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2013年01月エロ漫画小説360: 乳首いじりだけでイッちゃう小説3 (610)
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乳首いじりだけでイッちゃう小説3
- 1 :2005/09/19 〜 最終レス :2012/12/13
- 前スレ
乳首いじりだけでイッちゃう小説2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1105946926/
- 2 :
- とりあえず、続き
男は相変わらず不機嫌そうな顔で煙草を咥えている。
「家に帰れば家族が冷たい視線で私を見るし!!! 友達とだってもう殆ど連絡もつかないし!!!」
「・・・」
「唯一の心の支えだった男にも見捨てられたのよぉ!!! 今の私に何が残っているって言うの!!!?」
「本当に・・・んだ方が幸せか?」
「そうよ!!! ぬより生きる方が辛い時だってあるんだから!! んでや・・」
「じゃあねよ」
少女が嘆きのセリフを言い切る前に男が冷たい言葉と共に少女の肩を押した。
少女の背中が弓なりにしなり、どんどん沈んで行く。
男が呟いた。
「残り13人か・・・」
(続)
すみません、投下に夢中で次スレ誘導する前に容量食い潰してました。 orz
- 3 :
- 3get
- 4 :
- 「俺の総てが欲しい…? なら今すぐあの旦那と別れろ」
俺は太腿に舌を這わせながら言う。
「解かっています…、ですから…、あっ、ちょっ、そこは…」
瀬名は感じやすいらしく、すぐに身体がビクビクと反応を示す。
愛液が溢れ出している。俺はわざと意地悪をしてみる。
「あーあ。こんなに愛液を絡ませて…この姿を同僚達に見せたら何て言われるんだろうな?」
「い、いやあ…。そ、それだけは勘弁して下さい…。こんな姿を見られるのは…」
口では何とでも言える。こいつは見られるほうがより興奮するタイプだという事は昨夜、分かっていた。
舌を上に、上にと這わせる。秘所に辿り着いた。
「ここがこんなに濡れてるぞ…。それにお前は見られる方が興奮するタイプなんだから…」
「そ、そんな事は…」
「身体は正直なんだぜ? それにお前だって感じてるはずだろ?」
流石の瀬名もそれを認めざるを得ないようだ。
「はい…」
今にも消え入りそうな声で瀬名は答える。
俺は愛撫をやめた。
「御主人様…?」
「さっき言っただろう? お前は旦那と離婚するってな」
「はい…」
「それが終わったらお前の望みを叶えてやる…。それまではおあずけだ」
「そ、そんなぁ…。わ、私…」
(こんなに身体が疼くなんて…、どうして?)
瀬名の目隠しと手首に巻いた布を取る。
瀬名の目は、涙が今にも零れそうだ…。
「いや…。もっと弄ってください…」
俺にはある考えがあった。
それを実行するには、今は早すぎる…。
- 5 :
- 「帰るぞ」
「…え?」
俺は踵を返した。
「もうすぐ昼だ…。お前はいなくても怪しまれないだろうが、俺はそうはいかねえからな」
「そうですね…」
今までに聴いたことの無い声で瀬名は応じた。
俺達は、部屋へと向かった。
- 6 :
- >>1
乙
ついに3スレ目か
- 7 :
- 続き投下
「うっ・・・ふっ・・・」
少女は泣いていた。
ビルの角から少女の足が離れる寸前、男は彼女の右腕を掴んでいたのだ。
しかも、いつの間に向こう側でもたれ掛かっていた手摺りを乗り越え、こちら側に立っていたのだ。
の恐怖に直面し、冷え切った少女の心にとって男の手は暖かく・・・力強く・・・そして頼もしい。
「だから言っただろう? 口では『んでやる』なんて簡単に言えるけどな・・・実際はこうだ」
男がグイッと少女の腕を引き寄せ、彼女の体を引き上げる。
少女はそのまま男に体を預ける様に抱き付いた。
そして怯える子供の様に肩を震わせ、弱々しい声で泣き続ける。
「うぇ・・・えぐ・・・うぁぁ・・・」
「まぁ、悪かったな・・・試すような真似し、うへぃっ!!?」
少女の膝蹴りが男の股間に命中した。
それも男の腰が軽く跳ねる程力いっぱい。
男が口に咥えていた煙草を落とす。
「ぐぉぉぉぉぉぉ・・・」
男が怪物の様な低い声で唸りながら少女から離れ、その場でピョンピョンと飛び跳ねる。
「ぉぉぉ・・・や、やめろよお前・・・仮の肉体でも痛いんだから・・・ぁぁぁ・・・」
情けない声を上げる男を無視して少女が叫んだ。
「うぅ・・・本当に・・・んじゃう所だったじゃない!? あんた馬鹿よ!! 馬鹿!!! 大馬鹿!!!」
「ていうか使い物にならなくなったらどうしてくれるんだよぉ・・いや、この体では使わんかも知れんが万が一って事も・・・」
服の上から一物をさすりながら男が不機嫌そうな顔で返した。
「あんた、これは人未遂よ!! 分かってるの!!?」
「んだよ・・・俺はお前がんだ方が幸せって言うからお手伝いをだな・・」
男が文句と垂れると少女は間を空けず反論した。
「嘘に決まってんでしょ、そんなの!! ぬほど怖かったんだからぁ!!!」
「なんだ、分かってんじゃねぇか。それで良いんだよ」
「はぁ!!?」
「ぬのが怖ければ、そいつは賢い奴だ」
「・・・」
少女が静まり、首を傾げる。
- 8 :
- 「俺の嫌いな人種はな・・・『ぬと軽く口に出す奴』と『命を粗末にする奴だ』だ、OK?」
「な、何が言いたいのよ・・・」
「つまり、簡単に命を壊せる奴はもうんじまった奴にとってはムカツク事この上ないって事さ」
「何よ・・・あんたが腹立てる必要ないじゃない・・・」
「俺もむかつくんだからしょうがねぇだろ」
「・・・分かったわよ・・・止めとく・・・今日の所は」
最後の言葉は控えめに発した。
「今日の所は、って・・・お前なぁ・・・」
「ふん」
少女がふて腐れる様にそっぽを向いた。
無言で手摺りの乗り越える少女。
男も呆れる様な表情で手摺りを乗り越える。
「まぁ、今日の所はちゃんと家に帰れよ。女が一人で外歩いてると悪いムシに絡まれっぞ?」
「良いのよ、それが目的なんだし」
そう言いながら彼女は屋上の出口に向かって歩き出す。
「はっ?」
「・・・家、出て来たのよ・・・友達も当てになんないし適当に男見つけるわ」
「おいおい・・・お前ってばなんでそこまで投げやりなんだ?」
「何よ・・・どうせ今日ぬ予定だったのよ? 泊まる場所なんて探してないわ」
更に呆れる様に両手を平付かせる男。
「・・・おい、鞄忘れてるぞ」
男が自分の足元に落ちている少女の鞄を指差した。
「あ、ごめん・・・投げて」
「はいよ、お・・・けっこう重いな・・・ぁ」
バサッ・・・
鞄を逆さに持っていたらしく、中身が豪快な音を立てて地面にばら撒かれた。
「あぁ、悪りぃ悪りぃ・・・って、なんだこりゃ・・・なんでこんな物持ち歩いてるんだよ、お前」
男が地面に落ちた銀色の包み紙を手に取る。
表面に『うすうすクン』とネーミングセンス0の名前が印字されている。
未使用のコンドームが大量に出てきたのだ。
- 9 :
- 「・・・緊急時のためよ」
「何の緊急時だ・・・これは没収だな」
男が全てのコンドームを丁寧に拾い、懐に入れる。
「こら、泥棒」
「やかましい不良娘、こんな物持ってたら男の家に転がり込むだろが」
「赤ちゃん出来たらどうすんよの」
「だから家に帰れっつの」
いそいそと教科書やノートを纏めようとする男。
「ん?・・・」
男は気が付いた。
手に取ったノートの表紙が明らかに人為的に破られていたのだ。
所によっては鋭利な刃物で切り裂いた様な跡もある。
「・・・」
ノートだけではない。
教科書にはマジックの様な物で、恨みに満ちた罵倒の言葉が表紙いっぱいに書かれていたのだ。
別の教科書やノートを次々と手に取るが・・・
一つ残らず切り裂かれているか、『ね』などと殴り書きがされているかだ。
「・・・なんだお前。いじめられてんのか?」
「・・・あんたに関係ないでしょ・・・早く返してよ」
男は少女の言葉を聞き流し、ノートの中身を開く
「・・・『ね』だとか『学校に来るな』だとか・・・いつの時代も変わんねぇな・・・こうゆうのは・・・」
「も、もういいでしょ・・・返してよ!!」
クールな彼女が珍しく取り乱した様に慌てて、男から鞄を奪おうとする。
男から鞄を奪い返した少女は、少し涙目になっていた。
「何で泣いてるんだ?」
「・・・だから・・・関係ないでしょ・・・」
少女は黙々と地面に散らばった荷物を鞄に詰め直す。
「・・・助けてくれる友達とかいないのか?」
「もう友達なんて・・・一人もいないわよ・・・携帯に登録してる番号もメールアドレスももう通じないもの」
「嫌われてんのか?」
- 10 :
- 「相当ね」
淡々と言葉を返す少女だが、その瞳からは一筋の涙が流れていた。
夕日の光に涙が反射し、キラキラと輝く。
「あ〜ぁ、・・・家に帰ろっと・・・どうせ居心地なんて最悪だけど・・・」
強がりの様に少女が声の調子を変えた。
男はその強がりに押し負かされ、ゆっくりと口開く。
「・・・わかったよぉ・・・来いよ、俺んとこ」
「何よ・・・急に優しくなっちゃって・・・」
少女が手の甲で涙を拭った。
「このまま別れたって素直に自分の家に帰らないんだろ?」
「当たり」
少女が涙目で微笑んだ。
「頼まれたって帰るもんですか、あんな家・・・」
「一日だけだぜ?・・・まったく・・・女の涙には勝てんぜ・・・」
「やった・・・作戦成功」
「お前なぁ〜・・・」
少女の所業に呆れるばかりの男。
「ふふ、宿代は私の体で払えって?」
「俺の好みはグラマーなお姉さんだ・・・第一値段が足りん」
「何よ・・・見てもいないくせに・・・」
「現世で女を襲ったりなんかりしたら・・・じいさんにされるっつうの」
「はぁ?」
「まぁつまり・・・神に誓って手は出さん」
「ふ〜ん・・・でも安心出来ないわねぇ・・・」
少女がからかう様な口調で言った。
「信用してねぇか?」
「当たり前でしょ」
「どうしたら信用するよ?」
「う〜ん・・・・・・あんた・・・自分は天使とか言ってたわよね・・・・」
「あぁ」
- 11 :
- 「じゃぁこのビルから飛び降りてよ・・・天使なら翼で飛べるでしょ?」
少女が小悪魔の笑みを浮かべる。
「うーん、そう簡単に他人に見せちゃいけないんだがなぁ・・・まぁ良いでしょう!!」
男が張り切る様に言いながら、少女の体を抱き抱えた。
「きゃ!? ちょ、何すんのよ!!?」
「鞄しっかり持ってろよ、飛ぶんだろ?」
「はぁ!? 何言ってんの!? 良いから降ろしてよ!!」
「暴れるなって、危ねぇぞ」
男はそう言いながら手摺りを器用に飛び越え、ビルの端に仁王立ちする。
「え、!? う、嘘でしょ!!? 悪い冗談やめてよ!!」
「飛んで欲しいんだろ? 俺はやると言ったらやる男だ」
そう言いながら男がニッカリと笑う。
そして・・・軽快にビルの端から前に、夕焼けの紅い空に向かって跳ねた。
「う、嘘ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーー!!!?」
「ほらほら、騒がない騒がない」
男が落下しながらも彼女を優しく宥めた。
・
・・
喫茶店の前で痴話喧嘩をしている若いカップル。
人目も気にせずもう15分近くも口論している。
通り過ぎる人も皆、歩きながらもカップルに目線を送っていた。
「何よ!! どうせあの女とデキてるんでしょ!?」
「いい加減落ち着けって!! 彼女とは仕事だけの付き合いなんだって!!」
「もう、あんたの言葉なんて信用出来ないわ!!」
バチッ!!
女の方が彼氏の頬を平手打ちをかました。
そして彼氏に背を向け、スタスタと歩き去ろうとする。
「お、ちょっと待てって!!」
彼氏が叩かれた頬に手を押さえながらも、腕を伸ばして女を止めようとする。
ふと・・・何か低い爆発音の様な音が聞こえた。
- 12 :
- 気が付いたら二人の間に割って入る様に男が出現していたのだ。
目にはドス黒いサングラス、腕には包み込む様に少女を抱えていた。
「くはぁぁぁぁ〜〜〜!! やっぱかなり痛てぇなぁ・・・」
目を丸くする周りの周囲に構わず男が続けた。
「やっぱ二人同時に飛ぶってのは無理だわ、すまん」
瞳を瞑っていた少女がゆっくりと瞼を開ける。
「・・・え、え? 何?」
少女も周りと同様、混乱気味の様だ。
男が片手で器用に少女を抱き抱えながら、もう片方の腕で化粧の濃い女の手に触れる。
「やや、お嬢さん。 化粧の塗りすぎはよくありませんぜ、素肌で十分イケるのにせっかくの美人が台無しだ」
「・・・」
女が目を丸くし、だらしなく口を半開きにしている。
そんな女の態度を尻目に男は女の手の甲にキスをした。
「近くに愛車置いてるからそこまで歩くぞ」
腕の中の少女に語りかける。
少女も目を丸くし、口を半開きにしながらただ頷いた。
立ち上がり、少女を抱えながら軽くターンする男。
「皆さん、良い週末をお過ごし下さ〜い、それでは失礼」
人間離れした速度で男は時間が止まった様なその場を走り去った。
・
・・
すっかり暗くなったビル街を猛スピートで駆け抜ける男と少女。
ビルの明かりが二人の両脇を駆け駆け抜けて行く。
大型バイクの重厚なエンジン音がシートに響く。
「なぁ」
男がふと背中に抱きつく少女に声をかける。
「・・・服の上からじゃ分からなかったが、けっこうお前胸あるな」
「当たり前じゃない・・・背小さいけどこれでも18よ?」
「悪ぃ、甘く見てた」
「これで私もあんたの射程範囲内?」
- 13 :
- 「ぎりぎりボールだな」
男が下品に歯を見せる様に笑った。
「意地悪ね・・・」
「よく言われるよ」
更にスピードを上げる男。
「・・・ゆい・・・」
少女が呟いた。
「あぁ?」
「私の名前よ・・・朝野・・・唯・・・」
「唯か、可愛い名前じゃねぇか」
「あんたは?」
「いや、名前なんてねぇよ」
「何よそれぇ・・・じゃぁなんて呼べばいいの?」
「今まで通り『あんた』で良いんじゃね?」
天界ではネロという名はあるが・・・あえて現世まで出す必要はないだろう。
ネロはそう考えての判断だった。
「ふ〜ん・・・」
唯は特に問いただす訳でもネロの言う事を聞いていた。
「信じてねぇだろ?」
「・・・ううん、ちょっと信じてるかな・・・」
「俺が天使だって事を?」
「あんたの話っていうか・・・あんたの事を信じてる」
「・・・そうかい」
「うん・・・どうやったから知らないけど・・・ビルから飛び降りてケガ一つしてないし・・・」
「上空3000メートルから落ちてもななかったぜ、俺は」
「そう・・・頼もしいわね・・・」
ネロの言葉を少女は軽くあしらった。
バイクが信号に捕まり停止する。
「ねぇ・・・あんたは神様っていると思う?」
「んぁ? 思うね」
- 14 :
- 「私は・・・信じない・・・」
「・・・何で?」
「神様がいたら・・・こんな不幸な私を放っておくはずないもん・・・」
「まぁ、神は平等な存在だからな」
「でも・・・ちょっとぐらい助けてくれたって良いじゃない・・・」
「神様も助けてやりたいんだろうけど・・・ひいきする訳にはいかないんだよ」
「頑固なのね・・・神様って・・・」
「おまけに短気でつるっぱげだ」
「ふふ・・・」
ネロがそう付け加えると唯がクスクスと笑った。
「・・・ねぇ・・・」
「何だ?」
「あんたって変な人ね・・・」
「よく言われるよ」
「けど・・・不思議と安心できる・・・」
「・・・それもよく言われるよ」
ネロは信号が青になるのを見て、再びアクセルをひねった。
(続)
前フリ長くてスマソ。 orz
次こそはラブシーン予定です・・・
- 15 :
- すごい、よくこんなぽんぽんと新作書けるなぁ。
エロ期待しときます
- 16 :
- ツンデレ王道展開も(*´∀`)イイ!
- 17 :
- 投下
金属が擦れる様な音を立てながら、ゆっくりと玄関の扉を開いた。
年季の入ったアパートなので所々ガタが来ている。
この扉の所々が赤く錆び付いているのも長い年月が立っているが故だ。
中に入り玄関の明かりを点けるネロ。
「まぁ、上がれよ。あんまり広くないけどな」
ネロが再び玄関に戻り、開けた扉を押さえながら唯を手招きする。
「お邪魔します・・・」
ネロより先に唯が控えめな声で挨拶をしながら、中に入り靴を脱いだ。
ネロが音を立てない様にそっと扉を閉める。
そして先を行く唯の後を追う様に部屋に入った。
「・・・暗い」
唯が暗い部屋に佇み、何かを探す様に辺りを見回している。
「あぁ、ちょっと待て」
ネロが暗い部屋を手探りで照明を点けた。
蛍光灯が小刻みに三度ほど点滅してから明るく光り輝いた。
「・・・けっこうスッキリしてるのね・・・男の部屋ってもっと散らかってると思ってたけど」
唯がしゃがみ込み、興味深そうに部屋に敷かれている敷布団に手を触れる。
「まぁ、散らかるほど物がないからな」
置かれた枕を手に取る唯。
「・・・臭い」
「男の匂いだ」
「はぁ〜ぁ・・・」
深い溜め息を吐きながら、唯が布団に大の字に転がった。
ちゃっかり手にした枕まで頭の下に敷いている。
スカートが腿の辺りまでめくれ上がっているが、気にしている様子はない。
「おいおい、人様の布団に・・・」
「何よ、泊めてくれるんでしょ? 私この布団で寝るからね」
「あぁ、敷布団それしかないからそのつもりだ」
「じゃあ・・・一緒の布団で寝る?」
ネロが頭を掻き毟りながら言った。
- 18 :
- 「まさか、俺は適当にカプセルホテルでも借りるよ」
「何よ・・・一人にする気?」
「当たり前だろ、その方がお前も安心できるだろ?」
「・・・初めからそのつもりだったの?」
「もち」
唯が布団から上半身を起こしネロの瞳を見た。
「・・・寂しいとぬわよ、私」
「ウサギかよ」
「・・・んでやる」
「またお前・・・そうゆう事言うなっつーの」
呆れた様な口調で言いながら、ネロが唯に背を向けた。
「あぁ、風呂なら適当に沸かして入ってくれて良いぞ。狭いけどな」
「・・・」
唯は無言で歩き出すネロの背中を見つめていた。
どことなく寂しそうな眼をしながら・・・
「あ、スペアキーないから朝になって出て行くなら鍵掛けなくて良いからな。どうせ盗られる物なんかねぇし」
ネロがそう言いながら玄関のノブを捻る。
ふとノブを捻る手が止まった。
「おいおい、何のつもりだ?」
ネロが自分の背中に抱き付く唯に言った。
「・・・女の子を一人にさせるつもり? 男らしくないわね・・・」
自分の存在を主張する様に、更に腕に力を入れてネロの背中を抱き締める唯。
「何で出て行くのよ、本当に・・・寂しくてにそうなのに・・・レディーのお願いは素直に聞くものよ?」
「・・・そいつは失礼した・・・」
背中で震える唯をネロが心配する様に声をかけた。
「・・・そばにいて・・・今夜だけで良いから・・・お願い・・・」
「・・・お望みとあらば」
ネロが背中に抱き付く唯を振り払う様に振り返った。
そして無言のまま唯の横を通り過ぎ部屋に戻る。
部屋にドッカリと胡坐かいて座り、こう付け加えた。
- 19 :
- 「あぁ〜あ・・・今日は畳で寝なきゃな・・・」
「・・・有り難う・・・」
照れ臭いのか、ネロに聞こえないほど小さな声で唯は呟いた。
「風呂、入るか?」
「うん」
唯はハッキリと返事をした。
・
・・
ガタッ
立て付けの悪い浴室の戸が開く音がした。
「おお、俺の服そこに置いてるから今はそれ着とけよ」
ネロがテレビを見ながら語りかける。
「・・・ねぇ、あんた・・・」
「何?・・・う、ははは!!」
言葉を返すがネロの目線はテレビの画面に釘付けだ。
テレビから飛び出るボケにネロが大笑いした。
「・・・シャンプー切れてるんだけど・・・」
「嘘付け、新品買ったばっかだよ。どうせ振り向いたら裸・・・って、魂胆だろ?」
「何よ・・・・そこまで分かってるんなら振り向いてくれたって良いじゃない」
「そうゆう冗談は好きじゃねぇ、・・・ぷぷぷ・・・」
ネロは唯の罠を軽く回避して今度はテレビのツッコミに含み笑いした。
「ふん・・・」
唯がふて腐れる様に鼻息を出しながらバスタオルで体を隠し、テレビの前に回り込む。
「おい、み、見えないって! 今良い所なんだよ、どけよ!」
ブツンッ
唯が乱暴に足の指をテレビの電源ボタンに捻じ込んだ。
電子音を立てて真っ黒になるテレビ。
「何すんだよ・・・随分反抗的な奴だな」
「・・・・・・私ってそんなに魅力ない?」
「あ?」
- 20 :
- 「なんでそんなに無関心なのよ?」
「ぎりぎりボールだからな」
「・・・・・・!!」
唯が顔を恥ずかしそうにしかめて、ハラリッとバスタオルを落とした。
女性らしい丸みを持つ体。
肌は若い女性らしく均等な色調で滑らかだ。
下半身の秘所はから上に昇るにつれて滑らかなボディーラインが盛り上がり、美しい乳房を形成していた。
「何のつもりだ?」
「・・・た、試してるのよ・・・あんたを・・・少しは欲情したでしょ?」
強気な口調の唯だが、その顔は既に羞恥心で赤くなっている。
「残念、判定でボールだな」
「・・・」
唯が赤い顔を俯けた。
「・・・何よ・・・何よ、何よ!!? 結局あんたも私の事馬鹿にしてるんじゃない!!!」
「は・・・はぁ?」
「あんたも結局あいつ等と一緒なのよ!! 私を仲間外れにして馬鹿にして!!」
「・・・」
「あんただけは私を助けてくれたのに・・・あんただけは・・・私の事理解してくれたと思ってたのに・・・」
「・・・何が言いたいんだよ・・・」
ネロが困り顔で返した。
「・・・抱いてよ・・・」
「無理だなそれは。神様が怖いし、俺の理想はグラマーなお姉さんだ」
「・・・なんなのよ神様って!!? いる訳ないでしょ!!? そんなの!!!」
「そう騒ぐなよ」
そんなネロの言葉を無視する様に唯が騒ぎ続ける。
「・・・あの男が・・・私の中から消えないのよ!!」
唯の瞳から涙がこぼれた。
そしてそのまま結晶が水分の跡を残しながら頬を伝い、部屋の畳に落ちる。
「あの男って・・・あのバカオの事か・・・?」
「そうよ・・・あんな事言われたのに・・・まだ忘れられないのよ・・・」
- 21 :
- 乱暴に腕で自分の涙を拭う唯。
「あいつ夢にまで出て来て・・・そんな自分が未練がましくて・・・許せなくて・・・」
「・・・」
「家族に冷たい目で見られるのも・・・学校で苛められるのも耐えられる・・・けど・・・」
拭ったばかりなのに、涙がどんどん瞳から溢れてくる。
「あいつのせいで・・・私・・・私・・・寂しさに耐え切れなくて・・・だから自を・・・」
「・・・ふぅー・・・分かった、だから泣くな」
「ん・・・」
ネロが唯の頭を撫でた。
そしてそっと抱き締める。
腕を中で震える子供の様な彼女の背中を軽く叩き、慰める。
「・・・あいつさえいなくなれば・・・私だって・・・」
唯がネロの胸板に顔をうずめながら呟いた。
「お前の中の男を消せば・・・お前の孤独を満たせば・・・幸せか?」
ネロが真剣な口調で震える唯に尋ねた。
「・・・そうよ・・・きっと・・・幸せに・・・」
「そうか・・・仕方ねぇな・・・」
そう言うとネロは唯の乳房に触れた。
「は!? ぁ・・・」
唯が驚く様な声を上げ、すぐに自分の出した声を恥じた。
「俺が・・・お前の役に立てるか分からねぇけど・・・そうゆう願いなら」
そう言いながら乳房を優しく揉み解す。
「はぁ・・・ぁ・・・」
ネロに体を支えられながら、唯は導かれる様に布団に横になった。
潤んだ瞳でネロの顔を見つめる唯。
「・・・お、お願い!・・・優しく・・・」
唯がいざとなると慌てた様に素振りを見せた。
あまりの慌て様にネロが疑問を持つ。
「・・・お前、初めてなのか? もしかして」
「・・・あいつ・・・私の体を触ろうともしなかったわ・・・」
- 22 :
- 「じゃぁ処女?」
「な、何よ・・・処女じゃ何か不都合でも?」
「はは、コンドーム持ち歩いてるのにな」
唯が不機嫌そうに頬を膨らませた。
「サングラス・・・取らないの?」
「いや、このままで良いよ」
ネロが中指でサングラスのクイッと押し上げた。
「それよりも・・・やめるなら今の内だぞ?」
「何よ・・・今更怖気づいた?」
「後悔するなよって言ってんのさ」
「そっちこそ」
「そうかい、ずいぶん強気だな」
ニヤリッとネロが笑った。
「じゃぁ、こっちも強気に攻めさせて貰おうかな」
そう言いながら唯の腹部に舌を這わせる。
「や、ちょ!・・・そんな事・・・」
不慣れな愛撫に唯が戸惑いの表情を見せる。
「静かにしてろよ」
そう冷たく返して舌を動かし続ける。
滑らかな女性の肌を舌先で堪能し、唾をまぶす様に舌を動かす。。
舌先でへそをかき回し、お腹全体を唾液で塗らしていく。
「は・・・ぁ・・・」
くすぐったいのか気持ち良いのか、色を帯びた声を出しながら上半身をくねらせる。
ネロは唯の仕草を様子見しながら徐々に舌を上に昇らせて行く。
唯が求める場所に、じらす様に、あせらせる様にゆっくりと・・・
「ん・・・あ、あんた・・・けっこう上手いわね・・・ぁ」
「処女が何言ってんだよ・・・他人の技なんて知らないだろ?」
「・・・自分でするよりかは気持ち良いわよ?」
「そりゃ、褒めてんのか?」
「もちろん」
- 23 :
- ネロが両乳房の谷間に舌を這わせる。
「・・・う・・・ん・・・はぁ・・・」
そのまま更に上に昇り、首筋をそっとキスをした。
今度は真正面から唯の乳房を見るネロ。
女性らしい丸みで膨らんだその部分は目が冴えるほど綺麗な肌の色をしていた。
男を知らないその乳房は清純らしい美しい形でネロの前に曝け出ていた。
そしてそれを軽く手の平を開いて優しく乳房を覆う様に触れる。
「は!・・・あぁ・・・」
最初は具合を見る様にそっと形が変わる程度の力で触り、徐々にハッキリと揉みほぐす様な動きに変えていく。
「んぁ・・・あぅ!・・・はぁ、あぁ・・・」
美しい形を保ち続ける乳房。
だがその美しい形さえも指の動きをいう干渉を受け、石を投げ込まれた湖面の様に巧みに形を変える。
乳首を強調する様に手の平をすぼめて、乳房を搾り上げる。
「はぁん!!」
唯が色っぽい声で喘いだ。
「・・・これが欲しいんだろ?」
唯の豹変振りを見て、弱点を見抜いた様にネロは再び乳房を搾る様に揉む。
乳首を搾り出すように何度も何度も・・・
「や、あぁ!! うぁぁ!!」
搾り出す様に勃起させた乳首をすかさず指の腹で擦る。
「うぁ!!? ぁぁ!」
「こんなにぷっくり膨らんでるぞ」
そう言いながら搾り出した乳首を摘み上げる。
「ひゃん!!」
唯の上半身がビクッと反応した。
唯を更に奮い立たせる様に指の中で潰れる乳首を引っ張るように刺激する。
肌色の乳房が、淡い桃色の乳輪が、円錐を築く様に伸びた。
極限まで引いた所で指を互い違いにスライドさせ、指の中で潰れる乳首をひねる。
「ひ!! や・・・あぁ!!」
何度も唯の体が痙攣する様に大きく反応する。
- 24 :
- 「どうした? さっきの強気な態度は」
「ぇ・・・あ・・・」
唯が思い出した様に声を出した。
そして赤い顔を羞恥心の余り背ける。
「可愛い声を出す様になったな」
そう言うと同時にもう片方の乳首を爪先で弄る。
「や、そんな事! う!? ・・・あ! ぁ・・・」
乳房の先端で甘い刺激を受け入れ、そのせいで発生する声を我慢する事が出来ない。
今まで冷静な自分で通ってきた唯にとって、直前まで甘い声で喘いでいた自分は顔から火が出るほど恥ずかしい。
しかし身体を貫く刺激に身体が、心が反応してしまい、声が出てしまうのだ。
強気な彼女はただネロの強気で丹念な愛撫に初々しい仕草を繰り返す。
「ふ・・・ぁ!!」
「素直になったじゃねぇか」
「ん・・・な、何よ・・・言わないでよ、そんな事・・・ぁ・・・」
彼女は否定はしなかった。
今更自分の痴態を撤回する気にもなれないのだ。
ネロがゆっくりと口を乳首に近づける。
「ぇ、何・・・? 舐める・・・の?」
唯が直感した。
目を丸くしてネロの顔を見る。
「嫌か?」
「・・・好きにしなさいよ・・・」
すぐにいつもの冷めた口調と表情に戻った。
「じゃぁお言葉に甘えて」
たっぷりと口の中で舌に唾液をまぶしてから、乳首の上を通過する。
「はぅ!! あ・・・ぅ・・・」
唯が凍える様に背中を震わせた。
(続)
誤字などは寛大な心でスルーを・・・ orz
- 25 :
- 案の定というべきか、婦長が俺の部屋に来ていた…。どうやら俺達は少し来るのが遅かったようだ。
「一体どういう事なのか、説明して下さい!」
あー、五月蠅い。キーキー声出すな…。
「そんなにヒステリーばっかりだと男から逃げていきますよ〜」
「な、何を言うんですか! 今はそんな事は関係ないでしょう!」
- 26 :
- しゃあねえな。
俺は瀬名に声をかけた。
「瀬名…、お前の旦那をここに連れて来い」
「え…? あ、はい!」
部屋に居るのは婦長と俺だけだ。
「分るように説明して下さい!」
「まあまあ、そんなに怒らないでって。すぐ説明するからさ」
婦長は眉を顰める。
「何なんですの、一体…」
瀬名が旦那を連れてきた。
「…初めまして、かな? あんたの奥さん、俺が貰うから」
ざわっ…。
どうやら野次馬が出来ていたらしい。
「どういう事かね?」
「私…、もう我慢できません!」
叫んだのは瀬名だった。
「何を怒っているんだい?」
瀬名は蔑むような口調で答える。
「わざとらしい…。実の父親と関係を持ってるくせに」
「な、何を言い出すんだ」
これがさっきまで冷静を保っていた男かよww
「聞いたよぉ? あんた、同性愛者なんだってな。…そんなんじゃ瀬名の願いは叶えられない」
「妻の願い…だと?」
「あなたとは離婚します。これにサインしてください」
そう言い、離婚届を突きつけた。
「何をバカな…」
「こいつはあんたと別れなきゃ願いは叶えられない…。そうだったな、瀬名」
「はい」
迷いのない瞳で瀬名は答える。
- 27 :
- 「ですから、あなたはこの看護士と…」
婦長が何か言いかけたが、俺はそれを無視した。
俺は瀬名の制服の上から乳首を弄る。
「あっ…」
瀬名は大きく反応する。
「こうやって…、こいつの欲望を叶える事が出来るのは俺だけだからな…」
「そんな世迷言を信じるとでも思っているのか?」
「私は…、私の生涯は御主人様ただ一人に捧げます」
「そんな男のどこがいいんだ!」
瀬名の旦那は叫ぶように問う。
「あなたよりずっといいわ…! あんな家、地獄よ。毎日毎日男同士の変な声を聞かされて…、その上お義父様はそれだけでは物足りず…、私まで求めようとして…」
「しかも、仕事先まで一緒じゃ気が狂うよなあ…? 何も束縛だけが総てじゃない…」
「御主人様の言う通りです」
それまでさっきまで黙っていた婦長が声を上げる。
「何を血迷っているの? 江沢さん、この男の毒牙に引っ掛かっているだけよ。お願いだから目を覚まして頂戴!」
「私は正気です」
キッパリと言い放つ。カッコいい…。
俺は迷わず下着を脱がせた。
「い、いやぁ…、御主人様ぁ…」
「いいからじっとしてろ」
「は、はい…」
俺は男根を出し、瀬名の乳首を刺激する。
「いやぁっ、あっ、あっ、いい…。も、もっとぉ…」
「イキたいのか? 瀬名」
「は、はい…」
「な、何て女だ…。私が知っている妻じゃない!」
俺は瀬名を弄りながら言う。
- 28 :
- 「そりゃあそうだろう。あんた達は今まで仮面夫婦だったんだから…、知らない顔があって当然だろ? それとも何か? 今ここでサインするのか? それはそれで有難いが…」
「…っ、こんな女くれてやる! 俺の言う通りにならない女には最早、用はない…」
そう言い、離婚届にサインをした。
婦長は目を白黒させた後、倒れ込んだ。
「良かったなあ、瀬名…。お前の願いの一つが叶ったぞ」
「は、はいぃ…」
イキたいのに我慢して答える声…。たまらねえ。
俺は強く乳首を捩った。
「んんんん〜! い、イクぅ!」
そう言い、瀬名は絶頂に達した。
- 29 :
- kh
- 30 :
- もしやとは思ったがやはり容量オーバーで新スレ移行してたか。
ねおんも初心者も大変乙
- 31 :
- 続き投下。
何度も何度も乳首を舐め、舌先で乳首をそそり立たせる様に刺激する。
「う、は!・・・あぁ・・・」
唯の甘い吐息が漏れる。
口内に溜まる唾液を舌先で掬い取り、そのまま唾液を乳首に運ぶ様に塗りつける。
舌に撫で回され、乳首がゆっくりと成長する樹木の様に突き出て来る。
更にその成長を急かす様にネロは舌で乳首の根元を擦った。
ふと乳首から口をのけるネロ。
ネロが見る頃には既に、小さく淡い桜色をした初々しい乳首は舌の中で縦長に卑しく突き出た。
まるで更なる愛撫を求めるかのように・・・
唾液にまみれた乳首。
卑猥な液体に装飾され、その液体が放つ怪しい光沢がネロを誘うかけるのだ。
『もっと』と・・・愛撫をせがむ様に・・・
「どうした、乳首が勃ってるぞ?・・・初めてのクセにいやらしい体だな」
ネロが顔に冷たい笑みを浮かべながらからかう様な口調で言った。
「ぅ・・・」
意地悪なネロの顔を唯は頬を紅に染めながら睨みつけた。
そんな唯の態度を咎める様に乳首を指の腹で叩くネロ。
「くっ!・・・ぁ!・・・」
唯の上半身が痙攣する様に反応した。
「こんなにプックリさせやがって・・・何を期待してるんだ?」
「・・・」
無言の唯に、ネロが口をすぼめて乳首に息を吹きかけた。
吐息吹きつけられた乳首は水分にまみれている。
「ん!・・・」
水気を帯びた肌は体感温度は極端に低く、敏感な膨らみの頂から熱を奪われる感覚に唯が顔をしかめた。
「・・・・・・言わないで・・・」
唯が泣く様な声で言った。
強気で冷静ないつもの唯とは違う・・・酷く弱々しい女の子の声。
声の調子のみならず言葉まで変わった彼女。
ネロは自分が完全に優位に立った事を確信した。
- 32 :
- しかしネロは休まず、獲物を追い詰める猛獣の様に愛撫を続ける。
再び舌先を乳首に当てがい、三度ほど擦る様に舐めた。
「うぁ! あぁ!」
舌先に乳首が突っ掛える感触が伝わる度に、唯の乳房全体が震える。
チュプ・・・
ネロがやや大きめに口を開き、乳輪を余裕で覆い隠す様に唇と肌を密着させた。
そしてわざとゆっくりと唇をを窄める。
乳輪周り全体に輪の様に広がった感触。
ねっとりと唾液に濡れた唇の滑らかな皮膚の感触。
その輪状の感覚がどんどん小さく、ゆっくりと膨らみを昇る様に迫ってくる。
「ぁ・・・はぁん・・・」
甘く、もどかしい感触に唯が卑しい声を出しながら上半身を震わせた。
早く・・・自分の望む部分に・・・
しかしそんな唯の期待を裏切るかの様にネロはゆっくりと、じっくりと彼女を焦らせる様に攻める。
唇が乳輪、乳首の付け根に達した。
空気が漏れぬよう唇と乳輪をしっかりと密着させ・・・ゆっくりとまだ柔らかい乳首を乳輪ごと吸い込む。
「ん! あぁ!!」
待ち侘びた感触に唯が一際大きな声で反応した。
その声は喘ぎ声の様でありながら歓喜の声の様にも聞こえた。
乳輪を挟みながら唇を左右にスライドさせ、乳輪の感触を味わいながら愛撫する。
乳輪を唇で揉む様に刺激しつつ舌先で乳首の転がし、時には乳首全体ではなく先端のみを舌先で擦る様に愛撫する。
唯が体を震わせながら背筋を反った。
「は!!? あぁ!! だ、だめぇぇ・・・あぅ!?」
更に乱暴に乳首を吸引する。
乳首を口の中で搾り出し、再びその突き出る先端を舌で転がす。
そして限界まで乳首を引っ張った所で、ふと口を外す。
チュッ・・・プ・・・
乳首が液体質な卑しい音を立てて、唇から開放された。
一瞬僅かに乳輪が波打つ様に震え、元の形に戻る乳房。
唯一違うのは、乳首がその存在を主張するかの様に先程よりも更に膨れている事だ。
- 33 :
- 「はぁ・・・だ、だめ・・・乳首だけで・・・」
「乳首だけで?」
ネロがそう問い掛けながら唯の珠の様に丸く膨れた乳首を摘む。
「うぅ!!」
「乳首だけで・・・何?」
コリコリと真珠の様に固くなった乳首の硬度を確かめる様に攻めながら言った。
「ぁ・・・い・・・イク、うぁ!!」
唯が止まらない喘ぎ声の間を見計らう様に喋った。
ふと手の動きを止めるネロ。
「イケよ」
「ぇ!? で、でも・・・」
赤い顔を俯け黙り込む唯。
彼女に似つかわしくない遠慮気味な口調で言った。
「・・・い、挿れないの・・・?」
「別に乳首だけでイケるなら良いじゃねぇか・・・イケよ」
冷静にあっさりと返すネロ。
そう言いながら彼は乳首攻めを再開する。
「はぁ!? あん!! あぁぁ!!!」
唯が更に声を荒げて喘いだ。
その様子から察するに彼女の絶頂は近い様だ。
乳首だけでイケるとは・・・初めての分かなりの感度のらしい。
「はぁ!! だ、だめぇ!! イッちゃうぅ!!!」
「ほらほら、イケ! 乳首だけでイケよ!!」
ネロが唯を急かす様に叫んだ。
「だめ!!だめ!! ち、乳首だけで!? うぁぁ!! あぁぁぁぁぁーーー!!!!」
冷静で無愛想な唯が叫んだ。
性の前では彼女も一人の女という事だろうか。
彼女の体が乳房を誇示する様に大きく反り返る。
限界まで反り返った所でビクビクと数回痙攣する。
そしてすぐに唯の背中が敷布団の上に音を立てて落ちた。
- 34 :
- ・・・まだ荒い息を落ち付かせる様に深い呼吸を続ける唯。
布団の中で震えるその華奢な体。
乳房が深呼吸に合わせて、ゆっくりと上下していた。
・
・・
「・・・服、着ろよ・・・その格好じゃ風邪引くぞ」
ネロは浴室前の自分の服を唯に向かって投げつけた。
「・・・何よ・・・あんたが体中嘗め回してせいで気持ち悪くて・・・服着る気になれないのよ・・・」
彼女は既に元に戻っていた。
いつも通りの小生意気で冷静な口調に、そして凛とした冷静な顔立ちに。
頬にはまだ微かに赤さが残っていたが・・・
「そいつは悪かった・・・でも気持ち良かっただろ?」
「・・・そうね・・・まぁまぁじゃない?」
「えっらそうに・・・さっきは『寂しくてにそう』とか言ってたくせに・・・」
「・・・有り難う」
唯が唐突に呟く様に礼を言った。
今度ばかりはネロにもハッキリと聞き取れる。
どうゆうつもりで言ったのかは分からない。
ただ彼女は自分の満たされた気持ちに、そして満たしてくれた相手に・・・何か言いたかったのだ。
ネロが照れくさそうに人差し指で頬を掻いた。
(続)
- 35 :
- ねおんなんか(゚听)イラネ
- 36 :
- そろそろ触手とか獣とか拷問とかハードなの見たいね
- 37 :
- ねおん氏は冗長すぎる前振りで萎えてしまうな。
- 38 :
- ねおん氏(´∀`)イイヨイイヨー
続き待ってます
- 39 :
- かづきみたいなロリ触手モノが読みてェ〜〜〜〜
- 40 :
- とりあえず結末だけ落としときます。
二人は寝転がっていた。
唯が布団に、ネロが畳に。
情事の後の沈黙。
時間を刻む時計の秒針の音だけが部屋に響いている。
短針はもう11の所を示していた。
この沈黙は意外にも唯の方から唐突に破られた。
「私・・・明日・・・」
天井を眺めながら唯が口を開いた。
「何?」
ネロも同じ様に天井の木の板の木目を見ながら返した。
「・・・明日の朝になったら・・・家に帰ろうかなって・・・」
「・・・そいつは良い事だ」
「うん・・・」
二人揃って天井をただ眺めていた。
体の熱もすっかり冷め切っている。
「ねぇ・・・」
「ん?」
ふと上半身を起こす唯。
「もし・・・あんたを好きって人が現れたら・・・どうする?」
ただ前を見つめながら呟いた。
「どうするも何も・・・全力で受け止めるさ」
「そっか・・・」
「結局信じてるのか? 俺の話」
ネロが首を唯の方に向けた。
「・・・分かんないけど・・・あんたの事は信じてるわよ?」
「そうだったな」
少し、溜め息をついてから唯が話しを続ける。
「・・・それでね・・・そのあんたを好きな人が・・・私でも・」
「全力で受け止めるさ」
唯が勇気の振り絞って出した台詞を言い切る前に・・・
- 41 :
- ネロはそう言いながら彼女の体を抱き締めた。
体を抱き寄せるネロの腕の力がたくましく・・・切ない。
「ごめんな・・・でも俺、もう人間じゃないんだ」
唯には理解できなかった。
自らを天使と名乗るこの男、何故ここまで・・・人間じゃないと言い張るのだろうか。
しかし彼女はそれを受け入れ、呟く様に彼に返した。
「・・・どうしたら・・・人間になれる・・・?」
「・・・お前みたいな人間をあと・・・13人幸せにするまで」
「それが天使の仕事?」
「そうだ」
唯がネロの背中に腕を回し、彼の体を抱き締める。
力強く何かを求める様に・・・惜しむ様に・・・
「私・・・それまで待ってて良い?」
「・・・人間に転生できても赤ん坊からやり直しなんだ・・・」
「・・・私、それでも良い・・・」
「は?」
「あんたが結婚できる歳になる頃には私36、7のおばさんだけど・・・あんたがそれでも構わないなら・・・私、待ってる」
「お前なぁ・・・何言ってんだよ・・・」
「待つ待たないは私の勝手でしょ?」
「・・・ま、そらそうだわな」
唯の頑固ぶりにネロが呆れる様に言った。
そして唯の頭を慰める様に撫でた。
「だけど無理だ、記憶も消されちまうからな・・・お互い分かんねぇよ」
「・・・でも、でももしかしたらって事も・・・前世の記憶を持って生まれて来る人だっているらしいし・・・」
「んなもん信用するよか、新しい男でも見つけろよ」
「・・・」
「俺よりも器用で優しい男を・・・な? せっかく若いんだしよ」
「やだ」
「おいおい・・・」
ネロは気が付いた。
- 42 :
- 自分の腕の中で震えている彼女に。
「だって・・・初めて私の事理解してくれた人だもん・・・」
「・・・」
「もう少しそばにいて・・・明日起きたらいなくなってるなんて・・・やめてよ?・・・」
「・・・唯」
ネロが抱き付く唯を引き離そうとするが・・・
唯はそれに反発する様にネロの背中に回す腕の力を一層強めた。
「もう二度と逢えないなんて・・・絶対にやだ!!」
「唯!」
ネロが怒る様に叫びながら唯の体を無理矢理引っぺがした。
「!?」
引き剥がされた唯が目を丸くしてネロの顔を見つめる。
その瞳からは涙がボロボロと零れていた。
「泣くなよ・・・」
「何よ・・・誰だって別れは・・・辛いじゃない・・・」
唯が悲しみでしゃがれた声で言った。
「唯」
ネロが真剣な顔付きで唯の両肩を掴んだ。
彼の瞳を覆い隠すドス黒いサングラス。
もしこのサングラスがなければ彼はどんな瞳をしているのだろうか・・・
そんな事を考えながらも唯は自分の高ぶる感情を抑える事に必だった。
「・・・お前にはまだ未来があるんだ」
「うん・・・」
唯が返事を返した。
「俺なんかよりもっと器用な男と結婚して・・・元気な子供を生んで・・・健康なまま歳食って・・・」
「うん・・・うん・・・」
唯はただ相槌を打つ様に『うん』と繰り返す。
彼女の顔は悲しみの色でいっぱいで、瞳は涙で潤んでいる。
「子供や孫に見守られながら・・・安らかにぬ。それがお前の人生だ」
「・・・うん」
- 43 :
- 「生きてさえいればいつか絶対報われる、だから・・・もうのうなんで絶対に考えるな」
「うん」
「約束だぜ?」
「・・・うん・・・約束する・・・」
「最後に・・・笑ってくれないか?」
「・・・」
唯が涙を乱暴に腕で拭い、にっこりと満面な笑みを作った。
微笑む彼女の瞳からは堪えきれずまた涙が伝い落ちた。
「上出来だ、ばっちりストライクゾーンだぜ?」
「・・・え?」
思わず声をあげた。
唯はネロの背中で四散する白い雪を見た。
それは踊る様に空中を舞い落ちる。
次に見たのは二人を包み込む様な白い帯。
その帯がネロの・・・彼の背中から続いていたのだ。
彼女はそれを冷静に理解した。
「悪ぃ、空飛べなかったけど・・・これで勘弁な」
そう言いながらネロが優しそうに微笑む。
眩しいほどに純白な羽だった。
雄雄しささせ感じる大きく立派な翼だった。
あまりにも神々しく・・・あまりにも神秘的な光景だった。
そして・・・あまりにも優しそうな微笑みだった。
やっぱり・・・天使だったんだ・・・
・
・・
瞼越しに届く光に刺激され、唯は目を覚ました。
古びたカーテンの隙間から漏れる日光を上半身に受けながら、彼女は上半身を起こした。
- 44 :
- 「・・・」
無言のまま部屋を見渡す唯。
あまりにも・・・静かだった。
部屋の中では相変わらず時計の秒針の音が響く。
時計の短針は6時を差していた。
(私・・・いつの間に・・・)
どうやら彼女はいつの間にか眠ってしまっていた様だ。
唯は自分が服を着ていることに気が付いた。
ボタンを一つ残らず掛けられ、シワも少なく綺麗に整えられていた。
昨日は眠ってしまうその瞬間まで裸だったはず。
彼は唯にどうやって服を着せたのだろう・・・
唯がふと部屋の畳に落ちている物を見つけた。
そっとそれを取り上げる。
「・・・羽?」
記憶に残る純白さ。
あまりに白く美しい羽。
「・・・あいつ・・・」
羽の根元をねじり、クルクルと回しながら微笑む唯。
「人間に戻ったら・・・また逢えるかな・・・?」
彼女はそっと羽にキスをした。
・
・・
ビルの屋上。
男はコンクリートの角に腰をかけ、足を空中に放り出していた。
体をあと少し前にずらせば、高さ十数メートルの高さから落ちる事が出来る。
そんな高さに怯む事もなく、彼は手に持ったアンパンを頬張りながら、双眼鏡で街を見渡していた。
「どいつもこいつも幸せそうだぜ・・・」
最後のアンパンの欠片を乱暴に口に押し込み、喉に流し込んだ。
「はぁ・・・こりゃまだ時間が掛かりそうだなぁ・・・めんどくせぇ」
ふと男の目線の先には若い男女のカップル。
- 45 :
- 人間並みの視力では見つからないほど遠くの人を彼は見つけた。
ガラの悪そうな男達に取り囲まれているのだ。
「お、カモみっけ」
男はそう言ながら立ち上がり、ビルの角に足を掛ける。
そしてそのまま、躊躇する事無く前に跳ね飛んだ。
空中に投げ出される体。
男は満面の笑みで空中を見上げた。
しかし男はそのまま重力に従って体を沈めた。
「はぁ〜、やっぱ一人でも飛べないか・・・何であの時翼出せたんだろ・・・」
彼の名はネロ。
不器用な天使である。
(完)
非エロですまそ。 orz
- 46 :
- 乙。まあ茶でも飲め( ・∀・)つ旦
- 47 :
- こんにちはー、前スレって800くらいで落ちたんですか?
- 48 :
- 長文投稿が続いて容量制限をオーバーしたんだよ。
この調子で行けば、このスレは300ぐらいで飽和するかな。
>>39
オレもだ。
- 49 :
- とりあえず次の奴、序盤を落としときます。
ジャンル的には 『ロリ×無理矢理×獣攻め×輪姦』 とまぁ、読む人選びそうな・・・
この時点で受け付けない人読まないで下さい。
- 50 :
- [赤い砂漠]
水分の気配さえ感じない見渡す限りの乾燥地帯。
強い風に吹かれ赤い砂塵の舞う砂漠。
所々でむき出しになった荒々しい岩肌。
人間さえも食らう凶暴な生物達。
こんな過酷な環境でさえ人間は適応し生活をしていた。
・
・・
「はい、次の持って来たよ」
頭に被ったヘルメットを取り外しながら少女は話しかける。
彼女の滑らかな栗色の髪が肩から垂れ落ちた。
体型は華奢で歳は13、4そこら。
少女が台車に乗せて引きずって来たのはバイク。
どんなに悪質な地形でも走行が可能なホバリング技術で改良が加えられた乗り物。
サンドバイクと呼ばれるこの乗り物はこの劣悪な環境では必需品だ。
「ありがとうリヤト、そこに置いといて」
「姉ちゃん・・・少し休憩したら? もう4時間近く機械と睨めっこしてるじゃない・・・」
リヤトが心配そうにガレージ奥で機械を修理している姉、エルアに言った。
「うん、これ終わったら・・・ね」
そう言いながらもエルアは頭に乗せていたゴーグルを目に掛ける。
彼女が手に持つ器具が機械が触れ合う度に青白い火花を散らした。
「・・・じゃぁ、私ももうちょっと頑張ろうかなぁ〜」
リヤトはそう言いながら壁にもたれ掛かった。
しっかりとした石作りの壁。
壁だけではない家全体が石や土なのだ。
無骨な作りながらも強烈な日差し、乾燥や凶暴な生物から身を守るには最適だ。
姉の役目は機械の修理全般。
妹の仕事はあちこちの町に出向いて修理の依頼を受け、壊れた機械をこの工房に持ち帰る事だ。
姉が修理した機械の返却もリヤトがやっている。
- 51 :
- 訳あって彼女達は二人だけで生きていた。
というのも両親は既に他界している。
原因は仕事中の事故だ。
幼い頃から機械職人の父の背中を見ながら育った姉妹が機械に興味を持つのもごく自然な事だ。
二人とも七歳の頃には機械修理の基礎知識を身につけ、姉にいたっては十歳の頃には父と共に機械を弄ってきた。
「それじゃぁあたし・・・もう一件行こうかなぁ」
「今度はどこに行くつもり?」
機械と向き合っていたエルアがやっとゴーグルを外し直接リヤトの顔を見た。
「うーん、とりあえず遠いけど北の町の方にでも。こないだ砂嵐があったらしいから仕事あると思うよ」
「という事は砂漠越えるのね・・・気を付けてよ、砂漠は変な生き物がいっぱいいるんだから・・・」
「知ってるよ」
「それと・・・最近盗賊も出るらしいから」
「もぅ心配性だなぁ姉ちゃんは」
「当たり前でしょ? あんただってまだ子供なんだから・・・」
「大丈夫だよ・・・ほらバイクだってもう運転できるし、もう子供じゃないよ」
得意気な表情のリヤト。
そんなリヤトの表情を見たエルアは顔を俯けた。
「・・・あんたみたいな子供まで働かせて・・・ごめんね」
「な・・・何言ってんのよ、しょうがないじゃん二人だけなんだから」
「うん・・・そうだけど・・・ごめんね・・・」
姉の言葉に困った様な顔をするリヤト。
「じゃ、じゃあ・・・あたし行って来るね」
リヤトはこの場から逃げる様に背中を向けた。
「あ、待って! ・・・この子連れて行って」
エルアはリヤトを引き止めると、テーブルに置かれた手の平大の丸い物体をリヤトに手渡した。
「何これ?」
リヤトが手に持った物体を興味深そうに見つめる。
重く冷たい金属の感触。
表面には『PD』と赤い塗料で掘り込まれていた。
「・・・たぶん娯楽用のペットロボットか何かじゃないかしら?」
- 52 :
- 「こんなの持ち帰ったっけ・・・これも北の町の機械?」
「そうそう、もう修理したから依頼者に返してあげて。依頼者の住所はここね」
そう言うとエルアは住所の書かれたメモの切れ端をリヤトに渡した。
「ふ〜ん・・・じゃぁ行こうか、えっと・・・ピーちゃん♪」
リヤトは微笑みながら手に持つロボットを撫でた。
・
・・
赤い砂漠を砂煙を上げながら疾走するバイク。
リヤトはこのサンドバイクに初めて腰を置いてからもう一年になる。
おかげで運転はもうお手の物だ。
焼ける様な日差しを受けながら走り続けるサンドバイク。
(はぁ〜すっかり遅くなっちゃった・・・)
リヤトは頭の中でそう呟いた。
寄り道をした訳ではない。
例のペットロボットの持ち主を探していたのだ。
メモに記された住所はどうゆう訳か存在しない。
隣人に行方を尋ね、あちこち回っているうちに遅くなってしまった。
リヤトなりに努力はしたが、持ち主は見つからず終いで結局諦めたのだ。
バイクの荷台には修理が必要な機械が山積しており、例のピーちゃんもその山の上に置かれていた。
(ふぅ・・・)
いつも以上に仕事をした彼女の疲労感は頭の中で溜め息として出た。
とは言っても口を開ける訳にはいかないのだ。
顔面に吹き付ける砂のせいで。
ゴーグルがなければ目を開ける事すらできないだろう。
ヘルメットも深々と被っていなければ彼女の綺麗な栗色の長髪も砂にまみれている所だ。
先程からチクチクと刺すような痛みが彼女の顔にも広がっていた。
(今日は一段と風が強いなぁ・・・)
町を歩き回ったため足も筋肉痛だ。
強烈な日差しによって自らが発した汗のせいで服が体に張り付き、リヤトの不快感を煽る。
おまけに疲労感から来るのか、少し眠い。
- 53 :
- (だめだよ・・・もうすぐ家なんだから・・・)
リヤトは自分にそう言い聞かせる様に頭の中で呟いた。
しかし彼女の疲労感は体までも脱力させていた。
彼女の頭の中を何かが横切った。
今まで押さえていた気持ちが・・・横切った、いや・・・魔が刺したとでも言おうか。
ふとバイクを止めるリヤト。
(・・・誰も・・・いないよね・・・)
辺りを警戒する様に見回しながらバイクの座席から降りるリヤト。
砂を踏みしめる音とバイクのエンジン音が辺りに響く。
(ちょっとだけ・・・ちょっとだけなら・・・いいよね・・・)
そう考えながらバイクのエンジンを切り、辺りの岩陰に身を隠した。
自分の身の丈ほどの大きな岩。
そしてその大きな岩にもたれ掛かるリヤト。
ここなら日陰なので暑さは少しマシだ・・・
リヤトはヘルメットを一度外し再び深々と被り直す。
まるで何か心の準備でもする様に。
(ただの・・・ご褒美だよ・・・今日はいっぱい働いたんだし・・・)
いつも以上の疲労感が彼女をそんな考えに走らせた。
姉の前ではとても出せない本当の自分。
仕事の帰りにこういった欲求を解消するのは彼女にとっては時々ある事だ。
頑張った自分自身へのご褒美。
そうゆう名目で彼女は自分の欲望を・・・静かに晒け出した。
そっと手の平で服の上から自分の胸に触れる。
服に付着した砂の粗い感触が手の平に伝わった。
日差しや飛んでくる砂から身を守るため服の生地は厚い。
服の生地ごと胸をさする様に手の平を動かす。
今度は人差し指の先を使って、乳房の上を回る様に服の生地を擦っていく。
自分の感覚を頼りに指で自分の望む部分を探し出し、そして押した。
「・・・」
頬を赤く染めながら更に何かをほじる様に指を回す。
- 54 :
- 「ふ・・・ぁ・・・」
溜まっていた甘い息が漏れた。
(ちょっとだけ・・・もうちょっとだけなら・・・)
場所は広大な赤い砂の砂漠。
町どころか人の気配さえないこの場所で頼りになると言えば目印を記した地図と方位磁石だけだ。
この様な環境ゆえ凶暴な生物も存在し、強盗やレイプなども少なくない。
帰宅までの時間が長くなれば長くなるほど姉の不安は大きく膨れさせる事になる。
早く帰って安心させてあげなければ・・・
リヤトはそんな大事な事を考慮する事はできても、最優先にする事はできなかった。
自分の本能に欲望に忠実に・・・リヤトは自分の体を撫で続ける。
(あと少しだけ・・・すぐ・・・帰るから・・・)
さっきよりも強く乳房を押した。
「はぁ・・・あぅ・・・」
先端に広がる甘い刺激。
さっきよりも大きく息を吐き出すリヤト。
(やっぱり・・・だめ・・・直接・・・触りたい・・・)
彼女はどんどん傲慢に、そして快感に対して贅沢になっていく・・・
『姉が心配する前に帰らなければならない』と頭で分かってはいても、体が更なる刺激を要求してくるのだ。
疲労した体を慰める様に触っても、静まるどころかますます熱くなる。
自らの服の裾を乱暴に握り締めるリヤト。
そして・・・そっと服をたくし上げた。
「あ・・・あぁ・・・」
思わず声が出た。
乾燥しきった空気にリヤトの敏感な肌が晒け出されたのだ。
岩陰ゆえ砂などは飛んで来ない。
しかし彼女の敏感な乳房は暑い外気を感じ取った。
歳相応に成長している言うには少し小振りな乳房だ。
その分綺麗で滑らかな肌が、綺麗な桃色の膨らみの先端が彼女の乳房を十分に惹き立てていた。
幼いながらも母性の証である乳首はピョコンと外界に突き出ている。
「・・・」
- 55 :
- リヤトは自分の腰に巻いたウエストポーチのチャックを開け、手を突っ込んだ。
中から取り出したのは・・・スパナだ。
常備しているウエストポーチには機械修理工である彼女の命とも言うべき工具が揃って入っているのだ。
そっと・・・スパナで自分の乳房の先端に触れてみる。
乳頭が驚く様にピクッと反応した。
「あ!・・・ん・・・」
リヤトは後ろ首から腰にかけて何か寒気の様な物を感じた。
暗いポーチの中に入っていたスパナは思いのほか冷たい。
金属特有の冷たさが彼女の敏感な先端を刺激する。
「つ、冷た・・・」
思わず独り言を漏れた。
冷たさに慣れてしまう寸前で離し、しばらくしたら再び当てるという行為を繰り返す。
この冷たさ彼女にとっては快感なのだ。
自らの敏感な膨らみの先端を金属の冷たさで慰める様に、苛める様に攻める。
「はぁ・・・あぁん・・・」
彼女がそんな一人遊びにふけっている間に暑い外気に晒されたスパナはすっかり冷たさを失っていた。
スパナはもう用済みと言わんばかりにポーチにしまい直すリヤト。
再び手をポーチに突っ込み、適当に手に付くものを引っ張り出した。
偶然取り出したのはプラスドライバだった。
「・・・」
リヤトは指先でドライバの先端に触れる。
金属の冷たい感触、プラス型に加工された先端の切り込みの感触、その両方を指先で感じる。
ドライバの握り手部分を丁寧に掴み、先端をそっと自分の乳首に当てた。
やはり・・・この温度差は快感だ。
「は!・・・あん!」
リヤトが溜まっている物を吐き出す様に大きな口を開けて喘いだ。
溜め息を吐くのではなく喉が震えるほどしっかりとした有声音で喘いだ。
「はぁ・・・うぁ!・・・」
あまりの快感にドライバを握るリヤトの手が震えた。
そして再び今度はドライバの先端で乳首を押し込む。
- 56 :
- ドライバの先端が柔らかい乳輪に飲み込まれる様に沈んだ。
乳房の中心が金属の棒に押され、乳輪が滑らかなカーブを描いて凹む。
「ん・・・ぁ!!」
今度はハッキリと刺す様な感覚がリヤトの先端に走った。
その後は残像の様に、金属の冷たい感触が執拗に膨らみの先端を刺激し続ける。
ゴクリッ・・・
リヤトは口に溜まった唾を飲み込んだ。
そして乳首を押し込んだままドライバを軽く回してみた。
乳輪に埋まった乳首がドライバの先端の切り込みと擦れた。
「あ、あ、あぁ!!」
リヤトは悶えながらドライバを回す速度を速める。
更に高速で擦られる乳首。
熱い様な痛い様な奇妙な感覚が、膨らみの中心から広がる様に上半身全体を駆け巡った。
・・・ふと何か小動物が鳴く様な声が聞こえた。
こんな灼熱砂漠には不相応な可愛らしい泣き声だった。
突然の想定外の出来事に固まるのリヤトの手。
「・・・猫?」
猫などいるはずがない。
しかし聞いた泣き声を表現するなら・・・そう、猫だ。
「・・・え?」
気が付いた時には自分の足元で何か物体が蠢いていた。
その物体は生物であるという事はすぐに理解できたが、何の生物であるかは認識するには時間がかかった。
以前に見た事がある・・・その禍々しい姿態・・・そう図鑑だ。
彼女の頭の中にある知識がその名前を弾き出した。
この赤い砂漠の人鬼と恐れられる凶暴な巨大甲殻生物の名を。
「・・・サンドクローラ・・・?」
リヤトは思わず手に持ったドライバを地面に落とした。
(続)
- 57 :
- ねおん凄い文章欲だな
自分のサイトでも立ち上げなよ
- 58 :
- 正直、スレをオーバーフローさせるぐらい書かれると、
「お前のスレじゃないぞ」ぐらいは言いたくなるな。
テキストファイルにして、どっかのうpろだにでも置けば?
- 59 :
- ねおん士ね
邪魔!!
- 60 :
- ねおん作品スレでも立てようかね。
- 61 :
- まあ俺はねおん作品楽しみにしてるがね
- 62 :
- カウントダウンさんの続き〜
- 63 :
- 私もねおんさんの小説はいつも楽しみにしてますが、
エロ以外のシーンをもう少し削って欲しいかな・・とは思います。
でもすごく好きですよ、これからも頑張って下さいね!
- 64 :
- ユカとおにいちゃんのシリーズがまた読みたい
てかユカの兄と勇太くんの姉はヤラナイのかね?続き気になるんだが
- 65 :
- >60
いいと思う立てて
- 66 :
- >60
作品スレではなく、ねおん作品まとめサイトでも作ってくれよ
これだけ作品あると(しかも長いと)一気に読みたい時
スレで探すのが大変なんだよ
つーか、マジで作ってください。おねがいします。
- 67 :
- >>66
それは素晴らしい案ですね、ねおんさんの作品はぜひ後世に残したい
- 68 :
- まだ3スレ目突入しないだろうと安心してて今見たら2スレ目がああああああ
保存してなかった俺は…orz
いや、ねおんさんを責めてはいませんよ…
ねおんさん作品サイトというかこのスレのまとめサイト…切実にほしいですね
- 69 :
- 過疎化の構図だな。
- 70 :
- 1、ねおんマンセーレス
↓
2、回線切って繋ぎ直したり携帯使ったりサブマシンだったり
↓
3、ねおん作品投下
↓
1に戻る
でループ
専用スレか自サイトか、ろだに置けって
もはや荒らし
- 71 :
- >>68
過去ログのテキストならある。
ttp://nyan2.info/uploader/cgi50/index.html?1127980239
name : upld50243.txt
DLKey : chiku
初代の持ってる人いないかな・・・
- 72 :
- テキストの表示に時間かかるのでやっぱ包む。
ttp://nyan2.info/uploader/cgi50/all.html?1127983007
name : upld50244.zip
DLKey : chiku
あと、量書くのは別に構わないと思うのは俺だけか?
元々小説書くスレなんだし。
- 73 :
- GJ!!
- 74 :
- >>63
それは自分でも思ってました・・・ストーリ性も拘ってるんですが、今度からはできる限り削ってみます。
>>64
今やってる短発物が終わったら再開しようかなと思ってます。気長に待ってて下さい。
>>72
トンクス、すみません自分がヘマしたばかりに・・・ orz
SSの続き出来たんですが、とりあえずうpロダに上げます。
正直ここに落としたいとは思っていますが・・・不快に思う方がいるようなので別の方法考えます。
あと今まで書いた分のSSも詰めときました。
続きは差分をtxt形式でうpするという方向で行こうと思います。
興味ない方はスルーして下さい。
Link:ttp://nyan2.info/uploader/cgi50/all.html?1128007931
Name:upld50256.zip
DLKey:rujyvu
うpロダここでもいいのかなぁ・・・
- 75 :
- ここに書いててもいいと思うけどね。
続きものもいっぺんにコピペで貼れば他の人と被らないだろうし
- 76 :
- 言い忘れたが赤い砂漠かなりツボった。
GJ!
- 77 :
- >>75
それがいいかも知れないですね、被ると読みにくいですし
どうしても気に障る人もスルーしやすいかも
私は好きですよ、ねおんさんの小説
ユカちゃんにコスプレさせてほしーです
- 78 :
- コピペ張りは荒らし認定される可能性があるから、やめたほうが良いと思う。
ところで102さんはどこへ行った?
- 79 :
- 自分としてはいろいろな人の作品が読みたいので(正直ねおんさん
のはツボに入ってこない、すまん)、やっぱり一人の人の集中投下
はできるだけ避けてほしい。ぶったぎりするのは誰でも気が引ける
だろうし、そうなればここがねおんスレになってしまうのは必至。
支援者も多いなら、個人の作品スレ立てても盛り上がるんじゃないの?
- 80 :
- 初心者氏の続きも期待しつつ、新たなる書き手の参上も待って見る
- 81 :
- >>78
作品コピペで荒らし扱いになるなんて初めて聞いたが
- 82 :
- ねおんさん書くペース早そうだしボリュームもあるから、単独スレでやってけると思う。
投下時の気兼ねいらないのと、ファンの人は読みやすくてメリット多いよ。
自分も両スレ見に行くから是非そうして下さい。
- 83 :
- >>81
一度読んだものがまたコピペ張りされていたら、スレ/レスの無駄になるでしょ
・・・それを荒らしと認知するかは人次第だけど。
>>82
同意。
ねおんさんだけの単独スレキボンヌ
- 84 :
- 時代が・・・ねおんさんのスレを求めています・・・
少し叩かれたりもしてるよーですけど、くじけず頑張って下さいね
応援しています、ねおんさん
- 85 :
- ねおん氏単独スレっていうか、連載専用のスレって形で立ててそこに常駐って形じゃダメ?
書き手個人のスレはアンチに粘着されるような
- 86 :
- そもそもねおん氏がプレッシャーになって作品投下してない人いるの?
今そういう人がいないなら何の問題もないような。
- 87 :
- まずはネオン氏執筆&うp乙。
あとでじっくり読ませていただきます。
それと、俺も単独スレは必要ないと思う。
量が多くなれば今回のようにまとめてDLって形にすればいいと思うしね
- 88 :
- >>86
どっちかと言うと、書き手のプレッシャーより読み手が読みにくいという事では
まぁ、この手のスレでは避けられない道だから住人が広い心を持つしかない
- 89 :
- 読みにくいってだけで避けてる食わず嫌いな人もいると思うよ。
- 90 :
- >>86
俺ねおんの投下終わるまで待ってる。
以前も言ったが、投下しにくい。
- 91 :
- >>90
この流れを変えるために今投下してみては?
- 92 :
- というかねおん氏がろだにうpすると言っているのだから、ここに今落としたら?
待たせてると思わせるとねおん氏にとっても負担だと思うし。
- 93 :
- >>90
早くしろ
- 94 :
- >>83
俺が言ったのはねおんがメモ帳で作品を完成させてから、
まとめてコピーして投稿するって意味だったんだけど解釈が違ってたみたいね。
- 95 :
- とりあえず、続きは
- 96 :
- >>94
大丈夫。勘違いしたのは、多分一人だけだから。
- 97 :
- やっぱり一つの作品として完結させるまでうpは控えた方が良い?
長そうだから2、3部くらいには分けてうpしたいと思ってるんだけど。
- 98 :
- 読めればヨシ
- 99 :
- 俺は全くかまわんが、やりづらいって作者さんもいるようなので、
あまり長いようなら>>74のような方式でやったほうがいいかもしれん。
せっかく盛り上がってきたところだしみんなが納得できるやり方がベストだな
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