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2013年02月ラウンジ223: 大江健三郎の新刊『水死』が出るみたいだけどなんかる? (215)
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大江健三郎の新刊『水死』が出るみたいだけどなんかる?
- 1 :2009/12/02 〜 最終レス :2013/01/12
- http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1254931690/
作家の大江健三郎氏(74)が先ごろ台北で講演し、執筆中の最新長編小説『水死』の内容を明らかにした。
「晩年の仕事の中でも最終の小説になるかも知れない」と大江氏。
講談社 12月17日 税込価格:2,100円 ISBN:9784062154604
キタああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!1111!!!!!!!!!1!!
- 2 :
- >小説の背景は第二次世界大戦の後期1945年で、神風特攻隊メンバーとして参加し、九州から
>飛び立って、まっすぐ米国の軍艦へ突撃し、国のために殉死します。
>その父親はそこでふと考えが浮かび、もし飛行機が東へ飛ばせるなら、東京にまで飛んで、
>皇宮の防空壕へ特攻して、天皇をRことができ戦後の日本が変わったかもしれないと考えます。
全開や! 左翼全開やでこれキタ!w
ちなみにこの小説の語り手である長江古儀人とは、大江の後期三部作に登場した主人公である。
「取り替え子」で、親友の死から自分の内面のトラウマに向き合おうとして失敗し、
「憂い顔の童子」では、内面がダメなら社会改革だとばかりに、安保闘争の仲間とスクラムを組むが、
気持ちが奮い立っても体はジジイなので、若者らに蹴散らされ病院送りとなり、
「さようなら、私の本よ!」では、実存もダメ、政治もダメ、ならテロだ!と、謎のテロリストたちの計画に手を貸そうとしたら、
テロられたのは自分の別荘=過去の栄光だった、だからもう田舎に帰って、左翼のための百科事典作るよ・・・という男である。
- 3 :
- 怒らないでマジレスしてほしいんだけど
なんでこんな時間に書き込みできるわけ?
普通の人なら学校や会社があるはずなんだけど
このこと知った親は悲しむぞ?
現実見ようぜ
- 4 :
- 雲行さんはほんま素晴らしいお方やで
- 5 :
- 22 :ウサギ:2009/11/26(木) 01:30:33 ID:1gquO/YO
いち乙。
引っ越しですよ。
前スレに携帯からバコンへの返信を書き込もうと必死になっていたわけだが!
80 :ウサギ帝国 ◆5Bua1T8mx2jo :2009/11/29(日) 01:39:29 ID:???
バコン、おいでよ、疑ったウサギ帝国人を許してくれるなら、オマエはここに来て良いんですよ。
二人が喧嘩するのも自由だから菜。
夕日に照らされた河川敷で、放課後の校舎裏で、時に争い、時に語らい、時に黙り込み、人は解りあって来たのです。
私達はNTではありませヌ、太陽炉もなく刹那もここにはいないのです、ですから、そうやって関わっていくのもありだと
自分は思います。好きなだけ争って良いですよ。無視しあうのもかまいません。
二人を気に入っていますからそれで良いのです。
81 :ウサギ帝国 ◆5Bua1T8mx2jo :2009/11/29(日) 02:01:18 ID:???
疑った直後に如何なものかとは思うのだけれど、前スレにも書いたように、自分は納豆を騙している人がいると
思っているのですよ。スパムメールを改変して送りつけるなんていくらなんでもおかしいのです、でも、頭のおかしな
人ならば他人のメアドからそういうメールを送りつけ騒動が起こるのを愉快に感じる場合があるような気がするのです。
そしてバコンがパスワードを公開していたならそうすることは容易いですよ。
一連の騒動を見てこれでスレが盛り上がったとか気持ち悪いことを考えていそうな予感すらするのでした。
84 :納豆ウマ太郎 ◆UmaUmaRScc :2009/11/29(日) 03:51:56 ID:???
>>81
その可能性もあるだろうね、思いたいように思ってもらって結構ですよ?
でも、R切断画像のフェイクをバコンが作って送ってきたのは事実なんだよね。
俺は普通にキモイって思ってるよ、アレはマジに狂ってるって思った。
君のお友達を否定するようで申し訳ないけどさ。
まあ、それはそれとしてウサギ帝国も結構多忙な人生送ってるんだな、
無理して体調崩さないようにな。
- 6 :
- 122 :名無しさん?:2009/11/30(月) 21:33:54 ID:???
納豆君は何でバコン君を虐めたの?
123 :納豆ウマ太郎 ◆UmaUmaRScc :2009/11/30(月) 21:45:34 ID:RmSwOE+M
過去ログ読めば?
124 :名無しさん?:2009/11/30(月) 21:46:04 ID:???
バコン君は学校にこれなくなっちゃったのよ?
125 :名無しさん?:2009/11/30(月) 21:46:55 ID:???
はーい
学級会はじめまーす
126 :納豆ウマ太郎 ◆UmaUmaRScc :2009/11/30(月) 21:49:48 ID:RmSwOE+M
数年間にわたって陰湿な嫌がらせを受けてたのは俺の方なんだけど?
アレは本当に頭がおかしいと思うよ。
40間近になっても職を転々としてるって辺りもキモイし、
しかも40間近なのに今から漫画家になろうと思ってるところなんかかなりキモイ。
- 7 :
-
127 :納豆ウマ太郎 ◆UmaUmaRScc :2009/11/30(月) 21:54:20 ID:RmSwOE+M
このスレでバコンの悪事を暴露したら他のスレで俺に対する執拗な嫌がらせが
ピタッ!っと止んだからね?
本当に卑怯な人間だと思うよ。
さんざん名無し潜伏でウサギ帝国のことを虐めてたくせにさ、
アレは人間性が腹の底から腐ってるんだと思う。
128 :名無しさん?:2009/11/30(月) 23:04:30 ID:???
バコン君っていう証拠はあるんですかぁ?
129 :名無しさん?:2009/12/01(火) 02:52:32 ID:???
ラフが怪しい
ってウサギがいってた。
モコの●何回も無断使用して謝らない人やし。
- 8 :
- 第二次大戦後期:水死(意訳するとなんでしょうね)
↓
戦後の日本:万延元年(サイレント・クライとはようゆうたもんや)
自分はこの二つを合わせて楽しむ予定です 楽しみですね
- 9 :
- 200 名前:名無しさん?[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 20:59:42 ID:???
バコンのスレでやれよ
201 名前:納豆ウマ太郎 ◆UmaUmaRScc [sage] 投稿日:2009/12/07(月) 21:55:21 ID:???
お願いしますって言ってみ?ん?
202 名前:名無しさん?[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:58:29 ID:???
バーカ
203 名前:納豆ウマ太郎 ◆UmaUmaRScc [sage] 投稿日:2009/12/08(火) 06:26:08 ID:???
はい、反省の色無しね。
とことんまで仕返しするから。
204 名前:ウサギ[] 投稿日:2009/12/08(火) 13:55:59 ID:f3Ahu+5Y
オマエラに訴えたいことがあるのです。けれどPCの前に座っている余裕がなく思い通りにいきませヌ。
オマエラよ
ネットだからといって人を損なうことを継続的に繰り返しても良いと自分は考えていないですよ。オマエラはどうだろう?
日本の文化や社会を成り立たせている空気はネットにも当てはまると思うのです。
このスレの小さなコミュニティが持つ
205 名前:ウサギ[] 投稿日:2009/12/08(火) 14:03:47 ID:f3Ahu+5Y
途中で送信してしまいますた。
キャパシティはウサギ帝国人の力量が全てに近いような気がするわけですが
…
用事が…
ごめんよ。
余裕がないんだよ。
206 名前:納豆ウマ太郎 ◆UmaUmaRScc [sage] 投稿日:2009/12/08(火) 18:15:55 ID:???
ごめんね、君に嫌われてもバコンは徹底的に叩くよ。
三年間に渡って俺の自スレを荒らされたのは許せない。
- 10 :
- 主人公は古義人の父らしいので、復習しておこう。大江作における父。
まず大きく取り扱った作品といえば、「父よ、あなたはどこへ行くのか?」ですね。
それから「みずからわが涙を拭いたまう日」で語り手に美化されまくった父。
前者では、アメリカで見たバスの運転手の彫刻(シーガルですかね?)の、どこまでも届かない後姿のイメージ。
後者では、息子にとって天皇のように巨大な存在として描かれていました。
(そういえば「みずからー」の冒頭で、回転式鼻毛カッターを気狂いに投げつけられる場面、
「いったいおまえはなんだ、なんだ、なんだ!」
「オレは癌だ! 癌だ! 癌だ! ガン細胞そのものがオレなんだ!」
「失礼しました! あなたは気狂いでいらっしゃいますね!」
ここは、水死を含めると4部作となる古義人シリーズの、第3部冒頭でも引用されてたましたね。)
あと取り替え子の大黄を指導していたのも父で。
小さい登場では、雨の木を聴く女たちで、夜更けに大声を上げて死に、母を終生ノーシンと手が切れなくした、というあの父。
それから、自分の母親の葬式で「婆様はいつまでも体が壮健やったから、ああいう惨たらしい最期になった。
死ぬ段になったら、体を弱めておかねばならんなぁ! それではKちゃん、おやすみ!」と酔っ払っていたのは、
「罪の許しの青草」だったかな・・・
・・・今回の小説で、大戦終了前に戦闘機で皇居を爆撃しにいくことを考えるらしいですが、
それはどういうことなのか?
これまでの作品で、父は極右的な存在だったし、新作に直接関連する古義人シリーズでは、
森の奥で道場を主催して、大黄を指導していた・・・
その父親が、なぜ天皇を殺そうと考えたのか?
そして、対談した中国の作家に「ラストで、父親は、戦闘機で皇居にはいかず、
遠い大陸へ飛び去ったのだった、としてもいいかもしれません」と、大陸作家らしい意見を述べられたことに対して、
どういう形で答える結末なのか?
- 11 :
- http://www.amazon.co.jp/dp/4062154609/
書影だそうです。あまりに売れないため、司修に装丁してもらえなくなったんだろうか。
著者名と著書名だけ。「書き下ろし純文学特別作品」はどこに書いてあるんだろう、と探してしまった。
ひょっとして紙箱もついてるんじゃないだろうか? カッコよすぎ。
残念アナベル・リイと比べると気合が違う。純文学丸出しじゃないですか。
まあこれは装丁で、大江の作品内容とは違うわけですがw
あと筒井康隆のブログにちょっとだけ大江登場。
http://shokenro.jp/00000294
それにしてもはじめてみたがこの装丁は何だw 「SF」て。いやそうだけどw
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062759810/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4000013602&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=0V058135MQEPGCKWWKZZ
- 12 :
- >>8
サイレント・クライが英題なんですか? 初耳です。
うーん、なんか違和感が。泣くというイメージが万延とあまり結び付かないような。
- 13 :
- http://changi.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1260350073/
このスレ来て
あのスレの落とし前つけえ
- 14 :
- バコン出て来い
- 15 :
- 期待してしまってるんですけど、どうなんでしょう
- 16 :
- 大江健三郎ってこの人?
http://blog-imgs-17-origin.fc2.com/w/c/m/wcm00/maounko.gif
- 17 :
- >>16
ノーベル賞って意味では繋がりがあるけどなんか違うと思う。
- 18 :
- 本スレきな。
ウサギがバコンを選んだ。
- 19 :
- バコンさん、ちゃんと言われた通りにお膳立てしておきましたから!!
今度ウサギ帝国が来たときに格好良く登場してくださいよっ!!
あ、例のエロゲーの件はちゃんと約束守ってくださいね?
- 20 :
- 中国の原爆症
http://www.youtube.com/watch?v=Rs5sk0jOm88
- 21 :
- 納豆ってまだやってんだな。アホだなこいつw
- 22 :
- 大江健三郎って読んだことないや
- 23 :
- 水死はバフォメットみたいに全体が謎になるように書くべきであった
- 24 :
- つまらん
p134で終了
大江のものは今後一切目にしない
読売のコラムもな
- 25 :
- 水死
http://img.gazo-ch.net/bbs/7/img/200909/457478.jpg
- 26 :
- 結構面白いです スルメみたいにかじりましょう
- 27 :
- ttp://d.hatena.ne.jp/furuyatoshihiro/
- 28 :
- ひょっとしたら傑作かもしれませんね
- 29 :
- ttp://seibun.nosv.org/omoshiro/img/250_ef53028528873a753292477a42e5d389.jpg
- 30 :
- どなたか斉藤美奈子さんの書評をうpしていただけませんか
概要でもいいです
- 31 :
- 同時代ゲームのときも女性の描写にひいたけど・・・
産む性・ヤル性・その他しかないのか
- 32 :
- 結構面白かったとです
- 33 :
- 女の苦労はRとは限らない
- 34 :
- 女性の描写はおくとして、
チェンジリングと並ぶ後期ベストじゃない?この本
絶望的なラストの中にも青春と若さの片鱗が
息子との関係が話の重心で、ヒロインはアサさんですね
ウナイコはなんというか・・・教科書の黒塗り対象
ある意味純文にはなかったトンデモキャラを書こうとした?
リッチャンは一人ほしい
- 35 :
- 大黄さんって10代の真夜中の不吉なホモファシズムにかかわってたウルトラナショナリスト?
―の名前が下剤って・・・
立ったままっていうのは孤独を意味するんでしょうか
山が神の不在を意味する雨で満たされ葉叢に顔を突っ込んでというのは
何かを除きみるようでもありますけどね
万延、同時代とかの<歴史>小説をアナーキーな童話調で書いたと言えるんじゃないでしょうか
同時代の妹は飯島愛を連想できたが、ウナイコは昔話にでてくる人獣合体生物を連想してしまう
アサさんがすてき
- 36 :
- 鵜ナイ子は良く言えばアサさんのミリアム、ひどく言えば河童かなんか
- 37 :
- 自分の感想はこれに近い
ttp://blog.livedoor.jp/henry_mania/archives/1224698.html
- 38 :
- 黒幕はアサ・・閑散としてるなここ
- 39 :
- 次回作は深くて暗いニッポン人のこころが主人公になると予想します
- 40 :
- 第一章 歴史を通じてのナラティブの機能
- 41 :
- 強姦「致傷」の時効って10年じゃなかった?
芝居する暇あったら証拠あるんだからRしろっての
2度目もさっさと警察呼べっての あほすぎる
- 42 :
- 男性問題を女性問題にすり替え、アメリカ問題(インディアン虐殺してつくった血の国なのに、自称自由の国とかほざく)を日本に押し付け、
壊れていく男どもだろうが、アメリカだろうが
「それなら殉死でもしたらよかろう」というほかない さすが千樫
- 43 :
- もとはといえばアメリカが自己反省すべきでしょ
そしたらこんどは俺たちはヨーロッパのあぶれものだ、イギリスが悪い
ってことになり、無限遡行w
そういやこんなんあったな
ttp://www.youtube.com/watch?v=KjSmr7vXUgQ
- 44 :
- やられ女の反乱じゃなくて、やる男のレントゲンが問題なのに
- 45 :
- リッチャンしっかりしてるっていう設定だけど、本当にそうなら
変な芝居やるまえにウナイコに付き添ってRさせるとおもう
Rが先じゃないと名誉毀損でもめるのなんか分かりきってるじゃない
唯一リアルなのは小河のおばさんだったりして
若い女でも、こういうのいますよ
内部がどういう配線になってるのか昔から気になっている
しかも案外こういう女が学生時代フェミにかぶれてたりするのだw
- 46 :
- 小河のおばさんが世の大半なのが現実でしょう。年齢関係なくね。
- 47 :
- 死後の評価ってあがるんかな、さがるんかな
自分はさがるとおもう
- 48 :
- 最後の純文学作家
- 49 :
- 生前すでにトップ級の評価を受けてるのにこれ以上どう上がるというんだ。
死んだら一般に読まれなくなる作家なのは間違いないが、
文学を読む人にとって無視できないアーカイブであるのは間違いないだろ。
やっとで読了。
イーヨーとの和解が果たされてからの文体がなんかヤバイな。抜け殻だ。
締め切りに間に合わなかったのか?、と疑ってしまうほどだが、しかしこれは大江の小説なんだぞ、と・・・
古義人はロクに喋らなくなるし、女たちや大黄が勝手に話すのを聞くだけ。
その話も、中期の大江なら滑稽さを含んだナラティブで読ませたはずなのに、
事務手続きみたいに一方的な体裁をとっている。
「宇宙大のレインツリー」で、ボルヘスに会ったがあの老大家はもう他人への興味を無くしていた、と書いてたのを思い出したわ。
これもそういう人が書いたような文体だな、と。人物としての古義人が印象を残したのは、桂の質問攻めにあった場面が最後だった。
水死小説が中断されたあとの、長江と穴井マサオの関係は結構好きだったんだけど・・・
- 50 :
- 長江後退のあと、小説には、女たちと、大黄のことだけが残る。
まず女たちは、女同士で励まし合い過ぎだろw ウナイコもリッチャンも、アサも真木も。
運動を盛り上げていく時にそれは良い側面も持つが、政治的に戦う段になれば、
自分たちの力を見定めることができず、結局戦いは展望を欠いた無謀なものになるしかない。
しかもそういう力を合わせて取り組むのが、「死んだ犬を投げる」演劇の偽装民主主義。オイオイ。
もし小説に小河が登場せず、四国での「死んだ犬を投げる」芝居が成功していれば、
いずれは靖国神社でそれを演じようと目論み、「スケ&カク」がただ面白がって加担する、
というところまでエスカレートしていったんじゃないか? 穴井マサオや桂の助言に耳を貸さずに。
- 51 :
- 大黄は、ウルトラナショナリズムに心酔していた大江少年の分身=コギーなんだろう。
それを持って進駐軍に特攻すれば、右翼にとってのヒーローになれたかもしてないピストルで、
戦後民主主義の化身・小河を撃った。
しかしすでに事は済んでいて、いまさら大黄は女たちのヒーローにもなれない。
銃口の狙いがよく定まったことで、先生の物の怪を引き継ぐ覚悟をした、という過去との和解だけだった。
そして一番弟子として、先生の背中を追って終わり。
結びの文の「だけ」という言い方は、自分の木を持たない大黄に、生まれ直しはないということだろう。
そして小説が終わったあとの長江は、いや大江には、新聞のコラムで「自分は戦後民主主義者として生き、
戦後民主主義者として死ぬ。それだけの人間です。」と書くわけだが、そう言い切る大江は、いや長江は、
小説内に影も見えない・・・。ちなみに次回作は光の伝記を予定してるそーですよ。
- 52 :
- >>31
同時代ゲームはたしかにそういう感じでしたねえ。でもその次の「雨の木を聴く女たち」から、
男たちの関係を恢復させる、という働きも出てきましたよ。斎木やKとのホモソーシャルな関係を
夢見る高安カッチャンが、その触媒として連れてきた富豪の令嬢や、ペニーという人物として。
その主題は引き継がれていて、今作では長江と光の関係恢復に、千樫、アサ、ウナイコ、リッチャン、
真木が尽力したところに現れていますね。
ただ、これまでの小説は、結局男の語り手が中心だったので、女たちが優位に立つところまで
描かれたことがなかった。今回は、優位に立つ。しかしそれを引っ張るウナイコのカリスマ?は、
じつは男へのメクラ滅法な復讐だった。ゆえにウナイコは、小河と無条件で対等に渡り合おうとするわけだが、
それがああいう結果を生む。
>>35
立ったままというのは、大江にとってもう水死する人も姿勢としてそれしか残されてないからじゃないかな。
「洪水はわが魂に及び」で大木勇魚は、椅子に座ってすべてよし!を叫んで死亡。
「懐かしい年への手紙」でギー兄さんは、人造湖の水面に浮かんだ。
座っちゃダメ、浮かんでもダメ、となったらあとはもう立つしかないw
まさか逆立ちはできないだろう、それは中期初頭の想像力だ。
- 53 :
- >>45
リッチャンと小河Rの対比は、いい線ついてると思う。
まずリッチャンがしっかりしてるといわれる設定は、実はウナイコやアサからの、
信頼の言葉を通じて浮かび上がった設定であることに注意。
長江の女たちに対する信頼も、主に光を庇護する側面への評価だったことも。
つまり、リッチャンしっかりしてるという設定は、誰かを庇護する側面での設定であって、
ウナイコのカリスマ?の下部構造を担う、という政治的な側面の堅実さはどこにも書かれてない。
その点、小河おばさんも実は小河を庇護している。ウナイコと向かい合っての前哨戦は、まさにそういう場面。
まず出向いて、小河の下部構造として政治的な要求をはっきりと伝える。ただ立場は、実務者レベルなので決定権は無く、
自分で駆け引きをすることはしない。役割を果たせばとっとと退いて、政治的決着は大将に任せる。
こういう戦略をリッチャンは持っていない。
リッチャンは「何があってもついていく」という究極のイエスマン。いやイエスマンという言葉の服従するニュアンスが、
リッチャンには見られないから、精神分析でいうところのウナイコへの転移か?
>>29
大黄w いやむしろコギーw
- 54 :
- ものすごく後味が悪い こうだという単一の感想を言えない作品
読者に投げつけられた死んだ犬がこの本ですか
デビュー作が犬殺しの話だったけどなんか関係あるのだろうか
自分、次回作はアグイーの炸裂版を想像してた
2度目のR?って描写ないから不気味
「あんなことをされた」って具体的に何?
- 55 :
- 実際の性被害者なんてもっともっともーーーっと悲惨なんだよ
- 56 :
- でも、二度目はウナイコの方も悪いよね
というか最終章の文体がもうアレなもんだから、
二度目Rの細部なんてまったく気にならなかったんですが
- 57 :
- 女が悪い、女に隙があった、女に落ち度が、っていう書き方ですよね、あからさまに
現実にはあそこまで隙だらけの女はいないわけですが
なんであそこまで「悪意」たっぷりなんでしょうね しかもリッチャンは何してんだか
単に老人が「政治性のあるエロ本書きたかった」としか思えない
- 58 :
- 834 :吾輩は名無しである:2010/02/08(月) 18:22:21
大江健三郎の小説からは
どRの女性蔑視とお花畑の女性崇拝の両方を感じる
- 59 :
- なんんだかんだで次回作が楽しみです
「やられ女(暗に日本)の反乱じゃなくて、やる男(暗にアメリカ)のレントゲンが問題」には同意
- 60 :
- わたしがリッチャンならウナイコにRさせ(なんせ物証がある)
示談は拒否 小河が黒だという事実を公的にとったあと、芝居のネタにする
当然でしょ
一見ウナイコがつっこみどころ多そうに見えるけど、
今はリッチャンのほうがみてるとイライラする
とにかく女の描写に関して色々とありえないことが多すぎる
最悪二度目の小河の襲撃、名誉毀損の脅しは「公務員のやったことなら事実であれば公表しても名誉毀損にはならない」
という法的事実を突きつける 馬鹿すぎて洒落にならない それとも女はそこまでモノを知らないと
作者は思ってらっしゃるのだろうか
- 61 :
- 自分なら直接対決なんかしない あいだに弁護士いれる
つーか、ふつうの女ならはじめに触ってきたあたりで暴れる
- 62 :
- 島崎藤村のアンクルファッカー事件の現代版を書きたかったのでは
- 63 :
- 通読したのは一回だけど、思い出せば思い出すほどおもしろいね
あるシーンのことを思い出してると、ここはあそこと脈絡があって、となるとそこにも繋がって・・・と、
あれよあれよという間に小説の巨大さが立ち上がってくるようで、もうたまらんはコレ。傑作。
>現実にはあそこまで隙だらけの女はいないわけですが
>なんであそこまで「悪意」たっぷりなんでしょうね
疑問を抱くほど不可解なのは、あそこで問題なのはウナイコの貞操や護身ではなく、
別の何かである、ということを暗示させるためでしょう
だからこそあんなにも不可解にしておいたんだとおもう
それにしても長江の寝てましたという逃げは笑えるw
- 64 :
- その「別の何か」に切り込んだ書評はまだないですね
ひさびさに作家に手の上で転がされる楽しみは味わえた
東や平野にはいなくなってほしいので、頑張って欲しいとは常に思ってる
- 65 :
- 平野ってダメなの?
今度ドーンを読んでみようかと思ってるんだけど
- 66 :
- 自分ならラシュディ読むわ
791 :吾輩は名無しである:2010/02/02(火) 11:05:04
信号機にたとえるとw
青 オーケン
−−−−−−−(ここから下はラノベかファンタジーノベル)−−−−−−
黄 ムラカミ
赤 H野
792 :吾輩は名無しである:2010/02/02(火) 11:37:10
こんなもんか
戦後 オーケン 作家
団塊 橋本治 職人・古文教師
ポスト団塊 ハルキ ハーレクイン
団塊ジュニア H野 ファンタジー
793 :吾輩は名無しである:2010/02/02(火) 11:39:46
ハーレクインとファンタジーの下が気になる
794 :吾輩は名無しである:2010/02/02(火) 20:50:26
舞城 ラノベじゃね?
- 67 :
- 大黄さんは朝鮮人だから、もし本気でナショナリズムをやっていたら、
ことの成り行きとしていずれ運動から排除される未来があるわけだよね
取り替え子では、そこらへんのネジレが余計に不気味だったわけだけど、
水死ではそういった不気味さは消えてたなあ
「スッポンの王」には触れたのに、「痛風」のことは完全カットだったし
- 68 :
- アサ「間違えた」
長江「寝過ごした」
この兄妹は・・・w
- 69 :
- うーん、読んでないけれども、レスを読ませてもらったけれども
そこから受ける感想として、あくまでも大江健三郎は「ふてくされる」ということ
だろうか?
町田康が「困りのなかを進む」という批評を書いているみたいだけれど、読んでないけど
これはいかにも、文壇の政治家の気持ちを大江に評価されたことがある大江傘下の一人として
書いたものなんじゃないのか?
- 70 :
- どこかヘーゲルっぽくなかった?
- 71 :
- >69
だって衰退ジャンルにおける最後の大作家だもん
そんな立場やだ 自分なら鬱になる
>70
そもそもダンテもジョイスもお好きみたいだし
でも「寝てました」 悪魔の関節外しw脱ハーモ二ーw
430ページ以降は全部夢とか
自分は円盤ネタが面白かった
次回作は荒地withあかりさんを予想
- 72 :
- 黒幕はアサさんじゃなくて円盤w
- 73 :
- >61
小河は弁護士つけてましたよね 普通そうでしょう
当事者同士の話し合いは無意味なので普通は弁護士同士の闘いになるはず
でも弁護士いたのに監禁とか、公務員の癖に名誉毀損主張とかって
・・・女の描写もそうだけど、無理がありまくりMax
なんかシュールな作品に思えてきた
小河と小河のRだけリアルw
既得権益に守られて面の皮と財布が分厚く、そのくせ若い女と好色というパイプで
繋がっていようとする気の小さい男
超都合の良い存在になることでしか男を引き止めておくことができない女
ファザーファッカーの場末母と違って、無駄で半端な学がありそうなので余計タチが悪い
- 74 :
- 円盤って、ピンチランナー調書に出てきたあの円盤のこと?
水死に円盤出てきたっけ?
- 75 :
- 円盤って既出だったの 水死には60度に割った円盤がでてきた
水死読んで不快感おぼえる男性は多いのかな
女の自己主張は男の欲望を白けさせるものでしかない
って言うんならラブドールと暮らしたらいいのに
- 76 :
- 60度の円盤だったらピンチランナーのヤツとは違うな
そういえばあったような
どこらへんだろう、と考えて気付いたのは、
大江の文体って単語一つを出されてもどこに出てきたか思い出しにくいんだよな
何章に出てきたかわかる?
欲望を白けさせるか、反対に欲望に火をつける場合もあるんじゃない? つまり征服欲だけど
ウナイコに対して欲望を抱く男としては、小河と桂が登場するわけだけど、実は桂もヤバそうなこと言ってるからなあw
393p、394pで、通りすがりに「大泣き子」を抱きとめた男について触れて、それがなにかの運動の創始者ではないか、
しかもなにかプラスの前兆ではないか、と見ようとしてる
これってつまり、大泣き子と絶望した若い母親は、母子用ブートキャンプみたいなものを作って救え、という希望でしょ?
そりゃ無視するよか良いかもしれんが完全にパターナリズムだよね
リッチャンは気付かなかったようだけど、ウナイコが声を変えたのはそこを警戒してのことでしょう
しかも、そもそも希望としてはハードルが高すぎるんじゃないか?w それこそお花畑のような有害な空想?
小河のRには、女の意思を潰して良い、という悪意があったけど、
桂の理論には、女の意思を認めようとしない、空想的な善意しかないんじゃないか?
- 77 :
- フェミっぽい話しても意味ないとまでは言わないけど、
肝心なとこは切れないと思う
次回作はアカリ探偵in荒地を予想
- 78 :
- >76
大眩暈の章です
p.146
話の流れは
ウグイの美しい描写→謎のw円盤→ベトとモツの交差点についての話→アカリさんの泣き声
小説で一番印象に残ったのはアカリさんがウーウーと泣くとこだった
silent cry
- 79 :
- 見つかりました
たしかにコレは謎だわ
- 80 :
- >76
その辺読んでみました
娘の味方をしない毒母(男=制度に対しては被害者?でもある)の話
もちゃんと書かれてたんですね・・・
- 81 :
- フェミ一辺倒でもしょうがないけど「肝心なところ」ってのはイマイチよく解らんな
- 82 :
- ああそうか肝心なところって、なぜウナイコは、ああいう想像力の持ち主である桂と付き合っているのか? というところかな
- 83 :
- >81
水死−フェミ=何が残る?アカリさんのsilent cry?
>82
金づるw
長いけど、K550の解説面白かった
この交響曲は、モーツァルトのことのほか表現的な作品として、
古来注目を集めてきた。
彼の交響曲中でもわずか2曲という短調作品であること、
その調が「陰鬱で悲劇的な諸契機」(W・リューティ)を
描くためにモーツァルトの好んだト短調であること、
しかも最後までそこからの解放が行われないことが、
すでにこの作品の常ならぬ性格を示すに十分であろう。
A・ホイスは、ここに吹き荒れるパトスの嵐を、
〈デモーニッシュ〉という形容詞でとらえようとしたし、
H・アーベルトは、モーツァルトの本性にひそむ
〈宿命論的ペシミズム〉の表現をそこに認めようとした。
- 84 :
- とはいえ、モーツァルトはそこに、〈叫び〉を求めたのではなかった。
モーツァルトは、「最も苦悩に満ちた音程」(A・ホイス)とされる短二度を、
基本動機として全曲にわたって使用し、これに派生する半音階的な旋律と和声に、
重要な機能を与えた。そして、バッハ体験以来はぐくみ続けてきたポリフォニー技法を
かつてない集中度で利用して、作品に、バロックの教会様式をすら思わせる、
きびしい線的性格を打ち出している。
- 85 :
- フェミなんて現実には糞だし、そもそもフェミ話?ならば橋本治の記述がよくかけていると思う
フェミ=プチブルお嬢のアテクシ話(小河奥?)=実際にそれを欲している階級の女(高卒とかボッシーとか)にはなんの役にも立たない
やつら(小河奥?)階層の相続のうえにあぐらをかいてるだけなのに、
自分が、自分の能力が優秀なのだと錯覚し(なんか平和だな)、弱者女性なんて眼中にないよー
ようはあの小説はフェミ小説ではない、と
- 86 :
- 女性連合軍って有害ではないけど、確実にお花畑妄想だと思う
女性同士の階層格差(親の最終学歴と実家の資産でなかば自動的に決まる)の問題が
すっぽり抜けてる気がするんだよな・・・
女女格差は背景格差(親の地位)をそのまま反映してる
世代間格差は実際それほど、精神的には深刻でない 階級格差の溝は大きい
あと外見格差によるつまらない嫉妬もある
なぜ制度を変えようとしない?はその通りなんだけど、制度変える権限に近づくはずの
上のw階層の女は実際には枕wやったりアテクシ病wに陥ってることが少なくない
高学歴女性(小河奥)は一般的に弱者女性(ウナイコ)に冷たいと思う・・って
これも考えようによっては小説内にすでに記述されているのか
- 87 :
- 小河奥=枕に励んでアカポスゲットしようとする女子院生みたい
尽くす相手を間違えてるんじゃないか?という突っ込みは彼女の脳内にはない
- 88 :
- ウナイコ=有色人種、女、実家が裕福でない、低学歴、R被害者、非正規雇用
6重苦w
- 89 :
- >>84
大江健三郎の苦悩の音程というのは、苦悩などというものはなく
謀略の痕跡としての
ただの忌々しさの連続なんじゃないのか?
- 90 :
- >>89
世界から迫害されてるマイノリティってやつ?
- 91 :
- アメリカの文豪みたいに本のCMをYou Tubeでやったらいいのに
案外純文に飢えてる若者が釣れるかも
- 92 :
- いくつかの時代精神の旋律が混ざらないまま織り込まれていると思うのですが、
そのような視点から読み込んだ方はいらっしゃいますか
アナーキーな歴史小説とみることも可能かと・・・円盤は確かに角度が謎ですw
- 93 :
- リッチャンと千樫さんに立場的な類似性を感じないでもない
いわゆる困った人(鬱塊とか痛い30代おばさんとか)と現実とのアイダの庇護的媒介者
リッチャンのほうはそんなしっかりしてないけど
ウナイコはアサの送り込んだ痛い刺客
ウルトラ軍国主義 ギシギシ
↓撃つ ムカムカしたから
戦後民主主義右派 小河s ――――――――――――
↓R堕胎 ムラムラしたから
戦後民主主義左派 作者(鬱)と女連合軍?、困ったさん
アナーキー 円盤
*これらが漱石のこころとどう重なるのか?
- 94 :
- 日本近代精神史のスクランブル交差点
- 95 :
- 円盤の60度だけど、天井や本棚の縁のラインが60度で交差してるように見えることを指してるのかね
- 96 :
- まああそこはわざとわからない書き方をすることで不条理感を出してる気はする
- 97 :
- 千樫さんの入院の世話は妹に押し付け、自分と息子の関係の恢復(*原因自分)はウとリにまかせ、
女の苦労といえばRしか思いつかない? このへんはカチンとくる
- 98 :
- >77
次回作は私立探偵アカリさんin天国変を予想
- 99 :
- >>60 >>73
これはSF青春小説なんで許してやってくださいw
>>82
男の趣味が悪いとうよりあれは京都学派、思想のドゥラマトゥルギー
エリオットはともかく、こころや金枝篇とどうつながるのかがわからないです
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