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2013年01月キャラサロン26: 好きな人と自由にロールできるスレ2 (225)
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好きな人と自由にロールできるスレ2
- 1 :2012/11/19 〜 最終レス :2013/01/04
- *好きに使えるスレとは全く別物です、ご注意ください。
キャラがいる場合のみ、ロールやロールの打ち合わせなどご自由にお使い下さい。
それ以外の使用は原則不可です、待機や名無し同士による利用も当然禁止です。
前スレ
好きな人と自由にロールできるスレ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1347084649/
- 2 :
- 2
- 3 :
- 3
- 4 :
- 【前の空間が容量の限界を迎えた】
【よって、キョン ◆pcZDVS.MKwとこの空間を使用する】
- 5 :
- 【前スレからの移動でお借りします】
向こうは移動を宣言する2行ほども無理だったから、そのままこっちに来させて貰った。
それで返事だが……消失もだし、本編の方も少しおさらいしておきたいからな。
近いうちに視聴して感想を伝えさせてもらう。
関係については、そうだな、丁度クリスマスなんていいネタを貰ったことだ。
その場だけを切り取って遊んでみて、その時の手応えで短期か長期か決めてしまえばいい。
彼女とクリスマスというのは、間違いなく青春に値すると思うぞ。
谷口あたりは血の涙でも流して悔しがりそうなもんだが。
その上で一つ補足するなら、行為の有無については……なんというか、だ。
俺を初めて動かすものだから、いざそちらへ移行すると上手くやれるかという不安からのものでな。
だから流れがそちらへ傾けばあっても問題が無いというのが本音だ。
- 6 :
- >>5
いら、っしゃい……?
(キョンの姿を見つけると、ととと……と近づいて)
あなたの言いたいことはわかった。
全ては始めてみてから……それには私も同意する。
なぜなら、そういう関係を望んだのは私なのに、私も私で積極的に動くことは難しい状態だから。
…………正直なことを言うと、キャラクターの選択をミスしたかもしれない。
けれど、あなたと私の組み合わせが好きなのも事実。
試行錯誤しながら楽しんでいけたらと思っている。……そしてあなたにも、楽しんでほしい。
それじゃあ、クリスマスの夜をあなたと過ごす。これは決定事項。
SOS団でクリスマス会をした後、二人で部室に残る。もしくは私の家へ。
私たちはまだ……付き合い始めて日が浅い。その方が今の私たちにとっては自然。
他に決めておくべきことがあれば言って。
- 7 :
- >>6
あー、お邪魔します……?
いや、他に適切な言葉がある気もするが。
そんなこと大した問題じゃないだろ。
好きなキャラでやるのが一番いいんだ、お互いぎこちなくでもやっていこうじゃないか。
無論、俺も不慣れに甘えず、そういう関係らしく積極的に接させて貰うさ。
初の彼女だ、恐らくは浮かれているだろうし。
……初の彼女と言って構わないよな?
(一瞬悩み、問題ないと力強く頷いた)
クリスマス会をするのなら、そのまま残るとハルヒに勘付かれそうだ。
ここは長門の家にお邪魔するとしよう。
そうだ、せっかくの付き合いたて設定にするなら交際後お前の部屋に上がるのは初としようか。
そうして進めていくと……一つだけ決めることがありそうだ。
俺たちはそういった行為を経験済みか否か。
個人的にはどちらでも面白いと思うが……長門はどう思う?
- 8 :
- >>7
少なくとも今の時点では、ぎこちなさは感じていない……と思う。
問題はこの後、話が動き出してから。
もしかしたら、あなたに頼る部分が多くなるかもしれない。
けれど、私も私でできる限り意思表示をしていくつもり。
……………………?
(力強く頷いたキョンを、一瞬きょとんと見つめ返して)
……構わない。私にとっては初の彼氏。
(ぽそりと呟くと、遅れて頷いた)
わかった、それなら私の家へ。交際後初めてという点についても了解した。
……準備をして待っている。
そういった行為を経験済みか否か……これは、とても難しい問題。
統計的に、経験済みとした方が後々行為に及ぶかもしれない可能性を考えた時の難易度は下がる。
けれど、経験をしていない状態を楽しめる機会はそうそうない。よって私は後者を選択する。
ただ、強いこだわりがあるわけではない。あなたに特に希望がなければの話。
今夜のリミット、教えて。
- 9 :
- >>8
それは有り難い。
長門は長門らしくあれていると思うから、後は俺の問題だな。
それも感じていないと言ってくれるなら安心だ。
……いや、何でもない。
お前は俺にとって初の彼女だ、間違いなく。
(佐々木とは特にそういう関係では無かったと改めて強調するように追加で頷いた)
だったら後者にしよう。
俺もその方が貴重な機会を得られて楽しいからな。
一つメリットも思いついた、こと知識においてはお前の方が圧倒的に上だろう。
そういった意味で、俺の不手際をフォローしてもらうといった風に、少しは長門が動きやすくなるんじゃないかと予想する。
もちろん委ねたいわけじゃないのは言うまでもないが。
2時かそこらといった所だな。
他に決めることが無ければ日程を決めて解散でどうだ?
残念だが木曜は時間が取れそうになかったから、次に都合のいい日を教えてくれるか? 都合をつけるようにする。
- 10 :
- >>9
それならあなたは安心していい。
………………。
(自身に言い聞かせるようにして「初の彼女」を繰り返すキョンを、今度はじっと見つめるだけにとどめた)
そういうことなら、できる限り学習しておく。
恋人同士と呼ばれる者たちは、クリスマスをどのように過ごすのか。行為に及ぶ際はどういった手順を踏むのか。
……あなたは私を頼っていい。
他に決めておくべきことは、特に思い浮かばない。
次回の日程については……木曜日以降だと、土曜日か日曜日のどちらかなら空けられるかもしれない。
ただ、今の時点では不確定。
土日のどちらかにあなたにとって都合が良い日があれば、それに合わせて調整を試みる。
- 11 :
- 【「佐々木」という存在について、私はまったく知識がない】
【軽く検索をかけ、あなたと親しい人物だということを把握した】
【……やれやれ、というあなたの口癖が彼女に由来することを知り、今現在複雑な想いを抱いている】
- 12 :
- >>10
ああ、いつものトラブルの時と同じように頼らせてもらう。
しかし、俺も男だし、こういった事についてはお前とそうかけ離れた差があるとは思わん。
だから長門も俺に頼ってくれ……甘えてくれて言い換えても良さそうだな。
どちらにせよ、そういった形でいこう。
土日のどちらかか。
だったら土曜日で頼む、日曜も一応空けるようにしておくが、俺も両日共は難しいかもしれん。
だから土曜を空けることを最優先目標とさせてもらう。
……佐々木についてだが、すまん。
俺も実のところさほど知識があるわけじゃないんだ。
知っているが知らない、俺たちが直面する問題に存在しそうなパラドックスだな。
とにかくそういうわけで、少しでもネタを入れておいた方がいいかと思って名前を出しただけだ。
俺と長門が交際するにあたって何の影響も与えないと保証するから、安心してくれ。
- 13 :
- >>12
わかった、あなたのことも頼らせてもらう。
私は……甘えるといった行為について、経験がない。
学習を試みるが、上手に振舞えるかどうかはわからない。
あなたにも教えてもらえればと思う。
私も両日は難しい。
それなら土曜日の夜21時を仮の待ち合わせとして、どちらかに不都合が生じれば伝言を入れるという方法を提案する。
今の時点で時刻を修正した方がよければ言って。
今の私は、あなたについてのありとあらゆる知識を欲している。
だから、あなたが佐々木の名前を出したことには何の問題もない。
……あなたの彼女は、私。
- 14 :
- >>13
もちろんだ、甘え方から教えようじゃないか。
ドライな大人の交際というも存在するとは思うが、それを十代でやるのは寂しいもんだ。
互いに補いあって進めていくとしよう。
時間も問題はないぞ。
土曜21時から自由になるように日程を調整しておくから、長門もそうしてくれ。
当たり前だが不都合が出た時は気兼ねなく教えてくれよ。
忙しいのは知っているから謝罪も不要だ。
……やれやれ。
その通りだ、俺の彼女はお前で、お前の彼氏は俺だ。
長門、どれくらいの期間になるかはわからないが……よろしくな。
さて、名残惜しいがそろそろ時間のようだ。
特に何もなければ今夜は解散でいいか?
- 15 :
- >>14
……あなたは頼りになる人。
二人でするクリスマス会を……今から楽しみにしている。
わかった。
けれど、あなたもそう。不都合が生じた時は気兼ねなく申し出るのも、謝罪が不要なのも。
何事もなく土曜日に再会できることを、祈っている。
こちらこそ、よろしく。
解散する前に…………少しだけあなたに、触れさせてほしい。
(ユキという名前に似合いの白い指先を伸ばし、キョンの指先に触れさせる)
(一秒、二秒、三秒……ほんの僅かな時間そうして、そっと手を離して)
今夜も楽しかった。おやすみなさい。
【今日はこれで最後、こっちでも……おやすみなさい】
- 16 :
- >>15
……長門。
(指先に触れた感触と、表情の変化の乏しさの中に見出した甘えに目を丸くし)
(二度ばかり目を瞬かせると、離れた感触を惜しむように手を開閉し)
ゆ……いかんいかん、一つ我慢していることがあるというのに長門の可憐さに危うく破りそうになった。
当日、ここぞという所で使うつもりだから、楽しみにしていてくれ。
おっと、プレゼントも考えておかないとな。
俺の方こそ、メタ視点で語るなら少し早いクリスマスパーティだが楽しみにしてるぞ。
おやすみ、長門……次の再会を楽しみにしてる。
【こっちこそ、今夜も楽しかった】
【ありがとう、おやすみ】
- 17 :
- 伊那かっぺい
- 18 :
- 二時
- 19 :
- 【キョン ◆pcZDVS.MKwとこの空間を使用する】
【あなたを待っている】
【まずは消失の感想を聞いてみたい……あなたが望むなら】
- 20 :
- 【長門と借ります】
さて、まずは消失の感想からだ。
一言で表すなら……可愛かった。
本当に、消失バージョンと呼ばれるお前は可愛かった。
無論普段のお前も可愛いし、そしてあの中に居る俺ではなく、視聴者として観測した俺には明確にわかることがあった。
……お前の好意に応えられない俺がもどかしい。
感情だの何だのとエラーを表現する所まで察しがつくなら、あっちの長門が俺にどうしてああいった態度だったのか、そこまで類推しろよと思った。
以上、俺からの感想だ。
- 21 :
- >>20
上の文には「可愛い」という言葉が三度使用されている。
そのことから、あなたが抱いてくれた……感情、はよく伝わってきた。
まずは視聴してくれたことに感謝を。
……もどかしい。わたしも、同じことを思った。
ただしわたしの場合はあなたに対してではなく、わたしの置かれている……想いを伝えられない境遇について。
でも……それでいいのだとも思う。
あなたは涼宮ハルヒを第一に考えるべき。そしてわたしは、涼宮ハルヒとそれを取り巻く環境の観測者。
…………ただ、少し……考えてみて、しまった。
もしもあなたがあの時……入部届を受け取っていたら。
脱出した後でもかまわない、涼宮ハルヒではなく……わたし、を選んでくれていたら。
……そういう願望を抱いてしまったわたしが、今ここにいる……わたし。
そしてあなたは……それを叶えようとしてくれている。
- 22 :
- >>21
視聴に関しては元々そのつもりだったんだ、感謝はいい。
むしろ今回のことがいいきっかけになったんだ、俺こそ感謝したい。
そうだな、俺たちはそういうものなんだろう。
病院の屋上で言った通り、誰一人として欠けて欲しくはないから、お前を失えば必ず取り戻しに行く。
だけど、それはハルヒを介しての行為だ。
俺が無力だからというのもあるが……結局はそういうことなんだろうな。
だから……観終えた後、俺もまったく同じことを考えた。
特に脱出後じゃなく、あの時、Enterキーを押さずにいて、入部届けを出して。
SOS団は特異な人間なんていないただの学外サークルで……俺とお前は文芸部員で。
そうだ、今回ひとつ謝りたいのは、前言撤回だ。
あちらのお前に物凄く惹かれた。
普段のお前の方が好きと言ったが、ほぼ同等まで押し上げられた。
だから、視聴もしたことだし、今日の予定を変更してもやぶさかではないと思っている。
恐らく消失版の方が動きやすいだろうからな……もちろん、今のお前でもいいんだ。
どちらも長門有希であり、ここに居る俺の一番好きな相手だからな。
――改変の選択を委ね返すぞ、長門。
クリスマスを俺はどちらのお前と過ごせばいい?
- 23 :
- >>22
楽しんでもらえたのだったら、それでいい。
あなたの時間を無駄にしてしまうことがなく、安堵している。
……わかっている。
あなたの世界はやはり涼宮ハルヒを中心に回っている。消失で再認識した。
向こうのわたしはそれに納得している。最後にああ言ってくれたあなたに……感謝、している。
それでも、ここにいるわたしは……。
前回あなたが言ったことは記憶している。
「しかし、事前情報の分だけで語るなら、普段のお前の方が好きである可能性は高い」と――
それに対してわたしは「あなたが好ましく思う私でいたいと思っている」と発言した。
その方向性は今も変わっていない。
あなたが消失のわたしを好ましく思ってくれたのなら、私はそうありたいと願う。
そもそもわたしは今のわたしにも……もどかしさを感じていた。だから。
わたしはあなたと……情報統合思念体の介入がない世界で、クリスマスを過ごしたい。
ただ……作中と違って、改変のチャンスは一度きりというわけではない。
ここにいるわたしは、何度でも世界を創り変えることができる。
消失ではなく今のわたしと接したいとあなたが考えた時は、引き合わせることは容易。
- 24 :
- >>23
楽しいに決まってるだろ。
前にも言ったが、まず作品そのものが好きなんだ。
……もっとも夏休みを8回繰り返すことに関しては擁護できんが。
そう、俺も同じだ。
溜息交じり、やれやれと何度呟いたかもわからない、だが間違いなく楽しい高校生活。
その中心人物はハルヒだ……しかし、ここに居る俺は……ここに居る長門と同じことを思っている。
よし、決まりだ。
俺は文芸部へ入部届けを出した。
しかしSOS団はそれとして外部サークル的に存在しており、12月25日は昼からあの面子でパーティをした。
そして夜、俺たちは二人で過ごす初めてのクリスマスを祝うべくお前の家へと向かった。
……どうだ? それらしく話を繋いでみたが。
それから、一つ質問だ。
俺たちは付き合っている設定という前回決めた路線は踏襲するか?
それともあの時間軸だから……12月21日か、あそこで俺が入部を決めて、その4日後。
つまり告白の段階から入るか、どっちがいい?
そうだな、ここなら俺にだって世界を改変することさえ可能だ。
元来俺たちではない二人だったんだ、どちらかがそういった気分になったら改変を行えばいい。
おっと、長くなっちまったな、適当に短く返事してくれ。
- 25 :
- 25
- 26 :
- >>24
そういうことなら、少し短縮して返事を。
これは前から思っていたこと。それでも、今改めてその思いを強くした。
……あなたは、わたしの願望をよく察してくれる。
なぜなら、あなたが提示してくれたそれらしく繋がれた話について、わたしも同じことを考えていたから。
そして、許されるのなら想いを伝える場面を――とも。
だから、少し長くなってしまっても構わないのなら、クリスマスの前かクリスマスの日に……あなた、に。
わかった、それならまずはわたしが世界を改変する。
続きの話は消失のわたしと。
次からは……新しく生まれ変わった、わたし。
(宙へと腕を伸ばし、何かを招くような手つきで空気を掻き混ぜる)
(一瞬小さな竜巻のようなものが巻き起こり、その後には……)
- 27 :
- >>26
あー……その、それは偶然だと思うぞ。
正確を期すならば、感性が似ているんだろう。
今回も単純に同じものを観て同じ結論に至ったのだと思う。
そして世間一般では、そういうのを相性がいいと言うんだ。
……少々こそばゆいが、そういうことだ。
だから長門、できれば俺からも告白させてくれよ?
想いを伝える場面が欲しいと思ったのも、同じなんだからな。
(深夜の校門で見た動作で世界を変えていく長門を見送り)
(そしてやってきた新たな長門有希へと、珍しい微笑を浮かべ)
改めてよろしくな、長門。
それで、スタートはクリスマスかクリスマスイブか……どっちにする?
十二月下旬の告白ならそのどちらかだって相場が決まってるんだ。
- 28 :
- >>27
(ぶるっ……と一つ震えた後、すぐにキョンの姿を探そうと顔を上げて)
(すぐ横にいてくれた彼に微笑みかけられると、途端に頬が桜色に染まっていく)
(改めてよろしくという言葉に、まだだいぶ緊張した面持ちで……それでも嬉しそうに頷いて)
……それなら、クリスマスイブがいい。
その日なら家に……いたいだけいてもらって、構わない。
……朝倉涼子も大丈夫、だから。
あ、の……SOS団のクリスマスパーティーが終わった後、い、一緒に……かえ……り、た……。
偶然でも、感性が似ているでも、相性でも……嬉しい。
わたしは……うれ、しい。
【PCトラブルでレスが遅れてしまった】
【それと、新しいわたしに少し手間取ってしまって……】
【こちらのわたしの方が動かしやすいと思っていた。でも、慣れるまで暫く時間がかかるかもしれない】
- 29 :
- >>28
(瞳に感情が宿る――と形容すると本来の長門に失礼だが)
(いかにも文学少女な、長門が望んだ長門の姿になったのを確認すると)
(頷きへとうんうんと、何かを喜ぶように二回頷き返し)
つまりイブに長門の家にお邪魔して、翌日……恐らく昼からあるであろうパーティに参加。
しかるのち、帰宅を共にしてお前を送っていくと。
……送って帰った後も、上がらせてもらっていいか?
俺も、すごく嬉しい。
嬉しくないわけがない、そりゃそうだろ?
他でもないお前と噛み合っているんだ。
【大丈夫か?】
【どちらの意味でも、今後も問題があるなら教えてくれ】
【そうでないなら、慣れの方については時間を重ねて解消していこう】
- 30 :
- >>29
あ……ご、ごめんなさい……。わたし、勘違い……を。
あなたとは、SOS団のクリスマスパーティーの後……一緒に過ごしたいと、思っていた。
だから……え、と……そうなると、25日の夜……?
(曖昧な記憶を手繰り寄せるように、小首を傾げてキョンを見て)
でも……特に強いこだわりがあるわけではない。
今のわたしには、あなたとふたりだけでクリスマスパーティーをしたいと伝えるだけの自信が……ないから。
だから、SOS団のパーティーが終わった後、あなたとふたりで帰ることができたら……
作中でのわたしのように、あなたを誘ってみようと思っていた。
あなたがまとめてくれた案だと……二日間も、一緒に過ごせることになる。
……そんな贅沢……いい、の……?
それならわたしは……が、がんばって……あなたを24日の夜、家へ……招待、したい。
どちらも……魅力、的。どうすれば……いい?
【……ありがとう】
【どちらももう少し様子を見てみて、あなたに迷惑がかかってしまうような事態になれば申告をさせてもらう】
【……ありがとうとごめんなさいを素直に言えることが……とても、嬉しい】
【前の子の時も……素直には、なれなかったから……】
- 31 :
- >>30
そうだな、長門の疑問に一言で答えるならばだ。
頑張れ。
つまり、そういうことだ。
贅沢?世界を変えるほど募らせてきたんだ、一日が二日になることは大したことじゃないだろ。
誘うための努力に関しては、ほぼ初対面でわけのわからないことをのたまっていた俺を家に招待したんだ。
あの勇気があれば、入部届けを出して意思表示をした俺を誘うくらい、何とでもなる。
もちろん俺だって何もしないわけじゃない。
更に辻褄あわせをするなら、ハルヒがSOS団のクリスマスパーティの告知をする日があるはずだ。
こっちの世界ではSOS団の活動は駅前の喫茶店を基点にするんだ、当然学校の違うハルヒと古泉とは帰り方向が違う。
こっちの朝比奈さんは俺を思いっきり不審がっているからまだ一緒には帰らないだろう。
当然、俺たちは二人きりで帰ることになる。
となれば、俺が長門に解散後に予定は良かったのかと尋ねることは可能だ。
これなら、いわゆるお前が俺を誘うための前フリは行うことができるというわけだ。
……問題は、実際のロールは24日夜からスタートだろうから、この情報が必要だったかという所だが。
どうだ?俺と一緒に二日間過ごしてみないか?
【わかった、だが今の長門に関しては問題ないと思うぞ】
【そもそも資料にできるものが少ないんだ、手間取って当然、むしろ俺の思いつきで変更させて申し訳ないぐらいだ】
【……気にすんな、前の俺が全部伝わってたって言ってる】
- 32 :
- >>31
…………がん、ばる。
(またしても頬を赤くさせ、こくりと小さく頷いたところで……気がつく)
そう、だった。誘うところから開始させる必要はどこにもない。
つまり、あなたが出してくれた助け舟に乗る形でわたしがあなたを誘えたとして……
24日の夜、あなたがわたしの家を訪ねるところからスタートすれば……。
あ、の……随分遠回りをさせてしまった、けれど……これで、どう……?
……過ごしたい。あなたとふたりで、クリスマスの二日間を……過ごし、たい……。
ごめん、なさい……。上手に、まとめられなくて……迷惑、を。
【そう言ってもらえると……安心、できる】
【わたしはわたし自身が感じている違和感をなくせるよう、努力……するだけ】
【あなたの思いつきではない、わたしも同じことを思っていたし、むしろ一番最初に消失の話題を出したのはわたし】
【あなたの前の人にもたくさん……ありが、とう】
- 33 :
- >>32
……恐らく、今の意思表示にこそ意味があるんだろう。
俺にとってのエンターキーと入部届けのようなもんだ。
だから今の決意によって俺を誘うことに成功したこととなって、めでたく俺たちは24日、二人でクリスマスを過ごすことになる。
その場合だと、開始は俺から、部屋のドアを開く所あたりからが良さそうか?
それとも室内の様子なんかを長門が書いて、俺を中に通すところからにするか?
どっちにしろ、気がついたら0時前だ、長門次第だが今日開始よりは次回の方が良さそうだが。
……一応言っとくと、俺は2時か3時あたりまで行ける。
あと、まとめられなかったのは俺もだ、すまん。
【俺も俺自身を違和感なくやるために努力する】
【お前から見える俺がそうじゃないなら嬉しい】
【……やめてくれよ、お前に先に感謝されたら俺はどれだけ感謝しなくちゃならんのか】
【本当にありがとな、お前にも、前の子にも……感謝してもしきれん】
- 34 :
- >>33
で、でも……今のはほとんど、あなたが……わたしはまだ何も、がんばっていない、のに……。
……ごめんなさい、じゃなくて……こういう時は……あ、ありがとう……。
してもらった分のお返しは、ロールの中で……。
エンターキーを押さないという意思表示をしてくれたあなたへ、わたしも……できるかぎりの意思表示を。
あ……今日はわたしが、あと一時間ほどしか持ちそうになく、て……。
だから、開始は次回からでも……いい……?
それでもよければ、わたしがあなたを迎え入れるところから書き出してくる。
残りの時間は、次回の予定を決めて……あとは、本でも、読む……?
次回、あなたの希望の日があれば教えてほしい。
合わせられるかどうかは未定だけど……できるだけ、そうしたいと思っているから……。
【最初から今まで、あなたに違和感を感じたことは一度もない】
【今はまだ会話をしているだけだけど……ここから先も、楽しみにしている】
【わたしもあの子も、そんなに感謝されることは――……】
【……これだと、ありがとうの言い合いになってしまうから……ここ、まで】
- 35 :
- >>34
お前はいつもそうしてくれていたじゃないか。
いや、今のお前は知らないかもしれないが……お前は俺のために何度もお膳立てを整えてくれたんだ。
こうなったからには、お膳立てくらいは整えさせてもらうさ。
1時を目安にだな。
折角の申し出だ、書き出しは甘えさせてもらうぞ、長門。
俺も今からクリスマスプレゼントについて悩むことにする。
もっとも、候補は既に挙がっているんだが……被るなどした不慮の場合の事案をな。
読書もいいが、その前に新入部員として挨拶させて貰っていいか?
えー……部長、でいいのか?部員一名だから。
とりあえず希望だが、長門の多忙が収まっているなら前のように月曜の昼なんてのはどうだ?
あるいは月曜なら夜でもいい、あとは火曜、あるいは来週の土日あたりは都合がつきそうだ。
そっちはどうだ?一応候補は全部挙げたから、都合のいい日を次回とさせてもらえると助かる。
【そうか、だったら安心した】
【それから、俺も同意見だ。長門と話していて楽しいし、この先も楽しみにしている】
【確かに堂々巡りになりそうだ……お互いに感謝しあっているということで、ここまでにしておこう】
- 36 :
- >>35
それならわたしも……甘えさせてもらう。お膳立て。
書き出しはごくごく簡単なものになる予定。あまり期待したら……だめ。
プレゼント……今のところわたしは、ひとつしか思い浮かんでいない。
ちゃんと考えて、おく。もしも被ってしまったら……あたふたしてしまう、から。
あい、さつ……? そんなのは、いい。
(一瞬きょとんとした表情を浮かべると、ぶんぶん首を横に振り)
あなたが入部してくれて………………うれ、し……い。
こちらこそ……よろしく、お願いします。
(ぺこ……と頭を下げ、反応を窺うようにそうっと見上げて)
そ、それから……これからは、あなたが部長を。わたしにはきっと、務まらない……。
予定を教えてくれて……ありがとう。
月曜日なら23時、火曜日なら21時待ち合わせ。
どちらかになってしまうと思うから……あなたの良い方を選んで。
土日は、日曜日なら空けられるかもしれない。一応、伝えさせて。
もちろん、空けて待っていてくれとは言わない。もし……あなたもわたしも、時間が作れたら。
- 37 :
- >>36
いや、お互いに送るものが被った場合はいいんだ。
ペアリングが2組とか、そういう事態でなければ何とでもなるから。
ただなんだ、あー……いや、言うと答えになるから伏せておこう。
とにかく俺は二案ほど用意することにする。
予定についてだが、それなら月火は遊べる時間が長い方で頼む。
俺はどっちでも構わないから、そういう選び方にしよう。
それから日曜はなるべく空けておくから、長門の都合がつけば会うようにしよう。
日曜なら昼夜どっちでも行けるから、それも考慮しておいてくれ。
さて、前後が逆になったが、新入部員として挨拶させてもらおうじゃないか。
新しく来たやつが部長なんておかしいだろ、だから長門が部長で俺が部長補佐だ。
そういうわけで、就任挨拶も兼ねて。
(上目遣いでこちらを見る、こっちの長門特有の反応に、そしてこれからの未来に胸を高鳴らせ)
これから長らく、恐らく卒業まで文芸部のお世話になる、新入部員のキョン改めジョン・スミス改め――
(深く頭を下げて本名を名乗った瞬間、緊急の校内放送が流れ、その大音量で二人以外には伝わらなくなり――)
【……あー、すまん、これがやりたかっただけだ】
【時間も頃合だ、返せる範囲で……最低限日程だけ返事してくれればいい】
- 38 :
- >>37
ペ、ペアリングは……まだ、はや――……
(一般的な文学少女らしく(?)些細なキーワードからあれこれ妄想しかけ、赤くなった顔を分厚い本で隠して)
そもそもわたしにとっては、あなたと過ごすクリスマス自体が……プレゼント。
だから、本当はプレゼントなんて……いい、のに。
でも、あの……楽しみにしてる、から……わたしもいろいろ、考え、る。
それなら火曜日の夜21時待ち合わせでも、いい……?
日曜日についても、ありがとう。
久し振りにお昼に会うのも楽しそう……だと思った。
火曜日には伝えられるよう、調整をしてみる。
で、でも……わたしには部長なんて……。
わ……わかった、それならあなたが部長、補佐……。
(まだ少し困っているような……それでいて、そういう感情を感じられること自体を喜んでもいるような)
(何とも言えない表情を浮かべ、遠慮がちにキョンを見上げる)
(かしこまった挨拶をこくこく過剰に頷きながら受け入れ、彼が名前まで言い終えたところで口を開きかけたものの)
あ――……。
(緊急の校内放送に小さな声は掻き消され……意を決して告げようとしたことは、またの機会に持ち越された――)
【せっかくのあなたのレスを短く返すことは……わたしには、できない】
【あ、の……火曜日、今から楽しみにしてるから……】
【今日もたくさん……ありがとう。これで、おやすみなさい……】
- 39 :
- >>38
【長門は返事があるのを確認しそうだ】
【だから、火曜の21時からで了解したと答えるついでにここだけ返事させてもらう】
【俺もせっかくの長門からのレスを端折るのは心苦しかったんだが、眠気と戦わせる方がもっと心苦しいからな】
【火曜日、それから日曜も可能なら……両方とも楽しみにしてる】
【おやすみ長門、またな】
【スレを返します】
- 40 :
- 40
- 41 :
- さむい
- 42 :
- 【長門有希 ◆uhLdKyGzSQと場所を借ります】
改めて、遅れてすまんかった。
本当にもう支障は無いから安心してくれ。
- 43 :
- シミケン
- 44 :
- 【キョン ◆pcZDVS.MKwとこの場所を借りる】
>>42
大丈夫、もう安心している。
だからあなたも気にしないでほしい。
今夜もどちらかの時間がくるまで一緒にいられたら……嬉しい。
(僅かに頭を下げて……「よろしくお願いします」のつもり、らしい)
それより、あなたに謝らなければいけないことが……。
前回請け負った書き出しが、まだ完成していない。
付け加えると、途中まで書いたものの……これではあなたがやりにくいかもしれないと、手が止まってしまった。
わたし自身どうするべきなのか悩んでいる、ということもある。
よければ、途中まで書いたものの確認を……お願い、したい。
- 45 :
- >>44
そ、そうか、そりゃ良かった。
今夜も時間の許す限りまでよろしくな。
(まだ若干慣れないのか、頭を下げて挨拶する長門に一拍遅れて頭を下げ)
やれやれ、どこの世界でも傍若無人なアイツと違って遠慮がちなのは美徳だと思うが、そこまで気にしなくていいんだぞ。
しかし、確認をしろと言うならやぶさかではない。
今から長門が投下したものを見て、確認を書いて続きを待つ形でいいのか?
だったら俺の準備は完了済みだ、見せてみてくれ。
- 46 :
- >>45
……あり、がとう。
内容に対する遠慮というよりは、書き方に対して自信が持てなかった。
自分の口数の少なさを考慮した時に、こういう書き方ならばカバーできるかもしれないと思い立ってしてみたこと……
だったけれど、読み返してみると、やはりこれでは返しづらい……と思う。
きっと、見てもらった方が早い。
やりにくさを感じれば、遠慮なく伝えてほしい。
わたしもこういう書き方には慣れていない。
この先上手に続けられる保障はない、から。
いきなりお待たせしてしまって……ごめんなさい。
(あの日、ずっと一人きりだった文芸部室に突然「彼」がやってきて――そこから、わたしの世界は一変した)
(彼と、会話した)
(彼と、下校した)
(彼を、家に招いた)
(彼が――――文芸部員になった)
(……そして今日、12月24日クリスマスイブ)
(わたしは再び彼を家へと招待し、彼はその誘いを受けてくれた)
(自分の身に、こんな奇跡のようなことが起こるなんて――)
(未だに信じられない気持ちでいるけれど、これは、夢でもなければIFの話でも……ない)
(静寂の中にインターフォンの音が響き、彼が到着したことを知って)
(彼と二人きりで過ごすクリスマスの夜が、始まろうとしていた)
……どうぞ。
(玄関のドアを開け、彼を迎え入れる)
(まだ堂々と顔を見ることはできなくて、つい……視線が下がってしまう)
(こんなことならもう一度深呼吸をしておけばよかった)
(……きっと、そうしていたところで変わらなかっただろうけれど)
よければ、コートを。
(ハンガーを片手に、手を差し出す)
(彼は今日、どんな格好で来てくれたのだろうか)
(迷った末、普段通りの制服姿で出迎えることにしたわたしの選択は正しかったのだろうか……緊張、する)
- 47 :
- >>46
なるほど……いいんじゃないか?
返しやすい返しづらいで言うなら、確かに普段よりは書かれたものを拾うのは難しいと思うが。
だが、その分だけ長門の内面で口数をカバーしてくれているし、意を汲んで行動するのも可能だと判断した。
それから、恐らくなんだが、対面していざパーティに入って行動しはじめれば、
確かに口数こそ少な目だろうが、普段の書き方に少しずつ戻していけるんじゃないか?
少なくともだ、俺は問題が無いと言えるし、多少の手間が何だ、こちとら長門と遊べる喜びでいっぱいだ。
そういうわけだ、俺の答えは出したから、後はお前の書きやすさだけだ。
もし問題なさそうなら……完成していないってことだし、もう少し追記があるんだよな?
それを待たせてもらうし、今完成させて投下したってのなら一声くれれば早速続かせてもらう。
- 48 :
- >>47
よか、った……。
あの、もう一度お礼を……あり、がとう。
あなたの言うように、進むにつれて普段の書き方に近いものになっていくと思う。
あるいは、わたしの口数の少なさとあなたの返しやすさを考えた時に、どちらも織り交ぜたような書き方が一番いいのかもしれないとも思った。
この先どうなるのかは流れ次第。
けれど、あなたがいいのなら、ひとまずこれはこのままでも……いい?
わたしとしては……新しいことに挑戦するのは嫌いではない、から。
あまりに上手にできないようであれば、また相談を。
あとほんの少しだけ続きがある。
けれど、切りも悪くないと思うし、長いよりは短い方がやりやすいだろうと思う。
よければ、このままあなたのレスを待たせてほしい。
- 49 :
- >>48
どういたしまして。
その上で、俺からもありがとうって言わせて貰うぞ。
長門が俺との今後を考えて色々と試行錯誤してくれたことが嬉しかった。
だから、ひとまずこのまま行こう。
何かあれば相談してくれ、俺も気になった時には遠慮なく言わせてもらう。
そういうわけで、早速開始といこう。
俺からだな、長門のおかげでイマジネーションは十分膨らんでいる。
テンションも最高潮、キバっていくぜ!
……失礼、そういうわけだから返事は不要だ、待っててくれ。
- 50 :
- 50
- 51 :
- >>46
(あの日、俺は入部届けを提出した)
(エンターキーを押さず、改変されてただの人間が暮らす世界へを望んだのだ)
(しかし、俺が選んだのはその世界なのだろうか?いや、そうではない)
(俺が選んだのは――――)
……問題ないよな?
(クリスマスイブ、キリスト教圏でもないこの現代日本においては子供と恋人の為の日に近い今日、長門の住む部屋へと招かれていた)
(こちらのハルヒが25日にクリスマスパーティをやると決定した日の帰り道、何でもない会話の中で……)
(訂正、少しは意識して振ったイブの予定を尋ねた所、お招きされたのだ)
(エントランスにて到着の連絡をし、エレベーターに乗って目的階へと向かう間にマフラーの中に口を隠して呟く)
(何を着ていくか悩みに悩んだ結果、制服を着ることにした)
(これなら少し遅くなって帰りに警官に呼び止められたとしても学校だったということで誤魔化しがきくだろうと)
(正直なところ一張羅足りえるものが無かったことを言い訳した)
よし……
(玄関の前で自然と猫背になっていたのを正し、インターフォンを押せば、すぐに制服姿の長門が出迎えてくれ)
……あー、お邪魔します。
なあ、本当に何も買ってこなくて良かったのか……おっと、すまん。
(自分と同じで着るものに悩んだのか、自宅なのに北高の制服姿の長門に安堵して表情を緩めると)
(気遣うような言葉と裏腹に手にもっていた紙袋を玄関に置き、靴を脱いでコートを差し出した)
(マフラーと紙袋は自分で持ち、お邪魔しますと口にすると、こちらでは二度目になる長門の部屋へと上がっていく)
【俺も少し長門のやり方に近づけさせてもらった】
【これはこれで、普段なら伝えづらい前提部分を出しやすくていいかもしれん】
【ともかく、ここから改めてよろしくな】
- 52 :
- >>51
あなたは来てくれただけでいい。
招待したのはわたし、だから。
(冷たい空気と共に入ってきた彼を迎え入れ、足りない言葉を補おうと首を横に振ってみせた)
制服……。
(コートを脱いだ彼は、わたしと同じ制服姿で)
(自分の選択が間違っていなかったことに安堵し、思わずぽつりと呟いてしまう)
(彼に背を向け、彼から預かったコートをハンガーへと掛けながら、顔が赤くなっていくのを感じた)
(……どうしようもなく嬉しい。こんな、些細な偶然でさえ)
今、お茶を。
それから、お腹が空いているのならご飯も。……あの、食べれる?
(彼を炬燵まで誘導し、中に入って温まっているよう促して)
(すぐ横に飾った、腰くらいの高さまでしかない小さめなクリスマスツリーを点灯した)
(……タイミングは今でよかったのだろうか)
(……はしゃぎすぎていると思われないだろうか)
(白いライトがちかちかと点灯し出した途端に不安になって、ちらりと彼を見る)
(炬燵とテレビしかないこの部屋でできるクリスマスらしい演出といえば、ツリーを飾ることくらいしか思い浮かばなくて)
………………。
(必要と思われるものを用意して、キッチンから戻ってきた)
(テーブルの上には日本茶、お箸、お茶碗に盛られたご飯、それから……)
こ、このおでんは……朝倉涼子と、一緒に。
(彼を初めて家へと招いた数日前と同じ、大きなお鍋)
(クリスマス色の欠片もない食卓に、流石に何も言えなくなってしまう)
(料理はあまりしたことがなく、一人で作れるものがなかった――とは、言いたくなくて)
た、食べて。
(俯いたまま、彼にお椀を手渡した)
(やっぱりスーパーかどこかでそれらしいものを調達すればよかった……)
(また、顔が赤くなっていく)
【わたしのやり方に近づけてくれたことへ、感謝を】
【あなたは元からあなたらしかった】
【けれど、こういう書き方のあなたはより一層あなたらしくて……驚いている】
【>>49もありがとう】
【返事は不要と言われたからおとなしく待っていた】
【けれど、あなたの気遣いを嬉しく思ったこの感情は……伝えさせてほしい】
【こちらこそ、改めてよろしく】
- 53 :
- >>52
ああ、すまん。
(炬燵を勧められ、早速座らせてもらうと、行儀は悪いもののかじかんだ手を温めるべく腕まで突っ込んでしまう)
(ふと横を見れば、鮮やかな何色ものLEDが明滅するクリスマスツリー)
(少しだけ意識をそちらに取られてから、長門の言葉へと返事をするために視線を戻し)
腹はぺこぺこだ、なんせクリスマスパーティだったからな。
さっきも言った通り、何かしら買ってくるべきかと悩んでいたんだが……不要だと言われたから、正直期待していた。
(まだお互いの間にある緊張を緩和させるべく微笑むと、少しは温まった手を炬燵から出し)
(キッチンの方へと消えていった長門が座るはずの席から隠れるよう、持ってきた紙袋を移動させた)
(そこには小さなコンビニの袋と、容量の大半を使っている別の紙で包まれた箱が存在していた)
おぉ…………
(しばらく、テレビをつけるでもなくツリーを見ながら待っていると、やってきたのはあまりクリスマスらしくはない夕食)
(しかし、誰が作ったかが大切であり、抱いていた期待通りの長門の手料理であった)
(思わず感嘆の声を漏らし、手伝おうという言葉をかけることさえ忘れてしまうほどの喜びに包まれ)
い、いただきます……ああ、いただきます、よし、もりもり食べるぞー!
(照れ隠しに少しおどけた態度を取りながらも、お椀と箸を受け取ると、早速取ろうとしてふと手を止め)
おっと、その前にだ。
長門、今日はクリスマスイブだ、前夜祭でありながら実質当日のように扱われている日である。
この日にちなんだ小説や映画も大量にある……いや、それはどうでもいい。
とにかく、今日はいただきますと別に、もう一つの挨拶が必要だというのを忘れてしまっていた。
(紙袋から、コンビニのビニール袋を取り出す)
(雰囲気を出すアイテムとして、恐らく無駄にはならないだろうと考えつつも)
(浮かれすぎじゃないだろうかと悩みもした、クラッカー)
(2個入り1つにしたのはその妥協点といった具合で、さっさと開封すると、長門に一つ渡し)
(その際に少し手が触れてしまったが、ここはあまり言及しないことにして、身体をひねって炬燵に背を向けた)
後片付けは食後に俺がやるから、景気よくいこうぜ。
長門、準備はいいか?
いくぞ――メリークリスマス!
(大きく声を上げ、紐を引くと、小気味いい音と共に色とりどりの紙束が飛び出した)
【お褒めに預かり光栄だ、悩む分だけいつもより時間がかかっているが、そこは勘弁してくれ】
【それから、すまん、少し長門の動作を確定しすぎたかもしれん、気にならなかったらいいんだが】
【あと、今夜だが眠くなるまで……恐らくあと3時間くらいはいけるから、そこまでか長門が行ける限り付き合ってくれ】
【じゃあ、また何かあったらこっちで】
- 54 :
- >>53
………………。
(お椀とお箸を手渡し、彼の顔をちらりと盗み見る)
(テーブルに運ぶ前から後悔していたおでんだったけれど、どうやら彼は喜んでくれているようだった)
(つい数日前に食べたものと同じだというのに、文句の一つも言わない優しさに……心の中だけで感謝する)
(多少おどけたような態度を取ってくれたことで、俯きがちだった顔を上げることもできた)
………………?
(唐突にクリスマスイブについて語り始めた彼に視線を向けるも、真意がわからずきょとんとしてしまい)
(もう一つの挨拶について考えを巡らせている間に、彼からクラッカーを手渡される)
(ほんの一瞬指先と指先が触れ合って、思わず受け取り損ねそうになってしまったのを慌てて持ち直し)
これ、って……。
(……どうしよう)
(手の中の小さなクラッカーと彼を、交互に見返して)
(存在自体は知っているけれど、鳴らしたことなど……そんな機会など、あるはずもなく)
め、めりー……くりす……
(彼に並んで炬燵に背を向け、目をぎゅっと瞑って紐を引いた)
………………!!!!
(パンッ!という破裂音が響き、思わず身を竦めてしまう)
(おそるおそる目を開けると、色とりどりの紙束が飛び出していて)
(初めての経験だからなのか、クリスマスらしい演出だからなのか、それとも彼とだからなのか――感動、する)
(クラッカーを持ったまま、彼を見て)
(もしかしたらまた少し……頬が紅潮してしまっていたかもしれない)
これ、買ってきてくれたの?
(その場に散らかった紙テープを、宝箱に入れるつもりで一本一本集めながら聞いて)
とてもクリスマスらしい、演出。
わたしには、思いつかなかった。
(感心して、呟いた)
一応わたしも、クリスマスらしいものをと思って……用意、してみた。
(奥の和室に引っ込み、紙袋を抱えて戻ってくる)
これは、三角帽子。これは、サンタクロースの服。これは、スノード−ム。
(求められているわけでもないのに、ひとつひとつ説明しながら彼へと見せていって)
(今日のこの日をすごく楽しみにしていた――そう言うつもりはなかったけれど)
【悩んで時間がかかってしまうのはわたしも同じ】
【むしろ、わたしの方があなたを待たせてしまっている】
【でも、悩むのも楽しいと……感じた】
【あなたのリミットについては了解】
【わたしはおそらく2時か3時まで、何かあれば互いに申告を】
- 55 :
- 55
- 56 :
- 【ごめんなさい、>>54の最後に付け足し】
【必要ないことかもしれない、一応】
【遅くなってしまったから間に合わない可能性もわかっている】
一応わたしも、クリスマスらしいものをと思って……用意、してみた。
(奥の和室に引っ込み、紙袋を抱えて戻ってくる)
これは、三角帽子。これは、サンタクロースの服。これは、スノード−ム。
(求められているわけでもないのに、ひとつひとつ説明しながら彼へと見せていって)
(今日のこの日をすごく楽しみにしていた――そう言うつもりはなかったけれど)
(パーティーグッズの一つである、紙製の三角帽子)
(この時期になるとよく見かける、サンタクロースのコスプレ衣装(男性用も女性用も))
(クリスマスの街並に雪が降ってくる様子が閉じ込められた、手のひらサイズのスノードーム)
(風景な部屋の中で、クラッカーの紙束とクリスマスグッズが散りばめられたそこだけは、それなりに雰囲気が出ていた……かもしれない)
- 57 :
- >>54
……ははっ、びっくりしたか?
せっかくお呼ばれしたに手ぶらで行くのも申し訳なかったから、急遽コンビニで買ってきたんだ。
(クラッカーの音に驚く、小動物めいた挙動)
(自分の知っている長門と違う、そして自分が望んだ長門有希の姿がそこにあって)
(飛び散った紙テープを片付けるのを手伝うように、本体へ巻き取るように集めていく)
(僅かながら沈黙が訪れ、不意に呟かれた言葉に、視線を長門の顔へと向け)
(口角を上げるようにして、穏やかな雰囲気のままに微笑んだ)
文学少女なのにな。
そういや、長門はSF派だったか。
(自分がよく知っている方の長門へのイメージから会話を繋げながら)
(クリスマスらしいものとやらを取りに和室へと消えていった長門を見送った)
(そして、戻ってきた手の内にある大き目の紙袋に、相当驚かされ、目を見開いた)
……俺の方こそ、ここまでは思い至らなかった。
(長門がここまで用意するとはという言葉は飲み込んで、素直に感心した風な発言に留める)
(かつて居た世界でハルヒに帽子を被らされていた姿を思い出してから、今の長門と重ね合わせ)
(そこで不意に、それはとても失礼なことだろうと、心の中で自分で自分を罵倒した)
(そのせいで一瞬不穏な表情になりながらも、すぐに柔和な笑みを浮かべれば)
二着あるということは、後で長門も着てくれるってことだよな?
そいつは実に楽しみだ……長門サンタ、いや、長門クロース……有希サンタか?
(語呂のいい呼び方を思い悩む中で何の意図もなく下の名前を呼んでしまう)
(自分ではまったく気づいておらず、ごくごく普通の態度のまま、見せられた中から三角帽子を受け取り)
(あごの下にゴム紐を通して被ってみると、心持ち場がクリスマスっぽさを増した気がした)
残りは食後に。
せっかくの長門のおでんだ、冷める前においしくいただこう。
朝倉にも感謝しておかないとな…………あー、なあ、長門……そういや、あいつは?
(お楽しみは取っておいて、先に食事にしようと三角帽を被ったまま机に向き直る)
(そしてそこで今更になって改めて来ていてもおかしくない、この世界ではただの自分のクラスメイトで長門を世話している朝倉について気づいた)
(一緒に炊いたなら、クリスマスパーティも一緒していてもおかしくないのではないかと)
(――本当は薄々居ない理由に気づいていた)
(だが、浮かれポンチな男の勝手な思い込みかもしれないと目を逸らしていた)
(しかし何気ない風を装って話題に出してしまえば、逃げるわけにはいかない)
(そこで勇気を出して、長門へと尋ねてみた)
【付け足しありがとな】
【ちゃんと間に合って、おかげで食い違いが発生しそうになったのを回避することができた】
【それから長門の方のリミットもわかった、ひとまず2時目安で状況確認をさせてもらう】
- 58 :
- >>57
ありがとう。とても……楽しかった。
(彼の気遣いが嬉しくて、感謝の言葉が自然と口をついて出る)
(それでもまだ、顔を見ることも、見られることにも慣れなくて)
(微笑みかけられると、慌てて視線をクラッカーへと戻してしまった)
一番はSF。
けれど最近は……恋愛小説も、読んでいる。
(唯一の趣味である本の話題を振られ、つい余計なことまで喋ってしまったかもしれない)
(その後すぐに和室へと引っ込んでしまったから、彼の反応を見ることはできなかったけれど)
……あなたを招くにあたって、わたしなりに調べてみた結果。
(感心してくれているのだろうか)
(褒められなれていない小さな子供のようにもじもじとしてしまいそうになるのを、懸命に堪える)
(一瞬彼の表情が曇ったような気がしたけれど、きっと……気のせい)
あ、え……あ…………あなたが、望む、なら。
な、長門クロース……に、なっても、いい。
(色々なことが一度に起こり、隠しようがないほど吃ってしまいながら、なんとか返事をした)
(サンタクロースの衣装を本当に着ることになるなんて思ってもみなかったとか)
(彼には三角帽子がよく似合っているとか)
(それよりも、何よりも――……有希サンタって……下の名前を呼ばれたこととか)
(こんなの、こんなの……嬉しすぎて、びっくりしすぎて……もじもじも吃るのも通り越して、涙目に……なってしまう)
(彼がここへ来てからほとんど赤いままの顔を俯かせつつ、こたつに戻って)
(コンロに火をつけ、少し冷めてしまったおでんの鍋を温める)
朝倉涼子なら、今日は来ない。
今日はあなたと二人で過ごす約束、だから……遠慮を、してもらった。
もっとも、何かあればすぐ呼ぶように言われている。
けれどわたしが呼ぶことは……ない。
(彼の湯のみにお茶を注ぎつつ、質問の返事をして)
(わたしなりの言葉で、今夜はあなたと二人きりで過ごすつもりだ――と、伝えさせてもらった)
(そう言えばわたしも、彼女絡みで気になっていたことがあったのを思い出す)
……あなたは朝倉涼子が、苦手?
この前家に来た時、そんな気が……した。
……朝倉涼子は、度々家へ来る。
だから、もしそうなら……き、気をつける、わたしが。
【お礼を言うのはわたし】
【遅くなったのに、きちんと拾ってくれて嬉しかった】
【もう2時、でもまだ大丈夫】
【あなたがよければ、このままレスを待たせてほしい】
【それか、今日はここまでにして少し話をするのもいい】
【あなたに、任せる】
- 59 :
- 【……わたしは言い忘れが多い】
【もちろん今日はここでお別れでも構わない、遠慮なく】
- 60 :
- >>58
望むならと問われれば望むさ。
そしてちゃんと一対用意してあるんだ、俺だって望まれればキョンタクロースだか何だかそういうのになってもいい。
(本音を言うなら、長門クロースをひたすら愛でる作業に入りたいのだが)
(うっかり漏れてしまいそうな言葉を飲み込むと)
(未だにまったく慣れない赤い顔をした長門に少しだけ沈黙する)
(穏やかな表情で黙っているところから、不機嫌だと思われはしないはずだと)
(テレビもつけていないため、すぐにしんとしてしまう室内を不思議と心地よく感じていた)
……そうか。
(そして、おでんが温まりはじめると同時に、質問への答えがやってきた)
(どうやら思い過ごしでもなければ思い上がりでもなく、思い込みでもなかったようだ)
(意図して二人きりの時間を作ってくれた、その意味くらいは理解できているつもりであったが)
(何か言葉を発しようとしたところで、喉がやけに渇いて音が上手く出なかった)
(丁度目の前に注ぎたてのお茶があったのをいただくと、次の話題へとスライドしていたから、一つチャンスを逃してしまった)
誤解を解くためにはっきりと言っておくが、嫌いというわけじゃないんだ。
むしろ容姿だけで語るならば比較的好きな方に分類される。
……ああいや、今のは失言だ。
谷口の影響が出た上での一般論であって、俺は長門のようなタイプの女の子も好ましく思って……何を言っとるんだ俺は!
(朝倉について聞かれたせいで、いらぬ心配をさせているのだと気づき、フォローを開始した結果、脱線してしまった)
(長門にツッコミを期待していないため、セルフで完了させてしまうと、何度か頷き)
とにかくだ、うん。
少し事情があって警戒していただけで、その事情も既に解決している。
俺と朝倉の仲については気にしなくていい。
現に、一昨日も学校で長門の話題で盛り上がったくらいだ。
(そう口にしてから、一瞬視線を長門から逸らし、影になるように置いていた持参の紙袋へと向けた)
(しかしすぐに長門へと戻して、そこでおでんの鍋がいい具合に沸騰しかかっていることに気づく)
そろそろ良さそうだな、とりあえず食べてからクリスマスらしいことの一つでもしよう。
(長らくお預けになった腹の虫も鳴りそうなくらいに体が空腹を訴えていて)
いただきます。
(両手をあわせてもう一度口にすると、二人きりでの食事を開始した)
【このままと書いてあったからな、続きを打たせて貰った】
【時間的には長門のレスも待てるが、ここで切り上げて次回の日程を決めることにしても良さそうだな】
【俺はさっき決めたから、次は長門が決めてくれ。どちらにせよひとまず伝達事項だが、日曜は時間が作れそうだ】
- 61 :
- >>60
【あなたのレスの中に、気になる点がいくつもあった】
【本当は今すぐ返したい……ところだけど、時間を考えて今日はここまで】
【今日も……ありがとう】
【色々と心配なところはある】
【けれど、あなたも楽しんでくれていたのなら……とても、嬉しい】
【日曜日、わたしも空けられる】
【お昼からも可能】
【あなたの予定に変更がなければ、13時の待ち合わせを提案する】
- 62 :
- >>61
【その気になるは良い意味でいいんだよな?】
【こっちこそ、今日もありがとう】
【楽しかったに決まってる……長門も楽しかったなら嬉しいが】
【まだ不安視しているようだが、俺から見た感想としてはだ、その……考えも行動も可愛かったぞ、長門】
【ああ、予定に変更は無いから日曜の13時に待ち合わせしよう】
【今から楽しみだ】
- 63 :
- >>62
【言葉が足りなかった、もちろん良い意味】
【やっぱりわたしは、消失のわたしになれてよかったと思う】
【前のわたしなら反応できなかったようなことも、消失のわたしなら可能】
【次のレスで良い意味で気になる点についてお返しできたらと思う】
【……もしかしたら今までで一番かもしれないというくらいに、わたしはわたしの難しさを感じている】
【けれど、あなたが褒めてくれることが何よりの自信になる】
【………………もっと可愛いと思ってもらえることを目標に、やるだけ】
【よかった】
【わたしも今から楽しみにしている】
【他に特に決めることがなければ、今日は……おやすみなさい?】
【あなたのレスを確認して、わたしも休む】
- 64 :
- >>63
【断言する、長門は可愛い】
【その上で……俺も消失でやって良かったと感じてる】
【長門はどっちだろうと魅力的ではあるんだが、俺の違いがな】
【やはりきちんと選択をした俺というのが、行動の自由を与えてくれているように感じるんだ】
【どうしてもまだ不安な部分はあるが、俺も長門が楽しいと言ってくれるのを自信の源にしてるから】
【互いに褒めあって高めあっていこうじゃないか】
【そうだな、今日はいい時間だ】
【夜更かしをして日曜の前に体調を崩さないように休むとしよう】
【最後にもう一度……今日も楽しかったぞ長門】
【おやすみ、また日曜に】
- 65 :
- >>64
【大丈夫、あなたはとてもあなたらしい】
【選択を――今のわたしを選んでくれたあなたと作るお話を、楽しみにしている】
【おやすみなさい、また日曜日に】
【できればあなたの夢を見たいと、願う】
【これで、この場所を返却】
【いつも使わせてもらっていることに……ありがとう】
- 66 :
- 66
- 67 :
- 風が
- 68 :
- 【長門有希(消失) ◆uhLdKyGzSQと場所を借ります】
【改めて……こんにちは、長門。昼間に会うのは久々だな】
- 69 :
- 【キョン ◆pcZDVS.MKwとこの空間を――……ではなく、場所を……借ります】
>>68
【わたしからも……こん、にちは】
【ここ最近は夜に会うことが多かったから、新鮮】
【……あと、今日はいつも以上にあなたに久し振りに会った気がしていて……不思議】
【書きかけのレスは、あと10分弱で完成する予定】
【もう少し、待ってて……?】
- 70 :
- >>69
【どうしてだろうな、俺も同じことを考えていた】
【しばらく無かった昼間だからか?あるいはこの間が二日連続だったからか】
【まあ、何にせよ今日も楽しみにしていたし、長門にも楽しんで貰えたらと思っている】
【それじゃ、このままレスの投下を待たせて貰うな……今日もよろしく、長門】
- 71 :
- >>60
キョン、タクロース……。
(長門クロースにキョンタクロース……想像すると、思わずくすりと笑ってしまって)
あ……ご、ごめんなさい。
(慌てて俯き、まだ少し緩んでしまっている口元を隠した)
(今日という特別な夜に、彼と二人きりでいられるということが――)
(わたしを、わたしらしくなく……あるいは、わたしらしく……しているのかもしれなかった)
………………。
(そうか、と一言呟いた彼に、こくりと頷き返す)
(それ以上会話は続かずに、ほんの数秒沈黙が生まれ……)
(いっそこのまま、告げて、しまおうか――……小さく息を吸って口を開こうとしてみたけれど)
……っ、ぁ…………ぇ、……?
(「俺は長門のようなタイプの女の子も好ましく思って……何を言っとるんだ俺は!」)
(――彼の言葉に、完全に思考が停止して)
(彼を見つめたままの顔が……みるみる、真っ赤になっていく)
(開きかけた口は無意味にぱくぱくとするだけで、心臓が……どきどきとし始めて)
(彼特有のセルフツッコミをもって一区切りつけられた(らしい)一連の会話が元の話題へと戻っても)
(相槌を打つことすらままならず、暫くの間ふわふわと……身体が浮いてるみたいだった)
……どうぞ。
(ようやく言葉らしい言葉を発することができたのは、彼がお鍋へと手を伸ばしたタイミングで)
(ふるふるっ……未だぽーっとしてしまっている頭を小さく振って、わたしも食事を始めることにした)
(味が染みて柔らかくなったはんぺんを選び、いつも以上にゆっくり食べ……迷った末に、さっきの、話題)
あの……食べながら、聞いて。
朝倉涼子に関しては心配をしなくていいことがわかって……安心した。
わたしの話で盛り上がったというところも気になる、けれど……今はそれより、も。
………………さ、さっきあなたは…………わたしのような女の子も、こ、好ましく…………と。
それは……ほ、ほんとう……に?
朝倉涼子もそうだけれど……涼宮ハルヒや朝比奈みくるも……あなたの周りには、髪が長い女の子が多い。
……でも、わたしは髪が短い。背も……小さいし、眼鏡も……地味。
…………よければ、あなたが好ましく思う女の子について……聞かせて、ほしい。
(つっかえつっかえだったけれど、わたしにしては随分とたくさん喋った……と思う)
(あなたの好みに近づきたい――)その一言が言えなくて、随分まわりくどい言い方になってしまった)
(ちら……と、彼の表情をうかがい、またすぐ視線をお椀に戻す)
(つるんと丸い玉子を箸で割り、急いで口に運んだ……味は全然、わからなかった)
>>70
【あなたも同じ気持ちでいるということがわかって……嬉しい】
【楽しみに、してたから】
【あの、今日も……(よろしくお願いします、という代わりに軽く頭を下げ)】
- 72 :
- >>71
…………。
(顔を赤くしている長門は新鮮だった)
(それは嬉しかったものの、自分もそうしたリアクションにあてられて照れくさくなってしまう)
(食事を切り出したのは自分でもファインプレーだと、心の中で自賛した)
うん……うまい。
この間のもうまかったが、今回のは長門の手が入っているせいかより一層美味く感じる。
(深く出汁の色がしみこんでいるだいこんを箸で割り、口に運ぶ)
(おでんで白米を食べるのも中々難しいものだと、意識をそちらに向けてみるが)
(どうにもさっきの失言のせいか落ち着かず、何度も長門の方を見てしまう)
(テレビの音もなく、純然たる沈黙の中、自分も玉子を貰おうとおでん鍋に取り箸を伸ばし)
……どうした?
(そこで「食べながら聞いて」と言われ、取りかけだった玉子を自分の鉢に引っ張り込んでから、聞く準備ができているのを示すよう返事し)
(――そこから紡がれる質問に、食事を続行することが難しくなってしまった)
あー……何だ、あのだな……確かに俺は長い髪が好きではある。
そこは否定しないでおこう、厳密に言えばロングヘアーが好きなのではなくポニーテール萌えなのだ。
これは俺のアイデンティティにも関わる問題だ、他ならぬ長門には正直に伝えさせてもらう。
一般論的に、その……胸もボリュームがある方が嬉しいとは思っている。
(普通の男子高校生故に致し方なしと開き直り、うんと頷く)
(しかし、そこで会話を終わらせるつもりは毛頭なく、矢継ぎ早に口を開き)
だが、しかしだ。
小柄で髪が短い女性に関しても嫌いではない――いや、好きだ。
嘘ではないし、つい最近目覚めた萌えでもない、そのあたりは国木田に……いや、長門は知らないよな、国木田。
(やれやれ、とかつての友人を思い返して、彼女から伝染した口癖を零した)
(今になって、国木田の「キョンは変な女の子が好きだから」という形容が事実だと理解させられる)
(世界を変えて、そして変わった世界では数日程度の出会いしかないのに、自分に近づいてくれている子だ)
(少なくとも普通ではないだろう……そこまで考えたところで、腹を括る)
それから、眼鏡は無い方が可愛いと思う。
ただ……思うだけで、長門と眼鏡の相性の良さについては、おでんとカラシぐらいのポテンシャルを含んでいるのではないかと思わなくもない。
(箸で一口大に割った玉子、その黄身部分にカラシを少し塗り、一気に頬張るとご飯を口に入れ)
(お茶で流し込むように飲んで、長門をじっと見据えた)
要するに、お前は可愛いんだ。
俺の主観で申し訳ないが、魅力を前面に押し出すタイプではないだけで、立派な美少女だと……俺は思っている。
(ほとんど、自分の気持ちを伝えてしまったようなものだ)
(やや目を伏せ、少しの沈黙した後、意を決したように顔を上げると)
(玉子の残りとご飯を一気に口の中に放り込み勢いよく咀嚼して、ごくんと飲み込んでから、お茶の残りも一気に飲んでしまう)
長門、ゆっくりでいい。
食事が終わったら、少し聞いて欲しい話がある。
(こういうのは男の側からがいいはずだ。もう、遠まわしなのは無しにして言ってしまおう)
(今の会話で、そういう風に強く決意を固めた)
【すまん、待たせた】
【少し考えすぎたか……重要な部分だから仕方ないと思ってくれると助かる】
- 73 :
- おやつ
- 74 :
- >>72
ロングヘアーではなく、ポニーテール……?
(返ってきた意外な答えに、玉子を箸で割るという簡単な動作すら止まってしまった)
(お椀を置き、まだ少し照れが残っているためおずおずとしてしまう視線を彼に移す)
え、と……ポニーテールって、こういう……?
(知識としては知っているものの、今まで縁のなかったポニーテールという髪型を確認しようと)
(髪を後ろに梳き少し高い位置でまとめて小首を傾げた)
(といってもわたしの髪は一つに結べるほど長くないから、完全なポニーテールとはいかない)
(……髪を伸ばす必要があるかもしれなかった)
む、ね……。
(話題が身体のことに及ぶと、ようやく元に戻りかけていた頬の赤みが……あっという間に復活して)
(視線をつつつ……と下げ、そのまま自分の胸元を――……お世辞にも大きいとは言えない胸を、見る)
(牛乳……? 少し涙目になりつつ考えていると、矢継ぎ早に彼が口を開き)
(小柄で髪が短い女性も好きだと――フォローをくれる)
(友人の名前まで出してくれる優しい心遣いに、ち、小さい胸が……温かく、なって)
(ありがとうのかわり……にはならないかもしれないけれど、彼の視線にちゃんと応え、彼を見返して)
(眼鏡は無い方が可愛いと思うという言葉に、こくりと頷いた)
……そ、……そんなこと、ない………。
(立派な美少女というわたしには似合わない褒め言葉には、流石に俯いてしまったけれど)
(わたしにしては急いだつもりだったけれど、彼に遅れること十分……ようやくお椀の中を空にして)
(自分の分と、彼の分。二人分の食器をまとめ、立ち上がる)
…………わたしもあなたに……聞いてほしい話が……。
でも、ごめんなさい……。
今はまだ……あなたの話を聞く心の準備も、話す心の準備も……できて、いない。
これを下げてくる間に……準備、するから……もう少しここで、待っていて。
(それだけ言うと、返事も聞かずにキッチンへと引っ込んで後片付けをしながら)
(彼の話は、どういう話……なんだろうか)
(不安や緊張を……必に隅の方へ追いやって)
……お待たせ。……もう、大丈夫。
(五分後、熱いお茶を淹れ直して戻ってくる)
(彼の前へとお茶を差し出し、わたしもこたつへと入り直して……再び、沈黙)
【時間は気にしなくていい、あなたが色々と考えてくれたのだと思うと嬉しい】
【いつもあなたが言ってくれていることを、そのまま】
【それに、わたしの方がすごく待たせてしまった】
- 75 :
- >>74
そう、ポニーテールだ。
……髪の長い長門もいいと思う。
(試しにやってみてくれたものの、コーギーか何かの尻尾くらい僅かな尻尾が出来た程度だった)
(非常に惜しい、そしてやろうとしてくれた努力が素晴らしく思えたので、自分も欲望をそのまま発し)
(その後も一つ一つ、自分の発言へと反応を見せてくれる長門を、とても可愛いと感じた)
(リアクションの先にある感情が何かというのも、ここに至って気づかないはずがなく)
(決心を固めた後は、長門が食事を終えるのを茶を飲みながらゆっくりと待つ)
(自分から十分、女の子らしくというよりは、この長門らしいと感じてしまう食事のペース)
(じれったくもあり、心の準備を整えるのにありがたくもあり)
…………そうか。
わかった、このまま待ってるから、ゆっくりな。
(後片付け、本来なら手伝うべきなのだろうが、そうすると心の準備ができないだろうと、ここは甘えることにした)
(一人リビングに残された自分は、とりあえずテーブルを拭くくらいの手伝いはしておき)
(そして、そこにさっき長門が見せてくれた、傍に置いたままだったスノードームを置いてみた)
(ひっくり返して元に戻すと、町並みへと雪が降り注いでいく)
(ふと思い立ち、炬燵から出ると大きな窓にかかったカーテンを開く)
(そこには――)
ユキ……
(小さく呟いてから、カーテンを戻さずに炬燵へと入りなおした)
(テーブルの上と窓の向こう、二つの雪が降り注ぐ中で、戻ってきた長門に小さく頷く)
(熱いお茶を受け取ると指先を温めるように茶碗を持ち、少し熱くなってきた所でその指で額を押さえ)
あー……よし、話す、ぞ。
(いざとなると心臓の鼓動が強くなってしまうが、今更だと思いなおした)
荒唐無稽というか、またあの日と同じで混乱させてしまうと思うんだが……
俺は、一つの選択をして、ここに来たんだ。
とても大事な選択だった、俺の知っている日常を全部ぶち壊しにするような。
その事について何も後悔していない……といえば嘘になる。
(少しずつ、前提の部分から言葉を並べていく)
(伝わらないとわかっていても、すべてを話したい気分だった)
だが、後悔以上に得たものがある。
それはお前だ、長門。
――お前は今、こうして……いや、あの時に。俺に栞と入部届けを渡してくれた。
栞はわかる、いや、お前には伝わらないだろうけど、あの栞は俺にとって意味のあることだったんだ。
だが、入部届けの意味はあの時にはわかっていなかったようだ。
(考えをそのまま口述筆記でもさせるかのように並べていく)
(それに伴って、自分の想いもまとめあげていくかのように)
元の日常と、平穏な日常を選べと言ってるんだと思った。
そうじゃなかったんだな……あれは、皆か私か、そういう意味も含んでいたんだな。
(ハルヒ、と言いかけてやめた。それはこの長門に伝わらないし、無用な混乱を招く)
その選択肢の中で、俺は選んだんだ。
入部届けを提出して、お前の居る世界に……お前の望んだ世界にって。
(感情の大きく宿った長門の瞳の奥に、揺れない、しかし理性の光を有していた自分が良く知る長門有希を見る)
(長門を解して長門へと話しかけるように、同一の二人に対して、まとめて告白しようと)
そう、俺はお前のことが――
(好きだ。何の制止もなければ、そう口にする)
【なら、俺もいつも言っていることをそのまま返すぞ】
【それと、今回の最後は不確定にさせてもらった……最後まで聞く前に話したいかもしれないと思ってな】
【無用な気遣いだったのなら、言い切ったことにしてつなげてくれ】
- 76 :
- >>75
こ、れ……。
(テーブルの上には、さっきわたしが彼に見せたスノード−ム)
(大半は降り積もってしまったのか、小さな球体の中に雪は舞っていなかったけれど)
あ……。
(いつの間にか開けられていたカーテンの先に、ちらちらと舞う雪を見つけ……心が、温かくなる)
(胸の奥から込み上げてくるこの気持ちを言葉にすることは難しくて)
(どうか伝わりますように――と、彼を見つめ、控え目に微笑んだ)
準備はできている……聞かせて、ほしい。
(彼の話を先に聞くべきか、わたしの話を先にするべきか)
(迷っている間に、彼の決心が先についたようで)
(それなら……と、こくりと頷き、視線を上げた)
(……わたしは彼の話を一生懸命聞いていたつもりだったけれど、よく……わからないところも多くて)
(彼が大事な選択をして今ここにいるということや、わたしが彼にその選択をさせてしまったということ……)
(上手に反応を返すことができず、ただ黙って聞くだけになってしまう。でも――)
わ、わたし……どう、して……?
(彼の口からはっきりと、わたしを――わたしが望んだ世界を選んだんだと告げられると、不意に涙が溢れ出して)
(涙を止めようと拭ってみても、後から後から溢れて止まらなくなってしまった)
(わたしは、彼の話の意味はよくわかっていない、はずなのに……)
(まるで、わたしの中のわたしが……彼の言っていることを余すことなく理解し、受け止め……その結果の、涙かのようで)
(同時に、彼の……わたしと、わたしの中のわたしを見つめる視線に……気がつく)
(彼が、大きな選択をして今ここに「いてくれている」ということ――)
(彼が、わたしを「選んでくれた」ということ――)
(……その意味が、その重みが……わたしの中に、入ってくる)
……ま、待って。
(続きはわたしに話させてほしいと、彼の言葉を遮った)
(今度はわたしが……彼への想いを告げる番だから……)
(まだ少し潤んでいる目元をこしこし擦り、泣いたことでより紅潮してしまった顔を上げ、視線を逸らさずに)
……あなたの話は、わたしには……よく、わからないところもある。
あなたの話を聞いて、どうして泣いてしまったのか……わたしには、説明することができない。
でも……説明することはできないけど……わかる、あなたの気持ちは……伝わった。
わたしを選んでくれて……あり、がとう。
わたし、わたし、は……………………わたしは、あなたのことが――す、き。
ずっと……5月に図書カードを作ってもらった時から、好き……だった。
でも……本当は、もっと、ずっと前から……あなたを好きだったのかも、しれない。
うまく言えない、けれど……ずっと、わたしを……みんなではなく、「彼女」……ではなく、
わたしのことだけを、見てほしいと、思っていた……気がする。
…………す、き。……わたしはあなたが……好き。
あなたがわたしを選んで今ここにいてくれるのなら……わたしは、あなたに……何が、できる……?
(言いながら、また泣いてしまいそうで……俯いてしまいたくなるのを、必に堪える)
(上手く話せたかどうかはわからない、多分話せなかったと思うけれど……)
(わたしにできる最大限の言葉で……あなたが好きだと、あなたに感謝していると伝える)
(まだ……言葉にできていないことがたくさんある、けれど……今はこれが、精一杯)
- 77 :
- 【時間がかかってしまったから【】は分ける】
【……というのを付け忘れて>>76を投下してしまった】
【それから、そろそろいつも切り上げている時間になる】
【今日はここまでにしても構わない、遠慮なく言って】
>>75
【あなたには今までたくさん気遣いをしてもらってきた】
【その中でも今回の気遣いは……一番かもしれないくらいに嬉しかった】
【無用な気遣いだなんてこと、ない】
【ほとんどあなたに言わせてしまったけれど、わたしからもちゃんと……と思っていたから】
【今のわたしは消失のわたし】
【でも……わたしがここに存在しているのは元のわたしがいたからこそ】
【だから、わたしの中のわたしとして……元のわたしの気持ちを、少し織り交ぜてみた】
【ややこしくさせてしまったかもしれない、ごめんなさい】
- 78 :
- >>76
(どうやら雪について、喜んで貰えたようだった)
(話している途中、気を落ち着けるために一度スノードームをひっくり返して、もう一度外と同じ光景を作り出し)
(そんな折に長門の目から零れる涙に、驚いて目を軽く見開いた)
……長門。
(理由はわからない、わからないが、自分の言葉が原因であるというのはわかる)
(だから最後の一言を遮られれば、素直に引き下がって、長門に発言権を譲渡した)
(視線も逸らさないように勤め、涙で潤んでいた瞳を見つめなおせば)
(向こう側に見ていた長門と、この長門が重なって一つになるような感覚があった)
(同時に、笑顔が見えたような気がして――)
…………長門。
(返事がどうしても名を呼ぶだけになってしまう)
(何度かの間が混じりながらの、彼女らしい懸命な告白)
(自分が一番欲しかった言葉が貰えたことに、つい涙がじわりと目じりに溜まりかけて)
(「何が、できる……?」という質問への返事とあわせ、首を横に振ることで払った)
何もしなくていい。
いや、男女交際における必要最低限の努力ぐらいはお互いすべきだと思うが、あくまで相互努力だろう。
俺はお前を、長門有希を好きだと言ったんだ。
俺好みの女になれとか、そういうことを求めたわけじゃない。
(長門の内側に居る長門も、同じ気持ちだったのだろう)
(俺を改変せず、そして自分自身に関しても、あくまでベースはそのまま、人間味が強まった範囲で留まっている)
(その気になれば容姿も体系も性格も、世界を変えるより容易に弄れただろうに)
(だから、長門有希を好きになって欲しいというメッセージとして捉えたのだ)
さっきの話の続き、していいか?
といっても、たった一行で終わってしまうような言葉だ。
返事も一言……「はい」か「いいえ」で答えてくれれば完了する。
(自分からも言わなくてはいけない)
(既に答えが見えているので、気はかなり楽だった)
(俯きそうになっている長門へ手を伸ばすと、両手で包むように掴み、じっと目を見つめ)
長門……好きだ、俺と付き合ってくれ。
(ごくごくシンプルに、なんの曲解もできないような言葉で交際をお願いした)
- 79 :
- >>77
【俺も【】を分割させてもらう】
【それから、すまんが楽しすぎて際限なく長くなりそうだったから少しばかり短くさせてもらった
【あとは時間についてだが……そうだな、次回の予定を決める必要があるから、今日はこのあたりでいいか?】
【俺にも言わせてくれって頼んでいたくらいだ、むしろ先に言って悪かった】
【やれやれ、告白というのは照れるもんだ】
【あっちの二人が羨ましくなる】
【それと、元の長門と重ね合わせるのは俺が先にやってるんだ】
【むしろそうして演出してくれて嬉しかった……世界のつながりを感じられたとでも言うんだろうか】
【とにかく、今日も非常に楽しかったぞ、長門】
- 80 :
- >>79
【わたしはつい長くなりがち、あなたに短くしてもらって助かっている】
【わかった、今日はここまで】
【次回、火曜日の夜21時は……どう?】
【都合が悪いようであれば、希望の日を聞かせて】
【………………(赤くなって照れている)】
【世界のつながりを感じられたのはわたしも同じ】
【楽しかったと言ってもらえて嬉しかった……あり、がとう】
- 81 :
- >>80
【そうか、だったらいいんだ】
【次回……火曜の21時か、11日だな、問題ないぞ】
【割と近いうちに再会できそうで嬉しいもんだ】
【……長門、無言で照れないでくれ、俺も恥ずかしいんだ】
【二人で上手くできているんじゃないかなと思う……やれやれ、最初の不安はお互い杞憂だったようだ】
【どういたしまして、だが当然、次も楽しめると思っている】
【むしろ楽しませてくれてこっちこそ感謝したいぐらいだ、ありがとな】
- 82 :
- >>80
【う……ごめん、なさい】
【11日は予定が入っていたこと、すっかり忘れてしまっていた】
【そうすると……土曜日の夜、21時から】
【近いうちに再会できると言ってもらったそばから、また一週間くらい……空いてしまう(しゅん)】
【……わ、わたしは今……すごく、照れて……い、る】
(言葉にしてみたものの、より恥ずかしさが増してしまった気がする)
【確かに、最初の頃に抱いていたような不安は随分減った……あなたのおかげ】
【今までは―――(禁則事項)しかしていなかったけれど、こういうやりとりも……新鮮で、いい】
【今後の展開についてはまた相談させてもらうと思うけれど……最後まで、よろしく】
- 83 :
- >>82
【ははは、こーいつぅー(おでこをつんとやって)】
【長門がうっかりするというのも可愛いもんだ】
【一週間近く空くのは確かに寂しいが、師走に週一回も時間を作って貰ってるんだ、十分すぎるくらいだ】
【土曜、15日の21時からだな、ちゃんと都合をつけておこう】
【そういう意味じゃなく……やれやれ】
【しかし、改めて思うが消失にして良かったかもしれないな】
【こうして色んな反応が楽しめるし、慣れればやりやすさは上だろうからな】
【…………確かに、だが、この先に待ち受けている可能性はあるんだぞ、長門】
【それも含めて最後まで、こちらこそよろしく頼む】
- 84 :
- >>83
【……ぁ、う】
(つんとされたおでこを抑え、赤くなって)
【十分なんてことない、わたしは…………、な、なんでもない】
【いつもわたしの都合に合わせてくれること、感謝を……】
【月末(というか、年末……?)になれば余裕ができると思うから、もう少し……ごめんなさい】
【それじゃあ、15日の21時に伝言板で】
【わたしも同じこと思っている】
【それに、だんだんと消失のわたしに慣れてきたような気もする】
【………………!!】
【…………わ、わかって……る、ちゃんと……勉強、を……】
【それをどうするかも含めて、また……相談(真っ赤)】
【随分長く引きとめてしまった】
【スレッドは返却しておくから、あなたはそのまま落ちていい】
【今日だけじゃなくていつも……ありがとう】
【また、土曜日に】
【場所を返却する、使わせてもらったことに感謝……を】
- 85 :
- >>84
【そうか、ならあまり気遣わせてしまうのも何だから一言だけ】
【いつものことだが今日も本当に楽しい時間だった、ありがとう】
【また土曜に……何かあればメッセージを】
【俺からも返します、いつもありがとうございます】
- 86 :
- 【長門と場所を借ります】
【改めて、こんばんは長門。もう大丈夫なのか?】
【帰宅したところだろうし、やることが無ければいいんだが】
- 87 :
- 【キョン ◆pcZDVS.MKwとこの場所を使用する】
>>86
【わたしからも……あらためて、こんばんは】
【大丈夫、やるべきことは終わらせてきた】
【あなたが待ち合わせを遅らせてくれたおかげ】
【ただ……ごめんなさい、まだレスが完成していない】
【少し、待っていて】
【……あなたには本を読む趣味がないから、待っている間きっと退屈】
【よければわたしから、話題の提供を――】
【STAR DRIVERの視聴、着々と進んでいる】
【つい先日、ミズノとマリノの登場回を見た】
【バスの上にぴょんと飛び乗るの、気持ちよさそう……だった】
- 88 :
- >>87
【わかった、だが、別に事前に用意してこなくちゃいけないルールは無いんだぞ】
【期待に胸を躍らせながら待つっていうのもいいもんだ】
【だからこのまま、楽しみに待たせて貰うぞ】
【それから、せっかく貰った話題だから返事を】
【着々と視聴が進んでいるようで、薦めた側としては非常に嬉しい】
【俺一押しのヨウ姉妹だな、挿入歌の雰囲気も変わって、話が承の部分に移った感が出てると思う】
【もっとも、おかげでモノクロームが流れなくなったのは少し寂しいが】
【もし気に入ってくれたなら、この先も……感想を聞かせてくれると嬉しい】
- 89 :
- 【おっと、若干誤解を招きそうな物言いになってしまった】
【感想についてはこの先も、またどこかのタイミングで、だ】
【それから、どうせだから追記。待ち合わせの時にも言ったが、今日は眠くなるまで付き合えるから】
【大体……3時かその辺までだと思うが、そこまでよろしく頼む】
- 90 :
- >>88-89
【大丈夫、わかっている】
【でも、今日は只でさえ待たせてしまったから……あなたの気遣いに、感謝】
【期待に応えられる出来かどうかはわからないけれど、レスが完成した】
【あなたの返事を待って、投下する】
【STAR DRIVER……とても、楽しい】
【映画が公開する前に薦めてもらったこと、あなたに感謝している】
【モノクロームは名曲】
【どことなくわたしの雰囲気にも合っている気がして、……お風呂の中で、よく……(赤くなりつつ)】
【けれど、ミズノの歌も好き。ヨウ姉妹は二人とも、容姿も性格も……とても、魅力的】
【また今度、どこかのタイミングで続きの感想を聞いてほしい】
【今日はわたしも眠くなるまであなたといられる】
【どちらかに限界がくるまで……こちらこそ、今日もよろしく(ぺこ)】
- 91 :
- >>90
【このまま話し続けると際限なく語ってしまいそうだから、感想は涙を呑んで次回にしよう】
【風呂で口ずさんでいるという素晴らしい情報が聞けただけで大収穫だ】
【そういうわけでだ、長門……改めて今夜もよろしく頼む】
- 92 :
- >>78
(わたしなりに、想いの丈を――彼を恋慕う気持ちを全てぶつけて)
(返事をもらうまでにどれくらいの時間があったのか)
(世界が止まってしまったかのような、そんな静寂と緊張の中で)
(長門、とわたしの名前を低く呼ぶ彼の瞳にもうっすらと涙が滲んでいるように見えて……胸が、切なく締めつけられる)
………………!
(「俺はお前を、長門有希を好きだと言ったんだ」)
(彼の口からそうはっきりと告げられると、今度こそ……込み上げてくるこの気持ちを、上手に表現することはできなくて)
(頬を紅潮させた、半分泣いているような表情はそのままに)
(ありのままのわたしを――)
(地味で、コミュニケーションを取るのが下手で、ポニーテールもできないわたしを受け入れてくれた彼を……縋るように見返した)
………………。
(彼の手が、俯きそうになっているわたしの頬に触れて――目と目が、合う)
(生まれて初めてされた告白に、また……世界が止まってしまったかのような感覚を受けて)
……っ、ぁ……。
(……遅れて顔が赤くなる、心臓が騒ぎ出す)
(至近距離で見つめ合ったまま、頭の処理能力が追いつかず、ともすればおろおろしてしまいそうになるけれど)
(こく、ん――……はっきりと頷いて、精一杯の意思表示をして)
…………は、い。
(「はい」か「いいえ」の一言でいいという彼の言葉を思い出し、慌てて付け足した)
……わ、わたし、は……話すのも、行動するのも……得意、ではなくて……
一緒にいて楽しいと感じてもらえるような、そういう女の子ではない……けれど。
それでも、……あなたのそばに……いさせて、ほしい。
(またしても泣いてしまいそうになりながら、大事なこと、なんとか言い切って)
(けれど言い切ってしまえば……彼とこんなに近い距離で見つめ合っているというこの状況に、とうとう限界が訪れる)
あ、の…………こ、これ…………ち、近すぎ、てっ…………は、は……はず……
(今度は別の意味で涙目になって、はずかしいという言葉をしっかりと口にすることすらままならないまま)
(視線を一度下げ、もう一度……彼を見上げた)
- 93 :
- >>91
【ごめんなさい、推敲をしていたら時間がかかってしまった】
【話を進めるべきかどうか迷ったけれど、ひとまずここまでにして……お返し】
【今、わたしの心臓はとても……どきどき、している】
【……ただ、それだけを言いたくなってしまった】
【だから、これに対する返事は不要】
【また何かあれば【】で教えてほしい】
- 94 :
- >>92
(頬から体温が伝わってくる)
(とても熱く、また自分の掌も負けじと温度を高めているのがはっきりとわかった)
(生まれて初めての告白に、答えを確信しているというのに不安と緊張感がきりきりと胃を傷ませる)
(手に力はほとんど込めていないから、縦の動きを阻害することはなく)
……な、がと……。
(上手く声が出ずしゃがれた声で苗字を呼ぶ)
(今、頷いたはずだと、脳が理解するが、目にもう一度確認を求める)
(しかし頷きはすでに終わっており、遅れてきた返事に、耳が確認の代行を果たすことになった)
そんなもん……そんなもん、必要あるかよ。
長門、お前は……お前だからいいんだ、そういうお前だから、俺は……俺は……!
(感極まって目から涙が零れそうになる)
(一度きつく目を閉じて誤魔化してから、頬から手を離し、長門の細い肩へと乗せる)
(女の子らしい、いつも守って貰ってばかりだった、守ってあげたくなるような華奢な体)
(愛しさがこみ上げてきて、視線が絡み合った瞬間、より顔を近づけた)
……俺こそ、イケメンでもないし、頭がいいわけでもない。
スポーツだって万能ではないし、話だってとりたて面白くはない……ごく普通の高校生だ。
それでも、お前と一緒に居たいんだ。
普通じゃない世界なんてどうでもいい、お前が……お前だけを求めたんだ。
(言葉を発するごとに気持ちが昂ぶってくる)
(雰囲気に酔いしれているかのように、普段よりも率直に語っていく)
(吐息さえも触れ合うような距離まで顔を近づけると、僅かに右に傾け)
……有希、好きだ。
(もう一回は、下の名前で)
(気持ちを伝え、ファーストキスではないのが残念だが、恋人との初めてのキスを交わした)
(じっと、少し前にひっくり返したばかりのスノードームから雪が降り終わるまで唇を重ね続け、柔い感触を堪能し)
………………す、すまん、つい、感極まって、その。
(身を引いてすぐ、真っ赤な顔を晒しながら慌て気味に謝罪と弁解を口にした)
- 95 :
- >>93
【……どうしても返したいから、返事を1度だけ】
【俺もだ、書き終わった今も、とんでもなく緊張して、心臓が痛い】
【い、以上だ! これこそ返事なんていらないからな】
【また何かあったら【】で頼む】
- 96 :
- >>94
(思っていた以上に強く返ってきた彼の言葉に、ぱちぱちと目を瞬かせて)
(このままのわたしでいい、このままのわたしがいい――)
(言い聞かせるように繰り返されてようやく、わたしはわたしのことを少しだけ肯定することができた)
(彼の手が頬から肩へと移り、思わずぴくりと身じろぎしてしまうけれど……もちろん、嫌なわけじゃないから)
わたしも……あなたが、いい。そういうあなただから……いい。
もっともあなたは……わたしにはもったいない、素敵な人。
かっこよくて、賢くて……わたしを選んでくれた、優しい人。
(自分をごく普通の高校生だと言い切る彼に、あなたはわたしにとって唯一人の特別な人だと……伝える)
(一緒にいたいという言葉に、こくんと頷いた次の瞬間)
――――――!
(ユキでもなく、雪でもなく、有希……と、はっきりと名前を呼ばれ、好きだと言われて)
(嬉しさよりも先にやってきた驚きに目を丸くしたまま、キスを――された)
(スノードームの中の街並にきらきらとした雪が舞っていく幻想的な光景を視界の隅に映しながら)
(やがて、ゆっくりとまぶたを閉じて)
(生まれて初めてする大好きな人とのキスを……胸に、刻み込んだ)
あ………………あ、の…………。
(目の前には、我に返った様子で真っ赤になって謝ってくる彼の姿)
(嫌じゃなかった、すごくすごく嬉しかった――)
(そう口にして安心してもらいたいのに、駄目なわたしは……また、上手に振舞えなくて)
……………謝らないで、ほしい。
あ、の…………でき、できれば、もう……一度…………。
(全てを言い終える前に、彼を見つめ……わかってほしいと、目で訴える)
…………あ……少しだけ、待って。
(少しでも可愛く見られたく、て……)
(さっきの彼の言葉を思い出し、眼鏡を外してこたつの上に置いて)
(俯き気味になっていた顔を、ほんの少し……わたしにしては、かなり頑張って……上げて)
(逃げ出したくなるくらいの恥ずかしさを押し込め、彼に向けて目を閉じた)
- 97 :
- >>96
そ、そうか……安心した。
これで訴えるなんて言われたら、ショックで世を儚んで窓から飛び降りていたところだ。
(緊張を誤魔化すようにおどけた風に答えるが)
(照れくささにどうも笑みも言葉もぎこちなくなってしまった)
(それどころか、もう一回と言われてしまうと、衝動的に押し倒してしまいそうになり)
(必に理性を総動員させて堪え、深く頷くことで返事の代わりとした)
……お、俺も少しだけ、待ってくれ。
(タイミングを計る中、待てと言われるとこれ幸いにとその間に心の準備をはじめる)
(眼鏡を外している長門に、自分は三角帽をつけたままだったのを思い出して慌てて外しながら落ち着こうとするのだが……)
(裸眼になった長門は、今はまだこっちの方が見慣れた姿で)
(一番の差異である瞳が閉じられたことで、また、自分が知っている改変前の長門が重なった)
(おかげで、気持ちがまったく落ち着かない)
んっ、んんっ……あー。
(流れではなく、こうして改まってするとなると緊張と羞恥が高まり)
(咳払いを何度か行い、よし、と頷いて決心を固めてから、長門の肩へと改めて両手を乗せた)
有希、好きだ……今日から、恋人としてよろしく。
(何か言わなくては、そう思い考えた結果が、少々妙ちきりんな挨拶で)
(そして、二人分の、長門への告白だった)
(そっと、震える長門の唇へと唇を重ねると、自分も目を閉じた)
(窓の向こうでは雪が降り注ぎ、自分たちの呼吸音以外は完全な無音)
(静謐な空間で、胸の中を温めてくれる恋人との特別な行為に、幸福で満たされながら唇を離すと)
そうだ、ゆ……長門、プレゼントがあるんだ。
お招きいただいたお礼、というよりは……その、告白する際に演出の一環にしようと思っていたんだが。
世の中、予定通りには進まないもんだ……結果として、最良の今を迎えているんだから、何の問題も無いんだが。
(申し訳程度に隠していた紙袋を引き寄せ、中に入っている、ラッピングされた箱を長門へと差し出した)
(斜め上を見るようにして視線を逸らし、照れていることを示し)
急ぎだったから、大したものが思いつかなくてな。
朝倉に相談、というよりは頼んで、譲って貰う事にした。
(さっき話していた、学校でした長門の話題というのがそれ)
(同時に、朝倉から長門にとある予定のキャンセルが入っているはず)
俺も、長門に似合うと思った……気に入ってくれると、嬉しい。
(長門への好意に気づいてから、この日に至るまでの時間はあまりに短かった)
(その中で最善を尽くした結果が箱の中身である――)
(こちらの長門の家へとはじめてお邪魔して、朝倉と鉢合わせになり、今日と同じようにおでんを食べたあの日の会話に出てきたマフラーだった)
- 98 :
- >>97
……ん……っ、ぅ……
(先に目を閉じていたからなのだろうか、彼の唇が触れた瞬間、その感触をさっきよりも敏感に感じ取って)
(僅かに漏れてしまった吐息に、唇を重ねたままで、顔が赤くなっていく)
(お互いに身だしなみを整えたり、心を落ち着かせたり、声を上擦らせたり……)
(不器用でぎこちない空気の中交わされた二度目のキスは、わたしの心をこれ以上ないほどにあたたかくして)
(真っ白な雪が降り積もっていくように、また少し、彼への想いが募っていった)
(彼も同じ気持ちでいてくれますように――そう願いながら)
プレ、ゼント……?
何も持ってこなくていいと言ったのに……あなたに、気を遣わせてしまった。
(どこかぽやぽやしている空気を変えるように、彼が紙袋を取り出して)
(今日のために、わたしのために……プレゼントを用意してくれていたことを知る)
(こういう時、嬉しさよりも先に申し訳なさを表してしまう癖をどうすることもできず)
(恐縮しながら、差し出されたそれを受け取って)
朝倉涼子に、相談を……?
そんなこと、気にしなくていい。どんなものであっても、あなたが選んでくれたものなら――
(照れてそっぽを向いている彼に向かって首を振り、リボンや包装紙を丁寧に丁寧に外し)
(中から出てきたふかふかのマフラーに……今日何度目だろうか、また目を丸くする)
(それは、あたたかそうな……わたしの好みにぴったり合致するマフラーで)
(そこでようやく、朝倉涼子に誘われたショッピングの予定がキャンセルされた訳を知った)
(彼が、あの日の彼女とわたしの会話を記憶し、試行錯誤してこれを選んでくれたことが……嬉しくて)
……ありがとう。すごく、すごくうれしい。
毎日、つける。ずっと……来年も、再来年も、大切にする。
(込み上げてくる気持ちのままに、マフラーをぎゅっと抱きしめた)
あの……巻いてみても、いい?
(彼に断りを入れ、もらったばかりのマフラーをそっと首元に巻いて)
実はわたしも……あなたに、プレゼント……が。
…………でも、謝らなければいけないことも……あ、って。
(こんなに素敵なプレゼントをもらった後では尚更、自分の選んだプレゼントを渡すのは憚られた)
(けれど、覚悟を決めて切り出して)
(待ってて……と、一度和室へと引っ込んで)
【わたしのプレゼントを渡すところまで……と思ったけれど、長くなってしまったから……一度ここまででお返し】
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- >>98
気なんて遣ってない。
俺がプレゼントしたかったんだ、その……長門に。
だから、リサーチの努力も同じで、可能な範囲でお前に喜んで欲しかったんだよ。
(キスの時のように特別な雰囲気を纏わせていないとどうしても有希と呼ぶことができず)
(呼びなれた苗字で呼びかけながらプレゼントの包装を剥いていくのを見守り)
(心の中で気に入ってくれますようにと祈って)
(その答えが長門の顔へと浮かぶと、言葉として貰えると、その都度口元を緩ませて微笑み)
ああ、なるべく大事にしてくれると助かる。
特に……あー……その、デート、の時とか、そういった場面で、巻いてきてくれると、とても嬉しい。
(さりげなく恋人関係を強調しようとしてみたのに、かなりぎこちなくなってしまう)
(あまりの情けなさに眉を下げて目を伏せかけるが、長門の言葉にすぐ元に戻り)
も、もちろんだっ、室内っていうのはあれだが、巻いてみてくれ。
(気に入ってくれた様子に顔を綻ばせ、恐らく一番良く見ることになるであろう制服との組み合わせを目の当たりにして)
……良く似合うぞ、長門。
俺の見立て……と、朝倉の見立ては大したもんだ。
あいつにもまた、改めて礼を言っておかないとな。
(大切にしないと許さないと釘を刺されたのもある)
(恐らく自分が長門に告白しようとしているのも知っているはずだから、上手く行ったことと誠実な交際をすることについて伝えようと)
(以前の世界では敵だったが、この世界では長門の親友に位置しているのだから)
(そう思った瞬間、何となく抱いていた朝倉への警戒感が薄れた気がした)
謝るというのは良くわからんが、プレゼントは歓迎だ。
長門のくれるものならティッシュを丸めた照る照る坊主でも喜んで受け取るぞ。
(謝るという言葉の意味がわからないながら推測して、安心できるように言葉にすると)
(和室へと引っ込んでいくのを見送った)
(一人になり、しんとした室内で、最初にしたのが唇を指でなぞることで)
(次にしたことが、だらしのない笑みを浮かべることだった)
……思春期か。
いや、年齢的にはまだその範疇に入る気はしなくもないが。
(頭の中で紡いでいるモノローグも、今日は口から溢れてくる)
……長門有希。
有希……有希……有希、好きだ。
(待っている間に一つ、と思って、名前を呼ぶ練習をすることにした)
(あまりに恥ずかしい行為だが、長門と交際できたことへの喜びが勝っている)
(同時に、長門がすぐに戻ってくるはずだというのに、そのあたりへの防備も無いまま、名前を何度も呟いていた)
【表示限界となると大変だが、少しくらいなら長くなっても構わないからな】
【だが、気遣ってくれてサンキュー、長門】
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