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2012年3月ほのぼの166: 【言葉も気持ちも】素直ヒート【熱く真っ直ぐ!!】 (191) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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【言葉も気持ちも】素直ヒート【熱く真っ直ぐ!!】


1 :
新ジャンル「素直ヒート」とは
恋する気持ちが止まらずついつい叫び出しちゃう女の子のジャンル
注意事項
一つ、馴れ合うときもそこそこ空気は読むべし
一つ、エロスは投下前に宣言すべし
一つ、SS投下時はタイトルと総レス数を名前欄に明記すべし
一つ、自虐を捨て堂々と真っ向から挑むべし
一つ、投下許可を取ると思ったとき、行動はすでに完了させているべし
一つ、過疎は職人達が構想を練っているからと考え自身の投下に励むべし
一つ、sage進行でドリルのように突き進むべし
一つ、>>950はスレタイを真っ赤に燃えつつ決めるべし
素直ヒート まとめ @wiki
http://www4.atwiki.jp/sunaoheat/
うpろだ
ラクガキ投下ろだver.HEAT[推奨]
http://www6.uploader.jp/home/heat/
ニガウリアップローダ [推奨]
http://www.nigauri.sakura.ne.jp/
イメージうp.org [流れやすい]
http://www.imgup.org/
Axfc UpLoader [大容量]
http://www.axfc.net/
どっとうpろだ.org [流れにくい]
http://www.dotup.org/
@ピタ(PC許可を忘れずに) [携帯用]
http://pita.st/index.html
前スレ→【赤い綱で】素直ヒート【結ばれているッ!!】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1258890691/

2 :
キミは素直ヒートを知っているか!
これがそれだ!
女「私はァァァァァ、男をォォォォォ、、愛してるぅぅゥゥゥ! !」
男「うるさい、全校集会で叫ぶな」
素直ヒートは叫ぶ!
女「男ーっ!!私の渾身の愛を受け止めてくれーっ!!!」
男「やめんか、暑苦しい。」
女「つれないぞ、男!だが、そこが好きだぁぁァァァ!!!!!」
男「だから抱きつくなって」
叫ぶ!!!
http://www4.atwiki.jp/sunaoheat?cmd=upload&act=open&pageid=8&file=1-045.jpg
テンプレはこれで終わりだ!
さあ! 君の熱き想いを投下してくれぇえええ!!!
http://www4.atwiki.jp/sunaoheat?cmd=upload&act=open&pageid=170&file=27-127.jpg

3 :
新スレ立ててみた
前スレ満了後にお使いください

4 :
>>1


5 :
いちもつ

6 :
>>1
新スレ記念にお題をくれぇぇぇぇえええ!

7 :
>>6
おめでたいヒート

8 :
久しぶりにきたが、やはりいいもんだな

9 :
>>6 芋ようかんか焼き芋か
「男静」作者様、了解しました。少しずつですがまとめていこうと思います。

10 :
焼き芋
男・女「「おじゃましま(ぁぁぁぁあああ)す(ッ!)」」
女友「いらっしゃい。まあ、そのあたりで座って。あら、どうしたの?その焼き芋」
男「ああ、女友の家に来る途中で焼き芋屋に遭遇してな。女がどうしてもって」
女「女友のぶんも当然あるぞっ!やきいもっ」
男「結構うまいぞ」
女友「ありがと。でも女って芋好きだよね」
男「だよな。東京土産っていうといつも芋ようかん買ってくるし・・・あっ・・・」
女友「ん?どうしたの?」
男「い・・・いや、なんでもない。そ、そういえば小学校の頃も給食のスイートポテト奪い合ってたっけか」
女友「そうだったよね」
女「いいじゃないかッ!素材本来の程よい甘さがたまらないんだよっ!」
女友「でも、炭水化物あんまり取ると太っちゃうよ」
女「大丈夫だよッ!日頃から運動は欠かしてな(ブフォ)・・・!」
男「!?」
女友「!?」
女「・・・欠かしてないから・・・体重だって中学の頃から変わってないしッ!そ、それにしても、なかなか部屋だよねッ!」
男(まさか・・・)
女友(ごまかそうとしてるのかしら)
女「だってホラッ!椅子とかもどことなくおしゃれな感じだし・・・それに・・・それに・・・(うるうる)・・・それに・・・うぅ・・・」
男「えーと、そのアレだ。いい部屋で気が緩んだみたいだ。ふたりとも臭かったらごめん!次から芋食うときは気をつけるよ」
女友「な、なんだー男だったのかー。まったく、次から気をつけてよー」
男「ごめんごめん」
女「・・・うぅ・・・おとこぉぉぉおおおおおおおお!女友ぉぉぉおおおおおお!大好きだぁぁぁぁああああああッッッ!」
男(あの状況であえて名乗り出ることで、逆にさっきこいたすかしっ屁のこともごまかす。死中に活を求めるとはこのことよ)

11 :
>10
男策士だな
GH!

12 :
>>9
まとめを見たら、男静の項目が出来てる!!?感謝です!!!
>>10
上手い誤魔化しだwwwてか、女の誤魔化しが強引過ぎるwww
GHだぁぁぁ!!!

13 :
宿の早朝。男達の部屋の前。
義妹「オハヨウゴザイマス。」寝起きドッキリ風
敵女「オハヨウゴザイマス。」寝起きドッキリ風
女友「何してんのよ〜。こんな朝っぱらから。」
敵女「仕方あるまい。男が、こういう時の定番の覗き・夜這いイベントを起こさなかったのだから。」
義妹「来ないなら、こっちからイベントを起こすまでです!!」
女友「………で、女(肝心の提案者)は?」
敵女「起こそうとしたんだかな。一向に起きる気配すら無かったのだ。」
義妹「ライバルが減るのは、大歓迎ですけどね。」
女「(-.-)Zzz・・・・」
http://vippic.mine.nu/upm/data/1318445861.jpg
敵女「別に、女友は参加しなくても良いんだぞ。」
女友「女に男の寝起き姿を教えてあげる為なんだからね!勘違いしないでよね!!(////」
義妹「……(素直に男友さんの寝起き姿が見たいと言えば良いのに)。」

14 :
敵女「なんだ?ヌイグルミやらストラップやらで部屋が散らかってるぞ。」
義妹「多分、兄ぃが景品ゲームで獲得したヤツでしょうね。」
女友「それを差し引いても、男の子の部屋って感じね。散らかりすぎよ。」
敵女「そうだな。これでは誰が何処に寝てるのかも分からないくらいだ。」
??「う〜〜〜〜〜ん(-.-)Zzz・・・・」ゴロリ
一同「「「―――――――っ!!!!!??」」」
皆さんには、経験が有るだろうか?旅館の部屋着の浴衣を
着なれていない人が寝巻きとして使用すると、起きる頃には全裸に近い姿になってしまうことが有る。
そして、トランクスは“中身”が…………こぼれやすい!!!!
不A「(-.-)Zzz・・・・」
一同「「「いっ嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?」」」
http://vippic.mine.nu/upm/data/1318445930.jpg
男「ん?……今、何か聞こえなかったか?」
男友「いや、別に。そんなことより、ジョギング終わりにしようぜ。そろそろ朝食時間だろ?」
男「そうだな。朝風呂で汗流す時間も考えたら、そろそろ帰るか。」
続く?

15 :
男静GH!!
そろそろ話が進展したら嬉しいな……(チラッ
・箱入りヒート
女「男おぉぉぉぉぉ!! これ見ろ、これ!!」バンバン
男「なんだこのやたらデカい段ボールは?」
女「なんかの梱包に使ってたらしいから、もらってきた!!」
男「もらってきたって、何に使うつもりなんだ?」
女「おぉ、見ろ!! デカいから私も入れるぞ!!」スポッ
男「だから、入ってどうすんだっちゅーの」
女「……捨て猫ですっ、主に男とか男とか男とかが拾ってください!! むしろ拾え!!」
男「なんだと? 俺に拾えってか?」
女「にゃあー、にゃあーっ!!」ゴロゴロ
男「なりきりやがって……よし、そこまで言うなら箱ごともらって行ってやる」ヒョイッ
女「にゃっ!?」
男「ただし、拾得物は俺に権利があるんだから、何されても文句言うなよ?」ニヤリ
女「のっ望むところだあぁぁぁぁぁ///……あっ」ズボッ、ボスンッ
男「あ……あーあ、暴れるから箱の底が抜けやがった」
女「うきゅぅ……」キュ〜ッ

16 :
>>15
ガンダム・ダンボールのコスプレみたいになった女を想像したwwwwGHだぁぁぁ!!
話に進展か……。一応、次から新キャラ?が登場する予定だけど
話の時間軸は、ほとんど進まないんだよな〜。ゆっくり進んでます。

17 :
帰りの車中
女友「あ゛〜〜〜!朝は災難だった〜〜〜!!」
男友「馬鹿なこと、やってるからだぞ。しかも、俺達は居なかったのに。」
不A「本当に災難だったのは……俺ですよ………。」
http://vippic.mine.nu/upm/data/1319059825.jpg
男「ああ、それに対しての異論は無い。」
男「というか、鍵は?どうやって開けた?」
義妹「あんな鍵、有って無いような物ですよ。現代化学(ピッキング)の力を持ってすれば!」
http://vippic.mine.nu/upm/data/1319059914.jpg
※防犯的な関係上、道具がモザイクになっております※
男友「女ちゃんが起きれなかったように、義妹ちゃんが起きれなかったら?」
敵女「義妹(後輩)に出来て、私に出来ないことなど無い!」
http://vippic.mine.nu/upm/data/1319060022.jpg
※防犯的な関係上、道具がモザイクにry※
男子一同((((ハイ・スペックなストーカーだぁぁぁぁぁぁ!!?))))
女「ううぅぅぅ!嫌な思い出になったとしても起きれば良かったぁぁぁ!!」
男「何でだよ!嫌な思い出なんか要らないだろ!?」
女「だって、男と旅行なんて……また出来るか分からないし……嫌な思い出でも多い方が良い!!」

18 :
男友「なんという健気な娘や〜〜!もう付き合っちゃえよ!!」
男「………………(ウゼェ)。」
男友「帰ったら、夏の大会に備えて特訓か〜〜。気が重いぜ。」
不B「大会って、いつなんですか?応援に行きますよ。」
女友「わ、私も行く!応援は、多い方が良いしね!!」
??「大会まで、後ちょっとね。楽しみ〜〜〜〜〜〜!」
女生徒「も〜〜最近、後輩ったら、そればっかりだよね。飽きちゃったよ。」
後輩「だって、本当に楽しみなんだもん!だって、先輩達に会えるかもなんだよ!?」
女生徒「先輩って、後輩が小学生の時に通ってた道場の先輩でしょ?向こうが覚えてるかしらね?」
後輩「忘れてたら忘れてたらで、また私を覚えてもらうから良いの!」
後輩「先輩……(大会まで待っててくださいね!)。」
http://vippic.mine.nu/upm/data/1319060136.jpg
続く?

19 :
新展開wktk!

20 :
お題ぷりーず

21 :
>>20
・飛んで
・回って
・落ちる

22 :
うちの母が喧しくて困る。
挫折した。泣きたくなった。誰かにすがりたいのに誰もいなかった。
そんな時、俺の様子がおかしいことを心配した母がやって来て、話を聞いてくれた。
普段なら母に愚痴なぞ絶対言わないのだが、この日は心が弱っていたせいか、ぽろりと口をついて愚痴が出てしまった。
誰それはこんなに成功しているのに、自分は何をやっても上手くいかない。
もしかしたら自分には、生きている価値なんかないのではないか。
そんなことを呟く俺を、母は黙って見つめている。
どこか、いつもの母と違う雰囲気であったのだが、落ち込んでいた俺はその事に気付かない。
その時の俺は忘れていたのだ。母はその純真さから、人の痛みすら共に共有しようとする人間だということに。
母は途方にくれた顔をし、大丈夫だからと何度も俺を励ました。
安易な言葉をかければ嘘臭くなることを、恐らく母は知っているのだ。
いつもなら瞳に涙を溜めていてもおかしくないのに、それすら耐えて、ただ落ち込む俺を励ましている。
その母の懸命さに打たれ、ついには俺の目から、涙が溢れ落ちた。
母はそれを見て困惑したが、それでも俺の目から涙が止むことはなかった。
俺が挫折から早く立ち直れたのは、間違いなく母のおかげである。
母には、いくら感謝してもし足りない。

23 :
いいですね。素晴らしい。

24 :
うちの母が喧しくて困る。
ある日のこと、俺がリビングでテレビを見ていると、母がお風呂に入るねと言ってきた。
夕飯の支度も終わっていたので、一度はうんと返事をし聞き流してしまったが、よくよく考えると
いつもは父と一緒に入るか、父が入浴を終えた後に入るかのどちらかのはずだ。
それに疑問を抱き、なぜこんな中途半端な時間に風呂を使うのか尋ねると
寒くなってきたから風呂上がりの温かい身体で、父の冷えた身体を温めてあげたいのだと言う。
確かに、外から帰ってくると冷え込みが厳しくなって、温かいものが恋しくなる季節ではある。
母の願い違わず、父はちょうど母が風呂から上がるタイミングで帰宅してきた。
ほこほこと湯気の上がる母が、ネクタイを緩める間も惜しいとばかりに、父へと突進し頬擦りする。
父は慣れた様子で母の頭をぽんぽんと叩き、離れるよう促すのだが
母は父の手の冷たさにショックを受けたらしく、いつも以上に父から離れようとしない。
そのせいで、我が家の夕飯が30分ほど遅れたのは、是とすべきか非とすべきか
いまだに判断が着きかねている。

25 :
うちの母が喧しくて困る。
日曜の昼下がり、父が珍しく本を片手に、居間で居眠りしていた。
ソファーにどかりと腰掛けたままの姿勢で、すやすやと気持ち良さげに眠っている。
何の気なしにそれを見つめていると、母がやってきて、俺と同じに父の寝姿を見定めた。
母は疲れてるのかなと俺に問うと、くすりと笑って父の傍らに座る。
そして、父の鼻を自身の赤く長い髪の毛で、こしょこしょとくすぐり始めた。
父はすぐにうなされ始め、空を掻くように手を上下させてもがき、やがて大きなくしゃみと共に目を覚ました。
困惑する父を尻目に、母はおはようとだけ言って、父の胸へ飛び込む。
髪の毛は汚くないのか、そして父にイタズラなどして後で怒られないのか。
それだけが目下の心配事である。

26 :
うちの妻が喧しくて困る。
毎朝私のベッドに潜り込み、おはようの挨拶とキスをしようとする。
必然、私は早く起きねばならなくなり、仕事に遅刻するようなことはなくなった。
昼は開くのをためらうほど愛情のこもった愛妻弁当を作り、周囲の視線を独占する羽目になる。
おかげで、昼食を誰かと一緒に食べようとは微塵も思わなくなった。
夕方、帰宅すると疲れた私に一番にお帰りを言い、寂しかったと抱きついてくる。
それをかわすのに使う労力より、好きにさせるべきなのだと気づくまでにそう時間はかからなかった。
夜は一緒にいれなかった時間を埋め合わせようとするように、私にすり寄って甘えようとしてくる。
暑苦しいが邪険にも出来ない。これも好きにさせることに決めた。
これを新婚当初から何年も続けている。私も奇特な旦那だなと、つくづく思う。

27 :
うちの妻が喧しくて困る。
怖い夢を見たと言っては泣き出すうちの妻。お前、今年でいくつになったと問いかけたい。
仕方ないので、寝つくまで頭を撫でてやることにする。
固く目をつむり、すがりつく妻はまるで子供のようでもある。
しかし、普段は気丈な妻がここまで怯えるのも珍しい。一体どんな夢を見たのだろうか。
妻がまだ寝ていないのを確認すると、私はそれを妻に尋ねた。
妻は思い出すのも嫌だという表情を見せ、家族が離ればなれになる夢を見たの、と答えた。
なるほど、妻が怖がりそうな夢である。昔から妻は、仲の良い人との別れを異常に嫌う傾向があった。
気休めにしかならないだろうが、そんなことにはならないから安心しろ、と言っておいた。
うちの妻は芯が強いようで実は脆い。それを知っているからこそ
私が守ってやらねばという意識を改めて強く持った。

28 :
うちの母が喧しくて困る。
母は相合い傘を好んでしたがる。それは、家族の間だけに留まらない。
雨宿りしている人を見ると、それが大人だろうと子供だろうと自分の傘に入るよう熱烈に誘い
そのまま相手の目的地まで送り届けてしまうのである。
むろんそうそう都合よく雨宿りしている人間などいないし、いたとしても断られることがほとんどらしいのだが
それでも希に、母の差し出す傘の恩恵にあやかる人間はいるようだ。
きっと、年齢よりはるかに若く見られがちな母の容姿にも原因はあるのだろう。
母は、誰かと一緒に雨の中を歩くのが好きなのだと言っていた。
その時の相手も、うら若くとは言わないまでも、そこそこ美人な母と共に歩くのは
まんざらでもない気分なのではないだろうか。
もしもそれを父が見たら、どんな反応を示すのだろう。
俺は最近、そんなことをよく夢想している。

29 :
母ヒートは、良いね〜。じんわりと、心が暖かくなるわ〜〜。
珍しい父視点も読めたし、GHだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

30 :
乙でした!
リクエスト:母ヒートのOL時代
       俺が女友達を家に連れてきた時の母ヒートの話
       セリフ「人生分からんもんだね」

31 :
うちの母が喧しくて困る。
母が珍しく長電話をしていた。相手が誰なのか気になるところである。
電話を切った母が俺の視線に気づくと、俺が質問するより早く、OL時代の友達から連絡があったのだと言った。
母にOL時代があったことすら初耳である。てっきり俺は、父と結ばれてすぐ家庭に入ったものとばかり思っていた。
母もそんな俺の思考を察したようで、大学を出てから一年だけ、父と同じ職場で働いていたのだという。
いわゆるオフィスラブという関係だったらしい。職場内恋愛が禁止されていた訳ではないとはいえ
公然の秘密とばかりに白昼堂々イチャついたであろう母を思うと、父の気苦労も察するに余りある。
母の話では、その後すぐ俺を授かり、寿退社せざるをえなくなったそうだが
それでも自分の能力をあらんかぎり使って、愛する人と一緒に働くのは楽しかったと言った。
若かりし頃の母は、きっと父の後ろ姿を見ながら、きびきびと仕事をしていたのだろう。
それを思うと、少しだけその現場に居合わせたかったような気もした。
ちなみに、後に父から聞いた話によると、母はあらんかぎりの力を使いすぎて
お茶汲みもコピー取りもことごとく失敗し、クビになる寸前だったそうな。
なんというか、実に母らしいオチのついた話だと思った。

32 :
うちの母が喧しくて困る。
我が家に女の子がやってきた。と言っても、俺が連れてきたのだが。
別段彼女という訳でもなく、仲の良い女友達といった関係の娘なのだが、彼女を見た瞬間、母はあらと黄色い声を上げた。
どうやら母は、俺とその娘に関して、どうしても穿った見方をしたいらしい。
俺とはどういう経緯で付き合うことになったのか、とか、俺はこの娘のどこを好きになったのか、など
聞かれたところで答えられるはずのない的外れな質問ばかりしてくるので、やりづらいことと言ったらない。
俺としても、さすがに自分の部屋へ彼女を連れ込んで二人きりになるのは憚られるので
どうしても母の目の届くリビングで、応対せざるをえないのだ。
あまりに鬱陶しいので、ちょっと席を外してほしいんだけど、と怒り気味に頼むと
母はしゅんとして部屋から出ていき、ドアの隙間から顔を半分覗かせてこちらを見ている。
彼女は、お母さんと仲が良いんだねと言い、くすくすと笑みを漏らしている。
それを聞いて、俺の耳から首筋にかけてが熱くなってゆくのが分かる。
母の行為にもはや恥ずかしさは感じないと思っていたが、まだまだ意外な局面はあるようだ。
もう二度と彼女はうちに連れて来るまい。そう近いながら、俺は初めて心底から母を恨んだ。

33 :
うちの母が喧しくて困る。
母が自転車を買った。これで行動範囲が広がると喜んでいる。
徒歩圏内に駅や商店があるためか、母は免許を持っていない。だから自転車があれば
そのアグレッシブさに磨きがかかり、どこまでも遠くへ行きそうである。
しかし、それから一週間後。買い物へ出かけていたはずの母が、青ざめた顔をして家まで引き返してきた。
なんと、十字路で飛び出して来た人を自転車で轢いてしまったのだと言う。
慌てた俺はすぐさま救急車と警察を呼び、母とともに現場へ駆けつけた。
幸いにも被害者に出血はなく、大きな怪我もなさそうだったが、母にぶつかられて頭を打ったのか、その人は意識を失っていた。
母は被害者を心配したが、表立った怪我がない以上どうすることも出来ず、ただ救急車が来るのを待つしかなかった。

34 :

母はあの人が死んじゃったらどうしよう、と今にも泣き出しそうな顔をしたが
そんな母を慰める暇もなく、俺と母は事情を聞くため、二人して交番へ連れて行かれる。
俺としても、母の今後が気がかりでやきもきしていたのだが、今度はその交番で、驚きの事実が発覚した。
母が轢いたのは、ひったくりの常習犯であったらしい。しかもその被害者改め犯人は
今まさに老婆のセカンドバッグを盗んで逃亡中だったのだ。
さらに目撃者の証言から、母が自転車で犯人を轢いたのは、犯人の完全なる
前方不注意だったことが証明され、母へのお咎めは軽い注意だけで済んだ。
唖然とする俺たち二人を尻目に、警察は今後同じことがないようにとだけ言って、家へ帰してくれた。
母は帰路の途中、人生わからんもんだねぇと自転車を押しながら言った。
俺は人生で初めて、塞翁が馬という言葉の意味を知った気がした。

35 :
お題消化乙でした。
素晴らしいです。次もお題があった方がいいでしょうか?
セリフの「人生分からんもんだね」を誰に言わせるかなと思っていたら母でしたね。
てっきり父が言うかと思ったんですけどね。

36 :
お題くれれば随時消化していくよ
母ヒート以外が書きたくなったら普通のヒートでお題消化するかも
もし「このお題は母ヒートで」とか「これは普通ので」とか要望があれば、そのように投下します

37 :
母ヒート信者参上!
GJです!

38 :
母ヒートは、なんか情景まで浮かんでくるぐらい上手いですね・・・
そんな文才が欲しいw

39 :
それでは改めてお題をお願いしますです。
お題:俺が母ヒートを基準に世の中の女の子を見てはいけないと気付いた時の話
    母ヒートの高校時代の同級生が遊びに来た時の話
    セリフ「当らずとも遠からず」  
       

40 :
うちの母が喧しくて困る。
基本的にほとんどモテた試しのない俺ではあるが、それでも女子との交流を持つ機会はある。
かつて恋人だって居たことはあるし、人とのコミュニケーション能力もない訳ではない。
しかし、世の女性陣を見ていると、不思議と何かしら違和感のような感情を覚えることがあった。
相手が冗談を言えば笑い、真面目な相談をすれば真摯な態度で聞いてやる。
そういった当たり前のことが、どこか当たり前でなく感じるのだ。
話がつまらない訳でもなく、興味がない訳でも決してないのだが、少し冷めている自分に何度も頭を捻る。
その感覚に名前をつけることが出来ず、モヤモヤは募るばかりだったのだが、ある日不意にそれは解決した。
俺が悩ましげにしているのを見た父が、どうかしたかと声をかけてくれたのだ。
父にこれこれしかじか、と悩みを話すと、しばし瞑目した後、それは物足りなさではないのか、と教えてくれた。

41 :

それだけではいまいち合点がいかなかったのだが、父は
あれと毎日過ごしていると感覚もおかしくなるだろうと、母をこっそり指差して笑う。
そこまで言ってようやく、父の言った物足りなさの意味が分かった。
そりゃあ、あの母を比較対象物にしてしまえば、どんな女性も物足りなく感じてしまうだろう。
家族だからと言ってしまえばそれまでだが、どうやら俺の中で女性に対する価値判断基準が
知らぬ間に母の無体な元気を元にするようになっていたらしい。違和感を感じて当然である。
腑に落ちた顔をする俺の頭をぽんぽんと叩き、まぁ頑張れと無意味な励ましをする父。
その父の姿を見とめるや、すぐさま隣に立ってべったりと離れない母。
あの物差しが俺の中から消えるまで、だいぶ時間がかかりそうな予感だけしている。

42 :
母ヒートのほのぼのが好きです!

43 :
うちの母が喧しくて困る。
俺の家に、母の古くからの友人が遊びに来た。
その人は女友さんというらしい。母は突然の来訪に感激した様子で、久しぶりだねと彼女に抱きついていた。
なんでも、両親の高校時代からの知己であるという。連絡は取り合っていたが、会うのは久々らしい。
たまたま週末で学校が休みだった俺は、母と女友さんとの再開に同席させてもらえることとなった。
席につくや、女友さんは俺に向けて、お父さんそっくりだねとのたまった。
そんなに似ているだろうかと微妙な心境になっていると、今度は母が誇らしげに、
自慢の息子ですから、と俺の頭を抱きよせながら誉めた。

44 :
それを見てくすりと笑う女友さんは、でも性格だけは男くんに似ちゃあ駄目よと難しい顔をした。
あれは女を不幸にする性格だからね、と女友さんが言うと、母が慌てて、でも今の私は誰よりも幸せだよ、と憤慨する。
それがよほど可笑しかったのか、女友さん呵呵大笑し、ツンデレツンデレと言いながら気をよくした。
父がツンデレであることは薄々勘づいていたが、まさか他人がそこまで父のことを把握していようとは。
伊達に父と母の友人はしていないようだ。
父は昔から母を憎からず思っていたクセに、なかなか素直になれなかったそうだ。
でも今はその分まで愛してもらっているから、と母が言うと、女友さんはハイハイのろけのろけと聞き流す。
これが長年付き合った者だけに醸し出せる、阿吽の呼吸というものなのだろうか。
熟達した漫才コンビにも似たそれは、俺の心を終始和ませた。

45 :
うちの母が喧しくて困る。
ハロウィンを迎えるにあたり、母がいそいそと準備をしている。
近隣の幼稚園の子供がお菓子をもらいに家々を巡るそうで、母はその子供らを、自分も仮装して出迎えるつもりらしい。
何もそこまでする必要はなさそうなものだが、母のやる気は止まるところを知らない。
魔女の被る尖り帽子に、どこから持ち出したのか黒いドレスを合わせ、やたらめったら張り切っている。
俺はそんな母に少し意地悪したくなり、そこまでするならもちろん
ハロウィンの由来も知っているんだよねと質問した。
母はドレスの裾をひらひらさせながら、要するに海外のお盆みたいなものでしょ?と、あっけらかんと言ってのけた。
正しい見解のような、そうでないような。正直に言うと俺もハロウィンの由来なんか知らないのだ。
当たらずとも遠からずかな、と言ってお茶を濁す俺を意に介さず
母は子供たちが来るのを今か今かと待ちわびている。
母にとっては、それが遠い海外の行事であろうと、またその由来を知ろうと知るまいと
お祭り事を誰かと祝えるならそれでいいようだ。
ある意味誰よりも母らしい精神性だが、そんな母に俺は、
園児より目立つことがないよう釘を刺すのだけは忘れなかった。

46 :
うちの母が喧しくて困る。
季節がいよいよ冬へと移行してゆく中、母が星を見ようと言い出した。
ちゃんちゃんこを身に纏い、父と俺の袖を引っ張って瞳をキラキラさせている。
母の行動が突拍子ないのは今さらなので驚きもしないが、何もこんな時期にと思わないでもない。
とはいえ母一人で外へ行かせるのも可哀想なので、父と俺は母に付き合って、庭に出ることにした。
表はしんとした空気が張りつめており、狙い違わず星がきらきらと輝いている。
母はその星をひとつひとつ指差してゆき、あれが白鳥座だよねと、父に向かって確認していた。
父は母のその指を、腕ごと30度ほど横にずらし、白鳥座はあっちだと冷静に返した。
その後も母は、いくつか星座の名前を挙げて指差していったのだが、
そのことごとくを間違えて父に訂正されていた。
母は少し残念そうな顔をして、全然覚えてないやと苦笑いする。
昔は父とよく星を見に行ったそうだが、その頃の記憶が曖昧になっているのが寂しいようだ。
そんな母を見て父は、忘れたら俺が何度でも教えてやると、珍しく母を慰めた。
母はそれを聞いて嬉しそうに笑い、父の傍らに立って二人で星を眺めはじめた。
もしかしたら母は、父の姿ばかり追っていたせいで、星座の位置をきちんと見てはいなかったのではないか。
なんとなくそんなことを思わせる、二人の後ろ姿だった。

47 :
母ヒート、GH!!!
このペースで質が下がらないのは、羨ましい!!

48 :
柔道部の大会・会場への道中
男友「ふわぁぁぁ……眠ぃいぃ。」
男「緊張感、無さすぎだろ。お前は優勝候補なんだぞ。しゃんとしろよ。」
男友「優勝候補って、言ってもな〜〜。爺さん(師匠)から“ハンデ”を背負うように言われてるから、無理だよ。」
男「それでも、優勝が無理な程じゃないだろ?お前の実力なら。」
後輩「あ!?見つけた!先輩〜〜〜〜〜!!!」
http://vippic.mine.nu/upm/data/1320947330.jpg
男友「おほっ!誰だ?あの娘?こっちに手を振ってるけど、男の知り合いか?」
男「…………いや、たぶん。………俺達共通の知り合いだと思う。」
男友「…………えっ?」
後輩「先輩達、お久しぶりです!覚えていますか?後輩です!」
男「覚えてるよ。俺が道場辞めた後、引っ越したみたいだから、それ以来かな?」
男友「……あぁ。俺も……覚えてるよ。久しぶりだな〜〜。」
男「本当に久しぶりだよな。(これは思い出してないな)」
後輩「本当ですか〜。覚えててもらってて、凄く嬉しいです〜〜!」

49 :
柔道部・部長「お・そ・い・ぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
女「男が、遅いぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
敵女「こらこら。今日の主役は男友なのだから、そこは男友が遅いと言わないと変だぞ。」
女友「本当に遅いわね!勝つ気が有るのかしら!!」
義妹「あれ?あそこに居るのって、兄ぃ達じゃないですか?」
http://vippic.mine.nu/upm/data/1320947451.jpg
女友「………………………。」
http://vippic.mine.nu/upm/data/1320947551.jpg
男友「いや〜〜、すいません。昔の知り合いに会っちゃいまして、遅れました。」
柔部「遅いぞ!たるんどる!しっかりせんk
女友「誰よ?あの女子は!?どういう昔の知り合いなの!!?」
男友「え?あぁ……なんていうか……その。」
女友「何!?ハッキリ言いなさい!男の子でしょ!!?」
男友「…………なぁ、マジで誰だったんだ?あの娘?」ヒソヒソ
男「やっぱり、気付いてなかったか……。」
続く?

50 :
女友こえぇぇぇぇぇ!!
そして相変わらずヒートが空気www
GH!!

51 :
・無知ヒート
男「これは?」
女「んーと、キャベツ!!」
男「違う、レタスだ。じゃあこれは?」
女「えーと……小松菜、かな?」
男「Qン菜だよ。お前本当に野菜の区別つかないのな」
女「だっていろいろ紛らわしいんだもん!! 色合いも似たようなのばっかだし!!」
男「形とか香りとかで分かるだろ」
女「色がピンクくなるとか、一目で分かるような違いがあればいいのにな!!」
男「そんな遺伝子組み換え食品、俺は食わねぇぞ」
女「じゃあ逆に男に問題!! これなあぁぁぁんだ!!」
男「それは椎茸だろ……いや? 椎茸にしてはなんか違和感が…?」
女「ブッブー、時間切れ!! 正解は私が裏山で見つけた茸なので何なのか分からない、でしたー!!」
男「あぶねぇな。せめて種類くらいハッキリさせてから採ってこいよ」
女「男なら分かるかなーと思ったんだけど、分からないのか?」
男「俺は何でも博士じゃないぞ。見た目食べれそうな毒茸だってあるんだから、捨てて来なさい」
女「はーい!!」
こうして知らずのうちに、松茸を捨てたヒートと男だったとさ。

52 :
Everybody Good Heat !
特に母ヒート氏はお題消化乙でごじゃした。

53 :

ところで母ヒートのお題難しすぎる?難易度の見当がつかないから適当に
出してってるけど。

54 :
特に問題はないけど、投下間隔が空いてる時は消化に難航してる
前回のお題だと「当たらずとも遠からず」が下りてくるまでに時間かかったかな
ついでにお題くれさい

55 :
それでは引き続き
お題:俺が図らずしもクラスメートの女の子と激論を交わしてしまった時の話
    俺と母ヒートと二人で買い物に行った時の話
    セリフ「どこかで見た(聞いた)ことあるなあ」

56 :
うちの母が喧しくて困る。
放課後、同じクラスの男女数人とダベって話をしていた時のことだ。
友人が家族の結婚式の話をしたせいで、結婚式はチャペルが良いか神前が良いかという話題になった。
女子連中は大半がチャペルで、男連中はどちらでも良いという態度だったが、俺にはそのどちらもピンと来ない。
その理由は、俺が結婚式の様子に我が家の両親を当てはめているせいだろう。
父はともかく、母に和装は似合わないような気がするが、かといって
裾の長いウェディングドレスなぞ着ると、誤って踏んづけて倒れるのではと気が気でない。
なぜそんな妄想が湧いたのかと言えば、父と母は、籍を入れただけで結婚式を挙げていないそうだからだ。
それを聞いて、いつしか俺は二人のために、式を開いてやりたいと考えるようになっていた。
そのせいでこんな埒の空かない妄想が膨れ上がってしまったのだが、事情を知らない女子連中には
それが無関心の顕れだと映ってしまったらしい。
結局、その態度が女子の怒りを買い、無駄な激論に一時間ほども費やす羽目になってしまった。
さすがの俺もこればかりは、喧しい母のせいには出来なかった。

57 :
書いてて思ったが、「クラスの女子と○○」系のお題は難しいなwww
母ヒートの近辺の話なら良いけど、そうじゃないと母ヒートを絡ませにくい
母ヒートが出てこないのに無理やり話に出すと男がマザコンにしか見えない
母ヒートが出てこないと冒頭の常套句が意味なくなる
これをクリアしながら書くのはなかなか難易度高いね

58 :
うん。お題を出してから気が付いた。すんまそん。実はあのお題、最初は
俺が『専業主婦とキャリアウーマンとどっちが幸せか』についてクラスメートのある女
子と雑談していて、無駄にアツい議論を交わした末に勢い余って「専業主婦にな
れよ、その方がお前は絶対に幸せになれる」と声高に宣言してしまい、その部分だ
けを聞いた他のクラスメートから散々冷やかされた挙句、どこからか聞きつけた母
ヒートに家で派手に祝福されて往生してしまった話
というお題でした。なんじゃこりゃ、長すぎるだろ、と思って削って投稿したら重要な
部分が根こそぎなくなってしまっていることに後から気が付いた。
ちなみにある女子ってのはこないだ俺の家に遊びに来た娘ね。
でもそんな欠陥お題も上手に拾ってくれてると思います。さすがです。

59 :
「俺」の中で「母」とは「溢れる情熱で家事をこなす熱血専業主婦」がデフォルト
になってるはずなので、母親がキャリアウーマンなんてのはまったく想像もつかないん
だろうと思うわけで。
看護師になりたいとか企業広報に関わりたいとか話すクラスメートの女子と話が噛み
合うわけがないのも無理からぬことかなあと。

60 :
うちの母が喧しくて困る。
荷物持ちを頼まれたので、母の買い物についていくことになった。
細々とした買い物は、極力近所の商店街で済ますようにしているのだが、今日は買いだめを
するつもりらしく、少し足を伸ばして駅前のデパートまでやって来ていた。
生鮮食品、消耗品、生活用品など、母の買い物がある程度済んだところで
俺はルーズリーフが切れていたのを思い出し、ついでに買っていくことにした。
母に待っていてもらっても良かったのだが、それでは荷物持ちの意味がないので、母も文房具売場についてくる。
目当ての物はすぐに見つかり、さて帰ろうと思うと母がいない。
見れば、母はキャラクター物のボールペンをしげしげと眺めている。
俺が近くに来たのに気付くと、最近の文房具は可愛いねぇとしみじみ言う。
その顔が、どこか物欲しげなように見えたので、そんなに気になるなら買っちゃえば?と俺がいうと
母は年甲斐もなくとか無駄遣いだとか言いながら、結局買うことに決めたようだ。
レジで精算を済ますと、たまには子供みたいな買い物をするのもいいねと言ってはにかんだ。
その可愛い物を愛でる女の子の笑顔に、不覚にも萌えたのは内緒の話である。

61 :
うちの母が喧しくて困る。
ある暇な日曜の昼下がり、する事がなさすぎて居間でダラけていると、父がやってきて隣で新聞を読み始めた。
難しい経済新聞なぞ眼中にも入らない俺は、眠気を覚えアクビ混じりに伸びをしたのだが
そうすると何故か、父が新聞から顔を離して俺をじっと見つめていた。
どうかした?と俺が問うと、何でもない、と返してまた新聞に目を移すのだが
どうも先ほどまでより気がそぞろで、新聞に集中していないようにも見える。
しばらくして父は、あぁそうかと言って急に合点のいった顔になった。
父は、お前が暇そうにしている時の仕草が、昔の母に似ていたのだ、と言った。
なんでも結婚したばかりの母は、父が新聞を読みだすと、邪魔すまいという心と
父に構ってほしいという心の間で揺れ動き、ついにはそのまま隣で寝てしまったのだそうな。
その眠りにつくまでの間、母は今俺がしたように、アクビをしたり伸びをしたりして、懸命に眠気と戦っていたらしい。
どこかで見たことある仕草だなぁと思っていたんだよ、と、父は昔を懐かしむように言う。
あの母に似ていると言われるのは、喜んでいいのか内心複雑な気分だった。

62 :
うちの母が喧しくて困る。
朝、俺が寝ぼけ眼で歯を磨いていると、父が洗面所を使うために後ろへ並んできた。
そしてその父の後ろに、母がぴたりと引っ付いてくる。
こういう場合、父は時間を無駄にしないため、トイレへ行ったり新聞を読んだりするのだが
母に着かれているとそれもままならないらしく、身動きが取れないようだ。
母はその様を見て、なんだかカルガモの親子みたいだねという。
言われてみればなるほど、洗面台の前に三人で立ち並ぶその様子は、
先頭の親ガモに倣って続く、子ガモの群のように見えないこともない。
それなら父が先頭になるべきでは、と俺が言うと、父はたまにはいいさと俺の頭をぽんぽん叩く。
そして母はその間も、父の背中にべったりと張りついて離れようとしない。
それはカルガモというより、オシドリのような仲の良い光景だった。

63 :
仲の良い夫婦って良いね

64 :
うちの母が喧しくて困る。
ふとした弾み、という言葉が示す通り、自分では予期せぬことが起こることはままある。
それは、母が家の大掃除をしはじめ、廊下にワックス掛けを始めたことに由来した。
それ自体は別に構わなかったのだが、何を考えたのかそれとも何も考えていないのか
玄関前の廊下のワックスから掛けてしまったために、家の出入りが相当不便になってしまったのだ。
ワックスが乾くまで靴下なしで廊下を歩くことができず、その上馬鹿に滑りやすい。
その滑りやすさの第一の犠牲者が、俺であった。
学校から帰ると、例の廊下が嫌に艶々と光を反射している。
俺が疑問に思いながらも家に入ろうとすると、母が危ないと叫び俺を制止しようとした。
しかしその努力も虚しく、俺は吉本新喜劇もかくやというような見事なコケ方を見せ
廊下の奥にいる母へ向かって、飛び込んで行く形になってしまった。

65 :

母は俺が無様を晒す寸前で俺を抱き止め、二人してその場にへたりこむ。
大丈夫かと母は問うてくるが、俺としては母に抱きしめられる格好になっているのでそれどころではない。
早く離して欲しい一心から顔を上げると、母と目が合ってしまい、妙に気恥ずかしい気分になる。
母も俺の照れに気づいてしまったらしく、離すどころか余計に強く俺を抱きしめる始末である。
俺が止めろと言うと、母はうっかり転ぶ子を離すことは出来ないと屁理屈をこねた。
そして、こんなに大きくなってたんだねと、瞳に涙すら浮かべるのである。
どうやら母は、数年ぶりに息子を抱いて、その成長に驚いてしまったらしい。
思えば俺が母の身長を追い抜かした時も、母はどことなく寂しそうにしていた。
子供の成長は単純に喜ばしいだけのものではないらしい。そしてだからといって
こうしていつまでも母と抱きあっている訳にはいかない。
俺は母をふりほどくようにして立つと、今度こそコケないよう、慎重に自室へと向かって歩みを進めた。
そして案の定、本日二度目の転倒に苛まれる羽目になった。

66 :
毎度乙です。相変わらず素晴らしいですね。
それでは次のお題を。
お題:
・母ヒートと運転免許の話
・父がこっそり隠し持っていた写真の話
・セリフ「今さらだけど・・・」

67 :
女「男、何色が好きだ?」
男「青とか黒とか落ち着いた色」
女「じゃあ指とか冷える方か?」
男「指?そりゃまあ冷える方っちゃあ冷える方だな」
女「じゃあじゃあ首とかどうだ、冬場は指先とどっちが寒い?」
男「まあそうだな、首の方が寒いかな」
女「ふむ……」
男「…………言っておくけど」
女「?」
男「お前が編んでくれるならなんでもいいぞ」
女「!!!なっ、なななな何を言ってるんだああああああああ!!!???」
男「バレバレだよ」

68 :
ヒャッホーゥ!!
男が良いデレ具合だ!!ヒートも可愛いぜGH!!

69 :
うちの母が喧しくて困る。
仕事が終わり、スーツを脱いでハンガーへかける父と、そのスーツを父から受け取る母。
父はそのまま風呂場へと向かい、母はスーツを箪笥へしまうのかと思いきや、
周囲を伺った後、ポケットを漁って何か探しているようである。
たまたまそれを見かけた俺は、その不審な行動に違和感を感じ、物陰から母を観察することにした。
すると母は、父のスーツから財布を取り出し、それを開き始めたのである。
いかに傍若無人な母といえど、家族の財布を勝手に開けてよいはずがない。
まさか母に限って、中のお金を抜き取ったりはしまいと思うのだが。
そんな俺の心配をよそに、母は父の財布から何かを取り出す。

70 :
それは、父の運転免許証だった。
母はニコニコしながら免許証を見つめ、そうした後に軽く目を閉じ、写真の中の小さな父に口づけした。
そして免許証を財布に戻し、何事もなかったかのようにスーツの内ポケットに入れようとした。
その行為の意味が分からなかったため、俺は思わず母へ向かって、何してるのと尋ねてしまった。
母は俺に一連の行動を見られていたことを知ると、存外簡単にその意味を説いた。
母は、父に怪我や問題が起きないよう、毎日免許証をお守り代わりに願掛けしていたのだそうだ。
しかし果たして、キスをするのが願掛けになるのだろうか。重ねてそれを聞くと、
だって免許証の写真写りがよくてつい、と悪びれずに答えるのである。
もちろん実物が一番格好いいんだけどね、と母は胸を張る。
母の願掛けの成果なのか、父は毎日擦り傷一つ負わずに帰宅する。
そういう無駄とも思える努力が、母の真骨頂なのかもしれなかった。

71 :
うちの母が喧しくて困る。
父の書斎は出入りフリーで、普段から鍵がかかっていない。そこから何を持っていっても
きちんと返しさえすれば構わないということだそうだ。
と言っても父の書斎には、表紙すら直視するのを躊躇うような分厚い経済書や
聞いたこともない著者の書いた哲学書など、およそ一般人が見向きもしない本しか置いていない。
息子である俺としてはエロ本の一冊でも置いていてほしいものだが
とかく子供の興味を引きそうな物が何一つない部屋であった。
本来なら俺も滅多なことでは近づかないのだが、試験勉強のための資料が必要になり
やむを得ず父が帰宅する前に、勝手にお邪魔することにした。

72 :

父の書斎は本の分類整理まで完璧なので、目的のものを探しだすのは比較的楽である。
その中から社会科の勉強に使う統計の資料を取り出そうとしたところ
本棚からひらりと一枚の写真が落ちてきた。
それは、大きくなったお腹を自慢げに突き出し、元気にVサインを決める母の写真だった。
その姿から察するに、俺が産まれる前の、二十代前半の頃なのだろう。
なんだか、ファインダー越しに笑う父の顔まで、想像できるような写真である。
こんな写真を父が持っていることに感心した俺は、その写真の裏を見て、さらに驚愕することになる。
そこには一言、父のものらしいかっちりした筆致で、『最愛の妻』と書かれていた。
普段そういうことを口にしない父だけに、こういう目立たない形で愛情が噴き出すようだ。
その写真はもちろん、母の目の届くところへわざと落としておいた。

73 :
・今さらだけど
男「お前に今さらこういうこと言うのも筋違いとは思うが」
女「なんだ!?」
男「お前って声デカすぎね?」
女「私はこれが標準だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男「100m離れてても聞こえる声を標準とは言わねぇ」
女「だって、言いたいことはクッキリはっきり伝えないとむずむずするんだもん!!」
男「ちゃんとした発声とただの大声は違うだろ? もっと静かな声でも、言葉をちゃんと伝えることはできるはずだぞ」
女「そんなのは私じゃねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! 好きだ男おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
男「……俺、お前にリモコンがついてたら真っ先にボリューム下げるわ」
女「そうなったら私は、お前の耳元で愛を囁き続けてやるうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
男「あ、じゃあやっぱり消音で」
女「お前は私を地獄へ突き落とす気かあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
男「……声が出せないと地獄なのかよ、お前には」

74 :
お題消化了
久々に母ヒート以外が書きたくなったのでお題をそちらに使わせてもらいました
母ヒート以外のお題も募集してます。つうか最近母ヒート書きすぎて若干飽きてきた……

75 :
そんなこと言わないでおくれよ
喉風邪をひいた素直ヒートでお願いします

76 :
初雪にはしゃぐ素直ヒートさんを

77 :
・喉風邪
女「……っくしゅん!」
男「お、珍しいな。風邪か?」
女「ぞうみだいだ……ぎのうがらくじゃみがどまらない……」
男「重症だな。声が嗄れてるお前なんか初めて見たぞ」
女「ゔぅ〜……男への愛が叫べないどスドレスだまるぅ〜……」
男「今日くらいゆっくり休め。気休めだけど喉飴いるか?」
女「それなら口移しで……」
男「それは断る。ほら、あーん」
女「むぅ〜……」パク
男「しかし今日は本当に大人しいな。いつもこの調子なら安泰なんだが」
女「……」
―――バリバリバキバキ、ゴックン
男「!?」
女「喉飴だどすぐなぐなっちゃうんだよ〜……」
男「全然安泰じゃなかった……喉飴を平然と噛むなよ」

78 :
・初雪
男「うわ、雪降ってら……通りで寒いと思った」
女「ウッヒョォーウ!!」バタバタバタ
男「ん、この声は……」
女「おっはよおぉぉぉぉぉ!! おっとっこおぉぉぉぉぉ!!」ピタリ
男「うわああ!?」ゾゾッ
女「あはははっ、『うわあ』だって! 男も可愛いリアクションするじゃないか!」
男「てめ、ヒート! 雪持ったままくっついて来んじゃねぇ!」
女「ごめんな、冷たかっただろ!? 私が今あっためてやるからなあぁぁぁぁぁ!!」スリスリ
男「頬擦りも止めろ! 恥ずかしい!」
女「今日は雪中デート日和だぞ!! このまま市街地までレッツゴーだあぁぁぁぁぁ!!」
男「しねーよ!! このくそ寒いのに外出してたまるか!!」
女「つまり室内で体があったまる運動がしたいということか!! 私はそっちもばっちこいだ!!」ハァハァ
男「なんでそうなるんだよ!」
女「じゃあ男は一体なにがしたいんだあぁぁぁぁぁ!!」
男「寒いから何もしたくねーんだよ!!」
女「そんなのは許さん!! 一緒に出かけるぞ!!」グィグィ
男「ちょ、おま……うわ寒いぃぃぃぃ」

79 :
雪中デートしたら雪溶けそうだwww

80 :
うちの母が喧しくて困る。
今年も寒い冬がやってきた。全く嫌な季節である。
我が家は母以外寒がりなので、冬になると厚着が欠かせない。
もこもこと着太りしている俺たちの姿を見て、母は他人事のようにあははと笑う。
そんな母は冬でも常時半袖生足で、見ているだけで手足が縮こまってきそうだ。
母は寒さを感じる神経がショートしているのではないだろうか。そんなことを口にすると
私はこうすると体が熱くなるからいいの、と言って俺に抱きついてきた。
不意を打たれて一瞬ドキリとしたが、母を相手に動揺する訳にはいかないので、黙っておくことにした。
重ね着した服越しに、母の体温がじわりと伝わってくる。
冬だというのに、寒気に動じることのない熱気を体から放っているようだ。
数十秒ほど、母と俺の鼓動が重なり、そして互いに身を離した。母の熱量は俺に移動し、母は母で
蒸気機関車さながらに顔から湯気を上らせている(ように見える)。
いつもはお父さんにやってもらうんだけど、と断っておきながら、それでも母はご満悦のようである。
なんだかなぁ、と思いながら、少しだけドキドキしてしまったのは、母には内緒にしておこう。

81 :
>>80
母がかわいいのはここのお約束として
俺くんもかわいいなwww

82 :
でもたまに父も可愛いところあるんだぜ

83 :
女「ひゃああああああ!!!!さっむっいいいいいいいいい!!!」
男「叫んでる分あったまりそうなもんだけどな」
女「違う!寒いから叫ぶ!でも寒い!!あったまらない!!だから叫ぶ!!!!」
男「なんか自分の尻尾追いかける猫みたいだな」
女「にゃああああああああ!!男あっためろおおおおおおお!!!」
男「だー!抱きつくな!歩きにくいだろ!」
女「人肌だああああああ!!人肌が必要だ男おおおおおおお!!」
男「ここで脱げってか!無理だ!」
女「こ、ここじゃなかったらいいんだな!?言ったな!?言ったなああああ!?」
男「やめろ!変な目で見られるからやめろ!やめて!!」

84 :
ヒートは寒くなっても元気すなぁ
GH!

85 :
・コーヒーを飲むと
女「うぅ〜ん…」
男「おい、起きろアホ。まだ勉強の途中だぞ」
女「眠たいよ〜…もう三時間も机に向かったから限界だあぁぁぁ…」
男「お前そのうちの二時間五十五分は全く集中してなかったろうが」
女「でももう駄目なんだぁ〜……私を置いて先に行けぇ〜……」
男「でもじゃねぇよ……ったく、コーヒー淹れてやっからもう少し気張れ」
女「コーヒーなんか飲んだらもっと眠くなるぞぉ〜……」
男「……ん? なんか今妙なこと口にしなかったか?」
女「コーヒー飲んだら、眠くなるんだよ私はぁ〜……」
男「どんな特異体質だよ、それ。グーグーガンモか」
女「詳しく説明するのもめんどいからググれ……」
男「ググって出てくるか!」
女「……Zzz」コテン
男「……結局寝ちまいやがる。誰のための勉強会だよ」

86 :
・合言葉
女「男おぉぉぉぉぉ!! 遊びに来たぞおぉぉぉぉぉ!!」
男(また喧しいのが来た……よし、今日のところは追い返してやれ)
女「男おぉぉぉぉぉ! いないのかあぁぁぁぁ?」ピンポンピンポーン
男「……女」
女「なんだ、いるじゃないか! 早く扉を開けてくれ!」
男「残念だがそう簡単に開けることはできない。何故ならここを開けるには合言葉が必要だからだ」
女「ぬゎにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」ガーン
男「最近うちの親が新しいセキュリティを導入してな(もちろん嘘)」
男「だから、合言葉を当てることが出来なきゃいくらお前でも入れることは出来ん」
女「ぬうぅぅぅぅぅ!! ならばその挑戦、受けて立つぞおぉぉぉぉぉ!!」
男「では、次の単語から連想する言葉を述べよ」
女「望むところだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

87 :
男「山」
女「下!」
男「清」
女「おにぎり!」
男「画家」
女「貼り絵!」
男「放浪」
女「旅人!」
男「……」
女「どうしたあぁぁぁぁぁ! もう終わりかあぁぁぁぁぁ!」
男「なんで俺が連想したのと悉く一緒なんだよ……」ガチャッ
女「やったあぁぁぁぁぁ! 開いたあぁぁぁぁぁ!」
男「お前さ、なんで『山』って単語から山下清を連想したんだ?」
女「んー、なんとなく! 男ならこう言うかなって思ったから!」
男「なんかお前に思考読まれたみたいで嫌だ……」ガクリ

88 :
・星の綺麗な夜に
男「最近、日が短くなったな。まだ6時なのにもう真っ暗だ」
女「ごめんな、男。私の用事に付き合わせちゃったせいで、遅くなっちゃったな」
男「別に、帰るのくらい何時になってもいいんだけどよ」
女「しかも、私ん家まで送ってくれるなんて、どういう風の吹き回しだ?」
男「うっせぇ。暗くなるのが早いから念のためだ、嫌なら送らん」
女「い、嫌じゃない! 全然嫌じゃないぞ!」
男「だったら素直に、俺の厚意を受け止めやがれ」
女「お、おぅ……」
男「どうした、今日はやけに静かだな。さっきまでギャーギャーうるさかったクセに」
女「あぁ、え〜っと……きょ、今日は星が綺麗だなぁと思って!」
男「そうだな。この辺じゃここまで星が出るの、珍しいかもな」
女「そうだよな……」モジモジ
男「ん……?」
女「……」ギュッ
男「お、おい、ヒート?」
女「きょ、今日は寒いし、星も綺麗だから……男と腕とか組んで帰りたい!!」
男「なんだよそれ……星関係ねーじゃんよ」
女「……嫌か?」
男「……いんじゃね、好きにすれば」
女「えへへ……ありがと///」ギュ〜ッ
男「……たまに女の子らしいことしやがって///」

89 :
過疎すぎる
誰かお題ください

90 :
お題
・ヒート、船に乗る
・内部
・セリフ「たまにはいいか」

91 :
お題はえぇwwww
仕事中ゆえ帰ったら書くお

92 :
男「ん?」
女「ぐー」
男(なんでこいつ俺の家のこたつで寝てるんだ……)
男(一周回ってなんか怖い)
女「ふひ、うへへへへ……」
男「ふふん、笑ってら」
男「どんな夢見てんだか」
女「男ぉ、……あったかいなああああぁぁぁ、……うへへ……」
男「……」
男(まあ馬鹿ヅラを見てるのも悪くないかな)

93 :
ヒートのぼせちゃうwwww
GHだ!!

94 :
・キス
女友「ねえ、二人ってキスしたことある?」
男友「えっ、なんで突然腐女子カミングアウト!?」
男「いや、これは『したことないなら私が教えてあ・げ・る』ってことじゃないのか」
女友「両方違うから安心して。クラスで友達がそういう話してたから、みんなもう経験してるのかなって思っただけよ」
男友「ふーん、乙女の悩みだな。俺は経験あるぜ。もっとも、あれは・・・」
男「なんだとッ!!!!!!」
男友「うぉい!なんだ突然大声出して!?」
男(馬鹿な・・・男友がすでに経験してるだと!?こんな屈辱、生涯通じて初めてだ・・・)
女友「その反応、男はまだなの?」
男「(ここで、まだだと答えるわけにはいかん・・・だがこいつらに嘘もつきたくないし・・・そうか!)し、したことあるぞ」
女友「へー、それで誰と?」
男「それは・・・あいつのプライバシーに関することだから・・・」
女友「あいつ?もしかして私たちの知ってる相手?」
男「も、もしかしたら会ったこともあるんじゃないかな?そんなことよりドラマでさ〜」
女友「って話を昨日してたんだけど、誰なのかな?私の知ってる人みたいだけど」
女(・・・それってもしかしてッ!)
女友「あれ?いつもなら『嘘だぁぁあああ!』とか『誰がたぶらかしたんだぁぁぁあああ!』とか言う所じゃないの?」
女「そんなこと言わないってっ!でも、男も相手のこと気遣ってるみたいだしっ、あんまり詮索しないほうがいいよっ!でへへ〜」
女友「女、何か知ってるわね?」
女「し、知らないってっ!(そっかー男のやつ、幼稚園の時のこと覚えてくれてたのかぁぁぁあああ!)でへへ〜」
男「よう、モテ男!」
男友「お、おう」
男「ったく、モテる男は辛いよなー。昨日もしちゃったぜ。目を合わせたらすぐせがむんだもんなー。とんだ雌犬だよ」
男友「そ、そうだな。大変だよなお互い」
男「いやーこの気持がわかる奴がいてよかったよ」
男友「はっはっは(おいおい!原付免許の講習で人形相手にってオチを言い出せない感じになっちまったじゃねーか!)」
男「はっはっは(大丈夫、嘘はついてない。ちゃんと雌犬って言ったし。帰ったら餌やらないとな)」

95 :
どいつもこいつもろくでもないなwww

96 :
※ちょいエロ注意
うちの妻が喧しくて困る。
一日の業務が終わり帰宅すると、朝出る時と我が家の雰囲気が違うような気がした。
鍋はことことと音を立て、キッチンからは明かりが漏れている。それはいつもと同じである。
その違和感の発生源は、そこに立つ妻にあったようだ。
いつもなら玄関まで出迎えに来た後、強い抱擁と嵐のような口づけが待っているはずなのだが
今日の妻は私にしなだれかかると、今夜は息子が泊まりに行っていないのだ、と耳元で囁いた。
普段喧しいだけに、こういう時の妻が何を求めているのかは容易に理解できる。見れば瞳は潤みを帯び、息も微かに荒いようだ。
私は妻の頭皮に鼻を埋めると、その臭いを嗅いだ。どうやら風呂にはまだ入っていないらしい。
一緒に入るか尋ねると、妻はこくこくと可愛らしくうなずいた。
私はそのまま、妻を抱き抱えて風呂場へ直行する。妻は私に抱き抱えられたまま、首筋に何度もキスをしてくる。
その感触を味わいながら、今日はどこから洗ってやろうか、などとおじん臭いことを考えてしまう。
そういう時、自分は歳を取ったのだと痛感して多少落ち込みもするのだが
愛する妻のためなら、たまにはいいかと思えるから不思議なものだ。
長丁場になりそうだったので、つけっぱなしだったキッチンの火を消すのも忘れなかった。

97 :
※ちょいエロ(ry
うちの母が喧しくて困る。
その日は祝日で、珍しく日中から家族全員そろって我が家にいた。
家でのんびりするのも悪くはないが、俺とて遊びたい盛りの若者である。
少し日が高くなるのを待って、俺はよく行く本屋まで出かけることに決めた。
着の身着のまま家を出て歩くこと十分、そこまで来てようやく、俺はリビングに財布を忘れて来たことに気がついた。
あまりの間抜けぶりに自分で自分に呆れてしまったが、手ぶらで出かけてもあまり意味がない。
仕方なく俺はまた十分かけて、財布を取りに家まで引き返した。
我が家へ入るのに警戒する人間はいない。それはどんな聖人君子でもそうだろう。
玄関の戸を開け、何の気なしにリビングまで歩く。その途中、俺は自分がその後目の当たりにする光景を、ちらとも想像し得なかった。
それはそうだろう。まさかこんな真っ昼間から、両親がリビングで繰りあっているとは夢にも思うまい。
俺がリビングの戸を開けた時、父は母のブラウスを捲り上げ、豊かとは言いがたい房に顔を埋めているところだった。
母は生娘のような声できゃあと叫び、あわてて何事か弁明しようとしている。
俺は血の気が引くのを感じ、ごめんと一言だけ残したまま家を飛び出した。
両親の情事というのは、何故にこうも気まずいものなのだろう。結局財布も取れずじまいだったし、最悪な一日だった。

98 :
けしからん!素晴らしい!!!

99 :
エロも良いね良いね!最っ高だねぇ!!

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