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2013年02月時代劇272: 時代劇関連のAA・試作専用スレ (262)
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時代劇関連のAA・試作専用スレ
- 1 :2012/02/19 〜 最終レス :2013/02/07
- ↓本スレです
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/kin/1271855144/l50
時代劇のAAを作ってみたいというそこのアナタ、いきなり本スレでは書けませんよね?
失敗作で本スレを汚すことになってしまうから…というわけで諦めている人も多いでしょう(…多分)
ここではどれだけ失敗しても結構です。失敗を恐れずにどんどん試してみましょう!!
- 2 :
- :::::::
::::::: 大
久
保
片彦
特岡左
別千衛
出惠門
演蔵
ルルルルルルル〜ララーラララ♪
- 3 :
- 遠山の金さんの奴を作りたいんだけどどうやったら作れるかな?
- 4 :
-
/ ̄T
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| | /T
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|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
| 1―――――
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十手の基礎組み
- 5 :
- / ̄T
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| | /T
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| 1――――
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- 6 :
- / ̄T
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| | /T
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|  ̄ ̄ ̄ ̄ |
| 1――――
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再試作
- 7 :
- | ̄|
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| ―――――
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|≠|
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|―|
|≠|
- 8 :
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| ―――――
|≠|
|;;;|
|;;;|
|;;;|
|;;;|
- 9 :
- | ̄|
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| | >>1
| | つべこべ言うな
| |
| | 神妙にしろぃ!!
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| | /|
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|  ̄ ̄ ̄ ̄ |
| ―――――
|―|
|≠|
|=|
|≒|
|≠|
…一応これで完成です
- 10 :
- ―――――――――――――――――――――――――――――――――――+
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
? ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
十手・横バージョン
- 11 :
- ―――――――――――――――――――――――――――――――――――+
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||
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
手直し
- 12 :
- ―――――――――――――――――――――――――――――――――――+
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 13 :
- ―――――――――――――――――――――――――――――――――――+
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
多分これで完成…のはず
- 14 :
- ―――――――――――――――――――――――――――――――――――+
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改良版
- 15 :
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- 16 :
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
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- 17 :
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*
- 18 :
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丁 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|
米
- 19 :
- 勇者「魔王!貴様の野望もこれまでだ!」
魔王「よく参ったな勇者。余が王の中の王、魔王だ。」
魔王「ほう、姫を連れて来てくれたのか。ご苦労であったな。」
魔王「もし余の味方になるなら、世界の半分を勇者にやろう。」
魔王「……どうだ?余の味方にならんか?」
勇者「黙れッ!俺はお前を斃せば、半分どころか世界が丸々貰えるんだ!」
魔王「……???お前の申す事がよく理解できぬのだが。」
魔王「……あっ!?お前!その姫様のお腹が大きいのは……まさか!?」
勇者「そう、そのまさかだ!」
姫様「妊娠8か月ですわ……ぽっ。」
側近「身重の女連れで魔王討伐、か……。」
魔王「……勇者よ、貴様は余を舐めておるのか?」
勇者「黙れ!これには事情があったんだ!」
魔王「事情?」
- 20 :
- 勇者「あの日……俺と姫様は出会ったんだ!」
――8か月前・とある洞窟
ドラゴンをやっつけた!▽
勇者「姫様〜っ!ご無事ですかっ!?」
姫様「まあ!こんな所に助けに来て下さる方がいらっしゃるなん、て……!」
姫様「……あら、嫌だわ私ったら、名前も聞かずボーっとして……ぽっ。」
勇者「……まるで天使のような姫様だ……!」
――
姫様「まるで稲妻が走ったかのようで、一瞬で恋に落ちてしまいました。」
勇者「俺も姫様に一目惚れしてしまって。」
側近「……。」
魔王「……だから何だ?やはり余を馬鹿にしておるのか!?」
勇者「まあ待て!話はまだ終わりじゃないんだぜ。」
魔王「何を!?まだ下らぬのろけ話に余を付き合わそうと言うのか!?」
側近「……我ら魔族も舐められたものだ。」ボソリ
- 21 :
- ――城
王様「勇者、よくぞ姫を助け出してくれた!心から礼を言うぞ!」
王様「さあ姫。わしの隣へ来るのだ!」
姫様「待って下さいませ!私は勇者さまのお供をしとうございます。」
王様「な、何じゃと!?!?突然何を言い出すのだ!?!?血迷うたのか姫!?!?」
勇者「王様!姫様を僕に下さい!」
王様「ゆ、勇者っ!?唐突に何を言い出すのだっ!!?」
姫様「……勇者さまを愛する私の心……。どうか分かって下さい、お父様っ!」
王様「……仕方がない。勇者よ、姫をよろしく頼むぞ……。」
王様「今日という日をわしは一生忘れないであろう。本当に心から礼を言うぞ!」
王様「……全てが片付いた暁には、姫の婿としてこの国を……ゴホン!」
――
勇者「こういう事情だ!これで分かっただろ!」
魔王「貴様らの馴れ初めが大半ではないか、無駄話を聞かせおって!!」
魔王「余を見縊った事を後悔するがいいわ。どこからでもかかって来い!」
- 22 :
- 側近「まずは私めが相手を……。」
魔王「構わん。余が相手になってやろう。」
勇者「待たせたな。覚悟を決めとけよ魔王。」
姫様「勇者さまーっ!頑張って下さいねーっ!」
魔王「フン、人間如きが余に敵う筈がないわ。」
魔王は凍える吹雪を吐いた!
魔王は激しい炎を吐いた!
勇者に130ポイントのダメージ!▽
勇者「くっ!!流石は魔王だな……!」
勇者「俺のターンだ。喰らいやがれっ!」
勇者の攻撃!魔王に30ポイントのダメージ!▽
勇者「なっ、何だとぉ……ッ!?」
魔王「愚かな。余に勝てる筈が無いわ。」
魔王はイオナズンを唱えた!
魔王の攻撃!痛恨の一撃!
勇者に230のダメージ!▽
勇者「ぐああああっ!!」
側近「大口を叩きおって。所詮はこの程度か。」
姫様「ゆ、勇者さまぁーーっ!!!」
- 23 :
- ――宿屋
姫様「まあ、勇者さまのお父様はもうこの世には……」
勇者「はい。魔王討伐の途中で火山の火口に落ちて帰らぬ人に……」
姫様「それは、さぞかし淋しい思いをしたんでしょうね」
勇者「……でもこうして姫様に出会った今はもう、淋しい事なんてありません」
姫様「まあっ、勇者さまったら!……ぽっ」
勇者「姫様っ!僕は、あなたを心から愛しています!」
姫様「勇者さまっ……!私も、あなたを心からお慕いしています!」
勇者「……姫様っ!!御免っ!!!」ガバッ!
姫様「きゃっ……!!勇者さま、そんな……っ!!」
勇者「姫様ぁっ!!姫様ぁ〜〜っ!!!」 ズブズブ
姫様「ん、んぁっ……!ゆ、勇者さ、まぁ……っ!!」ギシギシ
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
ギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシ!
ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ!
ドピュッ!ドクッ!ドクドクッ!ビュルルルル!
――
宿屋「ゆうべはお楽しみでしたね」ニタニタ
- 24 :
- 勇者「魔王!貴様の野望もこれまでだ!」
魔王「よく参ったな勇者。余が王の中の王、魔王だ。」
魔王「ほう、姫を連れて来てくれたのか。ご苦労であったな。」
魔王「もし余の味方になるなら、世界の半分を勇者にやろう。」
魔王「……どうだ?余の味方にならんか?」
勇者「黙れッ!俺はお前を斃せば、半分どころか世界が丸々貰えるんだ!」
魔王「……???お前の申す事がよく理解できぬのだが。」
魔王「……あっ!?お前!その姫様のお腹が大きいのは……まさか!?」
勇者「そう、そのまさかだ!」
姫様「妊娠8か月ですわ……ぽっ。」
側近「身重の女連れで魔王討伐、か……。」
魔王「……勇者よ、貴様は余を舐めておるのか?」
勇者「黙れ!これには事情があったんだ!」
魔王「事情?」
- 25 :
- 勇者「あの日……俺と姫様は出会ったんだ!」
――8か月前・とある洞窟
ドラゴンをやっつけた!▽
勇者「姫様〜っ!ご無事ですかっ!?」
姫様「まあ!こんな所に助けに来て下さる方がいらっしゃるなん、て……!」
姫様「……あら、嫌だわ私ったら、名前も聞かずボーっとして……ぽっ。」
勇者「……まるで天使のような姫様だ……!」
――
姫様「まるで稲妻が走ったかのようで、一瞬で恋に落ちてしまいました。」
勇者「俺も姫様に一目惚れしてしまって。」
側近「……。」
魔王「……だから何だ?やはり余を馬鹿にしておるのか!?」
勇者「まあ待て!話はまだ終わりじゃないんだぜ。」
魔王「何を!?まだ下らぬのろけ話に余を付き合わそうと言うのか!?」
側近「……我ら魔族も舐められたものだ。」ボソリ
- 26 :
- ――宿屋
姫様「まあ、勇者さまのお父様はもうこの世には……」
勇者「はい。魔王討伐の途中で火山の火口に落ちて帰らぬ人に……」
姫様「それは、さぞかし淋しい思いをしたんでしょうね」
勇者「……でもこうして姫様に出会った今はもう、淋しい事なんてありません」
姫様「まあっ、勇者さまったら!……ぽっ」
勇者「姫様っ!僕は、あなたを心から愛しています!」
姫様「勇者さまっ……!私も、あなたを心からお慕いしています!」
勇者「……姫様っ!!御免っ!!!」ガバッ!
姫様「きゃっ……!!勇者さま、そんな……っ!!」
勇者「姫様ぁっ!!姫様ぁ〜〜っ!!!」ズブズブ
姫様「ん、んぁっ……!ゆ、勇者さ、まぁ……っ!!」ギシギシ
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ!
ドピュッ!ドクッ!ドクドクッ!ビュルルルル!
――
宿屋「ゆうべはお楽しみでしたね」ニタニタ
- 27 :
- ――城
王様「勇者、よくぞ姫を助け出してくれた!心から礼を言うぞ!」
王様「さあ姫。わしの隣へ来るのだ!」
姫様「待って下さいませ!私は勇者さまのお供をしとうございます。」
王様「な、何じゃと!?!?突然何を言い出すのだ!?!?血迷うたのか姫!?!?」
勇者「王様!姫様を僕に下さい!」
王様「ゆ、勇者っ!?唐突に何を言い出すのだっ!!?」
姫様「……勇者さまを愛する私の心……。どうか分かって下さい、お父様っ!」
王様「……仕方がない。勇者よ、姫をよろしく頼むぞ……。」
王様「今日という日をわしは一生忘れないであろう。本当に心から礼を言うぞ!」
王様「……全てが片付いた暁には、姫の婿としてこの国を……ゴホン!」
――
勇者「こういう事情だ!これで分かっただろ!」
魔王「貴様らの馴れ初めが大半ではないか、無駄話を聞かせおって!!」
魔王「余を見縊った事を後悔するがいいわ。どこからでもかかって来い!」
- 28 :
- 側近「まずは私めが相手を……。」
魔王「構わん。余が相手になってやろう。」
勇者「待たせたな。覚悟を決めとけよ魔王。」
姫様「勇者さまーっ!頑張って下さいねーっ!」
魔王「フン、人間如きが余に敵う筈がないわ。」
魔王は凍える吹雪を吐いた!
魔王は激しい炎を吐いた!
勇者に120ポイントのダメージ!▽
勇者「くっ!!流石は魔王だな……!」
勇者「俺のターンだ。喰らいやがれっ!」
勇者の攻撃!魔王に30ポイントのダメージ!▽
勇者「なっ、何だとぉ……ッ!?」
魔王「愚かな。余に勝てる筈が無いわ。」
魔王はイオナズンを唱えた!
魔王の攻撃!痛恨の一撃!
勇者に230のダメージ!▽
勇者「ぐああああっ!!」
側近「大口を叩きおって。所詮はこの程度か。」
姫様「ゆ、勇者さまぁーーっ!!!」
- 29 :
- 魔王はマヒャドを唱えた!
魔王の攻撃!勇者は160ポイントのダメージを受けた! ▽
勇者「があああっ!ぐわあああっ……!」
姫様「勇者さまっ!お腹の子供の為にも頑張って下さいっ!」
勇者「ハア、ハア……うおぉぉぉ!!」
勇者の攻撃!魔王に40ポイントのダメージ!
勇者「……まだだぁッ!俺は諦めるわけにはいかないんだァ……ッ!」
勇者の攻撃!会心の一撃!魔王に150ポイントのダメージ!▽
魔王「くっ……!だが所詮これしきのキズなど!!」
魔王「……無駄とは言わぬが、この程度で余は倒せぬ!」
魔王「勇者!これで貴様は終わりだ!」
魔王はバギクロスを唱えた!
魔王はメラゾーマを唱えた!
勇者は350ポイントのダメージを受けた!▽
勇者「ぐふッ……」ドサッ
魔王「フフフ……フハハハハ!」
姫様「嫌ァーーッ!!勇者さまァーーッ!!」
勇者「ッ……」ガクッ
- 30 :
- 側近「どうやら終わったようですな。」
魔王「フフフ……。フハハハハ……!愚かなり勇者よ!!」
魔王「魔の秘宝『闇の衣』をまとった余に敵う者なぞ存在せぬ!」
魔王「『光の玉』を使わねば、この衣を剥ぐ事は誰にも出来ぬのだ!」
魔王「残念だったな勇者。初めからこの戦いの勝敗は決しておったのだよ。」
勇者「……まだ終わってない、ぞ……!」スクッ
姫様「ゆ、勇者さま……!!」
勇者「うおおおおお〜〜〜っ!!」
勇者の攻撃!魔王はひらりと身をかわした!▽
魔王「……まだそれ程の力があるとは。勇者の称号を持つだけの事はあるな。」
魔王「勇者よ、何ゆえもがき生きるのか?滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい。」
魔王はメラゾーマを唱えた!▽
勇者「ぐはあっ!!!」
魔王「冥途の土産に聞かせてやろう。世界の半分とは即ち『闇の世界』だ。」
勇者「ぐっ……!それが……どうし、た……ッ!」
魔王「『闇の世界』とは、余に刃向かう愚かな人間共の流刑地。」
魔王「落ちたら最期、二度とこの上の世界へは戻っては来れぬ。」
- 31 :
- 魔王「姫様を連れてきて良かったな!愛する女と死に場を共に出来るのだ!」
魔王は不敵に笑っている。▽
勇者「ごめんな……さい、姫様……ッ、俺のせいで姫様ま、で……ッ。」
姫様「よろしいのですわ、死ぬまで私は勇者さまと一緒に参ります。」
魔王「さらばだ。もう二度と貴様らの顔を見る事もあるまい。」
魔王「さあ、身を引き裂くような激しい悲しみを余に捧げるがいい!!」
床に時空の裂け目が開いてゆく!▼
勇者「なっ!?うわあぁぁぁぁ〜〜ぁぁぁぁ〜〜ぁ……ぁ……ぁ……。」
姫様「きゃぁ〜〜ぁ〜〜ぁ〜〜ぁ……ぁ……ぁ……。」
――
側近「クックック……。これで邪魔者は片付きましたな。」
魔王「ワッハッハッハッハ!我が野望はもはや誰にも邪魔できぬわ!」
魔王「世界の支配者となるのは余を置いて他には無い!」
- 32 :
- ――荒野の一軒家
勇者「うーん……。ここは……どこだ……?」
姫様「お気が付かれましたわね、勇者さま。」
老人「ここは『闇の世界』じゃ。お前さんたちも魔王に落とされたのじゃろう。」
勇者「……このご老体は一体どちら様ですか、姫様……?」
姫様「このおじいさんが私達を助けてくださったんですのよ。」
老人「わずか二人で魔王に挑みなさるとは無茶が過ぎるわい。」
姫様「……私は何にもしませんでしたわ。」
老人「何!?たった一人で挑んだと言うのか!?」
老人「無謀すぎる……。よいか、まずは冒険の仲間を見つけることじゃな。」
勇者「仲間と言われましても……。」
老人「ルイーダの酒場に行ってみたらどうじゃ?」
勇者「ルイーダの酒場?」
老人「旅人たちが仲間を求めて集まる、Rと別れの酒場じゃ。」
老人「とにかく南にあるルイダッドの町へ行きなされ!行ってみれば分かるわい!」
- 33 :
- 勇者はルーラを唱えた!しかし行き先が無い!▽
勇者はキメラの翼を放り投げた!しかし翼は戻ってきてしまった!▽
勇者「魔王が言った通り、上の世界にはどうやっても戻れないのか。」
姫様「とにかく地道に冒険をしてみる他に無いようですわね。」
勇者「町が南にあるとか言ってましたよね。急ぎましょう。」
姫様「空も真っ暗闇ですしね。もう夜遅いのかしら。」
魔物の群れが現れた!
スライムAの攻撃!ミス!勇者にダメージを与えられない!
勇者はベギラマを唱えた!キメラたちに平均70ポイントのダメージ!
キメラたちを倒した!▽
スライムBの攻撃!姫様に2ポイントのダメージ!
姫様「きゃっ!!」
勇者は横に剣を薙ぎ払った!
魔物の群れをやっつけた!▽
勇者「魔物が一斉に襲ってくるとは……。流石に闇の世界だ。」
姫様「うう……スライムが肘にプニョっと……気持ち悪いですわ……。」
勇者「……姫様も呪文か何か使えないんですかね?」
勇者「戦えないんだったら正直、お荷物なんですけど。」
姫様「そんな、ひどい……。」
- 34 :
- ――ルイダッドの町
勇者「ルイーダの酒場はどこにあるんですか?」
門番「ルイーダの酒場なら町の西側にありますよ。」
勇者は人々の話を深く思い出した!▽
――旅人たちが仲間を求めて集まる、Rと別れの酒場じゃ。
勇者「一体どんな人たちが居るんだろう?楽しみだな〜。」スタスタ
勇者は看板を調べた!『LUIDA'S BAR』と書かれている。▼
勇者「この建物だ!……ん?店の扉に張り紙が……。」
『勝手ながら、現在遊び人のみしか居ない為、休業させて頂きます。』
『遊び人をご希望の方は、酒場の裏口までお回り下さい。』
姫様「……とりあえず裏口へ回ってみません?」
勇者「遊び人に何の用があるって言うんですか。」
姫様「いえ、いろいろと事情とか聞けるかもしれませんしね。」
姫様「とにかく店主のルイーダさんに一度会ってみましょうよ?」
- 35 :
- ――ルイーダの酒場
ルイーダ「元々うちに登録されている人はみんな、魔王に敗れて落ちてきた人達なんです」
姫様「魔王に落とされた人って、そんなに大勢居るんですか……。」
ルイーダ「ええ。」
勇者「で、どうしてみんな居なくなっちゃったんですか?」
ルイーダ「自分たちの手で上の世界に戻る方法を探そうとして冒険に行っちゃったんです。」
ルイーダ「……ここでただお呼びを待っていても、状況が変わるわけでもありませんしね。」
勇者「そりゃまあそうですけどね……。」
ルイーダ「とにかく、そういう理由でうちは休業状態に追い込まれているんです。」
勇者「……事情は分かったよ。仲間は諦めることにする。」
姫様「仕方ありませんわね。」
遊び人「……。」ジーッ
遊び人が仲間になりたそうにこちらを見ている!▽
ルイーダ「表の張り紙の通りで、遊び人だったら唯一残ってますけど。」
勇者「遊び人は結構です。」
遊び人「チェッ。」
- 36 :
- 遙か昔、アリアハン国は世界中を治めておりました。
しかし、大きな戦争が起り、国は分裂してアリアハンも、今では小さな国…。
そして数百年前にはまた、新たにローランドという名の国が建国されました。
――時は移ってローランド48世の治世。いずこよりか悪の権化たる魔王が現れたのです。
魔物たちの封印は解かれ、世は再び邪悪と混迷へと向かいました。
その後、多くの男達が魔王に戦いを挑みましたが、いずれも悲惨な結果を迎えるばかり…。
そんなある日、ローランドの城を一人の青年が訪れたのです。
王様「魔王を倒すためにアリアハンから来た勇者というのはそなたか?」
勇者「はい、私でございます」
王様「そうか、そんなお主を見込んで一つ頼みがあるのじゃが……」
勇者「……頼み?一体どんな用件でございますか?」
大臣「討伐ついでに、我が国の姫様を助け出して戴きたいのです」
王様「そうなのじゃ……。魔王にさらわれてしまった姫を是非助けて欲しいのじゃ」
- 37 :
- ――これは、勇者がローランドの城を訪れてから1年後の物語である。
勇者「魔王!貴様の邪悪な野望もこれまでだ!」
魔王「よく参ったな勇者。余が魔族の王、魔王だ」
魔王「……ほう、姫を連れて来てくれたのか。ご苦労であったな」
魔王「もし余の味方になるなら、世界の半分をお前にやろう!」
魔王「……どうだ?余の味方にならんか?」
勇者「黙れッ!俺はお前を倒せば、半分どころか世界が丸々貰えるんだ!」
魔王「……???お前の申す事がよく理解できぬのだが……?」
魔王「……あっ!?お前!その姫様のお腹が大きいのは……まさか!?」
勇者「そう、そのまさかだ!」
姫様「妊娠8か月ですわ……ぽっ」
側近「身重の女連れで魔王討伐、か……」
魔王「……勇者よ、貴様は余を舐めておるのか?」
勇者「黙れ!これには事情があったんだ!」
魔王「事情?」
- 38 :
- 勇者「あの日……俺と姫様は出会ったんだ!」
――8か月前・洞窟にて。
ドラゴンをやっつけた!▽
勇者「姫様〜っ!ご無事ですかっ!?」
姫様「まあ!こんな所に助けに来て下さる方がいらっしゃるなん、て……!」
姫様「……あら、嫌だわ私ったら、名前も聞かずボーっとして……ぽっ」
勇者「……まるで天使、いや女神のような姫様だ……!」
――回想終了
姫様「まるで稲妻に打たれたように、一瞬で恋に落ちてしまいましたの」
勇者「俺もこの可憐な姫様に、一目惚れしてしまって」
側近「……」
魔王「だから何だ?やはり余を馬鹿にしておるのか!?」
勇者「まあ待て!話はまだ終わりじゃないんだぜ」
魔王「何を!?まだ下らぬのろけ話に余を付き合わそうと言うのか!?」
側近「……我ら魔族もひどく舐められたものだな」ボソリ
- 39 :
- ――宿屋
姫様「まあ、勇者さまのお父様はもうこの世には……」
勇者「はい。魔王討伐の途中でネクロゴンド火山に落ちて帰らぬ人に……」
勇者「それで僕は父の遺志を継いで魔王を倒そうと決めたんです!」
姫様「お父様がいないなんて、さぞかし淋しい思いをしたんでしょうね」
勇者「……でもこうして姫様に出会った今はもう、淋しい事なんてありません」
姫様「まあっ、勇者さまったら!……ぽっ」
勇者「姫様っ!僕は、あなたを心から愛しています!」ムギュ
姫様「勇者さまっ……!私も、あなたを心からお慕いしています!」ムギュ-
勇者「……姫様っ!!お許し下さいっ!!!」ガバッ!
姫様「きゃっ!!勇者さま、そんな……っ!!」
勇者「姫様ぁっ!!姫様ぁ〜〜っ!!!」ズブズブ
姫様「ん、んぁっ……!ゆ、勇者さ、まぁ……っ!!」ギシギシ
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
姫様「う、あぁ……っ、あっあっあっあっあっあっあっ……!」
- 40 :
- 姫様「あぅ……っ、勇者さまが、私の中にっ……!んぅっ……!」
ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ!
勇者「も、もう限界だ!姫様っ、もう抜きますよっ……!」
姫様「ち、膣内でお出しになって下さい……勇者さまっ!」
勇者「でも、そんな事したら子供が出来ちゃうかも……!」
姫様「お願いですから、私の中でお出しになって下さ、い……!」
姫様「わ、私、愛する勇者さまの全てを受け止めとうございますっ!」
勇者「でも、あなたは一国のお姫様なんですよっ!もし妊娠してしまったらっ……!」
姫様「それでもいいの……お願いだから、中で出し、てっ……!」
勇者「ひ、姫様っ!本当に中で出しますよっ!イキますよっ!」
姫様「は、はいっ……!」
ドピュッ!ドクッ!ドクドクッ!ビュルルルル!
姫様「あっ……!勇者さまのが、私の中にっ……!」
――
宿屋「ゆうべはお楽しみでしたね」ニタニタ
- 41 :
- ――ローランドの城
王様「勇者、よくぞ姫を助け出してくれた!心から礼を言うぞ!」
王様「さあ姫。わしの隣へ来るのだ!」
姫様「待って下さいませ!私は勇者さまのお供をしとうございます!」
王様「な、何じゃと!?!?突然何を言い出すのだ!?!?血迷うたのか姫!?!?」
勇者「王様!姫様を僕に下さい!」
王様「ゆ、勇者っ!?唐突に何を言い出すのだっ!!?」
姫様「……勇者さまを愛する私の心……。どうか分かって下さい、お父様っ!」
王様「……仕方がない。勇者よ、姫をよろしく頼むぞ……」
王様「今日という日をわしは一生忘れないであろう。本当に心から礼を言うぞ!」
王様「……全てが片付いた暁には、姫の婿としてこの国を……ゴホン!」
――
勇者「こういう事情だ!これで分かっ……魔王、なぜ鼻血を?」
魔王「ええい!黙れ!む、無駄話を聞かせおって!!」ダラリ
魔王「余を見縊った事を後悔するがいいわ!どこからでもかかって来い!」ハアハア
- 42 :
- 側近「魔王様、まずはこの私めが相手を……」
魔王「構わぬ、余が直々に相手してくれよう」
勇者「姫様!お下がりになっていて下さい!」
姫様「はい!勇者さまっ!頑張って下さいねっ!」
勇者「待たせたな、覚悟を決めとけよ魔王」
魔王「貴様のような人間の分際でこの余に敵う筈がないわ」クックック
魔王はメラゾーマを唱えた!
魔王は激しい炎を吐いた! 勇者に合わせて150ポイントのダメージ!▽
勇者「くっ!!流石に魔王だ……!そこらの魔物とは桁違いだ……っ!」
魔王「どうした勇者?もう貴様の負けを認めるのかな?」クックック
勇者「何を言うっ!戦いはまだ始まったばかりだぞ……っ!」
勇者「この痛みをそのまま返してやる!俺の渾身の一撃を喰らいやがれっ!」
勇者の攻撃!魔王に40ポイントのダメージ!▽
勇者「なっ、何だとぉ……ッ!?」
魔王「愚かなものよ。どう足掻こうとこの余に勝てる筈が無いわ!」
- 43 :
- 魔王はマヒャドを唱えた!
魔王の痛恨の一撃!合わせて勇者に250ポイントのダメージ!▽
勇者「ぐああああっ……!!」
側近「大口を叩きおって。所詮はこの程度か」
姫様「ゆ、勇者さまっ!!頑張って下さいっ!!」
姫様はベホマを唱えた!勇者のキズが回復した!▽
勇者「す、すいません姫様っ……!」
魔王「……ほう、姫はそこそこ呪文が使えるのか」
姫様「勇者さまっ!やっぱり私も一緒に戦いますわっ!」
姫様はバイキルトを唱えた!勇者の攻撃力が二倍になった!▽
勇者「よしっ!うおおおおおっ!喰らえ魔王っ!!!」ザシュッ!
勇者の攻撃!魔王に150ポイントのダメージ!▽
魔王「ぐおっ……!だが所詮これしきのキズなど!!」
魔王は瞑想した!魔王のキズがみるみる塞がってゆく!▽
魔王「……無駄とは言わぬが、この程度で余は倒せぬ!」
- 44 :
- 勇者「くそう、化け物め……!これでも喰らえっ!」
勇者はギガデインを唱えた!魔王に150ポイントのダメージ!▽
魔王「ぐおおっ……!おのれ!もはや手加減はせぬ!覚悟せい勇者!」
魔王は凍てつく波動を放った!勇者の全ての特殊効果がかき消された!
魔王はメラゾーマを唱えた! 勇者に150ポイントのダメージ!▽
勇者「ぐおっ……!お、おのれ……!」
姫様「勇者さまっ!今すぐ回復を……!」
魔王はマホトーンを唱えた!姫様の呪文は封じられた!▽
姫様「あっ!そ、そんな……!呪文が……いや……!」
魔王「フフフ……フハハハハ!」
魔王「勇者!これで貴様は終わりだ!」
姫様「嫌ぁーーっ!!勇者さまーーっ!!」
魔王はマヒャドを唱えた!
魔王はメラゾーマを唱えた!合わせて勇者に300ポイントのダメージ!▽
勇者「ぐふっ……!」ドサッ
- 45 :
- 側近「どうやら終わったようですな、魔王様……」
魔王「フフフ……。フハハハハ……!哀れなり勇者よ!!」
魔王「魔の秘宝『闇の衣』を身に纏いし余に敵う者なぞ存在せぬ!」
魔王「残念だったな勇者よ!初めからこの戦いの勝敗は決しておったのだ!」
勇者「……俺はまだ、終わってない、ぞ……!」スクッ
姫様「ゆ、勇者さま……!!」
勇者の攻撃!魔王はひらりと身をかわした!▽
魔王「……まだそれ程の力があるとは。勇者の称号を持つだけの事はあるな」
魔王「勇者よ、何ゆえもがき生きるのか?滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい!」
魔王はメラゾーマを唱えた!▽
勇者「ぐはあああっ……!!!」
魔王「……勇者よ、冥途の土産に聞かせてやろう。世界の半分とは即ち『闇の世界』だ」
勇者「ぐ……っ!それは……どういう……、事、だ……っ」
魔王「『闇の世界』とは余に刃向かう、貴様のような愚かな人間共の流刑地でな」
魔王「落ちたら最期、二度とこの上の世界へは戻っては来れぬのだ」
- 46 :
- 勇者「お、おのれ魔王……っ!どうなろうとも、お、俺は決して諦めんぞ……っ!!」
魔王「フッフッフ、どれほど粘っても無駄だ。貴様が余に勝てる筈は無いのだからな!」
魔王「さて、側近!もう良かろう!こやつ等を牢へぶち込んでおけ!」
側近「はっ、かしこまりました!……誰かっ!誰かおらんかっ!」
側近は仲間を呼んだ!魔物の群れが現れた!▽
魔物「はっ、いかような御用でございましょう?」
側近「うむ。そやつ等を東の島の牢へ連れてゆけい!」
魔物「ははーっ、承知いたしましたっ!……さあ来るのだ!」ガシッ
姫様「きゃっ……!い、いや……っ!手を放してっ……!」
勇者「うおおっ……!放せっ!お、俺たちをどうするつもりだ……っ!」
魔王「何も案ずることは無い、いくら余とて貴様らの命まで取ろうとは言わぬよ」
魔王「……近いうちに貴様らも『闇の世界』に落としてやる、とだけ言っておこうかね」
勇者「い、いつか必ず貴様を滅ぼしてやる!首を洗って待ってろよ魔王……っ!」
魔王「落ちたら最期、二度とこの世界へは戻っては来れぬと言ったであろう?」
魔王「……余はこれ以上貴様らに構ってはおれぬ、さあ!さっさと連れて行くのだ!」
- 47 :
- ――東の島の牢獄
魔物は勇者にどくろの首飾りを付けた!▽
勇者「なっ!?何だこれは!?おいっ!どういうつもりだ!?」
魔物「……ここで貴様に暴れられたりされては困るのでな」
勇者「何だとっ!?どういう事だ!?……ぐわあっ!首が絞め……うぐっ!」
姫様「ゆ、勇者さまっ!……な、何なのですかこの首飾りはっ!?」
魔物「これはいわゆる呪われた品でな。体の自由が利かなくなるぞ……!」ニヤリ
勇者「ぐわあああっ!があああっ!苦しいいい!取ってくれえええっ!」ギュウウウ
魔物「貴様に逃げられない為に付けたのだぞ、頼まれても取る筈が無かろう!」
魔物「……決して二人の命は奪ってはならぬ、と魔王様より厳命が下っておる」
魔物「それゆえ貴様を絞めRような事はせん、その点は安心してよいぞ」
勇者「があああっ!苦しいいいっ!やめてくれえええっ!」ゲホゲホ
魔物「……刑執行まではあと3日の猶予がある、せいぜいこの世界の空気をたっぷり吸っておくんだな」
姫様「そんな……!あ、あと3日で、私たちは闇の世界に……」
魔物「哀れ勇者よ、もはや闇の世界で世界の終焉を傍観する事しか出来ぬとはな!」ケケケケケ
- 48 :
- ――そして、2日後の夜
勇者「くそっ、とうとう明日が『闇の世界』への……」
魔物「うむ。今夜は、貴様らにとって最後の夜になるのだな」
姫様「……えっ?そ、それはどういう事なのです!?」
魔物「ほう、知らなかったのか。闇の世界には朝というものが来ぬのだよ」
勇者「朝が来ないだと……?冗談を言うな、そんな筈が無いだろうが!」
魔物「……あっちの世界は名前の通りで、空は深い闇に覆われておるのだよ」
魔物「太陽の光も地上には届かぬ世界、それが『闇の世界』なのだっ!」
魔物「だから今夜が貴様らの最後の夜というわけなのだ!」ケケケケケ
勇者「ええい、黙れっ!そんな事は……!!」
魔物「勇者よ、これが現実なのだ!いい加減に諦めるのだ!」
勇者「……この世界に戻って来れぬなどとは、俺は絶対に信じないぞ!」
勇者「絶対にこっちに戻ってきて、お前らを滅ぼしてやる!覚悟しておけよ!」
魔物「本当に諦めの悪い男だな、お前という奴は」
勇者「フン、何とでも言いやがれっ……!」
- 49 :
- ――そして、2日後の早朝
勇者「くそっ、とうとう今日『闇の世界』へ……」
魔物「うむ。今朝は、貴様らにとって最後の朝になるのだな」
姫様「……えっ?そ、それはどういう事なのです!?」
魔物「ほう、知らなかったのか。闇の世界には朝というものが来ぬのだよ」
勇者「朝が来ないだと?つまらない冗談を言うな」
魔物「…あっちの世界は名前の通りで、空は深い闇に覆われておるのだよ」
魔物「太陽の光も地上には届かぬ世界、それが『闇の世界』なのだっ!」
魔物「向こうへ落ちたら、この世界へは戻っては来れぬと聞いたであろう?」
魔物「……だから貴様らはもう二度と朝日を拝めぬというわけだ!」ケケケケケ
勇者「ええい、黙れっ!そんな事は……!!」
魔物「勇者よ、これが現実なのだ!いい加減に諦めるのだ!」
勇者「……この世界に戻って来れぬなどとは、俺は絶対に信じないぞ!」
勇者「絶対にこっちに戻ってきて、お前らを滅ぼしてやる!覚悟しておけよ!」
魔物「本当に諦めの悪い男だな、お前という奴は」
- 50 :
- ――
勇者「うわあぁぁぁぁ〜〜ぁぁぁぁ〜〜ぁ……ぁ……ぁ……」
姫様「きゃぁ〜〜ぁ〜〜ぁ〜〜ぁ……ぁ……ぁ……」
――魔王の城
側近「魔王様、例の勇者たちの一件を済ませました」
魔王「うむ、これで不安の種は消えたな」
側近「はい、あの男はまだまだ青うございましたが……」
魔王「アリアハンの英雄とよばれた男の一粒種だ、決して油断ならぬ男よ」
側近「何はともあれ、これで魔王様の邪魔をする者は居なくなりましたな」
側近「人間共の最後の希望だった若き勇者は、もうこっちに戻ってくることは無いのですから」
魔王「……それにしても、これでようやく御先祖以来の悲願が叶うのだな……」
側近「偉大なる大魔王、ゾーマ様の玄孫として相応しい功績でございますぞ」
魔王「それもこれも、そなたの働きによるものが大きいのだがな」
側近「滅相もありません、決して左様なことはございませぬ」
魔王「さて、これよりは世界侵攻を本格的に開始する!魔物軍の準備を整えておけ!」
- 51 :
- 再開されたのか
この無駄スレを完全に消費しきってくれるとありがたいんだが
- 52 :
- もはや遙か昔の事でありますが、アリアハン国は世界中を治めておりました。
しかし、大きな戦争が起り、国はいくつかに分裂してアリアハンも、今では小さな国…。
そのアリアハン分裂とは関係なしに、数百年前にはローランドという名の国が新たに建国されました。
――時は移ってローランドは36世の治世、いずこよりか悪の権化である魔王が現れたのです。
魔物たちの封印は解かれ、世は再び邪悪と混迷へと向かいました。
その後、各地から多くの男達が魔王に戦いを挑みましたが、いずれも悲惨な結果を迎えるばかり…。
そんなある日、ローランドの城を一人の青年が訪れたのです。
王様「魔王を討ち滅ぼすために、アリアハンより来た勇者というのはそなたか?」
勇者「ははっ、謁見の栄を賜りまして光栄至極に存じます」
王様「そうか……、そんなお主の勇気を見込んで一つ頼みがあるのじゃが……」
勇者「頼み?一体どんな用件なんですか?」
大臣「……魔王討伐ついでに、我が国の姫様を助け出して戴きたいのです」
勇者「町でお聞きしましたが、この国の姫様は魔王に囚われてしまったとか……」
王様「そうなのじゃ……。魔王にさらわれてしまった姫を助け出して欲しいのじゃ」
勇者「……分かりました、姫様は必ずやお助けしてみせます!」
- 53 :
- 遙か昔、アリアハン国は世界中を治めておりました。
しかし、大きな戦争が起り、国はいくつかに分裂してアリアハンも、今では小さな国…。
そのアリアハン分裂とは関係なしに、数百年前にはローランドという名の国が新たに建国されました。
――時は移ってローランドは36世の治世、いずこよりか悪の権化である魔王が現れたのです。
魔物たちの封印は解かれ、世は再び邪悪と混迷へと向かいました。
その後、多くの男達が魔王に戦いを挑みましたが、いずれも悲惨な結果を迎えるばかり…。
そんなある日、ローランドの城を一人の青年が訪れたのです。
王様「魔王を討ち滅ぼすために、アリアハンより来た勇者というのはそなたか?」
勇者「ははっ、謁見の栄を賜りまして光栄至極に存じます」
王様「そうか……、そんなお主の勇気を見込んで一つ頼みがあるのじゃが……」
勇者「頼み?一体どんな用件なんですか?」
大臣「……魔王討伐ついでに、我が国の姫様を助け出して戴きたいのです」
勇者「町でお聞きしましたが、この国の姫様は魔王に囚われてしまったとか……」
王様「そうなのじゃ……。魔王にさらわれてしまった姫を助け出して欲しいのじゃ」
勇者「……分かりました、姫様は必ずやお助けしてみせます!」
- 54 :
- 遙か昔、アリアハン国は世界中を治めておりました。
しかし、大きな戦争が起り、国はいくつかに分裂してアリアハンも、今では小さな国…。
そして数百年前にはまた、新たにローランドという名の国が建国されました。
――時は移ってローランドは36世の治世、いずこよりか悪の権化である魔王が現れたのです。
魔物たちの封印は解かれ、世は再び邪悪と混迷へと向かいました。
その後、多くの男達が魔王に戦いを挑みましたが、いずれも悲惨な結果を迎えるばかり…。
そんなある日、ローランドの城を一人の青年が訪れたのです。
王様「魔王を討ち滅ぼすために、アリアハンより来た勇者というのはそなたか?」
勇者「ははっ、謁見の栄を賜りまして光栄至極に存じます」
王様「そうか……、そんなお主を見込んで一つ頼みがあるのじゃが……」
勇者「頼み?一体どんな用件でございますか?」
大臣「……魔王の討伐ついでに、我が国の姫様を助け出して戴きたいのです」
勇者「噂では、この国の姫様は魔王に囚われてしまったとか……」
王様「そうなのじゃ……。魔王にさらわれてしまった姫を助け出して欲しいのじゃ」
勇者「……分かりました、姫様は必ずやお助けしてみせます!」
- 55 :
- ――これは、勇者がローランドの城を訪れてから1年後の物語である。
勇者「魔王!貴様の邪悪な野望もこれまでだ!」
魔王「よく参ったな勇者。余が魔族の王、魔王だ」
魔王「……ほう、姫を連れて来てくれたのか。ご苦労であったな」
魔王「もし余の味方になるなら、世界の半分をお前にやろう!」
魔王「……どうだ?余の味方にならんか?」
勇者「黙れッ!お前を倒せば、世界は半分どころか、丸々俺の物になるんだ!」
魔王「……???お前の申す事がよく理解できぬのだが……?」
魔王「……あっ!?お前!その姫様のお腹が大きいのは……まさか!?」
勇者「気付いたか、そのまさかだ!」
姫様「妊娠8か月ですわ……ぽっ」
側近「身重の女連れで魔王討伐、か……」
魔王「……勇者よ、貴様は余を舐めておるのか?」
勇者「黙れ!これには事情があったんだ!」
魔王「事情?」
- 56 :
- 勇者「あの日……俺と姫様は出会ったんだ!」
――8か月前、とある洞窟にて。
ドラゴンをやっつけた!▽
勇者「姫様〜っ!ご無事ですかっ!?」
姫様「まあ!こんな所に助けに来て下さる方がいらっしゃるなん、て……!」
姫様「……あら、嫌だわ私ったら、名前も聞かずボーっとして……ぽっ」
勇者「……まるで天使、いや女神のような姫様だ……!」
――
姫様「まるで稲妻に打たれたように、一瞬で恋に落ちてしまいましたの」
勇者「俺もこの可憐な姫様に、一目惚れしてしまって」
側近「……」
魔王「だから何だ?やはり余を馬鹿にしておるのか!?」
勇者「まあ待て!話はまだ終わりじゃないんだぜ」
魔王「何を!?まだ下らぬのろけ話に余を付き合わそうと言うのか!?」
側近「……我ら魔族もひどく舐められたものだな」ボソリ
- 57 :
- ――宿屋
姫様「まあ、勇者さまのお父様はもうこの世には……」
勇者「はい。魔王討伐の途中でネクロゴンドの火山に落ちて帰らぬ人に……」
勇者「それで僕は父の遺志を継いで魔王を倒そうと決めたんです!」
姫様「お父様がいないなんて、さぞかし淋しい思いをしたんでしょうね」
勇者「……でもこうして姫様に出会った今はもう、淋しい事なんてありません」
姫様「まあっ、勇者さまったら!……ぽっ」
勇者「姫様っ!僕は、あなたを心から愛しています!」チュッ
姫様「勇者さまっ……!私も、あなたを心からお慕いしています!」ムギュ-
勇者「……姫様っ!!お許し下さいっ!!!」ガバッ!
姫様「きゃっ!!勇者さま、そんな……っ!!」
勇者「姫様ぁっ!!姫様ぁ〜〜っ!!!」
ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ!
姫様「ゆ、勇者さまぁっ……!そ、そんな所、お舐めにならないで……っ!」
姫様「う、あぁ……っ、んんっ、あっ、あっあっあっあっあっ……!!」
- 58 :
- 姫様「ゆ、勇者さまぁっ……!もうおやめになって……んぁっ!!」
姫様「や、やん!お股を広げてどうなさるおつもりですかっ……!?」
勇者「姫様ぁっ!!姫様ぁ〜〜っ!!!」ズブズブ
ブチッ!
姫様「い、痛いぃ〜〜っ!!うっ……、ぐっ……!」ハアハア
勇者「姫様っ、大丈夫ですかっ?」
姫様「ゆっ、勇者さまぁっ……!こ、これは一体、何のために……っ?」
勇者「姫様は知らないでしょうが、これは愛し合う男女が子供を作るために営む行為です」
姫様「あ、愛し合う男女が……!こ、子供を作るためにっ……?」
勇者「そうです、僕は本気で姫様を愛していますっ!」
姫様「ん、んぁっ……!ゆ、勇者さ、まぁ……っ!!」
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
姫様「う、あぁ……っ、あっあっあっあっあっあっあっ……!」ギシギシ
勇者(……でも、今子供が出来ちゃうのはまずいなっ……!)
姫様「あ、あぁっ……!勇者さまぁ……っ!」
- 59 :
- ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ!
勇者「も、もう出る!限界だっ!姫様っ、もう抜きますよっ……!」
姫様「ゆ、勇者さまっ……!な、何が出るんですの……っ?」
勇者「子種ですっ!ああっ!もう駄目だ!で、出るっ!!」
姫様「子種……っ!?な、中でお出しになって下さい……勇者さまっ!」
勇者「で、でも今子供が出来ちゃったら……!」
姫様「お願いですから、私の中でお出しになって下さ、い……!」
勇者「でも、あなたは一国のお姫様なんですよっ!もし妊娠してしまったらっ……!」
姫様「妊娠……、それでもいいの……お願いだから、中で出し、てっ……!」
姫様「わ、私、愛する勇者さまの全てを受け止めとうございますっ!」
勇者「ひ、姫様っ!本当に膣中で出しますよっ!イキますよっ!」
姫様「は、はいっ……!」
ドピュッ!ドクッ!ドクドクッ!ビュルルルル!
――
宿屋「ゆうべはお楽しみでしたね」ニタニタ
- 60 :
- ――ローランドの城
王様「勇者、よくぞ姫を助け出してくれた!心から礼を言うぞ!」
王様「さあ姫。わしの隣へ来るのだ!」
姫様「待って下さいませ!私は勇者さまのお供をしとうございます!」
王様「な、何じゃと!?!?突然何を言い出すのだ!?!?血迷うたのか姫!?!?」
勇者「王様!姫様を僕に下さい!」
王様「ゆ、勇者っ!?唐突に何を言い出すのだっ!!?」
姫様「……勇者さまを愛する私の心……。どうか分かって下さい、お父様っ!」
王様「……仕方がない。勇者よ、姫をよろしく頼むぞ……」
王様「今日という日をわしは一生忘れないであろう。本当に心から礼を言うぞ!」
王様「……全てが片付いた暁には、姫の婿としてこの国を……ゴホン!」
――
勇者「こういう事情だ!これで分かっ……魔王、なぜ鼻血を?」
魔王「ええい!黙れ!む、無駄話を聞かせおって!!」ダラリ
魔王「余を見縊った事を後悔するがいいわ!どこからでもかかって来い!」ハアハア
- 61 :
- 側近「魔王様、まずはこの私めが相手を……」
魔王「構わぬ、余が直々に相手してくれよう」
勇者「姫様!お下がりになっていて下さい!」
姫様「はい!勇者さまっ!頑張って下さいねっ!」
勇者「待たせたな、覚悟を決めとけよ魔王」
魔王「貴様のような人間の分際でこの余に敵う筈がないわ」クックック
魔王はメラゾーマを唱えた!
魔王は激しい炎を吐いた! 勇者に合わせて150ポイントのダメージ!▽
勇者「くっ!!流石に魔王だ……!そこらの魔物とは桁違いだ……っ!」
魔王「どうした勇者?もう貴様の負けを認めるのかな?」クックック
勇者「何を言うっ!戦いはまだ始まったばかりだぞ……っ!」
勇者「この痛みをそのまま返してやる!俺の渾身の一撃を喰らいやがれっ!」
勇者の攻撃!魔王に40ポイントのダメージ!▽
勇者「なっ、何だとぉ……ッ!?」
魔王「愚かなものよ。どう足掻こうとこの余に勝てる筈が無いわ!」
- 62 :
- 魔王はマヒャドを唱えた!
魔王の痛恨の一撃!合わせて勇者に250ポイントのダメージ!▽
勇者「ぐああああっ……!!」
側近「大口を叩きおって。所詮はこの程度か」
姫様「ゆ、勇者さまっ!!頑張って下さいっ!!」
姫様はベホマを唱えた!勇者のキズが回復した!▽
勇者「す、すいません姫様っ……!」
魔王「……ほう、姫はそこそこ呪文が使えるのか」
姫様「勇者さまっ!やっぱり私も一緒に戦いますわっ!」
姫様はバイキルトを唱えた!勇者の攻撃力が二倍になった!▽
勇者「よしっ!うおおおおおっ!喰らえ魔王っ!!!」ザシュッ!
勇者の攻撃!魔王に180ポイントのダメージ!▽
魔王「ぐおっ……!だが所詮これしきのキズなど!!」
魔王は瞑想を始めた!魔王のキズがみるみる塞がってゆく!▽
魔王「……無駄とは言わぬが、この程度で余は倒せぬわ!」
- 63 :
- 勇者「くそう、化け物め……!これでも喰らえっ!」
勇者はギガデインを唱えた!魔王に220ポイントのダメージ!▽
魔王「ぐおおっ……!おのれ!もはや手加減はせぬ!覚悟せい勇者!」
魔王は凍てつく波動を放った!勇者の全ての特殊効果がかき消された!
魔王はメラゾーマを唱えた! 勇者に150ポイントのダメージ!▽
勇者「ぐおっ……!お、おのれ……!」
姫様「勇者さまっ!今すぐ回復を……!」
魔王はマホトーンを唱えた!姫様の呪文は封じられた!▽
姫様「あっ!そ、そんな……!呪文が……いやぁっ……!」
魔王「フフフ……フハハハハ!」
魔王「勇者!これで貴様は終わりだ!」
姫様「嫌ぁーーっ!!勇者さまーーっ!!」
魔王はマヒャドを唱えた!
魔王はメラゾーマを唱えた!合わせて勇者に300ポイントのダメージ!▽
勇者「ぐふっ……!」ドサッ
- 64 :
- 側近「どうやら終わったようですな、魔王様……」
魔王「フフフ……。フハハハハ……!哀れなり勇者よ!!」
魔王「魔の秘宝『闇の衣』を身に纏いし余に敵う者なぞ存在せぬ!」
魔王「残念だったな勇者よ!初めからこの戦いの勝敗は決しておったのだ!」
勇者「……俺はまだ、終わってない、ぞ……!」スクッ
姫様「ゆ、勇者さま……!!」
勇者の攻撃!魔王はひらりと身をかわした!▽
魔王「……まだそれ程の力があるとは。勇者の称号を持つだけの事はあるな」
魔王「勇者よ、何ゆえもがき生きるのか?滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい!」
魔王はメラゾーマを唱えた!▽
勇者「ぐはあああっ……!!!」
魔王「……勇者よ、冥途の土産に聞かせてやろう。世界の半分とは即ち『闇の世界』だ」
勇者「ぐ……っ!き、貴様は何が言いたいん……、だ……っ」
魔王「『闇の世界』とは余に刃向かう、貴様のような愚かな人間共の流刑地でな」
魔王「落ちたら最期、二度とこの上の世界へは戻っては来れぬのだ」
- 65 :
- 勇者「お、おのれ魔王……っ!何を言われようとも、お、俺は決して諦めんぞ……っ!!」
魔王「フッフッフ、どれほど強がっても無駄だ。貴様如きが余に勝てる筈は無いのだぞ!」
魔王「……さて、側近!もう良かろう、こやつ等を牢獄へぶち込んでおけ!」
側近「はっ、かしこまりました!……誰かっ!誰かおらんかっ!」
側近は仲間を呼んだ!一匹の魔物が現れた!▽
魔物「はっ、いかような御用でございましょう?」
側近「うむ。そやつ等を城東の島の牢獄へ連れてゆけい!」
魔物「ははーっ、承知いたしましたっ!……さあ来るのだ!」ガシッ
姫様「きゃっ……!い、いや……っ!手を放してっ……!」
勇者「うおおっ……!放せっ!お、俺たちをどうするつもりだ……っ!」
魔王「何も案ずることは無い、余は貴様らの命を取ろうなどとは言わぬよ」
魔王「……近いうちに貴様らも『闇の世界』に落としてやる、とだけ言っておこうかね」
勇者「い、いつか必ず貴様を滅ぼしてやる!首を洗って待ってろよ魔王……っ!」
魔王「落ちたら最期、二度とこの世界へは戻っては来れぬと言ったであろう?」
魔王「……余はこれ以上貴様らに構ってはおれぬ、さあ!さっさと連れて行くのだ!」
- 66 :
- ――東の島の牢獄
ガチャン!
勇者「くそっ!出せいっ!ええい畜生っ!」ガチャガチャ
魔物「フン、世界を救う唯一の希望、と言われた勇者もこれで終わりのようだな」
勇者「ええい、黙れっ!うおおおっ!!」ガキーン!
勇者の攻撃!しかし鉄格子にはキズひとつ付いていない!▽
魔物「無駄な抵抗だな、勇者っ!」
勇者「くっ……!やはり強行突破は駄目か……!」
魔物「……貴様らを下の世界に落とすのは3日後と決まった!」
魔物「無駄な抵抗はやめて、それまで大人しくしているんだな!」
姫様「み、3日後ですって……!?勇者さまっ、どうしましょう……!」
勇者「くっ……、お、俺は一体どうすればいいんだっ……!?」
魔物「何もしなくてよいわ!いい加減に諦めるのだ、勇者っ!」
勇者「……どうすれば、どうすればいいんだっ……!?」
魔物「勇者よ、いくら頭を捻っても無駄だ。諦めが肝心だぞ」
- 67 :
- ――2日目
勇者「俺はどうなってもいい、だが……」
魔物「だが……何だ?」
勇者「……せめて姫様だけでも、ここから逃がしてやって欲しい……」
姫様「えっ!?そ、そんなの嫌ですわ!私は勇者さまの妻なのですよ!」
姫様「どんな事があろうと、生涯勇者さまの側にお付き申し上げる覚悟ですっ!」
勇者「ひ、姫様……!」
姫様「勇者さまっ……!」ムギュ!
勇者「そこまで私の事を……!ありがとう、姫様……!」ムギュ-!
姫様「……私のお腹の中には、勇者さまの子がいるんですよっ!」
姫様「ち、父親がそんなに弱気でどうするんですかっ……!ぽっ」
魔物「……やれやれ、付き合ってられんな」スタスタ
――
ぱふぱふ、ぱふぱふ、ぱふぱふぱふぱふ……
ぱふぱふ、ぱふぱふぱふ、ぱふぱふぱふ……
- 68 :
- コツン、コツン……
魔物「食事の時刻だ、ありがたく食うがいい」
勇者「おう、丸一日何も食ってねえんだ。助かったぜ……」
パクッ
勇者「うげっ……!!何だこれは……っ!こんなの食い物じゃねえ……!」
姫様「おええっ……!ひ、ひどい料理ですわ……!」
魔物「おやおや、お口に合わなかったかね?」
勇者「くっ……、こんな不味いものをありがたがれ、だと……?」
魔物「食事は一日一食だ、まあ文句を言わずに食べておくんだな」クックック
勇者「この野郎……!さてはわざと不味いものを作らせたんだなっ!」
姫様「狙って味付けしたとしか思えない不味さですわっ……」
魔物「貴様ら、自分の立場を分かっているのか?食事があるだけましだと思え」スタスタ
――
姫様「こんな食事があと2日も続くのかしら……」
勇者「くそっ……!あの野郎!馬鹿にしやがって……!」
- 69 :
- どうせなら1000まで引っ張ってくれるとありがたいです
- 70 :
- コツン、コツン……
魔物「食事の時刻だ、ありがたく食うがいい」
勇者「食事だとっ……!?」
パクッ
勇者「うげっ!!何だこれは……っ!こんなの食い物じゃないだろ……!」
姫様「おええっ……!ひ、ひどい料理ですわ……!」
魔物「おやおや、お口に合わなかったかね?」
勇者「くっ……、何だよこの食い物はっ!?もっとまともなのを出せっ!」
魔物「文句を言わずにきちんと食うのだ、決して食べ残しはならんぞ」クックック
勇者「なるほどな……!嫌がらせの為にこれを作らせたんだなっ!」
姫様「狙って味付けしたとしか思えない不味さですわっ……!」
魔物「貴様ら、自分の立場を分かっているのか?食事があるだけましだと思え」
――
姫様「こんな生活がいつまで続くのかしら……」
勇者「くそっ……!あの野郎!馬鹿にしやがって……!」
- 71 :
- 創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
創価夕ヒね
- 72 :
- ――東の島の牢獄
ガチャン!
勇者「くそっ!ここから出せっ!畜生っ!」ガチャガチャ
魔物「フン、世界を救う唯一の希望、と言われた勇者もこれで終わりのようだな」
勇者「ええい、黙れっ!こんな鉄格子なんぞっ!!」ガキーン!
勇者の攻撃!しかし鉄格子にはキズひとつ付いていない!▽
魔物「無駄な抵抗だな、勇者っ!」
勇者「くっ……!駄目か……!」
魔物「無駄な抵抗はやめて、大人しくしていろっ!」
勇者「ところがどっこい、そうはいかねえんだ……!!」
勇者「……俺が世界を救うと、みんな信じて協力してくれたんだっ!」
勇者「そのみんなに報いる為にも、俺は……諦めるわけにはっ……!」
姫様「勇者さまっ……!」
- 73 :
- 遙か昔、アリアハン国は世界中を治めておりました。
しかし、大きな戦争が起り、国は分裂してアリアハンも、今では小さな国…。
ロマリア、エジンベア、サマンオサ、イシス…。数多の国がこの時に誕生したと伝えられています。
――やがて時は移り、いずこよりか悪の権化、大魔王がこの地上に現れたのです。
古の勇者による魔物たちの封印は解かれ、世は再び邪悪と混迷へと向かいました。
多くの男達が大魔王に戦いを挑みましたが、いずれも悲惨な結果を迎えるばかり…。
そんなある時、とある国を一人の青年が訪れたのです。
王様「魔王を討ち滅ぼすために、アリアハンより来た勇者というのはそなたか?」
勇者「ははっ、きっとこの手で魔王を討ち果たしてみせます!」
王様「そうか……、そんなお主を見込んで一つ頼みがあるのじゃが……」
勇者「頼み?一体どんな用件でございますか?」
大臣「……魔王の討伐ついでに、我が国の姫様を助け出して戴きたいのです」
勇者「噂では、この国の姫様は魔王に囚われてしまったとか……」
王様「そうなのじゃ……。魔王にさらわれてしまった姫を助け出して欲しいのじゃ」
勇者「……分かりました、姫様は必ずや無事にお助けしてみせます!」
- 74 :
- ――これは、勇者が彼の城を訪れてから1年後の物語である。
勇者「魔王!貴様の邪悪な野望もこれまでだ!」
魔王「よく参ったな勇者。余が魔族の偉大なる支配者、魔王だ」
魔王「……ほう、姫を連れて来てくれたのか。ご苦労であったな」
魔王「ところで勇者よ。もし余の味方になれば、世界の半分をお前にやろう!」
魔王「悪い話ではあるまい。……どうだ?余の味方にならんか?」
勇者「黙れッ!……俺は姫様さえ側に居てくれたら、他に何も要らないんだっ!」
魔王「……!???お前の申す事がよく理解できぬのだが……?」
魔王「……あっ!?お前!その姫のお腹が大きいのは……まさか!?」
勇者「ん。ああ、そのまさかだ!」
姫様「妊娠8か月ですわ……ぽっ」
側近「身重の女同伴で魔王討伐、か……」
魔王「……勇者よ、貴様は余を舐めておるのか?」
勇者「黙れ!これには事情があったんだ!」
魔王「事情?……駆け落ちか?」
- 75 :
- 勇者「あの日……俺と姫様は出会ったんだ!」
――8か月前、とある洞窟にて。
ドラゴンをやっつけた!▽
勇者「姫様〜っ!ご無事ですかっ!?」
姫様「まあ!こんな所に助けに来て下さる方がいらっしゃるなん、て……!」
姫様「……あら、嫌だわ私ったら、名前も聞かずボーっとして……ぽっ」
勇者「……まるで天使、いや女神のような姫様だ……!」
――
姫様「まるで稲妻に打たれたように、一瞬で恋に落ちてしまいましたの」
勇者「俺もこの可憐な姫様に、一目惚れしてしまって」
側近「……」
魔王「だから何だ?やはり余を馬鹿にしておるのか!?」
勇者「まあ待て!話はまだ終わりじゃないんだぜ」
魔王「何を!?まだ下らぬのろけ話に余を付き合わそうと言うのか!?」
側近「……我ら魔族もひどく舐められたものだな」ボソリ
- 76 :
- ――宿屋
姫様「まあ、勇者さまのお父様はもうこの世には……」
勇者「はい。魔王討伐の途中でネクロゴンドの火山に落ちて帰らぬ人に……」
勇者「それで僕は父の遺志を継いで魔王を倒そうと決めたんです!」
姫様「お父様がいないなんて、さぞかし淋しい思いをしたんでしょうね」
勇者「……でもこうして姫様に出会った今はもう、淋しい事なんてありません」
姫様「まあっ、勇者さまったら!……ぽっ」
勇者「姫様っ!僕は、あなたを心から愛しています!」チュッ
姫様「勇者さまっ……!私も、あなたを心からお慕いしています!」ムギュ-
勇者「……姫様っ!!お許し下さいっ!!!」ガバッ!
姫様「きゃっ!!勇者さま、そんな……っ!!」
勇者「姫様ぁっ!!姫様ぁ〜〜っ!!!」
ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ!
姫様「ゆ、勇者さまぁっ……!そ、そんな所、お舐めにならないで……っ!」
姫様「う、あぁ……っ、んんっ、あっ、あっあっ……!!」
- 77 :
- 遙か昔、アリアハン国は世界中を治めておりました。
しかし、大きな戦争が起り、国は分裂してアリアハンも、今では小さな国…。
ロマリア、エジンベア、サマンオサ、イシス…。数多の国がこの時に誕生したと伝えられています。
――やがて時は移り、いずこよりか悪の権化、大魔王がこの地上に現れたのです。
古の勇者による魔物たちの封印は解かれ、世は再び邪悪と混迷へと向かいました。
多くの男達が大魔王に戦いを挑みましたが、いずれも悲惨な結果を迎えるばかり…。
そんなある時、とある国を一人の青年が訪れたのです。
王様「魔王を討ち滅ぼすために、アリアハンより来た勇者というのはそなたか?」
勇者「ははっ、きっとこの手で魔王を討ち果たしてみせます!」
王様「そうか……、そんなお主を見込んで一つ頼みがあるのじゃが……」
勇者「頼み?一体どんな用件でございますか?」
大臣「……魔王の討伐ついでに、我が国の姫様を助け出して戴きたいのです」
勇者「噂では、この国の姫様は魔王に囚われてしまったとか……」
王様「そうなのじゃ……。魔王にさらわれてしまった姫を助け出して欲しいのじゃ」
勇者「……分かりました、姫様は必ずや無事にお助けしてみせます!」
- 78 :
- ――これは、勇者が彼の城を訪れてから1年後の物語である。
勇者「魔王!貴様の邪悪な野望もこれまでだ!」
魔王「よく参ったな勇者。余が魔族の偉大なる支配者、魔王だ」
魔王「……ほう、姫を連れて来てくれたのか。ご苦労であったな」
魔王「ところで勇者よ。もし余の味方になれば、世界の半分をお前にやろう!」
魔王「悪い話ではあるまい。……どうだ?余の味方にならんか?」
勇者「黙れッ!……俺は姫様さえ側に居てくれたら、他に何も要らないんだっ!」
魔王「……!???お前の申す事がよく理解できぬのだが……?」
魔王「……あっ!?お前!その姫のお腹が大きいのは……まさか!?」
勇者「ん。ああ、そのまさかだ!」
姫様「妊娠8か月ですわ……ぽっ」
側近「身重の女同伴で魔王討伐、か……」
魔王「……勇者よ、貴様は余を舐めておるのか?」
勇者「黙れ!これには事情があったんだ!」
魔王「事情?」
- 79 :
- 勇者「あの日……俺と姫様は出会ったんだ!」
――これは今から8か月前、とある洞窟での出来事である。
ドラゴンをやっつけた!▽
勇者「姫様〜っ!ご無事ですかっ!?」
姫様「まあ!こんな所に助けに来て下さる方がいらっしゃるなん、て……!」
姫様「……あら、嫌だわ私ったら、名前も聞かずボーっとして……ぽっ」
勇者「……まるで天使、いや女神のような姫様だ……!」
――これが勇者と姫様の初めての出逢いであった。
姫様「まるで稲妻に打たれたように、一瞬で恋に落ちてしまいましたの」
勇者「俺もこの可憐な姫様に、一目惚れしてしまって」
側近「……」
魔王「だから何だ?やはり余を馬鹿にしておるのか!?」
勇者「まあ待て!話はまだ終わりじゃないんだぜ」
魔王「何を!?まだ下らぬのろけ話に余を付き合わそうと言うのか!?」
側近「……我ら魔族もひどく舐められたものだな」ボソリ
- 80 :
- ――宿屋
姫様「まあ、勇者さまのお父様はもうこの世には……」
勇者「はい。魔王討伐の途中でネクロゴンドの火山に墜ちて帰らぬ人に……」
勇者「それで僕は亡父の遺志を継いで魔王を斃そうと決めたんです」
姫様「お父様に先立たれて、さぞかし淋しい思いをしたんでしょうね」
勇者「……でもこうして姫様に出会った今はもう、淋しい事なんてありません」
姫様「まあっ、勇者さまったら!……ぽっ」
勇者「姫様っ!僕は、貴女を心から愛しています……」ムギュ
姫様「勇者さまっ……!私も、貴方を心からお慕いしています……!」ムギュ
勇者「……姫様っ!!お許し下さいっ!!!」ガバッ!
姫様「きゃっ!!勇者さま……っ!!んんっ……!」
姫様の口の中は勇者の舌に犯され、二人の舌は濃厚に絡み合う……。
ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ……
勇者「……姫様、愛し合う男女が一夜を共に過ごすというのが、どういう事かお解りですか?」
姫様「は、はい……、勇者さまっ……!どうぞ私を、勇者さまの思い通りにして下さいまし……ぽっ」
- 81 :
- ――
勇者「姫様ぁっ!!姫様ぁ〜〜っ!!!」ジュプジュプ
姫様「ゆ、勇者さまぁっ……!そ、そんな所、お舐めにならないで……っ!」
姫様「んぁっ……!ゆ、勇者さ、まぁ……っ!!もう、私っ……!!」
姫様「う、あぁ……っ、んんっ、あっ、あっあっあっ……!!!」
姫様の秘壷からは愛液が溢れ出し、夜具の上に染みを作ってゆく……。
勇者「これだけ濡れれば多分大丈夫でしょう」
勇者「さてと、これからが本番ですよ姫様」
姫様「は……はいっ……!!勇者さま……っ!!」
勇者はそのそそり立った陰茎を、姫様の濡れ濡れの膣にあてがった。
姫様「ゆ、勇者さまっ……!!」
勇者「覚悟はいいですか、挿れますよ」ズブズブ
――ブチッ!
勇者「姫様、やはり痛みますか?」
姫様「んぐぅっ……!!だ、だい、じょうぶ……です……!!」ハアハア
- 82 :
- >>1-81
の運命はこうなるわけだなw
/|
| |
_|_|_
(ミ゙∧,,∧
∧,,∧ (^(ω・´ )
(-ω-´) `[_ノ )
━0ニフx と) ノノ l、ヽ、
(ノノハ_l_l) 〈_ノノヽヽ>
- 83 :
- とりあえず一言
エロ描写を抜け
>>82
なぜsageなかったのだ馬鹿者
- 84 :
- 上がってたから覗きに来てみたが……ドラクエSSかよw
このスレ1000まで引っ張ってくれるんなら許してやろう
絶対に消化しろよここ
- 85 :
- 遙か昔、アリアハン国は世界中を治めておりました。
しかし、大きな戦争が起り、国は分裂してアリアハンも、今では小さな国…。
ロマリア、エジンベア、サマンオサ、イシス…。数多の国がこの時に誕生したと伝えられています。
――やがて時は移り、いずこよりか悪の権化、大魔王がこの地上に現れたのです。
古の勇者による魔物たちの封印は解かれ、世は再び邪悪と混迷へと向かいました。
多くの男達が大魔王に戦いを挑みましたが、いずれも悲惨な結果を迎えるばかり…。
そんなある時、とある国を一人の青年が訪れたのです。
王様「魔王を討ち滅ぼすために、アリアハンより来た勇者というのはそなたか?」
勇者「ははっ、きっとこの手で魔王を討ち果たしてみせます!」
王様「そうか……、そんなお主を見込んで一つ頼みがあるのじゃが……」
勇者「頼み?一体どんな用件でございますか?」
大臣「……魔王の討伐ついでに、我が国の姫様を助け出して戴きたいのです」
勇者「噂では、この国の姫様は魔王に囚われてしまったとか……」
王様「そうなのじゃ……。さらわれてしまった姫を助け出して欲しいのじゃ」
勇者「……分かりました、姫様は必ずや無事にお助けしてみせます!」
- 86 :
- ――これは、勇者が彼の城を訪れてから1年後の物語である。
勇者「魔王!貴様の邪悪な野望もこれまでだ!」
魔王「よく参ったな勇者。余が魔族の偉大なる支配者、魔王だ」
魔王「……ほう、姫を連れて来てくれたのか。ご苦労であったな」
魔王「ところで勇者よ。もし余の味方になれば、世界の半分をお前にやろう!」
魔王「悪い話ではあるまい。……どうだ?余の味方にならんか?」
勇者「黙れっ!姫様さえいれば……他には何も要らないんだ!」
魔王「……!???お、お主……突然何を言い出すのだ!???」
魔王「あっ!?お前!その姫の膨らんだ腹は……まさか!?」
勇者「ん?……ああ、そのまさかだ!」
姫様「現在、妊娠8か月ですわ……ぽっ///」
側近「み、身重の女を連れて魔王討伐とは……」
魔王「……勇者よ、貴様は余を舐めておるのか?」
勇者「黙れ!これには事情があったんだ!」
魔王「……事情だと?」
- 87 :
- 勇者「あの日……俺と姫様は出会ったんだ!」
――これは今から8か月前、とある洞窟での出来事である。
ドラゴンをやっつけた!▽
勇者「姫様〜っ!ご無事ですかっ!?」
姫様「まあ!こんな所に助けに来て下さる方がいらっしゃるなん、て……!」
姫様「……あら、嫌だわ私ったら、名前も聞かずボーっとして……ぽっ///」
勇者「……まるで天使、いや女神のような姫様だ……!」
――これが勇者と姫様の初めての出逢いであった。
姫様「まるで稲妻に打たれたように、一瞬で恋に落ちてしまいましたの」
勇者「俺もこの可憐な姫様に、一目惚れしてしまって」
側近「……」
魔王「だから何だ?やはり余を馬鹿にしておるのか!?」
勇者「まあ待て!話はまだ終わりじゃないんだぜ」
魔王「何を!?まだ下らぬのろけ話に余を付き合わそうと言うのか!?」
側近「……我ら魔族もひどく舐められたものだな」ボソリ
- 88 :
- ――宿屋
姫様「まあ、勇者さまのお父様はもうこの世には……」
勇者「はい。魔王討伐の途中でネクロゴンドの火山に墜ちて帰らぬ人に……」
勇者「それで僕は亡父の遺志を継いで魔王を斃そうと決めたんです」
姫様「お父様に先立たれて、さぞかし淋しい思いをしたんでしょうね」
勇者「……でもこうして姫様に出会った今はもう、淋しい事なんてありません」
姫様「まあっ、勇者さまったら!……ぽっ///」
勇者「姫様っ!僕は、貴女を心から愛しています……」ムギュ
姫様「勇者さまっ……!私も、貴方を心からお慕いしています……!」ムギュ
勇者「……姫様っ!!お許し下さいっ!!!」ガバッ!
姫様「きゃっ!!勇者さま……っ!!んんっ……!」
ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ……
愛し合う二人の舌が濃厚に絡み合い、宿屋の一室に愛の水音が響き渡り……。
勇者「……姫様。愛し合う男女が一夜を共に過ごすというのが、どういう事かお解りですか?」
姫様「は、はいっ……!どうぞ私を、勇者さまの思い通りにして下さいましっ……///」
- 89 :
- ――
ギシギシパンパンギシギシパンパンギシギシパンパン
勇者「も、もう限界だっ!姫様っ、もう抜きますよっ……!」ハアハア
姫様「こ、子種でしたら……中でお出しになって下さい……勇者さまっ!」
勇者「し、しかし……!」
姫様「お願いですから、私の中でお出しになって下さ、い……!」
勇者「でも、あなたは一国の姫様なんですよっ!もし妊娠してしまったらっ……!」
姫様「構いませんわ……!お願いだから、中で出し、てっ……!」
姫様「わ、私は愛する勇者さまの、全てを受け止めたいのですっ!」
勇者「うっ……姫様っ!本当に膣内で出しちゃいますよっ!いいんですねっ!?」
姫様「は、はいっ……!遠慮せずに、早くお出しになって下さいまし……///」
勇者「くっ……!あ、ああっ!もう我慢できんっ!!」
ドピュッ!ドクッ!ドクドクッ!ビュルルルル!
――
宿屋「ゆうべはお楽しみでしたね」ニタニタ
- 90 :
- いい加減に話を発展させんかいw
いつまで冒頭の推敲を続ける気だ
- 91 :
- 1000いく前に容量いっぱいになる気がするんだが
- 92 :
- ――城中
王様「勇者、よくぞ姫を助け出してくれた!心から礼を言うぞ!」
王様「さあ姫よ、わしの隣へ来るのだ!」
姫様「待って下さいませ!私は勇者さまのお供をしとうございます!」
王様「な、何じゃと!?!?そ、それは正気で言っておるのか!?!?」
勇者「王様!姫様を僕に下さい!」
王様「ゆ、勇者っ!?唐突に何を言い出すのだっ!!?」
姫様「勇者さまを愛する私の心……。どうか分かって下さい、お父様っ……///」
王様「……すっかり惚れ込んでしまったようじゃな。……勇者よ、娘をよろしく頼むぞ……」
王様「今日という日をわしは一生忘れないであろう。本当に心から礼を言うぞ!」
王様「……全てが片付いた暁には、姫の婿としてこの国を……ゴホン!」
――
勇者「事のあらましはこうだ!これで分かったか?」
魔王「……まるで説明になっておらんぞ!ええい、もうよい!」
魔王「余を見縊った事を後悔するがいいわ!さあ、来るがよい……!」
- 93 :
- 側近「魔王様、まずはこの私めが相手を……」
魔王「構わぬ、余が直々に相手してくれよう」
勇者「姫様!お下がりになっていて下さい!」
姫様「はい!勇者さまっ!頑張って下さいねっ!」
勇者「待たせたな、覚悟を決めとけよ魔王」
魔王「貴様のような人間の分際でこの余に敵う筈がないわ」クックック
魔王はメラゾーマを唱えた!
魔王は激しい炎を吐いた! 勇者に合わせて150ポイントのダメージ!▽
勇者「くっ!!流石に魔王だ……!そこらの魔物とは桁違いだ……っ!」
魔王「どうした勇者?もう貴様の負けを認めるのかな?」クックック
勇者「何を言うっ!戦いはまだ始まったばかりだぞ……っ!」
勇者「この痛みをそのまま返してやる!俺の渾身の一撃を喰らいやがれっ!」
勇者の攻撃!魔王に40ポイントのダメージ!▽
勇者「なっ、何だとぉ……ッ!?」
魔王「愚かなものよ。どう足掻こうとこの余に勝てる筈が無いわ!」
- 94 :
- 魔王はマヒャドを唱えた!
魔王の痛恨の一撃!合わせて勇者に250ポイントのダメージ!▽
勇者「ぐああああっ……!!」
側近「大口を叩きおって。所詮はこの程度か」
姫様「ゆ、勇者さまっ!!頑張って下さいっ!!」
姫様はベホマを唱えた!勇者のキズが回復した!▽
勇者「す、すいません姫様っ……!」
魔王「……ほう、姫は呪文が使えるのか」
姫様「勇者さまっ!やっぱり私も一緒に戦いますわっ!」
姫様はバイキルトを唱えた!勇者の攻撃力が二倍になった!▽
勇者「よしっ!うおおおおおっ!喰らえ魔王っ!!!」ザシュッ!
勇者の攻撃!魔王に180ポイントのダメージ!▽
魔王「ぐおっ……!!しかし、所詮これしきのキズなど!!」
魔王は瞑想を始めた!魔王のキズがみるみる塞がってゆく!▽
魔王「……無駄とは言わぬが、この程度ではやはり余は倒せぬぞ!」
- 95 :
- 勇者「くそう、化け物め……!これでも喰らえっ!」
勇者はギガデインを唱えた!魔王に250ポイントのダメージ!▽
魔王「ぐおおっ……!おのれ!もはや手加減はせぬ!覚悟せい勇者!」
魔王は凍てつく波動を放った!勇者の全ての特殊効果がかき消された!
魔王はメラゾーマを唱えた! 勇者に150ポイントのダメージ!▽
勇者「ぐおっ……!お、おのれ……!」
姫様「勇者さまっ!今すぐ回復を……!」
魔王はマホトーンを唱えた!姫様の呪文は封じられた!▽
姫様「あっ!そ、そんな……!呪文が……いや……!」
魔王「フフフ……フハハハハ!」
魔王「勇者!これで貴様は終わりだ!」
姫様「嫌ぁーーっ!!勇者さまーーっ!!」
魔王はマヒャドを唱えた!
魔王はメラゾーマを唱えた!合わせて勇者に300ポイントのダメージ!▽
勇者「ぐふっ……!」ドサッ
- 96 :
- 側近「どうやら終わったようですな、魔王様……」
魔王「フフフ……。フハハハハ……!愚かなり勇者よ!!」
魔王「魔族の秘宝『闇の衣』を身に纏いし余に敵う者なぞ存在せぬ!」
魔王「残念だったな勇者よ!初めからこの戦いの勝敗は決しておったのだ!」
勇者「……俺はまだ、終わってない、ぞ……!」スクッ
姫様「ゆ、勇者さま……!!」
勇者の攻撃!魔王はひらりと身をかわした!▽
魔王「……まだそれ程の力があるとは。勇者の称号を持つだけの事はあるな」
魔王「勇者よ、何ゆえもがき生きるのか?滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい!」
魔王はメラゾーマを唱えた!▽
勇者「ぐはあああっ……!!!」
魔王「……勇者よ、冥途の土産に聞かせてやろう。世界の半分とは即ち『闇の世界』だ」
勇者「や、『闇の世界』だと……!?それは……一体、何だ……っ?」
魔王「……貴様のような、余に刃向かう愚かな人間共の流刑地だ」
魔王「落ちたら最期、二度とこの上の世界へは戻っては来れぬ場所でな」
- 97 :
- せやな
- 98 :
- このペースで1000まで引っ張るって…何時になるんだよ?
- 99 :
- _,,....---;;,_
f圭ミtz圭圭ミt、
,ィ=l圭圭チ'"~'''7卦、
,.ィ'ヂ.::::::::::::::::::::::::f圭圭ミt、
lミア :::::::::::::::::::: V圭圭ミム
l7 :::::::::::: }圭圭圭ミl
iリ ヾミ圭圭ミl
li=ニ=-t、 :rzz=ニ= l圭圭ソ、 では、裁きを申し渡す!
リ rtァュ::l ;:'rtョ‐t,,_ノ.:.:l圭アr }
{ 、二. l::ヽ ̄__ノ .:.:!ミl| :) / >>1は市中引き回しの上、磔獄門!
、 ,: }:::ヽ ..::;':|ミl. /
l::. ,.' ` ー'''゙" ヽ.:/::.|iツrツ
! _,,.-_- ..,,_ } l .:.::::/
l ´ゝ二二フ ,' .:;'::::l ゙it、
ヽ ´ ,.:'.ノ.::::;;.:::リ lミlt、
,.イl ヽー--‐__'''" / /三|.: iー―――--::...
-‐,':.|iム ヽ Y:::::/ ,.'=三|.: .:l.::.::.::.::.::.::.',.:.:.:.:.:.:.:.:
/.:.:|ニム ヽ ゙'ー' / ,.'三三|.:.:.:|.::.::.::.::.:.:.:.:.',.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.|三ム, ヽ/ ,.'=三三|.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:
.:.:.:.:.|三ニム ./ ,.'三三三.|.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:
大岡越前守忠相[Oooka-Echizen-no-kami-Tadasuke]
(南町奉行。のち寺社奉行に昇格。1677〜1752年)
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