2013年07月エロパロ715: ケータイ恋愛ゲームでエロパロ (80)
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ケータイ恋愛ゲームでエロパロ
- 1 :2010/12/03 〜 最終レス :2013/05/17
- こいけん、えんむす、らぶでゅえ、ヒメこいなどケータイ恋愛ゲームでエロパロ書きませんか?
- 2 :
- ケータイヌルポゲームでエロパロ
- 3 :
- >>2
ケータイガッゲームでエロパロ
- 4 :
- 4様
- 5 :
- 姉妹スレ?貼っときますね
携帯アプリのキャラでエロパロ 2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1238367693/l50
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- マキかわいいよマキ
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- 21 :
- あげ
- 22 :
- 保守
- 23 :
- ヒメこい、マキSS投下。
お正月イベント、エンディング後。
- 24 :
-
「おじゃまします、先輩っ」
「うん、どうぞ」
チャームポイントである天真爛漫な笑顔で挨拶をしてくるマキ。
それに返事をしながら、僕はマキを家の中へと招き入れる。
つい数時間くらい前こそ晴れ着姿だったけど、
初詣を終えてから一旦自宅へと着替えに帰った為に、今のマキの格好は普段通りのものだ。
そのことが少しだけ残念に思えてしまう。
どちらかと言えば普段のマキは活発な印象を感じさせる女の子なこともあり、
着物のような落ち着いた格好というのは、とても新鮮に感じられたからだ。
とは言え、これから部屋で行うことを考えれば、
着物姿のままで居るのは色々と不都合があるし仕方が無いんだけど。
ただでさえ着物は動きづらい上に、万が一にも生地を汚してしまったら目も当てられない。
そんなことを言うと、一体部屋で何をするんだ?
――って感じだけど、別に変なことをする訳ではない。
- 25 :
-
部屋でやることというのは、主に積みプラモの消化やマキの宿題を見てあげたりである。
前者は模型の接着剤や塗装剤、後者はシャーペンの黒鉛やボールペンのインクなど。
着物姿のままだと、これらで生地を汚してしまう危険性があるというだけの話だ。
閑話休題。
姫路城こそ完成させたものの、まだ僕の部屋には未開封の模型やプラモが有り余っている。
それらの数を少しでも減らすのに加えて、マキの宿題の残りを見てあげるという約束もある。
とは言っても、別に僕も勉強が得意という訳じゃない。
だから、他人に教えたりするのは出来れば避けたいというのが本音だけど、
今から見てあげる宿題は数学だから、取り合えずは一安心だ。
これは別に僕が数学を得意としているという意味ではなく、
マキが数学をとにかく苦手にしているということである。
つまるところ、数学に関してマキが躓く問題のレベルは低難易度なのだ。
したがって僕でも簡単に教えることが出来るため、先輩としての威厳も損なわれることはない。
やがて自分の部屋の前まで辿り着いてから、先に中へと入ってマキを招き入れると、
マキは部屋の中央で立ち止まり、ある一点を見詰めていた。
その視線の先を追ってみれば、行き着いたのは何故か僕のベッド。
- 26 :
-
「先輩」
ベッドから僕の方へと視線を向け直しつつ、マキが口を開く。
それに言葉を返してから、僕が次の言葉を静かに待っていると……。
「またベッドにダイブしてもいいですか?」
続いた言葉は余りにも突飛で、一瞬だけ唖然となる。
「まあ別にいいけど……」
何とか気を取り直した僕がそう答えた瞬間、マキは勢い良くベッドに飛び込んだ。
「えへへ〜」
かと思えば、嬉しそうな声を上げながらベッドでごろごろと転がり始める。
妙にハイテンションな感じで、いまいちマキの言動に付いていけない。
一体何が楽しいのか分からないが、マキはベッドで転がり続けながら満面の笑みを湛えている。
「……マキ」
そんな姿を見ていて、僕は思わずマキに声を掛けていた。
「なんですか〜先輩?」
僕の声にマキはベッドを転がるのを一旦止め、どこか間延びした声で返事をする。
「楽しい?」
「はい、すごく楽しいですよ」
御機嫌な表情でそう答えると、マキは再びベッドの上を転がり始める。
「……そっか」
まあ本人が楽しいのなら、別に構わないだろう。
正直言えば、積みプラモの消化の手伝いや、宿題を見てあげるという約束はどうなったんだ?
と思わないでもなかったけど、取り合えず僕は一人で積みプラモ消化に取り掛かることにした。
- 27 :
-
設計図の指示通りに二つのパーツを重ね合わせて、慎重に指先へと軽く力を込める。
カチリと小気味良い音を立てながらパーツ同士が組み合わさる瞬間は、
まさにプラモデル作りの醍醐味だと思う。
勿論、完成させた瞬間こそが一番なのは間違いないけども。
溜まりに溜まった積みプラモ消化の為に、僕が攻略に取り掛かったのは、
某人気ロボットアニメシリーズのプラモデル――ぶっちゃけガンプラの一つだ。
このガンプラを手に入れた経緯は、まさしく衝動買いそのものだった。
映画館で劇場版アニメを見た帰りに視聴後の興奮と勢いに任せて買ったはいいものの、
僕は元々こういった簡単に作れるようなプラモというのは余り趣味ではない。
その為に組み立てることの無いまま、積みプラモ行きになってしまっていたのである。
ガンプラは基本的に塗装や接着といった作業の必要が無い為、
サイズにもよるが完成自体には大して時間は掛からない。
今回のは1/144スケールだということもあって、既に完成まで残り僅かだ。
しかし、だからこそ僕は一旦作業をする手を休めて、改めて気合いを入れ直す。
完成間近だからと気を緩めてパーツを破損してしまわないように、である。
今までより一層慎重に組み立てていると、やがて最後のパーツに行き当たった。
それを組み終え、本体へと繋ぎ合わせれば、
手のひらの中には箱に描かれている姿そのものになったガンプラが一体。
- 28 :
-
「ふぅ……」
一仕事終えたような達成感に満たされながら、
伸びをして凝り固まった肩を解しつつ、深く息を吐いた。
取り合えずはライフルを構えたポーズにして、ガンプラを机の上に立たせてみる。
最初は真正面から、次に斜め横から。そして背面、上方からと色々な視点から観察していく。
そんな感じで全体を見回してみた限り、まずまずの出来だと思う。
一応、これがガンプラという製品としては完成形だけど、
ここから自主的に細かい仕上げをすれば、もっと出来栄えは良くなるはずだ。
例えば墨入れをしたり、合わせ目を消したり、或いはウェザリングを行って、
戦闘兵器としてのリアリティを追及してみたり……。
塗装や接着の必要がない簡単なプラモであっても、拘り次第ではどうにでもなったりする。
そこまで思考を巡らせて、不意に模型同好会の部室でマキと交わした雑談を思い出す。
あの時、確かマキは“自分はアニメのプラモデルなどの簡単な物を作るだけ”だと言っていたはずだ。
だとするなら、僕自身には元々作る気も余り無かったのだし、
これは自分で組んだりせずにマキに作らせてあげれば良かったかも知れない。
まあ、そんなことを今更思ったところで後の祭りではあるけれど。
「あれ?」
ふと、何かを忘れているような感覚に陥る。
暫く考えた後、その忘れていた“何か”に行き当たって、頬が強張るのを自覚した。
「やばい……」
ついついプラモを組み立てることに集中して忘れていたけど、この部屋には自分以外にもう一人居たのだ。
言うまでもなく、マキのことである。
初デートの時に模型屋で放ったらかしにして怒らせたことが頭を過ぎる。
- 29 :
-
――また、やっちゃったよ。
後悔しつつ、マキの方を恐る恐る横目で見る。
もしかしたら、以前と同じく機嫌を悪くして拗ねてしまっているかも知れない。
そんな風に、少し申し訳ない気持ちになりながらマキの様子を窺った訳だったが……。
「…………」
結論から言えば、僕の心配は杞憂に終わったと言える。
何しろ、マキはベッドの上で静かに寝息を立てていたのだから。
「おいおい……」
マキを放置してプラモ作りに熱中していたのは、僕自身の落ち度に違いない。
しかし、だからと言って遊びに来た家で眠ってしまうとか、それはそれでどうなんだろう。
そんなことを思いつつ、僕は考える。
――起こしてあげるべきなのか、それともこのまま寝かせておくべきなのか。
暫く悩んだものの、結局はそのまま寝かせておくことにした。
と言うのも、マキの健やかな寝顔を見ていると、起こすのが忍びなく思えてきたからである。
それはそれとして。
――とりあえず風邪を引かないように、毛布くらいは掛けて上げるべきだろうか。
親切心のつもりで不用意にマキに近付いたのは、完全に失敗だった。
- 30 :
-
「ん……ふぁ……」
まるで僕が近付くのに合わせたみたく寝返りを打つマキ。
その唇から漏れた寝息が、どこか色気を感じさせて僕は急に落ち着かなくなる。
一度そんな風に変に意識をしてしまうと、もう駄目だった。
仮にもマキは恋人だ。
それも僕なんかと付き合っているのが不思議なくらいの美少女。
改めて、マキを見詰める。
愛くるしい寝顔を晒して眠りに就いている年下の彼女。
リップの塗られた艶やかな唇が、小さく緩やかに寝息を漏らす。
その寝息のリズムに合わせて、服越しに控えめな胸の膨らみが上下しているのが分かる。
男の感覚からすると季節外れに思えてならない、短めのスカートから覗く太ももは、
健康的な色香を放っていて、無意識的に視線が吸い寄せられてしまう。
そして心に芽生えるのは、マキに触れたいという欲望。
無防備に寝顔を晒し続けるマキの姿に――陳腐な表現だけど――頭の中で天使と悪魔が口論を始めた。
どうせバレないのだから、少しくらい悪戯しても大丈夫だ。
そんな悪魔の囁きに気持ちが傾けば、天使は僕の良心に訴えかける形で窘めようとする。
両者は僕の脳内で激しくバトルを繰り広げ、それに影響された僕は、
まるで振り子のように何度も何度も意思を右左に揺らしながらも、ようやく一つの結論に達した。
それは――。
- 31 :
-
恋人という特別な関係だとは言え、僕が男であることに変わりは無い。
それなのに仮にも男のベッドで眠るなんて、マキは無防備にも程があると思う。
相手が相手なら、今頃は大変なことになっているかも知れないのだから。
でも同時に、こうも考える。
こんな風に無防備な姿を晒すのは、マキがそれだけ僕を信頼してくれているということだ、と。
すやすやと心地良さそうに寝息を立てているマキの表情は、とても穏やかだ。
その顔を見ていると、たとえバレないとしても悪戯なんて間違ってもすべきじゃないと強く思えてくる。
信頼を向けてくれている恋人を裏切るような真似をするなんて、絶対にやっちゃいけないことだろう。
「うん、駄目だ……」
自分に言い聞かせるようにして、一人呟く。
煩悩を払うという除夜の鐘の音を聞いたのは、たった数時間くらい前であるのに、
もう煩悩に取り憑かれているなんて、自分のことながら呆れて物も言えなくなる。
「よし」
意を決して、立ち上がる。
――このまま部屋に居て、また良くない雑念が沸いてきてもいけないから。
マキには悪いけど、少し頭を冷やす為にも外の空気を吸ってこよう。
そう考えた僕は、上着を羽織り、財布と携帯をポケットに入れて、出掛ける準備をする。
正直、家に来ている恋人を一人残して出掛けるなんてどうかとも思うけど、
そこは帰りにコンビニでも寄って、ケーキか何かを買ってくることで許して貰おう。
僕が帰宅するまでにマキが目を覚ました時の為、
出掛けてくる旨を記した置き手紙をベッドの枕元に残しておく。
相変わらず心地よさげに寝息を立てているマキを起こしてしまわないように、僕は静かに部屋を出た。
- 32 :
-
ガチャンと玄関のドアが閉じる重い音が遠く響いている。
その音を聞いた途端、緊張で強張っていたアタシの身体から力が抜けていく。
大好きな先輩がいつも寝起きをしているベッド。
そしてベッドと言えば、“そういうコト”をするところでもある訳で。
そんな場所に自分の身体を投げ出すのだから、緊張しないはずがない。
ベッドの上で転がってみたりと明るく振舞っていたけれど、
本当はベッドにダイブした瞬間からずっと緊張していた。
「先輩、出掛けちゃったんだ……」
口から零れ落ちた呟きには少しの安堵と、その倍以上の落胆の響きが含まれていて、
そこまで自分は期待していたのかと、思わず恥ずかしくなってしまう。
少し顔が熱を持ったのを自覚しながら、先程までのことを思い出す。
――寝たフリを続けていた自分。そんな自分のことを、じっと見詰めていた先輩。
実は起きているということがバレないように薄目しか開けていられなかったけど、
それでも先輩がアタシの方を真剣な表情で見詰めているのだけは、はっきりと分かった。
- 33 :
-
その視線を思い出して、思わず胸の鼓動が早くなる。
眠っている演技を続けながら、アタシは相反する気持ちの狭間にいた。
このままえっちなことをされるのではないか、という不安……そして隠しきれない期待。
心臓の音が先輩に聞こえちゃったらどうしよう。
……なんて有り得ない想像をしてしまうくらい、胸はドキドキとうるさかった。
だけど、先輩は結局何もしないまま出掛けてしまった。
枕元に置いてある、先輩が書き残して行った手紙を拾い上げる。
『少し出掛けてくる。起きて暇になったら、積んであるプラモの中から適当に組み立てておいて』
アタシの自意識過剰じゃないなら、先輩は迷っていたと思う。
けれど、最後には先輩はアタシに何もしないことを選んだ。
つまりそれは、アタシを大切にしてくれているということだろう。
そう思うと、やっぱり嬉しくなる。
でも、だけど――。
そういうことをされるのを全く期待していなかったと言えば、正直それも嘘になるわけで……。
わがままな自分の心に、思わず苦笑してしまう。
- 34 :
-
「せっかく買ったけど、今回は出番無しって感じだなぁ……」
一人呟きながら、片手で上着の裾をたくし上げる。
そうして視界に入ってくるのは、念の為にと気合いを入れて選んだ大人っぽい感じの黒色のブラ。
これまでずっと白や水色といった、どちらかと言えば子供っぽい下着ばかり付けていたから、
お店で買う時には少しだけ勇気が必要だったりした。
ついでに言うなら、必要だったのは勇気だけじゃなく出費もだったけど。
――それにしても。
「むむ……」
改めて、自分の胸元を見る。
寄せて上げての努力の甲斐あって、黒の下着の真ん中には、一応ながら谷間が出来ている。
でも、やっぱりボリューム不足感は否めない……気がする。
諦めて現実に向き合うならば、気がするのではなく、間違いなくボリューム不足だ。
「はぁ……」
思わず溜息を吐いたアタシの頭に、ふと二人の女性の姿が浮かぶ。
- 35 :
-
藤波先輩と、葛城先輩。
――そういえば、あの二人は結構大きかったよね……。
この年頃の一歳、二歳差というものは、大人のそれとは比べ物にならないくらい大きな差がある。
だけど、そうは言っても、仮にアタシが二年、三年生と進級していったとして、
あの二人のようになれるかというと、正直それはすごく疑わしい気がしてしまう。
「先輩も……大きい方が好きなのかなぁ」
無意識的に自分で口にしてしまった言葉に、自分で落ち込んでしまう。
『基本的に、男は胸の大きい女の子の方が好き』
クラスメイトの女の子が言っていたことを思い出す。
――も、もしかして、先輩がアタシに手を出さなかったのは、胸が小さいからなのではっ!?
思考がネガティブになり始め、そんな馬鹿げたことさえ考えてしまう。
「はぁ……」
また、溜息が漏れる。
やっぱりアタシとしては、あの二人くらいとは言わないまでも、
もう少しボリュームが欲しいというのが本音だったりする。
- 36 :
-
左手で上着をたくし上げたまま、露わになっている胸の膨らみへと右手を伸ばす。
ブラ越しに手のひらに伝わる感触は、とても慎ましやかなもので、
頭では分かってはいたけど改めてガッカリしてしまう。
片手で覆っただけで、すっぽりと綺麗に膨らみが隠れてしまうのは、
視覚的にも感触的にも、何とも寂しいものがある。
――でもでも。
ブラの下から手のひらを差し入れ、直に胸へと少し触れてみる。
胸の柔らかさに関しては、少しだけ自慢だ。
それに形も、ちょっぴり自信があったりする。あとは色……とか?
「先輩……」
半ば無意識的に呟いた自分の声を聞いて、思わず顔が赤くなる。
それはまるで、家で自分でいやらしいことをしている時のような響きを持っていたからだ。
「な、なんで……?」
そう疑問に思って、不意に自覚する。
そもそも今のアタシの状況は、そういう行為をしている状態そのものだということに。
- 37 :
-
先輩は留守にしていて、まだ帰ってくる気配はない。
その事実を再認識したアタシは、再び胸を手で弄る。
それは、これまでのような、ただ大きさを確かめるような触り方じゃなくて。
「ふぁ……っ」
手のひらの動きに合わせて、むにむにと形を変える胸の膨らみ。
確かに小さいけれど、でも、きっと触ったら先輩だって――。
胸の先を刺激するように、指先で軽く摘まんだり、擦ったりしていると、
やがて存在を主張するように、つんと起き上がってくる。
「あっ……はぁ……」
息を漏らしながら、一度アタシは胸元から手を引き抜いて、
今度は舌で指先を舐めてから、再び胸元に手を差し込んだ。
自分の唾液で濡れた指が這い回って、べたべたになっていく胸。
指先が乾いたら、また舌で舐めて、胸全体へと唾液を擦り付けていく。
――これは、先輩の舌。先輩が、アタシの胸を舌で舐めたりしてる……。
そう想像しただけで、激しく興奮が高まってくる。
「ひぁ……んっ……」
胸を弄っていない方の手の指先で、ショーツ越しに秘処へと触れてみる。
既に仄かに湿り、僅かに熱をもっていた其処を、
指先でゆっくりと撫でるようにして擦り、刺激を与えていく。
- 38 :
-
――先輩のベッドで自分の身体を触って、気持ちよくなっている。
今のアタシの姿を先輩が見たら、一体どう思うだろう。
いやらしい女の子だと、呆れてしまうだろうか。
それとも……。
アタシの破廉恥な姿を見て、今度こそ手を出そうとするだろうか。
「はぁっ……んんっ……」
その想像に興奮が増し、さらに指の動きが激しくなる。
こんな風に、先輩にされている想像をして、身体を触ったことは何度もあったけれど、
今日くらい快感を得られたことは今までに一度もなかった。
それはきっと、先輩のベッドの上でしているからなのだろう。
先輩が普段寝ているベッドで、自慰行為に耽っている。
自分のベッドと、先輩のベッド。
たったそれだけの違いなのに、もたらされる快感は全く段違いで止められなくなる。
「ん、うぁ……あっ……」
ベッドにうつ伏せになり、シーツに顔を押し付ける。
するとベッドに残った先輩の匂いが鼻腔をくすぐって、ますます先輩に触られているような感覚に陥る。
――気持ちいいっ、すごく気持ちいいです、先輩っ!
心の中で先輩に何度も呼びかけながら、胸と秘処への刺激を強くしていけば、
どんどん快感が高まっていき、何も考えられなくなってしまう。
ただ指先から得られる快感だけに集中して、そして。
「――ふぁあぁっっ!」
シーツに押し付けた口元から漏れる声。
絶頂と共に力の抜けた身体をベッドに投げ出して、荒く息を吐く。
- 39 :
-
カチャ、ガチャリ、バタン。
暫くベッドの上で絶頂の余韻に浸っていると、何かの音が耳に届く。
これ、何の音だったっけ?
ぼんやりして思考の纏まらない頭で考えて――。
――せ、先輩が、帰ってきたっ!?
我に返ったアタシは慌てて起き上がり、乱れた服装を元に戻す。
それが終わると次に髪を手櫛で直しながら、深呼吸をして荒い呼吸を整える。
一連の行動をアタシが完了するのと、部屋の扉が開くのは殆ど同時だった。
「起きてたんだ。マキ、おはよう」
「お、おはようございますっ!?」
ギリギリセーフだったこともあって、思わず返事の最後で声が裏返ってしまう。
そんなアタシを見て、先輩は不思議そうな表情を浮かべる。
「どうかした? なんか様子が変だけど」
「えっ!? いや、それは、あの…………」
先輩の疑問に何と答えるべきか迷い、しどろもどろになる。
正直に答える? ――そんなの絶対に無理だ。
先輩のベッドで、えっちなコトをしていました……なんて、とても言えるわけがない。
「マキ?」
中々答えが返ってこないからだろう。先輩がさらに追及してくる。
その表情には、少し訝しむような雰囲気があった。
「ひ、秘密ですっ!」
その視線に耐えかねて、気が付けばアタシは言い訳にもならないような言葉を口にしていた。
「秘密って……そう言われると気になってくるんだけど」
「気になっても駄目ですっ!」
「恋人同士の間に、隠し事は無しじゃないか?」
- 40 :
-
――先輩は、ずるい。
そんな風に言われたら、秘密にしていられなくなる。
でも、だけどっ、流石にこればっかりは正直に言えない……からっ。
「せ、先輩は秘密ポイントが足りないから、絶対に教えてあげませんっ!」
――秘密ポイントって、一体アタシは何を言ってるのっ!?
咄嗟に口にした言葉は、追い詰められて気持ちに余裕が無かったとは言え、
幾らなんでも余りに残念な発言だった。
「く、くくっ……なんだよ、その秘密ポイントって……」
事実、先輩も可笑しそうに笑いを堪えている。
「あ、うぅ……」
もう本当に恥ずかしくて、顔から火が出ちゃいそうだ。
自覚出来るくらいに熱を持った顔を見られるのが嫌で、思わず俯いてしまう。
「……と、マキをからかうのはこれくらいにして」
アタシの姿を可哀想に思ったのか、そんな風に話題転換をしようとする先輩。
「コンビニでケーキ買って来たんだ。今から一緒に食べよう?」
先輩は手から提げたビニール袋を揺らして音を立てる。
「は、はい……」
小さく呟いて、先輩からアタシの方へと差し出されたケーキを受け取った。
- 41 :
-
「お、美味しいですね、これ」
「そうだね」
テーブル越しに向かい合って、他愛もない会話を交わしながら、
二人してケーキを口に運ぶアタシと先輩。
そんな風にクールダウンする時間が与えられたことで、アタシは落ち着きを取り戻し始めていた。
ショートケーキの糖分も、それに一役買っていたかも知れない。
さっきまでかなり恥ずかしく取り乱してしまったけど、もう大丈夫だと思う。
「ところで」
最後の一口を食べ終わった後、先輩がおもむろに口を開く。
「なんですか?」
その頃にはアタシも冷静さを取り戻していて、何気ない口調で訊き返した。
それなのに……。
「で、秘密ポイントを溜めるにはどうすればいいの?」
終わったと思っていた話題が蒸し返されて、アタシは再びうろたえてしまう。
「そ、それはもう忘れてくださいっ!」
慌てふためくアタシを、楽しそうに先輩が見詰めている。
むむ、どうしてだろう。
――今日の先輩は、ちょっぴり意地悪です……。
おしまい。
- 42 :
- 乙
- 43 :
- GJ! マキかわいいなあ
秘密ポイントwww
- 44 :
- 保守
- 45 :
- 保守
- 46 :
- 保守
- 47 :
- 保守
- 48 :
- 保守
- 49 :
- 保守
- 50 :
- ケータイ彼女終了
このタイミングで終わったことからあのゲームアナログだったんだな
- 51 :
- 天才の俺、風見のSSを見るかい?抜けるぜ!?
- 52 :
- ほし
- 53 :
- ほ
- 54 :
- 保守
- 55 :
- 保守
- 56 :
- 保守
- 57 :
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- 58 :
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- 71 :
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- 72 :
- ケータイ彼女期待
- 73 :
- なみいろか……
- 74 :
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- 75 :
-
- 76 :
- ケー愛
- 77 :
- 保守
- 78 :
- hosyu
- 79 :
- なみいろで書いてみようかな
- 80 :2013/05/17
- 期待
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