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セリフ 作品名を翻訳@宝塚版 (382)
【宝塚】デブジェンヌを罵倒して痩せさせる4 (101)
○○な時見るとホッする宝塚スター&宝塚作品 (388)
あのタカラジェンヌと一緒にお稽古してました! (622)
セリフ 作品名を翻訳@宝塚版 (382)
○●明日海の月組語り●○ 第百六十五夜 (135)

四季版バトルロワイアル


1 :2001/01/28 〜 最終レス :2013/10/15
時計の針が七時をまわり、窓の外の風景が、燃えるような夕焼けから
徐々に冬の夜らしく変わり始めた
めぐみが、福岡空港から出発したバスの後ろ寄りのその席から、
室内をひとわたり見回すと、天井の、くすんだパネルから落ちる
にぶい蛍光灯の明かりの下、ライオンキングのカンパニーたちは、
まだまだ元気におしゃべりを繰り返していた。
遅い夕食のロケ弁を食べ終えてまもなくだった。
めぐみが妙なことに気づいたのは。
左側にいる麻美がいつの間にか、静かに寝息を立てていた。
坂元の体が、座席から通路側にだらしなく傾いている。
全員が眠っているようだった。
…みんなちょっと眠るには早過ぎない?… みんな疲れてるのね・・・
そして何より問題なのは…めぐみ自身がものすごい
眠気に襲われている事だった。…
右側で何かを叩く音がして、めぐみは随分苦労してそちらに首を傾けた。
大平敦子が出口の扉を開けようとしていた。幾らもしないうちに、
敦子の体から力が失われた。めぐみもすぐに、眠りに落ちた。


2 :
意識を取り戻した時、慣れ親しんだあざみ野の稽古場は、
不快な違和感をめぐみに与えた
「うぅ・・・あれ、なんであたしここにいるの・・・・
今日は来年の福岡ライオンキングのPRイベント
なんじゃなかったっけ・・・・」
広く、しかし長年使われてなかったであろう体育館のような所。
窓は全部ふさがれていて、青白く輝く蛍光灯だけが微かに
瞬きながら全体を照らしている。いつもの稽古の時と同じように
みんな床に座っている。ただ、みんな思い思いにどこかに寄り
かかって眠ってる様子なのは別にしても。
めぐみはまだ起ききらぬ頭を持ち上げてあたりを見回すと、眠って
いるメンバーが女優だけであること、LKとは関係ないはずの人達までいること、
そして何故か退団したはずの堀内敬子がいること、に気付いた。



3 :
入り口から誰か入ってくる・・あれは、浅利・・・!?
「みんなおはよう!よく眠れたかぁ!」
突然の事に状況を理解できていない女優達の耳にそのハイテンションは耳障りに感じたに違いない。
しかし、浅利の口から出た次の言葉はそれを許さなかった
「いいかー!注目してくださーい!じゃあ、説明するぞ!
今日皆さんに集まってもらったのは他でもありませーん!」
そして、言った
「今日は、皆さんにちょっと、殺し合いをしてもらう」
その声に、女優達の動きがスチル写真のように一瞬にして止まった。
−ただ、めぐみは気付いた。敦子だけがガムを噛み続けている。
 その表情にはいささかの変化もなかった。ただ少し−苦笑いに
 にた表情が、その面貌をかすめたような気もした
浅利は相変わらず神経を逆なでするような作り笑顔を浮かべたまま、さらに続けた
「皆さんですねー!四季は今年の”プログラム”対象劇団に選ばれたんですねー!」
誰かが、うっ、とうめいた

4 :
引越しました

5 :
・・・「プログラム」。
演劇界に生きる人間ならその名を知らないものはいないであろう。
毎年数多くの劇団から無作為に一つ選び出し、その劇団の女優達を
最後の1人になるまで戦わせる。そして勝者は新作ミュージカルに
主演女優として出演できるらしい。噂でしか聞いた事はないが
もちろんめぐみもそのことは知っていた。そういえば自分が
前いたとこも自分がやめた直後に選ばれたと聞いた。でも、あれは
規模の小さいとこが選ばれるものだとおもっていた。
そもそも主演女優ったってそんなのは形だけであって実際に再び
活躍できる人なんてそういない。

6 :
「なんでですか!」
椅子を倒さんばかりの勢いで保坂が立ち上がった。ただ、その声は確実に上ずっていたけれども。
それを機にメンバーがいっせいに騒ぎ始めた。
しかし、その中には唖然としてるものもいたが
「おーい!まだ信じられないみたいだなー!じゃあ、あれ持ってきてくれ」
浅利がそういうと入り口から新たに2つの大きな袋を抱えた男たちが入ってきた。なにか寝袋のような・・・
男の一人がその大きな袋のジッパーに手をかけると、ゆっくりと開いていく。
「祐一郎!!」
最前列にいた保坂が耳を劈かんばかりの叫び声を上げた。
その悲鳴は女優達全員を現実に引きずり戻すには十分すぎた。
ジッパーが半分以上開かれ、めぐみの目にも袋の中身をはっきり確認することが出来る。
めぐみはごくりと息を飲んだ。
この袋の中身は元四季の俳優である山口祐一郎、いや、もと山口祐一郎ですら
あった。自分とは面識のない人だがそれだけはわかった。


7 :
公演の途中であったのだろうか、その舞台衣装は真っ赤な血に染まり
頭が半分なくなっていた。そして残った右半分の目がぎょろりと
天井をにらみつけている。いまだにそこには乾かぬ血の赤みを帯びたまま
青白い蛍光灯を反射していた。
「いやぁぁぁあああ!!!」
保坂が再び悲鳴をあげる。その悲鳴に周りの者も続いた。中には
吐いている者もいた。

8 :
「おぉっ、あんなぐちゃぐちゃなのによくわかったなぁ、保坂、さすがだな。
やっぱ付きあってたひとはちがうなー」
「みなさーん!注目してくださーい!静かに!静かにしろ!まったくお前達は・・」
女優達の金切り声をかき消すがごとく、銃声が部屋にこだました。
気付いたときには浅利がいつ手にしたであろう銃をめぐみに向けて、
いや正確にはめぐみのすぐ後方、麻美に向けて撃っていた。もちろん顔は笑顔のまま。
麻美は右足をかかえこんでうずくまった。麻美のズボンの右足の下半分が 鮮血
で赤く染まっていた。「あーちゃん!!」という叫び声でめぐみはわれにかえった。
このあとすぐに「こら!木村!勝手に立ち歩くでない!」と声がして再び銃声がした。
めぐみが後ろを振り返ると麻美の傍らにいた木村花代が倒れていた。床にはみるみる
赤黒い血溜りが広がっていった。さらには麻美の顔に赤黒いものがべっとりとついていた。
場違いかもしれないが、ふとめぐみはその血溜りに移った顔を見て
今までに自分でも見たことのないような表情になっている自分に驚いた。



9 :
「な、なんで・・・・」
声にもならない。めぐみの全存在が震えているのが自分でもわかった。
みんなの動きが止まった。悲鳴はもう止んでいた。 そんな中、麻美は
浅利に向かってゆっくりとこういった
「ハナを、手当てしてあげてください・・・」
「おおっ、樋口はえらいなぁー、自分だってこんなひどい怪我をして
いるのになー あっそうだ、確認しとかないとなー」
浅利は倒れている花代のところへ来ると頭に向かって銃を放った。
床には再び血が流れはじめていた。その額に銃創があったこと。
そして花代がもうこの世の人でないことがはっきりとわかる。
「いったい浅利はひとの命をなんだと思ってんだ・・・・・」

10 :
「あーやっちゃった。ごめんごめん。代表が殺したら反則だよなー。
でも、もう勝手なことしちゃだめだぞー。僕つらいけど撃っちゃうよー。あと
山口はプログラムの秘密事項を世間に公表しようとしていたんだ
四季も扱いに困ってね、それにもう辞めてるし、だから、ね。
それにしても、木村は将来は四季のトップ女優になると思ってた1人だったのに、残念。」
表情一つ変えずそういい終わると、浅利は女優たちをゆっくり見回した。
さらに続けて
「じゃあ、ルールを説明させていただきまーす。
          ・
          ・
 (ルール割愛。詳しくは原作、映画で)
         


11 :
以上だ。簡単だろー。最後の一人まで生き残ればいいだけです。
そうそう、ここは縦横一キロメートル四方の小さな菱形の島です。
この大会のために住民の方には速やかに出ていってもらいました。みんな貸しきりだぞー。
はーい。ややこしい説明はそれまでです。先生からひとつアドバイスさせてもらうぞ。
みんなは劇団員が殺しあうなんて信じられないと思っているかもしれないだろ。
しかし、忘れちゃだめだぞ。ほかのみんなはやる気になってるからな。」
めぐみは、そんなことあるはずない!と心の中で叫んだ。
ただ、このときある変化が起こり、めぐみは確かにそれを見た。
ほんの一瞬ではあるが劇団員が誰ともなく周囲に目を配り、青ざめた顔で視線を走らせたのだ。
めぐみは唇をかみ締めた。ああ、このままじゃみんなバラバラになっちゃう。
「はーい。それでは皆さんこれから2分おきに一人ずつ部屋から出て行ってもらいまーす。
先頭はくじ引きで決めて、後は名前の順でいきます。あと、部屋を出るときに武器や食料が入った
デイバッグを渡すのでそれを受け取るように。」
どうして?どうしてこんなことになったの?
「それじゃあ、一番最初に出発するのはー・・・おおっ、これは偶然だなぁ、相川ー、相川忍!」

12 :
「相川!何やってんだ!早く行かんかい!」
浅利にそう叫ばれると忍はまるで夢遊病患者のように
ふらふらと立ち上がり、向こうのほうにいるCATSのメンバー達
に手を振ると急ぎ足で入り口の方に消えていった。
しばらくするとその足音も消えて、静寂が部屋を包む。
そして次々と女優たちが体育館から消えていく。
出て行く女優達の中には泣きじゃくっている者もいた。
めぐみはその様子を眺めながら何か答えを見つけるわけでもなく、
ただただ心の中で自問自答しては、必死で自我を保とうと頑張っていた。
何も答えを見出せないまま時間だけが過ぎていく。
「さて、次は・・・濱田、濱田めぐみー!!」
浅利はいまだ笑顔を保ったままだ。めぐみはすぐ後ろにいた
麻美に「外で待ってるよ」と聞こえないように囁くと立ち上がった。



13 :
とにかく誰か信用できる人達を集めてこの島を脱出する方法を考える
ことはできないだろうか?
そんなことを考える余裕もなく、デイバッグを投げ渡されると銃を向けて出るように催促された。
「おぉっ、濱田?やる気まんまんかぁ?」
浅利のこの言葉はいつになくめぐみを不快にさせた。
古ぼけた板張りの軋む廊下を進むと、すぐそこに玄関はあった。
外は・・夜?部屋にいるときはわからなかったが、雰囲気的にも深夜なんだろう。
あまりに暗すぎる夜。月明かりが外を照らす。
そしてめぐみはその月明かりが玄関のすぐ先にある何かを照らしてるを見つけた。
なんだろう。誰かのカバンかな、っともおもったが、
すぐにその正体がわかり目を見張った。これはカバンなんかじゃない。
人間だ・・・・

14 :
この人が誰であるかは周りが暗いためわからなかったが、
この人の頭になにやらナイフのようなものが刺さっている
ということだけはわかった。あぁ、もうゲームは始まっている・・・
「めぐみさん」という声が後ろのほうで聞こえた。
めぐみが声のした方を振り返ると麻美がいた。
それと同時に、向こうの草むらのほうに動く人影を、
確かにめぐみは見た。そう、もし誰かやる気になっているメンバーが待ち伏せしてたら・・・
この人はそいつに殺されたのなら・・・・・
「麻美ちゃん!ここ危ない!いますぐ逃げよう!」
そういうとめぐみはさっとデイバッグと麻美の腕をつかんで近くの林に向かって駆け出していた。


15 :
木の陰にすわったまま、青山弥生は血に染まった
サバイバルナイフを見て一人震えていた。
「ああぁ、なんでこんなことになってしまったの・・・
あたしは人を殺してしまったんだ・・・」
紫色の唇が大きく上下に震えている。
「いや、これは正当防衛よね・・・だって向こうが襲ってきたんだし・・・」
青山が出発したのは2番目であったが、人を集めようと思って
ここまで戻ってきたのであった。そしてここに着くとすぐに金 志賢が
サバイバルナイフを持って襲いかかってきたのだった。
「おねがい待って!あたしは戦う気なんかないの!」
そんな声も空しく、金はナイフを振りかざしてきた。明らかに恐怖におびえた目で。
「いやー!」
青山はそれを振り払おうとナイフをつかんだ手を大きく振り払った。
いや、なぎ払ったというほうが正しいのかの知れない。
ナイフが何かに触れた感覚。
目を開けると頭にナイフがつきささった金が足元に横たわっていた。
流れ出た血が足先に届かんとしていた。
記憶はそこまで。
気が付くと木陰に身を潜めていたのだ。
何故かデイバッグが2つ傍らにあった。しかしそれを持ってきた記憶もない。
多分金のものだろう。そして2つの影が飛び込むかのように
林に逃げていくのを見た。青山は2つのデイバッグをつかみ、全速力で
この場から立ち去った。



16 :
もうどれくらい走ったんだろう。
金 志賢の死体を見て以来無我夢中で走りつづけた保坂知寿だったが、
気が付くといつのまにか深い森を抜け、雑に均された農道の上にいた。
その道の先、暗くてわかりにくいが道沿いに幾つかの民家らしき建物が点在している。
さらにその先、あれは? 海!?
波間にゆれる月明かりと、潮のにおい、僅かに聞こえる波の音。
水平線の向こう、微かにゆれる影、あれは町の明かりなのね。
恐怖におののき幾分混乱していたが、海との出会いにより僅かながら落ち着きを取り戻したようだ。
「とりあえず何処かに隠れて落ち着かないとね。考えるのはそれからね。」
そう確かめるように呟くと、両手を大きく広げ、胸に詰め込めるだけの息を吸い込んだ。
気温はそう寒くないが火照った体にこの島の空気は冷たく染みる。夜明けが近いのかもしれない。
保坂は長い深呼吸を終えると、一軒の民家に目を付け歩を進めた。その家は、
テレビや雑誌なんかで見かける農家のイメージを裏切らない佇まいをしている。
人気のまったく感じないその家の玄関までたどり着くと、保坂はそっと引き戸に手をかけた

17 :
・・・どうやら鍵はかかっていないようだ。
「ごめんなさ〜い。おじゃましますよ〜。」
誰に話し掛けるわけでもなくそう囁くと、土足のまま一番奥の部屋に向かう。
キッチンにテーブル。つい先程までの生活のにおいが残る台所。
その床に保坂は腰を下ろした。その時だった。
「知寿さん?」声のした方を振り返ると野村玲子がくつろぎ座っていた。
そしてその傍らには何か3つの塊が転がっており、錆びた鉄のような匂いを
放っていた。これは荷物かなんかだろうか?いや違う、人間だった。
仰向けになって倒れているのは、鈴木京子、横向きになっているのは秋本みな子だ。
もう一人はうつ伏せでよく分からないが、井上ちえのようだ。
「り・・・玲ちゃん・・どういうことなの・・・・」
「…あたしは、どっちでもいいとおもってたの」
「ど、どっちでもいいって?」
「…あたしはコインを投げたんだ。表が出たら四季と戦う、そして…」
右手に持つ何かを、こちらに向ける、そんな動き。
ただ、保坂は右手に持つ何かをはっきり見てしまった。あの形は・・サブマシンガン!!
保坂はすぐにここから逃げだそうとしたがそれは手遅れだった。
後ろ足と背中に鋭い痛みが走るのがわかった。
保坂はなんとかして外にでようとしたが入り口に出かかったところで
意識を失い、倒れた。「裏が出たら、このゲームに乗るってね。」

18 :

堀内敬子は逃げ回っているうちに辿り着いた家のなかで途方に暮れていた。
周りはみんな敵だ。殺し合いなん て恐ろしすぎて、だからこそ私はここで震えている。
だいたい、私はもう四季やめちやったし。しかもやめたはずなのにこのゲームに強制参加
させられた。なんで携帯通じないの?もういやこんなの・・・
「よかった、誰もいないのね」
急に聞こえたその声に、敬子は凍り付いた。

19 :
急に携帯が鳴った。敬子は慌ててポケットから
携帯を引っ張り出すと 必死でボタンを押した。
「もしもし?安倍だー、堀内、電源切っといたほうがいいぞ。
みつかったらまずいぞ」
やっと、通話停止ボタンを探り当て、安倍の声はぷっつりときれた。
「敬子さん、敬子さんですよね?そこにいるんですか?」

20 :
この声は・・・・ほかの人だったらまだ話し合えるかもしれない。
だが坂田 加奈子は・・・もの言いがきつくて怖い子・・・
しかもそのせいなのか劇団で1・2を争う性格ほど性格が悪いと
聞いたこともあった。もしそれが本当ならあの娘は
私が自分より年上でも気にするなんて事ない。
私なんか、喜んで殺してのけるだろう。
敬子はすぐにもっていた拳銃をかまえた。
殺さなければ、あの娘は私をRだろう。殺される前に殺さなければ

21 :
加奈子はぺたんと床に腰を落し、敬子を見つめていた。加奈子の目からは、涙がこぼれていた。
「よかった…。敬子さんなら大丈夫ですよね?…あたしを殺そうなんて、しないでしょ?
 一緒にいてくれますよね?…あたし、怖くて…」
ああ、そうだったのだ。あの子にどんな噂があったって普通の女の子に過ぎないんだ。
あの子だって同じ劇団員をRなんてできるわけがなかったのね。
「大丈夫よ。私が一緒にいてあげるから」
加奈子はしゃくりあげるようになきながら、頷いている。
敬子はそのまま、加奈子と抱き合った。

22 :
「加奈ちゃん・・・。ごめんね。私、一瞬あなたを殺そうとしたの。とても怖かったから…」
それを聞いて加奈子は一瞬目を丸くしたが…怒り出しはしなかった。涙でぐしゃぐしゃになった
顔で、何度も頷いた。それから、にこっと笑って言った。
「いい。いいんです。そんなこと、気に、しないで下さい」
敬子の顎の下あたりから、ざくっ、というレモンを切るような音がした。
敬子の目には自分ののどに、何かバナナのような緩やかにカーブした刃物が入っているのが
見えた。カマだ。声はでず、胸の辺りが自分の血で暖かくなる感触を最後に
敬子の意識は途切れていた。
加奈子はうっとうしい涙を拭い、鎌を敬子の首からひきぬくとたちあがり、静かな声でいった。
「いいんですよ敬子さん。あたしもあなたを殺そうとしてたんですよ。」


23 :
「ここまでくれば、もう・・・大丈夫よね」
めぐみと麻美の2人は浜辺に近い一軒の民家の軒先に腰を下ろした。
目の前には眩いばかりに白い砂浜が海岸線に沿って続いており、
幾分先にある小さな港らしき所にはパッと見にも使い古されたとわかる漁船が陸に留まっている。
先程、保坂が撃たれた辺りが農村とすればこちらは漁村と形容するのが正しいか、
まあ町とはいかないまでも漁で生活していたであろう景色が色濃く残っている。
「麻美ちゃん、足の傷見せて」
めぐみはそう言うと麻美の怪我した足の方のズボンをまくり上げた。
「まずは水で洗おう。ちよっとしみるけど我慢して」
めぐみは自分のディパックから飲み水の入ったボトルを出すとこの中身を
傷の部分にかけてやった。次に、今度は自分の荷物の中からウイスキー
の入ったビンを取り出した。そしてこれも同じように傷にかけてやり、
最後に包帯の代わりにハンカチを巻いた。
「これで当分は大丈夫ね。」

24 :
「・・・めぐみさん、これからどうしましょうか?」
2人は今までの緊張感が少し薄れたようにボーっと目の前の海をただただ見つめていた。
「なんで、こんな事になったのかな?みんな昨日まであんなに楽しくしてたのに。
あたし、実はまだ思ってるんだ。これ、夢じゃないかって。」
「私も、・・・私もまだ信じられません・・・ 」
麻美のこぶしに力が入り、爪がその柔らかい皮膚にくい込んでゆく。
めぐみも言葉に出さないが、これが夢でないことはわかっていた。
花代の死体、頭にナイフが刺さった誰かの死体、地溜りに映る自分の顔、血液の匂い。
全部はっきり覚えていた。いや、忘れえるはずも無く。
でも、それを口に出すと全てが終わってしまいそうで。
麻美がまた口を開いた。まるで自分に問い掛けるかのよう呟く。
「ハナ・・・あたしのせいで死んじゃった・・・」
「なんで麻美ちゃんがそんなこと言うの・・・悪いのは浅利だよ・・・」
「めぐみさん・・・」
麻美の目から涙がぼろぼろとこぼれていた。めぐみはもうこれ以上
かけてやるべき言葉が思いつかなかった。


25 :
気が付けばもう太陽は完全に姿をあらわしている時であった。
この家は最近建てられたのであろう
都会ではどこにでもある平凡でモデルハウスのような形をしたその家は、
この島では風景に溶け込めているとは言い難い。
めぐみと麻美はその家の前まで移動していた。
「とりあえず、ここに隠れようか。」
麻美の意見を聞くまでもなくその手を引っ張り、玄関に歩み寄った。
幸い鍵はかかっていなかった。 さっと扉を開き素早く中にもぐりこむと、
音を立てないよう慎重に鍵をかける。
外界から遮断された空間にいるという事が、今の2人にとってとても心地よく感じた。
一通り家の中を確認するとめぐみは麻美の手を取り、台所に向かった。



26 :
しかし、台所につくと、そこはめぐみに異様な感じを与えた。
血のような赤黒いものがこびりついた壁、そして錆びた鉄の
ような匂い・・・
そしてその下に視線を持っていくと、床には大きな血だまり
ができており、そこには人が臥せに倒れている。
めぐみはそっと近寄り、起こして見た。「いやぁぁぁあああぁああ!!」
次の瞬間、自分の後ろにいる麻美が割れんばかりの悲鳴をあげた。

27 :
敬子さん・・・なんでこんなことに・・・
倒れているのは堀内敬子のようだった。
ただひとつ違うといえば、のど元がすっぱり割れて
ややいつも以上に顔が上を向いていることぐらい。
めぐみはあまりのむごたらしさに声も
出なかった。めぐみは敬子の体を血溜まりから
遠ざけ、目を閉じさせてやった。
めぐみはこんな所で休む気にはとてもなれなかった
「麻美ちゃん、ほかんとこ行こう。」
そういうと、麻美を連れてこの家を出た

28 :
2人が家を出たとたんに銃声が聞こえ、家の壁が砕け散る音がした。
気がつくとそこにはごつい自動拳銃を構えた坂本里咲が立っていた。
坂本はまたこちらに向けて撃ってきたが、
なんとかよけることができた。「里咲さん!やめてください!
あたしたちはずっと一緒だったんです!あたしたちは戦う気
なんかありません!お願いです!!」めぐみは自分でも声が
涙ぐんでいるのがわかった。
「うそ言ってんじゃないよ!あんたホントは怪我してる
麻美ちゃんのこと散々利用して最後にRんでしょ?
あんただって野村さんと一緒で有望な後輩は邪魔なんでしょ?」

29 :
「やめなさいよ!!」
突然、後ろの方で叫び声が聞こえると同時にまた別の銃声がし
坂本の体が後方に吹っ飛び、たおれた。
後ろを振り返るとそこにいたのは自分ほどの長身、オレンジ
色の髪、大平敦子だった。ポンプ式ショットガンを手にしている。
どうしよう・・今度こそ殺される・・・
坂本は胸や腹に銃弾を打ち込まれたにもかかわらず、起き上がり、
発砲してきた。しかし、再び敦子に銃弾を打ち込まれ、その場に
くずおれ、動かなくなった。



30 :
敦子は坂本の手から拳銃を引きはがすとこちらに近寄って来た。
「や・・やめて下さい・・あたしたちは戦う気なんか
ないんです・・・」
「あんたたちの武器はなに?」
めぐみたちは呆気にとられた。「聞いてんのよ!答えて!」
「バタフライナイフと・・・あとこれです。」
バタフライナイフは、めぐみのディパックから出てきた
物で、麻美のディパックから出てきた物というと、
一体何の冗談なのかフリスビーらしき蛍光オレンジ
の円盤だった。
「あっそう、2人ともあたしについて来て」
めぐみたちは再び呆気にとられた。
「別に殺しはしないよ、あれは正当防衛だったん
だからね。ほら!はやくして!!」


31 :
3人は、先程の場所からかなり離れた所に草むらを見つけると
そこに落ち着くことにした。
「あーあー」
浅利らしき声が小さな島に響いた。
この島には幾つかのスピーカーが存在するのだろう、
ただでさえもぼそぼそして聞きにくいのにスピーカーが
古いのであろうかその声は余計に聞きにくい。
「みんなおはよう、元気にやってるか?」
「ほら、ホームルームの時間だよ。」
めぐみたちは 敦子の言った事の意味がよく
わからなかったが浅利の声はその意味を考える余裕を
与えることなく続いた。
「それでは今までに死んだ者の名前を言う・・」



32 :
「秋本みな子、井上ちえ、金 志賢、坂本里咲、鈴木京子、堀内敬子
以上でーす。なかなかいいぺースだぞ、先生うれしいな。
先程の敬子と坂本以外にも殺された人がいるなんて・・・
「それでは次にペナルティーエリアを言う、今は8時だから〜、
10時からA8地点・・・」
傍らのバッグから地図を引っ張り出した敦子は、
地図の上に浅利の言ったペナルティーエリアを次々に
メモしてっている。
「連絡事項は以上だ。じゃあ、今日も一日がんばれよー」

33 :
敦子はメモを書き終わるとめぐみにこう聞いた。
「ねぇ・・あんたたちさぁ・・あの体育館で
野村さんがちえさん達にメモ回してたの
見なかった?」
「いや・・見てないです」「あたしも・・」
そういえばめぐみはあの時、麻美のことで
頭が一杯でそんなことなど気づいてなかった。
「あたし、ここらへんの集落に食料探しに
行った時にみたの。ちえさん達がまとまって
やられてんのを・・何があったんだかわかんないけど
とにかく野村さんには気をつけたほうがいいかもね。」

34 :
ていうことは・・・あたし達が出てくる時に見た頭にナイフが刺さった人って・・
しかし、次の瞬間めぐみの思考をかき消すような事が起こった。
「みんなぁーーーたたかうのはやめてぇーーーーーーっ」
「みんなきいてぇぇぇーーーあたしはたたかうきなんて
ないのぉぉぉーーみんなだってほんとはこんなことやりたくないはずよぉぉーー」
拡声器を通したその声はめぐみ達のいる場所まで確実に届いていた。
敦子は舌打ちをした。「なにやってんのよあの人!
こんなことやってたら殺されちゃうよ!!めぐみちゃん!誰の声なの?」
「井料さんだ・・・!」
3人は声のする方に向かうと、向こう側の山の上
に拡声器を持った人影をはっきりと見た。
「やっぱりそうだった!あたしちょっといってくる!」
「いってくるってあんたどこいくのよ!!」めぐみは敦子に取りおさえられた。
「瑠美さんを迎えにいってくるんですよ!!このままじゃ危ないじゃないですか!!」

35 :
「あんたまともな武器も持たないで何しにいくのよー!!
あんたまで危ないじゃない!!」
声はまだ続いていた。
「だからみんなあつまってどうすればいいのかかんがえよぅぅーー」
どうしよう・・野村さんなんかが見つけたら・・・
めぐみは敦子からショットガンを取ると空中に向けて2発ほど撃った。
いったん声はやんだ。しかし、ぱららららっ、というタイプライター
の音に似た銃声が聞こえ瑠美の姿が視界から消えた。

36 :
その頃、瑠美が呼びかけを行った山の上ではめぐみ(彼女に限らず、
野村と瑠美の関係を知っている者であれば誰でも)予想していたで
あろうことが起こっていた。
瑠美はかなり銃弾を食らったにもかかわらずなんとか起き上がって
逃げようとしていた。しかし、その時瑠美は自分の頭の後ろに
何か硬いものがぶつかったような衝撃が走るのを感じたが、これが
彼女にとっての最後の記憶となった。野村玲子は、自分の服の
ポケットに元は鈴木京子の支給武器だったニューナンブ
をしまいこむと瑠美のディパックを回収し、この場を去っていった

37 :
つまんないよ。もうやめて。

38 :
>>37
せっかくおもしろいのにつぶそーとするんじゃねーよ
おまえがRよ!頼むからRくれ!

39 :
つまんねぇってば。上げるなよ。

40 :
>>37=>>39
まぁ、落ち着け。
ここでそんなに興奮してるとバスジャツカーとかヨコハマトンカチ
っていわれるよ(笑)

41 :
それともあさりの子分か?

42 :
つまんない・・・もあるけど、なんか恥ずかしいんだよね。
つーわけでsage

43 :
いや〜!めちゃめちゃ面白いから続けて!!!!
でもちず&祐一郎ファンとしては微妙だけど(汗)

44 :
>>37=>>39
そういえばきみちよっとだけ笑える四季スレにもいたね(藁)
あとちよっと昔になるけど旅日記にもきてたよね(藁)


45 :


46 :
>>44
他には?

47 :
======================================================     |
======================== ∧ ======== ∧=============== \\  ///
====================== / λ======  / λ===========   \    /
====================  /   λ====  /   λ========    \  や  /
==================                 \========  \   め  /
=================        ●         ●   λ      \   な  /
================   \|/    、          |      ― コ い  \
================   /|\       ̄ ̄ ̄ ̄     |      /  ロ   と\
=================                   /       / |   \
==================                /       /  ス    \
================    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ>     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〇>/ ♪   \
==============             |>            〇> / | \
============   _______ ノ> _______〇>
==========            /=============
========            /=============
======            /================
====           /===========


48 :
↑すっげえ!!!これ、シラ子なの??
そっか〜シラ子の役者さんて猫パンチ得意だもんね。

49 :
>>44
37=39ついでに=46。
当たりだけど、パソコンが同じだけで人が違うのもある。惜しかったね。
あなたの(藁)連発には狼狽と虚勢しか感じとれないのだが
もしかして脅しでもかけてるつもり?
私はべつに同一人物と特定されて困るようなことは書いたことがない
ので、発言を全部探してコピペしてくれても全然構わないよ。
ただ、他の2ちゃん住人同様、ネット人格はちょっと破綻ぎみだけど。
あなたが作者か信者か知らないが、つまらないものをつまらないと
書かれてキレるぐらいだったら、こんなとこに書かないほうが
いいんじゃないの?
私のポリシーには反するが、あなたの精神衛生を慮って忠告しとく。

50 :
□□□□鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱□□□□
□□□鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱□□□
□□□鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱□□□
□□鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱□□
□□鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱□□
□□鬱□□鬱鬱鬱鬱鬱□□□□□□□□□□□□□鬱鬱鬱鬱鬱□□□鬱□□
□□鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱□□
□□□鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱□□□
□□□鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱□□□
□□□□鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱□□□□
□□□□□鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱□□□□□
□□□□□□鬱□□□□鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱□□□□鬱□□□□□□
□□□□鬱鬱□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□鬱鬱□□□□
□□□鬱□□□□鬱鬱鬱鬱□□□□□□□□鬱鬱鬱鬱□□□□□□鬱□□□
□□□鬱□□□鬱□□□□鬱□□□□□□鬱□□□□鬱□□□□□□鬱□□
□□鬱□□□鬱□□□□□□鬱□□□□鬱□□□□□□鬱□□□□□鬱□□
□□鬱□□□鬱□□□□□□鬱□□□□鬱□□□□□□鬱□□□□□□鬱□
□□鬱□□□鬱□□□□□□鬱□□□□鬱□□□□□□鬱□□□□□□鬱□
□□鬱□□□鬱□□□□□□鬱□□□□鬱□□□□□□鬱□□□□□□鬱□
□□□鬱□□鬱□□□□□□鬱□□□□鬱□□□□□□鬱□□□□□鬱□□
□□□鬱□□鬱□□□□□□鬱□□□□鬱□□□□□□鬱□□□□□鬱□□
□□□□鬱□鬱□□□□□□鬱□□□□鬱□□□□□□鬱□□□□鬱□□□
・・・とりあえずつまんねえと思ってんのはひとりじゃないみたいだぜ。

51 :
>47
すてき!


52 :
>>49
あのぉ、わたしこんなの書いた覚えないんですけどぉ
ていうか最近テストで忙しいから2ch来たこと自体
今日が久しぶりなんですけどー
別につまらないならそれでいいですけどあなたも
しつこいですよ

53 :
>当たりだけど、パソコンが同じだけで人が違うのもある。
ってことはやっぱしじみの子分てことだったのねぇ

54 :
>別につまらないならそれでいいですけど
そっか〜つまらないならそれでいいか。んじゃつまらんスレはsageような!
まあ自分で作ったスレ、少なからず愛着もあるだろうからな
自分で終了させるのもつらいべ。
だからおいちゃんがお嬢ちゃんの代わりに終了させてやるから
お嬢ちゃん安心してガッコ行きな。
そいでもう二度とこんな駄スレたてんじゃねえぞ厨・・・
いや、ハハハ、もう二度とこんな危ないところに来ちゃダメだぞ。
多分ここも「誰もかかないよね」
「今流行ってるから結構わかる人も多いし食いつきやすいよね」
「文章も名前代えればいいだけだし〜」
「こういう殺伐とした四季が見てみたいあたしって
やっぱ変わってるかなぁ?」
「目の付け所がシャープだよね」
なあ〜んて気持ちでサラッと書き込んじまったんだろうな。
人間若いうちってのは自分を特別だと思っちまうもんさ。
若気の至り、よくあることよ。
そうそう、そうやって強制終了を繰り返されて
どんどん立派な荒らしが育ってくるってもんだ。
お嬢ちゃんには未来がある。こんな所で、人の目を全く気にせず
こんなスレをたてるアホがいるわけねえだろヴァ〜カ
おもしろいだろうといわんばかりじゃねえか!・・・て感じなのに
「つまらないならそれでいい」なんて寂しいこといわないで
若いうちにいっぱい勉強して、終了されないネタづくりのできる頭を養うんだぞ。
おいちゃん、待ってるからな!(ワラ

55 :
というわけで、以下のレスは全てsageでお願いします。

   ◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 終了 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


56 :
おまえもやめさせることに執念燃やしてねーでさっさと仕事でもしたらどうだ

57 :
>>56
まあまあ。お互い様ってことで。

58 :
上に加えてもう1つ
>そうそう、そうやって強制終了を繰り返されて
どんどん立派な荒らしが育ってくるってもんだ
っておまえが一人で勝手に荒らしまくってるだけだろ
こことちよっとだけ笑える四季スレに間しては(ワラ
あとこれ書いてる人、早く続きを書いてくれ
そうじゃないとホントにつぶされるぞ


59 :
一緒にするんじゃねーよ>>57

60 :
>>59
いっしょじゃ〜ん。てれんなよ。
どう?今夜、のみ行く?

61 :
このスレはとんでもないことになってますね(ワラ
さっき荒らし依頼の削除依頼出してきました
作者さん、早く更新しましょうね


62 :
はいはいはいっーーーーーーー!!
みんな低レベルな争いはやめましょーね。
ここは2ちゃんねるですよー

63 :
2ちゃんだからこそ低レベルに!

64 :
>>55
君ねぇ、随分なこというねぇ。でも君がこんなこと言っといて
ディスプレイの前でキレてる姿がよく想像できるよ
もしかして52も君の自作自演ではないのかい?
あとねぇ>若いうちにいっぱい勉強して、
終了されないネタづくりのできる頭を養うんだぞって
こんな偉そうなこというんだったら君これよりも
ちょっとだけ笑える四季よりも旅日記よりも
おもしろいネタスレを作ってみたらどうだい?
別に自分はこのスレをすごくおもしろいと思ってる
わけじゃなくてこんな偉そうな事を口先だけでいっているような
君の脳みその程度がどれほどなのかしりたいねぇ


65 :
>>64
なんかさぁ、面白いとか面白くないとかは置いといて
見ててつらくなってくるからもう作者以外はあげないほうがいいんじゃない?
・・・とはいえ64も自作自演だったらどうしようもないんだけど。

66 :
「作者以外はあげないほうがいいんじゃない?」プラス
面白いと思って応援する人以外はあげないほうがいいんじゃない?
あらしは放置で。

67 :
>>64
こんなバカまともに相手にしてどーすんの?
ここのあらしは全部こいつだよ(ワラ
>>65
自作自演ってこいつの何が?


68 :
ごめんなさい、あげちゃいました


69 :
おもろいんで続き読みたいんですけど。

70 :
おいおい、このスレを荒らしてる奴
いいか?ここの1は妄想Rー中毒なんだよ。
電波ちゃんなんだよ。かわいそうな人間なんだよ。
こういうのは放置しとけ。単なるRースレだ。
いちいち熱くなるなよ。
他のスレにも書いてあったが(これもあんたかい?)
ここの住人は芸術のわからないかわいそうな豚どもだ。
だから放っておけ。意味ねーよ。
さ、1さん、続きをどうぞ

71 :
>>70
自作自演サンキュー
このスレを荒らしてる奴


72 :
>>71
オマエモナー

73 :
早く続ききぼ〜んage

74 :
おもろいから age
続ききぼ〜ん

75 :
|
|⌒彡
|冫、)  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|` / <この荒れ具合で再開する気にはなれないよね
| /   \_________________
|/
|

|
|  サッ
|)彡
|
|
|

76 :
森岡純子が意識を取り戻したとき、もうそれは以前の彼女では無くなっていた。
あの体育館をでた時の頭にナイフが刺さった死体。
そして先ほど、自分の殆ど目の前といっていい距離で井料瑠美が野村玲子に
マシンガンの餌食にされたのも、ニューナンブでとどめを刺されたのも
見ていたのであった。いままで必死に自我を取り繕うとしてたが、それはもう
無理な話であった。――あぁ、なんであたしこんなことを・・・
もう四季なんてとっくにやめてるのに――
もう回りはみんな敵ばかりよね! 殺らなきゃ・・殺らなきゃ自分が殺されちゃう!」
純子はテープレコーダーのようにそう繰り返しながら
クロスボーとディパックを握り締めて駆けずり回っていた。
もう眼つきは飢えた野生のハイエナよろしく、
動こうもの全てに飛び掛らん勢いでめぐらしている。


77 :
その時、純子は自分のいる場所の林を隔てた向こうの山によじ登って
いる人影をみた。そして、その人がこちらを振り返った。
――たしかあの娘は――ライオンキングにでているとかいう――
名前はわかんないけど――
彼女はずっとこちらを見ている。本人はそんなつもりは無かった
のかもしれない。しかし、純子にとっては自分を狙ってるという
ふうに思えた。殺らなきゃ・・殺らなきゃ自分が殺されちゃう!
そう思った時には、すでにクロスボーを構え発射していた。
しかし、クロスボーの矢は彼女の足元をかすめたのみで「ひいっ」
という声をあげるとすぐに視界から消えた。


78 :
そのころ玲子はأحاولُ رسْمَ بلادٍ...
لها برلمانٌ من الياسَمينْ.
وشعبٌ رقيق من الياسَمينْ.
تنامُ حمائمُها فوق رأسي.
وتبكي مآذنُها في عيوني.
أحاول رسم بلادٍ تكون صديقةَ شِعْري.
ولا تتدخلُ بيني وبين ظُنوني.
ولا يتجولُ فيها العساكرُ فوق جبيني.
أحاولُ رسْمَ بلادٍ...
تُكافئني إن كتبتُ قصيدةَ شِعْرٍ
وتصفَحُ عني ، إذا فاض نهرُ جنوني


79 :
>>75
まだ生きてたのかい?ボクちゃん」

80 :
遠藤麻里は山を登る事に必死になっていた。とりあえずどこかに身を隠したかった。
体育館をでたあと出てくる人を待とうとして入り口の前にいた時には
争っているような声を聞き、声がやんだので見てみると頭にナイフの刺さった人間
が倒れていた。
今、自分がいる場所からも井料瑠美がやられるのは十分に見えたし、
さっき出くわした人は自分に向けて何か弓矢のような物を放ってきた。
そしてアンテナのような羽のついた赤い棒が靴下ごと自分の足を傷つけていった。
要するに、どれも彼女に”やる気”になってる人がいるということを知らしめる
には十分過ぎた。しかも、自分に支給された武器といったら鉄の鎖で、こんなもの
が自衛のために使えるとははっきりいって思えなかった。

81 :
その時、麻里は遠くの方にガサガサッというような音を聞いた。
――もしかして誰かいるの?もしそうであるなら
信用できる誰かだったらこれほどいいことはない。(その人がこの
状況で狂ってしまったとかでなければの話だが)でもこれが
やる気になってる誰かだったら今度こそ殺される―――
そう考えているうちにさっき音が聞こえた方に人の気配がしたので
そちらを見てみるとショットガン(レミントンM31RS)をもった
人影が見えた。
――比較的長身で肩までの長さの髪――もしかして――


82 :
>>78
誰か解読しろ

83 :
sarashiageda

84 :
まだ あったんだ 頑張ってほしいからageます(嘘)


85 :
gannbare!

86 :
がんばれ〜ageだぁ

87 :
|
|⌒彡
|冫、)  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|` / <>>84ついでに君もまだ生きてたんだね,ボクちゃん。
| /   \_________________
|/
|

|
|  サッ
|)彡
|
|
|


88 :
最近仕事がいそがしくて更新できませんでした。
ごめんなさい。もうすぐ再開します。

89 :
楽しみにしてます。

90 :
麻里はその人影を見たとたん、すぐに元来た道に引き返そうとした。
なぜなら彼女は自分と同じライオンキングのナラ役で、当然自分の
ことをよく思っているはずがないと思ったのだった。
―――それなら当然あたしのことなんて喜んでRに違いない――
――しかもあんな大きい銃もってるし――まずい――できるだけ
早く逃げなければ――
しかし彼女―――石川ちひろはもう自分のすぐ目の前に迫っていた。

91 :
どうしよう――本当に殺される――
そう思った瞬間、急に足元がくずれ、前のめりにたおれた。
そして、倒れかかった時、自分の腕に何か食い込むような
感触がした。何かと思って振り向くとちひろが自分の腕を
つかんでいた。
――え、これってどういうこと――なんであたしのことすぐ
に殺さないの――
しかし、思考とは裏腹に麻里は無意識のうちに叫び声をあげていた。
「やめて!殺される!!離して!!離して!!」
だが、ちひろは耳元でこうささやいた。それは麻里の考えとは反対だった。
「大丈夫です、あたしは戦う気なんてありません」


92 :
000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000

93 :
セックス

94 :
http://www.satoon.com/

95 :
ワラタ

96 :
sex

97 :
2ちゃんROMってる奴かなりいると思うけど
中にはここを楽しみにみてるのがいるかもしれないよな
世の中いろんなのがいるから(ワラ


98 :
>>97
違うよ、この恥ずかしい1を晒しアゲにしてるだけだよ。(ププ

99 :
くくく

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