのう。
わしにも歳相応の心の動きはある。それは決して人に見せてはならぬと思うておる。
今はそれが許される時代ではないのじゃから。
>>43-44
 「隣の沙白州は(賊を燻り出すために)住民の身分確認を徹底し始めたって噂もあるから、
  この京師にならず者が流れて来るかも知れないね」
 「悪戯に不安を煽るな」
…ああ。これで城下の民衆は、互いの顔色を窺い合うようになるじゃろう。誰を信じれば良いのかもわからずに。
この噂の出所は何処か。案外、今まさに京師を注視している賊軍が流した噂かもしれぬのう。
わしはただ「内側を強くせよ」ということを思うておる。賊は我々の中に不信感を蔓延させ、
瓦解させることに長けていると言わざるを得ない。
然様な状況で、我々が一つにまとまらなくて、どうして社稷が持ちこたえられようか。
(わしのしていることも、内部抗争に違いない)
(果たしてわしは正しいのか。否、そんなことを考えるのは気弱になっているからだ)
(政敵は消さねばならん。日輪が西から昇ったとしても、むざむざ此方が殺される訳にはいかないのだ)

49 :
>>45>>47
その「玉竜」はのう。太祖皇帝が御位に即かれる前、呉の国の淵に入って人々を苦しめる悪竜を斬った時に
用いられたと言い伝えられている。楽公ももしかしたら、昔寝床で聞かされたかもしれぬ。
しかし、皇帝家のみに伝えられた真実の伝承があるのじゃ。
表の伝承では、太祖は既に帰服した呉の国に赴いたことになっていたのう。
真実は、当時の呉の国は翠燭と覇を競う敵国だった。太祖は兵を率いて呉に攻め入ったに過ぎないのじゃ。
そして悪竜とは、太祖が呉人の意気を消沈させるため、その佩剣で斬り殺したおびただしい命に他ならない。
玉竜は既に人を殺して余興とする楽しみを知っておる。おびただしい人の血と臓腑を喰らってな。
冷酷な刺客としてのお前様の任務には、「玉竜」は相応しい。
黒曜月は、地獄の方がマシと思える殺し方を致さねばならぬ。
しかし玉竜に魂を明け渡されぬよう。人を一人斬るたびに清香殿のことを想うのじゃ。
そうすれば、お前様は汚濁へ身を投じても修羅にはならず、人の心を保っていられようぞ。
酷な役目を任せたことはよう承知しておる。
辛いじゃろうが、どうか「玉竜」などに美質を食い荒らされず、
お前様はお前様のままでいてほしい。
…ふふ。お前様と清香殿が(清香殿は何とかして隠して連れてこなければならないが)ここに
お出でになるのを楽しみにしておるぞ。
して、わしの想い人か…。
わしにも、愛している女性がいる。それで、どうにか今まで自棄にならずに済んだのじゃ。
詳しく聞きたいかのう?

50 :
>>46
健やかな顔をして笑っておるのう。半分しか血が繋がっていないといっても、わしの弟じゃ。
彼は先帝と、今の皇太后の間に出来た皇子。
皇太后は彼に帝位を継がせたいばかりに、わしを亡き者にしようとする。
かつて皇后の地位が欲しいばかりに、わしの本当の母を殺したようにのう。
この子に罪はないというのに、母があれでは哀れと言わねばなるまいよ。

51 :
>>50
この弟は暗Rるの?

52 :
>>49
はっ、陛下の想い人のお話、私でよければお聞かせ下さいませ。
私は…不安なのです、情緒豊かで繊細な陛下が現実を前にして…母上、そし
て汚吏どもとの抗争…にふと、疲れる事がおありはしないかと。
清香は、長持ちの中に隠して連れて参ります。説得に時間がかかるようであ
れば強引に、気を失わせてでも。私には、皇帝陛下に託された、暗殺という
命に替えても大事な役目が出来ましたゆえ。
なるほど…その様なお話でござりましたか。私に話して頂けた事、心より
謝意を表します。
悪…私には完璧なる悪という概念が無いのです。そして完全なる善も。人が
自分にとって邪魔だと感じれば、その人にとり善人は悪人に変化する、そう
流動的なものに過ぎないと思うのです。逆もまた然り。
ゆえに私にとっては、陛下の敵は私の敵。ですから例えば頭の固い善き大臣
が御前に立ち塞がろうとするならば、それもまた悪なのです。
私はこれから陛下の御為に、巨大な悪竜を斬りに参ります。
はい、黒曜月には必ずや惨い死に様を与えて遣りましょう。
髪はまだらに刈り取り、両目をくり抜き、耳と鼻を削ぎ、歯を割り砕き、両
手両足の爪を剥がしたうえで骨折させて胴より切り離し、頭部と胴を切り離
し、最後に男のしるしを切り取り踏み潰して遣りましょう。
はっ、御教え努々忘れません。この剣で人を斬る度に、愛しい清香の容貌を
繰り返し想い出しましょう。僅かなる睡眠の佳夢の中にも出て来る程に…。
はい、陛下が仰有って下さるそのままに、私は私のままでありたい。その為
に最大限の努力を致します。
陛下もどうか、その麗しい自然体のままにあられる環境にしばしば身を置か
れますよう。私の…数少ない願いのうちの最も重要なひとつにございます。

53 :
そうか、ご苦労であった
差し向けた刺客の屍が朝堂に転がっていたと申すのだな
では皇帝はまだ幽蘭宮の中に居るのだ
今度こそ仕損じるなッッ

─紫宸殿─
(闇に乗じて五十名を超える刺客が紫宸殿を取り囲んでいた)
(全て皇太后の息のかかった宦官であり、不審者として咎められる事を免れたため大勢での襲撃が可能だったのだ)
刺客宦官「(良いな、合図と共に一斉に雪崩れ込むのじゃ)」
--------「(大勢で輪の中に包み込んでしまえば此方のもの)」
--------「(参…弐…壱)」
--------「(サッ…!)」
(刺客達は抜き身の剣を手に紫宸殿の階を駆け上った)

54 :
>>53
あんさんの足元崩れてますよ

55 :
>>50
(不意に楽潤は耳を床に付けて、筆で描いたような流麗な眉を潜めます)
陛下、外から何やらばらばらと怪しい足音が。ひょっとすると刺客やも知れ
ません。しかもこの数…、一人や二人ではありません。
陛下、この建物には抜け道が…もしくは私が刺客を全て倒すまで、陛下が
安全に身を隠す場所が何処かに在りはしないでしょうか?
(そういうと楽潤は『玉竜』を鞘からすらりと抜き放った。戦いを前にして
今は、奇妙な高揚感すらある)
多くの敵対者を全て斬り刻んだこの名剣ならば、幾人の刺客を屠ったところ
で、些かの刃こぼれもしないでしょう。よって私は陛下の命を狙う不届き者
を、一人残らず冥府に送る事が出来る。
さ、陛下、お早く…!

56 :
>>51
さてな。わしが弟を殺そうがRまいが、お前様には関わりのないことよ。
必要があればR。それに及ばなければ生かす。その程度のことで、わしにもあの子にも選択の余地はないのじゃ。
悲しいことであるが。誰の血も流さず、また誰に害されることを心配することもなく、
毎日を安心して暮らすなどということは、この宮廷ではあり得ないのではなかろうかのう。
いや。たとい宮廷を出ようが、躰に翠の血が流れておる限りは同じことかもしれぬ。
天子なぞというのは呪われた家の家長に過ぎないのじゃ。
見てみよ。朝堂の玉座には常に陽光が射さず、日陰に沈んでいるのを。
敢えて求める椅子でもないのじゃと、皆が分かっても良さそうなものを……。
>>52
ふふ、あははははっ! そのようにわしを心配しておられたか。大丈夫じゃ。
確かに現実はうんざりすることばかりじゃよなあ。さればこそ、暗闇の中に真に価値のあることが
いっそうの光を放って輝くのではないかえ。
わしには愛する人がいる。それが皇后よ。五年前、即位のとき、
先帝の後宮を解散して宮女を総入れ替えした。それから間もなく見初めて正妃に立てた人じゃ。
寝首をかかれるのが恐ろしゅうて、それまで女であっても誰にも隙を見せられなかったがのう。
わしは皇后を信じておる。己の命と国をかけて、愛しているのじゃ。
皇后がためにも、わしの心は朽ちることはないぞ。わしの代でこのくだらぬ争いを終わらせる。
その後は社稷を一から立て直す仕事が残っておる。お前様が人を殺め続けねばならぬ期間を、
可能な限り短くできるようわしも努めようぞ。
そうじゃな。酷吏と呼ばれる者も、民衆にとっては敵でも家庭では良き夫、良き父親かもしれぬ。
人として決して褒められたものではない輩が、幾多の人の胸を打つ詩文を、音楽を創るということも
わしは知っておる。何からも独立した純粋な悪というのは、わしも無いのじゃと思う。
大切なものと、己を生かすために動けば良いのじゃよな。
そうそう、ひとつ助言を致せば…仮に清香殿を強引に連れてくるのなら、
無粋に気を失わせるのではなく、女性の胸が「きゅん」とくるような強引さを試みたが良いぞ。

57 :
>>53-55
(楽潤が床に身を伏せると、皇帝も状況を察して紅い唇をきゅっと結んだ)
(さっと椅子から立ち上がり、文机の上に置かれた小箱──刺繍の入った更紗がかけられた──に向かうと)
(その布の覆いを払った)
(小箱の中にはなだらかに湾曲した筒型の、金属製の塊が入っていた)
(それは翠燭では短銃と呼ばれ、西方ではフリントロック式と呼ばれるピストルである)
【フリントロック式】
火打ち石の原理を利用した単発式のピストル。銃口から弾丸と火薬を装填し、撃鉄を火鉢に撃ち当てて
火花を発生させる事で火薬に着火、弾丸を発射する機構を有している。
雨天でも使用できる上、安価で簡単に製造でき信頼性が高いことから世界中に広まり
大体1600年から1850年頃まで幅広く用いられた。
欠点は単発式なので連射できないことと、短時間に発砲を続けると暴発の危険が生じること。
(※スレは大体1600年代の初頭を考えています)
…尻尾を掴まれたか。残念ながら、わしが即位してから五年間、抜け道があるといったことは
聞いたことがないのう。もしかしたらあるのかもしれぬが、死にゆくわしには必要のない知識という
ことだったのかもしれぬ。
じゃが、わしは心配しておらぬ。今宵わしが死ぬことはない。
お前様と一緒じゃからのう。
お前様の側が、わしにとって最も安全な場所じゃ。
ここから離れぬ。信じておるぞ。決して死んではならぬ。
わしには「これ」がある。(「玉竜」とは違った鈍い光を放つ護身用の短銃を示し、
片目を閉じてウィンクしてみせ)
故にこちらを気遣って気を散らされぬように。敵を屠ることのみに集中するのじゃ。

58 :
スレ主さん、参加固定のどちらかが死ぬのってどうなんですか?
ちょっと気にかかったので…

59 :
>>58
読者様

応援ありがとうございます。中の人の私の考えと、皇帝翠嶺の考えに隔たりがあるため
中の人としてお返事を書かせていただきますm(_ _)m
私自身は、ここを参加者が意思に関係なく死に追い込まれるスレにするつもりはありません。
不本意ながら死ぬネタを書くなんて誰だって嫌ですよね。
まして愛着のあるキャラを死なせなければならなくなったときには、「このスレから追い出された」という気持ちに
なってしまう場合もあると思います。
皇帝は本気で政敵を排除したいと考えていますので、ネタの中ではそう言っていますし、
追い込んでいきますが、完全に追い詰めるまではしません。
でも、シリアスな流れに「なあなあ」なゆるい雰囲気が混じるとメリハリがなくなるので、
追い込むところまでは本気でやります。
そのぶん、シリアスじゃないときにはとろとろにとろける位ふざけます。

ご指摘を受けて、自分の考えを整理することができたので、
ありがとうございます〜〜

60 :
>>55>>57
(扉が押し開けられ覆面の刺客が踏み込む)
(抜き身の剣と短銃を構える楽潤・皇帝に対し宦官特有の甲高い声で)
刺客宦官「…ほう」
--------「前に放たれた刺客を討ったのは小僧、貴様か」
--------「相当の使い手と見たが我々全員を相手に戦えるのか?」
--------「用があるのは後ろの皇帝陛下ただ一人」
--------「そこを退けば命は助けてやろう」
刺客宦官「(…良いな)」
--------「(小僧が退かなければ合図と共に打ちかかれ)」
--------「(先ずは正面から三人、小僧が正面の三人にかかっている時)」
--------「(後の者が左右に回りこんで引き包んで殺せ)」
刺客宦官「奥にいるのは皇帝陛下ですな」
--------「お命頂戴致します」

61 :
>>56
左様でございますね。光明を動かす力は暗黒であると以前に聞いた事があります。
逆もまた然り。
陛下は誠に皇后さまを一途に愛してらっしゃるのですね。感服致しました。
政略ではなく愛しておられると…そう聞いてとても安堵しました。
女性を大切にする、これは治政を行う為のヒントにもなるそうです。曰く、
「女子にしてやる様に治政を行え」と。私には、分かりかねますが…w
はっ…下らぬ争いは陛下と我々の代でいち早く終え、後は夜空のように星星
(家臣)が思い思いに陛下の前に集い、国の為に煌めく世に出来れば、と…。
有り難き幸せ、陛下のお言葉、私だけでなく善き官吏や民衆にも聞かせてや
りたく思いまする。ただ御無理だけはなさいますな。
そうでございますね、大切なものと己を生かすように心を砕く事が大事と私
も思います。陛下であれば必ずや叶うでしょう。
ううむ…。「きゅん」とでございますか?うーん…
(どうしたら良いのか、本気で悩んでいる様子の楽潤です)
>>57
…左様でございますか。では退路は断たれている、と…。かくなる上はこの
玉竜にて、刺客全てを倒さねばなりません。
はっ…信頼して頂き感激至極にございます。
(短銃を片手にウインクする皇帝陛下の茶目っ気に、頬の緩む楽潤です。
へたな力みの取れた様子で)
しかし陛下、敵は何しろ多勢。数十人はいると思われます。こうなれば、
一人一人確実に倒して参りたい。
それで…、紫宸殿の中でも隘路はございませぬか。上手くそこに誘導し、
そこで陛下には背後にいて頂きたく思います。
例えば三人を相手にするより確実に敵を仕留める事が出来ます。
>>60
侮るなよ。その刺客を殺めたのは私ではない。
いかにも、陛下を守る為ならば何人たりともこの紫宸殿から生きて返すわけ
には参らん。
貴様が嘘をつく可能性が大きいうえに、私は皇帝陛下を裏切る気は毛頭無い!
貴様らを雇っているのは誰だ?その者と話をしたい…。
(その者の顔と声を、しかと脳裏に焼き付けたい楽潤です。もし逃げられた
としても、後日に必ず屠る為に…)

62 :
>>61
その通りじゃ、楽公。刺客は全て倒さなければならぬ。
今後二度と、わしの寝所で凶行を働こうなどという気を起こさせぬようにのう。
…よいか、よく聞くのじゃ。この深閨は紫宸殿の中央にあり、その周囲をぐるりと細い回廊が取り巻いておる。
つまり入り口周辺に群がっておる刺客の囲みを突破しさえすれば、
お前様の言われる最上の布陣が完成するのじゃ。
扉の外までは目と鼻の先の距離。その目と鼻の先の地点に到達すること得れば我々が勝ち、
それを得ざればすなわち負け。
勝ちは最も易しく、また最も難いという訳じゃ。…さて困ったのう。
(言葉とは裏腹に皇帝の言葉には余裕があり、面白がっているような響きさえ見て取れた)
(ただその目は寝台……文机……そして入り口……室の中にあるものと距離感を測っていた)
…まず、わしが群れに向けて一発撃ち込む。
すかさずお前様がそこに生じた空隙に踊りかかり、わしはその後に続く。
互いに二、三の刀傷は我慢しようぞ。ただ、けっして死なれぬように。
この局面を乗り越えたら…
…おっと、危険時にそういう発言をするのは「旗が立つ」といって昔から忌避するところであったのう。

63 :
>>60
(文机に置いた蝋燭の灯火が揺れた。足音は耳を澄ませずともはっきりと響いてくる)
(数十人の資格はすぐそこまで迫っていた)
(皇帝は目を入り口に向けたまま、火薬と弾丸の入った袋をひっつかみ懐に入れる)
(右手の短銃にはすでに一発分装填されている)
(その一発を撃ったら、次の装填の好機は回廊に出て楽潤の後ろに控えた後ということになる)
(今は一発しかないのだ。その一発に命をかけるのだ)
(最早わずかの時間しか残されていなかったが、その瞬間はすぐに訪れた)
(荒々しく扉が押し開けられ、刺客が踏み込んできた)
…いかにも、わしが皇帝じゃ。ありがたくも汝らのような者に命を狙われるによって、
己が立場を再確認できるという訳じゃのう。
それにしても、今「お命頂戴」と言われたか?
聞き違いではあるまいのう。
されば、わしの方からも汝にひとつ令を下そうか。
わしは彼岸花の観覧が所望じゃわ。ただ困ったことに、彼岸花の見ごろは秋じゃによって、
この宮中でも滅多に見られぬ。
汝、ちっとわしに頭を撃たれて、大輪の彼岸花を見せてくれぬか。
わからぬか? もっと簡単な言葉で言わねば己の立場も分からなんだか。

「……小便は済ませたか? 神様にお祈りは? 廊下の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備は、完了?」

64 :
>>61>>63
刺客宦官「………。」
--------「元気がよろしいようだな。だが強がりはそこまでにせよ」
--------「話をするじゃと。今宵首が飛ぶのにその必要はあるまい」
--------「…かかれっ」
--------「あの二人を八つ裂きにするのじゃっ!!」

65 :
>>62-64
ズダァーン!!
皇帝陛下がすかさず短銃を打ち込み、弾は見事に刺客宦官の額に命中した。
仰向けに倒れる、既に男ではないものの姿を見た瞬間、楽潤は大きく跳躍す
ると、通路を塞ごうとする刺客宦官の首をひと思
いに薙ぎ払った。派手に生首が宙に飛び、近くにいた刺客宦官達がたじろいだ様に
楽潤には見える。
「さ、陛下お早く!」
楽潤は皇帝陛下と共に通路に駆け込み、途中邪魔をしようとしたもう一人の
刺客宦官の口腔の中に剣を突き込んで回し冥府に送った。
「閻魔様にこってり搾られるがいい…」
楽潤は背に皇帝陛下を庇うと、次の刺客宦官と向き合った。
※この時点で刺客宦官はあと47人
楽潤は血糊で滑らぬようにと、剣を左の手に…彼は左利きだった…に布を割
き素早く結わえ付ける。
その間、一対一で楽潤と向き合う羽目になった刺客宦官は、先程の光景を見
て、彼を攻めあぐねているようだ。
楽潤はその刺客宦官を挑発した。
「お前はもう、私に顔を覚えられてしまったゆえ逃げ場は無いぞ。
さぁ、掛かって来いよ!」

66 :
>>65
(引き金を引くべき瞬間は分かっていた。今だ)
(鈍い衝撃が腕から肩にかけて走る。短銃の筒の中を一発の弾丸が抜けていく。背筋を涼しいものが走る)
(それら一連の事象、一瞬間に過ぎ去った過程が恐ろしいほどゆっくりと感じられる)
(発砲は楽潤に行動を与える合図となり、彼は今にも眼前の障害物を難なく屠っている)
……
(後で思い返せば、なんと劇的な瞬間だったか)
(わしは寝台の上をまさぐって薄絹を数枚ひっつかみ、楽潤の後に続いた)
(楽潤が確かに切り開いた通路への道を直進した)
(一度はたじろいだ刺客宦官が、わしに対しては勇気を取り戻して向かってくる)
ええい!
(それに対して羅衣を投げかければ、薄く滑らかに舞う絹の布は刺客の顔にまとわりついた)
(かくして、わしは安全に回廊に出ることが出来、楽潤の背後に避難した)
はあ、はあ、やったのう、楽公!!
うまくいった。お前様もわしも傷はないようじゃ。それにしてもお前様がここまで強かったとは!!
(高揚した気持ちのままに、肩で息をしながら声をかけると)
(短銃に二発目の弾丸と火薬を詰めた)

67 :
スレ主さん、こういうストーリー展開で、例えば敵味方に分かれて戦っている対手さんが
来ない場合、どの位の期間待つんですか?ちょっと気になったので…

68 :
こんにちは、12歳の泰雅と申します。皇帝陛下の側近候補です。
紫宸殿の事件が終わったら加わる積もりですのでよろしくお願いします。

69 :
【帝都・石邸】
やれやれ
使いの話では宮中で愚かな皇帝が凶器を帯びているようだ
宦官とはいえ側用人である奴らに切りかかるとは・・・
容姿以外に誠とりえのない愚帝様だこと。
我ら官僚らにとって帝が愚かなことは損にはならないが
狂気の沙汰を振りかざされるようではおちおち宮仕えも出来やしない
元来皇族とは種子を増やすことに長けている
その価値がようやく実を結ぶかもしれない・・・
それ以外にはごく潰しでしかない無能な連中なのだから
こういうときくらい働いてもらわねば困る・・・
しかしその余裕すらないようでは我もそろそろ地方へと転じるかな

70 :
>>66
皇帝氏、どこかのスレで酉を検索されて嵐が来るようなことを言ってたような、いないような…
何だったらEnju.swKJUのうちのEnju.だけ残して新酉にしてみては。嵐が来る前に忠告をば。

71 :
>>70
このスレはもう手遅れ

72 :
上げないと人来ないよ〜( ̄▽ ̄)

73 :
>>65-66
刺客宦官「……………ッッ(即死)」
指揮を執っていた刺客宦官「おい、しっかりせんかッ!! 止めよ、誰ぞ止めよッッ!!!」
------------------------「(…信じられぬ……この男は鬼神か!?)」
楽潤と向き合ってしまった刺客宦官「う、う、うぁぁぁぁぁぁッッ!!!」
(不運な刺客宦官は自棄になり奇声を上げて斬りかかる)
指揮を執っていた刺客宦官「ふ、ふ、ふわはははははは!!!!!」
------------------------「成る程、成る程、小僧、そちを見くびっていたようじゃ」
------------------------「我々の包囲を易々と突破するとはな」
------------------------「だが、どの道その男は死ぬのよ!!!!」
------------------------「オイッ!! 半分は回廊を回りこんで皇帝を背後から襲えい!!!!!!」
------------------------「後の半分ッ!!!! この小僧を相手に出来るだけ時間を稼ぐのじゃッッ!!!!」

74 :
>>67
良い質問じゃ。このやり取りは流れを進める上での目安にもなる故、他の方もよう注目なされよ。
さて、参加者の不在には二つのパターンがあると思う。

■ 事前連絡のある場合
「忙しいから、いついつまで不在にするよ」などの連絡がある場合じゃ。
基本的に、参加者の方は不在にするときには一言連絡してくだされ。皆が助かるからのう。
その場合、不在にする参加者が「いついつに帰ってくるから、戦争はそれまで凍結してね」と希望するか、
「次はいつ来られるか分からないから、負けたことにしていいよ」とするかはその人次第じゃ。
どちらにしてもスレには余り影響しないと思う。このスレは、複数の流れが同時進行することを許容する。
かたや戦争をしている間に、別の場所で談義が行われている……ということがあっても良いのじゃ。
また、出陣している参加者が、「また別のある日」という形で次のレスで都にいるネタを書いても良いのじゃ。
だから前者の場合は戦争を凍結しながら別の流れを作って待てばいいし、
後者ならそのまま流れが進んでいくであろうのう。

■ 事前連絡のない場合
こちらは困ったパターンじゃ。いつ戻るかわからないと、他の方が困ってしまう。
強制ではないが、ほかの方への配慮ということで、連絡はしてほしい。
そのように断った上で、事前連絡なしに流れの中にいる参加者が来なくなった場合……。
基本的に、三日間その参加者が来なければ流れは凍結ということにしようか。
そうして、別の流れを作りながら待つと。
また、連絡なしの不在が二ヶ月に及んだ場合、その参加者は引退扱いとしようかと思う。

75 :
>>68
泰雅、というか。これを差し上げよう。藤の花じゃ。
わしは花が好きでのう。お前様がわしの側に侍っているとき、この枝を持っていてくれれば心が和む。
さて、紫宸殿の事件が終わったらと言われるか。
それまで待たれずとも良いぞ。お前様が最初のレスを書いてくれれば、わしはすぐにでも
「紫宸殿の事件とは別の日に」という形で絡もうと思う。
こうして、時系列を柔軟に操ることによって
一人の参加者の不在でスレ自体が停滞することを防げると思うのじゃ。

76 :
>>70-71
ご忠告ありがとう。確かに、愛着があるのは「槐」の部分じゃからのう。
善は急げという。さっそく、Enju.で検索を始めてみた。
これで一晩置いておいて、明日になったらその中で好ましいものを選ばせてもらおうか。
それまでは、こちらの衣裳で我慢しておくでな。

77 :
>>69
お茶をお持ちしました。
(不意の雷の音に驚いて)
きゃあああああーー!!

78 :
スレ主さんの前作を幾つか見ると、序章で途切れてしまってるのも多い気がする。
出来れば起承転結まで頑張ってほしいものだ。

79 :
>>78
そういう発言を「しないこと」が私のやる気を高めてくれます

80 :
できれば「スレ主さん」という呼び方はお控えください。
中の人に話しかけられているような気になってしまいます。
すると、途端に現実に引き戻されてしまいます。
わざと私のやる気を削ぎたい方がいらしたら、それは効果的な手段なのですが
本当に「頑張って欲しい」のなら、ここができるだけ完全に「槐文世界」の雰囲気になるように
ご協力ください。
また、他のスレについて言及するのもお控えください。
荒らされた時の嫌な思い出が蘇りますし、上に書いたようにここの雰囲気が
「槐文世界」から現実に近付いてしまうので。

81 :
>>75
藤の花…わかりました。
陛下のお好きな花をお教え頂き、誠にありがとうございます。
(毎日、庭の藤をそろりとむしって来なくてはならない)
(皇帝の御前に出た十二歳の泰雅は、少し緊張していた)
(泰雅はまだ子供だ。それに些か引っ込み思案なところがある)
(泰然自若の泰に優雅の雅と、名前を付けてくれた親の気持ちに応えたい)

82 :
>>66
恐れ入ります。しかし、これはまだ序の口。
勝って兜の緒を締めよ、という言葉もございます。
(楽潤の脳裏には、残りの刺客宦官の人数がちらついています)
楽潤は奇声を上げ向かって来た刺客宦官の、剣を持った右の利き腕をしゃに
むに斬り払い、頭から斬り下げました。辺りには血飛沫が飛び、額を割られ
た男が仰向けに倒れます。
「次はどいつだ?!」
大声で呼ばわると、同僚の屍を踏みつけて刺客宦官が襲い掛かって来ます。
またも奇声を発して剣を突き出して来た刺客宦官の剣を、左手の剣で軽くい
なして、空いた懐を小刀で心の臓を一突きに。
次の刺客宦官は頭から股まで何の躊躇いもなく斬り下げ、刺客宦官の身体は
ニ、三歩歩いて倒れ込みました。
楽潤「陛下、どうやら敵は向こう側から入り、暫くすると私達の裏手に到達
出来るつもりのようです。どこか外へ逃げられる小さな扉なぞございませんか?」
言いざま、楽潤は目の前の敵の顔で剣を横に振り、その顔が横に切ったスイ
カのように敵をまた葬りました。
※この時点で刺客宦官の数はあと43人です。

83 :
【帝都・石邸】
>>77
なんじゃ煩いのぉ・・・
雷の一つ何度も聞いているだろうが
そんなに慣れぬなら神仙の地にでも暇を出してやろうか
江南には道教の教えが未だ根強い
儒とはちがい道には女卑の意識はない
お前とて仙女になれるとならば悪い気はしないだろう?
だがまぁよいよい
お前の聞いた話なぞ大したことではない
門閥であれ科挙であれ吏員であれ武人であれ皆一様に
この今の政には鬱憤がたまっているのだ
そのうちの外朝をすべる吏員の頭
それが我である
我の首でも欲すならば
そのときは王朝とて無事にはおれんさ
我の息がかかるものなぞ帝のそれをはるかに上回り
我が号令は天下四方に燃え上がる
漢の袁邵公の如くだ
さて今宵は呑もう
我ら江南のために
そして世のために

84 :
(ネタを待たせてしまって、すまなんだ)
(ここ数日、肉体が疲労していて…)
(【明日の夜】にはきっとネタを書ける故、お待ちくだされ)

85 :
>>84
(陛下、ご安心下さい)
(今日はゆっくりお休みになられ、体力の回復を一番にお考え下さい)
(ジャスミンの薫袋を贈らせて頂きます)

86 :
>>85
すぅ…
(枕に頭を横たえ、鼻腔から細く息を吸えば)
(ふわり… 一面に広がる茉莉花《ジャスミン》の畑に遊んでいるようだ)
(眸を閉じながら、寝台の側で護衛をしてくれているであろう楽公に向かって)
…ありがとう、楽公。そうだな。今は雌伏の時。眠りに落つる時は、わしは翠燭の皇帝ではなく
一人の人になることができる……。
佳い、佳い香じゃ。今夜の夢は、そしてこの香の連れてきてくれる明日は、
きっと佳い日になるじゃろう……。
楽公、そこにいるか。
わしの側を離れてくれるな。お前様がいるから、わしは…、安心して……、、、
ZZZ……

87 :
すぅ…
翠嶺様が細く息をするのを、耳に聞く楽潤だ。
(ジャスミン…お気に召して頂けたようだ)
>>86
翠嶺様。
礼など言われますな。貴方様の御側にいると決めた私です。そうでございま
す、今は雌伏の時。疲れた御心や御身体をゆっくりと御癒しになられますよう。
はっ。佳き夢をご覧になられませ。そして明日には、窓の外から全き清々しき朝日が昇るでしょう。
はい、楽潤はお側におります。消えは致しません、今宵一晩、天蓋のすぐ外にて
翠嶺様を護衛致します。
(翠嶺の呼吸が次第に寝息に変わっていく)
…お休みなされませ。

88 :
>>87
○翠嶺様の呼吸が次第に
×翠嶺の呼吸が次第に

NGですね。楽潤は皇帝陛下を敬愛かつ尊崇しておりますので、常に様付けです。

89 :
(今日の夜こそはと思っていたが、やることを終えたらこの時間で目が…)
(今週中には必ず書ける故、どうか、今しばらくお待ちくだされ…)

90 :
>>89
はっ、陛下あまりご無理をなさらぬよう。
レスは義務ではありません。
とは言え、陛下のレスを心からお待ち申し上げているのも、また事実。
ジレンマの中で暫しうたた寝する楽潤でございます。…

91 :
>>83
お許しを。とても私に神仙の世界が適うわけがございません。
(まぁよいよいと言われ、ほっと胸を撫で下ろしました)
それでは、私はこれにて…

92 :
>>89
私は、遠い詠の国から来た者です。名は詠希。
国を追われて来ました。どうか匿って頂けませんか?

93 :
【姓】詠
【名】希
【字】東海
【身分】逃亡者
【官職】----
【容姿】
容姿はさながら、絵の中から抜け出てきた如し。
黒い真っ直ぐな髪は背の半ばまで達し、深みのある茶の瞳はさながら大地の
ような安らぎがある。
些か背が高めであり、ハスキーな声の持ち主。17歳。
【簡単な自己紹介】
東にある詠という小国の第三王女。上の姉二人(一人は腹違い)を差し置
いて、この王国に使節としてやって来たが、途中で一緒にいた使節代理が裏
切り、彼女に刃を向けて来た!
命からがら逃げ出した王女は、からくもこの国まで到達することが出来た。
たった一人で…。

94 :
>>92
へっへっへっ、世間知らずなお嬢さん。
そこの木陰でお話しねえかい?悪い気分にはさせねえぜ…。

95 :
>>94
近寄らないで下さい。
その手で触らないで。

96 :
【帝都・石邸】
>>91
そうかそうか
つまらぬ奴だ
我が石邸から仙女の一人でも出してみたいものだが
まぁよいよい
荊南に加え鎮江守と杭州の都統も引き入れたい
一つ上奏してみるか
暗愚な御主君さまが世の流れと文を読めるかわからぬが
>>89
【上奏】
臣謹んで上奏致します
我が帝国の要たる江南の地は未だ賊徒・蛮族が蔓延り、
開発もままならず上古よりの本来あるべき豊潤な土地柄を活かせておりません。
そこで臣が鎮江守、杭州の両都統を兼ね、
賊徒らを追討し開発を進め帝国千年の屋台骨を築きたく思う所存でございます。
我が親愛なる陛下には国のおかれた状況を正しく捉えた上での英断を、
民と社稷を思い恐れながらも頂きたく思います。
臣 左丞相・枢密使・荊南駐箚御前諸軍都統 石曾通

97 :
>>96
伯父上、田舎の峽州から出て参りました。ご指導よろしくお願いいたします。

【姓】石
【名】阿繧
【字】如春
【身分】------
【官職】------

【容姿】並以上の容姿で、敢えて欠点を探すとすれば些か痩せぎみという事だ。
【簡単な自己紹介】
地方に住んでいた、石曾通の甥っ子である。大人しく振る舞いも控え目である。
今年十二歳になり、伯父の家に預け置かれる事になった。

98 :
【帝都・石邸】
>>97
ん?なんだ?どうしたのだ?
侍従 「どうやら族子様が参られたとのことで御座います」
そうかそうか
ならばよいよい通せ通せ
してお主、阿繧といったか・・・
このような者が我が身内におったかな?
侍従 「峽州に参られたご兄弟のご子息とか・・・」
あ、ぉおぉお。確かに居った居った。
我も耄碌したものだ。
これでは御主君を笑えはしないものだな
いやいやよいよい
如春だな。お主。
そうかそうか
見ず間にあの赤ん坊はこんなにも大きくなったか。
いやいや結構結構
だがお前の父らは大きく出たものだ
12〜3の小僧ではまだ仕官は出来ぬ
我が傍においてもよいが見てのとおり我には敵もいる
お主にとってそれは試練になるかもしれないな

99 :
>>98
伯父上、思い出して頂けましたか。
如何にも如春でございます。
はい、父と母は私を早くから都の風に慣れさせたいらしく、急かされて
ここへ参りました。
伯父上に敵が?それは…官である者の宿命ですゆえ気には致しません。

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