【WHITE ALBUM2】 北原春希スレ 2

1 ：2012/11/05 〜 最終レス ：2013/06/30

北原　春希 (きたはら はるき)
-Personal Data-
軽音楽同好会所属。
余計なお世話。ありがた迷惑。
前期委員長。
(introductory chapter)
峰城大付属３年Ｅ組。 前期クラス委員長。
軽音楽同好会所属。セカンドギター（雑用）担当。
特技は余計なお節介と非の打ち所のない説教と完璧な理論武装。
成績はトップクラス。その面倒見が良すぎて妥協できない性格ゆえ、全校の教師と学生に都合よく慕われている。
学園生活最後の年に、無謀にも派手めな思い出を残そうと思い立ち、
学園祭のステージに立つことを計画する。手先はそこそこ不器用。
(closing chapter)
峰城大学文学部3年。
大学生になってから親の援助を断り、ひとり暮らしを始めたため、
私生活の時間は全てバイトに費やす典型的な苦学生の日々を送る。
バイト三昧の生活ながらも成績は相変わらず上位をキープ。完璧主義で妥協を許さない性格も昔のまま。
そんな彼を、昔から知る者たちは、付属時代から何も変わっていないと言い、
けれど彼を、深く知る者たちは、その変わりように心を痛めるしかなかった。

前スレ
＊WHITE ALBUM2＊　北原春希スレッド1
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1326610988/

2 ：

★関連スレ
WHITE ALBUM 2 ＊104＊
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1351919629/
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3 ：

保守

4 ：

武也「俺の存在を認識してるか？春希〜！」

5 ：

いつのまに春希さんスレが

6 ：

うわっと、いつの間に春希スレ第二弾が……
スレ立ててくれた人、乙っす

7 ：

保守？

8 ：

少なくとも、友近スレよりは進めたいよね

9 ：

過疎ってんなー
春希さーん

10 ：

とう

11 ：

イー

12 ：

ホ

13 ：

さすがに男主人公スレってのか盛り上がるのは厳しいかｗ

14 ：

あれ、春希さんの大活躍は？

15 ：

じ、時間さえあれば雪菜がいなくても立ち直ったじゃない！
すごいことだよ！　ヒーロー・オブ・ヒーローだよ！！

16 ：

どの√でも恋愛絡みやらで巻き込まれつつ、必な(特にかずさTRUE）春希さんらしからぬ
「気楽に生きようず」みたいな春希さんだったな
他の√の春希さんを見てるから、「おいィ！？おまえそれでいいのか？」とおもっちまったけどｗｗ

17 ：

改めて「俺のかずさをいじめるな」と吐く独占厨の春希さんが最低で最高だなーと思った

18 ：

かずさと雪菜の二人に振られたら確かにショックだけど
それはそれですべての束縛から解放されたハッピーエンドだから
時間経てば元気になるのは道理だな

19 ：

春希さんがヒーローになるにはもうハーレムつくるしかないよね！

20 ：

エクストラの復活春希さんは、ある意味壊れきったってとこじゃないのかアレは
凡人になってしまったというか

21 ：

冬弥よりはマシだがろくでなしには違いない

22 ：

冬弥は本当に受け身なキャラだったけど（ゲームに的に仕方なかったけど）、春希は自我がかなり強いしな
かずさTRUEみたく自分のしたいように動いて無茶苦茶にしちゃうのが春希らしいと思うわ
春希√なんてよばれたりしますしおすし
雪菜Tとか追加シナリオは春希さんらしくないというか、春希さんそれでいいのか？と思っちゃう

23 ：

結局どのルートの春希さんが一番幸せなんだろうな

24 ：

中の人は客観的に見て、麻理さんか小春が春希にとって幸せじゃね？と言ってたね
他の3人は重すぎるとｗｗ　

25 ：

kojica0704@ezweb.ne.jp

26 ：

状況が違いすぎて一概にどれが一番幸せとはいえないかな・・・
雪菜、三人娘は普通に幸せな結婚生活をおくるだろう
かずさはかずさ以外のものを失ってしまうが、逆にそこまでして求めた女を手に入れられたって意味ではすげえ幸せともいえるし

27 ：

保守も兼ねて
そりゃ、春希にとってはかずさが一番だと思うぞ？
「最高の女性を捨てて、重荷でしかない女を拾うなんてどうかしてるだろ？」と思いつつ、かずさを選んだり
武也との会話で「俺やっぱりかずさが好きだった。自分だけの物にしたかった」なんてエゴまみれで素敵な本音語ってくれるしｗｗ
ただ、普通の人はかずさTrueなんか出来ないし、捨てた物多すぎてバットにしか見えないって意見も多いのも分かる
だから客観的に見れば、麻理さん安牌じゃね？

28 ：

保守
主人公はなぜ堕落するのか？

29 ：

こういうエロゲって、主人公のいろんな、負の特徴「冴えない」「普通の」「目立たない」「お節介」「熱血」「八方美人」は持ち味であって
どんなプレイヤーにも共感できる余地を残してあると思うんだが、こいつの上から目線のお説教とか仕切り厨っぷりがウザすぎるんだが・・・
お前らこいつに共感できるんか？

30 ：

武也さんが半年以上付き合って判断しろって言ってました

31 ：

>>29
普通に出来るが？
むしろそういう部分がいいんじゃないか
普通とかいっといて全然普通じゃない奴や没個性主人公よかよっぽど好感もてるぜ

32 ：

春希の説教やら仕切り屋な部分が押し出されてるのなんてそれこそICくらいじゃなかったか？
それ以降は仕事関係とかで仕切ったり説教したりはあったが対人関係でそんなうざい上から目線な説教なんかしたかな
かずさや千晶のだらしない部分に対しはしてたが

33 ：

保守？
春希さん何でこんなにスレ進まないん？かずさTで主人公したじゃないですかー

34 ：

春希くんは悪くないよ

35 ：

本スレやかずさスレでは結構語られてるんだよな

36 ：

>>33
つまり、
春希めちゃ頑張って主人公した＞かずさT
かずさ頑張って主人公した＞かずさN
雪菜頑張って主人公した＞雪菜T
主人公なし＞ノーマル
てか？

37 ：

めちゃ頑張った結果全部投げ捨てることしかできないのが屑の屑たる所以

38 ：

裏切り者の名を受けて〜♪

39 ：

かずさのために全てに別れを告げて、けじめをつけた春希さんを見ると
他の√の春希さんとは一体なんだったのか・・・？どうして差が付いたのか？慢心、環境の違い・・・と本気で思えたから困る

40 ：

一見けじめをつけてるようにみえて実は放り投げただけだったてのがかずさルート
一見好青年にみえて実は屑という春希の本質がよく表されている

41 ：

本当に放り投げるだけならそれこそ黙っていなくなればよかっただけの事
それでも自分から関係を断つからこそけじめとったっていうんだろ・・・自己満足には違いないがね
かずさを選ぶ時点で雪菜たちはどの道ボロクソに傷つけていかなきゃならんからな
つうか、あのルートに至っちゃ一見好青年に見えて〜なんて的外れもいいとこでしょ
もう好青年の欠片すら捨てるのがあの話の春希なんだからさ

42 ：

春希くんは悪くないよ

43 ：

雪菜さん怖いよ

44 ：

春希と曜子のＳＳ投下させていただきます。
雪菜True後、結婚式前設定です。
他のスレに投下したＳＳとは直接の話のつながりありません。

45 ：

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「『いいなぁ、春希くんだけ温泉か…』」
「悪いな雪菜、これも仕事の付き合いなんだよ。この機会にリサーチしておいて、また雪菜と来る時にはいろいろ案内できるようにするから…」
　北原春希は『アンサンブル』編集部の慰労旅行に来ていた。
　なぜ『開桜グラフ』編集部の彼が他部の慰労旅行に来ているかと言うと、彼が昨年度末、『アンサンブル』に業務支援に出て担当した増刊号、冬馬かずさ特集が『アンサンブル』創刊以来の売れ行きを見せたからである。
　その後の本誌の売れ行き増にも貢献した彼の功績は『アンサンブル』の誰もが認めている。そこで、慰労旅行にあたって彼を招待したのである。
「お〜い、北原君。一緒に外湯巡りに行かないかい？」
「は、はい。ご一緒させていただきます。…じゃ雪菜、また」
「『はいはい、いってらっしゃい』」

46 ：

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
　共同浴場につかりつつ仕事の話に花を咲かせる、春希と『アンサンブル』の面々。
「いやぁ、しかし、きみがあの冬馬かずさの友人とはなぁ…」
「ええ、高校で同級生でしたから」
「しかも、バンド仲間。うらやましすぎるよ」
「ははは…本当に自分には分不相応です」
「まったく…仕事はほどほどにしてもう少しギターの練習をしたまえ」
　どっと笑いがおこる。
「うむ、あの増刊号唯一にして最大の汚点だからな」
「ひどいっすよ、堂本デスク」
　春希が苦笑して答える。
「『開桜グラフ』は人使いが荒いからなぁ…練習時間なんかとれないだろう」
「違います、デスク。『グラフ』が荒いじゃありません。ウチがぬるすぎるんです」
　今度は『アンサンブル』一同苦笑い。
　隔月刊の専門誌の『アンサンブル』編集部は年配者が多く、週刊の『グラフ』とは仕事の濃さが違う。
「まあ、落ち着いて記事が書きたくなったり、結婚したり子供ができたりして家庭の時間が欲しくなったら、いつでもウチが引き抜くから」
「…まだ、早いですよ。『グラフ』に恩返しできてないですし…」
「うん、私も昔は『グラフ』でだいぶ鍛えられたもんだ…」
「お、編集長。昔話ですか」
　先ほどまで口数少なかった編集長が口を開いた。
「『グラフ』はほとんどカメラマン兼務だろ？　今みたいにデジカメじゃない時代、私は機械音痴だったから、よくフィルムをムダにして怒鳴られたものだ。こう『このっ、バカ溝口〜っ』ってな」
　握った拳が水面から突き出た。
「昔だったから、拳骨でゴンだ。取材先に土下座して写真の撮り直しに行ったこともあった…」

47 ：

　そのまま、長話に入る編集長。皆は『また始まった』と言わんばかりの表情だ。
　のぼせてきた編集長が風呂の縁に足を掛ける。
「…どうした？　北原君」
「いえ…。なんでもありません」
　よく見ると、編集長の足の指は特徴的な形をしていた。
　足の薬指、小指が長い。中指と変わらない長さだ。
「ああ、この足か。合う靴がなかなかなくて困るよ」
「…長指症…ですか…」
「ああ、母譲りだ」
「…そう…ですか」
　春希は聞きたかったことがあったが、口に出せずにいた。
　口にしていい内容ではなかった。

48 ：

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
　あの慰安旅行から一週間後、春希は冬馬曜子にインタビューをしていた。
　まだ自らの病を公表していない冬馬曜子にとって、秘密を守ってくれている春希はインタビュー相手として好都合だった。万一インタビュー中に体調を崩しても秘密の漏洩の恐れがない。
「そうね。夏のツアーの抱負についてはこんなところ。他には何か質問は？」
　春希は、意を決して質問を投げかけた。
「あのう…これはオフレコでお願いしたいのですが…」
　言いつつ、ボイスレコーダーを切る春希。
「質問者がオフレコって何？」
　春希は慎重に言葉を選ぶ。
「…弊社の『アンサンブル』編集長の溝口はご存知ですね？　実は溝口には足の指に長指症がありまして…」
　まどろっこしいと言わんばかりに曜子は告白する。
「はい。ビンゴ。大正解。賞品としてうちの娘を進呈するわ」
「…やはりですか…いえ、賞品は辞退させてもらいますが」

49 ：

　ストラスブールでのかずさとの再会時、かずさの足の手当てをした春希は彼女の足の指の特徴に気づいていた。
　長指症も程度にもよるが、足の薬指、小指が中指並みに長いというのは数百人に一人に満たない。まして、男性の長指症は珍しく、千人に一人となる。そして、要因のほとんどは…
「遺伝って、怖いわね」
　曜子は言った。
「いえ、他人の足の指の遺伝に気づく事は稀だと思いますから」
「そうじゃなくて母親からの遺伝よ」
「？」
「親子２代に渡り、ごく普通の物書きに惚れて、しかも、手ごわい恋敵に破れるなんて」
「…っ！」
「ねぇ、人間の努力が遺伝子を凌駕しうることを証明するためにも、ここはひとつわたしの娘と…」
「この事を知る人は？」
「…つれないわね。ヴァレンガリア、わたし、そしてあなたの３人」
「ヴァレンガリア・溝口…かずさの師匠の音大教授の方ですね。編集長の奥さんでしたか」
「そう、そして、わたしと溝口くんを取り合った仲…もっとも、知らせたのはついこないだ」

50 ：

　そう言うと、曜子は手の指を見せる。
「あの子はね、手の薬指、小指も僅かに長いの。
　薬指が人差し指より長い日本人は多いけど、小指が関節半分長いのは…気づかないようなヘボはピアノ教師じゃないわね。
　一般人には微細だけどピアニストにとっては垂涎の天稟よ」
「かずさと編集長は知らないんですね」
「少なくとも、溝口くんの子供たちが家を出るまで二人に知らせるつもりはない。ヴァレンガリアにもそう言ってある…」
「わかりました」
「それで、あなたどういうつもりなの？」
「？　どういうつもりといいますと？」
「かずさのこんな秘密まで抱えこんで。知らないふりをすることもできたはずよ」
「…それは…できませんね」

51 ：

＜ぽーん＞
次は曜子が春希へ、究極の選択の質問をするシーン…ですが、一行も書けてないのでしばしお待ちください。

52 ：

SS投下って同人板かどっかに適したスレないの？
痛いんだけど・・・

53 ：

麻理スレにはSS職人いるし、べつにいいん゛しゃないの
どうせ過疎ってんだし暇つぶしくらいにはなる

54 ：

>>52
>>53
スレ汚し失礼しております。
暇つぶしにしていただけたら幸いです。

55 ：

では、続き投下させていただきます。

56 ：

　曜子は腕を組んで言った。
「好きでもない女だったら見て見ぬフリできると思うけど」
「………」
「…かずさのこと。今でも好き？」
「………」
「だんまり？　否定しないと肯定と見なすわよ」
「否定しません」
「！？　…くくく、今度は何その即答？　じゃあ、質問を変えましょうか」
「もう、やめにしませんか？」
「ダメ。じゃあね…もし、わたしがんでかずさがひとりぼっちになったら、かずさを助けに来てくれる？」
「はい」
「いい返事ね。雪菜ちゃん怒らない？」
「あいつは絶対怒りません。自分も手助けしに来ますよ」
「もし、雪菜ちゃんが『かずさのところに行かないで』って言ったら？」
「それでも助けに行きます。後で土下座してでも許してもらいます」
「許してくれなかったら？」
「許してもらえるまで待ちます」
「許してもらえる保証なんてなくても？」
「はい。ずっと。何年でも」

57 ：

　曜子はやや眉を寄せ、質問を変えた。
「無人島に一人連れて行くとしたらかずさと雪菜ちゃんどっち？」
「自願望がなければ後者です」
「二人が海でおぼれていてどちらか一人助けるとしたら？」
「雪菜です」
「…じゃあ、これはどう？　遠い異国でひとり困っていると聞いたらどちらの方に駆けつける？」
「かずさです」
「…うちの娘のところに来てくれるのは同情心なんだ…」
「でも、もうじき必要なくなるかもしれません」
「？」

58 ：

　春希は嬉しそうな顔をして言った。
「冬馬かずさは紛れもなく、冬馬曜子さんの血を引いているということです」
「？？　どういうこと？」
「冬馬曜子さんは、まだピアニストとして無名の時代に単身ヨーロッパに渡られましたね。しかも、乳飲み子のかずさを連れて」
「手の掛からない子だったからね」
「並々ならぬ苦労があったとお察しします」
「執念だけは人一倍あったからね」
「それだけではなかったと思います」
「まぁ、運に、才能に、美貌に、師匠に…そうね、いろいろ恵まれていたかもね」
「あと、友人に、ですね」
「えっ？　まあ、ボーイフレンドは多かったかな」
「冬馬曜子さんの活動を追っていきますと、大変たくさんのご友人の方に支えられてられることがわかります」
「…おせっかいなボーイフレンドも多かったかな」
「日本でも、海外でも、どこでもご友人に囲まれていらっしゃいます」
「まあ、遊びまくって顔出しにくくなっちゃったトコもあったけどね」
「時には煙たがる人もいたようですが、あなたを慕う友人が多いのはやはりあなたのお人柄によるものかと」
「こんな女が？」
「音楽業界のみならず、あなたにいろいろ背中を押されたという話には事欠きませんよ」
「うじうじしたオトコが嫌いなだけよ」
「困ったときにあなたに励まされた友人も多いと聞きます。…そんなあなただから、あなたが困ったときは自然とあなたを助けようと人が集まります」

59 ：

「誉めたおしてもなにも出ないわよ」
「かずさもそんなあなたの人柄を受け継ぎつつあります」
「あの子が？　まさか？　ウィーンで恋人はおろかひとりの友達も作らなかったあの子に？」
「ええ、もうかずさはひとりじゃありませんし、自分から新しい友達を作ってます」
「まぁ、そうみたいだけど」
「そして、友人のことを人一倍気にかけてくれるやつです。本当に、みんなかずさの事が大好きですよ」
「でも、あの子ピアノ以外何もできない子よ」
「そんなことないですよ。自分はこう考えますが『かずさは誰かのために頑張っているときが一番かっこいい』って」
「そんなこと、他のオンナとデキちゃったコに言われてもねぇ」
「すいません…でも、かずさはもう遠い異国でも大丈夫じゃないでしょうか？　あなたがそうであったように。かずさの人柄に触れて、きっとあいつを支える友人が現れますよ」
「あなたはどうなの？」
「支えに行きますよ。必要ならば」
「必要ならば、ね。もしかずさがあなたを必要としなくなったら、そんなかずさをあなたはどう思うの？」
　そこで春希は照れたような笑みをこぼして言った。
「惚れ直しますね」

60 ：

　曜子は呆れたような顔をした。
「まったく…優柔不断な子かと思ったら全然違うわね。まだ優柔不断な子の方がマシよ」
「…すいません」
「いいわ。冬馬曜子はあなたに宣戦布告します」
「…っ！」
　冬馬曜子は椅子から立ち上がると、びしりと春希に指を突きつけた。
「絶対にあなたを諦めるものですか。親子２代にわたり遺伝子に負けるなんて嫌。あなたとかずさを絶対に結びつけて、私を『お義母さん』って呼ばせて見せます！」
「〜ぃいっ！　あの、俺は雪菜と」
「婚約中よね？　百も承知。でもでもっ、なんとかしてやるんだからっ。知ってる？　私は執念深いのよっ」
　曜子の口調は早口になり、声はうわずって明らかに興奮気味だ。
「そう、この冬馬曜子オフィスの影響力と人脈を駆使して…」
「あの…俺の私生活への介入は社会通念の範囲でお願いします」
「〜っくう〜っ！　わかってる、わかってるわよ！」
「では、これは」
　春希は立ち上がると、曜子の胸元に手を差し入れた。
「いっ！？」
「さっき腕を組んだふりしてスイッチを入れたんでしょうけど、バレバレですよ」
　春希は曜子が隠し持っていたボイスレコーダーを奪い取ると、手慣れた手つきで録音中のデータを消去して机に置いた。
「オフレコの約束ですし、お互いにマズい内容がありますから消させていただきます。では、時間ですし、これで」
　春希は深々と一礼すると、遁走するように退出した。
「…くぅ〜っ。久々に骨のあるオトコね…でも、負けないわよ…あの女の子にも…」
　曜子の目には決意の光が宿っていた。

61 ：

＜ぽーん＞
投下終わりました。お騒がせしました。
暇つぶしになれば幸いです。
ご感想お待ちしてます。

62 ：

テキトーに誤魔化してるが
春希は曜子さんの胸元に手を差し込んでモミモミしたのだな

63 ：

>>62
ｗいいぞ、勝手にリクエストと見なしたわｗ
以下偽史
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ごそり
『さっき腕組んだふりしてボイスレコーダのスイッチ入れたのバレバレですよ』って…あった
　ピクンっ
「…いっ！」
　ころん、と床に転がるボイスレコーダ
「…ふうっ。あらザンネン。…っと、青年。ボイスレコーダ取りあげるフリしてイロイロと触れちゃってるのバレバレよ」
「知りません！　大体何でブラつけてな…！」
「………（ポッ）」
「………」
「語るに落ちたわね。陵辱魔さん。でも、おかげで別のスイッチ入っちゃったわ。…ねぇ。確かめる？」
　火照ったで艶のある声で囁く曜子を遮って春希はボイスレコーダを拾う。
「何をですか！？　もう！　オフレコの約束ですし！　データ消しますからね！」
　曜子は春希が膝をついたタイミングを逃さない。タイトスカートの端を持ち、脚を組み替えるフリしてテーブルを軽く蹴る。

64 ：

　こん
「？」
　春希の注意を惹いたその瞬間を狙って、
　ひらり
　と、スカートをめくる。
　一瞬にして紅潮する春希に曜子は吐露する。
「…自分の所行を確認か？　青年。わたし、いいオトコの前ではブラとかつけないんだ〜」
「『とか』の方が問題です！　『とか』の方が！」
　顔を背けて叫ぶ春希。ボイスレコーダーを操作する手もおぼつかない。
「もう時間ですし！　これで失礼します！」
　深々一礼し、逃げる春希の姿勢がやや前屈みであったことは彼の名誉のために伏せておく。
「さて、と」
　曜子は春希が残したボイスレコーダを拾い上げて言った。
「バカねぇ。こんなのデータ復旧カンタンなのに。ああ、娘がキュンする表情が目に浮かぶわぁ…待ってなさい、かずさ。きっとあの子捕まえてみせるからね」
　その表情は獲物を捕らえた蜘蛛のそれであった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
>>62
こんなんでどうでしょうｗ

65 ：

あ、しまった。
アンサンブル編集長の名前「吉松」だった。
coda冒頭で名前出てた

66 ：

過疎ってるからSSいいじゃんって、SSって大抵長いからますます過疎るように思う
同人板じゃないのに他人のオナニーで埋まってるの見るの気持ち悪い
偶に過去レス見にきてずらーっとSSで流れてるのを見せられるのもなあ。。。

67 ：

春希の声優さんって、せっちゃんやかずさの声優と違ってあまり話題になってないんかなあ
あの声好き

68 ：

まあ、確かに自己満足なんだけどさ
SSも過疎スレの賑わいってことで
他の話題で流れてるときは遠慮しますよ

69 ：

>>67
本スレとかじゃ結構声優の話題になると雪菜やかずさの中の人ともどもよく話題になるよ
少なくとも春希ってキャラにはすげえはまってたと思う

70 ：

自己主張の激し過ぎない声がマジギャルゲにぴったりだったよね
>>68
SSだけあると過疎ってるよりかえって書き込みにくい

71 ：

ここって妙なスレだなｗ
WA2関連でSS投下されたくらいで文句書き込まれたのってここくらいだろ
SS程度で書き込みにくいとか春希厨は雪菜厨並のキチガイか

72 ：

>>70
あい、長文スレ汚しは重々承知ですし、ギャルゲの主人公はある程度無個性求められるゆえＳＳ邪魔に感じる方おられるのもやむを得ないっすよね。
しばらく、このスレでは自重します。

73 ：

アニメ化でアンチ増えるか性格改善されるか気になるところだね

74 ：

性格改善てのがどういう事をさしてるかは知らんが、
少なくとも原作から大きく変わることなんかないだろ
春希の欠点を直したらＩＣできっぱり雪菜ふってかずさに告白してくっついて終わり

75 ：

春希くんは悪くないよ

76 ：

俺、3人の中で春希さん一番好きよ？かずさと雪菜との間に超えられない壁があるくらい
かずさTでの行為は褒められた物じゃないけど男見せたし、飛行機内で男泣きする所が一番好きだわ
なんでこんなスレ伸びないんやろな？

77 ：

単純にヒロインとの絡みあってこその男だからでは
かずさスレとかでは結構春希の話もあるし

78 ：

つまんねー野郎だけど外伝小説とか読んでるとヒロイン２人が惹かれる理由もわからんでもない
まぁあの二人も負けず劣らずの変人だけど

79 ：

少なくとも大学時代って春希が責められるいわれはあんまないと思ったわ
大学変えなかったとかそんなんは極論だし

80 ：2013/06/30

春希君は悪くないよ！