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2012年6月伝統芸能479: 好きなセリフ (262)
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好きなセリフ
- 1 :01/01/11 〜 最終レス :12/02/05
- ジャンルを問わず、あげてくださいな。
「さてさて、面白うてあわれで、伊達で殊勝で、可愛い恋」
近松門左衛門『平家女護島』
- 2 :
- 「よそう、また夢んなるといけねぇ」
落語『芝浜』
- 3 :
- 「下戸の知らねェ、んめェ味だァ。」
『め組の喧嘩』での辰五郎のセリフ。
来月に歌舞伎座で聞けるはず。
- 4 :
- >>3
んめェだなんて、江戸っこの言葉じゃないよ。
- 5 :
- 「図々し学校卒業生」
落語『明烏』(八代目桂文楽の)。
- 6 :
- 「四隣沈沈閨中寂寞」
「引っくり返って、そっくり返って、天神様のお脇差」
落語『五人廻し』(圓生)
- 7 :
- 「はて? 米朝という名で死んだ落語家はおらんはずやが」
「看板よぉ見なはれ。近日来演って書いたぁるやろ」
落語『地獄八景亡者戯』(米朝)
- 8 :
- とんだところへ北村大膳
- 9 :
- 8とくれば、「ばアーかーめー」
吉右衛門のこれを聞くと、本当に気持ちいいです。
- 10 :
- >4
十五代目羽左衛門のレコードでは、そう聞こえる。
おめーも聞きねえ。
- 11 :
- 「・・・・・・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・」
「・・・・ エェェェェ〜〜・・・・・」「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」「・・・落語でしてェェェ・・・・」
最晩年の古今亭志ん生
- 12 :
- 芝居のセリフは、台本(旧かな使い)で書くと
感じがでていいよね。
- 13 :
- 「できますものはつゆはしら、鱈昆布、あんこうのようなもの、鰤にお芋に酢蛸でございます、ひぇ〜い。」
やはり三代目三遊亭金馬のこのセリフでしょう。
後、アトランダムに。
「さすがはすんつぁん」「四万六千日、お暑い盛りでございます。」(桂 文楽)
「らくだ」の「道中付け」(古今亭志ん生)
「円歌さん年寄りをそんなにいじめないでって言うけど、み〜んなこれで飯食ってんだよ!」(当代三遊亭 円歌)
- 14 :
- 「酒飲んで酔わなきゃこんなムダなもなぁない」
BY親子酒@十代目桂文治
好きですねえ。このセリフ。
- 15 :
- 漫才がまだ出てないので。
「青火がポッ、もやがパッ」……ダイマル・ラケット
- 16 :
- 「お師匠さまも、ずぼんぼえ」
by黒雲坊、白雲坊「鳴神」
- 17 :
- 8に一票。忘れられません。
- 18 :
- 「涼しい言葉だねえ」
泉鏡花『天守物語』(富姫)
- 19 :
- 「あっちゃあほんの、頭数よ」
河竹黙阿弥『弁天娘女男白浪』(弁天小僧菊之助)
- 20 :
- 「頭数よ」が、キセルを咥えながらなので、
「あふぁふぁふぁふひゃ」と聞こえるのが愛敬あっていいですよね。
- 21 :
- >20さん
そうそう。
あとこの芝居だと
「お嬢様の好きな役者は」のくだりが、いろいろ
アレンジされてて楽しみです。
- 22 :
- で、最後に、弁天小僧をやってる当人の名前を言うと、
「わしゃそのような役者は好かぬわいな」ってね!
- 23 :
- 「ありがてえ、かっちけねえ。」
・・・色んな歌舞伎・落語。主に五右衛門。
- 24 :
- >22さん
今月の亀治郎は
「わしゃあのような稽古嫌いの役者は好かぬわいな」でした!
- 25 :
- 鏡花いいよね。
「雛の節句のあくる晩。春で、朧で、ご縁日。一石橋から同じさざえとはまぐりを放して、巡査の手帖に名を並べて、女房と名乗って、一緒に参る西河岸の、お地蔵様が縁結び、
これでできなきゃ、世界は闇だわ〜」
泉鏡花『日本橋』稲葉屋お孝
- 26 :
- 「首が飛んでも動いて見せるわ」
鶴屋南北『東海道四谷怪談』民谷伊右衛門
- 27 :
- >24
ワラタ。
教えてくれて感謝。
- 28 :
- ちなみに南郷役者のことは
「あの、ゴルフのうまい市川男寅でございますな」でした。
- 29 :
- そんなんゆってたん?
よろしければ全部知りたい。
クイズ穴埋め形式でもいいですよ。
- 30 :
- うーん、あんまりちゃんと覚えてないんです。
番頭役の猿十郎さんが「まだまだ未熟者ながら味のある猿十郎でございましょ
う」と自分のことを。
それからお決まりの「浅草では花形歌舞伎が大評判とのこと。お嬢様は見にい
かれましたか」とか。
みんなうろ覚えです。ごめんね。
ほかに見た方いたらお願いします。
日によって多少変えたりもしてるのかな。
そういえば前にテレビで見たので「あのような、太った役者はいやじゃわいな
」て言う弁天がいたよ。
- 31 :
- 梅沢劇団ネタがあったような>猿十郎
澤潟系のときは、あそこのやりとり多すぎてちょっとうざい。
- 32 :
- 「しらずば麿が教えてやろう」by團蔵さんat俳優祭。どうしても忘れられない。
- 33 :
- 林家正楽「職業病です」
- 34 :
- >32
四十八手の裏表、でしたっけ?
- 35 :
- つまり96ですか。うーん、深い。
下から読んでも96。
- 36 :
- >34 「しらずば麿が教えてやろう。褥の上の極楽責め。四十八手の裏表。」です。
- 37 :
- >36
あーりがとう。ビデオ見返してみよう。
俳優祭ネタでは
「平成の三之助プラス猿之助の四之助」(BY猿之助)
ってのがおもしろかった。
- 38 :
- >>37
今話題の、若くてぴちぴち、三之助プラス猿之助、四之助の…
じゃなかったっけ?
笑三郎さんの「ここからヨ〜!」も面白かったね
- 39 :
- おいっ。(なんだよ。)
「口は災いの角、舌は災いの根」てぇことを知らねえか。
「ジロチョウてなぁそんなにエレエか」てなぁなんだ。
「か」だの「だろう」てなぁ人を疑るよ。
関東六ヶ国関内八ヶ国、十四ヶ国に博打ウチの親分の数あるなかで、
次郎長ぐれえエレエのが、二人といてたまるかい!
(飲みねえオゥ、飲みねえオゥ、寿司を喰いねえ寿司を)
- 40 :
- 「奈良の神主、駿河の神主、中に天神寝てござる。ア〜コリャコリャ」
落語『天災』
- 41 :
- 「ぞーくとーのちょーぼーん」
日本駄右衛門
- 42 :
- 荒事の「やっとことっちゃーうんとこなー」
- 43 :
- 「大将、鼻クソぶるさがってるよ」
落語『町内の若い衆』by柳家小せん。
- 44 :
- 「お月さんも寝やしゃんした」
やっぱりカワイイ。いつか使ってみたい(w
- 45 :
- >「お月さんも寝やしゃんした」
ごめん、これって何のセリフだっけ?
気になっちゃって……。
- 46 :
- 「すし屋」で、お里のせりふ。
許嫁の弥助さんに対して。
お月さんも寝たから、私たちも寝ましょうよ!という
露骨なお誘い。
宗十郎のお里よかったー。ぼくも口説いて。
- 47 :
- 里さんありがとう!
そうかそうか。去年孝太郎さんのおさとで聞いたんだ。
あと文楽でも。
つかえがとれました。ほんとかわいいよね。
おさとはおかると並んで積極的な女の子の双璧かな。
- 48 :
- オレの妹だけじゃない、歌舞伎とか文楽に出てくる女性は皆大胆だ。
女房小せんだって、若い頃はもうすごいのなんの。
それでオレは仕事をしなくなってあんなゴロツキになっちまった。
- 49 :
- 与右衛門の「テモ恐ろしい」
を受けての累のセリフ
『恐ろしい?恐ろしいはお前が心』
客席の男全員が、ト胸を突かれます。
- 50 :
- >49
玉三郎のはコワかった。
やっぱり美形なだけに余計オソロシイ。
帯を振り回しながら追いまわされた日には、
縮みあがっちまったよ。
一方で、「これが私の顔かいなぁ・・」は哀れな名セリフ。
- 51 :
- 落語やったか何やったか忘れたけど、
「屁をこいて おもしろぅもなし ひとりもん・・・か。けっ!」
っていうのが好きやなぁ。
昔クリスマスの晩、彼女なし同士で電話してて、
たまたま屁が出たんで、このセリフ出したら爆笑された。
- 52 :
- >>51
三代目桂春團治師の「高尾」のマクラです。
- 53 :
- 眞山青果作
『大石最期の一日』より
ご上使着到の声に細川邸内ざわめきだす中、
近習を呼び寄せての
「急ぎます。お早く。」
磯貝を問いただしての
「その琴爪の、金蒔絵の定紋が見たい。出しておみしゃれ。」
◎きっちぇもんサンで再演希望!
- 54 :
- 「千代に八千代にさざれ石の 巌となりて
苔のむすまで この口惜しさは忘られぬ
アリラン アリラン アラリヨ」
(ぶんや ありらん)
- 55 :
- 「この大門をくぐる時、俺の名を手の平に書いて三べんなめろ。
一生女郎に振られるということがねえ」
助六!
- 56 :
- >55
あやかりたい!!
- 57 :
- >>56
蚊帳つりたい!!
- 58 :
- 首吊りたい
- 59 :
- 煙管の雨がふーるようだ。
- 60 :
- 江戸紫の鉢巻にぃ、
髪は生締め〜!
- 61 :
- こりゃまた、何のこったい!
- 62 :
- 間夫がなければ、女郎は闇。
宗十郎さんスレッドにも出てたっけ。
- 63 :
- 一度は思案、二度は無思案、三度飛脚
戻れば合わせてろくだうの、冥途の飛脚と
- 64 :
- 「『縁があれば』とおなごども。『命があれば』と男ども」
うろおぼえでごめん。
今月見た「熊谷陣屋」
- 65 :
- 鼻の穴に屋形船蹴っ込むぞ
- 66 :
- 64さんへ
微妙にちごてますんで、まじRESスマソ
「ご縁もあらばとおなご同士(ドシ)、
命もあらばと男同士」
モシこの後も、ご縁てなもんがありましたなら
どこかでお目もじいたしたいもんですなあ・・
ってことですわねえ。
@しかし、制札の見得の大さわぎから、この段切れ
直前まで、藤の方、セリフなしで
存在感、位取り、境遇、性根ナドナド
しぼむことなく&出過ぎるコトナク
他人の芝居への身ごなしだけで
しおうせるのは、こぐろはんなこっちゃと
毎回見ております。
- 67 :
- 豊志賀ァ〜迷うたかァ〜(累ヶ淵@落語)
- 68 :
- 66です。
お口直しに、同じく丸本物から
少し世話に砕けて「伊賀越道中双六」
『沼津』の段、平作住処
@「鎌倉八幡氏地の生まれ、母の名はトヨ
幼名(あさなな)平三郎と書いた臍の尾書きを・・・」
と聴いての、十兵衛の受けのしこなし!
A敵にして図らずもイモト(お米)の夫
志津馬の療治にと秘宝の妙薬を夜具の下に、
石塔寄進にコトヨセての金子(きんす)を渡しての出立。
かど口にお米を呼び寄せてのセリフ
家内の実のテテ親に届けるココロで
「人間万事芭蕉葉の、露よりもろい人の命・・・」
花道付け際で、下座の雨音。提灯を手に傘(三度笠)
を掲げての「降らねばヨイがなあ。」
- 69 :
- 石屋のおやぢさん、ありがとう。64です。
ちゃんと覚えておきたかったので、教え
てくださってうれしい。
男と女、微妙にニュアンスの違うのがい
いんですよね。
特に男たちが、世の厳しさを痛感してて
「命もあらば」というのが好きです。
藤の方、今月は福助さんですが、夜の部
は「実盛物語」の小万ですね。
両方ともじっとしてなきゃいけない時間
が長くて大変そうです。
- 70 :
- 桐一葉/岡本綺堂作
「咲き乱れたる黒百合の
アノ絵襖を見るにつけ
思いぞいづる☆過ぎ来し方」
- 71 :
- 「おまえはいつまでも町娘のように、うきうきとしておれよ」
「御浜御殿」綱豊卿
うろおぼえ。ごめん。
- 72 :
- チト趣旨からズレ気味ですが・・
「七段目」中盤
九太夫がアマズラサヨヒメで縁の下に
転宅されたアト、奥座敷から由良之助の声
「チョトいてくるぞよ」から
捨てゼリフ「三味線踏み折るまいぞ」だのがあって
九太夫・判内があらためたと思しき自分の大小に
思い入れあって、そのツギ→
「九太はモウ/いなれたそうな」チョチョン+パラ
と暖簾が落ちる演出!
ど・ど・ど・どあいスキですわ。
- 73 :
- じゃあ七段目ネタで。
「床より九太夫。肩先縫われてしちてんばーっとうー」
ってセリフじゃないか。
去年テレビで玉男さんがここんとこ語ってて、すごく
かわいかった。
- 74 :
- 続いて、七段目
力弥の出
竹本「月のでる−、山科よりは一里半」
竹本「をんなの文の後や先
まゐらせそろで、はかどらず」
竹本「余所のこひよと羨ましく・・・
- 75 :
- 「次郎長一家の石松はそんなに馬鹿か」
「馬鹿も馬鹿、トウケエドウで一番馬鹿」
- 76 :
- 朝の甘味はオツだね。
- 77 :
- 街道つながりで、六段目
判人源六「トウケ−ドウ五十三次を股にかけ
近江の湖水でツラア洗ったオアニィサンだ」
- 78 :
- >>74
あー、そこ好き好き。
おかるちゃんが文をのぞこうとしてエビゾリするとこ!
(あれは後ろ振りじゃないよね)
でも勘平死んじゃってると思うとかわいそうだよね。
- 79 :
- おあにいさんつながり
「兄も兄。義理の深けえー、おあにいさんよ」
- 80 :
- 七段目のゆらのすけ
「あおのりもろーた返礼に、だあいだあいかぐらうつよーなもの」
だったっけ?
十三代目仁左衛門丈、よかったなあ。
- 81 :
- 続いて
「我ら知行は千五百石」
と、居ずまいを正してから:右手の扇子をタテにももの上
それを高足屋台下の平右衛門の方へ軽く動かし
「貴様とくらぶれば 敵の首 斗升で計るよに・・・
近代現行の(軍国モノ等以降)ニュアンス→気の置けない仲のオマエ
ではなく、「きいさまあ(key summer?/爆)」
→ヤヤよそよそしい感じの、貴方さん
てな感じで、武士社会の階級感&そこはかとない情味
ともに横溢!
先の大松嶋でないと出せないアジでしたねえ〜。
「
- 82 :
- 源氏店から
「火の用心に、気をつけなさいよ」
多左衛門って、いい役だよねー。
- 83 :
- 「火の用心に (ちょん) 気をつけなさいよ」の間がいいよねえ。
去年十月の羽左衛門さんがよかったなあ。
- 84 :
- あ〜そりゃ、よかった、よかった、よかった、よかったな。
のいるこいる@漫才
- 85 :
- >>83
あ、(ちょん)入ると感じ出るねえ。
あの場の多左衛門、与三郎より好きだな。
そのうち吉右衛門さんや仁左衛門さんが
やってくれるかな。
- 86 :
- 「お嫁様のあるおまえ様・・・思い切ろうとは思うものの・・・因果なことに忘れかね・・・」うーん、正確に再現できなくてすいません。でも、これ、今の自分の気持ちにぴったりなもんで。
- 87 :
- 白蓮の「あってもいいわ。囲っておくわさ〜」が好き。
- 88 :
- >>83
>>84
続けて読んで、笑ってしまった
- 89 :
- 「早く巻いてよ待ってんだから」
・・・・・柳家とし松@曲独楽
- 90 :
- 「かか、抜けた〜!」>吉右衛門の「吃又」
「…踊りましょうか」>杉村春子の「女の一生」
「びっくりして座りションベンして馬鹿になっちまう」>志ん生
「千歳百歳にただ一度、たった一度の恋だのに」>玉三郎「天守物語」
「三千世界に子を持った親の心は皆一つ…」>歌右衛門「先代萩」
- 91 :
- 「ヘビから血が出て、ヘービーチーデー」
・・・・・志ん生
- 92 :
- すし屋
「母じゃ人、コチコチがよろしゅうございます」
↓
「オオ、器用な子じゃのう」
- 93 :
- (御厄払いましょう 厄落とし)
「ほんに今夜は節分か。
西の海より川の中 落ちた夜鷹は厄落とし。
豆沢山に一文の 銭と違った金包み。
こいつァ春から縁起がいいわえ」
…折角だし。
- 94 :
- 「わちきは つくづく いやになりんした」
実生活でもこう思うこと、よくあります。
- 95 :
- 序幕の次、見世先の場で
上手揚げ幕から襦袢に紫のかけで出る八つ橋の
「さのさん、よおきなましたなあ」
ノチの惨劇を知る由もない、浮き立つような気分
- 96 :
-
「吃驚して座りションベンしてバカになっちまう」
五代目古今亭志ん生
- 97 :
- 下戸の知らねえ、うめえ味だなあ
辰五郎「め組の喧嘩」
- 98 :
- 「なにか置いていったかえ」髪結新三、大家のおかみさん
- 99 :
- 「かつおは半分もらっていくよ」
又五郎さんで聞きたいよう。
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