ペーパーバック版で少しずつ読んでるけど、確かにスペイン語が結構な頻度で出てくる fiestaやzócaloみたいなスペイン語特有の単語は英語や日本語にするとまわりくどくなるからだろうし、 日常の挨拶やちょっとした会話なども、領事との離別やその死の影の下にあると読みえる小説だと思うので、 スペイン語を用いた箇所はそうした(登場人物どうしの)情感を醸し出そうとしていると、個人的には受け取っているな 広告の文句やNo se puede vivir sin amarみたいな隻句も領事の救いがたさを煽っているようで、いちいち棘が刺さるように感じられる