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2012年4月旧シャア専用53: もしもジェリド・メサが1年戦争へ逆行したら? (905) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
ギュネイがサザビーに乗ればアムロに勝てた (207)
0080のバーニィに感動して泣いてしまった ダミー2個目 (980)
人類が増えすぎた人口を宇宙に移民っていうけどさ (341)
機動戦士ガンダム0083 星屑の記憶 part.26 (440)
「」←一番らしくない事言わせた奴優勝 (450)
今そこにある印刷物を適当に書き写せ4@旧シャア板 (323)

もしもジェリド・メサが1年戦争へ逆行したら?


1 :11/01/19 〜 最終レス :12/04/20
『へっ!汚名挽回ってね!』

2 :
今、自分が置かれている現状にどうすれば良いのか分からない。
目の前には120mmマシンガンを持ったMS-06F・・・・・通称、ザクUと呼ばれるMSが逃げ惑う人々を襲うかの様にその手にしている武器を所構わずぶっ放していた。

3 :
「なんなんだよ・・・こりゃあ・・・・」
その光景は俺の頭では到底理解出来ない物だった。
「俺は・・・俺は死んだ筈だぞ・・・・カミーユに・・・・カミーユ・ビダンに・・・」
自分の両手を信じられないと思いつつ、見つめる。
脳離には確かに、女の様な名前をした青年・・・カミーユ・ビダンにされた感覚が残っている。
だと言うのに俺は・・・・
「俺は生きている・・・・」

4 :
突如、嬉しさに似た何かが俺の中で弾けた。
しかし、それと同時に寂寥感が俺を襲った。
ライラ大尉・・・・マウアー・ファラオ・・・・
死ぬ間際、俺の脳離に浮かんだ二人の女性。
俺が愛した女性・・・。
何処かで俺は死ぬ事を望んでいたのかもしれない。
ば彼女達や相棒だった男に会えたかもしれない・・・。
そう考えると俺の胸にはやり切れない思いがひしひしと溢れてきた。

5 :
無意識の内に俺は死を求めていたのだろうか?
自分にそう、問いかける。
「俺は・・・もしかして死にそびれたのか・・・・・・うわっ!?」
小さな声で呟いた瞬間、地面が大きく揺れた。
その揺れに身体を支えきれず、思わず尻餅を付く。
耳に入ってくるMS特有の機動音。
俺は気が付いた様に緑色の巨人を見上げた。
「あっ!?」
赤い単眼がギョロリとコチラを睨んでいる。
俺は背筋に冷たい物が伝う感触を感じた。

6 :
『ジーン!止せ!』
コックピット内のスピーカーからデニム曹長の言葉が聞こえる。
だが知ったこっちゃない。シャア少佐だって戦いで偉くなったんだ!俺だって!
マシンガンを正面にある連邦の新型MSへと向ける。
ターゲットをロックオンすると共に、高鳴る鼓動と共に勢い良くトリガーを引いた。
勢い良くマシンガンから弾が連続して発射され、連邦のMSが貨物用エレベーターと共に爆散していく。
その爆発に民間人が多少、巻き込まれた様だが、そんなの知るものか!それよりも・・・
「これで・・・これで俺は・・・」
『おい!ジーン!早く戻れ!もう気が済んだだろう!』
スピーカーから流れてくる声で舌打ちしながらも、仕方なくランドセルのバーニアを吹かす、がメインモニターの端にもう一機のMSが写った途端、俺は口角を吊り上げ、バーニアを止めた。

7 :
ジェリド 「アムロ?女みたいな名前だなw」

8 :
「お・・・・おい・・・・此処はコロニー内じゃないのか・・?それに民間人だって・・・」
目の前でマシンガンを連射するザクに、俺は戦慄を覚えた。
激しいマシンガンの連射音、それと共に木霊する叫び声。
その恐ろしい不協和音は俺の耳を通し、おれ自身をかき乱す様にも感じられた。
「きゃあ!?」
大きな爆発音と女の悲鳴と共に、目の前で民間人が避難していた道が勢い良く砕け散った。
そしてそこははまるで元から道なんて無かったかの様に、跡形なく道が消え去っていた。
いや、消え去ったと言うより弾け飛んだと言う方が適切かも知れない。
「お母さん?!お母さん?!」
その光景に唖然としていた俺を我に帰らせたのは一人の少女の叫び声だった。
先ほどまで在った道を見つめ直す、すると倒れている女性を必死に揺さぶる少女が居た。
「ひっ・・・・人が・・・・人が死んだ・・・人が・・・・っ?!」
突然、俺の脳離にかつての光景がフラッシュバックされた。
コロニーでの戦闘・・・・グリーンノア・・・・カミーユ・ビダン・・・
あの時も民間人は居た筈だ・・・なのに自分は躊躇いも無く・・・・
不思議な違和感に心が蝕まれていく・・・・これは・・・・人の意思・・・なのか?
(やめろ・・・違うんだ!グリーンモアの時は仕方なかったんだ・・・アレは・・・・違うんだ)

9 :
何かから弁解する様に俺は頭を抱え、何度も償いの言葉を心の中で唱える。
傍から見たら、この状況に恐怖を感じて精神がイカレた様に見えるかもしれない。
いや、確実に見えるだろう。しかし、俺は言い様の無い後悔と悲しみに、こうしておれずには居られなかった。
「フラウッ!君は強い子じゃないか!」
今度は少女では無く、少年の声が耳に入って来た。
何事だろうかと正面を見ると、そこには錯乱した少女を何とかしようと必死に呼びかける少年の姿が在った。
あんな少年でも・・・この状況に冷静で居られるんだな・・・・なのに俺は・・・・
そう思うと先ほどまで感じていた恐怖や後悔と言った自責の念は嘘の様に何処かへ消えた。
「俺にも・・・俺にも何か出来るんじゃないか?」
良く考えろジェリド・メサ・・・・お前にだって出来る事があるだろう?
震える膝を両手でしっかりと押さえながら、俺は立ち上がった。
周囲を忙しなく見回す。
まさかザクが何も無い場所を襲う訳が無い。
もし襲うなら、それは精神破綻者か、ただのイカレ野郎だ。
「何処かに・・・何処かに此処を襲った理由がある筈だ・・・・・・んっ!?」
あれはっ!?
俺は目の前の大型トレーラーに積み込まれた黒いモビルスーツを見つけた。
シートが覆いかぶさっているが、下半身と思われる場所だけ少し肌蹴ている。
トレーラーに急いで近付くと、肌蹴ている部分から覆いかぶさっているシートを全て捲り取った。
そして・・・
「ガンダムっ?!」
思わず大声を出してしまった。
何せシートを取った瞬間、俺の眼に真っ先に飛び込んで来たのは黒色のMS−−−ガンダムだったのだから。

10 :
「緊急ハッチ開放ボタンは・・・・これかっ?!」
外部に付いていたコックピットのハッチを開放するボタンを押し込む。
ハッチが開くと同時にコックピットへと滑り込んだ。
「あっ・・・MkUとは違う・・・でも・・・分かるぞ・・・・」
ティターンズに所属する前、士官学校でMSを何度も扱った事がある。
もっとも、その時はガンダムでは無くRGM-79---ジムだったが・・・・
「何はともあれ・・・これでやれる!」
機動システムを立ち上げるとコックピット内の計器に次々と光が点り始める。
自然、操縦桿を握る手に汗が流れた。
(俺に・・・俺に出来るのか・・・・?)
不安が頭を過ぎるがメインモニターに写るザクを見て、それどころでは無いと頭を振る。
後悔なら、怯える事なら、逃げる事なら・・・何時でも出来る。
今は、今しか出来ない事をするんだ!
一気に操縦桿を前へスライドさせると、機体の上半身をトレーラーから起こした。
相手のザクも驚いたのかザクマシンガンをこちらに向けるのを忘れ、唖然としている。
今が好機だ!
「武器は・・・・これしか無いか・・・・チッ!仕方ない、これでも食らいな!」
思い切ってトリガーを引く。
するとヘッドバルカンが勢い良く火を吹いた。
「うっ!撃ってきた!?」
目の前でソレーラーに横たわっていた筈の黒いモビルスーツが突然、動き始めたかと思った瞬間、コチラにバルカンらしき物を発射してきた。
間一髪でソレを避けるが、その間に黒い奴はトレーラーから起き上がっていた。
嫌な予感がする・・・。
額に冷たい汗が流れるのを感じ、思わず後ずさりをしてしまう。
それほどの圧迫感が目の前の奴には在った。
『ジーン!退け!これ以上は危険だ!止せ!』
「わっ・・・分かりました!ジーン、退きます!」
デニム曹長の言葉に首肯付きで答えると、直ぐにバーニアを吹かしジャンプしようとする。
しかし・・・
「くっ・・・来る!?」
黒い奴は俺を逃がす気が無いのか、コチラへ勢い良く走ってくる。
その速さも尋常では無く、自分が駆る、このザクの機動力を悠に上回る程だった。

11 :
続き期待
カミーユに落とされた時のジェリドならしばらくはジェリド無双になるのかな

12 :
ティターンズカラーのRX-78か

13 :
「逃がすかよぉおおおおおお!!」
俺はガンダムのバックパックに付いているビームサーベルを右手で抜き取ると言い様の無い怒りに、吼えた。
相手はこちらに背を向けつつ、バーニアを吹かして回避行動を取るが、逃がしやしない。
俺は機体を勢い良くジャンプさせ、ザクのバックパックへビームサーベルを振りかぶった、その時!
『ジェリド!ダメよ!』
自身の身体に聞き覚えのある声と共に稲妻の様な物が走った。
(なんだ・・・この感じ・・それにこの声はライラ大尉?!)
理解不能な現象に疑問を抱きながら、ビームサーベルの刀身を消す。
そしてザクに対して何もせぬまま、地面へと着地した。
「ちっ・・・何だってんだ・・・・」
舌打ちと共にザクへと視線を移動させる。
どうやらもう一機いたらしい、お互いに合流してコチラをモノアイでジッと睨みつけている。
(今度こそやってやる!)
「・・・・っ?!」
気を取り直して、再びビームサーベルへとピンク色の粒子で出来た刀身を灯した、その時、俺は右側のサブモニターに先ほどの少年が写っているのに気が付いた。
「あのガキ!何してるんだ?!危ないぞ!其処から離れろ!」
外部スピーカーで呼びかけるが、そんな事を意にも介さず、もう一台あった大型トレーラーへと走っていく。
(まさかアイツ・・・モビルスーツを動かそうなんて思ってるんじゃないだろうな?!)
俺の頭に一つの予感が過ぎる。
そしてそれは直ぐに現実となった。

14 :
>>12
いいえ、プロトガンダムです。

15 :
『危ないぞ!其処から離れろ!』
先ほどからザクと闘っている黒いモビルスーツのパイロットが僕の事を止めようとするが、僕は止まらない。
いや、止まれなかった。
手に持っているマニュアルの影響も在ったんだと思う。とにかく何かしなければいけないと言葉では言い表せれない謎の使命感に僕は突き動かされていた。
「占めた!コックピットのハッチが開いてる!」
シートを捲るとすぐさま空いているコックピットへと身体を滑り込ませ、マニュアルを開いた。
「・・一緒だ」
マニュアルを拾った時に感じた予感は見事に当たっていた。
その事に嬉しさに似た何かを感じながらも、マニュアルを忙しなく開き、次々に計器やボタンを弄っていく。
「これを押して・・・これを引けばっと・・・これで動く筈だ!」
操縦レバーを思いっきり前へスライドさせる。
すると機体は案の定、動いた。
『おい!其処のガキ・・・っ!動かせるのか?!』
「えっ?あっ!はい!・・・」
『おい!聞いているのか!そのモビルスーツが動かせるのかと聞いている!』
どうやら相手には僕の声が聞こえていないらしい。
直ぐにマニュアルの通信手段の項目を開く。
「お肌の触れ合い回線じゃない・・・マイク・・・・外部スピーカーは・・・とこれか!」
通信ボタンを人差し指で押し込み、すぐさま問い掛けに応えた。
「はい!あの・・・動かせます!」

16 :
「本当かよ・・・」
あんなガキがモビルスーツを動かせると言う事実に多少の衝撃を受けながらも、そう言えば自分もそうだったと士官学校時代の自身を思い出す。
あの時はジムだったが、それでも17歳と言う若さでモビルスーツを動かしたのだ。ならば、このガキがモビルスーツを動かせると言う事に何も可笑しい点は無いのだ。
しかし・・・あんなガキが士官生なのだろうか?ふとした疑問を脳離に抱きつつも、メインモニターに写るザクに集中する。
「分かった・・・・本当に動かせるんだな?」
『はい!何とか動かせます!』
「良し!俺はジェリド・メサ。お前は?」
『え?』
「だからお前の名前だ!名前!」
『あっ!はい!僕はアムロ、アムロ・レイです!』
アムロ・・・女みたいな名前・・・では無いが、男らしい名前でも無い。
ふと、かつての宿敵だった少年の名前を思い出した。
(カミーユ・ビダン・・・・お前は俺の全てを・・・・)
悔しい思いが胸を満たすが、それでも後悔の念は無い。
正々堂々と戦って負けた。その事にはケチなんて付けられない。
「分かった!アムロ、無理はするな!無理そうならば其処でジッとしてても良いぞ!」
『そっ、そんな!僕も戦います!戦わせて下さい!』
「フンッ、好きにしろ!」
『有難う御座います!』
スピーカーから流れてくるガキ独特の甘ったれた声音。
それが何処か俺を苛立たせると共に、懐かしくも在った。

17 :
『デっデニム曹長!モっモビルスーツが!連邦のモビルスーツがもう一機、動き出しました!』
スピーカーから流れてくる部下の悲鳴にも似た叫びに思わず眉間の皺を寄せてしまう。
責任転換をするつもりは無いが、元はと言えばお前の独断行動が悪いのだ。
「だからと言って部下を見捨てる程、出来てないからな・・・」
『でっデニム曹長?!』
「騒ぐなジーン!今からワシがコイツらの視線を逸らす、その隙にスレンダーの居る所まで逃げるんだ」
『そっ曹長は!?』
「心配するな、後から行く」
スピーカーからジーンの安堵する声が聞こえた。
少々、功を焦る時があるが根は良い奴だ。それだけに部下として面倒の見甲斐が在る。
しかし・・・
「相手は子供・・・か」
外部スピーカーのやり取りを意識せずとも聞いてしまった。
そして白いモビルスーツを操縦しているのが子供だと言う事も知ってしまった。
多少とは言え、迷いが出てきてしまう。
「これではいかんな・・・」
頭を横に何度も振って、迷いを捨てる。
そしてマシンガンをゆっくりと白いモビルスーツへ向けた。

18 :
酉はつけたほうがいいんじゃなイカ

19 :
>>18
付け忘れてました。有難う御座いますw

20 :
ジェリドの目線で統一しろ読み難い

21 :
ジェリドがジオン軍と仲良くできるとは思えんw
チャラい変なやつで終わりそうw

22 :
>>20
イエッサー。
これからは一人称では無く、三人称で行きやす。
「っ!?・・・撃ってくるのか?!」
「アムロ!大丈夫だ!心配するな、ザクの持ってるあのマシンガンじゃあガンダムの装甲は貫けない筈だ!(最も俺の知っているガンダムだったらな)」
ジェリドはザクにマシンガンを向けられた事により、一種の錯乱状態に陥ったアムロをどうにか修めようとする。
しかし、ジェリド自身もアムロを修める一方で、一物の不安を己の胸中に抱いていた。
(ザクに・・・このガンダムMkUに似た機体・・・まさか・・・な)
脳離に一つの予想が出てくるが、そんな事はありえないと苦笑交じりにジェリドは自分の考えを否定した。
「それよりもザクだ・・・アムロ!早く機体を立たせろ!その間は俺が援護しといてやる!」
「りょ、了解です!ジェリドさん!」
立ち上がる事に悪戦苦闘しているアムロを他所に、ジェリドは右手に持っているビームサーベルへ再びエネルギーを送り込んだ。
ビームサーベルにピンク色の粒子が再び刀身状へと形成されていく。
ザクもそれを見て警戒しているのか、機体を2歩後退させた。
「さァ行くぜ!時代遅れのポンコツ野郎がァ!」
物怖じするザクに余裕を持ったジェリドは今度こそはと、機体を走らせた。
対するザクはマシンガンをコチラへ構え、標準を付けようとしている。が、機動力が尋常では無いガンダムになかなか標準が定まらなかった。
「おらっ!一機もらった!」
ザクの数メートル手前でジェリドが駆るガンダムがバックパックへエネルギーを回し、バーニアを吹かせると共に飛翔した。
その余りにも桁外れな機動力にジーンは呆気に取られ、後退するのを忘れていた。
自然、ジェリドの標的は立ち止まっているジーンに絞られる。
「そこのザク!貰った!」
ビームサーベルを思いっきり振りかぶった瞬間。
頭に先程と同じ様に稲妻が走る。
しかし、今度は自身の知る女性の声はせず、代わりに別の光景が脳離へ鮮明に映し出された。

23 :
(何だ・・・コレは?・・・・コロニー?)
ジェリドは脳離に浮かぶ光景をまるで時が止まった様な感覚で見つめていた。
(これは・・・俺が今、戦っている場所・・・あれは・・・俺か?)
ジェリドの視線の先には黒いモビルスーツ---ガンダムがザクをビームサーベルで切り裂いているシーンが写っている。
ザクは上半身と下半身で真っ二つになり、激しい光と共に辺りへ爆散していく。
(うおっ!?眩しい・・・・)
見慣れた筈のモビルスーツが散る光に、ジェリドは珍しく眩しさを覚えた。
無意識に瞼が反応し、目を瞑る。そしてしばらく経った後、瞼をうっすらと開いた。
(っ?!これは・・・一体・・・?!核爆発!?)
先程までザクが居た場所には大穴が開き、民間人とも軍人とも取れる人々が何人かその穴へ吸い込まれて行く。
その穴が辿り着くのは無限の宇宙であり、すなわち死を現していた。
「コロニーに・・・・穴が・・・・はっ?!」
何時の間にか脳離へ映し出された光景から現実へとジェリドは戻った。
そして今まさに、脳離で見た光景を自分が引き起こそうとしているのに気が付き、慌てて操縦桿を引き絞った。
機体のバーニアが逆噴射し、飛ぶ前の位置へと戻る。
その行動にザクは再び呆気に取られながらも、マシンガンを構えなおした。
ジェリドはその行動をメインモニター越しに確認しながらも、思わずコロニーを見渡した。そして何処にも穴が空いていないのを確認すると、額の汗を拭きながら、ゆっくりと安堵の声を漏らした。

24 :
バスク「何やっとるか旧式のザクなんぞさっさとツブしてしまえ!貴様それでもティターンズか!」
ああ…懐かしい。バスク大佐の声が聞こえる。
バスク「ジェリド!G3ガスでコロニーを鎮圧しろ!」
バスク大佐が僕を導いてくれる。
こんなに嬉しい事はない。
ジェリドは時の涙を見た。

25 :
「ふぅ・・・やばかったな・・・・・」
「ジェリドさん!!危ない!」
「はっ!?アムロッ!?」
アムロが駆るガンダムは何時の間にか大地に立ち上がっており、その上、ジェリドとザクが対峙している場所へと走っていた。
右手をバックパック右上に付いているビームサーベルへと添えながら。
「おいっ!アムロ止せっ!止まれ!こんな所で爆発なんて起こしたらっ!!」
「うぉおおおおおおおお!!!!!」
ジェリドの制止も聞かず、アムロは先程ジェリドが取った行動と同じ様に飛翔し、何時の間にか逃げようとしていたジーン機へと飛び掛った。
そして・・・
「アムロ!止せぇえええええ!!」
「うわァああああああああああ!!」
アムロの乗るガンダムが先程まで立ち上がる事も間々ならなかったのが嘘の様に軽快な動きを見せ、ジーン機をビームサーベルで引き裂いた。
上半身と下半身が真っ二つになったザクが一瞬、宙を舞い、直後に爆発した。
「くっ!?」
「うわっ!?」
激しい光が一瞬、辺りを包み込む。
そして光が収まった瞬間。ジェリドは唖然とした。
「嘘・・・だ・・ろ?」
「そっ・・・そんな・・・・」
アムロもジェリドと同じ様に唖然とした表情で光り終えた場所を見つめた。
其処には先程までは無かった筈の大穴が空き、逃げ遅れた人々を無限の闇へと引きずりこんでいく。
その光景は見る者すべてを戦慄させた。

26 :
>>24
それなんてエr・・・じゃなくてバットエンド?

27 :
ジェリドにNT能力が発現しとる

28 :
ジャマイカン「赤いモビルスーツがカプセルを奪おうとしたらそのカプセルを射て。やれるな?アムロ君?」
アムロ「はい!ちなみにそのカプセルとは爆弾か何かで?」
ジャマイカン「まぁ…そんな」
ジェリド「どうせ中に人が入ってんだろ」
ジャマイカン「…だったら何だ?貴様作戦に不服か!ホワイトベースから放り出されたいか!」
ジェリド「なんと破廉恥な!軍人のやる事じゃないぞ」
ジャマイカン「よーし、貴様ホワイトベースから降りろ!今すぐ出ていけ!ただしガンダムは置いていけよ」
ジェリド「お前にそんな決定権があるのか?」
ジャマイカン「俺がホワイトベースの艦長だ」
ジェリド「なんでお前が艦長なのだ?」
ジャマイカン「知るか!後半へ続くぅ〜」
Oh Ican't help believing you ♪

29 :
「良くも!良くも!ジーンを!!」
唖然としているジェリド達へ、逸早く我に戻ったデニムが襲い掛かろうとする。
ジェリドはその行動に一概の怒りを覚えた。
「お前・・・お前は人が大勢、死んでるってのに未だ戦争がしたいのかよぉ!!」
こんな感情を抱くのは初めてだとジェリドは思いながら、ビームサーベルを翳した。
ザクが勢い良く突撃してくる。ジェリドはビームサーベルの刀身を低く構えながらザクを見つめた。
「ジェ・・・ジェリドさん・・・!」
「大丈夫だ・・・アムロ・・・大丈夫だ」
核爆発を恐れてか、アムロは焦りの声を挙げる。
ジェリドは冷静に応えるとザクのコックピットへ切先を合わせた。
「うぉおおおおおお!!!」
「くっそぉおおお!」
飛び掛るザクのコックピットへジェリドのビームサーベルが突き出された。
「くっ・・・・」
相手のパイロットは最早、何も言わない屍となり、ザクのコックピットにはビームサーベルがゆっくりと吸い込まれていく。
ジェリドの額に何度目かの冷や汗が流れる。しかし、もう後戻りは出来ない。
意を決したジェリドはゆっくりとビームサーベルを引き抜いた。
(どうだ?!・・・・・爆発は・・・・起きない!!)
引き抜き切っても爆発は・・・起こらない。
「はっ・・・はァ・・・・・」
「ふぅ・・・」
ジェリドは大きく溜め息を吐いた。アムロも同様に安堵の声を漏らす。
そして安心したせいなのか、二人の声は次第に笑いへと変わって行った。

30 :
ジェリドがZで言うクワトロっぽい立ち位置なんだろうか。
そういえば1stってそういう立ち位置のキャラいなかったよね。
リュウがそう言えなくもなかったけど、オデッサ前にはお亡くなりだし。

31 :
「それで・・・?俺にアレのパイロットをしろって言いたいんですか?」
「頼む・・・この通りだ」
ペガサス級強襲揚陸艦二番艦、通称『ホワイトベース』のブリッジでジェリドは寝たきりの老人、パオロ・カシアス中佐に頭を下げられていた。
理由はRX78-1『プロトガンダム』のパイロットになって欲しいとの願いからである。
「そんな事を言われてもねぇ・・・」
ジェリドは頭を掻きながら二つの問題に悩んでいた。
ひとつはこの状況に対してと、もう一つはこの世界・・・いや時代に関してだった。
(まさか今が0079・・・一年戦争の真っ最中だとはな・・・・どおりであのガンダムに見覚えが在る訳だ・・・)
カタパルトデッキのハンガーで整備中であろう機体を脳離へ思い浮かべる。
先程のコロニー『サイド7』での戦いの際に、ガンダムを見て、まさかとは思った事がこうして現実になったのだ。
(はぁ・・・どうすれば良いんだか・・・)
ジェリドは迷っていた。
この状況下で自分はどうすれば良いのか・・・と、もう戦いには疲れてしまった。
カミーユに負けたのが原因では無い。自分のせいで多くの人が死んだと言う事が原因なのだ。
(以前の俺ならば、こんな事は考えなかっただろうにな・・・・ライラ大尉・・・マウアー・・・)
愛しい人の名前を心の中で呟く。
俺のせいで死んだんだと自覚しながら・・・・。
「この艦はジャブローに行く・・・勿論、その時はこの艦を降りてくれても構わない」
パオロのジャブローと言う言葉にジェリドは眉根を微かに動かした。
(そう言えばマイアーはジャブローのニュータイプ研究所出身だったな・・・・・ん?待てよ!?)
ジェリドの頭に何かが閃いた。
(一年戦争・・・ジャブロー・・・・連邦軍・・・・そうだ!今は過去なんだ!)
ならばマウアーは死んでいない筈。
ジェリドは気付くと同時に何で今まで気付かなかったんだと、思いつつパオロ艦長を見つめた。
「艦長!俺、やりますよ!」
「おお・・・そうか!協力してくれるか!」
何度も何度もジェリドは頷く。
その表情には今までの憂いは無く、何処か生き生きとした物にも感じられた。

32 :
>>30
今、思えばそうだよね
1stでクワトロ的な立場の人間って居ないよな〜〜
まぁ、必要ないとも思うけど・・・。

33 :
ロリマウアーをお持ち帰り計画とかジェリドもげろ

34 :
>>33だ が 断 る

35 :
すいませんでした・・・・・誤爆です。
ただ言えるとすれば・・・ジェリドっぽさが欲しかったんです。はい。

36 :
地球に降りたとき、現地の「じぇりど・めさ」17歳をっちゃってください。

37 :
>>36
ジャリド若「なっ!てめぇ・・・まさか」
ジェリド「ぇ!!!」
ジェリド若「あっーーー!!」
ジェリド「ふぅ・・・昔の俺は勢いが良いぜ・・・」

38 :
・・・って、ジェリドってアムロやハヤトより年上なのな

39 :
>>38
ジェリドが一年戦争当時17歳で、アムロが15歳だっけ?
こうしてみると、ジェリドって随分ガキっぽかったんだな・・・・
まァ、そこがライラ・ミラ・ライアとかマウアー・ファラオに好かれたんだろうけど。

40 :
制度によるけど
ジェリドは一年戦争当時、幼年学校とか士官学校行ってて
正規の軍籍にあった可能性高いんだよね、考えると。
どんだけのアホなの

41 :
ジャイアン>卵割り機を作った人>卵割り機>それを使う磯野家>じぇりど・●さ>タラちゃん

42 :
>>41そして一番最後に俺の名前が入る。
※アホの順に並べ替えやした。

43 :
「久しぶりだなスネーク」
「誰かと思えばバスク大佐…あんたか」
バスク大佐「相変わらず生意気な男だなスネーク」
「誰がスネークだ」
バスク大佐「誰も何も貴様のコードネームだろうジェリッド・スネーク」
ジェリッド「…そういう事か、すまないが俺はメタルギアネタが嫌いなんだ。さっさと終わってくれ」
ハサン「失礼、注射を打つわね」
ジェリッド「何だ!?このオカマは」
バスク大佐「ドクター、ハサン・ハンターだメディカルスタッフの」
ジェリッド「冗談だろ…」
バスク大佐「そしてこっちはテム・レイ博士」
テム「やあ、スネーク!僕の事はオタコンって呼んでくれ」
ジェリッド「酸素が足りてないようだな」
バスク大佐「そして…」
ジェリッド「もういい!電源を切ってくれ!」
Game Over

44 :
「あっ!ジェリドさん!」
「おぅアムロ!・・・ん?どうした?元気ないな?」
ジェリドはホワイトベースの居住区画に宛がわれた自室へと向かう途中、アムロ・レイと出会った。
不思議と元気が無い様に見えたアムロにジェリドは思わず目を細めた。
「いえ別に、元気が無い訳じゃないんですけど・・・・それよりもジェリドさん、なんだか妙に生き生きしてますね?」
ジェリドはアムロの問い掛けに、子供の様な笑顔を見せて応えた。
「へっへ・・・ジャブローが待ち遠しくてな、ワクワクしてるんだ」
「へ?ワクワク・・・ですか?」
「おうよ、ワクワクだアムロ」
「そうやって元気になれるジェリドさんが羨ましいです」
「・・・・どう言う事だ?」
ジェリドはアムロの瞳が何処か不安そうなのを感じた。
ジェリドの雰囲気が真面目な物になる。
「・・・・・いえ、フラウ・ボウのお母さんとお爺さんが死んじゃって・・・・ソレで今、フラウ・ボウの奴・・・防ぎ込んでるんですよ・・・・」
「・・・・そう言う事・・・か」
ジェリドはアムロの言葉にかつての自分を思い出していた。
マイアーを失った時の自分がまさに今のフラウ・ボウだった。それだけに大切な人が居なくなる悲しみを知っている。
ジェリドはアムロの横を通り過ぎる様に移動し、右手で左肩をポンと軽く叩くき、一言だけ呟く。
「アムロ・・・彼女の傍に居てやれ・・・それだけで救われる物があるだろうぜ」
「え?」
振り返るアムロにじゃあなとジェリドは右手を振った。
今の状況にこれ以上の言葉は必要無い。ジェリドはソレを分かっていたし、昔の事を思い出した今、これ以上は喋ろうとも思わなかった。
やはりジェリドにとって自分が愛したマウアーは自分が居た時代のマウアーであり、未だ会わぬこの時代のマウアーに浮かれる気分にもなれなかった。
(それでもやっぱ・・・会いたいな・・・・女々しいな俺って・・・・)
カミーユを脳離に思い浮かべながら、ジェリドは廊下の突き当たりにあるエレベーターに乗り、アムロの視界から消えていった。

45 :
この当時のシロッコは何歳で、どこで何やってんだろう?

46 :
シロッコは実はホワイトベースにいた。
「時代を動かすのは一握りの天才だ!」
白い服を着た子供が何かを言い放ち、一人駆け出した。
「私は刻の海を越えて来たのだっ」
少年は再び無意味な言葉を呟き、MSデッキにたどり着く。
整備士「おい!子供がMSに乗り込んだぞ!」
ジェリド「あのガキ…シロッコじゃないか!?」
シロッコ少年はMSのコクピットから叫んだ。魂のおたけびだ。
シロッコ「フハハハ!旧式とは言え、このMSは私に無限のエナジィ呼び覚ますー!」
しかしMSはピクリとも動かず、重々しい空気が漂った。
シロッコ「う…動けタンク!タンク!なぜ動かんっ!」
整備士「当たり前だ!そいつは壊れてて修理中なんだ!」
シロッコ「私だけ恥をかくわけにはいかん!お前も一緒に連れていく!ジェリド…メサ…」
ホワイトベースは突然爆発し宇宙の藻屑となった。
BAD

47 :
『各員!第三戦闘配置!パイロット各員は己の持ち場に付け!』
深い眠りに付いていたジェリドを叩き起こしたのは、自室の壁に付いているモニターからだった。
「んっ・・ん・・・・何だってんだよ・・・」
眠気眼を擦りながらタッチパネルを操作する。
するとモニターにブライト・ノア少尉が出てきた。
ジェリドはブリッヂに居た奴だなとブライトを見て思い出しつつ、起こされた用件を問う。
「ジェリド曹長、プロトガンダムに乗って待機しておいてくれませんか?」
「何だ?敵か?」
ジェリドは民間の協力者となっているが、年齢的な事もあり取り合えずという形で軍籍に付いている。
この事に関してはこの世界に若いジェリドが居たとしても軍籍には付いていないだろうとジェリド自身は考え、快く了承した。
もし面倒な事になれば何処かへトンズラするのも有りかな?とも考えているし、何より軍籍に付いて置けば後々ジャブローで役に立つかもしれないとも思っている。
そんな事をジェリドが考えているとは露知らず、ブライトは首を横に振りながら用件を口にした。
「いえ、これよりサイド7から出航するので、出航した直後に待ち構えている敵との戦闘に備えてです」
まぁ、必ず戦闘になるとは考えていませんが、とブライトはジェリドの動向を伺う様に口を濁した。
いくら軍籍に付いたと言えどもブライトからしてみればジェリドは民間人である。下手な事を言ってガンダムに乗るのを拒まれ無い様にしなければと思っていた。
しかしそんなブライトを他所にジェリドはつまらなさそうな表情を浮かべ、首肯付きで了承するとモニターを切った。
「ちぇ、待機かよ・・・そんなの、俺向きじゃないんだがな・・・」
大きな溜め息を吐くと近くに在ったパイロットスーツを荒々しく掴み取った。

48 :
「あっ!ジェリド曹長!」
「ん?おおアンタは確か・・・・」
「オムルです!オムル・ハング兵曹長であります」
「おぅオムルか、どうした?」
MSデッキで黄色のパイロットスーツに着替えたジェリドに一人の整備兵が近付いた。
ジェリドは最初こそ誰だか分からなかったが、見覚えのある顔に名前を聞かされた瞬間、思い出した様に右手を挙げた。
オムル・ハング兵曹長、準士官の整備班長でもある。クルーの名簿を見ていた時にアムロと同じアフロヘアーである事から、ジェリドの頭に少し印象強く残っていた人物だった。
「で?オムル整備班長、どうしたんだ?」
ジェリドの整備班長と言う言葉に多少の照れを含んだ顔になりながらオムルはガンダムを指差しながら、手に持っているクリップボードを見せてきた。
「いえ、プロトガンダムの標準装備と言いますか、一応の装備を報告しておこうかと・・・」
「ん?どれどれ・・・・・・ビームライフルにガンダムシールドか・・・基本的にはRX-78-2とあまり変わらないんだな?」
「えぇ、武器面では多少の形状の変化が見られる他、性能面では余り変わりありません、しかしコアブロックシステムが導入されていないため、緊急脱出やエネルギーパックの換装は不可能となっています」
「ふぅん・・・」
ジェリドの平然とした様子にオムルは少しだけ驚いた。
民間人だった事から自分の報告に少しはうろたえるかと思ったのだ。
しかし何の事、そんなそぶりは見せず、逆に不敵な笑みさえ浮かべているジェリドにオムルは心強さを感じた。
「まっ!簡単に落ちやしないさ、ジャブローに付くまでは死んでも死に切れないしな」
「そんな不吉な事、言わないで下さい。ちゃんと生きて帰って来て下さいよ」
心配するオムルにジェリドは右手を振りつつ顔を綻ばせながら、コックピットへと備え付けられたタラップを登って行った。

49 :
後期ジェリドがガンダムのってるのならシャアザクくらいは軽く落とせそうだな

50 :
そこでうっかり汚名挽回してしまうのがジェリドクオリティw

51 :
Zでの不遇をこのスレで汚名挽回するんだ!

52 :
「さて、旧式のガンダムがどれほどの物かは知らないが・・・・やってみるさ」
ジェリドは覚悟を決めて操縦桿を握り締める。
第三戦闘配置と聞かされたが何故か胸騒ぎがするのだ。
ジェリドの表情に先程までの穏やかさは既に無く、まさに真剣そのものだった。
「ジェリドさん、早いですね」
コックピット上部に備え付けられたモニターに、RX78-2に乗り込んだアムロが写った。
アムロの服装がパイロットスーツでは無く私服のままなのにジェリドの眉根がピクリと動いた。
「おい、アムロ、パイロットスーツはどうした?何で着てないんだ」
「・・・すいません、疲れてたんであのまま寝ちゃって」
「何してんだか・・・今度からはちゃんと着ろよ?もしもの時に役立つからな」
「はい!」
ジャリドの言葉にアムロはハッキリとした声で応えた。
その様子に先程までの哀感は感じられない。ジェリドはニコリと微笑み、操縦桿を握り締めた。
「ジェリド曹長、発進願えますか?」
オペレーターであるセイラ・マスからのいきなりの通信にジェリドの顔から笑みが消えた。
「どうした?」
ジェリドはセイラの事をブリッジで見知っていたため、セイラの険しい表情に疑問を抱いた。
「ジェリド曹長、ザクが三機接近中、迎撃願えますか?」
「ザクが三機?「うっ!ザクが!通常の三倍の速さで接近してきます!」何?!」
モニターを通してブリッジの様子が伺えるため、索敵担当員のオスカ・ダブリンの言葉に驚きの表情を浮かべた。

53 :
エルランの裏切りを指摘して「俺様、連邦の救世主!」とポイント稼ごうとするが、
証拠がなかったために銃されそうになるとかw

54 :
「どう言う事だ?通常のザクの三倍の速さって・・・」
そんな事は在り得ない。ジェリドは何かの間違いだろうと思った。しかし。
「赤い彗星?!」
ブリッヂで寝込んでいるパオロ艦長の代理として指揮を取っているブライトが珍しく驚いた声を出した。
その言葉にジェリドも同じく驚きを隠せなかった。
(赤い彗星だって?!まさか・・・シャア・アズナブルか?!)
士官学校時代に教科書に乗っていた人物を思い出す。
シャア・アズナブル・・・・ルウム戦役にて戦艦を単機で5隻も沈めると言う戦果を挙げ、今では戦死以外で二階級特進をした人物の代名詞とも評されている。
「おいおい・・・まさかシャア・アズナブルといきなりタイマンかよ・・・・・っ?!」
ガンダムの性能がザクよりも下回っているとは思わないが、しかし通常の3倍と聞かされ、驚きを隠せないでいた。
しかし、次の瞬間。ジェリドの思考に何か稲妻の様な物が再び走る。ジェリドは目を見開くと、ぼんやりとコックピットの天井を見上げた。
そんなジェリドにアムロが疑問を抱きつつ首を傾げる。
そこには何も無いと言おうとしたが、突如、レーダーが赤く点滅し、敵の接近を知らせた。
「プロトガンダム、出てください!」
「っ!・・・了解!」
不思議な感覚から我に帰ったジェリドがペダルへと足を添える。
先程までのザラツキに似た感情に、不思議と違和感は抱かなかった。
「ジェリド・メサ!プロトガンダム、出るぞ!」
セイラがジェリドの言葉に頷く。
それを確認すると添えていたペダルを思いっきり踏み込んだ。

55 :
>>53意外と在り得そうだから困るw良し、その方針で行こうかw

56 :
wktkしながら読んでます
がんばってくだしゃあ

57 :
>>53
どうにか信じてもらえて、エルラン逮捕
「こんどこそ、俺様、連邦の救世主!」と思ったが
逮捕が早すぎて、エルラン方面のマクベの守備網が強化され、連邦は苦戦
ジェリド「あれ?」

58 :
さっきIEでたまたまこのスレ見かけて初めてこの板に来たよー
アムロはあんま有名人じゃないのか?w

59 :
>>58
【棒読み】そりゃ何年も監禁してたらなーーージェリドも知らんでしょう。
『本音』(一年戦争後にホワイトベース乗組員が英雄扱いされてたの忘れてた・・・orz)

60 :
>>56イエッサー

61 :
>>59
ドンマイw
続き楽しみにしてます

62 :
ジェリド的にはほぼ連邦の技術のみで作ったガンダムMk-Uは操縦しづらいって不評だったみたいだし
それに加えてリニアシートも全天モニターも無いOSもまだまだデータ収集段階という
一年戦争時の連邦の機体に乗ったら扱いづら過ぎて発狂するんじゃなかろうか。

63 :
ほっしゅ

64 :
>>62今、目が覚めやしたwその案、採用ですw

65 :
>>63保守ありがとうございやすw

66 :
ホワイトベースの右舷カタパルトハッチから勢い良くプロトガンダムが発射される。
ジェリドはガンダムの加速度に懐かしさを覚えつつ、宙で機体を整えた。
「っ・・・やっぱりガンダム型の操縦はクセが在り過ぎる・・・こんなんだったらガルバルディの方が未だマシだ」
旧式シートの固さに苛々を感じながらもレーダーを見る。
ブライトがミノフスキー粒子を散布したのか、索敵機能が微弱な物になっていた。
「チッ・・・アムロはどうなんだ?聞こえるか?アムロ」
機体を先程、自身が発艦したカタパルトへ向ける。
そこには出てきたばかりであろうアムロの駆るガンダムが居た。
ジェリドは口元を歪める。
「大丈夫かアムロ?まぁ、ガキには初めての宇宙はキツイだろうがな」
「がっガキ呼ばわりしないで下さい!宇宙は初めてじゃありません」
「でも、モビルスーツを操縦しての宇宙は初めてだろ?」
ジェリドの言葉にアムロはうっ、と口を噤んだ。
「まぁ、誰だって始めてはあるもんさ気にすんな・・・・それよりも、奴さんたち・・・近くに来てるぜ・・・」
「えっ?!」
アムロの驚きの表情と共に、何も無かった場所にザクが三機現れた。
「クソッ、デブリに隠れてやがったか・・・アムロ!ミノフスキー濃度が尋常じゃない!レーダーを充てにするな!」
「はっ、はい!・・・えっ?!赤いザク!?」
「何だとっ?!・・・あの赤い奴がシャアか!?」
アムロの叫びにジェリドが反応する。
三機のザクへすぐさま視点を移動させると、そこには通常のザクである他の二機より、明らかに機動の早い赤いザクが居た。

67 :
「見せて貰おうか・・・連邦のモビルスーツの性能とやらを・・・」
赤いザクのパイロット―――シャア・アズナブルが口角を吊り上げながら呟く。
しかし、そんな彼の脳離には表情とは裏腹に微かな曇りが在った。
(まさか二機のモビルスーツとはな・・・一機ならともかく・・・・)
「まぁ良い・・・・部下の仇、取らせて貰うぞ!」
シャアは操縦桿を前へ倒すと、ガンダム二機に突っ込んでいく。
赤い閃光が何も無い宙に怪しく光った瞬間だった。
「っ!来るっ!?アムロ!左へ散開!他のザク達をホワイトベースに近づけさせるな!」
「ジェ、ジェリドさんは?!」
「俺はアイツの足止めをする!」
ジェリドはメインモニターに写る赤いザクを睨みつけると、操縦桿を手前に引いた。
プロトガンダムがバーニアを吹かして急激に加速する。
「くっ・・・安定感が無い・・・MkUより酷いか・・・しかし!」
ビームライフルを二発撃つ。
しかし二発とも赤いザクには当たらず、すんなりとかわされてしまう。
「あれがザクの性能なのかよ!・・・・くっ・・・赤い彗星の異名は伊達じゃないって事か」
ジェリドはその機動性に驚きを隠せないで居た。
その一方でシャアもガンダムのビームライフルに驚いていた。
「何だと言うのだ・・・アレは・・・んっ?!スレンダー!」
スレンダーの乗ったザクがアムロのビームライフルによって撃破される。
辺りに激しい爆光が輝く。
その光景にシャアとソレを行ったアムロは唖然としていた。
「いっ・・・一撃で・・・一撃でザクを・・・・」
「一撃だと・・・あのビームには戦艦並みの破壊力があると言うのか・・・」

68 :
ジェリドがこの時代に介入したから、補給艦に乗って来るのはきっと若きジャマイカンだな

69 :
「おお!エマが若い!」
「おお!ライラが若い!」
「おお!マウアーが若い!」
「おお!サラが幼い!」
「あれ?カクリコンは同じ....」

70 :
>>69カクリコン不憫すぎるだろww
あと、このスレを何人の人が見てるのか知らないけど、一年戦争はパッと終わらせた方が良い?それとも長ったらしくした方が良い?
(劇場版orテレビ放送版)

71 :
0083やZやCCAまで構想があるのか?
なら劇場版だろ

72 :
>>70
カクリコンってそこそこ若くなかったか・・
やはりジェリドに救いが欲しいので長めがよいです

73 :
ジェリドってクワトロ=シャアってのを知らないんだっけ?

74 :
ジェリドのおかげでガンキャノンあたりも
ももう1機ぐらい壊されないで残ってそう

75 :
>>73
ダカール戦のときにジェリドいるし知ってるんじゃまいか?

76 :
皆さんすまない。まさかのテレビ版との事なのでゲロでDVD全部を借りました。
劇場版しか用意してなかったから急いで見なければ(アセアセ
なので、次の更新は明日の午前中以降となりやすw
>>75確か知らない筈だった様な気もするけど・・・・Zも劇場版なら三作全部あるから確認しときやすw
>>71ネタバレになるから詳しくは言えないけど、一応言える事は言っておく。
Zは絶対にやる!けどZZは絶対にしない!(したとしてもジェリドを出したくない。

77 :
TV版希望ってレスある?
っていうか劇場版とTV版の明確な違いって
宇宙でのキャノン×2とコアブースターとマ・クベ生存ぐらいしか分らないw

78 :
今更だが、シロッコが逆行したほうが物語としては面白いだろうな
ジェリドはバカだからせっかくの未来の知識を活かそうとしない
一介のパイロットで満足してしまうだろうな
歴史を変えようなんて考えもしないだろう

79 :
ジェリドがWBに居座ると面白いかもな。
スケベだから女性クルー食いまくり。
妙に要領いいからレビルの親衛艦になって
げるどるば

80 :
>>78
木星往復で最低3年間すごす前だとNT能力抜きになるんじゃ?w
(もし木星在住期間が長かったとしたら、1年戦争中に地球圏にすらいないかも)

81 :
>>77
テレビ版だとククルスドアンの話しとかエルランがジオン軍に内通してる話しとか在った筈。
劇場版だとそれらの小話がカットされてるけど、重要な話だけなので展開がスムーズに進む。
まぁ、エルランの話しが小話程度だとは到底思えませんがww

82 :
ビグロ&ザクレロ「俺達の出番だな!」

83 :
>>81
テレビ版ってそういう意味だったのね
って長すぎるだろwww
オデッサ、ジャブロー、ソロモン、ア・バオア・クー読めるのいつになるんだwww

84 :
士官学校不合格

85 :
Zガンダムでジェリドというバカが何故世界を導けるのか
ttp://homepage3.nifty.com/mana/gundam-jelido.html
ジェリドちょっといい話。あと参考としてジェリドが主役(!)のゲームブックも
機動戦士Zガンダム ジェリド出撃命令
ttp://members.jcom.home.ne.jp/0911502801/jerid.htm
「ジェリド出撃命令」より-1
ttp://f16.aaa.livedoor.jp/~robo/library/hakahori/Jerid-1.htm

86 :
>>85良い話すぎるでしょう・・・・何で映画版で削っちゃったんだよ・・・・もう。
あと、テレビ版との話しでしたが無理です。
ゲロに全巻無いですもん・・・誰か5巻?辺りまで全部借りてたよ・・・・・
なので劇場版にします・・・身勝手な都合で変更して真に申し訳在りません。
それと、文章の低脳さはお許し下さい。直に書き込んでいるので、ワード、エクセルみたいに見直し、書き直しは出来ません。
(それなら、元からワード・エクセルに書けば言い話しなのですが・・・)
なので、これからは先ず書き溜めしてから投下したいと思います。
(ちなみに次の投下は明日の昼頃になると思います。)
では、そう言う事なのでこれからも支援、宜しくお願いします。

87 :
え?結局1stガンダムのストーリーをなぞるだけ?
ジェリドの存在は歴史に何の影響も与えないの?
そして見直し書き直しはできませんって・・・舐めてるの?
低脳と自覚してるなら少しでも質を高める努力はすべきだろ
ここはお前の日記帳じゃねえんだぞ

88 :
与えるぐらいの才能があればなあ・・・・

89 :
ガンダム一機の働きで、マチルダが助けられたり戦争が勝てるなどというほどあまいものではないんだぞ

90 :
ここの板って何時間ぐらいでスレ落ちたりするの?

91 :
>>87なぞるだけじゃありませんよ。ちゃんと歴史は変えようと思ってます。
その内容は詳しく言えませんけど・・・(ネタバレにつき)
あと、見直し、書き直しは今している途中です。
(三人称視点で全て書き直ししてます)
そのつもりで書き溜めしますって書いといたんですけど・・・もしかして伝わらなかったでしょうか?
それと舐めてません。舐めたらアカンです。あの飴おいしいです。喉に効きます。
>>89マチルダさぁああああああああん!!!

92 :
投下です
※最初から全部を三人称に変えました。
ストーリー的に変化はありませんのでご了承下さい。
今、ジェリド・メサは自分が置かれている現状にどうすれば良いのか分からなかった。
目の前には120mmマシンガンを持ったMS-06F・・・・・通称、ザクUと呼ばれるMSが逃げ惑う人々を襲うかの様に武器を乱射し、それから逃げようと民間人が道路を我先にと走っていく。
「なんなんだよ・・・こりゃあ・・・・」
その光景をジェリドは唖然とした表情で見つめ、必死に理解しようとするが、いかんせん目の前の光景は到底理解出来ない物だった。
「何なんだよ・・・・俺は・・・俺は死んだんだぞ・・・・カミーユに・・・・カミーユ・ビダンに・・・されて・・・・」
自分の両手を信じられないと思いつつ、見つめる。
脳離には確かに、女の様な名前をした青年・・・カミーユ・ビダンにされた感覚が残っている。
なのにどうしてか、今生きている自分にジェリドは恐怖に似た何かを感じざる負えなかった。
「俺は生きている・・・・俺は・・・生きている・・・・」
自身を落ち着かせるために何度も生きている事を呟く。
すると何度目かの呟きでようやく心を落ち着かせる事が出来た。
深呼吸もしたお陰だろうか、もう自身に恐怖心は抱かなくなった。
だがしかしその瞬間、恐怖心では無く今度は物悲しい寂寥感がジェリドの心を蝕んだ。
(ライラ大尉・・・・マウアー・ファラオ・・・・)
死ぬ間際、ジェリドの脳離に確かに浮かんだ二人の女性。
それはジェリド自身が愛した女性・・・。
(俺は・・・何処かで死ぬ事を望んでいたのかもしれない。
ば彼女達や相棒だった男に会えたかもしれないんだぞ・・・・・)
そう考えるとジェリドの胸にはやり切れない思いがひしひしと溢れてきた。
無意識の内に俺は死を求めていたのだろうか?
ジェリドは自分にそう問いかける。
「俺は・・・もしかして死にそびれて・・・本当は死ぬべきだったんじゃ・・・・・・・・うわっ!?」
小さな声で呟いた瞬間、地面が大きく揺れた。
その揺れに身体を支えきれず、ジェリドは思わず尻餅を付く。
耳に入ってくるのはMS特有の機動音。
ジェリドは気が付いた様に先程マシンガンを乱射していた緑色の巨人を見上げた。
「あっ!?」
赤い単眼がギョロリとコチラを睨んでいる。
ジェリドは背筋に冷たい物が伝う感触を感じた。

93 :

『ジーン!止せ!』
ザクのコックピット内で操縦をしているジーンの耳にスピーカーから流れるデニム曹長の言葉が聞こえた。
ジーンは命令違反にも似た自身の行動を必死に止めようとしているデニムには、一寸も耳を貸さず自身の欲に任せて破壊行動を続ける。
「へへっ・・・シャア少佐だって戦闘で勝って偉くなったんだ・・・・俺だって!」
マシンガンを正面にある連邦の新型MSへと向ける。
ターゲットをロックオンすると共に、シーンは高鳴る鼓動と共に勢い良くトリガーを引いた。
『ダンダンダンダン!』
勢い良くマシンガンから弾が連続して発射され、連邦のMSが貨物用エレベーターと共に爆散していく。
その爆発に民間人が多少、巻き込まれたがジーンは特に気にする様子は無い。
まるでそんな事はどうでも良いと言わんばかりにジーンは言葉を漏らす。
「これで・・・これで俺は・・・偉くなれるんだ・・・・これで・・・」
『おい!ジーン!早く戻れ!もう気が済んだだろう!』
スピーカーから流れてくる声でジーンは思考を止め、舌打ちしながらも仕方なくランドセルのバーニアを吹かす。が、メインモニターの端にもう一機の白いMSが写った途端、ジーンは口角を吊り上げ、吹かしていたバーニアを止めた。

94 :

「お・・・・おい・・・・此処はコロニー内じゃないのか・・?それに民間人だって・・・」
目の前でマシンガンを連射するザクに、ジェリドは戦慄を覚えた。
激しいマシンガンの連射音、それと共に木霊する叫び声。
その恐ろしい不協和音は耳を通し、ジェリド自身をかき乱す様にも感じられた。
「きゃあ!?」
大きな爆発音と女の悲鳴と共に、ジェリドの目の前で民間人が避難していた道が勢い良く砕け散った。
そしてそこははまるで元から道なんて無かったかの様に、跡形なく道が消え去っていた。
いや、消え去ったと言うより弾け飛んだと言う方が適切かも知れない。
「お母さん?!お母さん?!」
その光景に唖然としていたジェリドを我に帰らせたのは一人の少女の叫び声だった。
先ほどまで在った道を見つめ直す、すると倒れている女性を必死に揺さぶる少女が居た。
「ひっ・・・・人が・・・・人が死んだ・・・人が・・・・っ?!」
突然、ジェリドの脳離にかつての光景がフラッシュバックされた。
(コロニーでの戦闘・・・・グリーンノア・・・・カミーユ・ビダン・・・
あの時も民間人は居た筈だ・・・なのに自分は躊躇いも無く・・・・
不思議な違和感に心が蝕まれていく・・・・これは・・・・人の意思・・・なのか?
・・・・くっ!やめろ・・・違うんだ!グリーンモアの時は仕方なかったんだ・・・アレは・・・・違うんだ)
何かから弁解する様にジェリドは頭を抱え、何度も償いの言葉を心の中で唱える。
傍から見たら、この状況に恐怖を感じて精神がイカレた様に見えるかもしれない。
いや、確実に見えるだろう。しかし、ジェリドは言い様の無い後悔と悲しみに、こうしておれずには居られなかった。
「フラウッ!君は強い子じゃないか!」
今度は少女では無く、少年の声が耳に入って来た。
何事だろうかと正面を見ると、そこには錯乱した少女を何とかしようと必死に呼びかける少年の姿が在った。
(あんな少年でも・・・この状況に冷静で居られるんだな・・・・なのに俺は・・・・)
そう思うと先ほどまで感じていた恐怖や後悔と言った自責の念は嘘の様に何処かへ消えた。
「俺にも・・・俺にも何か出来るんじゃないか?」
良く考えろジェリド・メサ・・・・お前にだって出来る事があるだろう?
震える膝を両手でしっかりと押さえ、自分に言い聞かせながら、ジェリドは立ち上がった。

95 :
周囲を忙しなく見回す。
まさかザクが何も無い場所を襲う訳が無い。
もし襲うなら、それは精神破綻者か、ただのイカレ野郎だ。
「何処かに・・・何処かに此処を襲った理由がある筈だ・・・・・・んっ!?」
あれはっ!?
ジェリドは目の前の大型トレーラーに積み込まれた黒いモビルスーツを見つけた。
シートが覆いかぶさっているが、下半身と思われる場所だけ少し肌蹴ている。
トレーラーに急いで近付くと、肌蹴ている部分から覆いかぶさっているシートを全て捲り取った。
そして・・・
「ガンダムっ?!」
ジェリドは思わず大声を出してしまった。
何せシートを取った瞬間、俺の眼に真っ先に飛び込んで来たのは黒色のMS−−−ガンダムだったのだから。

96 :

「緊急ハッチ開放ボタンは・・・・これかっ?!」
外部に付いていたコックピットのハッチを開放するボタンを押し込む。
ハッチが開くと同時にジェリドはコックピットへと滑り込んだ。
「あっ・・・MkUとは違う・・・でも・・・分かるぞ・・・・」
ジェリドはティターンズに所属する前、士官学校でMSを何度も扱った事がある。
もっとも、その時はガンダムなどでは無くRGM-79---ジムだったのだが・・・・
「何はともあれ・・・これでやれる!」
機動システムを立ち上げるとコックピット内の計器に次々と光が点り始める。
自然、ジェリドの操縦桿を握る手に汗が流れた。
(俺に・・・・・カミーユに負けた俺に出来るのか・・・・?)
不安が脳離を過ぎるがメインモニターに写るザクを見て、それどころでは無いと頭を振る。
後悔なら、怯える事なら、逃げる事なら・・・何時でも出来る。
今は、今しか出来ない事をするんだ!
ジェリドは覚悟を決めメインモニターを睨んだ。
「おらっ!動けっ!」
一気に操縦桿を前へスライドさせると、機体の上半身をトレーラーから起こした。
相手のザクも驚いたのかザクマシンガンをこちらに向けるのを忘れ、唖然としている。
今が好機だ! とジェリドは表情を歪ませた。
「武器は・・・・これしか無いか・・・・チッ!仕方ない、これでも食らいな!」
思い切ってトリガーを引く。
するとジェリドの駆るガンダムのヘッドバルカンがザクに向けて勢い良く火を吹いた。

97 :

「うっ!撃ってきた!?」
マシンガンを撃とうとしていたジーンは驚きを隠せなかった。
目の前でソレーラーに横たわっていた筈の黒いモビルスーツが突然、動き始めたかと思った瞬間、コチラにバルカンらしき物を発射してきたのだ。
ジーンは間一髪でソレを避けるが、その間に黒い奴はトレーラーから起き上がっていた。
嫌な予感がする・・・。
額に冷たい汗が流れるのを感じ、ジーンは思わず後ずさりをしてしまう。
それほどの圧迫感が目の前の黒いモビルスーツ・・・ガンダムには在った。
『ジーン!退け!これ以上は危険だ!止せ!』
「わっ・・・分かりました!ジーン、退きます!」
デニム曹長の言葉にジーンは首肯付きで答えると、直ぐにバーニアを吹かしジャンプしようとする。
しかし・・・
「くっ・・・来る!?」
ジェリドはジーンを逃がす気が無いのか、コチラへ勢い良く走ってくる。
その速さも尋常では無く、ジーンが駆るこのザクの機動力を悠に上回る程だった。

98 :
ラルの登場で心理的にふらふらするセイラこますとか
アムロ逃亡で心理的にふらふらするフラウこますとか
ブライト倒れて責任押し付けられて悩むミライこますとか
女性キャラ全員押し倒すエロゲ展開もお願いします。
もちろんジャブローの育児官もいっちゃってください。

99 :
育児官てwww

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