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2013年03月懐かし邦画252: 文学座の俳優たち〜長岡、仲谷、芥川・・・ (329)
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文学座の俳優たち〜長岡、仲谷、芥川・・・
- 1 :2005/07/05 〜 最終レス :2013/02/09
- 他にも北村和夫、賀原夏子、丹阿彌谷津子・・・などなど、文学座に参加したり、
ゆかりのある俳優で、映画でも活躍している人たちについて語ろう。
既にスレのたっている人もいますが(宮口、中村、杉村...)
「にごりえ」という文学座オールスターみたいな映画もありました。
- 2 :
- 長岡輝子って文学座にいた時期あったっけ?
- 3 :
- プロフィールによると71年まで所属してたようだな>長岡
- 4 :
- ちょっと前に芥川比呂志単独でスレ立てようと思ったら、jmdbの
データでは意外なほど出演作品が少ないんで驚いたことがある。
「雁」「ぼく東綺譚」「煙突の見える場所」・・・結構印象的なのが
多いんだけどね。
そう、「秋津温泉」にも出る予定だったか。
- 5 :
- 長岡輝子+家政婦=富沢さん
- 6 :
- 歌う青春大スター 渡辺徹
- 7 :
- 名優たちだが、単独スレには微妙な人ばっかりだからな。まとめるのが
ちょうどいいかも。
- 8 :
- 分裂の仕掛人、福田恆存をどう評価しますか?
- 9 :
- シェイクスピアの翻訳家としては超一流
「保守反動」の評論家としても超一流
劇作家としては、一応、一流
分裂のやり方において、人間としてサイテー
- 10 :
- 岸田森はおじさんのコネで入れたんだろうな。
- 11 :
- 金子信雄
加藤武
北村和夫
- 12 :
- 仲谷昇って中平によく出てるね。
豊田四郎特集でやってた「暗夜行路」も、脇が文学座総出演、みたいな映画でした。
あと「?東綺譚」も、こっちは主役も芥川だし。
- 13 :
- 福田主導の分裂騒動、三島の『喜びの琴』中止事件
で大きなダメージを受けた。
その後の新劇衰退を予感させる象徴的な事件だった。
- 14 :
- 「雲」結成、「喜びの琴」事件でいい俳優が殆ど出ていっちゃって、
その後ますます杉村主導体制が強化されていったことは文学座の悲劇。
- 15 :
- そんな文学座の歴史ってどこで知ることが
できますか?
杉村さんが主導したのは、良い方向に向かった
気がしてならないのですが・・・。
- 16 :
- 「回想の文学座」 中公新書 北見 治一(著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121008499/
「喜びの琴」までの歴史なら、こんな便利な本がある。
絶版なので図書館か古本屋で探してみてください。
あと、演出家の書いたものとして、
芝居の道―文学座とともに六十年 戌井 市郎 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4931276393/
あとは断片的になら演出家や役者が色々書いてるでしょうね。
- 17 :
- 山崎努、小池朝雄、加藤治子、高橋昌也、太地喜和子、桃井かおり
- 18 :
- 杉村春子は福田恒存に勝ったね。
- 19 :
- >16
ありがとうございます。
探して読んでみようと思います。
演劇界では、俳優座と文学座って、
めちゃくちゃ権威があるってイメージでしたが、
そこに至るまでは色々あったんですね。
- 20 :
- ●文学座脱退、現代演劇協会附属劇団・雲旗揚げ(1963/1/14連名)
芥川比呂志、荒川哲生、有馬昌彦、稲垣昭三、内田稔、加藤和夫、小池朝雄、
神山繁、杉裕之、関堂一、高橋昌也、仲谷昇、名古屋章、梨田善昭、西沢利明、
西本裕行、三谷昇、山崎努、伊藤幸子、加藤治子、岸田今日子、佐野タダ枝、
新村礼子、谷口香、中西由美、日塔智子、福田妙子、文野朋子、吉田千恵子
●同時に文学座脱退、他劇団を経てその後雲へ…高木均
●文学座研究生から雲へ…北村総一朗、橋爪功、寺田農
●「喜びの琴」上演中止による主要脱退組
青野平義、奥野匡、賀原夏子、北見治一、丹阿弥谷津子、中村伸郎、真咲美岐、
三島由紀夫、南美江、村松英子、八代静一
- 21 :
- 北村和夫は繰り上げ当選だね。
- 22 :
- 今の昴や円を見れば、
文学座のすごさが分かる!
やめても超えられなかったね。
その点で、杉村春子はすごいと思う。
- 23 :
- 俺は文学座よりも円の方が好きだけどね
- 24 :
- 優作って研究生の辞めたんだっけ?
新村礼子さんが杉村春子を殴ったと聞いたがホント?
教えてチャンでスマソ
- 25 :
- 真山恵子
- 26 :
- 研究2期生だった江守徹は、
雲からの声はかからなかったのだろうか?
当時はまだ即戦力ではなかったと思うが、
もう有望であったに違いないから。
- 27 :
- わからん
丹阿弥さんは相当杉村に期待をかけられてたのに脱退
したんで恨まれてたみたいね。
- 28 :
- 旦那の金子信夫も文学座だよね?
- 29 :
- 円を結成したね、夫婦で。
その後文学座は北村和夫、江守、太地以下の
杉村春子一座となっていったんでしょ。
最後の弟子が渡辺‘太陽にほえろ‘徹あたりでは。
- 30 :
- 中村伸郎と杉村は創立メンバーで共演作も多いが実際のところ
仲が良かったとは思えないんだけどな
- 31 :
- 文学座とはちょっと遠いけど、
なぜ雲から昴や円と分かれたのだろう?
その経緯はあまり明らかになってないよね?
平和別れだからかな?
- 32 :
- >>29
金子夫婦は円でなくてマールイ
>>31
福田と芥川が両雄ならびたたずだったから。福田派と芥川派での分れつ。
- 33 :
- 宮口精二はなんで辞めたんだ?
分裂のゴタゴタの後にひっそりと辞めてるよね
しかも、「雲」には行かず商業演劇の世界に行ってる
- 34 :
- >>33
二度の分裂が退座のきっかけにはなってると思うけど、ベテラン連中が
全く感知していなかった雲結成を事前に把握していたらしいね。
影で雲メンバーを支えていたということなのかな。
宮口の脱退がなければ高橋幸治もあっさり文学座を除名されることはなかったかもしれない。
- 35 :
- >23
そこで昴を挙げてないので、
まぁ気持ちは分かる。
- 36 :
- マールイってたしか旧ソ連の劇場にちなんだのか?
金子とソ連・・・全然繋がらない、どうでもいいけど。
- 37 :
- 金子の理想はモスクワ芸術座のチェーホフとかでしょ。
たしかに繋がらないな。でも金子はやっぱり文学座系というか
マールイで別役をとりあげ、中村伸郎の役を演じるとか
らしいことをしてたよ、舞台ではね。
- 38 :
- 金子ってそうだったんだー
- 39 :
- 北村和夫も著書で分裂のことについて書いている
著書によれば北村の別れた妻が雲に誘ったらしいけど断った
北村の別れた妻って誰だ
それから大泉晃も文学座だったよね
- 40 :
- 金子は晩年、文学座の中村彰男(千と千尋のかみかくしで
なんだっけ、影の薄いお化けみたいなのの吹き替えした人)といっしょに
俳優座劇場で久保田万太郎やったよね。古き良き文学座の芝居の伝統を
みんなに伝えたかったんだね。なかなかいい味出してた。
- 41 :
- 戦争映画にも、金子信雄や神山繁は常連だったな
- 42 :
- 嘘かホントが知らんが、昔黒柳徹子が杉村から文学座に入らないかと
誘われたことがあるらしい。
結局その話は幹部の一人に強硬に反対されて流れたらしいが
後でわかったことだが、その幹部が宮口だったという話。
- 43 :
- 山守と打本は二人とも文学座じゃったんじゃのうw
- 44 :
- 憶測>北村の別れた妻は稲野和子
- 45 :
- >>42
黒柳って文学座の連中と結構仲がいいよな
小池朝雄の葬儀で弔辞を読んだり、金子信雄と舞台で共演したり
高橋昌也演出の舞台に出たり
>>43
打本を支援した岡島も文学座だったな
- 46 :
- 徹子は一時期文学座に属してたんじゃなかった?
正式な座員ではなかったけど、その関係かもよ。
- 47 :
- >>39 >>44
北村の別れた妻は>>20に名前のある佐野タダ枝ってひと。
稲野は雲に行ってない。
>>46
黒柳は確か一時期文学座にいたね。多分研究生だったと思う。
その後は賀原夏子の劇団NLTに客員格で参加してたはず。
- 48 :
- 細川俊之もゆかりのある人間だね
- 49 :
- 金子は文学座退座する以前に 岡田英次、織本順吉、木村功らと組んで「青俳」を
作ろうとしたが、なぜか金子だけ参加しなかった。
- 50 :
- 先日CSで見た【雲流るる果てに】では金子、織本、岡田、木村が
出てたが青俳もう出来てたのかな?
鶴田浩二が特攻で死んでゆく主人公なんだが、Rや股旅ものと
違ってなかなか似あってた。もちろん木村功が良かったけど。
- 51 :
- 草野大悟age
- 52 :
- 文学座の俳優さんというと、
時代劇悪役(悪女)・・・川辺久造、飯沼慧、稲野和子、新橋耐子
三谷幸喜作品でお馴染み・・・小林勝也
牟田刑事官のレギュラー刑事役・・・清水幹生
現在・義経に出演中・・・高橋耕次郎
渡鬼、鑑識班・・・角野卓造(奥さん・・・倉野章子)
洋画吹替でお馴染み・・・菅生隆之、山像かおり、塩田朋子
将軍慶喜役・・・今井朋彦
3代目・大岡雪江役・・・平淑恵
オールナイトフジ・・・山崎美貴
- 53 :
- 川辺久造、去年【オイデプス】蜷川版のアテネ公演に出てました。
今のメンバーってなんか小粒だね。
- 54 :
- 文学座も俳優座も小粒になった。
昔みたいに新劇から映画・テレビのスターになる道がなくなってきてるから。
- 55 :
- 幸楽の大将は文学座なのか、最近は井上やすしの芝居によく出てる。
清水ってどんな顔の俳優?けっこう牟田刑事官見るけど知らない。
- 56 :
- >>55
>清水ってどんな顔の俳優?けっこう牟田刑事官見るけど知らない。
↓
http://dir.yahoo.co.jp/talent/12/m93-1645.html
- 57 :
- 中村雅俊のカミサンの五十嵐淳子も文学座だったよな
文学座出身の二宮さよ子とレズシ―ンがあった「四季奈津子」みたいな
- 58 :
- BSで「放浪記」を観ていたら、仲谷昇が無能で気障でスケコマシで女にたかっている
文学青年気取りの新劇俳優という役で出演していた。これってちょっと凄いことじゃない?
こんな演劇人種のいやらしさを戯画化した自己批評的で自虐的な役、よほど素の俳優としての
自分自身に自信がないと出来ませんよ。三流がやると洒落にならないもの。
仲谷が騙し、後で親の資産で食っているお人好しの詩人と結婚する女優・詩人が草笛光子だが、
これも絵に描いたようなブルジョアで何不自由もないお嬢さん。
林芙美子・菊田一夫の原作は知らぬが、現代にも通じる劇壇系人種のうさんくささ(苦労人もいるが、
アート気取りの坊ちゃん嬢ちゃんの巣でもある)を見事に描き切っているな(苦笑)
- 59 :
- スケこま師3級
- 60 :
- そうそう、他スレでも話題だが、文学座の権威が地に落ちたことを如実に示す
哀しいニュースがある。
-旬の女が演じる普遍の女…フジ3夜連続ドラマ「女の一代記」-
「悪女の一生〜芝居と結婚した女優杉村春子の生涯〜」主演=米倉涼子
ttp://www.sanspo.com/geino/top/gt200509/gt2005090701.html
ぶはは、杉村春子=米倉涼子だってよ〜(涙) いまだに新劇系劇団の研究生や劇
団員には簡単にはなれないんだけどねーにも関わらずこういう企画が罷り通っちゃうのは、
残念ながらマスコミ界では相当に新劇界の地位が低落してるんだろうねー。哀し過ぎるぜ・・・。
- 61 :
- >>57
>文学座出身の二宮さよ子とレズシ―ンがあった「四季奈津子」みたいな
「四季奈津子」でなく、「阿寒に果つ」(当時は五十嵐じゅん)です。
ちなみに文学座の女優さん、意外にヌードになっている方が多い。
亡くなった太地喜和子、退団した二宮さよ子、三浦真弓、ベテランの
八木昌子、平淑恵なんかも映画で脱いでいる。
- 62 :
- 伊東景衣子も脱いでるな。寺島しのぶもね。
- 63 :
- >57
五十嵐淳(デビュー当時の芸名)のエピソードをひとつ。
彼女が高校生の頃、大宮あたりで下車し、学校へ歩いて
ゆくんだけど、駅を出たところで彼女の美少女姿を見たい
男子校生が列をなしていたそうだ、それが毎日のように。
当時の大宮では伝説となった。スレ違いスマソ
- 64 :
- 原田大二郎age
- 65 :
- >>60
気の強そうなとこは似てるんじゃないか。
しかし米倉であれか、女の一生とかテネシー・ウィリアムズとかの
舞台再現するのか。それはちょっときついな。
- 66 :
- 米倉の演じる劇中劇>学芸会
- 67 :
- 稲野和子っ最近見ないけど、何かに出てる?
- 68 :
- 劇団昴の三百人劇場がなくなるらしい。
ttp://www.asahi.com/culture/theater/TKY200509130419.html
仲谷昇はもっとすごいスケコマシというか若いツバメ役を見たことがある。
田村正和みたいな奴。
- 69 :
- あ、後半は>>58ね。
- 70 :
- テレビの「大岡越前」なんか 俳優座が製作にかんでいるのに
加藤治子(初代越前の母)や宇都宮雅代、平淑恵などが主要キャストに名を連ねていた
- 71 :
- 渡辺徹。
有名になると退団するケースが多い中、今も文学座所属で、文学座の
舞台にも出ている。
今井朋彦。
『大河ドラマ・新選組』で徳川慶喜役、CMでも将軍様を演じていた。
『映画・真下正義』でラストシーンに台詞はなかったが、重要な役?
どころで出演していた。
- 72 :
- 徹は杉村に可愛がってもらった恩もあるし実際杉村マンセーな人
なので出る気はないんじゃない?
才能があるいい座員は脱退したり分裂騒動でいなくなったんで、
徹くらいしか若手は見当たらないし・・・
二宮さよ子は俳優座?
- 73 :
- >>72
>二宮さよ子は俳優座?
退団しましたけど、かつては文学座所属でした。
- 74 :
- >>72
内野は?
ヲタもスゴイヨ。
- 75 :
- 「容疑者室井慎二」に高橋昌也と寺泉憲がでていたな。
でも文学座出身で警察官僚の役は仲谷昇がうってつけのような気がする
- 76 :
- 内野も寺泉も文学座なのか?
そういえばこの二人舞台が多いね。
仲谷っていうと去年だか市原悦子の家政婦シリーズで
久しぶりに見たけど寝たきりでかなり呆けが進んだ
病人役。真にせまった演技で微妙だった。
若い頃は成瀬映画の二枚目もやってたのに寝たきり老人
の役かーーーって、でもあれも演技だと思いたい。
- 77 :
- >>75,76
寺泉は正確には劇団雲出身。
内野は現在も文学座にいたと思う
家政婦は見たで思いさしたが、北村和夫も病人の役で出ていたな
- 78 :
- それも見たよ、こないだ。
北村も色ぼけ車椅子老人が真にせまっていましたな。
舞台俳優は舞台だけじゃ食べていけない?からテレビ
ドラマのイヤな役でもドンドン引き受けちゃうのかねえ?
寺泉は雲だったのね、雲っていえば現在の昴:三百人劇場が閉鎖
するんだってね。
- 79 :
- たしか草野大悟のエッセイに書いてあったけど、
草野が文学座に入ったとき、彼を指導したのは芥川比呂志
で、飲み屋では団員人一人のモノマネをするなどかなり
影響を受けたらしい。
で、劇団で一番仲がよかったのは、岸田森で、訛りがある
草野のアクセントを治してあげたり、色々と相談に乗ったり
してあげたらしい。
でも、今の映画界もあれだけど、骨のある新劇は雇わないで
学生サークルの延長みたいな奴ばかり起用するよなあ・・・ほんと
- 80 :
- 福田恒存のまねがうまかったらしい。
- 81 :
- 三津田健って、杉村や中村伸郎と同じぐらいのキャリアがありながら
映画をはじめとする映像の仕事があまりないんじゃない
- 82 :
- だって不器用な人だし、人気ないもん
- 83 :
- >>79
>骨のある新劇は雇わないで学生サークルの延長みたいな奴ばかり起用するよなあ・・・ほんと
新劇系は吹き替え声優では引っ張り凧ですよ。声優はデフォルメ演技なので、正統な発声の基礎が
出来ない人は使えないですから。ただ、いちおう役所みたいなスターもいますけど、
普通のドラマ・映画では新劇系は「演技が大袈裟」なので嫌われる傾向が強いみたいです。
まあ単純に新劇にマネージメント的な力がもうないせいでしょうけどね。米倉涼子に杉村春子を取られるぐらいだから。
もちろん、あの世界も研究生になるだけ、正式な座員になるだけならいまだにかなり難しいんですが。
マスコミ仕事とかも減ってるんだろうな〜。生活できるのかな〜(涙)
50〜60年代までは、学生劇団やアマチュアも新劇系のコピーが主流だったようですね。
この頃の学生演劇経験者は古典や新劇系のテクストを勉強している人が大半です。
また、自分では演じなくても高校や学生時代に戯曲を観たり読んでました、という
人もまた、当時はそうしたスタンダードなテクストに触れていた。
そういう人の一部がTV業界や映画業界に流れたこと、新劇系の人間が出演者としてTVや映画
を支えたこと、これもご存じの通りですね。
- 84 :
- ところが恐らくは60年代後半〜70年代に掛けて、前衛やアングラ、小劇場等々の現代演劇も大きく
なってきた。これらも当初は新劇や古典という権威へのアンチや脱構築であった訳なんですが、
徐々にアンチなき前衛としてシュミラークルの袋小路に入り込んでいった・・・ということになるらしい。
(弁護する訳じゃないですが、ああいう人たちも体育会的な訓練や上下関係「だけ」は古い劇壇からきっちり引き継いでます)
最近の劇界の傾向は・・正直、ぐちゃぐちゃで素人には良く分かりませんねえ・・・。
スレ違いついでに書けば、日本では何故か高校演劇が古典や現代演劇のスタンダードや定評のある新作に余り興味がないですね。
ああいう状況ではスタンダードが廃れていくのもやむを得ないでしょう。例えば漫画・映画の
「櫻の園」みたいな演目をやる部ってまずありません。(ただあの映画は、演劇部女たちの微妙な自意識の厭ら
しさみたいな空気には恐ろしくリアリティがあった。監督がリハや撮影を重ねる中で若い女優たちに
厳しく演技指導しつつも、同時にそうした「場」を醒めて見ていたからだろう)
さらに書くなら、日本の文化行政の問題でもあるのでしょうが、高校演劇や吹奏楽・合唱は、ジャンルの底辺の拡大と
同時に閉塞をもたらしている元凶でもありますね。これらに限らず、あらゆるカルチャーは学校
内文化に取り入れられると、みなそういうフェイクな文脈に変容してしまう。
恐らくは局や制作会社のP・Dに経験者がいたと思われるが、「吹奏楽の旅」とか
あんな番組をやるからますますみんな勘違いするんだw
- 85 :
- 凄いな、論文みたいに詳しく書いてるね。
80年くらいまではまだ大学生なんかが芝居を見に行く習慣があった
が、今は合コンやらカラオケやらが主流で教養の広がりってのが無い
気がするね。吉田日出子はただの癒し系おばさんじゃなくて、小劇場
の女王だったことなんて知らないだろう。
- 86 :
- でも、文学座あたりはあまりにエリート志向が強すぎて
自滅しているような気もしないでもないね。
昴とかは一部では、一般の人に対して受け口を広げる
ような感じをしているけど。
もっと、しっかりとした演劇の素養がある人が、
一般の人にもわかりやすいように演技とか芝居の
面白さをどんどん教えていくような形にしたほうが
いいとおもうけどね。
- 87 :
- >>85
上は適当に書いただけなんで信用されても困るw たぶん間違いだらけ。下もたぶん間違いだらけw
>80年くらいまではまだ大学生なんかが芝居を見に行く習慣があった
うーん、一般的な学生にそんな優雅な「習慣」はあったかな? ただ、庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」を見ると、
68〜69年当時の日比谷高校生が新劇や古典を見に行く描写があったと記憶。
現実の庄司は劇中の「薫クン」よりも上の世代だが、あの小説は細部がリアルだけに
当時の若い教養層には実際にそういう演劇のファン層もいたのだろう。
80年代はもうアングラや小劇場・学生演劇が新劇や古典・劇壇大御所へのアンチの意味すら失い、ポップカルチャー化
してバンドやライブ文化みたいな縮小再生産的な袋小路に入り始めた時期じゃないの?
当時はオンシアター自由劇場も既に大御所の域、既にリアルタイムの「若い人」にはそんなに見られていなかったと思う。
80年代以後は資本的なバックアップを得て、商業的に大きなハコに移っていった時期でしょう?
- 88 :
- >>83
>新劇系は吹き替え声優では引っ張り凧
そうなんだってね。野沢那智が前に何かでそう言ってた。
そのうち声優なんて職業は成り立たなくなる、それくらい新劇の俳優は注目されてるって言ってました。
その野沢那智だって文学座を目指して七曜会に入って、声優になったわけだし。
ってか、もともと声優っていうのは団員まるごと餓死寸前状態にあった劇団四季のスタッフが、
「俳優がアルバイトできる場を作りたい」っていって作った職業ですから、新劇と声優の関係は深いですよね。
- 89 :
- >>85
教養の広がりというか、昔から舞台などの生ものの常連の客層なんか限られてますよね。
ただ昔ながらの新劇や古典は正直、次世代に継がれているとは言い難いのでは?
新劇や現代演劇も鑑賞組織や商業資本との提携で支えてるだけでしょ? あるいは有名俳優の趣味ね。
あの業界の人事交流もよく分からんけど、底辺は今はアンチのアンチのアンチのさら
にデッドコピーみたいな状態じゃないかね?
>>86
でも「昴」も自前の劇場はなくなる。教育についてはやっぱ文化行政の問題か?
>>88
つか元々、今までも声優専従の人なんかどれだけいたんですか? あれはそもそも、ギャラは安いが現金収入になる
声優で最低限の生活費を稼いで普段は舞台、とかその程度の仕事でしょ? あるいは知名度のあるタレントや一般俳優のバイト。
にも関わらず声優学校だけは増えるんだから付き合いきれんわ。あんな場所から誰も職業声優になんかなれないのに。
- 90 :
- 85ですが私も根がおおざっぱなので勢いに任せて80年代とか限定して
しまった、もしかして劇場が熱かったのは60年代後半から70年なかば
くらいですかね?
小池朝雄や山崎努ががんばってた雲のあたりはまだ中1くらいだったんで
ほんとあと5年早く生まれていればバイトで金貯めて通ったと思う。
20代でのハイライトっていったら黒テントの移動公園をちょこっと見た
ってくらい、日出子が好きなので自由劇場も見たかったス。
アレ?ここって演劇スレじゃなくていちおう映画スレだったっけ…
- 91 :
- 芸の質は違うが、寺田農をみると小池朝雄に見えるときがある
シリアスからエロまで存在感がある演技をしている
- 92 :
- 概出な書き込みですが、舞台人としての杉村春子より映画人としての
活躍のほうが光ってるんじゃないか。
まず、板の芝居見に行く人って昔からそんなにいなかったから見る
機会が少ない。
それに比べ、戦前から70年くらいまではどんな田舎の街にも映画館
はあった、だから映像の杉村春子に接した人が多い。
本人は舞台俳優の意識が多分にあったと思うけど、華が無いので玄人
受け以外はイマイチのような気がする、映画では脇が多いのに主役を
喰う演技をしたり巨匠監督からひっぱりだこだったね。
- 93 :
- >>92
>だから映像の杉村春子に接した人が多い。
昔は映画・ラジオドラマ・TV・吹き替え声優・商業演劇への出稼ぎ・転向、新劇系の
人間の稼ぎ場が一杯あったもの。
今はタレント事務所系の俳優に食われてるけど、TVでも結構いい役をもらっていた。
昔のTVのスタジオドラマは、新劇や映画からの出稼ぎ俳優や映画系の脚本家を使った人間ドラマが多かった。
研究生時代は食えなくても、正規の座員になりマスコミ仕事を厭わなければ、かなり収入はあったはず。
(板の内外で価値がある存在だったからこそ、ステータスも高かったのだろう)
見込みのありそうな若手が一足飛びにTVドラマでスターになったりもしていたね。
正直、今はもう駄目だな。
- 94 :
- >本人は舞台俳優の意識が多分にあったと思うけど
昔の板で育った人はプライドが高いので、どの俳優も意識の中ではみな「私の本業は
舞台、映画やラジオ・TVはバイトと宣伝」だったと思う。
ただ、俳優座→安部公房スタジオの田中邦衛も初めは「映画の大部屋俳優にでもなれれば」
ぐらいにしか考えていなかったらしいので、戦後に入った人の意識は少しづつ変わっているのかも。
後年の優作などは初めから、映画スターになるためのステップ・修業としてあちこちの
劇団の研究生をウロウロしていたらしいけどね。
優作が若い頃に友人たちと自主公演していたという芝居を観た人はいるのだろうか?
若き日の森達也は文学座付属養成所の面接で「『太陽にほえろ』に出たい」と言ってしまい、
「舐めてんのか?」という顔をされた・・・らしい。
森はその後、青俳の養成所に入るがそこも倒産してしまったとか。
- 95 :
- 「鬼平」の映画版を見たんだが、高橋悦史も文学座だったんだ?
高橋には原田、西岡にはない重厚な演技ができただけに早逝が残念だ
- 96 :
- ちんかす座
- 97 :
- 石立鉄男は文学座をやめて最初にきた仕事が「おくさまは18歳」だったんで
最初面食らって断ったらしい。
- 98 :
- >>60
日本放送協会のドラマをさっきまでみていたんですが
米倉が老けメークすると、杉村の感じが少しありますね。きつそうな感じが似ている。
文学座の人では北村和夫が出てましたね。
あとは円が、西田健とか吉見とか。
- 99 :
- 石立は遅刻しても全然謝らなくて態度がでかかったので
共演者の藤竜也に殴られたらしいですよ、生意気な俳優
だったんですな、CMではひょうきんなのに。
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