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通商破壊と海上護衛を語る 4 (793)
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通商破壊と海上護衛を語る 4
- 1 :2012/03/01 〜 最終レス :2013/10/20
- 引き続き特設砲艦 、駆潜特務艇、CAMシップ、航路帯戦法、
群狼作戦、コルベット、ジョニー・ウォーカーとかその辺りの話題全般でお願いします。
■過去スレ
通商破壊と海上護衛を語る
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1233481917/
通商破壊と海上護衛を語る2
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1250511303/
通商破壊と海上護衛を語る3
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1284487898/
関連スレは>>2-3あたり。
- 2 :
- 大航続力のイ号潜水艦を通商破壊に使わないJAP
- 3 :
- ■関連スレ
(大東亜)商船+戦標船(大欧州)
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1217645291/
【ドイツ】 Uボート U3 【潜水艦】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1259135702/
日本潜水艦総合スレッド 34番艦
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1324522281/
日本駆逐艦・小艦艇・補助艦艇スレ7隻目
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1330526399/
大日本帝国の軍需・生産・工業力を語る
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1316693700/
- 4 :
- >>1
乙だが何でUボートや海防艦、大井篤を外したのか?
- 5 :
- >>1
>特設砲艦 、駆潜特務艇、CAMシップ、航路帯戦法
なんか一段と地味になってるなw
- 6 :
- では新スレでは、航路帯戦法による間接護衛と、大船団主義での直接護衛の比較論でもしてみようじゃないか
航路帯戦法なら、海防艦の護衛を付けず船団も組まずに、独航が可能だから稼行率は上がるな
また長距離護衛艦でなくても、駆潜艇等の小艦艇や航空機で航路哨戒したり、機雷堰で敵潜をシャットアウトしたり
メリットも多いように見えるが
- 7 :
- 海は広いから間接だけで止められるものではないし
かといって直接だけじゃ護衛戦力以上に集られて終わり
有力な間接護衛の存在が通商破壊艦の機動力や集結性を阻害し
それがあって初めて直接護衛が有力に働くので両輪だね
ただしどっちを主体とするべきかと問われたら
航路帯防衛が可能な海域ならば、そっちを主体にするのは当然
- 8 :
- 南西諸島機雷堰は当初から実効性は疑問視されてたところ、
実際ほとんど効果は無かったみたいだね。
反対論としては、対ソ戦用の機雷を使わなければならないのに加え、
外洋敷設なので耐久性が乏しく、数が足りず密度が低いと。
それでもやった方がいいと言ったのは、護衛関係者のほか、
意見聴取された潜水艦関係者。封鎖宣言による牽制効果だけでも意味があると。
実際にはアメリカ潜水艦はほいほい内側に入り込んで、
逆に機雷堰を頼りに針路を採ってる船団を容易に待ち伏せてたようだ。
機雷堰の存在は通知してたのかな?
一方、三陸沖機雷堰が効果があったのはよく言われるよね。
はじめ、暗号解読では存在に気づかなかったらしく、海峡付近だけに機雷があると思ってたらしい。
あとからおかしいと気づいて、沿岸接近禁止になった。
- 9 :
- まあ末期の昭和20年3月以降だと、対馬海峡まで突破されて日本海に侵入されたり、瀬戸内海ですら安全ではなくなる
南西諸島の機雷堰も、単に時期が遅かっただけだと思うが
秦郁彦とか檜山良昭あたりが、機雷堰を評価してなかったっけ
- 10 :
- >>9
日本側の護衛関係者の本は大井も戦史叢書もみんな自画自賛してるから、
それを素直に受け取れば高評価されるんじゃない?
まあ、たぶんに行き当たりばったりの南方航路保護に関して、
大きな手として打たれた最初の対策だったから、実効性はさておき努力として評価するということなのかも。
- 11 :
- 90年代にF-2や90式戦車がマスコミから異常に叩かれたりしたのが
00年代以降にそれほど酷くはなかったと見直された流れと同じだろう。
パウル・カレルやルーデルの著書だけ読んで妄信するわけにはいかないべ。
- 12 :
- 例えるなら坂井三郎や源田実の著書が適切か。
- 13 :
- 宗谷海峡なんかでもソ連船の通行に支障のないような深度調整での敷設だから具体的な通知はしていないと思う
潜水艦側の視点としたらFMレーダーの有無で障害物の判定ができたかどうかで全然違うと思うな
護衛部隊とすれば一部ででも機雷堰=安全地帯が何ヶ所かできれば護衛部隊の運用が楽になるって発想だから直接的な戦果とかちょっと違うのじゃないかね
- 14 :
- まあ、積極的な戦果を狙う敵港湾入口への敷設なんかとは訳が違うからね
護衛戦力は不足、でも無い袖はふれないって中では最善手だったと思う
- 15 :
- 機雷とか防潜網って、本来泊地や港湾や海峡の入り口に設置するもんで、あまり広いとこに設置するもんではないわな
日本は日露戦争で機雷に痛い目にあったから、装甲巡阿蘇とか古くから機雷に力は入れてる
防備戦隊も元は対潜水艦戦より、機雷の敷設と掃海がメイン
- 16 :
- 米軍側からすると、日本船が機雷を頼りに集まってくるから、
かえって攻撃しやすかった面もあるらしいよ。
FMソナー配備前に対馬海峡あたりまでも入ってきてるから、
阻止線として機能しなかったのはもちろん、航路援護物としても功罪半ばと。
日本側上層部としてはもっと効果があると思ってて、
終戦直前の日本海侵入も、機雷が入ってる対馬海峡の突破はありえないから、
予定した機雷敷設が未了の宗谷海峡か津軽海峡からの侵入だろうと考えてたようだ。
まあ、機雷を取っておいても使いどころは無かったわけであろうが。
- 17 :
- まあ、本当なら機雷敷設潜水艦でも使って真珠湾なりエニウェトクなりウルシーなりの入口に
仕掛ける位でないとねぇ
- 18 :
- 南部フィリピンとか豪北方面からの進入ルートに対して機雷敷設はしていなかったっけ?
- 19 :
- >>17
攻勢機雷戦は、開戦前後の南シナ海敷設と、ダーウィン沖あたりへの潜航敷設くらいでしたっけ?
あと、ウルシーには放棄するときに機雷数百個を置いてってますね。
鹵獲資料でばれてたそうで半月程で掃海が終わってますが、多少の被害が出てます。
>>18
スル海あたりには、現地の根拠地隊で海峡にいくらか入れてますね。
大井本にも、入れてあった海峡を米潜水艦に通過されて、
逆に米側では未敷設の海峡を警戒してたらしいような話がありました。
- 20 :
- 結局さ、潜水艦だって必ず入れるだろうって海域は最初っから近づかないし、それ以外の場所だと被害が出て初めてわかるってパターンが多いよな
>軍港の傍とか三陸の例とか
機雷堰の前後で襲うってのも堰を強行突破するわけじゃないから結果論だし、日本側だって戦力があれば掃討部隊を重点配備したって事だろうからね
- 21 :
- >>18
あと初期にスリガオ海峡や、リンガ泊地あたりにも敷設してた
- 22 :
- 日本側は、1944年初めにバラバック海峡(パラワン島とボルネオの間)、
スリガオ海峡(レイテとミンダナオの間)に対潜機雷を入れてた。
連合国側は、カリマタ海峡が危ないと見てて、
フリーマントル出撃後わざわざスル海を通って、バラバック海峡から南シナ海に出入りしてた。
おかげで「ロバロ」がバラバック海峡で沈んだようだが、スル海は荒らされてるし、
南沙諸島との間のパラワン水道にまで出没してる。
>>19
日本の攻勢機雷戦で最大なのは、開戦劈頭のスリガオ海峡敷設(1000個)だな。
- 23 :
- サンベルナルジノ海峡にも防御機雷入れてるな。
レイテ沖海戦のときに通過する際に、友軍機雷で触雷しないよう結構気を遣ったそうだ。
フィリピンへの防御機雷敷設は、
マリアナ沖海戦での機動部隊進出の関係もあって、優先的に実施できたようだ。
日本側としては、1944年にフィリピン周辺に機雷を入れ始めてから同年前半は、
スル海・セレベス海などフィリピン内海への敵潜出現が大きく減って効果があったと判断している。
だから、セレベス海で竹船団が待ち伏せされた時には、どうもばれてたらしいと考えたわけだ。
- 24 :
- せめて陸軍徴用船の船団か、本土〜中国〜仏印沖やニューギニアなどの沿岸部での護衛や哨戒は、陸軍航空隊でやってほしいもんだ
海軍だけで全海域の護衛は無理がある
- 25 :
- 海軍だけじゃなくて、陸軍機も出してはいるよ。
洋上航法が不安だからフィリピンの島嶼部が中心だけど。
航空隊に対潜分科まで作ったくらいで。
1944年3月に、海上護衛総司令部と南西方面艦隊の指揮下に100機弱の陸軍機が編入され、
ほかに指揮下には入らない協力部隊も活動してる。
例えば、竹船団がやられた時には、3航軍の軽爆と軍偵が直衛中だった。
- 26 :
- 陸軍航空隊の対潜科って、あきつ丸の独立飛行第1(三式連絡機8機)と独立飛行第42〜49中隊(九九軍偵各9機)くらいじゃないの
まあたまに一式戦や二式複戦が、ニューギニアあたりで護衛に参加する事もあったと思うけど
- 27 :
- 専門は、独飛1中隊(艦載用連絡機)、独飛41-49中隊(九九軍偵/襲撃機)、
あとは船舶飛行第2中隊(艦載オートジャイロ)くらいだね。
独立飛行中隊は、内地と朝鮮、台湾の軍直直協飛行隊(軍偵/直協機6-9機)を改編したものかな?
1944年3月に各直協飛行隊を護総指揮下に入れることになってて、
7月に独立飛行中隊が誕生してるんで。
>>25
三航軍の軽爆等20機を南西方面艦隊の指揮下に入れてるから、
竹輸送の護衛もそれかな。
- 28 :
- >>26-27
日本の対潜スコアの最期の戦果は99軍偵の爆撃だぜ。
(バルヘッド撃沈)
- 29 :
- >>28
蘭印の独飛73中隊ですね。
もとの分科は軍偵みたいですが、
後期には対潜哨戒と特攻の洋上行動メインだったのだろうと想像。
- 30 :
- 何れにしろ立ち上げるのが遅すぎる
- 31 :
- 陸軍がオートジャイロの艦載実験を始めたのが、1943年6月。
なので、この頃には対潜哨戒用の航空戦力整備をわりと真剣に考え出していたようだな。
実験の結果を踏まえて、2D型戦標船への搭載計画を検討しはじめる。
この件で積極的に相談したか、ばれたのか知らんが、海軍と折衝しだすのが8月。
空母運用の難しさを理解してない甘さはあるだろうが、
海軍じゃなくて陸軍が考えたにしては、遅すぎるとまで言いにくいと思う。
陸上機じゃなくて艦載機を欲しがったのは、洋上航法に不安があったせいだろうな。
これで海軍が、そんなことやってもノウハウが無くて無駄になるから、
資材と人員をこっちへよこしなさいと言うので、まあ喧嘩になる。
海軍は海軍で、パイロット供給源として陸軍航空解体の陰謀をめぐらしてる節もあったり。
トラック空襲&タンカー大量沈没の悪夢とマリアナの危機に、
特TLの建造と、海軍による洋上航空作戦指導・対潜機材の提供、
対潜航空隊の海軍指揮下編入と、あせって話がまとまるのが44年3月。
ありゃ、約1年もたついてるねえw
- 32 :
- 軍令陸からだと、独立飛行第1中隊は7月だが、他の飛行中隊は10月になってる
陸軍でも大発その他小艇に簡易ソナーや爆雷を積むようになるが
あれも海軍からの提供だろう?
爆雷とか積み出すのはいつ頃からだろ
それと陸軍徴用船は、徴用船員を軍属で配置すればいいが、末期の二等輸送艦とかは船舶兵のみで運用したんだろうか
大発とかで渡河や揚陸程度ならともかく、船舶兵が外洋で船団組むのは大変そうだ
対潜はともかく、ニューギニアとかの兵力輸送の船団護衛(主に対飛行機)は、ガ島撤退直後位から着手してもいいんじゃなかろうか
せっかく第6飛行師団とかあるんだし
- 33 :
- 調べずに適当に書くとダメだな
一応戦前から装甲艇があるし、魚雷艇対策でカロ艇も43年初期にできてる
三式爆雷は海軍供与だが、ら号装置は陸軍独自開発か
やはり揚陸時の大発護衛が主で、外洋での護衛は海軍に任せるという感じか
後は徴用船に高射砲積んで船舶砲兵で運用するくらいか
- 34 :
- >>32
陸軍からすると、本格的な船団護衛には複座機以上じゃないと怖いんでしょうな。
マレー作戦やニューギニアだとラエ上陸作戦の援護で一式戦も飛ばしてたり、
単発機も使ってはいるんですが。
ただ、足の短い九七戦ではさすがに酷でしょうから、投入可能な兵力が限られてきます。
一式戦装備は開戦時に2個戦隊だけで、機種改編真っ最中。
二式複戦や三式戦など、かなり新機材を南東方面に優先して回してる気がします。
- 35 :
- ラエ攻略はさすがに無いないw
ラバウル発ラエ方面への増援・補給船団の援護ですね。
ダンピールの悲劇とか。
ガダルカナル撤退の援護もやってるようです。
海軍の本では、陸軍はガダルカナル空襲に一回しか参加しないで、
損害にビビってニューギニアへ逃げたって評判悪いですが。
- 36 :
- そんな事言っても豪北、ニューギニア方面を引き受けているからガダルに回せる部隊も無いしな
- 37 :
- >>35
まあ、ガダルカナル巡る戦いこそが日本軍にとっての致命傷だった訳で
(国力としてはフィリピン陥落が致命傷だけど、精鋭部隊の損失って意味で)
その責任をなるべく重く陸軍に押し付けたいって意識は働くだろうしねぇ
- 38 :
- >>35
まぁ、機材の能力を考えたら海軍の言い分はかなりの無理筋では
あるよな。
- 39 :
- 機雷堰の話が出てたけど、そういや敵さんは末期のB29による本土封鎖以外に、日本側の泊地やらに攻勢機雷戦はしていたのかね
たまに大発やら漁船やらで、ソロモン方面とかの掃海やってた気がするんだが
- 40 :
- >>39
「航路啓開史」の6頁に一覧図が載ってるよ。
西はビルマから、東はガダルカナルやヤルートまであちこちでやってる。
主に陸上機による航空敷設で、日本本土と蘭印あたりでは潜水艦、
ソロモンでは水上艦も活動してたようだ。
http://www.mod.go.jp/msdf/mf/touksyu/kourokeikaisi.pdf
- 41 :
- 本土から南方とかに、どうやって漁船とか持って行ったんだろ
遠洋に向かないようなのまで持って行ったみたいだが
- 42 :
- >>41
答え: 頑 張 っ て 航 海 し て い き ま し た
100トンくらいの漁船でも20〜40隻の船団を組んで、門司〜鹿児島〜沖縄〜台湾〜マニラって感じで頑張ってパラオやラバウルまで進出していったんだよ
なんでラバウル着まで4ヵ月とか、悪天候での損害により5割着ってのはザラ
- 43 :
- >>41
光人社NF文庫の「戦う日本漁船」にそのへんも書いてあった。
機関故障とかで途中で消えていった船も多数あるとか…
- 44 :
- 滅茶苦茶なことしてんなw
- 45 :
- 焼玉エンジンの底力を見よ!(ブクブク
- 46 :
- 半ネタ回答だけするのも悪いので付けくわえると、
開戦当初は内地から100海里ぐらい沖に出れる大型漁船中心に徴用したのと、パラオやサイパン方面で操業していた小型漁船を現地徴用や傭船する形で数を揃えていますね
これら小型漁船らは魚を島までしか運ばない小型のもの(島で鰹節へ加工など)や元々の離島周りの連絡船だったりします
替わったところだとパラオを母港としていた豪州アラフラ海での真珠取りの小型船やダイバーボートも開戦前に仕事ができなくなったのもあって、ほぼ全船が陸海軍に雇用されている感じです
なおこの真珠取り船には海軍軍人が船員に変装して情報収集に当たったという話もあるのですけど、裏が取れないので噂レベルですね
- 47 :
- まあ南方におくるのなら、せめて2軸をもつフネでやるべきだったよなあ
- 48 :
- 当時の民間船で2軸持つものなんてめったにないだろ
- 49 :
- 帆を立てよ
- 50 :
- つ櫂
- 51 :
- 末期の機帆船作戦を知ってしまうとその辺のレスが洒落に見えないのよね……
- 52 :
- >>49-50
謝れ、北鮮三津から筏放流で(3ヶ月後くらいに日本海側のどこかに漂着すればいいな)雑穀輸送作戦を決行した関東軍に謝れ
ついでに、「舵取る人間載せれば到着率上がるんじゃね?」と思い立って志願した人たちに(ry
- 53 :
- だから何で志願者が出てくるのかと小一時間問い詰めたい
- 54 :
- 志願しない者は一歩下がれ
- 55 :
- Q 特別輸送隊に志願しますか?
・志願する ・熱烈志願する
- 56 :
- 多号作戦の頃にも船が無いけど海没船の船員はいるからって、現地のカヌーかっぱらってマニラ〜オルモック間の輸送をさせようとかマジであるしな
- 57 :
- 大陸では結構器用に舟艇を扱っていたのに、
どうして海に出た途端こうなるん?(´・ω・`)
- 58 :
- プールで泳ぐのと海で泳ぐのでは違うだろ
まあ、極論するとそういう事だ
- 59 :
- 舟艇を使用するのが純粋(?)な輸送の問題で担当部署が限定されていた時期と、作戦の根本的な問題になった時期の差なのかね
- 60 :
- >>59
戦略機動に類する問題と、戦術機動のレベルで収まる問題の差だろう。
- 61 :
- オルモック輸送に行った海軍輸送艦が、陸軍の大発を曳航していったんだけど、
気が付いたら途中でロープが切れてて、乗ってた船舶兵ごと行方不明ってのをなんかで読んだな。
- 62 :
- 同じ輸送用途なのに、陸のトラックは輜重兵が使い、水上の大発は工兵が使うというのが興味深い
まあ慣れるまでは器用な工兵に、新しい機械のテストをさせようって事だろうけど
確か戦車だか飛行機だかも、最初は工兵が使っていたと思ったが
だがさすがに工兵も本格的な航海術までは習ってないから
ちょっとした渡河や上陸時のみの活動ならともかく
戦争初期は独立工兵連隊が、中期以降から船舶工兵連隊が、停泊場や橋頭堡の設営と大発の操作を任される
- 63 :
- 元来は渡河や輸送船からの上陸といった架橋の延長でしかないはずだもんね
- 64 :
- 独立工兵と船舶工兵の違いって上部軍の違いなんじゃね?
独立工兵は野戦軍直轄の交通関係の工兵中心で鉄道連隊や架橋部隊、この延長で渡河作戦を担当する舟艇を担当する独立工兵連隊や大隊中隊が各部隊レベルに合せて編成されてる
一方、交通兵団から運輸部=船舶部隊が独立してくると上陸作戦や海上輸送用の部隊が新編されて船舶砲兵や船舶工兵が独立兵種になってくる
んで同じ大発を使える渡河用の独立工兵を運輸部隊用の船舶工兵にどんどん改編転用していったイメージがあるんだよね
- 65 :
- 独立工兵は文字通り独立部隊
最初は広島第5師団の工兵第5連隊第3中隊のように、工兵連隊の1個中隊のみ大発を運用する丁編制から始まる
広島第5師団は当初から上陸作戦での運用を想定しているし、最初の独立工兵連隊も、第二次上海事変での杭州湾上陸に投入されてる
それまで陸軍運輸部長が兼任していた船舶輸送司令部が、軍と同格の船舶司令部に昇格したのとほぼ同時期に、船舶工兵は登場している
ニューギニアやソロモン等の南東方面では、独立工兵も船舶工兵も両方見られ、実質両者に違いはない
- 66 :
- 「失敗だらけの船の歴史」って面白そうだが図書館にない。
- 67 :
- 徳大寺有恒の著書みたいなタイトルだな。
- 68 :
- >>66
それ買ったけど、まだ読んでないわ。
安いんだから買えよと書こうと思って値段見たら、税別781円もするんだなこれ。
税込600円くらいだと思ってた。
- 69 :
- >>68
充分安いじゃんw
ジャンル的に考えて…orz
- 70 :
- >>66
内容は、レビュー見る限り、あだ花列伝の様だけど・・・。
820円か?妥当なせんでは、600円だと台本みたいな小説しか買えないんじゃ。
- 71 :
- 目次を見ると幾つか有名な船を挙げて語っているだけね。
確かに歴史じゃなくて列伝だわ。
「人力潜水艦ハンレーの悲劇」も載ってるから買ってみよう。
おれ十年くらい前にこの潜水艇に関する洋書を買っちまった。
ハンレーは最初から二番目に実戦投入された潜水艇にしては随分洗練された
ものだったんだぜ。何せグループが建造した三隻目だったからな。
良くなかった設計としては
バラストタンクが艇内開放式だったこと→二回目の事故の原因。
排水ポンプのレバーが簡単に取り外せたこと→同上。
鉄のキールを緊急浮上用に投棄できたけどネジが長すぎて素早く外せなかった。
前後のハッチは内側からボルトで締める式で、緊急脱出向きじゃなかった。
予備浮力がなく、ハッチ上面と喫水線が近かった→一回目の事故の原因。
- 72 :
- アマゾンでポチった。(^O^)
洗練されているというのは、戦後二十年くらいして設計者の一人が
潜水艇開発者に頼まれて書いた図とくらべてボディーがずっと綺麗な流線型だったこと、
鋲は外板から突き出さないよう加工してあったこととか。
あと窓付きの塔だけを出して航行中に艇内を換気する仕掛けがあった。使えたかどうか疑問らしいが。
最初の事故は訓練のあと艇長と先任がハッチから体を乗り出して陸から投げられたモヤイを
とっているときに起こった。漕手が命令に従ってまだ漕いでいる間に
艇長は自分に絡んだロープを解くことに夢中になり潜蛇のレバーを踏んだらしい。
それで前部が沈降した。かつロープが張って艇が傾いた。かつ近くを通った海軍の船の船首波が来た。
数人は脱出し数人は取り残された。一人は脱出時に倒れたハッチ蓋に脚を挟まれて海底まで引きこまれた。
水面にたどり着いた時人事不省だったがリー将軍の甥である候補生が飛び込んで助けだした。
- 73 :
- 二回目。正規の潜航手順は海水と同比重まで注水して艇体水平のまま潜舵のみでもぐり
浮上することだったが、前タンクに余計に注水してダウントリムにし、排水してトリムを直す
とスムースに潜没出来たので、それが普通になっていた。
名前の元であるハンリーが艇長の時この方法でロウソクに火を付けないまま潜没したら
真っ暗になったので、コックを閉めずに急いでマッチをすろうとし、
その間にどんどん沈降した。艇首から泥の中に着底して漕手が漕ぎ座から転げ落ちて来、
コックのハンドルがどっかに飛んでしまった。
漕手は急いでキールのネジを回して艇を浮かそうとしたが、一箇所として回しきる事ができないうちに
冷たい海水が手の自由を奪った。
引き揚げられた時艇長は片手に未使用のロウソクを握っていた。
- 74 :
- 最初の事故のクルーは海軍側のチャールストン防衛司令官が
慎重に実験と訓練を進める開発者たちに痺れを切らして艇を接収し、
海軍の将校と兵を配置していた。
彼らは元々志願者だったが、最初の事故で命からがら脱出した者の中から
次のクルーにも応募した人がいた。
事故のあと開発者と仲間たちが再び艇を管理した。
二回の事故のあと、敵を全く殺さず味方ばかり、それも選り抜きの者ばかりRと言って
司令官は悲憤慷慨したが、封鎖艦隊に対し他に打つ手がないので第三のクルー(漕手)の募集を許可したが、
全員にこの艇で過去どんな事があったか漏らさず告げ、それでも志願する者のみ採用するように釘をさした。
- 75 :
- おしまい。失礼しました。
- 76 :
- 届いたので読んでみたけど、潜水艇の章はとても内容が古い。
海から引き上げた後に得られた沈没原因その他の知見はアップトゥデートと言えるけれど、
その他は「帆船と海のアメリカ」の刊行時と何も変わらないし間違いだらけ。
そこはがっかりした。
- 77 :
- もう一つ、俺が洋書買ったりウェブ上の情報読みまくったりしたテーマ、
シドニーとコルモランの話も嘘だらけだ。
これもどっか古い本の孫引き曽孫引きだろう。
だいたい「失敗だらけの船の歴史」というタイトルに内容が合ってない。
たぶん長い間の雑誌の連載のうち本に載せなかったのをかき集めて
適当なタイトルつけたのと違うか?
- 78 :
- これ面白そうだ。大学出版局の出版で、評価も良い。
ttp://www.amazon.com/Infernal-Machines-Confederate-Submarine-Warfare/dp/0807112852
Infernalと言うのは水面下でコソーリ近づいて突然ドカンと攻撃する方法が
アンフェアで悪魔的だという考えによる。
甲鉄艦バージニアの最初の艦長で、チャールストンの海軍側防衛司令官だった
ブキャナンもハンレーのこともそう公言していた。
- 79 :
- amazon.co.jpでも新品セコハンとも売ってたので、
ほぼ新品を送料込み1280でポチったぞなもし。
結構日本でもこういうの買う人いるんだね。
- 80 :
- ちっ、注文確認メールは英文サブタイトル、機械翻訳本文で来た。
シカゴの会社だった。道理で‥‥。
- 81 :
- 本届いたお。最近ハマっているネトゲのせいでちょっと読み込む気がしない。図版も少ないし。
ハンレーの本を買ったときはOSが起動しなくなって一ヶ月か二ヶ月ネットなしだったから随分読めた。
- 82 :
- この野郎ら、一人にずっと書かせているんじゃねえよ、何かネタだせ、ネタ!
- 83 :
- 護衛の事を語ると決戦しか無意味って喚く奴が来るからなぁ
正直住人は逃げ出してしまったんじゃないか?
- 84 :
- じゃあ海防艦の高角砲のFCSについて教えて
- 85 :
- >>84
スレ違い
日本駆逐艦・小艦艇・補助艦艇スレ7隻目
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1330526399/
- 86 :
- ありがとうございました
- 87 :
- あの流れを決戦厨としか読めないのは護衛艦マンセー脳だけだろ
- 88 :
- 蒸し返すなよ。気分一新で行こうぜ。
Qシップって英米でWW2でも使ったんだってね?戦果あったのかな。
- 89 :
- 直接的な戦果はなかったはずだけど、潜水艦からの独行船への浮上砲戦とか臨検が無くなっていったからそれなりに意味はあったんだろうな
ま、Qシップ作るなら偽装しないでそのまま船団の嚮導船なり自衛力強化の独行船にした方が運航上楽だったみたいだけどね
- 90 :
- このスレ久しぶりに覗いてみた
他スレからだが、三八式野砲は生産数1200門のうち、450門を商船の自衛用に搭載したらしい
陸戦で砲が不足する位なら、いっそ商船は無防備でもいいように思うんだが
まあ商船が大小3000隻はあるとして、機銃2門積むだけでも大変だ
- 91 :
- 兵隊乗せた船が戦地に到着しないんじゃ意味なかろう
無論野砲1、2門載せた程度で何が変わるって問題でもないけど
あれ以上の対策は本来海軍の役目(まともな対潜攻撃兵器の開発、配備など)
さて、そろそろ来るのかな?「制海権、制空権確保に全力尽くすのが海軍の役目
護衛にリソース割いたら戦力不足して制海権、制空権取れない」と言い出す人
- 92 :
- 余程トラウマというかコンプレックスがあるようだ
軍板では空母戦コンプレックスと戦車・対戦車戦コンプレックスの人が多いけど、初心者って偏りやすいよね
ていうか史実を調べるのでなく、仮想の話ばかりで〜すべきだった・〜の方が史実よりマシとか言い出すから叩かれるんだろうに
- 93 :
- 商船に積んだ三八式野砲は、代用高角砲的な運用で、潜水艦関係ないけど
陸軍にも簡易ソナーや爆雷はあったし
- 94 :
- こういうのがあれば便利だったかも
http://panasonic.jp/fishing/products/tanchiki/index.html
- 95 :
- 探知能力が距離30mじゃ使えね
- 96 :
- 作戦輸送にきちんとリソース割いていた話はずいぶん昔にしたと思ったが。
戦艦スレに行っても、戦史叢書を盲信する決戦主義者のレッテルを貼ってるのな。
輸送重視の概念だけ叫んで具体的な話になると思考実験と称して何も出来ない、
間接護衛の話題になると音沙汰もない。その挙げ句にレッテル張りだけは一丁前とはね。
- 97 :
- 空母スレで爆戦より九九艦爆のがいいとか
巡洋艦スレで重巡洋艦にも爆雷積めとか、魚雷発射管減らして爆雷投射機増やせと言ってたのも同一人物かなあ
- 98 :
- >>93
>商船に積んだ三八式野砲は、代用高角砲的な運用で、潜水艦関係ないけど
弾種からすると対潜メインだと思いますが。
同時期に88式7.5cm野戦高射砲積んだ場合だって、
わざわざ平射可能なバージョン選んで、破甲榴弾積んでますよ。
- 99 :
- 浮上潜水艦への直射と、大迎角で対潜迫撃砲的運用を目指し
そのついでに代用高射砲としても使っていたと聞いたけど
実際に商船の被害の最たるものが潜水艦だからね
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