24ビット/192kHz形式での音楽ファイル配布は無意味? VorbisやFLACなどのフリーなマルチメディアフォーマットおよびツールを開発する Xiph.orgが、24ビット/192kHz形式での音楽配信について批判的な意見を述べている。 24/192 Music Downloads ...and why they make no sense http://people.xiph.org/~xiphmont/demo/neil-young.html Xiph.orgによると、音楽サービス企業が「妥協のないスタジオ品質」などと称して 24ビット/192kHz形式の音楽ファイルを配布することは「単なる押し売り」にすぎず、 これが意味のある行為とは思えないとのこと。耳の解剖学やサンプリングレート、 およびリスニングテストの基本などについて説明したうえで、それらを踏まえて 「24ビット/192kHzの音楽ファイルよりも、ロスレスフォーマットおよび高品質な1組の ヘッドホンのほうが、あなたがオーディオを楽しむのに役立つに違いない」と述べている。 そして、なぜ、(音楽サービス企業は)抵抗があるにも関わらず、24ビット/192kHzでの 音楽ファイルの配布を推奨するのか? という問いに対しては、 「それは存在しない問題を提起し、無知を利用して人々を騙すというビジネスモデルを 成立させるためだ」としている。