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2013年01月恋愛サロン150: 俺の初恋の話をしたい (200)
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俺の初恋の話をしたい
- 1 :2012/10/12 〜 最終レス :2013/01/08
- 誰か聞いてくんね?
- 2 :
- 聞きたい
- 3 :
- どうぞ
- 4 :
- 式の日取りはいつですか?
- 5 :
- 成就してはいないんだがまあ聞いてくれ
- 6 :
- それで?
- 7 :
- 俺(山口)
高3 真面目なイジられキャラ。生徒会とかやってる。
想い人(和歌山妹さん)
高3 双子ちゃん。姉妹揃って学校のアイドル。俺とは違うクラス
- 8 :
- きっかけは今年の1月の暮れだ。
昼休みに廊下で友達とダベって、教室に戻ったら「山口くんの席だよね?」って書いてあったんだ。
俺のがっこ、時間割自由に組めるから移動教室が多いんだ。
誰かが俺の机使って、そんときに書いていったんだろう。
俺はストライプ柄が病的に好きで、学校に着ていく服とか鞄とか大概全部ストライプなんだよ。
そんなナリで生徒代表挨拶とかするから、まあ全校生徒俺のことは「なんかイタイ奴」として知ってるわけ。
それで、椅子にかけてた上着と、机に掛かってたカバンがストライプだったから、相手も俺の席と特定できたんだろう。
俺は古風にも文通が趣味だからすっげえテンション上がったんだ。
そして「そうだよ。どなた様?」って俺の机に書いたんだ。
- 9 :
- で、次の日学校行ったら机の字が消えてやがんの。
担任が消したんだろうな。マメな先生だから。
ちぇー、まあいっかーとか思ってたんだけどやっぱり気になって、
俺、自分の教室以外で授業受けるときは必ず「山口の席なりけり」って書いてから移動するようにしたんだ。
んじゃあある日移動教室から帰ってきたら机の上に紙が置いてあんの。
やった。手紙で返事きたか、とか思ってその紙みたら和歌山さん妹の小テストだった。3点だった。
なんだ忘れもんかよ。
でも、あれかいたの和歌山さん妹かもしんないな、と思って妹さんの教室に届けにいったんだ。
- 10 :
- んで、教室見渡しても妹さんがいねえから近くにいた子に
「和歌山さんは?」って聞いたら「休みだよ」って言われたんだ。
じゃあしゃあねえわなと思って小テスト持って教室に帰った。
和歌山さん姉とは同じクラスだったから、姉のほうに「これ妹さんに渡しといて」って言って渡した。
妹さんに「あれ書いたの君?」ってきこうと思ってたのにきけなかったからなんかもやもやしてさ、俺、ちょっと前から微熱あったの利用して早退したんだ。
妹さんが俺がやってるSNSやってたの思い出したんだよ。
俺のケータイネットできなかったから、家帰ってパソコンつけてメッセージ送信したんだ。
「風邪ひいてるときにごめん。俺の席に『山口君の席だよね?』ってかいたの君?違ったらすげー恥ずかしいんだけど」
って内容のメッセージを送った。
そしたらしばらくしたら「ふふ」ってだけ書いたメッセージとメンバー申請が届いたんだ。
俺は「?」ってなった。
見てくれてる人いる?
- 11 :
- まず高3で初恋ってどゆこと?
女に興味なかったのか?ー
- 12 :
- なかったことはないけど、女子を友達としてしか見れなかった。
恋愛小説とかもすごい好きなんだけど、そのせいで余計恋愛を空想みたいに思ってたんだ。
でも、ずっと「だれかといつか相思相愛になれたらいいな」っていうのは強く思ってた。
おれがぽかーんとしてるとまたメッセージが届いた。
「山口君、正解。山口君、いつもみんなの前で挨拶するのすごい上手だなっておもって、すごく尊敬してます。それを伝えたくて書きました」
見たいな内容だった。
俺のメッセも彼女のも、ほんとはもっともっと長いよ。
とにかく彼女は俺の生徒代表挨拶とか行事の司会進行をベタ褒めしてくれたんだ。
すっげー嬉しかった。
こんなにきちんと聞いてくれてる人がいたんだって。
それまで俺は妹さんと一度も話したこともなかった。
俺は美人を見るとまず萎縮するんだ。
和歌山さん姉とは席番号近いからよく話したけど、なんだか姉はすごい落ち着いてる人で、大人びてて、計り知れないひとだと思ってなんかびびってた。
それもあって俺は妹さんもなんとなく苦手だったんだが、この時、惚れた。
なんでと聞かれたらわからん。
美人にちょっと褒められたからだ、と最初思ったんだが、よくよく考えれば、常日頃から姉さんも俺をよくベタ褒めしていた。
「いいお父さんになるね」とかなんとか。
- 13 :
- まあ十中八九、シチュエーションに負けたんだと思う。
机に書置きってなんか素敵でしょ。
で、とりあえずこのときのやりとりはそれで終わったんだ。
でも俺はこの時は必死に自分が彼女にほれたことを否定してた。
相手はものすごい美人だ。
どんな人かはよく知らんけど、
和歌山さん姉はめちゃくちゃ多彩な人だから多分妹さんもそうだろうなと思ってた(事実そうだった)。
それに対する俺はどうだろうか。
外見がかっこいいでもない。スポーツができるでもない。
勉強も普通。
それと、自分でいうのもなんだが、俺はなんだか世間ズレしている。
テレビもほとんど見ないし、流行の歌も知らないし、服のセンスは前述の通りR的なまでにストライプづくしだ。
恋愛にも疎い。
当人たちは隠していたわけでもないクラス内のカップルの存在に何故か俺だけ気付いていなかったこともある。
結構なかのいいやつだったんだけど、「え?きみら付き合ってたの?」って言ったら周りの奴が爆笑してた。
「さすが山口!」
こんなやつがあの子と付き合えるわけがない。そう思った。
- 14 :
- 嘘つきが言霊wwww
- 15 :
- 誰かいるならバンバン口挟んでくれ。寂しいから。
でも、何せ初恋だ。
押しRような器用な真似ができるわけもない。
で、バレンタインデー。
俺は彼女が俺の机を使う授業の直前に俺の机にお菓子をつめこみ、机に「受け取ってください」と書いた。
我ながら意味わからん。男ですよ俺は?
次の休み時間に妹さんが俺のところへ来て、「ありがとう!これ、私もあげる」と言ってカップケーキをくれた。
もちろん俺の為につくったものじゃない。
女子っていっぱいお菓子作ってきて交換するじゃん?
つまり量産型を一ついただいたにすぎないわけだ。
無論、死ぬほど嬉しかったが。
しかしまあ直接話せないから机に入れるという大正時代の乙女みたいな作戦にでているのに、喋りかけられてもだな。。。
「あ、ありがとう」
これが精一杯だった。
一応言っておくが俺は女子と話せないとかではない。
イジられキャラだけあって女子とも普通に話せる。
「山口としゃべってると男子と喋ってる気しないわ」
これは俺と仲良くなった女子が必ず言う台詞だ。
今思えばだが、こういうのもあって、俺の初恋は高3になったのかもな。
- 16 :
- 「嘘つきが言霊」って何?無知ですまん。
まあ続き。
バレンタインのお菓子を渡したのはいいんだが、それでなんなの?という話だ。
「いっそ玉砕するか」
俺は腹をくくった。
いや、くくれんかった。
フラれるに決まってるからだ。
でできた恋文がこれだ。
「好きです。返事はいりません。怖いし。
貴女は優しいから、なんかこう、優しい慰めをいってくれそうな気がしてならないんですけど、マジで無視してください。
身の程は弁えているつもりです。俺はダチョウクラブじゃないので。マジで。」
我ながら情けないが、言い逃げしたのだ。
- 17 :
- 困ったことに返事が来た。
「自分をそんな風に言わないで。すごく素敵な人なのに。次会うときは笑顔で話してくれるとうれしいな」
これだから 美人は嫌なんだ。
綺麗にあしらってくる。
しかも余計に惹きつけるような文章で。
わかってたから返事いらないっていったのに。
「返事しないでと言ったじゃないか。いや、俺がヘタレなのが悪いんですけども。もうどうしていいかわからん」
あろうことか思っていることをそのまま返事として送った。
フラれたんだから黙ってりゃ良いのに。
- 18 :
- で、翌日。
一つだけ彼女と同じ教室でうける授業があったんだがきまずいのなんのって。
お互い言葉は交わさず。
まあ元から喋ったことなかったから当たり前なんだけども。
急に罪悪感が湧いてきた。
当たり前な話だが彼女は別に悪くない。
俺が勝手に好きになって勝手に告白して、勝手にフラれたのだ。
その彼女にあのメッセージは、無礼にもほどがある。
そもそも彼女とてほれられるとは思ってなかったのだろう。
俺はホモ説が浮上するくらいに、恋愛感情がないと思われてたから。
姉さんから俺のことは聞いていただろうし、まさか告白されるとは思ってなかったんだろうと思う。
繰り返しになるが、恋愛願望はあったんだよ俺は。
話が逸れたな。
とりあえず俺が悪い。
謝ろう。
ってことで、その翌日の夜にまた彼女にメッセを贈った。
「一昨日はごめん。平謝りしかできないけど、ごめん」
みたいな。
。
「いえいえ。昨日、ずっとどうしたらいいかわからなくて一回返事作って消したし。私は山口くんともっと仲良くなりたい」
って返ってきた。
はい、撃沈。
「もういいや。片思いでも何でもいい。好きです。すんません。そのうち頑張って話しかけます」
- 19 :
- こういうことがあって俺は叶わぬ恋でもなんでもいいからもがくだけもがくことにした。
したんだが、やっぱり彼女を前にすると緊張する。
全校生徒1200人の前では何の問題もなくしょうもない演説をペラペラ垂れ流せる俺の舌は、彼女一人の前だと微動だにしない。
学校で彼女と会っても目礼しかできない。
会話など不可能だ。
ちなみに、俺は妹さんに「姉さんには黙っておいてくださいよ。ってか誰にも言わんでください。羞恥心で死にます」と言っていたが、
妹さんは姉さんに相談していたらしい。
まあ俺もアホじゃないから(アホだけど)知ってるだろうなとは思ってた。
だから余計に姉さんのことは苦手に思ってた。
- 20 :
- で、とうとう三学期もおわっちゃって、春休みだ。
あ、さっき三年って言ってたのは今の話な。
この時点では高2。
そんなカンジが続いて、学年末テストも終わった。
細々とSNSのメッセのやりとりだけが続いた。
そんときに「俺君のおねえさん苦手なんだ。被害妄想なんだけど、見透かされてるかんじするんだよね」って言ったんだよ。
じゃあ終業式の日、体育館で体育座りしてたら後ろから和歌山さん姉が俺の背中をつついて
「見透かされてるかんじ、する?」
って言ってきた。
俺は言葉を失った。
妹さんめ。やはり言ってやがったか、とか思いながらもテンパりまくり
「別に悪意を込めて言ったのではなく、寧ろ逆で大人びてて怖いというか」
字別する俺。
「あはは」
楽しそうな和歌山さん姉。
なんとか家まで帰って妹さんにメッセ。
「言わないでっていったでしょう」
「ごめんごめん」
で、ろくすっぽ会話もできないまま春休みに入ってしまった。
- 21 :
- クソや朗は無視でどうぞ
- 22 :
- 学校がない。
会えない。
会ったって話できないんだが、会えないと会いたくなる。
で、デートに誘った。
我ながらビックリだ。俺にこんな度胸があるとはな。
「学校じゃなかったら貴女と話せる気がする。どこかで会ってもらえませんか?」
「返事、迷ったけど、会ってみないと山口君のこと知れないしね」
以外にもあっさり承諾された。
- 23 :
- 濃厚な山口スレ
- 24 :
- 嘘が言霊って中傷する言葉なの?
ありがとう。書くよ。
で、承諾されたのはいいんだけど、デートってどうやんの?どこいくの?服装は?
「喫茶店はどう?」
「喫茶店て(笑)余計に緊張しそうじゃない?」
「水族館はどう?」
「私魚苦手なんだー。ごめん!」
「ショッピングモールは?」
「高校の友達いっぱいいそうじゃないかなあ?」
駄目だ。経験地0の俺には手におえない。
でどうしたかっていうと、向かいのマンションに住んでいる従姉に土下座した。
- 25 :
- 正直この従姉は俺は苦手なのだが、頼れるのは従姉しかいない。
友達には口が裂けても好きな人ができたなんていいたくない。
恥ずかしいんだもの。
「デートってどうするの?喫茶店かっこ笑って言われたんだけど」
「喫茶店って…お前はどこの昭和人間だ。カフェに誘え」
「一緒じゃねえか!」
「違うわボケ、Rぞ」
で、結局おれは従姉に教わったカフェ「おとぎ喫茶アブラカタブラ」(店名は文字った)へ行くことにした。
「喫茶って書いてるじゃねえか」
そう思いつつも従姉を信じ
「カフェはどうかな。『おとぎ喫茶アブラカタブラ』っていう店があるらしいんだけど」
とメールを送った。
すると
「アブラカタブラ、検索してみた、すっごい可愛い!ここがいいな!」
いいのかよ。
これは世間ズレしている俺が悪いのか?
- 26 :
- で、だ。
とりあえず日程と場所は決まったが、まともな服を持ってない。
いや、ストライプの服一点ずつはけしてへんな服ではないんだが、まともな一式がないというか。
従姉は普段の横柄さからは創造できぬほどに世話を焼いてくれた。
服も買ってくれたし靴も鞄も買ってくれた。
「百倍にして返せよ」
「がんばるよ」
で、当日だ。
- 27 :
- 俺と彼女の家は駅二つ分はなれているんだが、とりあえず彼女の最寄り駅で待ち合わせをした。
で、俺は20分くらい前に待ち合わせ場所についたんだが、
そこにきたのは和歌山さん姉だった。
双子だからそっくりだけど、流石に好きな人の顔くらいわかる。
「ほわい!?」マジでほわいって言ってしまった。
なに?ドッキリ?
「あれ?山口君、あの子ホームの方行ったよ?」
「え、あ、そう?ありがとう」
よく分からないまま俺は走ってホームの方へ逃げた。
なんぞ?なんぞ?
駅のホームへ行くと確かに妹さんはいた。
「あの、今お姉さんと会ったけど…」
「ええ?」
すると俺が降りてきた階段から姉さんが降りてきた。
何、ついてくるの?そんなアホな。
「なんでくるのよー」
「私は別に用事があるもん」
本当に姉さんは用事があるらしく、来た電車にさっさと乗り込んだ。
「山口君、違う車両のろう」
「ああ。うん」
心底ほっとした。
- 28 :
- 続き気になる
- 29 :
- 電車はすいていて、二人とも座れた。
隣に妹さんが座っている。やばい。
これは犯罪じゃないのか。
こんなんいいの?
かなりテンパっていたが、なんとか会話はできた。
「山口君、ほんとに学校だと話してくれないね」
「あー、うん。なんでだろね。話したいんだけど」
無論緊張しまくっていたが、沈黙の方が怖いので常に喋っていた気がする。
で、なんとか目的地にたどり着いた。
おとぎ喫茶というだけあって、かなり可愛らしい店だった。
俺はカレーを食べた。
彼女は、えーっとなんだっけな。
多分サラダとパンのセットを食べてた。
で、従姉に言われたのが「ホットケーキを頼め」だった。
器が非常に可愛いらしいのだ。
「山口君、猫舌?」
「あ、うん。超猫。あの、ええと、ホットケーキたべない?」
「うん。食べよう食べよう」
たいへん不自然だがなんとか注文した。
あほなことに一つしか注文しなかったんだが、これが功を奏して半分こした。
彼女も「可愛いね」とか「美味しいね」とか言ってた。
- 30 :
- 好きな人と電車で隣!!
いいなぁー
- 31 :
- ご飯を食べ終わってからイロイロ話をした。
お互いの趣味とか。
俺はさっき言ったように文通が趣味だ。あと読書。
今はヘッポコだが、いつか作家になろうと思っている。
こんなんどうでもいいな。
彼女の趣味は写真をとることと料理をすることと、あと語学。
外国の文化に興味があるんだってさ。
なんかもう、すごいよな、本当。
で、話もひと段落して、
「こ、これから、どっかいく?」
「どっちでもいいよ」
笑顔だったから、俺は了解ととった。
で、会計。
従姉には「フラれたんだろ?絶対に奢るな。重い」と言われたが、男として払わんわけにはいかん。
サイフを出して払う払うと言う彼女を無視して会計をした。
先述の通り昭和人間の俺は好きな女子に金を出させるというのは我慢ならんわけである。
結局ショッピングモールに行って、小物屋さんとか、食器屋さんとかを見て回った。
彼女が「これかわいー」とか言っている食器を見る限り、案外、趣味はあうようだな、とうぬぼれたりした。
で、時間も経って、お開きになって、一緒にまた彼女の最寄り駅へ帰った。
- 32 :
- で、駅。
「あ、あの、言いたいことがある!」
彼女は俺のほうを見た。
やばい、わかってたが美人過ぎる。怖い。
「あの、だからなんだよって話なんだけど」
まだ予防線を張る俺。
「口で言わないと、と思って。そのやっぱり俺は、君が好きだ」
なんも言うなよ。
だからなんだよって話なんだけど、っていったからね。俺言ったからね。
「ありがとう」
はい、フラれた。2回目。
曰く、中学を卒業してすぐ、彼女は仲の良かった男子に告白されたんだそうだ。
彼女はそれを受け入れた。
その男子はラグビー(だっけ。忘れた)かなんかで推薦で遠くに引っ越した。
遠距離恋愛だな。
彼女は友達としてはその男子が好きで、付き合ってるうちに恋人として見れるかなと思ってたけど、
そんなことはなかった。
それを伝えると、男子は「それならもっと早く言って欲しかった」と言ったらしい。
で、そのせいで今は恋愛に慎重になってるから、ごめん。
- 33 :
- 真白ですよ。もう。
「ああ、いや、その付き合ってってことじゃないよ。そんなの幸せすぎて耐えらんないし」
嘘では、ない。
彼女とメッセの交換だけしてれば、まあ、幸せ、だったし。
そんなかんじでその日はお開き。
家に帰ってから思った。
俺は予防線を張った。
でも彼女はそれを飛び越えてフッた。
あれれ。
これ、もう全部終わりじゃないの?
メッセもダメじゃないの?
俺はパニクった。
どうしよう。やばい。
結果、奇行に走った。
「あの、あれってもう全部終わりってこと、かな?もし、俺がまだ嫌われてないなら、俺の恋人(仮)になってはくれまいか。
好きでいてくれなくったっていい。何にも言ってくれないで良い。貴女が俺を嫌いになるまで、貴女に誰か好きな人ができるまで、俺を、とりあえず恋人って思ってはもらえないだろうか
さっきはああいったけど、貴女と一緒にいたい。ドン引きだろうけど、いっそ結婚したいくらいの気持ちだ。」
これを、送った。
西野カナどころのさわぎじゃねえ。
贈った瞬間死にたくなった。
- 34 :
- しかし俺の自殺願望はさらに指数関数的に増加する。
贈った瞬間、彼女から入れ違いでメッセージが届いた。
「今日は楽しかったです。ありがとう。これから受験受験ってなるけど頑張ろうね!」
別に彼女は「全部終わり」とは言ってなかったのだ。
やっべえ自爆した。
俺は即座に追伸を送った。
「ちょっと待って!今のメッセなし!なかったことにして!」
- 35 :
- まだ見てくれてる人いる?まあとりあえず書く。
20分後くらいにメッセが届いた。
「今の山口君の手紙、すっごいうれしい。泣きそうになった。
本心から言ってくれてるのがすごい伝わったし。
でも、ごめん。今は自分の事に精一杯だから。
山口君とはなんでも話せる様な仲になれたらなって思う。
これ、山口君にはつらいなら、ごめん。
山口君は自分では不釣合いってずっというけど、そんな風に思わないで。」
- 36 :
- 振られた。3回目。
「辛くない。俺は貴女が俺のほうへ寄り道する余裕ができるまで友達として待ちます。貴女が許す限り、片思いします」
いやつらいけどね。辛いとはいえないですよ。
「ありがとう。また山口君のメッセージ、楽しみにしてるね」
後日従姉に首尾を報告しこっぴどく叱られた。
「アホかお前は。何故告白する。どうやったら知り合って2ヶ月たらずで三回振られる?奇跡な。奇跡」
まあ、アホなんだよな。
- 37 :
- で、新学期。
和歌山姉妹のどちらとも違うクラスになってしまったが、
案外世話焼きだった従姉が次なる一手を授けてくれた。
「私、その双子に会いたい」
「はあ?」
「私がどうしても会いたいって言ってるって行って誘いだせ」
「あ、うん?」
もはやわけがわからんが、藁にもすがる思いで俺は従姉の言うとおりにした。
俺はよく従姉の奇行を話のネタにしていたので、和歌山さん姉妹は従姉のことは一応俺から聞いて知っている。
和歌山さん姉妹にメッセを送った。(お姉さんのメアドは知ってた。同じクラスだったから)
「うん私達もお姉さん(従姉)に会いたい」
またも、了承された。
- 38 :
- もうこんな時間か。
半端だけど寝るわ。
また明日の朝書くから良かったらみてくれ。
なんか思ったこととかあったら書いといてくれるとうれしい。
- 39 :
- おつかれ。
明日楽しみにしてるぞいノシ
- 40 :
- おはよう。
続き書くよ。
- 41 :
- 従姉のむちゃくちゃな案に乗っかって、
和歌山さん姉妹と俺と従姉という意味のわからん面子でアブラカタブラへいくことになったわけだが、
冷静になって考えると、従姉をあの姉妹に会わせたくない。
基本的に俺の家族親族はみんな変人なんだ。
先述の通り俺も世間ズレしてたりストライプ柄に執着するRなわけだから、それが育った環境もそれなりなわけだ。
しかしまあ、今更従姉に来るなとはいえないし、和歌山さん姉妹は従姉に会いたくてくるわけだから、もうどうしようもない。
- 42 :
- 待ってました!
- 43 :
- で、当日。
アブラカタブラに現地集合だったんだが、
和歌山さん姉妹がなかなか来ないから和歌山さん姉に電話してみたら、道に迷ったらしい。
うん。お姉さんの電話番号は知ってるんだよ。同じクラスのよしみで。
妹さんのケータイのアドレスも番号も知らないのに。
でまあ、俺が姉妹を迎えにいって、アブラカタブラへ行った。
席へ座るとき、姉さんのほうが妹に「山口君の向かいに座りなよ」とか言っていた。
妹さんは「いいの!」とか言ってて、結局俺の向かいには姉のほうが座った。
まあなんでもいいですよ。
従姉は「わあ可愛い子!ちょっと、あんた。いい学校生活送ってるなー」
とおっさんみたいなことを言っていた。
なんべんも言うけど、ほんとに美人なんだよ。惚れてる俺の贔屓目ではなく。
姉妹は従姉に大学入試の質問とか大学ってどんなかんじかーとかを質問していた。
食事も終わって、ちょっと歩いて街のほうへいって、また小物屋とかを見て回った。
- 44 :
- ありがとう。一人でも見てくれてるみたいでうれしい。
書きにくいから、下の名前とかも言っとくわ。もちろん偽名だけど。
俺 山口明幸(あきゆき)
妹さん 和歌山空(そら)
姉さん 和歌山桜(さくら)
従姉 北野真奈美(まなみ)
で、小物屋で空さんが「これかわいー」って指輪を見てたんだ。
従姉が「うん。似合いそう。空ちゃん。それ、明幸に買ってもらい」
「え、いいですいいです!」
キョドる空さん。
「さあ明幸、レジへ行け」
2000円くらいだったかな。まあ、買った。
今思えば俺はなんてことをしたんだって思うな。アホか。
そんなに気に入ってなかったのかもしれんし。
ほら、女子ってとりあえず「かわいー」っていうじゃん。
以後彼女が俺が買った指輪をつけてるのを見たことがない。多分これはひかれたな。
「桜ちゃんも明幸に何か買わせておくといいよ。休日にこんなアホにつき合わされてるんだから」
桜さんは「い、いいですいいです」とか言って、結局何も買わなかった。
- 45 :
- で、だ。
小物屋をでて、アイスたべたりして、二時過ぎくらいに真奈美が「あ、私ヤマハのレッスンの時間だ」
とか言って帰った。
真奈美が帰ると、桜さんが
「えーっと、帰ろうか?」
「え」
真奈美が帰ったらもうお開きですか。
「あ、違うよ。私が。お邪魔でしょ」
桜さんは気を使っていたようだ。
しかし空さんは「か、帰らなくていいよ!」と言い
俺もコクコク頷いた。
学校にいると話せないわけだが、二人きりで話すのもこの時はまだすごい緊張してたんだ。
俺と、空さんと、桜さんが肩を並べて街を歩いている。
今世紀最大級に意味不明な図だ。
高校の男子に見つかったら殺されても文句はいえない。
生徒会長が学校の美人の双子連れて歩いてるって、マンガかよ、とか思ってた。
- 46 :
- 二人とそれなりに会話しながら「どこ行こうかー」とか言ってたら、
空さんが「山口君、ドンキホーテ行ったことないんだってね」と言った。
あ、俺は関東にすんでるんだけど、ドンキホーテって全国にある、よな?
「ええ、すごいな山口君。ドンキホーテ行ったことないの?」と笑う桜さん。
「じゃあ行こうかー」
俺もかなり方向音痴で姉妹もあまりその辺に詳しくないらしくて
迷いながらドンキホーテに行った。
ちょっと離れる。すぐ戻る。
- 47 :
- ドンキ何年か前にできた(田舎
- 48 :
- ドンキwwww
- 49 :
- ドンキホーテで
空さんは「ウーパールーパー嫌い…」とか言ってたり
桜さんはライトのスイッチ押したら振動するやつ(わかる?)にビビったりしてた。
桜さんが「コスプレのコーナー行こー」とか言っていったんだけど、なんかやらしーのばっかで気まずくなってすぐ退散した。
でまあそんなこんなで時間も経って、晩御飯食べに行った。
- 50 :
- いい感じじゃん
- 51 :
- で、パスタ食べに行って三人でご飯食べて学校の話とか、普段何してるかとか、当たり障りのない話してたな。
桜さんと空さんの声が微妙に違うこととか、性格も案外真逆なところとかわかって面白かった。
で、会計。
真奈美には「おまえ次奢ったらRよ」と言われていたが(指輪はかわせたくせに)、
レジにたつとそうは行かない。
男はわかってくれるよね…?
サイフ出して「出すから!払うから!」と喚く二人をなんとかなだめてすかして会計をした。
で、帰ろっか、ってなった。
すると桜さんが「あ!私まだここに用事あるんだった!」
「は?」って顔をする俺と空さん。
「いや、全然!そういうのじゃないから!ほんと!用事あるから!」
そういって桜さんは大通りのほうへ消えた。
「べつに何にも言ってないのに」
思わず口に出してしまい、隣の空さんは噴き出した。
なんていうか、ほんとマンガみたいだった。
マンガみたいじゃないのはこっからだ。
- 52 :
- wktk
- 53 :
- せっかく桜さんが二人きりにしてくれたわけだが、だからなんだと言う話だ。
告白しろってか?
こっちは三回フラれてるんだよ。
結局さっき三人でしてたような話を二人でしながら帰った。
どころか、「山口くんはうちの高校で誰が一番カッコイイと思うー?」とか聞いてきた。
「えーと、有馬くんと東くん」
「あー、東くんカッコイイよねー」
イジメ?イジメ?
こんなかんじ。
- 54 :
- せつない∵`
- 55 :
- で、帰った。
やっぱりあそこで何かいうべきだったんじゃないのか的な後悔が押し寄せた。
「今日はありがとう。楽しかった。指輪とか、押し付けがましくてごめん。
やっぱり俺、貴女のこと好きです。あ、『へー』って思ってくれたらいいから」
とメッセを送ると、また入れ違いでメッセが届いた。
「今日はありがと。全部可愛かったし、楽しかったし、嬉しかった!真奈美おねえちゃんによろしく!ほんと、ありがとうね。」
- 56 :
- ちょっと俺のメッセージそのまま載せるわ。
もちろん名前は弄ってるけどな。
いつもこんな感じなんだ。
重いけど、まあ生暖かく読んでくれ。
- 57 :
- こんばんは。
今日はお忙しいのにどうもありがとう。
このメールの文章は途中に「※」がありますが、この「※」がある部分は、「うわあ、引くわあ…」と思われるであろう部分です。
先にこう言っておくことで予防線を張ろうとしています。※
今気付いたのですが、貴女が本当に引いたところに「※」が無かったら目も当てられないことになりますね。
その時は「あ、付け忘れたんだな」と思ってください。※
今回もなんだかグダグダさせてしまってごめんなさい。
しかも今日は一日中連れまわしてしまいました。
前に貴女にした話と同じ話をし続けてしまったり、何度も道を間違えたり、移動中に黙ってしまったり。枚挙に暇がありません。
しかしやはり今回も、私はたいへん幸せでした。
幸せすぎてどうにかなりそうなくらいです。
ちょっぴり詩的な表現をすると、「致死量の幸福」。※
無神論者の私も神様に感謝の祈りを捧げたくなるくらいに、今日はとっても楽しかった。
しかしその神様というのが真奈美だというのですから、世の中って理不尽ですね。
(#真奈美の持ちネタで「私、神だから!」ってのがあるんだ#)
貴女は私がアクセサリーのお金を出させていただいたとき、お優しくも「ごめんな」と仰った。
けれども謝るべきはどう見ても私です。
貴女が買おうとしたものを私が奪って会計を済ませて、貴女に押し付けた。
なんという我侭な。
ごめんなさい。
それでもやっぱり、貴女に何か渡せたということは非常に嬉しいことです。※
しかしどうかその指輪を私が買ったということはお忘れください。
真奈美の言ったとおり、せっかくの指輪にケチがついてしまう。
あくまであの指輪は貴女が買ったのです。
ところで帰り際の桜さんの計らいには驚きました。
あんなにマンガみたいな気の遣い方を私は初めて見ました。
なんとお優しい方でしょう。
というか彼女はもしかして私が玉砕したことをご存知でないのですか?※
いや、この疑問には答えないでください。本当に。
私は桜さんがせっかく気を遣ってくれたのだから、何か言わないと、と思いました。※
しかし私には、貴女にミラクルヘヴィメッセージを送ってしまった前科がある。
そう思うと何も言うべきでないなと思って何も言えませんでした。
直接言わなかったくせにまたも文章でこういうことを言うのはとっても情けないことだとは思うんですけれども、やはり私は貴女が好きです。※
もちろん、だからどうこうというわけではございません。※
私は貴女の友人でいられることを心の底から嬉しく思っています。
もしかしたら私はこれからも貴女にこういうことを言ってしまうかもしれないですけれど、ええと、その、許してください。※
許せる限り片思いさせておいてやってください。※
これは前に言った「恋人(仮)にしてください」とかとんでもないことを言っているのではありません。
「ただただ『へー、そうなんだ』と思っててください」という意味です。
なんだかまたなにやら重い感じになってしまいましたが、そんなつもりではなかったのです。
己が不器用さを呪います。もっと楽しい文章にしたかったのに。
ともあれ、貴女とお話ができて、今日はとっても幸せでした。
本当にありがとう。
ではまた。
- 58 :
- で、またメッセが返ってきた。
「山口君らしいね。ほんとに嬉しいよ。そんなに幸せになってくれてよかった」
- 59 :
- 長い。
そして重い。
- 60 :
- 桜さんとも、「今日はありがとう」みたいなやりとりをした。
でこのあとは特に進展らしい進展もなく、また学校で会って俺がガッチガチに緊張しながら目礼し、
空さんが笑顔を返してくれる、たまにメッセージのやりとりをするいう日常が戻ってきた。
- 61 :
- うむ。
自覚はある。
5・6月はとくになんにもなかったな。
しいて言うなら授業参観に来た和歌山さんのお母さんが「こないだはありがとうね」と挨拶しにきてくれたくらいだ。
あ、いや、あったわ。
一回メッセが返ってこなかったことがあった。
やべえ、ついに嫌われたか。俺が何をした。思い当たる節がありすぎてやばい。
桜さんに「何か聞いてませんか?あ、俺がこんなん言ってるって空さんに言わんでくださいよ」と聞いてみた。
すると桜さんが「今聞いたら、なんかウォーキング中にメッセージ見て、返すの忘れてたらしいよ」
いや言わないでっていったじゃん。
「で、ここで山口くんにプレゼント!」
- 62 :
- メールをスクロールしたら、
「はい!空のアドレス。ちゃんと許可とったから大丈夫だよー」
こうして俺はやっとメアドを手に入れた。
- 63 :
- うん、同じ境遇?みたいなかんじ。
俺 リアルバイ
にょん 年下 ちいさい。かわいい俺の天使
イケメン 運動オンチ
にょんとも かわいい イケメンの知り合い
- 64 :
- 1年の時にイケメンとクラス一緒になって、1ヶ月でキスした。ホモパートはここで終了。
2年、特になにもなかった。あ、イケメンに彼女ができた。
3年、1年の可愛い子漁ろうとイケメンが提案。さすがイケメン。おまたもぶらり途中下車だ。
- 65 :
- すぐに可愛い子をみつけた。みょんだった。なんの接点もなく、イケメンにあの子かわいいと告げてその日は終わった。
次の日、イケメンがメアド貰いに行こうと。さすがイケメン、下半身もぶらり途中下車だ。
ここでひみつ兵器美少女みょんともが登場。イケメンの幼馴染だそうだ。
- 66 :
- で、7月の頭。
俺の誕生日。
朝起きると空さんから
放課後、係りの仕事で教室で作業してたら空さんがきて、
「誕生日おめでとう!山口君にとって素敵な一年になりますように」
とメールがきていた。
それだけでも嬉しかったんだが、放課後、ちょっと係りの仕事があって、
教室に居残ってたら空さんがきて
「誕生日おめでとう。これ、桜と二人から」
といってプレゼントをくれた。
「あ、ありがとう!」
ストライプ柄の水筒だった。どこで売ってたんだこれ。
すごく嬉しかった。今も愛用してる。
返ってから桜さんにお礼のメールをしたら、
「喜んでくれてよかったー。それ、空が選んだんだよ」
と返ってきた。
その後地元のやつらが催してくれた誕生会で顔面にケーキを叩きつけられて
鼻血がでて顔が血とクリームで大惨事だったが、今年の誕生日が人生で一番最高の誕生日だったよ。
- 67 :
- みょんとみょんともはクラスは隣、電車が同じ。結構仲はいいようだ。
メアドください。、すぐにくれた。
人生初の女の子のメアドげっとぉぉ。
ではなかったけど、かなり嬉しかった。
- 68 :
- うん。メアドゲットもかなりうれしかったな。
でだ、7月終盤は「最近なんだか眠れないんだ。進路が不安で」って空さんが言ってて、
何故か家にあった「よく眠れるCD」なる怪しいCDをあげた。
数日後、また桜さんが教室に来て、お礼にお菓子とディズニーのメモ用紙書いた手紙をくれた。
手紙はサイフに入れてお守りっぽいかんじにしてる。
自分で自分がこええ。
- 69 :
- その日の夜にメールして、お昼を一緒に食べることになった。(それまではイケメンじゃない男子と食べてた。)
二人だけで食べた。幸せすぎて死ぬかと思った。隣に座ってたので、ブラが見えた。幸せ過ぎて死ぬかと思った。あと、勃った。
死ぬきで高田ジュンジの裸を思いRを鎮めようとした。
イケメンの裸でてきてRした。。
Rは時が解決してくれて、ご飯の時間も終わり、にょんが、『明日もここ集合でいいですか?』
Rした。即返事おkした。
- 70 :
- 次の日。デートに誘ってみた。おk貰った。
その日もブラみえてた。Rした。
で、デート当日、先方の希望により、制服でーと。イオン行った。イケメンがいた。。
- 71 :
- そのあと、海に行って告白した。ここまでたった5日間。おk貰った。幸せ過ぎて死ぬかと思った。Rした。
で、1年後。俺は大学へ。遠距離恋愛の始まりだった。隣の県だけど。
- 72 :
- で。いまに至る
- 73 :
- 何が同じ境遇か、サクサクじゃん。海てあんた。まあ、続きかくわ。
- 74 :
- 8月。
こんどは和歌山姉妹の誕生日だ。
この頃から俺は彼女と同じ予備校に通いだした。
同じ予備校っていっても、映像授業を自由に受けに行くから、ごくたまに席がとなりになるくらいだった。
夏休みだから、学校ではあえないので、予備校の近くに来てもらってプレゼントを渡した。
可愛らしい革製品屋で店員に勧められるがまま購入したプレゼント(ストラップとか)を渡すと彼女はにこっと笑ってありがとう。
って言った。
桜さんのぶんも空さんに渡した。
俺はこの時「またどっかへ誘ってもいい?」と聞きたかったが面と向かって話すのが久しぶりすぎて、
全然話せなかった。
美人過ぎるし。
- 75 :
- で、結局また翌日にメールで「俺は貴女がすきなのでまたお誘いしても?」と送った。
ら、「昨日はありがと。私は山口くんと一生お友達でいられたらいいなって思うし、
またどこかへ誘ってくれるなら一緒にお喋りしたいけど、山口君はつらくないの?
山口君のメールすっごい嬉しいけど、読んでてなんだか切ない。悪い意味じゃなくてね。」
と返ってきた。はい。4回目。
「一生お友達」。わかりやすい失恋ワードだな。
ここまでされて諦めない俺はもうもはや正真正銘のストーカーだろう。
「そりゃ辛いですけど、それでも好きなんです。幸せの方が大きいから、大丈夫です。じゃあ、そのうちまたどこかへ誘います。」
- 76 :
- 失ったもんはでかいが、得たもんもでかいな。
さて何処へ誘おう、と思っていたら、
またメールが来た。
「そっか。じゃあ、うん。よかった。私も誘っていい?今度引っ越すんだけど
、お母さんが、荷物が片付いたら山口君をよんで皆でご飯たべようって言ってるんだけど、いいかな?」
うお、マジか。
家?行くの?いいの?
俺はもちろん「是非伺います」と返した。
- 77 :
- ん?引っ越し??
- 78 :
- で、9月。
彼女はAO入試だから、前みたいに一日中つれまわすわけにはいかないな、と思って、
予備校の近くのドーナツ屋へ誘った。
文化祭も終わって一段落して、平日の放課後に学校から二人で一緒に電車に乗って予備校の近くのドーナツ屋へ行った。
二人であるいていると同級生にじろじろみられたが、
空さんは誰にでも結構気さくに話す人だし、俺はホモ説浮上するくらいだから、
翌日以降誰かに何かいわれるようなことはなかった。
二人で他愛のない会話をした。
この頃になると、二人きりなら緊張せずにはなせるようになってて、すごく
楽しかった。
ドーナツ屋のタダ券を真奈美に貰ったていたから、会計は大丈夫だった。
で、家に帰って幸せだったなーとふわふわしていると、空さんからメールがきた。
「今日はありがとうねー」
「いやいやこちらこそー」
みたいな感じでまた学校でーみたいな感じでやりとりは終わった。
しばらくすると、またメールが来た。
「やまぴとすっごい楽しかったよー」
「「やまぴと」?ってなんですか?」と返すと、
「ひー!ごめん!今お母さんとしゃべりながら桜にメールしようとしてたら間違えて送っちゃった!桜とたまに山口君のことやまぴって呼んでます(汗)」
と返ってきた。
俺も一度だけ友達に送るメールを間違えて空さんにおくってしまったことがあったので、まあ、あいこだ。
まあでも、桜さんにメールするくらいだから
ほんとに楽しんでくれてたのかな、と思えてすごい幸せだった。
- 79 :
- あ、引越しはすぐ近くにだよ。
二駅離れてたのが一駅になったんだ。
自転車で10分くらいでいける距離になったんだ。
で、今その家に誘われるのを待ってるところだ。
こないだ「そろそろ片付きそう」って言ってて、今テスト期間でこっからはずっと土日は模試続くから、来月くらいかなあ、と思ってる。
お父さんとかいたらどうしよう…とかいろいろ妄想してる。
やっと書き終わった。
- 80 :
- これからはなんかあったらこのスレで報告しようかなと思う。
- 81 :
- 報告楽しみにしてる♪
- 82 :
- やまぴ可愛い(´∇`*
- 83 :
- 今日は何もないのか?
- 84 :
- さっそくあった…。
今ケータイ見たら桜さんからメールがあったんだ。30分ほど前。
「今家にいる?」
「ごめんなさい!今気付いた。います!」
「さっき空とお母さんとウォーキングしてて山口くんちの近く通ったからお話したいなあって思って。また来ます(笑)」
- 85 :
- くっそ…!
カレー食ってる場合じゃなかったんだよ!
何が「母さん、このジャガイモ超うまい」だ!Rぞこのヘタレ!
あーー!千載一遇のチャンスを!
- 86 :
- あららw
どまどまb
- 87 :
- あったことをありのまま話すぞ。
千載一隅のチャンスを!
↓
和歌山母のケータイで桜さんがラインかけてくる。
↓
「私の家から山口君ち見えるんだー」(俺の家はかなりでかいマンションなため)
↓
「ベランダでてみてー、双眼鏡で覗いてみるからー」
↓
「やっぱ見えないねー」
↓
「ばいばーい」
なにこれ。
- 88 :
- あ、ラインの通話な。
和歌山姉妹はガラケーなのでラインしてない。
っていうかメールしてくるのもラインかけてくるのも桜さんという不思議。
- 89 :
- クソピー、汚〜い
- 90 :
- クソピー?なんで……?
会話内容↓
「今度山口君ちいかせてー」
「頑張って片付けるよ」
「部屋に入れてくれるのー?」
「いや、片付けたら俺の部屋に全部リビングのごちゃごちゃを格納するから、俺の部屋は無理、かな」
「ふーん」
空さんと一言も交わせないもどかしさ。
- 91 :
- 恐らくこれからはしばらくは動きないかなあと思う。
テスト中は登下校の時間時間割によってバラバラだし、空さん予備校にあんまりこないから、
会う機会ほぼないし…
なんか質問とかしてくれたら答えられる範囲で答えるよ。
答えられる範囲で。
- 92 :
- たまに謎の人入るね
- 93 :
- ?なんのこと?
- 94 :
- ごめ。理解できた。
ってかさっきまで緊張しすぎて今すっげー気持ち悪い。
カレー吐きそう。泣きそう。
- 95 :
- 緊張しすぎて体調悪くなるの
すごい分かる´`
安静にね
家近いんだね
- 96 :
- メンタルが寒天くらい脆いんだ。
いろんな式典で挨拶とかするけど、何回やっても慣れないし…。
ありがとう。
近いよー。自転車で10分ほどだからね。
- 97 :
- 1は進学希望?
- 98 :
- 私だったら男友達に>>57みたいなメールもらったら
嬉しくて嬉しくてそれだけで付き合っちゃいそうw
私自身が重いからかwww
双子姉妹、いい子たちだね。
- 99 :
- うん。
志望校は空さんと同じ。学部も一緒。
学科は違う。
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