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経営してたけど質問ある?


1 :12/01/13 〜 最終レス :12/04/10
立ったら書く。
もとい
勃ったら書く。

2 :
スレ立ては初めてなのでヌクモリティでお願いしたい。
とりあえず
スペック
約15年程前
当時25歳 独身
今は40前のオサーンで会社経営者
ちょっと後々色々出てくるので俺の妄想回記録って事にしとく。
元々デリを始めようって思ったきっかけは
友人が「俺風俗店やるわ。!」とか言い出して始めたから。
当時の俺は風俗は誘われたら行くレベルで好きって訳じゃなかった。
その頃は彼女も居たし定職もあったけどバブルが弾け銀行が破綻したり合併したりで
会社は守ってくれない!だからこそ独立する時代じゃね?みたいな風潮だった。

3 :
で、色々調べたら自分の済んでいた地域は意外にあっさり申請だせる事がわかったので申請。
自宅にNTT回線2本引いてISDNで二つに割って4本の電話回線を確保。
4本の回線を
1.店舗A
2.店舗B
3.店舗C
4.店舗D
で申請を出す。
みんなは知ってるかなぁ…当時は電話は権利制で5万〜7万くらいしてたんだぜ?w

4 :
で、なにも考えずイキオイで申請出してるからここからが結構苦労する事になる。
とりあえず始めるにしてもなににしても嬢が必要。
ナンパもするしコンパも行くけど伝説的な女たらしって訳でもないので
そんな知り合いも居なければ引っ掛ける事も出来ない。
しかも当時は副業感覚だったので、なおさらやる気も無い。
申請は出したものの開店休業状態で2ヶ月ほどで頓挫。
ってか広告も出してないから電話なんか鳴らねぇ。

5 :
誰も居ないが自分語りも兼ねて連投する

6 :
そんなある日、始めるきっかけになった友人(格闘家の武蔵に似ているので武蔵とします)と飲みに行く事に。
いきなりベンツのSL600で登場。
おまww金無くていつも俺にもらいタバコしてたじゃんよwwテラ出世ww
「久しぶり1!!」とか言いながら出てきた武蔵、当時でもあまり見かけなくなりつつある縦縞ダブルのスーツw
MCMのセカンドバック抱えておまえドコのヤ○ザだよ!って風貌。
いつもユニクロ(その頃のユニクロは今みたいにちょっとオシャレなポジションになかった)だった男の変貌にちょっとビビる俺。

7 :
ひとまず居酒屋に移動。安居酒屋でひとまず乾杯。
後ほど後述するが、今思えば居酒屋だったのは武蔵の優しさだったと思う。
武「びびった?なぁ?びびった?w」
1「びびったってかお前が金持ってそうなのにビビったわw」
武「銀行強盗してないぜ?」
1「わかってるww(ちなみに武蔵は体格も武蔵だが気は小さい)」
武「やっぱアレだって。1も店頑張れって。申請出したつってたろ?なんでやんねーの?」
1「ばかか、おまえと違って女集められないし時間もねーよ」
武「時間は寝なけりゃいいんじゃね?女は知らね」
1「寝なけりゃってwところでお前月どれくらい稼いでんの?」
武「売上だけなら月1500万くらい」
1「はぁ?!?!?!」
武「半分は女持ってくし、あとはごちゃごちゃと経費で飛ぶけど月500は手元に残るぜ」
1「( ゚д゚)ポカーン」
マジで俺こんな顔なってた。

8 :
当時の俺の月給は手取りで23万くらい。ちなみに土建屋の設計。大きな会社じゃなかったけどそれなりに楽しくやってた。
25歳独身一人暮らしとしてはまぁまぁ上々の金額。でも、そんな話聞かされたら若かったってのもあるけど俄然金に色気が出る駄目な俺。
武蔵って男は、今と違ってある程度内容さえ選ばなければ簡単に就職出来て、仕事に困るなんて考えられなかった時代に仕事に困りまくってた男。
とにかく物覚えと要領が悪く、かつ一本気な性格の為に仕事がバイトだろうと社員だろうとすぐクビ切られるか辞めてた。
そんなヤツが今や手取り月収500万と聞いて正直焦りと妬みと尊敬が入り交じる不思議な感情を抱いたのを今でも覚えてる。

9 :
武「おいしい商売だとおもうぜ」
1「…」
武「実は今日会いたいってのもあるけどもういっこあるんだ」
1「?」
武蔵、セカンドバックから帯札を3つ取り出し机の上に置く
俺、再度( ゚д゚)ポカーン
武「1には色々お世話になったしこれはそのお礼」
1「バカかそんなの貰えるわけないだろ」
と言いながら帯札をガン見の俺w
確かに武蔵は金がとにかく無かったから昔から飲みに行っては奢ってたし
家賃払えなくて俺ん家に転がり込んできたり時とか他にも色々面倒見てた。
つかツレだから面倒見てた感覚もなかったが。

10 :
武「ただ条件っつーかお願いがあってさ」
1「なに?」
武「この金受け取って1もデリやってほしい」
1「?!」
武「ぶっちゃけ俺バカじゃん?みんなに迷惑ばっかかけてたし。で、そんな俺とずっとツレなのは1だけなんだよ」
1「…」
武「俺さ、1と一緒に夢見たいんだよ」
1「?」
武「ふたりで金稼いでさ、ふたりで高級ホテルのスイートでシャンパン空けてジャグジーに入るんだよ」
1「なwんwだwそwれw 発想がバwブwルw」
武「俺、おまえにおごり返したりとかそんなんじゃなくてさ、同じ立場で同じ位置で遊びたいんだ」
1「?」
武「色々助けてもらったじゃん?それってすげーありがたかったけど俺自身が情けなかったのもあってさ」
1「…」
武「俺がそれをやり返す?ってかバカだから言葉わかんねーけど、それは違うと思ったんだ」
1「…」
武「俺も手伝うから一緒にやろうよ。もちろん店も儲けも別。ライバルであり親友でありたい」
1「…」
武「この金は、その準備金と今までお世話になったお礼と一緒の立ち位置で居たい想いの三つ分」
俺、次の週に辞表提出。

11 :
とりあえずデリを商売として始めるにあたってシステムもなにも解らないので武蔵の店に丁稚奉公で入店
広告の出し方や業者の紹介、電話の応対、嬢との付き合い方やらなんやら…
武蔵に教えてもらいながら自分の店の準備を進める。
で、俺の店は高級思考で行く事に決める。
もしもそれがこけたら安い店にシフトチェンジする算段もつけておく…等々やる事は山のようにあった。
武蔵の店は俺の印象では中流店。コンセプトも無くただ無尽蔵にピンクチラシをくばり待つ…当時としてはよくあるスタイル。
俺はサラリーマン時代に「予算」「コンセプト」「プレゼン」を叩き込まれたタイプだったのでなんのコンセプトも持たずこれだけ店が転がると言うか運営できる事に最初びっくりした。
もちろん現金の入出金もかなりアバウト。でも問題無く店は運営されていた。

12 :
時代背景としてこの頃は
・ネットは「テレホーダイ」からISDNが主流に。ADSLはもうちょっと後。
・の広告と言えばピンクチラシ。
・ファッションが主流。
・ホテトルが普通に公に存在している。
・テレクラもかろうじて残っていた。
・援交と言う単語がチラホラ
・女子は厚底ブーツみんな履いてた
イメージこんな感じ。
記憶が10年以上前で曖昧だから時代が混ざってるかも。

13 :
最終的に俺の店は当時としても高値の60分30Kの価格設定。延長は30分単位で10K。
そのかわり、かわいい娘しか在籍していない店として有名にしてやろうと考えた。
武蔵の店のコンセプトとも被らないし共存出来るとも考えた。
そして広告宣伝は正規の手法のみを利用。
ピンクチラシは当時違法認定されだしたので安全策を取る方向に設定。
で、広告はいわゆる風俗情報誌には一切載せずホームページで集客する事にする。
今じゃあたりまえの事だが当時は正直画期的な試みだった。
当時、新聞の三行広告で2週で3万〜5万。情報誌のページは1Pカラーで20万。風俗新聞の枠も7万〜と俺にとっては高額だった。
実際武蔵の店も広告費だけで月に200万くらい使ってた。これが長期に渡って運営していくに際して一番のネックになると考えた。
(実際はもっとネックになる事が山のようにあとから出てくるのだが)
これで客の注文が入るのであればデリの時代が変わるとまで思っていた。

14 :
で、ここで俺ホームページの勉強を始める。とりあえず今となっては俺の黒歴史だがホームページビルダー買って作成。
大学が美術系だったのでデザインも自分で作成。でもHPBじゃ思う通りに作れない…でHTML勉強開始。
つっても当時のサイトなんて、文字と写真と無駄にカラフルみたいなのが多かったし今みたいにCSSなんて無いからなかなかに難航するも、それなりに満足の行くHPを完成させる。
嬢の写真もモザイクだらけで、今で言えば著作権?食えんのそれ?な写真張りまくってた。
もちろんメールでの注文にも対応できるようにしておいた。
そして黒歴史2だが、店のBBSまで設置w
と…当時は画期的だったんだからね!!

15 :
結局最後まで都合つける事が出来なかったのが嬢とドライバー。テレクラ行ったり系やってみたり色々したがまったく釣れず。
援交の子は「働くって感じが嫌」とか言われて八方ふさがりに。しかも「かわいい」で限定しているから更に門戸が狭い。
最終的に武蔵に相談して、武蔵の店のNo.1をレンタルする事にする。
手法と言うか契約はこう。
・俺の店に注文入る
・武蔵の店のドライバーがNo1嬢を運ぶ
・売上も武蔵側で回収
・閉店後、武蔵と落ち合い清算
細かい部分は端折るが武蔵とは純利益を7:3で俺が7で話をつけた。
30Kで注文が入れば15Kがまず嬢に。残りの15Kから1Kがドライバー。残りを割るって事で俺の手元には9800円。
広告費がほぼナシに近いのでここから経費を引いたとしても1本で8000円は利益があった。
とりあえず1日1本でもサラリー時代の給料ぐらいは稼げそうと判断。
そして晴れて俺の店をオープンさせた。
リーマン辞めて3ヶ月経ってた。

16 :
オープンして1週間。
電話は一切鳴らず。ただひたすら事務所でPS1で遊ぶ日々が続く。
頭の中にさまざまな事が錯綜する。
「リーマンのままがよかったんじゃ?」
「方向性間違ったか?」
「さすがに高いだろこの金額」
「HP公開されてない??」
正直、甘く見ていた部分が多く「初日から電話バwンwバwンwww」とか考えてた俺は心折れまくってた。
どうしていいかわからない…どこが悪いか解らない…毎日考えながらオープンから3週間電話は鳴らなかった。

17 :
自分の貯金と武蔵の支度金を合わせて半年は無給で楽勝持つ計算だったがどうにも焦る俺。
とりあえず注文が欲しい俺は、風俗新聞に広告を掲載。
URLを載せ、今で言う所の「詳しくはこちら」的な広告を作成してもらう。
「これでダメなら安い店にシフトチェンジしよう…」と心に決め掲載日を待った。
ちなみに新聞を選んだのは、依頼から掲載のサイクルがもっとも早かったから。
一番早いのは三行広告だがそれは無駄撃ちになると考え、もっとも早く費用の少ない新聞を選択した。
それでも掲載は三週間後。断腸の思い通り越して断腸してた。日々糞詰まり…。コーラックラブな日々。

18 :
そして待ちにまった三週間後。開店時間を迎えPSの電源も入れず電話の前で正座待機。
じっと待つ事四時間。22時過ぎに初の電話が鳴る。
感動と驚きと興奮とで変にテンパる俺。
俺「お待たせいたしました。デリバリーAです。」
俺声裏返る。
客「えーっと注文したいんですが」
俺「承知しました!」
客「実は初めて注文するんですが…」
俺「ではシステムをご説明させt」
客「いや内容はHPで見ているので大丈夫です」
俺喚起。見てくれたって事だけで腹の底から感動した。
THE初受注。嬉しくてちょっとちびった。

19 :
武蔵に早速電話し、嬢の配送を依頼。武蔵に「やったな!」と言われまたニンマリ。
あとは武蔵に任せるだけとなる。
効果が出た事を実感しアクセス解析見ると…500ビュー!
いや、鼻で笑うような数字だけど前日まで10ビューとかだったので本当に嬉しかった。
その後も1時間おき程度にシステム確認の電話や注文等の電話が入って
なんだかんだでその日は4本の受注。単純計算で32Kを俺はゲットした事になる。
これがもしも毎日続けば…月収100万近く!等とまた性懲りも無く甘い考えが頭をよぎる。
その日は武蔵と酒飲みまくった。

20 :
むは…書き貯め無くなった…誰も居なくて寂しい…でも書き続けちゃう。
それ以降、粛々と受注は増え続け一日にコンスタントに3本は受注できる環境になってきた。
武蔵のNo1嬢がサービスいいのかリピートのお客様も出てくる。
ただここで一つ根本的な問題が発生する。
客「今回は前回と違う子で」
サーセン無理っす。と言える訳も無く、武蔵の店のNo2をレンタルする。
だが…このNo2がくせ者っつーかなんつーか。
早い話No1より顔もスタイルも落ちるし接客がどうにも良くないらしく客をすぐ潰す子だった。
なぜNo2なのかと言うと武蔵の店の嬢で7日出勤していたから最大公倍数が多いってだけの子だった。
武蔵の店も慢性的に嬢不足に悩んでいて、一日の受注に対して取りこぼす事が多い上に俺の店にも派遣するで武蔵も辛そうだった。
ここで俺は「スカウトする」事を心に決めた。

21 :
スカウトって言えば聞こえはいいが、要は引き抜き。
業界が業界だけに引き抜きはおそらく御法度だろうし相当に面倒くさい問題が発生する事は想像した。
だがこれ以上武蔵に迷惑をかける事も出来ないし、俺は腹をくくる事にした。
最悪引き抜きがばれて、その上元々居た店が少々面倒な感じだったとしても命までは取るまいと考えた。
とりあえず同業種で写真掲載されていてかわいいと思った子の在籍している店に凸りまくった。

22 :
結果としてやはりNo1クラスに近い子は店もがっちりと高待遇で居心地が良いと言うのが結論だった。
びっくりするほど店に愛着心のある子も多く正直「風俗嬢」は金で転ぶだろうとたかをくくっていた。
とにかく不思議だった。
なぜ不思議と思ったのかと言うと武蔵の店のNo1はこっそり俺に「移籍」を申し出てきた過去があった。
武蔵の店のバック率にくらべて俺の店のほうがはるかに単価が高かったからだと思う。
もちろん武蔵に不義理できないのでやんわりと、しっかりと移籍は断った。
俺の中で初めて同僚として話した嬢がこんな感じだったので金で転ぶと思い込んだ部分も多いにあった。
今は違うと断言できる。

23 :
そんな中、前に声をかけた別店の嬢(AKBの茶髪のさしこみたいな顔だった)から電話があった。
さしこは今の店辞めてこっちに来るとの事。突然の申し出に喜びもしたが裏で怖いお兄さんが
「よーも引き抜きしようとしてくれたなワレ!」とか言われるのかとも考えた。
けど俺に選択肢は無い。ふたつ返事でOKを出す。とりあえず来る前にキレイに辞める事だけをお願いした。
なんだかんだあったみたいだが結果としては5日後にうちの店にさしこはやってきた。

24 :
さてそうなると次の問題は配送の問題が出てくる。
今までは武蔵の店のドライバーを借りれば良かったが武蔵の店は「1ドライバー1嬢」の設定だったので運びを依頼する事が出来ない。
色々悩んだ結果、電話は携帯に転送し、俺自体が運ぶ事にした。
車で受注受ける→さしこ運ぶ→待つ→次の仕事
と言う感じで、俺とさしこのふたりぼっちのが展開されていった。

25 :
ひとまずこれで俺の店は武蔵のレンタルも合わせて在籍3名w
No3は正直使いものにならんレベルだったので丁重にお断りした。
武蔵の店はHPがなかったので許可をもらってNo1と2の写真をモザイク無しで掲載した。
すると電話が鳴る鳴るw
この頃にはリピートも合わせて日に6本くらいのアベレージをたたき出すようになっていた。
配送後の空き時間にHPを更新できるようにノーパソとドコモから出ていた56kカードも購入。
車も乗用車からハイエースに買い替え移動する事務所として日々配送更新を繰り返していた。

26 :
今まではさしこは受注の空き時間は自宅に送り届け、俺はそのマンション近くで待機。
注文が入ったら迎えに行って…と繰り返していたが車が事務所と化したのと、
ハイエースにして後部座席が快適になったのもあって、さしこは常に車に残るようになった。
そうなるとやはり会話も増えてくる。今欲しいもの、飼ってるハムスターの話、風俗始めた経緯…etc
そこで俺は「なぜ前の店を辞めてうちに来てくれたのか」を聞いてみた。
正直、めんどくさい人も現れないし、前の店からも何も無い。ちょっと気持ち悪かったのもあった。
答えは簡単だった。
「オーナーとつきあってたけど別れたから」だった。
ここで俺の点と点がつながった。No1クラスの子はオーナーなり店長なりが情で引っ張っていたと思った。
これ今じゃ当たり前に思ってるけど、当時そんな考えがないから本当に目から鱗だった。

27 :
で、俺はまずさしこを籠絡する事を考えた。顔レベルは普通の上、スタイルは抜群。とりあえず逃がしたくないと思っていた。
時間はたっぷりある、会話する事も多い、狭い空間で長時間居る状況でそれはさほど難しい事ではなかった。
俺はさしこの改造計画を進める。髪を黒くし清楚系にしてHPにも写真を掲載した。
実はこの頃、風俗新聞にはもう掲載しておらず純粋に検索とエロサイトリンクでたどり着く人が多かった。
故に風俗慣れしていないけどちょっと遊ぶと言う俺程度の「軽度の風俗経験者」がお客として多かった。
武蔵の店はチラシでやっているのもあり客層が実にさまざまで毎日なにがしか揉めていたけど俺の店はそんな事がなかった。
いわゆる上品な…世間一般のお客様ってのが多かった。
風俗は、なんとなくイメージ的に茶髪のいわゆるみたいな子が多く、
ちょっとそこは好みじゃねーんだよなー。でピンクチラシとかの店で頼むのはちょっとなーみたいなお客様が多かった。
清楚系にジョブチェンジしたあとのさしこの快進撃はすごかった。初回指名にリピートが半端無くあった。
さしこは19時の出勤から3時までの間、フルタイムで働く事になっていた。

28 :
うーん…完全に自分語り。文も書き貯めてないから読みにくいなぁ。
誰かいたら返事して…アタイさみしい。

29 :
みてるよ!業界全く違うけど、いつか会社持ちたいと思ってるから勉強になる そしておもしろいぞ

30 :
うは!ありがたい!オサーン頑張るわ!

31 :
そうこうしているうちに今度は女の子の求人の電話が鳴るようになった。
とにかく高級感と値段の高さのあるようなページに仕立て上げこまごま更新したのもあって
「風俗 求人」でyahooの2Pにあがる程まできていた。
面接しては、常連のお客様に連絡。「新人入店しましたけどいかがですか??」
女の子は面接即仕事の流れに感動し、お客様は新人をあてがわれて喜ぶ。
この頃俺は顧客情報をデーターベースに溜め込んでいて
番号通知で注文してきたお客様の名前や住所、ついた嬢の名前や日付まで溜め込んで管理していた。
風俗とはいえ注文電話をかけると「XX様ですね。いつもありがとうございます」で電話を取ると感動もしてくれる。
ドライバーも面接に来るようになり武蔵の所からレンタルしなくても大丈夫な環境までもって来る事が出来た。
このとき、開店から1年程になっていた。

32 :
一年経ち店の状態は
・HPは1日3000ビュー
・受注は新規10本・リピート12本/日
・嬢の在籍は7名
・ドライバー5名
当時のデリは嬢からすれば「好きな時に出勤して好きなだけ稼いだら帰る」みたいな
シフトとは無縁で自分の好きなようにでる形態にしていたお店が多い中俺はがっちりシフトを組んだ。
嬢は1日に2〜3人に固定し、シフトを組んでくれた嬢にはバック率で優遇を計った。
当日思いつき出勤も認めてはいたが、バック率は低く設定し、シフトを組んだ嬢から優先的にあえて仕事を回した。
俺「XXちゃん、ちゃんとシッフと組んでくれたらもっとお仕事回せるんだけどなぁ」等と言葉巧みにシフトを組む方へ誘導した。
「そんな縛りがおおいのは嫌」で辞める子はどうせ長続きしないので後も追わなかった。

33 :
そんな中、とびきりの新人が現れた。こちらが要望するでもなく黒髪で清楚系。
まぁそういう系統を取るのは半分俺の趣味だったけどニッチな中にもニーズが多かったのは確か。
松浦亜弥ばりのかわいさで俺は絶対に他店に逃がしてはいかんと必死に籠絡を目指した。
俺は別にイケメンでもないし背が高い訳でもなかったがコミュ能力と「オーナー」と言う肩書きのおかげで
意外にすんなり籠絡する事が出来た。さしこと亜弥と言う二大巨頭を手に入れた俺は超有頂天。
店も順調に回転するし問題も無く順風満帆に見えた。

34 :
なかなか面白いよ
おっさん続けて

35 :
その頃、武蔵からレンタルしてたNo1が武蔵とセットで現れてうちに移籍したいと申し出てきた。
武蔵の店はさっきも書いたが客層があまり良くなく、揉め事も多い店だった。
揉め事の半分は本番させろ関係。嬢としてはもうそういった客がめんどくさくてかなわない。
武蔵の店は40本/日ぐらい注文があったのでとにかく女の子が足りない。
しかもその40本のほとんどが23時〜2時に集客するので、受注に対して圧倒的に女の子が足りない。
故に三流どころの女子も採用する。が、三流はリピートがないので儲からない、ので本番で繋ぎ止める…
なーんて事をやる子がいるもんだから「本番できる店なんだろ」と言うふれこみで客注文してくる状態だった。

36 :
もめごとの残りの半分は客の集中による取りこぼし。まぁ、早い話が注文したピザが30分どころか3時間待っても来ない訳だ。
「今向かっています」「車がパンクしたみたいで」「もうマンション前です!(実際は一つ前の客の所でプレイ中)」等
色々とフロントが頑張って引っ張って引っ張ってやっていたが、嬢が到着した時にはもうすでに客はご立腹状態。
下半身じゃねーぞ。お怒りになられてるって事ね。当然、嬢へのあたりもきつくなるので嬢が辛い。
武蔵は「鳴った電話は全部受注する」タイプの経営だった。
彼はそれを選択せざるを得ないのはピンクチラシの業者は多く、常に新しいチラシ、新しいお店と回転し続けないといけないビジネスモデルだった。
俺が最初に電話回線4本引いたのも武蔵のアドバイス。
1本の電話番号でとにかくチラシをくばる。そのチラシで受注が減ると、新しい番号の新しいチラシでくばる。すると新店と勘違いして客がかけてくる。
それを4本の回線で繰り返し繰り返し…やがてほとぼりがさめた頃に1回目の番号で再度新しいチラシで集客する…。
「風俗の客なんて毎回違う女と遊びてーんだよ」が武蔵の口癖だった。

37 :
話は戻って、No1はそういった日々のゴタゴタが嫌で仕方が無い。武蔵に進言するも「俺のやり方では無理」じゃあ1の店行かせろ!1の店ならいい。って話を勝手に決めて二人してやってきた。
正直、嬢の数は足りていたし武蔵の店のNo1はまさしくのような風貌でうちの店のカラーには合わないとも思ったが、バラエティに飛んだラインナップにしたかったのと
初期立ち上げの時に武蔵、No1嬢共に支えてくれた仲間でもあったので快諾…とまでは言わないがOKする事にした。
この判断が後に大騒ぎの鍵になってしまった。

38 :
その頃、うちの店は事務所を一つ借りて、嬢の在籍=ドライバー数と言うのを徹底し、電話番も雇って男性スタッフ側も固まり
俺のお仕事は、その日出勤している嬢やドライバーを労う係へと移り変わっていた。
特にドライバーには嬢の情報を聞き出し(彼氏と別れたとかさっきの客にプレゼントもらったとか…)それもデータベースに蓄積。
嬢には「おつかれさま!」と声を「わざわざ」かけつけた感を醸し出し、好感度を上げる事に尽力していた。
実は嬢の在籍=ドライバー数を徹底したのには訳があって、さしこと亜弥の間を行ったり来たりするのを調整する為だった。
さしこ・亜弥共には「私はオーナーのたった一人の女」と思い込んでもらうよう仕向けた。
もちろんドライバーはこちらの味方として動いてもらう。これ以降は女性を軽視する話が増えてくるので嫌いな人はこの当たりで。
なのでダメ板に立たせてもらった。脱ぐ準備は質問どころで答えて行く。

39 :
これだけは先に書いておきたいけど、俺は風俗って言う仕事を通じて「風俗嬢」を汚いとか思った事は無い。と言うか無くなった。
だから俺は「嬢」と読んだり書いたりするようにしてる。経緯はさておきとして、基本的に断る事が出来ない押しに弱く情が深い子が多いと今でも思ってる。
そしてちょっと常道じゃないほどの寂しがりやが多い。
必要とされる環境が少なかったのかどうかはさておき、裏切られるかもと思いながら信じようとしている子が俺のふれあった子は多かった。
で、そこにつけ込む俺のような悪い男が沢山居て、泣く女の子が増える…。また俺はそれを確信を持ってやっていたので、なおさら悪い事をしていたと思っている。
仕事だからと言って女の子の心を弄んでいたのは反省と万死に値する。
真面目な話はココまででこれからは当時糞野郎だったままの俺目線で書いて行きます。

40 :
この頃になると、さしこはもう男性スタッフの間では女王の扱いになる。初期の立ち上げメンバーでオーナーの女で今の店の礎を築いた女王。
さしこもそれを鼻にかける事は無かったけど自覚と言うか認識はしていたと思う。
その日担当になった、入ったばかりのドライバーにご飯を施したり指導したり。果ては頼んでいないのに「XXの客はこんな性癖やタイプだから次フリーならXXちゃんがいいと思う」等
今にして思えば「自分も経営者の一員、だって私はオーナーの女」だったんだと思う。まわりのその空気を感じさしこを持ち上げる。
俺も仕事を終えて帰ってきたさしこを風呂で洗ってあげながら「おまえのおかげでここまでこれたよ」と言い続けていた。もちろんこれは実は亜弥にも同じ事やってるんだが。

41 :
ここで先ほどの問題が発生する。武蔵No1嬢こと盛り髪の西川綾子先生風の綾子ちゃん。
やはりうちの店のカラーに合わないのか、順位的にはNo5くらいまで落ちていた綾子ちゃん。
うちの店は基本HP上のパネル指名が多いんだがフリーのお客様の場合はその日出勤している女の子の容姿を伝えていたんだ。
「細身ロリ顔色白のさしこちゃん、巨なのにスレンダーでかわいらしい亜弥ちゃん、のようなゴージャス美人の綾子ちゃん」ってな具合に。
そうなると客層の関係か綾子ちゃんがほとんどフリーでは入らないようになっていった。清楚系求めてる客層で綾子ちゃんは正直浮いてた。
担当するドライバーも毎日「なんであの芋みたいな女が先に仕事行くのよ!」つって手が付けられないとよく報告が上がってきていた。
都度俺は綾子ちゃんと落ち合い、飯食ってなだめたりすかしたり時に正論を吐いたり…とにかく手がかかって仕方が無かった。
そしてもうひとつ問題があった。綾子ちゃんもまた「この店の礎はあたしが築いた」と思っていた事だ。

42 :
そんな中、その日生理で休みだったさしこと共によく行っていたバーで飲んでた。もちろん亜弥はお仕事フル回転。
さしこと亜弥は連れて行く店も別にする徹底ぶりで俺の二股生活はなんら問題無く進んでいるはずだった。
そう…そのバーに綾子先生が現れるまでは…。

43 :
続けておっさん

44 :
さ「あ!綾子ちゃーん!どうしたのー?」
綾「あらさしこ。仕事無くてヒマだからさ、ドライバーに飲みにいくからココつれてけって言って来たの。」
1「…」
実は綾子先生、ドライバー情報で「さしこが嫌い」と言っているのを俺は知ってた。
基本的に嬢同士は会ったり会わせたりしないんだが、さしこは初期の頃、俺の車の助手席に乗ってて
武蔵と金の清算で落ち合う時に武蔵の車に乗ってたりして、顔を会わせたり簡単な会話とかをしていたんだ。
初期の頃は「芋な女が来たわね。でもあたしの店じゃないし関係なーい」みたいなスタンスだった綾子先生だが
今は「後から来てしゃしゃり出てんじゃないわよ!なんなのあの女!」に変わってた。

45 :
ココで一緒に飲まないのも変な話になる。元々他の嬢とも二人で酒飲んだり飯くったりしてるので二人で居る所を見られても違和感は感じないと思うが
「じゃあ僕らは二人で」なんて言うと俺とさしこの関係性を疑われる。一緒に飲もうよと言うか言うまいか悩んでるとさしこが「一緒に飲もうよー」と満面の笑みで綾子先生を誘った。
ちなみにさしこは男性スタッフ前では「あたしは彼女」なスタンスで居るが、他の嬢の前では「あたしとオーナーはただの雇用関係です」と言う態度を貫いていた。
これも事前に「一人の子を贔屓してると思われるから言っちゃ駄目だよ。でもお前だけが大切」とか言い続けたたまもの。

46 :
最初はたわいもない会話に花が咲く。どこどこの店が美味いとかどこどこの美容院が良いとか…。
俺はその間トイレに立つ度にフロントに電話して「早く綾子先生に仕事入れてくれ!」と哀願し続けた。この状況はなんか不味い気がすると本能が訴えるんだよこれが…。
でも時間は最早朝の4時。指名以外でフリーでは仕事が入るとは思えない時間。なんやかやと理由をつけて俺が帰宅するのでさしこを送る方向に持って行こうとするが
綾子先生が「ドライバーに送らせるから一緒に仕事は入るまで飲んでよーさしこちゃん」と留める。なんかマズい。
やがてグラスから3杯目のカシスオレンジが開いた時に事件の兆しが見え始める。
さ「ねー綾子ちゃーん。せっかく肌キレイでそんなに可愛いおねーさんなんだからもうちょっと化粧抑えてみたらー」
綾「えー?あたしババァだもん!肌キレイじゃないよー!さしこには負けるよー」
さ「違うよー綾子ちゃんは本当に美人であたしの憧れなんだー。あたしメイク栄えしないからしても無駄だしー。でも綾子ちゃんは絶対可愛いってー」
綾「えーそう?でも客にも言われる時もあるかなー?」

47 :
たぶんさしこは俺が「綾子先生も清楚系になってくれれば売りやすいのに…」と愚痴ってたのを聞いてどうにかしようとしてるっぽい。
いいよ!そんな事しなくていいよ!君はお客さんのRしゃぶってるだけでいいんだよ!!さーしーこー!!
さ「絶対その方がいいってー。黒髪にしてー美人系のOLさんみたいなのが似合うと思う!」
綾「そー…かなー?」
さ「うん!スーツとか似合うと思うよ!」
綾「…」
さ「今度一緒に洋服見に行こうよー」
綾「…っせ」
さ「え?」
綾「うっせーつってんだよ!!!」
綾子先生ご乱心!!!!

48 :
いいぞもっとやれwwwww

49 :
慌てて止めに入るも女は口喧嘩…口塞げねーし!綾子先生は激高しながら叫び続ける
綾「だいたいなんなんだよテメー。後から店来たくせにあれこれ指図しやがって!」
さ「いや…そんなつもりは…」
綾「うっせーよ!だいたいテメー前の店の男に捨てられてこの店きたんじゃねーのかよ?このビッチが!」
綾子先生なんでそれを知ってる?!!
綾「で、今度はこの店で1に取り入って経営者気取りですか?!ざけんなよ!」
さ「…」
綾「だいたいテメー1の女だって思ってるんだろうけどテメーは駒だっつーの!」
さ「…」
綾「どうせテメー1が亜弥とも出来てる事もしらねーんだろ!」
さ「!」
綾「バカじゃねーの?1は仕事でテメーとしてんだよ!」
俺オワタ\(^o^)/

50 :
その後も罵声を浴びせ続ける綾子先生と涙も流さずじっと綾子先生を睨み続けるさしこの間で俺はもう…全裸で店を飛び出したい気分だった…。

51 :
あーID変わったなあ。一人でぶつぶつ50弱つぶやいてんのか俺。Twitterみてぇだ。

52 :
20代女子だけど読んでますよ!
なかなかコメントしづらい話題だけど。

53 :
もう後はどうにもならず綾子先生担当のドライバーがビクビクしながら「あの…綾子さん…仕事です…」って店に入ってくるまで罵声が続いた…。
綾子「じゃーなくそビッチ」
出て行く綾子先生。残された俺とさしこ。マスターは(;´・ω・)ゝ
勘定を済ませてさしこと店を出る俺。もうどうにでもなれだった。

54 :
>>52
THX! 折れずに続けるわ。

55 :
さ「そーじゃないかなーって思ってたんだ」
1「…」
さ「そっかぁ。亜弥ちゃんかぁ。」
1「…」
さ「ねー、亜弥ちゃんとはいつから?」
1「え?えーっと…入店してしばらくしてから」
さ「それって仕事で?亜弥ちゃん可愛いもんね?」
1「まぁ…うん…」
さ「で…」
1「…」
さ「あたしはどっち?仕事?本気?」
(´∩`;)1は250のダメージをくらった

56 :
正直ココでさしこが店を辞める事態は避けたかった。さしこの指名は日に7本に上り金に換算すれば純利益で56000円
しかもさしこ「こんなにいらないよ。1が使って」と自分の指名料3000円しか取らなかった。
つまり俺は28000円×7本の20万近くをさしこから搾取していた状態だった。で、これが約20日。あとは解るな?

57 :
見てるからどんどんペースあげてってー

58 :
1「お…俺はさしこに本気だ!」
さ「じゃ結婚して」
1「え?」
さ「結婚」
1「ハイ?!」
さ「あたしは駒じゃないなら結婚して」
1「いや…それは…」
さ「大丈夫。1が嫌じゃなければ仕事は続けられるだけ続けるし、あたしの取り分もいらないから」
1「え…いや…それは…」
さ「それに結婚した事、(男性)スタッフにも言わないから。みんなに黙ってるよ。もちろん武蔵さんにも。」
1「ぁぅぁぅ…」
さ「ねぇ結婚して」
1「(´д`;;)」
さ「ねぇ?」
俺完全に「ふじこz氏偉し是rw里g入れおg【いえq」状態

59 :
VIPでやれ

60 :
もうとにかくその場を取り繕う事で必死で
「今までにないくらい前向きに善処しますが正確な返答にはいくばくかの時間が必要でございますが、実に前向きに検討しておりますですが、決議には時間が…」
的な事を延々言い続けひとまずさしこを家まで送る事に成功する。
さいこはとびっきりの笑顔で終始無言。

61 :
>>59
俺もそう思ったが…すまん
とにかく事の要因である綾子先生になぜ知ってるか聞きに行く。ごめーんとか軽く言われながら武蔵から聞いた事を教えてくれる。
むーーーーさーーーーーしーーーーー!!!

62 :
武蔵と落ち合い事の流れを話「とにかくお前には怒ってないからこの状況をどうにかしてくれ」と泣きつく。
武「とりあえず濃いーの一発やってだなぁ!ごまかしながら…」
1「バカ!マジで聞いてんだ!」
武「俺なら…」
1「おまえなら…」
武「結婚は出来ないがお前は大切だと言い続ける!」
タラコ唇震わしてなに使えねー事言ってんだとマジで思った。

63 :
とにかくアタフタしても仕方が無い。俺も業界に身を埋めるかと思ってた矢先だったし、いっそ金の為にさしこと結婚してもいいかと考えた。
だが…俺のへっぽこ脳みそコンピューターではじき出した結論は…
1の稼ぎ   → 月480万
さしこの稼ぎ → 月400万
-----------------------
小計 880万
さしこ23歳。今後年々月収が3割低下すると考える。
400、280、196、137、その頃には…
俺の月収は0.5%程度ずつ上がってる。
俺はさしこを捨てる事を決意した。

64 :
翌日、俺はさしこの家に行って別れを告げた。
正直、泣き叫び、刃傷沙汰、あるいは俺の帰った後にリスカ…とか考えたが拍子抜けするほどあっさりと「わかった」と言われた。
お別れでかにばさみされて中田氏強要される事もなくあっさりと終わった。
当日さしこは出勤だったが無理かと思ってたら出勤の電話があった。
その後もさしこは普通に働き続けた。
本当にびっくりするほどあっさりだった。オチはこれといってないがこれがさしことの終わりだった。

65 :
その後、時は流れて1年。さしこも24歳になり亜弥は22歳。そんな時に飲みに行った先で「スカウトマン」を名乗る兄ちゃんと出会った。
そいつはスカウトの頭で嬢をスカウトして店に入店させたらいくらと言う提案をしてきた。
その頃店の資金は潤沢だったので「俺がA級と思うの連れてきたら一人につき50万。そのかわり女のアフターを必ず半年やれ」と条件を付けて契約。
A級どころかS級の嬢を一気に6人連れてきやがった。スカウトパネぇ。
俺の店はすぐに「ウルトラVIP会員」と言う制度を作ってその会員でしかその嬢達とは遊べないようにした。

66 :
ウルトラVIP会員…名称はダサいがすべてがVIPになるようにした。
・入会金30万
・年会費12万
・1プレイ60分50000円
・3ヶ月に一度注文しないと自動的に会員より削除。
・完全予約制・延長無し・最初から2時間で10万等は可能。
特典
・嬢の私生活を監視カメラで覗き放題
・嬢が気分が乗っている時はライブチャットも可能
・オリジナル会員ページで嬢と交流
・時間内であれば、外での食事からデートまで可能
・自宅でのプレイが困難な方は、俺の地域では超のつく高級ホテルのリザーブから二人の移動までお手伝い。
まぁそんな感じで結構無茶な設定にした。
その頃俺は延々Web制作とかライブチャットのシステム作りとかしまくってた。

67 :
これが予想以上に大当たりした。うちの客層を見ていると「風俗不慣れな人」から噂が噂を読んで「小金持ち」の割合が30%ほどあった。
なんで小金持かと言うと、本当の金持ちはデリなんかで遊ばなくてももっといい遊び場があるからだ。
お金は実際持ってる、予想で月収は60万は超えてるだろう、独身やバツイチのオヤジが多い、接待に使われる等
今までのデータベースからおそらくこの一見無茶に見えるVIP会員は成功すると思った。

68 :
で、これがまた小金持なのでまるで判子をついたように3ヶ月ごとに遊び、それ以外はずーっとチャットやライブカメラで遊ぶんだな。
逆にこれがよかった。月に入会数を制限して「今月入会したい!」って客を来月にずらしたりしながらしてコンスタントに年会費が入るように調整した。
でも半年もすると特典が特典に感じられなくなってくるのだろう。もうちょっとサービスをとか言い出す客が増えた。
実際の所、それはすでに事前に考えていた事なので俺は特典…と言うよりもオプションをどんどん追加していった。
・嬢によるモーニングコール
・嬢の手作り弁当
・一日デート券
・VIP嬢二名による3P
・ハッピーバースデースペシャル(店がホテル代金とシャンパンをサービスする)
・etc
この嬢達も本当に頑張ってくれてた。たぶん裏でスカウトマン達の血の努力もあったと思う。
嬢達は知らないが、スカウトマンが入店させた嬢はバックが5:5になってる。
実はうちは6:4で店が4。一本行くごとにスカウトマンにもお金が落ちる仕組みにしていた。

69 :
やっぱりスカウトマンも手慣れてると言うか…感心したのは、入店させる女を4ヶ月程度でじゃんじゃん入れ替える事だった。
スカウトマンは基本的に情で引いているパターンが多かった。まずナンパしておつきあい開始。その後ぐっと深い仲になったあたりで「300万の借金があってこれを一ヶ月で返さないとヤバい」とか…。
で、風俗経験の無い、S級素人がお店にやってくる。嬢の壁として、まず一本目。これを超えたら次は1週間から10日前後で「あたし辞めたい」病が出る。
それを情で抑えなだめすかして仕事をさせるのだけども正直そういう子は三ヶ月が限界。これを超えると嬢から「別れたい」に変わってくる。
なので中途に金持って、すれて扱いづらくなる前に次のネタをぶっ込んでくる。これは店にとっても大きなメリットだった。
VIP会員が途w切wれwなwいw

70 :
おっさん頑張れよんでるぞ。面白いぞ!
おっさん今も風俗系?

71 :
その頃になると地域ではめちゃくちゃ有名な店になってたと言うのもあって893さんのみかじめ要求が格段に増えた。
基本的には893さんが来ると「おーまーわーりーさーんー!」と泣きつく事にしていた。みかじめの要求には乗らない、付き合いをしないと言うのは最初から決めていた。
ちょっとごまかしながら…ではあったが税金も納めてたし元とるつもりで警察には良く泣きついた。地域の生活安全課と4課には顔まで覚えられてたくらい署には通った。
逮捕者が出る程騒ぎになった時もあった。つってもこっちは完全に善意の第三者で居るようスタッフにも指導していた。
注文のあった先がみかじめ要求の893さんだったりもした。とにかくとても大きな力が覆いかぶさるようになってきた。
この頃正直運営に疲れを感じ始めていた。

72 :
>>70
今はその時とった杵柄でWebとシステム開発、iPadアプリの販売の会社してる。
ごりごりの素カタギ。

73 :
そんな折、武蔵と飲んでる時にいきなり後ろから襲われた。ビール瓶じゃなくターキーのボトルで頭をカチ割られた。
武蔵はすぐにその男を押さえようとするが、体はデカイが気は小さい武蔵はまごまごしてる内に逃げられてしまう。
俺は救急車で搬送。頭を7針縫う怪我だった。この怪我のせいで今俺は頭禿げてきてるけど坊主にできなくてセンター分けの後頭部渦から砂漠化してる髪型しかできん。
今の社員は俺の事を陰で「カッパ」と呼んでいると思い込んでいる。

74 :
意識も戻り病院のベットで寝てると4課の刑事さんが来る。事件になるみたいだった。
ベットで寝ながら調書を取られる。帰りしなに顔見知りの刑事さんが話しかけてきた。
刑「1…ちょっと目立ちすぎてんじゃねーか。」
1「はぁ…でも僕はまっとうに商売してるだけなんですが…」
刑「そうかもしれんが、この間の逮捕したのがXX系の…まぁ平たく言えば構成員でな」
1「…」
刑「おそらくそこの仕業だろうがひっぱろうにも証言も足りないし証拠も無い」
1「…」
刑「組の人間庇うつもりは一切無いが潮時なんじゃねーか?お前の店も」
1「…」
刑「とりあえずその線は探るが期待はせんでくれ」
1「ハイ」
刑「じゃーな、お大事に。」
正直もう辞めようと思った。
最初思ってた「命までは取られない」は「取られるかもしれない」に変わってた。

75 :
その頃、武蔵は俺に変わって自分の店、俺の店の両方を回してくれていた。
武蔵の店は俺と居酒屋で契りを躱した時と売上は変わらずwある意味安定していた。
そんな時に武蔵が街で俺を襲った奴を偶然見つけて「護身用に」と持っていた特殊警棒でそいつをボコボコにしてしまった。
これが本当にまずかった。繁華街のど真ん中でおっぱじめたので目撃者多数。その組の組員も見ていたと言う始末に。
翌日、武蔵は逮捕される。相手も傷害で訴えを取り下げる事もしないとの事でで有罪。
執行猶予がつくものの警察の指導と言うか指示で「いっそ猶予剥がしてちょっと入った方がいいのでは」「他府県に逃げるのがいいのでは?」等と
頼りない言葉を投げかけてくると言う結論になった。守りきる自信が無いと言う事なのかもしれない。
で弁護士を付けなければ執行猶予が取れないようにする事が出来ると武蔵は言われたらしい。

76 :
その後、武蔵は執行猶予がついて他府県に逃げる事にした…と刑事経由で聞いた。
もうこれで心は決まった。廃業する事にした。

77 :
退院してから店を畳む準備を進めた。なにも言わずあっさり辞めても良かったのだけども、嬢を始めとして一生懸命やってくれたスタッフ達にせめてもの誠意を見せたかった。
店でプールしていたお金は廃業にかかる経費とみんなの退職金として分配。VIP会員の方には年会費を全額お返しし謝罪した。
幾人かのスタッフが店を引き継ぎたがっていたがまだ包帯が取れない頭指差して「これでもやるの?」と言うとみんな黙った。
武蔵のお店はスタッフが一名だけ居て、彼は「武蔵が帰ってくるかもしれない」と行って継続する事に決めていた。綾子先生も武蔵の店に戻り、そのスタッフ支えながらやっていくらしい。

78 :
亜弥は廃業する旨を伝えるとあっさりと「そうなんだ」と言った。今後の話をしたかったけれど亜弥が「じゃあ私達も終わろうか」と言ってきたので、もうなにも言わなかった。
魅力ある男に見えなくなったのか、優しさでそういったのか、自分守る為かは知らないが、亜弥とはこれでお別れとなった。

79 :
さしこにも直接は廃業のお知らせとお礼を言いに行った。亜弥以上にさっぱりとそうかと言われると思ったが、泣きながら「離れたくないのでこの後のカタギの生活にもついて行きたい」と言われた。
あんなに非道な仕打ちをして、それでもまだ店に残っていたのは未だ情があったからなんだと気がついた。「守銭奴wwww」とか思ってた俺最低。
「お仕事辞めてお金無くてもさしこが食べさせてあげるね」
「1はゆっくり次の仕事見つければいいから」
「さしこはバカだから風俗しか出来ないけど1が嫌だっていうならスーパーとか行くよ」
一緒に居たかったけど、本当に別れないといけないと思った。

80 :
元々住んでた家も引き払い、すこし離れた所でさしこと一緒に家を借りた。
小さなアパート。2DK 6畳6畳4.5畳の風呂トイレ付き。風俗時代のつてを辿って保証人無しで契約出来る安い物件。
名義は俺。家賃は相場よりかなり安いのを選んだ。家電製品も一式揃えて暮らせる環境を作った。
さしこには普通の仕事をお願いした。さしこは中卒でスーパーのバイトを見つけてきた。
朝7時から働いて夜は残業混みで7時まで。給料は手取りで18万ぐらい。
さ「やっとお家になってきたね」
さしこは頑張って働いていたようで正社員の話が出たと喜んでいた。
その日俺はさしこと暮らしたアパートから出て行った。
もしも解約したら、その旨を教えてくれと不動産屋にお願いして。

81 :
その後、一度地元を離れて暮らした。と言うか東京に行った。地元に痕跡を残さず東京へ逃げた。
親はとっくに亡くなってる俺は身軽なもんで、しがらみはさしこだけだった。武蔵もまったく連絡がつかない。もちろんあの店にも帰ってきていない。
で、東京でWeb制作の会社に就職した。今までの素性は隠して。で、数年が過ぎ俺はWebで独立する事にした。

82 :
お世話になった会社が仕事を回してやると行ったが断った。なんだか無性に地元に帰りたくなったしそっちで仕事する事を伝えて取引の話は流れた。
まずはフリーで。地道に小売店に営業に出かけWebやシステムの案件を提案する。そのうちコンサル的な部分にもかかわってくるようになる。
と言っても動くお金はコンサル費用や簡単なシステム構築にWeb制作で30万ぐらい。1ヶ月付きっきりで店主と一緒に改善策を提案していった。
客商売と言うくくりでは風俗も小売りも同じだった。特に小さな商店は武蔵の所のような雑な経理が多かったのでそれを改修するだけでも大幅な改善になってた。
そのうちちょこちょこと大きな仕事も入ってくるようになった。
個人では口座を開けないレベルの取引先が出来て会社を立ち上げた。それが今の会社。

83 :
突然、自分語りよろしくこうやって書き出したのは、実は先週にさしこの家が解約されたと不動産屋から電話があった。
どうやって解約していいかわからないと不動産屋に電話あったそうだ。おそらくさしこ34歳。
ずっとスーパー務めで、結婚が決まって家を出る事にしたらしい。
事情は理解しているからなにも気にせずに出て行けばいい。解約はこっちで進めますと伝えてくれた不動産屋グッジョブ。
そんな電話を受けてちょっと色々思い出したりしたけど、誰にも話せないからココで書いてみたかった。
VIPでやるべきなんだろうけど、まったり雑談気分で進めたかっのでこちらでたたせてもらった。
ほとんど自分語りだったけど、見てくれた人がいるならありがとう。

84 :
誰かいるなら質問あれば答えますが、もう三時だからね。長々と語らせてもらった。
ちょっと嫌な事とか思い出したりもしたけど書いてよかったと思ってる。

85 :
乙だった!
自分と同年代の子の話だったからいろいろ考えちゃいました。
質問だけど、武蔵さんとまた仲良くなれたらなりたいと思う?あるいは、もしどこかで会っても、もう他人?

86 :
地元戻ってからも、武蔵とかさしことは会ってない?
あと、今年収どんくらい?

87 :
>>85
THX!
武蔵は今でも友人と思ってる。逃げた気持ちはすげー解る。俺もおそろしくて仕方なかったから。

88 :
>>86
武蔵は正直どこ行ったかわからない。ご両親も知らないぐらいだった。
さしこは…家の前まで行った事は何度かw見かけてはいない。
で、年収は800万

89 :
今読み終えた。乙!面白かった。
最大幾ら持ってた?
今の会社の規模は?
風俗の時のように社員と良い関係築けてる?
今の業務も労い?w

90 :
>>89
沢山の質問ありがとう。なんだか嬉しいぜw
・最大8桁中盤超えぐらい(風俗時代)
・社員総勢で25名、年商は2億届かないくらい、コーダー4名・SE8名・デザイナー3名・経理3名・営業5名・経営陣2名
・コーダー、SE、デザ、営業と現場とは仲いい。経理は…お金的に強引な展開してよく怒られる。
・労い4割、ビジネスモデル原案2割、経営3割、承認はんこ押し1割。マジで社員あっての会社です。

91 :
悪いが正直言って読んでて気分が悪くなったわ
わしも株式会社とNPO法人を運営しているが公私混同しとらんぞ
立場を乱用して無闇に他人様の人生に立ち入っちゃいかん
利用されて捨てられた女の子を思うと胸が痛とうなるぞな
組織のトップに立つ者は従業員の人生と生活を背負っているのだから私心を捨てねばならん

92 :
>>91
38,39読んで出直してこいよ老害。
で、その上で頭から読み直せ。それでも同じ意見ならお前は上に立つ資格ないわ。
お前みたいな薄っぺらな奴に使われてる従業員が可哀想だわ。

93 :
このスレ面白ぇw

94 :
1はバイタリティあるなぁ。むしろ今の会社の話聞きたい。
開業した時の資本は?
ビジネスモデルを書ける範囲で細かく。

95 :
自宅に帰宅。
>>94
開業時にはとりあえず1000万で。
今は0円起業できるけど、取引先の関係もあって資本金1000万会社でないと対外的に…。
ビジネスモデルって程じゃないけど
お客様が一番困ってるだろうな?って事をWebとシステム…と言うよりITパーツで補填する手法を一番に考えてる。
例えば今やってるプロジェクトは、最初は事務所とお店を連携するシステム造りを依頼されたけど、ヒアリングの結果困ってるのはデーターのやりとりだって事だし予算も3分の1になるからevanortで連携するシステムをご提案した。
そこから流れ的にクラウドに信頼性を持てないとの事だったのでリンクステーションとの連携に変えた。
とか
意外と皆オーバースペックな提案するから逆に貧乏臭いけどやりたい事は出来る案を提案するとかやってる。もちろんスペックアップの対応はここまでしか出来ないとかも通達した上で。
結局今のシステム屋さんってオーバスペックな提案してかくちょう出来るマージンを広くとる提案する感じ。気持ちはすげー解るんですよ。エンドユーザーはびっくりする程仕様ひっくり返してくれますからねーw

96 :
乙です。
面白かった!
さしこが幸せになってるといいなぁ。

97 :
さしこいい女だな
のスレで感動するとわ!
エクセレント!!

98 :
頼むもうちょい読みやすくしてくれ
一文が長すぎて読みづらい

99 :
なんだもう本編は終わってたのか

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