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2012年6月創作発表87: 【押忍】時間を自発的に区切ってうp【激熱】part.2 (200) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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【押忍】時間を自発的に区切ってうp【激熱】part.2


1 :10/08/12 〜 最終レス :12/05/26
・創作宣言しやがれ!制限時間も忘れずにな!
・制限時間分創作したら出来たところまで晒せ!書きかけ上等!
・活動は絵でも文でも漫画でも料理でも立体でもなんでもいい!
・前に創作した続きからでもいいぜ!別スレからの持ち込みも歓迎だ!
・いいなてめぇら!とにかく制限時間を過ぎたらうpだ!
前スレ:【押忍】創発!時間を自発的に区切ってうp【激熱】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1241716220/

2 :
>>1

3 :
10分

4 :
『月』
始まりは小さな想い。
全てのモノには魂が宿ると言うけれど、どうだろう?
私の魂は、あなたの瞳にどう映っているのかな。

湖畔に映る、銀の月のように。

あなたが私をそう見ていてくれればいいと思った。
私はあなたにそう映っていればいいと願っていた。

あなたの心で私は変わる。

あなたが笑えば私も笑い、
あなたが泣けば私も泣いた。

私は月になりたかった。
そうすれば、太陽よりは強くなくとも、あなたを照らすことが出来るでしょう?

覚えてる?あの日の誓いを。

あなたが忘れていても、私はきっと何時までも覚えているよ。

あなたを守っていくと決めた私の言葉を。

あなたがいつも笑っていられるのなら、
私は夜であることを捨ててしまえるよ。

5 :
一時間

6 :
http://loda.jp/mitemite/?id=1309.jpg

7 :
時間に追われてやるもんじゃねーな

8 :
おいしそう
お腹空いた

9 :
今さら気付いた
加熱系のお菓子って
「できてからしばらくそのまま冷ます(下手すりゃ一晩)」
ものがけっこうあるから
こういうスレには向いてねぇや
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

10 :
リハビリ
二十分
お題:今、目の前にあるコーラ(ゼロカロリー・カフェインゼロ)

11 :
「あー! いけないんだー! コーラってカフェイン入ってるから、夜ねる前に飲んだらダメなんだよ!」
 ……また、何かカナミの奴が、どっかでいらん知識を聞きかじってきたらしい。
 小学生って奴は、どうしてこう知った事をすぐに他人に伝えたがるのか。
 僕は飲んでいたコーラから口を離し、椅子を回転させて、カナミの方へと向き直った。
「なんだ? 寝る前にコーラ飲むと、小便でも漏らすのか? お前みたいに」
「もうわたしおねしょしてないもん! 何年前の話してるのよ!」
「はいはい、そうだな。昨日の朝、情けない声で『おかーさーん……』って母さん達の所に行ってたのは、
 おねしょしたからじゃないよな、はいはい」
「……な、なぜそのことをぉ?」
「昨日は部活だったので、僕も朝はやくに目が覚めていたのだ」
「で、でも、おねしょじゃないもん! ちょっと漏らしちゃっただけだから、あんまり濡れてないし、
 おねしょじゃないもん! ホントだもん!」
「はいはい、お兄ちゃんは優しいからな。そういう事にしておいてやるよ」
 しかし、小学生になったというのに、まだお漏らしとは……我が妹ながら、すこしばかり
将来が心配になるような気もしないではないな。
「お兄ちゃんのその顔、信じてない顔だ!」
「何を言う。この純真無垢な瞳を見よ」
「白目が充血しててキモい……」
「さっきまでDSしてたからな。あとキモいとか言うな。素で傷つく」
「ふーんだ、お兄ちゃんなんか、コーラ飲み過ぎておねしょしちゃえばいいんだ! カフェインには
 りにょーさよーだってあるんだから、ほんとにおもらししちゃうんだからね!」
 ……なんだ、今のちょっと可愛かったぞ。
 よし、もう一回言わせてみよう。
「なんだ? どんな作用があるって?」
「りにょーさよーだよ! おしっこしたくなっちゃうんだからね! 夜ねる前に飲んだらおもらしまっしぐらだよ!」

12 :
 ああ、やっぱりちょっと可愛い。真っ赤な顔して『りにょーさよー』って言ってる所がいい感じだ。我が妹
ながらうい奴め。リアル妹でも、可愛いと思えるときはある。そんな良い例だ。
 無論、普段は小生意気なガキだが。
「残念ながら、お兄ちゃんの膀胱はそんなにやわではないのだ」
「ぼーこー?」
「おしっこが溜まる所」
「……おしっこって溜まってるの?」
「学校で習わなかったか?」
 考えて見れば、人体構造などを習うのはまだまだ先の事だったっけ。知らなくても無理は無いか。
「そそ。身体の中の、膀胱って所にたまってるの。そこに溜まりきらなくなったら、おしっこしたくてたまらなく
 なっちゃうんだよ」
 昨日のお前のようにな、ケケケッ。
「へー。すごいや、お兄ちゃん物知り!」
 僕の内心の嘲りなど全く気づかず、カナミは素で感心している。さっきまで白目が充血しててキモい、とか
言ってたのに、今はキラキラした目で僕を見つめている。
 ふっ、悪い気はしないな。
「ちなみに、このコーラは、飲んでもおしっこに行きたくならないタイプの奴です」
「そんなのあるの!?」
「ほら、ここに書いてるだろ? お前の言ってたカフェインが入っていない、新しいコーラだ!」
「うわー! すごい!」
「だからほら、お前もこれ飲んでみろ?」
「くれるの!?」
「おお、兄ちゃんは太っ腹だからな」
 そしてカナミは『ありがとー!』と凄いいい笑顔で僕に礼を言うと、ペットボトルを手にとって腰に手をあて、
一気にコーラを飲み干した。お前はどこぞの峰竜太か。
「美味しかったか?」
「うん!」
「じゃあ、もう寝なさい。こんな時間だぞ。明日小学校遅れるぞ」
「あ、ほんとだ! じゃあ、お兄ちゃん、おやすみなさい!」
 そして来た時とは打って変わった笑顔で、カナミは自分の部屋へと帰っていった。
 しかしまあ……利尿作用がなくても、水分とればおしっこはしたくなるんだけどなぁ。
 明日の朝、カナミのふとんがどうなっているかをなんとなく想像しながら、僕はカナミが出て行った部屋の扉を
なんとなく見つめていた。
 なむなむ。
                                                              終わり

13 :
・・・どうしてこうなった?
ここまで投下です。
実際、病気とか関係無しに、人間何歳くらいまでお漏らしをするものなんでしょうか。

14 :
ちょっとこれではあんまりなので(色々な意味で)、誰かお題をおくれ。
それを認識した瞬間から二十分で何か書く。

15 :
じゃあ
「お菓子」

16 :
おk。

17 :
 お菓子というものは、どうしてこうも人を引きつけてやまないのだろうか。
 人間はお菓子に逆らう事などできないのではないか。つまり、人類は生態系の頂点にいるわけでは
決してなく、実はさらにその上にお菓子が位置しているのではなかろうかと、そんな事を私は常々考えて
いるのだ。ぬ? 冗談ばっかり言うな、だと? 誰が冗談を言っている。大真面目だ。
 だいたい、お菓子というものは、その種族が多様に過ぎる。甘さを主張する物もあれば、逆に塩味、
時には唐辛子などで辛さを主張する物まである。その主張の形だけに限らない。容姿すらも多様な
形態を見せ、それはさながら大自然に生きるあまたの生物のようだ。
 それだけの多様さをもち、人類にとって必要不可欠である存在が、人類よりも上位に位置する
存在であると考えて、一体何がどう問題だというのだ?
 なに? ……お菓子は、人間が作らないと存在できない、だと!?
 な……なんという事だ……なんという盲点……人類は、自らの手でこのような恐ろしい存在を
世に生み出しているというのか! 核兵器拡散を防止している場合ではない! 今人類がすべき
事は、お菓子拡散防止ではないか! よし、これからホワイトハウスに直接講義の電話を……なんだ?
多分できないと思うけど、もしできちゃったら死ぬ程恥ずかしいからやらないで、だと?
 なぜ止める。この盲点には、おそらくオバマも気づいてはおるまい。今気づいているのは、恐らくは
この時代には私とお前、二人だけであろう。お菓子というのは本当に恐ろしい存在だ。それほどまでに
人の世に自然に溶け込み、そして内側から人類を滅ぼそうというのだからな!
 ……滅ぼすとか、おおげさすぎるでしょ、だと? 何がおおげさなものか! 実際に人類はお菓子の
食べ過ぎによる体調不良に苦しめられているではないか! 糖尿病や高血圧、脂肪過多で苦しんで
いる人間のほとんどは、お菓子がなければそのような目には合わなかっただろう! これ程までに、
お菓子という物は人類に仇を為しているのだ! 今すぐその拡散を止め、人類に警鐘を鳴らさなければ、
我々は自らの生み出したサイレント・キラーによって抹消されてしまう運命である事に疑いは無い!
 ぬ? ……それは、確かに、その……そうだが。私も、お菓子は大好きだ。ちょっと食べ過ぎて、
先日の健診で再検査通知が来ていたが……それは、お菓子の驚異の証明であって、もはやその
驚異に気づいた私にとって、お菓子は不倶戴天の敵! 昨日の敵は今日の友!
 要するに、お菓子食べるのやめて、ダイエットしたい……などという見え透いた、そんなありがちな
動機でこのような事を言っているわけではないぞ。私はあくまで本気だし、お菓子は悪魔で本気なのだ。
 ……いや、待て。そのポッキーは、今週出た新作でな。まだ買ってきたばかりで手をつけて
無いのだから、まずは私が毒見をした上でなければお前に食べさせるわけにはいかないのだ。
 だから待て。ここまでお菓子の驚異について語ってきたというのに、お前はどうしてそれを理解しない?
それを食べる事をやめなければ、人類は滅びるだけなのだぞ? もちろん、それでも食べたいという欲求が
あるならば、多少はやむを得ないかもしれないわけで、そうなった場合、そのお菓子が特に危険ではない
という事を示す為に、まずは比較的覚悟が出来ている私が毒見をだな……。
 ……あ、そうですか。鬱陶しいですか。はい、そうですね、ごめんなさい。やめます。このノリやめます。
あ、でもダイエットはやめません。というか、まだ始めてないですから。明日からやりますから。
明日から本気出しますから。本気でダイエットしますから。
 だから……えっと、その……そのポッキー新作、私も食べていいですか? これで最後ですから。いやほんとに。

18 :
        ――数日後――
「やはりお菓子は敵だとわかった」
「今度はそのノリなの?」
「腹なんて飾りですよ。えらい人にはそれがわからんのです」
「……今度は痩せる気ないんかい」
                                                    終わり

19 :
……あるぅぇ?
ここまで投下です。
あるぇ?

20 :
見事に20分圏内、お見事w

なんだろう、多分に私情が入っている気がするww

21 :
20分でこんなに書けるもんなんだ・・・すげぇ。
でも内容についてはなんともいえないww
自分も20分。

22 :
wktk

23 :
なんか名前の長い人。似ないねぇ・・・
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1316.jpg

24 :
これで20分……だと……
先生と呼ばせてください!
かわええw

25 :
20分小説

26 :
遠く響く鐘の音。
潮騒が、朝を待つ僕の耳にも静かに聞こえた。
旅館の一室。
窓縁に座って、穏やかな海をじっと見ていた。
久しぶりの旅行は、気分を晴らしてくれたが、自分に思いのほか体力が無いという事も知らしめてくれた。
灯りを点けていない漁船が一艘、凪の海を横切っていく。
一人だけの旅行だ。
仲間は使い古したオウド色の鞄だけ。
先ほどから書いていた原稿用紙に目を落とす。
今ではしっかりと手に馴染む万年筆は、二十五歳の僕の誕生日を記念しての、彼女の贈り物だった。
言葉を紡ぐというのは面白い。
それまで気づかなかった自己の内面、あるいは無意識の感情が偶に出てくる事がある。
紙面には、彼女への想いが敷き詰められていた。
彼女と出会う前と後では、僕の人生は影と光だった。
彼女がいない今、僕はまた影の中を歩いているのだと思ったのに、どうやらそうでは無かったらしい。
書いていたのは遺書のはずだったのに。
『まるで感謝状だね』
ふと、顔をあげる。
彼女の声が、聞こえた気がした。
窓の外は、朝日の光が海を輝かせていた。

27 :
もうちょっと書きたかったけど、限界でした
時間一分オーバーでした
すみません

28 :
雰囲気が凄くいい。
いろいろ想像させられるから、書き足りないようには感じないね。GJ

29 :
これはじっくり書いたやつもちょっと読んでみたいかも

30 :
多少のオーバーは気にするないw
続き読みたいんで、気が向いたらよろ。

31 :
「豆を一晩水につけておく」とかいう類の工程は
時間に入れるべきなんだろうか?

32 :
下ごしらえしておいて「いまここ」から始めればいいんじゃないかな

33 :
なるほど

34 :
30分。

35 :
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1382.jpg

36 :
古き良きファンタジーの挿絵みたいな独特のふいんき(なぜかry
30分でここまで描けるもんなのか

37 :
空と海はこの程度でもそれっぽく見えるもんです。
行き当たりばったり万歳。
続き30分。
イマココ>>35

38 :
おわらなーい。
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1384.jpg

39 :
ヤバいこの絵すごい好み

40 :
これはかっこいいな。
ウイリアムブレイク的な何かとクリスチャンラッセン的な何かを感じたり感じ無かったり。

41 :
好きだなこういうの
完成までもってってくれるんだろうか?

42 :
PCエンジンのLOOMを思い出した。
検索したらニコニコ動画にあった。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2284711

43 :
PCエンジンは知らないなー、でも確かに似てるw
仕上るつもりではいるけれど、レイヤー使ってないのでぐちゃぐちゃになって終わるかもw
あまり占拠するのも申し訳ないし、最後は時間気にせずにやりたいので
これで最後にしますです。
1時間。
イマココ>>38

44 :
ココマデ
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1388.jpg

45 :
おおすげえ
惚れたぜ! 乙でした!
ランプの光の塗りとか大変そう

46 :
やっぱりいいなあ
表情とかも雰囲気出てるぜ

47 :
これはかっこいい。

48 :
なんか続けてみると、テレポートでもしてきたみたいに見えるな

49 :
30分

50 :
ぐは10分近くオーバー、変換とかアップロードとかに時間食われたという事でorz
作業実時間はおおよそ30分らしいよ…でも出来はなんとも言えねえ…
http://u6.getuploader.com/sousaku/download/317/mattari.mp3

51 :
まったりというには、ちょっと打楽器(?)の音が強すぎる感じがしたかな。
でも三十分でこういうの創れるのは凄いなー。

52 :
30分でこのぐらいのものが出来るもんなのか
ちょっとした時報とかに良さげな感じかな
創発で音楽の投下見たの久しぶりだ

53 :
30分

54 :
「わー、大きな魚!」
僕の腕を引っ張って、彼女が笑う。
目の前に広がる、偽物の海。
まるで海の底にいるみたいだった。
見上げれば、光が揺らめいて僕らを照らしていた。
「行こっ」
僕の手を引っ張って、水族館の順路の通りに進んでいく。
飾られた色とりどりの魚、不可思議な海中生物を、二人で眺めていく。
彼女は幸せそうに、僕はきっと、不機嫌な顔をしているんだろう。
そんな僕の気持ちに気付いているのか、僕の分まで明るい雰囲気を出しているみたいだった。
僕の手を引く白く薄い腕を見つめる。
これから先、この手を失ってしまうのならば、僕はこれから何処に向かえばいいのだろう。
彼女の手を軽く握り返した。
夏の空に高く跳んだイルカを見た。
触れたヒトデの感触。
ウミガメが水槽から顔を出して僕らを見つめた。優雅に泳ぐ魚の群れ。
虹色に変わるクラゲ。
全ては泡沫の泡のように

55 :
PCがバグらなければ30分

56 :
全ては泡沫のように何も残らず、揺らめく光のように不確定だ。
建物を出て、浜辺を二人で歩いた。
海の向こうに沈んでいく、血のように鮮やかな太陽。
二つの足跡が、並んで続いていく。
握り締めた手が暖かい。
永遠に君を守っていければと、願っていた。
彼女の足が止まる。
止まり損ねた僕の足が数歩前に進み、手が離れる。
強く握っていたはずなのに、と手を見れば、彼女の右手はすでになかった。
「……ねぇ」
「なに?」
「ここまでだね」
「……うん」
波風に揺れる黒髪を、僕は眺める。
見詰め合うと、彼女は僕に背を向けて、波打ち際へと進んだ。
背後にいる僕に、彼女は言葉を掛けた。
「あなたと付き合えて楽しかったよ。それじゃね」
彼女はそのまま海の方へと歩いていく。
自然と足が動いていた。
背後から彼女を優しく抱きしめる。
「……なに?」
「僕は――」
言葉が続かない。
それでも彼女は僕の言いたい事を分かっているようだ。
いつだって、彼女には僕の気持ちが伝わっていた。
彼女が振り返る。
いつも見ていた彼女は、いつものように笑顔だった。
海のように深い色をした瞳が、僕を見ていた。
「また会えるから」
「……ほんと?」
「うん。また、別の形で会おうね」
「……うん」
唇に柔らかな感触。
いったん涙を拭いて、目を上げると彼女はもうそこにはいなかった。
夕陽が海岸線に半分以上沈んでいた。
「……僕は、君を忘れない」
永遠に誓う。
君をいつまでも守り続けると。
何度でも。
海に背を向け、海岸に一人分の足跡をつけていく。

57 :
結局、計一時間かよw
正直すまんかった

58 :
これよく見たら上の続きか
日を改めたら雰囲気が変わってるな

59 :
50分

60 :
勝手に期待

61 :
冷たい空気と静寂が支配する月夜。
遠く響くサイレンと犬の遠吠え。
公園のベンチに一人座る俺は、ただ待っていた。
ひたすらに待っていた。
やがてひとつの影が俺の足元まで伸びる。
俺はベンチから腰を上げた。
視線を上げ、相手を確認。
目に入ったのは、涼しい季節に似合わず薄い水色の浴衣を着た女だった。
「……よう。俺はシュウ。一年ぶりだなぁ、奈津」
怪訝そうに眉をひそめ、彼女は俺を見た。
「誰?不審者?警察に通報するわよ」
「やってみろ。警察は間に合わないし、お前は此処で死ぬ」
俺が取り出したのは、柄に茶色の革を巻いた一振りのナイフ。
街灯に鈍く輝くそれをみても、彼女は動じない。
どうやら奈津の方も俺が誰だか気づいたみたいだ。
「……まだ、早いはず……」
「いーや、遅い。今年は遅すぎる方だ」
切っ先を奈津に向ける。
「俺たちがブレてしまえば、人が混乱する。お前のわがままは、今日で終わりだ」
そう言うと、俺は走り出す。
先制の一撃は、彼女の脇を掠め、腕を取られた。
折られる前に前転し、固めを決められるのを防ぐ。
地面に倒れた俺に、強烈な踵落としが入るが、更に転がって回避。
「ちっ、流石だなぁ奈津!」
四肢で立ち、逃げようと隙を伺う彼女を睨みつける。
「空気が変わった事に気づかなかったのか?退避命令が届かなかったのか?いーや、違うね。お前は自分の意志で残ったんだ。何故だ?」
再び突進。
彼女も懐から小型のジャックナイフを取り出す。
互いに互いの胸を突き刺した。
視界が真っ赤に染まる程の激痛。
だが――
「オレの方が、強い」
奈津の胸からひび割れが広がっていく。
俺のナイフは、全てを『枯らす』。
互いにナイフを引き抜き、互いをみた。
「お別れだ、奈津」
「あなたも何時か私みたいに……」
最期の言葉を紡げずに、彼女は塵となり、その灰の上に一つの手帳が残った。
胸を押さえながら、その手帳を開く。
そこには一枚の写真が。
奈津と、名も知らぬ1人の男。
「……馬鹿が。この為だけに残っていたのかよ」
その手帳を放り投げる。
俺たちは四季に選ばれ、その季節を守ると同時に、季節が終われば舞台から退場しなければならない。
だから、俺たちは恋なんてしてはいけないんだ。
たった3ヶ月しか生きられないんだから。
ふと、思い出して携帯のアドレスを見る。
『電話してね』
亜麻色の髪をした女のアドレスをしばらく眺め、俺は消去のボタンを押した。
月がそんな俺を冷笑するように、夜空高く輝いていた。

62 :
心に穴が開く系の秀作

63 :
厨二系かと思ったけど、読後感はそうでもないな

64 :
50分

65 :
時間潰しのために入った喫茶店から外に出ると、ビルの向こうに夕陽が見えた。
冷たくなった風。冬の季節よりも終焉を強く思わせるその風に俺は耐える。
じっと、喫茶店の入り口でしばらく目をつむり、歯を軽く食い縛り耐える。
耐えた。
目を開ける。通行人の何人かは俺を不思議そうにみていたが、無視して立ち去る。
どうせお前らにはわからない。わかるわけがない。
ただ、流れる時間をのうのうと生き続けるお前たちには、わかるはずがない。
街路樹は色を失い、枯れ葉を散らすようになるだろう。
短い秋は、やがてくる寒波に浸食されて、そんな季節があったことすら忘れられてしまうのだろう。
遠く沈んでいく幻想的なあかね色の空を見ながら、そんなことを思った。
…………
何処かで道を間違えた気がする。
知らない路地に入っていた。
薄暗く、街灯しかない小さな路地にはすでに秋の匂いがあった。
秋。
全てが終わる季節。
時間が止まる季節。
心が疲弊する季節。
もう、俺は
「シュウ?」
優しい声。振り返ると、そこにあいつがいた。
「……アキ」
俺があいつの名前を呼ぶと、小さく笑って近づいてきた。
「えーと、お久しぶり、かな?」
「どうして……」
「四季さんに頼んで、ちょっとだけ戻してもらったの」
綺麗なショートカットの茶髪を秋風に揺らして、俺の目の前で止まる。
「元気ないなぁ。もったいないよ?せっかくおいしいものがおなかいっぱい食べられる季節なんだから」
にっこりと笑う彼女に対して、俺は何も言い返せない。

66 :
「どうしたの?なにか、悩み事?」
「アキ。俺は……四者になった。秋を司る四者だ」
「うん。知ってるよ」
「……俺は、アキがどうしてこの使命を選んだのか、知りたかったんだ」
四季に選ばれた者は、たった三ヶ月しか生きられない。
その間に、この国をそれぞれが担う季節で満たさなければならない。
それが使命。
「それは……シュウにもきっとわかる日が来るよ」
ぽんと頭の上に手を置く。
それは、あの秋の最後の日に、あいつがしてくれた仕草と一緒だった。
「アキ、俺は……」
「強く生きな、シュウ」
「姉さん!」
強く吹いた風とともに、彼女の幻影は消えた。
しばらくその場に立ちつくした後、俺は歩き始めた。
空には小さな星が輝き始めていた。
ポケットの中の、茶色の革を巻いたナイフを強く握りしめる。
温もりすら感じさせない俺のナイフは、握り続けても熱を持たなかった。
この使命を捨てられればと、今になって思う。
夕陽は沈み、静寂が街を支配する。
それでも。
もう一度、彼女に出会うために、俺は再び歩き続ける。

67 :
雰囲気を楽しむ系の話だな

68 :
50分 出来なかったらゴメンね

69 :
ゴメンむりぽ

70 :
50分

71 :
真っ青に晴れた空を見上げるたび、時々怖いと感じる事がある。
吸い込まれそうな青。
いつか重力がなくなって、みんな空に落ちていったら、なんて彼女に言ったら。
「飛べばいいじゃない」
「そんな非現実的な」
僕は呆れ顔で言い返した。
「普通の人は飛べやしないよ」
彼女は僕の言葉を聞いているのかいないのか、鼻歌交じりで僕の先を歩いていく。
せっかくの休日だというのに、休めもせず散歩に付き合わせられている。
まぁ、それが僕の仕事であり、任務なのだろうけど、彼らは元気がありすぎて困る。
地元のローカル線の、線路沿いの坂を歩く。
格子状に絡まったフェンスに指を絡めながら、彼女は言った。
「人って、飛びたがりじゃない?」
「唐突だな」
「高いタワーを造ったり、飛行機で世界一周したり、飛び降り自殺したり」
彼女は指先でフェンスに絡まった細い蔦を引っ張っていた。
「どうしてそこまで空に近づきたがるのかしら?」
「さあね」
興味ないように言うと、彼女もフェンスから指を離し、すました顔で僕の前を歩いていった。
僕らは歩き続ける。気まぐれな彼女の後を追うのは、案外楽しかった。
「あれは何?」
彼女が指差した先には、電波塔。
ただし、ボロボロに錆びたその姿は、すでに機能を失っていた。
「懐かしいな。僕が小学生の頃できた電波塔」
「登れる?」
「さぁ?登ってはいけないとは言われたけれど」
僕らは二人でその塔の根元に近づく。
大きな南京錠の鍵がかかっていた。
「無理みたいだ」
「無理じゃないわよ」
彼女は鍵を蹴りつけた。
普通の人の動きだったのに、威力が違った。
扉が粉砕され、中へと吹き飛んでいった。
「おいおい」
「螺旋階段になっているわね。それじゃ、あなたは階段でいきなさいな」
そういう彼女は僕を残して行ってしまった。
「やれやれ。後で修理の報告をしなきゃな」
手帳にボールペンでメモをしながら、僕は螺旋階段を上っていった。
鉄で出来た螺旋階段は、歩くたびに軋み、そのたびに僕は立ち止まって落ちないかと心配した。
埃が舞う塔内部は、小さな窓から差し込む光で照らされていた。
大きな塔の内部には空虚が満ちていた。
彼らは廃墟や、人が忘れられた場所を好む。
だから、少しだけ心配する。
彼らの望みは、僕らが居なくなることではないのかと。
この世界から。永遠に。

72 :
「遅い」
背中を向けたまま、彼女は僕に言った。
しばらくその姿に見とれる。
風になびく、純白の翼。
彼女は人ではなかった。
「普通の人は飛べやしないよ。誰も。君みたいに」
くすくすと笑う彼女の隣に、僕は腰を降ろす。
「さっきの答え」
「何?」
「人はどうして空に近づきたがるのかっていう話」
「ああ、あれね」
「僕たちの中には、非日常に憧れてしまう自分がいるんだと思う。だから、異質である空間に身をおきたいと願うんじゃないのか?」
「そうね。それもひとつの答えだと思うわ」
足元に広がる世界は、確かに僕の生きている世界なのに、ミニチュアを見ているみたいでどこか変だった。
「さて、そろそろ行くわ」
「もう時間なのか?」
「ええ。あなたとはもう、二度と会うことはないかも」
そのまま翼を広げて、電波塔から飛び降りる。
風を受けて、彼女は飛翔していった。
その白い翼が輝いて遠ざかるのを見て、僕は独り言を呟く。
「人になりたがる天使か。まぁ、今のところ、彼らが僕らを滅ぼすことは無さそうだな」
遠ざかっていく彼女の姿を見て、もしかしたら鳥は地面を走れる僕らに憧れることもあるのかもしれないと考えていた。

73 :
時間オーバーサーセン。

74 :
隣の芝生はってやつだなw

75 :
20分ー

76 :
とんがり耳とか細い瞳孔とか気になる今日このごろ
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1599.jpg

77 :
これはまた懐かしゲームキャラの予感
何のキャラ?

78 :
FEのチキかな?
あのキャラ、爬虫類風の目だったのか
そういえばドラゴンだもんな

79 :
大丈夫今回はそんなに古くない!
ttp://www.nintendo.co.jp/ds/yfej/character/index3.html
・・・元はファミコン時代らしいけどw

80 :
FEだったか
あれもHP0になったら即死って、今時珍しいシビアなゲームだよな

81 :
>>79
こんなのあったのか
FCとSFCのしか知らなかったわ
つかキャラ絵、シロマサかよw

82 :
箱田真紀さんにキャラデザして欲しかった・・・orz
それはそれとして>>77はGJ。
実は紋章の方はやった事がなかったりするんだが、チキが可愛いという事は知ってる。

83 :
>>76
FEとかFFとか聖剣とか……
貴方。
なぜ、SFC末期作品ばかり描いてくるんだ! 
GJ過ぎるだろ! 大好きだぞ、ちくしょうー!(AA略)

84 :
なぜなら自分的黄金期だからッ!
20分

85 :
ちとオーバーしてもた。まぁいいや!
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1632.jpg

86 :
これは我が心の名作!
どーんなー時でも〜あな〜たは ひーとーり〜じゃな〜い〜♪
ってこれは2NDIgnitionですね、すいません。
何故かこの人の声は緑川光だという思い込みがあるんだけど、
別にCMとかで声ついてたりとか無かったよね? なんでや。

87 :
50分

88 :
http://imepita.jp/20110218/178830

89 :
もう見られないでござる

90 :
60分

91 :
「人も時代も、変わらずにはいられないよ」
そう言って戦場に向かった彼女を、僕はただ黙って見送った。
いつまでも弱い僕は、本当の気持ちをずっと胸に隠し、とうとう最後まで言えなかった。
敬礼した軍服姿の彼女の残像が、網膜に焼き付いて離れない。
彼女を乗せた汽車が、走り去っていく。
帰宅の途、道の先まで続く線路の向こう。
彼女にはもう二度逢えない気がした。
あれからどれだけの月日が経ったのだろう。
「こ、降伏する。助け……」
「ハッ。アホか」
俺は構わず引き金を引いた。
白い砂に赤い血の筋が伸びる。
砂混じりの唾を吐く。
拠点を制圧した俺は、本部に報告する。
『おい、終わったぞ。次はどうする』
『馬鹿。先行し過ぎだ。部隊が到着するまで待て』
『アイツらが遅ぇんだよ……』
無線が何かを言っていたが、ヘッドホンを引き抜く。
そのまま砂漠の街を、先へと歩いていく。
何かに追われるように、俺は任務をこなしていた。
戦争情勢の激化で、とうとう志願兵だけではなく一般市民にも赤紙が届くようになった時代。
訓練など何も受けずに、戦場に放り込まれた俺は生き残るために敵を殺しまくった。
ある日、俺の中の何かが壊れた。
「……っ。敵の匂いがする」
気配。あるいは雰囲気。
そういうものを感じる事がうまくなった気がする。
向けられるのは、憎しみや怒り。
その一つ一つに銃を向け、壊していく。

92 :
そうやって繰り返しても、俺に対する憎しみは消えやしない。
だから戦争は終わらない。
「……チッ。敵さん、妙に腕のいい奴が1人いるな」
ダラリと垂れ下がった俺の左腕に、モルヒネを突き刺す。
右腕一本で、何処までやれるか。
死に対する恐怖は感じなかった。
感じるのは、このまま立ち止まっては駄目だということ。
敵の真っ只中に、俺は走り込んだ。
この奇策は意外と上手くいったなと思う。
敵はあと1人だけだった。
俺の上に馬乗りになって、銃を向けているコイツだけ。
「……ヤレよ」
ここまでだと思った。
あの日から追いかけた道の終わりは、此処までだと。
不意に懐かしい声が聞こえた。
『人も時代も、変わらずにはいられないよ』
それは違うなと、思った。
俺は今でも君の事を――
一発の銃声が響いた。

93 :
正直、戦争とかモルヒネとか詳しい事知らないので、読んでてイライラするかもしれないです。すみません。

94 :
時間余ってたので、続きを。
「だから『部隊の到着を待て』と言ったろう」
煙を上げる銃を握っていたのは、軍服を着た黒髪の女。
死体をどかし、手を伸ばしてくる。
俺はその手を取り、立ち上がる。
「……任務をこなせたんだから上等だろうが」
「死んでは意味がない」
髪をかきながら、女が喋る。
「お前は私と同等の力を持つ兵士だ。無くすのは惜しい。二度と、私から離れるな」
「……最初に離れていったのはそっちじゃねーか」
「何?」
「何でもねーよ」
女が不思議そうな顔で俺を見つめる。
そして頭を振りながら、本部へ向かって歩いていく。
俺はその後を追うように歩いていく。
あの日、お前に着いて行けば――そう思う昔の俺に、心の中で中指を立てた。
今からでも間に合うから、追いかけろよと。
そう心の中で言ってやった。

95 :
一人称が変わったのが主人公の性格の変化なのか違う人になったのかとか、>>94の女とか、
若干前後のつながりがわかりづらいところがあるな
一時間で結構な量書いてるし、ゆっくり直せば直るようなところが出ちゃうのはしょうがないのか

96 :
断片的なのになんか気になる
推敲したのも見てみたいなぁ

97 :
30分ー

98 :
板内にじそうさく。
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1828.jpg

99 :
どのスレのどのキャラ?

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