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篆刻スレッド


1 :03/01/10 〜 最終レス :2013/01/10
篆刻の話しよ。

2 :
江戸中期に印聖とよばれた高芙蓉の印は、
ゆらゆらしてる感じが好きだな。
いわゆる「いま風」ではないが。

3 :
お勧めの印材は?

4 :
芙蓉先生バカにする人多いけど、あの印風忘れちゃいかんと思うよ。
河井センロも法要やってたし。。
ケバケバの今風もいいけど、何気ない奥深さが篆刻の丹髄だよなぁ。

5 :
>>展覧会作品の場合はやっぱり青田。実用の依頼印は寿山がよろしい
かと。

6 :
やっぱ、中国古印が原点だから眺めないとね。
高芙蓉の文字のゆらぎは一見弱そうでいて強い。
よく古印を見て、消化しきっていると思う。
昔、高価だった戦国・漢の印も、なんとか手の届く値段に
なってるから、印影もいいけど、本格的に研究するなら
現物を手許に置いてみたほうがいいと思うな。

7 :
うんうん!その辺が篆刻の貴族趣味的要素の否めぬところだよね。
原印手元に置けなくても折々に印面の観察はやる必要あるよね。
河井先生は古璽なら古璽、漢印なら漢印、隋唐印なら隋唐印の印面
通りに刻すべし、と教えたらしい(深さも刻稜の角度も)。彼の
印面見るとお見事に古典に忠実なのね。漏れはお恥ずかしながら
大したものは持たぬが、機会がある時は穴があくほど見るよ。

8 :
話がそれるが出光に海屋の印だけ20点以上展示されていた。
作品はゼロなのに。
印がそれほど価値があるとは初めて知った。

9 :
篆刻スレッドマンセーあげ

10 :
あ、書道スレの海屋さんね。ようこそ!
ひょっとしたら海屋の印は名人の作かも。。
濱田蔵六あたりの印もあるかもね。

11 :
海屋の印見てみたいな。10数年前までは東京にいたが、いまは札幌。
博物館に見たい展示も少なくていかん。その点、東京はいい。
札幌でびっくりしたのは、高芙蓉の二顆対印を小さな骨董店で掘り出したこと。
江戸期の箱に、蓋裏に小曾根乾堂の旧蔵を示す識語と印まであるのに、
高芙蓉を知らぬ骨董屋から破格値で購入できた。

12 :
俺様には不向きなスレだな、ぼそっ。

13 :
ヤフオクの印款、「甲寅春主二日銭泣醒心子周芬篆」とあったが「銭泣」
じゃなく「銭江」だねぃ。センキュー。

14 :
>>11
典型的な掘り出し物だなぁ。小曾根乾堂の識語ってどんなの?
対印もろともすげ―見たい!

15 :
>>10
ほうほう、それは興味深いです。
濱田蔵六とはすごい人なんですか?

16 :
>>15
江戸期より明治期に至るまで篆刻の名家。濱田蔵六と言う名は世襲ね。
初世蔵六は高芙蓉より輩出、五世まで続いた。五世の弟子が石井雙石。
ちなみに蔵六とは「亀」のこと。伝家の印が銅印亀鈕。

17 :
うひゃちがうちがう、濱田じゃなく、濱村ね。濱村蔵六です。

18 :
>>16
くわっ! 奥がふかいんですねえ・・・
これまで書しかみてこなかったけど印も注意して見るようにします。
ありがと!

19 :
家家。

20 :
高芙蓉の印、ご参考になれば幸甚。
http://jp.y42.briefcase.yahoo.co.jp/bc/zmua/lst?
芙蓉石のような石質だが、南宋時代の青磁のような不思議な石。
「刀声亦爽快矣」と刻しているので、彫りごこちが良かったのであろう。

21 :
↑上のアドレスは、コピーしてペーストすると
うまく見れるようです。

22 :
>>21
みれました! すごいですね、これはもしかして美術館級のものではないですか・・・
できれば興味のある書家を教えてください。1さんもお願いします。

23 :
>>22
渋いところで中村不折。
六朝書体を自在にこなしているところにしびれる。
数を書いたので骨董価値としてはいまひとつらしいが、
文字は一級と思う。

24 :
なぜかしらぬが・・ヤフー登録できーん!早く見た―い!
刀声も亦、爽快たりってか!きょうはあきらめよ。。
>>22さん
近人では王文治、呉譲之、趙之謙、呉昌碩。大いに偏っとります。
日本では宮島詠士、中林梧竹、書道博物館な時は不折が好きになります。
匂いが好きなのは西川寧。久月総本店の筆力は凄いぞ豊道春海!といったところです。
うっ、鯖重い。会津八一もちょっと好き。。なんて節操のない・・

25 :
>>20
芙蓉刻印、見れました!見事なものです!!

26 :
【ネットボランティア】余ったCPUを・・・
 cell computingとは、ブロードバンドに接続された家庭内や
企業内のPCの余剰CPUパワーを統合し、
仮想的なスーパーコンピュータとしての利用を実現する
技術を用いたSI、ネットワークサービスです。
 バイオ、物理計算、設計、金融工学、CGレンダリングなどの
分野のお客様へ、安価に仮想スーパーコンピュータパワーを
提供することを目的としております。
 なお、将来的には収益にあわせてCPUパワーを提供してくださる
参加者へポイントシステムやデジタルコンテンツによる
利益還元を考えております。
http://www2.cellcomputing.jp/
2ちゃんねるのチーム作ってみました。【[お前らのPCで挑戦しる]】
http://members.cellcomputing.jp/services/teams/team.htm?id=ABBE425B-CE11-4DA4-8591-C68DF67DA41A

27 :
>>25
お褒めの言葉、恐縮です。
たまに古印探しにうろついていますが、このほかは
岡村梅軒刻の鶏血対印を5年前に見つけたのが最後。
このところは空振りばかり・・

28 :


29 :
長くてウゼェので、これにします。

30 :
>>27
物は常に好む所に聚まると申しますが、文物は人を選びますね。
しかも非常にワガママで持ち主に対し「大切にしてくれ、可愛がってくれ、
でもたまには多くの人に愛されたい・・」と要求する。この最後の声を聞き分ける
者は稀です。(多くの文物たちが美術館に行きたがる気持ちがよく解ります)
その点、さすが印聖高芙蓉の娘、嫁ぎ先をしっかりと選んだなと感じました。
羨ましい以上に嬉く思いました。嫁ぎ先間違えて悲惨な目に遭った文物たちは、
いやと言うほど見て来ましたから・・。心より感服致しました。
(この娘は美術館に嫁ぐよりも、あなたを選んだのですよ・・きっと)


31 :
KOTE/1 さん
ありがとうございます。
私にとっては分不相応のものですが、大事にしたいと思っています。
札幌に移り、机上を文人趣味風の揃えたいと思っていましたところ
2年ほどの間に、筆筒、墨床、水滴、硯屏など、奇跡的と思えるほど
明から清の小物が次々と入手できました。
あとは机上に飾る印石があれば・・
と思っていたときの入手でしたので夢かと思えるほどでした。
不思議なこともあるものですね。

32 :
まったく・・。まるで嫁入り道具のような・・。彼女は望んでいたんでしょうね。
自分は文人趣味の真中に居たいとね。
よいものを拝見致しました。これだけでもスレ立てた甲斐があった・・
彼女とご主人へ。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/4588/sound/tasogaremp3.html

33 :
美しい調べにうっとりでした。

34 :
みゃ〜こんばんは 吾が家は湾岸道路の辺りにあり。 田んぼの辺りが本家ですが。
小生には高芙蓉の画像は見られません。残念!
zmuaさん 万馬券当たったようなもので 奇跡的に何かが手に入ると病みつき
になりますよね。またそんな奇跡に出会えないかと・・。
小さくて美しいものは小生も大好き。でも何でもかんでもほしくなるので
最近は目標を決めてるのですよ。水滴なら艪金←あら 変換出たけどこれで
いいのか?矢印戻る ロキン釉を求めるようにしてます。出物があったらよろしくです。
篆刻には小さい水滴 水池(スイウ・・が出ない)は必需品、かわるがわる
机上に置くと楽しいよ。

35 :
湾岸堂さんこんばんは。 yahooで登録しないと見られんようです。
すみません。
何でもほしくなるのは私も同じです。
水滴も集めたらキリがなくなりそうですので、使い込まれて傷だらけの
李朝角型と、球形の影青を特に愛用してます。

36 :
>湾岸堂さ〜ん!はじめまして。(どこかで会ったような気がするが・・)
ロキン釉ってな〜に?
「スイウ」は水盂だねぃ。
>zmuaさん。
私の場合は文物が居候しにきますね。ちょっと遊びに来るだけ。
でも最近、見入られたように買ってしまった硯がございます。
10×10cmの緑端渓の古硯。その飾らない姿と色合いに一目惚れしました。
裏面に漢隷調の刻文があり、刀法も文章も気に入りました。
『陰山潜璞君子之徳 吾其徴之侯于即墨 懐民銘於十二硯齋』
 陰山の潜璞は君子の徳 吾其の之を徴して即墨に侯とす
 懐民 十二硯齋に銘す
そのうち時間が出来たらゆっくり出典を調べようと思います。
さて。zmuaさんは篆刻なさいますか?


37 :
「見入られる」は「魅入られる」だね。キーボードは恐ろしい。。

38 :
印刀で使う砥石ってなにがよいのでしょう?

39 :
はい。やっぱり天然砥がいいのですが、なかなか手に入りません。
人工のものでも十分使えます。ちなみに私は人工の中砥と仕上げ砥
(s-8000)を使い、ミラー仕上げにしております。(仕上げ砥の
使用不使用、あるいは番手は<刻>の好みの問題です)
機会があれば天然砥をお求めください。仕上げ砥は出来れば<からす>
とか<梨地>と言われるものが良いのですが、大ぶりの物はびっくりする
ほど値が張ります。砥石屋さんで「こっぱ」(かけら)を出してもらって
ください。(以前、神保町三省堂の大通りの並びにある金物屋で見かけましたね。
今はちょっと判りませんが・・)
印刀は前後に研がずに横研ぎにすること。前後に研ぐと不自然なアールがついて
しまいます。印刀は研ぎ方の巧拙で全く違った代物になりますよ。

40 :
ちなみに自慢するわけじゃありませんが、私は印影を見た時、その印刀の研ぎの角度、
アールの具合、および研ぎの巧拙はだいたい解ります。そのくらいに<研ぎ方>
は印影にもろに出てしまいます。

41 :
たまに彫りますが、自分のイメージから10%ほどの
ものに仕上がればよいほうですね。
思うようにならないところを生かしながら
楽しんでおります。
硯の話ですが、私も飾り気のない硯のほうが好きですね。
板硯やまったく飾りのない硯のみ所持しています。
KOTEさんの緑端、大きさも掌サイズでよいですね。

42 :
>>39-40
ありがとうございます。探しに出かけてきます。
ちなみに、今のところ、包丁で使っている砥石なのですが、真中がえぐれてきたので
買い換えたいところです。
オイルストーンなんかはどうなんでしょう?

43 :
>>zmuaさん
楽しむのが一番ですね。以前ある書道団体の方と話した折、書壇のあり方について
一昔前の共産の闘士よろしくガンガンまくし立てられたので、スッカリやになって
しまい、「まず書そのものを楽しめないとねぇ」と言ったところ、「楽しければ
それでいいのか!!」と返されたのでカチンときましてね、「楽しくなくちゃだめだ!」
といいましたら黙ってしまいました。。つまらぬ話ですが・・。
板硯、ほしいですね。印石の拓款用の小振りの物がほしい。。硯の骨頂は板硯であると
思います、個人的に。硯材そのもので勝負ですからね。真金不鍍・・飾らないのがいい。
>>42
真中がえぐれたときは<なぐら>(合わせ砥)を当てて平らにすれば再生します。
私は『刃物の木屋』で作っている<水平君>を使っています(なまえはダサいが
品物はよいでつ)。砥石は全面平均に使い、使用後はその都度<なぐら>を当てて
砥面を整えておいてね。

44 :
レス忘れ・・
オイルストーンは使ったことがありません。どーでしょう?

45 :
『刃物の木屋』はこちら。
http://www.kiya-hamono.co.jp/

46 :
>>24
謙慎系だね。なんとなく。

47 :
>>46
そだね。謙慎系、好きですね。と言うよりも清朝の耽美チックが
たまたま謙慎にリンクしてるから。篆刻はやはり乾嘉以降だから、
書の方も引きずられててね、好みが。

48 :
篆刻スレッド。
いつか出来ると思ったが遂にできたか。
読売の篆刻も何か1会派の展覧会と化してるような。
日展もその気配が・・・・
みんなどう思ってるの?
49 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

50 :
>>48
読売、日展、共に1会派に牛耳られております。
ちなみに去年の日展の特選作、みてみ〜。唖然としましたね、私は。
これについて解説できる人、書きこみキボン。

51 :
去年の日展行けなかった。
どうせろくなもんではない。
篆刻、書、全体的にいかがなもんでした?
脱線するけど教えてください!



52 :
まあ、相変わらず、といったところでしたね。ただし、書においては
日展野党の新入選がやたらに多かった。これは或る日展主力団体が、或る
日展野党を潰しにかかっている、との声も聞かれましたね。或る日展
野党団体の大御所(会友特選獲得者)が落選したとの噂も聞きました。
(この三つの「或る」は具体的には書けません、ご容赦を)


53 :
あ〜それ知ってる!
一昨年の特選候補も落選したらしい。
そして、そのかわりに一昨年の
特選受賞者のお弟子が入選してる。
わかりやすい結末ですな!

54 :
>>53
ほんとにわかりやすい。或る意味、日展は透明ですな。
日展トトカルチョは成立せんよ。

55 :
うわさによれば、ある会派の師匠
落選させて、その師匠の弟子を
入選させたバカもいるらしい!


56 :
>>55さん
この辺の呼吸はちょっと計り知れませんね。当局(当番審査員サイド)
の言い分としては「世代交代に寄与したのだ」の一言で天下泰平。
一方、野党団体にとっては次世代の会員、評議員候補者を潰された
結果、団体としての日展活動の「緩慢なる消滅」を危惧するのは人情。
日展入選レベルの兵隊をいくら抱えても日展政治に参画できず、さりとて
「体裁」だけは整えてやる、との当局のご配慮・・いやいや至れり尽せり。
ここまで書くと「日展の腐敗極まれリ!」とも思われますが、しかし依然として
「作家としての実力」なくしては決して上層部に食い込むことは不可能・・。
これが唯一、日展第五科の面目を保っている、侮りがたいところでしょう。
「日展神話」・・地方ではいまだ根強く残っています。実力だけでは上がって
行けない、実力に拮抗するくらいの「強運」がなければ・・だから「神話」なのです。

57 :
「書道について語りましょう」スレの>>684さんへ
1は刻者ね。石井雙石、松丸東魚、中村蘭臺(or中村淳)、小林斗庵各先生。
皆、代表的な篆刻家です。庵という字は、ほんとは上から、今+酉+皿の字ね。
2は印材、寿山、青田は昔からの印材、巴林はここ20年くらい前から出回っている
内蒙古産の印材ね。小坂奇石先生の自用印なら、さぞ良い印材でしたでしょう。
 

58 :
>>57
はー。なるほど。
いつも勉強になります・・・
KOTE/1氏はその道の人なんですか?

59 :
ええ、まあそうです。でも正直、篆刻のことなら大抵解るけど、
書道については厨房です。58さんはお詳しいようですね、書道。

60 :
(^^)

61 :
保守!

62 :
保守は最終書き込み日が基準になります。
上げ下げは関係ありません。

63 :
一度大きな印を彫ってみたい。

64 :
大きな印は刀法が違うから大変だけど・・。
トライトライ!

65 :
刀法って 何 ?

66 :
あの〜これまで石を40本位彫ってきて、知り合いや友達に差し上げて
きました、かなり細い線でつくれるレベルになったつもりです
でも最近飽きてきてきました、次はどのような方向にいけば
また篆刻が楽しくなりますか?

67 :
>>64
簡単に言うと、彫り方のことです。一気に彫るのか小刻みに彫るのか・・とか、
真っ直ぐに彫るのかアクションを付けて彫るのか・・。印によって或いは刻者
によって、さまざまな刀法があるようです。

68 :
>>66
細い線、大変でしたでしょう。私も初めのころは細線ばかりやってました。
40本で細線マスターはすごいすごい!今度は印風を追いかけてみてはいかが?
自分の中に潜在している印風を磨き出してみる・・。それには鏡が必要です。
昔の名人が刻した印影が沢山載っている本を一冊お求めになって、一番好きな、
気持ちに響く作家をチョイスして、コピー作ってみる。<摸刻>って言いますが、
細線がお好きなら趙之謙か徐三庚がおすすめですよ。。二人とも華麗な篆刻
を残した清朝末期の名人です。大変ですが、楽しくなること請け合いです。
是非ご覧になって、トライしてみてください!

69 :
>>68
提言ありがとうございます、印風を追いかけるですか
言われてるように本を買って自分の印の方向性を確認してみます。
まだまだ自分の印は甘いというのは良く分かっているのですが
一度くらいは何かの会でコンテストされてみたいものですね。
結果がぼろくそでも。(W

70 :
>>69
私はいつもぼろくそです(泣。。
トライトライ!
71 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

72 :
以前体験講座で篆刻の真似事をして興味を覚えました。
篆刻はじめてみたいけどこれって独学でもできるのですか?

73 :
大丈夫。出来ますよ。私は師匠に就くまでの23年間、ずーっと独学でした
(篆刻を始めたのは子供の頃)。篆刻に必要な漢文の読み書きも全部独学で
やりました(古い中国の字書を引く為には漢文の知識が必要です。勿論趣味で
ここまでやることもないですが・・)。
でも独りじゃ寂しいし、師がいれば蒙を拓いてくれますから、
仲間や師がいるに越したことはありません。
師はとにかく、仲間は欲しいですね。情報を得るためにも。

74 :
助言ありがとうございます。でも一緒に始める人は、いそうもないから
結局一人でやることになりますね。教えて君ですみませんが、
初心者のための書籍とかサイトのお薦めはありますか?


75 :
>>74
ニ玄社の『書道講座「篆刻」』が良かったのですが絶版になってしまいました。
これが一番のおすすめです(神保町なら何とか手に入りますが・・)。
同じくニ玄社の『篆刻にしたしむ本』や、『墨』別冊「篆刻100の疑問」あたりが
いいようです。古書ですが、石井雙石『篆刻指南』は使えます。テキストを選ぶ
場合、著者自身の印影を主に記載しているものは注意してください。最初の内は
お薦めできません。眼をやられてしまいます。できるだけ古代から近世までの
名品が俯瞰できるものがよいです。篆刻の手順などはだいたいどの本も同じです。
その背後に広がる世界を紹介するようなテキストがいいのですが、少ないですね。
ちょっと専門的なものとして、『篆刻』(東京堂書店)があります。この本は
わが国唯一の篆刻学術誌です。初学の方が見ると聊か辟易しますが、「いっちょ
本格的にやってみっか」と思われた時は手にとってみて下さい。
サイトですが、私がおすすめできるものは今のところありません。

76 :
つづき
最近、三圭社(篆刻字林の出版社)が出している『楽篆』という雑誌があります。
アドバイスも良質な専門家がやっておりますし、なかなか感じがいい企画です。
77 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

78 :
>>KOTE/1さんご丁寧にありがとうございます。
早速『篆刻にしたしむ本』を購入してみようとおもいます。
『楽篆』は時々眺めていました。中国語は読めないんで。

79 :
>>78さん
ご丁寧に、どーもです!

80 :
『篆刻にしたしむ本』買いました。そして¥700の鉄筆と
現品処分¥50の唐筆も購入。しかし石を買うの忘れた(鬱

81 :
>>80
WWWW!!
私はyahoo規制で激鬱!代行さんにたのみますた。

82 :
>81
規制まだ解除されてなかったんですね。
現在YBBでもこっちなら書けるかもしれないです。
ハンコ、印鑑を語るスレ
ttp://that.2ch.net/test/read.cgi/stationery/1032694925/l50
スレの主旨はかなりちがいますが。

83 :
 ☆★☆★第4回2ちゃんねる全板合同迷惑メール業者訪問祭り!★☆★☆
 未承諾メールって受信拒否したのに何で届くんだろう? ♪なんでだろ〜
 良いパートナーがそこに居るわけないのに、何でだろ? ♪なんでだろ〜
 私達は本日3月1日22時そんなR系に「未承諾訪問」(※注)する祭りを
 盛大に開催します!回を重ねて第4回2ちゃんねる全板合同訪問です!
 是非とも皆様お誘い合わせの上、ご来場ください! (↓本音とタテマエ)
 老若男女問いません!初心者大歓迎!一緒に彼氏・彼女をつくりましょう!!!
 ・訪問開始時間  3月1日午後10時00分決行予定!(途中参加大歓迎)
 ・総本部URL  http://jbbs.shitaraba.com/news/938/
 ・なお本日の訪問2時間前くらいに第4回専用スレが総本部に立ちます。
  そのスレには色々書いてあるから。よろしくね。
 (※注)あくまで「訪問」です。物騒な事を書くと削除されちゃいますからね。
 それから「訪問」の趣旨と無関係ですが「各種訪問道具」もあったりしますよ。
 スレ汚し失礼しました。

84 :
あ、はんこのスレありますね。覗いてみました。
でもあまりでしゃばるのも良くないのでここにいますね。

85 :
age


86 :
皆さん、はじめまして、私は高校生の頃、金文や篆刻に興味を持ちました。
当時、叔父が書道家で、そのお弟子さん達の雅印を刻らせてもらいました。
お小遣いをもらい、篆刻や金文などの書籍を買いあさりました。
金文編や説文古籀補などは今でも宝ものです。
大学に進学してからはビートルズにハマッたので中断してました。
今40代半ばです。
近頃、知人が篆刻を始めたので、あの頃がとても懐かしいのです。
この前、久しぶりに石や道具を引っ張りだして刻ろうとしましたが、
老眼鏡が必要でした。ここの皆さんはどういう世代なのでしょうか。

87 :
>>86
ご・・呉大澂閣下。否、?齋先生!(文字がうまく出るのか不安・・)
まずは私めからご挨拶を。はじめまして。
どうぞ宜しくおながいします。
私は閣下よりチョッと年下です。小学生のころ金印(漢倭奴国王)
に魅かれ、石印材に篆刻を始めたのは中学のころ。
(それまではゴム印をつくっておりました)
当時はまだ篆刻という言葉が一般化されていなくて、印泥も
高価でしたね(光明一両2〜3000円もしました)。
以降、独学で続けて参り、8年前に憧れの先生に弟子入り
致しました。私はまだ老眼は大丈夫ですが・・。
いやいや、どうぞマターリと・・。


88 :
あ〜ぁ、やっぱり「カク」の字、出なかった・・。

89 :
>>87
大御所さまより、私如きにお返事いただけて光栄です。
私は、かって篆刻に興味を持ち、遊んでいた時期が有ったというだけの者なので、
呉大澂でも閣下でもありません。大腸は思い付きの変換シャレですから。(笑
ニ玄社の『書道講座「篆刻」』いい本でした。
私も持ってましたが、友人に貸したままになりました。
高校生の頃ですが、その友人を同じ篆刻の世界に引き込んでやろうと
しましたが無理でした。
印刀は前後に研がずに横研ぎ....なんて、全く想いもつきませんでした。
さっそくビギナーの知人に知らせたところです。
どうか、よろしくお願いします。

90 :
>>87
いえいえこちらこそ・・。
ニ玄社の『書道講座「篆刻」』絶版以来、実は指導テクストに困っていましてね。
今のところこれに代わるものがないのです。私の社中で新たな標準テクストを
作る構想はあるのですが、いつになることやら・・。
(私は拓款を担当することになると思います)
金文編や説文古籀補はいまもって輝いていますね。
篆刻の工具書も陸続と出版されていますが、なかなか決定版となるような
ものはありませんので、私も金文ではこの二書と『漢語古文字字形表』を
愛用しています。
篆刻って、いったいどこまで掘り下げればいいのか、ときどき茫漠とした
感じになるときがあります・・。やればやるほど、逆に「刻」から遠ざかって
行くようです。でも、それでいいのかなとも思うようになりました。

91 :
 ここには初投稿。〜二玄社の『書道講座』(新版)第六巻「篆刻」に、伊藤伸(もう鬼
籍かよ…嘆)の「方寸の世界――西川寧・生井子華往復印稿を見る」がありますね。中学
か高校の頃、あれを見て完全に打ちのめされた。以来、私は印稿中心主義に。
 プロの立場から見れば、実際に刻り続けないと「ものにならない」のでしょうが、鑑賞
教育としての在り方を優先すると私の場合そうなります。〜高校の文化祭で書道選択者全
員の印影を展示した時は空振り。一部の生徒は中学の美術で篆刻をやったそうだから、書
道じゃなく美術の展示と思われたのかも。優秀作品はスキャナで取り込み、A4光沢紙に
拡大印刷。窓ガラスに横一列に並べて貼り付けたら、ステンドグラスみたいで実物より綺
麗だったなあ。
 余談はさておき、あれは本当にいい本だったなあ。HPでは絶版じゃなく「品切れ」扱
いだけど、メールは出してみましたか? 別の出版社にメールで問い合わせた時は、どこ
の社も一々返信してくれました。「指導テクストに困っていまして」と明記しても返事が来な
かったら、購買者軽視って事で二玄社に未来はないな。
http://www.nigensha.co.jp/cgi-bin/webshodo/shodo_www
 そのうち、また見に来ます。

92 :
>>91
あ、どーもです!私も全くの印稿中心主義です。
(あの世界が篆刻の真骨頂でありましょう)
「印稿も鑑賞対象と考える」との言葉はうれしかったなぁ。
猗園書展(1997)の『特別展観安叔先生指授子華印稿萃聚』図録
(猗園書展三十二号)ご覧になりましたか?
例の「方寸の世界――西川寧・生井子華往復印稿を見る」
の専輯版なのですが、その15ページに
「要ハ<カウスルモノダ>トイフ頭ヲステテ
カウイフ感ジニ出シタイ>トイフ幻ヲ眼ニツカム事」
という西川氏の書き込みがありまして啓発されることあまた。
こりゃいい図録です。(実は私のはコピー。関係者にあたって
見ようと思います)
余談ですが<厚紙上に墨と朱で攻め合わせる>という印稿の
形式はどうやら河井筌廬(筌は艸に从う)が嚆矢であるようです。
(それまでは例を見ません)
中国に於いてはまず草稿を書いて雁皮をあてて写し書き、納得いく
まで幾度かこれを繰り返して最後に印材に転写する(所謂水印法)、
この最終段階ものもを印稿と呼んでいます。
二玄社にメール出してみようかな。。


93 :
メール出して見ますた!

94 :
  ◆おしらせですー◆
二玄社よりレスありました。「書道講座6:篆刻」は
重版され在庫ありとのことです。>皆様へ
(出版関係者からの絶版情報については審らかならず)

95 :
「白紅社」って、まだあるのでしょうか?
(ひょっとして非常に失礼な質問かもしれませんが)
徐三庚・趙之謙・呉昌碩・河井筌蘆(字が違うかも.....)
巨匠たちの印譜をいろいろと手に入れることができました。
これらの出版会社や編者の先生方には感謝せずにはいられません。

96 :
>>95
「白紅社」。故松丸東魚先生の出版社ですね。
名前は保存しているようですが活動はしておりません。
「白紅社」は書画篆刻の鑑賞および普及を目的に掲げ、松丸先生
が特に力を注いだ事業であったと聞いております。白紅社出版物
のために先生手ずから木活字を作るほどの力の入れようです。
(勿論、お弟子の方々も手伝われたとのこと)
趙之謙印譜の背柱および題箋部分の文字がそうです。
聞いたところによりますと、「三本立ての映画を観るくらいの
価格で買える印譜」を旨になさったとのことです。
この事業に携ったお弟子の方々は現在それぞれに活躍なさって
おられます。
余談ですが私は数年前、ある古書店で白紅社刊『趙之謙印譜三冊』
をはじめ各種の印譜を原価で!購入いたしました。
(『趙之謙印譜三冊』なんと三千円でした)

97 :
>>91
書道スレが落ちてしまい、あの語らいも鬼籍(過去ログ)ですね。
ようやく余裕が出て参りました。お約束の転写法お伝えいたしますね。
一般的な転写法(水印法)はペーパー(昔は砥草)で整えたままの印石に
墨書きした雁皮をあてて湿らし転写する、というやり方ですが、これでは
ただ<当たり>をつけただけの不鮮明なものになってしまいます。
そこで次なる方法をお勧め致します。
朱文、白文に関わらず朱にて転写いたします。
1:まず印面に墨を塗っておきます(よく乾かしてください)。
2:印稿に雁皮をあてて濃いめの朱にて印稿を写し取ります。
 (大きな印の場合はまず「かご字」をとり、後で朱を填めていきます
 <所謂双鉤填墨>朱を濃い目に溶けば印稿を汚さずに済みます)
3:墨を塗っておいた印面に写し取った雁皮をかぶせ新筆で満遍なく水を
 与えます。
4:雁皮が貼り付いたらその上に画仙紙のような吸い取り紙をあて、てのひら
 で軽く按し、余分な水分を吸着させると同時に湿りを均一にします。

98 :
5:画仙紙を取り去り暫く乾かします(半乾き、まだらに白っぽくなる程度)。
6:半乾きになりましたら新しい画仙紙を三重ほどにしてあてがい、何か
 滑りの良いもの(スプーンや小印ならば爪でもよい)でよく擦ります。
7:十分に擦ったら画仙紙を取り去り、もう一度筆で水をつけ全体を濡らします。
 (この工程が重要です。ひたひたに濡らしてください)
8:ゆっくりと雁皮を剥いで行きます。するとお見事に朱が墨地の印面に転写
 されている筈です。
あとは転写不十分な処を加筆すれば完成です。子供たちにも面白く感じると思います。
是非試してみてください。

99 :
>>KOTE/1さま
毎回のレス、ありがとうございます。
私は地方在住ですが、先日、大型書店で例の二玄社「書道講座6:篆刻」を発見。
2000年5月発行の第22版でした。
絶版とか品切などと書かれていたので、つい勢いで買ってしまいました。
この本で紹介されてる現代作家の多くは故人となっていたのが残念です。
ところで、篆刻入門書がいくつも並んでいて少し驚きでした。
篆刻に興味を持つ人は多いということなのでしょうね。

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