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2012年11月エロパロ439: 【キャサリン】 アトラス総合 Part3 【デビサバ】 (217)
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【キャサリン】 アトラス総合 Part3 【デビサバ】
- 1 :2011/05/29 〜 最終レス :2012/10/18
- メガテン全般、オーディンスフィア、世界樹の迷宮、グローランサー、キャサリン
デビルサバイバー、ラジアントヒストリア、救急救命カドゥケウスなどアトラスゲームのSS総合スレです。
前スレ
【ライドウ】 アトラス総合 Part2 【カドゥケウス】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1238149453/
【メガテン】 アトラスゲームSS総合 【オーディンスフィア】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1179298247/
ペルソナシリーズはこちらの専用スレに。
【主にP3・P4】 ペルソナ総合エロパロスレ 16 【1と2も】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1275822774/
保管庫
http://oroti.no-ip.biz/~eparo/
- 2 :
- スレ立ておつ
前スレはいつの間にか落ちちゃったんだな
- 3 :
- スレ立て乙乙
- 4 :
- >>1
イケてるねチミ
- 5 :
- >>1乙乙
- 6 :
- >>1
乙パンチバズ
- 7 :
- >>1
乙です
- 8 :
- 投稿待機
- 9 :
- 保守
- 10 :
- >>1乙
- 11 :
- 復活祝いだ。つまらんものだが取っといてくれ。
おにじょろう
ttp://oroti.no-ip.biz/~eparo/frame/atlus/?mode=read&key=1307716866&log=0
どうでもいいが、鬼女郎がゲシュタルト崩壊して鬼太郎に見えてきた。
- 12 :
- 久しぶりだから酉つけ忘れた。
- 13 :
- ほす
- 14 :
- げん
- 15 :
- ハオマが興奮材だったとは…あんなん連れ歩いてるサマナー連中大丈夫か?
まぁ神降ろしとかやれる人に影響なんて無いも同然なんだろうけど
カツオちゃん辺りは完全に機械で召喚してるから心配
召喚してるだけでヤヴァイ物ふりまいてる悪魔って結構いるのかね
- 16 :
- 真2初出のチェルノボーグなんかはヤバいでしょ
- 17 :
- 神話通りの能力を発揮されたらバジリスクとかゴルゴン、
あとエキンム(疫病ばらまく)もヤバイ
- 18 :
- エキンムなついわー。マッチョな人というイメージしかなかったw
そういや疫病系は相当いるのか。蝿様やバアル辺りはモロだし
四天王に憧れて眷属をwikiで見てへこんだ覚えがある…
スライムやらブロブなんかもいる世界だし、不潔ネタなら一山いくらって感じだな
- 19 :
- 保守
- 20 :
- この調子じゃバアル×イシュタルとかでも
不潔とか言い出しそうだな今のスレ住人
折角の素材と舞台だからお綺麗なの以外も読んでみたい
4コマレベルのシュールなネタとかエロ向きだと思うな
- 21 :
- お前らココの奴らみたいにキモイキモイ
ttp://toki.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1309438168/
- 22 :
- ステラデウスってスレチ?別に投下するワケじゃないけどちょっと気になった
- 23 :
- なんでサキュバスやリリムみたいな快楽を求める悪魔が「シジマ」側についてるんだろう。
快楽がほしいならヨスガ……じゃなくて、精気みなぎるマントラ軍のほうがよさそうなのに。
もしくはマネカタを誘拐するか、良質なマガツヒ(?)の人修羅の仲魔になればいいのに。
- 24 :
- >>23
サキュバス(&インキュバス)は誘惑したり快楽を「与えたり」してるけど、
それはあくまで目的の為の手段であって、自身は繁殖の方が主目的って事らしい。
もしかしたら淫乱設定はRPG的ファンタジーの中だけの話しなのかも。
「繁殖・繁栄の為の役割に徹してる」とすればシジマ向きと考えられなくもない。
リリム(と母親であるリリス)はサキュバス達よりずっと古いキリスト教以前の存在で
夢魔としての性質は欧州にキリスト教が広まってからの後付けのようで、
この親子についてはなんとも言えない。
- 25 :
- 「普段冷静ぶってる高慢な奴らが理性かなぐり捨てて
『入れさせてください』って所まで墜ちてくるのもそそる」
とかそういうことだと解釈してた>シジマにリリムやサキュバス
ハゲは攻略難易度高そうだからまずないだろうけど
- 26 :
- >>24
冷静に考えたら、姦通や夢精や性的倒錯の言い訳のために
組み立てられた概念・システムだからな。
そういう意味じゃ、シジマ的だな。
- 27 :
- 保守
- 28 :
- アトラス総合だし、ノーラのネタとかでもいいの?
- 29 :
- そらそうよ
- 30 :
- NINEでモリーアンと彼女に呪われたクーフーリンとか読んでみたい
- 31 :
- なぜキャサリンのSSがない
- 32 :
- 32歳の恋人同士のセックスとか生々しくて良いな。
- 33 :
- ノーラで投下
・ネタバレあり
・絡み×オナニー○
・改行が変になりそう
・続くかもしれないから半端な終わり方
- 34 :
- 「ぐへぇ」
家に入った途端、無様な声が出た。もう19歳だし、あれやこれやと気にすることも多いけれど、今この家には私しかいないのだから大目に見てもらいたい。
そう、今日は私一人。急な夏の嵐に見舞われているこの霧の森の家で、明日まではたった独り。運悪く嵐が長引けば、明日も独りかもしれない。
アイラちゃんからお茶会に招待されたのはいいのだけれど、生憎私はある依頼の為に導刻術を使わなければならず、今日一日は家から離れる事が出来ない。
そこで、せめてケケとメロウだけでもと、アイラちゃんへのお詫びの手紙と新しい人形を託し、二人を見送ったのが今日の昼過ぎ。この時はまだ快晴だった。
日が落ちてくる辺りで依頼を完了させ、久し振りの大仕事の達成感に浸っていたのもつかの間、気付くと外は雨模様に変わっていた。
とりあえず洗濯物を片付けよう、と庭に出て作業をしている内に、どんどん風と雨が激しくなっていく。次第にペット達も怯えはじめた。
これは明らかに異常だ、と思った矢先、稲光が辺りを強く照らし、次の瞬間には轟音と獣たちの悲鳴。どうやら森に雷が落ちたらしい。
それが合図だったかのように、更に強まる風と雨。庭の案山子の帽子は既にどこかに消えて、たわわに実ったオレンジの実はちぎれかけていた。
- 35 :
- 「はぁ……しんどい……よりによってなんでこんな時に……」
そんなこんなで、私は嵐対策を独りで行っていたのだ。最早手遅れだったところが殆どだったのが悲しい。そりゃあ『ぐへぇ』とも言いたくなるに決まっている。
そして、目の前でオレンジの実やマーヤの実が吹っ飛びそうなのを見て慌ててしまった私は、普段の格好でさっきまで外に出ていたのだ。
「……サイアク」
お気に入りのエプロンはもちろん、スカートやパンツ、上下の下着に至るまで、全身余すところなくぐっしょり濡れている。
水分を少しでも落そうと頭を振ると、髪にくっついた泥や瓦礫の破片や葉っぱが絡んで地味に痛い。イライラが募る。
「……うがー!!!!!!!」
自棄になってぶんぶんと激しく頭を動かし、無理矢理髪に付いた色々な物を振り落としてみる。頭も心もイタイ。踏んだり蹴ったりとはこのことか。
- 36 :
- 気の済むまで頭をぶん回した後、辺りに散らばった泥や葉っぱを掃除する。我ながら何をやっているのやら。思わずため息が漏れてしまう。
「……くちゅん!」
くしゃみで我に帰り、全く冷静じゃない自分にちょっと驚きを覚えた。いやいや本当に何をやっているんだ私は。
掃除も確かにやるべきだけれど、今はまず全身ずぶ濡れなのをどうにかするべきだろうに。というか床を濡らしてしまっては掃除の意味が無いではないか。
着替えを、と思って箪笥に向かおうとした足が止まる。そうだ。朝から気持ちのいい快晴だったので、いい機会と思い殆どの服を洗濯してしまったのだ。
そして残念ながら洗濯ものは全滅だった。因みにシーツは何枚か行方不明になってしまっている。とにかく、この状況は、つまり。
「着替えが、無い……」
どうしよう。残っているのはケケの服と、メロウのお気に入りの一着くらいか。
ケケのはそもそもサイズが合わないから却下。というか一応ケケは男の子だし、例えサイズが合っていたって着るのははばかられる。
メロウの服は、なんでもパウリーさんと出会った時に着ていた服だったらしく、森の奥に独りで行く時は決まってその服を着ている。
そんな大切な服を着るわけにはいかない。そして何より、メロウの服も私のとサイズが違う。主にお腹まわりとか。これ以上自分をいじめるのもどうかと思う。
結論として、どちらの服も着ることは出来ない。では明日までこのずぶ濡れの服で過ごすのだろうか。それじゃあ風邪を引くに決まっている。
「……!独りだし……こうなったら!」
思考を巡らせ、ほどなく最後の手段に行きついた私は、とりあえず必要なものを屋根裏から取って来ることにした。
- 37 :
- 「ふぅ……ようやくなんとか落ち着いたかも……」
季節外れの暖炉の火に向かって独り言を呟く。悪いことは重なるもので、ランプ用の油も、代用品として使える植物油やクーシオイルも先ほど切れてしまった。
こういう時にはちょっと森に入ってラクリッツを探すのだけれど、まだ嵐が勢いを弱めるような気配は無い。暖炉が今夜の照明だ。案外悪くは無い。
さて、私の今の格好はというと、言ってしまえば全裸である。冬用の毛布に全身包まっているから、見た目は小さいナウダンみたいな感じだろうか。
どうせ今夜は独りきりなのだ。裸だろうと誰が見るわけでもない。この後寝てしまって、明日の朝私が起きる前に誰かがやって来る可能性もあるけれど、
嵐はまだまだ続くだろうし、翌朝早くやって来るとしたらケケとメロウくらいのものだ。最悪ケケに見られたとしても、とりあえず一発殴ってやればいい。
(疲れたなぁ。明日から忙しくなりそうだし、今日は早いとこ寝よう……)
落ち着くと一気に疲れがやって来るものである。行方不明になったシーツも探さないといけないし、この嵐ではテンペリナも被害を受けているだろう。
町の人はもう私の素性を知っているし、仕事が山のように舞い込むことは予想に難くない。しばらくの間はフル稼働になりそうだ。
しかも来月は、名物の花祭りが控えているのだ。私も新参ながら、毎年楽しみにしているイベントである。無事に開催されることを願ってやまない。
- 38 :
- 「……花束、用意しとかないと」
親愛の情を込めて贈る花束は、この祭りの象徴である。相手が男性なら青いタンベリーの花束を、相手が女性ならピンクのヴァロイサの花束を贈るのだ。
私は過去三年間、同じ相手に花束を渡し続けている。最初は適当な相手があいつしかいなかったから。二年目は感謝の気持ちを込めて。三年目は。今年は。
「……ルッツのばーか」
気付くとその相手をけなしていた。三年前、霧の森の家に来たばかりの私に剣を向けてきた、あのお調子者の冒険野郎、ルッツ・アレニウス。
今年も私は、あいつにタンベリーの花束を渡すのだろう。なんだかんだで一番採取に付いて来てもらっているし、危ない所を何度も助けられている。
しかしあいつは、年齢相応に人の心の機微というか、そういうのをもっと気にするべきだと思う。本当に私と同い年なのか、かなり疑わしい。
私が去年、どんな気持ちで花束を贈ったのか。そしてまた今年、どんな気持ちを花束に託すつもりなのか。果たしてあいつは察してくれるのだろうか。
まぁ、私以外に花束を贈るような素振りは今まで無かったし、二年目からはきっちりお返しの花束を渡してくれているのだが。
……いや、油断は禁物かもしれない。何せ去年までとは状況が違う。いまやルッツは、近隣の貴族から客分として招かれたりするほど有名なのだ。
最近吹き溜まりの泉に、あまり見ない女の人がいたりするのは、おそらくあいつ目当てだからだろう。
- 39 :
- 伝説の古代竜ロヒカルメを打ち倒した、若き英雄、ルッツ・アレニウスの名前は、またたく間に近隣一帯に広まった。
一応私と二人で倒したのだけれど、導刻術の存在を周知されても困るだけなので、私に関する情報は町長がうまいこと処理してくれたのである。
まぁ実際の所、私はあの巨大な竜に前にして、ほぼルッツのサポートしか出来なかったし、元々あいつのお手柄だと言っても過言じゃないのだが。
竜の巨体が崩れ落ちた瞬間は、これは夢なんじゃないか、と思ってしまうほど現実味に欠けていた。ルッツも剣を構えたまま呆然としていたと思う。
竜の頭が垂れ、土煙と軽い地鳴りを引き起こして、ようやく私達は、あの強大な竜を打ち倒したのだ、という実感を持つことが出来たのであった。
(そういえば、あの時も)
回想から少しだけ意識が引き戻され、今の自分の姿を思う。裸では無かったけれど、あの時もこうして毛布にくるまったのだ。
竜を倒した興奮から、私達はしばらくはしゃぎ回っていた。抱き合って笑ったり、意味もなく叫んでみたり。
そしてその結果、二人とも残り僅かだった体力を完全に使い切ってしまったのである。なんとも間抜けな話だ。アイテムは戦いに全て費やしてしまっていた。
幸い亡骸とはいえ、古代竜に近づこうとするモンスターはおらず、坑道から抜け出るくらいの体力が回復するまで休息を取ることにしたのである。
当時季節は春だったけれど、薄暗い坑道の中はなかなかに冷える。非常用の毛布に包まって、肩を寄せて寒さを凌いだ。
ルッツも私もまだまだ気分が高揚していて、あまり寒さは苦にならなかったような気もする。普段は話さないようなことを一晩中語り合ったものだ。
私の故郷のこと、ルッツの弟君達のこと、私のこれからのこと、ルッツのこれからのこと。また首を飾り物にする気満々なのには、思わず笑ってしまった。
- 40 :
- 「……っ……ふ……」
途中、戦いで傷ついた私の手を、いつの間にかあいつがさすっていてくれたのにはちょっぴり驚いた。自分の手の方がボロボロだというのに。
たまーに変な所で気が利くのだ。普段はただの冒険野郎なのに、何であんな時に限ってああなのか。ドキドキしてしまうじゃないか。
「はぁ……ぁっ……ん……」
しかも、女が体に傷を付けたらいけない、とか、今更なことを言ってくる。何をカッコつけているのか。だったらそもそも私を連れて冒険なんてしなければいい。
そう返すと、困ったような顔になって、そういえばそうか、そうだよな、と悲しそうな顔をする。
「んっ……んん……ひゃ……ぁぅ……」
言いすぎたかな、と私が慌てているのを知ってか知らずか、ただでさえ近いのに更に顔を寄せてきて、手をぎゅっと握って、
でも俺はノーラとじゃないと今日はダメだと思ったから、むしろノーラ以外の奴と組むのはなんかしっくりこないんだ、とかなんとかまくしたてる。
あいつの吐息が、ものすごく近くて。あいつの必な顔で、視界がいっぱいになって。あいつの手が、すごく暖かくて。
はっきりと、自分の顔が真っ赤になっている感覚があって、ルッツも状況に気付いたのか、顔を背けるのだけれど、耳は真っ赤で。
「……るっつぅ……だめぇ……」
- 41 :
- その後は、誤魔化すようにお互い話題を切り替えて、いつの間にか眠っていたのであった。その後十分に回復していた私達は、テンペリナに凱旋した。
それからおよそ二カ月が経っているけれど、未だあいつとの関係に進展は見られない。それはもう、清々しいほどに。
普通に一緒に冒険とか、採取に行ったりはするけれど、至って今まで通りのことで、それ以外には本当に何にも無い。
まぁ何というか、ルッツらしいというか。私にとっては、あの時の反応からすると脈がある、と分かっただけでも大きな収穫だったのである。
「……るっつの、ばか……ぁっ……あほー……」
だからといって文句が出ないわけではない。がっかりしたのも事実だ。私だって女の子なのだし、男の子にリードしてもらいたい気持ちは強い。
でも、そういう姿のルッツはあんまり想像できなくて、そしてそれでも、ヘタレな感じがあいつらしくて好ましいかな、と思っている自分がいる。
あいつは、ルッツは、ここに来て知り合った人たちの中でも、一番最初に私に手を差し伸べてくれた。
改めて考えると、同い年で、道は違えどお互い新米で、テンペリナにもまだ馴染みが薄くて、色々と似たような境遇に置かれていたのかもしれない。
- 42 :
- 一緒に森を歩き、湖を眺めた。間欠泉に驚き、原っぱで寝転んだ。買い物の荷物持ちを頼んで、代わりにお弁当を作ったりした。
廃墟や洞窟で迷ったりすることもあった。山の頂で、竜に囲まれて逃げ出した。水晶の谷で、二人して景色に見惚れていた。
この数年間、思い返せば色んな場所に行ったけれど、いつもルッツと一緒にいたように思う。そして気付いた時には、あいつのことが好きになっていた。
ルッツが何をしようと、多分私は許してしまうのだ。惚れた弱みとはこういうことを言うのであろう。何だか悔しい気もする。
「……いいよぅ……ルッツ……んうっ……」
疲れも手伝ったのか、気付くといやらしい行為に没頭している自分がいた。はしたないとは思うが、今この家には私だけである。
普段はケケやメロウがいて、こんな機会はまず無い。事実しばらくご無沙汰だったので、いつもより敏感になっているような気もする。
あの時、ルッツが手を強く握りしめてくれたことを思いだすと、自分を慰めている手が、あいつの手のように感じられてきて、甘い感覚が一際強くなる。
そもそも今は夏で、部屋の中は雨の湿気で蒸し暑かった。ずぶ濡れだった髪や体はすっかり乾いているし、体の内側は強い熱を帯び始めている。
いつしか私は毛布を被るのをやめて、素肌を空気に晒し、一層その行為に夢中になり始めていたのであった。
- 43 :
- 外はもうすっかり夜で、暖炉の明かりが私の影を壁に映し出す。小刻みに震える肩や、引き攣る脚に合わせて、影が踊る。
暖炉に向かって淫らに股を開き、切なげに好きな男の子の名前を呼び、いやらしく大事な部分を弄繰り回す。
頭の中は殆ど、ルッツに愛撫されたり、犯されたりする妄想で一杯なのだけれど、その片隅で、ひどく冷めた自分がいて、嫌に冷静に状況を分析していた。
こんなに声を荒げ、髪を振り乱し、汗を飛び散らせ、一心不乱に自慰に耽るなんて、私は変態なのではないか。ルッツに見られたら嫌われてしまうだろう。
そんな現実的な思考が、更に私の気分を盛り上げるのだ。最早何もかもが気持ち良い。果てるのは時間の問題であった。
「ふぁあ!あっ!あぁっ!ルッツ、るっつう!!いく、イク、イくぅうぅぅううう!!」
体が大きく仰け反り、声が裏返り、意識が持って行かれそうなほどの快楽の波が押し寄せて、
がちゃ
- 44 :
- 「え?」
「ノーラ!大じょ……う……ぶ……?……え?」
今正に、私が果てんとするタイミングで、まさかの来訪者。なんの皮肉か、そこにはルッツが濡れ鼠で立ち尽くしていた。
思考が止まる。時間が止まる。導刻術でこの空間の時間を逆行させることは可能か。不可能である。
ルッツに、見られている。自分の、あられもない姿。声は聞かれただろうか。それは多分大丈夫じゃないか。
裸を見られている。今、あいつの目に私はどう映っているのだろうか。唖然としたあいつの顔。私の顔もあんな感じだろうか。
見られている。何もかもを見られている。いやらしい姿を見られている。見せたくなかった姿を見られている。みられている。ミラレテイル。
パンクしそうになるくらい錯綜する頭の中、それでも未だ快楽の波は収まらず、そこに恥ずかしい気持ちが押し寄せてきて。
カラダもココロも飽和状態に達した次の瞬間、私は爆発としか形容出来ないような、激しい感覚に襲われた。
- 45 :
- 「……ひゃ、ひゃめぇえええぇえぇええ!??!」
「えっ、ええええ!うおおおおおおお?!!うぎゃああああああああ!!?」
多分、私はその瞬間に達してしまっていたのだろう。大事な部分に宛がっていた手は、淫らな液体でびしょ濡れだったし、体中が痙攣するような感覚があった。
それとほぼ同時に、私は自分が被っていた毛布をルッツに投げつけ、更に近くにあったジュート箱の中身を夢中で投げつけた。
ジュート箱の中身が空になる頃には、ルッツは完全に気絶して横たわっていた。私はといえば、へたり込んで肩で息をしていた。
部屋の中を見ると、あちこちがボロボロで、修復が不可能な感じに破壊された家具もちらほらと見える。
開きっぱなしの扉からの外の風が、一段と冷たかった。
- 46 :
- やりこみたいけど時間制限のせいでやりこめないと言われがちなノーラなので、せめてSSでED後の話とか考えてみたい。
クリア済みの人には何となく分かると思うけれど、一応トゥルー後ルッツルート突入みたいな感じの話だと想定しています。
続きは多分書く。多分。とりあえずスレをお返し。
- 47 :
- キャサリンもラジヒスも鬼祓師も来なかったスレにまさかのノーラ
続き期待。でもルッツも恋愛関係へたれっぽいしな
- 48 :
- 柚木声だし、マリ先生の寝取り寝取られ物とか出てきそうだな
- 49 :
- 保管庫開くとバスターが騒ぐんだけど俺だけ?
- 50 :
- >46
ルッツ記憶なくしそうな勢いだなw
こういう甘酸っぱいかつフラグ立ってる話がここで拝めるとは
エロ期待
- 51 :
- あれ、俺だけじゃないのか。
ウイルスバスターをインストールしててさ、保管庫のURLを開こうとすると「危険なウェブサイト」って表示が出てくる。
管理人さん、なんか変なもんでも入れた?
- 52 :
- レンタルサーバーの管理人さんが対処してくれたそうなので、そのうち改善されると思われます。
ttp://w1.oroti.net/~rent/rspace/bbs7/read.cgi?no=967
- 53 :
- >>46
うわあああ今更気づいたw
GJGJ続き待ってますぞー
- 54 :
- 完成まで時間かかりそうだし長くなりそうだからキリのいい所まで途中投下するよ!
・トゥルー→ルッツルートみたいな話
・前編→中編(今から投下)→後編くらいの想定
・じゃっかんめんどくさいノーラちゃんだったらいいなという妄想
・ルッツはヘタレ
それでは以下本文
- 55 :
- 『んじゃ行ってくる。しっかり留守番してろよ?』
『はーい』
『またノーラ姉ちゃんと?』
『おう。今日は霧の森の奥で探検だぜ……あぁ、その前にあいつの買い物に付き合うんだった』
『兄ちゃん尻に敷かれてるー』
『どこでそんな言葉覚えてくるんだお前ら……』
『ねぇねぇ、またお姉ちゃん特製の黒パン貰ってきてよ!あれすごくおいしいから』
『そうだなぁ、また頼んでみるか』
『毎日作ってくれればいいのになぁ。ルッツ兄ちゃんの料理より断然おいしいもん』
『……そりゃ俺の料理は雑だけどよ……パンだけだと食事としてはアレだろ……』
『なら早いとこ兄ちゃんがノーラお姉ちゃんをゲットすれば、美味しいごはん食べられるんだね』
『そうするとお姉ちゃん、じゃなくお義姉ちゃん、か。うわぁ、イケナイ感じぃ!』
『ダメだよ、あんまり兄ちゃんに期待しちゃ。そもそもノーラお姉ちゃんが兄ちゃんをどう思ってるか分かんないし』
『お、おまえら本気で怒るぞ!?』
- 56 :
- 『よーぅ熱血馬鹿』
『むっ……ユカかよ。いちいち気分悪い奴だなほんと』
『ふはは、褒め言葉として受け取っておくわ。つか俺は褒めてるんだけどな』
『どこがだよ』
『……本気で古代竜見つけて倒すとは、ものすげぇ熱血馬鹿じゃなきゃ出来ねーだろ。おめでとさん』
『お、おう。一応、あんがとな』
『うんうん、ケツが青い内は素直なのが一番だぜ。ところでお前、竜倒してから一晩坑道で過ごしたんだって?』
『あぁ。アイテム全部使っちまってたし、体力も殆ど残って無かったからな』
『ほほう。んでそこにノーラもいたんだよな』
『……おい、それ知っててもあんまり喋らないでくれよ?アイツが有名になったら、アイツが一番困るんだから』
『そりゃあ外の人間には言わねーが、多分テンペリナの人間ならもうみんな知ってるぞ?』
『えっ?!マジ?』
『マジもマジ。遂にヘタレのルッツ・アレニウス君も一皮ムケたんじゃないか、って専らの噂だぜ?』
『……は?』
『……んでさぁ、どうだったんだよ?ノーラちゃんの反応は?敏感だったか?まさかマグロか?』
『は?マグロ……?!な、何言ってんだてめえ!?お、俺はアイツにエッチな悪戯とか、全くしてねーから!?ほんとだぞ?!』
『えっ』
『えっ』
『……』
『な、何だよ。その見下したような目は』
『いやぁ、相変わらずドヘタレだな、と』
『……うぐぐ……ちくしょう……』
『……向こうは待ちくたびれちまってるかもなこれは』
『……それ以上は勘弁してくれ……』
- 57 :
- 「……っ!!」
ゴツーン
「ぴぎゃ?!」
「痛ってぇ?!」
ちょっと思い出したくない記憶のフラッシュバック。全身の痛みと、それを掻き消すような激しい頭への衝撃。そして右手の柔らかい感触。
何が何だか分からない。俺は一体どうなったんだろう。ぐちゃぐちゃな頭が、寝起きの感覚と合わさることで余計にこんがらがっていく。
寝起き。そう、俺はさっきまで寝ていたらしい。寝ていたことが分かるのは、俺が今正に飛び起きたからである。
そういえばこれはなんだろう。俺の右手が触れている何か。柔らかくて暖かい何か。おそるおそる視線を向ける。まぁ、暗いのでよく分からないのだけれど。
「……っ痛たたた……」
「……ノーラ……?」
確かにそれはノーラの声なのだけれど、右手の感触は人肌のそれではない。もふもふとしていて、少しちくちくしている。
- 58 :
- (毛皮……?)
「ひゃん?!……ちょ、ちょっと、ルッツ……ひう……手、動かさな……あふ……」
「?」
「……っ、だ、だめえ……そんなところ……弄らないでえ……」
「え?!うわ、うわわわわ……ご、ごめんノーラ」
「う、ううん……ま、まぁ暗いから、しっ、仕方ない、かな……」
「そ、そっか……」
「う、うん……」
「……」
「……」
気まずい沈黙が流れ、思わず俯く。何でこんなことになっているのかをノーラに聞きたいところだが、話しかけづらくなってしまった。
そうなると必然的に、自分の頭で状況を整理するしかなくなるわけで、俺は必に今日一日の記憶を掘り起こすことにした。
- 59 :
- 昼までは弟達の面倒を見ていた。午後から郊外の貴族の会合に招かれていたので、移動しながら昼食をとる。
会合ではまぁちやほやされて、居心地が良いやら悪いやら。その内お見合いだとか縁談だとか、不穏な単語が聞こえてきたので会場を抜け出す。
どうもあの手の話は苦手だ。いいひとがいないなら、とか言って目の前にいる自分の娘を紹介してくる貴族の感覚は、俺には理解し難い。
その後、会場の外にいた貴族の子供たちに混ざって遊ぶ。俺のドラゴンの真似は好評だった。実物と対峙してきた経験は伊達じゃないのだ。
ルッツドラゴンが、ひのきの聖剣を持った貴族の少年達に打倒される頃、雲行きが怪しくなってきて、パラパラと雨が降り出した。
会合を主催した貴族から、天気が回復するまで滞在して構わないとも言われたけれど、丁重に遠慮させてもらった。
昼からずっと人にもみくちゃにされていたし、街道を独りでぶらぶら歩いて帰るのもいいかな、と思ったのだ。
帰りの街道は霧の森の近くを通っているし、天気が更に崩れたりしたらノーラの世話になればいい。
そもそも最近は忙しくて、彼女の家に行くことが少なくなっている気がしていたので、近い内に寄ろうと思っていたのだ。渡りに船である。
この時の俺は、まさかあんな嵐になるとは微塵も思っていなかったのであった。
- 60 :
- 霧の森に着く頃には、まともに目を開けていられないほど雨と風が強くなっていた。これでは家には帰られそうもない。
ばきばきと枝の折れる音がそこらかしこから聞こえてくる。ふと気付くと、森の一部で煙が上がっているのが見えた。
雷が樹に落ちたのだろう。この嵐なら火事に発展したりはしないだろうが、ノーラのことが心配だ。俺は駆けだしていた。
そこで一度思考が止まる。別に記憶が無いわけではない。むしろはっきり覚えているのだけれど、思考を止めざるを得なくなってしまった。
ボロボロの庭。焦る俺。勢いよく開けた扉。薄暗い部屋。暖炉の揺らめく明かり。きょとんとしたノーラの顔。
白い脚。
肩と背にへばりついた髪。
しっとりとしたうなじ。
可愛く膨らんだ胸。
薄桃色の乳首。
下腹に伸びた腕。
てらてらとした手。
- 61 :
- ごくり、と喉が鳴る。思い出す。その光景にくぎ付けになったことも、物を投げつけられてぶっ倒れたことも、全て。
下半身が熱くなってくる。息が荒くなる。抗いようが無い。好きな女の子の痴態なんてものを目にしてしまったのだ。我慢しろというのが無理な話だ。
もしかして、俺が触ってしまったのは、ノーラの敏感な所だったのかもしれない。いや、あの反応は間違いないだろう。
さっきまで靄がかかっていたような頭は、興奮して血の巡りが良くなったせいか、すっかり冴え渡っていた。
(てことは今この右手でちんこをいじれば……疑似素股?!いや毛皮越しだから毛糸パンツか?男のロマン!俺天才!!)
一見非常に頭が悪いようにも思えるかもしれないが、この場合は一回りして天才なのだ。至って今の俺は冷静なはずなのだ。
「……ルッツ……?」
「うお?!ごごごごめんなさい!?」
「な、何よ……」
すいません。完全に取り乱しているだけでした。童貞にはこんなエロいイベントは刺激が強すぎます。俺はノーラに話しかけられて、反射的に謝ってしまった。
- 62 :
- あー、うん、その……」
「……見た」
「え?」
「……見た、のよね」
「うっ」
「おっ、覚えてるんだ。さっきの」
「……」
「……ねぇ、」
「み、見ました!見ちまいました!すいません!ごめん!」
「……そっか……あの……」
「っででっででも!その、なんだ……そう!忘れる!綺麗さっぱり忘れる!!忘れるから!」
「え、ちょ」
「あーあー今日はひどい天気だぜ―ところでノーラはなんで毛布なんて被ってんだー風邪でも引いたかー」
ああいう姿は誰だって見られたくない。オナニーしてるのをノーラに見られた所を想像して、自分が絶望感に打ちひしがれているのが見えた。
無理矢理感も甚だしいけれど、とりあえず無かったことにすれば、この場はうまく切り抜けられるんじゃないだろうか。
ここでノーラが俺の提案に乗ってくれれば、しばらくぎこちない関係が続くかもしれないけれど、いずれ元通りになるだろう。
余りにも白々しい俺の演技にノーラが怒って、馬鹿だのエッチだの、至極当然な罵倒と共に殴り倒してくれれば、それも悪くない。
はてさて、ノーラはどんなリアクションを返してくるだろう。いずれにせよ、俺が得をしないことは分かり切っているが。
- 63 :
- 「……る、ルッツの……」
(あ、やっぱぶん殴られる方か。ですよねー)
「……ひぐっ、ぐす、ば、ばか……ぶわがあああああああああ!!ああああ!うわああああああん!!」
「え?!いや、なんでお前、泣いて……」
これは予想外だった。暗くて表情は見えないけれど、間違いなく大泣きしている。まるで、自分の思い通りにならなくて暴れる子供のような感じで。
真横からの大音響にやられた耳を庇いつつ、腕を伸ばしてノーラを宥めようとするも、拒否するばかりで触れさせてさえくれない。
「お前、ほんとにどう……」
「どうもごうもないわよぉ!?なんでって何よぉ?!わ……ひっく……忘れる、っで何よぉぉおおおお!!!」
泣き叫びながら、ポカポカと俺を殴って来るノーラ。本当に、これではまるで駄々っ子ではないか。
こちらが口を挟もうにも、それをすると余計に荒れるので、しばらく為すがままになっておくことしかできない。
- 64 :
- 「ばがああ!!あほお!!この……ぐず……鈍感!ニブチン!ど、童貞!ばか!ばかばかばかばかばがあああああああああ!!」
(ど、童貞って……)
「の、ノックも、しないで、入ってきて……わ、わだ、わだじの、はずがじいとこ見たくせに、ひぅっ……
それ、を、ぐす……忘れる……って、な、なんなのよぉ……お、女の子としての立場、ズタズタじゃないぃ……
あんたにとって、私って、そん、なに、魅力、無いって言うの……?……う、ぅぇぇ……ひっ……ひっく……くすん……」
「の、ノーラ……」
「そ、そりゃ私なんて、おっぱい、そんなに無いし、カルナさん、みたく、くびれが綺麗とか、シルカみたいに、肌が綺麗とか……
女の人、っで、感じ、じゃ、な……ひう……ずず……けほ……感じじゃ、無い……ふぇぇ?!」
「っ……」
体が勝手に動いて、気付いたらノーラを強く抱きしめていた。こちらに引き寄せたせいか、毛布がはらりと落ちて、彼女の素肌が俺の体に当たる。
それでも、何故かいやらしい気持ちは湧いてこなくて、ただただ、今はこいつを抱きしめていてやらないと、という使命感みたいなもので胸が一杯だった。
「……な、なによぅ……今、更……ご、ごまがず気なの?……ひく……最低……さいでえ……ぐす……るっつなんて、だ、だい、ぎら……い……」
「……俺も、何で、こうしてるか、自分でよくわかんねーや」
「なにそれ……言っとく、けど……ひっく……ぜった、い、ゆる、さないから……」
「……とにかく、落ち着け」
「……ば、ばか。ぶわぁか……けほ、くひっ…………………………ばかぁ……………………」
ぎゅっ、と強くノーラの細い体を抱き寄せる。こうするのが正解なのだろう。反省した子供のように、腕の中のノーラは、だんだん縮こまっていった。
- 65 :
- †
さて、やらかしてしまったぞ、と内心焦る。何だか今日は自分でも信じられないくらい不安定だ。盛大に泣いて、ようやく少し落ち着いてきた。
そもそも同居人がいないからといって派手にああいう行為に耽るのもおかしな話で、さっきまでの子供そのものな態度に関しても我ながら驚くばかり。
自分の異常について、なにか心当たりがあるような気もするのだけれど、全く考えがまとまらない。
「……落ち着いたか?」
「……う、うん……」
成り行きでルッツに抱き締められてしまっているのだ。しかも私は裸。心臓がバクバクいっている。部屋の中が暗いのが唯一の救いだった。
「……なぁ」
(近い近い近い!近過ぎるでしょ?!)
さすがに目が暗闇に慣れてきているので、ルッツの顔がどこにあるのかくらいは認識できる。おでことおでこがくっつきそうな位置。
言葉と一緒に、相手の吐息がほっぺにかかる。むず痒く、でも嫌な感じではなくて。ルッツが何かしゃべる度に、心臓が跳ねてしまいそうだ。
- 66 :
- 「その……さっきの話なんだけどさ」
「え?」
「……忘れる、って話」
「……うん」
胸がずきん、と痛む。ここ最近ずっと気にしていた。いくらルッツがヘタレとはいえ、アプローチが少なすぎるんじゃないか。
この数年、一緒じゃない時の方が少なかったと思う。それで、お互い何となく、自分が相手をどう思い、どう思われているかは分かっているはずなのだ。
そもそもお互いに意識していなければ、あの坑道みたいな、ちょっと甘酸っぱい感じのやり取りなんて起こりようもないだろう。
それとも、私の勝手な思い込みなのだろうか。男の人なら、ああいう状況で、どんな女の人に対しても、誰だってあんな反応をしてしまうのだろうか。
それなりに心が通じ合っているなんていうのは、全部私の勘違いで、私はルッツのことを好きなのに、ルッツは別に私のことなんて気にしていないのか。
そんな考えが、ぐるぐるぐるぐる頭の中で回り始める。あぁ、目頭が熱い。鼻がツ―ンとしてきた。これじゃまた泣いてしまう。
勝手に好きになって、自分の勘違いに気付いて、勝手に泣いて。自分のみじめさと、面倒くささがすごく嫌で、私はルッツの顔をまともに見れそうになかった。
「まぁ、なんだ……俺は見ちまった」
「……」
「ノックもしないで押し入って、んで、お前にぶっ飛ばされてさ」
「……」
「……これじゃただの変態だな。はは」
「……」
「……うん。俺って変態なんだ。だって……」
「……」
「……その……お前のあんな姿、見られて……ラッキー……だな、って、思っ、ちゃっ、たり……な」
「……ふぇ?」
- 67 :
- ぽかんとした。何を言い出すんだろう。未だ裸の私を抱きしめておいて、それで本人の目の前でそんなことを言うなんて。これじゃ、ただの。
「……変態?」
「だあああああああああ!!!くっ……そうだよ!ああそうですよ!変態ですよ!」
「ちょ、ちょっと」
「野宿の時お前の寝顔見てニヤニヤしたり!湖ですっ転んだお前の濡れた姿見て興奮したり!見張りとか言って木に上ろうとするお前を下からガン見したり!
戦ってる最中に不意に胸の辺りとか触っちまって夜眠れなくなったり!こっそり水浴び覗いたり!他にも色々!」
「え、ええ!?み、水浴び覗くとか……た、たまに他の女の子もいるじゃない?!最っ低!!」
「安心しろ!お前しか見てない!他の女の子なんてどうでもいい!」
「っ?!」
「そっ、それから……お、俺だってお前みたく、お、おな……ぐっ……オナニーくらいするさ!男はみんな大好きだからな!」
「お、お前みたくって何よ!ていうかはっきり言うな!?」
「だ、だから、ええと、つまり……あんまり気にすんな!オナニーくらい!」
「っ!ばっ!馬鹿!最低!このデリカシーゼロ!!!」
- 68 :
- ぱっしーん、といい音が響く。ルッツのほっぺを平手で思いっきり叩いてやったのだ。私の手も少しジンジンする。
不意に眩しくなって目を細めた。月明かりが射してきたのだ。そういえばいつの間にか、外の嵐はある程度おさまっていたようだ。
目が慣れてくると、その赤い髪よりもよっぽど真っ赤なルッツのほっぺが目の前にあって、色々とおかしな状況にも関わらず、ちょっと笑えてくる。
笑いをこらえようと視線を移すと、困った子犬みたいな顔でルッツがこちらを見ていて、その何とも言えない表情に耐え切れなくなって、吹き出してしまう。
「……ぷっ、くふふ」
「……はぁああ……ようやく笑ってくれたぜ」
「だ、だって、ルッツ、ほっぺ真っ赤……くはっ、あははは」
「お前がやったんだろ……いやぁ、結構いてえや。へへ」
しばらくくすくすと笑い合う。さっきまでの暗い考えは不思議なほど綺麗さっぱり無くなっていた。
軽い喧嘩なんて、私とルッツにとっては日常茶飯事なのだ。今の言い争いのおかげで、お互いいつもの調子に戻ることが出来たのかもしれない。
「……ねぇ。結局、さっきは何が言いたかったの?」
「あ?ああ……何か、ほんと自分でも勝手に体が動いたっていうか、言ったことも、もう頭の中身そのまんまっていうか」
「ぷっ。何それ。それで女の子にあんなこと言うの?」
「ぬぅ……だ、だってフェアじゃないだろ?お前のオナニー見ちゃったんだから、せめて色々白状しないと」
「だ、だからはっきり言わないでよ……」
「あぁ、ごめん……ま、まぁとにかく、もう気にすんな」
「あっ……」
再度、ルッツの腕に力がこもる。数秒躊躇って、私もおそるおそるルッツの背中に腕を回した。当然だけど、私より全然体が大きいのを実感する。
ルッツの体温は、とても心地が良い。月明かりのせいで、私の背中なんかは丸見えだったけれど、そんなことはもうどうでもよかった。
- 69 :
- ただただ安心感が体を包み込むような感覚。いつまでもこうしていたいなぁ、と心から思う。しばらくして、黙っていたルッツが口を開く。
「……今日、また貴族に呼ばれて、パーティみたいなのに行ってたんだ」
「うん」
「んでいつも恋人はいるのか、とか聞かれるんだよ。そんで、いいひとがいないなら、っていきなり自分の娘を紹介してきたりさ。貴族って分かんねーよな」
「……ふーん」
「なんかまんざらでもなさそうな子も結構いるのがまた厄介でさ。まぁすんげぇ疲れるんだ」
「英雄さまはモテモテだねぇ」
「……俺、もしそういう関係になるなら、心から信頼出来る人じゃないとダメだと思うんだよ。それこそ、冒険とかで、背中を預けられるような」
「……うん」
「……」
「……」
「……あのさ!」
「は、はい!」
「こ、こんな状況で、お前は怒るかもしれないけど、今なら……いや、今じゃなきゃ、言えない気がするから、聞いて欲しい」
「う、うん」
「……ノーラ。俺、お前がすごく大事なんだ。一緒にいると楽しいし、お前が笑ってくれると嬉しい。その……ノーラを見てるだけで、ドキドキするんだ。
お前となら、どんなことでもへっちゃらな気さえするんだよ。不思議なもんだよなぁ。初めて会った時なんて、お互い全然ひよっこだったのにな。
今までは、相棒としてだったけど、これからは、ええと……それ以上に、ひとりの女の子として、お前のこと大切にしていきたいって思ってる。
もし、待たせてたんだったら、いくらでも埋め合わせはしていく。ずっと一緒にいるんだからな…………あ、改めて、言うぜ。ノーラ、好きだ。愛して」
- 70 :
- †
がちゃ
(おい!?)
俺の一世一代の告白が今正に完遂されようとした瞬間、扉が開いた音がした。扉を開いた主と目が合う。珍しいティック族の行商人、コッコである。
驚愕と気まずさが入り混じった目。手には何やら白いシーツを何枚も抱えている。ノーラの家のものだろうか。森で拾ったのかもしれない。
その親切心と、嵐の中での苦労は称賛に値するかもしれないが、このタイミングでこの空間に乱入した時点で刑確定である。
と、意思とは関係なく、何故か視点がぐいっと上を向いた。数瞬遅れて、扉をそっと閉める音。コッコは空気を読んで去ったようだ。
背中に軽い衝撃。胸には重みと暖かさ。頬にさらさらとした髪の感触。天井を隠す影。首に回される腕。唇の柔らかな感触。甘い匂い。
(え?え?は?)
「……んんっ、ぷぁ……ちゅ……」
「むむ!……っはぁ!の、ノーラ!?」
「ようやく言ってくれたぁ……ん」
「ちょ!んむ」
- 71 :
- 連投回避
- 72 :
- 説明しよう。俺は告白しようとしていたのに押し倒されてキスされていた。以上である。ってなんじゃそりゃ。ワケが分からない。
まさかこんなに積極的に来るとは夢にも思わなかった。正直嬉しい。これで喜ばない男には激堅黒パンでも投げつけてやる。
俺の唇を啄ばむように、ノーラの唇が落されていく。かと思えば、少し長めに触れ合わせて来て、少し息苦しくなったのか、顔を離す。
月の光を受け、金色の髪が輝いている。薄暗くてもはっきり分かるほど顔を真っ赤にして、大きな目を潤ませて、じっと俺を見つめてくる。
興奮しているのか、肩で息をしているのだけれど、その度に俺の視界の端で、彼女の可愛くて形のいい(であろう)胸が上下して、ついつい目で追ってしまう。
「……っは……私も、ルッツのこと、だいすきだよぅ……んっ」
「……っ!ノーラっ!!」
「ひぁん!?」
がば、と体を起こす。無論ノーラを支えながらだ。されるがままなのは性に合わない。こっちからやり返してやろう。
再び正面から向き合い、ノーラを優しく押し倒す。光が当たる分、今度は彼女の細かい仕草までがはっきり分かった。
驚いて胸の辺りで祈るように組んでいた手を、再度俺の首筋に伸ばしてきて、何かを期待するような視線を投げかけてくる。
ただその姿を見ているだけで、俺は心を鷲掴みにされてしまっていた。辛抱たまらず、半ば本能に任せ、むしゃぶりつくような口吻をノーラに浴びせかける。
- 73 :
- 「っは……んぁ……ちゅ……ノーラ、舌、出してみて」
「ちゅ……ぴちゃ……こ、こう……?」
しばらくして、いわゆるオトナのキスにも挑戦してみる。ノーラをびっくりさせるのも気が引けるので、律義に言葉で促した。
控えめに開いた口から、ちろ、と舌の先端を出した彼女の顔は、ほんのりと桜色に染まっていて、そのすさまじい破壊力で俺の理性をぶち壊そうとする。
一歩間違えば乱暴になりそうな我が身をギリギリで抑えつつ、こちらもそっと舌を出し、ゆっくりと彼女のそれと触れ合わせた。
「!んふぁっ!ん、んんぅっ!」
「っ!」
反射的に顔を離す。俺自身、未知の感覚に戸惑わなかったわけではないのだけれど、ノーラの方はもっとそれが顕著なようだ。敏感なのかもしれない。
「び、びっくりしたか?」
「はぁ、はあ……ちょっとだけ……でも、ルッツの舌、ちょっとざらっとしてて……キモチ良かった……かも……」
「じゃ、じゃあ、改めて……」
「うん……いいよ……」
- 74 :
- こころなしか伸ばされた彼女の舌に、自分の舌を再度重ねる。最初は先端だけ。何とも言えない感覚に慣れてきたら、少し大胆に絡めてみる。
徐々に顔を近づけて、たまに唇を舐めてみたり、相手の舌を押し返してみたり。ノーラも負けじと、同じように舌を動かしてくる。
こちらの舌の動きに合わせて、どうしても体が動いてしまうようで、彼女の肩に添えた俺の手にその動きが伝わって来るのが、何だかとてもいやらしかった。
「ぴちゃ……ちゅ……はむ……れろ……」
「ちゅる……んはぁ……っ……んちゅぅ……」
もう頬や鼻先までお互いの唾液で濡らして、舌での触れ合いに夢中になった頃。ここで俺は、もう一歩踏み込んだ行為に及んでみることにした。
「?!むぅっ……んぁむ……ふぁ!」
ノーラの歯をこじ開け、お互いの口の中で舌を絡ませ合う。舌全体が彼女の体温に包まれる感覚は想像以上に気持ち良かった。
何よりも、彼女の口内を直に侵略している感じがたまらなく俺の雄の部分を滾らせるようで、一心不乱にノーラの頬の裏や歯ぐきを蹂躙していく。
最初の内はびっくりして、俺の首に回した腕をじたばたさせていたノーラも、この感覚を気に入ったのか、積極的に舌を絡ませてきた。
ぐちゃぐちゃ、ぐちゅぐちゅと、舌が絡み合う度に、いやらしい水っぽい音が頭の中に響いてくるのだけれど、それがまた、この行為を病みつきにさせた。
- 75 :
- 「れろ、んむちゅ、ぷぁ、ちょんん!る、るっちゅぅ……ん!息、くぁ……んむ!!出来な……」
「んむ……?!お、おわ!ごっ、ごめん!?」
しまった。どうやらやり過ぎた。完全にノーラの息が上がってしまっている。顔も興奮とか照れとかとは別の意味で真っ赤になっていた。
慌てて顔を離した直後、二人の口の中で混じり合っていたお互いの唾液が、糸を引いて空間にとどまる。
「うわぁ……」
「やらしいねぇ……」
思わずお互い口を開いて感想を漏らしていた。顔を見合わせてくすくすと笑い合う。その拍子に、唾液の橋が途切れて、ノーラの首筋にかかってしまう。
自然とノーラの首に顔を寄せて、唾液を舐め取った。ちょっぴりしょっぱいのは、ノーラの汗の味だろうか。
- 76 :
- 「うひゃん……き、汚くない?」
「……んー、今更だろ。そら」
「きゃ……あは、ちょっと、くすぐったいよぉ」
「お互い口の周りべっとべとだからな。せめて舐めて……」
「あはは、何がせめてなんだか……このぉ」
ふざけあって、お互いのほっぺや鼻先を舐めたり、指でいじってじゃれ合う。さっきまでの行為とはまた趣向が違うけれど、これも悪くは無い。
ふと、ノーラが動くのをやめて、俺の目を見つめて来る。その瞳には、少しだけ怯えが混じっているようにも思えた。
- 77 :
- 「……ねぇ」
「おう」
「……やっぱり」
「……安心しろ。その、出来るだけ、優しくするよ」
「……うわぁ……気の利くルッツとか、珍しい……」
「……あ、あんまり期待はしないでくれよ?俺、童貞だし……」
「マイナス20点」
「おい?!」
「んもう!男の子が弱気にならない!自分で優しくする、とかいった直後なんだし」
「ご、ごめん……」
「……ふふ。でもそれがあなたらしいから。ルッツがすごく優しいの、私知ってるから。それでいい」
「ノーラ……」
「……お願い……来て……ルッツ……」
たまらなく彼女が愛しい。こんな女の子を好きになり、こんな女の子から好きになってもらえた幸運に感謝しつつ、俺はノーラを強く、強く抱きしめた。
- 78 :
- エロパートは難しいのでじっくりねっとり書かないと無理です><
ノーラのおっぱい見て(であろう)とか思っちゃうのがルッツクオリティ。童貞だもんね!他の女の子のとか見た時無いもんね!
コッコは多分扉を開けた瞬間「oh……」とか思ってるんだろうなぁ
女の子は面倒くさいぐらいが一番可愛い(ただし2次元に限る)
キャラがしっかりしているゲームはそういう妄想を膨らませるのが楽しいと思います
展開が無理矢理だったりキャラがところどころ違うと思うそこの方!
『君は展開を脳内で保管してもいいし、自分で創作しても構わない。だが気を付けたまえ!産みの苦しみは並大抵のものではない!
その一方で、完成を見た時の充実感も同様なのだ!君がこの言葉をどう受け取るか、それは正に君に委ねられている』
要はもっと作品増えて欲しいね、ってことですね。とりあえずスレお返しします。またいつか
- 79 :
- ノーラちゃんきたあああああ
- 80 :
- 「oh……」に吹いたww
初々しくて2828するな
- 81 :
- ええいデビサバ2のえろいのはないのか
・恥じらうマコトの手術跡をぺろぺろしながらのうなじくんかくんか
・耳年増フミのチャイナ服スリットから覗く太ももで素股
・妹アイリの黒タイツびりびりからの挿入
・イオのおっぱいもみもみ
・↑からのオトメのちっぱいもみもみ
・ヒナコのメガネやへそにぶっかけ
とかポラリス様どうかそんな世界をひとつよろしくお願いします
- 82 :
- >81
とりあえずヒナポッポって呼び方がエロい
- 83 :
- 誰もいないみたいなので、こっそりと
ノーラで小ネタ
一応、ルッツ×ノーラ
エロらしきものがあるが、ぬるい。えろくない
ギャグです。あまり深く考えないで下さい
- 84 :
-
「…ねぇ、ルッツ…起きてよ…」
体をゆさゆさと揺さぶられても、ルッツはむにゃむにゃと言うばかりで、寝ぼけている。
「こら、ルッツ!起きなさいっ!」
耳元で大声で呼ばれて、ようやく目を開けた。
声がした方を見てみれば、ノーラがお玉を手に持って、ベッドのそばに立っている。
「…ノーラ?」
「やっと起きたわね、ルッツ。このねぼすけっ」
ノーラはそう言いながら、手に持ったお玉でこつん、とルッツの頭を小突いた。
別に痛くはないが、当たったところを手でさすりながらノーラをまじまじと見る。
何か違和感を感じる。
この状況に違和感を感じざるを得ない。
朝に男を起こしてくれる女の子は、幼なじみか、お嫁さんだと相場が決まっているのだ。
ルッツとノーラに前者はあてはまらない。
しかも、ノーラはエプロンをつけて、お玉まで持っている。
- 85 :
-
「ノーラ、どうしたんだ?嫁さんみたいなことやって」
ルッツが頭をボリボリとかきながらそう言うと、ノーラはムッとした表情をする。
「みたい、じゃなくて、お嫁さんなんだから、して当然でしょ!」
「嫁さん?ノーラが俺の?」
「そうに決まってるじゃないの」
ほら、これが証拠と、紙切れ、もとい、婚姻届を見せられた。
既に受理されて、正式に夫婦と認められている。
ノーラの名字も、旧姓のブランドルではなく、ルッツと同じアレニウスになっている。
ここまで言われると、そういえば確かにそうだったな、とルッツも思い始めてきた。
「なあ、ところでよ………なんか、肌色多くないか?」
「そう?」
いつも服を着込んで肌色が殆ど見えないノーラは、何故か今朝はそうではない。
ノーラがその場でくるりとターンすると、形の良いお尻が見えた。
「はっ、裸エプロン!?」
「そうよ。似合う、かな?」
驚きを隠せないルッツとは正反対に、ノーラは少し頬を赤らめながらも、にこにこしている。
更にエプロンの端を摘んだりして、ルッツを挑発する。
先ほどの様子だと、上下とも下着は着けていないのだろう。
- 86 :
-
「いや、似合うっていうか…そもそも、何でその格好なんだよ!?」
「裸エプロンが見たいって言ったのは、ルッツでしょ?だから、したのに…」
ノーラはぷーっと頬を膨らませて、不機嫌そうな表情をする。
だが、そんな仕草もかわいい。
確かにノーラの裸エプロンを見てみたいと思ったことは一度ならずとも、何度もある。
ルッツも自身の覚えていないうちに、そのことを言ったのかもしれない。
「ひどいことばっかり言うルッツには、おはようのチューしてあげないんだからっ」
「ごめん、ノーラ!俺が悪かった!裸エプロン最高!今日もかわいい!つーか、エロい!」
ぷいっとそっぽを向いたノーラのくびれた腰に抱き着いて、ルッツは謝ると同時に、思ったことをまくし立てる。
ノーラはしかたがないわねー、と言いながらも満更でもなさそうである。
機嫌を直したノーラは、胸の膨らみに顔を押し付けているルッツの寝癖だらけの頭をなでなでしている。
「じゃあ、お邪魔しまーす」
ノーラはベッドから上半身を起こしたままのルッツの上に跨がり、ゆっくりとキスをした。
ソフトかと思いきや、いきなり舌まで絡めるディープなチッスである。
- 87 :
-
「…ん……ふ、ぅ……ふぁっ……目、覚めた…?」
唇を離して、ぺろっと舌で唾液を舐め取るノーラの頬はほんのりと上気して、ますます色っぽい。
ルッツはこくこくとベコのように首を縦に振る。
「あん…ルッツったら、こっちも?」
「え!?あ、いや…これは、その………」
寝間着の上から硬くなっているムスコをつんつんと指でつつかれて、ルッツはしどろもどろになりながら、
なんとか言い訳を考えようとする。
「本当にルッツってば、しょうがないんだからぁ」
ルッツが何か言う前に、ノーラはルッツのムスコを取り出して、既に濡れそぼっている大事なトコロにあてがった。
「ちょ、ノーラっ!?朝っぱらから!?」
「…んんっ……昨日もしたのに、こんなになっちゃって……ぁん…もう、ルッツのえっち」
そう言うノーラの秘部はルッツのモノを難無く飲み込んでいく。
根元まで飲み込んで、一呼吸おいたかと思うと、すぐに腰を動かしはじめた。
「の、ノーラっ、激しっ…できればもう少し、ゆっくり…」
「…ぁ…はぁっ…やらぁっ…無理ぃっ、くぅ……だって、我慢、できないもんっ…んっ……ふぁっ…」
- 88 :
-
控えめながらも形の綺麗な乳房をふるふると揺らしながら、ノーラはルッツの上で激しく腰を動かす。
しかし、やられてばかりなのは性に合わないルッツは、体を起こすとノーラのお尻を掴んで、自ら腰を打ち付ける。
「きゃうっ…ぁんっ…ルッツ、すごいっ…くぅっ…奥、あたってるよぉっ………ふぁ、あっ、あ、ぁ、ああぁっ…」
一際大きくよがり声を上げると、ノーラは体をびくびくと震わせると同時に、膣をぎゅうぎゅう締め上げた。
それに耐え切れず、ルッツは内部で果てた。
「もう…こんなに出したら、赤ちゃんできちゃうよぉ…」
結合部から引き抜くと、どろりと白濁色の粘液がこぼれ落ちた。
それを見ながら、困ったような顔でそう言うノーラだが、やはり満更でもなさそうだ。
「もう夫婦なんだから、子供が出来たっていいだろ?」
「うんっ」
満面の笑みでノーラはルッツに抱き着いて、そのままベッドに沈み込んだ。
- 89 :
-
「………………ねえ、ルッツ…」
「………そうだよなー、やっぱり三人くらいはほしいよなー……」
「寝ぼけてないで、いい加減起きなさいっ!」
「どわぁっ!?」
耳元で金属が叩かれた音が鳴り響き、思わずルッツは飛び起きた。
いきなりの事でゼーハーと息を整えている。
「まったく…ようやく起きたわね、このねぼすけっ」
「…あ、ノーラ………あれ?」
先ほどと同じようにルッツを起こしたのはノーラだった。
先ほどと同じエプロンを着けて、手にはお玉と、追加でフライパンを持っている。
だがしかし、明らかに異なる点があった。
「ノーラ、裸エプロンは?」
- 90 :
-
「はぁ?何言ってんの?」
「えー、だって、さっき………あ、おはようのチュー!ほら!こい!」
「な、なんであたしが、そんなことするのよ!?」
「嫁さんはそれくらいするもんだって、言ってただろ?」
「あ、あああ、あたしがいつ、ルッツのお嫁さんになったのよ!?」
ノーラは真っ赤な顔でバカーッ!と吐き捨てると、くるっと後ろを向いた。
「ちょっと待ってくれ、ノーラ!」
「まだ何かあるの?」
「ノーラ、お前………さっきより、スタイル悪くないか?」
「………は?」
「さっきは殆ど裸だったのもあるけど、もっと乳もあったし、腰もくびれてたし、尻だってあったし…
今みたいに寸胴じゃなかったって!」
「…………………」
ノーラは黙り込んでいる。
別に寸胴だという事を言われて、傷付いたとか、そういうのではない。
年頃にもかかわらず、数年前と全く体型が変わってないのは、ノーラが一番分かっている事だ。
わざわざ言われるまでもなく、分っている事なのだ。
- 91 :
-
「もしかして…さっきのは全部夢?」
もしかしなくとも、全て夢である。
「確かに、ノーラがあんなにスタイル良いわけないもんなあ。考えてみりゃわかるのに、何で気付かないんだろうな?」
夢とはそういうものである。
ルッツはわりーわりー、と笑っているが、ノーラは笑うどころか、何故か拳を握って、ぷるぷると小刻みに震えている。
「なあ、ノー」
「一生寝てろ!こんの馬鹿ルッツーーッ!!!」
ノーラに殴られたことは何度もあるが、それでも寝起きにグーパンチを貰ったのは初めてだった。
何とか食いしばったおかげで、どうにか二度寝はせずに済んだ。
ベッドからずり落ちた体を起こすと、下半身の辺りに何か、嫌な感触を覚えた。
「……………ああ、そういうオチか…」
よくよく考えてみれば、二人は事に及ぶどころか、キスさえもした事が無い関係なのだった。
(おわり)
- 92 :
-
以上です。
読んでくださった方、ありがとうございます
夢オチです。ありがちですが
そもそも、このネタだれでもできるじゃねーか、とか言われそうですが、ルッツが一番ピッタリだと思ったので
ノーラの裸エプロンが見たいのは、私です。あと水着も
- 93 :
- GJ
夢オチとはいえ微妙に脈ありそうでよかったじゃないかルッツw
- 94 :
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- 95 :
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- 96 :
-
- 97 :
-
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