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2013年10801105: 801しりとり・4 (830)
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801しりとり・4
- 1 :2012/06/25 〜 最終レス :2013/10/04
- 前スレ
801しりとり・3
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/801/1315884125/
801しりとり・2
http://same.ula.cc/test/r.so/pele.bbspink.com/801/1303550310/
801しりとり
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/801/1279401022/
- 2 :
- 1000 名前:風と木の名無しさん[sage] 投稿日:2012/06/25(月) 01:02:44.41 ID:wzv24rVB0
がっちりとした彼の腕にきつく抱きしめられ、
「すまんな、時間がないんだ」
…結局また絆されてしまうのだった。
↓
逞しさを増した彼の胸に埋もれながら過去を思い返す
- 3 :
- 簀巻きにされ、東京湾に沈められかけたあの日
- 4 :
- ヒクヒクと臭いを確かめる犬を連れた彼に出合った。
「巻かれてる?」
- 5 :
- 必にもがいてもほどけない縄に半ば絶望を覚えた、その瞬間にあの男は現れたのだ
- 6 :
- >>5はなかった事にして下さい
- 7 :
- 「(ルーマニアでは正装だからな…!)」
しかし、ボールギャグを嵌めたままではその言葉は伝わることはなかった
- 8 :
- 「たまげたなあ すごい国だなあ」
しかし俺のモゴモゴしたつぶやきは相手にしっかりと伝わっていた
- 9 :
- たまたま文脈を拾えたのか?
とても言葉になっていなかった俺の言葉を聞き取った目の前の奴に
俺は注意深く視線を向ける
- 10 :
- 「ルクセンブルク土産のケーキだよ、さあ召し上がれ」
俺のボールギャグを優しく外し、洒落た小箱の蓋を開け、その男が取り出したのは…
「な…生八つ橋だと!?」
- 11 :
- とんだ勘違いさんなのだろうか、それとも渾身のボケなのか?
- 12 :
- 考えてみれば生八つ橋とおたべと八つ橋の区別もつかない俺にツッコミなどできようはずもなく
てか突っ込まれるのは俺か?俺なのか?
- 13 :
- 彼は箱の中身をひとつつまみ上げて
「さあ、おたべをお食べ…」とのたまった
どうやら彼にも八つ橋シリーズの明確な区別は分かっていないらしい
- 14 :
- いろいろ考えているうちに、ふと気が付くと、
「それとも……こっちの方が欲しい?」
彼はズボンのジッパーを下げて、立派な恵方巻きを取り出していたのだ
- 15 :
- 大胆に海苔が巻かれたかのように黒く隆起した恵方巻き
俺はおたべを手にしたままふらふらと近付き
- 16 :
- 「キュートだね」
おたべを彼の恵方巻の上にうやうやしくのせる。
- 17 :
- 「ルイヴィトンがデザインしたかのように斬新なアイディアだ…素敵だよ…」
彼はすっかり悦に入り、恍惚とした表情で、自らのおたべ乗せ恵方巻きに見とれている
連れていた犬が「おーい大丈夫かー」と顔の前で手をヒラヒラさせているのにも気づかない
- 18 :
- いい加減に目を覚ませ、とばかりに
犬が恵方巻きにおたべもろとも噛みついたので、
- 19 :
- デンジャラス・ドラゴンスリーパー・タカギを男は犬に食らわせた
ちなみにそれはプロレスの技だ
- 20 :
- だが犬も負けてはいない
軽やかに起き上がると、おもむろに俺の簀巻きをほどいて叫んだ
「さあ行くぞ!必・オクラホマミキサースペシャル!」
- 21 :
- 「ルーマニア育ちなのでよくワカリマセン」
俺はそう犬に断りを入れたが、
良く考えたら犬はこの恵方巻きをぶらさげた男のペットじゃなかったのか
- 22 :
- かれこれ3秒はどうするべきか悩んでしまったが
とにかく今は、放り出しっぱなしのあの恵方巻きを何とかしなくては…
「犬くん、まずは彼を冷静にさせよう、オクラホマミキサーはその後だよ」
- 23 :
- 漸く俺がそう搾り出すと
「今度はこっちの恵方巻きじゃい」
と犬がのたまって男の下の口を舐め回し
- 24 :
- 尻尾を嬉しげにブンブン振りながら己のバズーカを突っ込もうとしたので、俺は思わず、
- 25 :
- ズルリと恵方巻きの海苔を剥がし
「デザートに御手洗団子はいかがですか」
と訊ね
- 26 :
- 寝転んでM字開脚をし、
- 27 :
- 至高のエロティックさで犬の注意を引き、何とか彼の貞操を守ろうと試みたものの
- 28 :
- のんべんだらりとやってんじゃねえと犬に蹴り倒される始末だ
- 29 :
- だから言わんこっちゃない、と、心の中でもう一人の俺が呆れたように呟く
ひとまず落ち着いて、俺と男と犬の三人で今後の事を話し合った結果、
- 30 :
- かなりどーでもいいことだが、男はドSの振りをしたドMだと言うことが発覚
- 31 :
- くるりと振り返ると、そこにはSMグッズをたんまり詰めた、彼の旅行用トランクがあった
「なるほど、それでドSの犬と一緒に旅をしていたのか…」
「うん、今もルクセンブルクでの修行から帰って来たばかりなんだよ」
「だから京都だってさっきから何度も言っとるだろうが!」
- 32 :
- がっ、と彼の肩をつかんで僕はこう言ってやった
- 33 :
- 「立ち話も何だから、ひとまず俺の家へ来ないか」
それからいよいよ君たちのお手並み拝見といこうじゃないか、と、俺は期待に胸を躍らせ、
- 34 :
- 洗濯されたばかりの気持ちのいいシーツの匂いとともに目を覚ました
これが夢中夢というやつか
- 35 :
- 官能的な彼の匂いで、私の頭はすでにおかしくなってしまったのかも知れない。
彼の一挙一動が、私の心をかき乱す。
思わせぶりな言葉も、いつものことだと分かっているのに、何故か期待してしまっている。
こんなに近くに、息さえも触れ合うほど近くにいるのに、彼は私に一切触れてこようとしない。
わかってる、それきっと
- 36 :
- トンデモ設定というやつに違いない
- 37 :
- いいじゃないか今までの設定やあらすじなんて
と彼は言いながら
- 38 :
- 楽な姿勢を探してベッドの上を縦横無尽に
這いずりまわるので
- 39 :
- 電話ごしに甘い声を囁いた。自分の手で、自分のモノを握るように促してやる。
最初は抵抗していたが、だんだんと声がうわずってきて、可愛い声が聞こえてくる。
そんな声を聞いていると、からかい半分だった自分も
- 40 :
- もう限界がきていた。電話の向こうのアイツが
- 41 :
- ガラクタなんかでイこうとしたので
- 42 :
- 電話になんか出んわ、と言ってみたらなんかえらい破壊音が
- 43 :
- ガンプラの箱を部屋に山積みにしていたから、おおかたそれが崩れたんだろう
- 44 :
- 有頂天でアバンギャルド
- 45 :
- どすこいどすこい!
- 46 :
- 「いいガノタっぷりじゃないか、相変わらずお前は…」
呆れたような溜息を電話越しに聞かせて、
- 47 :
- 天丼の出前が玄関に来ているのを無視する
- 48 :
- 「留守ですかー?居留守ですかー?」
と耳に届いたのがなかなかの兄貴ボイスだったので
- 49 :
- 電話に出たまま玄関に裸ネクタイで駆けつけてみるとなんとそこには
- 50 :
- 裸エプロンの兄貴が熱々の天丼を手にしながら
すべてのものを直立不動させていた
- 51 :
- 代赭色のエプロン越しにも分かる、見事なイチモツである。
「天丼汁だく一丁お待ち」と言うや兄貴はそれを握り
- 52 :
- 凛々しく整った先端から、白濁した液を噴出させた
- 53 :
- たっぷりと兄貴汁のかかった天丼を受け取り、俺はそれを急いで
- 54 :
- デルモンテトマトケチャップの隣に置き、財布を持って玄関へと引き返したところ
- 55 :
- 「ロンドンが君を待ってる」
そうして、デルモンテのかかった汁だく天丼を分け合いながら俺達はヒースロー空港に降り立った
- 56 :
- たった今!一千万人目のお客様が当空港に降り立ちました!
おめでとうございます!
- 57 :
- すばらしい幸運を手にした俺達は、記念品としてプレゼントされたペアチケットを持ち、
最高級五つ星ホテルへと向かうのだった
- 58 :
- 「たまんねえな...相変わらずのいいケツしてやがる...」
ホテルの部屋について第一声であった。
そう、天丼の彼とは以前会ったことがある。
まさかこんな形で出逢うとは思ってもみなかったがね。
- 59 :
- ネオンの輝くロンドンの夜景を見下ろしながら、
スイートルームの窓辺で
- 60 :
- デルモンテトマトケチャップのグラスを傾けながら、運命としか思えない再会を喜びあい
- 61 :
- イカの天ぷらがたっぷりのった天丼をルームサービスで頼むと
下半身も露わなボーイが現れ
- 62 :
- 「レッド・バードなどはいかがでしょう」と羞恥心に身悶えしながら
ビールをトマトケチャップのグラスに注ぎ
- 63 :
- ギンギンにいきり立った俺達の息子を見て、顔を赤らめた
- 64 :
- タコのように真っ赤になったボーイを眺めながら、レッドバードを口にする
「うまい…君はなかなかのデルモンティストのようだな」
- 65 :
- 何と、勿体ないお言葉にございます
- 66 :
- すぐにそんな謙遜の言葉が返ってきた
なかなかの好青年である。今夜は3Pも考えておこうか
- 67 :
- カシューナッツをつまみに、三人でしばし談笑に興じていると
- 68 :
- 「トマトの追加いかがっすかー」とトマト売りの声がしたような
- 69 :
- なかなかの美声にクラリと来たがいけない、今はこちらが先ケツだった
- 70 :
- 滾る思いは最早69を過ぎて三つ巴
- 71 :
- ええい俺も漢だ
よし、トマト売りを買おう
- 72 :
- 嘘…トマトと一緒に俺も買うって
- 73 :
- 適正価格でしか買わんよ
- 74 :
- 四つどもえの展開になってきそうだ
しかしトマトはいくつ買ったものか
- 75 :
- カゴに入ってるやつ全部買っちまうか、と財布に手を伸ばすと
- 76 :
- 「トマト一個で一乳首弄りです」
- 77 :
- すばらしい、安いじゃないか
- 78 :
- 買いだ、とエキサイトしながら財布の紐を緩めようとしたものの
先程まで話していたボーイからこそりと耳打ち。
- 79 :
- 乳首を、ほらあの乳首をよく見て下さい
ボーイは震える声で言う
- 80 :
- ウッ…黒い!何て黒い乳首なんだ・・・。
ここまでどす黒い乳首は見たことがない。あのトマト売り、只者ではない
- 81 :
- いや乳首が黒いから何だというのか、恐れるな
- 82 :
- 萎えた息子を奮い立たせ、トマトをありったけ購入することに決めた
- 83 :
- たっぷりのトマト汁まみれになって、翌朝イギリスを後にしたんだが、
いやぁあの頃は若かったな
- 84 :
- 何せトマトを801個も買ってしまったからな。
そういえばあのとき
- 85 :
- 奇声を上げながら4Pでトマトをぶつけ合っていたら、隣の部屋から苦情が来た
- 86 :
- 「田山さん、ちょっとあなた何時だと思ってるの!静かにしてちょうだい!」と
カーラーを巻いた頭で怒鳴り込んできたオバチャンを見た時
- 87 :
- 興味は更々無いが、隣はバリキャリの美人OLだったはず……毎度欠かさず挨拶をくれる、ファッション誌から抜け出てきたようで至ってまともな社会人だったはず。興味は更々無いが。
- 88 :
- 外国まで来たのに、なぜ顔見知りばかりが周りの部屋に泊まっているのだろう
- 89 :
- 嘘でも好きだなんて言うな、嬉しいけど悲しくなる
- 90 :
- ルパンダイブの直後に神妙顔で言われても
- 91 :
- もう、戻れないんだ…。熱に冒された譫言のようにつぶやいて
手にした刃物を振りかざす
- 92 :
- 素股でそれを受け止める俺
- 93 :
- 「冷静になりましょう、みなさん!」と叫んではみたが
今ここには何人いるのか
- 94 :
- カニ雑炊を囲みながら、ひとまず点呼をとってみる事にしたのはいいのだが、
- 95 :
- ガムテープで口を塞がれ手は縄で縛られカニ雑炊の熱が頬を赤く染める青年達
- 96 :
- ちっ、だがこのくらいで!気合い一発、ガムテープと縄が弾け飛ぶ
- 97 :
- 「ブ、ブリーフだと…!?」わなわなと青ざめた兄貴が立ち上がり
- 98 :
- 立派なものを勃ち上がらせ
- 99 :
- せっかくのカニ雑炊に、白く濃厚なスペシャル調味料を勢いよくトッピングしたのである
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